JP2009184657A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】各シートの位置にかかわらず、側面衝突時において車体が受けた衝撃荷重を反対側へ確実に伝達し、分散させることができる車両用シートを提供すること。
【解決手段】車両用シート2は、車両左右方向に並設されたシート21、22が車両前後方向に移動可能に構成されている。シート21、22は、車両の側面衝突時において車体側部との間で衝撃荷重の入出力を行う又は隣接するシート21、22との間で衝撃荷重の入出力を行う一対の荷重入出力部材31と、一対の荷重入出力部材31間において衝撃荷重を伝達する荷重伝達部材32とを備えている。隣接するシート21、22間において対峙する一方のシートの荷重入出力部材31と他方のシートの荷重入出力部材31とは、シート21、22の移動可能範囲内において常に少なくとも一部が車両左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両の後部座席に使用される、複数のシートが併設された車両用シートに関する。
従来から、複数のシートが併設された車両の後部座席において、側面衝突時に車体側部が受ける衝撃荷重を効率的に分散・緩和するための車両用シートの構造が提案されている(特許文献1、2参照)。
例えば、セダンの後部座席等のようにシートが固定されたタイプでは、衝撃荷重を伝達して分散するパイプ、シャフト等の荷重伝達部材を併設された複数のシートの内部を連続して貫通させるように車両左右方向に設け、その荷重伝達部材を車両のフロアに連結して固定した構造がある。これにより、車体側部が受けた衝撃荷重を荷重伝達部材に伝達して車両のフロアに分散させることができる。
特開平5−301551号公報 特開2003−118457号公報
ところが、ミニバン等のようにシートが独立して前後方向にスライドするタイプでは、それぞれのシートが独立してスライドするため、上記荷重伝達部材を併設された複数のシートの内部を連続して貫通させるように車両左右方向に設けることができず、また車両のフロアに固定することもできない。そのため、上記荷重伝達部材を分割して各シートの内部にそれぞれ設ける必要がある。
しかしながら、このような構造の場合、各シートの前後位置が同じであって各シートに設けた各荷重伝達部材が車両左右方向に一列に揃わなければ、車体側部が受けた衝撃荷重を荷重伝達部材に伝達して分散させることが困難となる。すなわち、各シートの前後位置が異なれば、各シートに設けた各荷重伝達部材の前後位置も異なり、衝撃荷重をうまく荷重伝達部材に伝達して分散させることが困難となる。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、各シートの位置にかかわらず、側面衝突時において車体が受けた衝撃荷重を反対側へ確実に伝達し、分散させることができる車両用シートを提供しようとするものである。
本発明は、車両左右方向に並設された複数のシートを有し、該複数のシートが車両前後方向に相対移動可能に構成されている車両用シートであって、
上記各シートは、該シートの左右端部に設けられ、車両の側面衝突時において車体側部との間で衝撃荷重の入出力を行う又は隣接する上記シートとの間で衝撃荷重の入出力を行う一対の荷重入出力部材と、
該一対の荷重入出力部材間を連結するよう設けられ、該一対の荷重入出力部材間において衝撃荷重を伝達する1又は複数の荷重伝達部材とを備えており、
隣接する上記シート間において対峙する一方の上記シートの上記荷重入出力部材と他方の上記シートの上記荷重入出力部材とは、上記シートの移動可能範囲内において常に少なくとも一部が車両左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されていることを特徴とする車両用シートにある(請求項1)。
本発明の車両用シートは、車両左右方向に並設された複数のシートが車両前後方向に相対移動可能に構成されている。そして、各シートは、該シートの左右端部に設けられた一対の荷重入出力部材と、該一対の荷重入出力部材間を連結するよう設けられた荷重伝達部材とを備えている。
そのため、側面衝突が起きた場合には、シートに伝達された衝撃荷重は、該シートの一方の荷重入出力部材に入力され、荷重伝達部材を介して他方の荷重入出力部材に伝達される。これにより、シート内における衝撃荷重の伝達を一対の荷重入出力部材及び荷重伝達部材によって確実に行うことができる。
また、本発明の車両用シートでは、隣接するシート間において対峙する荷重入出力部材同士は、シートの移動可能範囲内において常に少なくとも一部が車両左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されている。
そのため、側面衝突が起きた場合には、各シートが車両前後方向の移動可能範囲内においてどのような位置にあったとしても、車両左右方向に隣接するシート間において対峙する荷重入出力部材同士が衝突に伴うシート変形時に必ず接触する。これにより、シート間における衝撃荷重の伝達を隣接するシート間において対峙する荷重入出力部材同士によって確実に行うことができる。
以上により、例えば、一方の車体側部において側面衝突が起きた場合、その衝撃荷重は、一方の車体側部から該一方の車体側部に隣接するシートに伝達される。次いで、衝撃荷重は、併設された複数のシート内及びシート間において、荷重入出力部材及び荷重伝達部材によって伝達される。そして、最終的に、衝撃荷重は、他方の車体側部に隣接するシートから該他方の車体側部に伝達される。
