JP2011022312A - 塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型ガラス基板への適用可能な、従来より簡略化されて製造装置の大幅なコストダウン対応が可能となる塗布液供給機構を有する塗布装置を提供する。
【解決手段】ガラス基板の表面に所定量の塗布液をポンプで送液しながら、一定幅及び一定長塗布する塗布装置において、ポンプがスプリットマニホールド形式のダブルポンプであり、ポンプ中央の駆動部で左右一対の隔壁を動作させることで、左右一対の液室の片方で塗布液充填槽から塗布液を吸引受容し、且つ、その塗布液を低圧濾過用フィルターへ送り出し、他方の液室で低圧濾過用フィルターで濾過された塗布液を吸引受容し、且つ、その塗布液をスリットノズルに送り出して所定量吐出させることで、1台のスリットノズルに接続する1台のダブルポンプで、塗布液の低圧濾過と塗布とを交互に繰り返す。
【選択図】図2

Description

本発明は、カラーフィルタ用の感光性樹脂等の塗布液をろ過し、かつ所望の量の塗布液をガラス基板等の板状被処理物表面に塗布するための塗布装置に関する。
液晶ディスプレイなどに用いられるカラーフィルタの製造方法は、フォトリソグラフィーによる方法(フォトリソ方式と称する)が一般的である。このフォトリソ方式では、感光性レジストを矩形状のガラス基板に塗布し、乾燥、露光、現像、硬膜の工程を複数回繰り返すことで、一定の格子状あるいはストライプ状のパターンを得ることができる。
ガラス基板等の表面に、フォトレジスト等の塗布液を塗布するための塗布方式として、ノズル自体に所定幅の塗布液吐出口スリットを開口させ、このスリットノズルを一定速度で移動することで被処理物表面に所定幅で塗布液を均一に塗布でき、塗布液の無駄をなくし且つ効率的な方法としてスリットダイを用いたスピンレスコート装置が用いられている。このスピンレスコート装置においては、ポンプから供給された塗布液をダイのスリットから押し出し、常盤上に載置されたガラス基板に対して所定の間隙を保ってスリットダイを一定速度で移動して、ガラス基板等の被処理物に対して液溜まり即ちビードを形成させながら均一の膜厚となるように塗布する。これは、スリットノズル(ダイ)コート方式と称され、大型液晶表示装置用カラーフィルタ基板の感光性樹脂の塗布等に多用されている。
近年、カラー液晶表示装置は、液晶カラーテレビやカーナビゲーション用および液晶表示装置一体型のノートパソコンとして大きな市場を形成するに至っており、省エネ、省スペースという特徴を活かしたデスクトップパソコン用のモニターおよびテレビとしても普及している。また、大型薄型テレビ市場の拡大につれて、用いるガラス基板は年々大型化し、最近では第6世代(G6:1500mm×1800mm)、あるいは第8世代(G8:2160mm×2400mm)と呼ばれる大型ガラス基板が使われており、更には、第10世代(G10:2850mm×3050mm)の生産が準備されている。
しかしながら、上記した基板の大型化が進むと共に、パネル価格の下落に伴って、カラーフィルタへのコストダウン要求も更に厳しくなってきている。従って、次世代の2m角を超えるようなサイズのカラーフィルタ製造ラインをフォトリソ方式で構築する場合、装置自体のコストが従来ラインより大幅にアップし、イニシャルコストの大幅なアップが予想される。すなわち、従来の延長線上の装置では最近のコストダウン要求を満たすことは困難である。
一方、近年、カラーフィルタは高精細化が進み、カラーフィルタの製造にあたり、所望される正確な量にて塗布液をガラス基板に塗布する必要性が高まっている。塗布量が不均一であった場合、ガラス基板上に形成される被膜の膜厚が不均一となり、フォトリソ方式で形成される製品のパターン精度が低下する。また、前記カラーフィルタの製造にあたり、ガラス基板に塗布された塗布液中に不純物や気泡が無いことも要求されている。塗布された塗布液中に不純物や気泡が混入していた場合、製品のパターン欠けなどの不良の原因となる。
