JP2007145264A - 車両用シートの補強構造及び車両用シートの補強方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 後席乗員の乗降性や室内の見栄えが損なわれることなく、ベルトインシートのシートバック倒れを防止可能な車両用シートの補強構造及び補強方法を提供すること。
【解決手段】 シートベルトの支持部を有するシートバック3と、車体側面に対向するシートバック3の第1側面3bに固定された第1係合手段10と、第1係合手段10と水平方向において略一致する高さであって、車体側面に固定されたブラケット24(第2係合手段に相当)と、第1係合手段10とブラケット24とを連結し、車体側面に対するシートバック3の車両前方移動を規制する係合爪11およびワイヤ21と、を設け、車体から入力した外力により第1係合手段10とブラケット24とを相対変位させて外力を逃がすようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートバックにシートベルトの支持部を有するベルトインシートにおいて、例えば車両衝突時にシートバックに入力する過大な前方荷重を車体側で支持することにより、シートの強度を確保するベルトインシートの補強技術に属する。
この種の技術としては、シートのシートバックの上部に軸部材を設け、車体のセンタピラー側に受け部材を設け、これらの軸部材と受け部材とをステー(以下、連結部材)を介して連結したものが開示されている。車両に衝突荷重が入力されたときには、前方移動しようとする乗員からシートベルトに車両前方側の荷重が掛かり、このシートベルトを介してシートバックも車両前方側に移動しようとする。そこで、シートバック上部とセンタピラーとを連結部材を介して連結することにより、車両衝突時におけるシートバックの倒れを防止している(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−16716号公報
しかしながら、上記従来技術では、シートバックを車体側に支持する連結部材は、シートバックを車両後方かつ上方に向けて突出させており、更に、シートの前後スライドやシートバックのリクライニングを考慮した連結部材の調整ストローク分を、受け部材よりも車両後方かつ上方に突出させておく必要がある。よって、後席乗員の乗降性や室内の見栄えが損なわれる虞がある。
そのため、シートバックとその側面が対向する車室側面との間に連結部材を設けることにより、該連結部材がシートバックから車両後方に突出するのを避けることができる。ところが、連結部材をシートバックと車室側面の内側面との間に設けると、側面衝突のときのように車室側面が車室内側に変形すると、乗員と車室側面とが干渉してしまう虞があった。
本発明は上記問題に着目してなされたものであって、車室側面が車室内側に変形した場合であっても、乗員と車室側面との干渉を抑えることができる車両用シートの補強構造および補強方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートの補強構造では、シートベルトの支持部を有するシートバックと、車体側面に対向するシートバックの第1側面に固定された第1係合手段と、第1係合手段と水平方向において略一致する高さであって、車体側面に固定された第2係合手段と、第1係合手段と第2係合手段とを連結し、車体側面に対するシートバックの車両前方移動を規制する連結手段と、を設け、車体から入力した外力により一方の係合手段と他方の係合手段とを相対変位させて外力を逃がすようにした。
第1係合手段と第2係合手段が水平方向において略一致する高さに配置されているため、連結手段が車両後方かつ上方等に突出することがなく、後席乗員の乗降性や室内の見栄えを損なうことなく、衝突時におけるシートバックの倒れを防止することができる。
以下、本発明の車両用シートの補強構造を実現する最良の形態を、実施例1乃至実施例3に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。図1はシート1及びドア5を室内前方から見た斜視図である。尚、実施例1では、本発明の車両用シートの補強構造を前席に適用した例を示すが、後席等に使用してもよく特に限定しない。シート1は、車体フロアBfにスライド装置を介して設置されるシートクッション2と、このシートクッション2の後端部にリクライニング装置を介して連結されるシートバック3と、シート1内に組み込まれたシートベルト装置4から構成されている。尚、シートバック3の内部には、シートバックフレーム3aが内蔵され、その外周はクッション材等により覆われている。