すなわち、本発明の車両用シートは、側面衝突時において、その衝撃荷重を一方の車体側部から他方の車体側部へと確実に伝達することができる。そして、車体が受けた衝撃荷重を充分かつ確実に分散させることができる。
このように、本発明によれば、各シートの位置にかかわらず、側面衝突時において車体が受けた衝撃荷重を反対側へ確実に伝達し、分散させることができる車両用シートを提供することができる。
本発明において、上記車両用シートは、例えば、ミニバン等の車両の後部座席(リアシート)に使用され、シートが独立して車両前後方向にスライドする車両用シート等に適用されるものである。
また、上記シートは、通常、スライド機構等を介して車両の床面に固定されている。そのため、側面衝突時において、上記シートに伝達された衝撃荷重の一部は、スライド機構等を介して車両の床面に逃がすことができる。
また、上記荷重入出力部材のうち、少なくとも、隣接する上記シート間において対峙する荷重入出力部材は、内部に中空部を有し、車両左右方向の断面が閉断面形状であることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記荷重入出力部材の剛性を高めることができる。そのため、上記荷重入出力部材に衝撃荷重が入力された場合に、その衝撃荷重を分散・緩和させながら伝達することができる。これにより、衝撃荷重によって上記荷重入出力部材に折れ等が生じ、衝撃荷重の伝達を良好に行うことができないといった不具合を抑制することができる。
特に、隣接する上記シート間において対峙する上記荷重入出力伝達部材は、衝突に伴う上記シートの変形によって接触するため、上記荷重入出力伝達部材の剛性を高めて上記不具合の発生を抑制することが非常に有効である。
また、全ての上記荷重入出力部材は、内部に中空部を有し、車両左右方向の断面が閉断面形状であることがより好ましい(請求項3)。
この場合には、全ての上記荷重入出力部材の剛性を高めることができる。そして、上述した効果を充分に得ることができる。
また、上記各シートは、該シートの左右端部に設けられた上記一対の荷重入出力部材と、該一対の荷重入出力部材間を連結するよう設けられた棒状の1本の上記荷重伝達部材とを備えている構成とすることができる(請求項4)。
この場合には、上記1本の荷重伝達部材を介して、上記シートの一方の上記荷重入出力部材に入力された衝撃荷重を他方の上記荷重入出力部材へ確実に伝達し、効率よく分散させることができる。また、上記荷重伝達部材を1本とすることにより、該荷重伝達部材が占めるスペースを最小に抑えることができ、シート設計の自由度を高めることができる。
なお、上記荷重伝達部材は、内部が中空状に設けられていることが好ましく、これによって衝撃荷重をより分散・緩和させながら伝達することができる。
また、上記荷重入出力部材のうち、上記車体側部との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材は、上記荷重伝達部材の軸線上において上記車体側部側に延設され、車両の側面衝突時に上記車体側部と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部を有することが好ましい(請求項5)。
この場合には、側面衝突時において、車体側部と該車体側部に隣接する上記シートとの間における衝撃荷重の伝達を上記荷重入出力点部において確実に行うことができる。
また、上記各シートは、該シートの左右端部に設けられた上記一対の荷重入出力部材と、該一対の荷重入出力部材間を連結するよう設けられた棒状の2本の上記荷重伝達部材とを備えている構成とすることができる(請求項6)。
この場合には、上記2本の荷重伝達部材を介して、上記シートの一方の上記荷重入出力部材に入力された衝撃荷重を他方の上記荷重入出力部材へ確実に伝達し、効率よく分散させることができる。
なお、上記荷重伝達部材は、上述のごとく、内部が中空状に設けられていることが好ましく、これによって衝撃荷重をより分散・緩和させながら伝達することができる。
また、上記2本の荷重伝達部材は、上記シートの前後側に分かれて車両左右方向に略平行に設けられていることが好ましい(請求項7)。
この場合には、上記2本の荷重伝達部材を介して、上記シートの一方の上記荷重入出力部材に入力された衝撃荷重を他方の上記荷重入出力部材へ確実に伝達し、効率よく分散させるという効果をより充分に発揮することができる。
また、この場合には、上記各シートは、上記一対の荷重入出力部材と上記2本の荷重伝達部材とにより囲われて構成された四角形状の枠構造を有するものとなる。そのため、衝撃荷重の伝達方向のばらつきによる軸ずれを抑制することができる。
また、隣接する上記シート間における一方の上記シートの上記荷重入出力部材と2本の上記荷重伝達部材とが連結される2つの連結点のうちの少なくとも一方の連結点は、上記シートの移動可能範囲内のいずれの位置にあっても、車両前後方向において、他方の上記シートの上記荷重入出力部材と2本の上記荷重伝達部材とが連結される2つの連結点と同じ位置又はこれらの間に存在することが好ましい(請求項8)。
この場合には、側面衝突時において、隣接する上記シート間における衝撃荷重の伝達をより一層確実に行うことができる。
