JP6721956B2 - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents

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Description

この発明は、液晶表示装置用ガラス基板、半導体ウェハ、PDP用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、カラーフィルター用基板、記録ディスク用基板、太陽電池用基板、電子ペーパー用基板などの精密電子装置用基板(以下、単に「基板」と称する)に塗布液、特に高粘度溶液を塗布する塗布装置および塗布方法に関するものである。
従来、上記した精密電子装置用基板の製造工程では、基板の表面に塗布液を塗布する塗布装置が使用されている。例えば特許文献1に記載の塗布装置では、貯留槽に貯留されている塗布液がフィルターを介してポンプに送られ、塗布液中に存在するパーティクル、不純物、ゲル(塗布液中の分散質粒子のコロイドであり、流動性を失って固体状となったもの)などの異物がフィルターにより除去される(フィルタリング処理)。また、フィルターを通過した塗布液はポンプによってスリットノズルに送液される。これにより、スリットノズルの吐出口から塗布液が基板の表面に向けて吐出され、基板の表面に塗布される。これによって、基板の表面に塗布液の膜が形成される。
特開2015−66482号公報
ところで、塗布液がフィルターを通過するとき、フィルターが抵抗になってフィルター入口の圧力とフィルター出口の圧力に差が生じる、いわゆるフィルター圧損が発生する。このフィルター圧損の値は塗布液の粘度上昇に伴い高くなる。したがって、スリットノズルの吐出口から所望の流量で高粘度の塗布液を吐出させるためには、低粘度の塗布液を吐出させる時よりも高い圧力で塗布液をフィルターに送液する必要がある。その結果、塗布液に空気などの気体成分が溶解し易く、これがいわゆる「泡がみ」の主要因となる。この「泡がみ」が発生すると、スリットノズルの吐出口から塗布液を均一に吐出することが難しく、塗布膜の均一性を低下させることがある。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ノズルに送液される塗布液に異物および気体成分が含まれるのを抑制して基板に塗布液を良好に塗布することができる塗布装置および塗布方法を提供することを目的とする。
この発明の第1の態様は、基板に塗布液を塗布する塗布装置であって、塗布液を貯留する貯留部と、基板に向けて塗布液を吐出するノズルと、貯留部からノズルに塗布液を流通させる配管と、配管に介設されて塗布液をノズルに送液するポンプと、貯留部とポンプの間の配管に介設されて貯留部から供給される塗布液中に存在する異物を除去するフィルターと、フィルターとポンプとの間の配管に介設されてフィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第1脱気部と、第1脱気部とポンプの間の配管に介設される第2脱気部と、第1脱気部から第2脱気部への塗布液の送液、および第2脱気部からポンプへの送液を制御する送液制御機構と、を備え、第1脱気部はフィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去し、第2脱気部は第1脱気部から送られてくる塗布液を静置して第1脱気部で除去される気泡よりも小さい気泡を除去し、第2脱気部は複数個並設され、送液制御機構は、各第2脱気部の入力側の配管に介設される複数の入力側バルブと、各第2脱気部の出力側の配管に介設される複数の出力側バルブと、複数の入力側バルブおよび複数の出力側バルブの開閉を切り替えることで複数の第2脱気部のうち気泡の除去が完了した第2脱気部から塗布液を送液するとともに残りの第2脱気部で気泡の除去を行う切替制御部とを有することを特徴としている。
また、この発明の第2の態様は、基板に塗布液を塗布する塗布装置であって、塗布液を貯留する貯留部と、基板に向けて塗布液を吐出するノズルと、貯留部からノズルに塗布液を流通させる配管と、配管に介設されて塗布液をノズルに送液するポンプと、貯留部とポンプの間の配管に介設されて貯留部から供給される塗布液中に存在する異物を除去するフィルターと、フィルターとポンプとの間の配管に介設されてフィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第1脱気部と、フィルターから第1脱気部への塗布液の送液、および第1脱気部からポンプへの送液を制御する送液制御機構と、を備え、第1脱気部は複数個並設され、送液制御機構は、各第1脱気部の入力側の配管に介設される複数の入力側バルブと、各第1脱気部の出力側の配管に介設される複数の出力側バルブと、複数の入力側バルブおよび複数の出力側バルブの開閉を切り替えることで複数の第1脱気部のうち気泡の除去が完了した第1脱気部から塗布液を送液するとともに残りの第1脱気部で気泡の除去を行う切替制御部とを有し、第1脱気部は、フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去した後で、塗布液を静置して塗布液の撹拌によって除去される気泡よりも小さい気泡を除去することを特徴としている。
また、この発明の第3の態様は、塗布方法であって、貯留部から供給される塗布液をフィルターに通して塗布液中に存在する異物を除去する第1工程と、フィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第2工程と、第2工程により気泡の除去を受けた塗布液をポンプに送液し、ポンプによりノズルから基板に塗布液を吐出して塗布する第3工程と、を備え、第2工程は、フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去する第1脱気部と、第1脱気部から送られてくる塗布液を静置して第1脱気部で除去される気泡よりも小さい気泡を除去する複数の第2脱気部とを用いて行われ、複数の第2脱気部のうち気泡の除去が完了した第2脱気部から塗布液をポンプに送液して第3工程を実行するとともに残りの第2脱気部と第1脱気部とで第2工程を実行することを特徴としている。
