JP2001291641A - チップ型コンデンサ及びその製造方法並びにモールド金型 - Google Patents

チップ型コンデンサ及びその製造方法並びにモールド金型

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JP2001291641A JP2000107035A JP2000107035A JP2001291641A JP 2001291641 A JP2001291641 A JP 2001291641A JP 2000107035 A JP2000107035 A JP 2000107035A JP 2000107035 A JP2000107035 A JP 2000107035A JP 2001291641 A JP2001291641 A JP 2001291641A
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秀明 佐藤
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフローソルダリングでハンダ付けを行って
もチップ立ち現象が生じることを防止することができ、
さらなる小型・軽量化に対応できるチップ型コンデンサ
及びその製造方法並びにモールド金型の提供。 【解決手段】 側片部22,32の接続舌片21,31
よりも樹脂外装15の外端面15b,15c側に、接続
舌片21,31の立ち上げ方向に斜めに延出する曲部2
6,36がプレス曲げ加工で形成されることによって、
側片部22,32が、樹脂外装の外端面15b,15c
に実装面15aよりも接続舌片21,31の立ち上げ方
向側で露出するとともにその実装面15a側も外端面1
5b,15cの範囲まで露出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ型コンデン
サ及びその製造方法並びにモールド金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンデンサに関するものとして特
開昭60−66807号公報に開示されたものがある。
このコンデンサは、陽極端子にコンデンサ素子より導出
した陽極線を接続させ、陰極端子にコンデンサ素子の陰
極側を接続させた状態で樹脂外装されるものである。ま
た、従来のコンデンサに関する他のものとして、特開昭
60−220921号公報に開示されたものがある。こ
のコンデンサは、両側の端子にコンデンサ素子の両側の
電極面を接続させた状態で樹脂外装されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、携帯
電話等の電子機器は高機能化しつつも軽量化が必要とさ
れており、電子機器に用いられるコンデンサも今まで以
上に小型・軽量化が必要となってきている。
【0004】一方、上記した従来のいずれのコンデンサ
においても、端子の実装面側が平板状をなしておりこの
平板状の部分で印刷回路基板にハンダ付けされることに
なるが、その際に、リフローソルダリングでハンダ付け
を行うと、ハンダの表面張力によって立ち上がってしま
ういわゆるチップ立ち現象(マンハッタン現象またはツ
ームストーン現象とも呼ばれる)を生じやすいという問
題があった。しかも、このようなチップ立ち現象は、小
型・軽量化を図った微小チップに特に生じやすいため、
上記のような小型・軽量化を図る上で切り離せない問題
となっている。
【0005】したがって、本発明は、リフローソルダリ
ングでハンダ付けを行ってもチップ立ち現象が生じるこ
とを防止することができ、さらなる小型・軽量化に対応
できるチップ型コンデンサ及びその製造方法並びにモー
ルド金型の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載のチップ型コンデンサは、陽
極および陰極の両方の端子にコンデンサ素子を接続させ
た状態で樹脂外装が形成されてなるものであって、前記
両方の端子は、前記樹脂外装の実装面側に露出する底板
部と、該底板部に対し立ち上げられて前記コンデンサ素
子に接続される接続舌片と、該接続舌片よりも前記底板
部に対し反対方向に前記底板部から前記樹脂外装の外端
面まで延出された側片部とを有しており、該側片部は、
前記接続舌片よりも前記外端面側に、前記接続舌片の立
ち上げ方向に斜めに延出する曲部がプレス加工で形成さ
れることによって、前記外端面に前記実装面よりも前記
立ち上げ方向側で露出するとともに、前記実装面側も前
記外端面の範囲まで露出していることを特徴としてい
る。
【0007】このように、側片部の接続舌片よりも樹脂
外装の外端面側に、接続舌片の立ち上げ方向に斜めに延
出する曲部がプレス加工で形成されることによって、該
側片部が、樹脂外装の外端面に実装面よりも接続舌片の
立ち上げ方向側で露出するとともにその実装面側も外端
面の範囲まで露出している。
【0008】このため、リフローソルダリングにより側
片部を印刷回路基板にハンダ付けすると、側片部の曲部
の下側の空間部にハンダが入り込むことになり、その結
果、チップ立ち現象の発生を防止できる。したがって、
リフローソルダリングでハンダ付けを行ってもチップ立
ち現象が生じることを防止することができ、さらなる小
型・軽量化に対応できることになる。
【0009】しかも、曲部がプレス曲げ加工されている
ものであるため、製造が容易となりコスト増を抑制する
ことができる。
【0010】加えて、接続舌片よりも樹脂外装の外端面
側に曲部が形成される構造、言い換えれば、外端面と接
続舌片との間に曲部が介在する構造となっているため、
外端面と接続舌片との間隔を確実にあけることができ、
接続舌片を確実に樹脂外装に埋設できる位置関係とな
る。その結果、接続舌片に接続されるコンデンサ素子を
確実に樹脂外装に埋設することができて耐湿特性が確保
でき、特に漏れ電流特性に顕著な効果を奏する。
【0011】本発明の請求項2記載のチップ型コンデン
サは、請求項1記載のものに関して、前記曲部は、湾曲
形状をなしていることを特徴としている。
【0012】このように、曲部が湾曲形状をなすことに
より、曲部におけるハンダとの接触面積を大きくでき、
接続の信頼性を増すことができる。また、曲部が露出し
ているので実装時のハンダによる接続の目視確認も容易
である。
【0013】本発明の請求項3記載のチップ型コンデン
サは、請求項1または2記載のものに関して、前記両方
の端子は、前記実装面側に露出する面積が互いに等しく
されていることを特徴としている。
【0014】このように両方の端子が実装面側に露出す
る面積が互いに等しくされているため、印刷回路基板へ
の接触面積が等しくなり、その結果、リフローソルダリ
ング時のチップ立ち現象の発生をより確実に防止でき
る。
【0015】本発明の請求項4記載のチップ型コンデン
サは、請求項1乃至3のいずれか一項記載のものに関し
て、前記曲部の前記実装面からの高さは、前記底板部の
板厚の2倍以上の高さとされていることを特徴としてい
る。
【0016】このように、曲部の実装面からの高さが、
底板部の板厚の2倍以上の高さとされているため、曲部
の下側の空間部にハンダが十分に入り込むことになり、
その結果、リフローソルダリング時のチップ立ち現象の
発生をより確実に防止できる。
【0017】本発明の請求項5記載のチップ型コンデン
サは、請求項1乃至4のいずれか一項記載のものに関
し、前記陰極の端子は、前記底板部の前記側片部に対し
反対側に、前記接続舌片の立ち上げ方向に曲げられた
後、前記底板部と平行をなすことにより前記樹脂外装内
に埋設される埋設板部を有することを特徴としている。
【0018】これにより、陰極の端子が、接続舌片の立
ち上げ方向において底板部と平行をなす埋設板部におい
ても樹脂外装内に埋設されるため、該端子の樹脂外装に
対する剥がれの発生を防止できる。
【0019】本発明の請求項6記載のチップ型コンデン
サは、請求項1乃至5のいずれか一項記載のものに関
し、前記底板部には、前記コンデンサ素子側に突出し該
コンデンサ素子の前記実装面側に当接する凸状ダム部が
形成されていることを特徴としている。
【0020】このように、底板部には、コンデンサ素子
側に突出し該コンデンサ素子の実装面側に当接する凸状
