JP2001324009A - ベルト式無段変速機の制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の制御装置

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JP2001324009A JP2000146151A JP2000146151A JP2001324009A JP 2001324009 A JP2001324009 A JP 2001324009A JP 2000146151 A JP2000146151 A JP 2000146151A JP 2000146151 A JP2000146151 A JP 2000146151A JP 2001324009 A JP2001324009 A JP 2001324009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト式無段変速機の油圧制御装置におい
て、油圧の流量不足を補う為のアシストポンプから供給
される油の流量を応答遅れすることなく供給することの
できる自動変速機の油圧制御装置を提供すること。 【解決手段】 エンジンにより常時駆動するメインポン
プと、電動モータにより駆動するアシストポンプとを備
えたベルト式無段変速機の制御装置において、変速機コ
ントロールユニットに、急速な油圧変動の発生を判断す
る急変圧判断手段を設け、該急変圧判断手段により急速
な油圧変動が発生したと判断したときには、前記アシス
トポンプを駆動させ、前記急変圧判断手段により急速な
油圧変動が発生していないと判断したときには、前記ア
シストポンプを駆動させないアシストポンプ駆動可否判
段手段を備えこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト式無段変速
機の油圧制御装置であって、特に、油圧供給源であるオ
イルポンプを2台備えた油圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機の油圧制御において
は、油圧を供給するためのポンプが備えられている。こ
のポンプは、エンジンにより駆動され、変速機内へ制御
及び潤滑用油圧を供給している。しかしながら、このよ
うなポンプ一台で全ての状態をまかなう場合、ポンプの
最小吐出量は、最大必要量以上でなければならないた
め、通常時は必要以上の吐出量となることが多く、ロス
が大きい。よって、これを解決する手段として、例えば
特開昭57−56690号公報に記載の技術が知られて
いる。この技術は、2台のポンプを使用するもので、メ
インポンプを運転して流体の供給を行い、流量が不足し
た場合に、アシストポンプを並列運転して流量不足を補
うことで、無駄な吐出量を抑えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、単に不足流量をアシストポンプで
供給するため、流量不足の応答遅れが生じてしまう。こ
の応答遅れは、例えばベルト式無段変速機に使用した場
合、プーリによるベルト抑え不十分となり、変速に多大
な影響を与えてしまうという問題があった。
【0004】本発明は、上述のような問題点に着目して
なされたもので、ベルト式無段変速機の油圧制御装置に
おいて、油圧の流量不足を補う為のアシストポンプから
供給される油の流量を応答遅れすることなく供給するこ
とのできる自動変速機の油圧制御装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、エンジンにより常時駆動するメインポンプと、電動
モータにより駆動するアシストポンプと、アシストポン
プ吐出油路上に設けられ、油の逆流を防止するチェック
バルブと、アキュムレータ油路上に設けられ、前記2つ
のオイルポンプの脈動を吸収するアキュムレータと、ラ
イン圧吐出油路上に設けられ吐出圧が設定値以上になる
と油圧をリリーフするリリーフバルブと、を備えた油圧
供給源であるオイルポンプユニットと、該オイルポンプ
ユニットにより発生するライン圧から制御油圧を発生す
るコントロールバルブユニットと、該コントロールバル
ブユニットからの制御油圧により変速比が制御されるベ
ルト式無段変速機ユニットと、前記オイルポンプユニッ
トと前記コントロールバルブユニットに制御信号を出力
する変速機コントロールユニットと、を備えたベルト式
無段変速機の制御装置において、前記変速機コントロー
ルユニットに、急速な油圧変動の発生を判断する急変圧
判断手段を設け、該急変圧判断手段により急速な油圧変
動が発生したと判断したときには、前記アシストポンプ
を駆動させ、前記急変圧判断手段により急速な油圧変動
が発生していないと判断したときには、前記アシストポ
ンプを駆動させないアシストポンプ駆動可否判段手段を
備えことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1に記載
のベルト式無段変速機の制御装置において、前記急変圧
判断手段には、エンジン回転数がエンジン回転数の所定
値より大きいかどうかを判断するエンジン回転数判断手
段と、スロットル開度の開度変化率がスロットル開度変
化率の所定値より大きいかどうかを判断するスロットル
開度変化率判断手段と、変速比の単位時間の変化率の絶
対値が変速比変化率の所定値より大きいかどうかを判断
する変速比変化率判断手段と、車速の単位時間の変化率
の絶対値が車速変化率の所定値より大きいかどうかを判
断する車速変化率判断手段と、を備え、前記スロットル
開度変化率判断手段、前記変速比変化率判断手段、前記
車速変化率判断手段のうち、少なくとも1つの判断手段
により急変圧発生と判断されたときはアシストポンプ駆
動可否判断手段においてアシストポンプを駆動すること
を特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のベルト式無段変速機の制御装置において、前記エン
ジン回転数の所定値と前記スロットル開度変化率の所定
値と前記変速比変化率の所定値と前記車速変化率の所定
値は、油温に基づいて設定されることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し3に記載のベルト式無段変速機の制御装置において、
前記アシストポンプ駆動可否判断手段により前記アシス
トポンプを駆動後、前記急変圧判断手段において急速な
油圧変動が発生していないと判断した後所定時間は、前
記アシストポンプを駆動することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し4に記載のベルト式無段変速機の制御装置において、
前記アキュムレータ油路上にアキュムレータ内の油圧を
維持するパイロットチェックバルブを設けると共に、前