そこで、特許文献1では、フィードポンプとディスペンスポンプの2台のダイヤフラムポンプを用いて、濾過時の送液と、塗布時の送液を個別に行い、塗布動作以外の時間に、低圧で濾過を行う、タクトタイムの低下を防止し得る塗布装置が開示されている。しかし
ながら、この装置では、塗布液供給機構が複雑でメンテナンスに負荷がかかる問題があった。
特開2003−190860号公報
本発明は上記した事情と問題点に鑑みてなされたもので、大型ガラス基板への適用可能な性能を保持しながら、従来より簡略化され、製造装置の大幅なコストダウン対応が可能となる塗布液供給機構を有する塗布装置を提供することを課題としている。
本発明の請求項1に係る発明は、ステージ上に載置されたガラス基板の表面に、該ガラス基板表面と所定間隔離して該ガラス基板に対して移動するスリットノズルに、所定量の塗布液をポンプで送液しながら、該塗布液を一定幅及び一定長塗布する塗布装置において、前記ポンプが、スプリットマニホールド形式のダブルポンプであり、1台の前記ダブルポンプ中央の駆動部で左右(または、上下)一対の隔壁を動作させることで、左右(または、上下)一対の液室(チャンバー)の片方の液室(以下、FP室と呼称する)で、塗布液充填槽から塗布液を吸引受容して所定の量に維持し、且つ、その塗布液を低圧濾過用フィルターへ送り出す機能と、左右(または、上下)一対の液室(チャンバー)の他方の液室(以下、DP室と呼称する)で、前記低圧濾過用フィルターで濾過された塗布液を吸引受容して所定の量に維持し、且つ、その塗布液を前記スリットノズルに送り出し、該塗布液を所定量吐出させる機能とを有し、1台のスリットノズルに接続する1台の前記ダブルポンプで、塗布液の低圧濾過と塗布とを交互に繰り返す塗布液供給機構を具備していることを特徴とする塗布装置である。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記塗布液供給機構が、少なくとも、塗布液充填槽と、前記塗布液充填槽中の塗布液中にその一端が接続される吸引流路と、前記吸引流路中に配置されて前記吸引流路の開閉を行う入り口弁と、前記吸引流路の他端が接続されており、塗布液を前記充填槽から吸引受容して所定の量に維持し、受容した塗布液を送り出すFP室を片側に有するダブルポンプと、前記FP室に一端が接続されている搬送流路と、前記搬送流路中に配置されており、前記塗布液を濾過するための第一フィルターと、前記搬送流路の他端が接続されており、前記濾過された塗布液を所定の量受容し、前記受容した濾過された塗布液を所定の量吐出するDP室を片側に有する前記ダブルポンプと、一端が前記DP室に接続されており他端が第二フィルターを介して前記スリットノズルの吐出口に接続されている吐出流路と、前記吐出流路中に配置されて、前記吐出流路の開閉を行う出口弁とを有してしており、且つ、前記FP室中の気泡並びに塗布液の一部を排出するためのFP室排出機構と、前記DP室中の気泡並びに塗布液の一部を排出するためのDP室排出機構と、前記フィルター中に配置されており気泡並びに塗布液の一部を排出するためのフィルター排出機構とを有し、前記排出機構はそれぞれ排出する気泡並びに塗布液の流路の開閉を行う排出機構弁を有していることを特徴とする請求項1に記載する塗布装置である。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記塗布液供給機構が、ダブルポンプ中央部の隔壁をFP室側からDP室側に動かすことで、前記スリットノズルからの塗布液の吐出中に、前記充填槽から塗布液が前記FP室に吸引受容され、ダブルポンプ中央部の隔壁をDP室側からFP室側に、前記FP室側からDP室側に動かす動作より低速で動かすことで
