JP4736225B2 - コンデンサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モデム,電源回路,液晶用電源,DC−DCコンバータなどの電子機器等に好適に用いられる電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15(a),(b)は従来の電子部品を示す側断面図である。
【0003】
図15(a),(b)において、1は基体であり、電子部品がコンデンサである場合には誘電体材料で構成される。また、2,3は基体1の両端に形成された電極、4,5は電極2,3に接続されたリード端子、6は基体1、電極2,3、リード端子4,5をモールドする外装材である。
【0004】
そして、図15(a)に示す電子部品は、リード端子4,5が基体1の端面にて電極2,3と接続され、更に、図15(b)に示す電子部品では、リード端子4,5は基体1の下方側面にて電極2,3と接続された構成である。
【0005】
以上の様に構成された電子部品は、リード端子4,5を外装材6に沿って折り曲げ外装材6の同一面まで延設する事によって、面実装部品として使用され、基体1が外装材6によって保護されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構成の電子部品は基体1を外装材6によって保護しているものの、長期間に及ぶ高温高湿下での耐久性に限界があった。即ち、高い耐湿性を得ることができないと言う問題があった。
【0007】
本発明者らはこれら従来の構成の電子部品に対して種々の耐湿性試験を実施し、特性不良を発生した電子部品を分析したところ、外装材6に保護されているはずの基体1に水分が到達して基体1が劣化している事が判明した。これは、耐湿性試験における雰囲気中の水分がリード端子4,5と外装材6の間から浸入し、外装材6に埋設されたリード端子4,5を伝わって基体1に到達していると言うものであった。
【0008】
この対策として、リード端子4,5と外装材6との密着性を向上させてモールドする事が考えられる。しかし、通常、外装材6は熱硬化型樹脂が使用され、リード端子4,5には金属が用いられており、樹脂の組成や粘度調整、或いは、金属表面の粗面化等による密着性向上を図ったとしても、樹脂と金属間の密着性の向上には限界がある。まして、リード端子4,5の金属と外装材6の樹脂との密着性を如何に向上させたとしても、水蒸気として侵入する水分を完全に遮断することは困難であった。
【0009】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、耐湿性の高い電子部品を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基体の両端部に一対の端子部を備えたコンデンサと、一対の端子部に接続される一対のリード端子と、リード端子の少なくとも一部とコンデンサとを埋設する外装材と、を備え、一対のリード端子にはそれぞれ、コンデンサの側面と対向する側面対向部と、側面対向部に接続されコンデンサの両端面と対向する端面対向部と、端面対向部に接続され外装部の外方に延設された延設部と、延設部に接続され外部端子となる実装部とを備え、コンデンサの一対の端子部と前記一対のリード端子との電気的接合部が、コンデンサの一対の端子部側面と一対のリード端子の側面対向部間であり、前記コンデンサの両端面と前記外装材の外側表面との間の間隔は、延設部が前記外装部の外方へ突出する点において最も大きくなり、前記一対のリード端子間の最小間隔をL、前記実装部と前記外装材との間の最大間隔をM、前記コンデンサの両端面と前記外装材の外側表面との間の最小間隔をNとすると、Lは3.0mm以上、Mは0.05mm以上、は0.1mm以上である構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、基体の両端部に一対の端子部を備えたコンデンサと、一対の端子部に接続される一対のリード端子と、リード端子の少なくとも一部とコンデンサとを埋設する外装材と、を備え、一対のリード端子にはそれぞれ、コンデンサの側面と対向する側面対向部と、側面対向部に接続されコンデンサの両端面と対向する端面対向部と、端面対向部に接続され外装部の外方に延設された延設部と、延設部に接続され外部端子となる実装部とを備え、コンデンサの一対の端子部と一