ダム部が形成されているため、コンデンサ素子と底板部
とを銀ペースト等の導電性接着剤で接着させる際に、該
導電性接着剤の不要な流れ出しを防止することができる
とともに導電性接着剤の厚みが均一化して接続強度のバ
ラツキがなくなる。
【0021】本発明の請求項7記載のチップ型コンデン
サは、請求項1乃至6のいずれか一項記載のものに関
し、前記樹脂外装は液状樹脂がスキージで印刷されて成
形されることを特徴としている。
【0022】このように、樹脂外装は液状樹脂がスキー
ジで印刷されて成形されるため、高価でしかも製造が大
変なトランスファーモールド金型を不要にでき、その結
果、製造コストを低減することができるとともに、設計
変更に即座に対応できる。
【0023】本発明の請求項8記載のチップ型コンデン
サは、請求項1乃至6のいずれか一項記載のものに関
し、前記樹脂外装はトランスファーモールド成形法で成
形されていることを特徴としている。
【0024】このように、樹脂外装はトランスファーモ
ールド成形法で成形されるため、樹脂外装の形状を安定
させることができる。
【0025】本発明の請求項9記載のチップ型コンデン
サは、請求項1乃至8のいずれか一項記載のものに関
し、前記コンデンサ素子に接続される前記陽極および陰
極の両方の端子の組が、前記樹脂外装の相反する二面に
それぞれ設けられていることを特徴としている。
【0026】コンデンサ素子に接続される陽極および陰
極の両方の端子の組が、樹脂外装の相反する二面にそれ
ぞれ設けられているため、両面実装構造となり、実装時
の表裏判別が不要となるとともに、厚さ方向に積み重ね
る並列接続が容易となり用途が拡大できる。
【0027】本発明の請求項10記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法は、プレス成形により、平板状のリード
フレームに、互いに対向するように一対のリード端子を
形成するとともにこれらリード端子の幅方向における中
間部分を切り起こすことにより接続舌片を形成する第1
のプレス工程と、プレス成形により、前記接続舌片の前
記幅方向における両外側の側片部形成部に前記接続舌片
の立ち上げ方向に突出する凸曲部を形成する第2のプレ
ス工程と、前記一対のリード端子の前記接続舌片にコン
デンサ素子を接続させる接続工程と、前記一対のリード
端子の相互対向側とこれら一対のリード端子に接続され
たコンデンサ素子とを樹脂外装で一体化する樹脂外装工
程と、前記側片部形成部を前記凸曲部の中間位置におい
て切断する切断工程と、を有することを特徴としてい
る。
【0028】このように、第1のプレス工程で、平板状
のリードフレームに、互いに対向するように一対のリー
ド端子を形成するとともにこれらリード端子の幅方向に
おける中間部分を切り起こすことにより接続舌片を形成
するとともに、第2のプレス工程で、接続舌片の幅方向
における両外側の側片部形成部に接続舌片の立ち上げ方
向に突出する凸曲部を形成する一方、第1のプレス工程
で形成された一対のリード端子の接続舌片に接続工程に
おいてコンデンサ素子を接続させて、樹脂外装工程で一
対のリード端子の相互対向側とこれら一対のリード端子
に接続されたコンデンサ素子とを樹脂外装で一体化し、
切断工程において側片部形成部を凸曲部の中間位置にお
いて切断する。
【0029】これにより、端子の側片部に接続舌片より
も樹脂外装の外端面側に接続舌片の立ち上げ方向に曲が
る凸曲部をプレス加工で形成することで、該側片部を樹
脂外装の外端面に実装面よりも前記立ち上げ方向側で露
出させるとともに実装面側も樹脂外装の外端面の範囲ま
で露出させる形状に、容易に成形することができる。
【0030】本発明の請求項11記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法は、請求項10記載の方法に関し、前記
樹脂外装工程において、樹脂外装は、液状樹脂がスキー
ジで印刷されて成形されることを特徴としている。
【0031】このように、樹脂外装工程において、樹脂
外装は、液状樹脂がスキージで印刷されて成形されるた
め、高価でしかも製造が大変なトランスファーモールド
金型を不要にでき、その結果、製造コストを低減するこ
とができる
【0032】本発明の請求項12記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法は、請求項11記載の方法に関し、前記
樹脂外装工程において、前記側片部形成部の前記凸曲部
の外側まで樹脂外装を設け、前記切断工程において、前
記側片部形成部の前記凸曲部の前記中間位置と同一面で
前記樹脂外装も切断することを特徴としている。
【0033】このように、樹脂外装工程において、側片
部形成部の凸曲部の外側まで樹脂外装を設け、切断工程
において、側片部形成部の凸曲部の中間位置と同一面で
樹脂外装も切断するため、液状樹脂がスキージで印刷さ
れて成形される場合に生じる樹脂外装の角のタレを除去
し、樹脂外装の形状を整えることが、側片部形成部の切
断に合わせてできる。
【0034】本発明の請求項13記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法は、請求項10記載の方法に関し、前記
樹脂外装工程は、トランスファーモールド成形法で、前
記側片部形成部の前記凸曲部の前記中間位置まで樹脂外
装を設けることを特徴としている。
【0035】このように、樹脂外装工程は、トランスフ
ァーモールド成形法で、側片部形成部の凸曲部の切断さ
れる中間位置まで樹脂外装を設けるため、樹脂外装を切
断することなくとも形状を整えることができ、側片部形
成部のみの切断ですむことになる。
【0036】本発明の請求項14記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法は、請求項13記載の方法に関し、前記
第2のプレス工程における前記凸曲部の形成は、前記樹
脂外装工程で用いられるトランスファーモールド金型で
行うことを特徴としている。
【0037】このように、第2のプレス工程における凸
曲部の形成は、樹脂外装工程で用いられるトランスファ
ーモールド金型で行うことになるため、トランスファー
モールド金型を凸曲部の形成のためのプレス金型として
兼用できる。よって、金型の数を減らすことができ、コ
ストを低減することができる。
【0038】本発明の請求項15記載のモールド金型
は、プレス成形により、平板状のリードフレームに、互
いに対向するように一対のリード端子を形成するととも
にこれらリード端子の幅方向における中間部分を切り起
こすことにより接続舌片を形成する第1のプレス工程
と、プレス成形により、前記接続舌片の前記幅方向にお
ける両外側の側片部形成部に前記接続舌片の立ち上げ方
向に突出する凸曲部を形成する第2のプレス工程と、前
記一対のリード端子の前記接続舌片にコンデンサ素子を
接続させる接続工程と、前記一対のリード端子の相互対
向側とこれら一対のリード端子に接続されたコンデンサ
素子とを樹脂外装で一体化する樹脂外装工程と、前記側
片部形成部を前記凸曲部の中間位置において切断する切
断工程と、を有するチップ型コンデンサの製造方法の前
記樹脂外装工程に用いられるものであって、前記第2の
プレス工程における前記凸曲部を形成するための凸部お
よび凹部を有することを特徴としている。
【0039】これにより、第2のプレス工程における凸
曲部の形成は、樹脂外装工程で用いられるトランスファ
ーモールド金型の凸部および凹部で行うことができるた
め、トランスファーモールド金型を凸曲部の形成のため
のプレス金型として兼用できる。よって、金型の数を減
らすことができ、コストを低減することができ、また、
樹脂外装端部と凸曲部との位置関係が容易に一致する。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1〜図
15を参照して以下に説明する。図1は、第1実施形態
のチップ型固体電解コンデンサ(チップ型コンデンサ)
11を示す断面図である。このチップ型固体電解コンデ
ンサ11は、陽極端子(端子)12および陰極端子(端
子)13の両方にコンデンサ素子14を接続させ、これ
ら陽極端子12、陰極端子13およびコンデンサ素子1