また、上記荷重入出力部材のうち、上記車体側部との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材は、上記シートの前側にある上記荷重伝達部材の軸線上において上記車体側部側に延設され、車両の側面衝突時に上記車体側部と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部を有することが好ましい(請求項9)。
この場合には、側面衝突時において、車体側部と該車体側部に隣接する上記シートとの間における衝撃荷重の伝達を上記荷重入出力点部において確実に行うことができる。
また、この場合において、上記荷重伝達部材を複数(2本)設けてあるため、上記荷重入出力点部に入力された衝撃荷重を複数の上記荷重伝達部材によって効率よく分散させることができる。
また、上記荷重入出力部材のうち、隣接する上記シート間において対峙する荷重入出力部材の外側面には、車両前後方向に延びる凸状又は凹状に成形した補強成形部が設けられていることが好ましい(請求項10)。
この場合には、上記荷重入出力部材の外側面の剛性を上記補強成形部によって高めることができる。すなわち、側面衝突の際に、上記シート間において上記荷重入出力部材同士が接触する際の接触面の剛性を上記補強成形部によって高めることができる。そのため、衝撃荷重を分散・緩和させながら伝達することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる車両用シートについて、図1〜図4を用いて説明する。
本例の車両用シート2は、図1、図2に示すごとく、例えばミニバン等の車両の後部座席(リアシート)に使用されるものである。車両用シート2は、左右方向に併設された第1シート21及び第2シート22の2つのシートを有している。第1シート21及び第2シート22は、左右方向に略4:6の幅寸法に分割されたものであり、前後方向にスライドして移動可能に構成されている。
また、図3、図4に示すごとく、第1シート21は、車体1の車体左側部11側に設けられており、第2シート22は、車体1の車体右側部12側に設けられている。
また、図1、図2に示すごとく、第1シート21及び第2シート22は、シートクッション3と、シートクッション3の後端部において支持されたシートバック4とにより構成されている。シートクッション3の内部には、クッションフレーム30が設けられている。一方、シートバック4の内部には、バックフレーム40が設けられている。
図1〜図4に示すごとく、第1シート21及び第2シート22において、クッションフレーム30は、シートクッション3の左右端部に設けられた一対の荷重入出力部材31と、一対の荷重入出力部材31間を連結するよう設けられた2本の棒状の荷重伝達部材32を備えている。2本の荷重伝達部材32は、シートクッション3の前後端側において左右方向に略平行に設けられている。また、荷重伝達部材32は、内部が中空状に設けられている。
本例では、同図に示すごとく、第1シート21において、シートクッション3の左端部には、車体左側部11との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材31である車体側荷重入出力部材311aが設けられている。また、シートクッション3の右端部には、隣接する第2シート22との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材31であるシート側荷重入出力部材312aが設けられている。
また、車体側荷重入出力部材311aは、第1シート21の前端側にある荷重伝達部材32の軸線上において車体左側部11側に延設され、車両の側面衝突時に車体左側部11と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部33を有している。
一方、第2シート22において、シートクッション3の左端部には、隣接する第1シート21との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材31であるシート側荷重入出力部材312bが設けられている。また、シートクッション3の右端部には、車体右側部12との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材31である車体側荷重入出力部材311bが設けられている。
また、車体側荷重入出力部材311bは、第2シート22の前端側にある荷重伝達部材32の軸線上において車体右側部12側に延設され、車両の側面衝突時に車体右側部12と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部33を有している。
また、図1、図2に示すごとく、第1シート21及び第2シート22において、クッションフレーム30は、一対の荷重入出力部材31の内側に、それぞれクッションサイド部34を備えている。さらに、第2シート22のクッションフレーム30は、両クッションサイド部34の間に、クッションセンター部35を備えている。
クッションサイド部34及びクッションセンター部35は、第1シート21及び第2シート22の後端側の荷重伝達部材32を貫通させている。
また、第1シート21及び第2シート22において、バックフレーム40は、シートバック4の両側部に設けられたバックサイド部41と、両バックサイド部41の上端部を連結するバックアッパ部42とを備えている。バックアッパ部42の上部には、ヘッドレスト43が配設されている。また、両バックサイド部41は、その後端部において連結部材45を介してシートクッション3のクッションサイド部34と連結されている。
