JP4457823B2 - バックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両 - Google Patents
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Description
まず、図1〜図5に示す第一実施形態について説明する。図1は、本実施形態の後突用エアバッグ装置を採用した車両後部の側面概略図、図2はその車両後部の背面図、図3はシートベルト装置も含めた側面図、図4はそのシートベルト装置の車両後方側からの背面図、図5は本実施形態のタイミングチャートである。
図1に示すように、本実施形態は、車両後端部にバックドア1を備えた車両Vを前提としており、このバックドア1にエアバッグ装置2を設置している。このバックドア1の前方に、車室Cと荷室Tの床面を構成するフロアパネル3を延設し、このフロアパネル3上面にスライドレール4を介して後部座席5を設置している。
図1に示すように、エアバッグクッション21は、後部座席5のシートバック53の後方で、バックウィンド11の車室側側面に沿って、下方側に向かって展開膨張する。
この実施形態によるバックドア1と後突用エアバッグ装置2とを備えた車両Vは、車両後端部のバックドア1の前方にシートバック53を備えた後部座席5を設置し、該シートバック53をバックドア1に近接配置するとともに、後突時、該シートバック53と該バックドア1との間にエアバッグクッション21を介在可能な後突用エアバッグ装置2を備えた車両Vであって、前記後部座席5は、前記シートバック53が、後突荷重を受けた際、乗員の荷重を受けて後方に移動しうるとともに、該後部座席5に設置し、乗員Pの腰部から太股部の間の少なくとも一部を略車幅方向に延びてシートクッション51側に押圧するベルト部材62aと、後突時、該下半身を拘束するベルト部材62aに対して張力を付与し、乗員Pをシートクッション51側に押圧するプリテンショナ装置64cとを有するものである。
この実施形態は、前記プリテンショナ装置63cを、前記下半身を拘束するベルト部材62aの一端をフロアパネル3に固定するアンカ部材63側に設けたものである。
その他の作用効果については、前述の第一実施形態と同様である。
この後部座席5には、シートクッション51の下部にシートスライドテンショナ装置100を設け、後突時には、後部座席5全体を自動的に車両前方側にスライド移動するように構成している。
これにより、後突時には、後部座席5が車両前方側に移動することになる。
この制御の中央処理装置である後突安全制御部140には、入力手段である車速センサ141と、後突センサ32と、重量センサ120と、リクライニング検知センサ130と、を接続し、これらセンサから各種データを取り込むように構成している。また、この後突安全制御部140には、出力手段であるインフレータ22と、シートスライドテンショナ装置100と、リトラクタ装置161内に設けたプリテンショナ装置161aと、を接続し、これら装置の作動を制御するように構成している。
まず、S1で、前述の各センサからデータを取り込む。S2で、後突ありかの判定を行い、後突ありと判断されない場合(Nの場合)、再度、S1に移行してデータを取り込む。
図8は後突前の通常時の車両後部の状態(S1〜S2の状態)、図9は後突直後に後部座席5を前方にスライドさせた状態(S5の状態)、図10は後突後にエアバッグクッション21を展開させた状態(S10の状態)を示した側面図である。
まず、(カ)のタイミングで後突が開始すると、その後、衝撃値が所定値以上になった時に、プリテンショナ装置161aとシートスライドテンショナ装置100が、(ク)、(ケ)のタイミングでほぼ同時に作動を開始する。そして、短時間のΔt3時間(例えば2〜3ms)でプリテンショナ装置161aの作動が完了し、その後、それよりも長い時間のΔt4時間(例えば50ms以上)で、シートスライドテンショナ装置100の作動も完了する。
この実施形態によるバックドア1と後突用エアバッグ装置2とを備えた車両Vは、車両後端部のバックドア1の前方にシートバック53を備えた後部座席5を設置し、該シートバック53をバックドア1に近接配置するとともに、後突時、該シートバック53と該バックドア1との間にエアバッグクッション21を介在可能な後突用エアバッグ装置2を備えた車両Vであって、前記後部座席5は、前記シートバック53が、後突荷重を受けた際、乗員の荷重を受けて後方に移動しうるとともに、該後部座席5のシートバック53上端部に設置され、乗員の肩部を係止するベルト部材62bを支持するガイドアーム165とを有するものである。
この発明の下半身用ベルト部材は、実施形態の下半身を拘束するベルト部材62aに対応し、
以下同様に、
上半身用ベルト部材は、上半身を拘束するベルト部材62bに対応し、
張力付与手段は、プリテンショナ装置63c,64c,161aに対応し、
シートベルト支持部は、ガイドアーム165に対応するも、
