JP2001226210A - 滅ウィルス剤およびその製造方法 - Google Patents

滅ウィルス剤およびその製造方法

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JP2001226210A JP2000042057A JP2000042057A JP2001226210A JP 2001226210 A JP2001226210 A JP 2001226210A JP 2000042057 A JP2000042057 A JP 2000042057A JP 2000042057 A JP2000042057 A JP 2000042057A JP 2001226210 A JP2001226210 A JP 2001226210A
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紀明 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】様々な種類のウィルスに対して滅ウィルス能を
有する滅ウィルス剤およびその製造方法を提供する。 【解決手段】貝殻、卵殻、甲殻類の殻、骨、珊瑚あるい
は真珠等の動物由来の炭酸カルシウム含有物質や、石灰
岩等の炭酸カルシウム含有鉱物に代表されるカルシウム
含有物質を熱処理する。熱処理温度が650℃以上でカ
ルシウム成分含有物質の融点未満である場合、熱処理時
間は2〜13時間で充分である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、滅ウィルス剤およ
びその製造方法に関し、一層詳細には、様々な種類のウ
ィルスに対して優れた滅ウィルス能を有し、しかも、動
植物の健康障害を引き起こす物質を放出することのない
滅ウィルス剤およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】魚介類は、一般鮮魚店や百貨店、スーパ
ー等に出荷される前に、次亜塩素酸ナトリウム水溶液等
中に浸漬されることにより滅菌処理が施される。その
後、魚類は冷凍された状態で、一方、生食用に供される
ホタテ貝やカキのいわゆるむき身は容器に収容された後
に5〜6℃に保温された状態で、それぞれ運搬される。
【0003】滅菌処理および低温運搬を行う理由は、菌
数を減少させて食中毒を防止するためである。すなわ
ち、前記滅菌処理によりO−157等の病原性大腸菌や
サルモネラ菌等の細胞侵入性大腸菌の菌数が激減する。
しかも、わずかに残留した菌は、低温では増殖すること
はない。このため、魚介類を食するまで菌数が少ない状
態を維持することができる。換言すれば、O−157や
サルモネラ菌等は低温では菌数が増加しないので、冬季
においては、これらの菌により食中毒が誘起される確率
はきわめて低い。
【0004】しかしながら、前記滅菌処理が施され、か
つ低温に維持されて運搬された魚介類を冬季に食したに
も関わらず、食中毒症状を訴える者がいるという報告が
しばしばなされる。そして、最近の研究から、この食中
毒は、上記のような菌により引き起こされる細菌性食中
毒ではなく、小型球形ウィルス(以下、SRSVとい
う)やアストロウィルス、ロタウィルス等のウィルスに
より引き起こされるウィルス性食中毒であることが解明
されつつある。
【0005】ウィルス性食中毒は、魚介類等に寄生した
上記各ウィルスがこの魚介類等を加熱処理することなく
食した者の体内に侵入した後、腸等の粘膜細胞を破壊し
ながら増殖することに伴って下痢や嘔吐、発熱等の胃腸
炎症状が誘起されるものである。実際、食中毒症状を訴
える者の吐瀉物に上記各菌が検出されない場合、前記各
ウィルスのいずれかが検出されることが多い。特に、S
RSVは検出される頻度が高く、このため、ウィルス性
食中毒のほとんどはSRSVによるものであるとも推測
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ウィルス性食中毒を防