さらに、この発明の第4の態様は、塗布方法であって、貯留部から供給される塗布液をフィルターに通して塗布液中に存在する異物を除去する第1工程と、フィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第2工程と、第2工程により気泡の除去を受けた塗布液をポンプに送液し、ポンプによりノズルから基板に塗布液を吐出して塗布する第3工程と、を備え、第2工程は、フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去するとともに撹拌による気泡除去後に塗布液を静置して塗布液の撹拌によって除去される気泡よりも小さい気泡を除去する複数の第1脱気部を用いて行われ、複数の第1脱気部のうち気泡の除去が完了した第1脱気部から塗布液をポンプに送液して第3工程を実行するとともに残りの第1脱気部で第2工程を実行することを特徴としている。
以上のように、本発明によれば、フィルターを通過した塗布液から気泡を除去した上で、当該塗布液をポンプによりノズルに送液するため、ノズルに送液される塗布液に異物および気体成分が含まれるのを抑制することができる。その結果、基板に塗布液を良好に塗布することをできる。
本発明にかかる塗布装置の第1実施形態を示す斜視図である。 スリットノズルの斜視図である。 図2Aに示すスリットノズルの内部の流路を示した図である。 図2Aに示すスリットノズルに塗布液を供給する供給機構の構成を示す図である。 図1に示す塗布装置の供給機構を制御するための電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す塗布装置における供給機構の動作を模式的に示す図である。 本発明にかかる塗布装置の第2実施形態における供給機構の動作を模式的に示す図である。 本発明にかかる塗布装置の第3実施形態における供給機構の動作を模式的に示す図である。 本発明にかかる塗布装置の第4実施形態における供給機構の動作を模式的に示す図である。
図1は、本発明にかかる塗布装置の第1実施形態を示す斜視図である。なお、図1および以降の各図にはそれらの方向関係を明確にするためZ方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系を適宜付している。また、理解容易の目的で、必要に応じて各部の寸法や数を誇張または簡略化して描いている。
塗布装置1は、スリットノズル2を用いて基板3の表面に塗布液を塗布するスリットコータと呼ばれる塗布装置である。塗布装置1は、その塗布液として、レジスト液、カラーフィルター用液、ポリイミド、シリコン、ナノメタルインク、導電性材料を含むスラリーなど、種々の塗布液を用いることが可能である。また、塗布対象となる基板3についても、矩形ガラス基板、半導体基板、フィルム液晶用フレキシブル基板、フォトマスク用基板、カラーフィルター用基板、太陽電池用基板、有機EL用基板などの種々の基板に適用可能である。特に、塗布装置1は、高粘度の液体を塗布液として用いるのに好適である。なお、本明細書中での「高粘度」とは、0.5[Pa・s]〜30[Pa・s]を意味しており、以下においては高粘度の塗布液を、矩形のガラス基板(以下、「基板3」と呼ぶ)に塗布する塗布装置1について説明する。また、本明細書中で、「基板3の表面31」とは基板3の両主面のうち塗布液が塗布される側の主面を意味する。
塗布装置1は、基板3を水平姿勢で吸着保持可能なステージ4と、ステージ4に保持される基板3にスリットノズル2を用いて塗布処理を施す塗布処理部5と、塗布処理に先立ってスリットノズル2に対して洗浄処理を施すノズル洗浄装置(図示省略)と、塗布処理に先立ってスリットノズル2に対してプリディスペンス処理を施すプリディスペンス装置(図示省略)と、これら各部を制御する制御部8と、を備えている。
スリットノズル2はX方向に延びる長尺状の開口部である吐出口を有している。そして、スリットノズル2はステージ4に保持された基板3の表面31に向けて吐出口から塗布液を吐出可能となっている。なお、スリットノズル2の構成については後で詳述する。
ステージ4は略直方体の形状を有する花崗岩等の石材で構成されており、その上面(+Z側)のうち−Y側には、略水平な平坦面に加工されて基板3を保持する保持面41を備える。保持面41には図示しない多数の真空吸着口が分散して形成されている。これらの真空吸着口により基板3が吸着されることで、塗布処理の際に基板3が所定の位置に略水平状態に保持される。なお、基板3の保持態様はこれに限定されるものではなく、例えば機械的に基板3を保持するように構成してもよい。
また、ステージ4において保持面41の占有する領域より+Y側には、ノズル調整エリアAR1が設けられており、ノズル調整エリアAR1のうち、+Y側にノズル洗浄装置が配され、−Y側にプリディスペンス装置が配置されている。
本実施形態の塗布装置1では、スリットノズル2をY方向に移動させる移動機構が塗布処理部5に設けられており、保持面41の上方とノズル調整エリアAR1の上方との間でスリットノズル2を往復移動させる。そして、スリットノズル2がノズル調整エリアAR1の上方に移動されている期間、すなわち、ステージ4において保持面41の占有する領域の上方にスリットノズル2がない期間に、ステージ4上で塗布処理後の先行基板3の搬出と塗布処理前の後続基板3の搬入とが行なわれる。一方、スリットノズル2が保持面41の上方を移動している間に当該保持面41上の基板3の表面31に塗布液が塗布される。
塗布処理部5の移動機構は、主としてステージ4の上方をX方向に横断しスリットノズル2を支持するブリッジ構造のノズル支持体51と、Y方向に延びる一対のガイドレール52に沿ってノズル支持体51およびこれに支持されるスリットノズル2を水平移動させるスリットノズル移動部53とを有している。このノズル支持体51は、スリットノズル2を固定する固定部材51aと、固定部材51aを支持するとともに昇降させる2つの昇降機構51bとを有している。なお、固定部材51aは、X軸方向を長手方向とするカーボンファイバ補強樹脂等の断面矩形の棒状部材で構成される。
