JP2001189233A - 積層コンデンサ - Google Patents

積層コンデンサ

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JP2001189233A
JP2001189233A JP37302199A JP37302199A JP2001189233A JP 2001189233 A JP2001189233 A JP 2001189233A JP 37302199 A JP37302199 A JP 37302199A JP 37302199 A JP37302199 A JP 37302199A JP 2001189233 A JP2001189233 A JP 2001189233A
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Japan
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multilayer
ceramic capacitor
multilayer ceramic
metal terminal
external electrodes
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JP37302199A
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English (en)
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Takuji Nakagawa
卓二 中川
Giichi Takagi
義一 高木
Yasunobu Yoneda
康信 米田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3421Leaded components
    • H05K3/3426Leaded components characterised by the leads
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/38Multiple capacitors, i.e. structural combinations of fixed capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/29Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
    • H01F27/292Surface mounted devices
    • H01F2027/295Surface mounted devices with flexible terminals
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱衝撃に対する信頼性のよい積層コンデンサ
を提供する。 【解決手段】 積層コンデンサ10は、3個の積層セラ
ミックコンデンサ素子12を含む。積層セラミックコン
デンサ素子12は、両端に外部電極を有する。3個の積
層セラミックコンデンサ素子12の両端の外部電極の全
表面には、はんだ層26aおよび26bが形成される。
これらのはんだ層26aおよび26bによって、3個の
積層セラミックコンデンサ素子12は、積み重ねられた
状態で接合されるとともに外部電極が電気的に接続さ
れ、さらに、下方の積層セラミックコンデンサ素子12
の外部電極に金属端子30aおよび30bが接続され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は積層コンデンサに
関し、特に、複数の積層セラミックコンデンサ素子およ
び金属端子を有し、たとえばDC−DCコンバータなど
の電源回路の平滑用のタンタル電解コンデンサなどの置
き換えに用いられる高容量の積層コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】金属端子付きの積層コンデンサは、耐た
わみ強度の確保や熱応力を緩和して耐熱衝撃性を向上す
るために用いられる。そのような積層コンデンサでは、
一般に、金属端子で積層セラミックコンデンサ素子を基
板から浮かすことが行われる。さらに、実開平1−11
2032号に開示されているように、金属端子を折り曲
げることが行われる。これらの技術を用いると、アルミ
ニウム基板などの熱膨張の大きい基板と積層セラミック
コンデンサ素子との熱膨張の差を緩和することもでき
る。このような積層コンデンサにおいて、複数の積層セ
ラミックコンデンサ素子を有するものを形成する場合に
は、複数の積層セラミックコンデンサ素子の外部電極が
部分的に導電性樹脂やはんだペーストで接続される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
積層セラミックコンデンサ素子の外部電極を導電性樹脂
やはんだペーストで部分的に接続した積層コンデンサで
は、その接続部分に熱応力が集中し、その接続部分や積
層セラミックコンデンサ素子にひびが発生して、静電容