さらに、第2シート22のバックフレーム40は、両バックサイド部41の間に、バックセンター部44を備えている。バックセンター部44は、その後端部において連結部材45を介してシートクッション3のクッションセンター部35と連結されている。
また、第1シート21においては、両バックサイド部41の間に、両者を連結するようにフレーム連結部46が架設されている。一方、第2シート22においては、両バックサイド部41とバックセンター部44との間に、両者を連結するようにフレーム連結部46がそれぞれ架設されている。
また、同図に示すごとく、第1シート21及び第2シート22は、シートスライド装置5を介して車体フロア(図示略)に併設されており、シートスライド装置5によって前後方向にスライドして移動可能に構成されている。
シートスライド装置5は、シートクッション3の下側に配設され、前後方向に延設された相互に平行な一対のレールユニット50を有している。レールユニット50は、車体フロアに固設された車体側レール51と、車体側レール51に対して前後方向にスライド可能に嵌合し、第1シート21及び第2シート22を支持するシート側レール52とにより構成されている。
本例では、第1シート21においては、両クッションサイド部34とシートスライド装置5とがそれぞれ固定されている。一方、第2シート22においては、右端側のクッションサイド部34及びクッションセンター部35とシートスライド装置5とがそれぞれ固定されている。
そして、図3、図4に示すごとく、本例の車両用シート2では、隣接する第1シート21と第2シート22との間において対峙する第1シート21のシート側荷重入出力部材312aと第2シート22のシート側荷重入出力部材312bとは、第1シート21及び第2シート22の移動可能範囲M内において常に少なくとも一部が左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されている。
なお、図3及び図4は、第1シート21、第2シート22、荷重入出力伝達部材31、荷重伝達部材32及びレールユニット50の位置関係を簡略化して示した図である。
図3は、図1に示した第1シート21及び第2シートの位置における各部材の位置関係を示したものである。また、図4は、図2に示した第1シート21及び第2シートの位置における各部材の位置関係を示したものである。
次に、本例の車両用シート2における作用効果について説明する。
本例の車両用シート2は、左右方向に並設された複数のシート21、22が前後方向に相対移動可能に構成されている。そして、各シート21、22は、シート21、22の左右端部に設けられた一対の荷重入出力部材31と、一対の荷重入出力部材31間を連結するよう設けられた荷重伝達部材32とを備えている。
そのため、側面衝突が起きた場合には、シート21、22に伝達された衝撃荷重は、シート21、22の一方の荷重入出力部材31に入力され、荷重伝達部材32を介して他方の荷重入出力部材31に伝達される。これにより、シート21、22内における衝撃荷重の伝達を一対の荷重入出力部材31及び荷重伝達部材32によって確実に行うことができる。
また、本例の車両用シート2では、隣接するシート21、22間において対峙する荷重入出力部材31(シート側荷重入出力部材312a、312b)は、シート21、22の移動可能範囲M内において常に少なくとも一部が左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されている。
そのため、側面衝突が起きた場合には、各シート21、22が前後方向の移動可能範囲M内においてどのような位置(図3、図4参照)にあったとしても、左右方向に隣接するシート21、22間において荷重入出力部材31(シート側荷重入出力部材312a、312b)同士が必ず対峙しているので、衝突に伴うシート21、22の変形時に必ず接触する。これにより、シート21、22間における衝撃荷重の伝達を隣接するシート21、22間において対峙する荷重入出力部材31(シート側荷重入出力部材312a、312b)同士によって確実に行うことができる。
以上により、図3、図4を参照のごとく、例えば、車体左側部11において側面衝突が起きた場合、車体左側部11が受けた衝撃荷重は、衝突に伴う車体左側部11の変形によって車体左側部11と第1シート21の車体側荷重入出力部材311aの荷重入出力点部33とが接触することにより、第1シート21に伝達される。
第1シート21に伝達された衝撃荷重は、車体側荷重入出力部材311aから入力され、荷重伝達部材32を介してシート側荷重入出力部材312aに伝達される。そして、第1シート21の変形によって第1シート21のシート側荷重入出力部材312aと第2シート22のシート側荷重入出力部材312bとが接触することにより、第2シート22に伝達される。
第2シート22に伝達された衝撃荷重は、シート側荷重入出力部材312bから入力され、荷重伝達部材32を介して車体側荷重入出力部材311bに伝達される。そして、第2シート22の変形によって第2シート22の車体側荷重入出力部材311bの荷重入出力点部33と車体右側部12とが接触することにより、車体右側部12に伝達される。
このようにして、本例の車両用シート2は、側面衝突時において、各シート21、22の位置にかかわらず、その衝撃荷重を一方の車体側部から他方の車体側部(車体左側部11から車体右側部12、又は車体右側部12から車体左側部11)へと確実に伝達することができる。そして、車体1が受けた衝撃荷重を充分かつ確実に分散させることができる。