対のリード端子との電気的接合部が、コンデンサの一対の端子部側面と一対のリード端子の側面対向部間であり、前記コンデンサの両端面と前記外装材の外側表面との間の間隔は、前記延設部が前記外装部の外方へ突出する点において最も大きくなり、前記一対のリード端子間の最小間隔をL、前記実装部と前記外装材との間の最大間隔をM、前記コンデンサの両端面と前記外装材の外側表面との間の最小間隔をNとすると、Lは3.0mm以上、Mは0.05mm以上、は0.1mm以上であることを特徴とするコンデンサであり、水分浸入口である、外装材からリード端子が引き出される部分から、リード端子とコンデンサ端子部との電気的接合部までの距離を大幅に伸ばすことが可能となり、耐湿性を向上させることができる。
【0022】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳しく説明する。
【0023】
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1における電子部品の外形について説明する。
【0024】
図1は本発明の実施の形態1における電子部品を示す斜視図であり、図2は本発明の実施の形態1における電子部品に用いられる積層型コンデンサの斜視図である。
【0025】
図1,2において、10は積層型コンデンサで、積層型コンデンサ10には両端部に端子部11,12がそれぞれ設けられている。13,14は端子部11,12にそれぞれ接合されたリード端子、15は積層型コンデンサ10とリード端子13,14の一部を覆うように設けられた略直方体状の外装材である。そして、図1に示される電子部品は、図2で示す積層型コンデンサ10の端子部11,12にリード端子13,14を接合し、これを外装材15で覆うことにより構成されている。
【0026】
このように構成された電子部品は、図1に示すように長さをM1,高さをM2,幅をM3とした場合、
4.5mm≦M1≦7.5mm
1.0mm≦M2≦3.5mm
2.0mm≦M3≦7.0mm
の外形サイズを有している。
【0027】
M1,M2,M3が下限値より小さいと、十分な容量範囲を形成できる大きさの積層型コンデンサ10を埋設することができず、上限値より大きいと、電子部品自体が大きくなってしまい、ひいては、小型の回路基板等を形成することができない。
【0028】
このように、積層型コンデンサ10を用いて外装材15でモールドする事によって、小型でありながら容量範囲を非常に広くするができる。
【0029】
次に、各部の詳細について説明する。
【0030】
まず、図2,図3を用いて積層型コンデンサ10について説明する。
【0031】
図3は本発明の実施の形態1における電子部品に用いられる積層型コンデンサの側断面図である。
【0032】
図3において、16は誘電体で構成された基体で、基体16は例えば、酸化チタンやチタン酸バリウム等の誘電体材料が好適に用いられる。17,18は基体16中に埋設された内部電極で、内部電極17,18の構成材料としては、Ag,Ni,Pd,Cuの少なくとも一つを含む金属材料があげられる。特にNi単体あるいはNi合金を用いることで特にコスト面で有利である。
【0033】
また、内部電極17,18の膜厚は1〜5μmで構成される。また、内部電極17と隣接する内部電極18との間隔は15μm以上とする事が好ましい。
【0034】
内部電極17は端子部12と電気的に接合されており、内部電極18は端子部11と電気的に接合され、内部電極17,18間で主な容量を構成する。
【0035】
具体的な製造方法の一例としては、一方の面に電極を塗布した誘電体シートを複数用意し、それら誘電体シートを電極が直接接触しないように積層し、その積層体のの両端に端子部11,12を形成することで作製される。
【0036】
また、図2に示す様に積層コンデンサ10の長さをL1,高さをL2,幅をL3,端子部間の距離をL4,側面上の前記端子部の幅をL5とした場合に、
3.0mm≦L1≦5.5mm
0.5mm≦L2≦2.5mm
1.5mm≦L3≦3.5mm
L4≧2.0mm
L5≧0.5mm
となるように構成した。
【0037】
L1〜L3を上記下限値より小さくすると、内部電極17,18の形成面積が小さくなったり、内部電極17,18間の間隔が必然的狭くなり、内部電極17,18の枚数が減らさなければならないので、思うように大きな容量を得ることができず、幅広い容量を有する小型の電子部品を得ることは困難である。
