JP2001138759A - 車両の燃料タンク構造 - Google Patents

車両の燃料タンク構造

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JP2001138759A JP2000174520A JP2000174520A JP2001138759A JP 2001138759 A JP2001138759 A JP 2001138759A JP 2000174520 A JP2000174520 A JP 2000174520A JP 2000174520 A JP2000174520 A JP 2000174520A JP 2001138759 A JP2001138759 A JP 2001138759A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 燃料ポンプ57や残量計ユニット61等
のタンク備品をタンク備品組立体55として一体的に組
込んだ給油口部52を、燃料タンク21のタンク本体5
1とは別体とし、この様な給油口部52を前記タンク本
体51に脱着自在に取付けた。 【効果】 タンク本体の構造を簡単にすることができ、
タンク本体を樹脂製とした場合には、インサート成形が
不要となり、タンク本体を容易に製造することができ
る。また、インサート成形が不要なため、タンク本体を
薄肉にすることができ、燃料タンクの容量を容易に確保
することができる。更に、タンク備品の取付箇所が給油
口部に集中するため、組立を効率的に行うことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンク本体の構造を
簡単にし、タンク本体を容易に製造するのに好適な車両
の燃料タンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の燃料タンク構造としては、例え
ば、実公平5−34265号公報「燃料ポンプ構造」に
記載されたものが知られている。上記技術には、同公報
の第1図に、上部に上部給油口3を設け、この上部給油
口3にキャップ4を取付け、内部に燃料ポンプ7を配置
した燃料タンク1が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、燃料タ
ンク1に、キャップ4を取付けるための上部給油口3の
他に燃料ポンプ7を固定するためのブラケット6、燃料
パイプ10やガス抜きパイプ16を固定するための支持
板17、また、この他に燃料2の残量を計測する残量計
ユニット等のタンク備品を取付けるための取付け部を成
形しなければならず、燃料タンク1の構造が複雑にな
り、製造時の加工工程が増加し、組立が難しくなって、
製造コストが増大する。
【0004】また、燃料タンクを樹脂でブロー成形する
場合には、上記した給油口3やブラケット6は、燃料タ
ンクを成形する前に金型内に予め組込んでおいてインサ
ート成形するため、給油口3及びブラケット6の位置決
め等で組込作業が煩雑になるとともにインサート成形部
分の肉厚が大きくなり、所定の容量を得るために燃料タ
ンクの外形が大きくなるという不都合がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、タンク本体の構
造を簡単にし、タンク本体を樹脂製とした場合に、イン
サート成形を行わずに済み、容量確保が容易に行え、更
に、組立を効率的に行うことができる車両の燃料タンク
構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、燃料ポンプや残量計ユニット等のタンク
備品を一体的に組込んだ給油口部を、燃料タンクのタン
ク本体とは別体とし、この様な給油口部を前記タンク本
体に脱着自在に取付けたことを特徴とする。
【0007】給油口部に燃料ポンプや残量計ユニット等
のタンク備品を一体的に組込んで燃料タンクのタンク本
体とは別体とし、タンク本体に給油口部を着脱自在に取
付ける。
【0008】この結果、タンク本体にタンク備品を取付
けるための取付け部を形成する必要がないため、タンク
本体の構造を簡単にすることができ、タンク本体を樹脂
製とした場合には、インサート成形が不要となり、単純
なブロー成形を行うことができ、タンク本体を容易に製
造することができる。従って、燃料タンクの製造コスト
を低減することができる。
【0009】また、インサート成形が不要なため、タン
ク本体を薄肉にすることができ、燃料タンクの容量を容
易に確保することができる。更に、タンク備品の取付箇
所が給油口部1ヶ箇所のみに集中するため、組立を効率
的に行うことができる。
【0010】請求項2は、給油口部に、燃料ポンプ、こ
の燃料ポンプの吐出側に配置した燃料フィルタを収納す
る燃料フィルタハウジング、タンク本体に給油口部を脱
着自在に取付けるためのタンク取付部をこの順に備え、
燃料ポンプのポンプ軸を支持する一対のポンプ軸支持部
の一方と燃料フィルタハウジングの一端部とを一体的に
連結したことを特徴とする。
【0011】ポンプ軸支持部と燃料フィルタハウジング
とを小組みして一体的に連結し、この後、小組みしたポ
ンプ軸支持部及び燃料フィルタハウジングで給油口部を
組立てる。このようにポンプ軸支持部の一方と燃料フィ
ルタハウジングの一端部とを一体的に連結したことで、
給油口部の組立を容易に行なうことができる。
【0012】また、燃料ポンプと燃料フィルタハウジン
グとを接続するホース等の配管を別に設けずにポンプ軸
支持部及び燃料フィルタハウジングの一部に一体的に燃
料通路を形成することができ、部品数を減らすことがで
き、配管を組付ける組付工数を減らすことができる。更
に、ポンプ軸支持部と燃料フィルタハウジングとの距離
を小さくすることができ、スペースを有効に利用するこ
とができて、給油口部を小型でコンパクトに構成するこ
とができる。
【0013】請求項3は、給油口部に、エンジン側に供
給する燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータを
設け、このプレッシャレギュレータの端部と燃料フィル
タハウジングの他端部とを一体的に連結したことを特徴
とする。
【0014】小組みしたポンプ軸支持部及び燃料フィル
タハウジングとプレッシャレギュレータとを更に小組み
して一体的に連結し、この後、小組みしたポンプ軸支持
部、燃料フィルタハウジング及びプレッシャレギュレー
タで給油口部を組立てる。
【0015】このようにポンプ軸支持部に小組みした燃
料フィルタハウジングの他端部とプレッシャレギュレー
タの端部を一体的に連結したことで、給油口部の組立を
更に容易に行うことができる。
【0016】また、燃料ポンプ、燃料フィルタハウジン
グ、プレッシャレギュレータをそれぞれ接続するホース
等の配管を別に設けずにポンプ軸支持部、燃料フィルタ
ハウジング及びプレッシャレギュレータの一部に燃料通
路を一体的に形成することができ、部品数を減らすこと
ができて、配管を組付ける組付工数を減らすことができ
る。更に、ポンプ軸支持部、燃料フィルタハウジング、
プレッシャレギュレータの各距離を小さくすることがで
き、スペースを有効に利用することができ、給油口部を
小型でコンパクトに構成することができる。
【0017】請求項4は、プレッシャレギュレータに燃
料をタンク外へ吐出させるための吐出路の一部を一体成
形したことを特徴とする。吐出路をプレッシャレギュレ
ータと別に設けるのに比べて、部品数を減らし、プレッ
シャレギュレータの製造コスト及び組付コストを低減す
ることができる。
【0018】請求項5は、タンク取付部を筒状とし、こ
のタンク取付部の一方の開口側に燃料タンクの注油口と
なるフィラーを取付け、他方の開口側の一部を延長して
延長部を形成し、この延長部に燃料ポンプを取付けたこ
とを特徴とする。タンク取付部を筒状としてフィラーを
取付けやすくし、筒の内部にタンク備品を収納したり、
燃料の通路を形成したりする。また、延長部を形成する
ことで、燃料ポンプや他のタンク備品を組付やすくす
る。
【0019】請求項6は、給油口部に注油口となるフィ
ラーを設け、このフィラーにフィラー側筒部を設け、こ
のフィラー側筒部の開口端に受け部を形成し、ブロー成
形したタンク本体の開口側にタンク側筒部を設け、この
タンク側筒部に受け部に着脱自在に結合させる凸部を設
けたことを特徴とする。タンク本体のタンク側筒部にフ
ィラーのフィラー側筒部を嵌合し、タンク側筒部の凸部
にフィラー側筒部の受け部を掛けることにより、タンク
本体にフィラーを容易に結合する。
【0020】請求項7は、給油口部に筒状ホルダを取付
け、この筒状ホルダ内にタンク備品を組込み、給油口部
に組込んだ残量計ユニットに、燃料の残量を検知するた
めにアームを介して上下動自在としたフロートを備え、
このフロートの上下動範囲内の最上位置又は最下位置を
筒状ホルダの外周面を延長した仮想延長筒内に設けたこ
とを特徴とする。
【0021】フロートの上下動範囲内の最上位置又は最
下位置を筒状ホルダの外周面を延長した仮想延長筒内に
設けたことにより、フロートを上下動範囲内の最上位置
又は最下位置にし、フロートを筒状ホルダの長手方向に
略直線的に配置して、タンク本体内に給油口部を挿入し
取付ける。従って、タンク本体内に給油口部を挿入する
ときにフロートが邪魔にならず、燃料タンクの組立をス
ムーズに行なうことができ、燃料タンクの生産性を向上
させることができる。
【0022】請求項8は、給油口部に、給油時にタンク
本体内へ燃料を導くとともに、給油口部入口とタンク備
品とを結ぶ仮想線の延びる方向に対して傾けた方向に燃
料の流れを指向させるガイドパイプを設けることで、タ
ンク備品を避けるように燃料を流すようにしたことを特
徴とする。
【0023】ガイドパイプを設けることで、タンク本体
内へ燃料を導くとともに、タンク備品を避けるように燃
料を流し、燃料の流れをスムーズにして燃料の泡立ちを
防止する。
【0024】請求項9は、給油口部に筒状ホルダを取付
け、この筒状ホルダ内にタンク備品を組込み、給油口部
入口とタンク備品との間の筒状ホルダ内面にガイドパイ
プの出口を臨ませ、この出口に隣接した筒状ホルダ側面