記オイルポンプユニット内に急速な油圧変動により作動
する急変圧信号バルブを設け、前記急変圧判断手段によ
り急変圧発生と判断したとき、アシストポンプの作動の
必要性を判断する作動必要性判断手段と、前記アシスト
ポンプの応答遅れしない限界時間内でのアシストポンプ
の吐出圧が前記変速機コントロールユニットからのライ
ン圧指令値より大きいかどうかを比較し、前記ライン圧
指令値が前記アシストポンプ吐出圧より大きいときに
は、前記急変圧信号バルブを作動する急変圧信号バルブ
駆動可否判断手段と、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載のベルト式無段変速機の制御装置において、前記アシ
ストポンプの応答遅れしない限界時間内でのアシストポ
ンプの吐出圧を油温に基づいて設定することを特徴とす
る。
【0011】請求項7記載の発明では、請求項5または
6に記載のベルト式無段変速機の制御装置において、前
記急変圧信号バルブ駆動可否判断手段により前記アキュ
ムレータ内に畜圧された油圧が放出されたときは、前記
アシストポンプ駆動可否判断手段において前記アシスト
ポンプを駆動しないと判断されたとしても前記アシスト
ポンプを作動することで前記アキュムレータへの畜圧を
行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の作用及び効果】請求項1記載のベルト式無段変
速機の制御装置においては、油圧供給源であるオイルポ
ンプユニットに、エンジンにより常時駆動するメインポ
ンプと、電動モータにより駆動するアシストポンプと、
アシストポンプ吐出油路上に設けられ、油の逆流を防止
するチェックバルブと、アキュムレータ油路上に設けら
れ、2つのオイルポンプの脈動を吸収するアキュムレー
タと、ライン圧吐出油路上に設けられ吐出圧が設定値以
上になると油圧をリリーフするリリーフバルブと、を備
えている。そして、このオイルポンプユニットにより発
生するライン圧から制御油圧を発生するコントロールバ
ルブユニットと、このコントロールバルブユニットから
の制御油圧により変速比が制御されるベルト式無段変速
機ユニットと、オイルポンプユニットとコントロールバ
ルブユニットに制御信号を出力する変速機コントロール
ユニットと、が備えられている。
【0013】このとき、変速機コントロールユニット
に、急変圧判断手段において、急速な油圧変動の発生が
判断される。そして、アシストポンプ駆動可否判断手段
において、急変圧判断手段により急速な油圧変動が発生
すると判断したときには、アシストポンプが駆動され、
急変圧判断手段により急速な油圧変動が発生しないと判
断したときには、アシストポンプが駆動されないことと
されている。
【0014】よって、急変圧判断手段により急激な変圧
の発生が予測されることで、メインポンプの吐出量の不
足分を、いち早くアシストポンプの駆動により補うこと
で十分な油圧を供給することができる。
【0015】請求項2に記載のベルト式無段変速機の制
御装置においては、急変圧判断手段に、エンジン回転数
がエンジン回転数の所定値より大きいかどうかを判断す
るエンジン回転数判断手段と、スロットル開度の開度変
化率がスロットル開度変化率の所定値より大きいかどう
かを判断するスロットル開度変化率判断手段と、変速比
の単位時間の変化率の絶対値が変速比変化率の所定値よ
り大きいかどうかを判断する変速比変化率判断手段と、
車速の単位時間の変化率の絶対値が車速変化率の所定値
より大きいかどうかを判断する車速変化率判断手段と、
が備えられている。そして、スロットル開度変化率判断
手段、変速比変化率判断手段、車速変化率判断手段のう
ち、少なくとも1つの判断手段により急変圧発生と判断
されたときはアシストポンプ駆動可否判断手段によりア
シストポンプが駆動される。
【0016】すなわち、エンジン回転数が大きいときに
は、エンジンにより駆動されるメインポンプの吐出量が
大きい。よって、急変圧による吐出量不足は発生しにく
いが、エンジン回転数が小さく、変速が頻繁に行われる
場合は、急変速要求がなされる。このとき、スロットル
開度の変化率や、変速比の変化率、車速の変化率を判断
することにより正確に急変圧を予測することが可能とな
り、これによりメインポンプの不足分をアシストポンプ
により補うことが可能となる。よって、応答遅れするこ
となく、十分な吐出量を供給することで、安定した変速
を行うことができると共に、メインポンプの吐出容量を
小さくすることで、無駄な吐出量を低減する個ができ
る。
【0017】請求項3に記載のベルト式無段変速機の制
御装置においては、エンジン回転数の所定値とスロット
ル開度変化率の所定値と変速比変化率の所定値と車速変
化率の所定値が、油温に基づいて設定されている。すな
わち、油温により油の特性が異なることにより、ベルト
式無段変速機のプーリの容積変化のタイミングがずれて
しまう。よって、油温によりそれぞれの所定値を設定す
ることでよりよい制御タイミングを得ることができる。
【0018】請求項4に記載のベルト式無段変速機の制
御装置においては、アシストポンプ駆動可否判断手段に
よりアシストポンプが駆動した後、再度急変圧判断手段
において急速な油圧変動が発生していないと判断したと
しても、所定時間は、アシストポンプが駆動される。す
なわち、制御系が定常圧に戻ったとしても、潤滑系が十
分であるとは限らない。よって、所定時間アシストポン
プを駆動することにより、潤滑系にも十分な油を供給す
ることができる。
【0019】請求項5に記載のベルト式無段変速機の制
御装置においては、アキュムレータ油路上にアキュムレ
ータ内の油圧を維持するパイロットチェックバルブが設
けられると共に、オイルポンプユニット内に急速な油圧
変動により作動する急変圧信号バルブが設けられてい
る。このとき、作動必要性判断手段において、急変圧判
断手段により急変圧発生と判断したとき、アシストポン
プの作動の必要性が判断される。そして、アシストポン
プの作動が必要と判断されると、急変圧信号バルブ駆動
可否判断手段において、アシストポンプの応答遅れしな
い限界時間内でのアシストポンプの吐出圧が変速機コン
トロールユニットからのライン圧指令値より大きいかど
うかが比較され、ライン圧指令値がアシストポンプ吐出
圧より大きいときには、急変圧信号バルブが作動される
ことで、パイロットチェックバルブが開放され、アキュ
ムレータ内に畜圧された油圧がライン圧として出力され
る。
【0020】すなわち、アシストポンプの作動が必要と
判断されたときに必要とされる吐出圧が、油温等の関係
から応答遅れしない為の限界時間ないで不足する場合が
ある。このとき、アキュムレータ内に畜圧された油圧を
放出することで、応答遅れを防止することができる。よ
って、より良い制御タイミングで制御することができ
る。