、前記FP室の塗布液がフィルターで低圧濾過されてDP室に吸引受容される、ポンプ制御機能および配管・弁制御機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載する塗布装置である。
従来の塗布液供給機構を有した塗布装置では、送液の為にフィードポンプとディスペンスポンプの2台のダイヤフラムポンプにより、濾過時の送液と塗布時の送液を個別に行い、塗布以外の時間に低圧で濾過を行っていた。その為、塗布工程一色分につき、フィードポンプとディスペンスポンプのそれぞれ一台ずつが必要であった。それに対して、本発明の塗布装置では、1台のスリットノズルに接続する1台のダブルポンプで、塗布液の低圧濾過と塗布とを交互に繰り返す塗布液供給機構を具備していることで、ポンプの購入費用とメンテナンス費用の削減ができ、ポンプ台数削減による廃液配管系の共有化が可能となり、配管、廃液缶用ロードセル等の設備を簡略化することが出来るため、製造装置の大幅なコストダウン対応が可能となる。
本発明の塗布装置の一実施形態に係る一例のスピンレスコート装置を斜視で示した説明図。 本発明の塗布装置の一実施形態に係る塗布液供給機構の一例の概略説明図。 従来の塗布装置の塗布液供給機構の一例の概略説明図。
以下に本発明の塗布装置を、一実施形態に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の塗布装置の一実施形態に係る一例のスピンレスコート装置は、図示しない装置ベースの上に、ガラス基板1を載置する石常盤からなる基板ステージ2と、フォトレジスト等の塗布液5を吐出する1台のスリットノズル3と、このスリットノズル3を基板ステージ上に支持するとともに基板ステージに沿って移動させる門型のガントリ4と、スリットノズル3に接続して塗布液充填槽50から塗布液を供給するダブルポンプ6を有する塗布液供給機構60を基本として構成されている。なお、図示しないが、スリットノズルの先端を洗浄する洗浄ユニット、塗布動作停止時のノズル先端の乾燥を避けるためのディップユニット、塗布液を事前吐出して調整するプライミングユニットを付属させることはかまわない。
一般に、基板ステージ2は、塗布対象となるガラス基板1を、十分な平面度を確保して載置でき、十分な精度および剛性を維持するために石常盤で構成される。その載置面にはガラス基板を真空吸着保持するための図示しない多数の微小径の貫通孔が穿設されている。また、ガラス基板の受取り時及び引渡し時に、ガラス基板を昇降させるための複数本の図示しないリフトピン用の小径の貫通孔が穿設されている。
スリットノズル3は、サイドプレートで両サイドから挟持された少なくとも2枚以上のブロックを組み合わせてスリットを形成し、塗布液を供給する供給口と、供給された塗布液を一度留めて貯蔵し幅方向に広げて長手方向に均一に流動させるためのマニホールドと、マニホールドより塗布液を幅方向で均一に流動させてリップ部より吐出させるためのスリットを有している。また、塗布が間歇的に行われるため、塗布液のリップからの吐出制御のために図示しないトラップタンクを設ける。スリットの間隔は、10μmから500μmの間の所定の値に調整する。スリット間隔が10μm未満では、塗布液吐出の圧力損失が大きくポンプに過負荷がかかり、ポンプの動きに対して塗布液吐出の応答が遅れる。スリット間隔が500μmを超えると、スリットダイの幅方向の塗布液の吐出量の均一性が確保しにくい。
