JP2002517398A - アモキシシリンの結晶性塩の製造方法 - Google Patents

アモキシシリンの結晶性塩の製造方法

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JP2002517398A JP2000552121A JP2000552121A JP2002517398A JP 2002517398 A JP2002517398 A JP 2002517398A JP 2000552121 A JP2000552121 A JP 2000552121A JP 2000552121 A JP2000552121 A JP 2000552121A JP 2002517398 A JP2002517398 A JP 2002517398A
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Abstract

(57)【要約】 アモキシシリンの結晶性アルカリ金属塩の新規製造方法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本願は、1998年6月1日に出願された米国仮出願番号第60/087,554号の利益を主
張する。 本発明は、ベータラクタム抗生物質アモキシシリンである6−[[アミノ(4−
ヒドロキシフェニル)アセチル]−アミノ]−3,3−ジメチル−7−オキソ−4−
チア−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−2−カルボン酸の結晶性塩の製造
方法に関する。詳しくは、本発明は、結晶性アモキシシリンナトリウムの製造方
法に関する。
【0002】 結晶性アモキシシリンナトリウムは、公知物質であり、その製造方法は、先行
技術文献に開示されている。例えば、EP 0131147Aには、アモキシシリン・三水
和物をアモキシシリンナトリウムの結晶性溶媒和物に転換し、それから溶媒和物
形成性溶媒を除去する方法が開示されている。この開示の一の実験例においては
、アモキシシリン・三水和物を酢酸メチルに懸濁し、次いで、この懸濁液にトリ
エチルアミンと2−エチルヘキサン酸ナトリウムとの混合物の溶液を添加する。
EP 0596262Aにおいては、アモキシシリン・三水和物を酢酸メチル/イソプロパ
ノール/トリエチルアミン混合液に溶解し、次いで、この溶液を2−エチルヘキ
サン酸ナトリウムの酢酸メチル/メタノール混合液中溶液に添加する。アモキシ
シリンナトリウムの結晶性溶媒和物は、反応混合物から晶出すると考えられてお
り、該反応混合物から溶媒和物形成性溶媒が除去される。WO97/15579においては
、アモキシシリン・三水和物をエタノール/トリエチルアミン混合液に添加して
溶液を得、次いで、これをエタノール性溶液中で2−エチルヘキサン酸ナトリウ
ムと反応させ、結晶性生成物を得る。米国特許第4737585号においては、アモキ
シシリン・三水和物を、塩化メチレンのような非プロトン性溶媒と低級アルコー
ルとの混合液に懸濁させ、低分子量アミンを用いてアモキシシリンを溶解させ、
この混合物にジエチルシュウ酸のナトリウム塩を添加する。次いで、さらに非プ
ロトン性溶媒を添加することによりアモキシシリンナトリウムを沈殿させる。
【0003】 結晶性アモキシシリンナトリウムの製造に用いられる方法において、溶媒の使
用量を最少にし、生成物の収率および純度を改良することが望まれている。した
がって、依然としてプロセス改良という問題がある。本発明の目的は、結晶性ア
モキシシリンナトリウムの製造における代替の改良された方法を提供することで
ある。本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかである。
【0004】 本発明は、アモキシシリンの結晶性アルカリ金属塩の製造方法であって、 アモキシシリンのアミン塩の懸濁液を第1有機溶媒にて調製し、 該懸濁液を第2有機溶媒と混合して、該アミン塩を第1有機溶媒および第2有
