JP2011142857A - 二枚貝飼育用飼料及び二枚貝飼育方法 - Google Patents

二枚貝飼育用飼料及び二枚貝飼育方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二枚貝の飼育において貝肉及び貝殻を良好に成長させる二枚貝飼育用飼料と、この飼料を用いる二枚貝飼育方法を提供する。
【解決手段】(A)成分:家畜乳又は家畜乳加工物、(B)成分:全卵の加水分解酵素処理物及び(C)成分:パン酵母をスプレードライしたイーストパウダー、の内の1種以上を必須成分とする二枚貝飼育用飼料。この飼料を用いる二枚貝飼育方法。
【選択図】図3

Description

本発明は二枚貝飼育用飼料及び二枚貝飼育方法に関する。更に詳しくは本発明は、二枚貝の飼育において貝殻及び貝肉を良好に成長させる二枚貝飼育用飼料及び二枚貝飼育方法に関する。
近年、カキ、ハマグリ、アサリ、アコヤガイ等の各種の二枚貝の人工飼育が各地の水産試験場や養殖場等で行われており、そのための二枚貝飼育用飼料や二枚貝飼育方法が種々に提案されている。
特開昭63−309148号公報 この特許文献1には、アコヤ貝等の二枚貝の消化管を通過すべく、例えば粒径が4〜10μmとされた澱粉粒、酵母粒を主成分として混合調製してなる二枚貝の養殖用人工飼料を開示している。そしてこの人工飼料を用いることにより、近年の海水汚染に起因する植物性プランクトン不足を補い、アコヤ貝挿核後の歩留まりが向上するとしている。
特開平6−237706号公報 この特許文献2には、二枚貝類の人工種苗生産において、必要な栄養素成分及び乳化剤を包含させた湿式造粒によるマイクロカプセル化飼料であって粒径5μm以下のものを主体とする飼料を給与する二枚貝類稚貝育成方法を開示している。栄養素成分として、蛋白質又はその加水分解物、遊離アミノ酸、脂質、微量成長促進物質、ビタミンとミネラルのプレミックスが挙げられている。そしてこの飼料の給与により稚貝の成長が良好であるとしている。
特開平8−140588号公報 この特許文献3には、海藻類および/または卵類を含有する飼料であって、その飼料粒子が10μm通過80%以上であるように微粉砕した二枚貝用飼料と、この飼料に植物プランクトンを併用して二枚貝に給餌する二枚貝の養殖方法の発明を開示している。そしてこれらの発明により、設備、費用面で問題のある植物プランクトンの必要量を節減したもとで、栄養的に良好な給餌が可能になるとしている。
特開平8−322420号公報 この特許文献4には、水揚げされた二枚貝類の畜養において、蛋白質又はその加水分解物、遊離アミノ酸、脂質、微量成長促進物質、及びビタミンとミネラルのプレミックスからなる人工微粒子飼料を給与して、二枚貝類可食部の栄養素、呈味成分の含有量を調整する二枚貝類の畜養方法を開示している。
しかし、従来の二枚貝飼育用飼料や二枚貝飼育方法では、仮に貝肉が大きくなったとしても、貝殻が十分に成長し難いという問題があった。貝殻が良好に成長しない場合は、肉部の成長による短期の体重増加は認められても、長期間での貝の成長は見込めないという不具合がある。
上記の特許文献1は、アコヤ貝挿核後の歩留まりの向上を目的とするに過ぎない。特許文献2は実施例において稚貝の殻長を計測しているが、これは殻長を稚貝成長の指標としているだけであって、貝殻の成長を目的とはしていない。特許文献3は二枚貝の飼育における植物プランクトンの必要量の節減を目的としている。特許文献4は、二枚貝の可食部(肉)における栄養素、呈味成分の含有量の調整を目的としている。従って上記いずれの特許文献にも「二枚貝類の貝殻の良好な成長を図る」という技術的課題と、その解決手段は提示されていない。
そこで本発明は、二枚貝の飼育において、貝肉及び貝殻を良好に成長させる二枚貝飼育用飼料と、この飼料を用いる二枚貝飼育方法を提供することを、解決すべき技術的課題とする。
(第1発明の構成)
上記課題を解決するための第1発明の構成は、下記(A)成分、(B)成分及び(C)成分の内の1種以上を必須成分とする、二枚貝飼育用飼料である。
