JP2014201210A - 側面衝突用乗員保護装置 - Google Patents

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Masaaki Kuwabara
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Abstract

【課題】従来に比べて、側突時における乗員腰部への入力荷重を低減できる側面衝突用乗員保護装置の提供。
【解決手段】保護装置10は、側突時のプリテンショナ29の作動に伴ってラップベルト23とシートクッション1aのサイドドア4側の側部1dまたは車体4との間に展開して乗員Pの腰部と大腿部を拘束するシート状のベルトサポート30を有する。このため、側突時にラップベルト23から乗員Pへ入力する荷重を腰部だけでなく大腿部にも受け持たせることができる。この結果、乗員腰部へ入力する荷重を従来に比べて低減できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、側面衝突用の乗員保護装置に関する。
特許文献1は、側突時に乗員の側方にて膨張展開して、乗員の肩部から腰部を保護するサイドエアバッグ装置を開示している。また、特許文献2は、ドアトリムに設けられており側突時に腰部を保護する腰部エネルギー吸収手段としてのエネルギー吸収パッドと、大腿部を保護する大腿部エネルギー吸収手段としての大腿部用サイドエアバッグと、を有する乗員保護装置を開示している。
乗員の着座位置を変化させずに側突時における乗員腰部への荷重を低減する方法には、(i)乗員保護装置と乗員とが接触するタイミングの早期化、(ii)乗員保護装置と乗員との接触面積の増加、などがある。しかし、上記(i)では、衝突検知やエアバッグの作動を早期化する必要がある。また、上記(ii)では、ダミーの体格が変化しない場合、エネルギー吸収パッドと乗員との接触面積の増加には限界がある。
特許第4168283号公報 特許第4678356号公報
本発明の目的は、従来に比べて、側突時における乗員腰部への入力荷重を低減できる側面衝突用乗員保護装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 本発明の側面衝突用乗員保護装置は、タングプレートをバックルに係合させることでラップベルトを備えるシートベルトと、側突時のプリテンショナの作動に伴って前記ラップベルトとシートクッションのサイドドア側の側部または車体との間に展開して乗員の腰部および大腿部を拘束するシート状のベルトサポートと、を有する。
(2) 上記(1)において、前記ベルトサポートは、乗員の腰部よりも後側に位置する後側固定部と、乗員の腰部よりも前側に位置する前側固定部とで、前記シートクッションの側部または前記車体に固定されている。
(3) 上記(1)または(2)において、通常時に前記ベルトサポートの折り畳み状態を維持するロック機構と、側突時に前記ロック機構による前記ベルトサポートの折り畳み状態の維持を解除するアクチュエータと、をさらに有する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つにおいて、前記ベルトサポートにはエアバッグが配設されている。
上記(1)の側面衝突用乗員保護装置によれば、側突時のプリテンショナの作動に伴ってラップベルトとシートクッションのサイドドア側の側部または車体との間に展開して乗員の腰部および大腿部を拘束するシート状のベルトサポートを有するため、側突時にラップベルトから乗員へ入力する荷重を腰部だけでなく大腿部にも受け持たせることができる。そのため、乗員腰部へ入力する荷重を従来に比べて低減できる。
上記(2)の側面衝突用乗員保護装置によれば、ベルトサポートが、乗員の腰部よりも後側に位置する後側固定部と、乗員の腰部よりも前側に位置する前側固定部とで、シートクッションの側部または車体に固定されているため、側突時にラップベルトから乗員へ入力する荷重を、ベルトサポートによって確実に腰部だけでなく大腿部にも受け持たせることができる。
上記(3)の側面衝突用乗員保護装置によれば、ロック機構とアクチュエータとをさらに有する。そのため、通常時には、ベルトサポートが展開して乗員の乗降性を阻害することをロック機構により抑制できる。また、側突時には、アクチュエータが作動してロック機構によるベルトサポートの折り畳み状態の維持が解除され、展開したベルトサポートにより乗員の腰部および大腿部を良好に拘束できる。