【0021】請求項6に記載のベルト式無段変速機の制
御装置においては、アシストポンプの応答遅れしない限
界時間内でのアシストポンプの吐出圧が油温に基づいて
設定されている。
【0022】よって、油温の違いによる油の特性変化を
考慮することで、より安定した制御を行うことができ
る。
【0023】請求項7に記載のベルト式無段変速機の制
御装置においては、急変圧信号バルブ駆動可否判断手段
によりアキュムレータ内に畜圧された油圧が放出された
ときは、アシストポンプ駆動可否判断手段においてアシ
ストポンプを駆動しないと判断しても、アシストポンプ
が作動されることでアキュムレータへの畜圧が行われ
る。
【0024】よって、アキュムレータ内に畜圧された圧
力を急変圧時に使ったとしても、すぐに畜圧することが
可能となり、再度応答遅れにより吐出圧が不足したとし
ても、応答遅れすることなくライン圧に供給することが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は実施の形態におけるベ
ルト式無段変速機3(以下CVTと記載する)を備えた
自動変速機の制御系を表す図である。
【0026】1はトルクコンバータ、2はロックアップ
クラッチ、3はCVT、4はプライマリ回転数センサ、
5はセカンダリ回転数センサ、6は油圧コントロールバ
ルブユニット、7はライン圧ソレノイド、8はオイルポ
ンプユニット、9はCVTコントロールユニット、10
はアクセル開度センサである。
【0027】エンジン出力軸には回転伝達機構としてト
ルクコンバータ1が連結されるとともに、エンジンとC
VT3を直結するロックアップクラッチ2が備えられて
いる。トルクコンバータ1の出力側は変速機入力軸12
と連結されており、この入力軸12の端部にはCVT3
のプライマリプーリが設けられている。
【0028】CVT3は、上記プライマリプーリとセカ
ンダリプーリと、プライマリプーリの回転力をセカンダ
リプーリに伝達するベルト34等からなっている。プラ
イマリプーリは、入力軸12と一体に回転する固定円錐
板31と、固定円錐板31に対向配置されてV字状プー
リ溝を形成すると共にプライマリプーリシリンダ室33
に作用する油圧によって入力軸12の軸方向に移動可能
である可動円錐板32からなっている。セカンダリプー
リは、従動軸38上に設けられている。セカンダリプー
リは、従動軸38と一体に回転する固定円錐板35と、
固定円錐板35に対向配置されてV字状プーリ溝を形成
すると共にセカンダリプーリシリンダ室37に作用する
油圧によって従動軸38の軸方向に移動可能である可動
円錐板36とからなっている。
【0029】従動軸38には駆動ギアが固着されてお
り、この駆動ギアはアイドラ軸に設けられたピニオン、
ファイナルギア、差動装置を介して図示しない車輪に至
るドライブシャフトを駆動する。
【0030】上記のようなCVT3にエンジン出力軸か
ら入力された回転力は、トルクコンバータ1及び入力軸
12を介してCVT13に伝達される。入力軸12の回
転力はプライマリプーリ,ベルト34,セカンダリプー
リ,従動軸38,駆動ギア,アイドラギア,アイドラ
軸,ピニオン,及びファイナルギアを介して差動装置に
伝達される。
【0031】上記のような動力伝達の際に、プライマリ
プーリの可動円錐板32及びセカンダリプーリの可動円
錐板36を軸方向に移動させてベルト34との接触位置
半径を変えることにより、プライマリプーリとセカンダ
リプーリとの間の回転比つまり変速比を変えることがで
きる。このようなプライマリプーリとセカンダリプーリ
のV字状のプーリ溝の幅を変化させる制御は、CVTコ
ントロールユニット9を介してプライマリプーリシリン
ダ室33またはセカンダリプーリシリンダ室37への油
圧制御により行われる。
【0032】CVTコントロールユニット9には、スロ
ットル開度センサ10からのスロットル開度TH、油温
センサからの変速機内油温T、プライマリ回転数センサ
4からのプライマリ回転数Npri、セカンダリ回転数
センサ5からのセカンダリ回転数Nsec等が入力され
る。この入力信号を元に制御信号を演算し、ライン圧ソ
レノイド7へライン圧制御信号を出力すると共に、油圧
コントロールバルブユニット6へ制御信号を出力する。
また、油圧コントロールバルブユニット6へ油圧を供給
するオイルポンプユニット8へオイルポンプユニット制
御信号を出力する。
【0033】油圧コントロールバルブユニット6へは、
アクセル開度や変速比、入力軸回転数(ピトー圧)、プ
ライマリ油圧等が入力され、プライマリプーリシリンダ
室33とセカンダリプーリシリンダ室37へ制御圧を供
給することで変速制御を行う。
【0034】次に、本発明を適用したオイルポンプユニ
ット8について説明する。 (実施の形態1)図2は、実施の形態1のオイルポンプ
ユニット8の構成を表す概念図である。まず構成を説明
すると、83はエンジンにより駆動されるメインポン
プ、82は電動モータ81により駆動されるアシストポ
ンプ、84はアシストポンプ82の吐出油路上に設けら
れたチェックバルブ、86は油圧を畜圧するアキュムレ
ータ、87はアシストポンプ82の吐出圧が設定値以上
になると油圧をリリーフするリリーフバルブである。
【0035】メインポンプ83の固有吐出量は、アイド
リング状態で十分な油量が確保できるよう設定されてい
る。また、アシストポンプ82の固有吐出量は、コース
ト急ブレーキ時や急発進時において油量が最も必要とな
るエンジン回転数1000〜1200rpm状態で、メ
インポンプ83とアシストポンプ82の吐出量の和が必
要な油量を充分満足できるよう設定され、さらに、吐出
量が最も必要な条件でアシストポンプ82を駆動する電
動モータ81の消費電力が数百ワット以下となるよう設
定されている。
【0036】具体的には、例えば、アシストポンプ82
の常用使用エンジン回転数を1000〜1500rpm
とし、アシストポンプ82の固有吐出量をメインポンプ
83の固有吐出量の15〜60%に設定する。
【0037】メインポンプ83は常時エンジンで駆動さ
れているため、従来設けられていたフローコントロール
バルブを廃止し、アシストポンプ82の吐出油路にのみ
チェックバルブ84を設けることで、メインポンプ83
吐出油路の通路抵抗を低減し、低温時のポンプロスを低
減することができるよう構成されている。
【0038】図3は実施の形態1のオイルポンプ8の制
御を表すフローチャートである。
【0039】ステップ1において、スロットル開度T
H、変速比の時間変化率IP、車速Vによる負荷の流量
必要条件発生確認フラグIFLG、カウンタN、スロッ
トル開度の所定値TH0、変速比の所定値IP0、車速
の所定値V0を初期化する。
【0040】ステップ2において、油温Tを読み込む。
【0041】ステップ3において、エンジン回転数の所
