JP4363708B2 - 電気亜鉛めっき浴 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車業界や家電業界で広く利用されている亜鉛めっき浴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に鉄系の材料・部品の防錆方法として亜鉛めっきは最も広く利用されている。亜鉛めっき方法にはさまざまな方法があるが、自動車業界や家電業界で持に用いられる比較的手頃なサイズの部品やねじ類は、弱酸性浴、シアン浴、ノーシアンアルカリジンケート浴の3種類の電気めっき浴により殆どがめっきされている。浴種による特徴として下記の点が挙げられる。
1.アルカリジンケート浴やシアン浴は、弱酸性浴に比べると実用電流密度における電流効率が低い(弱酸性浴は85%以上であるが、アルカリ性浴は50〜70%程度)。
2.弱酸性浴に比べて、アルカリジンケート浴やシアン浴は光沢、レベリング性に劣る。
3.アルカリジンケート浴やシアン浴は、弱酸性浴に比べ均一電着性が良い。
4.アルカリジンケート浴は、他の浴に比べ廃水処理が容易である。
5.アルカリジンケート浴やシアン浴は、弱酸性浴に比べ設備寿命が長い。
6.酸性浴は、アルカリ浴(特にシアン浴)に比べ洗浄力がないので前処理を完全に行う必要がある。
7.シアン浴は猛毒のシアンを使用している。
8.シアン浴は、二次加工などのめっき後負荷に対し最も強く、酸性浴は最も弱い。
9.酸性浴は、衝撃などに対してカケ等の不良を生じやすいが、アルカリ浴(特にシアン浴)は強い。
【0003】
めっき関係の団体である表面処理機材工業会のまとめによると、上記の3種の浴用の光沢剤の販売量はほぼ同量であり、それぞれの光沢剤の消耗量が同じと仮定した場合に、亜鉛めっきの1/3はシアン浴である。環境に対する問題意識の高まる現在において、シアン浴は猛毒のシアンを含有しているにもかかわらず、これほど広く用いられていることは一つの驚異でもある。
この様に、シアン浴が広く利用されている要因は幾つかあると思われるが、最大の要因はその物性にあると考えられる。すなわち、シアン浴はその性質上皮膜が柔らかく、前処理に強い上、他に比べ光沢剤の吸着量も少ないと考えられるため皮膜の応力も小さいと考えられる。このためにシアン浴は、他のめっき浴(特に酸性浴)では困難である折り曲げ、スパイラル曲げ、押し出し、押し込み、衝撃などのめっき後の負荷に対して非常に強い性質を有している。めっきがはがれると言う言葉があるが、防食めっきであれ、装飾めっきであれ、めっきは対象物に付着していて効果を発揮するものであり、これらのめっき後の負荷で脱落や膨れやカケと呼ばれる不良現象が生じることは最も避けるべきことである。
他の浴種(特にジンケート浴)においても日々改良されているが、3種の浴の割合を見る限りでは、未だ改良の余地があると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来の技術におけるそれぞれのめっき浴の特徴を生かし、より優れためっき浴を提供することにある。具体的には、ジンケート浴の特徴である電流密度の影響を受けにくい良好な均一電着性を得ることや優れたツキマワリ性を得ることはもとより、容易な排水性を維持しつつ、シアン浴の特徴である優れた皮膜物性のめっきが得られるジンケート浴を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、鋭意研究した結果、特定量の亜鉛とナトリウムと特定の水溶性アミンポリマーを組み合わせることによって、従来技術における上記のような問題点を解決できることを見いだした。すなわち、本発明に従うアルカリ性電気亜鉛めっき浴によって、電流密度の影響を受けにくい良好な均一電着性、優れたツキマワリ性、従来の弱酸性浴やアルカリジンケートめっき浴では得られない優れた被膜物性のめっき皮膜を得ることが可能となった。
【0006】
すなわち、本発明の主題は、1〜50g/Lの亜鉛と、15〜180g/Lのナトリウムと、0.01〜30g/Lの水溶性ポリマーと、チオ尿素と、アルデヒドとを含有し、
上記水溶性ポリマーは、
構造式(1)で表され、構造式(1)中のR1、R2、R3及びR4がメチル、R5が(CH22−O−(CH22、nが5〜12、YがO、xが1、Xが塩素である水溶性ポリマーと、
構造式(2)で表され、構造式(2)中のR1及びR2がメチル、Xが塩素、nが120〜450である水溶性ポリマーと、
で構成されることを特徴とする亜鉛めっき浴にある。
【化7】
Figure 0004363708
【化8】
Figure 0004363708