上記(4)の側面衝突用乗員保護装置によれば、ベルトサポートにはエアバッグが配設されているため、エアバッグを用いて効果的に乗員の腰部および大腿部を拘束できる。
本発明実施例1のベルトサポートが展開状態にあるときにおける側面衝突用乗員保護装置の概略正面図である。 本発明実施例1のベルトサポートが展開状態にあるときにおける側面衝突用乗員保護装置の概略左側面図である。 本発明実施例1のベルトサポートが展開状態にあるときにおける側面衝突用乗員保護装置の概略平面図である。 本発明実施例1のベルトサポートが折り畳まれた状態にあるときにおける側面衝突用乗員保護装置の斜視図である。 本発明実施例1の側面衝突用乗員保護装置における、ベルトサポートとロック機構とアクチュエータとの分解斜視図である。 本発明実施例1の側面衝突用乗員保護装置におけるベルトサポートの、(a)折り畳まれた状態にあるときと、(b)展開途中にあるときと、(c)展開完了状態にあるときの、模式側面図である。 図6のA−A線に沿って切断した拡大断面図である。 図6のB−B線に沿って切断した拡大断面図である。 本発明実施例1の側面衝突用乗員保護装置におけるベルトサポートが展開状態にあるときの側面図である。 本発明実施例1の側面衝突用乗員保護装置におけるベルトサポートにエアバッグが配設されている場合の断面図である。 本発明実施例1の側面衝突用乗員保護装置におけるバックルプリテンショナの作動工程図である。(a)は、バックルプリテンショナの作動前の状態を透視図で示し、(b)は、バックルプリテンショナの作動中の状態を透視図で示す。 本発明実施例2のベルトサポートが展開状態にあるときにおける側面衝突用乗員保護装置の概略正面図である。 本発明実施例2のベルトサポートが展開状態にあるときにおける側面衝突用乗員保護装置の概略左側面図である。 本発明実施例2のベルトサポートが展開状態にあるときにおける側面衝突用乗員保護装置の概略平面図である。 本発明実施例2の側面衝突用乗員保護装置におけるベルトサポートが折り畳まれた状態にあるときの断面図である。 本発明実施例2の側面衝突用乗員保護装置におけるベルトサポートが展開途中にあるときの断面図である。 本発明実施例2の側面衝突用乗員保護装置の配設場所を示す断面図である。
以下に、本発明実施例の側面衝突用乗員保護装置(以下、単に保護装置ともいう)を、図面を参照して説明する。図1〜図11は、本発明実施例1の保護装置を示し、図12〜図17は、本発明実施例2の保護装置を示す。本発明実施例1と実施例2にわたって共通する部分には、本発明実施例1と実施例2にわたって同じ符号を付してある。なお、図は、シート1が運転席である場合を示しているが、シートは助手席であってもよく後部座席であってもよい。図中、UPは上側を示し、FRは車両前側を示し、OUTは車両幅方向外側(車外側)を示す。
〔実施例1〕(図1〜図11)
先ず、本発明実施例1を説明する。
本発明実施例の保護装置10は、シート1に着席している乗員Pを拘束するために設けられており、図1に示すように、シートベルト20とベルトサポート30を有し、図7に示すように、さらにロック機構40とアクチュエータ50を有する。
シート1は、図1に示すように、乗員Pが着座するシートクッション1aと、シートクッション1aの後端部に配置され乗員Pの背もたれとして利用されるシートバック1bと、シートバック1bより上方に設けられ乗員Pの頭部を後側から支持するヘッドレスト1cと、を備える。
シートベルト20は、3点式のシートベルトである。シートベルト20は、1本のウエビング21で構成されており、ベルト装着時に車外側上方から車内側下方に延び乗員Pの胸前に位置するショルダベルト22と、ベルト装着時に乗員Pの腰前に位置するラップベルト23と、を備える。シートベルト20の長手方向一端部は、車両のピラー2またはシートバック1bに配置されるリトラクタ24(図2)につながれており、シートベルト20の長手方向他端部は、ベルトサポート30に固定されている。
シートベルト20には、図1に示すように、乗員Pに対して車内側下方に設けられるバックル27に係脱可能なタングプレート28がシートベルト20の長手方向に移動可能(摺動可能)に取付けられている。タングプレート28をバックル27に係合、係合解除させることで、シートベルト20の装着・装着解除が行なわれる。
