JP2000312444A - 車両用電源供給制御装置 - Google Patents

車両用電源供給制御装置

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JP2000312444A
JP2000312444A JP11118534A JP11853499A JP2000312444A JP 2000312444 A JP2000312444 A JP 2000312444A JP 11118534 A JP11118534 A JP 11118534A JP 11853499 A JP11853499 A JP 11853499A JP 2000312444 A JP2000312444 A JP 2000312444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の電源を備える車両用電源供
給制御装置に関し、一の電源が故障した場合にも他の電
源を用いて各電気機器に所要の電気エネルギーを供給す
ることが可能な車両用電源供給制御装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 車両用電源供給制御装置は、高電圧VH
を発生する第1バッテリ12、及び、低電圧VL を発生
する第2バッテリ14を備える。第1バッテリ12は電
源切替リレー34を介して主電源ライン36に接続され
る。DC−DCコンバータ30は、第2バッテリ14の
低電圧VL を高電圧VH に昇圧する。第1バッテリ12
及び第2バッテリ14の残存容量に応じて電源切替リレ
ー34を切り替えて、第1バッテリ12の電力又はDC
ーDCコンバータ30により昇圧された電力を主電源ラ
イン36に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用電源供給制
御装置に係り、特に、複数の電源を用いて車載用電気機
器に電源を供給する車両用電源供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平10−3369
15号公報に開示される電源供給装置が公知である。こ
の電源供給装置は、複数のバッテリセルから構成された
バッテリと、バッテリから電気機器にバッテリ電圧を供
給する主電力供給ラインと、一部のバッテリセルからバ
ッテリ電圧よりも小さな第2の電圧を取り出して電気機
器に供給する補助電力供給ラインとを備えている。第2
の電圧は、各電気機器を作動させるうえで十分な値に設
定されている。また、主電力供給ラインと補助電力供給
ラインとは電気的に互いに独立に構成されている。従っ
て、上記従来の電源供給装置によれば、電気機器の短絡
等により主電力供給ラインの電圧が異常低下した場合に
も、補助電力供給ラインから供給する電力により各電気
機器を作動させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の電源供給装置は、主電力供給ラインの異常に対応すべ
く、補助電力供給ラインから電力供給を行うものであ
る。しかしながら、補助電力供給ラインにも主電力供給
ラインと同じバッテリから電力が供給されるため、バッ
テリ自体が故障した場合には、補助電力供給ラインによ
って各電気機器に電力を供給することができなくなる。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、複数の電源を備え、一の電源が故障した場合にも
各車載用電気機器に所要の電力を供給することが可能な
車両用電源供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、互いに独立した複数の電源から各電源
に対応する車載用電気機器へ電気エネルギーを供給する
車両用電源供給制御装置において、一の電源から第1の
所定の車載用電気機器へ第1の電気エネルギーを供給す
る第1の系統と、他の電源から第2の所定の車載用電気
機器へ第2の電気エネルギーを供給する第2の系統と、
前記第2の電気エネルギーを前記第1の電気エネルギー
に変換して前記第1の系統に供給する変換供給手段と、
を備える車両用電源供給制御装置により達成される。
【0006】請求項1記載の発明において、変換供給手
段は、第2の系統の第2の電気エネルギーを第1の電気
エネルギーに変換して第1の系統に供給する。このた
め、第1の系統が故障しても、他の電源を用いて第1の
所定機器に第1の電気エネルギーを供給することができ
る。なお、車両用電気機器には、電動ブレーキ装置、液
圧ブレーキ用電動ポンプ、電動ステアリング装置、エア
コン用コンプレッサ、パワーウインドウ用モータ、ワイ
パ用モータ、エアサスペンション用電動ポンプ、電気自
動車用駆動モータ、自動変速装置、灯火、パワーステア
リング用液圧ポンプ、各種の電動オイルポンプ、カーオ
ーディオ、熱線ヒータ、電動シート用モータ等が含まれ
る。
【0007】この場合、請求項2に記載する如く、請求
項1記載の車載用電源供給制御装置において、前記一の
電源及び前記他の電源のそれぞれの電気エネルギー残存
量を検出する残存エネルギー検出手段と、各電源の電気
エネルギー残存量に基づいて前記一の電源又は前記変換
供給手段の何れか一方を選択して前記第1の系統へ接続
する電源選択手段と、を更に備えることとしてもよい。
【0008】請求項2記載の発明において、電源選択手
段は、各電源の電気エネルギー残存量に基づいて一の電
源又は変換供給手段の何れか一方を選択して第1の系統
へ接続する。上記の如く、変換供給手段は第2の系統の
電気エネルギーを第1の電気エネルギーに変換する。こ
のため、各電源の電気エネルギー残存量に応じて、一の
