JP2001130446A - 車体側部構造 - Google Patents

車体側部構造

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JP2001130446A
JP2001130446A JP31859799A JP31859799A JP2001130446A JP 2001130446 A JP2001130446 A JP 2001130446A JP 31859799 A JP31859799 A JP 31859799A JP 31859799 A JP31859799 A JP 31859799A JP 2001130446 A JP2001130446 A JP 2001130446A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両側方からの荷重入力時に、シートの回転
を抑制し、シートを媒介とした車体骨格部への荷重伝達
を行うことができる車体側部構造を提供する。 【解決手段】 シート7に車幅方向に補強するべく車幅
方向に延びる荷重方向変換部材24を設け、センターピ
ラー1のピラーインナ12及びドアのドアインナに、車
両側方からの荷重入力時に荷重方向変換部材24の車幅
方向外側端部24aに係合する係合部材25を、設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両側方からの衝
突エネルギーを効果的に吸収することができる車体側部
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車体側部構造としては、
例えば、特開平9−169232号公報に記載されたも
のがあり、かかる公報に記載されたものは、図30に示
したように、シート70のシートバックフレーム72の
下部フレーム内に補強パイプ74が挿入されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報記載の構造では、トラックや近年増えてきたRV車
等、バンパーがセダン等の一般乗用車に比べて高い位置
に設けられた車両に側面衝突された場合に、図31に示
したように、シート70への荷重入力点76とシートの
支持点78との間に高さ方向の距離があり、シート70
に対して支持点78を中心としたモーメントが発生し、
シート70が回転してしまい、シート70を媒介とし
た、フロアパネル80等の車体骨格部への荷重伝達が十
分に出来ないという課題がある。そのため、シートバッ
クフレーム72に、車両側方からの荷重を伝達するため
に必要な軸方向の強度と、該荷重によるモーメントに耐
えうる取付強度が必要となり、シートバックフレーム7
2に必要となる重量がかさんでしまうという課題があ
る。
【0004】一方で、車体骨格部への荷重の伝達を良好
にするために、リヤフロア部側面衝突対策構造として、
特開平8−26144号公報に記載されたものがあり、
図32に示したように、リヤドア82に固着したレイン
フォース84に凹陥部84aを設け、リヤフロア86上
のクロスメンバ88の閉断面部の側端面88aにストッ
パ部材90を設け、側面衝突時に、ストッパ部材90を
凹陥部84aに嵌入することにより、リヤドア82の上
向きのずれを抑制し、レインフォース84の内側端面か
らの衝突荷重を閉断面部に伝達するようにしている。
尚、Bはバリヤである。
【0005】しかしながら、このような構造をシートの
回転を抑制するために適用しようとすれば、シート位置
の自由度を持たせることができないという課題がある。
シート位置の自由度を維持しようとすれば、ストッパ部
材をシート位置に対応して多数設けなければ機能せず、
組み付け工数が大幅に増加するなどの課題がある。
【0006】本発明はこのような従来の課題に着目して
なされたもので、車両側方からの荷重入力時に、シート
の回転を抑制し、シートを媒介とした車体骨格部への荷
重伝達を行うことができる車体側部構造を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、乗員室側部に配され上下方
向に延びるセンターピラーと、センターピラーの前後に
位置するサイドパネルと、乗員室底部に配されたフロア
パネルと、フロアパネル上に設けられたシートと、から
なる車体側部構造において、前記シートに車幅方向に補
強するべく車幅方向に延びる補強部材を設け、前記セン
ターピラーの内側または前記サイドパネルの内側に、車
両側方からの荷重入力時に前記補強部材の車幅方向外側
端部の上昇を抑制可能な上昇防止手段を設けることを特
徴とする。好ましくは、上昇防止手段は、車両側方から
の荷重入力に対するセンターピラーまたはサイドパネル
に生じる変化を利用して、補強部材の車幅方向外側端部
の上昇を抑制するものであると良い。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の前記上昇防止手段が、車両側方からの荷重入力時
に、前記補強部材の車幅方向外側端部に車幅方向内側斜
め下方の荷重を加えるものであることを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の前記上昇防止手段が、前記車両側方からの荷重入
力時に前記補強部材の車幅方向外側端部に係合する係合
部材を、備えることを特徴とする。好ましくは、係合手
段は、車両側方からの荷重入力に対してセンターピラー
またはサイドパネルに生じる変化を利用して、係合部材
が補強部材の車幅方向外側端部に係合できるものである
と良い。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の前
記補強部材の車幅方向外側端部が、1つ以上の凸部また
は凹部を有しており、前記係合部材は、前記補強部材の
車幅方向外側端部の前記凸部または凹部に嵌合する凹部
または凸部を有することを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項3記載の前
記補強部材の車幅方向外側端部には、前記係合部材と係
合可能な突起が設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項3記載の前
記係合部材が、乗員室側面に沿って平面的に配設され、
車両側方からの荷重入力時に、前記補強部材の車幅方向
外側端部に押圧されて局所的に車幅方向に変形するもの
であることを特徴とする。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項3記載の前
記係合部材が、前記車両側方からの荷重入力時に、前記
補強部材の車幅方向外側端部に接触可能であり、該補強
部材の車幅方向外側端部と係合部材のそれぞれの互いに
接触可能な表面同士が接触時に、高摩擦力を生じるよう
にしたことを特徴とする。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項3記載の前
記係合部材が、センターピラーまたはサイドパネルと共
に閉断面構造を構成するものであることを特徴とする。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項8記載の前
記閉断面構造が、下端部において開口されており、前記
補強部材の車幅方向外側端部は、該開口から閉断面構造
内に挿入可能な突起部を有することを特徴とする。
【0016】請求項10記載の発明は、請求項3記載の
ものにおいて、前記車両側方からの荷重入力を検出する
荷重検出手段と、該検出手段が荷重入力を検出すること
によって駆動される作動手段とがさらに設けられ、該作
動手段によって、前記上昇防止手段の係合部材または前
記補強部材の車幅方向外側端部の少なくとも一方が、そ
の他方側に接近する方向に突出されることを特徴とす
る。
【0017】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の前記荷重検出手段が、内部に流体を収容する可撓性袋
体であり、前記作動手段は、該可撓性袋体内部に連通す
るシリンダであり、該シリンダのピストンロッドに前記
係合部材または前記補強部材の車幅方向外側端部のいず
れかが連結されることを特徴とする。
【0018】請求項12記載の発明は、請求項10記載
の前記荷重検出手段が、車両側方からの荷重入力時に電
気信号を出力するセンサであり、前記作動手段は、該セ
ンサからの電気信号に基づいて作動するものであること
を特徴とする。
【0019】請求項13記載の発明は、請求項2ないし
12のいずれかに記載の前記係合部材が、センターピラ
ー内側面またはサイドパネル内側面に一体的に取り付け