ガントリ4は、スリットノズル3におけるスリット状の吐出口がガラス基板1の表面に対向するように、スリットノズル3を基板ステージ2の上方に支持する機構である。そして、塗布動作時にガラス基板とスリット状の吐出口との微小間隔を保ち且つ非塗布動作時に十分な間隔を保てるように、リニアサーボモータによりZ(垂直)方向に駆動可能とされる。ガラス基板表面とスリット状の吐出口先端面との微小間隔・クリアランスは、均一塗布のためビードのメニスカスの安定性から、通常10μmから500μmの間の所定の値に設定する。塗布液の粘度等の特性にもよるが、カラーフィルタ用フォトレジストでは100μmから200μmの隙間が好ましい。クリアランスが10μm未満では、ガラス基板のうねりやガントリ移動機構の精度のため、スリットノズル先端とガラス基板との接触の恐れがある。
さらに、本発明に係る塗布装置のスリットノズル搬送手段30を構成するガントリ4は、ガラス基板のほぼ前面に亘って塗布液を塗布できるように、図示しないリニアモータによりX(走行軸)方向に駆動可能とする。ノズル移動式ガントリ4は、基板ステージ2を載置する基台上のガイドレールのエンコーダーでスリットノズルの動きを監視しながら、ガラス基板の任意の位置でスリットノズル3の移動速度を変更し且つ維持できるスリットノズル搬送制御プログラム31を備えている。なお、リニアサーボモータやリニアモータに代えてボールねじ式の駆動機構を用いることも出来る。
スリットノズル3に接続して、塗布液充填槽50から塗布液5を供給するダブルポンプ6は、ガラス基板の所定の位置で塗布液の吐出速度を維持できるポンプ制御プログラムを有する塗布液供給機構60を構成している。カラーフィルタ基板等にフォトレジスト等を塗布する装置では、塗布方向の膜厚分布を均一にでき且つ気泡や不純物を含まない塗布膜の形成が要求される。ダブルポンプ6は、脈動が微小で定流量特性に優れ、塗布液の吐出応答性に優れたものが望ましい。ポンプとしては、ダイアフラムポンプ、ピストン(シリンジ)ポンプなどの、ポンプ中央の駆動部で左右(または、上下)一対の隔壁を動作させることで、左右(または、上下)一対の液室(チャンバー)の片方の液室(FP室)で、液を吸引受容して所定の量に維持し、且つ、その液を送り出す機能と、左右(または、上下)一対の液室(チャンバー)の他方の液室(DP室)で、FP室から送り出されたされた液を吸引受容して所定の量に維持し、且つ、その液を送り出す機能を有した、スプリットマニホールド形式のダブルポンプが採用できる。
本発明の塗布装置に係る前記塗布液供給機構60は、図2に示すように、少なくとも、1台以上の塗布液充填槽50と、塗布液充填槽50中の塗布液5中にその一端が接続される吸引流路8と、吸引流路8中に配置されて吸引流路8の開閉を行う入口開閉弁80(O,P)と、吸引流路8の他端が接続されており、塗布液5を塗布液充填槽50から吸引受容して所定の量に維持し、受容した塗布液5を送り出すFP室61を片側に有するダブルポンプ6とを有している。このダブルポンプ6のFP室61は開閉弁81(S)を介して一端が搬送流路9と接続されている。搬送流路9中には、塗布液5を濾過するための第一フィルター10が配置されており、搬送流路9の他端は開閉弁82(K)を介してダブルポンプ6のDP室62接続されている。このDP室62は、ダブルポンプ6の隔壁7の動作で濾過された塗布液5を所定の量受容し、さらに、ダブルポンプ6の隔壁7の反対方向の動作で受容した濾過された塗布液を所定の量、一端が接続されている吐出流路11に吐出する。更に、吐出流路11は、吐出流路中に配置されて、吐出流路11の開閉を行う出口開閉弁83(M)を介して第二フィルター12に連接された前記スリットノズル3の吐出口に接続されている。
また、本発明の塗布装置に係る前記塗布液供給機構60は、FP室61中の気泡並びに塗布液の一部を排出するためのFP室排出機構と、DP室62中の気泡並びに塗布液の一部を排出するためのDP室排出機構と、第一フィルター10中に配置されており気泡並びに塗布液の一部を排出するためのフィルタ排出機構とを有している。この排出機構により、FP室61からは開閉弁84(R)を通じ、第一フィルタ10からは開閉弁85(T)を通じ、DP室62からは開閉弁86(L)を通じて、それぞれ排出する気泡並びに塗布液が排出流路13を通って排出弁87(V)介して廃液槽14に排出される。