また、本例では、シート21、22は、棒状の2本の荷重伝達部材32を備えている。2本の荷重伝達部材32は、シート21、22の前後端側において左右方向に略平行に設けられている。そのため、2本の荷重伝達部材32を介して、シート21、22の一方の荷重入出力部材31に入力された衝撃荷重を他方の荷重入出力部材31へ確実に伝達し、効率よく分散させることができる。また、荷重伝達部材32は、内部が中空状に設けられており、衝撃荷重をより分散・緩和させながら伝達することができる。
また、シート21、22は、一対の荷重入出力部材31と2本の荷重伝達部材32とにより囲われて構成された四角形状の枠構造を有するものとなる。そのため、衝撃荷重の伝達方向のばらつきによる軸ずれを抑制することができる。
また、図3、図4に示すごとく、隣接するシート21、22間における一方のシート21(22)のシート側荷重入出力部材312a(312b)と2本の荷重伝達部材32とが連結される2つの連結点Aのうちの少なくとも一方の連結点Aは、シート21、22の移動可能範囲M内のいずれの位置にあっても、前後方向において、他方のシート22(21)のシート側荷重入出力部材312b(312a)と2本の荷重伝達部材32とが連結される2つの連結点Aと同じ位置又はこれらの間に存在する。そのため、側面衝突時において、隣接するシート21、22間における衝撃荷重の伝達をより一層確実に行うことができる。
また、車体側荷重入出力部材311a、311bは、シート21、22の前端側にある荷重伝達部材32の軸線上において車体側部11、12側に延設され、車両の側面衝突時に車体側部11、12と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部33を有する。そのため、側面衝突時において、車体側部11、12とその車体側部11、12に隣接するシート21、22との間における衝撃荷重の伝達を荷重入出力点部33において確実に行うことができる。
また、本例では、荷重伝達部材32を複数(2本)設けた構成であるため、荷重入出力点部33に入力された衝撃荷重を複数の荷重伝達部材32によって効率よく分散させることができる。
このように、本例によれば、各シートの位置にかかわらず、側面衝突時において車体が受けた衝撃荷重を反対側へ確実に伝達し、分散させることができる車両用シートを提供することができる。
(実施例2)
本例は、3つのシートを有する車両用シートの例である。
本例の車両用シート2は、図5に示すごとく、左右方向に併設された第1シート23、第2シート24及び第3シート25の3つのシートを有している。第1シート23、第2シート24及び第3シート25は、前後方向にスライドして移動可能に構成されている。
また、図6、図7に示すごとく、第1シート23は、車体1の車体左側部11側に設けられており、第3シート25は、車体1の車体右側部12側に設けられている。第2シート24は、第1シート23と第3シート25との間に設けられている。
また、図5〜図7に示すごとく、第1シート23において、シートクッション3の左端部には、車体側荷重入出力部材311cが設けられており、シートクッション3の右端部には、シート側荷重入出力部材312cが設けられている。車体側荷重入出力部材311cは、荷重入出力点部33を有している。
また、第2シート24は、両側に第1シート23及び第3シート25が設けられている。そのため、第2シート24において、シートクッション3の左右端部には、シート側荷重入出力部材312dがそれぞれ設けられている。
また、第3シート25において、シートクッション3の左端部には、シート側荷重入出力部材312eが設けられており、シートクッション3の右端部には、車体側荷重入出力部材311eが設けられている。車体側荷重入出力部材311eは、荷重入出力点部33を有している。
また、本例の車両用シート2では、同図に示すごとく、隣接する第1シート23と第2シート24との間において対峙する第1シート23のシート側荷重入出力部材312cと第2シート24のシート側荷重入出力部材312dとは、第1シート23及び第2シート24の移動可能範囲M内において常に少なくとも一部が左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されている。
また、隣接する第2シート24と第3シート25との間において対峙する第2シート24のシート側荷重入出力部材312dと第3シート25のシート側荷重入出力部材312eとは、第2シート24及び第3シート25の移動可能範囲M内において常に少なくとも一部が車両左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されている。
その他、各シート23、24、25の基本的な構成は、実施例1の第1シート21(図1、図2参照)と同様の構成である。
本例の場合においても、図6、図7を参照のごとく、例えば、車体左側部11において側面衝突が起きた場合、車体左側部11が受けた衝撃荷重は、車体左側部11から第1シート23の車体側荷重入出力部材311c(荷重入出力点部33)、荷重伝達部材32、シート側荷重入出力部材312c、第2シート24のシート側荷重入出力部材312d(左側)、荷重伝達部材32、シート側荷重入出力部材312d(右側)、第3シート25のシート側荷重入出力部材312e、荷重伝達部材32、車体側荷重入出力部材311e(荷重入出力点部33)の順に伝達され、最終的に車体右側部12に伝達される。
