JP2001032735A - 内燃機関の燃料供給量制御方法 - Google Patents
内燃機関の燃料供給量制御方法Info
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/02—Circuit arrangements for generating control signals
- F02D41/04—Introducing corrections for particular operating conditions
- F02D41/12—Introducing corrections for particular operating conditions for deceleration
- F02D41/123—Introducing corrections for particular operating conditions for deceleration the fuel injection being cut-off
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D17/00—Controlling engines by cutting out individual cylinders; Rendering engines inoperative or idling
- F02D17/04—Controlling engines by cutting out individual cylinders; Rendering engines inoperative or idling rendering engines inoperative or idling, e.g. caused by abnormal conditions
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- B60K28/00—Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions
- B60K28/10—Safety devices for propulsion-unit control, specially adapted for, or arranged in, vehicles, e.g. preventing fuel supply or ignition in the event of potentially dangerous conditions responsive to conditions relating to the vehicle
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンブレーキ運転状態において危険な走
行状態が発生しないようにする。 【解決手段】 エンジンブレーキ運転であることが、ア
クセルペダルの位置と検出された内燃機関の回転数によ
り識別され、エンジンブレーキ運転時の燃料供給量が車
両の現在の走行状態に従って定められる。カーブ走行で
あることが識別されたとき、車両が危険のない走行状態
にあればエンジンブレーキ運転時の燃料カットを行な
い、危険な走行状態にあればエンジンブレーキ運転時の
燃料カットを行なわないようにする。このような構成に
よりカーブ走行時、エンジンブレーキ運転状態において
危険な走行状態が発生するのを防止することができる。
行状態が発生しないようにする。 【解決手段】 エンジンブレーキ運転であることが、ア
クセルペダルの位置と検出された内燃機関の回転数によ
り識別され、エンジンブレーキ運転時の燃料供給量が車
両の現在の走行状態に従って定められる。カーブ走行で
あることが識別されたとき、車両が危険のない走行状態
にあればエンジンブレーキ運転時の燃料カットを行な
い、危険な走行状態にあればエンジンブレーキ運転時の
燃料カットを行なわないようにする。このような構成に
よりカーブ走行時、エンジンブレーキ運転状態において
危険な走行状態が発生するのを防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の燃料供
給量制御方法、更に詳細には、内燃機関を搭載した自動
車のエンジン制動トルク(エンジンブレーキのときの制
動トルク)を制御する方法に関するものである。
給量制御方法、更に詳細には、内燃機関を搭載した自動
車のエンジン制動トルク(エンジンブレーキのときの制
動トルク)を制御する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射装置及び最近のキャブレター装
置においては、エンジンブレーキ運転(減速運転)にあ
