JP2005153839A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 確実に乗員を拘束することができると共に、側面衝突時に車体側面が車室内側に侵入してくることを確実に抑制することができる車両用シート装置を提供する。
【解決手段】 車両用シート装置は、シートバックの側面と車体側面3とを連結するシートバック側連結部材15及び車体側連結部材16を備え、車体側連結部材16の連結点を、ショルダーアンカポイント13の高さ位置と略一致するように配置すると共に、シートバック側連結部材15の連結点を、シートバックの内部に配置されるシートバックフレーム7を構成する車幅方向に延在するアッパーフレーム8,ロウワーフレーム9と独立して垂直方向に延在する外側垂直フレーム11及び車幅方向強度部材12を連結する車幅方向強度部材12の高さ位置と略一致するように配置し、シートバック側連結部材15と車体側連結部材16とを通常時には非連結状態とし、衝突時には連結状態とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 車両用シート装置は、シートバックの側面と車体側面3とを連結するシートバック側連結部材15及び車体側連結部材16を備え、車体側連結部材16の連結点を、ショルダーアンカポイント13の高さ位置と略一致するように配置すると共に、シートバック側連結部材15の連結点を、シートバックの内部に配置されるシートバックフレーム7を構成する車幅方向に延在するアッパーフレーム8,ロウワーフレーム9と独立して垂直方向に延在する外側垂直フレーム11及び車幅方向強度部材12を連結する車幅方向強度部材12の高さ位置と略一致するように配置し、シートバック側連結部材15と車体側連結部材16とを通常時には非連結状態とし、衝突時には連結状態とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動車、建設機械及び農業機械といった各種車両に搭載される座席に、シートベルトが設けられた車両用シート装置に関する。
従来、自動車、建設機械及び農業機械といった各種車両に搭載される座席としての車両用シート装置としては、ショルダーベルトがシートバックと共に移動可能とされ、ショルダーベルトに掛かる張力を車体側面に伝達する技術が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
この特許文献1において、車両用シート装置のシートバックは、サイドドア側上部にショルダーベルトが挿通されたガイドを有し、ショルダーベルトが乗員に良好な状態でフィットするように構成されている。また、この車両用シート装置は、ショルダーベルトの上部が、車体側面のいわゆるBピラー(センターピラー)に取り付けられたスリップジョイントに係合されており、ショルダーベルトの下部が、Bピラーの下部に配設されたリトラクタに達している。したがって、この車両用シート装置は、前面衝突時に、車体前方へ移動しようとする乗員を拘束するためにショルダーベルトにかかるスリップジョイント側の荷重が車体側面に伝達されるように構成されている。
特開2000−142303号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術をはじめとする従来の車両用シート装置は、シートバックと車体側面との間がショルダーベルト上部のウエビングを介してしか繋がっていないので、側面衝突時に車体側面が車室内側に侵入してくるような車幅方向の荷重に対しては、ショルダーベルト上部のウエビングが弛んでしまうと、荷重を伝達することができないという問題があった。
本発明に係る車両用シート装置は、ショルダーベルトがシートバックに接続され、当該シートバック内部に、車体側の外側垂直フレームと、車両内部側の内側垂直フレームと、車幅方向に延在して外側垂直フレームと内側垂直フレームとを接続する車幅方向フレームと、当該車幅方向フレームとは独立して外側垂直フレームと内側垂直フレームとを接続する車幅方向強度部材とを有するシートバックフレームとが配置されている。また、この車両用シート装置は、シートバックの側面と車体側面とを連結する連結状態、又は、前記シートバックの側面と前記車体側面とを連結しない非連結状態となる連結部材と、車両の衝突を検出する衝突検出手段と、衝突検出部からの信号に基づいて、車両の衝突が発生していない場合には連結部材を非連結状態とし、車両の衝突が発生した場合には連結部材を連結状態とする制御手段とを備える。
このような車両用シート装置は、連結部材の車体側面側の連結点を、シートバックの上部のショルダーアンカポイントと高さ位置が略一致するように配置すると共に、連結部材のシートバック側の連結点を、車幅方向強度部材の高さ位置と略一致するように配置することにより、上述の課題を解決する。