このようにして、本例の車両用シート2は、側面衝突時において、各シート23、24、25の位置にかかわらず、その衝撃荷重を一方の車体側部から他方の車体側部へと確実に伝達することができる。そして、車体1が受けた衝撃荷重を充分かつ確実に分散させることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、実施例2の車両用シート2において、荷重入出力部材31及び荷重伝達部材32の構成を変更した例である。
図8に示すごとく、第1シート23は、その前端側のみに車体側荷重入出力部材311cが設けられている。また、2本の荷重伝達部材32のうち、後端側の荷重伝達部材32は、第1シート23の左前端部から右後端部にかけて斜めに設けられている。
また、同図に示すごとく、第3シート25は、その前端側のみに車体側荷重入出力部材311eが設けられている。また、2本の荷重伝達部材32のうち、後端側の荷重伝達部材32は、第3シート25の右前端部から左後端部にかけて斜めに設けられている。
その他は、実施例2と同様の構成である。
本例では、第1シート23の左後端部に車体側荷重入出力部材311c及び荷重伝達部材32が配置されていないため、その左後端部のスペースを有効活用することができる。また、第3シート25の右後端部に車体側荷重入出力部材311e及び荷重伝達部材32が配置されていないため、その右後端部のスペースを有効活用することができる。
その他は、実施例1、2と同様の作用効果を有する。
なお、本例のような荷重入出力部材31及び荷重伝達部材32の構成は、実施例1の車両用シート2にも適用することができる。
(実施例4)
本例は、実施例2の車両用シート2において、荷重入出力部材31及び荷重伝達部材32の構成を変更した例である。
図9に示すごとく、各シート23、24、25は、1本の荷重伝達部材32をシート23、24、25の前端側に備えている。また、各シート23、24、25において、荷重入出力部材31と荷重伝達部材32とが成す角部における荷重伝達部材32の前後側には、補強部材36が設けられている。
また、同図に示すごとく、第1シート23は、その前端側のみに車体側荷重入出力部材311cが設けられている。また、第3シート25は、その前端側のみに車体側荷重入出力部材311eが設けられている。
その他は、実施例2と同様の構成である。
本例では、各シート23、24、25に2本の荷重伝達部材32を備えた場合の効果を得ることはできないが、各シート23、24、25の後端部に荷重伝達部材32が配置されていないため、その後端部のスペースを有効活用することができる。
その他は、実施例1、2と同様の作用効果を有する。
なお、本例のような荷重入出力部材31及び荷重伝達部材32の構成は、実施例1の車両用シート2にも適用することができる。
(実施例5)
本例は、3つのシートを有する車両用シートの別例である。
本例の車両用シート2は、図10に示すごとく、左右方向に併設された第1シート23、第2シート24及び第3シート25の3つのシートを有している。各シート23、24、25の基本的な構成は、実施例2と同様である。
以下、実施例2の構成と異なる部分を説明する。
図10、図12、図13に示すごとく、第1シート23、第2シート24及び第3シート25において、クッションフレーム30は、シートクッション3の左右端部に設けられた一対の荷重入出力部材31と、一対の荷重入出力部材31間を連結するよう設けられた1本の棒状の荷重伝達部材32を備えている。荷重伝達部材32は、シートクッション3の前後方向の中間位置において左右方向に設けられている。
また、図10、図11に示すごとく、第1シート23、第2シート24及び第3シート25において、全ての荷重入出力部材31は、内部に中空部310を有し、左右方向の断面が閉断面形状である。本例では、荷重入出力部材31は、左右方向の断面が略四角形状である。
具体的には、図11に示すごとく、第1シート23において、車体側荷重入出力部材311cは、左側面部と上面部の一部とを構成する第1部材31xと、下面部と右側面部と上面部の一部とを構成する第2部材31yとを組み合わせて構成されている。
第1部材31xは、クッションサイド部34に溶接されている。また、第2部材31yは、上部が第1部材31xに溶接されており、下部がクッションサイド部34及びシート側レール52と共にナット53で締結されている。
そして、同図に示すごとく、車体側荷重入出力部材311cは、第1部材31x、第2部材31y及びクッションサイド部34の一部によって内部に中空部310を形成しており、左右方向の断面が閉断面形状となっている。
また、車体側荷重入出力部材311cは、荷重伝達部材32の軸線上において車体左側部11側に延設された荷重入出力点部33を有している。また、荷重伝達部材32は、車体側荷重入出力部材311cの第1部材31x及び第2部材31yの両方を貫通して設けられている。荷重伝達部材32と荷重入出力点部33とが成す角部には、両者をつなぐ補強片部37(図10)が設けられている。
また、図11に示すごとく、第1シート23において、シート側荷重入出力部材312cは、右側面部と上面部の一部とを構成する第1部材31xと、下面部と左側面部と上面部の一部とを構成する第2部材31yとを組み合わせて構成されている。