るエンジンへの燃料供給を遮断して、燃料消費と有害物
質放出を減少させることが行われている。
置においては、エンジンブレーキ運転(減速運転)にあ
るエンジンへの燃料供給を遮断して、燃料消費と有害物
質放出を減少させることが行われている。
【0003】ドイツ特許公開公報DE−OS32105
12号には、内燃機関の温度が所定温度以上である場合
にのみエンジンブレーキ運転時の燃料供給の遮断を行わ
せることが記載されている。そのために、吸気温度及び
/あるいは自動車のボディの領域に配置された温度セン
サの出力信号を求めるようにしている。温度が低いと道
路に雪や氷が付くことがあって、その場合には内燃機関
のエンジンブレーキ運転状態で生じる制動効果がマイナ
スの作用を及ぼすことがある。というのは、エンジン制
動トルクが大きいと、スリップないしハンドルを取られ
る横搖れが生じる危険があるからである。従って温かい
季節だけ、すなわち一年のうち余り長くない期間だけし
か、エンジンブレーキ運転時の燃料カットが行われない
ので、燃料消費が増大することになる。
12号には、内燃機関の温度が所定温度以上である場合
にのみエンジンブレーキ運転時の燃料供給の遮断を行わ
せることが記載されている。そのために、吸気温度及び
/あるいは自動車のボディの領域に配置された温度セン
サの出力信号を求めるようにしている。温度が低いと道
路に雪や氷が付くことがあって、その場合には内燃機関
のエンジンブレーキ運転状態で生じる制動効果がマイナ
スの作用を及ぼすことがある。というのは、エンジン制
動トルクが大きいと、スリップないしハンドルを取られ
る横搖れが生じる危険があるからである。従って温かい
季節だけ、すなわち一年のうち余り長くない期間だけし
か、エンジンブレーキ運転時の燃料カットが行われない
ので、燃料消費が増大することになる。
【0004】さらにドイツ特許公開公報DE−OS38
08692には、エンジンブレーキのときの制動トルク
が大きくなりすぎるのを避けるためにエンジンブレーキ
運転時に生じる制動トルクを、駆動車輪の連続的ブロッ
クを防止する所定の値に制限することが記載されてい
る。内燃機関の回転数に関係する噴射残量が制御され
て、制動トルクが許容できない大きい値に達することの
ないようにされる。噴射残量を時間に従って減少させ、
あるいは増加させることは、ランプ(傾斜)状に行われ
る。噴射残量を時間的にランプ状に増減させる度合は、
さらにエンジン駆動パラメータ、すなわち温度、速度及
びギヤの位置によっても変化させることができる。
08692には、エンジンブレーキのときの制動トルク
が大きくなりすぎるのを避けるためにエンジンブレーキ
運転時に生じる制動トルクを、駆動車輪の連続的ブロッ
クを防止する所定の値に制限することが記載されてい
る。内燃機関の回転数に関係する噴射残量が制御され
て、制動トルクが許容できない大きい値に達することの
ないようにされる。噴射残量を時間に従って減少させ、
あるいは増加させることは、ランプ(傾斜)状に行われ
る。噴射残量を時間的にランプ状に増減させる度合は、
さらにエンジン駆動パラメータ、すなわち温度、速度及
びギヤの位置によっても変化させることができる。
【0005】国際出願WO 89/04782において
は、カーブ走行を検出する方法が記載されている。その
ために、対角線方向に対向している車輪の速度信号の差
とこの差の時間変化信号が形成される。このどちらかの
信号が所定のしきい値を越えると、カーブ走行検出信号
が出力される。
は、カーブ走行を検出する方法が記載されている。その
ために、対角線方向に対向している車輪の速度信号の差
とこの差の時間変化信号が形成される。このどちらかの
信号が所定のしきい値を越えると、カーブ走行検出信号
が出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は上記の
ような方法において、走行安全性を著しく向上させるこ
とが可能になり、しかも燃料を著しく節約することがで
き、かつ有害物質の放出を減少させることができる、内
燃機関の燃料供給量制御方法を提供することである。特
に、本発明は、エンジンブレーキ運転状態において危険
な走行状態が発生しないようにすることを課題としてい
る。
ような方法において、走行安全性を著しく向上させるこ
とが可能になり、しかも燃料を著しく節約することがで
き、かつ有害物質の放出を減少させることができる、内
燃機関の燃料供給量制御方法を提供することである。特
に、本発明は、エンジンブレーキ運転状態において危険
な走行状態が発生しないようにすることを課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、エンジンブレーキ運転時における内燃機関の燃料供