本発明に係る車両用シート装置によれば、連結部材の車体側面側の連結点を、シートバックの上部のショルダーアンカポイントと高さ位置が略一致するように配置すると共に、連結部材のシートバック側の連結点を、車幅方向強度部材の高さ位置と略一致するように配置して構成されているので、衝突時には、シートバックの側面と車体側面とが連結状態とし、前面衝突時にシートバック側と車体側とが連結することにより、ショルダーベルトの上部からショルダーアンカポイントに伝達される車両前方への荷重の大部分を車体側面に伝達することができる。したがって、この車両用シート装置によれば、シートベルトの単独の強度に拘わらず、ショルダーアンカポイントの前方移動を抑制して、確実に着座者を拘束することができる。また、この車両用シート装置によれば、側面衝突が発生した場合に、車体側面に印加された荷重を、略同一高さ位置に設けられた車体側の連結点、シートバック側の連結点を介して、車幅方向強度部材に伝達することができるので、車体側面が車両内部に侵入することを抑制することができる。
以下、本発明を適用した第1実施形態及び第2実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
本発明は、例えば図1〜図5に示すように構成された第1実施形態に係る車両用シート装置に適用される。
本発明は、例えば図1〜図5に示すように構成された第1実施形態に係る車両用シート装置に適用される。
[車両用シート装置の構成]
この車両用シート装置は、図1に車両内部の斜視図を示すように、3点式のシートベルト1を有したベルトインシートとして構成される。この車両用シート装置は、シートバック2の側面と車体側面3とを連結する連結部材4と、衝突を検出する衝突検出部5と、この衝突検出部5からの信号に基づいて、通常時には連結部材4を非連結状態とする一方で、衝突時には連結部材4を連結状態とする制御部6とを備える。
この車両用シート装置は、図1に車両内部の斜視図を示すように、3点式のシートベルト1を有したベルトインシートとして構成される。この車両用シート装置は、シートバック2の側面と車体側面3とを連結する連結部材4と、衝突を検出する衝突検出部5と、この衝突検出部5からの信号に基づいて、通常時には連結部材4を非連結状態とする一方で、衝突時には連結部材4を連結状態とする制御部6とを備える。
図2にシートバック2の内部に配置されるシートバックフレーム7の要部斜視図、図3に当該シートバックフレーム7を前面から見た場合の平面図を示すように、シートバックフレーム7は、車幅方向に延在する車幅方向フレームとしてのアッパーフレーム8及びロウワーフレーム9と、垂直方向に延在する内側垂直フレーム10及び外側垂直フレーム11とから構成される。さらに、シートバックフレーム7は、内側垂直フレーム10と外側垂直フレーム11とを連結するように斜め方向に延在する車幅方向強度部材12を備える。この車幅方向強度部材12は、車幅方向のアッパーフレーム8及びロウワーフレーム9と独立して、左右の内側垂直フレーム10と外側垂直フレーム11とを連結する。
外側垂直フレーム11の上部前面には、ショルダーアンカポイント13として、シートベルト1を挿通するスルーリング14が固設されている。また、ショルダーアンカポイント13と高さ位置が略一致する外側垂直フレーム11の上部外側面には、連結部材4のうちの車両用シート装置側の一方の部材であるシートバック側連結部材15が取り付けられる。このシートバック側連結部材15は、図1に示す車体側面3に取り付けられた連結部材4のうちの他方の部材である車体側連結部材16と連結される。
したがって、車両用シート装置は、図3に示すように、連結部材4の車体側面3側の連結点の高さ位置と、ショルダーアンカポイント13の高さ位置とが、略一致することになる。また、外側垂直フレーム11の上部外側に位置するシートバック側連結部材15は、当該外側垂直フレーム11と車幅方向強度部材12との連結点と略一致する位置まで延在して取り付けられている。
さらに、シートバックフレーム7は、図3に示すように、下端でシートバック2を前後傾させるリクライナー22に取り付けられる。リクライナー22は、当該車両用シート装置を前後移動させるスライドレール23に取り付けられる。また、スライドレール23は、車体のフロア24に取り付けられる。
そして、シートベルト1は、図2及び図3に示すように、シートバック2の内部に固設されたリトラクタ17から巻き出され、スルーリング14によって折り返される。シートベルト1は、ショルダーベルト部18と、スライドレール23に取り付けられたバックル20と連結されるタング19によって折り返されることによって形成されるラップベルト部21とに大別され、ラップベルト部21の終端が、スライドレール23に取り付けられる。
