JP2000216045A - 面実装用電子部品 - Google Patents

面実装用電子部品

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JP2000216045A
JP2000216045A JP5819499A JP5819499A JP2000216045A JP 2000216045 A JP2000216045 A JP 2000216045A JP 5819499 A JP5819499 A JP 5819499A JP 5819499 A JP5819499 A JP 5819499A JP 2000216045 A JP2000216045 A JP 2000216045A
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明人 浜薗
Shoichi Ikebe
庄一 池▲邉▼
Katsumi Sasaki
勝美 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイグレーションの発生を抑制し、電気的破
壊強度を向上させることができる面実装用電子部品を提
供することを目的とする。 【解決手段】 基板5の両主面5a,5bの全面に亜鉛
で構成された電極6,7を設け、その電極6,7の上に
銅で構成された電極8,9を設け、電極8,9にリード
端子10,11を接合して、それらを外装材12で覆う
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般電子機器及び
電源装置等に用いられる面実装用電子部品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の面実装用電子部品を示す断
面図である。
【0003】図8において、1は誘電体基板、2は誘電
体基板1の両主面に設けられた電極材、3は電極材2に
接続されたリード端子、4は誘電体基板1,電極材2,
リード端子3の一部を覆う外装材である。
【0004】リード端子3には外装材4の側面4aから
外部に突き出した外部端子形成部3aが設けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示す様な構成の面実装コンデンサにおいて、更なる小型
化を検討すると、電気的破壊強度とマイグレーションに
問題が生じることが判った。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決するも
ので、小型化しても十分な電気的破壊強度とマイグレー
ションの抑制を行うことができる面実装用電子部品を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は外装材から露出
した部分を外部との接続端子とした面実装用電子部品で
あって、電極を基板の主面の略全面に形成するととも
に、電極をマイグレーションを起こしにくい材料で構成
した。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に係る発明は、基板と、
前記基板に設けられた一対の電極と、前記電極にそれぞ
れ接合されるリード端子と、前記基板,前記電極及びリ
ード端子の少なくとも一部を覆う外装材とを備え、前記
リード端子における前記外装材から露出した部分を外部
との接続端子とするとともに、前記リード端子と前記電
極を接合材にて接合する面実装用電子部品であって、電
極を基板の主面の略全面に形成するとともに、前記電極
をマイグレーションを起こしにくい材料で構成した事に
よって、電子部品の小型化、薄型化が進み、基板が薄く
なったとしても、マイグレーションの発生を防止でき、
使用途中で容量などの特性が変化しにくくなる。しかも
基板の主面の略全面に電極を形成するので、電気力線が
基板の端部に集中することはなく、電気力線の分布を均
一にすることができるので、電気的破壊強度を強くする
ことができる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1におい
て、基板側にマイグレーションを起こしにくい材料で第
1の電極を形成し、前記第1の電極の上に、接合材が付
着しやすい材料で第2の電極を形成した事によって、第
1の電極を構成する材料が接合材との密着性が悪い場合
には有効であり、電極とリード端子の接合強度を大きく
することができ、製造途中などで、リード端子と電極が
剥がれて、特性が劣化することはない。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1におい
て、接合材が190℃以上で融解する事によって、電子
部品をリフロー装置等の加熱装置の中を通しても、接合
材が融解することはなく、安定したリード端子と電極の
接合を行うことができる。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項2におい