【0038】
また、L4が2.0mmより小さいと端子部11,12間の距離が狭くなってしまい、耐圧や信頼性が悪くなる。このことを実証するために、温度40度で、相対湿度95%以上で、定格電圧を連続印加するいわゆる湿中負荷テストを行い、その結果を(表1)に示す。
【0039】
【表1】
Figure 0004736225
【0040】
この(表1)からわかるように、L4が1.5mmでは、1000Hr(1000時間)において、絶縁不良が起こっていることがわかる。また、L4が2.0mm以上であれば、2000Hr(2000時間)を越えても絶縁不良は発生しない。
【0041】
L5が0.5mより小さいと端子部11,12と基体16との接合強度が弱くなる。
【0042】
また、積層型コンデンサ10が有する容量Cは、
4pF≦C≦4700pF
とする事が好ましく、Cが4pFより小さいとノイズ除去などの効果を得ることができず、4700pFより大きいと、高周波ノイズを除去する事が困難である。なお、この容量Cは、内部電極17,18の対向面積,内部電極17,18の枚数,内部電極17,18自体の形成面積等を変化させることで容易に調整可能である。
【0043】
更に、積層型コンデンサ10の直流破壊電圧BDVは、
BDV≧4.8KV
とする事が好ましい。BDVが4.5KV以下(4500V以下)では、定格電圧2000V以上の保障する電子部品を得ることは困難である。
【0044】
また、図2に示す角部Aには、半径0.02mmの面取りが施されており、この面取りを施すことによって、外装材15の角部A近傍にクラックが発生することはほとんどなくなる。これを(表2)に示す。
【0045】
【表2】
Figure 0004736225
【0046】
(表2)に示すように、通常のリフローのみを加えた場合には、角部Aが尖っていてもクラックの発生は生じないが、湿中でリフローを行うと、面取りをしていない積層型コンデンサ10を埋設した電子部品は、5%(100個の電子部品中5個)のクラック発生が認められた。このクラックは、積層型コンデンサ10の角部Aから外装材15に発生する。
【0047】
また、積層型コンデンサ10に設けられた端子部11,12について説明する。
【0048】
端子部11,12は単層或いは複数層を積層して構成されたり、あるいは、金属キャップを導電性接合材にて接合して構成される。
【0049】
端子部11,12の最外部(最表部)は融点が200度以上の導電性材料で構成することが好ましく、この構成によって、電子部品にリフローなどで高温がかけられたとしても、端子部11,12に熱的なダメージが加わることはなく、安定したリフロー特性を得ることができる。
【0050】
なお、端子部11,12を金属膜で形成する場合には、Ag,Ni,Cuの少なくとも一つを含む材料で構成することによって、コストや特性の面で非常に効果がある。端子部11,12を単層で構成する場合には、Ag,Ni,Cuの少なくとも一つを含む材料で構成され、具体的にはNi−Ag合金や或いはAg,Ni,Cuの少なくとも一つの材料と他の元素を含む合金等で構成され、複数層で構成する場合には、それら材質の異なる層を積層して構成される。
【0051】
次に、リード端子13,14について説明する。
【0052】
リード端子13,14の主たる構成材料としては、Fe,Cu,Niの少なくとも一つから選ばれるものが好適に選択され、それら材料を用いることによって電気的特性や加工性の面で有利である。
【0053】
ここで、図4は本発明の実施の形態1における電子部品を示す側断面図である。なお、15aは引出部、19は接合部を示す。
【0054】
図4に示すように、リード端子13,14の構造としては、積層型コンデンサ10の側面10aに対向する側面対向部13a,14aと、側面対向部13a,14aに接続され積層型コンデンサ10の端面10bに対向する端面対向部13b,14bと、端面対向部13b,14bに接続され外装材15の外方まで延設する延設部13c,14cと、延設部13c,14cそれぞれに接続されしかも外装材15の外形に沿って同一方向に曲げられた実装部13d,14dが設けられている。
【0055】