られることを特徴とする。
【0020】請求項14記載の発明は、請求項3記載の
前記係合部材が、センターピラー、センターピラーの内
側に取り付けられるガーニッシュ、サイドパネルまたは
サイドパネルの内側に取り付けられるトリム部材に、一
体に形成される強度部であることを特徴とする。強度部
としては、例えばリブまたは肉厚部とすることができ
る。
【0021】請求項15記載の発明は、請求項3記載の
前記係合部材が、センターピラー、センターピラーの内
側に取り付けられるガーニッシュ、サイドパネルまたは
サイドパネルの内側に取り付けられるトリム部材に、一
体に形成される段差部であることを特徴とする。
【0022】請求項16記載の発明は、請求項3ないし
15のいずれかに記載の前記上昇防止手段が、前記係合
部材の近傍であって且つ、センターピラーの内側に取り
付けられるガーニッシュに、またはサイドパネルの内側
に取り付けられるトリム部材に、形成される強度脆弱部
を含むことを特徴とする。
【0023】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の前記強度脆弱部が、車両前後または上下方向に延びる
ことを特徴とする。
【0024】請求項18記載の発明は、請求項3ないし
17のいずれかに記載の前記係合部材に、シートベルト
が通過する挿通溝を設けることを特徴とする。
【0025】請求項19記載の発明は、請求項3ないし
18のいずれかに記載の前記係合部材が、シートスライ
ドに伴って移動する補強部材の車幅方向外側端部の車体
前後方向移動範囲に対応して設けられることを特徴とす
る。
【0026】請求項20記載の発明は、請求項3ないし
19のいずれかに記載の前記係合部材の係合下端部が、
前記補強部材の車幅方向外側端部の被係合上端部よりも
高い位置に設定されることを特徴とする。より好ましく
は、車両側方からの荷重入力時にセンターピラーまたは
サイドパネルの回転中心となる点から係合部材の係合下
端部までの距離が、該回転中心点から補強部材の車幅方
向外側端部の被係合上端部までの距離よりもやや大きく
なるように設定されるとよい。
【0027】請求項21記載の発明は、請求項1ないし
20のいずれかに記載の前記補強部材が、フロアパネル
の車幅方向中央部において上方へ凸設され車体前後方向
に延びるフロアトンネルよりも高い車体部位に入力され
た車両側方からの荷重を、フロアトンネルに向けて伝達
する荷重方向変換部材であることを特徴とする。
【0028】請求項22記載の発明は、請求項21記載
の前記荷重方向変換部材が、シート内部のシートバック
フレームの下フレーム部に一体的に設けられることを特
徴とする。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、車両側方
からの荷重入力時に、上昇防止手段が補強部材の車幅方
向外側端部の上昇を防止するため、シートの回転が抑制
される。従って、シートを媒介とした車体骨格部への荷
重伝達を効果的に行うことができる。また、補強部材に
発生するモーメントを低減することができる。また、セ
ンターピラーの内側またはサイドパネルの内側に上昇防
止手段を設けることで、車両側方の高い位置からの荷重
入力に対してセンターピラーまたはサイドパネルに生じ
る変化を利用して上昇防止手段によりシートの回転を抑
える構成とすることができる。
【0030】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
係る効果に加えて、上昇防止手段が、前記補強部材の車
幅方向外側端部に車幅方向内側斜め下方の荷重を加える
ことにより、確実に補強部材の車幅方向外側端部の上昇
を抑えることができる。
【0031】請求項3記載の発明によれば、請求項1ま
たは2に係る効果に加えて、上昇防止手段の係合手段
が、補強部材の車幅方向外側端部に係合し、その係合範
囲で拘束することで、確実に補強部材の車幅方向外側端
部の上昇を抑えることができる。また、車両側方の高い
位置からの荷重入力に対してセンターピラーまたはサイ
ドパネルに生じる変化を利用して、係合部材が補強部材
の車幅方向外側端部に係合する構成とすることができ
る。
【0032】請求項4記載の発明によれば、請求項3に
係る効果に加えて、前記補強部材の車幅方向外側端部の
凸部または凹部が、係合部材の凹部または凸部に係合す
ることで、両者の係合を確実なものとすることができ
る。
【0033】請求項5記載の発明によれば、請求項3に
係る効果に加えて、補強部材の車幅方向外側端部の突起
によって、係合部材との係合をより容易に且つ確実とす
ることができる。
【0034】請求項6記載の発明によれば、請求項3に
係る効果に加えて、補強部材の車幅方向外側端部に押圧
されて局所的に係合部材が車幅方向に変形する部位と、
押圧されていない部位とで、車幅方向の段差を形成し、
該段差を補強部材の車幅方向外側端部に当接させること
により、係合部材と補強部材の車幅方向外側端部とを係
合することができる。
【0035】請求項7記載の発明によれば、請求項3に
係る効果に加えて、係合部材と補強部材の車幅方向外側
端部との表面同士が接触して、高摩擦力を発生すること
で、補強部材の車幅方向外側端部を係合部材に拘束し、
両者を係合させることができる。
【0036】請求項8記載の発明によれば、請求項3に
係る効果に加えて、センターピラーまたはサイドパネル
と共に係合部材が閉断面構造を構成するために、物体が
該閉断面構造に衝突した場合に、該閉断面構造が倒れた
りまたは潰れたりして、該閉断面形状が変形すること
で、その衝撃力を緩和することができる。
【0037】請求項9記載の発明によれば、請求項8に
係る効果に加えて、補強部材の車幅方向外側端部の突起
部が補強部材の閉断面構造の下端部の開口から挿入され
ることにより、補強部材と補強部材の車幅方向外側端部
とが係合されるため、係合された後は、荷重方向変換部
材と係合部材との間に車幅方向前後方向の相対変位が生
じても、確実に係合状態を保持することができる。
【0038】請求項10記載の発明によれば、請求項3
に係る効果に加えて、車両側方からの荷重入力時に作動
手段によって、係合部材または補強部材の車幅方向外側
端部の少なくとも一方が突出するため、その突出を利用
して、係合部材と補強部材の車幅方向外側端部とを係合
させることができる。
【0039】請求項11記載の発明によれば、請求項1
0に係る効果に加えて、車両側方からの荷重入力時に、
可撓性袋体が圧縮されるため、その内部の流体がシリン
ダの方へ流出し、シリンダのピストンロッドを確実に突
出させることができる。
【0040】請求項12記載の発明によれば、請求項1
0に係る効果に加えて、車両側方からの荷重入力時に、
センサから電気信号が出力され、作動手段が作動される
ため、確実に、係合手段または補強部材の車幅方向外側
端部の少なくとも一方を突出させることができる。
【0041】請求項13記載の発明によれば、請求項2
ないし12のいずれかに係る効果に加えて、係合手段を
強度部材であるセンターピラーまたはサイドパネルの内
側面に取り付けることで、補強部材の車幅方向外側端部
との係合時の係合強度を確保することができる。
【0042】請求項14記載の発明によれば、請求項3
に係る効果に加えて、係合部材を、センターピラー、セ
ンターピラーの内側に取り付けられるガーニッシュ、サ
イドパネルまたはサイドパネルの内側に取り付けられる
トリム部材に、一体に形成される強度部とすることで、
部品点数を増加させずに、係合部材と補強部材の車幅方
向外側端部とを係合させることができる。
【0043】請求項15記載の発明によれば、請求項3
に係る効果に加えて、係合部材を、センターピラー、セ
ンターピラーの内側に取り付けられるガーニッシュ、サ
イドパネルまたはサイドパネルの内側に取り付けられる
トリム部材に、一体に形成される段差部とすることで、
部品点数を増加させずに、係合部材と補強部材の車幅方
向外側端部とを係合させることができる。
【0044】請求項16記載の発明によれば、請求項3
ないし15のいずれかに係る効果に加えて、ガーニッシ
ュまたはトリム部材に強度脆弱部が形成されていること
から、車両側方からの荷重入力時に、補強部材の車幅方
向外側端部が該強度脆弱部に当ると、この強度脆弱部か
らピラーガーニッシュまたはトリム部材が割れて、ピラ
ーガーニッシュ付近またはトリム部材付近に設けられた
係合部材と、補強部材の車幅方向外側端部との係合を確
実なものとすることができ、ピラーガーニッシュまたは
トリム部材がその係合を妨害することを防ぐことができ
る。
【0045】請求項17記載の発明によれば、請求項1
6に係る効果に加えて、ピラーガーニッシュまたはトリ
