JP2001131478A - 表面処理剤 - Google Patents

表面処理剤

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JP2001131478A
JP2001131478A JP31933999A JP31933999A JP2001131478A JP 2001131478 A JP2001131478 A JP 2001131478A JP 31933999 A JP31933999 A JP 31933999A JP 31933999 A JP31933999 A JP 31933999A JP 2001131478 A JP2001131478 A JP 2001131478A
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aliphatic amine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐食性表面処理層の密着性を向上し、特に二
次加工時の密着性を向上する処理液及び処理方法を提供
すること。 【解決手段】 2〜40g/Lの亜鉛と、40〜170
g/Lのカ性アルカリと、0.01〜50g/Lの吸着
剤と、0.002〜10g/Lの鉄、0.002〜10
g/Lのコバルト、0.05〜30g/Lのマンガン、
0.001〜2g/Lの銅、0.1〜10g/Lのニッ
ケルの一つ以上と、0.01〜30g/Lの脂肪族アミ
ンまたは脂肪族アミンポリマーとを含む表面処理液及び
これにより処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車や鉄道、航空
機などの運輸車両業界、強電・弱電・家電業界、機械・
重機業界および建築・設備業界などで広く使用されてい
る部材の表面処理に関する物であり、特に表面処理に要
求される特性に耐食性や外観が求められる部材、特には
金属を母材とする部材の表面処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に鉄系材料・部品の防錆方法とし
て古くから亜鉛を表面に処理することが行われてきた
が、耐食性の向上要求などから10〜20年ほど以前か
らこの亜鉛処理の特性を向上させる表面処理として亜鉛
−鉄、亜鉛−ニッケル、亜鉛−コバルト、亜鉛−マンガ
ン、錫−亜鉛などの亜鉛系合金処理や亜鉛−シリカなど
の複合処理が研究・開発されてきた。これらの技術はそ
れなりの効果を得てきたが近年の更なる性能向上要求に
応えるには幾つかの難点がある。たとえば、合金化にお
いては合金成分である鉄やニッケルの共析率が増加すれ
ば、耐食性も向上することが知られている(ニッケルな
どにおいては13〜14%程度が最も優れていることが
知られている)が、現実的には亜鉛−鉄合金処理の場合
では鉄共析率1%以下、亜鉛−ニッケル合金処理の場合
は5〜7%程度の合金めっきが行われている。これは、
耐食性の要求に応えるため鉄共析率をアップした場合
(1%を越えた場合)、表面処理後に折り曲げ、スパイ
ラル曲げ、押し出し、押し込み、衝撃、巻き締めなどの
めっき被膜の密着力に負荷がかかった場合(二次加工が
施される場合)や加熱された場合或いは経時でめっき被
膜の膨れや脱落などの密着不良を引き起こし、耐食性的
にも装飾性的にも表面処理の意味をなさないものになっ
てしまうためである。現在、亜鉛−ニッケルにおいては
海外でニッケル共析率13%前後の合金処理を一部行っ
ているが、前述の二次加工時の密着性の問題の根本的解
決はなされておらず、表面処理後に折り曲げ、スパイラ
ル曲げ、押し出し、押し込み、衝撃、巻き締めなどのめ
っき被膜の密着力に負荷が掛かる物への適用はできな
い。さらにこの様な狭い共析率範囲を維持するため、こ
れらの表面処理を得るための処理条件も制限を受けてお
り、細かい管理が要求されていた。
【0003】亜鉛−シリカなどの複合めっき処理は、鋼
鈑用を中心に一部で研究されているが、部材への適用例
は皆無に等しい。これは鋼鈑用の技術と部材用の技術は
大きく異なり、フラットな鋼鈑を処理する技術では複雑
な形状の部材を一様に覆うことができないためである。
また、鋼鈑用亜鉛−シリカ処理は外観の美しさをあまり
考慮していないため、表面にシリカのための大きな凹凸
が存在したり、マトリックス中に凝集したシリカが0.
1μm程度の大きさで偏在する表面が得られる。亜鉛−
シリカ複合処理はシリカ含有量の増加に伴い、耐食性が
向上するが、析出量の増加はこれらの影響(表面外観の
悪化)を増大させ、ますます部材用の表面処理に適さな
くなるため、より高耐食性の物を得ることは困難であっ
た。とは言えこれまでに部材への適用が全く検討されな
かったわけで無く、例えばジンケートめっき液にシリカ
微粒子を添加した液が特開昭61−143597号の実
施例2に記載されている。しかし、この液はめっき被膜
表面に存在するシリカ微粒子による凹凸のため外観が優
れないという理由以外にも液中にシリカ微粒子が懸濁し
ているという理由によっても、本発明の適用分野である
部材の表面処理を行う現場では使用できない。すなわ
ち、部材のめっきのための現場において、めっき液のタ
ンクには液を清浄に保つためや温度を保持するために濾
過器や循環ポンプなど多数の配管が施されているが、シ
リカ微粒子が懸濁していると直ぐに濾過器が詰まり使用
できなくなり、液の清浄を保つのが困難になる。また配
管類に詰まると液の温度が保てなくなるだけでなく、ポ
ンプなどの設備が破損してしまうのである。これらの不
都合を避けるためにシリカ微粒子の添加量を減少させる
ことが考えられるが、同発明の他の実施例を比べると分
かるように被膜中のシリカ含有率の低下は耐食性を低下
させるものであり、添加量を減少することは発明の効果
を低下させるものに他ならない。加えるならばその実施
例2のめっき被膜厚さは18μmであるが、一般的な部
材のめっき厚さは5〜8μmが主流であり、同発明は実
用的なめっき厚さからやや離れたものである。亜鉛めっ
きの赤錆発生までの耐食性はめっき被膜の厚さに比例す
ることが一般的であるが、同発明の実施例2の膜厚を5
μmに換算すると赤錆発生時間は66.7時間である。
一般的な亜鉛めっきは1μm当たり7.5〜8時間の耐
食性があると言われ、5μmで約40時間の性能にな
る。性能差がわずかな事からもシリカ微粒子の添加量を
減少することが困難であることが分かる。これらの問題
点を鑑み、カ性ソーダの濃度やシリカ粒子種などを制限
し、液中の懸濁を解消する(シリカを溶解し液が透明に
なる)発明もある。実験室レベルにおいてその発明はめ
っき外観や液の懸濁問題を解消するものであったが、現
場においては年末年始休暇などの長期休業中に懸濁発生
することが時折あり、特開昭61−143597号の問
題点が発生し、この不安を拭いきれるものでなかった。
この発明に金属を添加しても休業中に懸濁する問題を解
消するものではないことは容易に想像でき、事実解消し
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術において解消できない問題を解決することにあ
り、具体的には液の懸濁や沈殿を防ぐことによりこれま
で実用化できなかった光沢のある外観を全面に持ち、従
来以上の高い耐食性の表面処理部材を提供することにあ
る。更に加えるならば従来より容易な管理により得られ
る表面処理部材でありながら、従来技術よりも物性面で
も優れた表面処理部材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らが鋭意研究し
た結果、従来技術における問題は、2〜40g/Lの亜
鉛と、40〜170g/Lのカ性アルカリと、0.01
〜50g/Lの吸着剤と、0.002〜10g/Lの
鉄、0.002〜10g/Lのコバルト、0.05〜3
0g/Lのマンガン、0.001〜2g/Lの銅、0.