定値NE0、スロットル開度の開度変化率の所定値DE
LTH、変速比の時間変化率の絶対値の所定値DELI
P、車速の時間変化率の絶対値の所定値DELVを設定
する。
【0042】ステップ4において、現時刻のエンジン回
転数NE、現時刻のスロットル開度TH1、現時刻の変
速比(プーリ比)IP1、現時刻の車速V1を読み込
む。
【0043】ステップ501において、現時刻のエンジ
ン回転数NEがエンジン回転数の所定値NE0よりも大
きいかどうかを判定し、NE>NE0の時は、ステップ
508へ進み、NE≦NE0の時は、ステップ502へ
進む。
【0044】ステップ502において、現時刻のスロッ
トル開度TH1からスロットル開度の所定値TH0を引
いた値が、スロットル開度の開度変化率の所定値DEL
THよりも大きいかどうかを判定し、TH1−TH0>
DELTHの時は、ステップ506へ進み、TH1−T
H0≦DELTHの時はステップ503へ進む(特許請
求の範囲の急変圧判断手段に相当)。
【0045】ステップ503において、現時刻の変速比
IP1から変速比の所定値IPを引いた値の絶対値が、
変速比の時間変化率の絶対値の所定値DELIPよりも
大きいかどうかを判定し、|IP1−IP0|>DEL
IPの時は、ステップ506へ進み、|IP1−IP0
|≦DELIPの時は、ステップ504へ進む(特許請
求の範囲の急変圧判断手段に相当)。
【0046】ステップ504において、現時刻の車速V
1から車速の所定値V0を引いた値の絶対値が、車速の
時間変化率の絶対値の所定値DELVよりも大きいかど
うかを判定し、|V1−V0|>DELVの時は、ステ
ップ506へ進み、|V1−V0|≦DELVの時は、
ステップ505へ進む(特許請求の範囲の急変圧判断手
段に相当)。
【0047】ステップ505において、TH,IP,V
による負荷の流量必要条件発生確認フラグIFLGが0
よりも大きいかどうかが判定され、IFLG>0の時は
ステップ507へ進み、IFLG≦0の時は、ステップ
601へ進む。
【0048】ステップ506において、TH,IP,V
による負荷の流量必要条件発生確認フラグIFLGを1
に設定する。
【0049】ステップ507において、カウンタNをN
0に設定する。
【0050】ステップ601において、カウンタNが0
よりも大きいかどうかが判定され、N>0の時は、ステ
ップ602へ進み、N≦0の時は、ステップ604へ進
む(特許請求の範囲のアシストポンプ駆動可否判断手段
に相当)。
【0051】ステップ602において、アシストポンプ
82をONにする。
【0052】ステップ603において、カウンタNをN
−1に設定する。
【0053】ステップ604において、アシストポンプ
82をOFFにする。
【0054】ステップ7において、スロットル開度T
H、変速比の時間変化率IP、車速Vによる負荷の流量
必要条件発生確認フラグIFLG=0、スロットル開度
の所定値TH0=TH1、変速比の所定値IP0=IP
1、車速の所定値V0=V1に設定後、ステップ2へ進
む。
【0055】すなわち、スロットル開度TH、変速比の
時間変化率IP、車速Vによる負荷の流量必要条件発生
確認フラグIFLG、カウンタN、スロットル開度の所
定値TH0、変速比の所定値IP0、車速の所定値V0
を初期化し、油温Tを読み込む。この油温Tに基づい
て、DELTH,DELV,DELIP,NE0をマッ
プに基づいて設定する。これらのマップを図4〜7に示
す。図4はスロットル開度の開度変化率の所定値DEL
THと油温Tの関係、図5は車速の時間変化率の絶対値
の所定値DELVと油温Tの関係、図6は変速比の時間
変化率の絶対値の所定値DELIPと油温Tの関係、図
7はエンジン回転数の所定値NE0と油温の関係をそれ
ぞれ表す。
【0056】次に、現時刻のエンジン回転数NE、現時
刻のスロットル開度TH1、現時刻の変速比(プーリ
比)IP1、現時刻の車速V1を読み込み、現時刻のエ
ンジン回転数NEがエンジン回転数の所定値NE0より
も大きいかどうかを判定する。これは、エンジン回転数
NEが高ければ、メインポンプ83の吐出量がある程度
確保されるため、アシストポンプ82を駆動するかどう
かの判断基準であるカウンタNを0とするためである。
【0057】エンジン回転数NEがエンジン回転数の所
定値NE0以下の時は、現時刻のスロットル開度TH1
からスロットル開度の所定値TH0を引いた値が、スロ
ットル開度の開度変化率の所定値DELTHよりも大き
いかどうかを判定する。すなわち、現時刻のスロットル
開度TH1とスロットル開度の所定値TH0との差が大
きければ、急加速要求がなされており、それに伴って急
変速する必要があり、これにより急激なプーリ油圧の流
量の増加が必要になる。よって、このときは、スロット
ル開度THによる負荷の流量必要条件発生確認フラグI
FLGを1に設定するためである。
【0058】次に、スロットル開度の開度変化率が所定
値DELTH以下の場合、現時刻の変速比IP1から変
速比の所定値IPを引いた値の絶対値が、変速比の時間
変化率の絶対値の所定値DELIPよりも大きいかどう
かを判定する。すなわち、現時刻の変速比IP1と変速
比の所定値IP0の差が変速比の時間変化率の絶対値の
所定値DELIPよりも大きいときは、短時間での変速
比の変化が発生しているため、それに伴って急激なプー
リ油圧の流量の増加が必要になる。よって、このとき
は、変速比IPによる負荷の流量必要条件発生確認フラ
グIFLGを1に設定するためである。
【0059】次に、現時刻の車速V1から車速の所定値
V0を引いた値の絶対値が、車速の時間変化率の絶対値
の所定値DELVよりも大きいかどうかを判定する。す
なわち、現時刻の車速V1と車速の所定値V0の差が変
速比の時間変化率の絶対値の所定値DELVよりも大き
いときは、短時間での車速の変化が発生しているため、
それに伴って急激なプーリ油圧の流量の増加が必要にな
る。よって、このときは、車速Vによる負荷の流量必要
条件発生確認フラグIFLGを1に設定するためであ
る。
【0060】次に、TH,IP,Vによる負荷の流量必
要条件発生確認フラグIFLGが0よりも大きいかどう
かを判定する。すなわち、上記条件によりフラグがたっ
ていれば、負荷に対応した油圧の流量が必要と判断する
ためのカウンタNを所定値N0に設定するためである。
【0061】次に、カウンタNが0よりも大きいかどう
かを判定する。N>0、つまりカウンタNに所定値が設
定されている時は、負荷に対応した油圧の流量が必要と
判断され、アシストポンプ82をONにする。そして、
カウンタNから1を引く。カウンタNが0になると、ア
シストポンプをOFFする。このとき、アシストポンプ
82がONとなった後、アシストポンプ82の駆動は所
定時間維持される。これは、制御系が定常圧になったと