ム部材が前後方向または上下方向に割れ、ピラーガーニ
ッシュ付近またはトリム部材付近に設けられた係合部材
と、補強部材の車幅方向外側端部との係合を一層確実に
することができる。
【0046】請求項18記載の発明によれば、請求項3
ないし17のいずれかに係る効果に加えて、シートベル
トが係合部材の近傍を通る場合でもあっても、シートベ
ルトの配回しを阻害することがない。
【0047】請求項19記載の発明によれば、請求項3
ないし18のいずれかに係る効果に加えて、シート位置
に拘わらず、係合部材と補強部材の車幅方向外側端部と
の係合を確保することができる。
【0048】請求項20記載の発明によれば、請求項3
ないし19のいずれかに係る効果に加えて、前記係合部
材の係合下端部が、前記補強部材の車幅方向外側端部の
被係合上端部よりも高い位置に設定されることで、車両
側方からの荷重入力により、センターピラーまたはサイ
ドパネルがその下端部近傍を回転中心として、乗員室内
に向かって回転したときに、係合部材の係合下端部が、
補強部材の車幅方向外側端部の被係合上端部に対して上
方から係合し、該車幅方向外側端部の上昇を抑制するこ
とができる。
【0049】請求項21記載の発明によれば、請求項1
ないし20に係る効果に加えて、回転が抑えられたシー
トの補強部材である荷重方向伝達部材によって、車両側
方からの荷重の方向をフロアトンネルに向けて、効率的
に強度部材であるフロアトンネルに伝達し、衝撃エネル
ギーを吸収させることができる。
【0050】請求項22記載の発明によれば、請求項2
1に係る効果に加えて、フロアトンネルよりも高い位置
にあるシートの下フレーム部を利用し、該下フレーム部
を伝達する高い荷重入力を、荷重方向変換部材によっ
て、フロアトンネルに向けて伝達することができる。こ
うして、既存の構造をあまり変えずに、荷重方向を変換
することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0052】(第1実施形態)図1〜図8は本発明の第
1実施形態を表す図である。まず構成を説明すると、図
1〜図3に示すように、符号1は、乗員室側部に配され
車体上下方向に延びる骨格部材であるセンターピラーで
あり、センターピラー1は、ピラーアウタ11とピラー
インナ12とで構成される。センターピラー1下部には
車体前後方向にサイドシル3が延設され、サイドシル3
は、シルアウタ13とシルインナ14とで構成される。
サイドシル3には、乗員室底部に配されるフロアパネル
4の側端部が接合される。フロアパネル4は、その車幅
方向中央部において上方へ凸設され車体前後方向に延び
るフロアトンネル5を有しており、フロアパネル4に
は、サイドシル3とフロアトンネル5間を車幅方向に延
設されるフロアクロスメンバ6が接合される。また、セ
ンターピラー1の前後には、乗員室側部に配されるサイ
ドパネルであるところのフロントドア9とリアドア10
が延びている。こうして車体(基本骨格)が構成され
る。センターピラ−1のピラーインナ12には樹脂から
なるピラーガーニッシュ17が取り付けられている。さ
らに、フロアパネル4上のフロアクロスメンバ6に接合
されたシートレッグ27を介して、シートレール23が
車体前後方向に延設され、該シートレール23をスライ
ド可能にシート7が設けられる。シート7は、シートバ
ックフレーム18、シートパン19、リクライニングプ
レート20、リクライニングデバイス21及びシートベ
ースプレート22を有する。
【0053】シート7のシートバックフレーム18のロ
アフレーム(下フレーム部)18aと一体に、車幅方向
に補強機能を持ち、フロアトンネル5よりも高い車体部
位に入力された車両側方からの荷重を、フロアトンネル
5に向けて伝達する荷重方向変換部材24が設けられて
いる。荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部は、シ
ートバックフレーム18よりも突出しており、その突出
端には平板24aが接合されている。また、荷重方向変
換部材24の車幅方向内側端部は、ロアフレーム18a
の車幅略中央部から、斜め下方へと延びて、その端部に
は平板24bが接合されている。平板24bは、シート
ベースプレート22と車幅方向にクリアランスを設けて
配設され、その平板24bの中心をシートリクライニン
グセンタに合わせている。
【0054】さらに、ピラーインナ12とピラーガーニ
ッシュ17の間に、センターピラー1に取り付けられる
係合部材であるところの突起部材25を設けている。突
起部材25は、車両前後方向から見て逆L字形状を有し
ており、シート7内に設けられた荷重方向変換部材24
の車幅方向外側端部24aと略車幅方向に対向するよう
位置付ける。また、突起部材25の係合下端部となる下
向き面25aの高さは、荷重方向変換部材24の車幅方
向外側端部である平板24aの被係合上端部となる最上
端面24c以上の高さとする。より好ましくは、図3に
示したように、サイドシル3の横断面中心から測った突
起部材25の下向き面25aまでの距離をL1とし、同
じくサイドシル3の横断面中心から測った平板24aの
最上端面24cまでの距離をL2としたときに、L1が
L2とよりやや大きいかまたは同じとなるようにする。
更に好ましくは、図1に破線で示した様に、突起部材2
5の内向き面25cを垂直よりもやや上方に向けるよう
にする。
【0055】突起部材25のピラーインナ12側には、
突起部材25よりも下方のセンターピラー1部位に取り
付けられるシートベルト巻取り装置32から巻き出され
たシートベルト37が挿通する挿通溝25bを設けてい
る。挿通溝25bは、シートベルト37の通過を妨害し
ないように、シートベルト37の幅よりも広い幅に設定
される。
【0056】また、図1に示したように、ピラーガーニ
ッシュ17には、突起部材25の近傍でかつ突起部材2
5の下面よりも下側の位置で、且つ車幅方向変換部材2
4の車幅方向外側端部の平板24aの最上端面24cよ
りも上側または略同じ高さの位置に車両前後方向に延び
る強度脆弱部28を設けている。強度脆弱部28は、具
体的には、例えば局所的に薄肉となった薄肉部などで構
成することができ、車両前後方向に限らず、上下方向に
延ばすことも可能であり、または前後上下斜め方向に延
ばすことも可能である。また、必ずしも突起部材25の
下側でなくとも突起部材25の近傍であってもよく、後
述のように側面衝突時に、荷重方向変換部材24によっ
てピラーガーニッシュ17が破断されるきっかけとな
り、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aが
破断されたピラーガーニッシュ17の中に入り込めるも
のであれば良い。
【0057】また、フロントドア9及び及リヤドア10
にも、ドアインナ16(フロントドア9のドアインナ1
6のみ図1に示すが、リヤドア10のドアインナについ
ても同様である)に、ピラーインナ12に取り付けた突
起部材25と同一の高さで同様の形状の突起部材29、
30が取り付けられており、突起部材25,29,30
は、シート7に設けられた荷重方向伝達部材24の車幅
方向外側端部24aが、シートスライドやリクライニン
グ等に伴って移動する車両前後方向移動範囲に対応して
設けられている。また、ドアトリム26にも、ピラーガ
ーニッシュ17に設ける強度脆弱部28と同じ強度脆弱
部31が設けられている。
【0058】次に、以上のように構成される車体側部構
造の作用を図5ないし図9の図面を参照しながら説明す
る。バンパーが高い位置に設けられた他車両Aが側面か
ら衝突して、車両側方から荷重が入力されると、衝突初
期には、センターピラー1が、サイドシル3の横断面略
中心を中心として回転するように乗員室内に侵入してく
る。その際、前後のドア9、10もセンターピラー1に
伴って乗員室内に侵入してくる。シート7に設けた荷重
方向変換部材24の車幅方向外側端部24aがピラーガ
ーニッシュ17と接触した時点で、ピラーガーニッシュ
17に設けた強度脆弱部28からピラーガーニッシュ1
7が割れて、該荷重方向変換部材24がピラーガーニッ
シュ17の中に入り込む。さらに、車両の変形が大きく
なり、センターピラー1が侵入してきた際には、ピラー
インナ12に設けた突起部材25の下向き面25aがシ
ート7に設けた荷重方向変換部材24の車幅方向外側端
部24aに係合する(図6)。
【0059】これにより、ピラーインナ12からシート
7の荷重方向変換部材24に車幅方向の荷重が伝わり始
める。また、ピラーインナ12がサイドシル3を中心に
回転しながら変形していくことから、ピラーインナ12
に設けられた突起部材25は、斜め上方向から荷重方向
