JP2001284466A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2001284466A
JP2001284466A JP2000090166A JP2000090166A JP2001284466A JP 2001284466 A JP2001284466 A JP 2001284466A JP 2000090166 A JP2000090166 A JP 2000090166A JP 2000090166 A JP2000090166 A JP 2000090166A JP 2001284466 A JP2001284466 A JP 2001284466A
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Susumu Moriwaki
將 森脇
Takayuki Yamada
隆順 山田
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/66007Multistep manufacturing processes
    • H01L29/66075Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials
    • H01L29/66227Multistep manufacturing processes of devices having semiconductor bodies comprising group 14 or group 13/15 materials the devices being controllable only by the electric current supplied or the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched, e.g. three-terminal devices
    • H01L29/66409Unipolar field-effect transistors
    • H01L29/66477Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET
    • H01L29/66545Unipolar field-effect transistors with an insulated gate, i.e. MISFET using a dummy, i.e. replacement gate in a process wherein at least a part of the final gate is self aligned to the dummy gate

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能で且つしきい値電圧の低いn型MOS
FET及びp型MOSFETを有する半導体装置を提供
する。 【解決手段】 n型MOSFETの第1のゲート電極
は、ゲート絶縁膜109Aの上に形成され、シリコンの
バンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関
数を持つ第1の金属からなる第1の金属膜111Aと、
該第1の金属膜111Aの上に形成され、シリコンのバ
ンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関
数を持つ第2の金属からなる第2の金属膜112Aと、
該第2の金属膜112Aの上に形成された低抵抗金属膜
113Aとから構成されている。p型MOSFETの第
2のゲート電極は、ゲート絶縁膜109Aの上に形成さ
れた第2の金属からなる第2の金属膜112Aと、該第
2の金属膜112Aの上に形成された低抵抗金属膜11
3Aとから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属膜からなるゲ
ート電極を有するn型MOSFET及びp型MOSFE
Tを備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置における高集積化及び
高速化に対する技術進展に伴い、MOSFETの微細化
が進められている。ところが、MOSFETの微細化に
伴ってゲート絶縁膜の薄膜化を進めると、多結晶シリコ
ンからなる従来のゲート電極においては、ゲートの空乏
化によるMOSFETの駆動力の低下が顕在化してくる
という問題がある。
【0003】そこで、この問題を抑制するために、ゲー
ト電極として、ゲートの空乏化が起こらない金属を用い
るメタルゲートプロセスが近年注目されている。このメ
タルゲートは、ゲート電極の抵抗が小さいため、ゲート
電極における信号遅延の低減という観点からも有効であ
る。従って、メタルゲートを用いると、MOSFETの
駆動力の向上及び信号遅延の低減という点で高性能化を
図ることができる。尚、メタルゲートとしては、W若し
くはTiN等からなる高融点金属膜、又はAl等のよう
に低融点であるが抵抗が極めて小さい金属とTiN等の
高融点金属との積層膜等が用いられる。
【0004】ところで、従来のMOSFETにおいて、
シリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜の薄膜化を進める
と、トンネル電流に起因して起きるゲート電極における
リーク電流が増大してくるという問題がある。
【0005】そこで、この問題を抑制するために、ゲー
ト絶縁膜にTa25等の高誘電率材料を用いて、ゲート
絶縁膜の実効的な膜厚を大きくするという手法が研究さ
れている。
【0006】ところが、MOSFETの製造工程におい
ては、ゲート電極の形成後にソース領域及びドレイン領
域を活性化するために高温の熱処理が行なわれるため、
ゲート電極としてAl等の低融点材料を用いること及び
ゲート絶縁膜としてTa25に用いることは、熱的安定
性の観点から極めて困難である。
【0007】そこで、例えば、特開平10−18996
6号報においては、ゲート電極及びゲート絶縁膜に熱的
に不安定な材料を用いることができる半導体装置の製造
方法が提案されている。以下、この半導体装置の製造方
法について、図11(a)〜(d)を参照しながら説明
する。
【0008】まず、図11(a)に示すように、p型の
シリコン基板100の表面部に素子分離領域11を形成
した後、シリコン基板100の上に全面に亘って、シリ
コン酸化膜及び多結晶シリコン膜を堆積し、その後、シ
リコン酸化膜及び多結晶シリコン膜をパターニングし
て、ダミーゲート絶縁膜12及びダミーゲート電極13
を形成する。次に、ダミーゲート電極13の側面にシリ
コン窒化膜からなるサイドウォール14を形成した後、
ダミーゲート電極13及びサイドウォール14をマスク
として不純物をイオン注入し、その後、活性化のための
熱処理を行なって、ソース領域又はドレイン領域となる
不純物拡散層15を形成する。次に、ダミーゲート電極
13の上に全面に亘ってシリコン酸化膜からなる層間絶
縁膜16を堆積した後、該層間絶縁膜をCMP法により
平坦化して、ダミーゲート電極13を露出させる。
【0009】次に、図11(b)に示すように、ダミー
ゲート電極13及びダミーゲート絶縁膜12を選択的に
除去して凹状溝17を形成した後、図11(c)に示す
ように、層間絶縁膜16の上に、Ta25膜18及びT
iW又はWからなる金属膜19を順次堆積する。
【0010】次に、図11(d)に示すように、Ta2
5膜18及び金属膜19における層間絶縁膜16の上
に露出している部分をCMP法により除去して、Ta2
5膜18からなるゲート絶縁膜18A及び金属膜19
からなるゲート電極19Aを形成する。
【0011】従来の半導体装置の製造方法によると、ダ
ミーゲート電極13及びサイドウォール14をマスクと
して不純物をイオン注入すると共に、不純物の活性化の
ための熱処理を行なった後、ダミーゲート電極13及び
ダミーゲート絶縁膜12を除去し、その後、ゲート絶縁
膜18A及びゲート電極19Aを形成するため、ゲート
絶縁膜18A及びゲート電極19Aに対して高温の熱処
理が加わらないので、ゲート電極としてAl等の低融点
材料を用いることができると共に、ゲート絶縁膜として
Ta25を用いることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の半導
体装置の製造方法によりメタルゲートを有する相補型M
OSFET(CMOSFET)を製造すると、MOSF
ETの高性能化を図ることはできるが、しきい値電圧を
低く設定することは困難であるという問題がある。以
下、この問題について詳細に説明する。
【0013】近年におけるLSIの低消費電力化の進展
は、MOSFETの駆動電圧の更なる低減を要求してい
るが、これを実現するためには、MOSFETのしきい
値電圧をn型MOSFET(nチャネル型MOSFE
T)及びp型MOSFET(pチャネル型MOSFE
T)のいずれにおいても0.2〜0.3Vという低い値
に設定する必要がある。
【0014】ところで、ポリシリコンゲートを有するM
OSFETにおいては、n型MOSFETのゲート電極
にはn型の不純物をドーピングすると共にp型MOSF
ETのゲート電極にはp型の不純物をドーピングするこ
とにより、各ゲート電極における仕事関数差を小さく
し、これによって、n型及びp型のMOSFETのしき
い値電圧を低くしている。
【0015】ところが、メタルゲートにおいては、n型
又はp型の不純物をドーピングすることができないた
め、n型MOSFET及びp型MOSFETにおいて、
同一の電極材料からなるゲート電極が形成される。この
ため、MOSFETの高性能の維持と低しきい値電圧と
の両立が極めて困難になるという問題がある。
【0016】例えば、メタルゲート電極を構成する電極
材料がシリコンのバンドギャップにおける伝導帯側に偏
った仕事関数を持つ場合、n型MOSFETを高性能が
得られる表面チャネル型にしてしきい値電圧を0.2〜
0.3Vの低い値に設定することは容易であるが、p型
MOSFETのしきい値電圧を0.2〜0.3Vの低い
値に設定するには、チャネル領域の表面部にカウンター
ドーピングを行なう必要がある。このため、p型MOS
FETは、短チャネル効果が現われ易い埋め込みチャネ
ル型になるので、所望の高性能化を実現できなくなると
いう問題がある。
【0017】また、メタルゲート電極を構成する電極材
料がシリコンのバンドギャップにおける価電子帯側に偏
った仕事関数を持つ場合、p型MOSFETを高性能が
得られる表面チャネル型にしてしきい値電圧を0.2〜
0.3Vの低い値に設定することは容易であるが、n型
MOSFETのしきい値電圧を0.2〜0.3Vの低い
値に設定するには、チャネル領域の表面部にカウンター
ドーピングを行なう必要がある。このため、n型MOS
FETは、短チャネル効果が現われ易い埋め込みチャネ
ル型になるので、所望の高性能化を実現できなくなると
いう問題がある。
【0018】これに対して、メタルゲート電極を構成す
る電極材料がシリコンのバンドギャップの中間(ミッド
ギャップ)付近の仕事関数を持つ場合には、n型MOS
FET及びp型MOSFETの両方を表面チャネル型に
形成することは可能になるが、しきい値電圧は、n型M
OSFET及びp型MOSFETのいずれにおいても、
0.5〜0.6V程度であって高い値となる。
【0019】前記に鑑み、本発明は、n型MOSFET
及びp型MOSFETの両方を、高性能で且つしきい値
電圧が低くなるようにすることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の半導
体装置は、シリコン基板上の絶縁膜に設けられたゲート
電極形成用の第1の凹状溝の底部に形成された第1のゲ
ート絶縁膜と、第1のゲート絶縁膜の上に形成された第
1のゲート電極とを有するn型MOSFETと、絶縁膜
に設けられたゲート電極形成用の第2の凹状溝の底部に
形成された第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜
の上に形成された第2のゲート電極とを有するp型MO
SFETとを備えた半導体装置を対象とし、第1のゲー
ト電極は、第1のゲート絶縁膜の上に形成され、シリコ
ンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕
事関数を持つ第1の金属又はその化合物からなり、第1
の凹状溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜と、第1
の金属膜の上に形成され、シリコンのバンドギャップの
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の
金属又はその化合物からなり、第1の凹部内に第2の凹
部を有する第2の金属膜と、第2の凹部に充填された低
抵抗金属からなる第1の低抵抗金属膜とから構成され、
第2のゲート電極は、第2のゲート絶縁膜の上に形成さ
れ、第2の金属又はその化合物からなり、第2の凹状溝
内に第3の凹部を有する第3の金属膜と、第3の凹部に
充填された低抵抗金属からなる第2の低抵抗金属膜とか
ら構成されている。
【0021】第1の半導体装置によると、n型MOSF
ETの第1のゲート電極とシリコン基板との間の仕事関
数差は、第1の金属膜とシリコン基板との仕事関数差、
つまりシリコンのバンドギャップにおける中央よりも伝
導帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属とシリコン
との仕事関数差により決まるため、n型MOSFETの
しきい値電圧を低い値に設定することができる。また、
p型MOSFETの第2のゲート電極とシリコン基板と
の間の仕事関数差は、第2の金属膜とシリコン基板との
仕事関数差、つまりシリコンのバンドギャップにおける
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の
金属とシリコンとの仕事関数差により決まるため、p型
MOSFETのしきい値電圧も低い値に設定することが
できる。
【0022】また、第1のゲート電極及び第2のゲート
電極は、いずれも低抵抗金属からなる低抵抗金属膜を有
しているため、第1の金属膜及び第2の金属膜を高い抵
抗値を持つ金属により形成したとしても、第1のゲート
電極及び第2のゲート電極の抵抗が高くなる事態を回避
できる。
【0023】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、表面チャ
ネル型にして高性能化を図ることができる。
【0024】第1の半導体装置において、第1の金属
は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、Hf、Al又
はTaNであり、第2の金属は、Pt、Ir、Re、R
uO2、Ni又はCoであることが好ましい。
【0025】本発明に係る第2の半導体装置は、シリコ
ン基板上の絶縁膜に設けられたゲート電極形成用の第1
の凹状溝の底部に形成された第1のゲート絶縁膜と、第
1のゲート絶縁膜の上に形成された第1のゲート電極と
を有するn型MOSFETと、絶縁膜に設けられたゲー
ト電極形成用の第2の凹状溝の底部に形成された第2の
ゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜の上に形成された
第2のゲート電極とを有するp型MOSFETとを備え
た半導体装置を対象とし、第2のゲート電極は、第2の
ゲート絶縁膜の上に形成され、シリコンのバンドギャッ
プの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第
1の金属又はその化合物からなり、第2の凹状溝内に第
1の凹部を有する第1の金属膜と、第1の金属膜の上に