しても潤滑系が十分に足りているとは限らないため、所
定時間駆動することで潤滑系にも十分な供給を行うもの
である。
【0062】次に、TH、IP、Vによる負荷の流量必
要条件発生確認フラグIFLGを0とし、スロットル開
度の所定値TH0を現時刻のスロットル開度TH1と
し、変速比の所定値IP0を現時刻のスロットル開度I
P1とし、車速の所定値V0を現時刻の車速V1とし
て、この制御を繰り返す。
【0063】以上説明したように、本実施の形態1のベ
ルト式無段変速機の制御装置においては、ステップ50
1において、エンジン回転数NEがエンジン回転数の所
定値NE0より大きいかどうかを判断し、ステップ50
2において、スロットル開度の開度変化率TH1−TH
0がスロットル開度変化率の所定値DELTHより大き
いかどうかを判断し、ステップ503において、変速比
の単位時間の変化率の絶対値|IP1−IP0|が変速
比変化率の所定値DELIPより大きいかどうかを判断
し、ステップ504において車速の単位時間の変化率の
絶対値|V1−V0|が車速変化率の所定値DELVよ
り大きいかどうかを判断し、ステップ502〜ステップ
503のうち、少なくとも1つのステップにより急変圧
発生と判断されたときはステップ6によりアシストポン
プが駆動される。
【0064】すなわち、エンジン回転数が大きいときに
は、エンジンにより駆動されるメインポンプの吐出量が
大きい。よって、急変圧による吐出量不足は発生しにく
いが、エンジン回転数が小さく、変速が頻繁に行われる
場合は、急変速要求がなされる。このとき、スロットル
開度の変化率DELTHや、変速比の変化率DELI
P、車速の変化率DELVから、急変圧が発生するかど
うかを判断することにより正確に急変圧を予測すること
が可能となり、これによりメインポンプ83の不足分を
アシストポンプ82により補うことが可能となる。よっ
て、応答遅れすることなく、十分な吐出量を供給するこ
とで、安定した変速を行うことができると共に、メイン
ポンプ83の吐出容量を小さくすることで、無駄な吐出
量を低減することができる。
【0065】また、エンジン回転数の所定値NE0とス
ロットル開度変化率の所定値DELTHと変速比変化率
の所定値DELIPと車速変化率の所定値DELVが、
油温Tに基づいて設定されていることで、油温Tにより
油の特性が異なることにより、ベルト式無段変速機のプ
ーリの容積変化のタイミングがずれてしまうといったこ
とがなく、油温Tによりそれぞれの所定値を設定するこ
とでよりよい制御タイミングを得ることができる。
【0066】また、ステップ6において、アシストポン
プ82が駆動した後、再度ステップ5において急速な油
圧変動が発生していないと判断したとしても、所定時間
は、アシストポンプ82が駆動される。これは、制御系
が定常圧に戻ったとしても、潤滑系が十分であるとは限
らないためであり、所定時間アシストポンプ82を駆動
することにより、潤滑系にも十分な油を供給することが
できる。
【0067】(実施の形態2)図8は本発明の実施の形
態2のオイルポンプユニット8の構成を表す概念図であ
る。基本的構成は実施の形態1と同様のため、異なる点
についてのみ詳述する。
【0068】85はアキュムレータ86内に油圧を畜圧
するパイロットチェックバルブであり、アキュムレータ
油路c上に設けられている。88は急変圧信号バルブで
ある。この急変圧信号バルブ88はパイロットチェック
バルブ85に油圧信号を供給することで、アキュムレー
タ86内に畜圧された油圧をライン圧吐出油路dに供給
できるよう構成されている。
【0069】図9は実施の形態2のオイルポンプ8の制
御を表すフローチャートである。
【0070】ステップ1において、スロットル開度T
H、変速比の時間変化率IP、車速Vによる負荷の流量
必要条件発生確認フラグIFLG、ライン圧指令値との
比較確認フラグJFLG、現JFLGの1つ手前のフラ
グであるJFLG0、アシストポンプONの必要性をカ
ウントするカウンタN、アキュムレータに畜圧された油
圧を放出する必要性をカウントするカウンタM、スロッ
トル開度の所定値TH0、変速比の所定値IP0、車速
の所定値V0畜圧が必要と判断された場合のフラグI
E、を初期化する。
【0071】ステップ2において、油温Tを読み込む。
【0072】ステップ3において、エンジン回転数の所
定値NE0、スロットル開度の開度変化率の所定値DE
LTH、変速比の時間変化率の絶対値の所定値DELI
P、車速の時間変化率の絶対値の所定値DELV、応答
遅れしない限界時間内でのアシストポンプ圧PTHを設
定する。
【0073】ステップ4において、現時刻のエンジン回
転数NE、現時刻のスロットル開度TH1、現時刻の変
速比(プーリ比)IP1、現時刻の車速V1を読み込
む。
【0074】ステップ501において、現時刻のエンジ
ン回転数NEがエンジン回転数の所定値NE0よりも大
きいかどうかを判定し、NE>NE0の時は、Aへ進
み、NE≦NE0の時は、ステップ502へ進む。
【0075】ステップ502において、現時刻のスロッ
トル開度TH1からスロットル開度の所定値TH0を引
いた値が、スロットル開度の開度変化率の所定値DEL
THよりも大きいかどうかを判定し、TH1−TH0>
DELTHの時は、Aへ進み、TH1−TH0≦DEL
THの時はステップ503へ進む(特許請求の範囲の急
変圧判断手段に相当)。
【0076】ステップ503において、現時刻の変速比
IP1から変速比の所定値IPを引いた値の絶対値が、
変速比の時間変化率の絶対値の所定値DELIPよりも
大きいかどうかを判定し、|IP1−IP0|>DEL
IPの時は、Aへ進み、|IP1−IP0|≦DELI
Pの時は、ステップ504へ進む(特許請求の範囲の急
変圧判断手段に相当)。
【0077】ステップ504において、現時刻の車速V
1から車速の所定値V0を引いた値の絶対値が、車速の
時間変化率の絶対値の所定値DELVよりも大きいかど
うかを判定し、|V1−V0|>DELVの時は、Aへ
進み、|V1−V0|≦DELVの時は、ステップ50
5へ進む(特許請求の範囲の急変圧判断手段に相当)。
【0078】ここで、図10にAのフローチャートを示
す。Aのフローチャートについて説明する。ステップ5
1において、TH、IP、Vによる負荷の流量必要条件
発生確認フラグIFLGと、ライン圧指令値との比較確
認フラグJFLGを1に設定する。
【0079】ステップ52において、ライン圧指令値と
の比較確認フラグJFLGが現JFLGの1つ手前のフ
ラグJFLG0より大きいかどうかが判定され、大きい
ときはステップ53へ進み、小さいときはステップ50
5へ進む(特許請求の範囲の作動必要性判断手段に相
当)。
【0080】ステップ53において、応答遅れしない限
界時間内でのアシストポンプ圧PTHが読み込まれる。