止するためには、ウィルス数を減少させ、しかも、ウィ
ルスの増殖を長期間に亘り阻害する物質を使用すればよ
いことが想起される。しかしながら、SRSVの培養方
法は未だ確立されていないため、どのような物質がSR
SVに対して滅ウィルス能を有するかを検討することに
は著しい困難を伴っている。現在は、通常の滅菌剤であ
る次亜塩素酸ナトリウムがSRSVに対しても有効であ
ろうとの推測の下で使用されている。しかしながら、次
亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬した魚介類を食した場
合であってもウィルス性食中毒が発生することがあるこ
とは上述したとおりであり、結局、次亜塩素酸ナトリウ
ムではウィルス性食中毒を完全に防止することはできな
い。
【0007】しかも、次亜塩素酸ナトリウム水溶液によ
り滅菌処理が施された魚介類には、次亜塩素酸ナトリウ
ムから遊離した塩素が付着していることがある。周知の
ように塩素は有毒物質であり、高濃度の塩素を摂取した
場合には、肺や鼻孔等の粘膜が損傷する等の健康障害が
発生することがある。また、低濃度であっても、塩素を
恒常的に摂取することにより、動脈硬化等の健康障害を
招く懸念があることも指摘されている。すなわち、遊離
塩素が付着した魚介類を食することは健康上好ましいこ
とではない。
【0008】さらに、遊離塩素が溶媒である水道水中に
残留している有機化合物と反応した場合、発ガン性物質
である三ハロゲン化メタン(トリハロメタン)が生成し
て魚介類に付着する。勿論、そのような発ガン性物質が
付着した魚介類を食することも健康上好ましいことでは
ない。
【0009】以上から諒解されるように、次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液によって魚介類の滅菌処理を行うこと
は、人体の健康上好ましいことではないという不具合が
ある。
【0010】本発明は上記した問題を解決するためにな
されたもので、様々なウィルスに対して滅ウィルス能を
有し、したがって、SRSVに対しても滅ウィルス能を
有する可能性があり、かつ動植物の健康障害を引き起こ
す物質を放出することのない滅ウィルス剤およびその製
造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】ある種のウィルスに対し
て滅ウィルス能を有している物質であっても、その物質
がSRSVに対して滅ウィルス能を有するとは限らな
い。このため、SRSVに対して滅ウィルス能を有する
物質であるか否かは、該物質とSRSVとを接触させて
培養試験を行うことにより判定する必要がある。
【0012】しかしながら、SRSVの性状はなお明ら
かではなく、検出方法は確立されつつあるものの、その
培養方法や生死の確認方法も未だ確立されていない。こ
のため、SRSVに対して滅ウィルス能、すなわち、S
RSVのウィルス数を短時間で激減させる能力を有する
薬剤の開発は困難を窮めている。生死の確認をすること
ができないため、薬効を確認することができないからで
ある。そこで、国立衛生研究所は、分類上代表的なウィ
ルスである単純ヘルペスウィルス3型、アデノウィルス
3型、インフルエンザウィルスA型およびコクサッキー
ウィルスB群1型に対して滅ウィルス能を有する物質で
あれば、以下の理由により、SRSVウィルスに対して
も滅ウィルス能を有する物質であろうとの見解を示して
いる。
【0013】すなわち、周知のようにウィルスはカプシ
ドにより被包される核酸がデオキシリボ核酸(DNA)
またはリボ核酸(RNA)のいずれであるかにより大き
く分類され、さらに、カプシドを被包するエンベロープ
を有するか否かにより細分類される。単純ヘルペスウィ
ルス3型およびアデノウィルス3型は核酸がDNAであ
り、前者はエンベロープを有し、後者は有していない。
一方、インフルエンザウィルスA型およびコクサッキー
ウィルスB群1型は核酸がRNAであり、前者はエンベ
ロープを有し、後者は有していない。国立衛生研究所の
見解によれば、これら全ての型のウィルスに対して滅ウ