形成され、シリコンのバンドギャップの中央よりも伝導
帯側に位置する仕事関数を持つ第2の金属又はその化合
物からなり、第1の凹部内に第2の凹部を有する第2の
金属膜と、第2の凹部に充填された低抵抗金属からなる
第1の低抵抗金属膜とから構成され、第1のゲート電極
は、第2のゲート絶縁膜の上に形成され、第2の金属又
はその化合物からなり、第2の凹状溝内に第3の凹部を
有する第3の金属膜と、第3の凹部に充填された低抵抗
金属からなる第2の低抵抗金属膜とから構成されてい
る。
【0026】第2の半導体装置によると、n型MOSF
ETの第1のゲート電極とシリコン基板との間の仕事関
数差は、第2の金属膜とシリコン基板との仕事関数差、
つまりシリコンのバンドギャップにおける中央よりも伝
導帯側に位置する仕事関数を持つ第2の金属とシリコン
との仕事関数差により決まるため、n型MOSFETの
しきい値電圧を低い値に設定することができる。また、
p型MOSFETの第2のゲート電極とシリコン基板と
の間の仕事関数差は、第1の金属膜とシリコン基板との
仕事関数差、つまりシリコンのバンドギャップにおける
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第1の
金属とシリコンとの仕事関数差により決まるため、p型
MOSFETのしきい値電圧も低い値に設定することが
できる。
【0027】また、第1のゲート電極及び第2のゲート
電極は、いずれも低抵抗金属からなる低抵抗金属膜を有
しているため、第1の金属膜及び第2の金属膜を高い抵
抗値を持つ金属により形成したとしても、第1のゲート
電極及び第2のゲート電極の抵抗値が高くなる事態を回
避できる。
【0028】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、表面チャ
ネル型にして高性能化を図ることができる。
【0029】第2の半導体装置において、第1の金属
は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又はCoであ
り、第2の金属は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、T
i、Hf、Al又はTaNであることが好ましい。
【0030】本発明に係る第3の半導体装置は、シリコ
ン基板上の絶縁膜に設けられたゲート電極形成用の第1
の凹状溝の底部に形成された第1のゲート絶縁膜と、第
1のゲート絶縁膜の上に形成された第1のゲート電極と
を有するn型MOSFETと、絶縁膜に設けられたゲー
ト電極形成用の第2の凹状溝の底部に形成された第2の
ゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜の上に形成された
第2のゲート電極とを有するp型MOSFETとを備え
た半導体装置を対象とし、第1のゲート電極は、第1の
ゲート絶縁膜の上に形成され、シリコンのバンドギャッ
プの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ第1
の金属又はその化合物からなり、第1の凹状溝内に凹部
を有する金属膜と、凹部に充填され、シリコンのバンド
ギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を
持ち且つ低抵抗金属である第2の金属又はその化合物か
らなる第1の低抵抗金属膜とから構成され、第2のゲー
ト電極は、第2のゲート絶縁膜の上に形成され且つ第2
の凹状溝に充填された第2の金属又はその化合物からな
る第2の低抵抗金属膜から構成されている。
【0031】第3の半導体装置によると、n型MOSF
ETの第1のゲート電極とシリコン基板との間の仕事関
数差は、金属膜とシリコン基板との仕事関数差、つまり
シリコンのバンドギャップにおける中央よりも伝導帯側
に位置する仕事関数を持つ第1の金属とシリコンとの仕
事関数差により決まるため、n型MOSFETのしきい
値電圧を低い値に設定することができる。また、p型M
OSFETの第2のゲート電極とシリコン基板との間の
仕事関数差は、第2の低抵抗金属膜とシリコン基板との
仕事関数差、つまりシリコンのバンドギャップにおける
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の
金属とシリコンとの仕事関数差により決まるため、p型
MOSFETのしきい値電圧も低い値に設定することが
できる。
【0032】また、第1のゲート電極は、低抵抗金属膜
を有しているため、金属膜を高い抵抗値を持つ金属によ
り形成しても、第1のゲート電極の抵抗値が高くなる事
態を回避できる。第2のゲート電極は、低抵抗金属膜か
ら構成されているため該第2のゲート電極の低抵抗化を
図ることができる。
【0033】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、表面チャ
ネル型にして高性能化を図ることができる。
【0034】第3の半導体装置において、第1の金属
は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、Hf、Al又
はTaNであり、第2の金属は、Pt、Ir、Ni又は
Coであることが好ましい。
【0035】本発明に係る第4の半導体装置は、シリコ
ン基板上の絶縁膜に設けられたゲート電極形成用の第1
の凹状溝の底部に形成された第1のゲート絶縁膜と、第
1のゲート絶縁膜の上に形成された第1のゲート電極と
を有するn型MOSFETと、絶縁膜に設けられたゲー
ト電極形成用の第2の凹状溝の底部に形成された第2の
ゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜の上に形成された
第2のゲート電極とを有するp型MOSFETとを備え
た半導体装置を対象とし、第2のゲート電極は、第2の
ゲート絶縁膜の上に形成され、シリコンのバンドギャッ
プの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第
1の金属又はその化合物からなり、第2の凹状溝内に凹
部を有する金属膜と、凹部に充填され、シリコンのバン
ドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を
持ち且つ低抵抗金属である第2の金属又はその化合物か
らなる第1の低抵抗金属膜とから構成され、第1のゲー
ト電極は、第1のゲート絶縁膜の上に形成され且つ第1
の凹状溝に充填された第2の金属又はその化合物からな
る第2の低抵抗金属膜から構成されている。
【0036】第4の半導体装置によると、n型MOSF
ETの第1のゲート電極とシリコン基板との間の仕事関
数差は、第2の低抵抗金属膜とシリコン基板との仕事関
数差、つまりシリコンのバンドギャップにおける中央よ
りも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ第2の金属とシ
リコンとの仕事関数差により決まるため、n型MOSF
ETのしきい値電圧を低い値に設定することができる。
また、p型MOSFETの第2のゲート電極とシリコン
基板との間の仕事関数差は、金属膜とシリコン基板との
仕事関数差、つまりシリコンのバンドギャップにおける
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第1の
金属とシリコンとの仕事関数差により決まるため、p型
MOSFETのしきい値電圧も低い値に設定することが
できる。
【0037】また、第1のゲート電極は、低抵抗金属膜
から構成されているため、該第1のゲート電極の低抵抗
化を図ることができる。第2のゲート電極は、低抵抗金
属膜を有するため、金属膜を高い抵抗値を持つ金属によ
り形成しても、第2のゲート電極の抵抗値が高くなる事
態を回避できる。
【0038】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、表面チャ
ネル型にして高性能化を図ることができる。
【0039】第4の半導体装置において、第1の金属
は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又はCoであ
り、第2の金属は、Zr、Mo又はAlであることが好
ましい。
【0040】本発明に係る第5の半導体装置は、シリコ
ン基板上に堆積された絶縁膜に設けられたゲート電極形
成用の第1の凹状溝の底部に形成された第1のゲート絶
縁膜と、第1のゲート絶縁膜の上に形成された第1のゲ
ート電極とを有するn型MOSFETと、絶縁膜に設け
られたゲート電極形成用の第2の凹状溝の底部に形成さ
れた第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜の上に
形成された第2のゲート電極とを有するp型MOSFE
Tとを備えた半導体装置を対象とし、第1のゲート電極
は、第1のゲート絶縁膜の上に形成され、シリコンのバ
ンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数
を持つ第1の金属又はその化合物からなり、第1の凹状
溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜と、第1の凹部
に充填された低抵抗金属からなる第1の低抵抗金属膜と
から構成され、第2のゲート電極は、第2のゲート絶縁
膜の上に形成され、シリコンのバンドギャップの中央よ
りも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の金属又
はその化合物からなり、第2の凹状溝内に第2の凹部を
有する第2の金属膜と、第2の凹部に充填された低抵抗
金属からなる第2の低抵抗金属膜とから構成されてい
る。
【0041】第5の半導体装置によると、n型MOSF
ETの第1のゲート電極とシリコン基板との間の仕事関
数差は、第1の金属膜とシリコン基板との仕事関数差、
つまりシリコンのバンドギャップにおける中央よりも伝
導帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属とシリコン
との仕事関数差により決まるため、n型MOSFETの
しきい値電圧を低い値に設定することができる。また、
p型MOSFETの第2のゲート電極とシリコン基板と
の間の仕事関数差は、第2の金属膜とシリコン基板との
仕事関数差、つまりシリコンのバンドギャップにおける
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の
金属とシリコンとの仕事関数差により決まるため、p型
MOSFETのしきい値電圧も低い値に設定することが
できる。
【0042】また、第1のゲート電極及び第2のゲート
電極は、低抵抗金属からなる低抵抗金属膜を有している
ため、第1の金属膜及び第2の金属膜を高い抵抗値を持
つ金属により形成しても、第1のゲート電極及び第2の
ゲート電極の抵抗値が高くなる事態を回避できる。
【0043】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、表面チャ
ネル型にして高性能化を図ることができる。
【0044】特に、第5の半導体装置によると、第1の
ゲート電極及び第2のゲート電極を、第1又は第2の金
属膜と低抵抗金属膜とからなる2つの金属膜により構成
したため、第1又は第2の凹状溝の内部における仕事関
数差を規制する金属膜が占める体積の割合を低減でき
る。このため、極めて微細なMOSFETを形成する場
合でも、第1及び第2の凹状溝の内部に低抵抗金属膜を
確実に充填することができる。
【0045】第5の半導体装置において、第1の金属
は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、Hf、Al又
はTaNであり、第2の金属は、Pt、Ir、Re、R
uO2、Ni又はCoであることが好ましい。
【0046】本発明に係る第1の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上の絶縁膜におけるn型MOSFET
形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状溝を形成する
と共に、絶縁膜におけるp型MOSFET形成領域にゲ
ート電極形成用の第2の凹状溝を形成する工程と、第1
の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成すると共
に、第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁膜を形成す
る工程と、絶縁膜の上に、第1の凹状溝を露出させる一
方、第2の凹状溝を覆うレジストパターンを形成する工
程と、絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコンの
バンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関
数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、第1の
凹状溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜を形成した
後、レジストパターンの上に堆積されている第1の金属
又はその化合物からなる膜をレジストパターンと共にリ
フトオフする工程と、絶縁膜の上に、シリコンのバンド
ギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を
持つ第2の金属又はその化合物を堆積して、第1の凹部
内に第2の凹部を有する第2の金属膜を形成すると共に
第2の凹状溝内に第3の凹部を有する第3の金属膜を形
成する工程と、絶縁膜の上に低抵抗金属を堆積して、第
2の凹部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に第3
の凹部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、絶縁
膜の上に堆積されている、低抵抗金属からなる膜、第2
の金属又はその化合物からなる膜及び第1の金属又はそ
の化合物からなる膜を除去して、第1の金属膜、第2の
金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるn型MOSFE
Tの第1のゲート電極を形成すると共に、第3の金属膜
及び第2の低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの第
2のゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0047】第1の半導体装置の製造方法によると、レ
ジストパターンを用いて第1の凹状溝の内部にのみ、シ
リコンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置す
る仕事関数を持つ第1の金属又はその化合物からなる第
1の金属膜を形成した後、シリコンのバンドギャップの
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の
金属又はその化合物を堆積して第2の金属膜及び第3の
金属膜を形成し、その後、第2の金属膜の上に第1の低
抵抗金属膜を形成すると共に第3の金属膜の上に第2の
低抵抗金属膜を形成するため、第1の金属膜、第2の金
属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるn型MOSFET
の第1のゲート電極を確実に形成することができると共
に、第3の金属膜及び第2の低抵抗金属膜からなるp型
MOSFETの第2のゲート電極を確実に形成すること
ができる。
【0048】第1の半導体装置の製造方法において、第