(A)成分:牛乳又は牛乳加工物
(B)成分:全卵の加水分解酵素処理物
(C)成分:パン酵母をスプレードライしたイーストパウダー
(第2発明の構成)
上記課題を解決するための第2発明の構成は、前記第1発明に係る二枚貝飼育用飼料において、(A)成分〜(C)成分の含有量がそれぞれ以下の範囲内である、二枚貝飼育用飼料である。
(A)成分:水溶性蛋白質量が飼料中の5〜7重量%dm(dry matter)である範囲内
(B)成分:水溶性蛋白質量が飼料中の10〜12重量%dmである範囲内
(C)成分:飼料中の30〜35重量%dmである範囲内
上記の第2発明において、「水溶性蛋白質」とは、未変性の水溶性蛋白質、及び、変性した不溶性の蛋白質が酵素等の分解処理により低分子化され水溶性を持つようになったものをいう。
(第3発明の構成)
上記課題を解決するための第3発明の構成は、前記第1発明又は第2発明に係る二枚貝飼育用飼料において、(A)成分である牛乳加工物が、水溶性蛋白質が変性により不溶化していない液状又は粉状の牛乳加工物であって、少なくともホモジナイズされた乳、脱脂粉乳、練乳、乳清を包含する群から選ばれるものである、二枚貝飼育用飼料である。
(第4発明の構成)
上記課題を解決するための第4発明の構成は、前記第1発明〜第3発明のいずれかに係る二枚貝飼育用飼料において、(A)成分又は(B)成分中の水溶性蛋白質が平均粒径25μm以下の吸着用基質粒子に担持されている、二枚貝飼育用飼料である。
上記の第4発明において、平均粒径25μm以下の吸着用基質粒子は、それらの粒径が2〜50μm程度の範囲内であることが特に好ましい。
(第5発明の構成)
上記課題を解決するための第5発明の構成は、前記第4発明に係る二枚貝飼育用飼料において、吸着用基質粒子が微粒子状の固形飼料又は珪藻土である、二枚貝飼育用飼料である。
(第6発明の構成)
上記課題を解決するための第6発明の構成は、前記第1発明〜第5発明のいずれかに係る二枚貝飼育用飼料が更に下記の(D)成分を含む、二枚貝飼育用飼料である。
(D)成分:二枚貝生育に有効な基本的栄養素を含む基本飼料。
上記の第6発明において、「基本的栄養素」とは、限定はされないが、ビタミン、ミネラル、炭水化物、その他水溶性成分の吸着剤等を意味する。
(第7発明の構成)
上記課題を解決するための第7発明の構成は、二枚貝の幼貝に対して第1発明〜第6発明のいずれかに係る二枚貝飼育用飼料を投与して貝肉及び貝殻を成長させる、二枚貝飼育方法である。
本願発明者は、第1発明に規定する(A)成分〜(C)成分の内の1種以上を必須成分とする二枚貝飼育用飼料が、二枚貝の貝肉だけでなく、貝殻をも良好に成長させることを見出した。
特に(A)成分である牛乳又は牛乳加工物は極めて容易かつ安価に入手できる極めて有利な飼料成分であり、しかも過去にこの種の飼育用飼料として使用された事実が全くない新規飼料成分である。更に、下記に述べるように好適な水溶性蛋白質量の範囲は成分ごとに異なるため、牛乳又は牛乳加工物に特有の好適な水溶性蛋白質量の範囲を究明した点は、非常に有益な新規知見である。
又、(A)成分及び(B)成分における重要なパラメーターは水溶性蛋白質量であって、好適な水溶性蛋白質量の範囲は成分ごとに異なり、(A)成分では5〜7重量%dmの範囲内、(B)成分では10〜12重量%dmの範囲内である場合に、二枚貝の貝肉及び貝殻を良好に成長させる効果が高い。一方、(C)成分の場合は、イーストパウダーを飼料中の30〜35重量%dmであるように設定した場合に、二枚貝の貝肉及び貝殻を良好に成長させる効果が高い。
(A)成分又は(B)成分においては、その水溶性蛋白質が、担体としての吸着用基質粒子に吸着担持されていることが好ましい。この吸着用基質粒子は、二枚貝類に特有の摂食・消化管経路を通過可能とするため、平均粒径が25μm以下であることが好ましい。
本発明の二枚貝飼育用飼料は(A)成分〜(C)成分の1種以上を必須成分とするが、一般的には、二枚貝生育に有効な基本的栄養素を含む基本飼料も含有することが好ましい。
