JPH0430453Y2 - - Google Patents

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JPH0430453Y2
JPH0430453Y2 JP20232085U JP20232085U JPH0430453Y2 JP H0430453 Y2 JPH0430453 Y2 JP H0430453Y2 JP 20232085 U JP20232085 U JP 20232085U JP 20232085 U JP20232085 U JP 20232085U JP H0430453 Y2 JPH0430453 Y2 JP H0430453Y2
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pressure
switch
pressure accumulator
hydraulic pump
pipe
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動変速機用油圧発生装置に関するも
のである。
[従来の技術] クラツチ機構および歯車変速機を駆動するアク
チユエータの油圧回路を車速、機関の回転数、機
関の負荷、アクセルペダルの踏込み量などに相当
する信号を入力とするマイクロコンピユータの出
力信号により制御する自動歯車変速機が既に実用
化されている。例えば、このような自動歯車変速
機のアクチユエータを作動させる油圧供給装置と
して、本出願人は既に実願昭59−116683号により
車両の機関により駆動される主油圧ポンプと、非
常時車載の電源バツテリにより駆動される副油圧
ポンプとを備えたものを出願している。
大型車両では1回の変速操作に使用される油圧
量が多いので、車両の発進時蓄圧器に圧油が十分
に蓄積されていない場合、機関により主油圧ポン
プを駆動して、蓄圧器を所定の圧力まで高めるた
めにはかなりの時間が掛かる。そこで、機関の始
動時だけ車載電源バツテリにより駆動される副油
圧ポンプから、小型の蓄圧器に圧油を供給するこ
とが迅速な車両の発進に有利である。
従来の副油圧ポンプは蓄圧器へ送られる油圧が
所定の圧力を超えると、圧力スイツチが働き、電
動機の駆動回路が自動的に開かれるようになつて
いる。この圧力スイツチは40Kg/cm2でOFF、30
Kg/cm2以下でONするようになつており、約10
Kg/cm2のヒステリシスをもつているが、このよう
な高圧域で作動する圧力スイツチには次のような
問題がある。
すなわち、圧力スイツチを構成するダイヤフラ
ムのへたりなどにより設定圧(40Kg/cm2)が使用
する度に低下し、必要な油圧得られないという問
題がある。また、設定圧に達し、圧力スイツチが
OFFとなる時完全にOFFとならず、チヤタリン
グ(ON・OFFの繰返し)を生じ電動機が焼き付
くことがある。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、本考案の目的は上述の不具合を解決す
るために、電動機の駆動回路を機関の始動操作に
関連して、所定の時間だけ駆動するようにした自
動変速機用油圧発生装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成は機
関により駆動される主油圧ポンプの吐出口を大容
量の蓄圧器に接続し、電動機により駆動される副
油圧ポンプの吐出口を小容量の蓄圧器に接続し、
大容量の蓄圧器と小容量の蓄圧器とを結ぶ通路
に、大容量の蓄圧器から小容量の蓄圧器への流れ
を許す逆止弁を配設し、小容量の蓄圧器にアクチ
ユエータを接続し、副油圧ポンプを駆動する電動
機の通電回路に機関の始動時閉じるスイツチと所
定時間経過後に開くタイマとを直列に挿入接続し
たものである。
[作用] 機関の始動時始動キーにより操作されるスター
トスイツチ34が閉じられると、タイマ38を介
して所定の時間だけ電動機23が駆動される。副
油圧ポンプ24により蓄圧器2aへ所定圧力の油
圧が供給される。所定圧を超えると安全弁25が
作動して、副油圧ポンプ24から吐き出された圧
油は油タンク29へ戻される。したがつて、迅速
な車両の発進が可能となる。
[考案の実施例] 本考案は実施例に基づいて説明する。第1図に
示すように、油タンク29が管30を経て、機関
により駆動される主油圧ポンプ32の吸込口へ接
続され、この吐出口は管31を経てアンロード弁
15に接続される。アンロード弁15は管17を
介して蓄圧器2へ接続される。蓄圧器2は逆止弁
26、管18、継手4および管3を経て蓄圧器2
aへ接続される。
こうして、蓄圧器2,2aの圧油は継手4、管