4を樹脂外装15で覆ってなるものである。
【0041】コンデンサ素子14は、陽極線17と、該
陽極線17を中央から一方側に導出させるように埋設さ
せた素子本体18とを有するものである。
【0042】樹脂外装15は、略直方体形状をなしてお
り(円柱体形状でもよい)、図2に示すように、該図2
における下面である一つの実装面15aにおいて印刷回
路基板19に載置され実装される。
【0043】陽極端子12は、ハンダメッキが施された
均一厚さの平板がプレス加工されてなるもので(加工に
ついては後述する)、樹脂外装15の実装面15a側に
該実装面15aと同一平面をなして露出する底板部20
と、コンデンサ幅方向(図1(a)における紙面直交方
向)における該底板部20の中央部分から立ち上げられ
てコンデンサ素子14の陽極線17に接続される接続舌
片21と、底板部20のコンデンサ幅方向における接続
舌片21の両外側位置から、接続舌片21よりも底板部
20に対し反対方向に樹脂外装15の外端面15bまで
延出される一対の側片部22とを有している。ここで、
底板部20および一対の側片部22のコンデンサ幅方向
における両端面は、樹脂外装15の同方向における両端
面と一致させられている。
【0044】この陽極端子12において、接続舌片21
の底板部20および側片部22に対し反対側の上部には
溶接凹部23が形成されており、該溶接凹部23内に載
置された状態で陽極線17は接続舌片21にレーザ溶接
等で接続されている。また、陽極端子12の底板部20
とコンデンサ素子14の素子本体18との間には、絶縁
体24が介装されている。なお、接続舌片21の形状は
凹形状ではなくL字形状としてもよい。
【0045】そして、陽極端子12の両側片部22は、
同形状をなしており、接続舌片21よりも、該接続舌片
21に平行をなしかつ近接する外端面15b側に、接続
舌片21の立ち上げ方向に斜めに延出する曲部26がプ
レスによる曲げ加工で形成され、これによって外端面1
5bに実装面15aよりも前記立ち上げ方向側で露出し
ている。なお、この第1実施形態においては、側片部2
2の全体が曲部26となっている場合を例示している
が、側片部22の一部が曲部26となっていてもよい。
【0046】しかも、両側片部22は、それぞれの実装
面15a側も外端面15bの範囲まで露出している。言
い換えれば、両側片部22の実装面15a側には樹脂外
装15が設けられておらず、その結果、曲部26の実装
面15a側には、実装面15aに対し所定の高さを有す
る空間部27が設けられる。ここで、両側片部22の曲
部26は、具体的に表裏両側(接続舌片21の立ち上げ
方向側およびその反対側)ともすべて平面部分のない湾
曲面からなる湾曲形状をなしている。なお、この湾曲の
中心は、側片部22の実装面15a側に配置されてい
る。
【0047】陰極端子13は、ハンダメッキが施された
均一厚さの平板がプレス加工されてなるもので(加工に
ついては後述する)、樹脂外装15の実装面15a側に
該実装面15aと同一平面をなしかつ上記陽極端子12
の底板部20と同形状をなして同一平面で露出する底板
部30と、コンデンサ幅方向における該底板部30の中
央部分から立ち上げられてコンデンサ素子14の素子本
体18の外周面に接続される接続舌片31と、底板部3
0のコンデンサ幅方向における接続舌片31の両外側位
置から、接続舌片31よりも底板部30に対し反対方向
に樹脂外装15の外端面15cまで延出される一対の側
片部32とを有している。ここで、底板部30および一
対の側片部32のコンデンサ幅方向における両端面は、
樹脂外装15の同方向における両端面と一致させられて
いる。
【0048】この陰極端子13において、接続舌片31
の底板部30側の側面から底板部30の接続舌片31側
の上面にかけて銀ペースト等の導電性接着剤33が塗布
されており、該導電性接着剤33を介してコンデンサ素
子14の素子本体18が接続されている。
【0049】そして、陰極端子13の両側片部32は、
同形状をなしており、接続舌片31よりも、該接続舌片
31に平行をなしかつ近接する外端面15c側に、該接
続舌片31の立ち上げ方向に斜めに延出する曲部36が
プレス加工で形成され、これによって、外端面15cに
実装面15aよりも前記立ち上げ方向側で露出してい
る。なお、この第1実施形態においては、側片部32の
全体が曲部36となっている場合を例示しているが、側
片部32の一部が曲部36となっていてもよい。
【0050】しかも、両側片部32は、それぞれの実装
面15a側も外端面15cの範囲まで露出している。言
い換えれば、両側片部32の実装面15a側には樹脂外
装15が設けられておらず、その結果、曲部36の実装
面15a側には、実装面15aに対し所定の高さを有す
る空間部37が設けられる。ここで、両側片部32の曲
部36は、具体的には表裏両側(接続舌片31の立ち上
げ方向側およびその反対側)ともすべて平面部分のない
湾曲面からなる湾曲形状をなしている。なお、この湾曲
の中心は、側片部32の実装面15a側に配置されてい
る。
【0051】ここで、陽極端子12の底板部20の実装
面15a側の露出面積は陰極端子13の底板部30の実
装面15a側の露出面積と同じとされており、陽極端子
12の両側片部22の実装面15a側の露出面積は陰極
端子13の両側片部32の実装面15a側の露出面積と
同じとされていて、その結果、陽極端子12および陰極
端子13の両方は、実装面15a側に露出する面積が互
いに等しくされている。
【0052】以上に述べた第1実施形態のチップ型固体
電解コンデンサ11によれば、陽極端子12の側片部2
2の接続舌片21よりも樹脂外装15の外端面15b側
に、接続舌片21の立ち上げ方向に斜めに延出する曲部
26がプレス加工で形成されることによって、該側片部
22が、樹脂外装15の外端面15bに実装面15aよ
りも接続舌片21の立ち上げ方向側で露出するととも
に、その実装面15a側も外端面15bの範囲まで露出
している。同様に、陰極端子13の側片部32の接続舌
片31よりも樹脂外装15の外端面15c側に、接続舌
片31の立ち上げ方向に斜めに延出する曲部36がプレ
ス加工で形成されることによって、該側片部32が、樹
脂外装15の外端面15cに実装面15aよりも接続舌
片31の立ち上げ方向側で露出するとともに、その実装
面15a側も外端面15cの範囲まで露出している。
【0053】このため、リフローソルダリングにより底
板部20,30および側片部22,32を印刷回路基板
19にハンダ付けすると、図2に示すように側片部2
2,32の曲部26,36の下側の空間部27,37に
ハンダ39が入り込むことになり、その結果、チップ立
ち現象の発生を防止できる。したがって、リフローソル
ダリングでハンダ付けを行ってもチップ立ち現象が生じ
ることを防止することができ、さらなる小型・軽量化
(具体的には超小型1608サイズ(L=1.6mm,
W=0.85mm,T=0.8mm)やこれよりもさら
なる小型化)に対応できることになる。
【0054】しかも、端子12,13は均一厚さの平板
がプレス曲げ加工されてなるものであり、曲部26を有
する側片部22および曲部36を有する側片部32も同
じ平板からプレス曲げ加工されてなるものであるため、
製造が容易となりコスト増を抑制することができる。
【0055】さらに、陽極端子12においては接続舌片
21よりも外端面15b側に曲部26が形成される構
造、言い換えれば、外端面15bと接続舌片21との間
に曲部26が介在する構造となっているため、外端面1
5bと接続舌片21との間隔を確実にあけることがで
き、接続舌片21を確実に樹脂外装15に埋設できる位
置関係となる。同様に、陰極端子13においては接続舌
片31よりも外端面15c側に曲部36が形成される構
造、言い換えれば、外端面15cと接続舌片31との間
に曲部36が介在する構造となっているため、外端面1
5cと接続舌片31との間隔を確実にあけることがで
き、接続舌片31を確実に樹脂外装15に埋設できる位
置関係となる。その結果、接続舌片21,31に接続さ
れるコンデンサ素子14を確実に樹脂外装15に埋設す
ることができて耐湿特性が確保でき、特に漏れ電流特性
に顕著な効果を奏する。
【0056】加えて、曲部26,36が湾曲形状をなす