このような車両用シート装置において、シートバック側連結部材15、外側垂直フレーム11及びアッパーフレーム8は、図4(a)に車両用シート装置を上から見た場合の断面図を示すような構成となっている。すなわち、中空パイプ状のアッパーフレーム8は、外側垂直フレーム11に貫通させて固定した状態とされ、内部にガスシリンダー27が挿入され、シートバック側連結部材15のハウジング25におけるフランジ部で固定した状態とされる。そして、シートバック側連結部材15は、ガス発生剤28を内蔵したガスシリンダー27に、一端がピストンの役割をする連結ロッド26を挿入し、ガスシリンダー27の開口部をハウジング25に穿設されたフランジ部の孔に一致させて固定した状態となる。このように構成された車体側面3側の連結部材4は、シートバック側連結部材15と車体側連結部材16とを連結させる場合には、図4(b)示すように、ガス発生剤28からのガスの発生に応じて連結ロッド26をガスシリンダー27の開口側へと瞬時に押し出し、ハウジング25に穿設された孔から突出させ、シートバック側連結部材15と車体側連結部材16とを連結される。
また、車体側連結部材16は、図5に断面図を示すように、例えば車体高さ方向に並設された複数の格子30を有するパネル部材29で構成される。このパネル部材29は、当該車両用シート装置の前後移動とシートバック2の前後傾とにともなってシートバック側連結部材15が移動可能とされる範囲の車体側面3に取り付けられて構成されている。また、パネル部材29は、各格子30の間隔が、シートバック側連結部材15の連結ロッド26の径よりも若干広めに設定されている。更に、パネル部材29は、格子30間に連結ロッド26が挿入されるときに、当該パネル部材29が車体前方へ滑ることを可能とするための傾斜部が各格子30に付設されている。
[車両用シート装置の動作]
つぎに、上述したように構成された車両用シート装置において、車両衝突時に連結部材4を連結状態とする動作手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
つぎに、上述したように構成された車両用シート装置において、車両衝突時に連結部材4を連結状態とする動作手順について、図6のフローチャートを参照して説明する。
この車両用シート装置は、先ずステップS1において、衝突検出部5によって車両の衝突判定を行う。この衝突判定は、例えば、衝突検出部5に接続されて搭載された加速度センサによって検出された加速度に基づいて、衝突検出部5により衝突エネルギー成分を求め、当該衝突エネルギーと所定閾値とを比較して、衝突エネルギーが所定閾値を越えた場合に、車両の衝突が発生したと判定してステップS2に処理を進める。また、車両用シート装置は、衝突エネルギーが所定閾値を越えていないと判定した場合には、シートバック側連結部材15と車体側連結部材16とが連結されていない非連結状態に連結部材4を保持する。
次のステップS2において、制御部6は、ステップS1で車両の衝突が発生したと判定されたことに応じて、連結部材4を連結状態とする作動が完了していないか否かを判定する作動判定をする。ここで、制御部6は、連結部材4を連結状態とする作動が完了していると判定した場合には、ステップS1からの処理を繰り返し、連結部材4を連結状態とする作動が完了していないと判定した場合には、ステップS3へと処理を移行する。
次のステップS3において、制御部6は、シートバック側連結部材15をON状態とする。すなわち、制御部6は、ガスシリンダー27の内部のガス発生剤28に点火して連結ロッド26を押し出し、当該連結ロッド26をシートバック側連結部材15から車体側連結部材16の格子30間に挿し込むように動作させることにより、車体側面3とシートバック2の側面とを連結状態とする。
[衝突時における車体側面に発生する荷重]
つぎに、車両の衝突時において車両用シート装置と車体側面3とに発生する荷重について、図7及び図8を用いて説明する。
つぎに、車両の衝突時において車両用シート装置と車体側面3とに発生する荷重について、図7及び図8を用いて説明する。
車両用シート装置において、車両が前面衝突した時には、図7中矢印Fで示すように、車両前方へと移動しようとする乗員の胸を拘束するショルダーベルト部18から、シートバック2の上部のショルダーアンカポイント13に掛かる荷重が、シートバック側連結部材15の連結ロッド26から、車体側連結部材16へと伝達される。
ここで、ショルダーアンカポイント13と車体側の連結点は、上述したように、高さ位置が略一致しているので、矢印Fで示す荷重に対する反力の大部分は、車体側面3によって吸収することになる。したがって、車両用シート装置は、シートバックフレーム7からリクライナー22及びスライドレール23で吸収する必要がある荷重F1を小さくすることができる。