第1部材31xは、クッションサイド部34に溶接されている。また、第2部材31yは、上部が第1部材31xに溶接されており、下部がクッションサイド部34及びシート側レール52と共にナット53で締結されている。
また、同図に示すごとく、第1部材31xは、外方に突出する突出面318を有しており、その突出面318には、前後方向に延びる凹状に成形した補強成形部319が設けられている。すなわち、シート側荷重入出力部材312cの外側面には、前後方向に延びる凹状に成形した補強成形部319が設けられている。本例では、2つの補強成形部319が形成されている。
そして、同図に示すごとく、シート側荷重入出力部材312cは、第1部材31x、第2部材31y及びクッションサイド部34の一部によって内部に中空部310を形成しており、左右方向の断面が閉断面形状となっている。
なお、荷重伝達部材32は、シート側荷重入出力部材312cの第2部材31yのみを貫通して設けられている。
また、図11に示すごとく、第2シート24において、左端部のシート側荷重入出力部材312dは、第1シート23のシート側荷重入出力部材312cと左右対称で同様の構造である。
なお、図11は、車両用シート2の左半分の構造を示したものであり、右半分もほぼ左右対称となるだけであって同様の構造である。
すなわち、第2シート24において、右端部のシート側荷重入出力部材312dは、左端部のシート側荷重入出力部材312dと左右対称で同様の構造である。
また、第3シート25において、シート側荷重入出力部材312eは、第1シート23のシート側荷重入出力部材312cと左右対称で同様の構造である。また、車体側荷重入出力部材311eは、第1シート23の車体側荷重入出力部材311cと左右対称で同様の構造である。
その他は、実施例2と同様の構成である。
本例の場合においても、図12、図13を参照のごとく、例えば、車体左側部11において側面衝突が起きた場合、車体左側部11が受けた衝撃荷重は、車体左側部11から第1シート23の車体側荷重入出力部材311c(荷重入出力点部33)、荷重伝達部材32、シート側荷重入出力部材312c、第2シート24のシート側荷重入出力部材312d(左側)、荷重伝達部材32、シート側荷重入出力部材312d(右側)、第3シート25のシート側荷重入出力部材312e、荷重伝達部材32、車体側荷重入出力部材311e(荷重入出力点部33)の順に伝達され、最終的に車体右側部12に伝達される。
このようにして、本例の車両用シート2は、側面衝突時において、各シート23、24、25の位置にかかわらず、その衝撃荷重を一方の車体側部から他方の車体側部へと確実に伝達することができる。そして、車体1が受けた衝撃荷重を充分かつ確実に分散させることができる。
また、本例では、図10、図11に示すごとく、全ての荷重入出力部材31は、内部に中空部310を有し、左右方向の断面が閉断面形状である。そのため、荷重入出力部材31の剛性を高めることができる。これにより、荷重入出力部材31に衝撃荷重が入力された場合に、その衝撃荷重を分散・緩和させながら伝達することができる。そして、衝撃荷重によって荷重入出力部材31に折れ等が生じ、衝撃荷重の伝達を良好に行うことができないといった不具合を抑制することができる。
特に、隣接する第1シート23と第2シート24との間、及び第2シート24と第3シート25との間において対峙する荷重入出力伝達部材31は、衝突に伴うシートの変形によって接触するため、荷重入出力伝達部材31の剛性を高めて上記の不具合を発生させないようにすることが非常に有効である。
また、図10、図12、図13に示すごとく、各シート23、24、25は、一対の荷重入出力部材31と、一対の荷重入出力部材31間を連結するよう設けられた棒状の1本の荷重伝達部材32とを備えている。そのため、1本の荷重伝達部材32を介して、シート23、24、25の一方の荷重入出力部材31に入力された衝撃荷重を他方の荷重入出力部材31へ確実に伝達し、効率よく分散させることができる。また、荷重伝達部材32は、内部が中空状に設けられており、衝撃荷重をより分散・緩和させながら伝達することができる。また、荷重伝達部材32を1本とすることにより、荷重伝達部材32が占めるスペースを最小に抑えることができ、シート設計の自由度を高めることができるという効果も得られる。
また、図10〜図13に示すごとく、車体側荷重入出力部材311c、311eは、荷重伝達部材32の軸線上において車体側部11、12側に延設され、車両の側面衝突時に車体側部11、12と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部33を有する。そのため、側面衝突時において、車体側部11、12と車体側部11、12に隣接するシート23、25との間における衝撃荷重の伝達を荷重入出力点部33において確実に行うことができる。
また、図11に示すごとく、隣接する第1シート23と第2シート24との間、及び第2シート24と第3シート25との間において対峙する荷重入出力部材31の外側面には、前後方向に延びる凹状に成形した補強成形部319が設けられている。そのため、荷重入出力部材31の外側面の剛性を補強成形部319によって高めることができる。すなわち、側面衝突の際に、荷重入出力部材31同士が接触する際の接触面の剛性を補強成形部319によって高めることができる。これにより、衝撃荷重を分散・緩和させながら伝達することができる。
なお、本例では、補強成形部319を凹状としたが、例えば凸状にしたり、その他の形状にしたりすることもできる。