【0081】ステップ54において、ライン圧指令値P
Cが応答遅れしない限界時間内でのアシストポンプ圧P
THより小さいかどうかが判定され、小さいときはステ
ップ505へ進み、大きいときはステップ55に進む
(特許請求の範囲の急変圧信号バルブ駆動可否判断手段
に相当)。
【0082】ステップ55において、畜圧が必要と判断
された場合のフラグIEが1に設定され、カウンタMが
所定値M0に設定される。
【0083】ステップ56において、急変圧信号バルブ
88に信号を出力する。
【0084】ステップ505において、TH,IP,V
による負荷の流量必要条件発生確認フラグIFLGが0
よりも大きいかどうかが判定され、IFLG>0の時は
ステップ507へ進み、IFLG≦0の時は、ステップ
601へ進む。
【0085】ステップ507において、カウンタNをN
0に設定する。
【0086】ステップ601において、カウンタNが0
よりも大きいかどうかが判定され、N>0の時はステッ
プ602へ進み、N≦0の時はBへ進む。
【0087】ステップ602において、アシストポンプ
82をONにする。
【0088】ステップ603において、カウンタNをN
−1に設定する。
【0089】ここで、図11にBのフローチャートを示
す。Bのフローチャートについて説明する。ステップ6
1において、畜圧が必要と判断された場合のフラグIE
が1かどうかが判定され、IE≠1のときはステップ6
2へ進み、IE=1のときはステップ63へ進む。
【0090】ステップ62において、アシストポンプ8
2をOFFし、ステップ7へ進む。
【0091】ステップ63において、ライン圧指令値P
Cとして最大吐出圧を指令することでアシストポンプ8
2をONとし、アキュムレータ86に畜圧する。
【0092】ステップ64において、カウンタMから1
を引く。
【0093】ステップ65において、カウンタMが0よ
りも大きいかどうかを判定し、大きいときはステップ7
へ進み、小さいときはステップ66へ進む。
【0094】ステップ66において、畜圧が必要と判断
された場合のフラグIEとライン圧指令値との比較確認
フラグJFLGを0に設定し、ステップ7へ進む。
【0095】ステップ7において、スロットル開度T
H、変速比の時間変化率IP、車速Vによる負荷の流量
必要条件発生確認フラグIFLG=0、現JFLGの1
つ手前のフラグJFLG0=ライン圧指令値との比較確
認フラグJFLG、スロットル開度の所定値TH0=T
H1、変速比の所定値IP0=IP1、車速の所定値V
0=V1に設定後、ステップ2へ進む。
【0096】すなわち、スロットル開度TH、変速比の
時間変化率IP、車速Vによる負荷の流量必要条件発生
確認フラグIFLG、ライン圧指令値との比較確認フラ
グJFLG、現JFLGの1つ手前のフラグJFLG
0、アシストポンプONの必要性をカウントするカウン
タN、アキュムレータに畜圧された油圧を放出する必要
性をカウントするカウンタM、スロットル開度の所定値
TH0、変速比の所定値IP0、車速の所定値V0を初
期化し、油温Tを読み込む。この油温Tに基づいて、D
ELTH,DELV,DELIP,NE0,PTHをマ
ップに基づいて設定する。これらのマップを図4〜7及
び図12に示す。図4はスロットル開度の開度変化率の
所定値DELTHと油温Tの関係、図5は車速の時間変
化率の絶対値の所定値DELVと油温Tの関係、図6は
変速比の時間変化率の絶対値の所定値DELIPと油温
Tの関係、図7はエンジン回転数の所定値NE0と油温
の関係、図12はそれぞれの油温における応答遅れしな
い限界時間内でのアシストポンプ圧をそれぞれ表す。
【0097】次に、現時刻のエンジン回転数NE、現時
刻のスロットル開度TH1、現時刻の変速比(プーリ
比)IP1、現時刻の車速V1を読み込み、現時刻のエ
ンジン回転数NEがエンジン回転数の所定値NE0より
も大きいかどうかを判定する。これは、エンジン回転数
NEが高ければ、メインポンプ83の吐出量がある程度
確保されるため、アシストポンプ82を駆動するかどう
かの判断基準であるカウンタNを0とするためである。
【0098】エンジン回転数NEがエンジン回転数の所
定値NE0以下の時は、現時刻のスロットル開度TH1
からスロットル開度の所定値TH0を引いた値が、スロ
ットル開度の開度変化率の所定値DELTHよりも大き
いかどうかを判定する。すなわち、現時刻のスロットル
開度TH1とスロットル開度の所定値TH0との差が大
きければ、急加速要求がなされており、それに伴って急
変速する必要があり、これにより急激なプーリ油圧の流
量の増加が必要になる。よって、このときは、スロット
ル開度THによる負荷の流量必要条件発生確認フラグI
FLGと、ライン圧指令値との比較確認フラグJFLG
を1設定するためである。
【0099】次に、スロットル開度の開度変化率が所定
値DELTH以下の場合、現時刻の変速比IP1から変
速比の所定値IPを引いた値の絶対値が、変速比の時間
変化率の絶対値の所定値DELIPよりも大きいかどう
かを判定する。すなわち、現時刻の変速比IP1と変速
比の所定値IP0の差が変速比の時間変化率の絶対値の
所定値DELIPよりも大きいときは、短時間での変速
比の変化が発生しているため、それに伴って急激なプー
リ油圧の流量の増加が必要になる。よって、このとき
は、変速比IPによる負荷の流量必要条件発生確認フラ
グIFLGと、ライン圧指令値との比較確認フラグJF
LGを1設定するためである。
【0100】次に、現時刻の車速V1から車速の所定値
V0を引いた値の絶対値が、車速の時間変化率の絶対値
の所定値DELVよりも大きいかどうかを判定する。す
なわち、現時刻の車速V1と車速の所定値V0の差が変
速比の時間変化率の絶対値の所定値DELVよりも大き
いときは、短時間での車速の変化が発生しているため、
それに伴って急激なプーリ油圧の流量の増加が必要にな
る。よって、このときは、車速Vによる負荷の流量必要
条件発生確認フラグIFLGと、ライン圧指令値との比
較確認フラグJFLGを1設定するためである。
【0101】次に、Aの制御について説明する。TH、
IP、Vによる負荷の流量必要条件発生確認フラグIF
LGとライン圧指令値との比較確認フラグJFLGが1
に設定され、流量の必要性とライン圧指令値との比較が
行われることを表す。そして、ライン圧指令値との比較
確認フラグJFLGと前回の比較確認フラグであるJF
LG0の大きさが比較され、前回ライン圧指令値との比
較が行われていないと判断されたときは、応答遅れしな
い限界時間内でのアシストポンプ82圧PTHを読み込
み、ライン圧指令値PCと比較する。
【0102】ライン圧指令値PCの方が応答遅れしない
限界時間内でのアシストポンプ圧PTHよりも大きいと
きには、つまり、アシストポンプ82により発生する吐
出圧が要求吐出圧に満たない場合は、アキュムレータ8
