JP2702322B2 - 活性アミノ酸カルシウム、およびそれを含有する飲料、ならびにその製造方法 - Google Patents

活性アミノ酸カルシウム、およびそれを含有する飲料、ならびにその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活性アミノ酸カルシウ
ム、およびそれを含有する液体飲料、ならびにその製造
方法に関するものであって、より詳細には、従来、全く
その存在が知られていなかった、天然のカルシウム含有
物質を焼成した後にも酸化カルシウムおよび/または水
酸化カルシウムに原料由来のアミノ酸が分解することな
共存している、人体に対する吸収性ならびに骨に対す
る沈着率など生理活性の著しくすぐれた活性アミノ酸カ
ルシウムおよび該活性アミノ酸カルシウムを含有する液
体飲料、ならびにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カルシウムが人間のみならず哺乳動物の
骨や歯の形成に不可欠の成分であることは広く認識され
ていたが、最近ではそれのみならず、あらゆる生命現象
を支える最も重要な栄養素であることが解明され、いま
やカルシウムは医学の最前線で注目されている。人間に
とってカルシウム不足は、骨粗鬆症ばかりでなく、高血
圧、動脈硬化、関節痛、糖尿病、免疫病、肥満などの疾
患を招く原因となることが指摘されている(保健同人社
発行「暮しと健康」1991.Vol 9)。ところが、カルシウ
ムは、ビタミンDや蛋白質などと同時に摂取しないと、
人体への吸収率がきわめて低く、それ単体での服用によ
っては、人体における所要量のカルシウムを摂取するこ
とは困難な状況にある。
【0003】最近の研究によると、成人の一日当りのカ
ルシウムの所要量は、600mgであるといわれてい
る。ところが、食品や飲料に含まれるカルシウムは、そ
のすべてが人体に吸収されるわけではなく、通常、食品
や飲料に表示されるカルシウム含量と、実際に人体に吸
収されるカルシウムの量は大幅に異なることが知られて
いる。したがって、このカルシウムの所要量を、日常の
食事から摂取しようとすると、とてつもなく大量のカル
シウム含有食品を摂らなければならないことになる。た
とえば、カルシウムを高単位で含む飲料として知られて
いる牛乳のカルシウムの含有量は、100mg/100
ml程度であり、牛乳中に含まれるカルシウムは蛋白質
と結合しているため、吸収性がよいとされているもの
の、人体に対する吸収率は最大でも50%、つまり50
mgしか吸収されないことが知られている。しかも、牛
乳中にカルシウムと結合状態で存在する蛋白質は消化吸
収されると、最後に乳酸、酪酸、焦性ブドー酸、硫酸、
リン酸を発生するため、前記50mgのカルシウムの大
半はこれらの酸を中和するために消費され、結局、牛乳
100ml中の人体に吸収されるカルシウム分は精々1
0mg程度にしかすぎないといわれている。
【0004】したがって、牛乳だけでカルシウムの所要
量を補うことができないのは当然であり、その他の飲食
品から、不足分のカルシウムを摂ろうとしても、カルシ
ウム含有食品として知られている、煮干し、マイワシ、
ひじき、焼きのりなどでさえ、そのカルシウム含有量
は、到底前記一日の所要量には遠く及ばず、結局、通常
の食事からカルシウムの所要量を摂取することは不可能
な状況にある。その結果、慢性のカルシウム不足状態に
なり、前記、各種の疾病を引き起こす原因となってい
る。
【0005】このような事態は、我が国ばかりでなく、
牛乳の消費量が我が国の3倍ないし5倍といわれている
ヨーロッパや欧米においてさえ、人体内のカルシウムと
の因果関係が解明されている骨粗鬆症が我が国の2倍も
発生しているという事実があり、このことからも、牛乳
などのカルシウム高含有飲食品を摂取してもカルシウム
不足を解消することは不可能であることが理解される。
【0006】さらに、カルシウムの吸収を促進すること
が知られているビタミンDの場合についてみると、ビタ
ミンDは体内のプロビタミンDから日光照射によって生
成される他に、食品からも摂取できるもので、摂取され
たビタミンDは、副甲状腺ホルモンの働きによって、そ
れが活性ビタミンDとなりカルシウムの腸管からの吸収
を助けるものであるが、この作用は、副甲状腺ホルモン
と共同して骨からのカルシウムを取り出すことによるも
ので、この結果、ビタミンDを過剰に摂取した場合に