て、第1の電極をニッケル,亜鉛,パラジウム,金,ア
ルミニウム,銅ニッケル合金の第1のグループから選ば
れる少なくとも一つの材料か、あるいは、前記第1のグ
ループから選ばれる少なくとも一つの材料と、前記第1
のグループ以外の少なくとも一つを含んだ材料で構成
し、第2の電極を金,銀,銅,白金,ニッケルの第2の
グループから選ばれる少なくとも一つの材料か、あるい
は、前記第2のグループから選ばれる少なくとも一つの
材料と、前記第2のグループ以外の少なくとも一つを含
んだ材料で構成した事によって、マイグレーションの抑
制と、確実なリード端子と電極の接合を行うことができ
る。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項4におい
て、第1の電極を亜鉛もしくは亜鉛合金で構成し、第2
の電極を銅或いは銅合金で構成した事によって、低コス
トで、しかも工数が係らずに、マイグレーションの抑制
と、確実なリード端子と電極の接合を行うことができ
る。 請求項6に係るの発明は、請求項1において、基
板の一方の主面の面積を1とした場合に、前記一方の主
面に形成される電極面積を0.95以上とした事によっ
て、基板内の電気力線の不分布をより確実に均一にする
ことができる。
【0013】請求項7に係る発明は、請求項1におい
て、基板の側面を基板の主面よりも粗面化した事によっ
て、外装材と基板との接合強度を増すことができるの
で、外装材中に基板をしっかりと固定できるので、振動
などによって、電極が基板から剥がれるなどの不良を低
減でき、その結果耐電圧の低下を防止できる。
【0014】請求項8に係る発明は、請求項1におい
て、基板を円板状とし、前記円板の直径を2mm〜8m
mとし、厚さを0.3mm〜1.2mmとした事によっ
て、製造途中で基板の割れなどが発生せず、しかもコン
デンサの小型化を行うことができる。
【0015】請求項9に係る発明は、請求項2におい
て、第1の電極の厚みを1μm〜10μmとした事によ
って、基板との接合強度を強くすることができ、耐電圧
を向上させることができるので、電気的破壊強度を向上
させることができる。
【0016】請求項10に係る発明は、請求項2におい
て、第2の電極の厚みを1μm〜20μmとした事によ
って、水分が第1の電極や基板に到達するのを阻害する
ことができ、耐電圧が向上するとともに、コスト的に有
利になる。
【0017】請求項11に係る発明は、請求項1におい
て、電極の端部を基板の側面よりも基板の中心部側に設
けた事によって、電極端部の放電を防止でき、耐電圧を
向上させることができるので、電気的破壊強度を向上さ
せることができる。
【0018】請求項12に係る発明は、請求項11にお
いて、電極の端部形状を曲面とした事によって、更に放
電防止を向上させることができ、しかも、外装材の充填
によって発生する応力によって、電極が剥がれることを
防止でき、容量のばらつきなどを低減できる。
【0019】請求項13に係る発明は、請求項1におい
て、リード端子は、電極と接合される接合部と、前記接
合部に接続され、前記電極から立ち上がる段差部と、前
記段差部から前記電極に略平行に延びる水平部と、前記
水平部から前記電極に対して略垂直に延びる前記垂直部
と、前記垂直部に延設された外部端子形成部によって構
成されている事によって、基板とリード端子の間に隙間
を設けることができ、しかもその隙間に外装材を設けた
ので、耐電圧を向上させることができる。
【0020】請求項14記載の発明は、請求項2におい
て、第1の電極はペーストを塗布して焼き付けによって
形成し、第2の電極はメッキ法によって形成すること
で、基板がエッチング等で損傷を受けることはなく、耐
電圧を向上させることができる。
【0021】図1は本発明の一実施の形態における面実
装用電子部品を示す断面図である。
【0022】図1において、5は誘電体材料で構成され
た基板、6,7は基板5状に形成され、亜鉛又は、亜鉛
を含む材料で構成された電極、8,9は電極6,7上に
それぞれ形成され、銅或いは銅を含む材料で構成された
電極、10,11はそれぞれ電極8,9に接続されたリ
ード端子、12は基板5,電極6,7,8,9及びリー
ド端子10,11の一部を覆う外装材である。
【0023】以下各部において詳細に説明する。
【0024】基板5は誘電体材料等で構成され、具体的
な材料としては、チタン酸バリウム,チタン酸ストロン
チウムの少なくとも一つを主成分とし、その他に炭酸カ
ルシウムや酸化シリコン等が添加された材料が好適に用
いられる。この様な材料は、非常に誘電率が大きく、高
容量を得ることができ、しかも損失が少なく、加工性も
良い。
【0025】基板5は円板状に構成されており、その直
径は2mm〜8mm(好ましくは4mm〜7mm)で構
成され、厚さは0.3mm〜1.2mm(好ましくは
0.5mm〜1mm)で構成される。直径が2mm以下
であると十分な容量を得ることはできず、直径が8mm
以上であると小型化が行いにくい。基板5の厚さが0.