ィルス能を有する物質は、SRSVを含む大多数のウィ
ルスに対しても滅ウィルス能を有する物質である可能性
が高いとのことである。
【0014】この見解に鑑み、本発明者等は上記各ウィ
ルスに対して滅ウィルス能を有する物質について鋭意検
討を重ね、本発明をするに至った。
【0015】すなわち、本発明は、熱処理されたカルシ
ウム成分含有物質を有効成分とすることを特徴とする。
【0016】熱処理を施すことによりカルシウム含有物
質に滅ウィルス能が発現する。
【0017】カルシウム成分含有物質の好適な例として
は、動物由来の炭酸カルシウム含有物質または炭酸カル
シウム含有鉱物の少なくともいずれか一方を挙げること
ができる。より具体的には、貝殻、卵殻、甲殻類の殻、
骨、珊瑚、真珠からなる群から選択された少なくとも1
つや石灰岩等を例示することができる。
【0018】動物由来の炭酸カルシウム含有物質は、元
来は廃棄物である。また、石灰岩等の炭酸カルシウム含
有鉱物は天然産物である。したがって、原材料を安価で
調達することができるので、滅ウィルス剤を安価で提供
することができる。
【0019】特に、貝殻としてカキ殻を用いると、優れ
た滅ウィルスを具備しかつ速効性の滅ウィルス剤を得る
ことができるので好適である。
【0020】なお、該滅ウィルス剤は平均粒径10μm
以下の粉体であることが好ましい。ウィルスとの接触面
積が大きくなるので、滅ウィルス能が一層向上するから
である。
【0021】熱処理されたカルシウム含有物質は、例え
ば、分類上代表的なウィルスである単純ヘルペスウィル
ス3型、アデノウィルス3型、インフルエンザウィルス
A型およびコクサッキーウィルスB群1型等に対して滅
ウィルス能を有し、その数を減少させる。
【0022】また、本発明は、カルシウム成分含有物質
を熱処理する熱処理工程を備えることを特徴とする。
【0023】これにより、カルシウム成分含有物質に滅
ウィルス能が発現する。
【0024】この熱処理は、温度が650℃以上で前記
カルシウム成分含有物質の融点未満であればよく、この
場合、熱処理時間を2〜13時間とすれば充分である。
【0025】また、熱処理された前記カルシウム成分含
有物質を平均粒径10μm以下に粉砕する粉砕工程を前
記熱処理工程後に備えることが好ましい。粉砕されたカ
ルシウム含有物質においては、ウィルスとの接触面積が
大きくなり、したがって、滅ウィルス能に優れた滅ウィ
ルス剤が得られるからである。
【0026】さらに、前記カルシウム成分含有物質を平
均粒径100μm〜20mmに粉砕する予備粉砕工程を
前記熱処理工程の前に備えることが好ましい。カルシウ
ム成分含有物質を予備粉砕して粒状とすることにより、
熱処理工程において、粒状のカルシウム成分含有物質の
表面から内部にかけて均一にかつ短時間に熱処理が進行
する。
【0027】なお、前記カルシウム成分含有物質とし
て、動物由来の炭酸カルシウム含有物質または炭酸カル
シウム含有鉱物の少なくともいずれか一方を用いること
が好ましい。より具体的には、前記動物由来の炭酸カル
シウム含有物質として、貝殻、卵殻、甲殻類の殻、骨、
珊瑚、真珠からなる群から選択された少なくともいずれ
か1つを使用し、前記炭酸カルシウム含有鉱物として石
灰岩を使用することが好ましい。上記したように、動物
由来の炭酸カルシウム含有物質は元来は廃棄物であり、
一方、石灰岩等の炭酸カルシウム含有鉱物は天然産物で
ある。したがって、原材料を安価で調達することができ
るので、滅ウィルス剤を安価で提供することができるか
らである。
【0028】カルシウム成分含有物質として前記動物由
来の炭酸カルシウム成分含有物質を使用する場合、これ
を洗浄する洗浄工程を前記熱処理工程の前に備えること
が好ましい。これにより、熱処理工程において悪臭が発
生することや熱処理装置が損傷することを回避すること
ができる。
【0029】なお、前記動物由来の炭酸カルシウム含有
物質として貝の生体部が除去された後2年以上経過した
貝殻を使用する場合、洗浄処理を行うことなく熱処理工