また、本発明の主題は、1〜50g/Lの亜鉛と、15〜180g/Lのナトリウムと、0.01〜30g/Lの水溶性ポリマーと、ポリエチレンイミンと、ジクロロベンズアルデヒド、oークロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、シンナムアルデヒド、サリチルアルデヒド、バニリン、ベラトルアルデヒド、ヘリオトロピン及びベンズアルデヒドの中から選択された1種のアルデヒドと、エチルバニリンとを含有し、
上記水溶性ポリマーは、
構造式(1)で表され、構造式(1)中のR1、R2、R3及びR4がメチル、R5が(CH22−O−(CH22、nが8〜15、YがO、xが1、Xが臭素である水溶性ポリマーと、
構造式(3)で表され、構造式(3)中のR1及びR2がメチル、R3がCH2、nが150〜500、Xが臭素である水溶性ポリマーと、
で構成されることを特徴とする亜鉛めっき浴にある。
【化9】
Figure 0004363708
さらに、本発明の主題は、1〜50g/Lの亜鉛と、15〜180g/Lのナトリウムと、0.01〜30g/Lの水溶性ポリマーと、エチレンジアミン及びエピクロルヒドリンの反応物と、アセトアミドと、チオ尿素と、ウロトロピンと、ジクロロベンズアルデヒド、oークロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、シンナムアルデヒド、サリチルアルデヒド、バニリン、ベラトルアルデヒド、ヘリオトロピン及びベンズアルデヒドの中から選択された1種のアルデヒドとを含有し、
上記水溶性ポリマーは、
構造式(1)で表され、構造式(1)中のR1、R2、R3及びR4がメチル、R5が(CH22−O−(CH22、nが6〜12、YがO、xが2、Xが塩素である水溶性ポリマーと、
構造式(3)で表され、構造式(3)中のR1及びR2がメチル、R3がCH2、nが150〜500、Xが塩素である水溶性ポリマーと、
で構成されることを特徴とする亜鉛めっき浴にある。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明のアルカリ性電気亜鉛めっき浴において、好ましい効果を得るためには、亜鉛とナトリウムの含有量と特定の水溶性脂肪族アミンポリマーとの組み合わせが重要である。しかして、本発明に従うめっき浴は、1〜50g/L、好ましくは3〜25g/Lの亜鉛(亜鉛イオンとして)、15〜180g/L、好ましくは30〜90g/Lのナトリウム(ナトリウムイオンとして)および0.01〜30g/L、好ましくは0.1〜20g/Lの水溶性脂肪族アミンポリマーを含有する。
亜鉛濃度については、上記の範囲よりも少ないと、めっき析出速度が異常に遅く、工業的に必要とされる膜厚を得るのに長時間を要し、商業的に不利である。また、上記の範囲よりも高濃度では高電流密度部に焦げと呼ばれる不良が発生しやすくなると同時に液の踏み出しなどによる経済的損失も大きくなる。
ナトリウム濃度としては、上記の数値範囲よりも少ないと、めっき液の導電性や電流効率が低下し、均一なめっきが生成しにくくなり、高いと処理物表面の変色(変質)を起こしやすくなる。
アミンポリマーの濃度としては、上記の数値範囲よりも少ないと、本発明の効果が得にくくなると同時にメッキ金属の析出に対する抑制力が低下するために光沢のない汚い金属析出外観となり、多いと抑制力が過剰となるために金属析出速度が低下したり、十分な光沢が得られなくなる。
【0008】
本発明に従う好ましい水溶性脂肪族アミンポリマーとしては、トリエタノールアミンやエチレンジアミン、ペンタエチレンヘキサミン、ジアミノプロパン、ジエチレントリアミン、エチルアミノエタノール、アミノプロピルエチレンジアミン、ビスアミノプロピルピペラジン、ヘキサメチレンテトラミン、イソプロパノールアミン、アミノアルコール、イミダゾール、ピコリン、ピペラジン、メチルピペラジン、モルホリン、ヒドロキシエチルアミノプロピルアミン、テトラメチルプロピレンジアミン、ヘキサメチレンテトラミン等のこれら同士の反応物あるいはこれらとニコチン酸、尿酸、尿素、チオ尿素との反応物、更にはこれらをメチル化あるいはエチル化した物同士の反応物等が挙げられる。更に、これらとグルシジル化合物との反応物、例えばエピクロルヒドリン、アリルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、グリシドール、メチルグリシジルエーテル、2エチルヘキシルグリシジルエーテル、グリセロールジグリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、セカンダリーブチルフェノールジグリシジルエーテル、グリシジルメタクリレートなどとの反応物がある。
【0009】
水溶性脂肪族アミンポリマーの内で最も効果が顕著であったのが、構造式(1)
【化10】
Figure 0004363708