005〜10g/Lのニッケルの一つ以上と、0.01
〜30g/Lの脂肪族アミンまたは脂肪族アミンポリマ
ーとを含む表面処理液、或いは2〜40g/Lの亜鉛
と、40〜170g/Lのカ性アルカリと0.01〜5
0g/Lの吸着剤と、0.001〜3g/Lの鉄並びに
0.001〜3g/Lのコバルト若しくは0.005〜
5g/Lの鉄並びに0.005〜5g/Lのニッケル
と、0.01〜30g/Lの脂肪族アミンまたは脂肪族
アミンポリマーとを含む表面処理液を用いて処理を行う
ことにより解決された。
【0006】それぞれの働きとして例えば、吸着剤の効
用は液中における鉄、コバルト、マンガン、銅、ニッケ
ルを吸着する結果、これらの金属が水酸化物などになり
系外に出ることを防ぐ物としての効果が最初に上げられ
る。次にこれらがわずかながら析出することにより若干
耐食性を向上させるものと推測される。
【0007】最後に本発明の最も重要な役割である被膜
の密着性の強化が挙げられる。推測ではあるが本発明の
吸着剤の適度な存在下においては従来困難であった高い
金属共析率の合金めっきが可能なことから皮膜の密着力
を向上させるものと考えられ、例えば皮膜中に共存する
鉄、コバルト、マンガン、銅又はニッケルの一種以上が
従来の限度以上存在した場合の密着力を補うものであ
る。密着力の補足は、直接処理皮膜と素材との密着力を
強化する場合と過剰な共存金属による応力やひずみを緩
和する作用が得られる場合と、新たな三元合金(三元素
金属)なため従来よりも被膜が柔らかく(延展性が得ら
れた)なった場合が考えられるが、現時点ではこれらを
特定することは困難である。吸着剤量の限定は良好な外
観を維持するだけでなく、過剰に存在する場合にそれら
が沈殿析出したり、それらが皮膜中に偏在して析出する
ことを防ぐためにも有効である。皮膜中の偏った分布は
時に被膜を硬くする(或いは偏在により応力の偏りが生
じる)などし、密着性を低下させると共に外観をも低下
させる等の弊害がある。吸着剤の存在量の低下は、耐食
性の低下につながると考えられるが、本発明では比較的
低い存在量に下げても、金属の混在によりあまり低下し
なかっただけでなく、吸着剤の存在により従来よりも高
い共析率で金属が存在可能であるため、総合的にはむし
ろ従来より優れた性能を得ることが可能となった。従来
困難であった高い金属の存在率は、高い吸着剤(例えば
シリカ)の存在量による耐食性の相乗効果を狙うのでは
なく、むしろ予測された性能の低下を受け入れたことに
より、想像以上の性能を得ることが出来たとも言える。
これは、シリカなどの存在率を低下させることにより、
従来はこれらがマトリックス中に大きな固まりとなって
偏在していたものが、低下させることによりこれらの凝
集が起こりにくくなり大きな固まりが出来にくくなった
ためと考えられる。細かな存在で均一にまんべんなく存
在したシリカなどは、大きく偏在したものに比べ、先に
述べた過剰な共存金属による応力やひずみを緩和する作
用や直接処理皮膜と素材との密着力を強化する力が全体
に行き渡ったりするものと考えられる。また、これらの
力により従来密着性の問題により困難であった、高い金
属の共析率が可能となった。この結果高い金属共析率の
処理物の用途が広がっただけでなく、低い濃度ながらも
シリカなどが存在するため、これらとの相乗効果によ
り、従来以上の性能を得ることが可能となったと考え
る。
【0008】0.002〜10g/Lの鉄、0.002
〜10g/Lのコバルト、0.05〜30g/Lのマン
ガン、0.001〜2g/Lの銅、0.005〜10g
/Lのニッケル(特に鉄とコバルトが共存する場合は
0.001〜3g/Lの鉄と、0.001〜3g/Lの
コバルトまたは鉄とニッケルが共存する場合は0.00
5〜5g/Lの鉄と0.005〜5g/Lのニッケル)
が適当量である。これより多くとも少なくとも耐食性が
低下してしまう。金属の供給に特に制限はなくそれぞれ
の金属塩例えばそれぞれの金属の硫酸塩、酢酸塩、硝酸
塩、塩酸塩、炭酸塩等の他に複塩でも可能であり、更に
コストを考えるならばこれらの金属の板、ブロック、ボ
−ル、パ−ツなどを浸漬して溶解して補給したり、溶解
速度を上げるためこれらに電荷(特に+電荷)を印加し
て溶解補給する方法も可能である。
【0009】2〜40g/L好ましくは5〜25g/L
の範囲から亜鉛濃度がはずれた場合いずれの場合も共析
物とのバランスが取りにくくなり、40〜170g/L
好ましくは70〜150g/Lの範囲からカ性アルカリ
濃度がはずれた場合、少なければ部材を均一に被うこと
が難しくなり、多ければ変色を起こしやすくなってしま
う。
【0010】0.01〜50g/L好ましくは0.1〜
40g/Lの吸着剤範囲より少ないと本発明の効果は得
られなくなり、多くとも外観などが低下し発明の効果が
得られなくなる。吸着剤としてはアルミナゾル、ゼオラ
イト、珪酸ゾル、ジルコニウムゾルなどの無機化合物、
無機コロイドあるいは無機ゾルが良好であり、特に珪酸
ソーダやアルミナゾル、コロイダルシリカは良好であ
る。本発明で述べる吸着剤とは本発明の部材にこれらの
物質が吸着するという意味ではなく、液中の鉄、コバル
ト、マンガン、ニッケルなどの挙動は従来の合金めっき
におけるキレート剤(安定剤、錯化剤)とこれらの金属
の関係のように化学的に強く結合していると考えられ
ず、むしろ活性炭に有機物が吸着する様な状態であろう
と推測した物である。
【0011】0.1〜30g/Lの脂肪族アミンまたは
脂肪族アミンポリマーはめっきの外観(光沢やレベリン
グ性など)や均一電着性やツキマワリ性に効果を発揮す
る物であり、少ない場合はこれらの効果が得られず、多
い場合はめっき速度の低下などが起き非経済的である。
脂肪族アミンの例としてはペンタエチレンヘキサミン、
ジアミノブタン、ジアミノプロパン、ジエチレントリア
ミン、エチルアミノエタノール、アミノプロピルエチレ
ンジアミン、ビスアミノプロピルピペラジン、ヘキサメ
チレンテトラミン、イソプロパノールアミン、アミノア
ルコール、イミダゾール、ピコリン、ピペラジン、メチ
ルピペラジン、ホルホリン、ヒドロキシエチルアミノプ