部に貫通穴を開けたことを特徴とする。
【0025】筒状ホルダにタンク備品を組込んだ燃料タ
ンクでは、筒状ホルダ側面部に貫通穴を開け、この貫通
穴にガイドパイプの出口を臨ませて、燃料をガイドパイ
プの出口から筒状ホルダの貫通孔を介してタンク本体内
へ燃料をスムーズに流し、燃料の泡立ちを防止する。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る燃料タンク構造を適用
した自動二輪車の側面図であり、車両としての自動二輪
車10は、車体フレーム12の前部のダウンチューブ1
3に取り付けたヘッドパイプ14と、このヘッドパイプ
14に回転可能に支持した上部のハンドル15及び下部
のフロントフォーク16と、このフロントフォーク16
の下端に回転可能に支持した前輪17と、この前輪17
の上部を覆うフロントフェンダ18と、フロントフォー
ク16の上部及びヘッドパイプ14を覆うフロントカバ
ー19と、車体フレーム12に取付けた本発明の第1の
実施の形態の燃料タンク21と、この燃料タンク21の
上方に取り付けたフロアステップ22とからなる。
【0027】また、自動二輪車10は、リアフレーム2
3の下方に配置したエンジン24及びトランスミッショ
ン25からなるパワーユニット26と、このトランスミ
ッション25からの駆動力を得る後輪27と、この後輪
27上部を覆うリアフェンダ28と、後輪27から受け
る振動を吸収する緩衝器31と、リアフレーム23を覆
うフレームボディカバー32と、このフレームボディカ
バー32の上方に配置したシート33を備える。なお、
34はエアクリーナ、35はヘルメット収納ボックス、
36はヘルメット、37はミラー、38はヘッドライ
ト、41はアンダーカバーである。
【0028】図2は本発明に係る燃料タンク構造の第1
の実施の形態を示す側面図である。なお、この第1の実
施の形態については、図2〜図7で説明する。燃料タン
ク21は、樹脂製のタンク本体51と、このタンク本体
51に取付けた給油口部52とからなる。
【0029】図3は本発明に係る燃料タンク構造を示す
平面図(第1の実施の形態)であり、燃料タンク21の
タンク本体51は、ブロー成形により製造したものであ
り、従来のような給油口、残量計ユニット、燃料パイ
プ、ガス抜きパイプ等のタンク備品の取付部を一切形成
せず、簡単な構造とした容器である。給油口部52は、
フィラー53と、このフィラー53の口を塞ぐフィラー
キャップ54とを備える。
【0030】図4は図3の4−4線断面図(第1の実施
の形態)であり、給油口部52は、タンク本体51にほ
ぼ全体を挿入したタンク備品組立体55を備え、このタ
ンク備品組立体55をタンク本体51にクランプ部材5
6・・・(・・・は複数個を示す。以下同様。図中では1個の
み示す。)で固定したものである。
【0031】タンク本体51は、タンク備品組立体55
を挿入する開口部51aと、この開口部51aの縁部に
形成したフランジ部51bとを備える。タンク備品組立
体55は、燃料ポンプ57と、この燃料ポンプ57を保
持するポンプホルダ58と、このポンプホルダ58に取
付けた残量計ユニット61とからなる。クランプ部材5
6は、板ばねを円弧状に成形し、一端部56aを鈎状に
曲げ、他端部56bを丸めた形状の部材である。
【0032】図5は本発明に係る燃料タンク構造の要部
の構成と組立要領を説明する斜視図(第1の実施の形
態)であり、給油口部52は、フィラー53の開口部6
3の縁部にクランプ部材56・・・(図4参照)を掛ける
ための円弧状の突起64・・・を備える。
【0033】燃料ポンプ57は、脈圧駆動式のポンプで
あり、エンジンの負圧側の脈圧源に導管66及び連結チ
ューブ67を介して連結した脈圧導入部68と、この脈
圧導入部68に伝わった脈圧によりダイアフラム(不図
示)を振動させることで燃料を逆止弁(不図示)を介し
て吸込む吸込口71及びこの吸込口71から吸込んだ燃
料をキャブレタ(不図示)へ送る吐出口72とを備え
る。なお、73は燃料の吸込管、74は燃料の吐出管、
75は吐出口72と吐出管74とを連結する連結チュー
ブである。導管66及び吐出管74は、フィラー53に
取付けたものである。
【0034】ポンプホルダ58は、円筒部76と、この
円筒部76から延ばしたポンプ支持部77と、このポン
プ支持部77の端部に設けた残量計ユニット支持部78
とからなる。
【0035】円筒部76は、タンク本体51(図4参
照)の開口部51a(図4参照)に挿入するタンク本体
側挿入部81と、給油口部52の開口部63に挿入する
給油口部側挿入部82と、これらのタンク本体側挿入部
81、給油口部側挿入部82の間に設けたフランジ部8
3と、このフランジ部83の内周部に設けた入力側コネ
クタ84と、外周部に設けた出力側コネクタ85(図4
参照)とからなる。なお、86はタンク本体側挿入部8
1に装着したOリング、87は給油口部側挿入部82に
装着したOリングである。入力側コネクタ84と出力側
コネクタ85とは、図4に示すように、連結端子85a
で電気的に導通させたものである。
【0036】図5において、ポンプ支持部77は、筒体
を半分にした形状の部分であり、上縁部に燃料ポンプ5
7を引掛けて固定するための爪部88,88を備える。
残量計ユニット支持部78は、略U字形断面の部分であ
り、残量計ユニット61の上部を掛ける突出部89と、
残量計ユニット61の下部(詳しくは、後述する溝部9
4a)に掛ける爪部91とを備える。なお、92は残量
計ユニット61の後述するレバー95の端部を逃げる切
欠部である。
【0037】残量計ユニット61は、残量計本体94
と、この残量計本体94にスイング自在に取付けたレバ
ー95と、このレバー95の先端に取付けたフロート9
6と、燃料残量信号を外部に取り出すためのワイヤリン
グハーネス97とからなり、ワイヤリングハーネス97
の端部に取付けたコネクタ97aを入力側コネクタ84
(図4参照)に接続し、出力側コネクタ85側を図示せ
ぬコントロールユニットに配線することで、残量計本体
94に内蔵した可変抵抗の抵抗値をレバー95を介して
フロート96の位置によって変化させ、燃料の残量を燃
料残量信号としてワイヤリングハーネス97を介してコ
ントロールユニットに送るものであり、コントロールユ
ニットは、燃料残量信号に基づいて燃料残量表示部で燃
料の残量を表示する。なお、94aは残量計本体94の
側面下部に設けた溝部である。
【0038】以上の図4で説明したように、ポンプホル
ダ58に入力側コネクタ84及び出力側コネクタ85を
一体に設けたことで、ワイヤリングハーネス97等の導
線を通すための穴をタンク本体51やフィラー53に開
けずに済み、これにより、燃料タンク21の密封のため
の構造を簡単にすることができる。
【0039】以上に述べた燃料タンク21の組立要領を
次に説明する。図5において、まず、ポンプホルダ58
の残量計ユニット支持部78内に残量計ユニット61を
挿入し、残量計本体94の上部に突出部89を掛け、残
量計本体94の溝部94aに爪部91を掛けて、ポンプ
ホルダ58に残量計ユニット61を取付ける。
【0040】次に、残量計ユニット61のワイヤリング
ハーネス97をポンプ支持部77の底部に這わせ、コネ
クタ97aを入力側コネクタに接続する。この後、ポン
プホルダ58のタンク本体側挿入部81にOリング86
を装着し、給油口部側挿入部82にOリング87を装着
する。そして、導管66に連結チューブ67を差し込
み、吐出管74に連結チューブ75を差し込んで、ポン
プホルダ58の給油口部側挿入部82にフィラー53の
開口部63を嵌合させる。
【0041】次に、連結チューブ67に燃料ポンプ57
の脈圧導入部68を取付け、連結チューブ75に燃料ポ
ンプ57の吐出口72を取付け、吸込口71に吸込管7
3を取付ける。この後、ポンプホルダ58のポンプ支持
部77に上方から燃料ポンプ57を押し込み、燃料ポン
プ57に爪部88,88を掛けてポンプホルダ58に燃
料ポンプ57を取付ける。これで、給油口部52の組立
が完了する。
【0042】このように、ポンプホルダ58に燃料ポン
プ57や残量計ユニット61をボルト、ナットを使用せ
ずに爪部88,88、突出部89及び爪部91で引掛け
て簡単に取付けることができる構造としたので、組立性
をより向上させることができ、生産性を高めることがで
きる。
【0043】図6は本発明に係る燃料タンク構造の組立
要領を説明する側面図(第1の実施の形態)である。図
5で組立た給油口部52のタンク備品組立体55をタン
ク本体51の開口部51aに挿入する。この時、残量計
ユニット61のフロート96は、挿入の邪魔にならない
ようにポンプホルダ58の長手方向に略直線的に配置す
るように移動させておく。
【0044】図7は本発明に係る燃料タンク構造の組立
要領を説明する要部拡大断面図(第1の実施の形態)で
ある。図6で説明した内容に引き続き、まず、クランプ
部材56の一端部56aを給油口部52の突起64に掛
け、次にクランプ部材56の他端部56bをタンク本体
51のフランジ部51bに掛けて、タンク本体51に給
油口部52を固定する。これで、燃料タンク21の組立
が完了する。
【0045】以上の図7に示したように、タンク本体5
1にフランジ部51bを設け、ポンプホルダ58の円筒
部76にフランジ部83を設け、給油口部52のフィラ
ー53に突起64・・・を設け、フランジ部51bと突起
64・・・との間にフランジ部83を介在させ、フランジ
部51bと突起64・・・とにクランプ部材56・・・を掛け
る構造としたので、タンク本体51への給油口部52の
固定を容易に且つスピーディーに行うことができ、生産
性を高めることができる。
【0046】また、図4に示したように、タンク備品組
立体55を一体的に組込んだ給油口部52をタンク本体
51にクランプ部材56で脱着自在に取付けたことで、
燃料ポンプ57や残量計ユニット61のメンテナンスの
ための取外し、取付けを容易に行うことができる。
【0047】図8は本発明に係る燃料タンク構造の第2
の実施の形態を示す断面図であり、第1の実施の形態と
同一構成については同一符号を付け、詳細説明を省略す
る。燃料タンク100は、樹脂製のタンク本体101