5およびフイルタ13を経て管12の端末8から
図示してない方向切換弁を経てアクチユエータの
一方の端室へ供給され、アクチユエータの他方の
端室の油は端末9を有する管28を経て油タンク
29へ戻される。アンロード弁15では蓄圧器2
が過大な圧力になると、管31からの圧油が管1
0および管28を経て油タンク29へ戻される。
管10の途中に管7の一端が接続され、他端は
圧抜き弁6を経てフイルタ13に接続される。通
常は圧抜き弁6は閉じられている。
非常用の副ポンプユニツト19は電動機23に
より駆動される副油圧ポンプ24を備えており、
この吸込口が管27および管30を経て油タンク
29に接続される一方、吐出口が管16とこの途
中に介装した逆止弁22を経て継手4に接続され
る。そして、管16と管27との間に副油圧ポン
プ24の吐出圧が過大な値になつた時この圧力を
逃す安全弁25が接続される。
なお、自動歯車変速機の油圧供給装置の場合、
端末8,9にはクラツチ操作用アクチユエータ、
歯車変速機のセレクト操作用アクチユエータおよ
び歯車変速機のシフト操作用アクチユエータがそ
れぞれ別個の方向切換弁を介して接続される。
本考案によれば、機関の始動時、電動機23に
より副油圧ポンプ24が所定の時間だけ駆動され
る。第2図は電動機23の駆動回路を示す。電源
バツテリ33の+端子と−端子との間に、機関の
始動に関連して閉じられるスタートスイツチ3
4、ヒユーズ35、スイツチ37a、電動機23
からなる直列回路が接続される。スイツチ37a
はコイル37とともにリレースイツチ36を構成
する。そして、電源バツテリ33の+端子と−端
子との間に、スタートスイツチ34、ヒユーズ3
5、タイマ38のスイツチ39a、コイル37か
らなる直列回路が接続される。タイマ38はバイ
メタルからなるスイツチ39aと、これに巻き付
けられた加熱コイル39とから構成され、加熱コ
イル39によりスイツチ39aが所定の温度にま
で加熱されると、湾曲して開路するようになつて
いる。このため、ヒユーズ35と電源バツテリ3
3の−端子との間に加熱コイル39が接続され
る。
なお、スタートスイツチ34は機関の暖機運転
が終るまで閉じられるように構成され、スタート
スイツチ34が開かれると、加熱コイル39の通
電が停止され、スイツチ39aは再び回路を閉じ
る状態に戻される。
次に、本考案による油圧供給装置の作動につい
て説明する。通常は車両の機関により主油圧ポン
プ32が駆動され、副油圧ポンプ24を駆動する
電動機23は停止されている。したがつて、油タ
ンク29から管30を経て主油圧ポンプ32へ吸
い込まれた油は管31からアンロード弁15およ
び管17を経て蓄圧器2へ供給され、さらに管1
8、継手4および管3を経て蓄圧器2aへ供給さ
れる。そして、図示してない方向切換弁が作動さ
れると、蓄圧器2,2aの圧油が逆止弁26、管
18,3から継手4、管5、フイルタ13および
管12の端末8へ流れ、さらに前述した方向切換
弁を経て図示してないアクチユエータの一方の端
室に入り、他方の端室の油が端末9から管28を
経て油タンク29へ戻される。
機関の始動時、始動キーによりスタートスイツ
チ34が閉じられると、電源バツテリ33からス
タートスイツチ34、ヒユーズ35、加熱コイル
39に通電され、加熱コイル39が次第に加熱さ
れる。しかし、スイツチ39aは所定の時間閉じ
たままにあり、したがつて、コイル37に通電さ
れ、スイツチ37aが閉じるので、電源バツテリ
33からスタートスイツチ34、ヒユーズ35、
スイツチ37aを経て、電動機23に通電され、
副油圧ポンプ24が駆動される。加熱コイル39
によりバイメタルからなるスイツチ39aが所定
の温度まで加熱されると、スイツチ39aが反り
返り、回路を開く。この時、コイル37が消磁さ
れ、スイツチ37aが開いて電動機23が停止す
る。
こうして、所定の時間電動機23が駆動される
と、油タンク29の油が管30,27を経て副油
圧ポンプ24へ吸い込まれ、管16、逆止弁2
2、継手4および管3を経て蓄圧器2aへ迅速に
充填される。そして、この蓄圧器2aの圧力が所
定の値に達したところで、蓄圧器2aの圧油が継
手4、管5、フイルタ13および管12を経てこ
の端末8から前述のようにアクチユエータの一方
の端室へ供給され、他方の端室の油は端末9から
管28を経て油タンク29へ戻される。
蓄圧器2の出口には逆止弁26が内蔵されてい
るので、副油圧ポンプ24からの圧油は蓄圧器2
aだけに充填され、迅速に蓄圧器2aの圧力が所
定の値に高められる。
なお、電動機23は主油圧ポンプ32が故障し
たような場合にも駆動されるようになつている
が、本考案の要旨には直接関係しないので、これ