(ここで、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ水素、メチル、エチル、イソプロピル、2−ヒドロキシルエチル-CH2CH2(OCCH2CH2XOH(xは0〜6)または2−ヒドロキシルエチル-CH2CH2(OCH2CH2XOH(xは0〜6)から選ばれ、R5は(CH22-O-(CH22、(CH22-O-(CH22-O-(CH22または CH2-CHOH-CH2-O-CH2-CHOH-CH2から選ばれ、YはSまたはOであり、xは1または2であり、nは1以上であり、Xは有機または無機陰イオンの残基、好ましくはハロゲンである)
で示される水溶性ポリマーであり、特に、R1、R2、R3およびR4がそれぞれメチルであり、R5が(CH22-O-(CH22であり 、nが約2〜15であり、YがOであり、xが1または2であるポリマーは優れていた。
【0010】
本発明のめっき浴は、光沢性の向上、ツキ回り性の向上を図るために、更にジクロロベンズアルデヒド、oークロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、エチルバニリン、シンナムアルデヒド、サリチルアルデヒド、バニリン、ベラトルアルデヒド、ヘリオトロピン、ベンズアルデヒドなどのアルデヒドを含有することができる。これらの適量は一般的に0.0005〜10g/Lの間にあり、多くの場合は0.01〜5g/Lが適正量である場合が多い。
【0011】
同様の効果に加え、均一電着性の向上や外観の向上を図るために、本発明のめっき浴は、更に構造式(2)
【化11】
Figure 0004363708
(ここで、R1およびR2はそれぞれ水素または炭素数が10以下のアルキルであり、nは1以上であり、Xは有機または無機陰イオンの残基、好ましくはハロゲンである)
で表されるポリマー、または構造式(3)
【化12】
Figure 0004363708
(ここで、R1およびR2はそれぞれ水素、メチル、エチル、ブチルまたはイソブチルであり、R3はCH2、C24または炭素数C36であり、nは1以上であり、Xは有機または無機陰イオンの残基、好ましくはハロゲンである)
で表されるポリマー、または構造式(4)
【化13】
Figure 0004363708
(ここで、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ水素または炭素数5以下のアルキルであり、YはSまたはOであり、nは1以上であり、Xは有機または無機陰イオンの残基、好ましくはハロゲンである)
で表されるポリマー、または構造式(5)
【化14】
Figure 0004363708
(ここで、R1、R2、R3およびR4はそれぞれ水素または炭素数5以下のアルキルであり、YはSまたはOであり、mおよびnは1以上であり、Xは有機または無機陰イオンの残基、好ましくはハロゲンである)
で表されるポリマー、またはベンジルピリジニウムカルボキシレート、ポリアミド、チオアセトアミド、チオアセトアミド誘導体、チオ尿素、チオ尿素誘導体、尿素、尿素誘導体、ポリエチレンイミン、ポリアミンスルホン、ポリアリルアミン、脂肪族アミンおよび脂肪族アミンポリマーからなる群の1種以上を含有することができる。これらの適量は一般的に0.0005〜10g/Lの間にあり、多くの場合は0.01〜5g/Lが適正量である場合が多い。
【0012】
【実施例】
以下、実施例により本発明を説明する。試験片は通常の前処理を行った50×100×2mmのパネルまたは太さ6mm、長さ40mmのボルト、あるいは太さ8mm、長さ300mmのパイプを用いた。
【0013】
実施例1
亜鉛濃度6.5g/L、水酸化ナトリウム100g/L、構造式(1)のポリマー(R1、R2、R3およびR4はメチル、R5は(CH22−O−(CH22、nは約8〜15、YはO、xは1、Xは臭素である)1g/L、構造式(3)のポリマー(R1およびR2はメチル、R3はCH2、nは約150〜500である、分子量=約50000)0.2g/L、ポリエチレンイミン0.01g/L、ベラトルアルデヒド0.01g/L、エチルバニリン0.01g/Lの浴と、比較としての亜鉛濃度6.3g/L、水酸化ナトリウム97g/L、従来のジンケートめっき浴用光沢剤(J−0510 日本表面化学(株)製)8mL/Lの浴で、それぞれ4A/dm2、60分間パイプにめっきを行った。それぞれの試験片を直径30mmの棒をあてがい、螺旋状にねじ曲げた。本発明の試験片は10本全てに於いて問題を認めなかったが、比較の試験片は10枚中4本においてパイプの外周に脱落を認めた。
【0014】
実施例2