3mm以下であると加工しにくい上に割れやすく生産性
が向上せず、1.2mm以上であると、小型化を行いに
くい。なお、本実施の形態では、基板5形状を円板状と
したが、楕円形状としてもよく、楕円形状とすること
で、基板5の主面の広さを広くすることができ、容量を
大きくすることができる。なお、基板5形状を方形板状
等の角部が存在する形状を使用しても良い。
【0026】また、基板5の中央部を端部よりも厚くす
る事によって、基板5の機械的強度を向上させたり、ま
た逆に基板5の端部を中央部よりも厚くすることで、容
量を大きくしたりすることができ、これらの構成は、使
用する容量や状況によって、適宜選択する。
【0027】基板5の製造方法としては、以下の様な方
法が好適に用いられる。
【0028】まず、上記誘電体材料を所定量秤量し、そ
の原料を窯業的方法で。混合、乾燥し、その乾燥したも
のにポリビニルアルコール等の結合材を用いて造粒した
後、その造粒物を例えば直径6mm、厚み1mmの円板
状に焼く1000Kg/cm 2の圧力で成形して、その
成形体を例えば帯域中で1300℃〜1400℃で焼成
して、直径5mm,厚み0.8mmの基板5を作製す
る。
【0029】また、基板5の構成材料としては、誘電体
材料に限らず、所定の電圧以上の電圧を加えることによ
って導電性を示す材料等を用いることができる。また、
基板5としては、基板中に1乃至複数の隔絶された導電
層を設けたいわゆる積層型基板を用いても良い。
【0030】次に電極6,7について詳細に説明する。
【0031】電極6,7は基板5の主面5a,5bにそ
れぞれ設けられ、電極6,7は亜鉛或いは亜鉛に所望の
添加物が添加されたものによって構成されており、しか
も基板5のほぼ全面に設けられている。この時、電極6
の形成面積は基板5の主面5aの面積を1とした場合
に、0.95以上(好ましくは0.98以上)形成する
ことが好ましい。この関係は、電極6の形成面積と、基
板5の主面5bの関係においても同様である。この様に
基板5の主面5a,5bと電極5の形成面積の関係を上
述の様に構成することで、電気力線の基板5内での分布
をほぼ均一化することができ、電気的破壊強度を向上さ
せる事ができる。
【0032】また、電極6,7の膜厚は、1μm〜10
μmとする事が好ましい。電極6,7の膜厚が1μm以
下であると、基板5との密着強度が低下してしまい、1
0μm以上であると、電極6,7自体の応力が強くな
り、これも基板5との密着強度が弱くなる。
【0033】また、電極6,7は亜鉛或いは亜鉛合金を
ペースト状にしたものを基板5の主面5a,5bにそれ
ぞれ印刷などの手法によって、塗布し、そのペーストを
例えば、大気中で550℃〜650℃、約7分間〜13
分間の間で焼き付けることによって、形成される。この
様に電極6,7を焼き付けで行うことによって、従来の
様に基板5の表面をエッチング加工しなくてもよいの
で、基板5を薄くしても特性の劣化を抑制できる。
【0034】更に、電極6,7を焼き付けで形成する
と、電極6,7の表面に酸化物が形成されるので、好ま
しくは電極6,7を作製した後に、エッチング処理を施
して、酸化物を取り除くことが好ましい。この様にエッ
チング処理を施して、電極6,7の表面粗さを2μm〜
8μmとする事によって、電極6,7上に形成される電
極8,9の密着強度を向上させ、しかも電極8,9の膜
特性を良好にすることができる。
【0035】なお、電極6,7の構成材料としては、ニ
ッケル,亜鉛,パラジウム,金,アルミニウム,銅ニッ
ケル合金の第1のグループから選ばれる少なくとも一つ
の材料か、あるいは、前記第1のグループから選ばれる
少なくとも一つの材料と、前記第1のグループ以外の少
なくとも一つを含んだ材料で構成する事もできる。
【0036】この様に電極6,7はマイグレーションを
起こしにくい、すなわち、電圧を印可することによっ
て、基板5中を移動しにくい材料で構成することが良
い。
【0037】次に電極8,9について詳細に説明する。
【0038】電極8,9は、銅,ニッケルかもしくはそ
れら金属材料に所定の元素を添加したものが用いられ
る。特にコスト面などを考慮すると銅あるいは銅合金で
構成することが好ましい。電極8,9は電極6,7上に