ロピルアミン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジメ
チルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレンテトラミン
モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、エチレンジアミン、テトラメチルジアミ
ノブタン、ジアミノプロパン、モノメチルアミン、ジメ
チルアミン、トリメチルアミン、ジエチレントリアミ
ン、テトラメチルプロピレンジアミン、ジメチルプロピ
レンジアミン、トリ−n−ブチルアミン、ジメチルアミ
ノプロピルアミン、イソプロパノールアミン、ジイソプ
ロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、モノ
エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ヘ
キサメチレンテトラミン、ペンタエチレンヘキサミン、
イミダゾール、メチルイミダゾール、ジメチルイミダゾ
ール、ピリジン、アミノピリジン、アミノエチルピリジ
ン、ピペラジン、アミノピペラジン、アミノエチルピペ
ラジン、ホルホリン、アミノプロピルモルホリン、ピペ
リジン、モノメチルピペリジン、アミノエチルピペリジ
ン、尿素、ピロリジン、チオ尿素、これら同士の反応物
が使用可能である。脂肪族アミンポリマーとしては、脂
肪族アミン同士の反応物、脂肪族アミンとグリシジル化
合物の反応物、アミノアルコール、ポリアミンスルホ
ン、ポリエチレンイミン、ポリアルキレンポリアミン、
尿素とアルキルアミンの反応物およびこれらのアルキル
化物とこれらとエピハリヒドリン又はジエチルエーテル
化合物との反応物、4級アミン尿素化合物や4級アミン
チオ尿素化合物、これら同士の反応物あるいはこれらと
ニコチン酸、尿酸、尿素、チオ尿素との反応物更にはこ
れらをメチル化あるいはエチル化した物同士の反応物な
どや、構造式(1)
【化10】 (R1、R2:水素、Cが10以下のアルキル、n:1
以上)で表されるポリマー、構造式(2)
【化11】 R1、R2:水素、メチル、エチル、ブチル、イソブチ
ル、R3:CH2、C2 4、C36、n:1以上で表さ
れるポリマー、構造式(3)
【化12】 (R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキ
ル、Y:SまたはO、X:無機陰イオン、n:1以上)
で表されるポリマー、構造式(4)
【化13】 (R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキ
ル、Y:SまたはO、X:無機陰イオン、n:1以上)
で表されるポリマー、構造式(5)
【化14】 (R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イ
ソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(O
CCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒド
ロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH
(Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22
−O−(CH22、(CH22−O−(CH 22−O−
(CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−C
HOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Y:S
またはO、Z:1〜5)で表されるポリマー、構造式
(6)
【化15】 (R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、
2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2
2XOH(Xは0から6)または2−ヒドロキシルエ
チル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から
6)から選ばれたもの、n:1以上)で表されるポリマ
ー、構造式(7)
【化16】 (R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イ
ソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(O
CCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒド
ロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH
(Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22
−O−(CH22、(CH22−O−(CH 22−O−
(CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−C
HOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Y:S
またはO、Z:1〜5)で表されるポリマー、構造式
(8)
【化17】
【化18】 (R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、
2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(OCCH2
2XOH(Xは0から6)または2−ヒドロキシルエ
チル−CH2CH2(OCH2CH2XOH(Xは0から
6)から選ばれたもの、Y:SまたはO)とをモノマー
とするポリマー、またはベンジルピリジニウムカルボキ
シレート、ポリアミド、チオアセトアミド、チオアセト
アミド誘導体、チオ尿素、チオ尿素誘導体、尿素、尿素
誘導体、ポリアリルアミン、これらのコポリマー、これ