亜鉛濃度11.9g/L、水酸化ナトリウム130g/L、構造式(1)のポリマー(R1、R2、R3およびR4=メチル、R5=(CH22−O−(CH22、n=約6〜12、Y=O、x=2、X=沃素及び塩素)0.8.g/L、構造式(3)のポリマー(R1およびR2はメチル、R3はCH2、nは約150〜500である、分子量約50000)0.2g/L、エチレンジアミンとエピクロルヒドリンの反応物0.01g/L、アセトアミド0.01、チオ尿素0.01g/L、ウロトロピン0.003g/L、バニリン0.06g/Lの浴と、比較としての亜鉛濃度12.3g/L、水酸化ナトリウム129g/L、従来のジンケートめっき浴用光沢剤(J−0510 日本表面化学(株)製)8mL/Lの浴で、それぞれ4A/dm2、70分間パネルにめっきを行った。それぞれの試験片を直径4mmの棒をあてがい、180°折り曲げた。本発明の試験片は10枚全てに於いて問題を認めなかったが、比較の試験片は10枚中3枚に僅かな脱落を認めた。
【0015】
実施例3
亜鉛濃度18g/L、水酸化ナトリウム155g/L、実施例3で使用した構造式(1)のポリマー1.6g/L、構造式(2)のポリマー(R1およびR2はメチル、Xは塩素、nは約120〜450である、分子量約30000)0.3g/L、エチルバニリン0.04g/L、チオ尿素0.01g/Lの浴と、比較としての亜鉛濃度20g/L、全塩素140g/L、pH5.9、酸性浴用光沢剤(6410日本表面化学(株)製)A剤30mL/L、B剤1mL/Lの一般的弱酸性亜鉛めっき浴で、それぞれ15A/kg、50分間の回転めっきでボルトにめっきを行った。それぞれの試験片を15本ずつ容器に入れ、中でボルト同士がぶつかり合うように容器を上下左右に振った。比較例のボルトはほぼ全品にカケ(欠け落ち)不良を認め、容器内に脱落により生じたと推測される金属粉を多量に確認したが、本発明においては15本中2本に僅かのカケ(欠け落ち)を認めた程度であった。

Claims (4)

  1. 1〜50g/Lの亜鉛と、15〜180g/Lのナトリウムと、0.01〜30g/Lの水溶性ポリマーと、チオ尿素と、アルデヒドとを含有し、
    上記水溶性ポリマーは、
    構造式(1)で表され、構造式(1)中のR1、R2、R3及びR4がメチル、R5が(CH22−O−(CH22、nが5〜12、YがO、xが1、Xが塩素である水溶性ポリマーと、
    構造式(2)で表され、構造式(2)中のR1及びR2がメチル、Xが塩素、nが120〜450である水溶性ポリマーと、
    を混合することで構成されることを特徴とする亜鉛めっき浴。
    Figure 0004363708
    Figure 0004363708
  2. 前記アルデヒドは、エチルバニリンである請求項1に記載の亜鉛めっき浴。
  3. 1〜50g/Lの亜鉛と、15〜180g/Lのナトリウムと、0.01〜30g/Lの水溶性ポリマーと、ポリエチレンイミンと、ジクロロベンズアルデヒド、oークロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、シンナムアルデヒド、サリチルアルデヒド、バニリン、ベラトルアルデヒド、ヘリオトロピン及びベンズアルデヒドの中から選択された1種のアルデヒドと、エチルバニリンとを含有し、
    上記水溶性ポリマーは、
    構造式(1)で表され、構造式(1)中のR1、R2、R3及びR4がメチル、R5が(CH22−O−(CH22、nが8〜15、YがO、xが1、Xが臭素である水溶性ポリマーと、
    構造式(3)で表され、構造式(3)中のR1及びR2がメチル、R3がCH2、nが150〜500、Xが臭素である水溶性ポリマーと、
    を混合することで構成されることを特徴とする亜鉛めっき浴。
    Figure 0004363708
    Figure 0004363708
  4. 1〜50g/Lの亜鉛と、15〜180g/Lのナトリウムと、0.01〜30g/Lの水溶性ポリマーと、エチレンジアミン及びエピクロルヒドリンの反応物と、アセトアミドと、チオ尿素と、ウロトロピンと、ジクロロベンズアルデヒド、oークロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、シンナムアルデヒド、サリチルアルデヒド、バニリン、ベラトルアルデヒド、ヘリオトロピン及びベンズアルデヒドの中から選択された1種のアルデヒドとを含有し、
    上記水溶性ポリマーは、
    構造式(1)中のR1、R2、R3及びR4がメチル、R5が(CH22−O−(CH22、nが6〜12、YがO、xが2、Xが塩素である水溶性ポリマーと、
    構造式(3)で表され、構造式(3)中のR1及びR2がメチル、R3がCH2、nが150〜500、Xが塩素である水溶性ポリマーと、
    を混合することで構成されることを特徴とする亜鉛めっき浴。
    Figure 0004363708
    Figure 0004363708
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