JP4696398B2 - 自動変速機の直結クラッチ制御装置 - Google Patents

自動変速機の直結クラッチ制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動変速機の直結クラッチ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の自動変速機では、一般にプラネタリギヤによる変速機構が用いられており、油圧式のクラッチやブレーキなどの油圧摩擦係合要素によりプラネタリギヤの連結あるいは固定を行って所望の変速段を得るようにしている。また、エンジンと変速機の間にはトルクコンバータが介装されており、発進時にエンジントルクを増大して変速機に伝達したり、変速時や急加減速時におけるショックを吸収するようにしている。
【0003】
そして、このようなトルクコンバータを有する自動変速機では、このトルクコンバータが流体を通じて動力を伝達しているため、スリップによる損失が発生して燃費が悪い。そこで、現在では、このトルクコンバータの内部にクラッチを設け、一定速度以上などの所定の運転領域では、トルクコンバータを介さずにクラッチの接続によりエンジンの出力軸と変速機の入力軸とを直接連結するロックアップ機構が採用されている。このロックアップ機構では、比較的高回転のパワーオン走行時にトルクコンバータ入力軸(エンジンの出力軸)と出力軸(変速機の入力軸)とを剛連結してスリップ損失を防止する完全直結域と、比較的低回転のパワーオン走行時に数十回転程度のスリップを伴わせながら入力軸と出力軸とを結合してエンジントルクの変動が変速機に伝達されにくくするスリップ直結域と、パワーオフ走行(減速運転)時に微小なスリップを伴わせながら入力軸と出力軸とを結合してエンジンストールを防止しつつフューエルカットを行う減速直結域と、入力軸と出力軸とを直結しない非直結域とを有している。
【0004】
このクラッチはコントロールバルブにより制御された油圧(アプライ圧)が作用して制御されるようになっており、完全直結域では、クラッチが滑らないように高いアプライ圧がこのクラッチに作用し、スリップ直結域及び減速直結域では、目標のスリップ量となるように調圧されたアプライ圧がこのクラッチに作用する。この場合、コントロールバルブにはスプール弁が用いられ、電磁弁によりデューティ制御されたコントロール油圧により作動するようになっている。
【0005】
ところで、このような自動変速機において、完全直結域やスリップ直結域から減速直結域に移行するとき、走行状態がパワーオン(エンジンは駆動状態)からパワーオフ(エンジンは被駆動状態)に切り換わる。そのため、この移行時にエンジントルクが変動し、このトルク変動が直結状態にあるクラッチを介して変速機に伝達され、ショックやジャダーが発生する。そこで、この減速直結域への移行時に、所定時間にわたって電磁弁を停止してコントロールバルブによるアプライ圧をリリースし、クラッチを一時的に非直結域としてショックやジャダーを回避し、その後、所望のアプライ圧を供給して減速直結制御を行っていた。このような自動変速機の直結クラッチ制御装置は、例えば、特許第2924624号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の自動変速機の直結クラッチ制御装置では、減速直結域への移行時にアプライ圧を低下してクラッチを一時的に非直結としてショックやジャダーを回避しているが、この減速直結域への移行時にクラッチを一時的に非直結とするクラッチ制御に対して、エンジン側ではダッシュポット制御やなまし制御などの要因によりエンジン出力の低下が遅れ、変速機側からの負荷の低下がエンジン出力低下に先行することに起因して、エンジン回転数が一時的に上昇する問題がある。
【0007】