らのブロックポリマー等が挙げられ、グルシジル化合物
としてはエピクロルヒドリン、アリルグリシジルエーテ
ル、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエ
ーテル、グリシドール、メチルグリシジルエーテル、2
エチルヘキシルグリシジルエーテル、グリセロールジグ
リシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル、セカンダリーブチルフェノールジグリシジルエ
ーテル、グリシジルメタクリレートなどがある。
【0012】この液には特性の向上のためにアルデヒド
類や含窒素複素六員環化合物、エピハロヒドリンの反応
物、尿素反応物、チオ尿素反応物、PVAやその反応物
或いは従来亜鉛めっき(亜鉛合金めっき)用光沢剤とし
て使用されてきた各種成分などが添加されることがあ
る。この他に従来「キレート剤(安定剤、錯化剤)」と
呼ばれる物質の添加も可能であるが、本発明の特徴の一
つである物性の良い高い金属共析率の処理部材を得るに
は、「キレート剤(安定剤、錯化剤)」と呼ばれる物質
は最低限度の必要量にとどめることが好ましい。「キレ
ート剤(安定剤、錯化剤)」と呼ばれる物質としては、
一般的にアミン、アミンポリマー、クエン酸や酒石酸、
グルコン酸などのカルボン酸、ショ糖などの糖類が挙げ
られ具体的には特開昭62−240788号、特開昭6
2−287092号、特開平4−259393号、特開
昭62−238387号、特開平2−141596号、
特開平5−112889号、特開平1−298192
号、特開平2−282493号、特開平3−94092
号、特開平1−219188号、特開平2−11809
4号、特開昭60−181293号、特開平7−278
875号に記載されているような物質がある。また、こ
れら特許に記載されている他の物質の添加も基本的に可
能である。アルデヒドとして例えばジクロロベンズアル
デヒド、エチルヒドロキシルアルデヒド、オクチルアル
デヒド、o−クロロベンズアルデヒド、p−クロロベン
ズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、アセ
トアルデヒド、アニスアルデヒド、エチルバニリン、シ
ンナムアルデヒド、サリチルアルデヒド、バニリン、ベ
ラトルアルデヒド、ヘリオトロピン、ベンズアルデヒド
などがある。含窒素複素六員環化合物の例としてはピリ
ジン化合物などが挙げられ、EP0649918A1
(US5417840)等がある。
【0013】以上の液を用いて鉄系金属部材等の金属部
材をめっき後、更にMo、W、V、Nb、Ta、Ti、
Al、Ni、Li、Na、K、Ca、Co、Cu、M
g、Mn、Ca、Ba、Fe、Sn、Zr、Ce、S
r、Cr、Zn、Ag、Si、P、S、N、Cl、Fの
一種以上を含む処理溶液により表面処理を一度又は複数
回施すことにより、更に高い防錆効果を発揮可能であ
る。これらの含有量は物質や組み合わせにより適正量が
異なるが一般的に処理剤中に0.0001〜70%含ま
れ、液の粘性や経済性列びに性能から判断し0.001
〜15%程度が適量である場合が最も多い。これらの内
Crを用いた物は比較的良好な性能を示すことが多く、
Crと硫酸、硝酸、塩酸などの組み合わせやこれに酢酸
や蟻酸、クエン酸、琥珀酸、アスコルビン酸、マロン
酸、酒石酸などのカルボン酸やスルファミン酸などの
酸、尿素、アミンあるいはリン酸を加えたものなどが比
較的良好であり、更には、TiやCo、Ni、アルカリ
土類金属、Ag、Zn、Siなどと組み合わせることも
可能である。Crを他の金属、例えばTi、Al、N
i、Co、Fe、Sn、アルカリ土類金属へ置き換えた
組成物も比較的良好な性能を示す傾向にある。この他に
モリブデンやチタン、ニッケル、鉄、アルミニウムなど
とリン酸の組み合わせやチタンと珪素化合物の組み合わ
せ、珪素化合物とアルカリ金属、アルカリ土類金属の組
み合わせなどもある。また、アクリル樹脂やテフロン樹
脂、ケイ酸樹脂、エポキシ樹脂などの有機/無機系樹脂
をマトリックスとしこれら(例えばアルミニウムやチタ
ン、亜鉛、モリブデン及びこれらの酸化物、硫化物など
やケイ素化合物、テフロン)をフレーク状或いは紛状に
分散させる処理剤などでも処理可能である。処理方法と
して浸漬による方法が一般的であるが、電解によるほう
ほうも可能である。金属の供給に特に制限はなくそれぞ
れの金属塩例えばそれぞれの金属の硫酸塩、酢酸塩、硝
酸塩、塩酸塩、炭酸塩等の他に複塩でも可能であり、塩
類の使用は無機酸/有機酸イオンの供給源ともなる。こ
の他の有機酸としてはリンゴ酸、マロン酸、シュウ酸、
酒石酸、グルタミン酸、イノシン酸、乳酸などのカルボ
ン酸類などが考えられる。又この液の安定性などを目的
とし、アミンなどの含窒素化合物や含硫黄化合物の添加
も有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を説明
する。断りの無い場合は試験は図1に示す複雑に折り曲
げられた鉄板に通常の前処理を施した後、本発明の処理
を施し評価した。また、従来と同様に必要な各工程間に
水洗を行った。いずれの液とも液は懸濁(沈殿)してお
らず、めっきを行った液はその後30日間放置しても変
化(沈殿)を認めなかった。
【0015】
【実施例】実施例1 酸化亜鉛10g/L、水酸化ナトリウム100g/L、
構造式(1)のポリマー(R1、R2:メチル、n:1
20〜450、分子量約30000)2g/L、エチレ
ンジアミンとエピクロルヒドリンの反応物0.2mg/
L、エチルバニリン0.05g/L、三号珪酸ソーダ
(日産化学工業(株)製)30g/L、コバルト0.2
g/L、鉄0.2g/L、チオ尿素0.05g/Lの液
で陽極に鉄板を用いめっきを行った。試験片作製後鉄板
は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状態にした
が、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかった。更に、
5g/Lの重クロム酸カリウムと1g/Lの硫酸と0.