程を行っても、悪臭が発生することも熱処理装置が損傷
することもない。すなわち、洗浄処理を行う必要がない
ので、滅ウィルス剤の生産効率が向上する。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る滅ウィルス剤
およびその製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添
付の図面を参照して詳細に説明する。
【0031】本実施の形態に係る滅ウィルス剤は、熱処
理されたカルシウム成分含有物質を有効成分とする。こ
こで、カルシウム成分含有物質とは、カルシウム、また
は、酸化カルシウム、リン酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、乳酸カルシウム、水酸化カルシウム等のカルシウム
化合物を含有している物質のことをいう。
【0032】カルシウム成分含有物質としては、カルシ
ウムまたは上記のようなカルシウム化合物を含有する物
質であれば特に限定されるものではなく、酸化カルシウ
ム試薬、リン酸カルシウム試薬、炭酸カルシウム試薬、
乳酸カルシウム試薬あるいは水酸化カルシウム試薬等の
市販のカルシウム化合物試薬やこれらから選択された少
なくとも2種類の混合物を使用してもよいが、動物由来
の炭酸カルシウム含有物質、すなわち、貝殻、鳥類やカ
モノハシ等の卵殻、蟹等の甲殻類の殻、脊椎動物の骨、
珊瑚からなる群から選択された少なくとも1つがより好
適である。これらはいずれも、元来は廃棄物として処理
されるものまたは天然に存在するものであるので、安価
で入手でき、しかも豊富に存在する。したがって、滅ウ
ィルス剤を低コストで製造することができ、結局、滅ウ
ィルス剤を安価で大量に供給することができるからであ
る。また、廃棄物量が低減するので、環境への負荷を低
減することもできるからである。さらに、上記の各試薬
を原材料とするものよりも優れた滅ウィルス能を有する
滅ウィルス剤が得られる。
【0033】また、廃棄物ではないが、炭酸カルシウム
含有物質である真珠を使用することもできる。この場
合、装飾品としては供することができない劣質の真珠を
使用すれば、滅ウィルス剤を低コストで製造することが
できる。
【0034】上記した動物由来の炭酸カルシウム含有物
質のうち、貝殻、特に、カキ殻を原材料とすると、優れ
た滅ウィルス能を具備する滅ウィルス剤となるので一層
好適である。
【0035】カルシウム成分含有物質の別の好適な例と
しては、炭酸カルシウム含有鉱物、すなわち、石灰岩等
を挙げることができる。石灰岩は天然の産物であるの
で、このようなものを使用した場合も滅ウィルス剤を低
コストで製造することができるからである。
【0036】勿論、以上のカルシウム成分含有物質は1
種類または2種類以上の混合物のいずれでもよい。例え
ば、それぞれ熱処理された貝殻、珊瑚および乳酸カルシ
ウム試薬を混合してもよいし、貝殻、珊瑚および乳酸カ
ルシウム試薬を混合した後にこの混合物を熱処理するよ
うにしてもよい。
【0037】本実施の形態に係る滅ウィルス剤は、様々
な種類のウィルスに対し、その数を減少させることがで
き、しかも、その能力が長時間に亘り持続する。したが
って、ウィルス数が増加することもない。なお、本実施
の形態に係る滅ウィルス剤が滅ウィルス能を示すウィル
スとしては、分類上代表的なウィルスであるアデノウィ
ルス3型、単純ヘルペスウィルス1型、コクサッキーウ
ィルスB群1型、インフルエンザウィルスA型等が挙げ
られる。
【0038】この滅ウィルス剤は、平均粒径が10μm
以下の粉体であることが好ましい。ウィルスとの接触面
積が大きくなるので、滅ウィルス能が一層大きくなる。
【0039】次に、上記の滅ウィルス剤を製造する製造
方法につきそのフローチャートである図1を参照して説
明する。この製造方法は、カルシウム成分含有物質を洗
浄する洗浄工程S1と、洗浄されたカルシウム成分含有
物質を100μm〜20mmに粉砕する予備粉砕工程S
2と、カルシウム成分含有物質を熱処理する熱処理工程