給量制御方法であって、エンジンブレーキ運転であるこ
とが、アクセルペダルの位置と検出された内燃機関の回
転数により識別され、エンジンブレーキ運転時の燃料供
給量が車両の現在の走行状態に従って定められる内燃機
関の燃料供給量制御方法において、前記現在の走行状態
により少なくとも車両のカーブ走行と直線走行が区別さ
れ、カーブ走行であることが識別されたとき、車両が危
険のない走行状態にあればエンジンブレーキ運転時の燃
料カットを行ない、危険な走行状態にあればエンジンブ
レーキ運転時の燃料カットを行なわない構成を採用して
いる。
に、エンジンブレーキ運転時における内燃機関の燃料供
給量制御方法であって、エンジンブレーキ運転であるこ
とが、アクセルペダルの位置と検出された内燃機関の回
転数により識別され、エンジンブレーキ運転時の燃料供
給量が車両の現在の走行状態に従って定められる内燃機
関の燃料供給量制御方法において、前記現在の走行状態
により少なくとも車両のカーブ走行と直線走行が区別さ
れ、カーブ走行であることが識別されたとき、車両が危
険のない走行状態にあればエンジンブレーキ運転時の燃
料カットを行ない、危険な走行状態にあればエンジンブ
レーキ運転時の燃料カットを行なわない構成を採用して
いる。
【0008】本発明によれば、時間的な遅延なしにエン
ジンブレーキ運転時のエンジン動作点を直接定める走行
状態が用いられる。また、本発明によれば、常に遅れな
く危険な走行状態が発生しない物理的限界領域の近傍に
まで移行することができる。常に最少量の燃料供給が保
証されているが、この燃料供給量は、走行安全性が保証
されている場合には、エンジンブレーキ運転時の燃料カ
ット時の量まで減少させることができる。危険を伴う走
行状態が発生した場合には、エンジンブレーキ運転時の
燃料カットは行われない。
ジンブレーキ運転時のエンジン動作点を直接定める走行
状態が用いられる。また、本発明によれば、常に遅れな
く危険な走行状態が発生しない物理的限界領域の近傍に
まで移行することができる。常に最少量の燃料供給が保
証されているが、この燃料供給量は、走行安全性が保証
されている場合には、エンジンブレーキ運転時の燃料カ
ット時の量まで減少させることができる。危険を伴う走
行状態が発生した場合には、エンジンブレーキ運転時の
燃料カットは行われない。
【0009】好ましくは、走行状態を検出するために走
行速度及び/あるいはエンジン回転数及び/あるいはギ
ヤの位置及び/あるいはカーブ走行か否か及び/あるい
は横加速度があるか否か及び/あるいはタイヤのスリッ
プがあるか否かが検出される。カーブ走行/横加速度を
識別することによって、この走行状況で存在する摩擦値
をほぼ物理的な限界まで利用することが可能になる。同
様なことが、通常の状態ではカーブ走行とは異なるエン
ジン制動トルクが作用する直線走行の場合にも当てはま
る。
行速度及び/あるいはエンジン回転数及び/あるいはギ
ヤの位置及び/あるいはカーブ走行か否か及び/あるい
は横加速度があるか否か及び/あるいはタイヤのスリッ
プがあるか否かが検出される。カーブ走行/横加速度を
識別することによって、この走行状況で存在する摩擦値
をほぼ物理的な限界まで利用することが可能になる。同
様なことが、通常の状態ではカーブ走行とは異なるエン
ジン制動トルクが作用する直線走行の場合にも当てはま
る。
【0010】本発明の他の実施例によれば、エンジント
ルクはエンジンブレーキ運転時の燃料カット時の値まで
減少される。
ルクはエンジンブレーキ運転時の燃料カット時の値まで
減少される。
【0011】エンジントルクをゆっくりと減少させるた
めに、本発明の好ましい実施例によれば、全てのシリン
ダ全部に対して燃料をカットするのではなく個別のシリ
ンダに対して燃料カットが行われる。
めに、本発明の好ましい実施例によれば、全てのシリン
ダ全部に対して燃料をカットするのではなく個別のシリ
ンダに対して燃料カットが行われる。
【0012】エンジンブレーキ運転においてエンジント
ルクを減少させる場合、あるいはエンジンブレーキ運転
において燃料カットを行なうために、駆動形式が考慮さ
れる。すなわち前輪駆動か後輪駆動かあるいは全輪駆動
かに従ってそれに応じてエンジントルクの減少が調節さ
れ、あるいは直接エンジンブレーキ運転時の燃料カット
が行われる。
ルクを減少させる場合、あるいはエンジンブレーキ運転
において燃料カットを行なうために、駆動形式が考慮さ
れる。すなわち前輪駆動か後輪駆動かあるいは全輪駆動
かに従ってそれに応じてエンジントルクの減少が調節さ
れ、あるいは直接エンジンブレーキ運転時の燃料カット