1の金属は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、H
f、Al又はTaNであり、第2の金属は、Pt、I
r、Re、RuO2 、Ni又はCoであることが好まし
い。
【0049】本発明に係る第2の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上の絶縁膜におけるn型MOSFET
形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状溝を形成する
と共に、前記絶縁膜におけるp型MOSFET形成領域
にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成する工程と、
第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成すると
共に、第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁膜を形成
する工程と、絶縁膜の上に、第2の凹状溝を露出させる
一方、第1の凹状溝を覆うレジストパターンを形成する
工程と、絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコン
のバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕
事関数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、第
2の凹状溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜を形成
した後、レジストパターンの上に堆積されている第1の
金属又はその化合物からなる膜をレジストパターンと共
にリフトオフする工程と、絶縁膜の上に、シリコンのバ
ンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数
を持つ第2の金属又はその化合物を堆積して、第1の凹
部内に第2の凹部を有する第2の金属膜を形成すると共
に第1の凹状溝内に第3の凹部を有する第3の金属膜を
形成する工程と、絶縁膜の上に低抵抗金属を堆積して、
第2の凹部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に第
3の凹部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、絶
縁膜の上に堆積されている、低抵抗金属からなる膜、第
2の金属又はその化合物からなる膜及び第1の金属又は
その化合物からなる膜を除去して、第3の金属膜及び第
2の低抵抗金属膜からなるn型MOSFETの第1のゲ
ート電極を形成すると共に、第1の金属膜、第2の金属
膜及び第1の低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの
第2のゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0050】第2の半導体装置の製造方法によると、レ
ジストパターンを用いて第2の凹状溝の内部にのみ、シ
リコンのバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置
する仕事関数を持つ第1の金属又はその化合物からなる
第1の金属膜を形成した後、シリコンのバンドギャップ
の中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ第2の
金属又はその化合物を堆積して第2の金属膜及び第3の
金属膜を形成し、その後、第2の金属膜の上に第1の低
抵抗金属膜を形成すると共に第3の金属膜の上に第2の
低抵抗金属膜を形成するため、第3の金属膜及び第2の
低抵抗金属膜からなるn型MOSFETの第1のゲート
電極を形成することができると共に、第1の金属膜、第
2の金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるp型MOS
FETの第2のゲート電極を形成することができる。従
って、第1の半導体装置を確実に形成することができ
る。
【0051】第2の半導体装置の製造方法において、第
1の金属は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又はC
oであり、第2の金属は、Zr、Nb、Ta、Mo、
V、Ti、Hf、Al又はTaNであることが好まし
い。
【0052】本発明に係る第3の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上の絶縁膜におけるn型MOSFET
形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状溝を形成する
と共に、前記絶縁膜におけるp型MOSFET形成領域
にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成する工程と、
第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成すると
共に、第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁膜を形成
する工程と、絶縁膜の上に、第1の凹状溝を露出させる
一方、第2の凹状溝を覆うレジストパターンを形成する
工程と、絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコン
のバンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事
関数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、第1
の凹状溝内に凹部を有する金属膜を形成した後、レジス
トパターンの上に堆積されている第1の金属又はその化
合物からなる膜をレジストパターンと共にリフトオフす
る工程と、絶縁膜の上に、シリコンのバンドギャップの
中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持ち且つ低
抵抗金属である第2の金属又はその化合物を堆積して、
凹部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に第2の凹
状部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、絶縁膜
の上に堆積されている、第2の金属又はその化合物から
なる膜及び第1の金属又はその化合物からなる膜を除去
して、第1の金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるn
型MOSFETの第1のゲート電極を形成すると共に、
第2の低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの第2の
ゲート電極を形成する工程とを備えている。
【0053】第3の半導体装置の製造方法によると、レ
ジストパターンを用いて第1の凹状溝の内部にのみ、シ
リコンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置す
る仕事関数を持つ第1の金属又はその化合物からなる金
属膜を形成した後、シリコンのバンドギャップの中央よ
りも価電子帯側に位置する仕事関数を持ち且つ低抵抗金
属である第2の金属又はその化合物を堆積して第1の低
抵抗金属膜及び第2の低抵抗金属膜を形成するため、第
1の金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるn型MOS
FETの第1のゲート電極を形成することができると共
に、第2の低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの第
2のゲート電極を形成することができる。従って、第3
の半導体装置を確実に形成することができる。
【0054】特に、第3の半導体装置の製造方法による
と、第1及び第2のゲート電極を形成するためには、金
属膜及び低抵抗金属膜からなる2つの金属膜のみでよい
ので、第1又は第2の半導体装置の製造方法に比べて、
第3の金属膜を堆積する工程を削減できると共に絶縁膜
の上に堆積されている金属膜を除去する工程が容易にな
る。
【0055】第3の半導体装置の製造方法において、第
1の金属は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、H
f、Al又はTaNであり、第2の金属は、Pt、I
r、Ni又はCoであることが好ましい。
【0056】本発明に係る第4の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上の絶縁膜におけるn型MOSFET
形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状溝を形成する
と共に、前記絶縁膜におけるp型MOSFET形成領域
にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成する工程と、
第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成すると
共に、第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁膜を形成
する工程と、絶縁膜の上に、第2の凹状溝を露出させる
一方、第1の凹状溝を覆うレジストパターンを形成する
工程と、絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコン
のバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕
事関数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、第
2の凹状溝内に凹部を有する金属膜を形成した後、レジ
ストパターンの上に堆積されている第1の金属又はその
化合物からなる膜をレジストパターンと共にリフトオフ
する工程と、絶縁膜の上に、シリコンのバンドギャップ
の中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持ち且つ低
抵抗金属である第2の金属又はその化合物を堆積して、
凹部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に第1の凹
状溝内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、絶縁膜
の上に堆積されている、第2の金属又はその化合物から
なる膜及び第1の金属又はその化合物からなる膜を除去
して、第2の低抵抗金属膜からなるn型MOSFETの
第1のゲート電極を形成すると共に、金属膜及び第1の
低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの第2のゲート
電極を形成する工程とを備えている。
【0057】第4の半導体装置の製造方法によると、レ
ジストパターンを用いて第2の凹状溝の内部にのみ、シ
リコンのバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置
する仕事関数を持つ第1の金属又はその化合物からなる
金属膜を形成した後、シリコンのバンドギャップの中央
よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持ち且つ低抵抗金
属である第2の金属又はその化合物を堆積して第1の低
抵抗金属膜及び第2の低抵抗金属膜を形成するため、第
2の低抵抗金属膜からなるn型MOSFETの第1のゲ
ート電極を形成することができると共に、金属膜及び第
1の低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの第2のゲ
ート電極を形成することができる。従って、第4の半導
体装置を確実に形成することができる。
【0058】特に、第4の半導体装置の製造方法による
と、第1及び第2のゲート電極を形成するためには、金
属膜及び低抵抗金属膜からなる2つの金属膜のみでよい
ので、第1又は第2の半導体装置の製造方法に比べて、
第3の金属膜を堆積する工程を削減できると共に絶縁膜
の上に堆積されている金属膜を除去する工程が容易にな
る。
【0059】第4の半導体装置の製造方法において、第
1の金属は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又はC
oであり、第2の金属は、Zr、Mo又はAlであるこ
とが好ましい。
【0060】本発明に係る第5の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上に堆積された絶縁膜におけるn型M
OSFET形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状溝
を形成すると共に、絶縁膜におけるp型MOSFET形
成領域にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成する工
程と、第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成
すると共に、第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁膜
を形成する工程と、絶縁膜の上に、第1の凹状溝を露出
させる一方、第2の凹状溝を覆う第1のレジストパター
ンを形成する工程と、絶縁膜及び第1のレジストパター
ンの上に、シリコンのバンドギャップの中央よりも伝導
帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその化合
物を堆積して、第1の凹状溝内に第1の凹部を有する第
1の金属膜を形成した後、第1のレジストパターンの上
に堆積されている第1の金属又はその化合物からなる膜
を第1のレジストパターンと共にリフトオフする工程
と、絶縁膜の上に、第2の凹状溝を露出させる一方、第
1の凹状溝を覆う第2のレジストパターンを形成する工
程と、絶縁膜及び第2のレジストパターンの上に、シリ
コンのバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置す
る仕事関数を持つ第2の金属又はその化合物を堆積し
て、第2の凹状溝内に第2の凹部を有する第2の金属膜
を形成した後、第2のレジストパターンの上に堆積され
ている第2の金属又はその化合物からなる膜を第2のレ
ジストパターンと共にリフトオフする工程と、絶縁膜の
上に低抵抗金属を堆積して、第1の凹部内に第1の低抵
抗金属膜を形成すると共に第2の凹部内に第2の低抵抗
金属膜を形成する工程と、絶縁膜の上に堆積されてい
る、低抵抗金属からなる膜、第2の金属又はその化合物
からなる膜及び第1の金属又はその化合物からなる膜を
除去して、第1の金属膜及び第1の低抵抗金属膜からな
るn型MOSFETの第1のゲート電極を形成すると共
に、第2の金属膜及び第2の低抵抗金属膜からなるp型
MOSFETの第2のゲート電極を形成する工程とを備
えている。
【0061】第5の半導体装置の製造方法によると、第
1のレジストパターンを用いて第1の凹状溝の内部にの
み、シリコンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に
位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその化合物から
なる第1の金属膜を形成した後、第2のレジストパター
ンを用いて第2の凹状溝の内部にのみ、シリコンのバン
ドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数
を持つ第2の金属又はその化合物からなる第2の金属膜
を形成し、その後、第1の金属膜の上に第1の低抵抗金
属膜を形成すると共に第2の金属膜の上に第2の低抵抗
金属膜を形成するため、第1の金属膜及び第1の低抵抗
金属膜からなるn型MOSFETの第1のゲート電極を
形成することができると共に、第2の金属膜及び第2の
低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの第2のゲート
電極を形成することができる。従って、第5の半導体装
置を確実に形成することができる。
【0062】特に、第5の半導体装置の製造方法による
と、第1のゲート電極及び第2のゲート電極を、第1又
は第2の金属膜と低抵抗金属膜とからなる2つの金属膜
により構成したため、第1又は第2の凹状溝の内部にお
ける仕事関数差を規制する金属膜が占める体積の割合を
低減できる。このため、極めて微細なMOSFETを形
成する場合でも、第1及び第2の凹状溝の内部に低抵抗
金属膜を確実に充填することができる。
【0063】第5の半導体装置の製造方法において、第
1の金属は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、H
f、Al又はTaNであり、第2の金属は、Pt、I
r、Re、RuO2 、Ni又はCoであることが好まし
い。
【0064】本発明に係る第6の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上に堆積された絶縁膜におけるn型M
OSFET形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状溝
を形成すると共に、絶縁膜におけるp型MOSFET形
成領域にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成する工
程と、第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成
すると共に、第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁膜
を形成する工程と、絶縁膜の上に、第2の凹状溝を露出
させる一方、第1の凹状溝を覆う第1のレジストパター
ンを形成する工程と、絶縁膜及び第1のレジストパター
ンの上に、シリコンのバンドギャップの中央よりも価電
子帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその化
合物を堆積して、第2の凹状溝内に第1の凹部を有する
第1の金属膜を形成した後、第1のレジストパターンの
上に堆積されている第1の金属又はその化合物からなる
膜を第1のレジストパターンと共にリフトオフする工程
と、絶縁膜の上に、第1の凹状溝を露出させる一方、第
2の凹状溝を覆う第2のレジストパターンを形成する工
程と、絶縁膜及び第2のレジストパターンの上に、シリ
コンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する
仕事関数を持つ第2の金属又はその化合物を堆積して、
第1の凹状溝内に第2の凹部を有する第2の金属膜を形
成した後、第2のレジストパターンの上に堆積されてい
る第2の金属又はその化合物からなる膜を第2のレジス
トパターンと共にリフトオフする工程と、絶縁膜の上に
低抵抗金属を堆積して、第1の凹部内に第1の低抵抗金
属膜を形成すると共に第2の凹部内に第2の低抵抗金属
膜を形成する工程と、絶縁膜の上に堆積されている、低
抵抗金属からなる膜、第2の金属又はその化合物からな
る膜及び第1の金属又はその化合物からなる膜を除去し
て、第2の金属膜及び第2の低抵抗金属膜からなるn型
MOSFETの第1のゲート電極を形成すると共に、第
1の金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるp型MOS
FETの第2のゲート電極を形成する工程とを備えてい
る。
【0065】第6の半導体装置の製造方法によると、第
1のレジストパターンを用いて第2の凹状溝の内部にの
み、シリコンのバンドギャップの中央よりも価電子帯側
に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその化合物か
らなる第1の金属膜を形成した後、第2のレジストパタ
ーンを用いて第1の凹状溝の内部にのみ、シリコンのバ
ンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数
を持つ第2の金属又はその化合物からなる第2の金属膜
を形成し、その後、第1の金属膜の上に第1の低抵抗金
属膜を形成すると共に第2の金属膜の上に第2の低抵抗
金属膜を形成するため、第2の金属膜及び第2の低抵抗
金属膜からなるn型MOSFETの第1のゲート電極を
形成することができると共に、第1の金属膜及び第1の
低抵抗金属膜からなるp型MOSFETの第2のゲート
電極を形成することができる。従って、第5の半導体装
置を確実に形成することができる。
【0066】特に、第6の半導体装置の製造方法による
と、第1のゲート電極及び第2のゲート電極を、第1又
は第2の金属膜と低抵抗金属膜とからなる2つの金属膜
により構成したため、第1又は第2の凹状溝の内部にお
ける仕事関数差を規制する金属膜が占める体積の割合を
低減できる。このため、極めて微細なMOSFETを形
成する場合でも、第1及び第2の凹状溝の内部に低抵抗
金属膜を確実に充填することができる。
【0067】第6の半導体装置の製造方法において、第
1の金属は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又はC
oであり、第2の金属は、Zr、Nb、Ta、Mo、
V、Ti、Hf、Al又はTaNであることが好まし
い。
【0068】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態に係る半導体装置及びその製造方法に
ついて、図1(a)〜(d)及び図2(a)〜(d)を
参照しながら説明する。
【0069】まず、図1(a)に示すように、p型のシ
リコン基板100の表面部に、素子分離領域101、n
型のウェル領域及びp型のウェル領域(図示は省略して
いる。)を形成した後、シリコン基板100の上に、5
nm程度の厚さを有するシリコン酸化膜及び150nm
程度の厚さを有する多結晶シリコン膜を形成し、その
後、該シリコン酸化膜及び多結晶シリコン膜をパターニ
ングして、ダミーゲート絶縁膜102及びダミーゲート
電極103を形成する。
【0070】次に、ダミーゲート電極103をマスクと
して、シリコン基板100のn型MOSFET形成領域
には、As等のn型不純物を8keV程度の注入エネル
ギーでイオン注入すると共に、シリコン基板100のp
型MOSFET形成領域には、BF2 等のp型不純物を
5keV程度の注入エネルギーでイオン注入する。
【0071】次に、シリコン基板100の上に全面に亘
って、50nm程度の膜厚を持つシリコン窒化膜を堆積
した後、該シリコン窒化膜に対して異方性エッチングを
行なうことにより、ダミーゲート電極103の側面にシ
リコン窒化膜からなるサイドウォール104を形成す
る。
【0072】次に、ダミーゲート電極103及びサイド
ウォール104をマスクとして、シリコン基板100の
n型MOSFET形成領域には、As等のn型不純物を
40keV程度の注入エネルギーでイオン注入すると共
に、シリコン基板100のp型MOSFET形成領域に
は、BF2 等のp型不純物を15keV程度の注入エネ
ルギーでイオン注入した後、アニール処理を施してn型
及びp型の不純物を活性化することにより、ソース領域
又はドレイン領域となるn型不純物拡散層105及びp
型不純物拡散層106を形成する。
【0073】次に、CVD法により、シリコン基板10
0の上に全面に亘って、シリコン酸化膜からなり600
nm程度の厚さを有する層間絶縁膜107を堆積した
後、例えば化学的機械研磨(CMP)法を用いて、図1
(b)に示すように、層間絶縁膜107を平坦化すると
共にダミーゲート電極103を露出させる。
【0074】次に、例えばKOH等のアルカリ溶液を用
いるウェットエッチングを行なうことにより、ダミーゲ
ート電極103を除去して、図1(c)に示すように、
ゲート電極形成用の凹状溝108を形成する。
【0075】次に、フッ酸等を用いるウェットエッチン
グを行なってダミーゲート絶縁膜102を除去した後、
例えば化学気相成長(CVD)法により、図1(d)に
示すように、凹状溝108の内部を含む層間絶縁膜10
7の上に全面に亘って、約5nmの厚さを有しゲート絶
縁膜となるTa25膜109を堆積する。
【0076】次に、図2(a)に示すように、p型MO
SFET形成領域を覆うレジストパターン110を形成
した後、スパッタ法により、シリコンのバンドギャップ
における中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ
第1の金属(例えばZr)又は該第1の金属の化合物か
らなり約10nmの厚さを有する第1の金属膜111を
全面的に堆積する。
【0077】次に、図2(b)に示すように、レジスト
パターン110を除去することにより、第1の金属膜1
11におけるレジストパターン110の上面及び側面に
位置する部分をリフトオフにより取り除いて、第1の金
属膜111をn型MOSFET形成領域にのみ残存させ
る。
【0078】ところで、レジストパターン110の厚さ
としては、p型MOSFET形成領域を確実に覆うこと
ができれば特に問題はないが、第1の金属膜111の厚
さに比べて十分に大きい厚さ、例えば300nm以上に
することが好ましい。その理由は、レジストパターン1
10の厚さが第1の金属膜111の厚さに比べて十分に
大きいと、スパッタ法が有する段差被覆特性により、図
2(a)に示すように、第1の金属膜111はレジスト
パターン110の側面の下端部において途切れるため、
レジストパターン110を除去すると、第1の金属膜1
11におけるレジストパターン110の上面及び側面に
位置する部分は、レジストパターン110の側面の下端
部に残存することなく、容易且つ確実に取り除かれるか
らである。
【0079】次に、図2(c)に示すように、スパッタ
法又はCVD法により、シリコンのバンドギャップにお
ける中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第
2の金属(例えばPt)又は該第2の金属の化合物から
なり約10nmの厚さを有する第2の金属膜112を全
面的に堆積した後、スパッタ法又はCVD法により、第
2の金属膜112の上に全面に亘って、Al等の低抵抗
金属からなり約200nmの厚さを有する低抵抗金属膜
113を堆積する。
【0080】次に、図2(d)に示すように、低抵抗金
属膜113、第2の金属膜112、第1の金属膜111
及びTa25膜109における層間絶縁膜107の上に
露出する部分(凹状溝108の外側に位置する部分)を
例えばCMP法により除去して、n型MOSFET形成
領域に、Ta25膜109からなるゲート絶縁膜109
Aと、パターン化された第1の金属膜111A、パター
ン化された第2の金属膜112A及びパターン化された
低抵抗金属膜113Aの積層膜からなる第1のゲート電
極とを形成すると共に、p型MOSFET形成領域に、
Ta25膜109からなるゲート絶縁膜109Aと、パ
ターン化された第2の金属膜112A及びパターン化さ
れた低抵抗金属膜113Aの積層膜からなる第2のゲー
ト電極とを形成する。
【0081】第1の実施形態によると、n型MOSFE
T形成領域に形成される第1のゲート電極とシリコン基
板100との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜109A
を介して接するパターン化された第1の金属膜111A
とシリコン基板100との仕事関数差、つまりシリコン
のバンドギャップにおける中央よりも伝導帯側に位置す
る仕事関数を持つ第1の金属とシリコンとの仕事関数差
により決まるため、n型MOSFETのしきい値電圧を
低い値に設定することができる。また、p型MOSFE
T形成領域に形成される第2のゲート電極とシリコン基
板100との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜109A
を介して接するパターン化された第2の金属膜112A
とシリコン基板100との仕事関数差、つまりシリコン
のバンドギャップにおける中央よりも価電子帯側に位置
する仕事関数を持つ第2の金属とシリコンとの仕事関数
差により決まるため、p型MOSFETのしきい値電圧
も低い値に設定することができる。
【0082】また、第1のゲート電極及び第2のゲート
電極は、いずれもAl等の低抵抗金属からなるパターン
化された低抵抗金属膜113Aを有しているため、パタ
ーン化された第1の金属膜111A及び第2の金属膜1
12Aを高い抵抗値を持つ金属により形成したとして
も、第1のゲート電極及び第2のゲート電極の抵抗が高
くなる事態を回避できる。
【0083】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、短チャネ
ル効果が現われ難いので、MOSFETの高性能化を実
現できる。
【0084】尚、第1の実施形態においては、第1の金
属膜111は、スパッタ法により形成したが、これに代
えて、CVD法により形成してもよい。第1の金属膜1
11をスパッタ法により形成すると、図10(a)に示
すように、第1の金属膜111はレジストパターン11
0の側面の下端部において途切れるが、第1の金属膜1
11をCVD法により形成すると、図10(b)に示す
ように、第1の金属膜111はレジストパターン110
の側面の下端部において連続する。このため、レジスト
パターン110を除去したときに、図10(c)に示す
ように、第1の金属膜111はレジストパターン110
の側面の下端部に残存してしまう。この場合には、第2
の金属膜112は第1の金属膜111の残存部の上側に
おいて途切れる恐れがあるが、第2の金属膜112及び
第1の金属膜111における層間絶縁膜107の上側に
位置する部分は、CMP工程において除去されるので、
特に支障はない。
【0085】(第1の実施形態の変形例)以下、本発明
の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置及びその製
造方法について、図3(a)〜(d)を参照しながら説
明する。
【0086】まず、第1の実施形態と同様にして、p型
のシリコン基板100の表面部に、素子分離領域10
1、サイドウォール104、n型不純物拡散層105、
p型不純物拡散層106、層間絶縁膜107及びゲート
電極形成用の凹状溝を形成した後、例えばCVD法によ
り、図3(a)に示すように、凹状溝の内部を含む層間
絶縁膜107の上に全面に亘って、約5nmの厚さを有
しゲート絶縁膜となるTa25膜109を堆積する。次
に、n型MOSFET形成領域を覆うレジストパターン
150を形成した後、スパッタ法により、シリコンのバ
ンドギャップにおける中央よりも価電子帯側に位置する
仕事関数を持つ第1の金属(例えばPt)又は該第1の
金属の化合物からなり約10nmの厚さを有する第1の
金属膜151を全面的に堆積する。
【0087】次に、図3(b)に示すように、レジスト
パターン150を除去することにより、第1の金属膜1
51におけるレジストパターン150の上面及び側面に
位置する部分をリフトオフにより取り除いて、第1の金
属膜151をp型MOSFET形成領域にのみ残存させ
る。
【0088】次に、図3(c)に示すように、スパッタ