好ましくはメッキ法で形成される。この時に電極8,9
の形成面積は、電極6,7と同様に、主面5a,5bを
1としたときに、0.95以上(好ましくは0.98以
上)形成することが好ましい。また、電極8,9の膜厚
は、1μm以上とすることが好ましい。膜厚が1μmよ
り薄いと、絶縁抵抗が劣化する。なお、コスト面や生産
時間等を考慮すると、電極8,9の膜厚は20μm以下
とする事が好ましい。
【0039】また、電極8,9は金,銀,銅,白金,ニ
ッケルの第2のグループから選ばれる少なくとも一つの
材料か、あるいは、前記第2のグループから選ばれる少
なくとも一つの材料と、前記第2のグループ以外の少な
くとも一つを含んだ材料で構成することが好ましい。す
なわち、半田や鉛フリー半田(SnにAg,Cu,Z
n,Bi,Inの少なくとも一つを含んだ接合材)との
接合性が良い材料で構成することがよい。
【0040】電極8,9は電極6,7を形成した基板5
を銅メッキ液などのメッキ液に数分間浸漬する事によっ
て、形成される。
【0041】本実施の形態では、電極6,7を主面にの
み形成し、その上にメッキなどの手法によって、電極
8,9を形成したが、亜鉛で構成された導電膜を焼き付
けなどによって基板5の全面に形成し、その後に、導電
膜の上にメッキ法等の手法によって、銅などで構成され
た導電膜を積層しその後に、基板5の側面5cをセンタ
レス研磨機などで、研磨することによって、導電膜を取
り除き、電極6,7,8,9を形成するようにしても良
い。なお、このとき、研磨条件などを調整することによ
って、側面5cを粗面化(主面5a,5bよりも祖面化
する)する事によって、外装材12との密着強度を向上
させることで、機械的強度を向上させることもできる。
【0042】次に、リード端子10,11について詳細
に説明する。
【0043】リード端子10,11は薄板状となってお
り、その構成材料としては、Fe−Ni合金やFe−C
u合金などによって構成されている。また、リード端子
10,11には接合性を良くするために表面に半田など
の接合層を形成することもできる。また、リード端子1
0,11は厚さが0.07mm〜0.12mmで、幅が
2.0mm〜3.0mm程度のものが取り扱いや強度及
び作業性の面で有利になる。
【0044】リード端子10,11には、それぞれ電極
8,9と接合する接合部10a,11aと、その接合部
10a,11aに接続され、電極8,9から立ち上がる
段差部10b,11bと、段差部10b,11bから電
極8,9に略平行に延びる水平部10c,11cと、水
平部10c,11cから電極8,9に対して略垂直に延
びる垂直部10d,11dと、垂直部10d,11dに
延設された外部端子形成部10e,11eによって構成
されている。図2にリード端子10の構造を示す。リー
ド端子11の構造はリード端子10とほぼ同じであるの
で、図示はしない。この様なリード端子とする事によっ
て、電極6,7,8,9とリード端子10,11間の距
離を離すことによって、耐電圧を向上させ、しかもリー
ド端子10,11と基板5の間に隙間を設けることがで
きるので、この隙間に外装材12を充填できるので、耐
候性を向上させることができ、しかもリード端子10,
11を数カ所曲げている事によって、リード端子10,
11に沿って進入してきた水分などは、電極6,7,
8,9に到達しにくくなるので、耐湿性を向上させるこ
とができる。
【0045】リード端子10,11は基板5の主面5
a,5bにそれぞれ形成された電極8,9に半田や導電
性接着剤によって、接合される(図3参照)。
【0046】リード端子10,11と電極を接合する接
合材としては、半田,鉛フリー半田,クリーム半田等の
導電性接合材が用いられ、好ましくは、融点が190℃
以上好ましくは250℃以上であることが好ましい。こ
の様に高温で融解する接合材を用いることで、リフロー
装置などで、加熱された(180℃程度)としても、接
合材が融解してリード端子10,11と電極が離れた
り、或いは隙間が生じることはほとんどない。
【0047】次に外装材12について説明する。
【0048】外装材12としては、耐湿性に優れたエポ
キシ樹脂などが好適に用いられる。