量が低下してしまう場合がある。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、熱
衝撃に対する信頼性のよい積層コンデンサを提供するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる積層コ
ンデンサは、両端に外部電極が形成される複数の積層セ
ラミックコンデンサ素子と、複数の積層セラミックコン
デンサ素子の外部電極の全表面に形成されるはんだ層
と、複数の積層セラミックコンデンサ素子の外部電極に
電気的に接続される金属端子とを含み、複数の積層セラ
ミックコンデンサ素子は、積み重ねられた状態ではんだ
層によって接合され、複数の積層セラミックコンデンサ
素子の外部電極は、はんだ層によって電気的に接続され
る、積層コンデンサである。この発明にかかる積層コン
デンサでは、金属端子は、複数の積層セラミックコンデ
ンサ素子の少なくとも1つにはんだ層によって直接接続
される。この場合、金属端子は、複数の積層セラミック
コンデンサ素子の少なくとも他の1つに直接接合されな
くてもよい。また、この発明にかかる積層コンデンサで
は、金属端子は、中間部と、中間部の一端に中間部に間
隔を隔てて対向するように形成され先端部と、中間部の
他端に形成される末端部とを含み、先端部は、中間部お
よび末端部に対してばね性を有し、積層セラミックコン
デンサ素子の外部電極にはんだ層で接続されてもよい。
この場合、金属端子の内面には、はんだがつきにくい皮
膜が形成されてもよい。さらに、この発明にかかる積層
コンデンサでは、金属端子にリアクタンス成分を調整す
るための切欠部が形成されてもよい。
【0006】この発明にかかる積層コンデンサでは、複
数の積層セラミックコンデンサ素子の外部電極の全表面
にはんだ層が形成されているので、はんだ層によって、
熱応力が分散され、積層セラミックコンデンサ素子の接
続部分や積層セラミックコンデンサ素子にひびが発生し
にくくなる。そのため、この発明にかかる積層コンデン
サでは、熱衝撃に対する信頼性がよくなる。
【0007】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる第1実施
例の積層コンデンサを示す斜視図である。図1に示す積
層コンデンサ10は、3つの積層セラミックコンデンサ
素子12、12、12を含む。
【0009】積層セラミックコンデンサ素子12は、図
2に示すように、積層体14を含む。積層体14は、た
とえばチタン酸バリウム系の誘電体からなる複数の誘電
体層16とたとえばNiなどの電極材料からなる複数の
内部電極18とを含む。複数の誘電体層16と複数の内
部電極18とは、交互に積層される。この場合、1つお
きの内部電極18は、積層体14の一方の端面にまで形
成され、残りの1つおきの内部電極18は、積層体14
の一方の端面に対向する他方の端面にまで形成される。
また、積層体14の一方の端面を含む一端部には、外部
電極として、Cu層20a、Ni層22aおよびSn層
24aがこの順に形成される。この場合、積層体14の
一端部には、Cuペーストを厚さ100μmに塗布し、
150℃で10分乾燥後、800℃で5分保持して焼き
付けることによって、Cu層20aが形成される。ま
た、湿式めっきによって、Ni層22aが厚さ1μm
に、Sn層24aが厚さ5μmに、それぞれ形成され
る。同様に、積層体14の他方の端面を含む他端部に
は、外部電極として、Cu層20b、Ni層22bおよ
びSn層24bがこの順に形成される。
【0010】3個の積層セラミックコンデンサ素子1
2、12、12は、図1に示すように、たとえばFe−
Cr製の2つの金属端子30aおよび30bに、フロー
はんだ付けされる。
【0011】すなわち、一方の金属端子30aは、板状
の中間部32aを含む。中間部32aの上端には、板状
の先端部34aが中間部32aに対向するように形成さ
れる。先端部34aと中間部32aの間には、すき間が
形成されていてもよい。この先端部34aの上下方向に
おける長さは、積層セラミックコンデンサ素子12の高
さより少し長い2.5mmに形成される。また、中間部
32aの下端には、板状の末端部36aが中間部32a
とほほ直角方向にのびて形成される。したがって、先端
部34aは、中間部32aおよび末端部36aに対して
ばね性を有する。さらに、金属端子30aの外面(中間
部32aおよび先端部34aの対向しない面とそれにつ
ながる末端部36aの下面)には、はんだめっきが施さ
れる。また、はんだが付きやすい金属端子材料、たとえ
ば黄銅を用いるときは金属端子30aの内面(中間部3
2aおよび先端部34aとの対向する面とそれにつなが
る末端部36aの上面)には、はんだがつきにくい皮膜
38aが形成される。この皮膜38aは、たとえば酸化
金属、ワックス、樹脂またはシリコンオイルから形成さ
れる。同様に、他方の金属端子30bは、中間部32
b、先端部34bおよび末端部36bを含み、外面には
んだめっきが施され、内面にはんだがつきにくい皮膜3
8bが形成される。
【0012】そして、フローはんだ付けによって、3個
の積層セラミックコンデンサ素子12、12、12の外
部電極(Sn層24aおよび24b)の全表面には、高