変換部材24の車幅方向外側端部24aに係合する。こ
のとき、突起部材25の内向き面25cを垂直よりもや
や上向けておくと、ピラーインナ12の回転がより急激
であっても荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部2
4aが、内向き面25cとなす角度が小さくなるため、
よりスムーズかつ確実に突起部材25の下向き面25a
と係合できる。こうして、突起部材25下側からピラー
インナ12の変形に伴って、荷重方向変換部材24に対
して車幅方向内側斜め下方の荷重が加えられる。この荷
重により、シート7が上方向に回転しようとする挙動を
強制的に抑えこむ。さらに、車体の変形が進むと、荷重
方向変換部材24と共にシート7が車幅方向中央部に移
動する。この挙動により、シート7の車幅方向中央側が
フロアトンネル5と接触した時点で、フロアトンネル5
に荷重が伝わり始める(図9)。荷重は、ピラーインナ
12から突起部材25へと伝わり、荷重方向変換部材2
4で車幅方向荷重が斜め下方向の荷重に変換され、該荷
重方向変換部材24の車幅方向内側端部24bからリク
ライニングデバイス21を介してフロアトンネル5へ荷
重が伝わる。こうして、シート7を媒介とした車体骨格
部となるフロアトンネル5への荷重伝達を確実に行うこ
とができる。
【0060】図7に示したように、ピラーインナ12に
突起部材25を設けない場合は、車両側方からの荷重F
1により、シート7に設けた荷重方向変換部材24に
は、その車幅方向内側端部24bを中心として、モーメ
ントM1(図において左回りのモーメント)が発生す
る。一方、図8に示したようにピラーインナ12に突起
部材25を設けた場合は、上記モーメントM1に加え
て、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aが
係合することにより、突起部材25の下向き面25aか
ら荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aに働
く下方向の荷重F2によって、モーメントM2が発生す
る。モーメントM2は、モーメントM1と逆方向のモー
メントとなり荷重方向伝達部材24に作用するので、突
起部材25を設けない場合よりも、突起部材25を設け
た場合の方が、荷重方向伝達部材24に働くモーメント
は減少する。この作用により、荷重方向変換部材24
は、より低いモーメントに耐えうるだけの強度を持って
いればよく、より軽量な構造とすることができる。
【0061】尚、以上の作用説明にあたり、ピラーイン
ナ12に取り付けた突起部材25が荷重方向変換部材2
4に係合する場合を例にとったが、ドアインナ16に取
り付けた突起部材29,30が係合する場合も全く同様
である。
【0062】(第2実施形態)図10及び11は、本発
明の第2実施形態を表す図である。尚、第1実施形態と
同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略する。こ
の実施形態では、第1実施形態の荷重方向変換部材24
の車幅方向外側端部に平板24aを接合する代わりに、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部に1つ以上の
凹部40aを有する凹部材40を設けている。また、第
1実施形態の突起部材25の代わりに、該凹部材40に
略車幅方向に対向するセンターピラー1のピラーインナ
12の位置に係合部材41を取り付けている。係合部材
41は、該凹部材40の凹部40aと嵌合可能な凸部4
1aを有する。係合部材41の係合下端部となる凸部4
1aの下向き面41bの高さは、凹部材40の凹部40
aの被係合上端部となる上向き面40b以上の高さとす
る。より好ましくは、第1実施形態と同様に回動中心と
なるサイドシル3の横断面中心からの、係合部材41の
係合下端部となる凸部41aの下向き面41bまでの距
離の方が、同じサイドシル3の横断面中心から凹部材4
0の凹部40aの被係合上端部となる上向き面40bま
での距離と同じかまたはやや長くなるようにする。ま
た、係合部材41のピラーインナ12側には、シートベ
ルト37が挿通する挿通溝41cを形成する。挿通溝4
1cは、シートベルト37の通過を妨害しないように、
シートベルト37の幅よりも広い幅に設定する。また、
ピラーガーニッシュ17に、係合部材41の近傍、例え
ば前記凸部41aの下向き面41bよりも下側の位置で
且つ荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部にある凹
部材40の凹部40aの上側または略車幅方向に対向す
る位置に強度脆弱部28を設けることは、第1実施形態
と同じである。
【0063】この第2実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力された
場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転する
ように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進み、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部にある凹部材
40とピラーガーニッシュ17が接触し、ピラーガーニ
ッシュ17に設けた強度脆弱部28からピラーガーニッ
シュ17が割れる。さらに車体の変形が進み、センター
ピラー1に設けた係合部材41の凸部41aが、荷重方
向変換部材24の車幅方向外側端部にある凹部材40の
凹部40aと係合する(図11)。
【0064】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0065】この実施形態では、凹部材40の凹部40
aと係合部材41の凸部41aが係合するため、一度嵌
合すれば確実に嵌合が保持される。尚、荷重方向変換部
材24に1つ以上の凸部を有する部材を設け、係合部材
41に該凸部に嵌合する凹部を設けてもよい。
【0066】また、以上の説明はピラーインナ12に設
けた係合部材41について説明したが、ドアインナ16
についても同様の係合部材を設けると良い。
【0067】(第3実施形態)図12及び図13は、本
発明の第3実施形態を表す図である。尚、第1実施形態
と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略する。
この実施形態では、第1実施形態の荷重方向変換部材2
4の車幅方向外側端部に平板24aだけとする代わり
に、平板24aの下部に車幅方向外側に突出するブロッ
ク部材(突起)42を設けて、車両前後方向から見て平
板24aとブロック部材42とでL字状形状としてい
る。また、このブロック部材42に略車幅方向に対向し
て、ピラーインナ12には係合部材である突起部材43
が取り付けられている。突起部材43は、第1実施形態
のように逆L字形状をなしていても良いが、必ずしも逆
L字形状をなしている必要はなく、図示した如く車両前
後方向から見て矩形状となった突起部材でよい。突起部
材43の係合下端部となる下向き面43aの高さは、ブ
ロック部材42の被係合上端部となる上向き面42a以
上の高さとする。より好ましくは、第1実施形態と同様
にサイドシル3の横断面中心からの、突起部材43の係
合下端部となる下向き面43aまでの距離の方が、同じ
サイドシル3の横断面中心からのブロック部材42の被
係合上端部となる上向き面42aまでの距離と同じかま
たは長くなるようにする。また、突起部材43のピラー
インナ12側には、シートベルト37が挿通する挿通溝
43bを形成する。挿通溝43bは、シートベルト37
の通過を妨害しないように、シートベルト37の幅より
も広い幅に設定する。また、ピラーガーニッシュ17
に、突起部材43の近傍、例えば突起部材43の下向き
面43aよりも下側の位置で且つ荷重方向変換部材24
の車幅方向外側端部24aのブロック部材42の上向き
面42aよりも上側または略車幅方向に対向する位置に
強度脆弱部28を設けることは、第1実施形態と同じで
ある。
【0068】この第3実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力された
場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転する
ように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進み、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部にあるブロッ