ことにより、曲部26,36におけるハンダ39との接
触面積を大きくでき、接続の信頼性を増すことができ
る。また、曲部26,36が露出しているので実装時の
ハンダ39による接続の目視確認も容易である。
【0057】さらに、両方の端子12,13が実装面1
5a側に露出する面積が互いに等しくされているため、
印刷回路基板19への接触面積が等しくなり、その結
果、リフローソルダリング時のチップ立ち現象の発生を
より確実に防止できる。
【0058】ここで、曲部26,36の実装面15aか
らの高さは、底板部20,30の板厚の2倍以上とすれ
ば、空間部27,37に十分な量のハンダが入り込むこ
とになり、チップ立ち現象の防止の上でより好ましい。
言い換えれば、曲部26,36の実装面15aからの高
さが、底板部20,30の板厚の2倍未満であると、空
間部27,37に入り込むハンダの量が少なすぎてチッ
プ立ち現象の防止が十分にできない。
【0059】次に、上記した第1実施形態のチップ型固
体電解コンデンサ11の製造方法について説明する。
【0060】まず、プレス成形によって、ハンダメッキ
が施された平板状のリードフレーム41に、図3に示す
ように、互いに対向するように一対の陽極リード端子4
2および陰極リード端子43を形成する。そして、陽極
リード端子42のコンデンサ幅方向(図3に示す矢印Y
方向)における中間部分を陰極リード端子43側に切り
起こすことにより接続舌片21を形成するとともに、該
切り起こしにより、接続舌片21のコンデンサ幅方向に
おける両外側にそれぞれ側片部形成部45を残存形成す
る一方、陰極リード端子43の幅方向における中間部分
を陽極リード端子42側に切り起こすことにより接続舌
片31を形成するとともに、該切り起こしにより接続舌
片31のコンデンサ幅方向における両外側にそれぞれ側
片部形成部46を残存形成する(第1のプレス工程)。
【0061】また、プレス成形によって、陽極リード端
子42の両方の側片部形成部45の接続舌片21よりも
陰極リード端子43に対し反対側に、接続舌片21の立
ち上げ方向に略半円突起状に突出する凸曲部47を曲げ
形成するとともに、陰極リード端子43の両方の側片部
形成部46の接続舌片31よりも陽極リード端子42に
対し反対側に、接続舌片31の立ち上げ方向に略半円突
起状に突出する凸曲部48を曲げ形成する(第2のプレ
ス工程)。なお、この第2のプレス工程は、第1のプレ
ス工程と同時に行うこともできるが、後述する樹脂外装
工程における樹脂外装の実行前であれば、第1のプレス
工程とは別に行うこともできる。
【0062】以上のようなプレス成形で成形されたリー
ドフレーム41においては、陽極リード端子42の接続
舌片21よりも陰極リード端子43側が陽極端子12の
底板部20となり、陽極リード端子42の両側片部形成
部45の凸曲部47の中央から底板部20側が、後の切
断により陽極端子12の両側片部22となる一方、陰極
リード端子43の接続舌片31よりも陽極リード端子4
2側が陰極端子13の底板部30となり、陰極リード端
子43の両側片部形成部46の凸曲部48の中央から底
板部30側が、後の切断により陰極端子13の両側片部
32となる。なお、リードフレーム41の互いに対向す
る一対の陽極リード端子42および陰極リード端子43
は、一つのチップ型固体電解コンデンサ11を形成する
ためのものであり、リードフレーム41には、図示は略
すが、このような一対の陽極リード端子42および陰極
リード端子43が複数対コンデンサ幅方向に並列に配置
されている。
【0063】そして、少なくとも上記第1のプレス工程
が完了した状態のリードフレーム41の陽極リード端子
42の接続舌片21および陰極リード端子43の接続舌
片31の各対にコンデンサ素子14をそれぞれ接続させ
る(接続工程)。すなわち、陰極リード端子43にその
接続舌片31の底板部30側の側面から底板部30の接
続舌片31側の上面にかけて銀ペースト等の導電性接着
剤33を塗布するとともに陽極リード端子42の底板部
20に絶縁物24を載置させ、導電性接着剤33を介し
てコンデンサ素子14の素子本体18を陰極リード端子
43に接着する。また、このとき、陽極リード端子42
の接続舌片21の溶接凹部23内にコンデンサ素子14
の陽極線17を載置させ、陽極線17を接続舌片21に
レーザ溶接等で接着する。
【0064】図4に示すように、陽極リード端子42お
よび陰極リード端子43の相互対向側、すなわち陽極リ
ード端子42の接続舌片21、底板部20および側片部
形成部45の一部と、陰極リード端子43の接続舌片3
1、底板部30および側片部形成部46の一部と、さら
に、これら陰極リード端子43および陽極リード端子4
2に接続されたコンデンサ素子14とを樹脂外装15で
一体化する(樹脂外装工程)。
【0065】ここで、この樹脂外装工程において、樹脂
外装15は、液状樹脂がスキージで印刷されて成形され
る印刷法や、トランスファーモールド成形法により成形
されることになる。
【0066】まず、印刷法について説明する。印刷法
は、例えば、特許第2934174号公報に開示されて
いる方法等を採用することができるが、ここでは、以下
の真空印刷法により樹脂外装15を形成する。
【0067】図5に示すように、リードフレーム41の
接続舌片21,31の立ち上がり方向に対し反対側の面
を下側とし、この下面に耐熱性フィルム51を貼り付け
る。この耐熱性フィルム51は、底板部20,30およ
び側片部形成部45,46の下面をマスキングするもの
である。
【0068】次に、図6に示すように、リードフレーム
41の上面に第1メタルマスク52を配置する。この第
1メタルマスク52には、対をなす陽極リード端子42
および陰極リード端子43の配列方向(以下、端子配列
方向と称す)における両凸曲部47,48のそれぞれの
外側に、これらに対し所定の間隔をあけて上下に貫通す
る空間部53が形成されている。
【0069】そして、この第1メタルマスク52の空間
部53に、真空下または大気下において、スキージによ
り液状樹脂を上側から刷り込む。これにより、リードフ
レームの空間部53の位置に該空間部53の形状の図7
に示すダム部54が印刷される。なお、図示は略すが、
リードフレーム41に複数対並列に配置されている陽極
リード端子42および陰極リード端子43に対し、コン
デンサ幅方向に連なるようにダム部54を印刷する。
【0070】次に、図7に示すように、リードフレーム
41の上面に第1メタルマスク52に代えて第2メタル
マスク56を配置する。この第2メタルマスク56に
は、端子配列方向における両ダム部54を内側に嵌合さ
せる上下に貫通する空間部57が形成されている。この
空間部57の高さすなわち第2メタルマスク56の高さ
は、コンデンサ素子14よりも所定値高く、チップ型固
体電解コンデンサ11の完成品の高さに一致している。
【0071】そして、この第2メタルマスク56の空間
部57に、真空下または大気下において、スキージによ
り液状樹脂を上側から刷り込む。これにより、リードフ
レーム41の空間部57の位置に該空間部57の形状の
図8に示す主部58が印刷される。なお、このとき空間
部57の端子配列方向における両端において液状樹脂が
ダム部54でせき止められるようになっている。また、
図示は略すが、リードフレーム41に複数対並列に配置
されている陽極リード端子42および陰極リード端子4
3に対し、コンデンサ幅方向に連なるように主部58を
印刷する。なお、この主部58の印刷は、液状樹脂に含
まれている気泡を脱泡させるために真空下で行うのが好
ましい。
【0072】以上の印刷法を採用した場合は、第2メタ
ルマスク56を外した後に、上記液状樹脂が形状を維持
できる程度に硬化するまで乾燥(仮硬化)、この仮硬化
後に、図8に示すように、マスキングのための耐熱性フ
ィルム51をリードフレーム41から剥がし、液状樹脂
が所定の硬度を得る状態に硬化するまで乾燥させる(本
硬化)。そして、図9に示すように、リードフレーム4
1の下面に両面テープ61を貼り付ける。
【0073】次に、リードフレーム41を両面テープ6
1の下面において図示せぬ切断機の治具に接着させ、該
切断機により、図10に示すように、樹脂外装15の端
子配列方向における両端部を端子配列方向に直交する切