温はんだ(Pb:Sn=85、15)からなるはんだ層
26aおよび26bが、それぞれ形成される。これらの
はんだ層26aおよび26bによって、3個の積層セラ
ミックコンデンサ12、12、12は、積み重ねられた
状態で接合されるとともに外部電極が電気的に接続さ
れ、さらに、下方の積層セラミックコンデンサ素子12
の外部電極に金属端子30aおよび30bの先端部34
aおよび34bが接続される。
【0013】図3はこの発明にかかる第2実施例の積層
コンデンサを示す斜視図である。図3に示す積層コンデ
ンサ10では、図1に示す積層コンデンサ10と比べ
て、Fe−Cr製の金属端子30aおよび30bの先端
部34aおよび34bの上下方向における長さが3個分
の積層セラミックコンデンサ素子12の高さにほぼ等し
い7.0mmに形成される。また、その分だけ、金属端
子30aおよび30bの中間部32aおよび32bの上
下方向における長さも長く形成される。また、はんだ層
26aおよび26bによって、3個の積層セラミックコ
ンデンサ素子12、12、12の外部電極に金属端子3
0aおよび30bの先端部34aおよび34bが接続さ
れる。
【0014】図4は第1比較例の積層コンデンサを示す
斜視図であり、図5はその要部を示す分解斜視図であ
る。図4に示す積層コンデンサ11は、図1に示す積層
コンデンサ10と比べて、3個の積層セラミックコンデ
ンサ素子12、12、12の外部電極の対向する部分の
みにはんだペースト25aおよび25b(図5参照)が
塗布され、その後にFe−Cr製の金属端子30aおよ
び30bが積層セラミックコンデンサ12に接続され
る。そのため、はんだ層26aおよび26bは、3個の
積層セラミックコンデンサ12、12、12の外部電極
の対向する部分と、外部電極および金属端子の対向する
部分とだけに形成される。
【0015】図6は第2比較例の積層コンデンサを示す
斜視図である。図6に示す積層コンデンサ11は、図3
に示す積層コンデンサ10と比べて、3個の積層セラミ
ックコンデンサ素子12、12、12の外部電極の対向
する部分のみにはんだペーストが塗布され、その後にF
e−Cr製の金属端子30aおよび30bが積層セラミ
ックコンデンサ12に接続される。そのため、はんだ層
26aおよび26bは、3個の積層セラミックコンデン
サ12、12、12の外部電極の対向する部分と、一番
下の積層セラミックコンデンサ素子12の外部電極およ
び金属端子の対向する部分とだけに形成される。
【0016】そして、実施例1、実施例2、比較例1お
よび比較例2の積層コンデンサをアルミニウム基板に実
装したときの熱衝撃サイクル特性を調べ、その結果を表
1に示した。なお、この場合、熱衝撃サイクル特性は、
−55℃〜125℃の熱変化を1サイクルの熱衝撃とし
て、250サイクルの熱衝撃を印加したときと、500
サイクルの熱衝撃を印加したときとにおいて、静電容量
の変化(減少)が10%以上の不良発生率(不良発生数
/全体数)を調べた。
【0017】
【表1】
【0018】表1の結果より、積層セラミックコンデン
サ素子の外部電極の全表面にはんだ層を形成した実施例
1および実施例2では、熱衝撃による不良発生数が0で
あるに対して、積層セラミックコンデンサ素子の外部電
極の表面にはんだ層を部分的に形成した比較例1および
比較例2では、熱衝撃により不良が発生していることが
わかる。これは、積層セラミックコンデンサ素子の外部
電極を部分的にはんだ層で接続した場合、熱衝撃サイク
ル試験を行うと、その接続部分に熱応力が集中し、その
接続部分や積層セラミックコンデンサ素子にひびが発生
して静電容量が落ちてしまうからである。それに対し
て、積層セラミックコンデンサ素子の外部電極の全表面
にはんだ層を形成した場合、はんだ層によって、熱応力
が分散され、積層セラミックコンデンサ素子の接続部分
や積層セラミックコンデンサ素子にひびが発生しにくく
なり、熱衝撃に対する信頼性がよくなるからである。
【0019】また、上述の実施例1および実施例2のよ
うに、複数の積層セラミックコンデンサ素子の外部電極
の全表面にはんだ層を形成した場合、複数の積層セラミ
ックコンデンサ素子の接合強度が向上するので、接合さ
れる複数の積層セラミックコンデンサ素子の全部の外部
電極に対応して金属端子を形成する必要がない。
【0020】さらに、上述の実施例1および実施例2の
ように、金属端子の先端部が中間部および末端部に対し
てばね性を有するので、積層セラミックコンデンサ素子
と積層コンデンサを取り付ける基板との熱膨張の差を緩
和することができる。また、金属端子の内面にはんだが
つきにくい皮膜が形成されているので、金属端子の内面
にはんだがついて金属端子のばね性が損なわれるという
こともない。
【0021】図7はこの発明にかかる第3実施例の積層
コンデンサを示す斜視図である。図7に示す積層コンデ
ンサ10は、図1に示す積層コンデンサ10と同じ構造
である。
【0022】図8はこの発明にかかる第4実施例の積層
コンデンサを示す斜視図である。図8に示す積層コンデ
ンサ10では、図7に示す積層コンデンサ10と比べ
て、Fe−Cr製の金属端子30aおよび30bの先端
部34aおよび34bの上下方向における長さが2個分