ク部材42とピラーガーニッシュ17が接触し、ピラー
ガーニッシュ17に設けた強度脆弱部28からピラーガ
ーニッシュ17が割れる。さらに車体の変形が進むと、
荷重方向変換部材24のブロック部材42が、センター
ピラー1に設けた突起部材43の下向き面43aに下側
から係合する(図13)。
【0069】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0070】尚、以上の説明はピラーインナ12に設け
た係合部材43について説明したが、ドアインナ16に
ついても同様の係合部材を設けると良い。
【0071】(第4実施形態)図14ないし図16は、
本発明の第4実施形態を表す図である。尚、第1実施形
態と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略す
る。この実施形態の係合部材44は、荷重方向変換部材
24の車幅方向外側端部24aに略車幅方向に対向する
ようにして、ピラーインナ12に乗員室側面に沿って車
両前後上下方向に平面状に取り付けられており、該車幅
方向外側端部24aに押圧されて車幅方向に局所的に変
形可能なものとなっている。即ち、この係合部材44
は、潰れ方向(車幅方向)に対する剛性よりも、車両前
後上下方向の剛性が十分大きい部材となっており、具体
的には、樹脂ハニカムなどの材料とすることができ、ハ
ニカムの6角形断面が車両前後上下方向に平行なるよう
に配設する(図15)。そして、この係合部材44は、
第1実施形態と同様にサイドシル3の横断面中心からの
距離の方が、同じサイドシル3の横断面中心から該車幅
方向外側端部24aまでの距離と同じかまたは長くなる
範囲に亘って配設する。また、係合部材44のピラーイ
ンナ12側にはシートベルト37が挿通する挿通溝44
aを形成する。挿通溝44aは、シートベルト37の通
過を妨害しないように、シートベルト37の幅よりも広
い幅に設定する。また、ピラーガーニッシュ17に、係
合部材44の近傍、即ち、係合部材44及び荷重方向変
換部材24の車幅方向外側端部24aに略車幅方向に対
向する位置に、強度脆弱部28を設ける。
【0072】この第4実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力された
場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転する
ように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進み、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aとピラ
ーガーニッシュ17が接触し、ピラーガーニッシュ17
に設けた強度脆弱部28からピラーガーニッシュ17が
割れる。さらに車体の変形が進むと、荷重方向変換部材
24の車幅方向外側端部24aが係合部材44に接触し
て押圧し、係合部材44の該接触部分が車幅方向外側端
部24aの形状に沿って局所的に圧縮変形する。これに
より、係合部材44は、荷重方向変換部材24の車幅方
向外側端部24aに押圧されて圧縮変形した部分と、変
形していない部分に段差が発生し、荷重方向変換部材2
4と係合部材44とが係合する(図16)。
【0073】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0074】尚、以上の説明はピラーインナ12に設け
た係合部材44について説明したが、ドアインナ16に
ついても同様の係合部材を設けると良い。
【0075】(第5実施形態)図17及び図18は、本
発明の第5実施形態を表す図である。尚、第1実施形態
と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略する。
ピラーインナ12に取り付けられたこの実施形態の係合
部材45は、ピラーガーニッシュ17に形成された開口
から一面が乗員室内に臨んでおり、該一面を、荷重方向
変換部材24の車幅方向外側端部24aと略車幅方向に
対向させると共に、その表面を高摩擦表面としている。
また、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24a
の、係合部材45と対向する面の表面も高摩擦表面とし
ている。係合部材45のピラーインナ12側には、シー
トベルト37が挿通する挿通溝45aを形成する。挿通
溝45aは、シートベルト37の通過を妨害しないよう
に、シートベルト37の幅よりも広い幅に設定する。
【0076】この第5実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力された
場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転する
ように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進み、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aと、係
合部材45とが接触した時点で、両者の高摩擦表面同士
の接触により高い摩擦力が働く。この摩擦力により、荷
重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aが係合部
材45に係合する(図18)。
【0077】この十分な摩擦力としては、フロアトンネ
ル5から最大反力が出されたときの接触表面が上下方向
に対してなす角をθとし、摩擦係数をμとしたときに、
μ>tanθを満足するような摩擦係数となるような表面
材料の組み合わせを選択するとよい。
【0078】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0079】この実施形態では、荷重方向変換部材24
の車幅方向外側端部24aと係合部材45のそれぞれの
接触可能な表面をいずれも高摩擦表面としたが、これに
限るものではなく、いずれか一方を高摩擦表面とするこ
ともできる。また、ピラーインナ12に係合部材45を
取り付ける代わりに、ピラーガーニッシュ17の荷重方
向変換部材24の車幅方向外側端部24aに略車幅方向
に対向する表面を係合部材として、その表面を高摩擦表
面に形成するか、またはゴムベルトのような高摩擦部材
を装着し、ピラーガーニッシュ17をピラーインナ12
に対して、上方に持ち上がらない様に取り付ける構成と
することもできる。
【0080】尚、以上の説明はピラーインナ12に設け
た係合部材45について説明したが、ドアインナ16に
ついても同様の係合部材を設けると良い。
【0081】(第6実施形態)図19ないし図21は、
本発明の第6実施形態を表す図である。尚、第1実施形
態と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略す
る。ピラーインナ12に取り付けられたこの実施形態の
係合部材46は、平板の曲げ加工により形成される断面
略ハット形状なしたものであり、車両上下方向に延設さ
れ、ピラーインナ12と共に閉断面46b構造を構成す
る。係合部材46の係合下端部となる最下端開口46a
の高さは、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部で
ある平板24aの被係合上端部となる最上端面24c以
上の高さとする。より好ましくは、第1実施形態と同様
に回動中心となるサイドシル3の横断面中心からの、係
合部材46の係合下端部となる最下端開口46aまでの
距離の方が、同じサイドシル3の横断面中心からの平板
24aの被係合上端部となる最上端面24cまでの距離
と同じかまたは長くなるようにする。また、平板24a
の幅は、前記閉断面46bの内幅よりも小さい幅に設定
し、平板24aの上部を、前記最下端開口46aから、
該閉断面46b内に挿入可能となっている。また、シー
トベルト37も該閉断面46b内に挿通する。従って、
閉断面46bの内幅は、シートベルト37の通過を妨害
しないように、シートベルト37の幅よりも広い幅に設
定する。また、ピラーガーニッシュ17に、係合部材4
6の近傍、即ち最下端開口46aより下側の位置で且つ
荷重方向変換部材24の平板24aの上側または略車幅
方向に対向する位置に強度脆弱部28を設けることは、
第1実施形態と同じである。
【0082】この第6実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力された
場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転する