シートベルト装置4は、ショルダベルト4a及びラップベルト4bからなる3点式シートベルトとして構成されている。ショルダベルト4aは、下端部においてタング4dに挿通され、タング4dにより折り返された後、ラップベルト4bへと連なるように構成されている。ラップベルト4bの先端部は、シートクッション2の車幅方向外方側に設けた図外のアンカーに固定されている。タング4dは、シートクッション2の車幅方向内方側に設けたインナーバックル4eに対し、係脱可能とされている。
図2はシートバックフレーム3aの斜視図である。ショルダベルト4aの上端部には、ショルダーアンカ4cが取り付けられている。このショルダーアンカ4cで折り返されたベルトは、シート1下方に案内され、その先端部は図外のシートベルトリトラクタに巻き取るよう構成されている。
シートバックフレーム3aの車体側面であるドア5に対向する第1側面3bには、第1係合手段としての第1係合部10が固定されている。第1係合部10は、第1側面3bに固定されたハブ部材13と、2つの係合爪(爪部)11と、これらハブ部材13及び係合爪11を覆う有底円筒形状のケーシング14から構成されている。
図3は第1係合部10の図2におけるA-A断面図である。係合爪11は、長い寸法の第1係合爪11Aと、この第1係合爪11Aに並設された短い寸法の第2係合爪11Bから構成されている。第1係合爪11A及び第2係合爪11Bは、第1側面3bに取り付けられたハブ部材13に対して取付ピン12を中心に回動可能に取付けられ、図外の弾性体により車両外方に突出するように付勢されている。また、第1係合爪11A及び第2係合爪11Bの自由端部となる車両後方端部には、車両外方に突出した鉤部11Aa、11Baが形成されている。これら鉤部11Aa、11Baは、それぞれが独立して、ケーシング14の車両外方の有底部分であるエンドプレート14aに形成した開口部14cから外方に出没自在とされている。
第1係合爪11Aと第2係合爪11Bとの間には、第1係合爪11A及び第2係合爪11Bとワイヤ21との係合を解除する係合解除ワイヤ500が挿入されている。この係合解除ワイヤ500の先端には、係止鍔510が設けられている。この係止鍔510は、第1係合爪11Aと第2係合爪11Bとの間に挟みこまれており、リクライニング装置等のシートバック3が移動する装置の操作に伴い、係合解除ワイヤ500が作動すると、第1係合爪11A及び第2係合爪11Bが連動可能に構成されている。具体的には、シート1の前後方向移動時や、シートバック3のリクライニング角度調整時には、この係合解除ワイヤ500が、第1係合爪11A及び第2係合爪11Bを車幅方向内側に引くことで、第1係合部10と後述するワイヤ21との係合が解除される。
また、第1係合爪11A及び第2係合爪11Bにより、シート1のスライド量及びリクライニング量に応じて第1係合部10とワイヤ21との車両前後方向の相対的な位置関係が変化した場合であっても、確実に係合することを可能としている。
図4はドア5及び車体側係合部20の斜視図である。ドア5には、車両前方側であって、ドア開閉時の支点となるドアヒンジ51と、サイドウィインドウ54を囲うドアサッシュ52と、ドアヒンジ51及びドアサッシュ52を支持するドアインナパネル5aと、ドア5の車両後方側であってドアロック53aが形成されるドア端面53が形成されている。ドア端面53には、後述するブラケット24を固定するブラケット固定部が設けられている。ドア5には、ドアインナパネル5aを覆うとともに、後述する連結部カバー22を車室内に露出させるための開口5b'が形成されたドアトリム5bが取り付けられる。
図5は車体側係合部20の拡大斜視図である。車体側係合部20は、長さの異なる複数本のワイヤ21と、ワイヤ21とドアインナパネル5aとの間に設けられた弾性体23と、ワイヤ21をドア5に固定するブラケット24とから構成されている。ワイヤ21は、鋼線を縒り合せたものであって、張力方向に強く、張力方向以外には柔軟に形成されている。ブラケット24は、第1係合部10(図2参照)と水平方向において略一致する高さであって、ドア端面53に固定されている。また、ブラケット24には、ワイヤ21および弾性体23が、第1側面3b(図2参照)と対向するドアインナパネル5aに延在するように固定支持されている。