の積層セラミックコンデンサ素子12の高さにほぼ等し
い5.1mmに形成される。また、その分だけ、金属端
子30aおよび30bの中間部32aおよび32bの上
下方向における長さも長く形成される。
【0023】図9はこの発明にかかる第5実施例の積層
コンデンサを示す斜視図である。図9に示す積層コンデ
ンサ10は、図3に示す積層コンデンサ10と同じ構造
である。
【0024】図10はこの発明にかかる第6実施例の積
層コンデンサを示す斜視図である。図10に示す積層コ
ンデンサ10では、図9に示す積層コンデンサ10と比
べて、Fe−Cr製の金属端子30aおよび30bの先
端部34aおよび34bの上下方向における長さが3個
分の積層セラミックコンデンサ素子12の高さより長い
10.1mmに形成される。また、その分だけ、金属端
子30aおよび30bの中間部32aおよび32bの上
下方向における長さも長く形成される。
【0025】図11は第3比較例の積層コンデンサを示
す斜視図である。図11に示す積層コンデンサ11は、
図7〜図10に示す積層コンデンサ10と比べて、金属
端子30aおよび30bが形成されていない。
【0026】そして、実施例3、実施例4、実施例5、
実施例6および比較例3の積層コンデンサのESRおよ
びESLを測定し、それらの積層コンデンサをガラスエ
ポキシ基板に実装したときのたわみを測定し、それらの
積層コンデンサをアルミニウム基板に実装したときの熱
衝撃サイクル特性を調べ、その結果を表2に示した。な
お、ESRは100kHzおよび400kHzにおける
それぞれのESRを測定し、ESLは10MHzにおけ
るESLを測定した。また、熱衝撃サイクル特性は、−
55℃〜125℃の熱変化を1サイクルの熱衝撃とし
て、250サイクルの熱衝撃を印加したときにおける静
電容量の変化(減少)が10%以上の不良発生率(不良
発生数/試験全体数)を調べた。
【0027】
【表2】
【0028】本例では、表2の結果より、Fe−Cr製
の金属端子を用いた場合、金属端子の先端部の上下方向
における長さを5.1mmにすることにより、ESRお
よびESLの増加を最小限にして、たわみおよび熱衝撃
サイクル特性をも向上させることができることがわか
る。
【0029】また、上述の実施例3、実施例4、実施例
5、実施例6および比較例3の積層コンデンサにおいて
金属端子を黄銅で形成した積層コンデンサについて、E
SRおよびESLを測定し、ガラスエポキシ基板に実装
したときのたわみを測定し、アルミニウム基板に実装し
たときの熱衝撃サイクル特性を調べ、その結果を表3に
示した。
【0030】
【表3】
【0031】表3の結果より、金属端子を黄銅で形成し
た場合、熱衝撃サイクル特性が少し劣化してしまうが、
ESRをさらに下げることができることがわかる。
【0032】上述のような積層コンデンサでは、金属端
子の長さが長くなるとESRやESLが大きくなり問題
になる場合がある。そのため、金属端子の長さは、でき
る限り短いほうがよい。一方、DC−DCコンバータの
フィードバック制御回路のためには、調整する周波数帯
域でESRが一定であり、数mΩから10mΩ程度であ
ることが最適である。そこで、この発明にかかる積層コ
ンデンサやその製造方法を用いると、金属端子の長さを
小さくすることが可能であり、これらの条件を満たすよ
うに金属端子の長さを調整して制御することができる。
すなわち、この発明によれば、金属端子の大きさを熱衝
撃サイクルやたわみ強度で求められる最低限の金属端子
の長さにすることが可能となり、低ESR化、低ESL
化が可能となる。また、この発明によれば、金属端子の
抵抗値、長さを調整することにより必要とするESRの
積層コンデンサを作ることが可能となる。
【0033】図12はこの発明にかかる第7実施例の積
層コンデンサを示す斜視図である。図12に示す積層コ
ンデンサ10では、図1に示す積層コンデンサ10と比
べて、特に、金属端子30aおよび30bの中間部32
aおよび32bの幅方向に中央に切欠部40aおよび4
0bが形成される。このように金属端子30aおよび3
0bに切欠部40aおよび40bを形成すると、金属端
子30aおよび30bのリアクタンス成分を調整するこ
とができる。さらに、図12に示すように、金属端子3
0aにおいて、切欠部40aで分割した末端部36aの
一方部分および他方部分をパターン電極P1およびP2
にそれぞれ接続し、金属端子30bにおいて、切欠部4
0bで分割した末端部36bの一方部分および他方部分
をパターン電極P3およびP4にそれぞれ接続して、図
示した矢印に示すように、金属端子30b(30a)の
切欠部40b(40a)で分割した中間部32b(32
a)の一方部分および他方部分に逆向きの電流が流れ、
磁束が相殺されるようにすることによって、低ESL化
が可能となる。なお、これらの切欠部40aおよび40
bは、金属端子30aおよび30bの中間部32aおよ
び32bの幅方向における中央に限らず、金属端子30
aおよび30bの他の部分に形成されても、複数個形成
されてもよい。
【0034】なお、上述の各実施例では3個の積層セラ
ミックコンデンサ素子が用いられているが、この発明で
は2個または4個以上の積層セラミックコンデンサ素子