図6に従来の自動変速機の直結クラッチ制御装置による減速直結制御時の自動変速機の運転状態を表すタイムチャートを示す。同図に示すように、ドライバがアクセルペダルを戻してアクセル開度θTH(%)を低下して閉じると、電磁弁を所定時間停止(デューティ比を0(%))してアプライ圧が低下する(A区間)。そして、所定時間経過後にがた詰めのために電磁弁のデューティ比を100(%)として(B区間)から所望のスリップ量となるように所定のデューティ比に設定(C区間)する。ところが、ドライバがアクセルペダルを戻したとき、アクセル開度θTHの低下に合わせてデューティ比を0としたにも拘らず、エンジン回転数Ne(rpm)はダッシュポット制御などのエンジン出力の急変を抑制する要因により同時には低下せず、エンジンは逆に変速機との結合解除による負荷の低減により、回転数Neが一時的に僅かに上昇することとなり、このときに前後加速度Gの変動が発生してドライバはショックを感じてしまう。
【0008】
本発明はこのような問題を解決するものであって、直結状態またはスリップ直結状態から減速直結状態へ移行するときのショックやジャダーの発生を確実に抑制した自動変速機の直結クラッチ制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置では、エンジンに連結されたトルクコンバータと、アプライ圧が供給されて該トルクコンバータの入力軸と出力軸とを剛連結可能にトルクコンバータに付設されたクラッチと、アプライ圧を調整する電磁弁を制御して該クラッチを制御するクラッチ制御手段とを具え、クラッチ制御手段が、クラッチを直結しない非直結状態と、クラッチを剛連結する完全直結状態及びまたはクラッチを所望のスリップ量となるようにフィードバック制御するスリップ直結状態と、車両の減速運転時においてクラッチを所望の減速スリップ量となるようにフィードバック制御する減速直結状態とに切り換え可能とし、この完全直結状態またはスリップ直結状態から減速直結状態への移行時にスリップ量が所定値以下になるまでクラッチに供給されていた油圧を保持し、スリップ量が所定値以下になると、一旦電磁弁の駆動を停止して油圧を低下させてから所望の減速スリップ量となるようにフィードバック制御すると共に、電磁弁の駆動停止時間はトルクコンバータ内のアプライ圧が高い場合に長く、低い場合に短くなるよう設定するようにしている。
【0010】
従って、トルクコンバータによる完全直結状態またはスリップ直結状態から、ドライバがアクセルペダルを戻して減速直結状態へ移行するとき、アクセル開度を低下してからダッシュポットなどのエンジン出力の急変を抑制する要因によりエンジン出力の低下が遅れても、スリップ量が所定値以下になるまで、つまり、エンジン出力が適正値以下に低下するまで、クラッチに供給されていた油圧を保持する。そのため、エンジン出力が適正値以下に低下してからクラッチに供給されていた油圧を低下することとなり、減速直結状態への移行時に発生するショックやジャダーを確実に回避することができると共に、このときのエンジン出力の上昇による前後加速度Gの発生を防止することができる。又、完全直結状態またはスリップ直結状態から減速直結状態へ、ショックやジャダーなどを発生させることなく、スムースに移行することができる。
【0011】
請求項2の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置では、スリップ直結状態から減速直結状態への移行時に、スリップ量が所定値以下になるまでクラッチに供給されていた油圧を保持するようにしている。スリップ直結状態では完全直結状態に比べてクラッチに供給する油圧が低いため、減速直結状態への移行時にクラッチの解放が早くてエンジン回転数が上昇する傾向が顕著であり、スリップ直結状態から減速直結状態への移行時にスリップ量が所定値以下となるまでクラッチ油圧を保持することでエンジン回転数の一時的な上昇を効果的に防止できる。
【0013】
請求項3の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置では、クラッチに供給されていた油圧を保持した時間が所定時間以上になると、減速直結状態に移行させるようにしている。従って、クラッチの供給油圧を保持してもスリップ量がなかなか低下しないような状況下で、クラッチ供給油圧の保持を無駄に継続させて減速直結状態への移行が遅れるような事態を回避させることができる。
【0014】