図6は、シート1の前後方向の移動(スライド量)、及びシートバック3のリクライニング角度の調整(リクライニング量)による第1係合部10の軌跡を示す図である。第1係合部10は、実線で示す斜線領域15の範囲を移動する。そこで、ワイヤ21は少なくとも領域15において第1係合部10と係合を確保するために、図5に示すように全体として車両前方が先細りとなるほぼ台形形状を成す平板状になる位置に設けられる。
弾性体23は、図5の台形形状に沿うような、車両前方が先細り形状、かつ、車室内側の側面23aは略台形の形状とされ、上下幅が広い幅広部分と、幅広部分に比べて上下幅が狭い幅狭部分とを有する。この幅狭部分の車幅方向の荷重に対する剛性は、幅広部分に比べて低く設定されている。なお、弾性体23の側面23aの短い上底(幅狭部分)を23a2,長い下底(幅広部分)を23a1と定義する。
ブラケット24には、弾性体23の車両後方端部を保持する保持部24aと、保持部24aの上下両側から車幅方向内側に立設されたワイヤ固定部24bと、ワイヤ固定部24bに対し複数のワイヤ21を束ねて固定する固定ボルト24cと、保持部24aから車幅方向外側に立設された車体側固定部24dから構成されている。これにより、衝撃吸収領域を確保する。
ブラケット24は、車体側固定部24dにおいてボルト25によりドア5のフレームに固定されている。弾性体23の外周には、複数のワイヤ21が巻き付けられている。ワイヤ21は、側面23a上において、下底23a1側から略等間隔に上底23a2に向かって平行となるように巻き付けられており、ワイヤ21とドアインナパネル5aとの間隔を保持するように構成されている。
図7は、第1係合部10とワイヤ21の連結部分の拡大部分断面図である。連結部カバー22は樹脂等により形成されている。この連結部カバー22には、切り欠き22aを有しワイヤ21の一部を収装する挿入孔22bと、挿入孔22bの外周部であって第1及び第2係合爪11A,11Bと係合する受け部22cと、受け部22c間に設けられた凹部22dが連続して形成されている。連結部カバー22は、ワイヤ21を切り欠き22aから挿入孔22bに挿入してワイヤ21の車両前後方向の位置決めを行うと共に、弾性体23を外周から覆うことで車室内に弾性体23が露出しないように見栄えを確保している。
ワイヤ21の組み付け、及びドアトリム5bの組み付け時にあっては、まず、ブラケット24に弾性体23及びワイヤ21を組み付けてサブアッセンブリを構成する。次に、サブアッセンブリをドア端面53に固定し、ワイヤ21を連結部カバー22の挿入孔22bに挿入してワイヤ21の車両前後方向の位置等を規制した状態で、その上からドアトリム5bを被せて組み付けられる。
なお、係合爪11とワイヤ21は本発明の連結手段に相当する。
次に、上記構成に基づく状況毎の作用を説明する。
(通常の乗降時作用)
乗員が図外のドアノブを操作しドア5を開けると、ドア5はドアヒンジ51を中心に回動する。このとき、第1係合爪11Aもしくは第2係合爪11Bと受け部22cとの係合が外れてスムーズにドア5を開けることが可能となる。次に、乗員がシート1に乗り込み、ドア5を閉めると、再度第1係合爪11Aもしくは第2係合爪11Bと受け部22cとが係合する。乗員は、シートベルト装置4のタング4dをインナーバックル4eに係止する。また、乗員がシート1をスライドもしくはリクライニングさせる時には、第1係合部10とワイヤ21との連結を解除して適宜調整し、調整が終了すると再度係合することが可能である。
(前方衝突時の作用)
図8は前方衝突時の作用を表す概略図である。車両が前進走行時において、前方から障害物等に衝突すると、車両には急激な減加速度が発生する。このとき、乗員にはその減加速度に応じた慣性力が作用し、車両前方への力が作用する。このとき、乗員はシートベルト装置4によりシート1に対して固定されるため、乗員自身に作用する慣性力は、シートベルト装置4を介して主にシート1に作用する。実施例1のシートベルト装置4はシートバックフレーム3aに固定されたショルダーアンカ4cを備えた構成であるため、シートバック3の上端部に大きな力が作用する。よって、シートバック3には、前方に傾く力が作用する。
このシートバック3に伝達された力は、第1係合部10を介してワイヤ21に伝達され、ワイヤ21及びブラケット24を介してドア5に伝達され、シートバック3とドア5との車両前後方向の相対移動を規制するように固定される。
(側面衝突時の作用)