と、このタンク本体101に取付けた給油口部102と
からなり、給油口部102は、タンク本体101にほぼ
全体を挿入したタンク備品組立体103を備え、給油口
部102をタンク本体101にクランプ部材56・・・
(図中では1個のみ示す。)で固定したものである。
【0048】タンク本体101は、ブロー成形により製
造したものであり、従来のような給油口、残量計ユニッ
ト、燃料パイプ、ガス抜きパイプ等のタンク備品の取付
部を一切形成せず、簡単な構造とした容器でああり、タ
ンク備品組立体103を挿入する開口部101aと、こ
の開口部101aの縁部に形成したフランジ部101b
とを備える。
【0049】給油口部102は、フィラー53と、この
フィラー53の口を塞ぐフィラーキャップ54と、燃料
の吐出路を中継するためにフィラー53に取付けた吐出
路中継部104とを備える。104aは燃料をエンジン
の各気筒に取付けた燃料噴射弁へ送る燃料チューブであ
る。
【0050】タンク備品組立体103は、燃料ポンプ1
05と、この燃料ポンプ105をタンク本体101に固
定するためのポンプホルダ106と、燃料ポンプ105
及び吐出路中継部104のそれぞれの間に介在させた燃
料フィルタ107とからなる。なお、108は燃料ポン
プ105に取付けた燃料吸込口である。
【0051】燃料ポンプ105は、電動式のポンプであ
り、燃料吸込口108から吸込んだ燃料を燃料フィルタ
107へ送る吐出口109と、外部からの電力を受ける
ワイヤリングハーネス111とを備える。なお111a
はワイヤリングハーネス111の端部に取付けたコネク
タである。
【0052】ポンプホルダ106は、円筒部112と、
この円筒部112から延ばしたポンプ支持部113とか
らなる。円筒部112は、タンク本体101の開口部1
01aに挿入するタンク本体側挿入部114と、給油口
部102の開口部63に挿入する給油口部側挿入部11
5と、これらのタンク本体側挿入部114、給油口部側
挿入部115の間に設けたフランジ部116と、下部に
設けたコネクタ部117とからなる。
【0053】コネクタ部117は、円筒部112の外周
面側に設けた入力側コネクタ118と、円筒部112の
内周面側に設けた出力側コネクタ121とからなり、入
力側コネクタ118と出力側コネクタ121とを連結端
子117aで電気的に導通させたものである。
【0054】燃料フィルタ107は、燃料ポンプ105
の吐出口109に上流側連結チューブ122で連結した
入口管123と、吐出路中継部104に下流側連結チュ
ーブ124で連結した出口管125とを備える。
【0055】このように、本発明の燃料タンク100
は、燃料ポンプ105や燃料フィルタ107等のタンク
備品を一体的に組込んだ給油口部102を、タンク本体
101とは別体とし、この様な給油口部102をタンク
本体101に脱着自在に取付けたことを特徴とする。
【0056】図9は本発明に係る燃料タンク構造の第3
の実施の形態を示す断面図であり、第3の実施の形態に
ついては、図9〜図11で説明する。なお、第1・第2
の実施の形態と同一構成については同一符号を付け、詳
細説明を省略する。燃料タンク130は、樹脂製のタン
ク本体131と、このタンク本体131に取付けた給油
口部132とからなり、給油口部132に、タンク本体
131にほぼ全体を挿入したタンク備品組立体133を
備え、給油口部132をタンク本体131に結合したも
のである。
【0057】タンク本体131は、ブロー成形により製
造した構造の簡単な容器であり、タンク備品組立体13
3を挿入する開口部131aと、この開口部131aの
外周面に形成した結合部131bとを備える。
【0058】給油口部132は、フィラー134と、こ
のフィラー134の口を塞ぐフィラーキャップ54と、
燃料の吐出路を中継するためにフィラー134に取付け
た吐出路中継部135と、エンジン側から燃料タンク1
30へ燃料を戻すためにフィラー134に取付けた燃料
戻り管136とを備える。
【0059】タンク備品組立体133は、燃料ポンプ1
05と、この燃料ポンプ105をタンク本体131に固
定するためのポンプホルダ137と、このポンプホルダ
137及び吐出路中継部135のそれぞれの間に介在さ
せた燃料フィルタ138とからなる。
【0060】ポンプホルダ137は、円筒部141と、
この円筒部141から延ばしたポンプ支持部142とか
らなる。円筒部141は、タンク本体131の開口部1
31aに挿入するタンク本体側挿入部143と、給油口
部132の開口部132aに挿入する給油口部側挿入部
144と、これらのタンク本体側挿入部143、給油口
部側挿入部144の間に設けたフランジ部145と、下
部に設けたコネクタ部146とからなる。
【0061】コネクタ部146は、円筒部141の外周
面側に設けた入力側コネクタ147と、円筒部141の
内周面側に設けた出力側コネクタ148とからなり、入
力側コネクタ147と出力側コネクタ148とを連結端
子146aで電気的に導通させたものである。
【0062】燃料フィルタ138は、燃料ポンプ105
の吐出口109に上流側連結チューブ122で連結した
入口管151と、給油口部132の吐出路中継部135
に下流側連結チューブ124で連結した出口管152と
を備える。
【0063】図10は本発明に係る燃料タンク構造の要
部を説明する斜視図(第3の実施の形態)である。タン
ク本体131の結合部131bは、L字形の鈎状溝13
1c・・・を備え、給油口部132のフィラー134は、
タンク本体131のそれぞれの鈎状溝131c・・・に結
合させるための爪部134a・・・を備える。なお、13
4bはタンク本体131に給油口部132を組付ける場
合、タンク備品組立体133の入力側コネクタ147と
の干渉を避けるためにフィラー134に設けた切欠きで
ある。
【0064】以上に述べた燃料タンク130の組立要領
を次に説明する。図11(a)〜(c)は本発明に係る
燃料タンクの組立要領を説明する平面図(第3の実施の
形態)である。(a)において、まず、組立が完了した
タンク備品組立体133に給油口部132のフィラー1
34(図9参照)を嵌合させる。この時、図9に示した
吐出路中継部135に下流側連結チューブ124を連結
する。
【0065】(b)において、タンク本体131の鈎状
溝131c・・・に給油口部132の爪部134a・・・をそ
れぞれ挿入する。そして、爪部134a・・・が鈎状溝1
31c・・・の側壁131dに当たるまで給油口部132
を回転させる。これで、(c)に示すように、タンク本
体131へ給油口部132が結合し、燃料タンク130
の組立が完了する。
【0066】このように、本発明の燃料タンク130
は、燃料ポンプ105や燃料フィルタ138等のタンク
備品を一体的に組込んだ給油口部132を、タンク本体
131とは別体とし、この様な給油口部132をタンク
本体131に脱着自在に取付けたことを特徴とする。
【0067】以上の図9〜図11で説明したように、タ
ンク本体131にL字形の鈎状溝131c・・・を設け、
給油口部132にタンク本体131の鈎状溝131c・・
・に結合させる爪部134a・・・を設けたので、鈎状溝1
31c・・・に爪部134a・・・を挿入し回転させることで
容易にタンク本体131と給油口部132とを結合する
ことができ、燃料タンク130を簡単に組立ることがで
きる。従って、燃料タンク130の製造コストを低減す
ることができるとともに、燃料タンク130の生産性を
向上させることができる。
【0068】図12は本発明に係る燃料タンク構造の第
4の実施の形態を示す断面図であり、第1〜第3の実施
の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明
を省略する。燃料タンク160は、鋼板製のタンク本体
161と、このタンク本体161に取付けた給油口部1
02と、タンク本体161にほぼ全体を挿入したタンク
備品組立体103と、クランプ部材56・・・(図中では
1個のみ示す。)とからなる。
【0069】タンク本体161は、従来のような給油
口、残量計ユニット、燃料パイプ、ガス抜きパイプ等の
タンク備品の取付部を一切形成せず、簡単な構造とした
容器であり、上部タンク半体162と、この上部タンク
半体162の下部に取付けた下部タンク半体163と、
これらの上部タンク半体162及び下部タンク半体16
3の両方に取付けた筒状部164とからなる。
【0070】上部タンク半体162及び下部タンク半体
163は、それぞれフランジ162a、フランジ163
aを備え、これらのフランジ162a、フランジ163
a同士を溶接等で取付けるものである。
【0071】筒状部164は、タンク備品組立体103
を挿入する開口部164aと、この開口部164aの縁
部に形成したフランジ部164bとを備える。フランジ
部164bは、タンク本体161にタンク備品組立体1
03及び給油口部102を固定する場合に、給油口部1
02の突起64と共にクランプ部材56を掛けるもので
ある。
【0072】このように、燃料ポンプ105や燃料フィ
ルタ107等のタンク備品を一体的に組込んだ給油口部
102を、タンク本体161とは別体とし、この様な給
油口部102をタンク本体161に脱着自在に取付けた
ことを特徴とする。
【0073】図13は本発明に係る燃料タンク構造の第
5の実施の形態を示す断面図であり、第1〜第4の実施
の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明
を省略する。燃料タンク170は、図示せぬタンク本体
と、このタンク本体に脱着自在に取付けた給油口部17
1とからなり、給油口部171は、フィラー172と、
このフィラー172の口を塞ぐフィラーキャップ54
と、タンク本体にほぼ全体を挿入したタンク備品組立体
173とを備える。
【0074】フィラー172は、燃料タンク170の外
部へ燃料を吐出するための吐出口175と、エンジンの
吸気管内の圧力変動(脈動)に応答して一定の差の燃圧
にする為の連通管176とを備え、開口側にフィラー筒
部177及び開口端から突出させた複数の爪部134a
を設けたものである。上記したタンク本体は、開口側に
タンク側筒部を設け、このタンク側筒部に、爪部134