S3と、熱処理されたカルシウム成分含有物質を10μ
m以下に粉砕する粉砕工程S4とを備える。このうち、
洗浄工程S1、予備粉砕工程S2および粉砕工程S4は
必要に応じて行えばよく、したがって、図1においては
かっこ書きで示している。
【0040】上記したような動物由来の炭酸カルシウム
含有物質、すなわち、例えば、貝殻、鳥類やカモノハシ
等の卵殻、蟹等の甲殻類の殻、脊椎動物の骨、珊瑚、真
珠からなる群から選択された少なくとも1つをカルシウ
ム含有物質として使用する場合、まず、洗浄工程S1に
おいて、これらに付着していた肉片、有機物あるいは細
菌等を除去する。この場合、洗浄工程S1を行わないと
熱処理工程S3で悪臭が発生する。また、動物由来の炭
酸カルシウム含有物質に付着した肉片や有機物等を源と
する残留物が滅ウィルス剤に残留することがあり、その
結果、該滅ウィルス剤に優れた滅ウィルス能が発現しな
いことがある。さらに、熱処理装置の発熱体等が短期間
で損傷してしまうことがある。洗浄方法としては、特に
限定されるものではないが、高圧噴射水による洗浄や超
音波による洗浄が例示される。
【0041】すなわち、洗浄工程S1は、動物由来の炭
酸カルシウム含有物質を原材料として滅ウィルス剤を製
造する場合に好適に行われ、その他のカルシウム成分含
有物質、たとえば、上記した市販の試薬等を原材料とす
る場合は特に必要としない。後者の場合、肉片や有機物
等を源とする残留物が滅ウィルス剤に残留することもな
く、かつ熱処理装置の発熱体等が短期間で損傷してしま
うこともないからである。
【0042】また、貝の生体部が除去されて2年以上が
経過した貝殻を使用する場合も、洗浄工程S1を行う必
要はない。貝殻の表面に付着していた有機物等が風解や
潮解等を起こし、自発的に除去されているからである。
また、貝の生体部の除去時に残留した貝柱等も腐敗して
既に脱落しているからである。すなわち、このような貝
殻を原材料とすると洗浄工程S1を行う必要がなくな
り、効率よく滅ウィルス剤を製造することができるので
好適である。勿論、熱処理工程S3で悪臭が発生するこ
ともない。
【0043】次に、予備粉砕工程S2において、カルシ
ウム成分含有物質を平均粒径100μm〜20mmに粉
砕する。このような粒径に粉砕することにより、後述す
る熱処理工程S3において、カルシウム成分含有物質の
粒子が表面から内部にかけて均一にしかも短時間で熱処
理される。100μmよりも小さく粉砕すると、この段
階ではまだ貝殻中の水分が除去されていないため、加熱
処理装置の内壁に粒子が付着する等、ハンドリングが困
難となる。また、20mmよりも大きく粉砕すると、熱
処理を均一に施すために熱処理工程S3で長時間を要す
る。
【0044】次いで、熱処理工程S3において、カルシ
ウム成分含有物質を熱処理する。熱処理を施すことによ
り、カルシウム含有物質に滅ウィルス能が発現する。
【0045】熱処理工程S3における熱処理温度および
熱処理時間は、原材料として用いるカルシウム成分含有
物質の種類にもより一義的には決定されないが、充分な
滅ウィルス能を得るためには、温度を650℃以上で前
記カルシウム成分含有物質の融点未満とし、かつ、熱処
理時間を2〜13時間とすることが好ましい。温度が6
50℃未満の場合あるいは熱処理時間が2時間未満の場
合には、充分な滅ウィルス能が発現しない。また、融点
以上に熱処理すると、カルシウム成分含有成分物質が溶
融するので、冷却に伴って加熱炉の内壁等に固着する。
さらに、滅ウィルス能を飽和させて略一定とするには1
3時間で充分であり、したがって、13時間を超える熱
処理を行っても滅ウィルス能は向上しないので不経済で
ある。好ましい熱処理温度は700〜1200℃であ
り、好ましい熱処理時間は3〜8時間である。
【0046】最後に、粉砕工程S4において、熱処理さ
れたカルシウム含有物質を粉砕することにより滅ウィル
ス剤が得られるに至る。この粉砕は、平均粒径が10μ
m以下、好ましくは5μm以下となるまで行う。この微
粉砕により、必然的に滅ウィルス剤の総表面積が大きく