ように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進み、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部の平板24a
とピラーガーニッシュ17が接触し、ピラーガーニッシ
ュ17に設けた強度脆弱部28からピラーガーニッシュ
17が割れる。さらに車体の変形が進み、荷重方向変換
部材24の車幅方向外側端部の平板24aの上部が、係
合部材46の前記閉断面46b内にはまり込んで、係合
部材46と係合する(図21)。
【0083】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0084】また、この実施形態の係合部材46は、断
面ハット形状となっているため、衝突時に、物体が係合
部材46に当っても、断面形状が変形して前後方向に倒
れることで(図20の仮想線で示す)、衝撃エネルギー
を吸収し、物体に対して与える衝撃を緩衝することがで
きる。
【0085】さらには、荷重方向変換部材24の車幅方
向外側端部にある平板24aの上部が、係合部材46と
ピラーインナ12とで構成される閉断面46b内にはま
り込むため、その係合後、荷重方向変換部材24と係合
部材46との間にの車幅方向前後方向の相対変位が生じ
ても、確実に係合状態を保持することができる。
【0086】尚、以上の説明はピラーインナ12に設け
た係合部材46について説明したが、ドアインナ16に
ついても同様の係合部材を設けると良い。
【0087】(第7実施形態)図22及び図23は、本
発明の第7実施形態を表す図である。尚、第1実施形態
と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略する。
この実施形態では、ピラーインナ12に作動手段として
のシリンダ48を取り付けており、係合部材となるシリ
ンダ48のピストンロッド50を、荷重方向変換部材2
4の車幅方向外側端部24aよりもやや高い位置に、且
つ車幅方向外側端部24aに接近する方向に突出可能に
配置する。より好ましくは、ピストンロッド50の高さ
は、第1実施形態と同様に回動中心となるサイドシル3
の横断面中心からピストンロッド50までの距離が、同
じサイドシル3の横断面中心から荷重方向変換部材24
の車幅方向外側端部24aまでの距離と同じかまたは長
くなるように、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端
部24aよりもやや高く設定する。シリンダ48には、
荷重検出手段となる可撓性袋体52を接続する。可撓性
袋体52内には、非圧縮性の流体が充填されており、該
可撓性袋体52とシリンダ48のシリンダ室とを配管5
1を介して連通する。可撓性袋体52は、荷重方向変換
部材24の車幅方向外側端部24aに対して略車幅方向
に対向するようにして、ピラーガーニッシュ17とピラ
ーインナ12との間に配設する。また、ピラーガーニッ
シュ17には、ピストンロッド50の近傍、例えば、ピ
ストンロッド50の下側の位置で、且つ荷重方向変換部
材24の車幅方向外側端部24aよりも上側または略車
幅方向に対向する位置に強度脆弱部28を設けること
は、第1実施形態と同じである。また、ピストンロッド
50は、シートベルト37が通過している部分を避け
て、シートベルト37通過部分よりも前側または後側に
配置する。
【0088】この第7実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力された
場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転する
ように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進み、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aとピラ
ーガーニッシュ17が接触し、ピラーガーニッシュ17
に設けた強度脆弱部28からピラーガーニッシュ17が
割れて、または、荷重方向変換部材24がさらにピラー
ガーニッシュ17を潰す。その際に、ピラーガーニッシ
ュ17内部に設けられた可撓性袋体52が押しつぶさ
れ、該袋体52の内容物が配管51を介してシリンダ4
8に送出される。可撓性袋体52の圧力上昇に伴って、
シリンダ48のシリンダ室の圧力が上昇してシリンダ4
8が作動し、ピストンロッド50が荷重方向変換部材2
4の車幅方向外側端部24aよりも高い位置に突出す
る。こうして、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端
部24aは、係合部材であるシリンダロッド50に係合
する(図23)。
【0089】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0090】尚、以上の説明はピラーインナ12に設け
たピストンロッドと一体となった係合部材について説明
したが、ドアインナ16についても同様のピストンロッ
ドと一体となった係合部材を設けると良い。
【0091】また、本実施形態ではピストンロッドと一
体となった係合手段が突出するようにしたが、これに限
るものではなく、荷重方向変換部材24の車幅方向外側
端部24aがピストンロッドによって突出可能な構成と
し、荷重検出手段である可撓性袋体52と、作動手段で
あるシリンダ48をシート7内に設けるようにすること
も可能である。
【0092】(第8実施形態)図24及び図25は、本
発明の第8実施形態を表す図である。尚、第1実施形態
と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略する。
この実施形態では、第7実施形態のシリンダ48、可撓
性袋体52及び配管51の代わりに、車両側方からの衝
突を検知する衝突センサ(荷重検出手段)54と、第7
実施形態のシリンダ48と同様の位置にアクチュエータ
(作動手段)56と、該アクチュエータ56に連結され
た係合部材58を設けている。衝突センサ54は衝突時
に電気信号をアクチュエータ56へと出力し、該アクチ
ュエータ56は、該電気信号を受けると作動して、係合
部材58を車幅方向外側端部24aに接近する方向に突
出させるようになっている。また、ピラーガーニッシュ
17には、係合部材58の近傍、例えば、係合部材58
の下側の位置で、且つ荷重方向変換部材24の車幅方向
外側端部24aよりも上側または略車幅方向に対向する
位置に強度脆弱部28を設けることは、第1実施形態と
同じである。また、係合部材58は、シートベルト37
が通過している部分を避けて、シートベルト37通過部
分よりも前側または後側に配置する。
【0093】この第8実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突に際して、衝突センサ54が衝突を検知
し、アクチュエータ56に電気信号を送る。この信号で
アクチュエータ56が作動し、係合部材58が第7実施
形態と同様に、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端
部24aよりも高い位置に突出する。一方で、車両の側
面衝突によりセンターピラー1が第1実施形態と同様回
転するように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が
進み、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24a
とピラーガーニッシュ17が接触し、ピラーガーニッシ
ュ17に設けた強度脆弱部28からピラーガーニッシュ
17が割れる。さらに車体の変形が進むと、すでに、ア
クチュエータ56によって突出している係合部材58
と、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aと
が係合する(図25)。
【0094】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0095】尚、以上の説明はピラーインナ12に設け
た係合部材58について説明したが、ドアインナ16に
ついても同様の係合部材58を設けると良い。
【0096】また、本実施形態ではアクチュエータによ
って係合手段が突出するようにしたが、これに限るもの
ではなく、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部2
4aがアクチュエータによって突出可能な構成すること
も可能である。
【0097】(第9実施形態)図26及び図27は、本