シートベルト20には、図2に示すように、プリテンショナ29が設けられている。プリテンショナ29が設けられているため、衝突を感知した際に自動的にシートベルト20の緩みを少なくする方向にシートベルト20を移動させることができ、シートベルト20による乗員Pの拘束開始を早めることができる。プリテンショナ29は、リトラクタ24内に設けられていてリトラクタ24で衝突時にシートベルト20を自動的に巻き取る構造であってもよく、図11に示すバックルプリテンショナ構造であってもよく、これらの両方であってもよい。なお、バックルプリテンショナ構造は、バックル27から延びるケーブル29aが連結されるピストン29bを衝突時にインフレータ29cの奥側(図11の右側)にインフレータガスを利用して移動させることで、バックル27を下方に移動させてシートベルト20を移動させる構造である。
ベルトサポート30は、図1に示すように、側突時のプリテンショナ29の作動に伴ってラップベルト23とシートクッション1aのサイドドア3側(車外側)の側部1dとの間に展開して乗員Pの腰部と大腿部を拘束する。ベルトサポート30は、側突時のプリテンショナ29の作動に伴って、乗員Pの腰部および大腿部のサイドドア3側の側方から、サイドドア3側の大腿部P1の上面にかけて展開する。ベルトサポート30の材質は、たとえば、エアバッグに一般的に用いられる基布と同じである。
ベルトサポート30は、シート状であり、側突が発生していない通常時(通常使用時といってもよい)には展開しておらず折り畳まれた状態にある。ベルトサポート30は、図4に示すように、通常時には折り畳まれてシートクッション1aの側部1dに収納されている。ベルトサポート30は、通常時、図示略の樹脂製のシートクッションサイドシールド(カバー)によって覆われており、乗員Pが触れることが抑制されている。
ベルトサポート30は、ラップベルト23に固定されるベルト側固定部31と、シートクッション1aの側部1dに固定される車体側固定部32と、を備える。
ベルト側固定部31は、ベルトサポート30の展開時、ベルトサポート30の少なくとも車内側端部に位置する。ベルト側固定部31は、ラップベルト23にたとえば縫製等により固定される。ベルト側固定部31となるベルトサポート30部分は、ベルトサポート30を2重または3重に折り重ねて縫製するなどして、ラップベルト23との固定強度が確保されていることが望ましい。
車体側固定部32は、ベルトサポート30の展開時、ベルト側固定部31よりも下側に位置する。車体側固定部32は、シートクッション1aの側部1dにあるシートクッションフレーム1eに、たとえばアンカボルト5を用いて固定される。なお、図5において、符号5aはナットであり、符号5bはワッシャである。車体側固定部32となるベルトサポート30部分は、ベルトサポート30を2重または3重に折り重ねて縫製するなどして、シートクッション1aの側部1dとの固定強度が確保されていることが望ましい。車体側固定部32は、後側固定部32aと、前側固定部32bと、を備える。
図9に示すように、後側固定部32aの前後位置(車両前後方向位置)は、ベルトサポート30の展開時におけるベルト側固定部31よりも後側に位置しており、成人男性(AM95(American Maleを100人並べたときの小柄な方から95番目))の腰部(腰部重心、腰部中心、ヒップポイント)よりも後側に位置しており、シートクッション1aより後側に位置している。また、後側固定部32aは、高さが最も下げられた位置にあるシートクッション1aに着座している乗員Pの腰部の下端高さHより下側に位置している。
前側固定部32bの前後位置(車両前後方向位置)は、ベルトサポート30の展開時におけるベルト側固定部31よりも前側に位置しており、成人女性(AF05(American Femaleを100人並べたときの小柄な方から5番目))の膝中心A1と腰部(腰部重心、腰部中心、ヒップポイント)A2とを結んだ直線の前後中央位置A3よりも前側に位置している。また、前側固定部32bは、高さが最も下げられた位置にあるシートクッション1aに着座している乗員Pの腰部の下端高さHより下側に位置している。前側固定部32bは、後側固定部32aと同じ上下方向位置に位置していてもよく、後側固定部32aより上側に位置していてもよく、下側に位置していてもよい。
ベルトサポート30は、ベルト側固定部31でラップベルト23に固定され、後側固定部32aと前側固定部32bでシートクッション1aの側部1dに固定されるため、展開時の車両側面視における形状が三角形(略三角形を含む)になる。このため、ベルトサポート30の展開時、ベルトサポート30の全域(略全域を含む)にわたって均一(略均一を含む)に張力をかけることができる。