基本飼料Hの調製方法のフローを示す。 飼料の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を示す。 牛乳を用いた飼料の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を示す。 EP、Tau 、Bet添加区における飼餌料の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を示す。 珪藻の投与量と貝の成長の関係を示す。 飼料の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を示す。 EP添加区と投餌対照区における飼料の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を示す。 EP添加区における飼料の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を示す。 EP添加量と飼料中の水溶性蛋白質量との関係を示す。 EP添加区における珪藻土添加の効果の有無を確認したデータを示す。
次に、本発明の実施形態を、その最良の形態を含めて説明する。
〔二枚貝飼育用飼料〕
本発明に係る二枚貝飼育用飼料には、後述する(A)成分〜(C)成分の3成分から選ばれるいずれかの1成分、いずれかの2成分、又は3成分が必須成分として配合されている。即ち(A)成分〜(C)成分の各成分は、必ずしも他の2種の必須成分と組み合わせて配合する必要はないが、これらと組み合わせて配合しても構わない。
二枚貝飼育用飼料には、上記の(A)成分〜(C)成分以外にも、本発明の目的を阻害しない限りにおいて、後述する適宜な任意成分を配合することができる。
二枚貝飼育用飼料の投与対象としては、各種の二枚貝が限定なく含まれる。例えば、カキ、ハマグリ、アサリ、アカガイ、バカガイ、トリガイ、ミルクイガイ、アコヤガイ、マベガイ、クロチョウガイ、シロチョウガイ、ヒオウギガイ、ホタテガイ、ホッキガイ等を挙げることができる。
〔(A)成分〕
(A)成分は牛乳又は牛乳加工物である。牛乳加工物の種類は、牛乳中の水溶性蛋白質が変性により不溶化していないものであり、あるいは不溶化した後に酵素処理等により低分子化され水溶性を持つようになったものである限りにおいて限定されないが、ホモジナイズされた乳、脱脂粉乳、練乳、乳清等を好ましく例示することができる。
(A)成分は、二枚貝の幼貝の貝肉及び貝殻を良好に成長させる観点から、その水溶性蛋白質量が飼料中の6重量%dm前後、より具体的には5〜7重量%dmとなる範囲内で二枚貝飼育用飼料に配合することが好ましい。
(A)成分(及び後述する(B)成分)中の水溶性蛋白質は、そのままでは却って水質汚濁の原因となったり、通気によって海水中で幼貝が摂食できない大きなフロックを形成する恐れがある。従って蛋白質吸着性の吸着用基質粒子に水溶性蛋白質を吸着させ、この吸着用基質粒子を幼貝に摂食させることが好ましい。吸着用基質粒子を幼貝に良好に摂食させるためには、その平均粒子径が25μm以下であることが好ましい。吸着用基質粒子の種類としては、それ自体が二枚貝飼育において栄養的に有益な微粒子状の固形物、例えば各種の固形飼料や珪藻土を好ましく例示できる。
〔(B)成分〕
(B)成分は、全卵の加水分解酵素処理物であって、酵素処理により水溶性画分を多くしたものである。「全卵」における卵の種類は限定されないが、好ましくは鶏卵である。(B)成分の具体的な種類は限定されないが、例えば太陽化学(株)製の市販商品「エグレートパウダー」等を好ましく利用することができる。エグレートパウダー(EP)自体はこの種の飼料の配合成分として公知であるが、下記のようにEPの水溶性蛋白質量に着目してEPの配合量を設計した公知例は見られない。