請求項4の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置では、完全直結状態またはスリップ直結状態から減速直結状態への移行時に、クラッチに供給されていた油圧を所定の最低時間は保持すると共に、スリップ量が所定値以下になるまでこの油圧を保持するようにしている。従って、減速直結状態への移行前の状態のスリップ量が少なくても、所定の最低時間はクラッチ供給油圧が保持されることとなり、変速機側からの負荷の低下エンジンの出力の低下に先行することをより確実に防止し、エンジン回転数の上昇をより確実に防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0016】
図1に本発明の第1実施形態に係る自動変速機の直結クラッチ制御装置の概略構成、図2にクラッチの制御域を表すマップ、図3に直結クラッチ制御装置による減速直結制御のフローチャート、図4に減速直結制御時における自動変速機の運転状態を表すタイムチャートを示す。
【0017】
本実施形態の自動変速機の直結クラッチ制御装置において、図1に示すように、エンジン11の後部には自動変速機12が接続されており、エンジン11の出力が自動変速機12を介して駆動輪に伝達されるようになっている。この自動変速機12は、トルクコンバータ13、変速機本体14、油圧コントローラ15等から構成されており、各機器は電子制御ユニット(ECU)16によって駆動制御されるようになっている。そして、変速機本体14は複数組のプラネタリギヤ、油圧クラッチ、油圧ブレーキなどの油圧摩擦係合要素を内蔵している。また、油圧コントローラ15は一体に形成された油圧回路の他、ECU16によってデューティ駆動される複数の電磁弁を有している。
【0018】
一方、ECU16は、図示しない入出力装置、多数の制御プログラムを記憶した記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を有しており、その入力側にはエンジン出力軸に設けられたリングギア17を介してエンジン回転数Neを検出するエンジン回転数センサ18、トルクコンバータ13のタービン回転数Ntを検出するタービン回転数センサ19、図示しないトランスファドライブギヤの回転数Noを検出するドライブギヤ回転数センサ20、図示しないスロットルバルブの開度θTHを検出するスロットルポジションセンサ21、トルクコンバータ13内の図示しないオイルポンプから吐出される作動油の油温を検出する油温センサ22が接続されている。なお、ECU16には、自動変速機12の変速段セレクタレバーの位置を検出するインヒビタスイッチ、スロットルバルブの閉鎖状態を検出するアイドルスイッチ等が接続されている。
【0019】
トルクコンバータ13は、ハウジング23、ケーシング24、ポンプ25、ステータ26、タービン27等から構成されており、ポンプ25はケーシング24を介して入力軸としての駆動軸28に連結されている。そして、ステータ26はワンウェイクラッチ29を介してハウジング23に連結され、タービン27は出力軸としての変速機本体14のインプットシャフト30に連結されている。また、トルクコンバータ13内にはケーシング24とタービン27との間に直結クラッチ(以下、ダンパクラッチと称する。)31が介装されており、このダンパクラッチ31の係合により駆動軸28とインプットシャフト30とが直結可能となっている。そして、ダンパクラッチ31は油路32,33を介してクラッチ油圧制御回路34から供給される作動油により駆動されるようになっている。
【0020】
このクラッチ油圧制御回路34の中心をなすコントロールバルブ35は、密閉式の電磁弁36により駆動されてダンパクラッチ31への供給油圧を制御するスプール弁37、このスプール弁37の両端部に位置する左端室38及び右端室39、各室38,39にパイロット圧を導入する油路40,41、スプール弁37を図1にて右方向に付勢するスプリング42等から構成されている。この左端室38への油路40は分岐油路43を介して電磁弁36に接続されており、この電磁弁36が閉止状態(OFF位置)の場合には、左端室38と右端室39のパイロット圧が均衡し、スプリング42に付勢されたスプール弁37が右方向に移動する。一方、電磁弁36が開放状態(ON位置)の場合には、左端室38側のパイロット圧が抜かれ、右端室39側のパイロット圧に付勢されてスプール弁37が左方向に移動する。なお、油路40、分岐油路43にはそれぞれオリフィス44,45が形成されており、パイロット圧の急激な変動が防止される。