そして、積層型コンデンサ10の端子部11,12は、その側面10aで、リード端子13,14の側面対向部13a,14aと接合部19で電気的に接合されている。更に、端子部11,12は端面10bにおいて、リード端子13,14の端面対向部13b,14bと接合されることなく、端子部11,12と端面対向部13b,14bとの間には外装材15が充填されている。
【0056】
このように構成することで、水分浸入口となる、リード端子13,14が外装材15から引き出される部分の引出部15aから、積層型コンデンサ10の端子部11,12とリード端子13,14との接合部19までの距離を大幅に伸ばすことが可能となり、耐湿性を向上させることができる。
【0057】
また、図4に示すように、側面対向部13a,14aの先端部は端子部11,12と非接触とすることで、積層型コンデンサ10を支持することができる。
【0058】
更に、側面対向部13a,14aを同一の側面10a上に設けることによって、製造途中において、積層型コンデンサ10をリード端子13,14間に配置した際に、端子部11,12との良好な接続を可能とし、しかも側面対向部13a,14aにて積層型コンデンサ10を確実に保持できるので、積層型コンデンサ10の脱落を防止でき、製造上非常に有利である。しかも確実に外装材15中で積層型コンデンサ10を保持することできるので、外装材15を設ける際に積層型コンデンサ10が傾斜して設けられることはなく、安定した特性を得ることができる。
【0059】
なお、実装部13d,14dには、図4に示すように、外装材15の実装面となる底面に設けられた対向部13e,14eを設けても良い。この対向部13e,14eを設けることによって、面実装の際に確実に回路基板上に設けられたランド等との接合を行うことができる。対向部13e,14eを設けない場合には実装部13d,14dの少なくとも一部に半田などの接合材が塗布され、ランドなどと電気的機械的に接続される。なお、本実施の形態では、対向部13e,14eをお互いに向かい合う方向に折り曲げたが、互いに異なる方向に折り曲げることによって、いわゆるガルウイング型としても良い。
【0060】
また、外装材15の外部において、リード端子13,14間の最小間隔M4は、3.0mm以上とすることが好ましく、特に中央圧用の電子部品の場合、耐電圧を向上させるために有用であると共に、長期間の使用による他の部材の特性劣化による耐電圧の低下を抑えることができる。なお、電子部品の小型化を行う場合には、M4は6.0mm以下とすることが好ましい。
【0061】
ここで、図5は本発明の実施の形態1におけるリード端子を示す斜視図である。
【0062】
図5に示すようなリード端子13,14であれば、非常にシンプルな構造であるので、リード端子13,14の製造が簡単で、コスト面で非常に有利になる。
【0063】
更に、図6は本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図であり、図6に示すように、リード端子13,14の端面対向部13b,14bを挟むように側面対向部13a,14aの他に側面対向部13f,14fを端面対向部13b,14bに設けることで、積層型コンデンサ10の側面10cと図示していない側面10cの反対側の側面も側面対向部13f,14fが当接することになるので、更に積層型コンデンサ10をリード端子13,14間で確実に保持することができる。
【0064】
また、図7は本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図であり、図7に示すように側面対向部13f,14fを側面対向部13a,14aに設けて、側面対向部13a,14aを挟むように構成しても良い。
【0065】
また、図8は本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図であり、図8に示すように端面対向部13b,14bに空隙13g,14gを設けることで、端面対向部13b,14bと端子部11,12の間に、確実に外装材15を充填することができると共に、リード端子13,14を伝わって浸入する水分の通路を少なくすることができる。
【0066】
また、図9は本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図であり、図9に示すように端面対向部13b,14b、側面対向部13a,14a、延設部13c,14cに、空隙13g,14gを設けることで、確実に端面対向部13b,14bと端子部11,12の間に外装材15を充填することができると共に、リード端子13,14を伝わって浸入する水分の通路を少なくすることができる。