(B)成分は、二枚貝の幼貝の貝肉及び貝殻を良好に成長させる観点から、その水溶性蛋白質量が飼料中の11重量%dm前後、より具体的には10〜12重量%dmとなる範囲内で二枚貝飼育用飼料に配合することが好ましい。(B)成分がエグレートパウダーである場合、その水溶性蛋白質量が飼料中の11重量%dmであるためには、エグレートパウダーを飼料中の14.2重量%dmとなるように配合する必要がある。
〔(C)成分〕
(C)成分は、パン酵母をスプレードライしたイーストパウダー(YP)である。YPは酵母細胞の粒径からして二枚貝飼育用飼料の配合成分として微粉砕する必要がなく、市販コストも高くないという利点がある。
(C)成分は、二枚貝の幼貝の貝肉及び貝殻を良好に成長させる観点から、飼料中の30〜35重量%dmとなる範囲内で二枚貝飼育用飼料に配合することが好ましい。
〔任意的な配合成分〕
本発明の二枚貝飼育用飼料には、上記(A)成分〜(C)成分の各必須成分の他にも、各種の有益な成分を配合することができる。このような成分として、魚油、肝油、珪藻、珪藻土、海藻類、酵母エキス、小麦粉、小麦グルテン、大豆粉、多糖類粉末、ビタミン類、ミネラル類等を例示できる。これらの内、牛乳の水溶性蛋白質を吸着できる微細な固形物であるものは、前記の吸着用基質粒子としてそのまま利用することができる。
任意的な配合成分として、特に、第6発明に規定する(D)成分、即ち二枚貝生育に有効な基本的栄養素を含む基本飼料を予め調製しておき、これを二枚貝飼育用飼料に配合することが好ましい。
〔二枚貝飼育方法〕
本発明に係る二枚貝飼育方法は、二枚貝の幼貝に対して上記したいずれかの二枚貝飼育用飼料を投与して貝肉及び貝殻を成長させる飼育方法である。
この二枚貝飼育方法において、飼育装置は特に限定されないが、例えば、実施例において後述する飼育装置を好ましく用いることができる。幼貝の飼育条件も特に限定されないが、例えば水温25℃〜28℃程度に保たれた水槽中に幼貝を収容し、適宜量の二枚貝飼育用飼料を一定の割合で投与することができる。
次に本発明の試験例(実施例及び比較例)を説明する。本発明の技術的範囲は以下の試験例によって限定されない。
〔第1試験例群〕
(試験目的)
この試験例群は、以下の(a)〜(d)の4点をチェックする目的で行った。
(a)飼料中の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を確認する。
(b)二枚貝の肉部に多量に含まれているタウリン(Tau)、ベタイン(Bet)の飼料への添加効果を確認する。
(c)良好な二枚貝用餌料である珪藻には多量の珪酸が含まれていることから、珪酸の飼料への添加効果を珪藻土を用いることによって確認する。
(d)二枚貝用配合飼料と珪藻(Chaetoceros
gracilis)の幼貝に対する餌料価値を比較検討する。
(試験区の設定)
飼育水槽として容量18Lのプラスチック製水槽16個を準備し、No.1〜No.16の各試験区に1水槽を用いた。各試験区と試験飼餌料の関係を次の「表1」に示す。
表1中の「飼餌料」の欄には、各試験区で用いた飼餌料の種類を表記している。試験区1では飼餌料を投与していない。試験区2で投与した「基本飼料H」に関しては後述する。基本飼料Hに対して他の飼料成分を添加する試験区3〜10に関しては、それらの配合割合も表記している。例えば試験区6で「基本飼料H:294g+ Tau:3g+ Bet:3g」とあるのは、基本飼料H294gに対してタウリン3g及びベタイン3gの割合で混合した飼料であることを意味する。牛乳又は珪藻のみを投与した試験区11〜16に関しては、水槽への1日当たりの投与量も表記している。表1中、「牛乳」としては森永乳業(株)の「特濃4.5」牛乳を、「珪藻」としてはヤンマー(株)で生産されたChaetoceros gracilis の濃縮物を、それぞれ用いた。
(飼餌料の内容)
「基本飼料H」の組成比(重量%)を次の「表2」に示す。
表2中の「海苔」としては(株)サン海苔より入手したもみ海苔を用いた。「ビタミン混合」と「ミネラル混合」は海産魚用初期飼料に用いているものを使用した。