aに着脱自在に結合させる結合部(例えば、図10に示
した結合部131b)を設けたものである。
【0075】タンク備品組立体173は、残量計ユニッ
ト178と、吸込み口181と、この吸込み口181に
接続した燃料ポンプ182と、この燃料ポンプ182の
吐出側に設けたチェックバルブ183と、このチェック
バルブ183の下流側に配置した燃料フィルタ184
と、この燃料フィルタ184の吐出側に連通する連通路
185を備えるとともに、エンジン側に供給する燃料の
圧力を調整するプレッシャレギュレータ186と、上記
した残量計ユニット178、吸込み口181、燃料ポン
プ182、チェックバルブ183、燃料フィルタ18
4、プレッシャレギュレータ186を保持するためのタ
ンク備品ホルダ187とからなる。なお、188は残量
計ユニット178及び燃料ポンプ182の電源を外部か
ら得たり、残量計ユニット178の燃料残量信号を出力
するための出力端子である。
【0076】残量計ユニット178は、燃料の残量を検
知するためにユニット本体178aにアーム191を介
して上下動自在に取付けたフロート192を備える。燃
料ポンプ182は、インペラ194を備えたポンプ部1
95と、このポンプ部195を駆動するモータ部196
とからなり、この燃料ポンプ182のポンプケース19
8は、端部198aをチェックバルブ183を構成する
バルブケース183aに加締めることで、燃料ポンプ1
82にチェックバルブ183を一体的に連結するもので
ある。なお、199はモータ軸を兼ねるポンプ軸、19
9a,199bはポンプ軸199を支持する一対のポン
プ軸支持部である。
【0077】燃料フィルタ184は、筒状ケース202
に収納したものであり、この筒状ケース202の一方の
開口端に燃料フィルタ184及びプレッシャレギュレー
タ186を取付け、他方の開口端をチェックバルブ18
3に取付けることでチェックバルブ183に燃料フィル
タ184及びプレッシャレギュレータ186を一体的に
連結する。
【0078】即ち、筒状ケース202は、燃料フィルタ
184のフィルタベース203に設けたフランジ203
aとプレッシャレギュレータ186に設けたフランジ1
86aとを一方の開口端で共に加締めて固定し、他方の
開口端でチェックバルブ183のバルブケース183a
に設けたフランジ183bを加締めて固定するものであ
り、また、燃料フィルタ184のハウジングを兼ねるも
のである。なお、205はフィルタベース203内に設
けた燃料通路である。
【0079】プレッシャレギュレータ186は、連通路
185をジョイント206を介して吐出口175に連結
するとともに、レギュレータバルブ186bをフィラー
172の連通管176に連結したものである。
【0080】タンク備品ホルダ187は、円筒部208
と、この円筒部208から延ばしたタンク備品支持部2
11とからなる。円筒部208は、タンク本体の開口部
に挿入するタンク本体側挿入部213と、フィラー17
2のフィラー側筒部177に挿入するフィラー側挿入部
214と、これらのタンク本体側挿入部213、フィラ
ー側挿入部214の間に設けたフランジ部215と、下
部に設けたコネクタ部216とからなる。なお、21
7,217はタンク本体側挿入部213、フィラー側挿
入部214の外周部にそれぞれに装着したOリングであ
る。
【0081】タンク備品支持部211は、燃料ポンプ1
82及び筒状ケース202のそれぞれの下部及び両側部
を支持する断面U字形状の部材である。コネクタ部21
6は、円筒部208の内面に設けた入力側コネクタ21
6aと、円筒部208の外面に設けた出力側コネクタ2
16bとからなり、入力側コネクタ216aと出力側コ
ネクタ216bとは、連結端子216cで電気的に導通
させたものである。
【0082】図14は本発明に係る燃料タンク構造の残
量計ユニットの説明図(第5の実施の形態)であり、
(a)は平面図、(b)は(a)のb−b線断面図であ
る。(a)において、残量計ユニット178は、ユニッ
ト本体178aに平面視L字形のアーム191をスイン
グ自在に取付け、アーム191の先端にフロート192
を取付けたものである。なお、191aはアーム191
のスイング軸となるスイング軸部である。
【0083】(b)において、残量計ユニット178
は、タンク備品ホルダ187(図13参照)におけるタ
ンク備品支持部211の前端部側面に残量計取付部21
8を設け、この残量計取付部218に残量計ユニット1
78を脱着自在に取付けたものである。
【0084】図15は本発明に係る燃料タンク構造の組
立要領を説明する作用図(前半)(第5の実施の形態)
である。まず、残量計ユニット178と、小組みしたタ
ンク備品である吸込み口181、燃料ポンプ182、チ
ェックバルブ183、燃料フィルタ184及びプレッシ
ャレギュレータ186をタンク備品ホルダ187に取付
ける。即ち、上記の小組みしたタンク備品のプレッシャ
レギュレータ186側をタンク備品ホルダ187の円筒
部208内に挿入し、燃料ポンプ182及び筒状ケース
202をタンク備品支持部211に固定する。
【0085】この場合の固定は、タンク備品ホルダ18
7の断面U字形としたタンク備品支持部211に、この
タンク備品支持部211の両側面内寸法よりも外径が僅
かに大きな燃料ポンプ182及び筒状ケース202を押
し込んで行う。
【0086】また、タンク備品の出力端子188をタン
ク備品ホルダ187の入力側コネクタ216aに接続
し、残量計ユニット178をタンク備品ホルダ187の
残量計取付部218に取付ける。
【0087】図16は本発明に係る燃料タンク構造の組
立要領を説明する作用図(後半)(第5の実施の形態)
である。図15で組立てたタンク備品組立体173(図
13参照)におけるプレッシャレギュレータ186の連
通路185にジョイント206を介して吐出口175を
連結し、タンク備品組立体173のレギュレータバルブ
186bにフィラー172の連通管176を連結し、タ
ンク備品ホルダ187のフィラー側挿入部213にフィ
ラー側筒部177を嵌合させる。これで、給油口部17
1の組立が完了する。
【0088】以上の図13で説明したように、本発明
は、給油口部171に、燃料ポンプ182、この燃料ポ
ンプ182の吐出側に配置した燃料フィルタ184を収
納する筒状ケース202、タンク本体に給油口部171
を脱着自在に取付けるための円筒部208をこの順に備
え、燃料ポンプ182のポンプ軸199を支持する一対
のポンプ軸支持部199a,199bの一方と筒状ケー
ス202の一端部とをバルブケース183aを介して一
体的に連結したことを特徴とする。
【0089】このようにポンプ軸支持部199a,19
9bの一方と筒状ケース202の一端部とを一体的に連
結したことで、給油口部171の組立を容易に行うこと
ができる。また、燃料ポンプ182と筒状ケース202
とを接続するホース等の配管を別に設けずにポンプ軸支
持部199bから筒状ケース202の間に一体的に燃料
通路を形成することができ、部品数を減らすことができ
て、配管を組付ける組付工数や組立コストを減らすこと
ができる。
【0090】更に、ポンプ軸支持部199bと筒状ケー
ス202との距離を小さくすることができ、スペースを
有効に利用することができて、給油口部171を小型で
コンパクトに構成することができる。
【0091】本発明は、また、給油口部171に、エン
ジン側に供給する燃料の圧力を調整するプレッシャレギ
ュレータ186を設け、このプレッシャレギュレータ1
86の端部と筒状ケース202の他端部とを一体的に連
結したことを特徴とする。
【0092】上記構成により、ポンプ軸支持部199b
側に小組みした筒状ケース202の他端部とプレッシャ
レギュレータ186の端部を一体的に連結したことで、
給油口部171の組立を更に容易に行うことができる。
【0093】また、燃料ポンプ182、筒状ケース20
2、プレッシャレギュレータ186をそれぞれ接続する
ホース等の配管を別に設けずにポンプ軸支持部199b
側、筒状ケース202及びプレッシャレギュレータ18
6の一部に連通路185及び燃料通路205を一体的に
形成することができ、部品数を減らすことができて、配
管を組付ける組付工数を減らすことができる。
【0094】更に、ポンプ軸支持部199b、筒状ケー
ス202、プレッシャレギュレータ186の各距離を小
さくすることができ、スペースを有効に利用することが
でき、給油口部171を小型でコンパクトに構成するこ
とができる。
【0095】また更に、燃料ポンプ182、チェックバ
ルブケース183a、筒状ケース202及びプレッシャ
レギュレータ186を略直線上に配置することが可能に
なり、給油口部171を挿入するタンク本体の開口部を
小さくすることができ、開口部をシールするシール部材
を小型にすることができる。従って、シール部材の材料
費を低減することができるとともに、開口部のシール性
を向上させることができる。
【0096】本発明は、更に、プレッシャレギュレータ
186に燃料をタンク本体外へ吐出させるための連通路
185を一体成形したことを特徴とする。連通路185
をプレッシャレギュレータ186と別に設けるのに比べ
て、部品数を減らし、プレッシャレギュレータ186の
製造コスト及び組付コストを低減することができる。
【0097】本発明は、更にまた、タンク取付部として
の円筒部208を設け、この円筒部208の一方の開口
側に燃料タンク170の注油口となるフィラー172を
取付け、他方の開口側の一部を延長してタンク備品支持
部211を形成し、このタンク備品支持部211に燃料
ポンプ182を取付けたことを特徴とする。タンク取付
部を筒状としてフィラー172を取付けやすくすること
ができ、筒の内部にタンク備品を収納したり、燃料の通
路を形成したりすることができる。また、タンク備品支
持部211を形成することで、燃料ポンプ182や他の
タンク備品を容易に組付けることができる。
【0098】本発明は、また更に、給油口部171に設
けたフィラー172にフィラー側筒部177を設け、こ
のフィラー側筒部177の開口端に爪部134aを形成
し、ブロー成形したタンク本体の開口側にタンク側筒部