図9は側面衝突時の作用を表す概略図である。車両の側面に外力が作用する衝突が発生すると、ドア5は車室内側に変形する。このとき、ドアインナパネル5aの侵入が更に進み、乗員との間隔が狭まっても、弾性体23が潰れて第1係合手段10とブラケット24とが相対移動するので、乗員に対する干渉エネルギーを吸収する。また、ワイヤ21は、張力方向に強く、張力方向以外には柔軟に形成されているため、側方からの入力に対して柔軟に変形し、同時に、弾性体23も柔軟に変形するため、乗員との接触形状に変形して荷重を分散することで、乗員とワイヤ21との干渉を和らげることができる。
次に、上記実施例1に基づく作用効果について下記に列挙する。
(1)シートベルトの支持部を有するシートバック3と、車体側面に対向するシートバック3の第1側面3bに固定された第1係合手段10と、第1係合手段10と水平方向において略一致する高さであって、車体側面に固定されたブラケット24(第2係合手段に相当)と、第1係合手段10とブラケット24とを連結し、車体側面に対するシートバック3の車両前方移動を規制する係合爪11およびワイヤ21(連結手段に相当)と、を設け、車体から入力した外力により第1係合手段10とブラケット24とを相対変位させて外力を逃がすようにした。
すなわち、第1係合部10とブラケット24とを相対変位させることで、車両に入力した外力を逃がし、乗員に過大な衝撃が入力されることなく、安定性を向上することができる。
(2)ワイヤ21は、前後方向と車幅方向との剛性を異なるように形成し、車幅方向の剛性を前後方向の剛性よりも弱く設定して車幅方向側に入力する外力が逃げられるようにした。第1係合部10とブラケット24とは車幅方向に相対変位させることが可能となり、車両に入力した外力を逃がし、乗員に過大な衝撃が入力されることなく、衝撃吸収性能を向上することができる。
(3)ワイヤ21は、少なくとも車両前方向に剛(ワイヤ21の張力)、車両幅方向に柔(ワイヤ21の変形)となるように設けた。
よって、前方衝突時にシートベルト装置4に作用する車両前方への荷重は、シートバック3から車両前後方向に剛支持されたワイヤ21を通して車体側へ伝えられ、側面衝突を受けたときには、車体側に設けたワイヤ21は車幅方向に柔に支持されているので、例え車体側のワイヤ21が乗員と干渉する位置にあっても衝撃を和らげることができる。
(4)ブラケット24は、第1係合部10よりも車両後方に固定され、第1係合部10とドアインナパネル5aとの間に衝撃吸収領域を形成した。
よって、側面からの衝突によりドア5が車室内側に変形したとしても、乗員に過大な衝撃が入力されることなく、衝撃吸収性能を向上することができる。
(5)連結手段として、シート1のスライド量もしくはリクライニング量調整時に非係合状態を達成する第1係合爪11A及び第2係合爪11Bと、第1係合爪11Aまたは第2係合爪11Bとの係合により車両前方向への移動を規制する長さの異なる複数本のワイヤ21とを設けた。更に、ブラケット24によりワイヤ21を固定すると共に、ワイヤ21の車両前後方向の間隔、及びワイヤ21とドアインナパネル5aとの間隔を保持する弾性体23により衝撃吸収領域を形成した。
よって、簡便な構成であっても、車両前後方向に対するシートバック3の移動に対しては十分な剛性を確保しつつ、側面からの入力に対しては柔軟性を確保することができる。
シート1のスライド量もしくはリクライニング量調整時に非係合状態を達成するシートベルトの支持部を有するシートバック3の車体側面に対向する第1側面3bに設けられた第1係合手段10と、この第1係合手段10と水平方向において略一致する高さで対向する車体側面に設けられたブラケット24とを係合爪11及びワイヤ21によって連結し、車体に外力が入力したときに、第1係合部10とブラケット24とが相対変位するようにした。
よって、第1係合部10とブラケット24とを相対変位させることで、車両に入力した外力を逃がし、乗員に過大な衝撃が入力されることなく、衝撃吸収性能を向上することができる。
次に、実施例2について説明する。基本的な構成は実施例1と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。図10、図11は実施例2のブラケット240を表す斜視図、図12は車両上方から見た部分断面図である。実施例1では、連結手段としてワイヤ21を用い、第2係合部としてブラケット24を設けた。これに対し、実施例2では、ブラケット240に連結手段としての機能を併合したものである。
ブラケット(連結手段及び第2係合手段)240は、車両前後方向に延在され第1係合爪11A及び第2係合爪11Bと係合する梯子状部242と、この梯子状部242からドアインナパネル5aに向けて立設された曲面部241を有する屈曲部材とされている。