が行われる。
【0013】影響の大きい走行状態としては、すでに述
べたようにカーブ走行であるか否かである。この状態
は、ステアリング角度センサによって検出することがで
きる。あるいは、車輪に設けた適当なセンサによって検
出することも可能である。好ましくはカーブ走行か否か
の識別を摩擦値の量の検出と組合せることができる。さ
らにまた、アイドリング回転数の上昇と組み合わせるこ
とができる。その場合、エンジン制動トルクの減少は、
アイドリング回転数を上昇させ、「通常の」アイドリン
グ回転数の燃料流量値を有するアイドリング回転数に達
するまで行ない、場合によってはさらにエンジンブレー
キ運転時の燃料カットになるまで行なう。エンジン制動
トルクの減少は連続的あるいは断続的に行うことができ
る。
べたようにカーブ走行であるか否かである。この状態
は、ステアリング角度センサによって検出することがで
きる。あるいは、車輪に設けた適当なセンサによって検
出することも可能である。好ましくはカーブ走行か否か
の識別を摩擦値の量の検出と組合せることができる。さ
らにまた、アイドリング回転数の上昇と組み合わせるこ
とができる。その場合、エンジン制動トルクの減少は、
アイドリング回転数を上昇させ、「通常の」アイドリン
グ回転数の燃料流量値を有するアイドリング回転数に達
するまで行ない、場合によってはさらにエンジンブレー
キ運転時の燃料カットになるまで行なう。エンジン制動
トルクの減少は連続的あるいは断続的に行うことができ
る。
【0014】好ましくは、走行状態を検出するために、
まずアクセルペダルの位置を検出して駆動状態を識別
し、次にカーブ走行か直線走行かを検出する。さらに、
エンジン回転数とギヤの位置を考慮してエンジン制動ト
ルクの検出を行う。さらに、駆動車輪の摩擦値の量及び
/あるいは駆動車輪のスリップ及び/あるいは駆動形式
を考慮する。さらに、それぞれ走行状態の検出結果に従
って、問題のない走行状態であればエンジンブレーキ運
転時の燃料カットを行ない、物理的限界に近い走行状態
であればエンジントルクを連続的あるいは段階的に減少
し、問題となる走行状態のときはエンジンブレーキ運転
時の燃料カットを行わないようにする。
まずアクセルペダルの位置を検出して駆動状態を識別
し、次にカーブ走行か直線走行かを検出する。さらに、
エンジン回転数とギヤの位置を考慮してエンジン制動ト
ルクの検出を行う。さらに、駆動車輪の摩擦値の量及び
/あるいは駆動車輪のスリップ及び/あるいは駆動形式
を考慮する。さらに、それぞれ走行状態の検出結果に従
って、問題のない走行状態であればエンジンブレーキ運
転時の燃料カットを行ない、物理的限界に近い走行状態
であればエンジントルクを連続的あるいは段階的に減少
し、問題となる走行状態のときはエンジンブレーキ運転
時の燃料カットを行わないようにする。
【0015】全体として、本発明の手段によれば、ほと
んど付加コストを必要とせずに、物理的限界領域におい
て走行安全性を著しく向上させることができる。
んど付加コストを必要とせずに、物理的限界領域におい
て走行安全性を著しく向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明を詳細
に説明する。図は、内燃機関を搭載した自動車のエンジ
ンブレーキ運転状態においてエンジンのトルクを減少さ
せる種々の条件を示すフローチャート図で、エンジント
ルクは好ましくはエンジンブレーキ運転時の燃料カット
時の値まで減少される。
に説明する。図は、内燃機関を搭載した自動車のエンジ
ンブレーキ運転状態においてエンジンのトルクを減少さ
せる種々の条件を示すフローチャート図で、エンジント
ルクは好ましくはエンジンブレーキ運転時の燃料カット
時の値まで減少される。
【0017】図は内燃機関を搭載した自動車のエンジン
ブレーキ時の制動トルクを制限する本発明方法を示すも
のである。
ブレーキ時の制動トルクを制限する本発明方法を示すも
のである。
【0018】まず、自動車の走行状態の検出と評価が行
われる。出発点のステップ1においては不図示の自動車
のアクセルペダルの位置を検出する。エンジンブレーキ
運転において燃料をカットするために、あるいはエンジ
ンブレーキ運転においてエンジントルクを減少させるた
めに、アクセルペダルがアイドリング位置にあるか否か
が検出される。アクセルペダルがアイドリング位置にな
い場合には燃料カットは行われない。しかし、アクセル
ペダル位置を戻した場合にエンジントルクを減少させ、
あるいは燃料カットを行なうようにしてもよい。
われる。出発点のステップ1においては不図示の自動車
のアクセルペダルの位置を検出する。エンジンブレーキ