電源及び他の電源のうち使用される電源が選択されるこ
とになる。従って、本発明によれば、一方の電源が過度
に消耗することが防止される。
【0009】また、請求項3に記載する如く、請求項1
記載の車両用電源供給制御装置において、前記第1の系
統の故障を検出又は予測する故障検出手段を備え、前記
第1の系統の故障が検出又は予測された場合にのみ前記
エネルギー変換供給手段を作動させることとしてもよ
い。
【0010】請求項3記載の発明において、第1の系統
の故障が検出又は予測された場合にのみエネルギー変換
供給手段が作動させられる。このため、変換供給手段が
不必要に作動することが防止される。また、請求項4に
記載する如く、前記一の電源は前記他の電源より高電圧
であることとしてもよい。
【0011】また、請求項5に記載する如く、前記第1
の所定の車載用電気機器は電動モータであることとして
もよい。この場合、請求項6に記載する如く、前記電動
モータは、各車輪に設けられた電動ブレーキ装置を駆動
するアクチュエータであることとしてもよい。また、請
求項7に記載する如く、前記電動モータは前輪側の電動
ブレーキ装置を駆動するアクチュエータであることとし
てもよい。
【0012】この場合、請求項8に記載する如く、前記
前輪側の電動ブレーキ装置は、パーキングブレーキ装置
として機能し得ることとしてもよい。また、請求項9に
記載する如く、請求項1記載の車両用電源供給制御装置
において、前記他の電源の電気エネルギー残存量を検出
する残存エネルギー検出手段と、前記他の電源の電気エ
ネルギー残存量に基づいて、前記変換供給手段による前
記第1の電気エネルギーの供給先を限定する電源供給先
限定手段と、を備えることとしてもよい。
【0013】請求項9記載の発明において、電源供給先
限定手段は、他の電源の電気エネルギー残存量に基づい
て、変換供給手段から第1の電気エネルギーを供給する
車載用電気機器を限定する。従って、第1の系統の故障
時に、他の電源の電気エネルギーを確保しつつ、車両性
能の低下が抑制できる。なお、請求項9記載の車両用電
源供給制御装置において、前記電源供給先限定手段は、
前記第1の電気エネルギーの供給先を車両走行に必要な
電気機器に限定することとしてもよい。この場合、第1
の系統の故障時に、他の電源の電気エネルギーを確保し
つつ、車両走行が可能な状態を維持できる。
【0014】また、好ましくは、車両走行に必要な車載
用電気機器は、ブレーキ装置、電動ステアリング装置、
エンジン、オートマチックトランスミッション装置、及
び灯火のうち少なくとも1つを含む。また、好ましく
は、請求項9記載の車両用電源供給制御装置において、
前記電源供給先限定手段は、更に、車両の走行状態に基
づいて前記第1の電気エネルギーの供給先を限定する。
【0015】更に、好ましくは、請求項9記載の車両用
電源供給制御装置において、前記電源供給先限定手段
は、車両の走行状態に基づいて前記第1の電気エネルギ
ーの供給量を制御することとしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例である車
両用電源供給制御装置のシステム構成図である。図1に
示す如く、本実施例の電源供給制御装置は、電動ブレー
キ装置100、電動ステアリング用モータ150、エン
ジン152、自動変速装置154、保安用灯火156、
エアコン・コンプレッサ用モータ158、パワーウイン
ドウ用モータ160、ワイパ用モータ162、及びアク
セサリ装置164(カーラジオ、室内燈等)等の車載用
電気機器への電源供給を行う。
【0017】本実施例の電源供給制御装置は、電源EC
U10を備えている。電源ECU10は電源供給制御装
置の動作を制御する。電源供給制御装置は、また、第1
バッテリ12及び第2バッテリ14を備えている。第1
バッテリ12は規格電圧が高電圧VH (例えば36ボル
ト)である高圧バッテリであり、また、第2バッテリ1
4は規格電圧が低電圧VL (例えば12ボルト)である
標準的な車載用バッテリである。第1バッテリ12及び
第2バッテリ14の正極端子は、それぞれ、第1電源ラ
イン16及び第2電源ライン18に接続されている。
【0018】第1電源ライン16と接地ラインとの間に
は、オルタネータ20及び電圧センサ22が並列に接続
されている。同様に、第2電源ライン18と接地ライン
との間には、オルタネータ26及び電圧センサ28が並
列に接続されている。また、第1電源ライン16及び第
2電源ライン18には、それぞれ、電流センサ24,3
0が設けられている。オルタネータ20,26は、それ
ぞれ、エンジンの回転を動力源として発電した電力によ
り第1バッテリ12及び第2バッテリ14を充電する。
また、電圧センサ22,28は、それぞれ、第1電源ラ
イン16及び第2電源ライン18の電圧に応じた信号を
電源ECU10に向けて出力する。更に、電流センサ2
4,30は、それぞれ、第1電源ライン16及び第2電
源ライン18を流れる電流に応じた信号を電源ECU1
0に向けて出力する。電源ECU110は、電圧センサ
22,28及び電流センサ24,30の出力信号に基づ
いて、各電源ラインの電圧及び電流を検出する。
【0019】第2電源ライン18には、DC−DCコン
バータ30が接続されている。DC−DCコンバータ3
0は第2電源ライン18の電圧(つまり低電圧VL )を
第1電源ライン16と同じ高電圧VH に昇圧して第3電
源ライン32へ出力する。第1電源ライン16及び第3
電源ライン32は、電源切替リレー34に接続されてい
る。電源切替リレー34には、また、主電源ライン36
が接続されている。電源切替リレー34は、常態では主
電源ライン36を第1電源ライン16に接続し、電源E