一方、側面衝突時には、図8中矢印Fで示すように、車体側面3が車室内側に侵入しようとする荷重F10は、車両用シート装置の下部において、フロア24によって、一部の荷重F11が吸収されるのに加え、車両用シート装置の上部において、車体側連結部材16からシートバック側連結部材15へと伝達される荷重F12となる。
ここで、外側垂直フレーム11と車幅方向強度部材12との連結点は、上述したように、シートバック側連結部材15の取り付け高さ位置と略一致しているので、荷重F10から荷重F11を差し引いた荷重であって、車両用シート装置の上部における荷重F12は、車体側連結部材16、シートバック側連結部材15を介して、荷重F13となって車幅方向強度部材12へとスムーズに伝達されることになる。したがって、車両用シート装置は、垂直フレーム10及び外側垂直フレーム11にかかる荷重を少なくすることにより、シートバックフレーム7の変形を少なくして車体側面3の車室内側への侵入を確実に抑制する。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、第1実施形態に係る車両用シート装置によれば、車体側連結部材16とショルダーアンカポイント13との高さ位置を略同一とすると共に、シートバック側連結部材15と車幅方向強度部材12の上部との高さ位置を略同一としたので、前面衝突時にシートバック側連結部材15と車体側連結部材16とが連結することにより、ショルダーベルト部18の上部からショルダーアンカポイント13に伝達される車両前方への荷重の大部分を車体側面3に伝達することができる。したがって、この車両用シート装置によれば、シートベルト1の単独の強度に拘わらず、ショルダーアンカポイント13の前方移動を抑制して、確実に着座者を拘束することができる。
以上詳細に説明したように、第1実施形態に係る車両用シート装置によれば、車体側連結部材16とショルダーアンカポイント13との高さ位置を略同一とすると共に、シートバック側連結部材15と車幅方向強度部材12の上部との高さ位置を略同一としたので、前面衝突時にシートバック側連結部材15と車体側連結部材16とが連結することにより、ショルダーベルト部18の上部からショルダーアンカポイント13に伝達される車両前方への荷重の大部分を車体側面3に伝達することができる。したがって、この車両用シート装置によれば、シートベルト1の単独の強度に拘わらず、ショルダーアンカポイント13の前方移動を抑制して、確実に着座者を拘束することができる。
また、この車両用シート装置によれば、側面衝突が発生した場合に、車体側面に印加された荷重を、略同一高さ位置に設けられた車体側連結部材16、シートバック側連結部材15を介して、当該シートバック側連結部材15の高さ位置と略同一の車幅方向強度部材12に伝達することができるので、車体側面3が車両内部に侵入することを抑制することができる。
なお、この車両用シート装置は、車両の衝突が発生していない場合には、シートバック側連結部材15と車体側連結部材16とが非連結状態となっているので、シートベルト1の移動時やドアの開閉動作時に連結部材4が支障となることはない。
更に、この車両用シート装置によれば、シートバック2の移動や調整を行うことによってシートバック側連結部材15がシートバック2の移動範囲内で移動する場合であっても、車体側連結部材16をシートバック側連結部材15の移動可能範囲に取り付けたので、車両衝突時に連結ロッド26を確実に格子30間に挿入させることができ、車体側連結部材16とシートバック側連結部材15とを確実に連結状態にして着座者を拘束することができる。
[第2実施形態]
つぎに、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用シート装置について説明する。なお、この第2実施形態の説明では、上述の第1実施形態と同様の部分については同一の符号及び同一のステップ番号を付することによってその詳細な説明を省略するものとする。
つぎに、本発明を適用した第2実施形態に係る車両用シート装置について説明する。なお、この第2実施形態の説明では、上述の第1実施形態と同様の部分については同一の符号及び同一のステップ番号を付することによってその詳細な説明を省略するものとする。
この第2実施形態に係る車両用シート装置は、リトラクタ17に、所定量だけシートベルト1を瞬時に巻き取ることを可能とするためのベルトプリテンショナーを装備しているものである。
第2実施形態に係る車両用シート装置は、図9に示すような処理を経ることにより、衝突時に連結部材4を連結状態とする。まず、車両用シート装置においては、第1実施形態として示した車両用シート装置と同様に、ステップS1における衝突判定、ステップS2における作動判定、及びステップS3における車体側面3とシートバック2の側面との連結を行う。