機溶媒混合液中溶液とし、 該アミン塩をアルカリ金属の塩形成性化合物と反応させ、 得られたアモキシシリンのアルカリ金属塩を結晶性生成物として溶液から単離
する方法を提供する。
【0005】 本発明の方法において、アミン塩の第1溶媒中懸濁液の形成、および第2有機
溶媒1−5を混合した場合の該塩の迅速溶解は、アモキシシリンの分解を減少さ
せ、したがって、結晶性生成物の収率および純度を増大させると考えられる。本
発明の方法において、該試薬を溶液にし、濾過滅菌を容易にし、結果として注射
用医薬品としての該生成物の使用を容易にする。しかしながら、本発明の方法は
、濾過滅菌工程を用いずとも、経口投与できる結晶性アモキシシリンナトリウム
を調製するために同等に有効に用いることができる。
【0006】 好ましくは、本発明の方法により製造されるアモキシシリンの結晶性アルカリ
金属塩は、結晶性アモキシシリンナトリウムである。 好ましくは、アモキシシリンのアミン塩は、アモキシシリンのトリ−またはジ
−(C1−51−5)アルキルアミンの塩、例えば、アモキシシリンのトリエチル
アミン塩、ジエチルアミン塩またはジイソプロピルアミン塩、特に、アモキシシ
リンのトリエチルアミン塩である。アモキシシリンとトリエチルアミンおよびジ
イソプロピルアミンとの塩の混合物のようなアミン塩の混合物を用いてもよい。
他の適当なアミン塩としては、ジシクロヘキシルアミンとの塩が挙げられる。
【0007】 好ましい第1有機溶媒は、(C1−51−5)アルカン酸(C1−51−5)アル
キルエステルであり、好ましいかかるエステルは、酢酸(C1−51−5)アルキ
ルエステルであり、特に、酢酸メチルである。第1有機溶媒は、単一溶媒、また
は溶媒混合液、例えば、該エステル類の混合液または該エステル類および他の共
溶媒の混合液からなっていてもよい。
【0008】 好ましくは、懸濁液は、まず、アモキシシリン、好ましくは、アモキシシリン
・三水和物の第1有機溶媒中懸濁液を調製し、次いで、この懸濁液とアミンとを
混合することにより該アミンとアモキシシリンとを反応させてアミン塩を得るこ
とにより調製される。この反応は、好ましくは、室温以下、例えば、10℃以下
、特に、0〜5℃で行われる。好適には、アモキシシリン・三水和物は、アモキ
シシリン・三水和物:酢酸メチルの重量比約1:1〜1:2.5、例えば、典型
的には、1:1.7〜1:2で酢酸エチルに懸濁させることができ、この懸濁液
をアモキシシリンに対して化学量論的に過剰のトリエチルアミンと、例えば、ア
モキシシリン:トリエチルアミンのモル比1:1〜1:2、例えば、典型的には
、1:1.3〜1:1.5で混合することができる。
【0009】 該アミン塩の懸濁液と混合する適当な第2有機溶媒は、(C1−51−5)アル
コール、例えば、メチルアルコール(これが好ましい)、またはエチルアルコー
ル、プロピルアルコール(例えば、イソプロピルアルコール)、またはブチルア
ルコール(例えば、イソブチルアルコール)である。該第2有機溶媒は、単一溶
媒または溶媒混合液、例えば、該アルコール類の混合液または該アルコール類お
よび他の共溶媒の混合液からなっていてもよい。
【0010】 第2溶媒および該アミン塩の第1溶媒中懸濁液の混合により該塩が溶液となり
、第2溶媒、例えば、アルコールの使用量は、これを達成するのに必要な最少の
量であることが実験により決定できる。典型的には、第1溶媒が上記エステルで
あり、第2溶媒が上記アルコールである場合、容量比約1:0.3〜0.6のエス
テル:アルコールが適当であり、例えば、約1:0.4〜0.5の酢酸メチル:メ
チルアルコールである。かかる容量比のメチルアルコールを、上記のアモキシシ
リンのトリエチルアミン塩懸濁液と混合し、次いで、該塩を、一般に、すぐに撹
拌して溶解する。
【0011】 この段階で、得られたアモキシシリンのアミン塩溶液を、例えば、濾過し、お
よび/または他の標準的な精製工程により処理し、例えば、ジカライト(dicali
te)または不純物を選択的に吸収する他の物質で処理する。該溶液を濾過した場
合、次いで、フィルター媒体を、例えば、すでに該塩溶液と混合した総量の0.