CU10からオン信号が供給された場合に主電源ライン
36を第3電源ライン32に接続する。
【0020】上記した車載用電気機器のうち、電動ブレ
ーキ装置100、電動ステアリング用モータ150、エ
ンジン152、自動変速装置154は、主電源ライン3
6に直接接続されている。電動ブレーキ装置100は、
更に、第2電源ライン18にも接続されている。また、
エアコン・コンプレッサ用モータ158、パワーウイン
ドウ用モータ160、及びワイパ用モータ162は、そ
れぞれ、電源電源リレー38,40,42を介して主電
源ライン36に接続されている。電源リレー38,4
0,42は、常態では導通状態に維持され、電源ECU
10からオン信号が供給されることにより遮断状態とな
る開閉リレーである。また、アクセサリ装置164は第
2電源ライン18に接続されている。
【0021】図2は、電動ブレーキ装置100の構成図
である。電動ブレーキ装置100はブレーキECU10
2により制御される。図2に示す如く、電動ブレーキ装
置100は、左右前輪FL,FRにそれぞれ設けられた
ディスクブレーキ装置104、及び、左右後輪RL,R
Rにそれぞれ設けられたドラムブレーキ装置106を備
えている。
【0022】ディスクブレーキ装置104は、ブレーキ
モータ108、及び、車輪と共に回転するディスクロー
タ110を備えており、ブレーキモータ108をアクチ
ュエータとして減速機構(図示せず)を介してパッド
(図示せず)をディスクロータ110に押圧することに
より制動力を発生させる。また、ドラムブレーキ装置1
06は、ブレーキモータ112、車輪と共に回転するド
ラム114、及びドラム114の内側に設けられたブレ
ーキシュー116を備えており、ブレーキモータ112
をアクチュエータとしてブレーキシュー116をドラム
114の内周面に押圧することにより制動力を発生させ
る。
【0023】なお、ドラムブレーキ装置106において
は、セルフサーボ効果によりモータトルクに対して大き
な制動力を発生できるのに対して、ディスクブレーキ装
置104ではセルフサーボ効果は得られない。そこで、
本実施例では、ドラムブレーキ装置106のブレーキモ
ータ112については、規格電圧が低電圧VL であるD
Cモータを用い、一方、ディスクブレーキ装置104の
ブレーキモータ108については、大きなトルクを得る
べく規格電圧が高電圧VH であるDCモータを用いるこ
ととしている。なお、モータの低コスト化を図るうえで
はブラシ式モータを用いることが有利であるが、電源電
圧が高くなるとブラシの損耗が大きくなるためブラシ式
モータを用いることは困難である。そこで、ブレーキモ
ータ108としてはDCブラシレスモータを用い、ブレ
ーキモータ112としては低コスト化を図るべくブラシ
式DCモータを用いることとしている。
【0024】また、上述の如く、ブレーキモータ108
とパッドとの間に減速機構が設けられていることで、パ
ッドをディスクロータ110に押圧することにより制動
力を発生させた後、ブレーキモータ108への駆動電流
の供給を遮断しても、ブレーキモータ108の保持トル
クにより十分な制動力を保持することが可能である。こ
のため、後述するように、ディスクブレーキ装置104
をパーキングブレーキ装置として機能させることができ
る。
【0025】ブレーキモータ108は第1ドライバ11
8に接続されている。第1ドライバ118は、その近傍
に設けられた電源切替リレー130に接続されている。
電源切替リレー130には、また、主電源ライン36及
び補助電源ライン132が接続されている。電源切替リ
レー130は、常態では、第1ドライバ118を主電源
ライン36に接続し、ブレーキECU102からオン信
号が供給された場合に、第1ドライバ118を補助電源
ライン132に接続する。補助電源ライン132は、D
C−DCコンバータ134を介して第2電源ライン18
に接続されている。DC−DCコンバータ134は、第
2電源ライン18の低電圧VL を高電圧VH に昇圧して
補助電源ライン132へ供給する。第1ドライバ118
は、主電源ライン36又は補助電源ライン132の高電
圧VH を電源電圧として、ブレーキECU102から供
給される制御信号に応じてブレーキモータ108を駆動
する。
【0026】また、ブレーキモータ112は第2ドライ
バ120に接続されている。第2ドライバ120は第2
電源ライン18に接続されており、低電圧VL を電源電
圧として、ブレーキECU102から供給される制御信
号に応じてブレーキモータ112を駆動する。ブレーキ
ECU102は主電源ライン36及び補助電源ライン1
32に接続されており、高電圧VH を電源電圧として作
動する。ブレーキECU102には、ペダルストローク
センサ122及びパーキングブレーキスイッチ124が
接続されている。
【0027】ペダルストロークセンサ122は、ブレー
キペダル126の近傍に設けられている。ブレーキペダ
ル126にはストロークシミュレータ128が連結され
ている。ストロークシミュレータ128は、ブレーキペ
ダル126に付与される踏力に応じたペダルストローク
を発生させる。ペダルストロークセンサ122は、ブレ
ーキペダル126のストローク量に応じた信号をブレー
キECU102に向けて出力する。ブレーキECU10
2は、ペダルストロークセンサ122の出力信号に基づ
いてブレーキ操作量を検出し、ブレーキ操作量に応じた
制動力を発生させるべく第1ドライバ118及び第2ド
ライバ120に制御信号を供給する。
【0028】電動ブレーキ装置100において、ブレー
キECU102は第1ドライバ118への供給電圧を監
視しており、その値が所定値以下に低下すると、電源切