2つの昇降機構51bは固定部材51aの長手方向の両端部に連結されており、それぞれACサーボモータ及びボールネジ等を備えている。これらの昇降機構51bにより、固定部材51a及びそれに固定されたスリットノズル2が鉛直方向(Z軸方向)に昇降され、スリットノズル2の吐出口と基板3との間隔、すなわち、基板3に対する吐出口の相対的な高さが調整される。なお、固定部材51aの鉛直方向の位置は、例えば、昇降機構51bの側面に設けられた図示省略のスケール部と、当該スケール部に対向してスリットノズル2の側面などに設けられた図示省略の検出センサとを備えて構成される図示省略のリニアエンコーダにより検出される。
このように構成されたノズル支持体51は、図1に示すように、ステージ4の左右両端部をX軸方向に沿って掛け渡し、保持面41を跨ぐ架橋構造を有している。スリットノズル移動部53は、この架橋構造体としてのノズル支持体51とそれに固定保持されたスリットノズル2とを、ステージ4上に保持される基板3に対してY軸方向に沿って相対移動させる相対的移動手段として機能する。
スリットノズル移動部53は、±X側のそれぞれにおいて、スリットノズル2の移動をY軸方向に案内するガイドレール52と、駆動源であるリニアモータ54と、スリットノズル2の吐出口の位置を検出するためのリニアエンコーダ55とを備えている。
2つのガイドレール52はそれぞれ、ステージ4のX軸方向の両端部にY軸方向に沿ってノズル洗浄位置(ノズル洗浄装置の配設位置)から塗布終了位置(保持面41の−Y側端部位置)までの区間を含むように延設されている。このため、スリットノズル移動部53によって2つの昇降機構51bの下端部が上記2つのガイドレール52に沿って案内されることで、スリットノズル2はノズル洗浄位置とステージ4上に保持される基板3に対向する位置との間を移動する。
本実施形態では、各リニアモータ54は、固定子54aと移動子54bとを有するACコアレスリニアモータとして構成される。固定子54aは、ステージ4のX軸方向の両側面にY軸方向に沿って設けられている。一方、移動子54bは、昇降機構51bの外側に対して固設されている。リニアモータ54は、これら固定子54aと移動子54bとの間に生じる磁力によってスリットノズル移動部53の駆動源として機能する。
また、各リニアエンコーダ55はそれぞれ、スケール部55aと検出部55bとを有している。スケール部55aはステージ4に固設されたリニアモータ54の固定子54aの下部にY軸方向に沿って設けられている。一方、検出部55bは、昇降機構51bに固設されたリニアモータ54の移動子54bのさらに外側に固設され、スケール部55aに対向配置される。リニアエンコーダ55は、スケール部55aと検出部55bとの相対的な位置関係に基づいて、Y軸方向におけるスリットノズル2の吐出口の位置を検出する。
図2Aはスリットノズルの斜視図である。図2Bは図2Aに示すスリットノズルの内部の流路を示した図である。スリットノズル2は、一対のノズル部材211,212と、一対のサイドプレート213,214とを組み合わせてなる、ノズルボディ21を有している。より具体的には、図2Aに示すように、一対のノズル部材211,212を互いに固定するとともに、その左右の両端部に一対のサイドプレート213,214を取り付けることで、内部に流路210を有するノズルボディ21が形成される。なお、これらノズル部材211,212およびサイドプレート213,214の材料としては、例えばアルミニウム等の金属を用いることができる。
また、各サイドプレート213,214には供給口22が設けられており、一対のノズル部材211,212への取付によって一対の供給口22が形成される。また、一対のノズル部材211,212を互いに固定すると、前方のノズル部材211の下端部と、後方のノズル部材212の下端部との間において、スリット状の開口がX方向に形成され、これがスリット状の吐出口23として機能する。そして、塗布装置1の稼働時には、一対の供給口22からノズルボディ21内の流路210へ、塗布液が次に説明する供給機構により送液される。また、この塗布液は流路210を流通し、吐出口23からノズルボディ21の下方へ向けて、吐出される。
また、ノズルボディ21は図2A、図2Bに示すように1つの排出口24を有する。排出口24は、ノズルボディ21の上面に設けられている。このため、例えばスリットノズル2の内部に気体成分が存在していたとしても、当該気体成分は、スリットノズル2の洗浄時に、リンス液とともに排出口24からスリットノズル2の外部へ排出される。
図3は図2Aに示すスリットノズルに塗布液を供給する供給機構の構成を示す図である。この供給機構9では、3種類のタンク(供給タンク91、バッファタンク92、トラップタンク93)および送液ポンプ94が配管によって接続されている。ここでは、供給機構9の各構成を詳細に説明する前に、予め供給タンク91に貯留されている塗布液がスリットノズル2から吐出されるまでの経路について簡単に説明する。
供給機構9では、供給タンク91とバッファタンク92とが配管951で接続されている。また、バッファタンク92とトラップタンク93とが配管952で接続されている。この実施形態では、タクトタイムの短縮を図るために、トラップタンク93が2個並設されている(なお、2個のトラップタンク93を区別するために、必要に応じて一方を「トラップタンク93a」と称するとともに他方を「トラップタンク93b」と称する)。すなわち、バッファタンク92から延設されている配管952の先端部は2つに分岐し、それらの分岐端部がそれぞれトラップタンク93a、93bに接続されている。また、トラップタンク93a、93bと送液ポンプ94とが配管953で接続され、さらに送液ポンプ94とスリットノズル2とが配管954で接続されている。このような配管951〜954で構成される供給配管系95を有する実施形態では、予め供給タンク91に貯留されている塗布液がバッファタンク92およびトラップタンク93(93a、93b)を経由し、さらに送液ポンプ94によってスリットノズル2に圧送される。これによって、スリットノズル2の吐出口23から塗布液が吐出される。