法又はCVD法により、シリコンのバンドギャップにお
ける中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ第2
の金属(例えばZr)又は該第2の金属の化合物からな
り約10nmの厚さを有する第2の金属膜152を全面
的に堆積した後、スパッタ法又はCVD法により、第2
の金属膜152の上に全面に亘って、Al等の低抵抗金
属からなり約200nmの厚さを有する低抵抗金属膜1
53を堆積する。
【0089】次に、図3(d)に示すように、低抵抗金
属膜153、第2の金属膜152、第1の金属膜151
及びTa25膜109における層間絶縁膜107の上に
露出する部分を例えばCMP法により除去して、n型M
OSFET形成領域に、Ta 25膜109からなるゲー
ト絶縁膜109Aと、パターン化された第2の金属膜1
52A及びパターン化された低抵抗金属膜153Aの積
層膜からなる第1のゲート電極とを形成すると共に、p
型MOSFET形成領域に、Ta25膜109からなる
ゲート絶縁膜109Aと、パターン化された第1の金属
膜151A、パターン化された第2の金属膜152A及
びパターン化された低抵抗金属膜153Aの積層膜から
なる第2のゲート電極とを形成する。
【0090】第1の実施形態の変形例によると、n型M
OSFET形成領域に形成される第1のゲート電極とシ
リコン基板100との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜
109Aを介して接するパターン化された第2の金属膜
152Aとシリコン基板100との仕事関数差、つまり
シリコンのバンドギャップにおける中央よりも伝導帯側
に位置する仕事関数を持つ第2の金属とシリコンとの仕
事関数差により決まるため、n型MOSFETのしきい
値電圧を低い値に設定することができる。また、p型M
OSFET形成領域に形成される第2のゲート電極とシ
リコン基板100との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜
109Aを介して接するパターン化された第1の金属膜
151Aとシリコン基板100との仕事関数差、つまり
シリコンのバンドギャップにおける中央よりも価電子帯
側に位置する仕事関数を持つ第1の金属とシリコンとの
仕事関数差により決まるため、p型MOSFETのしき
い値電圧も低い値に設定することができる。
【0091】また、第1のゲート電極及び第2のゲート
電極は、いずれもAl等の低抵抗金属からなるパターン
化された低抵抗金属膜153Aを有しているため、パタ
ーン化された第1の金属膜151A及び第2の金属膜1
52Aを高い抵抗値を持つ金属により形成したとして
も、第1のゲート電極及び第2のゲート電極の抵抗値が
高くなる事態を回避できる。
【0092】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、短チャネ
ル効果が現われ難いので、MOSFETの高性能化を実
現できる。
【0093】尚、第1の実施形態及びその変形例におい
ては、ゲート絶縁膜109Aを、Ta25膜109によ
り形成したが、これに代えて、TiO2 膜、ZrSiO
2 膜、HfSiO2 膜又は(Ba,Sr)TiO3 膜等
の高誘電率材料膜により形成してもよいし、シリコン酸
化膜により形成してもよい。また、ゲート絶縁膜109
Aとなる絶縁膜の形成方法は、CVD法に代えて、スパ
ッタ法又はPVD法であってもよい。
【0094】また、第1の実施形態における第1の金属
膜111又はその変形例における第2の金属膜152を
構成する金属、つまりシリコンのバンドギャップにおけ
る中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ金属と
しては、Zrを用いたが、これに代えて、Nb、Ta、
Mo、V、Ti、Hf、Al若しくはTaN又はこれら
の金属の化合物を用いてもよい。
【0095】また、第1の実施形態における第2の金属
膜112又はその変形例における第1の金属膜151を
構成する金属、つまりシリコンのバンドギャップにおけ
る中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ金属
としては、Ptを用いたが、これに代えて、Ir、R
e、RuO2 、Ni若しくはCo又はこれらの金属の化
合物を用いてもよい。
【0096】また、第1の実施形態及びその変形例にお
いては、低抵抗金属膜113、153を構成する金属、
つまり低抵抗金属としては、Alを用いたが、これに代
えて、Cu等の低融点材料又はW等の低抵抗の高融点金
属を用いてもよい。もっとも、Al又はCu等のような
低融点金属を用いる場合には、第1の金属膜111、1
51及び第2の金属膜112、152としては、バリア
性に優れた金属を用いることが好ましい。
【0097】また、第1の実施形態及びその変形例にお
いては、第1の金属膜111、151及び第2の金属膜
112、152の膜厚は、それぞれ約10nmであった
が、これに限定されるものではなく、第1の金属膜11
1、151及び第2の金属膜112、152の膜厚が均
一になると共に、第1の金属膜111、151及び第2
の金属膜112、152とシリコン基板100との間で
所望の仕事関数差を発現してn型及びp型のMOSFE
Tのしきい値電圧を低い値に設定できる限りにおいて小
さくしてもよい。
【0098】さらに、第1の実施形態の変形例において
は、第1の金属膜151は、スパッタ法により形成した
が、これに代えて、CVD法により形成してもよい。第
1の金属膜151をスパッタ法により形成するメリット
は第1の実施形態と同様である。
【0099】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図4(a)〜(d)を参照しながら説明する。
【0100】まず、第1の実施形態と同様にして、p型
のシリコン基板200の表面部に、素子分離領域20
1、サイドウォール204、n型不純物拡散層205、
p型不純物拡散層206、層間絶縁膜207及びゲート
電極形成用の凹状溝を形成した後、例えばCVD法によ
り、図4(a)に示すように、凹状溝の内部を含む層間
絶縁膜207の上に全面に亘って、約5nmの厚さを有
しゲート絶縁膜となるTa25膜209を堆積する。次
に、p型MOSFET形成領域を覆うレジストパターン
210を形成した後、スパッタ法により、シリコンのバ
ンドギャップにおける中央よりも伝導帯側に位置する仕
事関数を持つ第1の金属(例えばZr)又は該第1の金
属の化合物からなり約10nmの厚さを有する金属膜2
11を全面的に堆積する。
【0101】次に、図4(b)に示すように、レジスト
パターン210を除去することにより、金属膜211に
おけるレジストパターン210の上面及び側面に位置す
る部分をリフトオフにより取り除いて、金属膜211を
n型MOSFET形成領域にのみ残存させる。
【0102】次に、図4(c)に示すように、スパッタ
法又はCVD法により、シリコンのバンドギャップにお
ける中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つと
共に低抵抗金属である第2の金属(例えばPt)又は該
第2の金属の化合物からなり約150nmの厚さを有す
る低抵抗金属膜212を全面的に堆積する。
【0103】次に、図4(d)に示すように、低抵抗金
属膜212、金属膜211及びTa 25膜209におけ
る層間絶縁膜207の上に露出する部分を例えばCMP
法により除去して、n型MOSFET形成領域に、Ta
25膜209からなるゲート絶縁膜209Aと、パター
ン化された金属膜211A及びパターン化された低抵抗
金属膜212Aの積層膜からなる第1のゲート電極とを
形成すると共に、p型MOSFET形成領域に、Ta2
5膜209からなるゲート絶縁膜209Aと、パター
ン化された低抵抗金属膜212Aからなる第2のゲート
電極とを形成する。
【0104】第2の実施形態によると、n型MOSFE
T形成領域に形成される第1のゲート電極とシリコン基
板200との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜209A
を介して接するパターン化された金属膜211Aとシリ
コン基板200との仕事関数差、つまりシリコンのバン
ドギャップにおける中央よりも伝導帯側に位置する仕事
関数を持つ第1の金属とシリコンとの仕事関数差により
決まるため、n型MOSFETのしきい値電圧を低い値
に設定することができる。また、p型MOSFET形成
領域に形成される第2のゲート電極とシリコン基板20
0との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜209Aを介し
て接するパターン化された低抵抗金属膜212Aとシリ
コン基板200との仕事関数差、つまりシリコンのバン
ドギャップにおける中央よりも価電子帯側に位置する仕
事関数を持つ第2の金属とシリコンとの仕事関数差によ
り決まるため、p型MOSFETのしきい値電圧も低い
値に設定することができる。
【0105】また、第1のゲート電極は、Pt等の低抵
抗金属からなるパターン化された低抵抗金属膜212A
を有しているため、パターン化された金属膜211Aを
高い抵抗値を持つ金属により形成しても、第1のゲート
電極の抵抗値が高くなる事態を回避できる。
【0106】また、第2のゲート電極は、Pt等の低抵
抗金属からなるパターン化された低抵抗金属膜212A
からなるため、第2のゲート電極の低抵抗化を図ること
ができる。
【0107】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、短チャネ
ル効果が現われ難いので、MOSFETの高性能化を実
現できる。
【0108】特に、第2の実施形態においては、第1及
び第2のゲート電極を形成するためには、金属膜211
及び低抵抗金属膜212からなる2つの金属膜のみでよ
いので、第1の実施形態に比べて、第3の金属膜を堆積
する工程を削減できると共に層間絶縁膜の上に堆積され
ている金属膜をCMP法により除去する工程が容易にな
る。
【0109】(第2の実施形態の変形例)以下、本発明
の第2の実施形態の変形例に係る半導体装置及びその製
造方法について、図5(a)〜(d)を参照しながら説
明する。
【0110】まず、第1の実施形態と同様にして、p型
のシリコン基板200の表面部に、素子分離領域20
1、サイドウォール204、n型不純物拡散層205、
p型不純物拡散層206、層間絶縁膜207及びゲート
電極形成用の凹状溝を形成した後、例えばCVD法によ
り、図5(a)に示すように、凹状溝の内部を含む層間
絶縁膜207の上に全面に亘って、約5nmの厚さを有
しゲート絶縁膜となるTa25膜209を堆積する。次
に、n型MOSFET形成領域を覆うレジストパターン
250を形成した後、スパッタ法により、シリコンのバ
ンドギャップにおける中央よりも価電子帯側に位置する
仕事関数を持つ第1の金属(例えばPt)又は該第1の
金属の化合物からなり約10nmの厚さを有する金属膜
251を全面的に堆積する。
【0111】次に、図5(b)に示すように、レジスト
パターン250を除去することにより、金属膜251に
おけるレジストパターン250の上面及び側面に位置す
る部分をリフトオフにより取り除いて、金属膜251を
p型MOSFET形成領域にのみ残存させる。
【0112】次に、図5(c)に示すように、スパッタ
法又はCVD法により、シリコンのバンドギャップにお
ける中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つと共
に低抵抗金属である第2の金属(例えばZr)又は該第
2の金属の化合物からなり約150nmの厚さを有する
低抵抗金属膜252を全面的に堆積する。
【0113】次に、図5(d)に示すように、低抵抗金
属膜252、金属膜251及びTa 25膜209におけ
る層間絶縁膜207の上に露出する部分を例えばCMP
法により除去して、n型MOSFET形成領域に、Ta
25膜209からなるゲート絶縁膜209Aと、パター
ン化された低抵抗金属膜252Aからなる第1のゲート
電極とを形成すると共に、p型MOSFET形成領域
に、Ta25膜209からなるゲート絶縁膜209A
と、パターン化された金属膜251A及びパターン化さ
れた低抵抗金属膜252Aの積層膜からなる第2のゲー
ト電極とを形成する。
【0114】第2の実施形態の変形例によると、n型M
OSFET形成領域に形成される第1のゲート電極とシ
リコン基板200との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜
209Aを介して接するパターン化された低抵抗金属膜
252Aとシリコン基板200との仕事関数差、つまり
シリコンのバンドギャップにおける中央よりも伝導帯側
に位置する仕事関数を持つ第2の金属とシリコンとの仕
事関数差により決まるため、n型MOSFETのしきい
値電圧を低い値に設定することができる。また、p型M
OSFET形成領域に形成される第2のゲート電極とシ
リコン基板200との間の仕事関数差は、ゲート絶縁膜
209Aを介して接するパターン化された金属膜251
Aとシリコン基板200との仕事関数差、つまりシリコ
ンのバンドギャップにおける中央よりも価電子帯側に位
置する仕事関数を持つ第1の金属とシリコンとの仕事関
数差により決まるため、p型MOSFETのしきい値電
圧も低い値に設定することができる。
【0115】また、第1のゲート電極は、Zr等の低抵
抗金属からなるパターン化された低抵抗金属膜252A
からなるため、第1のゲート電極の低抵抗化を図ること
ができる。
【0116】また、第2のゲート電極は、Zr等の低抵
抗金属からなるパターン化された低抵抗金属膜252A
を有するため、パターン化された金属膜251Aを高い
抵抗値を持つ金属により形成しても、第2のゲート電極
の抵抗値が高くなる事態を回避できる。
【0117】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、短チャネ
ル効果が現われ難いので、MOSFETの高性能化を実
現できる。
【0118】特に、第2の実施形態の変形例において
は、第1及び第2のゲート電極を形成するために、金属
膜251及び低抵抗金属膜252からなる2つの金属膜
のみでよいので、第1の実施形態に比べて、第3の金属
膜を堆積する工程を削減できると共に層間絶縁膜の上に
堆積されている金属膜をCMP法により除去する工程が
容易になる。
【0119】尚、第2の実施形態及びその変形例におい
ては、ゲート絶縁膜209Aを、Ta25膜209によ
り形成したが、これに代えて、TiO2 膜、ZrSiO
2 膜、HfSiO2 膜又は(Ba,Sr)TiO3 膜等
の高誘電率材料膜により形成してもよいし、シリコン酸
化膜により形成してもよい。また、ゲート絶縁膜209
Aとなる絶縁膜の形成方法は、CVD法に代えて、スパ
ッタ法又はPVD法であってもよい。
【0120】また、第2の実施形態における金属膜21
1を構成する金属、つまりシリコンのバンドギャップに
おける中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ金
属としては、Zrを用いたが、これに代えて、Nb、T
a、Mo、V、Ti、Hf、Al若しくはTaN又はこ
れらの金属の化合物を用いてもよい。
【0121】また、第2の実施形態における低抵抗金属
膜212を構成する金属、つまりシリコンのバンドギャ
ップにおける中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数
を持つと共に低抵抗である金属としては、Ptを用いた
が、これに代えて、Ir、Ni若しくはCo又はこれら
の金属の化合物を用いてもよい。