を設け、このタンク側筒部に爪部134aに着脱自在に
結合させる結合部を設けたことを特徴とする。タンク本
体のタンク側筒部にフィラー172のフィラー側筒部1
77を嵌合し、タンク側筒部の結合部にフィラー側筒部
177の爪部134aを掛けることにより、タンク本体
にフィラー172を容易に結合することができる。
【0099】図17は本発明に係る燃料タンク構造の第
6の実施の形態を示す断面図であり、第1〜第5の実施
の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明
を省略する。、燃料タンク220は、図示せぬタンク本
体と、このタンク本体に脱着自在に取付けた給油口部2
21とからなり、給油口部221は、フィラー222
と、このフィラー222の口を塞ぐフィラーキャップ5
4と、タンク本体にほぼ全体を挿入するタンク備品組立
体223とを備える。フィラー222は、燃料タンク2
20の外部へ燃料を吐出するための吐出口175を備
え、開口側にフィラー側筒部177を設けたものであ
る。
【0100】タンク備品組立体223は、吸込み口18
1と、この吸込み口181に接続した燃料ポンプ182
と、この燃料ポンプ182の吐出側に設けたチェックバ
ルブ183及びこのチェックバルブ183を収納するチ
ェックバルブケース224と、このチェックバルブケー
ス224に一体成形したハウジング部225内に配置し
た燃料フィルタ226と、この燃料フィルタ226の吐
出側に連通する連通路185及びエンジン側に供給する
燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータバルブ2
27を備えるフィラー連結部228とからなる。
【0101】燃料ポンプ182は、外側をポンプケース
198で覆ったものであり、このポンプケース198
は、端部198aにチェックバルブケース224を取付
けることで、燃料ポンプ182にチェックバルブケース
224を一体的に連結するものである。
【0102】チェックバルブケース224は、ハウジン
グ部225側の端部にフィラー連結部228を取付ける
ことでチェックバルブケース224にハウジング部22
5を介してフィラー連結部228を一体的に連結するも
のである。
【0103】即ち、チェックバルブケース224は、一
端部にフランジ224aを設け、他端部にフランジ22
4bを設けたものであり、フィラー連結部228は、端
部にフランジ228aを設けたものであり、チェックバ
ルブケース224のフランジ224aをポンプケース1
98で加締めることで燃料ポンプ182とチェックバル
ブケース224を一体化し、チェックバルブケース22
4のフランジ224bとフィラー連結部228のフラン
ジ228aとを環状の連結金具231で加締めることで
チェックバルブケース224とフィラー連結部228と
を一体化する。
【0104】従って、燃料タンク220は、燃料ポンプ
182、チェックバルブケース224及びフィラー連結
部228を備えたタンク備品組立体223の全体を一体
化したものである。
【0105】フィラー連結部228は、タンク本体の開
口部に挿入するタンク本体側挿入部233と、フィラー
222のフィラー側筒部177に挿入するフィラー側挿
入部234と、これらのタンク本体側挿入部233、フ
ィラー側挿入部234の間に設けたフランジ部235
と、下部に設けたコネクタ部236とからなる。なお、
237,238は燃料ポンプ182にコネクタ部236
から電力を供給するためにそれぞれチェックバルブケー
ス224とフィラー連結部228とに埋め込んだバスバ
ー、239,239は、タンク本体側挿入部233、フ
ィラー側挿入部234の外周部にそれぞれに装着したO
リングである。
【0106】以上の図17で説明したように、本発明
は、給油口部221に、燃料ポンプ182、この燃料ポ
ンプ182の吐出側に配置した燃料フィルタ226を収
納するハウジング部225、タンク本体に給油口部22
1を脱着自在に取付けるためのフィラー連結部228を
この順に備え、燃料ポンプ182のポンプ軸199を支
持する一対のポンプ軸支持部199a,199bの一方
とハウジング部225の一端部とを一体的に連結したこ
とを特徴とする。
【0107】このようにポンプ軸支持部199a,19
9bの一方とハウジング部225の一端部とをチェック
バルブケース224を介して一体的に連結したことで、
給油口部221の組立を容易に行なうことができる。ま
た、燃料ポンプ182とハウジング部225とを接続す
るホース等の配管を別に設けずにポンプ軸支持部199
bからハウジング部225までの間に一体的に燃料通路
を形成することができ、部品数を減らすことができて、
配管を組付ける組付工数を減らすことができる。更に、
ポンプ軸支持部199bとハウジング部225との距離
を小さくすることができ、スペースを有効に利用するこ
とができて、給油口部221を小型でコンパクトに構成
することができる。
【0108】図18は本発明に係る燃料タンク構造の第
7の実施の形態を示す断面図であり、第1〜第6の実施
の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明
を省略する。燃料タンク250は、樹脂製のタンク本体
251と、このタンク本体251に脱着自在に取付けた
給油口部252とからなり、給油口部252は、フィラ
ー253と、このフィラー253の口を塞ぐフィラーキ
ャップ54と、タンク本体251にほぼ全体を挿入した
タンク備品組立体255とを備える。
【0109】タンク本体251は、タンク備品組立体2
55を挿入するタンク側筒部256を備え、このタンク
側筒部256に開口部257を設けるとともに、タンク
側筒部256の外面にフィラー253側に結合する凸部
258を設けたものである。
【0110】フィラー253は、タンク本体251側に
取付けるためのフィラー側筒部253aを設け、このフ
ィラー側筒部253aの開口端に、タンク側筒部256
の外面に設けた凸部258を引掛ける複数の受け部25
3bを形成し、また、タンク本体251内へ燃料を注入
するための注入通孔261と、タンク本体251内の燃
料をエンジン側へ取り出すための取出通孔262とを備
え、取出通孔262の出口に、エンジン側へ燃料を供給
する燃料配管(不図示)を接続するための配管挿入孔2
63を設けたものである。なお、264は配管挿入孔2
63の開口部を囲うように延ばした壁部である。
【0111】タンク備品組立体255は、残量計ユニッ
ト178と、燃料の吸込み口181と、この吸込み口1
81に接続した燃料ポンプ182と、この燃料ポンプ1
82の吐出側に設けたチェックバルブ265と、このチ
ェックバルブ265の下流側に配置した燃料フィルタ
(不図示)に連通するとともにフィラー253の取出通
孔262に接続した連通管266と、上記した残量計ユ
ニット178、吸込み口181、燃料ポンプ182、チ
ェックバルブ265、燃料フィルタ及び連通管266を
支持するタンク備品ホルダ267とからなる。
【0112】ここで、268は燃料ポンプ182をタン
ク備品ホルダ267に取付けるためのポンプホルダ、2
71はタンク備品組立体255の端部を支持するために
ポンプホルダ268に取付けたクッションラバー、27
3,273は残量計ユニット178及び燃料ポンプ18
2の電源を外部から得たり、残量計ユニット178の燃
料残量信号を出力するためのコネクタ、274,274
はタンク備品ホルダ267の最大径(即ち、タンク本体
251の開口部257の内径にほぼ等しい。)となる端
部の外周面を延長した仮想延長筒を示す延長線である。
【0113】ここで、説明の都合上、残量計ユニット1
78のアームを191A,191Bとし、フロートを1
92A及び192Bとし、上下動範囲内の最下位置にあ
るアーム191A及びフロート192Aを実線で示し、
最上位置にあるアーム191B及びフロート192Bを
想像線で示す。この実施の形態では、最下位置としたア
ーム191A及びフロート192Aを上記したタンク備
品ホルダ267の仮想延長筒を示す延長線274,27
4内に設けたことを特徴とする。
【0114】燃料タンク250を組立る場合は、図6で
説明したのと同じ要領で、給油口部252を図のように
正立させ、残量計ユニット178のアーム191A及び
フロート192Aを重力で自然に最下位置になるように
して、タンク本体251の開口部257に給油口部25
2を挿入する。
【0115】この時、残量計ユニット178のアーム1
91A及びフロート192Aを、タンク備品ホルダ26
7の長手方向に略直線的に配置することになり、また、
タンク備品ホルダ267の仮想延長筒を示す延長線27
4,274の間に設けてあるため、アーム191A及び
フロート192Aがタンク本体251の開口部257へ
の挿入の邪魔にならず引掛かることもなくスムーズに挿
入することができる。クッションラバー271は、延長
線274の外側に突出しているが、可撓性があるため簡
単に押し縮めることができ、タンク本体251の開口部
257へ給油口部252を挿入するときに、邪魔になる
ことはない。
【0116】以上の図18で説明したように、本発明
は、給油口部252に注油口となるフィラー253を設
け、このフィラー253にフィラー側筒部253aを設
け、このフィラー側筒部253aの開口端に受け部25
3bを形成し、ブロー成形したタンク本体251の開口
側にタンク側筒部256を設け、このタンク側筒部25
6に、受け部253bに着脱自在に結合させる凸部25
8を設けたことを特徴とする。
【0117】タンク本体251のタンク側筒部256に
フィラー253のフィラー側筒部253aを嵌合し、タ
ンク側筒部256の凸部258にフィラー側筒部253
aの受け部253bを掛けることにより、タンク本体2
51にフィラー253を、例えば、図10に示したタン
ク本体131にフィラー134を結合するように、容易
に結合することができる。
【0118】図19(a),(b)は本発明に係る燃料
タンク構造の第7の実施の形態の変形例の説明図であ
り、(a)は構成説明図、(b)は作用図である。な
お、第1〜第7の実施の形態と同一構成については同一