断面で側片部形成部45,46とともに切り落とす(切
断工程)。ここで、このときの切断面は、図9に一点鎖
線Aで示すように、側片部形成部45の凸曲部47の中
間所定位置および側片部形成部46の凸曲部48の中間
所定位置、具体的には、ともに突出量が最大となる中央
部を通る面とされる。また、図示は略すが、リードフレ
ーム41に複数対並列に配置されている陽極リード端子
42および陰極リード端子43の各対の間の樹脂外装1
5を、端子配列方向に沿いかつリードフレーム41に直
交する切断面で切断し除去する。
【0074】この切断時に、チップ型固体電解コンデン
サ11は、一つ一つに分離されることになるが、共通の
両面テープ61によって移動することなく保持されるこ
とになり、その結果、良好に切断が行われることになる
とともに、切断後にバラバラに分散してしまうことがな
くなる。
【0075】そして、両面テープ61を剥がす。このよ
うにして、上記した構造のチップ型固体電解コンデンサ
11を得ることになる。
【0076】樹脂外装工程において、上記のような印刷
法を用いれば、液状樹脂がスキージで印刷されて樹脂外
装15が成形されるため、高価でしかも製造が大変なト
ランスファーモールド金型を不要にでき、その結果、製
造コストを低減することができるとともに、設計変更に
即座に対応できるという効果がある。
【0077】また、上記のように、樹脂外装工程におい
て、側片部形成部45,46の凸曲部47,48の外側
まで樹脂外装15を設け、切断工程において、側片部形
成部45,46の凸曲部47,48の中間位置と同一面
で樹脂外装15も切断するようにすれば、液状樹脂がス
キージで印刷されて成形される場合に生じる樹脂外装1
5の角のタレを除去し、樹脂外装15の形状を整えるこ
とが、側片部形成部45,46の切断に合わせてできる
という効果もある。
【0078】次に、トランスファーモールド成形法につ
いて説明する。トランスファーモールド成形法には、図
11および図12に示すモールド金型65を使用する。
このモールド金型65は、リードフレーム41がコンデ
ンサ素子14を下側に配置した状態で載置されるととも
に、コンデンサ素子14および接続舌片21,31等が
収容されしかも一つの樹脂外装15の底板部20,30
側(すなわち実装面15a側)以外の外形を形成するキ
ャビティ形成穴66が形成された下型67と、該下型6
7と合わされることにより該下型67のキャビティ形成
穴66とともにキャビティ68を形成しリードフレーム
41の底板部20,30側の外形を形成する上型69
と、下型67のキャビティ形成穴66の底面からキャビ
ティ形成穴66内に突出可能に設けられたイジェクタピ
ン70とを有している。なお、図示は略すが、キャビテ
ィ形成穴66は、リードフレーム41の複数対並列に配
置されている陽極リード端子42および陰極リード端子
43の各対に対応するようにコンデンサ幅方向に複数並
列に配列されている。
【0079】ここで、下型67の上部には、キャビティ
形成穴66の端子配列方向における両側かつ端子配列方
向に直交する方向の両側に、リードフレーム41の側片
部形成部45,46の凸曲部47,48の端子配列方向
における中央部から外側(底板部20,30に対し反対
側)がはめられるように、外側ほど上側に位置する湾曲
形状の凹部72が形成されている。これに対応して、上
型69の下面には、各凹部72に所定の隙間をあけた状
態で入り込む湾曲形状の凸部73が形成されている。
【0080】そして、図11に示すように、下型67
に、キャビティ形成穴66内にコンデンサ素子14およ
び接続舌片21,31を収容させ凹部72に側片部形成
部45,46の凸曲部47,48をはめるようにしてリ
ードフレーム41を載置させるとともに、上型69をリ
ードフレーム41の凸曲部47,48に凸部73をはめ
るようにして載置させ、型締めする。このとき、リード
フレーム41は、コンデンサ素子14の配置側に対し反
対側の端面が上型69および下型67のパーティングラ
インと一致することになる。
【0081】次に、図12に示すように、下型67およ
び上型69で形成されたキャビティ68内に溶融樹脂を
射出し充填させる。この溶融樹脂の充填によりキャビテ
ィ68で樹脂外装15が形成されることになる。
【0082】溶融樹脂が適宜硬化したことを条件に上型
69を下型67から離間させ、下型67のキャビティ形
成穴66内にイジェクタピン70を突出させることで樹
脂外装15が形成されたリードフレーム41を取り外
し、図13に示すように、樹脂外装15が完成品形状と
されることになる。
【0083】以上のトランスファーモールド成形法を採
用した場合は、端子配列方向における樹脂外装15の両
端面15b,15cに沿ってリードフレーム41の側片
部形成部45,46を切断する(切断工程)。このよう
にして、上記した構造のチップ型固体電解コンデンサ1
1を得ることになる。
【0084】このように、樹脂外装工程において、トラ
ンスファーモールド成形法で、側片部形成部45,46
の凸曲部47,48の切断される中間位置まで樹脂外装
15を設ければ、端子配列方向において樹脂外装15を
切断することなくとも形状を整えることができ、側片部
形成部45,46のみの切断ですむとともに、樹脂外装
15の形状を安定させることができるという効果が得ら
れる。
【0085】なお、リード端子42,43の側片部形成
部45,46に凸曲部47,48を曲げ形成する第2の
プレス工程を、この樹脂外装工程における樹脂充填の実
行前に行うこともできる。
【0086】すなわち、図14に示すように、上記モー
ルド金型65の下型67のキャビティ形成穴66に形成
される凹部72を端子配列方向における外側にずらすこ
とで、凹部72を、端子配列方向における中間所定位置
から外側(底板部20.30に対し反対側)ほど上側に
位置し、かつ中間所定位置から内側(底板部20,30
側)ほど上側に位置する湾曲形状とし、該凹部72と、
該凹部72に所定の隙間をあけて入り込む湾曲形状の凸
部73とで、凸曲部47,48をプレス成形するのであ
る。
【0087】この場合、図14に示すように、上記第2
のプレス工程が省略された、側片部形成部45,46が
直線形状をなすリードフレーム41を、下型67に、キ
ャビティ形成穴66内の所定位置にコンデンサ素子14
および接続舌片21,31を収容させるようにして載置
させるとともに、上型69をリードフレーム41に載置
させ、型締めする。すると、図15に示すように、下型
67の凹部72に上型69の凸部73が側片部形成部4
5,46を押し込み、これにより、側片部形成部45,
46に凸曲部47,48を曲げ形成することになる。勿
論、この型締め状態のまま溶融樹脂の充填を行うことに
なる。
【0088】このようにすれば、第2のプレス工程にお
ける凸曲部47,48の形成は、樹脂外装工程で用いら
れるモールド金型65の凸部73および凹部72で行う
ことができるため、モールド金型65を凸曲部47,4
8の形成のためのプレス金型として兼用でき、その結
果、金型の数を減らすことができてコストを低減するこ
とができ、また、樹脂外装端部と凸曲部との位置関係が
容易に一致するという効果が得られる。
【0089】次に、本発明の第2実施形態を図16およ
び図17を参照して、第1実施形態との相違部分を中心
に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分に
は同一の符号を付しその説明は略す。
【0090】第2実施形態のチップ型固体電解コンデン
サ11においては、図16に示すように、陰極端子13
の底板部30の側片部32に対し反対側に、接続舌片3
1の立ち上げ方向に曲げられた後、底板部30と平行を
なすことにより樹脂外装15内に埋設される埋設板部7
5が形成されている。
【0091】この埋設板部75は、第1のプレス工程あ
るいは第2のプレス工程において、図17に示すように
リードフレーム41に形成される。なお、この第2実施
形態のチップ型固体電解コンデンサ11も、第1実施形
態とほぼ同様の方法で製造することになる。
【0092】このような第2実施形態のチップ型固体電
解コンデンサ11によれば、陰極端子13が、接続舌片
31の立ち上げ方向において底板部30と平行をなす埋