6に畜圧された油圧が放出されるため、油圧放出後に畜
圧が必要と判断された場合のフラグIEが1に設定さ
れ、アキュムレータ86の畜圧が必要であることを表
す。
【0103】そして、アキュムレータ86に畜圧された
油圧を放出する必要性をカウントするカウンタMを所定
値M0に設定し、急変圧信号バルブ88に対してON吐
出力することで、パイロットチェックバルブ85を開放
することで、アキュムレータ86に畜圧された油圧を放
出する。これにより、要求吐出圧に満たない油圧を補う
ことで、応答遅れを確実に回避することができる。
【0104】次に、TH,IP,Vによる負荷の流量必
要条件発生確認フラグIFLGが0よりも大きいかどう
かを判定する。すなわち、上記条件によりフラグがたっ
ていれば、負荷に対応した油圧の流量が必要と判断する
ためのカウンタNを所定値N0に設定するためである。
【0105】次に、アシストポンプONの必要性をカウ
ントするカウンタNが0よりも大きいかどうかを判定す
る。N>0、つまりカウンタNに所定値が設定されてい
る時は、負荷に対応した油圧の流量が必要と判断され、
アシストポンプ82をONにする。そして、カウンタN
から1を引く。カウンタNが0のときは、アキュムレー
タ86への畜圧が必要と判断された場合のフラグIEが
1である、つまり、畜圧の必要性があるかどうかを判定
し、IE≠1のときは、アキュムレータ86に畜圧され
た油圧が放出されておらず、畜圧が必要ないためアシス
トポンプをOFFする。このとき、アシストポンプ82
がONとなった後、アシストポンプ82の駆動は所定時
間維持される。これは、制御系が定常圧になったとして
も潤滑系が十分に足りているとは限らないため、所定時
間駆動することで潤滑系にも十分な供給を行うものであ
る。
【0106】IE=1のときはアキュムレータ86に畜
圧された油圧が放出されており、畜圧が必要なため、ラ
イン圧指令値PCを最大吐出圧としアシストポンプ82
をONする。これにより、アキュムレータ86への畜圧
が開始されるため、アキュムレータ86に畜圧された油
圧を放出する必要性をカウントするカウンタMから1を
引く。この段階でカウンタMが0のときは、畜圧が必要
ないため、IE及びJFLGを0とする。カウンタMが
0よりも大きいときは、畜圧が必要なため、畜圧を必要
とするフラグIE及びJFLGを前回値としてそのまま
保存する。
【0107】次に、TH、IP、Vによる負荷の流量必
要条件発生確認フラグIFLGを0とし、現JFLGの
1つ手前のライン圧指令値との比較確認フラグJFLG
0を保存されたJFLGとし、スロットル開度の所定値
TH0を現時刻のスロットル開度TH1とし、変速比の
所定値IP0を現時刻のスロットル開度IP1とし、車
速の所定値V0を現時刻の車速V1として、この制御を
繰り返す。
【0108】以上説明したように、本実施の形態2のベ
ルト式無段変速機の制御装置においては、アキュムレー
タ油路c上にアキュムレータ86内の油圧を維持するパ
イロットチェックバルブ85が設けられると共に、オイ
ルポンプユニット8内に急速な油圧変動により作動する
急変圧信号バルブ88が設けられている。ステップ51
〜ステップ56において、アシストポンプ82の作動が
必要と判断されると、アシストポンプ82の応答遅れし
ない限界時間内でのアシストポンプ82の吐出圧がCV
Tコントロールユニット9からのライン圧指令値PCよ
り大きいかどうかが比較され、ライン圧指令値PCがア
シストポンプ吐出圧PTHより大きいときには、急変圧
信号バルブ88が作動されることで、パイロットチェッ
クバルブ85が開放され、アキュムレータ86内に畜圧
された油圧がライン圧として出力される。
【0109】すなわち、アシストポンプ82の作動が必
要と判断されたときに必要とされる吐出圧が、油温等の
関係から応答遅れしない為の限界時間ないで不足する場
合がある(図12参照)。このとき、アキュムレータ8
6内に畜圧された油圧を放出することで、応答遅れを防
止することができる。よって、より良い制御タイミング
で制御することができる。
【0110】また、図12に示すように、アシストポン
プ82の応答遅れしない限界時間内でのアシストポンプ
82の吐出圧が油温に基づいて設定されているため、油
温の違いによる油の特性変化を考慮することで、より安
定した制御を行うことができる。
【0111】また、ステップ51〜ステップ56におい
てアキュムレータ86内に畜圧された油圧が放出された
ときは、ステップ601においてアシストポンプ82を
駆動しないと判断しても、ステップ61〜ステップ66
においてアシストポンプ82が作動されることでアキュ
ムレータ86への畜圧が行われる。
【0112】よって、アキュムレータ86内に畜圧され
た圧力を急変圧時に使ったとしても、すぐに畜圧するこ
とが可能となり、再度応答遅れにより吐出圧が不足した
としても、応答遅れすることなくライン圧に供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態におけるベルト式無段変速機を備え
た車両の主要ユニットの構成を示す図である。
【図2】実施の形態1におけるオイルポンプユニットの
構成を表す概念図である。
【図3】実施の形態1におけるオイルポンプユニットの
制御を表すフローチャートである。
【図4】実施の形態における油温と、スロットル開度の
開度変化率の所定値との関係を表す図である。
【図5】実施の形態における油温と、車速の時間変化率
の絶対値の所定値との関係を表す図である。
【図6】実施の形態における油温と、変速比の時間変化
率の絶対値の所定値との関係を表す図である。
【図7】実施の形態における油温と、エンジン回転数の
所定値との関係を表す図である。
【図8】実施の形態2におけるオイルポンプユニットの
構成を表す概念図である。
【図9】実施の形態2におけるオイルポンプユニットの
制御を表すフローチャートである。
【図10】実施の形態2におけるオイルポンプユニット
の制御を表すフローチャートである。
【図11】実施の形態2におけるオイルポンプユニット
の制御を表すフローチャートである。
【図12】実施の形態2における油温と、応答遅れしな
い限界時間内でのアシストポンプ圧との関係を表す図で