【0021】
そして、スプール弁37が右方向に移動すると、油路32を介してケーシング24とダンパクラッチ31との間にトルクコンバータ潤滑油圧(リリース圧)が供給され、同時に油路33を介してケーシング24から作動油が排出される。すると、ダンパクラッチ31が開放状態となり、駆動軸28の回転はポンプ25とタービン27を介してインプットシャフト30に伝達される。一方、スプール弁37が左方向に移動すると、油路33を介してケーシング24とダンパクラッチ31との間の作動油が排出され、同時に油路30を介してケーシング24内にコントロールバルブ35の調圧に基づくアプライ圧が供給さる。すると、ダンパクラッチ31が結合状態(完全結合状態)となり、駆動軸28の回転は直接インプットシャフト30に伝達される。
【0022】
また、ダンパクラッチ31の断接と供給油圧とは、スプール弁37の位置、つまり、左端室38と右端室39とに供給されるパイロット圧の圧力差によって決定され、この圧力差は電磁弁36をデューティ駆動することにより制御される。例えば、ECU16が電磁弁36を80%程度のデューティ比で駆動すると、左端室38内のパイロット圧が分岐油路43、電磁弁36を介して排出され、スプール弁37は左端に移動し、アプライ圧の作用によりダンパクラッチ31が完全直結状態となる。一方、ECU16が電磁弁36を0%のデューティ比で駆動する(つまり、全く駆動しない)と、左端室38と右端室39内のパイロット圧が均衡するためにスプリング42に付勢されてスプール弁37は右端に移動し、リリース圧の作用によりダンパクラッチ31が非直結状態となる。そして、ECU16が電磁弁36を所定のデューティ比(例えば、25〜35%)で駆動すると、低いアプライ圧状態を形成することができ、ダンパクラッチ31は減速直結状態あるいはスリップ直結状態となる。
【0023】
このように構成された本実施形態の自動変速機の直結クラッチ制御装置にあっては、運転者がイグニッションキーをONにしてエンジン11が駆動すると、ECU16が各初期値の設定を行い、各種センサの検出信号を読み取って記憶する。そして、ECU16は、スロットル開度θTHとトランスファドライブギヤ回転数Noとから変速機本体14が確立すべき変速段を決定し、決定された変速段のシフト信号を出力すると、油圧コントローラ15は変速機本体14を駆動して変速制御を行う。
【0024】
また、ECU16は図2に表す直結クラッチの制御域マップに基づいてダンパクラッチ31の駆動制御を行う。この制御域マップにおいて、横軸は出力軸(トランスファドライブギヤ)回転数No(またはタービン回転数Nt)であり、縦軸はスロットル開度θTHである。図2に示すように、出力軸回転数Noが比較的低い領域は、ダンパクラッチ31が完全に解放される非直結領域となっており、出力軸回転数Noが比較的高く、スロットル開度θTHがパワーオンラインLより大きい領域には、スリップ直結域とこのスリップ直結域より高回転側の完全直結域が設定されている。スリップ直結域では、ダンパクラッチ31のスリップ量が、例えば、50rpm程度の目標スリップ量となるようにフィードバック制御される。一方、完全直結領域では、ダンパクラッチ31は完全直結制御される。
【0025】
即ち、スリップ直結域及び完全直結域では、コントロールバルブ35からケーシング24内にアプライ圧が供給さる一方、ダンパクラッチ31とケーシング24との間からリリース圧が排出され、完全直結域では、ダンパクラッチ31が完全に結合され、スリップ直結域では、目標スリップ量となるように電磁弁のデューティ比がフィードバック制御される。なお、パワーオンラインL上では、理論的にはエンジン回転数Neとタービン回転数Nt(トランスファドライブギヤ回転数No)とが一致して加速も減速も行われないが、実際にはエンジン11の出力のばらつきにより若干は加速されたり、減速されたりすることがある。