替リレー130にオン信号を供給することにより第1ド
ライバ118を補助電源ライン132に接続する。この
場合、電源切替リレー130が第1ドライバ118の近
傍に設けられていることで、主電源ライン36の失陥時
に、確実に補助電源ライン132から第1ドライバ11
8へ高電圧VH を供給することが可能とされている。ま
た、上記の如く、ブレーキECU102は、主電源ライ
ン36及び補助電源ライン132に接続され、これらの
双方から高電圧VH が供給される。従って、上記の構成
によれば、例えば主電源ライン36の失陥により第1ド
ライバ118への供給電圧が低下した場合にも、補助電
源ライン132の高電圧VH を電源電圧として、ディス
クブレーキ装置104により確実に制動力を発生させる
ことができる。
【0029】パーキングブレーキスイッチ124は、パ
ーキングブレーキ操作レバー130の近傍に設けられて
おり、パーキングブレーキ操作レバー130が操作され
た場合にオン信号をブレーキECU102に向けて出力
する。ブレーキECU102は、パーキングブレーキス
イッチ124からオン信号が出力されると、ディスクブ
レーキ装置104のブレーキモータ108を所定量だけ
駆動することにより車両の停止状態を保持するのに必要
な制動力を発生させる。上述の如く、ディスクブレーキ
装置104は、ブレーキモータ108への通電が停止さ
れた後も制動力を保持し得るように構成されている。従
って、イグニッションスイッチがオフされた状態でも制
動力が保持されることで、ディスクブレーキ装置104
によりパーキングブレーキ装置としての機能が実現され
る。
【0030】なお、手動式パーキングブレーキの場合に
は、ワイヤを前輪まで配索することが困難であることか
ら、パーキングブレーキは後輪に設けられる。しかし、
パーキングブレーキが後輪に設けられると、車両走行中
にパーキングブレーキ操作が行われた場合に、車両の走
行安定性が低下する可能性がある。これに対して、本実
施例では、前輪のディスクブレーキ装置が104がパー
キングブレーキ装置として機能することで、車両走行中
にパーキングブレーキ操作が行われても良好な走行安定
性を維持することができる。
【0031】また、電動ブレーキ装置100において
は、ブレーキモータ108,112を保護するために各
モータへの連続通電量を制限することが必要である。本
実施例では、上述の如く、前輪側のディスクブレーキ装
置104がパーキングブレーキ装置として機能し得るよ
うに構成されている。このため、例えば、停車状態でブ
レーキペダル126が踏み続けられた場合に、各ブレー
キモータへの電流供給を停止し又は電流値を減少させる
ことによりブレーキモータ108,112の保護を図り
つつ、制動力を確保することが可能である。
【0032】ところで、第1バッテリ12及び第2バッ
テリ14の寿命の向上を図るうえでは、一方のバッテリ
が過度に消耗しないように、各バッテリの電気エネルギ
ーをなるべく均等に用いることが有効である。そこで、
本実施例では、第1バッテリ12及び第2バッテリ14
に残存している電気エネルギー量(以下、残存容量と称
す)を検出し、各バッテリの残存容量の比率に応じて、
残存容量が大きいバッテリからの電力が主電源ライン3
6に供給されるように電源切替リレー34を切り替え
る。
【0033】すなわち、電源ECU10は、第1バッテ
リ12の残存容量C1 と第2バッテリ14の残量容量C
2 とを比較し、残存容量C1 の残存容量C2 に対する比
率が所定の比率R0 より大きい場合には、第1電源ライ
ン16と主電源ライン36とを接続させることで、第1
バッテリ12からの電力を主電源ライン36に供給す
る。また、残存容量C1 の残存容量C2 に対する比率が
所定の比率R0 以下の場合は、第3電源ライン32と主
電源ライン36とを接続させることで、DC−DCコン
バータ30により高電圧VH に昇圧された第2バッテリ
14からの電力を主電源ライン36に供給する。
【0034】なお、バッテリの残存容量が小さくなる
と、それに応じて、電流消費に伴うバッテリの電圧降下
幅は大きくなる。そこで、本実施例では、第1電源ライ
ン16の電流値及び電圧値に基づいて第1バッテリ12
の残存容量C1 を検出すると共に、第2電源ライン18
の電流値及び電圧値に基づいて第2バッテリ14の残存
容量C2 を検出することとしている。ただし、第1バッ
テリ12及び第2バッテリ14にそれぞれバッテリ液の
比重を検出する比重センサを設け、バッテリ液の比重に
基づいて残存容量を検出することとしてもよい。
【0035】第1バッテリ12又は第2バッテリ14が
故障すると、故障したバッテリの残存容量は所定値以下
に低下する。本実施例では、かかる場合に、残留容量が
大きい方 (つまり、故障していない方)のバッテリか
ら主電源ライン36へ高電圧VH を確実に供給すること
ができる。また、第1バッテリ12及び第2のバッテリ
14が共に正常である場合には、残存容量が大きいバッ
テリから電力供給が行われることにより、第1バッテリ
12及び第2バッテリ14の一方が過度に消耗するのを
防止することができる。
【0036】また、上述の如く、電動ブレーキ装置10
0において、ブレーキECU102は主電源ライン36
の高電圧VH を電源電圧として作動する。従って、第1
バッテリ12の故障時にも、主電源ライン36に高電圧
H が供給されることにより、ブレーキECU102を
確実に作動させることできる。更に、電動ブレーキ装置
100において、前輪に設けられたディスクブレーキ装
置104は主電源ライン36又は補助電源ライン132
の高電圧VH を電源電圧として作動し、後輪に設けられ