梯子状部242は、車両前方が先細りであって略台形の形状とされた枠体242aと、この枠体242aの間を結ぶように掛け渡された棒状部材242bから構成されている。尚、この略台形の形状は、実施例1で説明したシート1のスライド量やリクライニング量を考慮して設定された形状である。
曲面部241は、車体側固定部24dにおいてボルト25によりドア5のフレームに固定されている。また、曲面部241によりドアインナパネル5aと梯子状部242との間隔を保持するように構成され、衝撃吸収領域を確保している。
ドアインナパネル5aと車体側固定部24dとの間の屈曲部車室外側には、補強部材5cが取り付けられている。この補強部材5cは、ブラケット240の車体側固定部24dの変形を抑えるため、上下にリブが構成されている。
次に作用を説明する。基本的な作用は実施例1と同様であるため、異なる点についてのみ説明する。
(前方衝突時の作用)
車両が前進走行時において、前方から障害物等に衝突すると、車両には急激な減加速度が発生する。このとき、乗員にはその減加速度に応じた慣性力が作用し、車両前方への力が作用する。このとき、乗員はシートベルト装置4によりシート1に対して固定されるため、乗員自身に作用する慣性力は、シートベルト装置4を介して主にシート1に作用する。実施例1のシートベルト装置4はシートバックフレーム3aに固定されたショルダーアンカ4cを備えた構成であるため、シートバック3の上端部に大きな力が作用する。よって、シートバック3には、前方に傾く力が作用する。
このシートバック3に伝達された力は、第1係合部10を介して梯子状部242を有するブラケット240に伝達され、このブラケット240を介してドア5に伝達される。前方衝突時にドア5が変形したとしても、補強部材5cによりブラケット240の取り付け位置の変形が抑制されるためブラケット240を剛に支持している。この状態で、ブラケット240に車両前方への力が作用したとしても、シートバック3とドア5との車両前後方向の相対移動を抑制する。
(側面衝突時の作用)
車両の側面に外力が作用する衝突が発生すると、ドア5は車室内側に変形する。このとき、乗員にはブラケット240を介して力が入力される。このとき、ブラケット240の梯子状部242は、略台形の形状とされた枠体242aを有し、車体側固定部24dにおいて片持ち支持されているため、乗員に接触する可能性の高い枠体242aの車両前方側は、曲面部241を支点として大きなモーメントが作用し、容易に変形可能とされている。また、梯子状部242とドアインナパネル5aとが車両横方向に間隔をもって位置することで、衝撃吸収領域を確保しているため、乗員との干渉を和らげることができる。
また、梯子状部242は車両前方で上下幅が狭く、乗員との接触面積が小さくなるが、車両前側ほど車体側固定部24dから遠く片持ち支持されているため、容易にドアインナパネル5a側に曲がりやすく、乗員と接触したときの荷重集中を起こしやすくしている。
また、車体側固定部24dは、ドア後端部において補強部材5cにより支持されているため、ドア中央付近のパネル変形がシート1と車体側面との連結に与える影響を小さくしている。
実施例2における作用効果について下記に記載する。
(7)連結手段として、シート1のスライド量もしくはリクライニング量調整時に非係合状態を達成する第1及び第2係合爪11A,11Bと、車両前後方向に延在され第1及び第2係合爪11A,11Bと係合する梯子状部242と該梯子状部242からドアインナパネル5aに向けて立設された曲面部を有する屈曲部材を有し、衝撃吸収領域として、梯子状部242と車体側面との間の空間を設けた。
よって、側面衝突を受けたとしても、車体側に形成する梯子状部242は車幅方向に柔に支持されているので、例え車体側の梯子状部242が乗員と干渉する位置にあっても衝撃を和らげることができる。
(8)ブラケット240の梯子状部242は、上下幅が広い幅広部分と、幅広部分と比べて上下幅が狭い幅狭部分とを有する枠体242aから構成され、幅狭部分の車幅方向の荷重に対する剛性は、幅広部分に比べて低く設定されている。よって、側面からの衝突によりドア5が車室内側に変形したとしても、梯子状部242(特に車両前方側)が容易に変形可能であり、乗員に過大な衝撃が入力されることなく、衝撃吸収性能を向上することができる。