また、本発明の塗布装置に係る塗布液供給機構60では、ダブルポンプ6中央部の隔壁7をFP室61側からDP室62側に動かすことで、スリットノズル3からの塗布液5の吐出中に、塗布液充填槽50から塗布液5がFP室61に吸引受容され、前記したダブルポンプ6中央部の隔壁7をDP室62側からFP室61側に、前記したFP室側からDP室側に動かす動作より低速で動かすことで、FP室61の塗布液が第一フィルター10で低圧濾過されてDP室62に吸引受容される。この動作は、図示しないコンピュータ等のポンプ制御プログラムおよび配管・弁制御プログラムによってコントロールされる。
以下に、従来の塗布液供給機構と、本発明の塗布装置に係る塗布液供給機構の動作を説明する。なお、同等の働きをする構成については説明をわかり易くするため同一の符号を用いる。
図3は従来の塗布液供給機構の一例の概略説明図で、送液の為にフィードポンプ610とディスペンスポンプ620の2台のダイヤフラムポンプにより、濾過時の送液と塗布時の送液を個別に行い、塗布以外の時間に低圧で濾過を行っていた。まず、
(1)フィードポンプ610の配管開閉弁O,Qを開き、開閉弁S,Rを開にし、フィードポンプ610が引くことで、塗布液充填槽50から塗布液5を吸い上げフィードポンプ610内に塗布液が充填される。
(2)次に、開閉弁Qを閉じ、開閉弁S,R,Kを開け、ディスペンスポンプ620で引きながらフィードポンプ610でポンプ内の塗布液を押し出すことで、フィードポンプ610内の塗布液を、フィードポンプ610とディスペンスポンプ620との間にある第一フィルター10で低圧濾過させディスペンスポンプ620内に溜める。
(3)次に、開閉弁K,Lを閉じ、出口開閉弁Mを開け、ディスペンスポンプ620内の塗布液を押し出すことで、スリットノズル3から基板1に塗布液が吐出され塗布される。(4)ディスペンスポンプ620が上記した(3)の動作をしているのと同時に、フィードポンプ610では前記した(1)の動作が行われる。
以降、(1)→(2)→(3)と動作が繰り返される。
図2に示す、本発明の塗布装置に係る一例の塗布液供給機構の動作では、まず
(10)開閉弁O,Pを開け、開閉弁S,Rを閉じ、ダブルポンプ内の隔壁7が、図2で左に動くことで、塗布液充填槽50から塗布液を吸い上げ、ダブルポンプ6の右側のFP室61に塗布液が充填される。
(20)次に開閉弁O,P,Rを閉じ、開閉弁S,Kを開け、ダブルポンプ内の隔壁7が、前記(10)の動作に較べて低い速度で、図2で右に動くことで、FP室61内の塗布液を第一フィルター10で低圧濾過させダブルポンプ6の左側のDP室62に溜める。
(30)次に、開閉弁K,Lを閉じ、出口開閉弁Mを開け、ダブルポンプ内の隔壁7が、前記(10)の動作と同じ速度で、図2で左にに動くことで、DP室の塗布液を押し出すことで、スリットノズル3から基板1に塗布液が吐出され塗布される。
(40)(30)の動作と同時にダブルポンプの右側では(10)の動作が行われている。
以降、(10)→(20)→(30)と動作が繰り返される。即ち、1台のスリットノズ
ルに接続する1台のダブルポンプで、塗布液の低圧濾過と塗布とを交互に繰り返す塗布液供給機構を具備した塗布装置が得られる。従来に比較して、タクトタイム等をロスすることなく設備の簡略化、ひいては装置コスト削減による製品のコストダウン対応が可能となる。
1・・・ガラス基板 2・・・基板ステージ 3・・・スリットノズル
30・・・ノズル搬送手段 31・・・ノズル搬送制御プログラム
33・・・トラップタンク 4・・・ガントリ 5・・・塗布液