【0122】また、第2の実施形態の変形例における金
属膜251を構成する金属、つまりシリコンのバンドギ
ャップにおける中央よりも価電子帯側に位置する仕事関
数を持つ金属としては、Ptを用いたが、これに代え
て、Ir、Re、RuO2 、Ni若しくはCo又はこれ
らの金属の化合物を用いてもよい。
【0123】また、第2の実施形態の変形例における低
抵抗金属膜252を構成する金属、つまりシリコンのバ
ンドギャップにおける中央よりも伝導帯側に位置する仕
事関数を持つと共に低抵抗である金属としては、Zrを
用いたが、これに代えて、Mo若しくはAl又はこれら
の金属の化合物を用いてもよい。
【0124】また、第2の実施形態及びその変形例にお
いては、金属膜211、251の膜厚は、それぞれ約1
0nmであったが、これに限定されるものではなく、金
属膜211、251の膜厚が均一になると共に、金属膜
211、251とシリコン基板200との間で所望の仕
事関数差を発現してn型及びp型のMOSFETのしき
い値電圧を低い値に設定できる限りにおいて小さくして
もよい。
【0125】さらに、第2の実施形態及びその変形例に
おいては、金属膜211、251は、スパッタ法により
形成したが、これに代えて、CVD法により形成しても
よい。金属膜211、251をスパッタ法により形成す
るメリットは第1の実施形態と同様である。
【0126】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態に係る半導体装置及びその製造方法について、
図6(a)〜(c)及び図7(a)〜(c)を参照しな
がら説明する。
【0127】まず、第1の実施形態と同様にして、p型
のシリコン基板300の表面部に、素子分離領域30
1、サイドウォール304、n型不純物拡散層305、
p型不純物拡散層306、層間絶縁膜307及びゲート
電極形成用の凹状溝を形成した後、例えばCVD法によ
り、図6(a)に示すように、凹状溝の内部を含む層間
絶縁膜307の上に全面に亘って、約5nmの厚さを有
しゲート絶縁膜となるTa25膜309を堆積する。
【0128】次に、p型MOSFET形成領域を覆う第
1のレジストパターン310を形成した後、スパッタ法
により、シリコンのバンドギャップにおける中央よりも
伝導帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属(例えば
Zr)又は該第1の金属の化合物からなり約10nmの
厚さを有する第1の金属膜311を全面的に堆積する。
【0129】次に、図6(b)に示すように、第1のレ
ジストパターン310を除去することにより、第1の金
属膜311における第1のレジストパターン310の上
面及び側面に位置する部分をリフトオフにより取り除い
て、第1の金属膜311をn型MOSFET形成領域に
のみ残存させる。
【0130】次に、図6(c)に示すように、n型MO
SFET形成領域を覆う第2のレジストパターン312
を形成した後、スパッタ法により、シリコンのバンドギ
ャップにおける中央よりも価電子帯側に位置する仕事関
数を持つ第2の金属(例えばPt)又は該第2の金属の
化合物からなり約10nmの厚さを有する第2の金属膜
313を全面的に堆積する。
【0131】次に、図7(a)に示すように、第2のレ
ジストパターン312を除去することにより、第2の金
属膜313における第2のレジストパターン312の上
面及び側面に位置する部分をリフトオフにより取り除い
て、第2の金属膜313をp型MOSFET形成領域に
のみ残存させる。
【0132】次に、図7(b)に示すように、スパッタ
法又はCVD法により、第1の金属膜311及び第2の
金属膜313の上に全面に亘って、Al等の低抵抗金属
からなり約200nmの厚さを有する低抵抗金属膜31
4を堆積する。
【0133】次に、図7(c)に示すように、低抵抗金
属膜314、第2の金属膜313、第1の金属膜311
及びTa25膜309における層間絶縁膜307の上に
露出する部分を例えばCMP法により除去して、n型M
OSFET形成領域に、Ta 25膜309からなるゲー
ト絶縁膜309Aと、パターン化された第1の金属膜3
11A及びパターン化された低抵抗金属膜314Aの積
層膜からなる第1のゲート電極とを形成すると共に、p
型MOSFET形成領域に、Ta25膜309からなる
ゲート絶縁膜309Aと、パターン化された第2の金属
膜313A及びパターン化された低抵抗金属膜314A
の積層膜からなる第2のゲート電極とを形成する。
【0134】(第3の実施形態の変形例)以下、本発明
の第3の実施形態の変形例に係る半導体装置及びその製
造方法について、図8(a)〜(c)及び図9(a)〜
(c)を参照しながら説明する。
【0135】まず、第1の実施形態と同様にして、p型
のシリコン基板300の表面部に、素子分離領域30
1、サイドウォール304、n型不純物拡散層305、
p型不純物拡散層306、層間絶縁膜307及びゲート
電極形成用の凹状溝を形成した後、例えばCVD法によ
り、図8(a)に示すように、凹状溝の内部を含む層間
絶縁膜307の上に全面に亘って、約5nmの厚さを有
しゲート絶縁膜となるTa25膜309を堆積する。
【0136】次に、n型MOSFET形成領域を覆う第
1のレジストパターン350を形成した後、スパッタ法
により、シリコンのバンドギャップにおける中央よりも
価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属(例え
ばPt)又は該第1の金属の化合物からなり約10nm
の厚さを有する第1の金属膜351を全面的に堆積す
る。
【0137】次に、図8(b)に示すように、第1のレ
ジストパターン350を除去することにより、第1の金
属膜351における第1のレジストパターン350の上
面及び側面に位置する部分をリフトオフにより取り除い
て、第1の金属膜351をp型MOSFET形成領域に
のみ残存させる。
【0138】次に、図8(c)に示すように、p型MO
SFET形成領域を覆う第2のレジストパターン352
を形成した後、スパッタ法により、シリコンのバンドギ
ャップにおける中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数
を持つ第2の金属(例えばZr)又は該第2の金属の化
合物からなり約10nmの厚さを有する第2の金属膜3
53を全面的に堆積する。
【0139】次に、図9(a)に示すように、第2のレ
ジストパターン352を除去することにより、第2の金
属膜353における第2のレジストパターン352の上
面及び側面に位置する部分をリフトオフにより取り除い
て、第2の金属膜353をn型MOSFET形成領域に
のみ残存させる。
【0140】次に、図9(b)に示すように、スパッタ
法又はCVD法により、第1の金属膜351及び第2の
金属膜353の上に全面に亘って、Al等の低抵抗金属
からなり約200nmの厚さを有する低抵抗金属膜35
4を堆積する。
【0141】次に、図9(c)に示すように、低抵抗金
属膜354、第2の金属膜353、第1の金属膜351
及びTa25膜309における層間絶縁膜307の上に
露出する部分を例えばCMP法により除去して、n型M
OSFET形成領域に、Ta 25膜309からなるゲー
ト絶縁膜309Aと、パターン化された第2の金属膜3
53A及びパターン化された低抵抗金属膜354Aの積
層膜からなる第1のゲート電極とを形成すると共に、p
型MOSFET形成領域に、Ta25膜309からなる
ゲート絶縁膜309Aと、パターン化された第1の金属
膜351A及びパターン化された低抵抗金属膜354A
の積層膜からなる第2のゲート電極とを形成する。
【0142】第3の実施形態又はその変形例によると、
n型MOSFET形成領域に形成される第1のゲート電
極とシリコン基板300との間の仕事関数差は、ゲート
絶縁膜309Aを介して接するパターン化された第1の
金属膜311A(第2の金属膜353A)とシリコン基
板300との仕事関数差、つまりシリコンのバンドギャ
ップにおける中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を
持つ第1の金属(第2の金属)とシリコンとの仕事関数
差により決まるため、n型MOSFETのしきい値電圧
を低い値に設定することができる。
【0143】また、p型MOSFET形成領域に形成さ
れる第2のゲート電極とシリコン基板300との間の仕
事関数差は、ゲート絶縁膜309Aを介して接するパタ
ーン化された第2の金属膜313A(第1の金属膜35
1A)とシリコン基板300との仕事関数差、つまりシ
リコンのバンドギャップにおける中央よりも価電子帯側
に位置する仕事関数を持つ第2の金属とシリコンとの仕
事関数差により決まるため、p型MOSFETのしきい
値電圧も低い値に設定することができる。
【0144】また、第1のゲート電極及び第2のゲート
電極は、いずれもAl等の低抵抗金属からなるパターン
化された低抵抗金属膜314A(354A)を有してい
るため、パターン化された第1の金属膜311A(35
1A)及び第2の金属膜313A(353A)を高い抵
抗値を持つ金属により形成しても、第1のゲート電極及
び第2のゲート電極の抵抗値が高くなる事態を回避でき
る。
【0145】さらに、n型MOSFET及びp型MOS
FETのいずれにおいても、チャネル領域の表面部にカ
ウンタードーピングを行なう必要がないため、短チャネ
ル効果が現われ難いので、MOSFETの高性能化を実
現できる。
【0146】特に、第3の実施形態又はその変形例にお
いては、第1のレジストパターン310(350)及び
第2のレジストパターン312(352)を形成したた
め、第1の実施形態に比べて、フォトリソグラフィの工
程が増加する。しかしながら、第1のゲート電極及び第
2のゲート電極を、いずれも2つの金属膜により形成で
きるため、つまりゲート電極の仕事関数差を規制する金
属膜を1つの金属膜(パターン化された第1の金属膜3
11A、351A又は第2の金属膜313A、353
A)により形成できるため、第1の実施形態に比べて、
凹状溝の内部における仕事関数差を規制する金属膜が占
める体積の割合を低減できる。このため、極めて微細な
MOSFETを形成する場合でも、凹状溝の内部に低抵
抗金属膜314A、354Aを確実に充填することがで
きる。
【0147】尚、第3の実施形態及びその変形例におい
ては、ゲート絶縁膜309Aを、Ta25膜309によ
り形成したが、これに代えて、TiO2 膜、ZrSiO
2 膜、HfSiO2 膜又は(Ba,Sr)TiO3 膜等
の高誘電率材料膜により形成してもよいし、シリコン酸
化膜により形成してもよい。また、ゲート絶縁膜309
Aとなる絶縁膜の形成方法は、CVD法に代えて、スパ
ッタ法又はPVD法であってもよい。
【0148】また、第3の実施形態における第1の金属
膜311又はその変形例における第2の金属膜353を
構成する金属、つまりシリコンのバンドギャップにおけ
る中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ金属と
しては、Zrを用いたが、これに代えて、Nb、Ta、
Mo、V、Ti、Hf、Al若しくはTaN又はこれら
の金属の化合物を用いてもよい。
【0149】また、第3の実施形態における第2の金属
膜313又はその変形例における第1の金属膜351を
構成する金属、つまりシリコンのバンドギャップにおけ
る中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ金属
としては、Ptを用いたが、これに代えて、Ir、R
e、RuO2 、Ni若しくはCo又はこれらの金属の化
合物を用いてもよい。
【0150】また、第3の実施形態及びその変形例にお
いては、低抵抗金属膜314、354を構成する金属、
つまり低抵抗金属としては、Alを用いたが、これに代
えて、Cu等の低融点材料又はW等の低抵抗の高融点金
属を用いてもよい。もっとも、Al又はCu等のような
低融点金属を用いる場合には、第1の金属膜311、3
51及び第2の金属膜313、353としては、バリア
性に優れた金属を用いることが好ましい。
【0151】また、第3の実施形態及びその変形例にお
いては、第1の金属膜311、351及び第2の金属膜
313、353の膜厚は、それぞれ約10nmであった
が、これに限定されるものではなく、第1の金属膜31
1、351及び第2の金属膜313、353の膜厚が均
一になると共に、第1の金属膜311、351及び第2
の金属膜313、353とシリコン基板300との間で
所望の仕事関数差を発現してn型及びp型のMOSFE
Tのしきい値電圧を低い値に設定できる限りにおいて小
さくしてもよい。
【0152】さらに、第3の実施形態及びその変形例に
おいては、第1の金属膜311、351は、スパッタ法
により形成したが、これに代えて、CVD法により形成
してもよい。第1の金属膜311、351をスパッタ法
により形成するメリットは第1の実施形態と同様であ
る。
【0153】
【発明の効果】本発明に係る第1〜第5の半導体装置に
よると、n型MOSFETのしきい値電圧及びp型MO
SFETのしきい値電圧をいずれも低い値に設定するこ
とができると共に、n型MOSFETの第1のゲート電
極及びp型MOSFETの第2のゲート電極の低抵抗化
並びにn型MOSFET及びp型MOSFETの表面チ
ャネル化を図ることができるので、高性能で且つしきい
値電圧の低いn型MOSFET及びp型MOSFETを
有する半導体装置を実現できる。
【0154】本発明に係る第1〜第6の半導体装置の製
造方法によると、前述の第1〜第5の半導体装置を確実
に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)〜(d)は本発明の第1の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【図4】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図5】(a)〜(d)は本発明の第2の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【図6】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図7】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に係
る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図8】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【図9】(a)〜(c)は本発明の第3の実施形態の変
形例に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図
である。
【図10】(a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に
係る半導体装置の製造方法において、スパッタ法により
第1の金属膜を堆積する場合のメリットを説明する断面
図である。
【図11】(a)〜(d)は従来の半導体装置の製造方
法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