【0049】上述の様に、リード端子10,11を取り
付けた基板5を、150℃〜190℃の範囲に余熱した
トランスファーモールド成型用金型内に固定し、その金
型中に外形30mm、厚さ15mmのタブレット状のエ
ポキシ樹脂を100Kg/cm2の圧力でプランジャー
によって約120秒間圧入する事によって、図1に示す
ような略直方体状の外装材12を形成する。
【0050】外装材12を形成した後に、外装材12か
ら突出した外部端子形成部10e,11eを外装材12
の側面及び底面に沿って屈曲させ、図1に示すような面
実装用電子部品を得る。
【0051】また、外装材12の回路基板などとの対向
面(以下底面と略す)には、図1に示すように帯状の突
出部12a,12bが設けられている。なお、突出部1
2a,12bは好ましくは接触せず、しかも図1の紙面
に垂直な方向に延びるように形成されている。この突出
部12a,12bを形成することで、電子部品の座りが
良くなると共に、外部端子形成部10e,11e間の外
装材12の表面における距離を長くできる等の理由によ
り、絶縁性を向上させることができる。
【0052】以上の様に構成された面実装用電子部品に
ついて従来の構成について、その効果の違いについて、
説明する。
【0053】まず、サンプルとして、図1,2,3に示
す本実施の形態の面実装用電子部品を10個作製し、ま
た、従来の技術のサンプルとして、図8に示す様に、基
板の主面の一部のみに銀電極を形成し、他の構成は本実
施の形態と同じものにしたものを10個作製した。
【0054】これらサンプルについて、0Vから徐々に
交流電圧を上げていき、コンデンサが破壊したときの交
流電圧を測定した結果を(表1)に示す。
【0055】
【表1】
【0056】(表1)から判るように、従来製品であれ
ば、交流電圧が3.2KV〜3.7KVでコンデンサが
破壊しているのに対して、本実施の形態では、交流電圧
が5.0KV〜7.0KVでコンデンサが破壊してい
る。この様に、本実施の形態によれば、耐電圧が非常に
向上していることが判る。
【0057】次に、電極材料を変化させて、寿命試験
(温度60℃,湿度95%RH,交流電圧250V)を
行った。上記環境下で、所定時間でどの程度絶縁抵抗値
が変化するかを調べた。その結果を(表2)に示す。
【0058】
【表2】
【0059】(表2)から判るように銀ペーストで電極
を形成した場合には、マイグレーションが発生し、10
00時間でコンデンサが破壊した。銅及びニッケルメッ
キによって、電極を形成した場合には、メッキ液によっ
て基板がエッチングされ2000時間後には約一桁絶縁
抵抗が低下している。また、銅ペーストを焼き付けて電
極を形成した場合には、還元雰囲気中で焼き付けなけれ
ばならないので、そのために基板に悪影響が出て、20
00時間後にはやはり約一桁絶縁抵抗が低下している。
しかしながら、本実施の形態である亜鉛ペーストで焼き
付けを行った電極上に銅メッキにて電極を形成する構成
では、マイグレーションもなく、しかもエッチングの影
響もほとんどないので、絶縁抵抗値は2000時間を経
過しても一桁の変化もない。
【0060】次に、本実施の形態において、電極6,7
の厚さを一定にして、電極8,9の厚さを変化させたと
きの寿命試験(温度60℃,湿度95%RH,交流電圧
250V)を行った。上記環境下で、所定時間でどの程
度絶縁抵抗値が変化するかを調べた。その結果を(表
3)に示す。
【0061】
【表3】
【0062】(表3)から判るように、電極8,9の膜
厚が1.0μm以下であると、2000時間後の絶縁抵
抗が一桁変化しているのに対して、1.0μmより大き
いと2000時間後の絶縁抵抗は一桁変化していない。
これは、電極8,9の厚みが薄いと、水分が電極8,9
を透過して、電極6,7や基板5まで達してしまい、絶
縁性が阻害されるためであると考えられる。従って、耐
湿性を向上させるためには電極8,9のそれぞれの膜厚
は1μmより大きいことが好ましい。
【0063】次に、本実施の形態において、電極8,9
の厚さを一定にして、電極6,7の厚さを変化させたと
きの寿命試験(温度60℃,湿度95%RH,交流電圧
250V)を行った。上記環境下で、所定時間でどの程