供給タンク91は、図3に示すように、気密性を有するチャンバー911内に収容されている。このチャンバー911は配管955によって圧縮空気の供給源(以下「圧空供給源」という)96と接続されている。圧空供給源96としては、加圧ポンプを用いたり、塗布装置1を設置する工場の用力を用いることができる。
この配管955の基端部は圧空供給源96と接続されている。また、配管955の先端部は4本に分岐され、そのうちの1本の分岐端部がチャンバー911に収容された供給タンク91に延設されるとともに、当該分岐端部に送液用バルブ111が介設されている。このため、制御部8からの開閉指令に応じて送液用バルブ111が開成されると、圧縮空気が供給タンク91に供給される。圧縮空気による押圧力を受けて供給タンク91内の塗布液が配管951を介してバッファタンク92に向けて送液される。
配管951には、三方弁121、手動バルブ122、フィルター97、手動バルブ123がこの順序で供給タンク91側からバッファタンク92側に向けて介設されている。三方弁121では、3つのポートのうちの一つに対してドレインタンク98が接続されており、制御部8からの切替指令に応じて供給タンク91の接続先がバッファタンク92とドレインタンク98に切り替えられる。例えば、塗布処理に十分な量の塗布液が供給タンク91に貯留されているときには、供給タンク91の接続先がバッファタンク92側に切り替えられる。そして、手動バルブ122、123が開成された状態で、供給タンク91に圧縮空気が供給されることによって塗布液が三方弁121、手動バルブ122、フィルター97、手動バルブ123を介してバッファタンク92に送液される。このとき、塗布液に含まれる異物がフィルター97によって除去される(フィルタリング処理)。
一方、供給タンク91での塗布液の貯留量が少なくなり、タンク交換が必要となると、制御部8からの切替指令によって供給タンク91の接続先がドレインタンク98側に切り替えられる。このとき、配管951のうち三方弁121よりもバッファタンク92側では塗布液が充填された状態を維持する一方、供給タンク91側ではタンク交換に伴い大気開放される。そして、タンク交換直後においては、配管951のうち三方弁121よりもバッファタンク92側では塗布液が充填された状態を維持する一方、供給タンク91側の配管951内には空気が存在している。したがって、この状態のまま供給タンク91の接続先を供給タンク91側に戻し、バッファタンク92への塗布液の送液を再開すると、上記空気が塗布液とともにフィルター97に送液されてしまう。フィルター97は周知のように異物よりも小さな微細孔を有するメッシュ部材を有しており、上記したように空気の一部がフィルター97のメッシュ部分に付着してフィルタリング性能の低下を招くおそれがある。そこで、本実施形態では、タンク交換時に配管951に混入する空気をドレインタンク98に排出した後で、供給タンク91の接続先を供給タンク91側に戻し、バッファタンク92への塗布液の送液を再開している。このように、供給タンク91とバッファタンク92との間の配管951にフィルター97を介設する場合には、上記したように三方弁121を設けるのが好適である。
バッファタンク92は、フィルター97によるフィルタリング処理を受けた塗布液を受け取り、一時的に貯留する機能を有している。このバッファタンク92の貯留空間には、撹拌器921が設けられている。撹拌器921は撹拌器駆動モータ922(図4)と連結されている。そして、制御部8からの回転指令に応じてモータが回転すると、その回転力を受けて撹拌器921が回転する。それにより、バッファタンク92に貯留された塗布液が撹拌される。このとき、撹拌によって塗布液に溶存する気体成分が比較的大きな気泡となって塗布液の液面に浮上し、塗布液から取り除かれる(第1の脱気処理)。
また、こうして塗布液から分離して除去された気泡をバッファタンク92から効率的に排出するために、バッファタンク92は配管956を介して真空ポンプ99と接続されている。この真空ポンプ99はバッファタンク92およびトラップタンク93の内部空間を減圧するための負圧供給源として機能し、配管956の基端部と接続されている。配管956の先端部は3本に分岐されており、そのうちの1本の分岐端部がバッファタンク92と接続されている。また、この分岐端部には、減圧用バルブ131が介設されている。このため、制御部8からの開閉指令に応じて減圧用バルブ131が開成されると、バッファタンク92の内部が大気圧よりも低い圧力に減圧され、第1の脱気処理により除去された比較的大きな気泡がバッファタンク92から取り除かれる。なお、本実施形態では、負圧供給源として真空ポンプ99を用いているが、塗布装置1を設置する工場の用力を用いてもよい。
こうして第1の脱気処理を受けた塗布液をバッファタンク92から送液するために、本実施形態では、供給タンク91と同様の送液手段が設けられている。すなわち、配管955の分岐端部がバッファタンク92に延設されるとともに、当該分岐端部に送液用バルブ112が介設されている。このため、制御部8からの開閉指令に応じて送液用バルブ112が開成されると、圧縮空気がバッファタンク92に供給される。圧縮空気による押圧力を受けてバッファタンク92内の塗布液(第1の脱気処理を受けた塗布液)が配管952を介してトラップタンク93に向けて送液される。
本実施形態では、上記したように2つのトラップタンク93a、93bが並設されている。より詳しくは、図3に示すように、配管952のトラップタンク側の端部は2本に分岐し、これらの分岐端部がそれぞれトラップタンク93a、93bに接続されている。また、これらの分岐端部に供給用バルブ124、125がそれぞれ介設されている。このため、制御部8からの開閉指令に応じて供給用バルブ124が開成されると、バッファタンク92から送液されてきた塗布液がトラップタンク93aに供給される。逆に、供給用バルブ124が閉成すると、トラップタンク93aへの塗布液の送液が停止される。これらの点は、もう一方のトラップタンク93bにおいても同様である。つまり、制御部8による供給用バルブ124、125の開閉制御によって第1の脱気処理を受けた塗布液をトラップタンク93a、93bのいずれか一方、あるいは両方に供給可能となっている。