100 シリコン基板 101 素子分離領域 102 ダミーゲート絶縁膜 103 ダミーゲート電極 104 サイドウォール 105 n型不純物拡散層 106 p型不純物拡散層 107 層間絶縁膜 108 凹状溝 109 Ta25膜 110 レジストパターン 111 第1の金属膜 111A パターン化された第1の金属膜 112 第2の金属膜 112A パターン化された第2の金属膜 113 低抵抗金属膜 113A パターン化された低抵抗金属膜 150 レジストパターン 151 第1の金属膜 151A パターン化された第1の金属膜 152 第2の金属膜 152A パターン化された第2の金属膜 153 低抵抗金属膜 153A パターン化された低抵抗金属膜 200 シリコン基板 201 素子分離領域 202 サイドウォール 205 n型不純物拡散層 206 p型不純物拡散層 207 層間絶縁膜 209 Ta25膜 210 レジストパターン 211 金属膜 211A パターン化された金属膜 212 低抵抗金属膜 212A パターン化された低抵抗金属膜 250 レジストパターン 251 金属膜 251A パターン化された金属膜 252 低抵抗金属膜 252A パターン化された低抵抗金属膜 300 シリコン基板 301 素子分離領域 302 サイドウォール 305 n型不純物拡散層 306 p型不純物拡散層 307 層間絶縁膜 309 Ta25膜 310 第1のレジストパターン 311 第1の金属膜 311A パターン化された第1の金属膜 312 第2のレジストパターン 313 第2の金属膜 313A パターン化された第2の金属膜 314 低抵抗金属膜 314A パターン化された低抵抗金属膜 350 第1のレジストパターン 351 第1の金属膜 351A パターン化された第1の金属膜 352 第2のレジストパターン 353 第2の金属膜 353A パターン化された第2の金属膜 354 低抵抗金属膜 354A パターン化された低抵抗金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 AA01 BB02 BB04 BB05 BB06 BB13 BB14 BB16 BB17 BB32 BB36 CC05 DD03 DD04 DD23 DD37 DD43 EE03 EE14 FF13 GG09 GG10 HH16 5F040 DA01 DA04 DB03 DC01 EC02 EC03 EC04 EC08 EC20 ED03 EF02 EJ08 FA02 FA04 FB02 FB05 FC10 FC25 5F048 AA00 AC03 BA01 BB04 BB09 BB10 BB11 BB12 BB13 BB15 BC06 BE03 DA27

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上の絶縁膜に設けられたゲ
    ート電極形成用の第1の凹状溝の底部に形成された第1
    のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜の上に形成
    された第1のゲート電極とを有するn型MOSFET
    と、前記絶縁膜に設けられたゲート電極形成用の第2の
    凹状溝の底部に形成された第2のゲート絶縁膜と、前記
    第2のゲート絶縁膜の上に形成された第2のゲート電極
    とを有するp型MOSFETとを備えた半導体装置であ
    って、 前記第1のゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜の上
    に形成され、シリコンのバンドギャップの中央よりも伝
    導帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその化
    合物からなり、前記第1の凹状溝内に第1の凹部を有す
    る第1の金属膜と、前記第1の金属膜の上に形成され、
    シリコンのバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位
    置する仕事関数を持つ第2の金属又はその化合物からな
    り、前記第1の凹部内に第2の凹部を有する第2の金属
    膜と、前記第2の凹部に充填された低抵抗金属からなる
    第1の低抵抗金属膜とから構成され、 前記第2のゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜の上
    に形成され、前記第2の金属又はその化合物からなり、
    前記第2の凹状溝内に第3の凹部を有する第3の金属膜
    と、前記第3の凹部に充填された前記低抵抗金属からな
    る第2の低抵抗金属膜とから構成されていることを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の金属は、Zr、Nb、Ta、
    Mo、V、Ti、Hf、Al又はTaNであり、前記第
    2の金属は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又はC
    oであることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上の絶縁膜に設けられたゲ
    ート電極形成用の第1の凹状溝の底部に形成された第1
    のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜の上に形成
    された第1のゲート電極とを有するn型MOSFET
    と、前記絶縁膜に設けられたゲート電極形成用の第2の
    凹状溝の底部に形成された第2のゲート絶縁膜と、前記
    第2のゲート絶縁膜の上に形成された第2のゲート電極
    とを有するp型MOSFETとを備えた半導体装置であ
    って、 前記第2のゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜の上
    に形成され、シリコンのバンドギャップの中央よりも価
    電子帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその
    化合物からなり、前記第2の凹状溝内に第1の凹部を有
    する第1の金属膜と、前記第1の金属膜の上に形成さ
    れ、シリコンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に
    位置する仕事関数を持つ第2の金属又はその化合物から
    なり、前記第1の凹部内に第2の凹部を有する第2の金
    属膜と、前記第2の凹部に充填された低抵抗金属からな
    る第1の低抵抗金属膜とから構成され、 前記第1のゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜の上
    に形成され、前記第2の金属又はその化合物からなり、
    前記第2の凹状溝内に第3の凹部を有する第3の金属膜
    と、前記第3の凹部に充填された前記低抵抗金属からな
    る第2の低抵抗金属膜とから構成されていることを特徴
    とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の金属は、Pt、Ir、Re、
    RuO2 、Ni又はCoであり、前記第2の金属は、Z
    r、Nb、Ta、Mo、V、Ti、Hf、Al又はTa
    Nであることを特徴とする請求項3に記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 シリコン基板上の絶縁膜に設けられたゲ
    ート電極形成用の第1の凹状溝の底部に形成された第1
    のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜の上に形成
    された第1のゲート電極とを有するn型MOSFET
    と、前記絶縁膜に設けられたゲート電極形成用の第2の
    凹状溝の底部に形成された第2のゲート絶縁膜と、前記
    第2のゲート絶縁膜の上に形成された第2のゲート電極
    とを有するp型MOSFETとを備えた半導体装置であ
    って、 前記第1のゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜の上
    に形成され、シリコンのバンドギャップの中央よりも伝
    導帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその化
    合物からなり、前記第1の凹状溝内に凹部を有する金属
    膜と、前記凹部に充填され、シリコンのバンドギャップ
    の中央よりも価電子帯側に位置する仕事関数を持ち且つ
    低抵抗金属である第2の金属又はその化合物からなる第
    1の低抵抗金属膜とから構成され、 前記第2のゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜の上
    に形成され且つ前記第2の凹状溝に充填された前記第2
    の金属又はその化合物からなる第2の低抵抗金属膜から
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の金属は、Zr、Nb、Ta、
    Mo、V、Ti、Hf、Al又はTaNであり、前記第
    2の金属は、Pt、Ir、Ni又はCoであることを特
    徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 シリコン基板上の絶縁膜に設けられたゲ
    ート電極形成用の第1の凹状溝の底部に形成された第1
    のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜の上に形成
    された第1のゲート電極とを有するn型MOSFET
    と、前記絶縁膜に設けられたゲート電極形成用の第2の
    凹状溝の底部に形成された第2のゲート絶縁膜と、前記
    第2のゲート絶縁膜の上に形成された第2のゲート電極
    とを有するp型MOSFETとを備えた半導体装置であ
    って、 前記第2のゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜の上
    に形成され、シリコンのバンドギャップの中央よりも価
    電子帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその
    化合物からなり、前記第2の凹状溝内に凹部を有する金
    属膜と、前記凹部に充填され、シリコンのバンドギャッ
    プの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数を持ち且つ
    低抵抗金属である第2の金属又はその化合物からなる第
    1の低抵抗金属膜とから構成され、 前記第1のゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜の上
    に形成され且つ前記第1の凹状溝に充填された前記第2
    の金属又はその化合物からなる第2の低抵抗金属膜から
    構成されていることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の金属は、Pt、Ir、Re、
    RuO2 、Ni又はCoであり、前記第2の金属は、Z
    r、Mo又はAlであることを特徴とする請求項7に記
    載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 シリコン基板上に堆積された絶縁膜に設
    けられたゲート電極形成用の第1の凹状溝の底部に形成
    された第1のゲート絶縁膜と、前記第1のゲート絶縁膜
    の上に形成された第1のゲート電極とを有するn型MO
    SFETと、前記絶縁膜に設けられたゲート電極形成用
    の第2の凹状溝の底部に形成された第2のゲート絶縁膜
    と、前記第2のゲート絶縁膜の上に形成された第2のゲ
    ート電極とを有するp型MOSFETとを備えた半導体
    装置であって、 前記第1のゲート電極は、前記第1のゲート絶縁膜の上
    に形成され、シリコンのバンドギャップの中央よりも伝
    導帯側に位置する仕事関数を持つ第1の金属又はその化
    合物からなり、前記第1の凹状溝内に第1の凹部を有す
    る第1の金属膜と、前記第1の凹部に充填された低抵抗
    金属からなる第1の低抵抗金属膜とから構成され、 前記第2のゲート電極は、前記第2のゲート絶縁膜の上
    に形成され、シリコンのバンドギャップの中央よりも価
    電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の金属又はその
    化合物からなり、前記第2の凹状溝内に第2の凹部を有
    する第2の金属膜と、前記第2の凹部に充填された前記
    低抵抗金属からなる第2の低抵抗金属膜とから構成され
    ていることを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の金属は、Zr、Nb、T
    a、Mo、V、Ti、Hf、Al又はTaNであり、前
    記第2の金属は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又
    はCoであることを特徴とする請求項9に記載の半導体
    装置。
  11. 【請求項11】 シリコン基板上の絶縁膜におけるn型
    MOSFET形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状
    溝を形成すると共に、前記絶縁膜におけるp型MOSF
    ET形成領域にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成
    する工程と、 前記第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成す
    ると共に、前記第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に、前記第1の凹状溝を露出させる一
    方、前記第2の凹状溝を覆うレジストパターンを形成す
    る工程と、 前記絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコンのバ
    ンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数
    を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、前記第1
    の凹状溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜を形成し
    た後、前記レジストパターンの上に堆積されている前記
    第1の金属又はその化合物からなる膜を前記レジストパ
    ターンと共にリフトオフする工程と、 前記絶縁膜の上に、シリコンのバンドギャップの中央よ
    りも価電子帯側に位置する仕事関数を持つ第2の金属又
    はその化合物を堆積して、前記第1の凹部内に第2の凹
    部を有する第2の金属膜を形成すると共に前記第2の凹
    状溝内に第3の凹部を有する第3の金属膜を形成する工
    程と、 前記絶縁膜の上に低抵抗金属を堆積して、前記第2の凹
    部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に前記第3の
    凹部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に堆積されている、前記低抵抗金属から
    なる膜、前記第2の金属又はその化合物からなる膜及び
    前記第1の金属又はその化合物からなる膜を除去して、
    前記第1の金属膜、第2の金属膜及び第1の低抵抗金属
    膜からなるn型MOSFETの第1のゲート電極を形成
    すると共に、前記第3の金属膜及び第2の低抵抗金属膜
