JP2000313051A - ポリカーボネート樹脂成形物 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂成形物Info
- Publication number
- JP2000313051A JP2000313051A JP28603999A JP28603999A JP2000313051A JP 2000313051 A JP2000313051 A JP 2000313051A JP 28603999 A JP28603999 A JP 28603999A JP 28603999 A JP28603999 A JP 28603999A JP 2000313051 A JP2000313051 A JP 2000313051A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polycarbonate resin
- weight
- cover layer
- parts
- tert
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/06—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
- B32B27/08—Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/18—Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/36—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyesters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B27/00—Layered products comprising a layer of synthetic resin
- B32B27/36—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyesters
- B32B27/365—Layered products comprising a layer of synthetic resin comprising polyesters comprising polycarbonates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/34—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
- C08K5/3467—Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
- C08K5/3477—Six-membered rings
- C08K5/3492—Triazines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2307/00—Properties of the layers or laminate
- B32B2307/70—Other properties
- B32B2307/712—Weather resistant
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B2369/00—Polycarbonates
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S707/00—Data processing: database and file management or data structures
- Y10S707/99941—Database schema or data structure
- Y10S707/99944—Object-oriented database structure
- Y10S707/99945—Object-oriented database structure processing
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S707/00—Data processing: database and file management or data structures
- Y10S707/99941—Database schema or data structure
- Y10S707/99948—Application of database or data structure, e.g. distributed, multimedia, or image
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/31504—Composite [nonstructural laminate]
- Y10T428/31507—Of polycarbonate
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
れた、コア層及びカバー層が共押出しにより成形された
ポリカーボネート樹脂成形物を提供する。 【解決手段】 熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂か
らなるコア層及び該コア層の少なくとも片面に存在する
熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂からなるカバー層
が共押出しにより成形されたポリカーボネート樹脂成形
物において、上記カバー層が、熱可塑性芳香族ポリカー
ボネート樹脂100重量部に対して、下記〔化1〕の一
般式(1)で表されるトリアジン系光安定剤を0.1〜
25重量部を添加した樹脂組成物からなる、ポリカーボ
ネート樹脂成形物。 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜17のアルキル基を示し、R
2 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、n
は1〜20の整数を示す)
Description
の改善された熱可塑性芳香族ポリカーボネートの成形
物、詳しくは、熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂か
らなるコア層及び該コア層の少なくとも片面に存在する
熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂からなるカバー層
が共押出しされたポリカーボネート樹脂成形物におい
て、該カバー層がトリアジン系光安定剤を含有する耐候
性及び着色性の改善防止された成形物で、食品包装容
器、自動車内外装材、各種精密機械等の各種成形品、フ
ィルム、建材等に用いられるポリカーボネート樹脂成形
物に関する。
ーボネート樹脂は、強度、剛性が大きく、また耐磨耗
性、耐薬品性及び透明性が優れているので、例えば、窓
ガラス、アーケードの屋根材、食品包装容器、自動車部
品、各種精密機械部品等に広く用いられている。しかし
ながら、ポリカーボネート樹脂は耐候性が充分でなく、
例えば、屋外での使用又は蛍光灯照射下での室内使用に
おいては、製品の変色あるいは強度の低下によりその使
用が著しく制限されていた。このため、従来から種々の
光安定剤が単独あるいは数種組み合わせて用いられてお
り、特にベンゾトリアゾール系の光安定剤はその効果が
比較的大きいので、一般に用いられているが、耐候性に
関しては、ある程度の効果は認められるものの、高温加
工による着色性の問題については未だ不十分であり、さ
らに改善する必要があった。
線照射により表面に損傷を受け易く、本来光沢のあるポ