次に、実施例3について説明する。図13はシート1及びドア5を室内前方から見た斜視図である。シート1の構成及び第1係合部10の構成等については、実施例1と同じであるため、異なる点についてのみ説明する。実施例1では、連結手段としてワイヤ21を設け、このワイヤ21をブラケット24でドア5に固定することでシートバック3の移動を規制した。これに対し、実施例3では、連結手段としてプレートを折り曲げたL字格子(受け部)330とガイドプレート310,320を設けた点が異なる。
図14は実施例3の車体側係合部300の構成を表す概略斜視図である。車体側係合部300は、二枚のガイドプレート310,320と、L字格子330から構成されている。ガイドプレート310,320は、互いに向き合うように平行に配置されると共に、ドアインナパネル5aに対して略垂直に立ち上がるように組み合わされると共に、両ガイドプレート310,320には複数のガイド溝311が設けられている。
ガイド溝311は、湾曲形状であって初期位置となる始点部311aと、衝突時に移動する終点部311bと、この始点部311aと終点部311bとを滑らかに略円弧形状に接続しドア開閉時の逃げとして機能する移動部311cが設けられている。始点部311aは、車室内側にオフセットして配置され、終点部311bは車室外側にオフセットして配置されている。また、複数のガイド溝311は、車両進行方向に沿って車室内側と車室外側に2列配置されている。また、車室内側のガイド溝311と車室外側のガイド溝311とは、車両進行方向にオフセットして配置されている。
L字格子330には、第1係合部10と係合する第1プレート部331と、この第1プレート部331に対し略直角に折り曲げられた第2プレート部332と、第1プレート部331及び第2プレート部332の側方両側から突出したガイドピン334,333から構成されている。ガイドピン333は車室内側のガイド溝311の始点部311aに挿入され、ガイドピン334は車室外側のガイド溝311の始点部311aに挿入されている。
L字格子330は、ガイドプレート310,320の延在方向に沿って平行に並べられ、ガイドピン344,333がガイド溝311に挿入され、ガイドプレート310,320により狭持されている。尚、L字格子330はガイドプレート310,320に対して車両の通常走行時レベルの振動等によっては相対移動しない程度に保持されているものであり、車両後ろ側に弾性力により付勢されている。このようにガイドプレート310,320によりL字格子330が狭持された状態で、ドアインナパネル5aに対し溶接等により固着されている。尚、ガイドプレート310,320の取り付け方法については、ボルト締め等でもよく特に限定しない。
(ドア開閉時の作用)
図15は第1係合部とL字格子との連結部分の拡大部分断面図である。ドア5を閉じた状態において、第1又は第2係合爪11A,11BとL字格子330の第1プレート部331とが係合されている。このとき、ドア5を閉じた状態から開こうとすると、ドア5及び車体側係合部300はドアヒンジを中心とした円弧を描くため、図15に示すように、ドアヒンジが車体側係合部300よりも車体外側に位置する場合には、車体側係合部300のL字格子330の第1プレート部331と第1及び第2係合爪11A,11Bとが接触する。
このとき、図16に示すように、L字格子330は車両後ろ側に付勢された状態から、第1及び第2係合爪11A,11Bが第1プレート部331を滑りながらL字格子330を車両前側に押し出す。すると、ガイド溝311の略円弧形状に沿ってL字格子330が車両前側に移動(逃げに相当)し、スムーズにドア5を開くことができる。
(前方衝突時の作用)
図17は前方衝突時の作用を表す概略図、図18は前方衝突時の作用を表す車体側係合部300の拡大図である。尚、説明のため、第1係合部10と係合しているL字格子330を第1L字格子330とし、この第1L字格子330の車両前側に位置するL字格子330を第2L字格子330'として説明する。
車両が前進走行時において、前方から障害物等に衝突すると、車両には急激な減加速度が発生する。このとき、乗員にはその減加速度に応じた慣性力が作用し、車両前方への力が作用する。このとき、乗員はシートベルト装置4によりシート1に対して固定されるため、乗員自身に作用する慣性力は、シートベルト装置4を介して主にシート1に作用する。実施例1のシートベルト装置4はシートバックフレーム3aに固定されたショルダーアンカ4cを備えた構成であるため、シートバック3の上端部に大きな力が作用する。よって、シートバック3には、前方に傾く力が作用する。