4g/Lの硝酸ソーダを含む処理液に25秒浸漬後60
℃で乾燥した。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の
試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面
の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで9
60〜1320時間、鉄の錆である赤錆発生まで235
2〜2880時間であった。
【0016】実施例2 酸化亜鉛14g/L、水酸化カリウム150g/L、構
造式(2)のポリマー(R1、R2:CH3、R3:C
H2、n:150〜800、分子量:約50000、
X:塩素)2g/L、ペンタエチレンヘキサミンとエピ
クロルヒドリンの反応物0.1g/L、バニリン0.0
6g/L、コロイダルシリカ(日産化学工業(株)製、
カタロイド20)15g/L、鉄0.1g/Lの液で陽
極に鉄板を用いめっき後、3g/Lの酢酸クロム、0.
5g/Lの硫酸ソーダ、0.5g/Lの硝酸ソーダ、2
g/Lのリン酸を含む処理液に60秒浸漬後、60g/
Lの珪酸ソーダと10g/Lの水酸化ナトリウムと0.
04g/Lの亜鉛を含む処理液に20秒浸漬し、乾燥し
た。試験片A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3
つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を
調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで720〜11
60時間、鉄の錆である赤錆発生まで2352〜288
0時間であった。
【0017】実施例3 酸化亜鉛7.5g/L、水酸化ナトリウム70g/L、
ジメチルアミノプロピレンジアミンとエピクロルヒドリ
ンの反応物0.4g/L、イミダゾールとエピクロルヒ
ドリンの反応物0.3g/L、ベンジルピリジニウムカ
ルボキシレート0.03g/L、構造式(3)のポリマ
ー(R1、R2、R3、R4:メチル、Y=O、n:1
50〜200、分子量:約28000、X:塩素)1.
5g/L、アニスアルデヒド0.05g/L、三号珪酸
ソーダ40g/L、鉄0.02g/Lとコバルト0.0
2g/Lの液で陽極を亜鉛板でめっきを行った。試験片
作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな状
態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかっ
た。更に、重クロム酸カリ3g/L、無水クロム酸2g
/L、硝酸1g/L、硫酸1g/L、酢酸50g/Lを
含む処理液に30秒浸漬後60℃で乾燥した。試験片A
面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、塩
水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査したが、
亜鉛の錆である白錆発生まで886〜1320時間、鉄
の錆である赤錆発生まで2400〜2880時間であっ
た。
【0018】実施例4 酸化亜鉛11.5g/L、水酸化ナトリウム120g/
L、ジメチルアミノプロピレンジアミンとエピクロルヒ
ドリンの反応物0.6g/L、イミダゾールとエピクロ
ルヒドリンの反応物0.3g/L、ベンジルピリジニウ
ムカルボキシレート0.03g/L、構造式(4)のポ
リマー(R1、R2、R3、R4:メチル、Y=O、
m:30000〜50000、n:10000〜300
00、分子量:約3000000〜6000000、
X:塩素)1.5g/L、ヘリオトロピン0.04g/
L、三号珪酸ソーダ30g/L、ニッケル0.03g/
Lの液でめっき後、硝酸クロム3g/L、硫酸チタン
0.4g/L、硝酸0.3g/L、硫酸0.2g/L、
酸性フッ化アンモン0.5g/Lを含む処理液に40秒
浸漬後、亜鉛0.02g/Lと珪酸ソーダ20g/Lを
添加した化成皮膜上処理剤5G018(日本表面化学
(株)製)に20秒浸漬した後70℃で乾燥した。試験
片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだけ平らな
状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認めなかっ
た。試験片A面第一層の厚さを5μm程度の試験片を3
つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を
調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで960〜14
00時間、鉄の錆である赤錆発生まで2440〜296
0時間であった。
【0019】実施例5 酸化亜鉛10g/L、水酸化ナトリウム120g/L、
構造式(5)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メ
チル、R5:−C2H4−O−C2H4−、Y=O、Z
=2、n:4〜9、X:塩素)1.9g/L、アニスア
ルデヒド0.02g/L、コロイダルシリカ30g/
L、鉄0.02g/L、市販のジンケートめっき用光沢
剤8500(日本表面化学(株)製)0.5mL/Lの
液でめっき後、重クロム酸カリ6g/L、無水クロム酸
4g/L、硝酸2g/L、硫酸1.5g/L、酢酸80
g/Lを含む処理液に60秒浸漬後、更に無水クロム酸
0.1g/L、リン酸0.05g/Lの処理液に20秒
浸漬し、60℃で乾燥した。この試験片の鉄の共析率は
1.7%であった。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に
戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部には
く離、脱落を認めなかった。試験片A面のめっき厚さを
5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により
試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白
錆発生まで860〜1320時間、鉄の錆である赤錆発