5〜1.0倍の量に相当する第2溶媒、例えば、アルコールでさらに洗浄しても
よい。
【0012】 適当な塩形成性化合物は、適当なアルカリ金属の医薬上許容される塩形成性化
合物であり、例えば、有機化合物のナトリウム塩、例えば、アルコラート、例え
ば、(C1−51−5)アルコールのアルコラート、例えば、メトキシドおよび/
またはエトキシド、または、有機酸の塩、例えば、(C1−121−5)カルボン
酸の塩、例えば、アルキル置換アルカノエート、例えば、2−エチルヘキサノエ
ートである。結晶性アモキシシリンナトリウムを製造する場合、2−エチルヘキ
サン酸ナトリウムが好ましい塩形成性化合物である。
【0013】 該アミン塩の反応は、好適には、該アミン塩の溶液と塩形成性化合物の溶液と
を混合することにより行われる。好適には、塩形成性化合物は、上記した第1有
機溶媒および第2有機溶媒からなる溶媒混合液、例えば、上記(C1−51−5)
アルカン酸(C1−51−5)アルキルエステルおよび(C1−51−5)アルコー
ルからなる溶媒混合液、例えば、エステルを多く含む酢酸メチル:メタノール混
合物、例えば、9〜12:1(v:v)、例えば、10〜11:1(v:v)の
酢酸メチル:メタノール混合液中溶液である。好適には、アモキシシリンに対し
て化学量論的に過剰な塩形成性化合物、例えば、モル比1.5〜2.5:1の2−
エチルヘキサン酸ナトリウム:アモキシシリンを用いる。好適には、約1.8〜
2.5Mの濃度の2−エチルヘキサン酸ナトリウムの上記溶媒混合液中溶液を用
いることができる。アモキシシリンとの反応の前に、この溶液を濾過し、および
/または、他の適当な精製工程に付してもよい。
【0014】 好ましくは、塩形成性化合物とアモキシシリンとの間の反応は、室温以下、例
えば、10℃以下、特に、0〜5℃で行われる。好ましくは、アミン塩の溶液を
塩形成性化合物の溶液に添加するが、逆の順序で添加、すなわち、アミンの溶液
に塩形成性化合物の溶液を添加しても、または同時に混合してもよい。好ましく
は、2つの溶液の混合は、できる限り速く、迅速に撹拌しながら行われる。
【0015】 反応混合物の自然結晶化が生じるが、溶液を混合した直後の反応混合物に種結
晶、例えば、結晶性アモキシシリンナトリウムまたはいくつかの結晶学的に等価
な物質、例えば、結晶性アモキシシリンナトリウムの溶媒和物の種結晶を添加す
ることにより結晶化を引き起こすのが好ましい。結晶化をさらに促進させるため
に、さらに上記第1有機溶媒、例えば、(C1−51−5)アルカン酸(C1−5
1−5)アルキルエステル、例えば、酢酸メチルを該反応混合物と、過剰な反応
媒体容量中、例えば、1.5〜2.0倍過剰の該反応媒体容量中で混合させること
ができる。この第1有機溶媒の混合は、比較的ゆっくりと、例えば、約30〜4
0分間にわたって行われる。この第1溶媒のさらなる混合の後、該混合物を、好
ましくは、室温以下、例えば、10℃以下、特に、0〜5℃で、一時的に、例え
ば、約1時間撹拌する。
【0016】 この段階の後、標準的な方法を用いて結晶性生成物を反応媒体から分取し、例
えば、濾過し、適当な洗浄液、好ましくは、第1有機溶媒で洗浄してもよい。
【0017】 このようにして得られた結晶性生成物は、アモキシシリンナトリウムの結晶性
溶媒和物、例えば、酢酸メチル溶媒和物であると考えられ、これから溶媒和物形
成性溶媒を乾燥プロセス、例えば、EP 0131147Aに開示されているプロセス(内
容は、出典明示により本明細書の一部とする)により除去する。この乾燥プロセ
スは、好ましくは、高温、例えば、50〜65℃、例えば、60〜65℃で行わ
れ、残存する反応媒体溶媒、洗浄液および溶媒和物形成性溶媒を除去して、アモ
キシシリンの結晶性アルカリ金属塩が得られる。
【0018】 本発明のプロセスにより製造された結晶性アモキシシリンナトリウムを、抗生
物質医薬品、例えば、注射剤形の抗生物質医薬品として用いることができる。こ
れには、密封した無菌バイアル中に収容して提供される。別法として、本発明の
プロセスにより製造されたアモキシシリンナトリウムは、経口投与用製剤、例え
ば、錠剤、顆粒剤、シロップ剤などに用いられてもよく、経口投与には、無菌製
剤が必ずしも必要とされるわけではない。好ましくは、抗生物質として用いるた
めの、アモキシシリンの結晶性アルカリ金属塩を医薬上許容されるベータ−ラク