図18(イ)に示すように、このシートバック3に伝達された力は、第1係合部10を介して第1L字格子330に伝達され、第1L字格子330を車両前方に押し出す。すると、図18(ロ)に示すように、第1L字格子330はガイド溝311に沿って移動し、第2L字格子330'の略斜め下方に潜り込み、2つのL字格子330,330'が重なる。
2つのL字格子330,330'が重なった位置で、更に第1係合部10から車両前側に力が加わると、第2L字格子330'も図18(ロ)の点線矢印で示す仮想移動軌跡に示すように、車両前側に移動しようとしてガイド溝311に沿って車両外側に移動しようとする。しかしながら、第1L字格子330の第2プレート部332が第2L字格子330'の車両外側から重なっているため、車両外側への移動を禁止する。よって、2つのL字格子330,330'は共に、これ以上車両前側に移動することができないため、第1係合部10から加わる力は、重なったL字格子330,330'の2枚で受けることになり、1枚ずつの格子よりも高い強度で力を受けることが可能となり、L字格子330の薄肉化及び軽量化を図ることができる。
以下、上記実施例3の作用効果をその効果と共に列挙する。
(9)連結手段として、第1係合部10の第1及び第2係合爪11A,11Bと、受け部となるL字格子330とを有し、ガイドプレート310,320はシート1の乗降時に開閉するドア5の内側面に固定し、L字格子330とガイドプレート310,320との間に、ドア開閉時のドア5の変位によりL字格子330と第1及び第2係合爪11A,11Bが干渉するのを防止する逃げとして移動部311cを有するガイド溝311を設け、衝突時にL字格子330が移動部311cに逃げた位置でL字格子330の強度が増すようにした。よって、前方衝突時に高い強度を確保しつつ、ドア5の開閉をスムーズに行うことができる。
(10)複数のL字格子330にそれぞれ独立した移動部311cを設け、衝突時に移動部311c方向に動いたL字格子330が他のL字格子330と少なくとも車両前後方向に重なることとした。よって、1枚ずつの格子よりも高い強度で力を受けることが可能となり、L字格子330の薄肉化及び軽量化を図ることができる。
(11)移動部311c方向に動いたL字格子330は、他のL字格子330の動きを規制することとした。よって、確実に2枚のL字格子330で力を受けることができる。
(12)L字格子330の移動部311cへの移動により他のL字格子330の可動軌跡に侵入することで、他のL字格子330の移動部311cへの動きを規制することとした。よって、複数のL字格子330及びガイド溝311を同一形状で形成することで、製造上の容易性を確保しつつ、前方衝突時に強度が上昇する構成を確保することができる。
実施例1のシート及びドアを室内前方から見た斜視図である。 実施例1のシートバックフレームを表す斜視図である。 実施例1の第1係合部の図2におけるA-A断面図である。 実施例1のドアの分解斜視図である。 実施例1の車体側係合部の構成を表す拡大斜視図である。 実施例1のシートの前後方向の移動、及びシートバックのリクライニング角度の調整による第1係合部の軌跡を示す図である。 実施例1の第1係合部とワイヤとの連結部分の拡大部分断面図である。 実施例1の前方衝突時の作用を表す概略図である。 実施例1の側面衝突時の作用を表す概略図である。 実施例2の車体側係合部の構成を表す拡大斜視図である。 実施例2の車体側係合部の構成を表す拡大斜視図である。 実施例2の車両上方から見た部分断面図である。 実施例3のシート及びドアを室内前方から見た斜視図である。 実施例3の車体側係合部の構成を表す概略斜視図である。 実施例3の第1係合部とL字格子との連結部分の拡大部分断面図である。 実施例3の車体側係合部及び第1係合部の作用を表す部分断面図である。 実施例3の前方衝突時の作用を表す概略図である。 実施例3の前方衝突時の作用を表す車体側係合部の拡大図である。
符号の説明
3 シートバック
10 第1係合部
11 係合爪
21 ワイヤ
24 ブラケット

Claims (12)

  1. シートベルトの支持部を有するシートバックと、
    車体側面に対向する前記シートバックの第1側面に固定された第1係合手段と、
    前記第1係合手段と水平方向において略一致する高さであって、前記車体側面に固定された第2係合手段と、
    前記第1係合手段と前記第2係合手段とを連結し、前記車体側面に対する前記シートバックの車両前方移動を規制する連結手段と、
    を設け、車体から入力した外力により一方の係合手段と他方の係合手段とを相対変位させて外力を逃がすことを特徴とする車両用シートの補強構造。