【0026】
また、スロットル開度θTHがパワーオンラインLより小さい場合は、出力軸回転数Noがアイドル回転数より若干高い領域(例えば、1500rpm)から所定の領域(例えば、3000rpm)が減速直結域となり、それ以上の領域は非直結域となる。この減速直結域において、目標減速スリップ量となるように電磁弁36のデューティ比がフィードバック制御されることにより、ダンパクラッチ31には必要最低限のアプライ圧が供給され、エンジン11と変速機本体14とが所定の目標減速スリップ量(例えば、−10rpm)をもってダンパクラッチ31がスリップ直結される一方、急制動時には、ダンパクラッチ31がすばやく解除されてエンジンストールを回避できる。なお、減速直結域には、エンジン11の回転を維持しながら燃料供給を停止(フューエルカット)することで、燃費を向上できる。
【0027】
そして、本実施形態では、車両の運転状態が完全直結状態またはスリップ直結状態から、ドライバがアクセルペダルを戻して減速直結状態へ移行するとき、スリップ量が所定値以下になるまでダンパクラッチ31に供給されていた油圧を保持するようにしている。以下、この減速直結制御について、図3に示すフローチャート及び図4のタイムチャートに基づいて説明する。
【0028】
図3に示すように、ステップS11にて、スロットル開度θTHと出力軸回転数Noとに基づいて図2のマップから、車両の運転状態が減速運転域にあるかどうかを判定し、車両の運転状態が減速運転域になければ何もしないでこのルーチンを抜ける一方、減速運転域にあれば、ステップS12、13にて、減速直結開始条件の判定を行う。即ち、ステップS12にて、エンジン回転数Neが所定回転数以上であるかどうかを判定し、エンジン回転数Neが所定回転数より低ければ、フューエルカットによりエンジンストールしてしまう虞があるために何もしないでこのルーチンを抜ける一方、エンジン回転数Neが所定回転数以上であれば、ステップS13に移行する。このステップS13では、所定時間前がパワーオン直結中、つまり、完全直結状態またはスリップ直結状態であったかどうかを判定し、所定時間前がパワーオン直結中でなければ、何もしないでこのルーチンを抜ける一方、所定時間前がパワーオン直結中であれば、ステップS14に移行する。
【0029】
そして、ステップS14以降で減速直結移行の制御を行う。即ち、ステップS14にて、まず、前回のデューティ比(DCC duty)を保持しておき、ステップS15にて、ダンパクラッチ31のスリップ量が所定回転数(例えば、10rpm)以上であるかどうかを判定する。ここで、スリップ量が所定回転数より高ければ、ドライバがアクセルペダルを戻したにもかかわらず、エンジン出力(エンジン回転数Ne)がダッシュポット制御などの要因により十分低下していないと判断してステップS16に移行し、デューティ比の保持が所定時間α(例えば、300msec程度)以上継続しているかどうかを判別し、最初は所定時間に満たないので前述したステップS11〜16を繰り返す。そして、ステップS15にて、スリップ量が所定回転数より低くなったら、ステップS17以降にて減速直結制御を実行する。また、ステップS17にて、デューティ比の保持が所定時間α以上継続していると判別された場合は、デューティ比の保持を継続してもスリップ量が低下しないと判断し、減速直結制御への移行が遅れることを回避するため、ステップS17以降にて減速直結制御を実行する。
【0030】
即ち、ステップ17にて、ECU16は、減速直結制御の開始点より所定時間前における電磁弁36の駆動デューティ比とダンパクラッチ31のスリップ量とから予め設定されたマップより電磁弁駆動停止時間を設定し、この電磁弁駆動停止時間にわたって電磁弁36の駆動デューティ比を0とし、リリース圧を供給する一方でアプライ圧を排出し、ダンパクラッチ31を非直結状態とする(図4にてA区間)。従って、トルクコンバータ13内のアプライ圧が高い場合には、電磁弁駆動停止時間が長く設定され、直結状態を回避してエンジン11のトルク変動が自動変速機12側に伝達されずにショックやジャダーの発生を防止できる。一方、トルクコンバータ13内のアプライ圧が低い場合には、電磁弁駆動停止時間が短く設定され、非直結状態の時間が必要以上に長くならず、エンジン回転数の低下による燃料噴射の再開が起こらずに燃費を低減できる。