この発明は、前述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、様々な後突用エアバッグ装置に適用する実施形態を含むものである。
1…バックドア
2…エアバッグ装置
5…後部座席
51…シートクッション
53…シートバック
62…ベルト部材
63c,64c,161a…プリテンショナ装置(張力付与手段)
165…ガイドアーム(シートベルト支持部)
Claims (11)
- 車両後端部のバックドアの前方にシートバックを備えた後部座席を設置し、該シートバックをバックドアに近接配置するとともに、後突時、該シートに着座した乗員の頭部と該バックドアとの間にエアバッグクッションを介在可能な後突用エアバッグ装置を備えた車両であって、
前記後部座席は、前記シートバックと該シートバック上端に設けられたヘッドレストとが、後突荷重を受けた際、乗員の荷重を受けて後方に移動しうるとともに、
該後部座席に設置し、乗員の腰部から太股部の間の少なくとも一部を略車幅方向に延びてシートクッション側に押圧する下半身用ベルト部材と、
後突時、該下半身用ベルト部材に対して張力を付与し、乗員をシートクッション側に押圧する張力付与手段とを有する
バックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記張力付与手段は、プリテンショナ装置であり、前記下半身用ベルト部材に対し下斜め後方に張力を付与する
請求項1記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記シートバック上端にはヘッドレストが設けられると共に、前記エアバッグクッションには、ガスが供給されるクッション部と、該クッション部内のガスの流れを規制するガス流規制部とが形成されている
請求項1記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記張力付与手段を、前記下半身用ベルト部材のバックルを車体側部材に固定する連結部材に設置したテンショナ装置とした
請求項1記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記張力付与手段を、前記下半身用ベルト部材の一端部を車体側部材に固定するアンカ部に設置したテンショナ装置とした
請求項1記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記下半身用ベルト部材から連なる、乗員の上半身を拘束する上半身用ベルト部材を、ピラー中間部に支持した
請求項1記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 車両後端部のバックドアの前方にシートバックを備えた後部座席を設置し、該シートバックをバックドアに近接配置するとともに、後突時、該シートに着座した乗員の頭部と該バックドアとの間にエアバッグクッションを介在可能な後突用エアバッグ装置を備えた車両であって、
前記後部座席は、前記シートバックと該シートバック上端に設けられたヘッドレストとが、後突荷重を受けた際、乗員の荷重を受けて後方に移動しうるとともに、
該後部座席に着座した乗員の上半身を拘束する上半身用ベルト部材と、
シートバック上端部に設けられ、乗員のシートへの着座状態を側面から見て、該上端部で
前記上半身用ベルト部材を凸状に折り返して支持するシートベルト支持部とを備え、
前記上半身用ベルト部材は、前記シートベルト支持部により、シートバックの後方移動時に乗員の上半身を肩部から拘束するように設けられることを特徴とする
バックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 後突時、前記上半身用ベルト部材に張力を付与し、乗員をシートバック側に押圧する張力付与手段とを有する
請求項6または7記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記後部座席に、乗員の体重を検出する体重検出手段を設け、
該体重検出手段によって検出した体重が所定値以下の場合に、前記張力付与手段の作動を禁止する制御手段とを有する
請求項1または8記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記後部座席に、シートバックの傾斜角をリクライニング状態に変更するリクライニング機構を設けた
請求項1または8記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。 - 前記後部座席に、シートバックの傾斜角をリクライニング状態に変更するリクライニング機構を設け、
前記体重検出手段によって検出した体重が所定値以下の場合であっても、シートバックの傾斜角をリクライニング状態とした際には、前記張力付与手段の作動を行う制御手段とを有する
請求項9記載のバックドアと後突用エアバッグ装置とを備えた車両。
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