なる。すなわち、該滅ウィルス剤とウィルスとの接触面
積が大きくなる。このため、より優れた滅ウィルス効果
が得られる。
【0047】なお、粉砕工程S4は、熱処理工程S3の
後に行うことが好ましい。熱処理工程S3よりも先に行
った場合、微粉砕されたカルシウム成分含有物質が熱処
理装置の内壁に付着してしまう等、ハンドリングが困難
となるからである。また、熱処理工程S3を行う際に一
部の粒子同士が焼結してしまうため、滅ウィルス剤の平
均粒径を10μm以下にすることが困難となるからであ
る。
【0048】このようにして製造された滅ウィルス剤
は、上記したように、分類上代表的なウィルスであるコ
クサッキーウィルスB群1型、アデノウィルス3型、単
純ヘルペスウィルス3型、インフルエンザウィルスA型
等に対して滅ウィルス能を有する。すなわち、これらの
ウィルス感染価を著しく減少させ、かつその効果が長時
間に亘り持続する。
【0049】
【実施例】[実施例1、比較例1]生体部が除去されて
2年が経過し、貝柱が腐敗して自発的に離脱したカキ殻
を平均粒径10mmに粉砕した。次いで、粉砕したカキ
殻を加熱炉内に導入し、850℃で7時間熱処理した。
さらに、このカキ殻を平均粒径10μmに微粉砕し、滅
ウィルス剤を得た。
【0050】この滅ウィルス剤の割合が0.5重量%と
なるように該滅ウィルス剤を滅菌精製水に混合して、試
験検体とした。次いで、この試験検体9mlに、滅菌精
製水を溶媒とするコクサッキーウィルスB群1型標準株
のウィルス液1mlを混合して、室温で5分、15分、
30分または1時間反応させた後、混合液をフィルタ径
が0.2μmの滅菌フィルタでろ過した。このろ液をイ
ーグルの最小必須培地(以下、EMEMという)で様々
な濃度に希釈したものを試験液とした。
【0051】その一方で、細胞数が3.0×105/m
lに調製されたアカゲザル腎由来細胞(以下、MA10
4細胞という)を96穴マイクロプレートの各ホールに
100μl滴下し、CO2の濃度が5%、かつ37℃の
条件下で3日間培養した。
【0052】そして、96穴マイクロプレートの培養液
を5%のウシ胎仔血清が添加されたEMEMに交換し、
上記のMA104細胞に25μlの各試験液を滴下し
た。その後、35℃で7日間培養を行って、各反応時間
における50%培養細胞感染価(以下、TCID50とい
う)を求めた。この値が小さいほど、感染可能なウィル
スの数が少ないことを表す。結果を図2に示す。
【0053】また、比較のために、滅菌精製水を溶媒と
するコクサッキーウィルスB群1型標準株のウィルス液
10mlを混合直後または室温で1時間静置した溶液を
使用した以外は上記に準拠してTCID50を求めた。結
果を図2に併せて示す。
【0054】図2から、コクサッキーウィルスB群1型
を本実施の形態に係る滅ウィルス剤に接触させた場合、
その接触時間がわずか5分間であってもTCID50が著
しく減少すること、また、接触時間を長くするほどTC
ID50が減少することが明らかである。
【0055】[実施例2、比較例2]実施例1に準拠し
て滅ウィルス剤を得た。さらに、この滅ウィルス剤の割
合が0.5重量%となるように該滅ウィルス剤を滅菌精
製水に混合して得られた試験検体9mlに、滅菌精製水
を溶媒とする単純ヘルペスウィルス1型標準株のウィル
ス液1mlを混合したことを除いては実施例1と同様に
して各反応時間におけるTCID50を求めた。結果を図
2に示す。
【0056】また、比較のために、滅菌精製水を溶媒と
する単純ヘルペスウィルス1型標準株のウィルス液10
mlを混合直後または室温で1時間静置した溶液を使用
した以外は上記に準拠してTCID50を求めた。結果を
図2に併せて示す。
【0057】図2から、単純ヘルペス1型を本実施の形
態に係る滅ウィルス剤に接触させた場合、その接触時間
がわずか5分間であってもTCID50が著しく減少する
ことが明らかである。
【0058】[実施例3、比較例3]実施例1に準拠し
て滅ウィルス剤を得た。この滅ウィルス剤の割合が0.