そして、車両用シート装置においては、ステップS11において、制御部6により、リトラクタ17に装備された図示しないベルトプリテンショナーを作動させる。このとき、シートベルト1は、ベルトプリテンショナーが作動することによって所定量だけ引き込まれる。しかしながら、車両用シート装置においては、乗員の胸の部分におけるベルトの弛みが巻き取られて大きなベルト張力が発生し始める前に、ショルダーアンカポイント13を有するシートバック2を車体側面3に連結することができているので、乗員の胸の部分が移動する事態を確実に防止することができる。
このような第2実施形態に係る車両用シート装置によれば、所定量だけシートベルト1を瞬時に巻き取ることを可能とするためのベルトプリテンショナーがリトラクタ17に装備されており、衝突時に連結部材4を連結させた後、ベルトプリテンショナーを作動させる。これにより、この車両用シート装置によれば、衝突時に、ベルトプリテンショナーが作動することによって乗員の胸の部分におけるベルトの弛みが巻き取られて大きなベルト張力が発生し始める前に、ショルダーアンカポイント13を有するシートバック2を車体側面3に連結することができる。したがって、この車両用シート装置においては、乗員の胸の部分が移動する事態を確実に防止することができ、着座者を確実に拘束することができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 シートベルト
2 シートバック
3 車体側面
4 連結部材
5 衝突検出部
6 制御部
7 シートバックフレーム
8 アッパーフレーム
9 ロウワーフレーム
10 内側垂直フレーム
11 外側垂直フレーム
12 車幅方向強度部材
13 ショルダーアンカポイント
15 シートバック側連結部材
16 車体側連結部材
17 リトラクタ
18 ショルダーベルト部
26 連結ロッド
27 ガスシリンダー
29 パネル部材
30 格子
2 シートバック
3 車体側面
4 連結部材
5 衝突検出部
6 制御部
7 シートバックフレーム
8 アッパーフレーム
9 ロウワーフレーム
10 内側垂直フレーム
11 外側垂直フレーム
12 車幅方向強度部材
13 ショルダーアンカポイント
15 シートバック側連結部材
16 車体側連結部材
17 リトラクタ
18 ショルダーベルト部
26 連結ロッド
27 ガスシリンダー
29 パネル部材
30 格子
Claims (3)
- ショルダーベルトがシートバックに接続された車両用シート装置において、
前記シートバックの側面と車体側面とを連結する連結状態、又は、前記シートバックの側面と前記車体側面とを連結しない非連結状態となる連結部材と、
車両の衝突を検出する衝突検出手段と、
前記衝突検出部からの信号に基づいて、車両の衝突が発生していない場合には前記連結部材を非連結状態とし、車両の衝突が発生した場合には前記連結部材を連結状態とする制御手段と、
前記シートバックの内部に配置され、車体側の外側垂直フレームと、車両内部側の内側垂直フレームと、車幅方向に延在して前記外側垂直フレームと前記内側垂直フレームとを接続する車幅方向フレームと、当該車幅方向フレームとは独立して前記外側垂直フレームと前記内側垂直フレームとを接続する車幅方向強度部材とを有するシートバックフレームとを備え、
前記連結部材の前記車体側面側の連結点は、前記シートバックの上部のショルダーアンカポイントと高さ位置が略一致するように配置され、
前記連結部材の前記シートバック側の連結点は、前記車幅方向強度部材の高さ位置と略一致するように配置されていること
を特徴とする車両用シート装置。 - 前記連結部材の車体側連結部材は、当該連結部材のシートバック側連結部材が移動可能な範囲の車体側面に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート装置。
- 所定量だけシートベルトを巻き取るベルトプリテンショナーを更に備え、
前記制御手段は、車両の衝突が発生した時に、前記連結部材を連結させた後、前記ベルトプリテンショナーを作動させることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用シート装置。
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- 2003-11-28 JP JP2003399357A patent/JP2005153839A/ja active Pending
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