【0031】
そして、ステップ18にて、ECU16は、減速直結域への突入直前のスロットル開度θTHと出力軸回転数Noとから予め設定されたマップよりがた詰めデューティ比及びがた詰め時間を設定し、このがた詰め時間にわたって電磁弁36を所定のがた詰めデューティ比で駆動し、アプライ圧を供給してダンパクラッチ31のがた詰めを行う(図4にてB区間)。なお、このがた詰めデューティ比は、スロットル開度θTHが大きく且つ出力軸回転数Noが高い完全直結域からの移行では、アプライ圧の残圧が高いために小さく設定され、非直結域等からの移行では、アプライ圧の残圧が低いために大きく設定されている。
【0032】
更に、ステップ19にて、ECU16は、減速直結域への突入直前のスロットル開度θTHと出力軸回転数Noとから予め設定されたマップよりフィードバック開始デューティ比を設定し、電磁弁36を所定のフィードバック開始デューティ比で駆動し、その後はスリップ量が目標減速スリップ量となるようにフィードバック制御を行う(図4にてC区間)。なお、フィードバック開始デューティ比も、がた詰めデューティ比と同様に、スロットル開度θTHが大きく且つ出力軸回転数Noが高い完全直結域からの移行では、アプライ圧の残圧が高いために小さく設定され、非直結域等からの移行では、アプライ圧の残圧が低いために大きく設定されている。その後、車両の運転状態が他の運転域に変更されるまでこのフィードバック制御を継続する。
【0033】
このように本実施形態では、車両の運転状態が減速直結状態へ移行するとき、スリップ量が所定値以下になるまでダンパクラッチ31に供給されていた油圧を保持し、その後、一旦油圧を低下させてから所望の減速スリップ量となるようにフィードバック制御しており、このときのエンジン回転数の上昇による前後加速度の発生を防止できる。
【0034】
即ち、図4に示すように、ドライバがアクセルペダルを戻してスロットル開度θTHが低下したとき、エンジン回転数Neがダッシュポット制御などの要因により直ちに低下しないため、前回のデューティ比DCC dutyを保持する。そして、所定時間が経過してスリップ量が所定回転数より低くなったら、電磁弁駆動停止時間にわたって電磁弁36の駆動デューティ比を0としており、A区間にわたってダンパクラッチ31は非直結状態となる。そして、電磁弁駆動停止時間の経過後に、がた詰め時間にわたって電磁弁36をがた詰めデューティ比で駆動しており、B区間にわたってダンパクラッチ31にアプライ圧を供給してがた詰めされる。そして、がた詰め時間の経過後は、C期間にわたって電磁弁36をフィードバック開始デューティ比で駆動し、その後はスリップ量が目標減速スリップ量となるようにフィードバック制御を行う。
【0035】
このようにトルクコンバータ13をスリップ直結状態から減速直結状態へ移行するとき、ドライバによるアクセルペダルの戻し動作に対してダッシュポット制御などの要因によりエンジン出力の低下が遅れても、スリップ量が所定値以下になるまで、つまり、エンジン出力が適正値以下に低下するまで、それまでダンパクラッチ31に供給されていた油圧を保持するため、減速直結状態への移行時に発生するショックやジャダーを確実に回避することができると共に、このときのエンジン回転数の上昇による前後加速度Gの発生を確実に防止することができる。
【0036】
図5に本発明の第2実施形態に係る自動変速機の直結クラッチ制御装置による減速直結制御のフローチャートを示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0037】