リカーボネート樹脂の表面に極めて細かい多数のひび割
れによって曇りが生じる。このため、ポリカーボネート
樹脂の表面保護のために、光安定剤を含有するカバー層
が共押し出しにより成形された、該カバー層がコア層の
表面に存在する樹脂成形物が、例えば特開昭59−10
1360号公報で提案されているが、樹脂が着色してし
まう問題があった。さらに、特開平1−165419号
公報に記載の発明では、ベンゾトリアゾール系光安定剤
をカバー層に含む共押出しされたポリカーボネート樹脂
成形物が記載されているが、光安定剤を多量に含有させ
て、成形品を300℃以上と極めて高い温度で成形加工
する際には、樹脂が着色してしまう問題があった。英国
特許2290745号公報に記載の発明では、トリアジ
ン系光安定剤をカバー層に含む共押出しされたポリカー
ボネート樹脂成形物が記載されているが、樹脂成分への
相溶性が悪いため十分な耐候性は得られなかった。
加工等による着色性が改善された、コア層及びカバー層
が共押出しにより成形されたポリカーボネート樹脂成形
物を提供することにある。
を重ねた結果、コア層及びカバー層が共押出しにより成
形されたポリカーボネート樹脂成形物において、該カバ
ー層に特定の構造をもつトリアジン系紫外線吸収剤を添
加したポリカーボネート系樹脂成形物が、上記目的を達
成し得ることを知見した。
で、熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂からなるコア
層及び該コア層の少なくとも片面に存在する熱可塑性芳
香族ポリカーボネート樹脂からなるカバー層が共押出し
により成形されたポリカーボネート樹脂成形物におい
て、上記カバー層が、熱可塑性芳香族ポリカーボネート
樹脂100重量部に対して、下記〔化5〕(前記〔化
1〕と同じ)の一般式(1)で表されるトリアジン系光
安定剤を0.1〜25重量部を添加した樹脂組成物から
なる、ポリカーボネート樹脂成形物を提供するものであ
る。
2 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、n
は1〜20の整数を示す)
樹脂成形物をその好ましい実施形態に基づいて詳細に説
明する。
ーボネート樹脂は、好ましくはビスフェノールの高分子
炭酸エステルである。ここで用いられるビスフェノール
としては、例えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
タン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(以下、 「ビスフェノール−A」という)2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、
4,4−ビス(ヒドロキシフェニル)ヘプタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジ
ブロモフェニル)プロパン等のようなビスフェノール;
ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(3,
5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル等の
ような2価のフェノールエーテル;p、p’−ジヒドロ
キシジフェニル、3,3’−ジクロロ−4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル等のようなジヒドロキシジフェニ
ル;ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン等のようなジヒドロキシアリールスルホン;1,4−
ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベンゼン、1,4−ジ
ヒドロキシ−3−メチルベンゼン等のジヒドキシベンゼ
ン;レゾルシノール、ハイドロキノン、ハロゲン及びア
ルキル置換ジヒドロキシベンゼン、並びにビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(3,5−ジブ
ロモ−4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド等のよう
なジヒドロキシフェニルスルホキシドである。また、上
記以外の種々のビスフェノール、トリスフェノールもま
た上記ポリカーボネート樹脂を得るため用いられる。さ
らに、上記ポリカーボネート樹脂を調製するために、上
記に例示したビスフェノール等の混合物を用いることも
できる。
は、例えば、2価フェノールとカーボネート前駆物質を
反応させて調製される。カーボネート前駆物質として
は、ハロゲン化カルボニル、カーボネートエステル又は
ハロホルメートが用いられる。上記ハロゲン化カルボニ
ルの例としては、臭化カルボニル、塩化カルボニル及び
これらの混合物が挙げられる。また、上記カーボネート
エステルの例としては、ジフェニルカーボネート、ジ
(クロロフェニル)カーボネート、ジ(トリルカーボネ
ート、ジナフチルカーボネート及びこれらの混合物が挙
げられる。また、上記ハロホルメートの例としては、ハ
イドロキノンビスクロロホルメート等の2価フェノール
ハロホルメート及びエチレングリコールハロホルメート
等のグリコールハロホルメートが挙げられる。これらの
うち、ホスゲンとして知られる、塩化カルボニルが特に
好適である。
は、分子量調整剤及び酸受容体を用いて調整される。上
記分子量調整剤としては、フェノール、シクロヘキサノ
ール、メタノール、p−第三ブチルフェノール、p−ブ
ロモフェノール等でが挙げられ、好ましくはp−第三ブ
チルフェノールが用いられる。上記酸受容体としては、
有機又は無機の酸受容体があり、有機の酸受容体として
は、ピリジン、トリエチルアミン、ジメチルアニリン等
が挙げられ、無機の酸受容体としては、アルカリ又はア
ルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩若しくは
燐酸塩が挙げられる。
(2)で表される光安定剤において、R 1 で示されるア
ルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、第2ブチル、第3ブチ
ル、ペンチル、第2ペンチル、第3ペンチル、ヘキシ
ル、イソヘキシル、ヘプチル、1−エチルペンチル、オ
クチル、イソオクチル、1,1,3,3−テトラメチル
ブチル、ノニル、デシル、イソデシル、ウンデシル、ド
デシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘ
キサデシル、ヘプタデシル等が挙げられる。
光安定剤において、R2 で示されるアルキル基として
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、第2ブチル、第3ブチル等が挙げられ
る。
おいて、nは1〜20の整数であるが、好ましくは、n
は1〜10の整数である。
るトリアジン系光安定剤としては、より具体的には下記
化合物No.1〜No.8等が挙げられる。
光安定剤の合成方法は特に限定されるものではなく、通
常用いられるトリアリールトリアジン化合物の合成方法
の何れを用いても良い。例えば化合物No.1は、2−
(2−ヒドロキシ−4−(2’−ヒドロキシエトキシ)
−4,6−ジ−(2,4−ジフェニル)トリアジンをエ
ステル化することで目的物が得られる。
上記熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂からなるコア
層と、該コア層の少なくとも片面に存在する上記熱可塑
性芳香族ポリカーボネート樹脂からなるカバー層が共押
出しにより成形されたポリカーボネート樹脂の成形物で
ある。