度容量値が変化するかを調べた。その結果を(表4)に
示す。
【0064】
【表4】
【0065】(表4)から判るように、電極6,7の厚
さが3μm〜10μmにおいては、2000時間後の容
量変化は10%台であるが、15μmになると、20%
台になっている。これは、前述したように、電極6,7
によって生じる応力によって、基板5との接合強度が低
下し、電極6,7の基板からの浮き等が発生することが
原因であると考えられる。
【0066】次に、電極6,8の端部形状について説明
する。なお、電極7,9については同様の形状であるの
で、説明は省略する。
【0067】図4に示すように、電極6,8の端部が側
面5cと同一平面か或いは側面5cから飛び出した形状
となっていると、電極6,8で放電などが発生してしま
うことがある。従来の技術の様に、電極が基板の主面の
一部しか形成されていない場合には、この様な問題は生
じないが、本実施の形態の様な構成では発生することが
ある。従って、図5に示すように、側面5cよりも電極
6,8の端部が内側になるように構成される事が好まし
く、更に好ましくは、電極6,8の端部が曲面上となっ
ていることが好ましい。この様な電極端部形状は、少な
くとも一部に存在するだけで十分に効果を得ることがで
き、全周に渡って形成すると、非常に耐電圧の高いコン
デンサを得ることができる。
【0068】また、耐電圧を向上させる方法としては、
図6の様に外部端子形成部10e,11eをそれぞれ、
外装材12の底部沿って曲げるのではなく、外方向に曲
げることが有効である。すなわち、外部端子形成部10
e,11eを導出部10f,11fと外装材の底部方向
に延在させる延在部10g,11gと、外装材12側と
反対側に延び、回路基板などの電極パターンと接合する
取付部10h,11hで構成する。この様な構成によっ
て、露出したリード端子10,11間を広くとる事がで
きるので、耐電圧を向上させることができる。
【0069】また、回路基板などの電極パターンとの接
合強度を向上させるために、取付部10h,11hに切
欠部10i,11iを設けることで、半田などとの接触
面積等を増やすことができるので、接合強度を向上させ
ることができる。
【0070】
【発明の効果】本発明は外装材から露出した部分を外部
との接続端子とした面実装用電子部品であって、電極を
基板の主面の略全面に形成するとともに、電極をマイグ
レーションを起こしにくい材料で構成した事によって、
コンデンサが小型化されても、電気力線が基板の端部に
集中することはなく、電気力線の分布を均一にすること
ができるので、電気的破壊強度を強くすることができ、
しかもマイグレーションの発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における面実装用電子部
品を示す断面図
【図2】本発明の一実施の形態における面実装用電子部
品のリード端子を示す斜視図
【図3】本発明の一実施の形態における面実装用電子部
品の製造途中を示す側面図
【図4】本発明の一実施の形態における面実装用電子部
品の基板の部分拡大断面図
【図5】本発明の一実施の形態における面実装用電子部
品の基板の部分拡大断面図
【図6】本発明の一実施の形態における面実装用電子部
品を示す側面図
【図7】本発明の一実施の形態における面実装用電子部
品を示す平面図
【図8】従来の面実装用電子部品を示す断面図
【符号の説明】
5 基板 5a,5b 主面 5c 側面 6,7,8,9 電極 10,11 リード端子 10a,10b 接合部 10b,11b 段差部 10c,11c 水平部 10d,11d 垂直部 10e,11e 外部端子形成部 12 外装材
フロントページの続き (72)発明者 池▲邉▼ 庄一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐々木 勝美 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E001 AB01 AC02 AC04 AC09 AC10 AD00 AD01 AD02 AF02 AF04 AG01 AH01 AH07 AJ01 5E082 AA02 AB01 BC40 EE04 EE11 EE18 EE19 EE23 EE24 EE25 EE26 EE35 EE39 FG08 FG26 FG58 GG08 GG11 GG23 HH27 HH48 JJ06 JJ26 JJ27 PP06 PP09 PP10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、前記基板に設けられた一対の電極