    からなるp型MOSFETの第2のゲート電極を形成す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の金属は、Zr、Nb、T
    a、Mo、V、Ti、Hf、Al又はTaNであり、前
    記第2の金属は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又
    はCoであることを特徴とする請求項11に記載の半導
    体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 シリコン基板上の絶縁膜におけるn型
    MOSFET形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状
    溝を形成すると共に、前記絶縁膜におけるp型MOSF
    ET形成領域にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成
    する工程と、 前記第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成す
    ると共に、前記第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に、前記第2の凹状溝を露出させる一
    方、前記第1の凹状溝を覆うレジストパターンを形成す
    る工程と、 前記絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコンのバ
    ンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関
    数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、前記第
    2の凹状溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜を形成
    した後、前記レジストパターンの上に堆積されている前
    記第1の金属又はその化合物からなる膜を前記レジスト
    パターンと共にリフトオフする工程と、 前記絶縁膜の上に、シリコンのバンドギャップの中央よ
    りも伝導帯側に位置する仕事関数を持つ第2の金属又は
    その化合物を堆積して、前記第1の凹部内に第2の凹部
    を有する第2の金属膜を形成すると共に前記第1の凹状
    溝内に第3の凹部を有する第3の金属膜を形成する工程
    と、 前記絶縁膜の上に低抵抗金属を堆積して、前記第2の凹
    部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に前記第3の
    凹部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に堆積されている、前記低抵抗金属から
    なる膜、前記第2の金属又はその化合物からなる膜及び
    前記第1の金属又はその化合物からなる膜を除去して、
    前記第3の金属膜及び第2の低抵抗金属膜からなるn型
    MOSFETの第1のゲート電極を形成すると共に、前
    記第1の金属膜、第2の金属膜及び第1の低抵抗金属膜
    からなるp型MOSFETの第2のゲート電極を形成す
    る工程とを備えていることを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の金属は、Pt、Ir、R
    e、RuO2 、Ni又はCoであり、前記第2の金属
    は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、Hf、Al又
    はTaNであることを特徴とする請求項13に記載の半
    導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 シリコン基板上の絶縁膜におけるn型
    MOSFET形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状
    溝を形成すると共に、前記絶縁膜におけるp型MOSF
    ET形成領域にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成
    する工程と、 前記第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成す
    ると共に、前記第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に、前記第1の凹状溝を露出させる一
    方、前記第2の凹状溝を覆うレジストパターンを形成す
    る工程と、 前記絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコンのバ
    ンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕事関数
    を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、前記第1
    の凹状溝内に凹部を有する金属膜を形成した後、前記レ
    ジストパターンの上に堆積されている前記第1の金属又
    はその化合物からなる膜を前記レジストパターンと共に
    リフトオフする工程と、 前記絶縁膜の上に、シリコンのバンドギャップの中央よ
    りも価電子帯側に位置する仕事関数を持ち且つ低抵抗金
    属である第2の金属又はその化合物を堆積して、前記凹
    部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に前記第2の
    凹状部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に堆積されている、前記第2の金属又は
    その化合物からなる膜及び前記第1の金属又はその化合
    物からなる膜を除去して、前記第1の金属膜及び第1の
    低抵抗金属膜からなるn型MOSFETの第1のゲート
    電極を形成すると共に、前記第2の低抵抗金属膜からな
    るp型MOSFETの第2のゲート電極を形成する工程
    とを備えていることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記第1の金属は、Zr、Nb、T
    a、Mo、V、Ti、Hf、Al又はTaNであり、前
    記第2の金属は、Pt、Ir、Ni又はCoであること
    を特徴とする請求項15に記載の半導体装置の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 シリコン基板上の絶縁膜におけるn型
    MOSFET形成領域にゲート電極形成用の第1の凹状
    溝を形成すると共に、前記絶縁膜におけるp型MOSF
    ET形成領域にゲート電極形成用の第2の凹状溝を形成
    する工程と、 前記第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成す
    ると共に、前記第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に、前記第2の凹状溝を露出させる一
    方、前記第1の凹状溝を覆うレジストパターンを形成す
    る工程と、 前記絶縁膜及びレジストパターンの上に、シリコンのバ
    ンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する仕事関
    数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、前記第
    2の凹状溝内に凹部を有する金属膜を形成した後、前記
    レジストパターンの上に堆積されている前記第1の金属
    又はその化合物からなる膜を前記レジストパターンと共
    にリフトオフする工程と、 前記絶縁膜の上に、シリコンのバンドギャップの中央よ
    りも伝導帯側に位置する仕事関数を持ち且つ低抵抗金属
    である第2の金属又はその化合物を堆積して、前記凹部
    内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に前記第1の凹
    状溝内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に堆積されている、前記第2の金属又は
    その化合物からなる膜及び前記第1の金属又はその化合
    物からなる膜を除去して、前記第2の低抵抗金属膜から
    なるn型MOSFETの第1のゲート電極を形成すると
    共に、前記金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるp型
    MOSFETの第2のゲート電極を形成する工程とを備
    えていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の金属は、Pt、Ir、R
    e、RuO2 、Ni又はCoであり、前記第2の金属
    は、Zr、Mo又はAlであることを特徴とする請求項
    17に記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 シリコン基板上に堆積された絶縁膜に
    おけるn型MOSFET形成領域にゲート電極形成用の
    第1の凹状溝を形成すると共に、前記絶縁膜におけるp
    型MOSFET形成領域にゲート電極形成用の第2の凹
    状溝を形成する工程と、 前記第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成す
    ると共に、前記第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に、前記第1の凹状溝を露出させる一
    方、前記第2の凹状溝を覆う第1のレジストパターンを
    形成する工程と、 前記絶縁膜及び第1のレジストパターンの上に、シリコ
    ンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕
    事関数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、前
    記第1の凹状溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜を
    形成した後、前記第1のレジストパターンの上に堆積さ
    れている前記第1の金属又はその化合物からなる膜を前
    記第1のレジストパターンと共にリフトオフする工程
    と、 前記絶縁膜の上に、前記第2の凹状溝を露出させる一
    方、前記第1の凹状溝を覆う第2のレジストパターンを
    形成する工程と、 前記絶縁膜及び第2のレジストパターンの上に、シリコ
    ンのバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する
    仕事関数を持つ第2の金属又はその化合物を堆積して、
    前記第2の凹状溝内に第2の凹部を有する第2の金属膜
    を形成した後、前記第2のレジストパターンの上に堆積
    されている前記第2の金属又はその化合物からなる膜を
    前記第2のレジストパターンと共にリフトオフする工程
    と、 前記絶縁膜の上に低抵抗金属を堆積して、前記第1の凹
    部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に前記第2の
    凹部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に堆積されている、前記低抵抗金属から
    なる膜、前記第2の金属又はその化合物からなる膜及び
    前記第1の金属又はその化合物からなる膜を除去して、
    前記第1の金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるn型
    MOSFETの第1のゲート電極を形成すると共に、前
    記第2の金属膜及び第2の低抵抗金属膜からなるp型M
    OSFETの第2のゲート電極を形成する工程とを備え
    ていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の金属は、Zr、Nb、T
    a、Mo、V、Ti、Hf、Al又はTaNであり、前
    記第2の金属は、Pt、Ir、Re、RuO2 、Ni又
    はCoであることを特徴とする請求項19に記載の半導
    体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 シリコン基板上に堆積された絶縁膜に
    おけるn型MOSFET形成領域にゲート電極形成用の
    第1の凹状溝を形成すると共に、前記絶縁膜におけるp
    型MOSFET形成領域にゲート電極形成用の第2の凹
    状溝を形成する工程と、 前記第1の凹状溝の底部に第1のゲート絶縁膜を形成す
    ると共に、前記第2の凹状溝の底部に第2のゲート絶縁
    膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に、前記第2の凹状溝を露出させる一
    方、前記第1の凹状溝を覆う第1のレジストパターンを
    形成する工程と、 前記絶縁膜及び第1のレジストパターンの上に、シリコ
    ンのバンドギャップの中央よりも価電子帯側に位置する
    仕事関数を持つ第1の金属又はその化合物を堆積して、
    前記第2の凹状溝内に第1の凹部を有する第1の金属膜
    を形成した後、前記第1のレジストパターンの上に堆積
    されている前記第1の金属又はその化合物からなる膜を
    前記第1のレジストパターンと共にリフトオフする工程
    と、 前記絶縁膜の上に、前記第1の凹状溝を露出させる一
    方、前記第2の凹状溝を覆う第2のレジストパターンを
    形成する工程と、 前記絶縁膜及び第2のレジストパターンの上に、シリコ
    ンのバンドギャップの中央よりも伝導帯側に位置する仕
    事関数を持つ第2の金属又はその化合物を堆積して、前
    記第1の凹状溝内に第2の凹部を有する第2の金属膜を
    形成した後、前記第2のレジストパターンの上に堆積さ
    れている前記第2の金属又はその化合物からなる膜を前
    記第2のレジストパターンと共にリフトオフする工程
    と、 前記絶縁膜の上に低抵抗金属を堆積して、前記第1の凹
    部内に第1の低抵抗金属膜を形成すると共に前記第2の
    凹部内に第2の低抵抗金属膜を形成する工程と、 前記絶縁膜の上に堆積されている、前記低抵抗金属から
    なる膜、前記第2の金属又はその化合物からなる膜及び
    前記第1の金属又はその化合物からなる膜を除去して、
    前記第2の金属膜及び第2の低抵抗金属膜からなるn型
    MOSFETの第1のゲート電極を形成すると共に、前
    記第1の金属膜及び第1の低抵抗金属膜からなるp型M
    OSFETの第2のゲート電極を形成する工程とを備え
    ていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記第1の金属は、Pt、Ir、R
    e、RuO2 、Ni又はCoであり、前記第2の金属
    は、Zr、Nb、Ta、Mo、V、Ti、Hf、Al又
    はTaNであることを特徴とする請求項21に記載の半
    導体装置の製造方法。
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