予め必要とされる添加剤を配合して可塑化された熱可塑
性芳香族ポリカーボネート樹脂が、1台以上の押出し機
を用いて、コア層及びカバー層として圧入されて240
℃〜400℃で共押出しされる。コア層及びカバー層は
どちらも熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂であるた
め、2つの層は等しい伸長性を持つので、応力下にもカ
バー層内での増大したクラック形成は生じず、押出し後
の接着性も良い。
ート樹脂には、必要に応じて、前記一般式(1)で表さ
れるトリアジン系光安定剤、前記一般式(2)で表され
るベンゾトリアゾール系光安定剤、前記式(3)で表さ
れる亜リン酸エステル化合物、前記式(4)で表される
フェノール系化合物、通常使用される添加剤、例えば、
他の光安定剤、熱安定剤、酸化防止剤、充填剤、顔料、
帯電防止剤等を添加することができる。
の用途では2mm〜10mmの厚さを有する。通常コア
層は平らに成形されるが、波型やドーム型に湾曲されて
いてもよく、又は他の方法で三次元的に成形されていて
もよい。さらにコア層は1個以上の中空室を含有してい
てもよい。
面に被覆されて存在し、且つ該コア層と共押出しにより
形成されたもので、上記熱可塑性芳香族ポリカーボネー
ト樹脂に、前記一般式(1)で表されるトリアジン系光
安定剤を添加した樹脂組成物からなるものである。
光安定剤の添加量は、カバー層における熱可塑性芳香族
ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、0.1〜
25重量部、好ましくは0.5〜15重量部である。
1重量部未満では上記ポリカーボネート樹脂の耐候性や
着色性に対して充分な効果が得られず、逆に25重量部
を超えて添加してもブリード等の問題があり、それ以上
の効果は期待できない。
く、さらに好ましくは20〜50μmである。5μmよ
り薄い厚さの場合は、カバー層としての効果が得られ
ず、100μmを超えての厚さの場合はコア層に対して
カバー層が厚すぎて、必要以上の添加剤を配合すること
になり、却って不経済である。
酸化防止剤、光安定剤、充填剤、顔料、帯電防止剤等を
添加することができる。
のとしては、本発明の前記一般式(1)で表される光安
定剤以外の光安定剤、ホスファイト系、フェノール系、
イオウ系等の酸化防止剤、ヒンダードアミン系の光安定
剤等が挙げられる。
る光安定剤以外の光安定剤としては、例えば、2,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−第三ブチル−
4' −(2−メタクロイルオキシエトキシエトキシ)ベ
ンゾフェノン、5,5' −メチレンビス(2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン)等の2−ヒドロキシ
ベンゾフェノン類;2−(2−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ
−5−第三オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ第三ブチルフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキ
シ−3−第三ブチル−5−メチルフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3−ド
デシル−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−C7 〜9 混
合アルコキシカルボニルエチルフェニル)トリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジクミルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2,2' −メチレンビス(4
−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリルフェノー
ル)、2−(2−ヒドロキシ−3−第三ブチル−5−カ
ルボキシフェニル)ベンゾトリアゾールのポリエチレン
グリコールエステル等の2−(2−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール類;2−(2−ヒドロキシ−4
−ヘキシロキシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,
3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−メト
キシフェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−ト
リアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクトキシフェ
ニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−(2−ヒドロキシ−4−
アクリロイルオキシエトキシフェニル)−4,6−ビス
(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン等の2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−
トリアジン類;フェニルサリシレート、レゾルシノール
モノベンゾエート、2,4−ジ第三ブチルフェニル−
3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、
2,4−ジ第三アミルフェニル−3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシル−3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のベン
ゾエート類;エチル−α−シアノ−β,β−ジフェニル
アクリレート、メチル−2−シアノ−3−メチル−3−
(p−メトキシフェニル)アクリレート等のシアノアク
リレート類等が挙げられる。特に、2,2’−メチレン
ビス(4−第三オクチル−6−ベンゾトリアゾリルフェ
ノール)は、本発明で用いられるトリアジン系光安定剤
と相乗効果を奏するので好ましい。
ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、0.1〜
25重量部、好ましくは0.5〜15重量部である。
では上記ポリカーボネート樹脂の耐候性や着色性に対し
て充分な効果が得られず、逆に25重量部を超えて添加
してもブリード等の問題があり、それ以上の効果は期待
できない。
亜リン酸エステル化合物としては、例えば、トリフェニ
ルホスファイト、トリス(2,4−ジ第三ブチルフェニ
ル)ホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファ
イト、トリス(ジノニルフェニル)ホスファイト、トリ
ス(モノ、ジ混合ノニルフェニル)ホスファイト、ビス
(2−第三ブチル−4,6−ジメチルフェニル)・エチ
ルホスファイト、ジフェニルアシッドホスファイト、
2,2' −メチレンビス(4,6−ジ第三ブチルフェニ
ル)オクチルホスファイト、ジフェニルデシルホスファ
イト、フェニルジイソデシルホスファイト、トリブチル
ホスファイト、トリス(2−エチルヘキシル)ホスファ
イト、トリデシルホスファイト、トリラウリルホスファ
イト、ジブチルアシッドホスファイト、ジラウリルアシ
ッドホスファイト、トリラウリルトリチオホスファイ
ト、ビス(ネオペンチルグリコール)・1,4−シクロ
ヘキサンジメチルジホスフィト、ビス(2,4−ジ第三
ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイ
ト、ビス(2,6−ジ第三ブチル−4−メチルフェニ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ジステアリ
ルペンタエリスリトールジホスファイト、フェニル−
4,4' −イソプロピリデンジフェノール・ペンタエリ
スリトールジホスファイト、テトラ(C12−15混合アル
キル)−4,4' −イソプロピリデンジフェニルホスフ
ァイト、ビス[ 2,2’−メチレンビス( 4,6−ジア
ミルフェニル)]・イソプロピリデンジフェニルホスファ
イト、水素化−4,4' −イソプロピリデンジフェノー
ルポリホスファイト、ビス( オクチルフェニル) ・ビス
[ 4,4' −n―ブチリデンビス( 2−第三ブチル−5
−メチルフェノール)]・1,6−ヘキサンジオール・ジ
ホスファイト、テトラトリデシル・4,4' −ブチリデ
ンビス( 2−第三ブチル−5−メチルフェノール) ジホ
スファイト、ヘキサ(トリデシル)・1,1,3−トリ
ス(2−メチル−5−第三ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)ブタン・トリホスホナイト、9,10−ジハイド
ロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−10
−オキサイド、2−ブチル−2−エチルプロパンジオー
ル・2,4,6−トリ第三ブチルフェノールモノホスフ
ァイト等が挙げられる。これらの中で、ビス(2,6−
ジ第三ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト
ールジホスファイトは、本発明で用いられるトリアジン
系光安定剤と併せて用いると相乗効果をもたらすため好
ましい。
ェノール系化合物としては、例えば、2,6−ジ第三ブ
チル−p −クレゾール、2,6−ジフェニル−4−オク
タデシロキシフェノール、ステアリル(3,5−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ジ
ステアリル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ホスホネート、トリデシル・3,5−ジ第三ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルチオアセテート、チオジ
エチレンビス[(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート]、4,4' −チオビス
(6−第三ブチル−m−クレゾール)、2−オクチルチ
オ−4,6−ジ(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シフェノキシ)−s−トリアジン、2,2' −メチレン
ビス(4−メチル−6−第三ブチルフェノール)、ビス
[ 3,3−ビス(4−ヒドロキシ−3−第三ブチルフェ
ニル)ブチリックアシッド] グリコールエステル、4,
4'−ブチリデンビス(4,6−ジ第三ブチルフェノー
ル)、2,2' −エチリデンビス(4,6−ジ第三ブチ
ルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4
−ヒドロキシ−5−第三ブチルフェニル)ブタン、ビス
[ 2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−ヒドロキシ
−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フェニル] テ
レフタレート、1,3,5−トリス(2,6−ジメチル
−3−ヒドロキシ−4−第三ブチルベンジル)イソシア
ヌレート、1,3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、1,
3,5−トリス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シベンジル)−2,4,6−トリメチルベンゼン、1,
3,5−トリス[ (3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニルオキシエチル] イソシアヌ
レート、テトラキス[ メチレン−3−(3,5−ジ第三
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メ
タン、2−第三ブチル−4−メチル−6−(2−アクロ
イルオキシ−3−第三ブチル−5−メチルベンジル)フ
ェノール、3,9−ビス[ 2−(3−第三ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルヒドロシンナモイルオキシ)−
1,1−ジメチルエチル] −2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ[ 5.5] ウンデカン] 、トリエチレング
リコールビス[ β−(3−第三ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)プロピオネート] 、2−t−ブ
チル−6−(3’−t−ブチル−5’−メチル−2’−
ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニルアクリレー
ト、2,4−ジ−t―アミル−6−〔(3,5−ジ−t
−アミル−2−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニル
アクリレート、2,2’−エチリデンビス(4−sec
−ブチル−6−ブチルフェノール)等が挙げられる。こ
れらの中で、テトラキス[ メチレン−3−(3,5−ジ
第三ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト] メタンは本発明で用いられる光安定剤と相乗効果を
もたらすため好ましい。
ル系化合物の添加量は、熱可塑性芳香族ポリカーボネー
ト樹脂100重量部に対して、0.001〜5重量部、
好ましくは0.01〜1重量部である。
ル系化合物の添加量が0.001重量部未満では上記ポ
リカーボネート樹脂の耐候性や着色性に対して充分な効
果が得られず、逆に5重量部を超えて添加してもブリー
ド等の問題があり、それ以上の効果は期待できない。
ば、チオジプロピオン酸のジラウリル、ジミリスチル、
ミリスチルステアリル、ジステアリルエステル等のジア
ルキルチオジプロピオネート類及びペンタエリスリトー
ルテトラ(β−ドデシルメルカプトプロピオネート)等
のポリオールのβ−アルキルメルカプトプロピオン酸エ
ステル類等が挙げられる。
は、例えば、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジルステアレート、1,2,2,6,6−ペンタメチ
ル−4−ピペリジルステアレート、2,2,6,6−テ
トラメチル−4−ピペリジルベンゾエート、ビス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケー
ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−N−オキシ
ル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1−オクトキシ−2,2,6,6−テトラメチル
−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,
3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレー
ト、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジル)・ビス(トリデシル)−1,2,3,4−ブタン
テトラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−
ペンタメチル−4−ピペリジル)・ビス(トリデシル)
−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、ビ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)−2−ブチル−2−(3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)マロネート、1−(2−ヒドロキ
シエチル)−2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジノール/コハク酸ジエチル重縮合物、1,6−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミ
ノ)ヘキサン/ジブロモエタン重縮合物、1,6−ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルアミ
ノ)ヘキサン/2,4−ジクロロ−6−モルホリノ−s
−トリアジン重縮合物、1,6−ビス(2,2,6,6
−テトラメチル−4−ピペリジルアミノ)ヘキサン/
2,4−ジクロロ−6−第三オクチルアミノ−s−トリ
アジン重縮合物、1,5,8,12−テトラキス[ 2,
4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−
6−イル] −1,5,8,12−テトラアザドデカン、
1,5,8,12−テトラキス[ 2,4−ビス(N−ブ
チル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−
ピペリジル)アミノ)−s−トリアジン−6−イル] −
1,5,8,12−テトラアザドデカン、1,6,11
−トリス[ 2,4−ビス(N−ブチル−N−(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)アミノ−s−
トリアジン−6−イルアミノ] ウンデカン、1,6,1
1−トリス[ 2,4−ビス(N−ブチル−N−(1,
2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミ
ノ−s−トリアジン−6−イルアミノ] ウンデカン、
3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリス(2,
2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジルオキシカル
ボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}エチル〕−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウン
デカン、3,9−ビス〔1,1−ジメチル−2−{トリ
ス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ルオキシカルボニルオキシ)ブチルカルボニルオキシ}
エチル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
〔5.5〕ウンデカン等が挙げられる。
適宜食品包装容器、自動車内外装材、各種精密機械等の
各種成形品、建材等の用途に用いられる。
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるのでは
ない。
シン酸フェニル33g(0.14モル)をエタノール1
95gに溶解し、ナトリウムメチラート28重量%溶液
58g(0.3モル)を添加し、撹拌しながらこのこの
反応混合物を78℃に加熱し、メタノールを留去した。
脱メタノール終了後、78℃で20時間撹拌し、5℃に
冷却して濾過して固形物を得た。得られた固形物をメタ
ノール、水で洗浄して淡黄色結晶18.4g(収率3
7.7%)を得た。
ニル)−4,6−ジフェニル−s−トリアジン17.0
g(0.05モル)に2−ブロモエタノール94.8g
(0.75モル)とジメチルホルムアミドを85g加
え、85℃で48%NaOH水溶液29.2g(0.3
5モル)を滴下、85℃で10時間反応後、冷却して濃
塩酸で中和して析出物を濾別した後、水洗、乾燥して、
2−ヒドロキシ−4−(2−ヒドロキシエチルオキシ)
フェニル−4,6−ジフェニル−s−トリアジン(以
下、HETrという)15.4g(収率80%)を得
た。得られたHETr15g(0.039モル)にオク
チル酸6.8g(0.047モル)、キシレン45g、
p−トルエンスルホン酸0.6gを加え、140℃で1
0時間還流した。水洗後、キシレン/メタノール(1:
3)溶媒から再結晶して融点109℃の淡黄色固体1
6.9g(収率85%)を得た。
ト(プロトン数、帰属)は、0.8−2.5(15H,
オクチル基)、4.2−4.6(4H,−OCH2 CH
2 O−)、6.5−6.8(2H,Ar−H(Ar−O
に隣接))、7.4−7.8(6H,Ar−H(Ar−
Hに隣接))、8.4−8.8(5H,Ar−H(Ar
−Tに隣接:Tはトリアジン))13.5(1H,−O
H(水素結合性))であった。また、赤外吸収スペクト
ルは、3300−3500cm-1、2800−3200
cm-1、1720cm-1、1630cm-1、1590c
m-1、1530cm-1、1440cm-1、1420cm
-1、1370cm-1、1350cm-1、1260c
m-1、1180cm-1に吸収ピークを示した。
を主とするトリアジン系光安定剤の混合物の合成 オートクレーブ中に2−(2’,4’−ジヒドロキシフ
ェニル)−4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジ
ン34.1gと水酸化ナトリウム0.4g及び溶媒とし
て無水のジグリム300mlを加え、窒素雰囲気下、1
20℃に昇温して、エチレンオキサイド27g(6mo
l相当)を2〜3気圧の圧力に保持して5時間反応し
た。反応後、氷冷下200mlの0.1N塩酸溶液に注
ぎ、中和し、生成した付加物が73%を中心とする、そ
の他に4〜8mol付加物体を含む混合物であった。上
記白色粉末30gとオクチル酸7.2gとp−トルエン
スルホン酸0.5g及びキシレン200mlを加え、還
流下5時間脱水反応を行ない、反応終了後水洗し溶媒を
留去して34gのガラス状固体を得た。上記で得られた
混合物の中で50%以上含有する化合物は前記式〔化1
3〕に示す化合物No.8である。
ン中、30℃)のビスフェノールAポリカーボネート粉
末をコア層物質とする。また、固有粘度0.57(ジオ
キサン中、30℃)のビスフェノールAポリカーボネー
ト粉末に対し、試料化合物として、前記一般式(1)で
表されるトリアジン系光安定剤である化合物No.1を
10重量%添加し、押出し機中で280℃、80rpm
で混和し、押出し物を粒状化した。これをカバー層物質
とする。コア層物質及びカバー層物質を280℃で同時
押出しし、押出し後すぐ対応する表面同士を接触させる
ことにより、厚さ2mm(コア層)+50μm(カバー
層)の試験片を作成した。上記試験片を用い、ASTM
D 1925に従い黄色度を測定し、そのYIを反射
法にて求め、着色性を評価した。さらに、この試験片を
用いて、サンシャインウェザーメーター(雨あり)によ
る1000時間紫外線照射後のΔYIを反射法にて測定
し、耐候性を評価した。それらの結果を表1に示す。
ぞれ化合物No.2〜No.6に変えた以外は実施例1
と同様に試験片を作成し、同様の評価を行った。それら
の結果を表1に示す。
定剤)を配合せずに実施例1と同様にポリカーボネート
樹脂の共押出し試験片を作成し、同様の評価を行った。
それらの結果を表1に示す。