ベルトサポート30には、図10に示すように、エアバッグ33が配設されていてもよい。エアバッグ33は、ベルトサポート30に一体に設けられていてもよく、ベルトサポート30と別体に形成されてベルトサポート30に取付けられていてもよい。なお、図10は、エアバッグ33がベルトサポート30に一体に設けられる場合を示している。エアバッグ33がベルトサポート30に一体に設けられる場合、エアバッグ30は、たとえば、ベルトサポート30の少なくとも一部を内部にガスが供給された際に膨張する2重構造にすることで設けられる。
ロック機構40は、図7に示すように、側突が発生していない通常時に、ベルトサポート30の折り畳み状態を維持する。これにより、ラップベルト23が通常時に必要以上に引き出されることが抑制される。ロック機構40は、ベルトサポート30および/またはラップベルト23に設けられるロックピン係合部41と、ロックピン係合部41に係脱可能なロックピン42と、を備える。
ロックピン係合部41は、たとえば、ベルトサポート30および/またはラップベルト23を貫通する孔からなる。ロックピン42がロックピン係合部41に挿入されているとき、ロックピン42がロックピン係合部41に係合しており(ロック機構40のロックがかかっており)、ロック機構40によるベルトサポート30の折り畳み状態が維持される。通常時にロックピン42がロックピン係合部41から誤って外れること抑制するために、ロックピン42の先端部は、二股形状とされていてもよい。
アクチュエータ50は、側突時にロック機構40のロックを解除するために設けられる。アクチュエータ50は、側突時に、図示略の側突検知センサが側突を検知し図示略のECU(Electronic Control Unit、電子制御装置)からの信号が送られてきたとき、ロックピン42をロックピン係合部41から外れる方向に規定量まで短時間で移動させる(引き込む)。この結果、ロックピン42がロックピン係合部41から外れてロック機構40のロックが解除される。
アクチュエータ50の構造には種々の構造を用いることができる。たとえば、図7、図8に示すように、アクチュエータ50の内部に、ロックピン42に連動するピストン51と、ガス発生装置52と、を設け、衝突時にガス発生装置52から発生されるガスを利用してピストン51をアクチュエータ50の奥側(図7、図8の下側)に移動させることで、ロックピン42を移動させる構造であってもよい。
図示略の側突検知センサが側突を検知し図示略のECUが側突と判断したときにおける保護装置10の作動は、つぎの順序で行なわれる。
(i)先ず、アクチュエータ50が作動する。このため、ロック機構40のロックピン42がロックピン係合部41から外れる方向に移動して、ロック機構40のロックが解除される。
(ii)その後、プリテンショナ29が作動し、自動的にシートベルト20の緩みを少なくする方向にシートベルト20が移動する。このとき、プリテンショナ29の作動に伴って、図6に示すように、折り畳まれたベルトサポート30が引っ張られて(繰り出されて)展開し乗員Pの腰部と大腿部(サイドドア3側の大腿部P1)を拘束する。
ここで、本発明実施例1の作用、効果を説明する。
(a)側突時のプリテンショナ29の作動に伴ってラップベルト23とシートクッション1aのサイドドア3側の側部1dとの間に展開して乗員Pの腰部と大腿部を拘束するシート状のベルトサポート30を有するため、側突時にラップベルト23から乗員Pへ入力する荷重を腰部だけでなく大腿部にも受け持たせることができる。そのため、乗員腰部へ入力する荷重を従来に比べて低減できる。
詳しくは、プリテンショナ29が働いてシートベルト20のみで乗員Pを拘束する側突初期にラップベルト23から乗員Pに入力される荷重を、従来に比べて増やすことができる。このため、変形してきたサイドドア3が乗員Pに当たり乗員Pを拘束する側突後期に乗員Pに入力される荷重を、減らすことができる。
(b)ベルトサポート30が、成人男性(AM95)の腰部よりも後側に位置する後側固定部32aと、成人女性(AF05)の膝中心A1と腰部A2とを結んだ直線の前後中央位置A3よりも前側に位置する前側固定部32bとで、シートクッション1aの側部1dに固定されているため、側突時にラップベルト23から乗員Pへ入力する荷重を、乗員Pの体型によらずに確実にベルトサポート30によって乗員Pの腰部だけでなく大腿部にも受け持たせることができる。
