JPH056826U - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JPH056826U
JPH056826U JP6273191U JP6273191U JPH056826U JP H056826 U JPH056826 U JP H056826U JP 6273191 U JP6273191 U JP 6273191U JP 6273191 U JP6273191 U JP 6273191U JP H056826 U JPH056826 U JP H056826U
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JP
Japan
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capacitor
ptc thermistor
temperature
capacitance
capacitor body
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Pending
Application number
JP6273191U
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English (en)
Inventor
太基 谷前
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用環境温度の変化に影響されず、静電容量
が安定したコンデンサを提供する。 【構成】 コンデンサ本体1にPTCサーミスタ2を隣
接させ、全体を外装樹脂7によりモールドし、熱的に一
体化させてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、静電容量が使用環境温度の影響を受けないコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
誘電体からなるコンデンサは、使用環境温度が変化すると誘電率が変化するの で、その静電容量の変化は避けられない。この静電容量の変化を避けるためには マイカコンデンサを使用せざるを得なかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、マイカコンデンサはその材料に天然のマイカを使用するため高価で あり、また誘電率が低いので静電容量が小さいという問題があった。 本考案は斯かる事情に鑑みなされたものであり、コンデンサ本体をPTC( ositive emperature oefficient)サーミス タと熱的に一体化することにより定温に保持して静電容量を安定化させ、また大 容量にすることもできるコンデンサを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のコンデンサは、コンデンサ本体がPTCサーミスタと熱的に一体化さ れていることを特徴とする。
【0005】
【作用】
PTCサーミスタは定電圧下で定温発熱性を示す。定電圧を印加されてPTC サーミスタの温度が上昇するとその抵抗値が上昇して電流量が減少し、温度が低 下する。温度が低下すると抵抗値が減少して電流量が増加し、発熱量が大きくな って温度が上昇する。この繰り返しによりPTCサーミスタの温度は平衡に達す る。 本考案においてはこのPTCサーミスタとコンデンサ本体とを熱的に一体化さ せているので、コンデンサ本体は使用環境温度の変化に影響されず常に定温に保 持され、静電容量が安定化する。
【0006】
【実施例】
以下、本考案をその実施例を示す図面に基づき具体的に説明する。 図1は本考案に係るPTCサーミスタ熱結合コンデンサを縦断面図であり、図 中1は例えばBaTiO3 系、SrTiO3 系等のセラミックからなるコンデン サ本体である。コンデンサ本体1は円板状であり、これと平行に例えばBaTi O3 系のセラミックから構成される円板状のPTCサーミスタ2が配置されてい る。そして全体が例えばシリコン樹脂等を用いた外装樹脂7によりモールドされ 、コンデンサ本体1のリード線3及び4並びにPTCサーミスタ2のリード線5 及び6が外装樹脂7から引き出されている。外装樹脂7によってコンデンサ本体 1とPTCサーミスタ2とは熱的に一体化されている。
【0007】 以上の如く構成された本考案のコンデンサのリード線5とリード線6との間に 定電圧を印加するとPTCサーミスタ2は定温発熱するので、これに隣接するコ ンデンサ本体1が定温に保持される。 PTCサーミスタ2の平衡温度は、PTCサーミスタ2に印加する電圧により 制御し、PTCサーミスタ2の大きさ及びPTCサーミスタ2を構成するBaT iO3 系セラミックのキュリー点の設定値等により決定することができる。キュ リー点は、BaTiO3 のBaサイトをSr,Ca,Pb等で置換するときの置 換量により30〜250℃の範囲内で任意に設定することができる。
【0008】 以下、本考案を具体的な数値を挙げて説明する。直径8mm、厚み0.6mm のコンデンサ本体1と、直径11mm、厚み2mmであり、20Vの交流電圧を 印加したときの平衡温度が略180℃であるPTCサーミスタ2とを熱的に一体 化させた。このコンデンサにおいて、PTCサーミスタ2に20Vの交流電圧を 印加したときの常温(25℃)下での外装樹脂7における平衡温度は略160℃ であった。 このコンデンサと従来のコンデンサとについて電気特性を比較した結果を次の 表1に示す。
【0009】 表1
【0010】 表1の静電容量、誘電損失、絶縁抵抗値は25℃、無風下で測定した。絶縁抵 抗値は25Vの電圧を1分間印加して測定した。温度特性は−25℃〜85℃の 範囲において静電容量の変化率を測定したものである。 表1より本考案のコンデンサは、静電容量の温度特性が向上していることが判 る。 そして本考案のコンデンサは上述の如く構成されているので、コンデンサ本体 1の静電容量を大きくした場合においても、コンデンサ本体1が定温に保持され 、静電容量が安定化するので、静電容量の大きさの制約を受けない。
【0011】
【考案の効果】
以上の如く本考案のコンデンサにおいては、PTCサーミスタとコンデンサ本 体とが熱的に一体化されており、コンデンサ本体が定温に保持されるので、使用 環境温度の変化に影響されず、静電容量が安定化する。そして大容量のコンデン サにすることができる等、本考案は優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコンデンサの縦断面図である。
【符号の説明】 1 コンデンサ本体 2 PTCサーミスタ 3 リード線 4 リード線 5 リード線 6 リード線

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 コンデンサ本体がPTCサーミスタと熱
    的に一体化されていることを特徴とするコンデンサ。
JP6273191U 1991-07-11 1991-07-11 コンデンサ Pending JPH056826U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4736225B2 (ja) * 2001-04-16 2011-07-27 パナソニック株式会社 コンデンサ
JP2013515353A (ja) * 2009-12-21 2013-05-02 エプコス アクチエンゲゼルシャフト 温度依存的なコンデンサ、およびコンデンサモジュール
US8988849B2 (en) 2009-12-21 2015-03-24 Epcos Ag Varactor and method for producing a varactor
US9651510B2 (en) 2013-02-01 2017-05-16 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Voltage measuring apparatus with temperature abnormality detection function and power conversion apparatus

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