その他は、実施例1、2と同様の作用効果を有する。
実施例1における、車両用シートの構造を示す説明図。 実施例1における、スライド移動時の車両用シートの構造を示す説明図。 実施例1における、図1の車両用シートの各部材の位置関係を示す説明図。 実施例1における、図2の車両用シートの各部材の位置関係を示す説明図。 実施例2における、車両用シートの構造を示す説明図。 実施例2における、図5の車両用シートの各部材の位置関係を示す説明図。 実施例2における、スライド移動時の車両用シートの各部材の位置関係を示す説明図。 実施例3における、車両用シートのその他の構成例を示す説明図。 実施例4における、車両用シートのその他の構成例を示す説明図。 実施例5における、車両用シートの構造を示す説明図。 実施例5における、車両用シート(左半分)の左右方向の断面を示す説明図。 実施例5における、図11の車両用シートの各部材の位置関係を示す説明図。 実施例5における、スライド移動時の車両用シートの各部材の位置関係を示す説明図。
符号の説明
1 車体
11 車体側部(車体左側部)
12 車体側部(車体右側部)
2 車両用シート
21 シート(第1シート)
22 シート(第2シート)
31 荷重入出力部材
32 荷重伝達部材

Claims (10)

  1. 車両左右方向に並設された複数のシートを有し、該複数のシートが車両前後方向に相対移動可能に構成されている車両用シートであって、
    上記各シートは、該シートの左右端部に設けられ、車両の側面衝突時において車体側部との間で衝撃荷重の入出力を行う又は隣接する上記シートとの間で衝撃荷重の入出力を行う一対の荷重入出力部材と、
    該一対の荷重入出力部材間を連結するよう設けられ、該一対の荷重入出力部材間において衝撃荷重を伝達する1又は複数の荷重伝達部材とを備えており、
    隣接する上記シート間において対峙する一方の上記シートの上記荷重入出力部材と他方の上記シートの上記荷重入出力部材とは、上記シートの移動可能範囲内において常に少なくとも一部が車両左右方向に重合しており、車両の側面衝突時に接触可能に構成されていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1において、上記荷重入出力部材のうち、少なくとも、隣接する上記シート間において対峙する荷重入出力部材は、内部に中空部を有し、車両左右方向の断面が閉断面形状であることを特徴とする車両用シート。
  3. 請求項1において、全ての上記荷重入出力部材は、内部に中空部を有し、車両左右方向の断面が閉断面形状であることを特徴とする車両用シート。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記各シートは、該シートの左右端部に設けられた上記一対の荷重入出力部材と、該一対の荷重入出力部材間を連結するよう設けられた棒状の1本の上記荷重伝達部材とを備えていることを特徴とする車両用シート。
  5. 請求項4において、上記荷重入出力部材のうち、上記車体側部との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材は、上記荷重伝達部材の軸線上において上記車体側部側に延設され、車両の側面衝突時に上記車体側部と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部を有することを特徴とする車両用シート。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記各シートは、該シートの左右端部に設けられた上記一対の荷重入出力部材と、該一対の荷重入出力部材間を連結するよう設けられた棒状の2本の上記荷重伝達部材とを備えていることを特徴とする車両用シート。
  7. 請求項6において、上記2本の荷重伝達部材は、上記シートの前後側に分かれて車両左右方向に略平行に設けられていることを特徴とする車両用シート。
  8. 請求項6又は7において、隣接する上記シート間における一方の上記シートの上記荷重入出力部材と2本の上記荷重伝達部材とが連結される2つの連結点のうちの少なくとも一方の連結点は、上記シートの移動可能範囲内のいずれの位置にあっても、車両前後方向において、他方の上記シートの上記荷重入出力部材と2本の上記荷重伝達部材とが連結される2つの連結点と同じ位置又はこれらの間に存在することを特徴とする車両用シート。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項において、上記荷重入出力部材のうち、上記車体側部との間で衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力部材は、上記シートの前側にある上記荷重伝達部材の軸線上において上記車体側部側に延設され、車両の側面衝突時に上記車体側部と接触して衝撃荷重の入出力を行う荷重入出力点部を有することを特徴とする車両用シート。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項において、上記荷重入出力部材のうち、隣接する上記シート間において対峙する荷重入出力部材の外側面には、車両前後方向に延びる凸状又は凹状に成形した補強成形部が設けられていることを特徴とする車両用シート。
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