たドラムブレーキ装置106は第2電源ライン18の低
電圧VL を電源電圧として作動する。従って、第1バッ
テリ12の故障時にも主電源ライン36に高電圧VH
供給されることで、ディスクブレーキ装置104により
前輪に制動力を発生することができると共に、後輪につ
いては第2電源ライン18の低電圧VL を電源電圧とし
てドラムブレーキ装置106により制動力を発生するこ
とができる。
【0037】また、第2バッテリ14の故障時には、第
1バッテリ12が正常である限り主電源ライン36に高
電圧VH が供給されるので、前輪側のディスクブレーキ
装置104は作動可能である。一般に、車両においては
前輪側への荷重配分が大きいことから、前輪側では後輪
側よりも大きな制動力を発生させることができる。従っ
て、第2バッテリ14の故障時には、ディスクブレーキ
装置104により前輪側に制動力を発生させることで車
両に必要な制動力を確保することができる。
【0038】このように、本実施例によれば、第1バッ
テリ12又は第2バッテリ14の何れか一方が故障した
場合にも、電動ブレーキ装置10により所要の制動力を
確保することができる。同様に、電動ステアリング用モ
ータ150、自動変速装置154、保安用灯火156、
エアコン・コンプレッサ用モータ158、パワーウイン
ドウ用モータ160、及びワイパ用モータ162につい
ても、第1バッテリ12が故障した場合に主電源ライン
36に高電圧VH が供給されることにより、これらの電
気機器に電力を供給することができる。
【0039】更に、上記の如く、第1バッテリ12の故
障時にもディスクブレーキ装置104により制動力を発
生させることができるので、ディスクブレーキ装置10
4が実現するパーキングブレーキ装置としての機能も、
第1バッテリ12の故障の有無にかかわらず確保され
る。この意味で、本実施例では、電動式パーキングブレ
ーキ装置についてもバッテリ故障に対する高いフェール
セーフ性が実現されていることになる。
【0040】ところで、第1バッテリ12の故障時に全
ての電気機器への電源供給が第2バッテリ14により行
われると、第2バッテリ14の容量が不足する可能性が
ある。一方、高電圧VH を電源電圧として作動する電気
機器のうち、電動ブレーキ装置100、電動ステアリン
グ用モータ150、エンジン152、自動変速装置15
4、及び保安用灯火156は車両を走行させるうえで必
要不可欠であるのに対して、エアコン・コンプレッサ用
モータ158、パワーウインドウ用モータ160、及び
ワイパ用モータ162は電源供給をしなくても走行に支
障がない。そこで、本実施例では、第1バッテリ12が
故障した状況下で、第2バッテリ14の残存容量C2
所定値C0を下回った場合、つまり、第2バッテリ14
のみで全ての電気機器への電源供給を行うには残存容量
2 が十分でない場合には、電源リレー38〜42をオ
ン(遮断)状態として主電源ライン36からモータ15
8〜162への電源供給を遮断することとしている。
【0041】以下、図3を参照して、本実施例において
電源ECU10が実行する具体的な処理の内容について
説明する。図3は、電源ECU10が実行するルーチン
のフローチャートである。図3に示すルーチンは所定の
時間間隔で繰り返し起動される。図3に示すルーチンが
起動されると、先ずステップ200の処理が実行され
る。
【0042】ステップ200では、第1電源ライン16
の電圧値及び電流値に基づいて第1バッテリ12の残存
容量C1 が検出されると共に、第2電源ライン18の電
圧値及び電流値に基づいて第2バッテリ14の残存容量
2 が検出される。ステップ202では、残存容量C1
の残存容量C2 に対する比率C1 /C2 が、所定の比率
0 よりも大きいか否かが判別される。その結果、C1
/C2 >R 0 が成立する場合は、次にステップ204の
処理が実行される。一方、ステップ202においてC1
/C2 >R0 が不成立であれば、次にステップ206の
処理が実行される。
【0043】ステップ204では、電源切替リレー34
をオフ状態とすることにより第1電源ライン16と主電
源ライン36とを接続する処理が実行される。ステップ
202の処理が終了すると、今回のルーチンは終了され
る。ステップ206では、電源切替リレー34をオン状
態とすることにより第3電源ライン18と主電源ライン
36とを接続する処理が実行される。
【0044】ステップ206に続くステップ208で
は、第1バッテリ12が故障しているか否かが判別され
る。具体的には、例えば、第1バッテリ12の残存容量
1 、又は、第1電源ライン16の電圧がそれぞれ所定
の故障判定値を下回っている場合に、第1バッテリ12
が故障していると判断される。ステップ208におい
て、第1バッテリ12が故障していなければ、以後の処
理は進められることなく今回のルーチンは終了される。
一方、ステップ208において第1バッテリ12が故障
している場合には、次にステップ210の処理が実行さ
れる。
【0045】ステップ210では、第2バッテリ14の
残存容量C2 が所定値C0未満であるか否かが判別され
る。その結果、C2 <C0が不成立であれば今回のルー
チンは終了される。一方、ステップ210においてC2
<C0が成立する場合は、次にステップ212の処理が
実行される。ステップ212では、電源リレー38,4
0,42をオン(遮断)状態とする処理が実行される。
かかる処理により、車両走行に不可欠でないエアコン・
コンプレッサ用モータ158、パワーウインドウ用モー
タ160,及びワイパ用モータ162への電源供給が遮
断される。ステップ212の処理が終了すると今回のル
ーチンは終了される。