    と、前記電極にそれぞれ接合されるリード端子と、前記
    基板,前記電極及びリード端子の少なくとも一部を覆う
    外装材とを備え、前記リード端子における前記外装材か
    ら露出した部分を外部との接続端子とするとともに、前
    記リード端子と前記電極を接合材にて接合する面実装用
    電子部品であって、電極を基板の主面の略全面に形成す
    るとともに、前記電極をマイグレーションを起こしにく
    い材料で構成した事を特徴とする面実装用電子部品。
  2. 【請求項2】基板側にマイグレーションを起こしにくい
    材料で第1の電極を形成し、前記第1の電極の上に、接
    合材が付着しやすい材料で第2の電極を形成した事を特
    徴とする請求項1記載の面実装用電子部品。
  3. 【請求項3】接合材が190℃以上で融解する事を特徴
    とする請求項1記載の面実装用電子部品。
  4. 【請求項4】第1の電極をニッケル,亜鉛,パラジウ
    ム,金,アルミニウム,銅ニッケル合金の第1のグルー
    プから選ばれる少なくとも一つの材料か、あるいは、前
    記第1のグループから選ばれる少なくとも一つの材料
    と、前記第1のグループ以外の少なくとも一つを含んだ
    材料で構成し、第2の電極を金,銀,銅,白金,ニッケ
    ルの第2のグループから選ばれる少なくとも一つの材料
    か、あるいは、前記第2のグループから選ばれる少なく
    とも一つの材料と、前記第2のグループ以外の少なくと
    も一つを含んだ材料で構成した事を特徴とする請求項2
    記載の面実装用電子部品。
  5. 【請求項5】第1の電極を亜鉛もしくは亜鉛合金で構成
    し、第2の電極を銅或いは銅合金で構成した事を特徴と
    する請求項4記載の面実装用電子部品。
  6. 【請求項6】基板の一方の主面の面積を1とした場合
    に、前記一方の主面に形成される電極面積を0.95以
    上とした事を特徴とする請求項1記載の面実装用電子部
    品。
  7. 【請求項7】基板の側面を基板の主面よりも粗面化した
    事を特徴とする請求項1記載の面実装用電子部品。
  8. 【請求項8】基板を円板状とし、前記円板の直径を2m
    m〜8mmとし、厚さを0.3mm〜1.2mmとした
    事を特徴とする請求項1記載の面実装用電子部品。
  9. 【請求項9】第1の電極の厚みを1μm〜10μmとし
    た事を特徴とする請求項2記載の面実装用電子部品。
  10. 【請求項10】第2の電極の厚みを1μm〜20μmと
    した事を特徴とする請求項2記載の面実装用電子部品。
  11. 【請求項11】電極の端部を基板の側面よりも基板の中
    心部側に設けた事を特徴とする請求項1記載の面実装用
    電子部品。
  12. 【請求項12】電極の端部形状を曲面とした事を特徴と
    する請求項11記載の面実装用電子部品。
  13. 【請求項13】リード端子は、電極と接合される接合部
    と、前記接合部に接続され、前記電極から立ち上がる段
    差部と、前記段差部から前記電極に略平行に延びる水平
    部と、前記水平部から前記電極に対して略垂直に延びる
    前記垂直部と、前記垂直部に延設された外部端子形成部
    によって構成されている事を特徴とする請求項1記載の
    面実装用電子部品。
  14. 【請求項14】第1の電極はペーストを塗布して焼き付
    けによって形成し、第2の電極はメッキ法によって形成
    することを特徴とする請求項2記載の面実装用電子部
    品。
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