符号を付け、詳細説明は省略する。(a)において、燃
料タンク276の給油口部277(給油口部252と残
量計ユニットのみ異なる。)に設けた残量計ユニット2
78は、燃料の残量を検知するためにユニット本体27
8aにスイング自在に取付けたアーム及びフロートの上
下動範囲内の最上位置をタンク備品ホルダ267の仮想
延長筒を示す延長線274,274の間に設けたもので
ある。
【0119】ここで、説明の都合上、残量計ユニット2
78のアームを191C,191D、フロートを192
C,192Dとし、上下動範囲内の最下位置にあるアー
ム191C及びフロート192Cを実線で示し、最上位
置にあるアーム191D及びフロート192Dを想像線
で示す。
【0120】(b)において、燃料タンク276を組立
る場合は、給油口部277を図のように倒立(図19
(a)で説明した給油口部277を長手軸に対して18
0°回転させた状態)させ、残量計ユニット278のア
ーム及びフロートを重力で自然に正立時の最上位置(こ
の場合は最下位置になる)になるようにして、即ち、ア
ーム191D、フロート192Dの位置にして、タンク
本体251の開口部257に給油口部277を挿入す
る。
【0121】この時、残量計ユニット278のアーム1
91D及びフロート192Dは、タンク備品ホルダ26
7の長手方向に略直線的に配置することになり、また、
タンク備品ホルダ267の仮想延長筒を示す延長線27
4,274の間に設けてあるため、アーム191D及び
フロート192Dをタンク本体251の開口部257へ
の挿入の邪魔にならずに引掛かることもなくスムーズに
挿入することができる。
【0122】以上の図18で説明したように、本発明
は、給油口部252にタンク備品ホルダ267を取付
け、このタンク備品ホルダ267内にタンク備品を組込
み、給油口部252に組込んだ残量計ユニット178
に、燃料の残量を検知するためにアーム191Aを介し
て上下動自在としたフロート192Aを備え、このフロ
ート192Aの位置、即ち上下動範囲内の最下位置をタ
ンク備品ホルダ267の外周面を延長した仮想延長筒
内、即ち仮想延長筒を示す延長線274,274内に設
けたことを特徴とする。
【0123】フロート192Aの位置、即ち上下動範囲
内の最下位置をタンク備品ホルダ267の外周面を延長
した仮想延長筒内に設けたことにより、フロート192
Aをタンク備品ホルダ267の長手方向に略直線的に配
置して、タンク本体251内に給油口部252を挿入し
取付ける。
【0124】従って、タンク本体251内に給油口部2
52を挿入するときにフロート192Aが邪魔になら
ず、燃料タンク250の組立をスムーズに行なうことが
でき、燃料タンク250の生産性を向上させることがで
きる。
【0125】また、図19(a),(b)で説明したよ
うに、本発明は、給油口部277にタンク備品ホルダ2
67を取付け、このタンク備品ホルダ267内にタンク
備品を組込み、給油口部277に組込んだ残量計ユニッ
ト278に、燃料の残量を検知するためにアーム191
Dを介して上下動自在としたフロート192Dを備え、
このフロート192Dの位置、即ち上下動範囲内の最上
位置をタンク備品ホルダ267の外周面を延長した仮想
延長筒内、即ち仮想延長筒を示す延長線274,274
内に設けたことを特徴とする。
【0126】フロート192Dの位置、即ち上下動範囲
内の最上位置をタンク備品ホルダ267の外周面を延長
した仮想延長筒内に設けたことにより、フロート191
Dをタンク備品ホルダ267の長手方向に略直線的に配
置して、タンク本体251内に給油口部277を挿入し
取付ける。従って、タンク本体251内に給油口部27
7を挿入するときにフロート192Dが邪魔にならず、
燃料タンク276の組立をスムーズに行なうことがで
き、燃料タンク276の生産性を向上させることができ
る。
【0127】図20は本発明に係る燃料タンク構造の第
8の実施の形態を示す要部断面図であり、第1〜第7の
実施の形態及び第7の実施の形態の変形例と同一構成に
ついては同一符号を付け、詳細説明は省略する。燃料タ
ンク280は、樹脂製のタンク本体281と、このタン
ク本体281に脱着自在に取付けた給油口部282とか
らなり、給油口部282は、フィラー283と、このフ
ィラー283の口を塞ぐフィラーキャップ54と、タン
ク本体281にほぼ全体を挿入したタンク備品組立体2
84とを備える。
【0128】フィラー283は、タンク本体281側に
連結するフィラー本体286と、このフィラー本体28
6にフィラーキャップ54を取付けるための筒体287
と、この筒体287の内側に取付けた漏斗288とから
なる。
【0129】ここで、291は燃料フィルタ292の出
口側に一体成形したリリーフバルブであり、燃料タンク
280から取出通路293,294を介して外部へ吐出
する燃料の圧力が所定値を越えた時に開き、過度に燃料
の圧力が上昇するのを防止するものである。このよう
に、燃料フィルタ292にリリーフバルブ291を一体
成形したことで、部品数及び組立工数を減らすことがで
き、燃料タンク280の製造コストを低減することがで
きる。
【0130】リリーフバルブ291の軸線295は、燃
料フィルタの軸線296と平行である。従って、燃料フ
ィルタ292にリリーフバルブ291を一体成形する場
合に、成形型の型抜きを容易に行うことができる。
【0131】図では、リリーフバルブ291の出口29
1aを漏斗288の外面に臨ませたことを示す。このよ
うに、漏斗288の外面にリリーフバルブ291の出口
291aを臨ませたことで、出口291aから噴出する
燃料が漏斗288の外面に当たって燃料の流速を小さく
なり、燃料が泡立つのを防止することができる。
【0132】図21は本発明に係る燃料タンク構造の第
9の実施の形態を示す要部断面図であり、第1〜第8の
実施の形態及び第7の実施の形態の変形例と同一構成に
ついては同一符号を付け、詳細説明は省略する。燃料タ
ンク300は、樹脂製のタンク本体281と、このタン
ク本体281に脱着自在に取付けた給油口部301とか
らなり、給油口部301は、フィラー302と、このフ
ィラー302の口を塞ぐフィラーキャップ54と、タン
ク本体281にほぼ全体を挿入したタンク備品組立体3
03とを備える。なお、305はタンク備品組立体30
3を構成するとともにタンク備品を支持するタンク備品
ホルダである。
【0133】フィラー302は、フィラー本体286
と、筒体287と、この筒体287の内側に取付けた漏
斗306とからなり、筒体287と漏斗306との間に
空気を通すための複数の空気通路307を設けたもので
ある。漏斗306は、タンク備品ホルダ305の壁面に
開けた貫通孔(不図示)に出口306aを臨ませるとと
もに、タンク本体281の内面に向けたものである。
【0134】このように、タンク備品ホルダ305の貫
通孔に漏斗306の出口306aを臨ませることで、外
部からフィラー302に注入した燃料は、漏斗306の
出口306aからタンク備品ホルダ305の貫通孔を介
してタンク本体281内に流れ込み、タンク本体281
の内面に沿ってスムーズに流れるため、タンク本体28
1内では燃料の泡立ちを少なくすることができる。
【0135】また、フィラー302に空気通路307を
設けたことで、フィラー302の入口から燃料を注入す
るときに、燃料及び燃料に混入した空気は、漏斗306
内からタンク本体281内へ流れ出るが、混入していた
空気は、漏斗306内の燃料及び混入空気の流れを妨げ
ることなしに、漏斗306の外面の周囲を上昇し、空気
通路307からフィラー302の入口側を通って外部へ
排出されるため、給油時の吹き返しを防止することがで
きる。
【0136】図22は本発明に係る燃料タンク構造の第
10の実施の形態を示す要部平面図(一部断面図)であ
り、第1〜第9の実施の形態及び第7の実施の形態の変
形例と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は
省略する。燃料タンク310は、タンク本体281と、
このタンク本体281に脱着自在に取付けた給油口部3
11とからなり、給油口部311は、フィラー312
と、このフィラー312の口を塞ぐフィラーキャップ5
4と、タンク備品組立体を構成するとともにタンク備品
313を支持する筒状ホルダとしてのタンク備品ホルダ
314とを備える。フィラー312は、タンク本体28
1内に燃料を導くガイドパイプ315を設けたものであ
る。
【0137】ガイドパイプ315は、出口315aに近
い壁面315bを角度θ1で末広がりに成形したもので
あり、このような末広がりの形状にすることで、フィラ
ー312の入口から注入した燃料は、ガイドパイプ31
5の出口315aで流速が低下し、燃料の泡立ちを抑え
ることができる。このような末広がり形状は、ガイドパ
イプ315の出口315aとタンク本体281の内面と
の間でも角度θ2として形成することができる。
【0138】また、ガイドパイプ315は、フィラー3
12の入口とタンク備品313とを結ぶ仮想線316
(この仮想線316はほぼタンク備品ホルダ314の軸
線に等しい)の延びる方向に対して角度θ3だけ傾けた
直線317の延びる方向に出口315aを設け、この出
口315aを、タンク備品ホルダ314の側面部を貫通
する貫通穴314aに臨ませたものである。
【0139】このように、本発明は、給油口部311
に、給油時にタンク本体281内へ燃料を導くととも
に、給油口部311入口とタンク備品313とを結ぶ仮
想線316の延びる方向に対して傾けた方向に燃料の流
れを指向させるガイドパイプ315を設けることで、タ
ンク備品313を避けるように燃料を流すようにしたこ
とを特徴とする。
【0140】ガイドパイプ315を設けることで、給油
時にタンク本体281内へ燃料を導くとともに、タンク
備品313を避けるように燃料を流すことができ、燃料
の流れをスムーズにして燃料の泡立ちを防止することが
できる。
【0141】本発明はまた、給油口部311にタンク備
品ホルダ314を取付け、このタンク備品ホルダ314
内にタンク備品313を組込み、給油口部入311口と
タンク備品313との間のタンク備品ホルダ314内面