設板部75においても樹脂外装15内に埋設されるた
め、該陰極端子13の樹脂外装15に対する剥がれの発
生を防止できる。また、この埋設板部75が陽極端子1
2の底板部20よりもコンデンサ素子14側に位置する
ため、コンデンサ素子14と陽極端子12との間に第1
実施形態のような絶縁物を設ける必要がなくなる。
【0093】次に、本発明の第3実施形態を図18およ
び図19を参照して、第1実施形態との相違部分を中心
に以下に説明する。なお、第1実施形態と同様の部分に
は同一の符号を付しその説明は略す。
【0094】第3実施形態のチップ型固体電解コンデン
サ11においては、陰極端子13の底板部30には、コ
ンデンサ素子14側に突出し該コンデンサ素子14の実
装面15a側に当接する凸状ダム部77がコンデンサ幅
方向にわたって形成されている。この凸状ダム部77
は、底板部30のコンデンサ素子14に対し反対側から
型で押し出されて形成されるエンボス状のもので、底板
部30の凸状ダム部77に対し反対面側には押し出しに
伴う押出凹部78が形成されている。
【0095】この凸状ダム部77は、第1のプレス工程
あるいは第2のプレス工程において、図19に示すよう
にリードフレーム41に形成される。なお、この第3実
施形態のチップ型固体電解コンデンサ11も、第1実施
形態とほぼ同様の方法で製造することになる。
【0096】このような第3実施形態のチップ型固体電
解コンデンサ11によれば、陰極端子13の底板部30
に、コンデンサ素子14側に突出し該コンデンサ素子1
4の実装面15a側に当接する凸状ダム部77が形成さ
れているため、コンデンサ素子14と底板部30とを銀
ペースト等の導電性接着剤33で接着させる際に、該導
電性接着剤33の不要な流れ出しを凸状ダム部77がせ
き止めて防止することになるとともに導電性接着剤33
の厚みが均一化して接続強度のバラツキがなくなる。ま
た、この凸状ダム部77が陽極端子12の底板部20よ
りもコンデンサ素子14側に位置するため、コンデンサ
素子14と陽極端子12との間に第1実施形態のような
絶縁物を設ける必要がなくなる。なお、この凸状ダム部
77は、上記したエンボス状に限定されることなく、底
板部30のコンデンサ素子14側に突出するのみのリブ
状としてもよい。
【0097】次に、本発明の第4実施形態を図20およ
び図21を参照して、第1〜第3実施形態との相違部分
を中心に以下に説明する。なお、第1〜第3実施形態と
同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
【0098】第4実施形態のチップ型固体電解コンデン
サ11は、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせ
たものにほぼ相当するもので、図20に示すように、陰
極端子13の底板部30の側片部32に対し反対側に、
接続舌片31の立ち上げ方向に曲げられた後、底板部3
0と平行をなすことにより樹脂外装15内に埋設される
埋設板部75が形成されている。
【0099】また、陰極端子13の埋設板部75には、
コンデンサ素子14側に突出し該コンデンサ素子14の
実装面15a側に当接する凸状ダム部77がコンデンサ
幅方向にわたって形成されている。この凸状ダム部77
は、埋設板部75のコンデンサ素子14に対し反対側か
ら型で押し出されて形成されるエンボス状のもので、底
板部30の凸状ダム部77に対し反対面側には押し出し
に伴う押出凹部78が形成されている。
【0100】上記の凸状ダム部77を有する埋設板部7
5は、第1のプレス工程あるいは第2のプレス工程にお
いて、図21に示すようにリードフレーム41に形成さ
れる。なお、この第4実施形態のチップ型固体電解コン
デンサ11も、第1実施形態とほぼ同様の方法で製造す
ることになる。
【0101】このような第4実施形態のチップ型固体電
解コンデンサ11によれば、第2および第3実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0102】なお、以上に述べた第1〜第4実施形態に
おいては、実装面15aが一面のみの片面実装型を例に
とり説明したが、図22に示すように、コンデンサ素子
14に接続される陽極端子12および陰極端子13の組
が、樹脂外装15の相反する二面15a,15dにそれ
ぞれ設けられ、これら相反する二面が実装面15a,1
5dとされた両面実装型にも適用可能である。
【0103】すなわち、図22に示すように、第1実施
形態と同様の陽極端子12および陰極端子13を両側の
実装面15a,15d側にそれぞれ設け、両側の陽極端
子12をコンデンサ素子14の陽極線17に接続させ、
両側の陰極端子13を銀ペースト等の導電性接着剤33
を介してコンデンサ素子14の素子本体18に接続さ
せ、両側の陽極端子12とコンデンサ素子14の素子本
体18との間に絶縁物24を介装させるのである。この
ようにすれば、実装時の表裏判別が不要となるととも
に、厚さ方向に積み重ねる並列接続が容易となり用途が
拡大できる。
【0104】なお、図22は第1実施形態と同様の陽極
端子12および陰極端子13を両側の実装面15a,1
5d側にそれぞれ設ける場合を例示したが、第2〜第4
実施形態のいずれかと同様の陽極端子12および陰極端
子13を両側の実装面15a,15d側にそれぞれ設け
ることも勿論可能である。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のチップ型コンデンサによれば、側片部の接続舌片
よりも樹脂外装の外端面側に、接続舌片の立ち上げ方向
に斜めに延出する曲部がプレス加工で形成されることに
よって、該側片部が、樹脂外装の外端面に実装面よりも
接続舌片の立ち上げ方向側で露出するとともに、その実
装面側も外端面の範囲まで露出している。
【0106】このため、リフローソルダリングにより側
片部を印刷回路基板にハンダ付けすると、側片部の曲部
の空間部にハンダが入り込むことになり、その結果、チ
ップ立ち現象の発生を防止できる。したがって、リフロ
ーソルダリングでハンダ付けを行ってもチップ立ち現象
が生じることを防止することができ、さらなる小型・軽
量化に対応できることになる。
【0107】しかも、曲部はプレス曲げ加工されてなる
ものであるため、製造が容易となりコスト増を抑制する
ことができる。
【0108】加えて、接続舌片よりも樹脂外装の外端面
側に曲部が形成される構造、言い換えれば、外端面と接
続舌片との間に曲部が介在する構造となっているため、
外端面と接続舌片との間隔を確実にあけることができ、
接続舌片を確実に樹脂外装に埋設できる位置関係とな
る。その結果、接続舌片に接続されるコンデンサ素子を
確実に樹脂外装に埋設することができて耐湿特性が確保
でき、特に漏れ電流特性に顕著な効果を奏する。
【0109】本発明の請求項2記載のチップ型コンデン
サによれば、曲部が湾曲形状をなすことにより、曲部に
おけるハンダとの接触面積を大きくでき、接続の信頼性
を増すことができる。また、曲部が露出しているので実
装時のハンダによる接続の目視確認も容易である。
【0110】本発明の請求項3記載のチップ型コンデン
サによれば、両方の端子が実装面側に露出する面積が互
いに等しくされているため、印刷回路基板への接触面積
が等しくなり、その結果、リフローソルダリング時のチ
ップ立ち現象の発生をより確実に防止できる。
【0111】本発明の請求項4記載のチップ型コンデン
サによれば、曲部の実装面からの高さが、底板部の板厚
の2倍以上の高さとされているため、曲部の下側の空間
部にハンダが十分に入り込むことになり、その結果、リ
フローソルダリング時のチップ立ち現象の発生をより確
実に防止できる。
【0112】本発明の請求項5記載のチップ型コンデン
サによれば、陰極の端子が、接続舌片の立ち上げ方向に
おいて底板部と平行をなす埋設板部においても樹脂外装
内に埋設されるため、該端子の樹脂外装に対する剥がれ
の発生を防止できる。
【0113】本発明の請求項6記載のチップ型コンデン
サによれば、底板部には、コンデンサ素子側に突出し該
コンデンサ素子の実装面側に当接する凸状ダム部が形成
されているため、コンデンサ素子と底板部とを銀ペース