運転において燃料をカットするために、あるいはエンジ
ンブレーキ運転においてエンジントルクを減少させるた
めに、アクセルペダルがアイドリング位置にあるか否か
が検出される。アクセルペダルがアイドリング位置にな
い場合には燃料カットは行われない。しかし、アクセル
ペダル位置を戻した場合にエンジントルクを減少させ、
あるいは燃料カットを行なうようにしてもよい。
【0019】ステップ2においては自動車の瞬間的な走
行状態が検出される。これは走行状態量を検出処理する
ことによって行われる。特にカーブ走行状態については
ステアリング角度が検出される。その上に、あるいはそ
の代わりにステアリング角度を検出せずに自動車の車輪
の速度を比較することによってもカーブ走行の検出を行
うことができる。他の走行状態量としては走行速度が用
いられる。それに加えて、あるいはその代わりに横加速
度センサを用いて検出した自動車の横加速度を検出して
走行状態を識別することもできる。従ってステップ2に
おいては走行状態として直線走行3であるかあるいはカ
ーブ走行4であるかが検出される。それぞれの結果がス
テップ5において処理されてエンジン制動トルクが求め
られる。そのためにエンジン回転数nとギヤ比(変速
比)が参照される。ギヤ比はギヤの位置を検出すること
によって求められる。エンジン制動トルクを検出するた
めに、場合によってはさらに冷却剤温度、及び/あるい
はオイル温度などのエンジン駆動状態を参照することが
できる。
行状態が検出される。これは走行状態量を検出処理する
ことによって行われる。特にカーブ走行状態については
ステアリング角度が検出される。その上に、あるいはそ
の代わりにステアリング角度を検出せずに自動車の車輪
の速度を比較することによってもカーブ走行の検出を行
うことができる。他の走行状態量としては走行速度が用
いられる。それに加えて、あるいはその代わりに横加速
度センサを用いて検出した自動車の横加速度を検出して
走行状態を識別することもできる。従ってステップ2に
おいては走行状態として直線走行3であるかあるいはカ
ーブ走行4であるかが検出される。それぞれの結果がス
テップ5において処理されてエンジン制動トルクが求め
られる。そのためにエンジン回転数nとギヤ比(変速
比)が参照される。ギヤ比はギヤの位置を検出すること
によって求められる。エンジン制動トルクを検出するた
めに、場合によってはさらに冷却剤温度、及び/あるい
はオイル温度などのエンジン駆動状態を参照することが
できる。
【0020】次のステップ6においては走行状態を検出
するために、好ましくは自動車の駆動形式が参照され
る。すなわち前輪駆動の自動車か、後輪駆動か全輪駆動
かが検出される。他の入力量として場合によっては摩擦
値を検出し、駆動車輪にスリップが発生している場合に
はそのスリップを参照する。
するために、好ましくは自動車の駆動形式が参照され
る。すなわち前輪駆動の自動車か、後輪駆動か全輪駆動
かが検出される。他の入力量として場合によっては摩擦
値を検出し、駆動車輪にスリップが発生している場合に
はそのスリップを参照する。
【0021】ステップ6の結果として、問題がなく危険
でない走行状態7か、物理的な限界領域に近い走行状態
8か、あるいは問題となる危険な走行状態9かが判明す
る。
でない走行状態7か、物理的な限界領域に近い走行状態
8か、あるいは問題となる危険な走行状態9かが判明す
る。
【0022】問題のない走行状態7の場合には、エンジ
ンブレーキ運転時の燃料カットを行なうことができる。
物理的な限界に近い走行状態8が検出された場合には、
部分的ないし段階的にエンジンブレーキ運転時の燃料カ
ットが行われる。これは例えばシーケンシャル噴射を介
して、すなわち個々のシリンダの燃料をカットして行わ
れる。すなわち、全体のシリンダ全てに対して同時に燃
料をカットするのではなく、個別に燃料をカットし、滑
らかなエンジントルクの減少を行なう。問題となる走行
状態9が検出された場合には、燃料カットは禁止され
る。図においてはエンジンブレーキ運転時の燃料カット
は符号10で示されており、部分的なエンジンブレーキ
運転時の燃料カットは11で示され、エンジンブレーキ
運転時の燃料カットの禁止は12で示されている。
ンブレーキ運転時の燃料カットを行なうことができる。
物理的な限界に近い走行状態8が検出された場合には、
部分的ないし段階的にエンジンブレーキ運転時の燃料カ
ットが行われる。これは例えばシーケンシャル噴射を介
して、すなわち個々のシリンダの燃料をカットして行わ
れる。すなわち、全体のシリンダ全てに対して同時に燃
料をカットするのではなく、個別に燃料をカットし、滑
らかなエンジントルクの減少を行なう。問題となる走行