にガイドパイプ315の出口315aを臨ませ、この出
口315aに隣接したタンク備品ホルダ314側面部に
貫通穴314aを開けたことを特徴とする。
【0142】タンク備品ホルダ314にタンク備品31
3を組込んだ燃料タンクでは、タンク備品ホルダ314
側面部に開けた貫通穴314aにガイドパイプ315の
出口315aを臨ませることで、給油時の燃料をガイド
パイプ315の出口315aからタンク備品ホルダ31
4の貫通孔314aを介してタンク本体281内へ燃料
をスムーズに流すことができ、燃料の泡立ちを防止する
ことができる。また、タンク備品313側へ燃料が流れ
ないので、タンク備品313で燃料の流れを遮ることも
なく、このことからも燃料の泡立ち防止に貢献する。
【0143】以上に述べた樹脂製のタンク本体51,1
01,131,251,281の製造装置及び製造方法
の1例を図23〜図25で説明する。(説明は、タンク
本体51で代表させる。)図23は本発明に係る燃料タ
ンク構造のタンク本体の製造装置を説明する説明図であ
り、タンク本体の元になる予備成形物(パリソン)を成
形する射出成形装置を示す。射出成形装置330は、射
出成形用金型331と、この射出成形用金型331に加
熱溶融した熱可塑性樹脂を射出し充填する射出成形機3
32とからなる。
【0144】射出成形用金型331は、第1キャビティ
金型334、第2キャビティ金型335及びコア金型3
36からなり、これらの第1キャビティ金型334、第
2キャビティ金型335及びコア金型336でパリソン
を成形するためのキャビティ337を形成する。なお、
341は射出成形機接続部、342はランナ、343は
ゲートである。
【0145】射出成形機332は、樹脂材料を加熱溶融
する可塑化機構、溶融樹脂を射出する射出機構、金型を
保持して開閉、締付けを行う型締機構、各機構を駆動す
る駆動機構、各機構の作動を制御する制御部を備える。
【0146】図24(a),(b)は本発明に係る燃料
タンク構造のタンク本体の製造方法を説明する作用図
(前半)である。(a)において、射出成形機332か
らランナ342、ゲート343を介してキャビティ33
7内に加熱溶融した樹脂を射出し充填する。
【0147】キャビティ337内の樹脂が固化した後、
(b)において、各金型334,335,336を開
き、カップ状に成形したパリソン345を取り出す。パ
リソン345は、成形するタンク本体の各部の大きさに
応じて肉厚を変化させたものである。
【0148】即ち、パリソン345の径に対して成形品
の径を大きくする(ブローレシオ(パリソン345の径
と成形品の径との比)を大きくする)部分は、パリソン
345の肉厚を大きくする。
【0149】図25(a),(b)は本発明に係る燃料
タンク構造のタンク本体の製造方法を説明する作用図
(後半)である。(a)において、射出成形したパリソ
ン345を口元部346でブロー成形用金型347に取
付ける。348はキャビティである。
【0150】次に、キャビティ348に臨むパリソン3
45の胴部351及び底部352を図示せぬ加熱器で加
熱して軟化させ、図示せぬブロー成形機から高圧のエア
をブロー成形用金型347内のパリソン345に吹込
む。(b)において、パリソン345((a)参照)は
膨らみ、キャビティ348の内面に密着する。金型34
7を冷却すれば、固化してタンク本体51ができあが
る。この後、ブロー成形用金型347を開き、タンク本
体51を取り出す。
【0151】図26(a)〜(c)は燃料タンク構造の
比較例を示す説明図であり、樹脂製燃料タンクの給油口
部のインサート成形要領を示すものである。(a)にお
いて、金属製のフランジ付きフィラー401を準備す
る。なお、402は円筒部、403はフランジ部であ
る。初めに、フランジ部403の上面、下面及び筒部4
02の外周面に樹脂をコーティングして樹脂皮膜404
を形成する。
【0152】(b)において、樹脂皮膜404でコーテ
ィングしたフィラー401をブロー成形用金型CAのキ
ャビティ内に配置し、樹脂をブロー成形して、タンク本
体405を作製する。なお、CPは筒部402の下部開
口を塞ぐキャップである。
【0153】(c)において、フランジ部403下方の
樹脂皮膜404がタンク本体405と一体になり、燃料
タンク406が完成する。なお、407はフィラーキャ
ップである。
【0154】このように、金属製のフィラー401を燃
料タンク406に一体成形するインサート成形の場合に
は、フィラー401に樹脂皮膜404をコーティングす
る必要がある。
【0155】また、フィラー401を金型CA内に位置
決めするために、金型CAに筒部402を嵌合させる穴
を形成したり、筒部402の開口を塞ぐキャップCPを
用意しなければならず、燃料タンク406、特にタンク
本体405の製造工程が複雑になり、製造コストが増大
するとともに生産性の低下を招く。
【0156】更に、フィラー401に樹脂皮膜404を
コーティングすることで、筒部402位置及びフランジ
部403位置に対応するタンク本体405の肉厚が大き
くなり、インサート成形を複数箇所で行った場合には、
燃料タンク406の容量を確保するのが難しくなる。
【0157】これに対して、本発明の燃料タンク構造、
例えば、第1の実施の形態の燃料タンク21は、図4に
示したように、燃料ポンプ57や残量計ユニット61等
のタンク備品をタンク備品組立体55として一体的に組
込んだ給油口部52を、燃料タンク21のタンク本体5
1とは別体とし、この様な給油口部52を前記タンク本
体51に脱着自在に取付けたので、タンク本体51にタ
ンク備品を取付けるための取付け部を形成する必要がな
いため、タンク本体51の構造を簡単にすることがで
き、タンク本体51を樹脂製とした場合には、インサー
ト成形が不要となり、単純なブロー成形を行うことがで
き、タンク本体51を容易に製造することができる。従
って、燃料タンク21の製造コストを低減することがで
きる。
【0158】また、インサート成形が不要なため、タン
ク本体51を薄肉にすることができ、燃料タンク21の
容量を容易に確保することができる。更に、タンク備品
の取付箇所が給油口部52に集中するため、組立を効率
的に行うことができる。従って、燃料タンク21の生産
性を向上させることができる。
【0159】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1の車両の燃料タンク構造は、燃料ポンプ
や残量計ユニット等のタンク備品を一体的に組込んだ給
油口部を、燃料タンクのタンク本体とは別体とし、この
様な給油口部を前記タンク本体に脱着自在に取付けたの
で、タンク本体にタンク備品を取付けるための取付け部
を形成する必要がないため、タンク本体の構造を簡単に
することができ、タンク本体を樹脂製とした場合には、
インサート成形が不要となり、単純なブロー成形を行う
ことができ、タンク本体を容易に製造することができ
る。従って、燃料タンクの製造コストを低減することが
できる。
【0160】また、インサート成形が不要なため、タン
ク本体を薄肉にすることができ、燃料タンクの容量を容
易に確保することができる。更に、タンク備品の取付箇
所が給油口部に集中するため、組立を効率的に行うこと
ができる。
【0161】請求項2の車両の燃料タンク構造は、給油
口部に、燃料ポンプ、この燃料ポンプの吐出側に配置し
た燃料フィルタを収納する燃料フィルタハウジング、タ
ンク本体に給油口部を脱着自在に取付けるためのタンク
取付部をこの順に備え、燃料ポンプのポンプ軸を支持す
る一対のポンプ軸支持部の一方と燃料フィルタハウジン
グの一端部とを一体的に連結したので、給油口部の組立
を容易に行なうことができる。従って、燃料タンクの生
産性を向上させることができる。
【0162】また、燃料ポンプと燃料フィルタハウジン
グとを接続するホース等の配管を別に設けずにポンプ軸
支軸及び燃料フィルタハウジングの一部に一体的に燃料
通路を形成することができ、部品数を減らすことがで
き、配管を組付ける組付工数を減らすことができる。
【0163】更に、ポンプ軸支持部と燃料フィルタハウ
ジングとの距離を小さくすることができ、スペースを有
効に利用することができて、給油口部を小型でコンパク
トに構成することができる。
【0164】請求項3の車両の燃料タンク構造は、給油
口部に、エンジン側に供給する燃料の圧力を調整するプ
レッシャレギュレータを設け、このプレッシャレギュレ
ータの端部と燃料フィルタハウジングの他端部とを一体
的に連結したので、給油口部の組立を容易に行なうこと
ができる。従って、燃料タンクの生産性を向上させるこ
とができる。
【0165】また、燃料ポンプ、燃料フィルタハウジン
グ、プレッシャレギュレータをそれぞれ接続するホース
等の配管を別に設けずにポンプ軸支持部、燃料フィルタ
ハウジング及びプレッシャレギュレータの一部に燃料通
路を一体的に形成することができ、部品数を減らすこと
ができて、配管を組付ける組付工数を減らすことができ
る。
【0166】更に、ポンプ軸支持部、燃料フィルタハウ
ジング、プレッシャレギュレータの各距離を小さくする
ことができ、スペースを有効に利用することができ、給
油口部を小型でコンパクトに構成することができる。
【0167】請求項4の車両の燃料タンク構造は、プレ
ッシャレギュレータに燃料をタンク外へ吐出させるため
の吐出路の一部を一体成形したので、吐出路をプレッシ
ャレギュレータと別に設けるのに比べて、部品数を減ら
すことができ、プレッシャレギュレータの製造コスト及
び組付コストを低減することができる。
【0168】請求項5の車両の燃料タンク構造は、タン
ク取付部を筒状とし、このタンク取付部の一方の開口側
にフィラーを取付け、他方の開口側の一部を延長して延
長部を形成し、この延長部に燃料ポンプを取付けたの
で、筒状としたタンク取付部にフィラーを取付けやすく
することができ、筒の内部にタンク備品を収納したり、
燃料の通路を形成したりすることができる。また、延長
部を形成することで、この延長部に燃料ポンプや他のタ
ンク備品を容易に組付けることができる。
【0169】請求項6の車両の燃料タンク構造は、フィ
ラーにフィラー側筒部を設け、このフィラー側筒部の開