化合物(光安定剤)を下記比較化合物No.1(比較例
2)、比較化合物No.2(比較例3)に変更した以外
は実施例1と同様に試験片を作成し、同様の評価を行っ
た。それらの結果を表1に示す。
施例1と同様の方法で厚さ2mm(コア層)+50μm
(カバー層)の試験片を作成した。但し、配合する試料
化合物及びその配合量は表2及び表3に示す通りとし
た。上記試験片を用い、ASTM D 1925に従い
黄色度を測定し、そのYIを透過法にて求め、着色性を
評価した。さらに、この試験片を用いて、サンシャイン
ウェザーメーター(雨あり)による1000時間紫外線
照射後のΔYIを透過法にて測定し、耐候性を評価し
た。それらの結果を表2(実施例)及び表3(比較例)
に示す。
特定構造をもつトリアジン系光安定剤を使用した場合
(実施例1〜15)は、ポリカーボネート樹脂の外観を
損なうことなく着色性と耐候性が同時に改良されること
が確認できた。これに対し、エステル構造を持たないト
リアジン系光安定剤を使用した場合(比較例1及び5)
は、加工直後の着色性及び耐候性が実施例に比べて問題
があった。さらに、エステル構造は持つが、置換基の数
が違うトリアジン系光安定剤を使用した場合(比較例3
及び6)も、加工直後の着色性及び耐候性に問題があっ
た。また、本発明における特定構造をもつトリアジン系
光安定剤と他のベンゾトリアゾール系光安定剤(LA−
31)、亜リン酸エステル化合物(PEP−36)、フ
ェノール系化合物(AO−60)を特定割合で併用添加
することにより、耐候性に関して相乗効果が確認でき
た。
光安定剤をポリカーボネート樹脂に含有させた場合(実
施例)は、従来知られていたトリアジン系光安定剤を用
いた場合(比較例)と比較して、高温加工による着色性
及び耐候性において顕著に優れることが明らかである。
は、高温加工等による着色性及び耐候性が改善されたも
のである。
0)
2 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、n
は1〜20の整数を示す)
Claims (5)
- 【請求項1】 熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂か
らなるコア層及び該コア層の少なくとも片面に存在する
熱可塑性芳香族ポリカーボネート樹脂からなるカバー層
が共押出しにより成形されたポリカーボネート樹脂成形
物において、上記カバー層が、熱可塑性芳香族ポリカー
ボネート樹脂100重量部に対して、下記〔化1〕の一
般式(1)で表されるトリアジン系光安定剤を0.1〜
25重量部を添加した樹脂組成物からなる、ポリカーボ
ネート樹脂成形物。 【化1】 (式中、R1 は炭素数1〜17のアルキル基を示し、R
2 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、n
は1〜20の整数を示す) - 【請求項2】 上記カバー層の厚さが、5〜100μm
である請求項1記載のポリカーボネート樹脂成形物。 - 【請求項3】上記カバー層に用いられる熱可塑性芳香族
ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、下記一般
式(2)で表されるベンゾトリアゾール系光安定剤を
0.1〜10重量部含有する請求項1又は2記載のポリ
カーボネート樹脂成形物。 【化2】 (式中、R1 及びR2 は上記と同じ) - 【請求項4】上記カバー層に用いられる熱可塑性芳香族
ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、下記化学
式(3)で表される亜リン酸化合物を0.001〜5重
量部含有する請求項1、2又は3記載のポリカーボネー
ト樹脂成形物。 【化3】 - 【請求項5】上記カバー層に用いられる熱可塑性芳香族
ポリカーボネート樹脂100重量部に対して、下記化学
式(4)で表されるフェノール系化合物を0.001〜
5重量部含有する請求項1〜4のいずれかに記載のポリ
カーボネート樹脂成形物。 【化4】
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28603999A JP4259697B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-10-06 | ポリカーボネート樹脂成形物 |
US09/515,901 US6333114B1 (en) | 1999-03-02 | 2000-02-29 | Polycarbonate resin coextruded article |
KR1020000010370A KR100591273B1 (ko) | 1999-03-02 | 2000-03-02 | 폴리카보네이트 수지 성형물 |
DE60000205T DE60000205T2 (de) | 1999-03-02 | 2000-03-02 | Koextrudierter Gegenstand aus aromatischem Polycarbonatharz |
ES00104408T ES2174781T3 (es) | 1999-03-02 | 2000-03-02 | Articulo coextruido de resina de policarbonato. |
EP20000104408 EP1033243B1 (en) | 1999-03-02 | 2000-03-02 | Aromatic polycarbonate resin coextruded article |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5471899 | 1999-03-02 | ||
JP11-54718 | 1999-03-02 | ||
JP28603999A JP4259697B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-10-06 | ポリカーボネート樹脂成形物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000313051A true JP2000313051A (ja) | 2000-11-14 |
JP4259697B2 JP4259697B2 (ja) | 2009-04-30 |
Family
ID=26395522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28603999A Expired - Fee Related JP4259697B2 (ja) | 1999-03-02 | 1999-10-06 | ポリカーボネート樹脂成形物 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6333114B1 (ja) |
EP (1) | EP1033243B1 (ja) |
JP (1) | JP4259697B2 (ja) |
KR (1) | KR100591273B1 (ja) |
DE (1) | DE60000205T2 (ja) |
ES (1) | ES2174781T3 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002038027A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Asahi Denka Kogyo Kk | 難燃性合成樹脂組成物 |
JP2002155199A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂組成物 |