ト等の導電性接着剤で接着させる際に、該導電性接着剤
の不要な流れ出しを防止することができるとともに導電
性接着剤の厚みが均一化して接続強度のバラツキがなく
なる。
【0114】本発明の請求項7記載のチップ型コンデン
サによれば、樹脂外装は液状樹脂がスキージで印刷され
て成形されるため、高価でしかも製造が大変なトランス
ファーモールド金型を不要にでき、その結果、製造コス
トを低減することができるとともに、設計変更に即座に
対応できる。
【0115】本発明の請求項8記載のチップ型コンデン
サによれば、樹脂外装はトランスファーモールド成形法
で成形されるため、樹脂外装の形状を安定させることが
できる。
【0116】本発明の請求項9記載のチップ型コンデン
サによれば、コンデンサ素子に接続される陽極および陰
極の両方の端子の組が、樹脂外装の相反する二面にそれ
ぞれ設けられているため、両面実装構造となり、実装時
の表裏判別が不要となるとともに、厚さ方向に積み重ね
る並列接続が容易となり用途が拡大できる。
【0117】本発明の請求項10記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法によれば、第1のプレス工程で、平板状
のリードフレームに、互いに対向するように一対のリー
ド端子を形成するとともにこれらリード端子の幅方向に
おける中間部分を切り起こすことにより接続舌片を形成
するとともに、第2のプレス工程で、接続舌片の幅方向
における両外側の側片部形成部に接続舌片の立ち上げ方
向に突出する凸曲部を形成する一方、第1のプレス工程
で形成された一対のリード端子の接続舌片に接続工程に
おいてコンデンサ素子を接続させて、樹脂外装工程で一
対のリード端子の相互対向側とこれら一対のリード端子
に接続されたコンデンサ素子とを樹脂外装で一体化し、
切断工程において側片部形成部を凸曲部の中間位置にお
いて切断する。
【0118】これにより、端子の側片部の接続舌片より
も樹脂外装の外端面側に、接続舌片の立ち上げ方向に曲
がる凸曲部をプレス加工で形成することで、該側片部を
樹脂外装の外端面に実装面よりも前記立ち上げ方向側で
露出させるとともに実装面側も樹脂外装の外端面の範囲
まで露出させる形状に、容易に成形することができる。
【0119】本発明の請求項11記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法によれば、樹脂外装工程において、樹脂
外装は、液状樹脂がスキージで印刷されて成形されるた
め、高価でしかも製造が大変なトランスファーモールド
金型を不要にでき、その結果、製造コストを低減するこ
とができるとともに、設計変更に即座に対応できる。
【0120】本発明の請求項12記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法によれば、樹脂外装工程において、側片
部形成部の凸曲部の外側まで樹脂外装を設け、切断工程
において、側片部形成部の凸曲部の中間位置と同一面で
樹脂外装も切断するため、液状樹脂がスキージで印刷さ
れて成形される場合に生じる樹脂外装の角のタレを除去
し、樹脂外装の形状を整えることが、側片部形成部の切
断に合わせてできる。
【0121】本発明の請求項13記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法によれば、樹脂外装工程は、トランスフ
ァーモールド成形法で、側片部形成部の凸曲部の切断さ
れる中間位置まで樹脂外装を設けるため、樹脂外装を切
断することなくとも形状を整えることができ、側片部形
成部のみの切断ですむことになる。
【0122】本発明の請求項14記載のチップ型コンデ
ンサの製造方法によれば、第2のプレス工程における凸
曲部の形成は、樹脂外装工程で用いられるトランスファ
ーモールド金型で行うことになるため、トランスファー
モールド金型を凸曲部の形成のためのプレス金型として
兼用できる。よって、金型の数を減らすことができ、コ
ストを低減することができ、また、樹脂外装端部と凸曲
部との位置関係が容易に一致する。
【0123】本発明の請求項15記載のモールド金型に
よれば、第2のプレス工程における凸曲部の形成は、樹
脂外装工程で用いられるトランスファーモールド金型の
凸部および凹部で行うことができるため、トランスファ
ーモールド金型を凸曲部の形成のためのプレス金型とし
て兼用できる。よって、金型の数を減らすことができ、
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
を示すもので、(a)は正断面図、(b)は右側面図、
(c)は左側面図、(d)は下面図である。
【図2】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
を印刷回路基板に実装した状態を示す正面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
のリードフレームを示す斜視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
のリードフレーム切断前の状態を示す正面図である。
【図5】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
の真空印刷法による樹脂外装の初期段階を示す正断面図
である。
【図6】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
の真空印刷法による樹脂外装の次の段階を示す正断面図
である。
【図7】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
の真空印刷法による樹脂外装の次の段階を示す正断面図
である。
【図8】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
の真空印刷法による樹脂外装の次の段階を示す正断面図
である。
【図9】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデンサ
の真空印刷法による樹脂外装の次の段階を示す正断面図
である。
【図10】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデン
サの真空印刷法による樹脂外装の次の段階を示す正断面
図である。
【図11】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデン
サのトランスファーモールド成形法による樹脂外装に用
いられるモールド金型の樹脂射出前の状態を示す正断面
図である。
【図12】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデン
サのトランスファーモールド成形法による樹脂外装に用
いられるモールド金型の樹脂射出後の状態を示す正断面
図である。
【図13】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデン
サのトランスファーモールド成形法で樹脂外装された状
態を示す正断面図である。
【図14】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデン
サのトランスファーモールド成形法による樹脂外装に用
いられるモールド金型の他の例における型締め前の状態
を示す正断面図である。
【図15】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデン
サのトランスファーモールド成形法による樹脂外装に用
いられるモールド金型の他の例における型締め後の状態
を示す正断面図である。
【図16】 本発明の第2実施形態のチップ型コンデン
サを示す正断面図である。
【図17】 本発明の第2実施形態のチップ型コンデン
サのリードフレームを示す斜視図である。
【図18】 本発明の第3実施形態のチップ型コンデン
サを示す正断面図である。
【図19】 本発明の第3実施形態のチップ型コンデン
サのリードフレームを示す斜視図である。
【図20】 本発明の第4実施形態のチップ型コンデン
サを示す正断面図である。
【図21】 本発明の第4実施形態のチップ型コンデン