生まで2424〜2880時間であった。また、経時に
おいても密着不良を認めなかった。
【0020】実施例6 酸化亜鉛8g/L、水酸化ナトリウム110g/L、構
造式(7)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メチ
ル、R5:−C2H4−O−C2H4−、Y=O、Z=
3、n:70〜120、X:塩素)、ベンジルピリジニ
ウムカルボキシレート0.03g/L、ベラトルアルデ
ヒド0.05g/L、三号珪酸ソーダ4g/L、市販の
ジンケートめっき用光沢剤8500(日本表面化学
(株)製)0.5mL/L、ニッケル0.04g/Lの
液で陽極をニッケルでめっき後、硫酸チタン1g/L、
モリブデン酸アンモニウム2g/L、リン酸2g/L、
過酸化水素1g/L、コロイダルシリカ10g/Lを含
む処理液に50秒浸漬後、化成皮膜上処理剤ストロンC
コート(日本表面化学(株)製)に30秒浸漬した後1
00℃で乾燥した。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に
戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部には
く離、脱落を認めなかった。試験片A面のめっき厚さを
5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により
試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白
錆発生まで960〜1200時間、鉄の錆である赤錆発
生まで2880〜3000時間であった。
【0021】実施例7 酸化亜鉛12g/L、水酸化ナトリウム110g/L、
構造式(5)のR1、R2、R3、R4:メチル、R
5:−C2H4−O−C2H4−、Y=O、n:2〜7
は共通でZが2と3のブロックポリマー2g/L、イミ
ダゾールとエピクロルヒドリンの反応物0.3g/L、
アニスアルデヒド0.05g/L、三号珪酸ソーダ1g
/L、鉄0.005g/L、コバルト0.005g/L
の液でめっきを行った。試験片作製後鉄板は折り曲げを
元に戻し、出来るだけ平らな状態にしたが、折り曲げ部
にはく離、脱落を認めなかった。更に、クロム酸3g/
L、硫酸2g/L、硝酸1g/L、リン酸2g/Lを含
む処理液に50秒浸漬した後70℃で乾燥した。試験片
A面のめっき厚さを5μm程度の試験片を3つ作製し、
塩水噴霧試験により試験片のA面の耐食性を調査した
が、亜鉛の錆である白錆発生まで800〜1140時
間、鉄の錆である赤錆発生まで2880〜3000時間
であった。
【0022】実施例8 酸化亜鉛25g/L、水酸化ナトリウム150g/L、
構造式(5)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メ
チル、R5:−C2H4−O−C2H4−、Y=O、Z
=3、n:4〜9、X:塩素)1.9g/L、ベラトル
アルデヒド0.02g/L、コロイダルシリカ35g/
L、鉄0.25g/L、市販のジンケートめっき用光沢
剤8500(日本表面化学(株)製)0.5mL/L、
市販のジンケートめっき用添加剤H−0624(日本表
面化学(株)製)10mL/Lの液でめっき後、重クロ
ム酸カリ3g/L、無水クロム酸2g/L、硝酸0.2
g/L、硫酸1.5g/L、リン酸10g/Lを含む処
理液に60秒浸漬後、更に無水クロム酸0.5g/L、
リン酸0.05g/Lの処理液に20秒浸漬し、60℃
で乾燥した。この試験片の鉄の共析率は1.3%であっ
た。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻し、出来るだ
け平らな状態にしたが、折り曲げ部にはく離、脱落を認
めなかった。試験片A面第一層の厚さを5μm程度の試
験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA面の
耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで86
0〜1368時間、鉄の錆である赤錆発生まで2448
〜2880時間であった。また、経時においても密着不
良を認めなかった。
【0023】実施例9 酸化亜鉛11g/L、水酸化ナトリウム110g/L、
構造式(6)のポリマー(R1、R2:メチル、n:5
〜10、X:塩素)1.5g/L、構造式(2)のポリ
マー(R1、R2:CH3、R3:CH2、n:150
〜800、分子量:約50000、X:塩素)1g/
L、ジメチルアミンとエピクロルヒドリンの反応物0.
2g/L、ベンジルピリジニウムカルボキシレート0.
5g/L、アニスアルデヒド0.02g/L、コロイダ
ルシリカ25g/L、ポリエチレンイミン25g/L、
グルコン酸ナトリウム5g/L、ニッケル6.8g/L
の液でめっき後、重クロム酸カリ10g/L、無水クロ
ム酸5g/L、硫酸3g/L、塩酸1g/L、リン酸1
5g/Lを含む処理液に70秒浸漬後、更に無水クロム
酸0.8g/L、リン酸0.05g/Lの処理液に20
秒浸漬した。これに更に化成皮膜上処理剤ストロンCコ
ート(日本表面化学(株)製)に30秒浸漬した後10
0℃で乾燥した。試験片A面のめっき厚さを5μm程度
の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験により試験片のA
面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である白錆発生まで
1440〜1860時間、鉄の錆である赤錆発生まで3
120〜3840時間であった。
【0024】実施例10 酸化亜鉛15g/L、水酸化ナトリウム150g/L、
構造式(5)のポリマー(R1、R2、R3、R4:メ
チル、R5:−C2H4−O−C2H4−、Y=O、Z
=3、n:4〜9、X:塩素)1.9g/L、ベラトル
アルデヒド0.02g/L、コロイダルシリカ10g/
L、鉄2.5g/L、コバルト1.5g/L、構造式
(2)のポリマー(R1、R2:CH3、R3:CH
2、n:150〜800、分子量:約50000、X:
塩素)1g/L、酒石酸ソーダ15g/L、市販の亜鉛
−鉄合金めっき用鉄安定剤ベースR(日本表面化学
(株)製)5g/Lの液でめっき後、重クロム酸カリ7