【0067】
また、図4に示したように、実装部13d,14dを外装材15の互いに対向する面からそれぞれ露出させるよう引き出して構成することによって、外装材15の外方におけるリード端子13,14の間隔を広げることができるので好ましい。
【0068】
更に、実装部13d,14dと外装材15の最大間隔M5は0.05mm以上取ることが好ましい。例えば電子部品が実装された回路基板がたわんで、電子部品と回路基板との接合部に応力が加わっても、この応力を少なくとも実装部13d,14d自体がたわみ、回路基板と実装部13d,14d或いは対向部13e,14eとの接合に加わる応力を軽減させることができ、電子部品と回路基板との接合部にクラックなどが入るのを防止することができる。この時、十分に実装部13d,14dがたわむことができるようにするには上述の最大隙間M5を0.05mm以上とすることが最も好ましい。
【0069】
側面対向部13a,14aかもしくは端面対向部13b,14bの少なくとも一方と端子部11,12は、融点が230℃の接合材、例えば高温クリーム半田等を用いることによって、リフローなどで電子部品に熱が加わったとしても、側面対向部13a,14aかもしくは端面対向部13b,14bの少なくとも一方と端子部11,12間の電気的接続に不具合が生じることが無く、特性劣化などを防止することができる。
【0070】
主としてリード端子13,14間で構成される浮遊容量Cpは、0.1pF〜5.0pFとすることが好ましい。Cpが5.0pFより大きいと、電子部品を構成した際に、容量ばらつきが非常に大きくなり、不具合である。また、Cpが0.1pFよりも小さいと、製造上不具合が生じる。すなわち、例えば、電子部品として欲しい容量をC1、積層型コンデンサ10の容量をC2とした場合には、理想的にはC1=C2+Cpとなることが好ましいが、C2及びCpには多少のばらつきが生じるために、実際にはC1よりも多少ばらついた特性になる。従って、C2+CpがC1よりも多少大きくなった場合には、リード端子13,14の外装材15外での引き回し長さを短くして、対向面積を小さくしたり、あるいは、リード端子13,14をトリミングして多少の調整を行うことで容量を低減させ調整が容易であるが、C2+CpがC1よりも小さくなった場合には、簡単な構成では容量を増加することは困難である。Cpを0.1pF以上有する様に構成することで、多少C2が所定の容量よりも小さくなった場合でも、Cpでそれを補うことができるので、C1が所定の容量より小さくなって調整が困難な電子部品が製造上作製されることを抑えることができ、生産性を向上させることができる。
【0071】
リード端子13,14は互いに略同一形状とすることで、部品点数の削減を行うことができ、生産性が向上すると共に、リード端子13,14を外装材15においてほぼ同一高さから導出させることができるので、対称性の良い電子部品を提供できる。
【0072】
次に、外装材15について説明する。
【0073】
外装材15としては、オプトクレゾールノボラック系,ビフェニール系,ペンタジエン系等のエポキシ樹脂が好適に用いられる。この外装材15は、積層型コンデンサ10とリード端子13,14の一部(側面対向部13a,14a、端面対向部13b,14b、延設部13b,14b)を埋設している。
【0074】
また、外装材15の表面と積層型コンデンサ10の表面の間隔の最小値(外装材15の最も肉厚が薄い部分の厚さ。例えば、図4のM6は0.1mm以上とすることで、外皮耐圧を向上させることができる。
【0075】
また、外装材15のリード端子13,14が引きされる部分の引出部15aは他の部分よりも突出しており、この様な構成によって、実装部13d,14dの根本部の補強を行うことができるので、リード端子13,14の折れ等を防止でき、しかも最も水分が入りやすいリード端子13,14の引出部15aにおいて外装材15を厚くすることができ、引出部15aから積層型コンデンサ10の端子部11,12とリード端子13,14との接合部19までの距離を伸ばすことができるので、更に耐湿性を向上させることができる。
【0076】
次に、上記の様に構成された電子部品について、その製造方法の一例について説明する。
【0077】