本実施形態では、図5のフローチャートに示すように、前述した実施形態の制御にステップS20の処理を追加しており、その他の制御は同様である。即ち、このステップS20では、デューティ比の保持時間が所定の最低時間β(例えば、100msec、β<α)以上かどうかが判定され、デューティ比の保持時間が最低時間βに満たなければステップS11に戻り、最低時間β以上であるばステップS15に移行するようにしている。このステップS20の処理により、スリップ量に拘らずの最低時間βの間はデューティ比が保持されることとなる。これにより、例えば、完全直結状態や極小のスリップ直結状態から急激に減速スリップ直結状態に変化した場合(元々スリップ量が少ない場合)でも、減速直結状態に移行を遅らせることができる。このため、変速機側からの負荷の低下がエンジンの出力低下に先行することをより確実に防止し、エンジン回転数の上昇及びこれによる前後加速度の発生をより確実に防止できる。
【0038】
なお、上述した各実施形態では、自動変速機12のトルクコンバータ13において、スリップ直結状態から減速直結状態への移行時に、スリップ量が所定値以下になるまでダンパクラッチ31に供給されていた油圧を保持するようにしたが、完全直結状態から減速直結状態への移行時に、スリップ量が所定値以下になるまでダンパクラッチ31に供給されていた油圧を保持するようにしても、前述とほぼ同様の作用効果を奏することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上、実施形態をおいて詳細に説明したように請求項1の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置によれば、エンジンに連結されたトルクコンバータと、アプライ圧が供給されて該トルクコンバータの入力軸と出力軸とを剛連結可能にトルクコンバータに付設されたクラッチと、アプライ圧を調整する電磁弁を制御して該クラッチを制御するクラッチ制御手段とを具え、クラッチ制御手段が、クラッチを直結しない非直結状態と、クラッチを剛連結する完全直結状態及びまたはクラッチを所望のスリップ量となるようにフィードバック制御するスリップ直結状態と、車両の減速運転時においてクラッチを所望の減速スリップ量となるようにフィードバック制御する減速直結状態とに切り換え可能とし、この完全直結状態またはスリップ直結状態から減速直結状態への移行時にスリップ量が所定値以下になるまでクラッチに供給されていた油圧を保持し、スリップ量が所定値以下になると、一旦電磁弁の駆動を停止して油圧を低下させてから所望の減速スリップ量となるようにフィードバック制御すると共に、電磁弁の駆動停止時間はトルクコンバータ内のアプライ圧が高い場合に長く、低い場合に短くなるよう設定するようにしたので、完全直結状態またはスリップ直結状態から、ドライバがアクセルペダルを戻して減速直結状態へ移行するとき、アクセル開度を低下してからダッシュポットなどの要因によりエンジン出力の低下が遅れても、スリップ量が所定値以下になるまで、つまり、エンジン出力が適正値以下に低下するまで、クラッチに供給されていた油圧を保持しており、エンジン出力が適正値以下に低下してからクラッチに供給されていた油圧を低下することとなり、減速直結状態への移行時に発生するショックやジャダーを確実に回避することができると共に、このときのエンジン回転数の上昇による前後加速度Gの発生を防止することができる。又、完全直結状態またはスリップ直結状態から減速直結状態へショックやジャダーなどが発生することなく、スムースに移行することができる。
【0040】
請求項2の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置によれば、スリップ直結状態から減速直結状態への移行時に、スリップ量が所定値以下になるまでクラッチに供給されていた油圧を保持するようにしたので、完全直結状態に比べてクラッチに供給する油圧が低く、減速直結状態への移行時にクラッチの解放が早くてショックの発生が顕著になり易いスリップ直結状態からの減速直結状態移行時に、エンジン回転数の一時的な上昇を効果的に防止することができる。
【0042】
請求項3の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置によれば、クラッチに供給されていた油圧を保持した時間が所定時間以上になると、減速直結状態に移行させるようにしたので、クラッチの供給油圧を保持してもスリップ量がなかなか低下しないような状況下で、クラッチ供給油圧の保持を無駄に継続させて減速直結状態への移行が遅れるような事態を回避させることができる。