【0046】上述の如く、本実施例では、第1バッテリ
12が故障した場合にも、DC−DCコンバータ30に
より昇圧された第2バッテリ14の電力が主電源ライン
36に供給されることで、高電圧VH を電源電圧として
作動する電気機器に電源供給を行うことができる。ま
た、第1バッテリ12が故障した状況下で第2バッテリ
14の残存容量C2 が所定値を下回った場合に、車両走
行に必要な電気機器(つまり、電動ブレーキ装置10
0、電動ステアリング用モータ150、エンジン15
2、自動変速装置154、保安用灯火156)に限定し
て主電源ライン36より電力を供給することで、第2バ
ッテリ14の過放電を防止しつつ、車両の走行が可能な
状態を確実に維持することができる。
【0047】なお、保安用灯火156のうち、ターンシ
グナルランプ及びストップランプ以外のランプ(ヘッド
ランプ等)は、夜間又はトンネル内走行時にのみ必要と
されるものである。従って、例えば車外の照度が所定値
以上である状況下で第1バッテリ12が故障し、かつ、
第2バッテリ14の残存容量C2 が所定値C0を下回っ
た場合には、ターンシグナルランプ及びストップランプ
以外のランプへの電源供給を遮断することとしてもよ
い。また、電動ステアリング装置は操舵時にのみ必要と
なる装置である。従って、第1バッテリ12が故障した
場合、直進走行時には、電動ステアリング用モータ15
0への電源供給を遮断することとしてもよい。
【0048】更に、車両の低速走行時には高速走行時に
比べて必要とされる制動力は小さいと考えられる。この
ため、第1バッテリ12が故障した場合、低速走行時に
は、主電源ライン36から電動ブレーキ装置100への
電流供給量を所定値以下に制限することとしてもよい。
このように、第1バッテリ12の故障時における主電源
ライン36からの電源供給先及び各機器への電力供給量
を、車両の走行状況に応じて変更することで、第2バッ
テリ14の消耗をより効果的に低減しつつ、車両の性能
低下を抑制することができる。
【0049】なお、上記実施例においては、DC−DC
コンバータ30を常時作動させ、第1バッテリ12及び
第2バッテリ14が共に正常である場合にも各バッテリ
の残存容量に応じてDC−DCコンバータ30により昇
圧された電力を主電源ライン36に供給するものとし
た。しかしながら、本発明はこれに限定されるものでは
なく、DC−DCコンバータ30を外部からの制御信号
に応じてオン・オフし得る構成とし、第1バッテリ12
が故障し、又は、故障が予測されると判断される場合
(例えば、第1バッテリ12の残存容量C1 が所定値を
下回った場合)にのみDC−DCコンバータ30を作動
させることとしてもよい。
【0050】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。本実施例のシステムは、上記図1に示す構成におい
て、電動ブレーキ装置100に代えて電動ブレーキ装置
300を用いると共に、電源ECU10に図3に示すル
ーチンを実行させることにより実現される。図4は、電
動ブレーキ装置300の構成図である。なお、図4にお
いて、上記図2と同様の構成部分については同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0051】図4に示す如く、電動ブレーキ装置300
においては、左右後輪にも前輪側のディスクブレーキ装
置104と同様の構成を有するディスクブレーキ装置3
02が設けられている。ディスクブレーキ装置302が
備えるブレーキモータ108は第2ドライバ304に接
続されている。第2ドライバ304は、その近傍に設け
られた電源切替リレー306に接続されている。電源切
替リレー306は、また、主電源ライン36及び補助電
源ライン132に接続されている。電源切替リレー30
6は、常態では第2ドライバ304を主電源ライン36
に接続し、ブレーキECU102からオン信号を供給さ
れると、第2ドライバ304を補助電源ライン132に
接続する。第2ドライバ304は、主電源ライン36又
は補助電源ライン132の高電圧VH を電源電圧とし
て、ブレーキECU102から供給される制御信号に応
じてブレーキモータ108を駆動する。
【0052】電動ブレーキ装置300においても、上記
電動ブレーキ装置100と同様に、ブレーキECU10
2は第1ドライバ118又は第2ドライバ304への供
給電圧の低下を検出すると、電源切替リレー130、3
06にオン信号を供給することにより、第1ドライバ1
30及び第2ドライバ304を補助電源ライン132に
接続する。このため、主電源ライン36の失陥により第
1ドライバ118又は第2ドライバ304への供給電圧
が低下した場合にも、ディスクブレーキ104、302
により全輪に制動力を発生させることができる。
【0053】なお、上記第1実施例で述べたように、前
輪側で制動力を発生できれば車両に必要な制動力を確保
することが可能である。従って、第1バッテリ12の故
障時に第2バッテリ14の消耗を抑制する観点から、第
2ドライバ304を主電源ライン36ではなく、第1電
源ライン16に直接接続することとしてもよい。あるい
は、主電源ライン36から第2ドライバ304へ至るラ
インにリレーを設け、第2バッテリ14の充電容量が所
定値を下回る場合には、このリレーにより第2ドライバ
304への電源供給を遮断することとしてもよい。
【0054】ところで、上記第1及び第2実施例では、
第1バッテリ12の故障に対応すべく第2バッテリ14
の低電圧VL を高電圧VH に昇圧して主電源ライン36
に供給するものとしたが、これに限らず、第1バッテリ
12の高電圧VH を低電圧V L に降圧して第2電源ライ