g/L、無水クロム酸5g/L、硫酸2g/L、塩酸1
g/L、リン酸20g/Lを含む処理液に45秒浸漬
後、更に無水クロム酸0.5g/L、酢酸0.1g/L
の処理液に20秒浸漬した。これに更に化成皮膜上処理
剤ストロンJコート(日本表面化学(株)製)に30秒
浸漬した後80℃で乾燥した。試験片A面のめっき厚さ
を5μm程度の試験片を3つ作製し、塩水噴霧試験によ
り試験片のA面の耐食性を調査したが、亜鉛の錆である
白錆発生まで1200〜1680時間、鉄の錆である赤
錆発生まで2808〜3120時間であった。
【0025】比較例1 市販の亜鉛−ニッケル合金めっき用薬剤(日本表面化学
(株)、ストロンNiジンク用薬剤)を用い、処理液中
のNi濃度を調整し、Ni共析率14%の亜鉛−ニッケ
ル合金めっきを行った。得られた外観は黒〜灰色のマッ
ト状の不良外観が一部に得られた上、折り曲げにより、
めっき被膜の脱落が観察された。更に市販のクロメート
剤ZNC−980C(日本表面化学(株)製)を用いて
カタログ記載の処理(25℃、30秒)を行った。塩水
噴霧試験による耐食性は折り曲げ部などの皮膜脱落部を
中心に白錆発生まで240〜360時間しか持たなかっ
た。良好な外観と密着性が得られた共析率6%の試験片
をクロメート処理した物の耐食性は白錆まで480時
間、赤錆まで2160時間であった。
【0026】比較例2 市販の亜鉛−鉄合金めっき用薬剤(日本表面化学
(株)、ストロンジンク用薬剤)を用い、処理液中の鉄
濃度を調整し、鉄共析率1.2%の亜鉛−鉄合金めっき
を得たが、異常な光沢外観が得られた上、加熱や経時や
折り曲げなどにより、めっき被膜の脱落が観察された。
良好な外観と密着性が得られた共析率0.4%の試験片
をクロメート処理した物の耐食性は白錆まで480時
間、赤錆まで1920時間であった。
【0027】比較例3 酸化亜鉛13g/L、水酸化ナトリウム110g/Lの
液に市販の添加剤(光沢剤:8500日本表面化学
(株)製)4mL/Lと粒子経18mμのシリカ微粒子
(多木製肥(株)製、ビタシール#1500)を50g
/L添加しめっき液とした。液が懸濁しているためこれ
を均一にかくはんしながら陽極に亜鉛を用いてめっきを
行い試験片A面に厚さ5μmのめっき層を形成した。こ
れに重クロム酸カリウム1g/L、硫酸0.2g/L、
硝酸0.2gL、リン酸0.1g/Lの処理液に30秒
浸漬した試験片Aと硫酸ニッケル2g/L、コロイダル
シリカ10g/L、硝酸0.2g/Lの処理液に30秒
浸漬した試験片Bと試験片Bの上に更にコロイダルシリ
カ30g/L、水酸化ナトリウム5g/L、亜鉛0.0
1g/Lの処理液に20秒浸漬した後60℃で乾燥させ
た試験片Cを作製した。いずれの試験片も実施例に比べ
光沢が無く(梨地状で)外観的に劣っていた。それぞれ
の試験片A面の耐食性は白錆発生までが試験片Aは24
0〜360時間、試験片Bは120〜240時間、試験
片Cは360〜480時間であり、赤錆発止時間は試験
片Aは480〜600時間、試験片Bは360〜480
時間、試験片Cは600〜720時間であった。
【0028】比較例4 硫酸亜鉛7水和物288g/L、硼酸25g/L、塩化
アンモニウム27g/L、粒子経18mμのシリカ微粒
子(多木製肥(株)製、ビタシール#1500)50g
/L、非イオン活性剤(ポリオキシエチレンラウリルア
ミン)0.001mL/L、陽イオン活性剤(ドデシル
トリメチルアンモニウムクロライド)0.0005M/
Lの液(pH4)を液が懸濁しているため、均一にかく
はんしながら陽極に亜鉛を用いてめっきを行い試験片A
面に厚さ5μmのめっき層を形成した。この時点で一部
の面でめっきされない不めっき不良が発生した。これに
モリブデン酸アンモニウム5g/L、リン酸15g/
L、硫酸チタン2g/L、過酸化水素3g/L、コロイ
ダルシリカ15g/Lの処理液に35秒浸漬した試験片
Aと3g/Lの酢酸クロム、0.1g/Lの硫酸、0.
1g/Lの硝酸、2g/Lのリン酸を含む処理液に60
秒浸漬した試験片Bと更に60g/Lの珪酸ソーダと1
0g/Lの水酸化ナトリウムと0.04g/Lの亜鉛を
含む処理液に20秒浸漬した試験片Cを作製した。いず
れの試験片も比較例3以上に光沢が無く(梨地状で)外
観的に劣っていた。それぞれの耐食性は白錆発生までが
試験片Aは24〜48時間、試験片Bは72〜120時
間、試験片Cは120〜168時間であり、赤錆発止時
間は試験片Aは240〜288時間、試験片Bは288
〜360時間、試験片Cは360〜480時間であっ
た。めっきされなかった面は8時間以内に赤錆が発生し
ていた。
【0029】比較例5 実施例1のめっき液に更に三号珪酸ソーダを100g/
L添加した以外は実施例1と同様に試験片を作製したも
のと実施例1のめっき液に更にコロイダルシリカを10
0g/L添加した以外は実施例1と同様に試験片を作製
した。めっき液のコロイダルシリカは完全に溶解せず懸
濁した状態になっただけでなく、翌日には更に多量の沈
殿物が生成した。又三号珪酸ソーダを添加したものも1
週間程度で多量の沈殿を生じた。いずれにしろ実用性が
非常に乏しい結果であった。又得られためっき外観は光
沢性に欠け、梨地状で外観的に劣っていた。
【0030】比較例6 実施例1のめっき液から三号珪酸ソーダを除いた以外は
実施例2と同様に試験片を作製した。鉄などの金属水酸
化物が液に浮遊したうえ外観はムラのある暗色系の汚い
物となった。
【0031】比較例7 酸化亜鉛10g/L、水酸化ナトリウム120g/L、
市販のジンケート亜鉛めっき用光沢剤8500(日本表
面化学(株)製)8mL/L、コロイダルシリカ100
g/L、鉄0.02g/Lの液でめっき後、重クロム酸
カリ0.6g/L、無水クロム酸0.4g/L、硝酸
0.2g/L、硫酸0.3g/L、酢酸80g/Lを含
む処理液に60秒浸漬後、更に無水クロム酸0.1g/
L、リン酸0.05g/Lの処理液に20秒浸漬し、6
0℃で乾燥した。試験片作製後鉄板は折り曲げを元に戻
し、出来るだけ平らな状態にした結果、折り曲げ部に一
部はく離、脱落を認めた。また、経時において複数の箇
所においてはく離、脱落を認めた。更に放置試験の結
果、10日程で液に沈殿を確認した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例及び比較例において試験に使用した鉄板