サのリードフレームを示す斜視図である。
【図22】 本発明の第1実施形態のチップ型コンデン
サを両面実装型に変更したものを示す正断面図である。
【符号の説明】
11 チップ型固体電解コンデンサ(チップ型コンデン
サ) 12 陽極端子(端子) 13 陰極端子(端子) 14 コンデンサ素子 15 樹脂外装 15a 実装面 15b,15c 外端面 20,30 底板部 21,31 接続舌片 22,32 側片部 26,36 曲部 45,46 側片部形成部 47,48 凸曲部 65 モールド金型 72 凹部 73 凸部 75 埋設板部 77 凸状ダム部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 23/28 H01G 9/05 D E (72)発明者 佐藤 秀明 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 峯 和洋 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 4M109 AA01 BA07 CA12 CA21 DB20 GA10 5F061 AA01 BA07 CA12 CA21 DA01 DA11 FA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極および陰極の両方の端子にコンデン
    サ素子を接続させた状態で樹脂外装が形成されてなるチ
    ップ型コンデンサにおいて、 前記両方の端子は、前記樹脂外装の実装面側に露出する
    底板部と、該底板部に対し立ち上げられて前記コンデン
    サ素子に接続される接続舌片と、該接続舌片よりも前記
    底板部に対し反対方向に前記底板部から前記樹脂外装の
    外端面まで延出された側片部とを有しており、 該側片部は、前記接続舌片よりも前記外端面側に、前記
    接続舌片の立ち上げ方向に斜めに延出する曲部がプレス
    曲げ加工で形成されることによって、前記外端面に前記
    実装面よりも前記立ち上げ方向側で露出するとともに、
    前記実装面側も前記外端面の範囲まで露出していること
    を特徴とするチップ型コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記曲部は、湾曲形状をなしていること
    を特徴とする請求項1記載のチップ型コンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記両方の端子は、前記実装面側に露出
    する面積が互いに等しくされていることを特徴とする請
    求項1または2記載のチップ型コンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記曲部の前記実装面からの高さは、前
    記底板部の板厚の2倍以上の高さとされていることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のチップ型
    コンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記陰極の端子は、前記底板部の前記側
    片部に対し反対側に、前記接続舌片の立ち上げ方向に曲
    げられた後、前記底板部と平行をなすことにより前記樹
    脂外装内に埋設される埋設板部を有することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか一項記載のチップ型コンデ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 前記底板部には、前記コンデンサ素子側
    に突出し該コンデンサ素子の前記実装面側に当接する凸
    状ダム部が形成されていることを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか一項に記載のチップ型コンデンサ。
  7. 【請求項7】 前記樹脂外装は液状樹脂がスキージで印
    刷されて成形されることを特徴とする請求項1乃至6の
    いずれか一項に記載のチップ型コンデンサ。
  8. 【請求項8】 前記樹脂外装はトランスファーモールド
    成形法により成形されていることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか一項に記載のチップ型コンデンサ。
  9. 【請求項9】 前記コンデンサ素子に接続される前記陽
    極および陰極の両方の端子の組が、前記樹脂外装の相反
    する二面にそれぞれ設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至8のいずれか一項記載のチップ型コンデン
    サ。
  10. 【請求項10】 プレス成形により、平板状のリードフ
    レームに、互いに対向するように一対のリード端子を形
    成するとともにこれらリード端子の幅方向における中間
    部分を切り起こすことにより接続舌片を形成する第1の
    プレス工程と、 プレス成形により、前記接続舌片の前記幅方向における
    両外側の側片部形成部に前記接続舌片の立ち上げ方向に
    突出する凸曲部を形成する第2のプレス工程と、 前記一対のリード端子の前記接続舌片にコンデンサ素子
    を接続させる接続工程と、 前記一対のリード端子の相互対向側とこれら一対のリー
    ド端子に接続されたコンデンサ素子とを樹脂外装で一体
    化する樹脂外装工程と、 前記側片部形成部を前記凸曲部の中間位置において切断
    する切断工程と、を有することを特徴とするチップ型コ
    ンデンサの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記樹脂外装工程において、樹脂外装
    は、液状樹脂がスキージで印刷されて成形されることを
    特徴とする請求項10記載のチップ型コンデンサの製造
    方法。
  12. 【請求項12】前記樹脂外装工程において、前記側片部
    形成部の前記凸曲部の外側まで樹脂外装を設け、 前記切断工程において、前記側片部形成部の前記凸曲部
    の前記中間位置と同一面で前記樹脂外装も切断すること
    を特徴とする請求項11記載のチップ型コンデンサの製
    造方法。
  13. 【請求項13】 前記樹脂外装工程は、トランスファー
    モールド成形法で、前記側片部形成部の前記凸曲部の前
    記中間位置まで樹脂外装を設けることを特徴とする請求
    項10記載のチップ型コンデンサの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第2のプレス工程における前記凸
    曲部の形成は、前記樹脂外装工程で用いられるトランス
    ファーモールド金型で行うことを特徴とする請求項13
    記載のチップ型コンデンサの製造方法。
  15. 【請求項15】 プレス成形により、平板状のリードフ
    レームに、互いに対向するように一対のリード端子を形
    成するとともにこれらリード端子の幅方向における中間
    部分を切り起こすことにより接続舌片を形成する第1の
    プレス工程と、 プレス成形により、前記接続舌片の前記幅方向における
    両外側の側片部形成部に前記接続舌片の立ち上げ方向に
    突出する凸曲部を形成する第2のプレス工程と、 前記一対のリード端子の前記接続舌片にコンデンサ素子
    を接続させる接続工程と、 前記一対のリード端子の相互対向側とこれら一対のリー
    ド端子に接続されたコンデンサ素子とを樹脂外装で一体
    化する樹脂外装工程と、 前記側片部形成部を前記凸曲部の中間位置において切断
    する切断工程と、を有するチップ型コンデンサの製造方
    法の前記樹脂外装工程に用いられるモールド金型であっ
    て、 前記第2のプレス工程における前記凸曲部を形成するた
    めの凸部および凹部を有することを特徴とするモールド
    金型。
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