が用いられてもよい。
【0035】また、上述の各実施例では積層セラミック
コンデンサ素子の外部電極がCu層、Ni層およびSn
層の3層構造に形成されているが、外部電極ははんだが
つくなら他の構造に形成されてもよい。
【0036】さらに、この発明では、複数の積層セラミ
ックコンデンサ素子間の強度を向上するために、それら
の間の中央部に接合用の樹脂が入れられてもよい。
【0037】また、金属端子の材質は、Fe−Cr,黄
銅に限らず、Ag,Ni,Cu,Fe,Crあるいはこ
れらの合金などで構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】この発明によれば、熱衝撃に対する信頼
性のよい積層コンデンサが得られる。また、この発明に
よれば、金属端子によるESRやESLの増加を防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる第1実施例の積層コンデンサ
を示す斜視図である。
【図2】積層セラミックコンデンサ素子の一例を示す図
解図である。
【図3】この発明にかかる第2実施例の積層コンデンサ
を示す斜視図である。
【図4】第1比較例の積層コンデンサを示す斜視図であ
る。
【図5】図4に示す積層コンデンサの要部を示す分解斜
視図である。
【図6】第2比較例の積層コンデンサを示す斜視図であ
る。
【図7】この発明にかかる第3実施例の積層コンデンサ
を示す斜視図である。
【図8】この発明にかかる第4実施例の積層コンデンサ
を示す斜視図である。
【図9】この発明にかかる第5実施例の積層コンデンサ
を示す斜視図である。
【図10】この発明にかかる第6実施例の積層コンデン
サを示す斜視図である。
【図11】第3比較例の積層コンデンサを示す斜視図で
ある。
【図12】この発明にかかる第7実施例の積層コンデン
サを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 積層コンデンサ 12 積層セラミックコンデンサ素子 14 積層体 16 誘電体層 18 内部電極 20a、20b Cu層 22a、22b Ni層 24a、24b Sn層 26a、26b はんだ層 28a、28b 切欠部 30a、30b 金属端子 32a、32b 中間部 34a、34b 先端部 36a、36b 末端部 38a、38b 皮膜 40a、40b 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米田 康信 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 Fターム(参考) 5E001 AB03 AC09 AE02 AE03 AF01 AF02 AF06 AH05 AH07 AJ03 5E082 AA02 AB03 BB10 BC33 CC05 EE23 FG06 FG26 FG27 GG08 GG11 GG21 GG26 JJ12 JJ21 JJ23 JJ27 LL02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に外部電極が形成される複数の積層
    セラミックコンデンサ素子、 前記複数の積層セラミックコンデンサ素子の前記外部電
    極の全表面に形成されるはんだ層、および前記複数の積
    層セラミックコンデンサ素子の前記外部電極に電気的に
    接続される金属端子を含み、 前記複数の積層セラミックコンデンサ素子は、積み重ね
    られた状態で前記はんだ層によって接合され、 前記複数の積層セラミックコンデンサ素子の前記外部電
    極は、前記はんだ層によって電気的に接続される、積層
    コンデンサ。
  2. 【請求項2】 前記金属端子は、前記複数の積層セラミ
    ックコンデンサ素子の少なくとも1つに前記はんだ層に
    よって直接接続される、請求項1に記載の積層コンデン
    サ。
  3. 【請求項3】 前記金属端子は、前記複数の積層セラミ
    ックコンデンサ素子の少なくとも他の1つに直接接合さ
    れない、請求項2に記載の積層コンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記金属端子は、 中間部、 前記中間部の一端に前記中間部に間隔を隔てて対向する
    ように形成され先端部、および前記中間部の他端に形成
    される末端部を含み、 前記先端部は、前記中間部および前記末端部に対してば
    ね性を有し、前記積層セラミックコンデンサ素子の前記
    外部電極に前記はんだ層で接続される、請求項1ないし
    請求項3のいずれかに記載の積層コンデンサ。
  5. 【請求項5】 前記金属端子の内面には、はんだがつき
    にくい皮膜が形成される、請求項4に記載の積層コンデ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 前記金属端子にリアクタンス成分を調整
    するための切欠部が形成される、請求項1ないし請求項
    5のいずれかに記載の積層コンデンサ。
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