発明の第9実施形態を表す図である。尚、第1実施形態
と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略する。
この実施形態では、第1実施形態の係合部材25の代わ
りに、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24a
と略車幅方向に対向し、且つ該車幅方向外側端部となる
平板24aの最上端面24cよりも高い位置で、センタ
ーピラー12に取り付けられるピラーガーニッシュ17
内部に、十分な強度を持った強度部であるリブ17aを
形成する。より好ましくは、サイドシル3の横断面中心
からのリブ17aまでの距離の方が、同じサイドシル3
の横断面中心からの荷重方向変換部材24の平板24a
の最上端面24cまでの距離と同じかまたはやや長くな
るようにする。また、リブ17aのピラーインナ12側
には、シートベルト37が挿通する挿通溝17bを形成
する。挿通溝17bは、シートベルト37の通過を妨害
しないように、シートベルト37の幅よりも広い幅に設
定する。
【0098】この第9実施形態の作用を説明すると、車
両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力された
場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転する
ように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進み、
荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部の平板24a
とピラーガーニッシュ17が接触し、ピラーガーニッシ
ュ17を潰し始める。荷重方向変換部材24の車幅方向
外側端部の平板24aが対向する位置では、該荷重方向
変換部材24によりピラーガーニッシュ17が潰される
が、ピラーガーニッシュ17内部に設けたリブ17aは
変形せずに、初期の形状を維持する。よって、ピラーガ
ーニッシュ17においては、該荷重方向変換部材24の
車幅方向外側端部24aに対向する高さの部分と該リブ
17bには、車幅方向に段差60が形成される形にな
る。このようにしてできた段差60部分に荷重方向変換
部材24の車幅方向外側端部24aが係合する(図2
7)。
【0099】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0100】また、リブ17aの代わりに、ピラーガー
ニッシュ17を部分的に肉厚にすることにより、リブ1
7aと同じ機能を持たせることもできる。また、このよ
うな強度部は、ドアトリム26にも併せて形成すること
とすると良い。また、強度部をピラーガーニッシュ17
に形成する代わりにピラーインナ12に形成し、または
強度部をドアトリム26に形成する代わりに、サイドパ
ネルであるドア9,10のドアインナ16に形成するこ
ともできる。
【0101】(第10実施形態)図28及び図29は、
本発明の第10実施形態を表す図である。尚、第1実施
形態と同一の部材は同一符号を付し、詳細説明を省略す
る。この実施形態では、第1実施形態の係合部材25の
代わりに、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部2
4aと略車幅方向に対向し、且つ該車幅方向外側端部と
なる平板24aの最上端面24cよりも高い位置で、セ
ンターピラー12に取り付けられるピラーガーニッシュ
17に下向き面となった段差部17dを形成する。より
好ましくは、サイドシル3の横断面中心から段差部17
dまでの距離の方が、同じサイドシル3の横断面中心か
らの荷重方向変換部材24の平板24aの最上端面24
cまでの距離と同じかまたはやや長くなるようにする。
段差部17dと同様に、ドアトリム26にも段差部(図
示省略)を形成する。
【0102】この第10実施形態の作用を説明すると、
車両の側面衝突等により、車両側方から荷重が入力され
た場合、センターピラー1が第1実施形態と同様回転す
るように変形し、乗員室内に侵入してくる。変形が進
み、荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部の平板2
4aと段差部17dが接触し、段差部17dの下向き面
が荷重方向変換部材24の車幅方向外側端部24aと係
合する(図29)。
【0103】従って、第1実施形態と同様の作用を有
し、シート7の回転を強制的に抑制し、荷重方向変換部
材24により車両側方からの荷重をフロアトンネル5に
伝達することができ、かつ荷重方向変換部材24に発生
するモーメントを低減することができる。
【0104】また、このような段差部17dは、ドアト
リム26にも併せて形成することとすると良い。また、
段差部をピラーガーニッシュ17に形成する代わりにピ
ラーインナ12に形成し、または段差部をドアトリム2
6に形成する代わりに、サイドパネルであるドア9,1
0のドアインナ16に形成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車体側面構造の第1実施形態を示す要
部斜視図である。
【図2】第1実施形態の車体側面構造の正面方向から見
た断面図である。
【図3】第1実施形態の車体側面構造の要部拡大断面図
である。
【図4】第1実施形態における車両側方から見た側面図
である。
【図5】第1実施形態の車体側面構造の要部拡大断面図
であり、側面衝突時を表す。
【図6】第1実施形態の車体側面構造の要部拡大断面図
であり、図5に続く側面衝突時を表す。
【図7】側面衝突時に、従来の荷重方向伝達部材に作用
する荷重及びモーメントを表す図である。
【図8】側面衝突時に、第1実施形態において荷重方向
伝達部材に作用する荷重及びモーメントを表す図であ
る。
【図9】第1実施形態の側面衝突時における荷重伝達を
表す車体側面構造の要部拡大断面図である。
【図10】第2実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図11】第2実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図12】第3実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図13】第3実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図14】第4実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図15】第4実施形態の係合部材を表す斜視図であ
る。
【図16】第4実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図17】第5実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図18】第5実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図19】第6実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図20】第6実施形態の係合部材の斜視図である。
【図21】第6実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図22】第7実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図23】第7実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図24】第8実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図25】第8実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図26】第9実施形態の車体側面構造の正面方向から
見た要部断面図である。
【図27】第9実施形態の側面衝突時における正面方向
から見た要部断面図である。
【図28】第10実施形態の車体側面構造の正面方向か
ら見た要部断面図である。
【図29】第10実施形態の側面衝突時における正面方
向から見た要部断面図である。
【図30】従来の車体側面構造の正面方向から見た要部
断面図である。
【図31】従来の側面衝突時における正面方向から見た
要部断面図である。
【図32】他の従来の車体側面構造の正面方向から見た
要部断面図である。
【符号の説明】
