JP2003205755A - 燃料タンクにフィラーチューブを接続する接続管構造 - Google Patents

燃料タンクにフィラーチューブを接続する接続管構造

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JP2003205755A
JP2003205755A JP2002004588A JP2002004588A JP2003205755A JP 2003205755 A JP2003205755 A JP 2003205755A JP 2002004588 A JP2002004588 A JP 2002004588A JP 2002004588 A JP2002004588 A JP 2002004588A JP 2003205755 A JP2003205755 A JP 2003205755A
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filler
filler pipe
pipe
tube
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Tamiya Kikawa
民也 木川
Toshihiro Shirakawa
年寛 白川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィラーパイプ及び接合部材を異質材料によ
り構成したとしても、経年変化により燃料漏れがないよ
うに工夫した。 【解決手段】 燃料タンク1とフィラーチューブ2とを
燃料タンク1とは異質材料からなるフィラーパイプ3を
介して接合する場合、フィラーパイプ3に一体的に装着
した燃料タンク1と同質の高密度材料からなる接合部材
5を介在させており、接合部材5が、燃料タンク1との
溶着部5aからフィラーパイプ3の内周を通ってフィラ
ーパイプ3の外周におけるフィラーチューブ2との間の
シールを行うOリング6に密接する部位まで連続的に延
在して、フィラーチューブ2を被覆するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料タンクにフィ
ラーチューブを接続する接続管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、従来、自動車等の燃
料タンクaは、車体bに一端が装着されて注入口cを構
成するフィラーチューブdの他端側をコネクタeを介し
て接続することによって構成されている。
【0003】そして,コネクタeは,フィラーチューブ
dの他端側にクランプ体fにより締着すると共に、フィ
ラーチューブdの内周とクランプ体fのシール部内周と
の間にOリングを介在させて液密的にフィラーチューブ
dに接続されている。
【0004】他方、コネクタeは、燃料タンクa側に装
着したフィラーパイプgに係着することによって、燃料
タンクaとフィラーチューブdとを接続している。
【0005】そして,燃料タンクaは,車体の軽量化等
の要請から高密度ポリエチレン樹脂等の高密度材料を使
用して形成されているが,フィラーパイプgは、コネク
タeとの間を高係着力により接続する為に、ガラス繊維
含有のナイロンチューブを用いるのが一般的である。
【0006】また,図3に示すように、フィラーパイプ
gと燃料タンクaとを液密的に接続するために、接合部
材hを介在させる方式が採用されている。
【0007】即ち、接合部材hは、燃料タンクaと同質
の高密度材料を用いて、同質材料による溶着によって,
燃料タンクaに接続している。
【0008】他方、接合部材hとフィラーパイプgとの
接続は、インサート成形により一体成形することによ
り、行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成する燃料タンクaにフィラーチューブdを接
続する接続管構造では、燃料タンクaと接合部材hとは
同質材料であることから、その溶着部は高接着力を長年
保持されるが、フィラーパイプgと接合部材hとは、イ
ンサート成形であるといっても互いに異質材料によって
構成されている結果、経年変化により接着力が劣化して
両者の間に隙間ができ、燃料漏れを起こす場合を考慮し
なければならない。
【0010】そこで、本発明は、フィラーパイプ及び接
合部材を異質材料により構成したとしても、経年変化に
より燃料漏れがないように工夫した燃料タンクにフィラ
ーチューブを接続する接続管構造を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、燃料タンクとフィラーチューブとを燃料
タンクとは異質材料からなるフィラーパイプを介して接
合する場合、フィラーパイプに燃料タンクと同質の高密
度材料からなる接合部材を一体的に装着し、接合部材を
介して燃料タンクに前記フィラーパイプを溶着すると共
に、フィラーパイプの他端部を、フィラーチューブ側に
装着されたコネクタを介してフィラーチューブに接続
し、コネクタとフィラーパイプとの間をOリングを介し
て液密構造として構成した燃料タンクにフィラーチュー
ブを接続する接続管構造であって、接合部材が、燃料タ
ンクとの溶着部からフィラーパイプの内周を通って少な
くともフィラーパイプの外周における前記Oリングに密
接する部位まで連続的に延在して、フィラーチューブを
被覆するようにしたことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、フィラーパイプの外周に
おいて接合部材が常にOリングに密接することによっ
て、フィラーパイプと接合部材との間の燃料漏れを防止
していると共に、フィラーパイプと接合部材との接着力
が経年変化したとしても、燃料タンク内の燃料が外部へ
はフィラーパイプと接合部材との間を回りまわって伝播
しない構造となっているため、この点から燃料漏れの心
配はないといえる。
【0013】また本発明は、フィラーパイプの外周に前
記コネクタのロック部に係合する係合突起部を前記接合