【0043】
請求項4の発明の自動変速機の直結クラッチ制御装置によれば、完全直結状態またはスリップ直結状態から減速直結状態への移行時に、クラッチに供給されていた油圧を所定の最低時間は保持すると共に、スリップ量が所定値以下になるまでこの油圧を保持するようにしたので、減速直結状態への移行前の状態のスリップ量が少なくても、所定の最低時間はクラッチ供給油圧が保持されることとなり、変速機側からの負荷の低下エンジンの出力の低下に先行することをより確実に防止し、エンジン回転数の上昇をより確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動変速機の直結クラッチ制御装置の概略構成図である。
【図2】クラッチの制御域を表すマップである。
【図3】直結クラッチ制御装置による減速直結制御のフローチャートである。
【図4】減速直結制御時における自動変速機の運転状態を表すタイムチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係る自動変速機の直結クラッチ制御装置による減速直結制御のフローチャートである。
【図6】従来の自動変速機の直結クラッチ制御装置による減速直結制御時の自動変速機の運転状態を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
11 エンジン
12 自動変速機
13 トルクコンバータ
14 変速機本体
15 油圧コントローラ
16 電子制御ユニット(ECU)
18 エンジン回転数センサ
19 タービン回転数センサ
20 ドライブギヤ回転数センサ
21 スロットルポジションセンサ
28 駆動軸(入力軸)
30 インプットシャフト(出力軸)
31 ダンパクラッチ
34 クラッチ油圧制御回路
35 コントロールバルブ

Claims (4)

  1. エンジンに連結されたトルクコンバータと、
    アプライ圧が供給されて該トルクコンバータの入力軸と出力軸とを剛連結可能に前記トルクコンバータに付設されたクラッチと、
    前記アプライ圧を調整する電磁弁を制御して該クラッチを制御するクラッチ制御手段とを具え、
    該クラッチ制御手段が、前記クラッチを直結しない非直結状態と、前記クラッチを剛連結する完全直結状態及びまたは該クラッチを所望のスリップ量となるようにフィードバック制御するスリップ直結状態と、車両の減速運転時において前記クラッチを所望の減速スリップ量となるようにフィードバック制御する減速直結状態とに切り換える自動変速機において、
    前記完全直結状態または前記スリップ直結状態から前記減速直結状態への移行時に、前記スリップ量が所定値以下になるまで前記クラッチに供給されていた油圧を保持し、前記スリップ量が所定値以下になると、一旦前記電磁弁の駆動を停止して油圧を低下させてから所望の減速スリップ量となるようにフィードバック制御すると共に、前記電磁弁の駆動停止時間は前記トルクコンバータ内のアプライ圧が高い場合に長く、低い場合に短くなるよう設定されていることを特徴とする自動変速機の直結クラッチ制御装置。
  2. 請求項1記載の自動変速機の直結クラッチ制御装置において、
    前記スリップ直結状態から前記減速直結状態への移行時に、前記スリップ量が所定値以下になるまで前記クラッチに供給されていた油圧を保持することを特徴とする自動変速機の直結クラッチ制御装置。
  3. 請求項1記載の自動変速機の直結クラッチ制御装置において、
    前記クラッチに供給されていた油圧を保持した時間が所定時間以上になると、前記減速直結状態に移行させることを特徴とする自動変速機の直結クラッチ制御装置。
  4. 請求項1記載の自動変速機の直結クラッチ制御装置において、
    前記完全直結状態または前記スリップ直結状態から前記減速直結状態への移行時に、前記クラッチに供給されていた油圧を所定の最低時間は保持すると共に、前記スリップ量が所定値以下になるまで該油圧を保持することを特徴とする自動変速機の直結クラッチ制御装置。
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