JP2005319774A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-11-17 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 耐候性に優れたポリカーボネート樹脂積層体及びその製造方法 |
US7125920B2 (en) | 2001-04-06 | 2006-10-24 | Asahi Denka Kogyo K.K. | Ultraviolet absorber for synthetic resin and synthetic resin composition containing the same |
JP2009185291A (ja) * | 2009-02-18 | 2009-08-20 | Adeka Corp | 耐熱性の改善された紫外線吸収剤組成物及びこれを含有してなる合成樹脂組成物 |
WO2011108594A1 (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-09 | 三菱化学株式会社 | 積層体 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100469995B1 (ko) * | 2002-05-20 | 2005-02-05 | 안국약품 주식회사 | 천식치료제를 함유한 매트릭스형 패취 |
CA2524704A1 (en) * | 2003-05-26 | 2004-12-02 | Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. | Highly compatible and non-migratory polymeric uv-absorber |
DE102005017023A1 (de) * | 2005-04-13 | 2006-10-19 | Bayer Materialscience Ag | UV-stabilisierte Polycarbonatformkörper |
US8642176B2 (en) * | 2007-06-19 | 2014-02-04 | Sabic Innovative Plastics Ip B.V. | Plastic laminates and methods for making the same |
US20080318053A1 (en) * | 2007-06-19 | 2008-12-25 | General Electric Company | Plastic Laminates and Methods for Making the Same |
EP2243627B1 (en) * | 2008-02-13 | 2013-09-18 | Teijin Chemicals, Ltd. | Polycarbonate resin layered sheet |
DE102008048204A1 (de) * | 2008-09-20 | 2010-04-01 | Bayer Materialscience Ag | Spannungsrissbeständige und verzugsarme Zweikomponenten-Formteile enthaltend Talk |
DE102008048201A1 (de) * | 2008-09-20 | 2010-04-01 | Bayer Materialscience Ag | Spannungsrissbeständige und verzugsarme Zweikomponenten-Formteile enthaltend isotropen Füllstoff |
DE102008048202A1 (de) * | 2008-09-20 | 2010-04-01 | Bayer Materialscience Ag | Spannungsrissbeständige und verzugsarme Zweikomponenten-Formteile enthaltend plättchen- oder schuppförmigen anorganischen Füllstoff ausgenommen Talk |
JP5675647B2 (ja) | 2009-01-19 | 2015-02-25 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 有機黒色顔料およびその製造 |
CN103747957A (zh) * | 2011-06-17 | 2014-04-23 | 嘉洛斯控股有限公司 | 聚合材料 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE8233007U1 (de) | 1982-11-25 | 1983-03-24 | Röhm GmbH, 6100 Darmstadt | Polycarbonat-kunststofftafel |
DE3739765A1 (de) | 1987-11-24 | 1989-06-08 | Bayer Ag | Beschichtete formkoerper und ein verfahren zu ihrer herstellung |
TW222292B (ja) | 1991-02-21 | 1994-04-11 | Ciba Geigy Ag | |
GB2290745A (en) | 1994-07-01 | 1996-01-10 | Ciba Geigy Ag | Coextruded stabilised laminated thermolastics |
US6004678A (en) | 1996-08-16 | 1999-12-21 | General Electric Company | Low plate out polycarbonate compositions |
JP4014184B2 (ja) | 1997-10-13 | 2007-11-28 | 株式会社Adeka | 高分子材料組成物 |
-
1999
- 1999-10-06 JP JP28603999A patent/JP4259697B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-02-29 US US09/515,901 patent/US6333114B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-02 DE DE60000205T patent/DE60000205T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-02 EP EP20000104408 patent/EP1033243B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-02 KR KR1020000010370A patent/KR100591273B1/ko active IP Right Grant
- 2000-03-02 ES ES00104408T patent/ES2174781T3/es not_active Expired - Lifetime
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002038027A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Asahi Denka Kogyo Kk | 難燃性合成樹脂組成物 |
JP4488604B2 (ja) * | 2000-07-26 | 2010-06-23 | 株式会社Adeka | 難燃性合成樹脂組成物 |
JP2002155199A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂組成物 |