は、高カルシウム血症、尿毒症、さらに骨軟化症などの
障害がもたらされることが知られており、米国ではFD
AによってビタミンDを医薬として認めていないのが現
状である。
【0007】このように、最も吸収性のすぐれていると
されている牛乳でさえ、人体に対する吸収量は極くわず
かであることからもわかるように、食品から所要量のカ
ルシウムを補うことはきわめて困難な状況にあり、しか
も、加齢と共にカルシウムの吸収率はどんどん低下する
ために、現代のあらゆる疾病や老化現象は、身体をミク
ロ的(細胞レベル)に見ても、マクロ的(全身の機能レ
ベル)に見ても、カルシウム不足が最大の原因であるこ
とが突き止められている(平成2年4月、日本内科学会
報告)。
【0008】
【発明が解決すべき課題】つまり、生命が営まれるのに
必要なだけのカルシウムの量が不足すると、骨からカル
シウムが溶けだして、それが原因となって細胞に障害を
与え、骨や歯の発育不良や、骨がスカスカになる骨粗鬆
症はもとより、血液の浄化や、脳、神経、心臓、筋肉な
どの総合的な健康状態の維持が阻害されることになる。
ことに、骨粗鬆症はカルシウム不足に起因して人類が最
もかかりやすい病気であるといわれている。しかもこの
病気が、寝たきり老人や痴呆症の老人をつくることも明
らかにされてきている。したがって、高齢化社会の到来
と共に、このカルシウム不足を解消することは、健康な
長寿社会を実現するために最も重要な課題といえる。
【0009】そこで、これらのカルシウム不足を補うこ
とを目的として、食品としてのカルシウムの他に栄養補
助食品としてのカルシウム製品が開発され、医薬品とし
てのカルシウム製剤も、より吸収性の優れたものを求め
る傾向が高まりつつある(「カルシウムの全て」藤田拓
男著、あき書房)。とくに、本発明者が開発した、ミネ
ラル成分を多量に含み超濃度のイオン化カルシウム濃度
を示す牡蠣殻の電解精製物は、腸内での吸収が抜群にす
ぐれ、かつ、骨への沈着率がきわめて高いことが実証さ
れており、現在も各大学の付属病院をはじめとする医療
機関において、成人病の予防、治療のための栄養補助食
品として積極的に採用されている。
【0010】
【発明の目的】本発明者らは、前記栄養補助食品として
のカルシウム製剤について追試を続ける過程で、よりす
ぐれた吸収性とともに骨に対する沈着性にもすぐれたカ
ルシウム製剤を求めてさらに研究を続けたところ、天然
のカルシウム含有物質を焼成した後でもなお酸化カルシ
ウムおよび/または水酸化カルシウムに極く少量の原料
由来のアミノ酸、とくに低分子量のアミノ酸が分解する
ことなく共存している本出願前未知の活性アミノ酸カル
シウムが、前記目的を達成するという新たな知見を得、
本発明を完成するに至った。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、天然のカルシウム成分含有物質を酸素遮断条件下で
焼成した酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウ
ムに、原料由来のアミノ酸の1種または2種以上が分解
せずに共存していることを特徴とする活性アミノ酸カル
シウムが提供される。
【0012】また、本発明によれば、上記活性アミノ酸
カルシウムを、醗酵乳酸水溶液に溶解したことを特徴と
する活性アミノ酸カルシウム飲料が提供される。
【0013】また、本発明によれば、天然のカルシウム
成分含有物質を、酸素遮断条件下で、800℃ないし9
80℃に20分ないし120分間通電加熱し、ついで強
制冷却することを特徴とする、天然の酸化カルシウムお
よび/または水酸化カルシウムに原料由来のアミノ酸が
共存している活性アミノ酸カルシウムの製造方法が提供
される。
【0014】また、本発明によれば、前記通電加熱が、
酸素を遮断した減圧ないし真空条件下で行われる上記活
性アミノ酸カルシウムの製造方法が提供される。
【0015】また、本発明によれば、前記強制冷却が、
不活性ガスからなる冷媒によって行われる上記活性アミ
ノ酸カルシウムの製造方法が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の活性アミノ酸カルシウム
は、天然のカルシウム含有物質を焼成した後でも得られ
酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムに原
料由来のアミノ酸、とくに低分子量のアミノ酸が分解す
ることなく共存していることが重要な特徴である。本願
明細書において、天然の酸化カルシウムおよび/または
水酸化カルシウムとは、カルシウム含有原料を高温で焼
成した生成物をいうものであり、これに原料由来のアミ
ノ酸が共存している天然活性カルシウムを「活性アミノ
酸カルシウム」と表現する。
【0017】本発明者らの研究によれば、本発明の天然
の酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムに微
量の原料由来のアミノ酸が共存している活性カルシウム
は、人体に対する腸管吸収性、および骨に対する沈着性
(体内貯留性)が著しくすぐれていることが確認され
た。
【0018】原料由来のアミノ酸はカルシウムとキレー
ト結合していてもよいし、また加水分解あるいは遊離の
状態で存在しているものであってもよい。共存するアミ
ノ酸は微量成分であって、その量的規定があるものでは
ないが、生成物に対して、0.0001ないし0.005 重量%、
好ましくは0.0005ないし0.0008重量%の範囲で共存して
いるものであっても、後述する試験例からも明らかなよ
うに、人体に対する腸管吸収性および骨に対する沈着性
のいずれもがすぐれたものになる。
【0019】本発明者らによって、焼成後の酸化カルシ
ウムおよび/または水酸化カルシウムに分解せずに共存
していることが確認された原料由来のアミノ酸は次のと
おりである。加水分解されたアミノ酸としては、アスパ
ラギン酸、スレオニン、セリン、グルタミン酸、プロリ
ン、グリシン、アラニン、シスチン、バリン、イソロイ
シン、フェニルアラニン、ヒスチジン、リジンおよび微
量成分としてのそれらの誘導体であり、また遊離のアミ
ノ酸としては、タウリン、ホスホエタノールアミン、ア
スパラギン酸、スレオニン、セリン、プロリン、グリシ
ン、アラニン、フェニルアラニン、β−アラニン、γ−
アミノ酪酸、ヒスチジン、ヒドロキシリジン、オルニチ
ンおよびその誘導体などである。
【0020】これらのアミノ酸は、1種または2種以上
の混合物の形で存在することができるが、2種以上、特
に10種以上の混合物として存在していることが好まし
い。また、上記アミノ酸のうち、とくにイオウ含有アミ
ノ酸であるシスチンが共存している場合には、腸管での
吸収性および骨に対する沈着性が一層著しく優れたもの
になる。
【0021】その理由は、いまだ明らかではないが、シ
スチンのイオウ成分が、カルシウムとアミノ酸との橋架
け剤となり、この結合が何らかの作用を持ち、カルシウ
ムの前記腸管での吸収性および骨に対する沈着性を著し
く促進するものと思われる。いずれにしても、このよう
な現象は、本発明者らが研究を継続する過程において実
験結果として知見されたものであって、活性アミノ酸カ
ルシウム中にイオウ成分が存在することによって、腸管
での吸収性および骨に対する沈着性が一層促進されると
いう事実は驚くべきことである。
【0022】従来より、天然のカルシウム(炭酸カルシ
ウム)成分含有物質を大気中で高温処理し、次式で表わ
される反応によって酸化カルシウムを得ることはよく知
られている。 CaCO3 → CaO + CO2 ところが、この反応は通常大気中で1000ないし1400℃と
いう高温下で行われるため、CO2 ガス分圧が高まって上
記反応が起こりにくくなるため、長時間の処理が必要と
なり、さらに、CaO が不安定な物質であるため、処理時
の冷却(放冷)に際して、大気中のCO2 と反応して、再
びCaCO3 に戻ってしまうなど、安定な品質がえられてい
ないのが現状である。そして、この反応は前述したよう
に高温下で比較的長時間(2時間程度)行われるため、
CaCO3 に付着ないしは沈着している有機成分は悉く分解
されてしまうものと考えられていたものであり、それが
当業界の技術常識でもあった。
【0023】したがって、このたび、酸素遮断条件下で
焼成することによって、従来よりも低い処理温度で、原
料由来のアミノ酸が分解することなく、共存した形の活
性アミノ酸カルシウムが得られるという本発明者らによ
ってはじめて確認された事実は実に驚くべきものであ
り、しかも、生成物中に共存する上記アミノ酸の存在
が、人体へのカルシウムの腸管での吸収および骨への沈
着率の向上に寄与し、さらに、アミノ酸としてイオウ含
有アミノ酸が存在することにより、前記人体へのカルシ
ウムの吸収および骨への沈着率が一層向上するというす
るという事実も、従来全く知られていなかった新たな知
見である。
【0024】高温での焼成によって生成された酸化カル
シウムおよび/または水酸化カルシウムに、原料由来の
アミノ酸が分解することなく共存している理由は、必ず
しも明らかではないが、アミノ酸が一部カルシウムと強
固にキレート結合をしており、さらに原料のカルシウム
が天然物であるが故に均一な構造を有しておらず、たと
えば牡蠣殻の例に見られるように、何層にも及ぶ層状構
造からなる原料を用いた場合には、層と層の間に沈着し
たアミノ酸ないしキレート結合したアミノ酸が加熱によ
っても分解することなく、生成物にそのまま共存して残
存する要因ともなっているものと推定される。いずれに
しても、この原料由来のアミノ酸が共存した酸化カルシ
ウムおよび/または水酸化カルシウムは、その生理活性
が著しくすぐれており、人体に対する腸管での吸収性お
よび骨に対する沈着性(体内貯留性)が従来のカルシウ
ム製剤に比較して際立ってすぐれている。
【0025】<活性アミノ酸カルシウムの製造> 本発明にかかる活性アミノ酸カルシウムは、とくに製法
が限定されるものではないが、酸素遮断条件下で、好ま
しくは減圧ないし真空状態で、800℃ないし980
℃、好ましくは850℃ないし910℃の温度で加熱焼
成されることが必要である。加熱条件が、980℃を超
えても反応は進行するが、この場合は単に熱源の無駄に
なるだけで格別のメリットはない。また、加熱条件が8
00℃を下回る場合には、生成物である活性アミノ酸カ
ルシウムが次第に黒色化し、経口剤としての品質が低下
したものとなる。
【0026】また、加熱時間は、温度によっても異なる
が、通常、20分ないし120分、好ましくは30分な
いし60分が好ましい。加熱焼成が終了した後、不活性
ガスなどの冷媒を用いて生成物を強制冷却することによ
って、原料由来のアミノ酸が共存した酸化カルシウムを
効率的に製造することができる。また冷媒として使用す
る不活性ガスとしては、窒素やヘリウムなどの不活性ガ
スが使用されるが、なかでも窒素ガスが好適に使用され
る。すなわち、前記した条件下で通電加熱された原料の
炭酸カルシウムは、酸化カルシウムとなって生成される
が、通電加熱を中止すると同時に不活性ガスを吹き込
み、生成された酸化カルシウムと接触させることによっ
て強制冷却を行い常温近くまで降温せしめて製品とする
ものである。この冷却方法によれば、冷却工程において
空気中の余分な酸素を吸収せず、安定な酸化カルシウム
を得ることができる。
【0027】天然のカルシウム成分含有物質としては、
牡蠣殻、貝殻などの貝殻類、カニ、エビなどの甲殻類、
ひじきなどの藻類、哺乳動物の骨、あるいは卵の殻など
が例示されるが、カルシウムの含有量が多く、かつ、ア
ミノ酸、とくにイオウ含有アミノ酸を多く含み、その構
造が層状をなしていることにより、生成物中への原料由
来のアミノ酸の共存が好ましく達成される点で牡蠣殻が
最も好ましく、ひじきやワカメなどの植物起源の原料も
好ましく使用される。なお、前記天然のカルシウム成分
含有物質としては、石灰石や石灰乳などの鉱物起源の物
質は、最終製品が炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、
水酸化カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カルシ
ウムであり、これらの製剤は人体への吸収性が低く、か
つ、体内有効利用率も低く、本発明が目的とする活性カ
ルシウムの原料としては使用し得ないものである。
【0028】本発明によって得られた活性アミノ酸カル
シウムは、略白色の粉末であり、このまま、自体公知の
方法で打錠して錠剤とするか、または、各種の酸、とく
に醗酵乳酸水溶液に溶解した液体飲料、ヨーグルト状あ
るいはゼリーなどの形態で消費者に提供することができ
る。本発明によって得られた活性アミノ酸カルシウムを
液体飲料とするには、醗酵乳酸、クエン酸、リンゴ酸な
どの各種の酸に、前記活性アミノ酸カルシウムを溶解さ
せればよいが、飲料としての味覚適性、さらに、溶解性
の点で、醗酵乳酸の水溶液を用いた液体飲料が好まし
い。この飲料は、醗酵乳酸、好ましくは光学活性型L
(+)乳酸の10ないし35容量%程度の水溶液100
ccに対して、前記活性アミノ酸カルシウムの粉末0.
5ないし2.4g程度を溶解させてやればよい。
【0029】本発明によって、活性アミノ酸カルシウム
を製造する方法を図面に基づいて説明する。図1、図2
は、本発明の方法の一例を実施するためのバッチ式の減
圧ないし真空処理装置であるが、減圧ないし真空としな
くとも、加熱焼成を酸素遮断条件化で実施してやればよ
い。装置1は、密閉構造になっており、必要により、真
空ポンプ2などにより減圧のための排気がなされるよう
になっており、該排気管にCO2 センサー3を設けてい
る。装置1内には断熱材4の外壁を有し、内部に原材料
を載置するトレー棚5とその両側部にヒーター6を取り
付けた通電加熱炉7を配設してある。8はヒーター6の
温度制御盤、9は通電加熱炉7を冷却するN2 ガスボン
ベでバルブ10を介して通電加熱炉7に連結されてい
る。
【0030】次に、この装置を使用して本発明の活性ア
ミノ酸カルシウムを製造する方法の一例について説明す
る。あらかじめ不純物等を除去した貝殻類、甲殻類、藻
類、骨その他の天然のカルシウム成分含有物質を粉砕
し、5mm径程度の粒状とした粒状原料を、密閉装置1及
び通電加熱炉7の扉を開いてトレー5上に1cm程度の高
さに均一にセットする。次いで通電加熱炉7及び装置1
の扉を閉じた後、必要により、真空ポンプ2を作動し、
減圧状態、例えば2×10-1TORR以下、好ましくは2×
10-2TORRの真空度に到達した時点でヒーター6に通電
加熱を開始する。通電加熱炉7内の温度が600℃前後
となった時、CO2 センサー3の監視を開始する。通電加
熱炉7内の温度が800℃ないし980℃、好ましくは
850ないし910℃で、20ないし120分、好まし
くは30ないし60分加熱を継続する。通電加熱炉7内
の温度が800℃程度に達した時CO2 発生量は最大とな
り、さらに約10分後にはCO2 ガス発生量は殆どなくな
る。
【0031】本発明における反応は、酸素遮断条件化で
あれば、大気圧下で実施することができるが、前述した
ように、減圧ないし真空条件下で実施することも好まし
い方法である。減圧ないし真空処理は、真空度が2×1
−1TORR以下、好ましくは2×10−2TORR
以下で30分ないし60分間行われ、真空状態でもCa
CO→CaO+COの反応が速やかに行われ不純物
の含有率が極めて少ないCaOが生成される。この時点
でヒーター6の通電を停止し、約10分後Nガスボン
ベ9の調圧バルブ10を開いて通電加熱炉7内に窒素ガ
スを供給して生成された酸化カルシウムを強制冷却し、
常温まで降温せしめる。冷却終了後、真空ポンプ2を停
止し、装置内が大気圧になった時点で処理作業完了とな
る。
【0032】以上は、本発明の原料由来のアミノ酸が共
存した酸化カルシウムの製造方法について説明したが、
本発明の他の態様である水酸化カルシウムとする場合
は、前記加熱終了後の酸化カルシウムを強制的に水と接
触させてやればよく、その場合も窒素ガスによる冷却を
行うことが好ましい。
【0033】酸化カルシウムと水との反応は、通常、酸
化カルシウム100gに対して40ないし50ccの水を
強制的に接触させるだけで容易に水酸化カルシウムを生
成し、この水酸化カルシウムにもアミノ酸が共存するこ
とはいうまでもなく、さらに、この水酸化カルシウムも
人体への吸収性および骨に対する沈着性が酸化カルシウ
ムと同様にすぐれている。
【0034】
【実施例】図1に示される装置を使用し、原料として牡
蠣殻を用いて焼成後に原料由来のアミノ酸が共存した酸
化カルシウムを製造した。まず、原料の牡蠣殻を充分に
洗浄し、かつブラシで付着物等をきれいに取除いた。こ
の牡蠣殻を約10ないし15mm程度に粗砕し、密閉容器
(林電工社製)、K型カンタルスーパー電気炉の中へセ
ットしたセラミック製のるつぼ(8×8×4.5 cm) に前
記粗砕した牡蠣殻約50gを入れた。ついで、大気圧条
件下で密閉容器内の通電加熱を開始した。90分後に8
50℃となり、そのままの温度で30分間通電加熱を行
った。
【0035】ついで、通電加熱を停止するとともに、窒
素ガスを30分間送り込んで強制冷却し、生成された酸
化カルシウムを常温迄降温せしめた。かくしてえられた
牡蠣殻を原料とする酸化カルシウム100gを、10%
塩酸水2リットルに溶解し、3規定のカセイソーダ水で
pH 4.0に調整した後、撹拌しながら40gのカラムクロ
マトグラフ用活性炭素(60ないし150メッシュ)に
有効物質を吸着させ、濾過して活性炭素を取り出し、純
水で充分に活性炭素を洗浄した。洗浄した活性炭素は、
0.1 規定塩酸50%メタノール水2リットルで8時間有
効物質の溶出を行い、さらに濾過して活性炭素を除去し
た。0.1 規定塩酸50%メタノール水をエバポレーター
で濃縮乾固し、200mgの有効物質を得た。
【0036】次にセファデックスG−50(ファルマシ
ア、ジャパン社)でゲル濾過を行った。内径25mm高さ
500mmのガラス製カラムに、充分に膨潤させ脱気した
上記セファデックスG−50を450mmまで充填する。
200mgの有効物質を純水5mlに溶解し、セファデ
ックスG−50で純水を展開剤として流速5ml/hで
展開するとフラクションNo45ないし60本に有効物
質が集る。有効物質の検出は紫外部吸収波長260NM
で行った。フラクションNo45ないし60本を集め濃
縮乾固し100mgの粉末を得た。
【0037】本物質の遊離アミノ酸および加水分解アミ
ノ酸の定量結果は、図3、および図4に示したとおりで
ある。 分析項目:試料中の遊離アミノ酸および加水分解アミノ酸の定量 使用機器:島津高速液体クロマトグラフ アミノ酸分析システム 分析結果:リテンションタイムより同定アミノ酸の各量は「nmol/mg」 単位で表した。
【0038】 <分析結果> 1.HPLC分析条件 カラム:Shim-pack ISC-07/S1504 Na (4.0mm I.D. ×150mm L.) トップカラム:Shim-pack ISC-30/S0504 Na (4.0mm I.D. ×50mm L.) 移動相:A;0.20Nクエン酸ナトリウム緩衝液 (pH3.2)(7%エタノール含有) B;0.60Nクエン酸ナトリウム緩衝液(pH10.0) C;0.20N水酸化ナトリウム 多段階グラジエント溶出 流 量:0.3 ml/min カラム温度:55℃ 検 出:OPAポストカラム誘導体化法 反応試薬:a液;0.04% 市販次亜塩素酸ナトリウム水溶液 炭酸−ほう酸緩衝液 b液;オルトフタルアルテヒド溶液 0.08% オルトフタルアルデヒド 1.40% エタノール 0.04% ポリオキシエチレンラウリルエーテル 0.10% N-アセチルシステイン 炭酸−ほう酸緩衝液 反応試薬流量:各0.3 ml/min 検出器:蛍光検出器(Ex=348nm Em=450nm) 感 度:1V Integrator 端子 Sensitivity=LOW チャートスピード:2mm/min 注入量:標準液 10μl 試料溶液 20μl
【0039】2.標準液の調製 アミノ酸混合標準液 II型(和光純薬工業製)にトリプ
トファンを加え、0.2Nクエン酸ナトリウム緩衝液(p
H2.2)で希釈して、各100nmol/ml とした。
【0040】3.試料溶液の調製 (1) 遊離アミノ酸 試料19.6mgを0.2 Nクエン酸ナトリウム緩衝液(pH
2.2) 5mlに溶解後、0.45μmメンブランフィルタ
ーでろ過した。 (2)加水分解アミノ酸 試料14.6mgに20%塩酸1mlを加えて減圧封管後、
恒温槽の中で110℃、22時間の加水分解を行なっ
た。放冷後、ロータリーエバポレーターにより試料を乾
固させ、0.2 Nクエン酸緩衝液(pH2.2) を加えて
溶解し5mlとしたものを0.45μmメンブランフィルタ
ーでろ過した。
【0041】<吸収性および体内貯留性の評価> 前記実施例で得られた活性アミノ酸カルシウムの腸管吸
収性および体内貯留性について、下記の実験を行った。 実験場所:神戸大学第三内科教授 医学博士 藤田拓男
教室 実験者:教授 藤田拓男、吉本祥生、深瀬正晃、塚本達
雄 目的:カルシウム剤及びカルシウムを含む食品を用いる
ときに最も重要なのは、その腸管からの吸収即ち生物学
的利用度であり食品分析表の中で高い値を示しても、人
体に利用されなければ意味がない。そこで実際に被検者
の協力を得て、摂取した食事、便、尿のすべてを一定期
間あつめてそのカルシウム含量を分析し、代謝平衡試験
を行なった。 方法:4人の被検者について、コントロール期間(5日
間)、2日間の休み、本発明品投与期間(5日間)、2
日間の休み、炭酸カルシウム又は乳酸カルシウム(5日
間)の順序で一定の食事及びこれに各々のカルシウムと
して600mg加えたものを摂取させ、代謝平衡試験を
行なった。 結果:表1に示すようにコントロール期間に比べて本発
明品は体内によく貯留し、正のカルシウムバランスをお
こし、炭酸カルシウムはこれよりはるかに貯留が少な
く、乳酸カルシウムは更に悪い。表2に示す如く本発明
品の貯留率は最も高く、ついで、炭酸カルシウムの順序
であった。 結論:今回の予備的検討によると本発明品は炭酸カルシ
ウム、乳酸カルシウムに比べて人体によく吸収利用され
体内に留まる量が多い傾向がある。
【0042】 註) Case 1 69才 女性 Case 2 74才 男性 Case 3 69才 女性 Case 4 86才 男性 いずれも健康な方である。
【0043】
【0044】 1−(排せつ量の増加量/摂取量の増加量)×100
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、天然のカルシウム含有
物質を酸素遮断条件下に焼成することにより、得られる
酸化カルシウムおよび/または水酸化カルシウムに原料
由来のアミノ酸が分解せずに共存している本出願前に未
知の活性カルシウム(活性アミノ酸カルシウム)が提供
され、さらにこの活性カルシウムを含有する液体飲料、
ならびに、該活性アミノ酸カルシウムを製造するための
方法として、酸素遮断条件下、好ましくは減圧ないし真
空条件下に800℃ないし980℃で20分ないし12
0分加熱した後、強制冷却することにより、安定して、
カルシウム含有原料の焼成後にも原料由来のアミノ酸が
共存した活性アミノ酸カルシウムが好適に製造すること
ができる。また、本発明によって提供される活性アミノ
酸カルシウムは、生成した酸化カルシウムおよび/また
は水酸化カルシウムにキレート結合あるいは遊離の原料
由来のアミノ酸が共存することにより、カルシウムの人
体への吸収率および骨への沈着率が著しく優れたものと
なる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の製造方法を実施するためのバッチ式製
造装置の一例を示す正断面図である。図2は、図1の側
断面図である。図3は、実施例によって得られた酸化カ
ルシウムの遊離アミノ酸の定量結果を示すチャート図で
ある。図4は、同じく加水分解アミノ酸の定量結果を示
すチャート図である。
【符合の説明】
1 装置 2 真空ポンプ 3 CO2 センサー 4 断熱材 5 トレー棚 6 ヒーター 7 通電加熱炉 8 温度制御盤 9 液体窒素ガスボンベ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然のカルシウム成分含有物質を酸素遮
    断条件下で焼成した酸化カルシウムおよび/または水酸
    化カルシウムに、原料由来のアミノ酸の1種または2種
    以上が分解せずに共存していることを特徴とする活性ア
    ミノ酸カルシウム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の活性アミノ酸カルシウム
    を、醗酵乳酸水溶液に溶解したことを特徴とする活性ア
    ミノ酸カルシウム飲料。
  3. 【請求項3】 天然のカルシウム成分含有物質を、酸素
    遮断条件下で、800℃ないし980℃に20分ないし
    120分間通電加熱し、ついで強制冷却することを特徴
    とする請求項1記載の活性アミノ酸カルシウムの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記通電加熱が、酸素を遮断した減圧な
    いし真空条件下で行われる請求項3記載の活性アミノ酸
    カルシウムの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記強制冷却が、不活性ガスからなる冷
    媒によって行われる請求項3または4記載の活性アミノ
    酸カルシウムの製造方法。』
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