部材より外方に露出させるように構成することによっ
て、係合突起部とロック部とのロック機能が接合部材に
より劣化されることを防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0015】先ず、図1は、本発明の実施の形態におけ
る要部断面図である。
【0016】図1によれば、燃料タンク1は、フィラー
チューブ2をフィラーパイプ3を介在させて接続してい
る。
【0017】燃料タンク1は、車体の軽量化等の要請か
ら高密度ポリエチレン樹脂等の高密度材料を使用して形
成しており、フィラーチューブ2は柔軟性のあるゴム材
料や樹脂材料を用いて形成されており、フィラーパイプ
3は強靭性を持たせるためにガラス繊維を含有したナイ
ロン等の強化プラスティック材料を使用して形成してい
る。
【0018】そして、フィラーチューブ2は、その一端
側が不図示の車体側の燃料注入口に設置されており、他
端側がコネクタ4を介してフィラーパイプ3の一端側に
接続している。すなわち、コネクタ4のロック部4aに
フィラーパイプ3の外周に突設した係合突起部3aを係
合させて、フィラーチューブ2に対してフィラーパイプ
3が抜け止めされて接続している。
【0019】フィラーパイプ3の他端側は、接合部材5
を介在させて、接合部材5を溶着することによって、燃
料タンク1側に接続している。
【0020】接合部材5は、燃料タンク1と同質の高密
度材料を用いて形成されており、フィラーパイプ3の成
形時にインサート成形されて、フィラーパイプ3の内外
周を被覆している。
【0021】そして、接合部材5は、その溶着部5aが
燃料タンク1に溶着されて、フィラーパイプ3を燃料タ
ンク1に接続していると共に、フィラーパイプ3の一端
側外周部に延在する部分をシール部5bとして、2本の
Oリング6が嵌合して、コネクタ4との間のシールを行
っており、この結果、フィラーチューブ2の他端側とフ
ィラーパイプ3の一端側とは、液密的に密着接続される
ことになる。
【0022】接合部材5は、フィラーパイプ3の内周部
全体を被覆しているが、フィラーパイプ3の一端側外周
においては少なくともOリング6に密接する部位まで延
在すればよく、係合突起部3aは露出している。また、
接合部材5は、フィラーパイプ3の他端側外周において
は、フィラーパイプ3の先端折曲部3bを被覆した後、
フィラーパイプ3の他端側を一部被覆するように延在さ
せて、抜け止め構造を施している。
【0023】上記のように構成する本発明の実施の形態
によれば、フィラーパイプ3の外周において接合部材5
が常にOリング6に密接することによって、フィラーパ
イプ3と接合部材5との間の燃料漏れを防止していると
共に、フィラーパイプ3と接合部材5との接着力が経年
変化したとしても、燃料タンク1内の燃料が外部へはフ
ィラーパイプ3と接合部材5との間を回りまわっても伝
播しない構造となっているため、この点から燃料漏れの
心配はないといえる。
【0024】また、フィラーパイプ3の外周にコネクタ
4のロック部4aに係合する係合突起部3aを接合部材
5より外方に露出させるように構成したので、係合突起
部3aとロック部4aとのロック機能が接合部材5によ
り劣化されることを防止している。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、燃料タ
ンクと同質の高密度樹脂材料からなる接合部材が燃料タ
ンクへ溶着されるので、高接着力が長年保持され、かつ
フィラーパイプは高係着によってコネクタと接続され
て、フィラーパイプの外周において接合部材が常にOリ
ングに密接することによって、フィラーパイプと接合部
材との間の燃料漏れを防止していると共に、フィラーパ
イプと接合部材との接着力が経年変化したとしても、燃
料タンク内の燃料が外部へは、フィラーパイプと接合部
材との間を回りまわって伝播しない構造となっているた
め、この点から燃料漏れの心配はないといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態を示す要部断面図で
ある。
【図2】従来の燃料タンクにフィラーチューブを接続す
る接続管構造を描画した説明図である。
【図3】図2における要部断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 フィラーチューブ 3 フィラーパイプ 3a 係合突起部 4 コネクタ 4a ロック部 5 接合部材 5a 溶着部 6 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクとフィラーチューブとを前記
    燃料タンクとは異質材料からなるフィラーパイプを介し
    て接合する場合、前記フィラーパイプに前記燃料タンク
    と同質の高密度材料からなる接合部材を一体的に装着
    し、該接合部材を介して前記燃料タンクに前記フィラー
    パイプを溶着すると共に、前記フィラーパイプの他端部
    を、前記フィラーチューブ側に装着されたコネクタを介
    して前記フィラーチューブに接続し、前記コネクタと前
    記フィラーパイプとの間をOリングを介して液密構造と
    して構成した燃料タンクにフィラーチューブを接続する
    接続管構造であって、 前記接合部材が、前記燃料タンクとの溶着部から前記フ
    ィラーパイプの内周を通って少なくとも前記フィラーパ
    イプの外周における前記Oリングに密接する部位まで連
    続的に延在して、前記フィラーチューブを被覆するよう
    にしたことを特徴とする燃料タンクにフィラーチューブ
    を接続する接続管構造。
  2. 【請求項2】 前記フィラーパイプの外周に前記コネク
    タのロック部に係合する係合突起部を前記接合部材より
    外方に露出させたことを特徴とする請求項1記載の燃料
    タンクにフィラーチューブを接続する接続管構造。
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