口端に受け部を形成し、ブロー成形したタンク本体の開
口側にタンク側筒部を設け、このタンク側筒部に受け部
に着脱自在に結合させる凸部を設けたので、タンク本体
のタンク側筒部にフィラーのフィラー側筒部を嵌合し、
タンク側筒部の凸部にフィラー側筒部の受け部を掛ける
ことにより、タンク本体にフィラーを容易に結合するこ
とができる。従って、組立性を向上させることができ、
組立時間、組立コストを低減することができる。
【0170】請求項7の車両の燃料タンク構造は、給油
口部に筒状ホルダを取付け、この筒状ホルダ内にタンク
備品を組込み、給油口部に組込んだ残量計ユニットに、
燃料の残量を検知するためにアームを介して上下動自在
としたフロートを備え、このフロートの上下動範囲内の
最上位置又は最下位置を筒状ホルダの外周面を延長した
仮想延長筒内に設けたので、フロートを上下動範囲内の
最上位置又は最下位置にし、フロートを筒状ホルダの長
手方向に略直線的に配置することにより、タンク本体内
に給油口部を挿入するときにフロートが邪魔にならず、
燃料タンクの組立をスムーズに行なうことができ、燃料
タンクの生産性を向上させることができる。
【0171】請求項8の車両の燃料タンク構造は、給油
口部に、給油時にタンク本体内へ燃料を導くとともに、
給油口部入口とタンク備品とを結ぶ仮想線の延びる方向
に対して傾けた方向に燃料の流れを指向させるガイドパ
イプを設けることで、タンク備品を避けるように燃料を
流すようにしたので、ガイドパイプでタンク本体内へ燃
料を導くとともに、タンク備品を避けるように燃料を流
すことができ、燃料の流れをスムーズにして燃料の泡立
ちを防止することができる。
【0172】請求項9の車両の燃料タンク構造は、給油
口部に筒状ホルダを取付け、この筒状ホルダ内にタンク
備品を組込み、給油口部入口とタンク備品との間の筒状
ホルダ内面にガイドパイプの出口を臨ませ、この出口に
隣接した筒状ホルダ側面部に貫通穴を開けたので、燃料
をガイドパイプの出口から筒状ホルダの貫通孔を介して
タンク本体内へ燃料をスムーズに流すことができ、燃料
の泡立ちを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料タンク構造を適用した自動二
輪車の側面図
【図2】本発明に係る燃料タンク構造の第1の実施の形
態を示す側面図
【図3】本発明に係る燃料タンク構造を示す平面図(第
1の実施の形態)
【図4】図3の4−4線断面図(第1の実施の形態)
【図5】本発明に係る燃料タンク構造の要部の構成と組
立要領を説明する斜視図(第1の実施の形態)
【図6】本発明に係る燃料タンク構造の組立要領を説明
する側面図(第1の実施の形態)
【図7】本発明に係る燃料タンク構造の組立要領を説明
する要部拡大断面図(第1の実施の形態)
【図8】本発明に係る燃料タンク構造の第2の実施の形
態を示す断面図
【図9】本発明に係る燃料タンク構造の第3の実施の形
態を示す断面図
【図10】本発明に係る燃料タンク構造の要部を説明す
る斜視図(第3の実施の形態)
【図11】本発明に係る燃料タンクの組立要領を説明す
る平面図(第3の実施の形態)
【図12】本発明に係る燃料タンク構造の第4の実施の
形態を示す断面図
【図13】本発明に係る燃料タンク構造の第5の実施の
形態を示す断面図
【図14】本発明に係る燃料タンク構造の残量計ユニッ
トの説明図(第5の実施の形態)
【図15】本発明に係る燃料タンク構造の組立要領を説
明する作用図(前半)(第5の実施の形態)
【図16】本発明に係る燃料タンク構造の組立要領を説
明する作用図(後半)(第5の実施の形態)
【図17】本発明に係る燃料タンク構造の第6の実施の
形態を示す断面図
【図18】本発明に係る燃料タンク構造の第7の実施の
形態を示す断面図
【図19】本発明に係る燃料タンク構造の第7の実施の
形態の変形例の説明図
【図20】本発明に係る燃料タンク構造の第8の実施の
形態を示す要部断面図
【図21】本発明に係る燃料タンク構造の第9の実施の
形態を示す要部断面図
【図22】本発明に係る燃料タンク構造の第10の実施
の形態を示す要部平面図(一部断面図)
【図23】本発明に係る燃料タンク構造のタンク本体の
製造装置を説明する説明図
【図24】本発明に係る燃料タンク構造のタンク本体の
製造方法を説明する作用図(前半)
【図25】本発明に係る燃料タンク構造のタンク本体の
製造方法を説明する作用図(後半)
【図26】燃料タンク構造の比較例を示す説明図
【符号の説明】
10…車両(自動二輪車)、21,100,130,1
60,170,220,250,276…燃料タンク、
51,101,131,161,281…タンク本体、
51a,101a,131a…開口部、52,102,
132,171,221,252,277,311…給
油口部、57,105…燃料ポンプ、61…残量計ユニ
ット、107,138…燃料フィルタ、172,222
…フィラー、177…フィラー側筒部、178,278
…残量計ユニット、182…燃料ポンプ、184,22
6…燃料フィルタ、185…吐出路(連通路)、18
6,227…プレッシャレギュレータ、191…アー
ム、192…フロート、199…ポンプ軸、202,2
25…燃料フィルタハウジング(筒状ケース、ハウジン
グ部)、208,228…タンク取付部(円筒部、フィ
ラー連結部)、211…延長部(タンク備品支持部)、
267,314…筒状ホルダ(タンク備品ホルダ)、2
74…仮想延長筒を示す延長線、313…タンク備品、
314a…筒状ホルダの貫通穴、315…ガイドパイ
プ、315a…ガイドパイプの出口、316…仮想線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 37/00 301 B60K 15/02 F A 15/04 C (72)発明者 浜渦 朗 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高木 桂一郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 引地 東一郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D038 CA04 CA11 CA31 CA38 CB00 CC00 CC06 CC07 CC13 CC17 CC20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ポンプや残量計ユニット等のタンク
    備品を一体的に組込んだ給油口部を、燃料タンクのタン
    ク本体とは別体とし、この様な給油口部を前記タンク本
    体に脱着自在に取付けたことを特徴とする車両の燃料タ
    ンク構造。
  2. 【請求項2】 前記給油口部に、前記燃料ポンプ、この
    燃料ポンプの吐出側に配置した燃料フィルタを収納する
    燃料フィルタハウジング、前記タンク本体に給油口部を
    脱着自在に取付けるためのタンク取付部をこの順に備
    え、燃料ポンプのポンプ軸を支持する一対のポンプ軸支
    持部の一方と前記燃料フィルタハウジングの一端部とを
    一体的に連結したことを特徴とする請求項1記載の車両
    の燃料タンク構造。
  3. 【請求項3】 前記給油口部に、エンジン側に供給する
    燃料の圧力を調整するプレッシャレギュレータを設け、
    このプレッシャレギュレータの端部と前記燃料フィルタ
    ハウジングの他端部とを一体的に連結したことを特徴と
    する請求項2記載の車両の燃料タンク構造。
  4. 【請求項4】 前記プレッシャレギュレータに燃料をタ
    ンク外へ吐出させるための吐出路の一部を一体成形した
    ことを特徴とする請求項3記載の車両の燃料タンク構
    造。
  5. 【請求項5】 前記タンク取付部を筒状とし、このタン
    ク取付部の一方の開口側に燃料タンクの注油口となるフ
    ィラーを取付け、他方の開口側の一部を延長して延長部
    を形成し、この延長部に前記燃料ポンプを取付けたこと
    を特徴とする請求項2、請求項3又は請求項4記載の車
    両の燃料タンク構造。
  6. 【請求項6】 前記給油口部に注油口となるフィラーを
    設け、このフィラーにフィラー側筒部を設け、このフィ
    ラー側筒部の開口端に受け部を形成し、ブロー成形した
    前記タンク本体の開口側にタンク側筒部を設け、このタ
    ンク側筒部に、前記受け部に着脱自在に結合させる凸部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両の燃料タ
    ンク構造。
  7. 【請求項7】 前記給油口部に筒状ホルダを取付け、こ
    の筒状ホルダ内に前記タンク備品を組込み、前記給油口
    部に組込んだ残量計ユニットに、燃料の残量を検知する
    ためにアームを介して上下動自在としたフロートを備
    え、このフロートの上下動範囲内の最上位置又は最下位
    置を前記筒状ホルダの外周面を延長した仮想延長筒内に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の車両の燃料タン
    ク構造。
  8. 【請求項8】 前記給油口部に、給油時に前記タンク本
    体内へ燃料を導くとともに、給油口部入口と前記タンク
    備品とを結ぶ仮想線の延びる方向に対して傾けた方向に
    燃料の流れを指向させるガイドパイプを設けることで、
    タンク備品を避けるように燃料を流すようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の車両の燃料タンク構造。
  9. 【請求項9】 前記給油口部に筒状ホルダを取付け、こ
    の筒状ホルダ内に前記タンク備品を組込み、給油口部入
    口とタンク備品との間の筒状ホルダ内面に前記ガイドパ
    イプの出口を臨ませ、この出口に隣接した筒状ホルダ側
    面部に貫通穴を開けたことを特徴とする請求項8記載の
    車両の燃料タンク構造。
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