の形状と寸法を示し、単位はmmである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2〜40g/Lの亜鉛と、40〜170
    g/Lのカ性アルカリと、0.01〜50g/Lの吸着
    剤と、0.002〜10g/Lの鉄、0.002〜10
    g/Lのコバルト、0.05〜30g/Lのマンガン、
    0.001〜2g/Lの銅、0.005〜10g/Lの
    ニッケルの一つ以上と、0.01〜30g/Lの脂肪族
    アミンまたは脂肪族アミンポリマーとを含む表面処理
    液。
  2. 【請求項2】 2〜40g/Lの亜鉛と、40〜170
    g/Lのカ性アルカリと、0.01〜50g/Lの吸着
    剤と、0.001〜3g/Lの鉄並びに0.001〜3
    g/Lのコバルト若しくは0.005〜5g/Lの鉄並
    びに0.005〜5g/Lのニッケルと、0.01〜3
    0g/Lの脂肪族アミンまたは脂肪族アミンポリマーと
    を含む表面処理液。
  3. 【請求項3】 脂肪族アミンポリマーが脂肪族アミンと
    グリシジル化合物との反応物、脂肪族アミン同士の反応
    物とグリシジル化合物との反応物、脂肪族アミンとアル
    キルエーテル化合物との反応物、脂肪族アミン同士の反
    応物とアルキルエーテル化合物との反応物、ポリエチレ
    ンイミン、ポリアミンスルホン、ポリアルキレンポリア
    ミン、構造式(1) 【化1】 (R1、R2:水素、Cが10以下のアルキル、X:無
    機陰イオン、n:1以上)で表されるポリマー、または
    構造式(2) 【化2】 (R1、R2:水素、メチル、エチル、ブチル、イソブ
    チル、R3:CH2、C24、C36 X:無機陰イオ
    ン、n:1以上)で表されるポリマー、構造式(3) 【化3】 (R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキ
    ル、Y:SまたはO、X:無機陰イオン、n:1以上)
    で表されるポリマー、構造式(4) 【化4】 (R1、R2、R3、R4:水素、Cが5以下のアルキ
    ル、Y:SまたはO、X:無機陰イオン、n:1以上)
    で表されるポリマー、構造式(5) 【化5】 (R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イ
    ソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(O
    CCH2CH2XOH(Xは0から6)または2−ヒド
    ロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH
    (Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22
    −O−(CH22、(CH22−O−(CH 22−O−
    (CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−C
    HOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Y:
    S、NまたはO、Z:1〜5X:無機陰イオン)で表さ
    れるポリマー、構造式(6) 【化6】 (R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、
    ブチル、−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは
    0から5)、−CH2CH2(OCH2CH2XOH(X
    は0〜5)から選ばれたもの、n:1以上)で表される
    ポリマー、構造式(7) 【化7】 と 【化8】 (R1、R2:水素、メチル、エチル、イソプロピル、
    ブチル、−CH2CH2(OCCH2CH2XOH(Xは
    0から5)、または−CH2CH2(OCH2CH2X
    H(Xは0から5)から選ばれたもの、n:1以上、
    Y:OまたはS)をモノマーとするポリマー、構造式
    (8) 【化9】 (R1、R2、R3、R4:水素、メチル、エチル、イ
    ソプロピル、2−ヒドロキシルエチル−CH2CH2(O
    CCH2CH2XOH(Xは0から6)、または2−ヒ
    ドロキシルエチル−CH2CH2(OCH2CH2XOH
    (Xは0から6)から選ばれたもの、R5:(CH22
    −O−(CH22、(CH22−O−(CH22−O−
    (CH22、CH2−CHOH−CH2−O−CH2−C
    HOH−CH2から選ばれたもの、n:1以上、Z:1
    〜6、Y:SまたはO)で表されるポリマー、 尿素、チオ尿素の四級化アミン誘導体、およびこれらの
    一部をアルキル化した物、これらのコポリマー、これら
    のブロックポリマーより選択される請求項1又は2記載
    の表面処理液。
  4. 【請求項4】 吸着剤が無機化合物、無機コロイドある
    いは無機ゾルである請求項1、2又は3記載の表面処理
    液。
  5. 【請求項5】 更にアルデヒド又は含窒素複素六員環化
    合物を含む請求項1、2、3又は4記載の表面処理液。
  6. 【請求項6】 金属を母材とする部材を請求項1、2、
    3、4又は5により処理した後、更にMo、W、V、N
    b、Ta、Ti、Al、Ni、Li、Na、K、Co、
    Cu、Mg、Mn、Ba、Fe、Sn、Zr、Ce、S
    r、Cr、Zn、Ag、Si、P、S、N、Cl、Fの
    一種以上を含む処理溶液剤により表面処理を一度又は複
    数回施す表面処理方法。
  7. 【請求項7】 Mo、W、V、Nb、Ta、Ti、A
    l、Ni、Li、Na、K、Ca、Co、Cu、Mg、
    Mn、Ba、Fe、Sn、Zr、Ce、Sr、Cr、Z
    n、Ag、Si、P、S、N、Cl、Fの一種以上を含
    む溶液である請求項6記載の方法のための表面処理剤。
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