まず、積層型コンデンサ10の側面10aにおける端子部11,12に、リード端子13,14の側面対向部13a,14aをそれぞれ接続する。次に、モールド成形機等を用いて外装材15によって、積層型コンデンサ10の全てと、リード端子13,14の一部を覆う。次に、外装材15より突出したリード端子13,14を外装材15の外形に沿って、図1,4に示すように折り曲げて製品が完成する。
【0078】
また、以上のように構成された本発明の実施の形態1における電子部品に対して、耐湿性負荷寿命試験を行った。
【0079】
この耐湿性負荷寿命試験の結果を(表3)に示す。
【0080】
【表3】
Figure 0004736225
【0081】
なお、(表3)において、(比較例)は図15(a)に示す従来の電子部品である。また、(実施例1)は図4に示す本実施の形態1における電子部品で、リード端子13,14は図5に示す形状であり、(実施例2)は図4に示す本実施の形態1における電子部品で、リード端子13,14は図8に示す形状である。
そして、試験条件としては、60℃、95%RH、250Vrms連続印加を行って、絶縁抵抗値の劣化しないものの残存率を記載している。
【0082】
(表3)の結果から明らかなように、本発明の実施の形態1における電子部品は耐湿性に優れるものであった。
【0083】
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2における電子部品について説明する。ここで、図10は本発明の実施の形態2における電子部品を示す側断面図であり、図11は本発明の実施の形態2における電子部品を示す斜視図である。
【0084】
本発明の実施の形態2における電子部品が、図4で示した実施の形態1における電子部品と異なる部分は、リード端子13,14の構造であり、他の部分は略同じであるので説明は省略する。
【0085】
図10,図11に示すようにリード端子13の端面対向部13bはリード端子14bの端面対向部14bとは反対方向に折り曲げられており、側面対向部14aは積層型コンデンサ10の側面10aに対向しており、側面対向部13aは積層型コンデンサ10の側面10aとは反対側の側面10dに対向している。その他の構造は、図4に示す電子部品と略同じである。なお、リード端子13,14は、図5〜図9に示した形状の中から本実施の形態2の場合に対応させて適宜用いてよいのは言うまでもない。
【0086】
この様な構成によって、相対向する側面10a,10dからリード端子13,14で積層型コンデンサ10を挟み込む構成とすることで、積層型コンデンサ10を確実にリード端子13,14間で保持できるので、積層型コンデンサ10の姿勢を安定化させることができ、特性のばらつきを抑えることができる。
【0087】
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3における電子部品について説明する。ここで、図12は本発明の実施の形態3における電子部品を示す側断面図であり、図13は本発明の実施の形態3における電子部品を示す斜視図である。
【0088】
本発明の実施の形態3における電子部品が、図4で示した実施の形態1における電子部品、或いは、図10,11で示した実施の形態2における電子部品と異なる部分はリード端子13,14の構造であり、他の部分は略同じであるので説明は省略する。
【0089】
図12,図13に示すようにリード端子13,14それぞれ単体で積層型コンデンサ10を挟むような端子構造となっている。
【0090】
すなわち、延設部13c,14cから反対方向にそれぞれ端面対向部13b,14bを設け、それぞれの端面対向部13b,14bに側面対向部13a,14aを設ける構成とした。本実施の形態3では、側面10d側にリード端子13,14それぞれにおいて、一つずつの端面対向部13bを設け、側面10a側にリード端子13,14それぞれにおいて2つずつの端面対向部13bを設けたが、他の構成で、一方のリード端子単体で積層型コンデンサ10を挟み込む構成としてもよい。なお、図8,9に示したように、端面対向部13b,14b、或いは、側面対向部13a,14a、延設部13c,14cに、空隙13g,14gを設けてもよく、端子部11,12と端面対向部13b,14bとの間に充填される外装材15の充填性を更に向上させることができる。
【0091】
(実施の形態4)