5重量%となるように該滅ウィルス剤を滅菌精製水に混
合して、試験検体とした。次いで、この試験検体9ml
に、滅菌精製水を溶媒とするインフルエンザウィルスA
型標準株のウィルス液1mlを混合して、室温で5分、
15分、30分または1時間反応させた後、混合液をフ
ィルタ径が0.2μmの滅菌フィルタでろ過した。この
ろ液を最小必須培地(以下、MEMという)で様々な濃
度に希釈したものを試験液とした。
【0059】その一方で、イヌ腎由来細胞(以下、MD
CK細胞という)をリン酸緩衝食塩水で洗浄した後、細
胞数を1.5×105/mlに調製して96穴マイクロ
プレートの各ホールに100μl滴下し、CO2の濃度
が5%、かつ37℃の条件下で3日間培養した。
【0060】このMDCK細胞に各試験液を滴下し、C
2の濃度が5%、かつ33℃の条件下で1時間静置し
て、MDCK細胞に各試験液を吸着させた。次いで、
0.2%のウシ血清アルブミンが添加されたMEMを1
00μm添加し、さらに、35℃で7日間培養を行った
後、TCID50を求めた。結果を図2に示す。
【0061】また、比較のために、滅菌精製水を溶媒と
するインフルエンザウィルスA型標準株のウィルス液1
0mlを混合直後または室温で1時間静置した溶液を使
用した以外は上記に準拠してTCID50を求めた。結果
を図2に併せて示す。
【0062】図2から、本実施の形態に係る滅ウィルス
剤にインフルエンザウィルスA型を接触させた場合、そ
の接触時間がわずか5分間であってもTCID50が著し
く減少することが明らかである。
【0063】[実施例4、比較例4]実施例1に準拠し
て滅ウィルス剤を得た。この滅ウィルス剤の割合が0.
5重量%となるように該滅ウィルス剤を滅菌精製水に混
合して、試験検体とした。次いで、この試験検体9ml
に、滅菌精製水を溶媒とするアデノウィルス3型標準株
のウィルス液1mlを混合して、室温で5分、15分、
30分または1時間反応させた後、混合液をフィルタ径
が0.2μmの滅菌フィルタでろ過した。このろ液をE
MEMで様々な濃度に希釈したものを試験液とした。
【0064】その一方で、細胞数が1.5×105/m
lに調製されたヒト喉頭癌由来細胞(以下、HEp−2
細胞という)を96穴マイクロプレートの各ホールに1
00μl滴下した。
【0065】各HEp−2細胞に各試験液を25μlず
つ滴下し、35℃で7日間培養を行った後、TCID50
を求めた。結果を図2に示す。
【0066】また、比較のために、滅菌精製水を溶媒と
するアデノウィルス3型標準株のウィルス液10mlを
混合直後または室温で1時間静置した溶液を使用した以
外は上記に準拠してTCID50を求めた。結果を図2に
併せて示す。
【0067】図2から、本実施の形態に係る滅ウィルス
剤にアデノウィルス3型を接触させた場合、その接触時
間がわずか5分間であってもTCID50が著しく減少す
ることが明らかである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る滅ウ
ィルス剤によれば、分類上代表的なウィルスであるコク
サッキーウィルスB群1型、単純ヘルペスウィルス1
型、アデノウィルス3型およびインフルエンザウィルス
A型等のウィルスに対してその数を減少させることがで
きるという効果が達成される。このため、SRSVの数
も減少できる可能性がある。
【0069】また、本発明に係る滅ウィルス剤によれ
ば、熱処理されたカルシウム含有物質を有効成分として
いる。このため、次亜塩素酸ナトリウム水溶液のよう
に、動植物の健康上好ましくないとされる遊離塩素や三
ハロゲン化メタンが食材に付着することはない。
【0070】さらに、本発明に係る滅ウィルス剤の製造
方法によれば、優れた滅ウィルス能を具備する滅ウィル
ス剤を高効率で得ることができる。したがって、食材の
消費量や流通量が増加した場合にも、大量の滅ウィルス
剤を安定して供給することが可能となるという効果が達
成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る滅ウィルス剤の製造方法の
フローチャートである。
【図2】実施例1〜4および比較例1〜4におけるTC
ID50を示す表である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱処理されたカルシウム成分含有物質を有