トラップタンク93(93a、93b)は内部空間で塗布液を一時的に静置しながら真空ポンプ99からの負圧を受け、第1の脱気処理で除去される気泡よりも小さい気泡を除去する機能を有している。例えばトラップタンク93aには、配管956の分岐端部のひとつと接続されている。この分岐端部には減圧用バルブ132が介設されている。このため、制御部8からの開閉指令に応じて減圧用バルブ132が開成されると、トラップタンク93aの内部が大気圧よりも低い圧力に減圧される。これによって、静置状態の塗布液から小さな気泡が効率的に浮上し、第1の脱気処理では除去するのが難しい小さい気泡を塗布液から除去可能となっている(第2の脱気処理)。なお、トラップタンク93bにも同様の構成が採用されており、制御部8による減圧用バルブ132、133の開閉制御によって、トラップタンク93a、93bにおいて互いに独立したタイミングで第2の脱気処理を実行可能となっている。
こうして第2の脱気処理を受けた塗布液をトラップタンク93a、93bから送液するために、供給タンク91やバッファタンク92と同様の送液手段が設けられている。配管955の分岐端部がトラップタンク93aに延設されるとともに、当該分岐端部に送液用バルブ113が介設されている。また、トラップタンク93a、93bと送液ポンプ94とを接続する配管953は次のように構成されている。すなわち、配管953のトラップタンク側の一方端部は2本に分岐しており、それぞれトラップタンク93a、93bと接続されている。また、これらの分岐端部には供給用バルブ126、127がそれぞれ介設されている。一方、配管953の他方端部は送液ポンプ94に接続されている。このため、制御部8からの開閉指令に応じて供給用バルブ126、127がそれぞれ開成および閉成され、その状態で送液用バルブ113が開成されると、圧縮空気がトラップタンク93aに供給される。圧縮空気による押圧力を受けてトラップタンク93a内の塗布液(第2の脱気処理を受けた塗布液)が配管953および供給用バルブ126を介して送液ポンプ94に向けて送液される。逆に、制御部8からの開閉指令に応じて供給用バルブ126、127がそれぞれ閉成および開成され、その状態で送液用バルブ114が開成されると、圧縮空気がトラップタンク93bに供給される。圧縮空気による押圧力を受けてトラップタンク93b内の塗布液(第2の脱気処理を受けた塗布液)が配管953および供給用バルブ127を介して送液ポンプ94に向けて送液される。このように塗布液の供給元を選択可能となっているが、もちろんトラップタンク93a、93bの両方から送液ポンプ94に送液することも可能である。また、送液ポンプ94による送液能力が高い場合には、圧縮空気の供給を停止したまま供給用バルブ126、127の開閉制御のみで塗布液の送液を行うように構成してもよい。
送液ポンプ94は、図3に示すように、配管954によってスリットノズル2と接続されている。より詳しくは、配管954のスリットノズル側の端部は2本に分岐しており、各分岐端部がスリットノズル2の供給口22に接続されている。このため、制御部8からの動作指令に応じて送液ポンプ94が作動するとともにトラップタンク93への圧縮空気の供給が行われると、送液ポンプ94によりトラップタンク93で第2の脱気処理を受けた塗布液が配管954を通って、スリットノズル2へ供給される。そして、当該塗布液が、スリットノズル2の吐出口23から基板3の上面に、吐出される(塗布動作)。
図4は図1に示す塗布装置の供給機構を制御するための電気的構成を示すブロック図である。本実施形態では、上記のように構成された塗布装置1に設の各部の動作を制御するために、制御部8が設けられている。この制御部8は、一般的なコンピュータと同様に、各種演算処理を行うCPU81、基本プログラムを記憶する読み出し専用のROM82、各種情報を記憶する読み書き自在のRAM83、および処理プログラムやデータなどを記憶しておく固定ディスク84などを有している。そして、制御部8は、固定ディスク84に格納されている処理プログラムをRAM83に展開し、これをCPU81によって実行することにより、塗布装置1の供給機構9に係る各部を制御して
・フィルタリング処理
・第1の脱気処理
・トラップ処理
・第2の脱気処理
・塗布処理
を実行する。以下、図5を参照しつつ塗布装置1で実行される塗布液の供給および塗布動作について説明する。
図5は図1に示す塗布装置における供給機構の動作を模式的に示す図である。同図中の破線矢印は供給機構9における塗布液の流れの一例を示している。ここでは、発明の特徴の理解を容易とするために、トラップタンク93aでの塗布液の貯留量が大幅に低下している一方、フィルタリング処理、第1の脱気処理および第2の脱気処理をすべて受けた塗布液、つまり塗布処理に適した塗布液が塗布処理に十分な量だけトラップタンク93bに貯留されているときの装置各部の動作について説明する。
この場合、制御部8は、供給用バルブ125を閉成してトラップタンク93bに新たな塗布液が流入するのを防止するとともに供給用バルブ126を閉成してトラップタンク93aから送液ポンプ94に塗布液が流入するのを防止している。そして、制御部8は基板3への塗布液の吐出タイミングに合わせて送液用バルブ114および供給用バルブ127を開成する。これによって、トラップタンク93bに貯留されている塗布液が送液ポンプ94によってスリットノズル2に圧送され、スリットノズル2の吐出口23から基板3の上面に吐出される(塗布動作)。
この塗布動作と並行して、制御部8は次のように装置各部を制御して、フィルタリング処理、第1の脱気処理、トラップタンク93aへのトラップ処理、トラップタンク93aでの第2の脱気処理を行う。