図14は本発明の実施の形態4における電子部品を示す側断面図である。本実施の形態1〜3では、リード端子13,14にそれぞれ端面対向部13b,14bと延設部13c,14cのそれぞれを設けたが、図14に示すように、端面対向部13b,14bと延設部13c,14cを兼用した兼用部13h,14hを設けることで、リード端子13,14の曲げ回数を減らすことができ、構造が簡単になるので、リード端子13,14の生産性が良くなり、ひいては電子部品全体の生産性が良くなる。兼用部13h,14hは、例えば図14に図示しているように、傾斜して(積層型コンデンサ10の端面から次第に遠ざかるように傾斜して)側面対向部13a,14aから外装材15の外方に延び、しかも外装材15の外方では実装部13d,14dに接続されている。
【0092】
なお、図8,9に示したように、兼用部13h,14h、或いは、側面対向部13a,14aに、空隙13g,14gを設けてもよい。また、本実施の形態4の電子部品では、リード端子13,14が外装材15から引き出される部分の引出部15aから、積層型コンデンサ10の端子部11,12とリード端子13,14との接合部19までの距離は、実施の形態1〜3に比して短くなるものの、図15(a),(b)で説明した従来の電子部品よりも長くすることができると共に、兼用部13h,14hと端子部11,12の間に外装材15を充填することができる。
【0093】
【発明の効果】
本発明は、水分浸入口である、外装材からリード端子が引き出される部分から、リード端子と基体との電気的接合部までの距離を大幅に伸ばすことが可能となるので、耐湿性の高い電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電子部品を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における電子部品に用いられる積層型コンデンサの斜視図
【図3】本発明の実施の形態1における電子部品に用いられる積層型コンデンサの側断面図
【図4】本発明の実施の形態1における電子部品を示す側断面図
【図5】本発明の実施の形態1におけるリード端子を示す斜視図
【図6】本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図
【図7】本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図
【図9】本発明の実施の形態1におけるリード端子の他の例を示す斜視図
【図10】本発明の実施の形態2における電子部品を示す側断面図
【図11】本発明の実施の形態2における電子部品を示す斜視図
【図12】本発明の実施の形態3における電子部品を示す側断面図
【図13】本発明の実施の形態3における電子部品を示す斜視図
【図14】本発明の実施の形態4における電子部品を示す側断面図
【図15】従来の電子部品を示す側断面図
【符号の説明】
10 積層型コンデンサ
11,12 端子部
13,14 リード端子
13a,13f,14a,14f 側面対向部
13b,14b 端面対向部
13c,14c 延設部
13d,14d 実装部
15 外装材
17,18 内部電極

Claims (1)

  1. 基体の両端部に一対の端子部を備えたコンデンサと、前記一対の端子部に接続される一対のリード端子と、前記リード端子の少なくとも一部と前記コンデンサとを埋設する外装材と、を備え、
    前記一対のリード端子にはそれぞれ、前記コンデンサの側面と対向する側面対向部と、前記側面対向部に接続され前記コンデンサの両端面と対向する端面対向部と、前記端面対向部に接続され前記外装部の外方に延設された延設部と、前記延設部に接続され外部端子となる実装部とを備え、
    前記コンデンサの一対の端子部と前記一対のリード端子との電気的接合部が、前記コンデンサの一対の端子部側面と前記一対のリード端子の側面対向部間であり、
    前記コンデンサの両端面と前記外装材の外側表面との間の間隔は、前記延設部が前記外装部の外方へ突出する点において最も大きくなり、
    前記一対のリード端子間の最小間隔をL、前記実装部と前記外装材との間の最大間隔をM、前記コンデンサの両端面と前記外装材の外側表面との間の最小間隔をNとすると、Lは3.0mm以上、Mは0.05mm以上、は0.1mm以上であることを特徴とするコンデンサ
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