状態9が検出された場合には、燃料カットは禁止され
る。図においてはエンジンブレーキ運転時の燃料カット
は符号10で示されており、部分的なエンジンブレーキ
運転時の燃料カットは11で示され、エンジンブレーキ
運転時の燃料カットの禁止は12で示されている。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
方法によれば、カーブ走行であることが識別されたと
き、車両が危険のない走行状態にあればエンジンブレー
キ運転時の燃料カットを行ない、危険な走行状態にあれ
ばエンジンブレーキ運転時の燃料カットを行なわないよ
うにしているので、カーブ走行時、エンジンブレーキ運
転状態において危険な走行状態が発生するのを防止する
ことができる。
方法によれば、カーブ走行であることが識別されたと
き、車両が危険のない走行状態にあればエンジンブレー
キ運転時の燃料カットを行ない、危険な走行状態にあれ
ばエンジンブレーキ運転時の燃料カットを行なわないよ
うにしているので、カーブ走行時、エンジンブレーキ運
転状態において危険な走行状態が発生するのを防止する
ことができる。
【図1】内燃機関を搭載した自動車のエンジンブレーキ
運転においてエンジントルクを減少させる種々の条件を
示すフローチャート図である。
運転においてエンジントルクを減少させる種々の条件を
示すフローチャート図である。
3 直線走行 4 カーブ走行 7 問題とならない走行状態 8 物理的限界領域に近い走行状態 9 問題となる走行状態 10 燃料カット 11 部分的ないし段階的な燃料カット 12 燃料カット禁止
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F02D 17/02 F02D 17/02 R
Claims (7)
- 【請求項1】 エンジンブレーキ運転時における内燃機
関の燃料供給量制御方法であって、エンジンブレーキ運
転であることが、アクセルペダルの位置と検出された内
燃機関の回転数により識別され、エンジンブレーキ運転
時の燃料供給量が車両の現在の走行状態に従って定めら
れる内燃機関の燃料供給量制御方法において、 前記現在の走行状態により少なくとも車両のカーブ走行
と直線走行が区別され、 カーブ走行であることが識別されたとき、車両が危険の
ない走行状態にあればエンジンブレーキ運転時の燃料カ
ットを行ない、危険な走行状態にあればエンジンブレー
キ運転時の燃料カットを行なわないことを特徴とする内
燃機関の燃料供給量制御方法。 - 【請求項2】 走行状態を検出するために、走行速度及
び/あるいはエンジン回転数及び/あるいはギヤの位置
及び/あるいは横加速度があるか否か及び/あるいはタ
イヤのスリップがあるか否かを検出することを特徴とす
る請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 車両がカーブ走行にあるか、あるいは直
線走行にあるかを検出するためにステアリング角度セン
サの信号が用いられることを特徴とする請求項1又は2
に記載の方法。 - 【請求項4】 車両がカーブ走行にあるか、あるいは直
線走行にあるかを検出するために車輪の回転速度が比較
されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項5】 エンジンブレーキ運転時の燃料カットを
行なう場合個別のシリンダに対して燃料をカットするこ
とを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の
方法。 - 【請求項6】 エンジンブレーキ運転時の燃料供給量が
前輪駆動、後輪駆動あるいは全輪駆動かの駆動形式に関
係することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項
に記載の方法。 - 【請求項7】 走行状態を検出する場合、駆動車輪のス
リップ及び/あるいは前輪駆動、後輪駆動あるいは全輪
駆動かの駆動形式を参照することを特徴とする請求項1
から6のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3942862.1 | 1989-12-23 | ||
DE3942862A DE3942862C2 (de) | 1989-12-23 | 1989-12-23 | Verfahren zur Motorschleppmomentbegrenzung |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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