制御部8は、供給タンク91の接続先がバッファタンク92側となるように三方弁121を切り替えるとともに手動バルブ122、123が開成された状態のまま、送液用バルブ111を開成して圧空供給源96から圧縮空気を供給タンク91に送り込む。これによって、供給タンク91に貯留されている塗布液が配管951内を流れ、三方弁121および手動バルブ122を介してフィルター97に圧送されてフィルター97による異物除去が行われる(フィルタリング処理)。そして、フィルター97を通過した塗布液はさらに配管951内を流れ、手動バルブ123を介してバッファタンク92に送り込まれる。なお、バッファタンク92の送液後の適当なタイミングで制御部8は送液用バルブ111を閉成して供給タンク91からの塗布液の送液を停止する。
異物除去された塗布液をバッファタンク92内で脱気するために、制御部8は撹拌器921に連結されたモータを作動させて撹拌器921を回転させる。また、撹拌器921の動作と連動して制御部8は減圧用バルブ131を開成してバッファタンク92内の圧力を大気圧よりも低くなるように減圧して塗布液の撹拌中に発生する気泡をバッファタンク92から取り除く。このようにして比較的大きな気泡を塗布液から取り除くことができる(第1の脱気処理)。ただし、塗布液を撹拌させることで比較的小さな気泡は塗布液全体に分散し、これらを第1の脱気処理により除去するのは困難である。そこで、本実施形態では、第1の脱気処理を受けた塗布液をトラップタンク93aに送液し、当該トラップタンク93aに一時的に貯留させる(トラップ処理)。つまり、制御部8は、上記モータの回転を停止して第1の脱気処理を終了させた後、減圧用バルブ131を閉成してバッファタンク92内の減圧を停止させるのに続けて供給用バルブ124を開成してバッファタンク92からトラップタンク93aへの流路を形成するとともに送液用バルブ112を開成して圧空供給源96から圧縮空気をバッファタンク92に送り込む。これによって、第1の脱気処理を受けた塗布液が配管952内を流れ、供給用バルブ124を介してトラップタンク93aに送液され、トラップされる。そして、トラップタンク93aへの送液量が一定値に達すると、制御部8は送液用バルブ112を閉成してバッファタンク92からの塗布液の送液を停止する。
こうしてトラップタンク93aに送液された塗布液は静置状態でトラップタンク93a内に貯留されるため、その貯留中に塗布液に分散して存在していた比較的小さな気泡は浮上してくる。また、塗布液を静置状態に維持している間、制御部8は減圧用バルブ132を開成してトラップタンク93a内の圧力を大気圧よりも低くなるように減圧して浮上してきた気泡をトラップタンク93aから取り除く。このようにして比較的小さな気泡を塗布液から取り除くことができる(第2の脱気処理)。これによって、塗布処理に適した塗布液、つまり異物および溶存気体の少ない塗布液がトラップタンク93aに貯留され、次の塗布処理のために準備される。
そして、トラップタンク93bに貯留された塗布液の量が少なくなると、制御部8はトラップタンク93bからの送液を停止した後、トラップタンク93aからの送液を開始して塗布処理を継続させるとともに、当該塗布動作と並行してフィルタリング処理、第1の脱気処理、トラップタンク93bへのトラップ処理、トラップタンク93bでの第2の脱気処理を行う。
以上のように、第1実施形態では、高粘度の塗布液からフィルター97によって異物を取り除いた塗布液に対し、送液ポンプ94でスリットノズル2に送液するまでに脱気処理を施すように構成している。このため、次のような作用効果が得られる。既述の通り、塗布液の粘度が高くなるにしたがってフィルター圧損が大きくなり、それに伴って高い圧力で塗布液を供給タンク91から送液する必要がある。したがって、高粘度の塗布液を用いて塗布処理を行う塗布装置1では、フィルタリング処理を良好に行うためには、塗布液への気体成分の溶解量が増大することは不可避である。しかしながら、本実施形態では、フィルター97を通過した塗布液に対して脱気処理を施した上で送液ポンプ94によって塗布液をスリットノズル2に供給している。したがって、いわゆる「泡がみ」の発生を効果的に抑制し、スリットノズル2の吐出口23から塗布液を均一に吐出することができ、その結果、基板3の表面31に塗布膜を均一に塗布することができる。
また、第1実施形態では、フィルター97を通過してきた塗布液に対し、互いに異なる2種類の脱気処理、つまり「第1の脱気処理」および「第2の脱気処理」を施すように構成している。しかも、バッファタンク92内での塗布液の撹拌によって比較的大きな気泡を除去し(第1の脱気処理)、それに続いて当該気泡が除去された塗布液をトラップタンク93内で静置させて第1の脱気処理では取り除くことが困難な比較的小さな気泡を取り除いている。したがって、フィルタリング処理を施しているにもかかわらず、塗布液に溶存する気体成分量を大幅に低減させることができる。その結果、高い均一性で塗布膜を基板3の表面31に塗布することができる。
また、第1実施形態では、2つのトラップタンク93a、93bを並設し、それらのうちの一方に貯留されている塗布液をスリットノズル2に送液して塗布処理を行うのと並行して他方で第2の脱気処理を行って塗布液を準備している。つまり、塗布処理と、当該塗布処理よりも後に行われる塗布処理で使用するための塗布液の準備処理(フィルタリング処理、第1の脱気処理および第2の脱気処理)を並行して行うことが可能となっている。その結果、塗布液の準備に律速されることなく、塗布処理を効率的に行うことができ、優れたスループットが得られる。なお、第1実施形態では、トラップタンク93を2個並設しているが、トラップタンク93の並設数はこれに限定されるものではなく、塗布処理のタクトタイムに応じて3個以上のトラップタンクを並設し、上記と同様にして塗布処理と準備処理とを並行して行ってもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記第1実施形態では、トラップタンク93を複数個設けているが、例えば図6に示すように、単一のトラップタンク93を設けてもよい(第2実施形態)。この第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、バッファタンク92内での塗布液の撹拌による第1の脱気処理を行った後でトラップタンク93内での塗布液の静置による第2の脱気処理を行っている。したがって、フィルタリング処理を施しているにもかかわらず、塗布液に溶存する気体成分量を大幅に低減させることができる。その結果、高い均一性で塗布膜を基板3の表面31に塗布することができる。
また、上記第1実施形態や第2実施形態では、第1の脱気処理および第2の脱気処理をそれぞれ別のタンクで行っているが、例えば図7に示すように、バッファタンク92内で両脱気処理を行うように構成してもよい。つまり、撹拌器921によって第1の脱気処理を行った後、撹拌器921の回転を停止し、バッファタンク92内で塗布液を静置させて第2の脱気処理を行うように構成してもよい(第3実施形態)。この第3実施形態では、トラップタンクを省略することができ、バッファタンク92が配管957によって直接送液ポンプ94に接続されており、第1実施形態や第2実施形態に比べて装置構成を簡素化することができる。
また、第3実施形態では、バッファタンク92の個数は「1」であったが、例えば図8に示すように2つのバッファタンク92(92a、92b)を並設し、第1実施形態と同様に、塗布処理と、準備処理(フィルタリング処理、第1の脱気処理および第2の脱気処理)とを並行して行うように構成してもよい(第4実施形態)。この第4実施形態では、配管951のバッファタンク側の端部は2つに分岐され、それぞれバッファタンク92a、92bに接続されている。また、バッファタンク92と送液ポンプ94を接続する配管958も、バッファタンク側の端部は2つに分岐され、それぞれバッファタンク92a、92bに接続されている。なお、このように配管951、958の分岐端部には、第1実施形態と同様に、供給用バルブ(第1実施形態の供給用バルブ124〜127に相当するバルブ)が介設されて塗布液の流路を切替可能となっている。
また、上記実施形態では、常に2種類の脱気処理、つまり第1の脱気処理と第2の脱気処理をともに実行しているが、第2の脱気処理は必須構成ではなく、任意構成である。例えば第1実施形態では、トラップタンク93a、93bにおいて第2の脱気処理を行っているが、トラップタンク93a、93bが塗布液を一時的にトラップするトラップ機能のみを発揮するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、圧縮空気の押圧力を用いてタンクからの塗布液の送液を行っているが、タンクからの送液態様はこれに限定されるものではない。例えば、タンクを可撓性材料で構成し、当該タンクを物理的に加圧することで送液するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、塗布対象物としての基板3の表面31に対して塗布液をスリットノズル2により塗布する塗布装置1に本発明を適用しているが、本発明の適用範囲はこれに限定されるものではない。例えば塗布対象物として長尺の基材を使用し、この基材をスリットノズルに対して移動させることにより、基材の表面に塗布液を塗布する塗布装置にこの発明を適用してもよい。また、ノズル構成も、スリットノズルに限定されるものではない。
以上説明したように、上記実施形態においては、供給タンク91が本発明の「貯留部」の一例に相当している。また、バッファタンク92、92a、92bが本発明の「第1脱気部」の一例に相当している。また、トラップタンク93、93a、93bが本発明の「第2脱気部」や「トラップ部」の一例に相当している。また、供給配管系95が本発明の「配管」の一例に相当している。また、供給用バルブ124、125が本発明の「入力側バルブ」の一例に相当するとともに供給用バルブ126、127が本発明の「出力側バルブ」の一例に相当しており、これらを制御する制御部8が本発明の「切替制御部」として機能しており、これら供給用バルブ124〜127および制御部8によって本発明の「送液制御機構」が構成されている。
以上、具体的な実施形態を例示して説明してきたように、本発明は、例えば第1脱気部とポンプの間の配管に介設される第2脱気部をさらに備え、第1脱気部はフィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去し、第2脱気部は第1脱気部から送られてくる塗布液を静置して第1脱気部で除去される気泡よりも小さい気泡を除去するように構成してもよい。
また、第1脱気部から第2脱気部への塗布液の送液、および第2脱気部からポンプへの送液を制御する送液制御機構をさらに備え、第2脱気部は複数個並設され、送液制御機構は、各第2脱気部の入力側の配管に介設される複数の入力側バルブと、各第2脱気部の出力側の配管に介設される複数の出力側バルブと、複数の入力側バルブおよび複数の出力側バルブの開閉を切り替えることで複数の第2脱気部のうち気泡の除去が完了した第2脱気部から塗布液を送液するとともに残りの第2脱気部で気泡の除去を行う切替制御部とを有するように構成してもよい。
また、第1脱気部が、フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去した後で、塗布液を静置して塗布液の撹拌によって除去される気泡よりも小さい気泡を除去するように構成してもよい。
また、フィルターから第1脱気部への塗布液の送液、および第1脱気部からポンプへの送液を制御する送液制御機構をさらに備え、第1脱気部は複数個並設され、送液制御機構は、各第1脱気部の入力側の配管に介設される複数の入力側バルブと、各第1脱気部の出力側の配管に介設される複数の出力側バルブと、複数の入力側バルブおよび複数の出力側バルブの開閉を切り替えることで複数の第1脱気部のうち気泡の除去が完了した第1脱気部から塗布液を送液するとともに残りの第1脱気部で気泡の除去を行う切替制御部とを有するように構成してもよい。
さらに、第1脱気部とポンプの間の配管に並列して介設され、各々が第1脱気部から送られてくる塗布液を一時的に貯留する複数のトラップ部と、第1脱気部から各トラップ部への塗布液の送液、および各トラップ部からポンプへの送液を制御する送液制御機構をさらに備え、送液制御機構は、各トラップ部の入力側の配管に介設される複数の入力側バルブと、各トラップ部の出力側の配管に介設される複数の出力側バルブと、複数の入力側バルブおよび複数の出力側バルブの開閉を切り替えることで複数のトラップ部のうち一のトラップ部から塗布液を送液するとともに残りのトラップ部で塗布液の貯留を行う切替制御部とを有するように構成してもよい。
