JP2000501722A - 4,10β―ジアセトキシ―2α―ベンゾイルオキシ―5β,20―エポキシ―1―ヒドロキシ―9―オキソ―19―ノルシクロプロパ[g]タクス―11―エン―13α―イル(2R,3S)―3―tert―ブトキシカルボニルアミノ―2―ヒドロキシ―3―フェニルプロピオネート二水和物およびそれの製造方法 - Google Patents

4,10β―ジアセトキシ―2α―ベンゾイルオキシ―5β,20―エポキシ―1―ヒドロキシ―9―オキソ―19―ノルシクロプロパ[g]タクス―11―エン―13α―イル(2R,3S)―3―tert―ブトキシカルボニルアミノ―2―ヒドロキシ―3―フェニルプロピオネート二水和物およびそれの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物、および、水−アルコールもしくは水−ケトン溶液からの結晶化によるその製造法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エ ポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g] タクス−11−エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキ シカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネー ト二水和物およびそれの製造方法 本発明は、4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エ ポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11 −エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2 −ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物およびその製造法に関する 。 4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1 −ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13 α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキ シ−3−フェニルプロピオネートは、著しい抗癌および抗白血病の特性を表す。 4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1 −ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13 α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキ シ−3−フェニルプロピオネートは、国際出願PCT W0 94/13654により具体的に 記述される方法に従って製造される。 4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1 −ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13 α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボ ニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物が、無水生 成物のものより顕著に優れた安定性を表すことが見出された。 本発明によれば、4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β, 20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タク ス−11−エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミ ノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物は、4,10β−ジア セトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9 −オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル (2R ,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニ ルプロピオネートの結晶化、あるいは、水および1ないし3個の炭素原子を含有 する脂肪族アルコールの混合物もしくは水および3ないし4個の炭素原子を含有 するケトンの混合物からの二水和物の再結晶化、次いで、単離された生成物を減 圧下で乾燥することおよび場合によっては40%より大きなもしくは40%に等しい 相対湿度中で維持することまたは40%より大きなもしくは40%に等しい相対湿度 の空気中で直接乾燥すること、により得ることができる。 本発明に記載の方法を実施するため、 ・4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1 −ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13 α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキ シ−3−フェニルプロピオネートもしくはその水和物を、1ないし3個の炭素原 子を含有する脂肪族アルコールもしくは3ないし4個の炭素原子を含有するケト ンに溶解すること、 ・その溶液を水で処理すること、 ・この溶液に二水和物の核を入れ、そしてその後再度水で処理すること、 ・得られる結晶を分離すること、その後 ・減圧下にそれらを乾燥し、そしてその後、場合によっては、40%より大きなも しくは40%に等しい相対湿度の空気中でそれらを維持すること、すなわち、40% の相対湿度についての例として、25℃の温度についておよそ1.33kPaの残留圧下 で、また、45℃の温度についておよそ3.86kPaの残留圧下で乾燥すること、 ・または、それらを直接、40%より大きなもしくは40%に等しい相対湿度の空気 中で乾燥すること、すなわち、40%の相対湿度についての例として、25℃の温度 についておよそ1.33kPaの残留圧下で、また、45℃の温度についておよそ3.86kPa の残留圧下で乾燥すること、がとりわけ有利でありうる。 一般に、4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポ キシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11− エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2− ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネートもしくはその水和物が、脂肪族アルコ ール好ましくはエタノールの過剰に、もしくはケトン好ましくはアセトンの過剰 に溶解される。好ましくは、アルコールもしくはケトンの量は、使用される4, 10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒド ロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イ ル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3 −フェニルプロピオネートの重量に関して体積で4と16との間の 割合である。 一般に、水が、水/アルコールもしくは水/ケトンの最終的体積比が1/3と 3/1との間であるように添加される。 結晶化する4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エ ポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11 −エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2 −ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物は、好ましくは濾過もしく は遠心分離により分離される。乾燥、または、40%より大きなもしくは40%に等 しい相対湿度の空気中での至適な維持が、一般に0.5と30kPaとの間、好ましくは ほぼ5kPaの減圧下、10と70℃との間、好ましくはほぼ40℃の温度で実施される 。 当該生成物の水活性等温線(water activity isotherm)を検討した。かように 、強制乾燥により作為的に脱水された、4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾ イルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシク ロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブト キシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物 のサンプルを、制御された相対湿度(RH)の空気中に25℃で維持した。TGA により決定される水分含量は、当該生成物が、相対湿度が40%より大きいもしく は40%に等しい場合(二水和物について4.15%の理論上の水分含量)、ほぼ4% (3と5%との間)の含量で安定することを示す。 本発明に従う方法を使用するために、4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾ イルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシク ロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R,4S,5R)−3−tert −ブトキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)−4−フェニルオキサゾ リジン−5−カルボネートの酸性媒体中での脱保護の後に得られる4,10β−ジ アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ− 9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R ,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニ ルプロピオネートのエタノール性溶液に直接作業することが可能である。 以下の実施例は本発明を具体的に説明する。 実施例1 2gの粗4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポ キシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11− エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2− ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネートおよび20cm3の無水エタノールを三ツ 口フラスコに導入する。20cm3の水を、およそ45分にわたって50℃で攪拌された 溶液に添加し、そして得られる懸濁液を、その後、ほぼ20℃の温度に冷却する。 濾過後、生成物を、フィルター上で、20cm3の無水エタノール/水(体積で1/ 1)混合物で洗浄し、そして、生成物を、その後、40℃で減圧(5.3kPa)下に乾 燥する。TGA(図5)により3.8%の水を含有する(4.15%の二水和物の水分 含量の理論値)、1.64gの4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ− 5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノル シクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert− ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水 和物が得られる。得られた収率はおよそ80%である。図1により表示されるXR PD(X線粉末図)図は、こうして得られる生成物が二水和物の特徴を表すこと を示す。 X線粉末図は、コバルト対陰極管(λKa1=1.7889Å)をもつフィリップス PW 1700[Philips PW 1700](商標)装置を使用して得られ、掃引は、 増加あたり1秒の速度で0.02゜2−Θの増加で初期掃引角度5゜2−Θ、最終掃 引角度40゜2−Θで、かつ、シリコーン錠剤(pastille)を使用して実行される。 熱重量分析(TGA)は、1分あたり10℃の温度勾配で初期温度25℃かつ最終 温度300℃で、パーキン エルマー TGA 7[Perkin-Elmer TGA 7](商標 )熱てんびんを使用して実施される。 実施例2 515gの粗4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポ キシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11− エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2− ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物および4リットルの無水エタ ノールを、窒素でパージされた反応器に導入する。この懸濁液を、溶解が完結す るまで35〜40℃で加熱し、そして、反応器を8kPaの減圧下に置く。およそ8リ ットルの溶媒を一定体積で蒸留し、反応器に連続的にエタノール(8リットル) を供給する。反応器を大気圧に戻した後、溶液を、0.45μmのフィルター布を装 備されたフィルターを通過させることにより不純物を除去する。フィル ターを1リットルの無水エタノールですすいだ後、およそ1.8リットルの水を、4 0℃で1時間にわたり溶液全体に添加する。8gの4,10β−ジアセトキシ−2α −ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19− ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R,3S)−3−te rt−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート 二水和物で開始した後、混合物をほぼ20℃の温度で15時間冷却する。懸濁液をそ の後40℃に加熱し、そしてその後、1.66リットルの水を4時間にわたり添加する 。混合物をほぼ20℃の温度に冷却し、そして17時間攪拌したままにする。懸濁液 を焼結ガラスで濾過し、そして、濾過された生成物を1.25リットルのアルコール /水(体積で50/50)混合物で洗浄する。生成物を、水の貯え(stock)の存在下 、35℃で5.3kPaで72時間、そしてその後、水の貯えなしで35℃で2.7kPaで8時間 、そして再度、水の貯え(stock)の存在下、35℃で5.3kPaで16時間、オーブン中 で乾燥する。4.0%の水(カール・フィッシャー)を含有する、491gの4,10β −ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキ シ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル( 2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フ ェニルプロピオネート二水和物がかように得られる。図2により表示されるXR PD(X線粉末図)図は、こうして得られる生成物が二水和物の形態で存在する ことを示す4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポ キシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11− エン−13α−イル((2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2 −ヒドロキシ−3−フェニル プロピオネートニ水和物の水分含量の理論値4.15%)。 X線粉末図は実施例1で記述される条件下で得られる。 実施例3 2gの粗4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポ キシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11− エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2− ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネートおよび20cm3のアセトンを、三ツ口丸 底フラスコに導入する。ほぼ20℃の温度で攪拌される、得られる溶液を、およそ 35分にわたって20cm3の水で処理する。得られる懸濁液をおよそ15分間攪拌する 。濾過後、生成物を、フィルター上で20cm3のアセトン/水(体積で1/1)混 合物で2度洗浄し、そして生成物をその後40℃で減圧(5.3kPa)下に乾燥する。 1.28gの4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキ シ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エ ン−13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒ ドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水和物がかように得られる。得られる 収率はおよそ75%である。図3により表示されるXRPD(X線粉末図)図は、 かように得られる生成物が二水和物の特徴を表すことを示す。 X線粉末図は実施例1で記述される条件下で得られる。 実施例4 120gの4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキ シ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エ ン−13α−イル(2R,4S,5R)−3−tert-ブト キシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)−4−フェニルオキサゾリジン −5−カルボキシレートおよび1.08リットルの酢酸エチルを、窒素でパージされ た反応器に導入する。懸濁液をほぼ20℃の温度で攪拌し、そしてその後、17.6cm3 の水中の3.25cm3の36%塩酸の溶液を導入する。3時間30分間維持した後、350c m3の水中の3.5gの炭酸水素ナトリウムの溶液を反応器に装填し、そして攪拌を15 分間実施する。沈降および水相を絞り取ることによる分離の後、洗浄を、350cm3 の水で引き続いて2度実施する。有機相を、350cm3の残留体積が達せられるまで およそ25℃で減圧下に濃縮し、そしてその後、350cm3の無水エタノールを導入す る。減圧下での蒸留を、1.5リットルの無水エタノールを供給しつつ、酢酸エチ ルが徹底的に除去されるまで、およそ30℃で再開する。溶液を40℃に加熱し、そ してその後、470cm3の水を15分にわたり添加する。この溶液に、40cm3の水およ び40cm3の無水エタノールの混合物中の1gの4,10β−ジアセトキシ−2α−ベ ンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノル シクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R,3S)−3−tert− ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート二水 和物の懸濁液で核を入れる。およそ40℃で15時間維持した後、410cm3の水を4〜 5時間にわたり添加し、そして、懸濁液をその後20℃に冷却する。濾過、および フィルター上で生成物を洗浄した後、生成物を25℃で減圧(2.7kPa)下15時間、 そしてその後35℃で24時間乾燥する。4.3%の水(カール・フィッシャー)を含 有する、102gの4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20− エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス− 11−エン−13α−イル(2R, 3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニル プロピオネート二水和物が、こうしておよそ93%の収率でかように得られる。図 4により表示されるXRPD(X線粉末図)図は、こうして得られる生成物が二 水和物の特徴を表すことを示す。 X線粉末図は実施例1で記述される条件下で得られる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年12月1日(1997.12.1) 【補正内容】 本発明に記載の方法を使用するために、(2R,4S,5R)−3−tert−ブ トキシカルボニル−2−(4−メトキシフェニル)−4−フェニルオキサゾリジ ン−5−カルボン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β, 20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タク ス−11−エン−13α−イルの酸性媒体中での脱保護の後に得られる(2R,3S )−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロ ピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキ シ−1ーヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エ ン−13α−イルのエタノール溶液に直接作業することが可能である。 以下の実施例は本発明を具体的に説明する。 実施例1 2gの粗(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロ キシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオ キシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロ パ[g]タクス−11−エン−13α−イルおよび20cm3の無水エタノールを三ツ口 フラスコに導入する。20cm3の水を、およそ45分にわたって50℃で攪拌された溶 液に添加し、そして得られる懸濁液を、その後、ほぼ20℃の温度に冷却する。濾 過後、生成物を、フィルター上で、20cm3の無水エタノール/水(体積で1/1 )混合物で洗浄し、そして、生成物を、その後、40℃で減圧(5.3kPa)下に乾燥 する。TGAにより3.8%の水を含有する(4.15%の二水和物の水分含量の理論 値)、1.64gの(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒ ドロキシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキ シ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキ ソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル二水和物が得ら れる。得られた収率はおよそ80%である。XRPD(X線粉末図)図は、かよう に得られる生成物が二水和物の特徴を表すことを示す。 X線粉末図は、コバルト対陰極管(λKa1=1.7889Å)をもつフィリップス PW 1700[Philips PW 1700](商標)装置を使用して得られ、掃引は、 増加あたり1秒の速度で0.02゜2−Θの増加で初期掃引角度5゜2−Θ、最終掃 引角度40゜2−Θで、かつ、シリコーン錠剤(pastille)を使用して実行される。 熱重量分析(TGA)を、1分あたり10℃の温度勾配で初期温度25℃かつ最終 温度300℃で、パーキン エルマー TGA7[Perkin-Elmer TGA 7](商標) 熱てんびんを使用して実施する。 実施例2 515gの粗(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロ キシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオ キシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロ パ[g]タクス−11−エン−13α−イル二水和物および4リットルの無水エタノ ールを、窒素でパージされた反応器に導入する。この懸濁液を、溶解が完結する まで35〜40℃で加熱し、そして、反応器を8kPaの減圧下に置く。およそ8リッ トルの溶媒を一定体積で蒸留し、反応器に連続的にエタノール(8リットル)を 供給する。反応器を大気圧に戻した後、溶液を、0.45μmのフィルター布を装備 されたフィルターを通過させることにより不純物を除去する。フィルター を1リットルの無水エタノールですすいだ後、およそ1.8リットルの水を、40℃ で1時間にわたり溶液全体に添加する。8gの(2R,3S)−3−tert−ブト キシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β− ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ −9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル二水 和物で開始した後、混合物をほぼ20℃の温度で15時間冷却する。懸濁液をその後 40℃に加熱し、そしてその後、1.66リットルの水を4時間にわたり添加する。混 合物をほぼ20℃の温度に冷却し、そして17時間攪拌したままにする。懸濁液を焼 結ガラスで濾過し、そして、濾過された生成物を1.25リットルのアルコール/水 (体積で50/50)混合物で洗浄する。生成物を、水の貯え(stock)の存在下、35 ℃で5.3kPaで72時間、そしてその後、水の貯えなしで35℃で2.7kPaで8時間、そ して再度、水の貯え(stock)の存在下、35℃で5.3kPaで16時間、オーブン中で乾 燥する。4.0%の水(カール・フィッシャー)を含有する、491gの(2R,3S )−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロ ピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキ シ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エ ン−13α−イル二水和物がかように得られる。XRPD(X線粉末図)図は、か ように得られる生成物が二水和物の形態で存在することを示す((2R,3S) −3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピ オン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ −1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン −13α−イル二水和物の水 分含量の理論値4.15%)。 X線粉末図は実施例1で記述される条件下で得られる。 実施例3 2gの粗(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロ キシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオ キシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロ パ[g]タクス−11−エン−13α−イルおよび20cm3のアセトンを、三ツ口丸底 フラスコに導入する。ほぼ20℃の温度で攪拌される、得られる溶液を、およそ35 分にわたって20cm3の水で処理する。得られる懸濁液をおよそ15分間攪拌する。 濾過後、生成物をフィルター上で20cm3のアセトン/水(体積で1/1)混合物 で2度洗浄し、そして生成物をその後40℃で減圧(5.3kPa)下に乾燥する。1.28 gの(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ− 3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ− 5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g ]タクス−11−エン−13α−イル二水和物がかように得られる。得られる収率は およそ75%である。XRPD(X線粉末図)図は、かように得られる生成物が二 水和物の特徴を表すことを示す。 X線粉末図は実施例1で記述される条件下で得られる。 実施例4 120gの(2R,4S,5R)−3−tert−ブトキシカルボニル−2−(4−メ トキシフェニル)−4−フェニルオキサゾリジン−5−カルボン酸4,10β−ジ アセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エ ポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11 −エン−13α−イルおよび1.08リットルの酢酸エチルを、窒素でパージされた反 応器に導入する。懸濁液をほぼ20℃の温度で攪拌し、そしてその後、17.6cm3の 水中の3.25cm3の36%塩酸の溶液を導入する。3時間30分間維持した後、350cm3 の水中の3.5gの炭酸水素ナトリウムの溶液を反応器に装填し、そして攪拌を15分 間実施する。沈降および水相を引き出すことによる分離の後、洗浄を、350cm3の 水で引き続いて2度実施する。有機相を、350cm3の残留体積が達せられるまでお よそ25℃で減圧下に濃縮し、そしてその後、350cm3の無水エタノールを導入する 。減圧下での蒸留を、1.5リットルの無水エタノールを供給しつつ、酢酸エチル が徹底的に除去されるまで、およそ30℃で再開する。溶液を40℃に加熱し、そし てその後、470cm3の水を15分にわたり添加する。この溶液に、40cm3の水および4 0cm3の無水エタノールの混合物中の1gの(2R,3S)−3−tert−ブトキシ カルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジア セトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9 −オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル二水和物 の懸濁液で核を入れる。およそ40℃で15時間維持した後、410cm3の水を4〜5時 間にわたり添加し、そして、懸濁液をその後20℃に冷却する。濾過、およびフィ ルター上で生成物を洗浄した後、生成物を25℃で減圧(2.7kPa)下15時間、そし てその後35℃で24時間乾燥する。4.3%の水(カール・フィッシャー)を含有す る、102gの(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロ キシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオ キシ−5β,20−エポキシ− 1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン− 13α−イル二水和物が、およそ93%の収率でかように得られる。 XRPD(X線粉末図)図は、かように得られる生成物が二水和物の特徴を表す ことを示す。 X線粉末図は実施例1で記述される条件下で得られる。 請求の範囲 1.(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ− 3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ− 5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g ]タクス−11−エン−13α−イル二水和物。 2.(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ− 3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ− 5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g ]タクス−11−エン−13α−イルもしくはその水和物が、水および1ないし3個 の炭素原子を含有する脂肪族アルコールの混合物もしくは水および3ないし4個 の炭素原子を含有するケトンの混合物から結晶化されること、得られる生成物が 減圧下に乾燥されること、そしてそれが場合によっては40%より大きなもしくは 40%に等しい相対湿度条件下で維持されること、またはその生成物が40%より大 きなもしくは40%に等しい相対湿度条件下で直接乾燥されること、を特徴とする 、(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3 −フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5 β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g] タクス−11−エン−13α−イル二水和物の製造方法。 3.水/アルコールおよび水/ケトンの最終体積比が3/1ないし1/3の間で あることを特徴とする、請求の範囲2に記載の方法。 4.アルコールがエタノールでありかつケトンがアセトンであることを 特徴とする、請求の範囲2および3のいずれかに記載の方法。 5.乾燥または40%より大きなもしくは40%に等しい相対湿度下での至適な維持 がほぼ5kPaの圧でほぼ40℃の温度で実施されること、および、生成物がこれら の条件下で3と5%との間の水分で安定することを特徴とする、請求の範囲2に 記載の方法。 6.製造が、(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒド ロキシ−3−フェニルプロピオン酸4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイル オキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプ ロパ[g]タクス−11−エン−13α−イルのエタノール溶液から直接実施される ことを特徴とする、請求の範囲2に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BA,BB,BG ,BR,CA,CN,CU,CZ,EE,FI,GE, HU,IL,IS,JP,KP,KR,LC,LK,L R,LT,LV,MG,MK,MN,MX,NO,NZ ,PL,RO,SG,SI,SK,TR,TT,UA, US,UZ,VN (72)発明者 オテラン,ジヤン―ルネ フランス・エフ―91180サン―ジエルマン ―レ―アルパジヨン・レジダンスレサンド ルネ51 (54)【発明の名称】 4,10β―ジアセトキシ―2α―ベンゾイルオキシ―5β,20―エポキシ―1―ヒドロキシ―9 ―オキソ―19―ノルシクロプロパ[g]タクス―11―エン―13α―イル(2R,3S)―3―t ert―ブトキシカルボニルアミノ―2―ヒドロキシ―3―フェニルプロピオネート二水和物お よびそれの製造方法

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ− 1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン− 13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロ キシ−3−フェニルプロピオネート二水和物。 2.4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ− 1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン− 13α−イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロ キシ−3−フェニルプロピオネートもしくはその水和物を、水および1ないし3 個の炭素原子を含有する脂肪族アルコールの混合物もしくは水および3ないし4 個の炭素原子を含有するケトンの混合物から結晶化すること、得られる生成物を 減圧下に乾燥させること、次いで場合によってはそれを40%より大きなもしくは 40%に等しい相対湿度条件下で維持すること、またはその生成物を40%より大き なもしくは40%に等しい相対湿度条件下で直接乾燥すること、を特徴とする、4 ,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒ ドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α− イル(2R,3S)−3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ− 3−フェニルプロピオネート二水和物の製造方法。 3.水/アルコールおよび水ケトンの最終体積比が3/1ないし1/3の間であ ることを特徴とする、請求の範囲2に記載の方法。 4.アルコールがエタノールでありかつケトンがアセトンであることを特徴とす る、請求の範囲2および3のいずれかに記載の方法。 5.乾燥または40%より大きなもしくは40%に等しい相対湿度下での至適な維持 がほぼ5kPaの圧でほぼ40℃の温度で実施されること、および、生成物がこれら の条件下で3と5%との間の水分で安定することを特徴とする、請求の範囲2に 記載の方法。 6.製造が、4,10β−ジアセトキシ−2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エ ポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ−19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11 −エン−13α−イル(2R,4S,5R)−3−tert−ブトキシカルボニル−2 −(4−メトキシフェニル)−4−フェニルオキサゾリジン−5−カルボキシレ ート エステルの酸性媒体中での脱保護により得られる4,10β−ジアセトキシ −2α−ベンゾイルオキシ−5β,20−エポキシ−1−ヒドロキシ−9−オキソ −19−ノルシクロプロパ[g]タクス−11−エン−13α−イル(2R,3S)− 3−tert−ブトキシカルボニルアミノ−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオ ネートのエタノール溶液から直接実施されることを特徴とする、請求の範囲2に 記載の方法。
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