1 センターピラー 4 フロアパネル 5 フロアトンネル 7 シート 9 フロントドア 10 リアドア 12 ピラーインナ 16 ドアインナ 17 ピラーガーニッシュ 17a リブ(強度部) 17b 挿通溝 17d 段差部 18 シートバックフレーム 18a ロアフレーム(下フレーム部) 24 荷重方向変換部材 24a 平板(車幅方向外側端部) 24b 平板(車幅方向内側端部) 24c 最上端面(被係合上端部) 25 突起部材(係合部材) 25a 下向き面(係合下端部) 25b 挿通溝 26 ドアトリム(トリム部材) 28 強度脆弱部 29 突起部材(係合部材) 30 突起部材(係合部材) 31 強度脆弱部 37 シートベルト 40 凹部材 40a 凹部 40b 上向き面(被係合上端部) 41 係合部材 41a 凸部 41b 下向き面(係合下端部) 41c 挿通溝 42 ブロック部材(車幅方向外側端部) 42a 上向き面(被係合上端部) 43 突起部材(係合部材) 43a 下向き面(係合下端部) 43b 挿通溝 44 係合部材 44a 挿通溝 45 係合部材 45a 挿通溝 46 係合部材 46a 最下端開口(係合下端部) 46b 閉断面 48 シリンダ(作動手段) 50 ピストンロッド(係合部材) 52 可撓性袋体(荷重検出手段) 54 衝突センサ(荷重検出手段) 56 アクチュエータ(作動手段) 58 係合部材 60 段差

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員室側部に配され上下方向に延びるセ
    ンターピラーと、センターピラーの前後に位置するサイ
    ドパネルと、乗員室底部に配されたフロアパネルと、フ
    ロアパネル上に設けられたシートと、からなる車体側部
    構造において、 前記シートに車幅方向に補強するべく車幅方向に延びる
    補強部材を設け、前記センターピラーの内側または前記
    サイドパネルの内側に、車両側方からの荷重入力時に前
    記補強部材の車幅方向外側端部の上昇を抑制可能な上昇
    防止手段を設けることを特徴とする車体側部構造。
  2. 【請求項2】 前記上昇防止手段は、車両側方からの荷
    重入力時に、前記補強部材の車幅方向外側端部に車幅方
    向内側斜め下方の荷重を加えるものであることを特徴と
    する請求項1記載の車体側部構造。
  3. 【請求項3】 前記上昇防止手段は、前記車両側方から
    の荷重入力時に前記補強部材の車幅方向外側端部に係合
    する係合部材を、備えることを特徴とする請求項1また
    は2記載の車体側部構造。
  4. 【請求項4】 前記補強部材の車幅方向外側端部は、1
    つ以上の凸部または凹部を有しており、前記係合部材
    は、前記補強部材の車幅方向外側端部の前記凸部または
    凹部に嵌合する凹部または凸部を有することを特徴とす
    る請求項3記載の車体側部構造。
  5. 【請求項5】 前記補強部材の車幅方向外側端部には、
    前記係合部材と係合可能な突起が設けられていることを
    特徴とする請求項3記載の車体側部構造。
  6. 【請求項6】 前記係合部材は、乗員室側面に沿って平
    面的に配設され、車両側方からの荷重入力時に、前記補
    強部材の車幅方向外側端部に押圧されて局所的に車幅方
    向に変形するものであることを特徴とする請求項3記載
    の車体側部構造。
  7. 【請求項7】 前記係合部材は、前記車両側方からの荷
    重入力時に、前記補強部材の車幅方向外側端部に接触可
    能であり、該補強部材の車幅方向外側端部と係合部材の
    それぞれの互いに接触可能な表面同士が接触時に、高摩
    擦力を生じるようにしたことを特徴とする請求項3記載
    の車体側部構造。
  8. 【請求項8】 前記係合部材は、センターピラーまたは
    サイドパネルと共に閉断面構造を構成するものであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の車体側部構造。
  9. 【請求項9】 前記閉断面構造は、下端部において開口
    されており、前記補強部材の車幅方向外側端部は、該開
    口から閉断面構造内に挿入可能な突起部を有することを
    特徴とする請求項8記載の車体側部構造。
  10. 【請求項10】 前記車両側方からの荷重入力を検出す
    る荷重検出手段と、該検出手段が荷重入力を検出するこ
    とによって駆動される作動手段とがさらに設けられ、該
    作動手段によって、前記上昇防止手段の係合部材または
    前記補強部材の車幅方向外側端部の少なくとも一方が、
    その他方側に接近する方向に突出されることを特徴とす
    る請求項3記載の車体側部構造。
  11. 【請求項11】 前記荷重検出手段は、内部に流体を収
    容する可撓性袋体であり、前記作動手段は、該可撓性袋
    体内部に連通するシリンダであり、該シリンダのピスト
    ンロッドに前記係合部材または前記補強部材の車幅方向
    外側端部のいずれかが連結されることを特徴とする請求
    項10記載の車体側部構造。
  12. 【請求項12】 前記荷重検出手段は、車両側方からの
    荷重入力時に電気信号を出力するセンサであり、前記作
    動手段は、該センサからの電気信号に基づいて作動する
    ものであることを特徴とする請求項10記載の車体側部
    構造。
  13. 【請求項13】 前記係合部材は、センターピラー内側
    面またはサイドパネル内側面に一体的に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項3ないし12のいずれか1項に
    記載の車体側部構造。
  14. 【請求項14】 前記係合部材は、センターピラー、セ
    ンターピラーの内側に取り付けられるガーニッシュ、サ
    イドパネルまたはサイドパネルの内側に取り付けられる
    トリム部材に、一体に形成される強度部であることを特
    徴とする請求項3記載の車体側部構造。
  15. 【請求項15】 前記係合部材は、センターピラー、セ
    ンターピラーの内側に取り付けられるガーニッシュ、サ
    イドパネルまたはサイドパネルの内側に取り付けられる
    トリム部材に、一体に形成される段差部であることを特
    徴とする請求項3記載の車体側部構造。
  16. 【請求項16】 前記上昇防止手段は、前記係合部材の
    近傍であって且つ、センターピラーの内側に取り付けら
    れるガーニッシュに、またはサイドパネルの内側に取り
    付けられるトリム部材に、形成される強度脆弱部を含む
    ことを特徴とする請求項3ないし15のいずれかに記載
    の車体側部構造。
  17. 【請求項17】 前記強度脆弱部は、車両前後または上
    下方向に延びることを特徴とする請求項16記載の車体
    側部構造。
  18. 【請求項18】 前記係合部材に、シートベルトが通過
    する挿通溝を設けることを特徴とする請求項3ないし1
    7のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  19. 【請求項19】 前記係合部材は、シートスライドに伴
    って移動する補強部材の車幅方向外側端部の車体前後方
    向移動範囲に対応して設けられることを特徴とする請求
    項3ないし18のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  20. 【請求項20】 前記係合部材の係合下端部は、前記補
    強部材の車幅方向外側端部の被係合上端部よりも高い位
    置に設定されることを特徴とする請求項3ないし19の
    いずれか1項に記載の車体側部構造。
  21. 【請求項21】 前記補強部材は、フロアパネルの車幅
    方向中央部において上方へ凸設され車体前後方向に延び
    るフロアトンネルよりも高い車体部位に入力された車両
    側方からの荷重を、フロアトンネルに向けて伝達する荷
    重方向変換部材であることを特徴とする請求項1ないし
    20のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  22. 【請求項22】 前記荷重方向変換部材は、シート内部
    のシートバックフレームの下フレーム部に一体的に設け
    られることを特徴とする請求項21記載の車体側部構
    造。
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