基本飼料Hの調製方法を図1に基づいて説明する。まず、ホソカワミクロン(株)製のACM-10A 型微粉砕機を用いて上記のもみ海苔を平均粒径約25μm以下に微粉砕すると共に、これとは別途に、表2に示す海苔、魚油以外の原料の混合物も同上の微粉砕機を用いて平均粒径約25μm以下に微粉砕した。そしてこれらの両微粉砕品を流動層造粒機を用いて十分に混合しつつ、魚油を霧状にスプレーして混合原料に吸着させた。
試験区3〜8において、基本飼料HへのEP、Tau
、Bet 、珪藻土の添加・混合はフードプロセッサーを用いて行った。試験区9、10においては、基本飼料Hに牛乳を添加した後、フードプロセッサーを用いて十分に混合し、ダンゴ状にして使用時まで凍結保存した。
試験区2〜10においてそれぞれ用いた飼餌料は(財)日本食品分析センターにて一般成分と水溶性蛋白質の分析を行った。水溶性蛋白質は、「水溶性窒素量×6.25」として計算したものに基づいている。分析結果を、湿物(%)と乾物(%dm)に分けて以下の表3に示す。
(試験条件)
試験用飼育装置の概要は次のようなものである。即ち、飼育水槽に対する通水系として、海水を濾過槽に導入して1μm径のフィルターを通した後、ストックタンクに貯溜する。この海水を流量調節タンクに供給し、水温が調整された状態で飼育水槽に対して300〜360ml/分の割合で常時注水し、流し捨てにした。ストックタンクと飼育水槽は常時通気されている。一方、飼育水槽に対する給餌系として、飼餌料の1日の投与量を濾過海水と共に2L容のペットボトルにロートを用いて洗い込み、十分に振って飼餌料を攪拌・懸濁させた後に2Lに定容する。このペットボトルはエアチューブを用いて通気され、飼餌料の懸濁状態が常時維持されている。懸濁状態の飼餌料は、定量ポンプを用いて、その全量が24時間かけて飼育水槽に供給される。牛乳添加飼料は解凍後必要量を計り取り、海水を加えてミキサーで充分均一化した後、その他の粉末飼料と同様に処理した。牛乳のみの区は必要量の牛乳を直接ペットボトルに計り入れて用いた。
飼育試験の条件は次の通りである。即ち、飼育期間は2008年7月11日〜8月19日(投餌日数が40日)である。飼育期間中、水槽の水温は25.6℃〜27.7℃の範囲内に維持し、水槽への注水量を300ml/分とした。各試験区に係る水槽における貝の個体数は、平均体重0.7gのアサリ幼貝を30固体とした。
試験区2〜10における投餌量は水槽当たり1日に1gである。但し、基本飼料Hに対して牛乳を添加する試験区9及び試験区10においては、牛乳の水分含量を考慮して、乾物1gに相当する量を1日の投餌量とした。試験区11〜16における投餌量は表1に示す通りである。
なお、試験に供したアサリ幼貝は、飼育試験開始時に予め、殻長(SL)、殻高(SH)、殻幅(SW)をノギスで測定し、更に体重(TW)を電子天秤で測定しておいた。更に、飼育試験に用いたものと同一ロットのアサリ幼貝を別途に乾燥機中で105℃にて48時間乾燥させ、その乾燥重量(DW)を求めておいた。
上記した飼育試験の終了後、試験に供したアサリを24時間絶食させてから、それらの殻長、殻高、殻幅、体重及び乾燥重量を上記と同様にして求めた。
(第1試験例群の評価)
以下に第1試験例群の評価結果の概要を示す。
(イ)生残率
生残率は全体的に良好であって、飼育期間中に死亡した個体数は7区と16区で各1個体(生残率96.7%)、11区で3固体(生残率90%)であり、他の試験区では生残率100%であった。
後述する9区及び10区の評価結果との関係から見て、牛乳のみを投与した11区で生残率が低い理由は、牛乳が海水中でフロックを形成し貝が摂食できない大きさになったこと、牛乳の混濁によって海水が著しく汚れたこと、等の牛乳の投与形態に起因するものであると考えられる。
(ロ)貝の成長
前記したように試験開始時と試験終了後に測定した殻長(SL)、殻高(SH)、殻幅(SW)、体重(TW)及び乾燥重量(DW)のデータを対比して貝の成長を評価した。その内、貝殻の成長の評価結果について説明する。
各試験区において、供試したアサリについて測定した試験開始時と試験終了後との上記SL、SH、SWの平均値を求め、次に貝殻を便宜的に直方体とみなして平均体積(SL×SH×SW)を求め、試験開始時の平均体積(S)に対する試験終了後の平均体積(E)から増大率E/Sを求めた。表4にこれらの結果を示す。
表4に示す結果によれば、投餌対照区である2区との比較において、基本飼料Hに対してEPを添加した3区、4区での貝殻の成長が非常に良好である。但し5区での結果はそれほど良くない。これらの点と、表3に示す水溶性蛋白質量を考え合わせると、EPは貝殻の成長に非常に有効であるが、その投与量(水溶性蛋白質量)には好適な範囲があると考えられる。
飼餌料の製造法、物性、投与法等が異なる牛乳投与区を除き、3〜8区について、飼餌料の水溶性蛋白質量と貝の成長(試験終了後のDWを試験開始時のDWで除した値で、飼餌料の水溶性蛋白質と貝の成長の関係のグラフは全て同様の数値を用いている)の関係を調べた結果が図2である。この結果から、水溶性蛋白質量が飼料中の10〜12重量%dm程度(最良は10.8重量%dm)であることが好ましいと考えられる。水溶性蛋白質量が多すぎると却って貝の成長が良くない理由は、11区に関して前記した理由と同様なものであると考えられる。
次に、基本飼料Hに対して牛乳を添加した9区及び10区でも、投餌対照区である2区と比較して貝殻の成長は有意に優れており、牛乳は貝殻の成長に非常に有効であることが分かる。9区及び10区においては牛乳が基本飼料Hに添加された状態で投与されるので、牛乳中の水溶性蛋白質が基本飼料H中の微細な固形成分に吸着され、11区におけるような不具合が発現しない。
飼餌料として牛乳を用いた場合の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を調べた結果が図3である。この結果から、牛乳を用いた飼餌料においては、その水溶性蛋白質量が飼料中の5〜7重量%dm程度(最良は6.2重量%dm)であることが好ましいと考えられる。水溶性蛋白質量が多すぎると却って貝の成長が良くない理由は11区に関して前記した理由と同様なものであると考えられる。
次に、投餌対照区(2区)とEP添加区(3〜5区)及びタウリン、ベタインの添加区(6区)に関して飼餌料の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を調べた結果が図4である。この結果から、EP添加飼料としては、水溶性蛋白質量が飼料中の11〜13重量%dm(最良は11.8重量%dm)であるものが特に好ましいと考えられる。タウリン、ベタインは、水溶性蛋白質としての機能は推定されるが、それ以上の特別な効果は期待できないようである。従って、価格も併せ考えれば、タウリンやベタインを用いるよりも、EP等の全卵の加水分解酵素処理物を用いた方が有利である。
表4から、基本飼料Hに対して珪藻土を添加した7区、8区では2区よりも貝殻の成長が良い。珪藻土に栄養的価値は期待できないので、珪藻土が水溶性蛋白質等を貝の消化・吸収器官に導入するキャリアとして作用していると言う推定が可能である。
12〜16区の試験区に関して、珪藻の投与量と貝の成長の関係を図5に示す。基本的に珪藻の投与量が多くなるほど貝の成長も良いが、珪藻の投与量が120ml/日を超えると貝の成長がやや鈍る。これらの結果を配合飼料の投与区で最も成績の良かった3区と比較すると、配合飼料の1g(市場価格約5円)は珪藻の87ml(市場価格約261円)に相当し、配合飼料の経済的な優位性は明らかである。
〔第2試験例群〕
(試験目的)
この試験例群は、以下の(a)〜(d)の4点をチェックする目的で行った。
(a)二枚貝用飼料に対するEPの好適添加量を明らかにする。
(b)牛乳、EP以外の水溶性蛋白質源をスクリーニングする。
(c)EP使用飼料への珪藻土添加効果を確認する。
(d)海苔を使用しない飼料の可能性を探る。
(試験区の設定)
飼育水槽として容量18Lのプラスチック製水槽11個を準備し、No.1〜No.11の各試験区に1水槽を用いた。各試験区と試験飼餌料の関係を次の「表5」に示す。
表5中の「試験飼料」の欄には、各試験区で用いた飼餌料の種類を表記している。試験区1では飼餌料を投与していない。表5に表記した酵母エキス(YEx)はオリエンタル酵母工業(株)製のものであり、イーストパウダーHA(YP−HA)、イーストパウダーHG(YP−HG)も共に同社製の商品名であって、パン酵母をスプレードライしたイーストパウダー(YP)で、HAとHGは酵母の培養法が違う。表5中に示す「基本飼料H(第1試験例群の場合と同じ)」と「低価格飼料L」の組成比(重量%)を次の表6に示す。
表5に示す試験区2〜11においてそれぞれ用いた飼餌料は、(財)日本食品分析センターにて一般成分と水溶性蛋白質の分析を行った。水溶性蛋白質は、「水溶性窒素量×6.25」として計算したものに基づいている。分析結果を以下の表7に示す。表7において、7区の水溶性蛋白質量は、2区と3区の数字を基にして計算で求めた。
(試験条件)
第1試験例群の場合と同じ試験用飼育装置を用い、次の飼育試験の条件でアサリ幼貝を飼育した。即ち、飼育期間は2008年9月19日〜10月28日(投餌日数が40日)である。飼育期間中、水槽の水温は21.4℃〜24.2℃の範囲内に維持し、水槽への注水量を300ml/分とした。各試験区に係る水槽における貝の個体数は、平均体重0.5gのアサリ幼貝を30固体とした。試験区2〜11における投餌量は水槽当たり1日に1gである。
なお、試験に供したアサリ幼貝については、第1試験例群の場合と同様、飼育試験開始時と、飼育試験終了後に24時間絶食させた後のSL、SH、SW、TW及びDWを記録した。
(第2試験例群の評価)
以下に第2試験例群の評価結果の概要を示す。
(イ)生残率と成長
各試験区における供試アサリの生残率、試験区ごとの供試アサリの試験開始時総重量TWに対する試験終了後総重量TWの増大率、死貝補正後のDW×100/TWを求めて、次の表8に示した。「死貝補正後のDW×100/TW」とは、貝総重量中の乾物重量比(%)である。
第1試験例群と比較して全体に生残率が低いが、これは、飼育水温が低かったこと、供試幼貝の活力が低かったこと、等が原因であると考えられる。
表8に示す各指標が最も優れていたのは9区であり、次に優れていたのは3区と4区である。8区の評価結果が3区に比較して著しく低い〔生残率(%)、TW(g):飼育後/飼育前〕ため、低価格飼料Lは二枚貝用飼料として基本飼料Hよりも価値が劣ることが分かる。
(ロ)飼料の水溶性蛋白質量と貝の成長
全試験区について、表7に示す飼料の水溶性蛋白質量と、表8に示す貝の成長〔TW(飼育後/飼育前)〕の関係を図6に示す。この図からは、飼料の水溶性蛋白質量と貝の成長との間には明確な相関は認められない。但し、EPの添加区と投餌対照区である2区のみで調べると、図7のようになり、相関があるように見える。
第1試験例群においては成長の指標として「DW(飼育後/飼育前)」を用いているが、第2試験例群では全体に生残率が低いため、成長の指標として「TW(飼育後/飼育前)」を用いている。そこで、図7の数字を第1試験例群の場合の指標に合わせるため、3区の数字を1.54とし、他区の数字を1.47倍して補正した。補正の根拠は、第1試験例群で「基本試料H270g+EP30g」を投与した3区でのDW(飼育後/飼育前)は1.54であり、第2試験例群で同様の飼料を投与した3区でのTW(飼育後/飼育前)は1.05であるため、「1.54/1.05=1.47」の計算に基づくものである。
こうして求めた補正数字のデータと第1試験例群におけるEPの添加区におけるデータとを合わせて示したものが図8である。図8の結果から、EPの添加区においては水溶性蛋白質量が飼料中の10〜12重量%dm程度(最良10.5重量%dm)であることが好ましいと考えられる。
図9に、第1試験の試験区3〜5におけるEPの添加量と飼料中の水溶性蛋白質量との関係を示す。両者の間には特定の相関が成り立つので、詳細な計算は省略するが、飼料中の水溶性蛋白質量を10〜12重量%dm程度、より具体的には10.5重量%dmとするには、基本飼料Hに対してEPを12.7重量%添加すれば良い。