ン18に供給する手段を更に設けることとしてもよい。
この場合、第2バッテリ14の故障時にも第2電源ライ
ン18に低電圧VL を確保できるので、車両走行に必要
な電気機器への電源供給を第2電源ライン18から行う
ことが可能となる。
【0055】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図5は、本実施例の車両用電源供給制御装置のシス
テム構成図である。なお、図5において、図1と同様の
構成部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
また、図5において、電動ブレーキ装置、エンジン15
2、電動ステアリングモータ150以外の主電源ライン
36に接続される電気機器、及び、各電圧・電流センサ
については図示を省略している。
【0056】図5に示す如く、本実施例では、上記第1
実施例のオルタネータ20及び26に代えて、単一のオ
ルタネータ400が、第1バッテリ12と並列に設けら
れている。第1バッテリ12の正極端子は主電源ライン
36に直接接続されている。第1バッテリ12の正極端
子と第2バッテリ14の正極端子との間には、DC−D
Cコンバータ402が接続されている。DC−DCコン
バータ402はオルタネータ400が発する高電圧VH
を低電圧VL に降圧して第2バッテリ14へ供給する。
かかる構成によれば、高圧用のオルタネータ400によ
り第2バッテリ14の充電を行うことができる。なお、
高圧用のオルタネータ400に代えて低圧用のオルタネ
ータを第2バッテリ14と並列に設け、低圧用オルタネ
ータが発する低電圧VL を昇圧用のDC−DCコンバー
タにより高電圧VH に昇圧して第1バッテリ12を充電
することとしてもよい。
【0057】本実施例において、第3電源ライン32及
び主電源ライン36には、電源切替リレー404,40
6,408が接続されている。電源切替リレー404,
406,408は、それぞれ、電動ブレーキ装置41
0、エンジン152、電動ステアリング用モータ150
の近傍に設けられており、常態では電動ブレーキ装41
0、エンジン152、電動ステアリング用モータ150
をそれぞれ主電源ライン36に接続し、電源ECU10
からオン信号が供給された場合に、これらの機器を第3
電源ライン32に接続する。なお、電動ブレーキ装置4
10は、上記図4に示す電動ブレーキ装置300におい
て、DC−DCコンバータ134、補助電源ライン13
2、及び電源切替リレー130,306を省略し、主電
源ライン36を第1ドライバ118及び第2ドライバ3
04に直接接続した構成を有している。また、電動ブレ
ーキ装置410、エンジン152、電動ステアリング用
モータ150以外の電気機器については、主電源ライン
36に直接接続してもよく、あるいは、電動ブレーキ装
置410等と同様に、電源切替リレーを介して主電源ラ
イン36及び第3電源ライン32に接続してもよい。
【0058】本実施例において、電源ECU10は、第
1バッテリ12の故障又は主電源ライン36の電圧低下
が検出された場合に、電源切替リレー404,406,
408にオン信号を供給することにより、電動ブレーキ
装置410、エンジン152、電動ステアリング用モー
タ150を第3電源ライン32に接続する。従って、本
実施例によれば、第1バッテリ12又は主電源ライン3
6の失陥時にも、これらの電気機器に第3電源ライン3
2の高電圧VH を供給することができる。また、本実施
例では、電源切替リレー404,406,408がそれ
ぞれ電動ブレーキ装置410エンジン152、電動ステ
アリング用モータ150の近傍に設けられているため、
各電気機器に近い部位で主電源ライン36に断線等の失
陥が生じた場合にも、これらの電気機器に高電圧VH
確実に供給することができる。
【0059】なお、上記各実施例においては、第1バッ
テリ12が特許請求の範囲に記載した「一の電源」に、
第2バッテリ14が特許請求の範囲に記載した「他の電
源」に、第1バッテリ12、第1電源ライン16、及び
主電源ライン36が特許請求の範囲に記載した「第1の
系統」に、第2バッテリ14及び第2電源ライン18が
特許請求の範囲に記載した「第2の系統」に、DC−D
Cコンバータ30が特許請求の範囲に記載した「変換供
給手段」に、それぞれ相当している。また、電源ECU
10が図3に示すルーチンのステップ200の処理を実
行することにより特許請求の範囲に記載した「残存エネ
ルギー検出手段」が、ステップ202,204,206
の処理を実行することにより特許請求の範囲に記載した
「電源選択手段」が、ステップ210及び212の処理
を実行することにより特許請求の範囲に記載した「電源
供給先限定手段」が、それぞれ実現されている。
【0060】ところで、上記各実施例では、電動ブレー
キ装置100,300,410により制動力を発生させ
るものとしたが、電動ブレーキ装置100,300,4
10に代えて液圧ブレーキ装置を設けた場合にも上記実
施例と同様の効果を得ることができる。すなわち、液圧
ブレーキ装置が有する電動液圧ポンプに対して主電力ラ
イン36から電力供給を行うことにより、第1バッテリ
12の故障時にも確実に制動力を発生させることができ
るのである。
【0061】
【発明の効果】上述の如く、請求項1及び3乃至5記載
の発明によれば、一の電源系統が故障した場合にも各車
載用電気機器へ所要の電気エネルギーを供給することが
できる。また、請求項2記載の発明によれば、何れの電
源系統にも故障が生じていない場合に、何れかの電源が
過度に消耗するのを防止することができる。
【0062】また、請求項6記載の発明によれば、一の