  2. 請求項1に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記連結手段は、前後方向と車幅方向との剛性を異なるように形成し、一方の剛性を他方の剛性よりも弱く設定して一方側に入力する外力が逃げられるようにすることを特徴とする車両用シートの補強構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記連結手段は、少なくとも車両前方向に剛、車両幅方向に柔に構成することを特徴とする車両用シートの補強構造。
  4. 請求項3に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記第2係合手段を前記第1係合手段よりも車両後方の前記車体側面に固定し、
    前記第1係合手段と前記車体側面との間に、車体側面からの入力された衝撃を吸収する衝撃吸収領域を形成したことを特徴とする車両用シートの補強構造。
  5. 請求項4に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記連結手段は、車両用シートのスライド量もしくはリクライニング量調整時に非係合状態を達成する爪部と、前記第2係合手段に固定され前記爪部との係合により車両前方への移動を規制する長さの異なる複数本のワイヤを有し、
    前記衝撃吸収領域に、前記ワイヤと前記車体側面との間隔を保持する弾性体を設けたことを特徴とする車両用シートの補強構造。
  6. 請求項4に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記連結手段は、車両用シートのスライド量もしくはリクライニング量調整時に非係合状態を達成する爪部と、車両前後方向に延在され前記爪部と係合する梯子状部と該梯子状部から前記車体側面に向けて立設された曲面部と有する屈曲部材とを有し、
    前記衝撃吸収領域として、前記梯子状部と前記車体側面との間の空間を設けたことを特徴とする車両用シートの補強構造。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の車両用シートの補強構造において、
    前記連結手段は、上下幅が広い幅広部分と、前記幅広部分と比べて上下幅が狭い幅狭部分とを有し、
    前記幅狭部分の車幅方向の荷重に対する剛性は、前記幅広部分に比べて低く設定されていることを特徴とする車両用シートの補強構造。
  8. 請求項1または2に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記連結手段は、前記第1係合手段又は前記第2係合手段の一方に形成される係合爪と、他方に形成される受け部から構成され、
    前記第2係合手段を、車両用シートの乗降時に開閉するドアの内側面に固定し、
    前記受け部は、前記ドア開閉時の前記ドアの変位により前記受け部と前記係合爪が干渉するのを防止する逃げを有し、衝突時に前記受け部が前記逃げに逃げた位置で前記受け部の強度が増すようにしたことを特徴とする車両用シートの補強構造。
  9. 請求項8に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記連結手段は、複数の受け部にそれぞれ独立した逃げを設け、衝突時に前記逃げ方向に動いた受け部が他の受け部と少なくとも車両前後方向に重なることを特徴とする車両用シートの補強構造。
  10. 請求項9に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記逃げ方向に動いた受け部は、前記他の受け部の動きを規制することを特徴とする車両用シートの補強構造。
  11. 請求項10に記載の車両用シートの補強構造において、
    前記逃げ方向に動いた受け部は、前記他の受け部の可動軌跡に侵入することで、前記他の受け部の逃げへの動きを規制することを特徴とする車両用シートの補強構造。
  12. シートベルトの支持部を有するシートバックの車体側面に対向する第1側面に設けられた第1係合手段と、この第1係合手段と水平方向において略一致する高さで対向する車体側面に設けられた第2係合手段とを連結手段によって連結し、車体に外力が入力したときに、一方の係合手段と他方の係合手段とが相対変位することを特徴とする車両用シートの補強方法。
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