タマーゼ阻害剤、クラブラン酸の塩、特に、クラブラン酸カリウムと組み合わせ
て投与される。
【0019】 本発明は、以下に非限定的実施例により例示される。
【0020】 実施例1:実験室規模 1.1 2−エチルヘキサン酸ナトリウムの溶解 2−エチルヘキサン酸ナトリウム(160g)を酢酸メチル(310ml)お
よびメタノール(30ml)の混合液に溶解した。溶解が完了するまで該混合物
を室温で撹拌し、該溶液をワットマン(Whatman)No.1濾紙で濾過して曇りを
除いた。該溶液を結晶化用容器に移し、次いで、酢酸メチル(210ml)で洗
浄し、0〜5℃で撹拌した。この得られた溶液は、2−エチルヘキサン酸ナトリ
ウム中2.15Mであった。
【0021】 1.2 アモキシシリン・三水和物の溶解 アモキシシリン・三水和物(250g)を酢酸メチル(450ml)中でスラ
リー化した。該スラリーにトリエチルアミン(120ml)を添加して濃い懸濁
液を得た。メタノール(200ml)を添加してアモキシシリントリエチルアミ
ン塩をすぐに溶解させた。該溶液を5分間撹拌した後、ジカライト(dicalite)
(10g)を添加し、該混合物をさらに5分間撹拌させた。次いで、該溶液をワ
ットマンNo.1濾紙で濾過し、次いで、メタノール(120ml)で洗浄し、上
記1.1からの2−エチルヘキサン酸ナトリウムを入れた結晶化用容器に移した
【0022】 1.3 反応および結晶化 結晶化用容器中の混合物を0〜5℃で強く撹拌し、結晶性アモキシシリンナト
リウム種結晶(1g)を添加した。結晶化が始まると、酢酸メチル(2300m
l)を30〜40分間にかけて添加した。該混合物を0〜5℃で1時間撹拌した
。次いで、該生成物を濾過し、酢酸メチル(750ml)で洗浄した。
【0023】 1.4 乾燥 1.3からの結晶性生成物を50〜55℃で36時間、または、65℃で16
時間、真空乾燥させた。生成物の性質は、乾燥温度により左右されないことが判
明した。化学分析、赤外分光学およびX線粉末回折法により、該生成物が結晶性
アモキシシリンナトリウムであることを確認した。 得られた生成物は、アモキシシリン含量が91.0%であり、合計2.13〜2
.16%の不純物を含有した。
【0024】 実施例2:スケールアップ 2.1 2−エチルヘキサン酸ナトリウムの溶解 2−エチルヘキサン酸ナトリウム(64kg)に酢酸メチル(124L)を添
加し、該2−エチルヘキサン酸ナトリウムが溶解するまで撹拌しながらメタノー
ル(12L)を添加した。該溶液を濾過し、結晶化用容器に移し、酢酸メチル(
84L)で洗浄した。
【0025】 2.2 アモキシシリン・三水和物の溶解 アモキシシリン・三水和物(87.1kg)に酢酸メチル(124L)を添加
し、得られた懸濁液を0〜5℃に冷却した。該スラリーにトリエチルアミン(4
8.1L)を添加し、該スラリーを5分間撹拌した。メタノール(80L)を添
加してアモキシシリントリエチルアミン塩を溶解させ、該溶液を5分間撹拌した
。ジカライト(2kg)を添加し、該混合物をさらに5分間撹拌した。次いで、
該溶液を濾過し、該ケーキをメタノール(48L)で洗浄した。
【0026】 2.3 反応および結晶化 2.2からのアモキシシリントリエチルアミン塩の溶液を2.1からの2−エチ
ルヘキサン酸ナトリウムにできる限り速く添加し、該混合物を0〜5℃に冷却し
た。結晶性アモキシシリンナトリウム種結晶(400g)を添加した。酢酸メチ
ル(921L)を毎分27リットルの速度で添加した。該混合物を0〜5℃で1
時間攪拌した。次いで、該スラリーをNutrexTMミキサーに移し、母液を濾過した
。次いで、生成物を酢酸メチル(84L)で洗浄した。
【0027】 2.4 乾燥 2.3からの結晶性生成物を窒素と一緒にブロードライさせ、次いで、60〜
65℃で真空乾燥させた。 得られた生成物は、アモキシシリン含量が89.7〜93.6%であり、3つの
バッチの合計で1.72〜1.42%の不純物を含有した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AU,BA,BB,BG,BR ,CA,CN,CZ,EE,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KP,KR,L C,LK,LR,LT,LV,MG,MK,MN,MX ,NO,NZ,PL,RO,SG,SI,SK,SL, TR,TT,UA,US,UZ,VN,YU,ZA (72)発明者 エシン・エフ・コサル アメリカ合衆国07733ニュージャージー州 ホームデル、デボン・コート6番 Fターム(参考) 4C086 AA04 CC04 GA15 ZB35