電源系統が故障した場合にも、制動力を発生することが
できる。また、請求項7記載の発明によれば、一の電源
系統が故障した場合にも、前輪側に制動力を発生するこ
とができる。また、請求項8記載の発明によれば、一の
電源系統が故障した場合にも、前輪側に制動力を発生す
ることができると共に、パーキングブレーキ装置として
の機能を維持することができる。
【0063】また、請求項9記載の発明によれば、電源
の消耗を低減しつつ、車両性能の低下を抑制することが
できる。更に、請求項10記載の発明によれば、電源の
消耗を低減しつつ、車両走行が可能な状態を維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用電源供給制御装
置のシステム構成図である。
【図2】本実施例のシステムが備える電動ブレーキ装置
の構成図である。
【図3】本実施例において電源ECUが実行するルーチ
ンのフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施例のシステムが備える電動ブ
レーキ装置の構成図である。
【図5】本発明の第3実施例である車両用電源供給制御
装置のシステム構成図である。
【符号の説明】
12 第1バッテリ 14 第2バッテリ 30 DC−DCコンバータ 34 電源切替リレー 100,300,406 電動ブレーキ装置 104,302 ディスクブレーキ装置 108 ブレーキモータ 150 電動ステアリング用モータ 152 エンジン 154 自動変速装置 156 保安用灯火 158 エアコン・コンプレッサ用モータ 160 パワーウインドウ用モータ 162 ワイパ用モータ 164 アクセサリ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 302 H02J 7/00 302C Fターム(参考) 3D049 BB02 CC07 HH47 HH48 HH51 KK18 PP02 RR11 5G003 BA04 CC02 DA02 DA17 DA18 EA06 GB03 5G015 GB06 HA03 JA05 JA47 JA58 JA59 KA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに独立した複数の電源から各電源に
    対応する車載用電気機器へ電気エネルギーを供給する車
    両用電源供給制御装置において、 一の電源から第1の所定の車載用電気機器へ第1の電気
    エネルギーを供給する第1の系統と、 他の電源から第2の所定の車載用電気機器へ第2の電気
    エネルギーを供給する第2の系統と、 前記第2の電気エネルギーを前記第1の電気エネルギー
    に変換して前記第1の系統に供給する変換供給手段と、
    を備えることを特徴とする車両用電源供給制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車載用電源供給制御装置
    において、 前記一の電源及び前記他の電源のそれぞれの電気エネル
    ギー残存量を検出する残存エネルギー検出手段と、 各電源の電気エネルギー残存量に基づいて前記一の電源
    又は前記変換供給手段の何れか一方を選択して前記第1
    の系統へ接続する電源選択手段と、を更に備えることを
    特徴とする車載用電源供給制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用電源供給制御装置
    において、 前記第1の系統の故障を検出又は予測する故障検出手段
    を備え、 前記第1の系統の故障が検出又は予測された場合にのみ
    前記エネルギー変換供給手段を作動させることを特徴と
    する車両用電源供給制御装置。
  4. 【請求項4】 前記一の電源は前記他の電源より高電圧
    であることを特徴とする請求項1記載の車両用電源供給
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の所定の車載用電気機器は電動
    モータであることを特徴とする請求項1記載の車両用電
    源供給制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電動モータは、各車輪に設けられた
    電動ブレーキ装置を駆動するアクチュエータであること
    を特徴とする請求項5記載の車両用電源供給制御装置。
  7. 【請求項7】 前記電動モータは前輪側の電動ブレーキ
    装置を駆動するアクチュエータであることを特徴とする
    請求項6記載の車両用電源供給装置。
  8. 【請求項8】 前記前輪側の電動ブレーキ装置は、パー
    キングブレーキ装置として機能し得ることを特徴とする
    請求項7記載の車両用電源供給制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の車両用電源供給制御装置
    において、 前記他の電源の電気エネルギー残存量を検出する残存エ
    ネルギー検出手段と、 前記他の電源の電気エネルギー残存量に基づいて、前記
    変換供給手段から前記第1の電気エネルギーを供給する
    車載用電気機器を限定する電源供給先限定手段と、を備
    えることを特徴とする車両用電源供給制御装置。
  10. 【請求項10】 前記電源供給先限定手段は、前記第1
    の電気エネルギーの供給先を車両走行に必要な電気機器
    に限定することを特徴とする請求項9記載の車両用電源
    供給制御装置。
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