50・・・塗布液充填槽 6・・・ダブルポンプ 60・・・塗布液供給機構
61・・・FP室 62・・・DP室 610・・・フィードポンプ
620・・・ディスペンスポンプ 7・・・隔壁 8・・・吸引流路
9・・・搬送流路 10・・・第一フィルター 11・・・吐出流路
12・・・第二フィルター13・・・排出流路 14・・・廃液槽
80・・・入口開閉弁(O,P) 81(S)、82(K)、84(R)、85(T)、86(L)、Q、D、E・・・開閉弁
83・・・出口開閉弁(M) 87・・・排出弁(V)

Claims (3)

  1. ステージ上に載置されたガラス基板の表面に、該ガラス基板表面と所定間隔離して該ガラス基板に対して移動するスリットノズルに、所定量の塗布液をポンプで送液しながら、該塗布液を一定幅及び一定長塗布する塗布装置において、
    前記ポンプが、スプリットマニホールド形式のダブルポンプであり、1台の前記ダブルポンプ中央の駆動部で左右(または、上下)一対の隔壁を動作させることで、左右(または、上下)一対の液室(チャンバー)の片方の液室(以下、FP室と呼称する)で、塗布液充填槽から塗布液を吸引受容して所定の量に維持し、且つ、その塗布液を低圧濾過用フィルターへ送り出す機能と、左右(または、上下)一対の液室(チャンバー)の他方の液室(以下、DP室と呼称する)で、前記低圧濾過用フィルタで濾過された塗布液を吸引受容して所定の量に維持し、且つ、その塗布液を前記スリットノズルに送り出し、該塗布液を所定量吐出させる機能と、を有し、1台のスリットノズルに接続する1台の前記ダブルポンプで、塗布液の低圧濾過と塗布とを交互に繰り返す塗布液供給機構を具備していることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記塗布液供給機構が、少なくとも、塗布液充填槽と、前記塗布液充填槽中の塗布液中にその一端が接続される吸引流路と、前記吸引流路中に配置されて前記吸引流路の開閉を行う入り口弁と、前記吸引流路の他端が接続されており、塗布液を前記充填槽から吸引受容して所定の量に維持し、受容した塗布液を送り出すFP室を片側に有するダブルポンプと、前記FP室に一端が接続されている搬送流路と、前記搬送流路中に配置されており、前記塗布液を濾過するための第一フィルターと、前記搬送流路の他端が接続されており、前記濾過された塗布液を所定の量受容し、前記受容した濾過された塗布液を所定の量吐出するDP室を片側に有する前記ダブルポンプと、一端が前記DP室に接続されており他端が第二フィルターを介して前記スリットノズルの吐出口に接続されている吐出流路と、前記吐出流路中に配置されて、前記吐出流路の開閉を行う出口弁とを有してしており、且つ、前記FP室中の気泡並びに塗布液の一部を排出するためのFP室排出機構と、前記DP室中の気泡並びに塗布液の一部を排出するためのDP室排出機構と、前記フィルター中に配置されており気泡並びに塗布液の一部を排出するためのフィルター排出機構とを有し、前記排出機構はそれぞれ排出する気泡並びに塗布液の流路の開閉を行う排出機構弁を有していることを特徴とする請求項1に記載する塗布装置。
  3. 前記塗布液供給機構が、ダブルポンプ中央部の隔壁をFP室側からDP室側に動かすことで、前記スリットノズルからの塗布液の吐出中に、前記充填槽から塗布液が前記FP室に吸引受容され、ダブルポンプ中央部の隔壁をDP室側からFP室側に、前記FP室側からDP室側に動かす動作より低速で動かすことで、前記FP室の塗布液がフィルターで低圧濾過されてDP室に吸引受容される、ポンプ制御機能および配管・弁制御機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載する塗布装置。
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