(c)ロック機構40とアクチュエータ50とをさらに有するため、通常時には、ベルトサポート30が展開して乗員Pの車への乗降性を阻害することをロック機構40により抑制できる。また、側突時には、アクチュエータ50が作動してロック機構40によるベルトサポート30の維持が解除され、展開したベルトサポート30により乗員Pの腰部と大腿部を良好に拘束できる。
(d)ベルトサポート30にエアバッグ33が配設されている場合、エアバッグ33を用いて効果的に乗員Pの腰部と大腿部を拘束できる。
〔実施例2〕(図12〜図17)
つぎに、本発明実施例2に特有な部分を説明する。
本発明実施例2が本発明実施例1と異なる点は、ベルトサポート30が、シートクッション1aの側部1dではなく、車体4に設けられるケース7に収納されて車体4に固定される点である。このため、ベルトサポート30は、側突時のプリテンショナ29の作動に伴ってラップベルト23と車体4との間に展開して乗員Pの腰部と大腿部を拘束する。
この他の点は、本発明実施例1と同じであるため、説明を省略する。
ケース7には、図15、図16に示すように、アクチュエータ50も収納されている。ケース7は、図17に示すように、ベルトサポート30の車体側固定部32とともに、サイドドア3の下側で前後方向に延びるサイドシル6の車内側壁6aに、アンカボルト5を用いて固定される。なお、図17において、6bは、サイドシル6の車外側壁であり、6cは、リインフォースメントである。
ケース7は、サイドシル6の上部に配設されており車内側かつ下側に延長されたスカッフプレート8および/またはフロアカーペット9で覆われることにより、乗員Pが触れてしまうことが抑制されていることが望ましい。
1 シート
1a シートクッション
1b シートバック
1c ヘッドレスト
1d シートクッションの側部
1e シートクッションフレーム
2 ピラー
3 サイドドア
4 車体
5 アンカボルト
6 サイドシル
6a サイドシルの車内側壁
7 ケース
8 スカッフプレート
9 フロアカーペット
10 側面衝突用乗員保護装置
20 シートベルト
21 ウエビング
22 ショルダベルト
23 ラップベルト
24 リトラクタ
27 バックル
28 タングプレート
29 プリテンショナ
29a ケーブル
29b ピストン
29c インフレータ
30 ベルトサポート
31 ベルト側固定部
32 車体側固定部
32a 後側固定部
32b 前側固定部
40 ロック機構
41 ロックピン係合部
42 ロックピン
50 アクチュエータ
51 ピストン
52 ガス発生装置
A1 成人女性の膝中心
A2 成人女性の腰部
A3 A1とA2とを結んだ直線の前後中央位置
P 乗員
P1 乗員のサイドドア側の大腿部

Claims (4)

  1. タングプレートをバックルに係合させることでラップベルトを備えるシートベルトと、
    側突時のプリテンショナの作動に伴って前記ラップベルトとシートクッションのサイドドア側の側部または車体との間に展開して乗員の腰部および大腿部を拘束するシート状のベルトサポートと、
    を有する側面衝突用乗員保護装置。
  2. 前記ベルトサポートは、乗員の腰部よりも後側に位置する後側固定部と、乗員の腰部よりも前側に位置する前側固定部とで、前記シートクッションの側部または前記車体に固定されている、請求項1記載の側面衝突用乗員保護装置。
  3. 通常時に前記ベルトサポートの折り畳み状態を維持するロック機構と、
    側突時に前記ロック機構による前記ベルトサポートの折り畳み状態の維持を解除するアクチュエータと、
    をさらに有する請求項1または請求項2記載の側面衝突用乗員保護装置。
  4. 前記ベルトサポートにはエアバッグが配設されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の側面衝突用乗員保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3202835B1 (en) 2014-09-30 2020-10-28 Sekisui Plastics Co., Ltd. Amide elastomer foam particles, method for producing same, foam molded body and method for producing foam molded body
CN112896006A (zh) * 2021-03-26 2021-06-04 哈尔滨工业大学(威海) 一种用于自动驾驶汽车座椅的腿部保护装置

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