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アモキシシリンの結晶性アルカリ金属塩の製造方法であって
    、 アモキシシリンのアミン塩の懸濁液を第1有機溶媒にて調製し、 該懸濁液を第2有機溶媒と混合して、該アミン塩を第1有機溶媒および第2有
    機溶媒混合液中溶液とし、 該アミン塩をアルカリ金属の塩形成性化合物と反応させ、 得られたアモキシシリンのアルカリ金属塩を結晶性生成物として溶液から単離
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 製造されたアモキシシリンの結晶性アルカリ金属塩が結晶性
    アモキシシリンナトリウムである請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 アモキシシリンのアミン塩がアモキシシリンのトリエチルア
    ミン塩、ジエチルアミン塩またはジイソプロピルアミン塩である請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 第1有機溶媒が(C1−51−5)アルカン酸(C1−51−
    5)アルキルエステルである請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 (C1−51−5)アルカン酸(C1−51−5)アルキルが酢
    酸メチルである請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 アミン塩の懸濁液が、まず、アモキシシリン・三水和物の第
    1溶媒中懸濁液を形成し、次いで、この懸濁液とアミンとを混合することにより
    該アミンをアモキシシリンと反応させてアミン塩を形成することにより得られる
    請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 第2有機溶媒が(C1−51−5)アルコールである請求項1
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 (C1−51−5)アルコールがメチルアルコールである請求
    項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 塩形成性化合物が有機化合物のナトリウム塩である請求項1
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 塩形成性化合物が(C1−51−5)アルコールのナトリウ
    ム塩または(C1−121−5)カルボン酸の塩である請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 塩形成性化合物が2−エチルヘキサン酸ナトリウムである
    請求項8記載の方法。
  12. 【請求項12】 アミン塩の反応が、アミン塩の溶液と塩形成性化合物の溶
    液とを混合することにより行われる請求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 塩形成性化合物が第1有機溶媒および第2有機溶媒からな
    る溶媒混合液中溶液である請求項10記載の方法。
  14. 【請求項14】 溶媒混合液が、酢酸メチルを多く含む酢酸メチル:メタノ
    ール混合液である請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 アミン塩の溶液が塩形成性化合物の溶液に添加される請求
    項12記載の方法。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15いずれか1項記載の方法による生成物
    であるアモキシシリンの結晶性アルカリ金属塩。
JP2000552121A 1998-06-01 1999-06-01 アモキシシリンの結晶性塩の製造方法 Withdrawn JP2002517398A (ja)

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