(ハ)酵母関連物質の添加量と貝の成長
表7と表8から、酵母関連物質の添加区(9〜11区)における貝の成長は、EP添加区(3〜5区)に比較して相対的に水溶性蛋白質量の少ない試験区で良好であることが分かる。その理由としては、酵母の貝に対する栄養価が優れているという可能性や、酵母の物性が優れているという可能性が考えられるが、後者の可能性が高いと思われる。
パン酵母をスプレードライしたイーストパウダー(YP)は、前記したように、二枚貝用飼料として製造工程上、コスト上のメリットがある。とりわけYP−HAを飼料の三分の一量使用した9区の結果が、EPを飼料中に10重量%使用した3区よりも良好である。
従って、パン酵母をスプレードライしたイーストパウダーは二枚貝用飼料として有望であり、とりわけYP−HAが注目される。
(ニ)EP配合飼料への珪藻土添加
EPと珪藻土とを飼料中に各10重量%使用した7区のTW(飼育後/飼育前)は0.96である。この結果を図8(EPの添加区における飼料中の水溶性蛋白質量と貝の成長の関係を示す)に乗せるため、前記した理由からこの「0.96」の数字を1.47倍して補正すると、1.41となる。そして表7に示すように、7区の飼料中の水溶性蛋白質量は8.2%である。このような7区の結果を星型のプロットとして図8に乗せたものを図10として示す。
図10から分かるように、EP添加飼料に更に珪藻土を添加しても、貝の成長が更に改善されるという効果は全く認められない。
本発明により、二枚貝の飼育において貝肉及び貝殻を良好に成長させる二枚貝飼育用飼料と、この飼料を用いる二枚貝飼育方法が提供される。

Claims (7)

  1. 下記(A)成分、(B)成分及び(C)成分の内の1種以上を必須成分とすることを特徴とする二枚貝飼育用飼料。
    (A)成分:牛乳又は牛乳加工物
    (B)成分:全卵の加水分解酵素処理物
    (C)成分:パン酵母をスプレードライしたイーストパウダー
  2. 前記二枚貝飼育用飼料において、(A)成分〜(C)成分の含有量がそれぞれ以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の二枚貝飼育用飼料。
    (A)成分:水溶性蛋白質量が飼料中の5〜7重量%dm(dry matter)である範囲内
    (B)成分:水溶性蛋白質量が飼料中の10〜12重量%dmである範囲内
    (C)成分:飼料中の30〜35重量%dmである範囲内
  3. 前記二枚貝飼育用飼料において、(A)成分である牛乳加工物が、水溶性蛋白質が変性により不溶化していない液状又は粉状の牛乳加工物であって、少なくともホモジナイズされた乳、脱脂粉乳、練乳、乳清を包含する群から選ばれるものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二枚貝飼育用飼料。
  4. 前記二枚貝飼育用飼料において、(A)成分又は(B)成分中の水溶性蛋白質が平均粒径25μm以下の吸着用基質粒子に担持されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の二枚貝飼育用飼料。
  5. 前記二枚貝飼育用飼料において、吸着用基質粒子が微粒子状の固形飼料又は珪藻土であることを特徴とする請求項4に記載の二枚貝飼育用飼料。
  6. 前記二枚貝飼育用飼料が更に下記の(D)成分を含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の二枚貝飼育用飼料。
    (D)成分:二枚貝生育に有効な基本的栄養素を含む基本飼料
  7. 二枚貝の幼貝に対して請求項1〜請求項6のいずれかに係る二枚貝飼育用飼料を投与して貝肉及び貝殻を成長させることを特徴とする二枚貝飼育方法。
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