    効成分とすることを特徴とする滅ウィルス剤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の滅ウィルス剤において、前
    記カルシウム成分含有物質が動物由来の炭酸カルシウム
    含有物質または炭酸カルシウム含有鉱物の少なくともい
    ずれか一方であることを特徴とする滅ウィルス剤。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の滅ウィルス剤にお
    いて、前記動物由来の炭酸カルシウム含有物質が貝殻、
    卵殻、甲殻類の殻、骨、珊瑚、真珠からなる群から選択
    された少なくとも1つであり、前記炭酸カルシウム含有
    鉱物が石灰岩であることを特徴とする滅ウィルス剤。
  4. 【請求項4】請求項3記載の滅ウィルス剤において、前
    記貝殻がカキ殻であることを特徴とする滅ウィルス剤。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の滅ウ
    ィルス剤において、該滅ウィルス剤が平均粒径10μm
    以下の粉体であることを特徴とする滅ウィルス剤。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の滅ウ
    ィルス剤において、該滅ウィルス剤がアデノウィルス3
    型、単純ヘルペスウィルス1型、コクサッキーウィルス
    B群1型、インフルエンザウィルスA型に対して滅ウィ
    ルス能を有するものであることを特徴とする滅ウィルス
    剤。
  7. 【請求項7】カルシウム成分含有物質を熱処理する熱処
    理工程を備えることを特徴とする滅ウィルス剤の製造方
    法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の製造方法において、前記熱
    処理工程における温度が650℃以上で前記カルシウム
    成分含有物質の融点未満であり、熱処理時間が2〜13
    時間であることを特徴とする滅ウィルス剤の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載の製造方法におい
    て、熱処理された前記カルシウム成分含有物質を平均粒
    径10μm以下に粉砕する粉砕工程を前記熱処理工程の
    後に備えることを特徴とする滅ウィルス剤の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項7〜9のいずれか1項に記載の製
    造方法において、前記カルシウム成分含有物質を平均粒
    径100μm〜20mmに粉砕する予備粉砕工程を前記
    熱処理工程の前に備えることを特徴とする滅ウィルス剤
    の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項7〜10のいずれか1項に記載の
    製造方法において、前記カルシウム成分含有物質とし
    て、動物由来の炭酸カルシウム含有物質または炭酸カル
    シウム含有鉱物の少なくともいずれか一方を用いること
    を特徴とする滅ウィルス剤の製造方法。
  12. 【請求項12】請求項11記載の製造方法において、前
    記動物由来の炭酸カルシウム含有物質として、貝殻、卵
    殻、甲殻類の殻、骨、珊瑚、真珠からなる群から選択さ
    れた少なくともいずれか1つを使用し、前記炭酸カルシ
    ウム含有鉱物として石灰岩を使用することを特徴とする
    滅ウィルス剤の製造方法。
  13. 【請求項13】請求項11または12記載の製造方法に
    おいて、前記動物由来の炭酸カルシウム成分含有物質を
    洗浄する洗浄工程を前記熱処理工程の前に備えることを
    特徴とする殺菌剤の製造方法。
  14. 【請求項14】請求項11または12記載の製造方法に
    おいて、前記動物由来の炭酸カルシウム含有物質として
    貝の生体部が除去された後2年以上経過した貝殻を使用
    することを特徴とする殺菌剤の製造方法。
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