この発明は、フィルターによって塗布液から異物を取り除いた後で当該塗布液を基板に塗布する塗布技術全般に適用することができる。
1…塗布装置
2…スリットノズル
3…基板
8…制御部
9…供給機構
31…(基板3の)表面
91…供給タンク(貯留部)
92,92a,92b…バッファタンク(第1脱気部)
93,93a,93b…トラップタンク(第2脱気部)
94…送液ポンプ
95…供給配管系
97…フィルター
124〜127…供給用バルブ
951〜958…配管

Claims (4)

  1. 基板に塗布液を塗布する塗布装置であって、
    塗布液を貯留する貯留部と、
    前記基板に向けて塗布液を吐出するノズルと、
    前記貯留部から前記ノズルに塗布液を流通させる配管と、
    前記配管に介設されて前記塗布液を前記ノズルに送液するポンプと、
    前記貯留部と前記ポンプの間の前記配管に介設されて前記貯留部から供給される前記塗布液中に存在する異物を除去するフィルターと、
    前記フィルターと前記ポンプとの間の前記配管に介設されて前記フィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第1脱気部と、
    前記第1脱気部と前記ポンプの間の前記配管に介設される第2脱気部と、
    前記第1脱気部から前記第2脱気部への前記塗布液の送液、および前記第2脱気部から前記ポンプへの送液を制御する送液制御機構と、を備え、
    前記第1脱気部は前記フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去し、
    前記第2脱気部は前記第1脱気部から送られてくる前記塗布液を静置して前記第1脱気部で除去される気泡よりも小さい気泡を除去し、
    前記第2脱気部は複数個並設され、
    前記送液制御機構は、各第2脱気部の入力側の前記配管に介設される複数の入力側バルブと、各第2脱気部の出力側の前記配管に介設される複数の出力側バルブと、前記複数の入力側バルブおよび前記複数の出力側バルブの開閉を切り替えることで前記複数の第2脱気部のうち気泡の除去が完了した前記第2脱気部から塗布液を送液するとともに残りの第2脱気部で気泡の除去を行う切替制御部とを有する
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 基板に塗布液を塗布する塗布装置であって、
    塗布液を貯留する貯留部と、
    前記基板に向けて塗布液を吐出するノズルと、
    前記貯留部から前記ノズルに塗布液を流通させる配管と、
    前記配管に介設されて前記塗布液を前記ノズルに送液するポンプと、
    前記貯留部と前記ポンプの間の前記配管に介設されて前記貯留部から供給される前記塗布液中に存在する異物を除去するフィルターと、
    前記フィルターと前記ポンプとの間の前記配管に介設されて前記フィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第1脱気部と、
    前記フィルターから前記第1脱気部への前記塗布液の送液、および前記第1脱気部から前記ポンプへの送液を制御する送液制御機構と、を備え、
    前記第1脱気部は複数個並設され、
    前記送液制御機構は、各第1脱気部の入力側の前記配管に介設される複数の入力側バルブと、各第1脱気部の出力側の前記配管に介設される複数の出力側バルブと、前記複数の入力側バルブおよび前記複数の出力側バルブの開閉を切り替えることで前記複数の第1脱気部のうち気泡の除去が完了した前記第1脱気部から塗布液を送液するとともに残りの第1脱気部で気泡の除去を行う切替制御部とを有し、
    前記第1脱気部は、前記フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去した後で、前記塗布液を静置して前記塗布液の撹拌によって除去される気泡よりも小さい気泡を除去する
    ことを特徴とする塗布装置。
  3. 貯留部から供給される塗布液をフィルターに通して前記塗布液中に存在する異物を除去する第1工程と、
    前記フィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第2工程と、
    前記第2工程により気泡の除去を受けた塗布液をポンプに送液し、前記ポンプによりノズルから基板に塗布液を吐出して塗布する第3工程と、を備え、
    前記第2工程は、前記フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去する第1脱気部と、前記第1脱気部から送られてくる前記塗布液を静置して前記第1脱気部で除去される気泡よりも小さい気泡を除去する複数の第2脱気部とを用いて行われ、
    前記複数の第2脱気部のうち気泡の除去が完了した前記第2脱気部から塗布液を前記ポンプに送液して前記第3工程を実行するとともに残りの第2脱気部と前記第1脱気部とで前記第2工程を実行する
    ことを特徴とする塗布方法。
  4. 貯留部から供給される塗布液をフィルターに通して前記塗布液中に存在する異物を除去する第1工程と、
    前記フィルターを通過した塗布液から気泡を除去する第2工程と、
    前記第2工程により気泡の除去を受けた塗布液をポンプに送液し、前記ポンプによりノズルから基板に塗布液を吐出して塗布する第3工程と、を備え、
    前記第2工程は、前記フィルターを通過した塗布液を撹拌して気泡を除去するとともに撹拌による気泡除去後に前記塗布液を静置して前記塗布液の撹拌によって除去される気泡よりも小さい気泡を除去する複数の第1脱気部を用いて行われ、
    前記複数の第1脱気部のうち気泡の除去が完了した前記第1脱気部から塗布液を前記ポンプに送液して前記第3工程を実行するとともに残りの第1脱気部で前記第2工程を実行する
    ことを特徴とする塗布方法。
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