以上説明しない。
また、上述の実施例では、バイメタル式タイマ
を用いているが、公知の一般的なタイマを用いる
ことができる。
第3図はスタートスイツチ34が始動電動機の
操作時間だけ閉じられる場合の自動変速機用油圧
発生装置を示す。電源バツテリ33の+端子と−
端子との間にスタートスイツチ34、ヒユーズ3
5、リレースイツチ36のコイル37が直列に接
続され、コイル37が励磁されるとスイツチ37
aが閉じて、電動機23が駆動されるのは第2図
に示す実施例と同様である。
スタートスイツチ34とヒユーズ35とからな
る直列回路と並列に、タイマ38のスイツチ39
aと自己保持回路40のスイツチ41aとからな
る直列回路が接続される。電源バツテリ33の+
端子と−端子との間にスタートスイツチ34、ヒ
ユーズ35、自己保持回路40のコイル41、バ
イメタルからなるスイツチ39aを加熱する加熱
コイル39が接続される。
この実施例では、機関の始動時スタートスイツ
チ34を一度閉じるだけで、その後開いても電動
機23が所定の時間駆動される。すなわち、スタ
ートスイツチ34が閉じると電源バツテリ33か
らスタートスイツチ34、ヒユーズ35を経て自
保持回路40のコイル41に通電され、スイツチ
41aが閉じる。したがつて、電源バツテリ33
からタイマ38のスイツチ39a、自己保持回路
40のスイツチ41aを経てリレースイツチ36
のコイル37に通電され、スイツチ37aが閉じ
て電動機23が駆動される。
加熱コイル39によりスイツチ39aが加熱さ
れて湾曲すると、回路が開かれてコイル41が消
磁され、スイツチ41aが開き、電動機23が停
止される。
[考案の効果] 本考案は上述のように、副油圧ポンプを駆動す
る電動機の駆動回路に機関のスタートスイツチと
タイマとを直列に挿入接続してなるものであるか
ら、機関の始動操作と同時に電動機が駆動され、
これにより駆動される副油圧ポンプにより蓄圧器
に所定圧力の油圧が供給され、迅速な発進操作に
備えることができる。そして、電動機はタイマに
より設定された所定の時間経過後自動的に停止す
る。
従来の副油圧ポンプの吐出圧を感知する圧力ス
イツチに比べて、この動作不良により電動機が不
必要に駆動・停止を繰り返し、電動機の焼損を招
くなどの不具合を完全に解消することができ、構
成部品としても、従来の圧力スイツチよりもタイ
マの法が安価である。また、圧力スイツチの取付
部からの油洩れなどを回避することができ、従来
例に比べて信頼性の向上と、コスト削減に役立
つ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動変速機用油圧発生装
置の油圧回路図、第2図は本考案の第1実施例に
係る自動変速機用油圧発生装置の電気回路図、第
3図は本考案の第2実施例に係る自動変速機用油
圧発生装置の電気回路図である。 2,2a……蓄圧器、23……電動機、24…
…副油圧ポンプ、32……主油圧ポンプ、33…
…電源バツテリ、34……スタートスイツチ、3
6……リレースイツチ、38……タイマ、40…
…自己保持回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関により駆動される主油圧ポンプの吐出口を
    大容量の蓄圧器に接続し、電動機により駆動され
    る副油圧ポンプの吐出口を小容量の蓄圧器に接続
    し、大容量の蓄圧器と小容量の蓄圧器とを結ぶ通
    路に、大容量の蓄圧器から小容量の蓄圧器への流
    れを許す逆止弁を配設し、小容量の蓄圧器にアク
    チユエータを接続し、副油圧ポンプを駆動する電
    動機の通電回路に機関の始動時閉じるスイツチと
    所定時間経過後に開くタイマとを直列に挿入接続
    したことを特徴とする、自動変速機用油圧発生装
    置。
JP20232085U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0430453Y2 (ja)

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JP20232085U JPH0430453Y2 (ja) 1985-12-26 1985-12-26

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JP2001324009A (ja) * 2000-05-18 2001-11-22 Jatco Transtechnology Ltd ベルト式無段変速機の制御装置

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