ある。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 2 ロックアップクラッチ 3 ベルト式無段変速機 4 プライマリ回転数センサ 5 セカンダリ回転数センサ 6 油圧コントロールバルブユニット 7 ライン圧ソレノイド 8 オイルポンプユニット 9 コントロールユニット 10 スロットル開度センサ 12 入力軸 31 固定円錐板 32 可動円錐板 33 プライマリプーリシリンダ室 34 ベルト 35 固定円錐板 36 可動円錐板 37 セカンダリプーリシリンダ室 38 従動軸 81 電動モータ 82 アシストポンプ 83 メインポンプ 84 チェックバルブ 85 パイロットチェックバルブ 86 アキュムレータ 88 急変圧信号バルブ c アキュムレータ油路 d ライン圧吐出油路 IE 畜圧が必要と判断された場合のフラグ IFLG 流量必要条件発生確認フラグ JFLG ライン圧指令値との比較確認フラグ M カウンタ N カウンタ NE エンジン回転数 Npri プライマリ回転数 Nsec セカンダリ回転数 PC ライン圧指令値 PTH アシストポンプ吐出圧 T 油温 TH スロットル開度 IP 変速比 V 車速
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 63:06 F16H 63:06 Fターム(参考) 3J552 MA07 MA12 NA01 NB01 PA20 QA24A QA30C QA33C QA34C QB07 RB14 SA36 SA52 SA59 TB02 UA10 VA32Z VA47W VA50W VA53W VA74W VA76W VB01W VB04W VC01W VC03W VC04W

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより常時駆動するメインポン
    プと、電動モータにより駆動するアシストポンプと、ア
    シストポンプ吐出油路上に設けられ、油の逆流を防止す
    るチェックバルブと、アキュムレータ油路上に設けら
    れ、前記2つのオイルポンプの脈動を吸収するアキュム
    レータと、ライン圧吐出油路上に設けられ吐出圧が設定
    値以上になると油圧をリリーフするリリーフバルブと、
    を備えた油圧供給源であるオイルポンプユニットと、 該オイルポンプユニットにより発生するライン圧から制
    御油圧を発生するコントロールバルブユニットと、 該コントロールバルブユニットからの制御油圧により変
    速比が制御されるベルト式無段変速機ユニットと、 前記オイルポンプユニットと前記コントロールバルブユ
    ニットに制御信号を出力する変速機コントロールユニッ
    トと、 を備えたベルト式無段変速機の制御装置において、 前記変速機コントロールユニットに、急速な油圧変動の
    発生を判断する急変圧判断手段を設け、 該急変圧判断手段により急速な油圧変動が発生したと判
    断したときには、前記アシストポンプを駆動させ、前記
    急変圧判断手段により急速な油圧変動が発生していない
    と判断したときには、前記アシストポンプを駆動させな
    いアシストポンプ駆動可否判段手段を備えことを特徴と
    するベルト式無段変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のベルト式無段変速機の
    制御装置において、 前記急変圧判断手段には、エンジン回転数がエンジン回
    転数の所定値より大きいかどうかを判断するエンジン回
    転数判断手段と、 スロットル開度の開度変化率がスロットル開度変化率の
    所定値より大きいかどうかを判断するスロットル開度変
    化率判断手段と、 変速比の単位時間の変化率の絶対値が変速比変化率の所
    定値より大きいかどうかを判断する変速比変化率判断手
    段と、 車速の単位時間の変化率の絶対値が車速変化率の所定値
    より大きいかどうかを判断する車速変化率判断手段と、 を備え、 前記スロットル開度変化率判断手段、前記変速比変化率
    判断手段、前記車速変化率判断手段のうち、少なくとも
    1つの判断手段により急変圧発生と判断されたときはア
    シストポンプ駆動可否判断手段においてアシストポンプ
    を駆動することを特徴とするベルト式無段変速機の制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のベルト式無段変速機の
    制御装置において、 前記エンジン回転数の所定値と前記スロットル開度変化
    率の所定値と前記変速比変化率の所定値と前記車速変化
    率の所定値は、油温に基づいて設定されることを特徴と
    するベルト式無段変速機の制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載のベルト式無段
    変速機の制御装置において、 前記アシストポンプ駆動可否判断手段により前記アシス
    トポンプを駆動後、前記急変圧判断手段において急速な
    油圧変動が発生していないと判断した後所定時間は、前
    記アシストポンプを駆動することを特徴とするベルト式
    無段変速機の制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載のベルト式無段
    変速機の制御装置において、 前記アキュムレータ油路上にアキュムレータ内の油圧を
    維持するパイロットチェックバルブを設けると共に、前
    記オイルポンプユニット内に急速な油圧変動により作動
    する急変圧信号バルブを設け、 前記急変圧判断手段により急変圧発生と判断したとき、
    アシストポンプの作動の必要性を判断する作動必要性判
    断手段と、 前記アシストポンプの応答遅れしない限界時間内でのア
    シストポンプの吐出圧が前記変速機コントロールユニッ
    トからのライン圧指令値より大きいかどうかを比較し、
    前記ライン圧指令値が前記アシストポンプ吐出圧より大
    きいときには、前記急変圧信号バルブを作動する急変圧
    信号バルブ駆動可否判断手段と、 を備えたことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のベルト式無段変速機の
    制御装置において、 前記アシストポンプの応答遅れしない限界時間内でのア
    シストポンプの吐出圧を油温に基づいて設定することを
    特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載のベルト式無段
    変速機の制御装置において、 前記急変圧信号バルブ駆動可否判断手段により前記アキ
    ュムレータ内に畜圧された油圧が放出されたときは、前
    記アシストポンプ駆動可否判断手段において前記アシス
    トポンプを駆動しないと判断されたとしても前記アシス
    トポンプを作動することで前記アキュムレータへの畜圧
    を行うことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装
    置。
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