US7125920B2 (en) | 2001-04-06 | 2006-10-24 | Asahi Denka Kogyo K.K. | Ultraviolet absorber for synthetic resin and synthetic resin composition containing the same |
KR100803888B1 (ko) * | 2001-04-06 | 2008-02-14 | 가부시키가이샤 아데카 | 합성 수지용 자외선 흡수제 및 이것을 함유하여 된 합성수지 조성물 |
JP2005319774A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-11-17 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 耐候性に優れたポリカーボネート樹脂積層体及びその製造方法 |
JP4639876B2 (ja) * | 2004-04-07 | 2011-02-23 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 耐候性に優れたポリカーボネート樹脂積層体及びその製造方法 |
JP2009185291A (ja) * | 2009-02-18 | 2009-08-20 | Adeka Corp | 耐熱性の改善された紫外線吸収剤組成物及びこれを含有してなる合成樹脂組成物 |
WO2010095502A1 (ja) * | 2009-02-18 | 2010-08-26 | 株式会社Adeka | 耐熱性の改善された紫外線吸収剤組成物及びこれを含有してなる合成樹脂組成物 |
US8287778B2 (en) | 2009-02-18 | 2012-10-16 | Adeka Corporation | Ultraviolet absorber composition with improved heat resistance and synthetic resin composition containing the same |
TWI471315B (zh) * | 2009-02-18 | 2015-02-01 | Adeka Corp | An ultraviolet absorber composition having improved heat resistance and a synthetic resin composition containing the same |
WO2011108594A1 (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-09 | 三菱化学株式会社 | 積層体 |
CN102762380A (zh) * | 2010-03-03 | 2012-10-31 | 三菱化学株式会社 | 层积体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1033243A1 (en) | 2000-09-06 |
ES2174781T3 (es) | 2002-11-16 |
KR100591273B1 (ko) | 2006-06-19 |
DE60000205D1 (de) | 2002-07-18 |
EP1033243B1 (en) | 2002-06-12 |
DE60000205T2 (de) | 2002-11-07 |
KR20010006728A (ko) | 2001-01-26 |
JP4259697B2 (ja) | 2009-04-30 |
US6333114B1 (en) | 2001-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000313051A (ja) | ポリカーボネート樹脂成形物 | |
EP1290079B1 (en) | Carbonate polymer compositions comprising low volatile uv absorbers | |
CA1159994A (en) | Uv stabilized polycarbonate resins | |
EP0878508A2 (en) | Color and hydrolytic stabilization of polycarbonate resins | |
US6500887B1 (en) | Polymeric material composition | |
EP3231794A1 (en) | New triazine compound and synthetic resin composition obtained using same | |
EP0320658A1 (en) | Polycarbonate composition containing phosphites | |
JPH10120894A (ja) | プレートアウトの少ないポリカーボネート組成物 | |
JP4243893B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂成形物 | |
EP1287072B1 (en) | Carbonate polymer compositions comprising low volatile uv absorbing compounds | |
US6350847B1 (en) | Polycarbonate resin composition and products of sheet forming thereof | |
JPH11181304A (ja) | 高分子材料組成物 | |
JP4488604B2 (ja) | 難燃性合成樹脂組成物 | |
JPH1017337A (ja) | 合わせガラス用中間膜 | |
JP2731601B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JPH1180563A (ja) | 合成樹脂組成物 | |
JPH0711075A (ja) | シンジオタクチックポリプロピレン組成物 | |
JP2000264977A (ja) | ポリカーボネート樹脂成形物 | |
JP3178856B2 (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JPH059370A (ja) | 分岐ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JPH1017557A (ja) | トリアジン系化合物、それからなる紫外線吸収剤及びそれを含む高分子材料組成物 | |
KR20220161299A (ko) | 유리섬유 함유 난연성 폴리카보네이트 수지 조성물 및 성형체 | |
JP2001081302A (ja) | 芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 | |
JPH08217924A (ja) | ポリオレフィン樹脂組成物 | |
JPH1060188A (ja) | ポリオレフィン樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060906 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090203 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090203 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4259697 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |