JP2000311588A - ゲッター、ゲッターを有する気密容器および画像形成装置、ゲッターの製造方法 - Google Patents
ゲッター、ゲッターを有する気密容器および画像形成装置、ゲッターの製造方法Info
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Abstract
でき、プロセス上高温低真空状態を経験しても、十分な
特性が確保できようにする。 【解決手段】 表面に凹凸を有する、Zr又はZrを主
成分として含む下地面上にTi又はTiを主成分として
含む組成物が積層されてなるゲッター。
Description
学的に吸着することができるゲッターおよびその製造方
法に係わり、特に、ゲッターがその性能の劣化されやす
い雰囲気下においても、長時間にわたり性能の維持を可
能としたゲッターおよびその製造方法に関するものであ
る。
気圧以下の圧力に内部を保持する気密容器および画像形
成装置に係わり、特に、本発明の画像形成装置は、真空
容器内に、電子源と、該電子源から放出された電子線の
照射により画像を形成する画像形成部材とを備えた画像
形成装置に好適に用いられるものである。
に存在する残留ガスを、物理的および化学的に吸着する
ことのできる物質を、一般にゲッターと称する。
置する系内の真空を出来るだけ長い間保つために、ある
いは不活性ガス等の雰囲気での残留ガスの影響をなくす
ために、残留ガスの吸着スピードが大きく、かつ、その
吸着スピードを長く保つことのできる材料が望ましい。
Ba,Li,Al,Zr,Ti,Hf,Nb,Ta,T
h,Mo,およびVなどの金属単体あるいはこれら金属
単体から成る合金が知られている。
気中において、これらの金属単体、あるいは金属単体か
ら成る合金を加熱、蒸発させ、清浄な金属面を露出させ
て真空中の残留ガス成分を化学的に吸着するゲッターを
蒸発型ゲッターと呼び、一方で、真空中又は不活性ガス
等の雰囲気中で加熱することで表面に存在する酸化被膜
などを内部へ拡散させ、加熱するたびに最表面に金属面
を現わして真空中の残留ガスを吸着させるゲッターを非
蒸発型ゲッターと呼ぶ。
コニウム),Ti(チタン)を主成分とした金属単体、
あるいはこれら金属を含む合金より形成され、通常、ス
テンレス、ニクロムなどの基板にこれら金属あるいは合
金を成膜し、通電加熱等の手段で基板ごと加熱して、ゲ
ッター能力を発現させて使用する。例えば、100μm
程度の材料粉末をステンレス、ニクロムなどの基板に圧
延法等の方法で貼り付け、真空中で1000℃程度の温
度で焼成する形で製造される。これは、粉末を使用する
ことで反応表面積を多くとれるように、物理吸着と化学
吸着を効果的に行なうためである。
ター性能を発現させるためには、配置する雰囲気を真空
又は不活性ガス等の雰囲気とし、表面の酸化物を分解、
拡散するための加熱処理(活性化処理)を施すことで、
活性な表面を作り、ガス吸着に備える。
の手段で、Zr,Tiなどの単体金属の薄膜をステンレ
ス、ニクロムなどの基板に作成した場合には、大気曝露
と同時に成膜表面に非常に安定な酸化物を形成してしま
い、この酸化膜を拡散により除去して活性な表面を作る
には真空中で800〜900℃の高温に加熱する必要が
ある(Japan.J.Appl.Phys.Suppl.2,Pt.1,49,1974)。し
かも、活性化処理を施した後のこれら単体金属薄膜と、
真空中の残留ガスとの反応は、通常、200℃以上で起
こるため、室温付近ではほとんどゲッター性能を発揮し
ない。
との出来る非蒸発型ゲッター、加えて、活性化処理後に
室温付近の温度でもゲッターとしての機能を発現するゲ
ッター材料の開発が行なわれてきた。
開示されている84重量%Zr−16重量%Al合金の
ゲッター材料は、ZrとAlを溶融して得た合金塊を砕
いた粉末である(商品名:St−101 イタリア国S
AES社)。単体Zr粉末ではなく、Zr−Al合金粉
末を使用すれば、表面酸化膜を低温で拡散除去でき、従
って粒子同士の焼結を防ぎ、表面積を比較的維持した表
面構造を持つ。また、室温大気中で反応性の高いZrよ
りも、Zr−Al合金は安全性が高い。SAES社で
は、Zr−Alの重量比率をAl6〜37%の範囲で変
化させた合金を試作、そのゲッター特性を比較すること
で最も吸着能力の高い重量比率をZr84%−Al16
%としたことが示されている(Proc.4thInt.Symp.On Re
sidual Gases in Electron Tubes 221,1972)。しか
し、この合金の残留ガス吸着速度はそれほど大きくな
く、特に室温で多量のガスを排気するにはかなりの時間
を要する問題がある。この合金で十分な吸収速度を得る
ためには、活性化後の合金を300℃以上に加熱し、残
留ガスを吸着させなければならない。
ことで表面積の低下を防止するという観点から、特公昭
53−1141号公報にあるように、Zr,Ta,H
f,Nb,Ti,Th,Uなどの単体金属粉末とZr−
Al合金粉末を混合させたゲッター材料が開示されてい
るが、室温では十分な排気能力が認められない欠点を有
している。
はZr単体粉末とグラファイトパウダーを混合したゲッ
ターが開示されている。
粉末には、ゲッター能力が無いか、あっても十分ではな
く、粉末同士が焼結して表面積が低下しないことに主眼
が置かれている。そのため、合金粉末を添加する分ゲッ
ター能力が減退することになる。混合する合金粉末もゲ
ッター能力を持てば、表面積の低下を防ぎ、ゲッター能
力を損なうことが回避できる。
特許第4,312,669号に開示されているように、
Zr,V,Fe、あるいはZr,Ni,Feの三元合金
から成る非蒸発型ゲッター材料が開発されている。この
非蒸発型ゲッターは、Zr粉末と、それ自身ゲッター能
力を持つZr−V−Fe合金粉末、あるいはZr−Ni
−Fe合金粉末を混合して粉末同士の焼結を防ぐ。同時
に、Zr−V−Fe合金、あるいはZr−Ni−Fe合
金の高い反応性(吸着能力)のために、従来より低い温
度の活性化でもゲッター機能を発現するようになってい
る。
と、合成に手間がかかり、粉末化に困難を伴う合金粉末
を使用することは、好ましくない。また、混合粉末を固
定するために圧延法等により基材に貼り付け、さらに密
着させるため真空中で焼結することも、手間がかかり好
ましくない。また、活性化後、室温付近の低温でゲッタ
ー機能を発現するということは、ゲッターが反応しやす
い、つまりゲッターの劣化が早いということであり、使
用する環境によっては、所望の特性を必ずしも長時間維
持できない、という欠点があった。例えば、ゲッターを
配置した部材が、酸素、水分等を含む低真空雰囲気下
で、高温にしなければならないプロセスを経ると、必要
なときに必ずしも所望の特性を維持できない状況が考え
られる。
ついて説明する。
表示部材である蛍光体に照射し、蛍光体を発光させて画
像を表示する装置においては、電子源と画像表示部材と
を内包する真空容器の内部を高真空に保持しなくてはな
らない。それは、真空容器内部にガスが発生し、圧力が
上昇すると、その影響はガスの種類により異なるが、電
子源に悪影響を及ぼして電子放出量を低下させ、明るい
画像の表示ができなくなるためである。また、発生した
ガスが、電子ビームにより電離されてイオンとなり、こ
れが電子を加速するための電界により加速されて電子源
に衝突することで、電子源に損傷を与えることもある。
さらに、場合によっては、内部で放電を生じさせる場合
も有り、この場合は装置を破壊することもある。
材を組み合わせて、接合部をフリットガラス等により接
着して形成されており、いったん接合が完了した後の圧
力の維持は、真空容器内に設置されたゲッターによって
行われる。
置する系内の真空を出来るだけ長い間保つために、真空
中の残留ガスの吸着スピードが大きく、かつ、その吸着
スピードを長く保つことのできる材料が望ましい。
では、Baを主成分とする合金を、接合が完了した真空
容器内で通電あるいは高周波により加熱し、容器内壁に
蒸着膜を形成し、これにより内部で発生したガスを吸着
して高真空を維持している。このBaのように、真空中
で加熱することで蒸発させ、清浄な金属面をもって真空
中の残留ガスを吸着するゲッターを、一般に蒸発型ゲッ
ターと称する。
出素子を平面基板上に配置した電子源を利用した平板状
ディスプレイの開発が進められている。この場合、真空
容器の容積はCRTに比べ小さくなるのに対し、ガスを
放出する壁面の面積は減少せず、このためCRTと同程
度のガスの発生があった場合の容器内の圧力の上昇が大
きくなり、これによる電子源への影響は深刻となる。
空容器内部に電子源や蛍光体等の画像形成部材の配置さ
れていない壁面が十分にあって、この部分に上述のよう
な蒸発型ゲッター材を蒸着することができるが、平板状
ディスプレイの場合には、真空容器内面の面積の多く
を、電子源と画像形成部材が占めている。この部分に上
記のような蒸着型のゲッター膜が付着すると、配線のシ
ョートなどの悪影響が生ずるため、ゲッター膜を形成で
きる場所は電子源や画像形成部材の配置されていないと
ころに限定される。そして、平板状ディスプレイの大き
さがある程度大きくなると、ガス放出量と比較して十分
なゲッター蒸着膜の面積を確保することが困難となる。
積を確保するため、平板状ディスプレイにおいては図2
5(a)に示すように、外囲器内に対向配置された蛍光
体と電界放出素子との間の画像表示領域の外側、例えば
外周部にワイヤーゲッターを架張し、これにより外周部
の壁面にゲッター膜を蒸着して形成する方法(特開平5
−151916号公報)、図25(b)に示すようにフ
ェースプレートとリアプレートとの間の空間の側方に、
ゲッター膜を形成するためのゲッター材を有するゲッタ
ー室を付随させる方法(特開平4−289640号公報
等)、電子源基板と真空容器のリアプレートの間に空間
を設けて、ここにゲッター膜を形成する方法(特開平1
−235152号公報など)などが提案されている。
でのガス発生の問題には、上記のような問題のほか、局
所的に圧力が上昇しやすいという問題がある。電子源と
画像形成部材とを有する画像表示装置において、真空容
器内で、ガスを発生する部分は、おもに電子ビームによ
り照射される画像表示領域と、電子源それ自体とであ
る。
源は離れており、両者の間には真空容器内壁に形成され
たゲッター蒸着膜があるため、画像表示部材で発生した
ガスは、電子源に到達するまで広く拡散し、一部はゲッ
ター膜に吸着されて、電子源のところではそれほど極端
に圧力が高くならない。また、電子源自身の周りにもゲ
ッター膜があるため、電子源自体から放出されたガスに
よっても極端な局所的な圧力上昇は生じない。
は、画像表示部材と電子源が接近しているため、画像表
示部材から発生したガスは、十分拡散する前に電子源に
到達して局所的な圧力上昇をもたらす。特に、画像表示
領域の中央部では、ゲッター膜を形成した領域まで拡散
することができないため、周辺部に比べ局所的な圧力上
昇がより大きく現れるものと考えられる。発生したガス
は、電子源から放出された電子によりイオン化され、電
子源と画像表示部材との間に形成された電界によって加
速され、電子源に損傷を与えたり、放電を生じせしめて
電子源を破壊したりする場合がある。
有する平板状画像表示装置では、画像表示領域内にゲッ
ター材を配置して、画像表示領域内で発生したガスを即
座に吸着するようにした構成が開示されている。
は、電子ビームを引き出すゲート電極を有する電子源に
おいて、該ゲート電極をゲッター材で形成する方法が開
示されており、円錐状突起を陰極とする電界放出型の陰
極と、pn接合を有する半導体電子源が例示されてい
る。
は、カソード(陰極)群と真空容器のフェースプレート
との間に、電子ビームを制御するための電極(グリッ
ド)等を配置する構造の平板状ディスプレイにおいて、
この制御用電極上にゲッター材の膜を形成する方法が開
示されている。
は、画像表示部材(アノードプレート)上のストライプ
状の蛍光体同士の隙間にゲッター部材を形成したものが
開示されている。この例では、ゲッター材は、蛍光体お
よびそれと電気的に接続された導電体とは電気的に分離
されており、ゲッターに適当な電位を与えて電子源の放
出した電子を照射・加熱することで、ゲッターの活性化
を行なう、あるいはゲッターを通電加熱して活性化を行
なうものである。
構造と製造方法が簡単なものが、生産技術、製造コスト
等の観点から望ましいことは言うまでもない。電子源を
構成する電子放出素子の製造プロセスが、薄膜の積層と
簡単な加工で構成されているもの、あるいは、大型のも
のを製造する場合は、印刷法など真空装置を必要としな
い技術により製造できるものが求められる。
公報に開示された、ゲート電極をゲッター材により構成
した電子源は、円錐状の陰極チップの製造、あるいは半
導体の接合の製造などが真空装置中での煩雑な工程を要
し、また大型化するには製造装置による限界がある。
ように、電子源とフェースプレートの間に制御電極など
を設けた装置では、構造が複雑になり、製造工程でこれ
ら部材の位置合わせなど煩雑な工程が伴うことになる。
開示されたゲッター材をアノードプレート上に形成する
方法はゲッター材と蛍光体の間の電気的な絶縁を取るこ
とが必要で、精密な微細加工のために、フォトリソグラ
フィー技術によるパターニングを繰り返し行なって形成
される。このため、工程が煩雑となり、またフォトリソ
グラフィーに用いる装置の大きさなどから、製造できる
画像表示装置の大きさが制限される。
容易であるという上述の要求を満たしうる平板状ディス
プレイを構成する電子放出素子として、横型の電界放出
素子や、表面伝導型電子放出素子を挙げることができ
る。横型の電界放出型電子放出素子は、平面基板上に尖
った電子放出部を有する陰極(カソード)と、カソード
に高電界を印加するための陽極(ゲート)を対向させて
形成したもので、蒸着、スパッタ、めっき法などの薄膜
堆積法と、通常のフォトリソグラフィー技術により製造
できる。また、表面伝導型電子放出素子は、一部に高抵
抗部を有する導電性薄膜に電流を流すことにより電子が
放出されるもので、本出願人らによる出願、特開平7−
235255号公報にその一例が示されている。
4−12436号公報に開示されたような形状のゲート
電極や、特開昭63−181248号公報に開示された
ような制御電極を持たないため、これらと同様の手段で
画像表示領域内にゲッターを配置することはできず、こ
れまで、画像表示領域の外側にゲッターを配置してい
た。しかし、既に述べたように、平板状ディスプレイに
おいては、画像表示領域内で発生するガスを効率良く吸
着できない。
5号公報では、表面伝導型電子放出素子を用いた画像表
示装置の画像表示領域内にゲッターを配置することが開
示されている。しかし、ゲッター活性化用の新たな配線
が必要なため、製造工程が煩雑になったり、電子放出素
子近傍にゲッターを設けるため、配線や、電極との電気
的導通が懸念される。加えて、配線上のゲッターとして
使用する蒸発型Baゲッターはコンテナ中に格納された
ものを加熱して蒸発させることから、蒸発後コンテナが
残存してしまう上、Baゲッターの位置合わせも必要と
なる。
な特性を有するゲッターを実現する。
明の一つは以下のように構成される。
含む下地面上にゲッター層を有することを特徴とするゲ
ッター。
ター材を少なくとも含むものであると好適であり、ま
た、前記ゲッター層がTiを少なくとも含むものである
と好適である。また、前記ゲッター層は蒸発させた材料
が積層されたものであると好適である。蒸発の手段とし
ては、材料を加熱するものや、スパッタリング法のよう
に物理的エネルギーを用いるものがある。具体的には、
電子ビーム蒸着法やジェットプリンティング法やスパッ
タリング法を用いることができる。なおここでジェット
プリンティング法とは、材料を蒸発させ搬送気体と共に
搬送して被付与部に付与する方法のことである。
下のように構成される。
ッター層を有することを特徴とするゲッター。
ZrもしくはTiの少なくともいずれかを含むとよく、
前記ゲッター層はTiを少なくとも含むと好適である。
有するものであると好適である。
孔質であると好適である。
凸を有しており、前記ゲッター層の層厚は前記下地面の
凹凸の粗さよりも小さいと好適である。
下地面の組成物を溶射することで形成されたものである
と好適である。
下地面の組成物の粉末を接着物により基体に固定したも
のであると好適である。特に前記接着物は、シリコン原
子と酸素原子の結合による硬化物であるとよく、また、
前記接着物が液体状あるいはゲル状の接着剤を固化した
ものであるとよい。例えば具体的には、接着剤とゲッタ
ー材を少なくとも含む粉末とを混ぜ合わせてペースト状
にし、基体上に塗布し、焼成することで好適に下地面を
得ることができる。接着剤としてはラダー(梯子)型シリ
コーン系オリゴマーを有機溶剤に溶解したものを好適に
用いることができる。
持する気密容器であって、内部に上記各発明いずれかに
記載のゲッターを有することを特徴とする気密容器の発
明を含んでいる。
の照射により画像を形成する画像形成部材とを内部を大
気圧以下の圧力に保持する外囲器内に設けた画像形成装
置であって、前記外囲器内に上記各発明いずれかに記載
のゲッターを有することを特徴とする画像形成装置の発
明を含んでいる。
を有する物であると良い。電子放出素子としては冷陰極
素子を用いると好適である。特には表面伝導型放出素子
が好適である。
前記電子源と前記画像形成部材とはそれぞれ概略平面を
構成しており、互いに対向している構成において特に好
適に適用できる。
して以下の発明を含む。
含む下地面を形成する工程と、前記下地面上にゲッター
層を形成する工程とを有することを特徴とするゲッター
の製造方法。
して以下の発明を含む。
地面を形成する工程と、前記下地面上にゲッター層を形
成する工程とを有することを特徴とするゲッターの製造
方法。
て、下地面上にゲッター層を形成する工程の前に、前記
下地面が吸着する物質を含む雰囲気に前記下地面を暴露
すると好適である。これは下地面が吸着した物質が下地
面上にゲッター層を形成する際に作用してゲッター層の
状態を吸着に適した状態にするためだと思われる。特
に、前記下地面上にゲッター層を形成する工程を、該ゲ
ッター層を形成する材料を蒸発させて積層する工程にす
るとよい。なお、下地面が吸着する物質を含む雰囲気へ
の下地面の暴露は、例えば大気雰囲気に暴露することで
好適に達せられる。また該暴露工程は、下地面を形成す
る後に行うものには限らない。前記吸着する物質を含む
雰囲気中で下地面を形成するものであってもよい。
用いた表示装置,プラズマディスプレイ装置、蛍光表示
管等の画像形成装置の外囲器、あるいは真空管の外囲器
として用いることができる。電子放出素子を用いた表示
装置、蛍光表示管、真空管の場合には放出された電子が
蛍光体等の画像形成部材、アノードに到達できるよう
に、気密容器(外囲器)内を高真空とし、プラズマディ
スプレイ装置の場合には大気圧以下のNe,Xe等の放
電ガスを封入する点で差があるが、ともにゲッターが容
器内の不純ガスの吸着用として用いられる点で共通する
ので、本発明のゲッターが好適に用いられる。
入力信号に応じて電子放出素子から放出された電子を画
像形成部材に照射して画像を形成する態様をとることが
できる。特に、前記画像形成部材が蛍光体である画像表
示装置を構成することができる。
の列方向配線とでマトリクス配線された複数の冷陰極素
子を有する単純マトリクス状配置をとることができる。
また、並列に配置した複数の冷陰極素子の個々を両端で
接続した冷陰極素子の行を複数配し(行方向と呼ぶ)、
この配線と直交する方向(列方向と呼ぶ)に沿って、冷
陰極素子の上方に配した制御電極(グリッドとも呼ぶ)
により、冷陰極素子からの電子を制御するはしご状配置
をとることができる。
装置に限るものでなく、感光性ドラムと発光ダイオード
等で構成された光プリンタの発光ダイオード等の代替の
発光源として用いることもできる。またこの際、上述の
m本の行方向配線とn本の列方向配線を、適宜選択する
ことで、ライン状発光源だけでなく、2次元状の発光源
としても応用できる。この場合、画像形成部材として
は、以下の実施例で用いる蛍光体のような直接発光する
物質に限るものではなく、電子の帯電による潜像画像が
形成されるような部材を用いることもできる。
顕微鏡のように、電子源からの放出電子の被照射部材
が、蛍光体等の画像形成部材以外のものである場合につ
いても、本発明は適用できる。従って、本発明は被照射
部材を特定しない一般的電子線装置としての形態もとり
うる。
る具体的な課題の例を示す。
れている。例えば、平面型蛍光ランプ、ブラウン管、魔
法瓶、平板状画像形成装置等である。
合、その製造プロセスにおいて、ゲッター自身を高温で
大気圧または大気圧に近い真空度に長時間曝さなければ
ならない場合がある。
に対向するように配置された画像形成部材を有するガラ
ス板を貼り合わせて形成する画像形成装置では、貼り合
わせたガラス板内部の真空度を保つために、ゲッター材
料が配置される。この際、2枚のガラス板を接着するた
めに、通常、フリットガラスと呼ばれる軟ガラス材料が
接着剤として用いられる。このフリットガラスは、有機
物質からなるバインダー材料を含み、これら有機物質が
後工程で放出ガス源とならないために、酸素の存在する
雰囲気での加熱により、揮発させる必要がある。
は、前述した非蒸発型ゲッターにとって、ゲッター機能
を発現させる活性化(=加熱)と、ゲッターが残留ガス
(酸素、水等)を吸着する作用とが同時に起こることで
あり、ゲッターとしての性能が著しく減退する。
成分を焼き飛ばしたフリットガラスを用いる方法があ
る。しかし、バインダーを除いたために、フリットガラ
スの流動性がなくなり、接着時に応力が働いてガラスが
割れる場合がある。
士を貼り合わせ、フリットガラス中に含まれる有機成分
を揮発させながら、ガラス同士を貼り合わせる技術が開
発されている。
源と、これに対向して配置された画像形成部材との位置
合わせを真空中で行なうことは多大な困難を伴う。
されても、その吸着性能が劣化しにくいゲッターとし
て、Tiを含有する複数の非蒸発型ゲッターがSAES GET
TERS社より製造販売されている。これらのゲッターはフ
リッタブルゲッターと呼ばれ、大気中450℃で1時間
加熱しても著しい特性の劣化は引き起こさないことがSA
ES GETTERS社より謳われている。
のZrを主成分とする非蒸発型ゲッター粉末と、Ti粉
末とをニクロム板等の基体の上に圧延、焼結したもので
ある。このような製法で作製したゲッターでは、圧延時
にゲッターの比表面積が減少し、従って吸着速度を損な
うことになる。また、Zrを主成分とする非蒸発型ゲッ
ター粉末とTi粉末とを混合したものであるから、大気
(酸素)に対してTiよりも反応性の高いZr(あるい
はZrを主成分とする合金)が表面に存在し、酸素を含
む雰囲気での加熱で、表面のZrが無駄に劣化してしま
う欠点があった。
記されているような、Zrを主成分とする非蒸発型ゲッ
ターとTiH2 粉末とを電気泳動法によりニクロム板な
どの基体に付着させ焼結する製造方法も考案されてい
る。電気泳動という湿式で、ゲッター粉末を付着させる
方法は、圧延に比べて表面積を稼げ、吸着速度を損なわ
ない点では有効である。しかし、大気(酸素)に対して
Tiよりも反応性の高いZr(あるいはZrを主成分と
する合金)が表面にも多く存在し、酸素を含む雰囲気で
の加熱で、表面のZrが無駄に劣化してしまうことが考
えられる。また、電気泳動という湿式で、ゲッター粉末
を付着させる方法では、湿式すなわち液層に浸すことか
ら、この方法で作成されるゲッターをプロセス上適用で
きない場合も考えられる。
には、ゲッターを中心にサンドイッチ状に金属フィルタ
材をコーティングした3層構造のゲッターが開示されて
いる。しかし、金属フィルタ材の厚みが厚く、かつ、真
空あるいは不活性雰囲気下での500〜1000℃の焼
結を繰り返し行なう必要があることから、プロセス上適
用できない場合も考えられる。
比較して、吸着能力を持続でき、加えて、プロセス上高
温低真空状態を経験しても、十分な特性が確保できる非
蒸発型ゲッターの簡便な開発が要望されていた。
する課題について説明する。
く残留ガス分子を吸着できるような新たなゲッターの配
置方法として、画像表示領域内に、コンテナが不必要
で、かつ、位置合わせも不要な非蒸発型ゲッターを配置
することがあらたに提案されている。非蒸発型ゲッター
は、Baゲッター(蒸発型ゲッター)と異なり、画像形
成装置の接合後、真空中で蒸発させて使用する必要が無
く、その組成は一般にZrおよびZrを主成分とする合
金である。
る。非蒸発型ゲッターは、通電加熱などの手段によりゲ
ッターにエネルギーを与えることで、その表面を被覆し
ている金属酸化物、炭化物、窒化物などが、ゲッター内
部に拡散し、新たに金属面が表面に析出して、真空中の
残留ガスと反応できるようになり、真空度を維持するも
のである。金属表面を出す作業をゲッターの活性化とい
い、この作業によりゲッターが真空維持の機能を発現す
るようになる。これらのゲッターの機能を考えると、ガ
スと接触する表面積が大きい方が好ましく、金属表面の
酸化物、炭化物、窒化物など内部に拡散させて金属表面
を清浄にする仕組みより、ある程度の粒径を持った粉末
であることが好ましい。
して、真空中の残留ガスと反応して真空を維持する能力
に大差はないが、蒸発型は、対向する面に金属を蒸発さ
せて金属面の面積を稼ぐために、ゲッターと対向面との
間隔は比較的長いほうが望ましい。一方で、非蒸発型
に、そのような制限はない。また、非蒸発型は、表面に
残留ガスが吸着して吸着能力が飽和した後に、再度活性
化を施せば、表面の金属酸化物、炭化物、窒化物などが
再度内部に拡散して新たに金属面を析出させることが可
能であり、活性化が可能な範囲において繰り返し使用す
ることができる。なお、活性化が可能な範囲とは、ゲッ
ターを使用する環境に支配され、より高真空下で活性化
を行うほうが望ましい。
温度以上に加熱しさえすれば、非蒸発型ゲッターは活性
化されて吸着能力を持つようになり、画像表示領域内で
の放出ガスをも十分に吸着することができる。
する場所としては、電子放出に直接寄与しない部分、例
えば、電子放出素子を結ぶ配線上や、電極上、あるい
は、電子放出部以外で電気的導通(ショート)の心配の
不要な部分が考えられる。
配線等から絶縁されていれば、ゲッターを配置すること
ができる。
しての役割を考えると、外囲器内に可能な限り大面積を
占めるように配置することが、真空維持の点から好まし
いが、コストやプロセスの煩雑さを考慮すると、作製す
るパネルの大きさに準じて、画像表示領域内にのみ非蒸
発型ゲッターを設ける場合と、画像表示領域の周囲にの
み非蒸発型ゲッターを設ける場合と、画像表示領域内お
よびその周囲の双方に非蒸発型ゲッターを設ける場合が
考えられる。
は、外囲器を形成するプロセスにおいて、高温かつ低真
空を経る際にゲッターとしての能力を使い果たし、真空
容器を形成した後に吸着作用を発揮できないことがあ
る。例えば、ガラス同士をフリットガラス等により接合
する際に、溶融するフリットガラスより発生する有機バ
インダー成分など、高温プロセス中にガスが大量に発生
してゲッターとしての能力を浪費し、ゲッター排気速度
を長時間保つことができない場合があった。
間使用するに連れて、外囲器内で放出されるガスのため
にディスプレイとしての輝度が低下したり、場合によっ
ては、画素が破壊されて画像が表示できない部分が生じ
ることがあった。このような問題を鑑み、従来の非蒸発
型ゲッターを内包する画像形成装置においては、高温低
真空を経ても能力の劣化しないゲッターの開発が望まれ
てきた。
の形態を具体的に説明する。
ター合金(商品名:HS405日本ゲッターズ(株)製
の非蒸発型ゲッタパウダーを用いたもの)を走査型電子
顕微鏡(SEM)で観察した状態を模式的に示した図で
あり、図2(a)は平面図、図2(b)はその断面図で
ある。このゲッターはArプラズマを利用したプラズマ
溶射法にてニクロム基板上に成膜されているが、粒径約
20〜40μm程度の粒子が、ある程度の隙間を持ちな
がら存在している様子がわかる。
ゲッター合金に、電子ビーム蒸着法にてTiを成膜した
状態を模式的に示したのが図1である。図1(a)は平
面図、図1(b)はその断面図である。図2で見られた
粒子の周囲に成長するように、Tiが盛り上がっている
が、全体として図2の空隙は保っている。
ッターの性能(吸着特性)を測定した結果を任意面積当
たりに表したものである。本発明のゲッターは、その母
材であるZrを主成分とする非蒸発型ゲッター(HS4
05)のみの場合に比較して、傾きが緩やかであり、吸
着速度を長く保つこと、すなわち特性の劣化が少ないこ
とを示している。また、Zrを主成分とする非蒸発型ゲ
ッターとTiH2 粉末とを混合して作製した市販の非蒸
発型ゲッター(St−122)と比較しても、特性の劣
化が少ないことがわかる。
成膜したZrを主成分とする非蒸発型ゲッターにTiを
積層した場合に限らず、Zrを主成分とする非蒸発型ゲ
ッター粒子の焼結体にTiを積層した場合や、Zrを主
成分とする非蒸発型ゲッター粒子にTiをコーティング
した場合にも同様の結果が得られた。
クロム基板上のTi−Zr−V−Fe合金から成る非蒸
発型ゲッター(商品名:St−122、SAESゲッタ
ーズ社製)の表面に、第2の金属または合金層として、
真空蒸着法によりTiを積層した場合の、多層型非蒸発
型ゲッターの吸着特性を図3に併せて示す。第2層のT
iは、第1層に含まれるにもかかわらず、第1層のみの
場合に比べて吸着能力が高いことが分かる。
たHS405に、真空蒸着法によりTiを作成した非蒸
発型ゲッターを、敢えて酸素分圧の高い条件、すなわち
1.33Pa(1×10-2Torr)の雰囲気下で、4
50℃に加熱した後、その吸着能力を比較したものであ
る。図4よりわかるように、本発明のゲッターは、従来
のHS405よりも長く吸着速度を維持し、高い吸着量
を誇ることがわかる。
りも長時間にわたり高真空を維持でき、また、大気中で
加熱する工程を経ても、従来の非蒸発型ゲッターに比較
して特性の劣化が著しく少ないこと、および本発明の画
像形成装置が、従来の画像形成装置に比べて、経時的な
輝度変化(輝度低下)および経時的な輝度バラツキの発
生の少ない理由として、本発明者等は現在までのところ
次のように考えている。
スとの反応が律速である場合、初期のガス吸着速度及び
吸着量はゲッターの活性化処理によって生成する活性サ
イトの量に比例して大きくなり、その後の吸収速度はゲ
ッター材料内部への、吸着されたガスの拡散速度に依存
すると考えられる。このことから本発明によるゲッター
では、初期のガス吸着速度および吸着量には差異が小さ
く、特性の劣化のみが少ないことを踏まえれば、表面に
存在するTiが、吸着した残留ガスの拡散に影響を与え
ているものと考えられる。
いては、画像形成装置を構成する外囲器の真空度が、従
来に比べて著しく向上し、残留ガスが電子源に与える影
響が低減されているためと考えている。
する。
複数の表面伝導型電子放出素子を配置した基板上の、各
電子放出素子を結ぶ配線上に、非蒸発型ゲッターを設け
たものである。
のが採用できるが、一例として、単純マトリクス配置が
ある。単純マトリクス配置とは、電子放出素子をX方向
及びY方向に行列状に複数個配し、同じ行に配された複
数の電子放出素子の電極の一方を、X方向の配線に共通
に接続し、同じ列に配された複数の電子放出素子の電極
の他方を、Y方向の配線に共通に接続するものである。
以下、電子放出素子を単純マトリクス配置した電子源基
板について詳述する。
置する電子源基板について示したものである。図9にお
いて、51は電子源基板、52はX方向配線、53はY
方向配線である。54は電子放出素子で、この場合、表
面伝導型電子放出素子を例にとって説明しているが、本
発明はこれに限るものではない。また、55は結線であ
る。
…,Dxmからなり、スクリーン、オフセット等の印刷法
を用いて形成された導電性金属等で構成することができ
る。配線の材料、膜厚、巾は、適宜設計される。Y方向
配線53は、Dy1,Dy2,…,Dynのn本の配線よりな
り、X方向配線52と同様に形成される。これらm本の
X方向配線52とn本のY方向配線53との間には、不
図示の層間絶縁層が設けられており、両者を電気的に分
離している(m,nは、共に正の正数)。なお、X方向
配線52とY方向配線53は、それぞれ外部端子として
引き出されている。
(不図示)は、m本のX方向配線52とn本のY方向配
線53と導電性金属等からなる結線55によって電気的
に接続されている。
子放出素子54の行を、選択するための走査信号を印加
する不図示の走査信号印加手段が接続される。一方、Y
方向配線53には、Y方向に配列した電子放出素子54
の各列を、選択するための走査信号を印加する不図示の
走査信号印加手段が接続される。各電子放出素子に印加
される駆動電圧は、当該素子に印加される走査信号と変
調信号の差電圧として供給される。
線を用いて、個別の素子を選択し、独立に駆動可能とす
ることができる。
用いて構成した画像形成装置について、図7、図8、図
10〜図14を用いて説明する。図7は、画像形成装置
の表示パネルの一例を示す模式図であり、図8は、図7
の画像形成装置に使用される蛍光膜の模式図である。図
10〜図12は非蒸発型ゲッターを内包する画像形成装
置の取り得る形態の代表例を示す図、図13は画像形成
装置の製造装置を示すブロック図、図14は、NTSC
方式のテレビ信号に応じて表示を行なうための駆動回路
の一例を示すブロック図である。
配した電子源基板でリアプレートとも称する。電子源基
板51で強度が不足する場合には、補強板11を付加す
ることもあり、この場合には電子源基板51と補強板1
1とでリアプレートと称することもある。16はガラス
基板13の内面に蛍光膜14とメタルバック15等が形
成されたフェースプレートである。12は、支持枠であ
り、支持枠12には、リアプレート51、フェースプレ
ート16が低融点のフリットガラスなどを用いて、接合
される。
より異なるが、通常、400〜500度の範囲で行われ
る。接合は、フリットガラス中に含まれるバインダー成
分を除去するため、酸素の存在する雰囲気(大気中)で
行なうことが多いが、これに限るものではなく、例え
ば、300℃程度で予めバインダー成分を焼きだしてか
ら(この操作を仮焼成と称する)後、不活性ガス雰囲気
で400〜500℃で接合することもある。この際、電
子源基板上に配置された非蒸発型ゲッターも、必然的に
400〜500度の温度を経験し、活性化されて、ガス
を吸着する機能を発現する。
る。52、53は、電子放出素子の一対の素子電極と接
続されたX方向配線及びY方向配線である。
ート16、支持枠12、リアプレート11で構成され
る。フェースプレート16、リアプレート11間に、ス
ペーサーとよばる不図示の支持体を設置することによ
り、大気圧に対して十分な強度をもつ外囲器17を構成
することもできる。
うに作製される。
にTiを成膜した非蒸発型ゲッター56をY方向配線5
3上に配置する。その作製方法は、まず、Zrを主成分
とする非蒸発型ゲッターを成膜する。Zrを主成分とす
る非蒸発型ゲッターを、例えば、プラズマ溶射法により
成膜する場合には、配線や電極の電気的導通や素子構成
部材の破壊を防ぐために、メタルマスクや感光性材料な
どを用いてマスキングを施したのち、成膜する。
空蒸着法にてTiを成膜する。真空蒸着法としては電子
ビーム蒸着法をはじめ、スパッタ、抵抗加熱、などTi
が成膜できれば、成膜法に限定されない。
と同時に非蒸発型ゲッターを設置することが有り、その
場合には、X方向配線およびY方向配線の双方に開口を
設けて他をマスキングし、非蒸発型ゲッターを成膜す
る。
のように作製される。
56を配置する。ZrまたはZrを主成分とする非蒸発
型ゲッターの粉末を、接着物を用いてY方向配線上に接
着する。
ッター活性化時に金属表面の酸化物、炭化物、窒化物の
内部拡散により表面が十分清浄されるようにするため平
均粒径が数μm以上のものが好ましい。
出されるガスを吸収する能力が必要とされるため、駆動
前の工程で非蒸発型ゲッターが活性化する高温時にガス
を吸収して吸着能力が劣化してしまうのは好ましくな
い。
高温時のガス放出が少ないものがよい。
金属表面の表面積が大きい方が好ましく、接着物はゲッ
ターである金属粉末の表面を覆いにくく、少ない量で接
着できるものが好ましい。例えばシリコンの重合反応で
接着するシリコン系無機接着剤などである。
ターの粉末上にTiを成膜する。Tiの膜厚は、接着さ
れた非蒸発型ゲッター部の表面形状や、後述の封着時の
温度や真空度などの非蒸発型ゲッターの劣化要因の条件
による数Å〜数μm程度が好ましい。
を成膜した後、その粉末を接着剤で配線上に形成しても
よい。
膜14は、モノクロームの場合は蛍光体のみから構成す
ることができる。カラーの蛍光膜の場合は、蛍光体の配
列によりブラックストライプあるいはブラックマトリク
スなどと呼ばれる黒色導電材61と蛍光体62とから構
成することができる。ブラックストライプ、プラックマ
トリクスを設ける目的は、カラー表示の場合、必要とす
る三原色蛍光体の各蛍光体62間の塗り分け部を黒くす
ることで混色等を目立たなくすることと、蛍光膜14に
おける外光反射によるコントラストの低下を抑制するこ
とにある。ブラックストライプの材料としては、通常用
いられている黒鉛を主成分とする材料の他、導電性があ
り、光の透過及び反射が少ない材料を用いることができ
る。
4の導電性を高めるため、蛍光膜14の外面側に透明電
極(不図示)を設けてもよい。
は各色蛍光体と電子放出素子とを対応させる必要があ
り、十分な位置合わせが不可欠となる。
例を以下に説明する。
フィー法など、種々の方法を組み合わせて、電極、配線
パターンを形成し、電子放出材料を配置して、複数の電
子放出素子を擁する電子源基板(リアプレート)51を
作製する。作製した電子源基板には、マトリクス配線上
に積層型非蒸発型ゲッター56をプラズマ溶射法およ
び、真空蒸着法を用いて形成する。
うにして作製される。ガラス基板上に、印刷法、フォト
リソグラフィ法など、種々の方法を組み合わせて、電
極、配線パターンを形成し、電子放出材料を配置して、
複数の電子放出素子を擁する電子源基板(リアプレー
ト)51を作製する。作製した電子源基板にはマトリク
ス配線上に、非蒸発型ゲッター粉末を、有機溶媒に溶か
し液状あるいはゲル状にした前述のシリコン系無機接着
剤と混ぜ合わせたペーストをディスペンサーや印刷法を
用いて塗布する。
子と酸素原子の重合反応で接着され、高温なほど重合反
応速度が速くなる。また接着剤の溶媒である有機溶媒を
蒸発させるため、塗布後焼成することが好ましいが、こ
の際ゲッターも活性化され、焼成時の部材等からの放出
ガスを吸収しゲッター能力の劣化を生じる可能性がある
ため、1.33×10-4Pa(1×10-6Torr)以
下の真空中あるいは不活性ガス中で焼成し、また溶媒の
気化温度を考慮して、前述のペーストを焼成する温度を
決定する。
ターの粉末上にTiを成膜する。
の接着された部位が開口しているメタルマスクを用いマ
スキングした後、スパッタや電子ビーム等の蒸着で成膜
する方法の他、プラズマ溶射法やマスク等を用いない直
接描画のジェットプリント法などを用いることができ
る。
ーを形成する。
剤のパターニングは、ディスペンサーや印刷に限るもの
でなく、メタルマスクや感光性材料などを用いてマスキ
ングを施したのち、配線部や全面に塗布し、さらにTi
を成膜した後、マスキングを剥離して形成することもで
きる。
52上や画像表示領域周辺部などにも、Y方向配線上と
同時に非蒸発型ゲッターを設置することが有り、その場
合には、所望のパターンにディスペンサーや印刷法で描
画したり、所望の開口を設けて他をマスキングし、非蒸
発型ゲッターを塗布、形成する。
めとした画像形成部材を配置して、フェースプレート1
6を作製する。前記リアプレート51、支持枠12、お
よびフェースプレート16をもって外囲器17を形成す
る。これら構造部材の接着は、フリットガラスを用いて
真空中あるいは不活性化ガス中で概ね400〜500℃
の範囲で行い、外囲器17が形成される。
型ゲッターを形成したが、画像表示領域外の画像表示領
域周辺や支持枠近傍、フェースプレート上に形成する場
合にも上述の方法、工程を用いることができる。
(真空形成工程)、複数の電子放出素子より成る電子源
に必要な処理を施し、電子を放出できるようにする。電
子放出素子が表面伝導型電子放出素子である場合、特開
平7−235255号公報に記されたような処理(電子
源活性化工程)を行なうと、必要な電圧を印加すること
により電子源より電子が放出されるようになる。続いて
排気と加熱脱ガス(ベーキング工程)により、外囲器1
7の内部に十分な真空を確保する。この場合、加熱脱ガ
ス工程により、電子源基板に配置されている非蒸発型ゲ
ッター56が活性化され、ガス吸着機能を発現するよう
になる。その後、さらに真空排気管(不図示)をバーナ
ーで加熱して封じ切る。この後、改めてゲッターの活性
化処理を行ってもよく、その場合、非蒸発型ゲッター5
6を250℃以上の熱処理することにより活性化する。
形成装置の取り得る形態の代表例について更に図面を用
いて説明する。
成装置の画像表示領域の外側に、ニクロム板などの基体
に配置した非蒸発型ゲッターを設置する構成とするもの
である。図10(a)は、非蒸発型ゲッターを配置した
平面状画像形成装置の模式図である。図10(a)にお
いて、電子源基板1は多数の電子放出素子33を備えて
おり、支持枠3,フェースプレート4とともに外囲器5
を形成する。なお、電子源基板1の構成については後述
する。フェースプレート4には、ガラス基体6の上に、
蛍光膜7とメタルバック8が形成されている。外囲器5
の外側には、行選択用端子31と信号入力端子32が取
り出せる構造となっており、これらの端子を通じて信号
を印加することで、電子放出素子33の駆動が可能とな
り、放出された電子を高圧端子Hvで加速して蛍光膜7
に衝突せしめ、画像を表示する。フェースプレート4
の、蛍光膜7およびメタルバック8が存在する範囲のう
ち、電子が衝突する部分が、いわゆる画像表示領域であ
る。非蒸発型ゲッター10は、図10(b)に示すよう
に、ニクロム基板2の上に形成され、このニクロム基板
ごとゲッター支持部材9を用いて支持枠3に固定されて
いる。なお、図10(a)においては、非蒸発型ゲッタ
ーは、画像表示領域外側の一辺にしか描かれていない
が、画像表示領域外側の四辺のうちどの一辺でもよく、
また、四辺のうち任意の複数辺に設けてもよい。
7を用いて説明したもので、画像表示領域内の部材に直
接非蒸発型ゲッターを作製するものである。図11を用
いて説明する。図11で、図10と同じ符号をつけたも
のは、同一部材である。図11では、画像表示領域内の
X方向配線上に、非蒸発型ゲッター10を配置した構成
を例示している。この際、導電性物質である非蒸発型ゲ
ッター10が、所望の場所(ここでは配線部以外)に付
着すると、ショートの原因となるため、作製にあたって
は注意が必要である。たとえば、配線状に開口を有する
メタルマスクを準備し、十分な位置合わせを行なって
後、非蒸発型ゲッターをプラズマ溶射法および電子ビー
ム蒸着法などを併用して作製する。
成装置の画像表示領域内外に、非蒸発型ゲッターを配置
するものである。図12に例示したのは、画像表示領域
の外側の一辺および、画像表示領域内のX方向配線上
に、非蒸発型ゲッター10を配置したものである。図1
2では、画像表示領域外側の一辺にしか描かれていない
が、画像表示領域外側の四辺のうちどの一辺でもよく、
また、四辺のうち任意の複数辺に設けてもよい。また、
画像表示領域内に設置する非蒸発型ゲッター10は、既
に述べたように、ショートなどを生じないよう十分な注
意を払って作製する。
とって、その製造方法を以下に説明する。
外囲器5を構成する電子源基板1の電子放出素子の配列
については、種々のものが採用できる。
列として単純マトリクス配置を例示している。単純マト
リクス配置とは、電子放出素子をX方向及びY方向に行
列状に複数個配し、同じ行に配された複数の電子放出素
子の電極の一方を、X方向の配線に共通に接続し、同じ
列に配された複数の電子放出素子の電極の他方を、Y方
向の配線に共通に接続するものである。図12の電子源
基板1では、m本のX方向配線は、Dx1、Dx2、…、D
xmからなり、真空蒸着法、印刷法、スパッタ法等を用い
て形成された導電性金属等で構成することができる。配
線の材料、膜厚、巾は、適宜設計される。Y方向配線
は、Dy1、Dy2、…、Dynのn本の配線よりなり、X方
向配線と同様に形成される。これらm本のX方向配線と
n本のY方向配線との間には、不図示の層間絶縁層が設
けられており、両者を電気的に分離している(m、n
は、共に正の整数)。
法、スパッタ法等を用いて形成されたSiO2 等で構成
される。例えば、X方向配線を形成した電子源基板1の
全面或は一部に所望の形状で形成され、特に、X方向配
線とY方向配線の交差部の電位差に耐え得るように、膜
厚、材料、製法が、適宜設定される。X方向配線とY方
向配線は、それぞれ外部端子31,32として引き出さ
れている。
(不図示)は、m本のX方向配線とn本のY方向配線と
導電性金属等からなる結線によって電気的に接続されて
いる。
線を用いて、個別の素子を選択し、独立に駆動可能とす
ることができる。
発型ゲッター10を配置する。非蒸発型ゲッター10の
第1層としては、市販の非蒸発型ゲッター(例えば、H
S−405パウダー(日本ゲッターズ製)、St−70
7(SAES製)など)や、Zr、Tiを始めとする単
体金属も適用でき、例えば、プラズマ溶射法により作製
する。第2層には真空蒸着法によりTiを始めとする各
種単体金属を成膜する。非蒸発型ゲッター10を配置す
る際には、配線状の開口を有するメタルマスクなどを使
用して、所望の所以外にゲッターが付着しないよう十分
に配慮する。
基板に配置した非蒸発型ゲッター10を設置する。非蒸
発型ゲッターを作製したニクロム基板は、基板の大きさ
に応じて裁断し、ゲッター支持部材9の一端と多層型非
蒸発型ゲッターを配置したニクロム板とをスポット溶接
法などにより固定し、他端をフリットガラスなどにより
支持枠3に固定する。
レート4について説明する。
る蛍光膜の模式図である。蛍光膜7は、モノクロームの
場合は蛍光体のみから構成することができる。カラーの
蛍光膜の場合は、蛍光体の配列によりブラックストライ
プあるいはブラックマトリクスなどと呼ばれる黒色導電
材61と蛍光体62とから構成することができる。ブラ
ックストライプ、ブラックマトリクスを設ける目的は、
カラー表示の場合、必要となる三原色蛍光体の各蛍光体
62間の塗り分け部を黒くすることで混色等を目立たな
くすることと、蛍光膜7における外光反射によるコント
ラストの低下を抑制することにある。ブラックストライ
プの材料としては、通常用いられている黒鉛を主成分と
する材料の他、導電性があり、光の透過及び反射が少な
い材料を用いることができる。
導電性を高めるため、蛍光膜7の外面側に透明電極(不
図示)を設けてもよい。
プレート4とを、支持枠3を介してフリットガラスなど
により封着し、外囲器5を作製する。封着を行う際に
は、カラーの場合は各色蛍光体と電子放出素子とを対応
させる必要があり、十分な位置合わせが不可欠となる。
間に、スペーサーとよばれる不図示の支持体を設置する
ことにより、大気圧に対して十分な強度をもつ外囲器5
を構成することもできる。
置を用いて必要な処理を施す。
真空チャンバー22に連結され、さらにゲートバルブ2
3を介して排気装置24に接続されている。真空チャン
バー22には、内部の圧力及び雰囲気中の各成分の分圧
を測定するために、圧力計25、四重極質量分析器26
等が取り付けられている。画像表示装置20の外囲器5
内部の圧力などを直接測定することは困難であるため、
該真空チャンバー22内の圧力などを測定し、処理条件
を制御する。
スを真空チャンバー内に導入して雰囲気を制御するた
め、ガス導入ライン27が接続されている。該ガス導入
ラインの他端には導入物質源29が接続されており、導
入物質がアンプルやボンベなどに入れて貯蔵されてい
る。ガス導入ラインの途中には、導入物質を導入するレ
ートを制御するための導入制御手段28が設けられてい
る。該導入量制御手段としては具体的には、スローリー
クバルブなど逃す流量を制御可能なバルブや、マスフロ
ーコントローラーなどが、導入物質の種類に応じて、そ
れぞれ使用が可能である。
し、例えば、通電印加を行なうことでフォーミングを実
施し電子放出部を形成する。複数のX方向配線に、位相
をずらせたパルスを順次印加(スクロール)することに
より、複数のX方向配線に接続された素子をまとめてフ
ォーミングすることも可能である。
外囲器5内は、十分に排気した後有機物質がガス導入ラ
イン27から導入される。有機物質を含む雰囲気中で、
各電子放出素子に電圧を印加することにより、炭素ある
いは炭素化合物、ないし両者の混合物が電子放出部に堆
積し、電子放出量が飛躍的に上昇する。このときの電圧
の印加方法は、上記フォーミングの場合と同様の結線に
より、一つの方向の配線につながった素子に、同時の電
圧パルスを印加すればよい。
様に、安定化工程を行うことが好ましい。
保持しながら、イオンポンプ、ソープションポンプなど
のオイルを使用しない排気装置24により排気管21を
通じて排気し、有機物質の十分少ない雰囲気にする。こ
の際、画像形成装置20に配置した非蒸発型ゲッター1
0も加熱されて活性化し、排気能力を発現するようにな
る。この後、排気管をバーナーで熱して溶解させて封じ
きる。
て構成した表示パネルに、NTSC方式のテレビ信号に
基づいたテレビジョン表示を行なう為の駆動回路の構成
例について、図14を用いて説明する。図14におい
て、101は画像表示パネル、102は走査回路、10
3は制御回路、104はシフトレジスタである。105
はラインメモリ、106は同期信号分離回路、107は
変調信号発生器、VxおよびVaは直流電圧源である。
xm、端子Doy1ないしDoyn、及び高圧端子Hvを介して
外部の電気回路と接続している。端子Dox1ないしDoxm
には、表示パネル内に設けられている電子源、即ち、M
行N列の行列状にマトリクス配線された電子放出素子群
を一行(N素子)ずつ順次駆動する為の走査信号が印加
される。
により選択された一行の電子放出素子の各素子の出力電
子ビームを制御する為の変調信号が印加される。高圧端
子Hvには、直流電圧源Vaより、例えば10kVの直
流電圧が供給されるが、これは電子放出素子から放出さ
れる電子ビームに蛍光体を励起するのに十分なエネルギ
ーを付与する為の加速電圧である。
は、内部にM個のスイッチング素子を備えたもので(図
中、S1ないしSmで模式的に示している)ある。各ス
イッチング素子は、直流電圧源Vxの出力電圧もしくは
0V(グランドレベル)のいずれか一方を選択し、表示
パネル101の端子Dox1ないしDoxmと電気的に接続さ
れる。S1ないしSmの各スイッチング素子は、制御回
路103が出力する制御信号Tscanに基づいて動作する
ものであり、例えばFETのようなスイッチング素子を
組み合わせることにより構成することができる。
する表面伝導型電子放出素子の特性(電子放出閾値電
圧)に基づき、走査されていない素子に印加される駆動
電圧が電子放出しきい値電圧以下となるような一定電圧
を出力するように設定されている。
信号に基づいて適切な表示が行なわれるように各部の動
作を整合させる機能を有する。制御回路103は、同期
信号分離回路106より送られる同期信号Tsyncに基づ
いて、各部に対してTscanおよびTsftおよびTmryの各
制御信号を発生する。
されるNTSC方式のテレビ信号から同期信号成分と輝
度信号成分とを分離する為の回路で、一般的な周波数分
離(フィルター)回路等を用いて構成できる。同期信号
分離回路106により分離された同期信号は、垂直同期
信号と水平同期信号より成るが、ここでは説明の便宜上
Tsync信号として図示した。前記テレビ信号から分離さ
れた画像の輝度信号成分は便宜上DATA信号と表し
た。該DATA信号はシフトレジスタ104に入力され
る。
アルに入力される前記DATA信号を、画像の1ライン
毎にシリアル/パラレル変換するためのもので、前記制
御回路103より送られる制御信号Tsftに基づいて動
作する(即ち、制御信号Tsftは、シフトレジスタ10
4のシフトクロックであるということもできる。)。シ
リアル/パラレル変換された画像1ライン分(電子放出
素子N素子分の駆動データに相当)のデータは、Id1な
いしIdnのN個の並列信号として前記シフトレジスタ1
04より出力される。
データを必要時間の間だけ記憶する為の記憶装置であ
り、制御回路103より送られる制御信号Tmryに従っ
て適宜Id1ないしIdnの内容を記憶する。記憶された内
容は、I’d1ないしI’dnとして出力され、変調信号発
生器107に入力される。
d1ないしI’dnの各々に応じて電子放出素子の各々を適
切に駆動変調する為の信号源であり、その出力信号は、
端子Doy1ないしDoynを通じて表示パネル101内の電
子放出素子に印加される。
ついて説明する。
して表面伝導型電子放出素子を使用した場合には、駆動
に際しその基本特性を利用して画像を表示する。すなわ
ち、表面伝導型電子放出素子の基本特性とは、電子放出
に明確なしきい値電圧Vthがあり、Vth以上の電圧が印
加された時のみ電子放出が生じることである。電子放出
しきい値以上の電圧に対しては、素子への印加電圧の変
化に応じて放出電流も変化する。このことから、本素子
にパルス状の電圧を印加する場合、例えば電子放出のし
きい値未満の電圧を印加しても電子放出は生じないが、
電子放出しきい値以上の電圧を印加する場合には電子ビ
ームが出力される。その際、パルスの波高値Vmを変化
させることにより出力電子ビームの強度を制御すること
が可能である。また、パルスの幅Pwを変化させること
により出力される電子ビームの電荷の総量を制御するこ
とが可能である。
子放出素子を変調する方式としては、電圧変調方式、パ
ルス幅変調方式等が採用できる。電圧変調方式を実施す
るに際しては、変調信号発生器107として、一定長さ
の電圧パルスを発生し、入力されるデータに応じて適宜
パルスの波高値を変調するような電圧変調方式の回路を
用いることができる。
変調信号発生器107として、一定の波高値の電圧パル
スを発生し、入力されるデータに応じて適宜電圧パルス
の幅を変調するようなパルス幅変調方式の回路を用いる
ことができる。
5は、デジタル信号式のものもアナログ信号式のものも
採用できる。画像信号のシリアル/パラレル変換や記憶
が所定の速度で行なわれば良いからである。
号分離回路106の出力信号DATAをデジタル信号化
する必要があるが、これには同期信号分離回路106の
出力部にA/D変換器を設ければ良い。これに関連して
ラインメモリ105の出力信号がデジタル信号かアナロ
グ信号かにより、変調信号発生器107に用いられる回
路が若干異なったものとなる。即ち、デジタル信号を用
いた電圧変調方式の場合、変調信号発生器107には、
例えばD/A変換回路を用い、必要に応じて増幅回路な
どを付加する。パルス幅変調方式の場合、変調信号発生
器107には、例えば高速の発振器および発振器の出力
する波数を計数する計数器(カウンタ)及び計数器の出
力値と前記メモリの出力値を比較する比較器(コンパレ
ータ)を組み合わせた回路を用いる。必要に応じて、比
較器の出力するパルス幅変調された変調信号を表面伝導
型電子放出素子の駆動電圧にまで電圧増幅するための増
幅器を付加することもできる。
合、変調信号発生器107には、例えばオペアンプなど
を用いた増幅回路を採用でき、必要に応じてレベルシフ
ト回路などを付加することもできる。パルス幅変調方式
の場合には、例えば、電圧制御型発振回路(VOC)を
採用でき、必要に応じて表面伝導型電子放出素子の駆動
電圧まで電圧増幅するための増幅器を付加することもで
きる。
能な画像表示装置においては、各電子放出素子に、容器
外端子Dox1ないしDoxm、Doy1ないしDoynを介して電
圧を印加することにより、電子放出素子が生ずる。高圧
端子Hvを介してメタルバック15、あるいは透明電極
(不図示)に高圧を印加し、電子ビームを加速する。加
速された電子は、蛍光膜14に衝突し、発光が生じて画
像が形成される。
像形成装置の構成は、本発明を適用可能な画像形成装置
の一例であり、本発明の技術思想に基づいて種々の変形
が可能である。特に、電子源を構成する電子放出素子と
して、表面伝導型電子放出素子をあげて説明したが、電
子源を構成する素子としてはこれに限るものでなく、電
界放出型電子放出素子や、金属/絶縁層/金属型(MI
M型)等、多数の電子放出素子を並べて使用する画像形
成装置にも適用できる。また電子放出素子の配置方法と
して単純マトリクス配置をあげて説明したが、配置方法
としてはこれに限るものでなく、はしご状配置などにも
適用できる。
式を挙げたが、入力信号はこれに限られるものではな
く、PAL,SECAM方式など他、これよりも、多数
の走査線からなるTV信号(例えば、MUSE方式をは
じめとする高品位TV)方式をも採用できる。
げたテレビジョン放送の表示装置、テレビ会議システム
やコンピューター等の表示装置の他、感光性ドラム等を
用いて構成された光プリンターとしての画像形成装置等
としても用いることができる。
しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではなく、本発明の目的が達成される範囲内での各要
素の置換や設計変更がなされたものをも包含する。
に、日本ゲッターズ(株)の非蒸発型ゲッターHS40
5パウダー(組成:Zr80%,V15.6%,Mn4
%,Al0.4%)をArプラズマを用いたプラズマ溶
射法にて成膜した。成膜後の膜厚は約50μmである。
成膜後の表面は、図2に示すように粒径20〜40μm
の粒子よりなる多孔質であった。
経由した後、工程−aで作製したプラズマ溶射HS40
5パウダー上に、電子ビーム蒸着法にてTiを約2.5
μm成膜した。成膜後の表面は、図1に示すように、H
S405パウダー粒子の周囲にTiが成長し、多孔質状
態は保っていた。なお、工程−aで作成したプラズマ溶
射HS405パウダー層の算術表面粗さRaは、概ねR
a=10前後を示し、工程−bでTiを成膜した後もこ
の値には大差がなかった。
トゲッターを、1.33×10-7Pa(1×10 -9To
rr)以下の雰囲気で350℃、10時間の活性化処理
を施し、室温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。ガス
吸着性能は、COガスを用いて、スループット法により
行なった。
HS405パウダーを、工程−cと同様、1.33×1
0-7Pa(1×10-9Torr)以下の雰囲気で350
℃、10時間の活性化処理を施し、室温まで冷却後ガス
吸着性能を測定した。ガス吸着性能は、COガスを用い
て、スループット法により行なった。
ゲッターSt−122(組成:Ti70%,Zr21
%,V7.38%,Fe1.62%)を準備し、工程−
cと同様、1.33×10-7Pa(1×10-9Tor
r)以下の雰囲気で350℃、10時間の活性化処理を
施し、室温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。ガス吸
着性能は、COガスを用いて、スループット法により行
なった。なお、使用したSt−122は、巾2mm、長
さ100mmのニクロムの両面に、合計100μmの厚
さで成膜されている。
ーは、図3に示すような吸着性能を示した。図3より明
らかなように、本実施例のTiコートしたプラズマ溶射
HS405パウダーは、比較例1、比較例2の非蒸発型
ゲッターに比べて、吸着速度の特性劣化が少なかった。
状態に保たれたゲッターの、その後の吸着能力を調べる
ために行われたものである。
様の工程で行なった。
05を、直径4mmφの開口を2つ擁する密閉した容器
に入れ、一方の開口からArガスを1l/sのスピード
で導入し、他端から排出しながら容器全体を450℃ま
で昇温した。この工程は、Arガスフロー雰囲気下で、
ガラス同士を接着するプロセスを擬似的に再現したもの
である。
ッターを、1.33×10-7Pa(1×10-9Tor
r)以下の雰囲気で350℃、10時間の活性化処理を
施し、室温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。ガス吸
着性能は、COガスを用いて、スループット法により行
なった。
同様、直径4mmφの開口を2つ擁する密閉した容器に
入れ、一方の開口からArガスを1l/sのスピードで
導入し、他端から排出しながら容器全体を450℃まで
昇温した。この工程は、Arガスフロー雰囲気下で、ガ
ラス同士を接着するプロセスを擬似的に再現したもので
ある。
33×10-7Pa(1×10-9Torr)以下の雰囲気
で350℃、10時間の活性化処理を施し、室温まで冷
却後ガス吸着性能を測定した。ガス吸着性能は、COガ
スを用いて、スループット法により行なった。
ーは、図6に示すような吸着性能を示した。図6より明
らかなように、本実施例のTiコートしたプラズマ溶射
HS405パウダーは、比較例3の非蒸発型ゲッターに
比べて、吸着速度の特性劣化が少なく、高温で低真空状
態を経ても、その吸着能力は従来よりはるかに優ってい
ることがわかった。
に、SAES Gettersの非蒸発型ゲッターSt−707パウ
ダー(組成:Zr70%,V24.6%,Fe5.4
%)をArプラズマを用いたプラズマ溶射法にて成膜し
た。成膜後の膜厚は約50μmである。成膜後の表面
は、粒径20〜40μmの粒子よりなる多孔質であっ
た。
経由した後、工程−aで作製したプラズマ溶射St−7
07パウダー上に、電子ビーム蒸着法にてTiを約2.
5μm成膜した。成膜後の表面は、St−707パウダ
ー粒子の周囲にTiが堆積し、多孔質状態を保ってい
た。なお、工程−aで作成したプラズマ溶射St−70
7パウダー層の算術表面粗さRaは、概ねRa=10前
後を示し、工程−bでTiを成膜した後もこの値には大
差がなかった。
のゲッターを、1.33×10-7Pa(1×10 -9To
rr)以下の雰囲気で350℃、10時間の活性化処理
を施し、室温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。ガス
吸着性能は、COガスを用いて、スループット法により
行なった。
St−707パウダーを、工程−cと同様、1.33×
10-7Pa(1×10-9Torr)以下の雰囲気で35
0℃、10時間の活性化処理を施し、室温まで冷却後ガ
ス吸着性能を測定した。ガス吸着性能は、COガスを用
いて、スループット法により行なった。
を示した。図5より明らかなように、Tiを成膜した本
実施例の非蒸発型ゲッターは、実施例1のゲッターに比
較して、吸着速度の特性に遜色が無いことがわかった。
また、プラズマ溶射St−707パウダー層のみの比較
例4の非蒸発型ゲッターと比較して吸着速度の特性劣化
が少なかった。
に、Zr粉末((株)高純度化学研究所製、粒径325
メッシュ以下)をArプラズマを用いたプラズマ溶射法
にて成膜した。成膜後の膜厚は約50μmである。成膜
後の表面は、粒径20〜40μmの粒子よりなる多孔質
であった。
経由した後、工程−aで作製したプラズマ溶射Zr粉末
上に、電子ビーム蒸着法にてTiを約2.5μm成膜し
た。成膜後の表面は、Zr粒子の周囲にTiが堆積し、
多孔質状態を保っていた。なお、工程−aで作成したプ
ラズマ溶射Zr粉末の算術表面粗さRaは、概ねRa=
10前後を示し、工程−bでTiを成膜した後もこの値
には大差がなかった。
構造のゲッターを、1.33×10-7Pa(1×10-9
Torr)以下の雰囲気で350℃、10時間の活性化
処理を施し、室温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。
ガス吸着性能は、COガスを用いて、スループット法に
より行なった。
を示した。図5より明らかなように、Tiを成膜した本
実施例の非蒸発型ゲッターは、実施例1、実施例3のゲ
ッターに比較して、吸着特性に遜色が無く、十分なゲッ
ター能力があることがわかった。
法により金属Zrを成膜した。
r面に大気雰囲気中でブラスト処理を施し、表面形状を
凹凸とした。なお、算術表面粗さRaは、概ねRa=1
0前後を示した。
r面に、電子ビーム蒸着法を用いて金属Tiを成膜し
た。成膜後の表面の算術平均粗さRaは、Ti成膜前と
大差無く、概ねRa=10前後であった。こうしてニク
ロム基板上に多層構造のゲッターを作製した。
を、1.33×10-7Pa(1×10-9Torr)以下
の雰囲気で350℃、10時間の活性化処理を施し、室
温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。ガス吸着性能
は、COガスを用いて、スループット法により行なっ
た。
ム基板上にスパッタ法で金属Zrを、続いて電子ビーム
蒸着法で金属Tiを作製し、表面ブラスト処理は施さな
かった。表面の算術平均粗さRaはRa=0.1〜0.
2であった。
0-9Torr)以下の雰囲気で350℃、10時間の活
性化処理を施し、室温まで冷却後ガス吸着性能を測定し
た。ガス吸着性能は、COガスを用いて、スループット
法により行なった。
6に示すようなものであった。図26より明らかなよう
に、ブラスト処理により凹凸処理を施した後Tiを積層
した実施例5aの多層型非蒸発型ゲッターは、ブラスト
処理をせずに成膜した実施例5bに比べて吸着能力が大
きかった。
し、表面形状を凹凸した。なお、算術表面粗さRaは、
概ねRa=10前後を示した。
の表面にスパッタリング法により金属Zrを成膜した。
経由した後、工程−bで作製した基板に、さらに、電子
ビーム蒸着法を用いて金属Tiを成膜した。成膜後の表
面の算術平均粗さRaは、成膜前と大差無く、概ねRa
=10前後であった。こうしてニクロム基板上に多層構
造のゲッターを作製した。
を、1.33×10-7Pa(1×10-9Torr)以下
の雰囲気で350℃、10時間の活性化処理を施し、室
温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。ガス吸着性能
は、COガスを用いて、スループット法により行なっ
た。
26に示すようなものであった。図26より明らかなよ
うに、基板をブラスト処理により凹凸処理を施した後、
ZrおよびTiを成膜した本実施例の非蒸発型ゲッター
は、ブラスト処理をせずに成膜した場合(実施例5bと
同様)に比べて吸着能力が大きかった。
し、これに大気雰囲気中でブラスト処理を施し、表面形
状を凹凸した。なお、算術表面粗さRaは、概ねRa=
10前後を示した。
蒸着法により金属Tiを成膜した。成膜後の表面の算術
平均粗さRaは、成膜前と大差無く、概ねRa=10前
後であった。こうして多層構造のゲッターを作製した。
を、1.33×10-7Pa(1×10-9Torr)以下
の雰囲気で350℃、10時間の活性化処理を施し、室
温まで冷却後ガス吸着性能を測定した。ガス吸着性能
は、COガスを用いて、スループット法により行なっ
た。
たZr箔(ニラコ(株)製)に直接電子ビーム蒸着法で
金属Tiを作製し、表面ブラスト処理は施さなかった。
表面の算術平均粗さRaはRa=0.1〜0.2であっ
た。
0-9Torr)以下の雰囲気で350℃、10時間の活
性化処理を施し、室温まで冷却後ガス吸着性能を測定し
た。ガス吸着性能は、COガスを用いて、スループット
法により行なった。
26に示すようなものであった。図26より明らかなよ
うに、Zr箔にブラスト処理により凹凸処理を施した
後、Tiを成膜した本実施例の非蒸発型ゲッターは、ブ
ラスト処理をせずに成膜した比較例に比べて吸着能力が
大きかった。
図7に模式的に示された装置と同様の構成を有し、印刷
法で形成したX方向配線(上配線)52、Y方向配線
(下配線)53上に非蒸発型ゲッターが配置されている
(図7ではY方向配線53上の非蒸発型ゲッター56の
みが示されている)。
に、複数(100行×300列)の表面伝導型電子放出
素子が、単純マトリクス配線された電子源を備えてい
る。
た、図中A−A’の断面図を図16に示す。但し、図1
5、図16で、同じ記号を付したものは同じ部材を示
す。ここで、51は電子源基板、52は図7のDoxmに
対応するX方向配線(上配線、走査側配線とも呼ぶ)、
53は図7のDoynに対応するY方向配線(下配線、信
号側配線とも呼ぶ)、108は表面伝導型電子放出素子
の電子放出部を含む導電性膜、109は導電性膜108
の一部に設けた電子放出放出部、58,59は素子電
極、60は層間絶縁層、56,57はそれぞれX方向配
線、Y方向配線上の非蒸発型ゲッターである。
法について、図17を参照しつつ説明する。
た。この上に厚さ0.5μm のシリコン酸化膜をスパ
ッタ法で形成し、電子源基板51とした。
59と素子電極間ギャップGとなるべきパターンをホト
レジスト(RD−2000N−41日立化成社製)で形
成し、真空蒸着法により、厚さ5nmのTi、厚さ10
0nmのNiを順次堆積した。ホトレジストパターンを
有機溶剤で溶解し、Ni/Ti堆積膜をリフトオフし、
素子電極間隔Gは3μm、素子電極の幅は300μmと
し、素子電極58,59を形成した(図17(a))。
にコンタクトするように下配線(例えば銀配線)53を
形成し、400℃で焼成して所望の形状の下配線53を
形成した(図17(b))。
に所望の層間絶縁層60を印刷、400℃で焼成して形
成した(図17(c))。
タクトするようにスクリーン印刷法で上配線(例えば銀
配線)52を印刷、400℃で焼成して形成した(図1
7(d))。
ニングし、その上にPdアミン錯体の溶液(ccp42
30奥野製薬(株)社製)をスピンナーにより回転塗
布、300℃で10分間の加熱焼成処理をした。また、
こうして形成された、主元素としてPdよりなる微粒子
からなる電子放出部形成用の導電性膜108の膜厚は
8.5nm、シート抵抗値は3.9×104Ω/□であ
った。なおここで述べる微粒子膜とは、複数の微粒子が
集合した膜であり、その微細構造として、微粒子が個々
に分散配置した状態のみならず、微粒子が互いに隣接、
あるいは重なり合った状態(島状も含む)の膜をさし、
その粒径とは、前記状態で粒子形状が認識可能な微粒子
についての径を言う。
電性膜108を酸エッチャントによりエッチングして所
望のパターンを形成した(図17(e))。
(100行×300列)の電子放出部形成用の導電性膜
108が、下配線53と上配線52よりなる単純マトリ
クスに、接続されたものとした。
メタルマスクを準備し、各上配線と開口とを十分にアラ
イメントして電子源基板とメタルマスクを固定した。こ
の後、Zrを主成分とする非蒸発型ゲッター:HS40
5パウダー(日本ゲッターズ(株)製)をアルゴンプラ
ズマ溶射法によりメタルマスクの上から成膜した。その
後大気雰囲気を経由した後さらに、メタルマスク付きの
電子源基板に、電子ビーム蒸着法によりTiを成膜した
のち、メタルマスクを剥離し、電子源基板の上配線上に
非蒸発型ゲッターを作製した(図17(f))。
作製した。
刷法により形成した。尚、蛍光膜14はストライプ状の
蛍光体(R、G、B)62と黒色導電材(ブラックスト
ライプ)61とが交互に配列された図8(a)に示され
る蛍光膜とした。更に、蛍光膜14の上に、Al薄膜よ
りなるメタルバック15をスパッタリング法により50
nmの厚さに形成した。
1と、支持枠12、上記フェースプレート16を組み合
わせ、電子源の下緯線53及び上配線52を行選択用端
子1及び信号入力端子2と各々接続し、電子源基板51
とフェースプレート16の位置を厳密に調整し、封着し
て外囲器17を形成した。封着の方法は、接合部にフリ
ットガラスを塗布して大気中300℃で仮焼成した後、
各部材を組み合わせ、Arガス中400℃、10分間の
熱処理を行い接合した。
用いられた真空処理装置について、図13を用いて述べ
る。図13の外囲器5は外囲器17に対応する。
真空容器22に接続され、該真空容器22には、排気装
置24が接続されており、その間にゲートバルブ23が
設けられている。真空容器22には、圧力計25、四重
極質量分析器(Q-mass)26が取り付けられており、内
部の圧力及び、残留ガスの各分圧をモニタできるように
なっている。外囲器17内の圧力や分圧を直接測定する
ことは困難なので、真空容器22の圧力と分圧を測定
し、この値を外囲器17内のものとみなす。排気装置2
4はソープションポンプとイオンポンプからなる超高真
空用排気装置である。真空容器22には、複数のガス導
入装置が接続されており、物質源29に蓄えられた物質
を導入することができる。導入物質はその種類に応じ
て、ボンベまたはアンプルに充填されており、ガス導入
量制御手段28によって導入量が制御できる。ガス導入
量制御手段28は、導入物質の種類、流量、必要な制御
精度などに応じて、ニードルバルブ、マスフローコント
ローラーなどが用いられる。本実施例では、ガラスアン
プルに入れたベンゾニトリルC6H5CNを物質源29と
して用い、ガス導入量制御手段28として、スローリー
クバルブを使用した。
行った。
スカル)以下にし、電子源基板51上に配列された前述
の複数の電子放出部形成用の導電性膜に、電子放出部を
形成する為の以下のフォーミング処理を行った。
線してグランドに接続する。91は制御装置で、パルス
発生器92とライン選択装置94を制御する。93は電
流計である。ライン選択装置94により、X方向配線か
ら1ラインを選択し、これにパルス電圧を印加する。フ
ォーミング処理はX方向の素子行に対し、1行(300
素子)毎に行った。印加したパルスの波形は、図19
(a)に示すような三角波パルスで、波高値を徐々に上
昇させた。パルス幅T1=1msec.、パルス間隔T
2=10msec.とした。また、三角波パルスの間
に、波高値0.1Vの矩形波パルスを挿入し、電流を測
ることにより各行の抵抗値を測定した。抵抗値が3.3
kΩ(1素子あたり1MΩ)を越えたところで、その行
のフォーミングを終了し、次の行の処理に移った。これ
をすべての行について行い、すべての前記導電性膜(電
子放出部形成用の導電性膜108)のフォーミングを完
了し各導電性膜に電子放出部を形成した。こうして複数
の表面伝導型電子放出素子が単純マトリクス配線された
電子源基板51を作成した。
し、分圧が1.3×10 -3Pa(パスカル)となるよう
に調整し、素子電流Ifを測定しながら上記電子源にパ
ルスを印加して各電子放出素子の活性化処理を行った。
パルス発生器92により生成したパルス波形は図19
(b)に示した矩形波で、波高値は14V、パルス間隔
はT1=100μsec.、パルス間隔は167μse
c.である。ライン選択装置94により、167μse
c.毎に選択ラインをDx1からDx100まで順次切り替
え、この結果、各素子行にはT1=100μsec.、
T2=16.7msec.の矩形波が行毎に位相を少し
ずつシフトされて印加されることになる。
(電圧が14Vになっている時)での電流値の平均を検
知するモードで使用し、この値が600mA(1素子あ
たり2mA)となったところで、活性化処理を終了し、
外囲器17内を排気した。
装置20および真空容器22の全体を300℃に、24
時間保持した。この処理により、外囲器17及び真空容
器22の内壁などに吸着されていたと思われるベンゾニ
トリルC6H5CN及びその分解物が、除去されたことが
Q-mass26による観察で確認できた。また、同時に、外
囲器17内の主要な無機ガスの分圧も、工程−k実施前
に比較して減少した。本工程−kの加熱処理がゲッター
活性化処理を兼ね、これにより電子源基板51の上配線
52上に設けた非蒸発型ゲッター56が、外囲器17内
のガスを吸着するようになったことがわかった。
の工程を行なった。
電子放出を各行の素子に起こさせる。メタルバック15
に接続された高圧端子Hvには、先ずVa=4kVを印
加する。この後、さらにVa=6kVまで、上昇させ、
蛍光体からガスを放出させた。本実施例の装置は、Va
=5kVで使用することを想定しており、予めこれより
高い電圧で照射しておくことにより、実際の使用の際の
ガス放出を減少せしめるものである。
から、排気管をバーナーで加熱して、封じ切った。
した。
よる非蒸発型ゲッターを備えた画像形成装置と、ゲッタ
ーを備えない画像形成装置の比較を行なうためのもので
ある。本比較例では、工程−eまでを実施例8と同様の
工程で行ない、続いて、工程−g以降の工程を行なっ
て、非蒸発型ゲッターを配置しない画像形成装置を作製
した。
えない画像形成装置の外囲器の分圧をQ-mass26で測定
して、実施例8の非蒸発型ゲッターを備えた画像形成装
置の場合と比較した。
スナンバー:2、18、28、32、44)の分圧は、
実施例8の非蒸発型ゲッターを配置した画像形成装置の
方が、比較例7の、ゲッターを配置しない画像形成装置
に比べて、それぞれ1桁以上低い値を示した。
なったことを確認してから、排気管をバーナーで加熱し
て封じ切り、比較例7の画像表示装置を作成した。
ーを備えた画像形成装置と、従来の非蒸発型ゲッターを
備えた画像形成装置の比較を行なうためのものである。
本比較例では、工程−fで、上配線上に非蒸発型ゲッタ
ー:HS405を成膜した以外は、実施例8と同様の工
程で行なった(Tiは積層しなかった)。その後、工程
−g以降の工程を実施し、画像表示装置を作成した。
の分圧をQ-mass26で測定した。しかし、主要な無機ガ
ス(マスナンバー:2、18、28、32、44)の分
圧は、実施例8の積層型非蒸発型ゲッターを配置した画
像形成装置の場合と大差が見られなかった。また、比較
例8の外囲器の分圧は、比較例7の、ゲッターを配置し
ない画像形成装置の場合より、低い値を示した。
をバーナーで加熱して、封じ切った。
表示装置の比較評価を行なった。評価は単純マトリクス
駆動を行ない、画像表示装置を連続全面点灯し、輝度の
経時変化を観察した。駆動初期の輝度は、それぞれ異な
っていたが、連続点灯を長時間続けると、まず、比較例
7の画像表示装置の輝度低下が明らかに目立つようにな
り、続いて、比較例8の画像表示装置も暗くなった。こ
れに対し、実施例8の画像表示装置は、輝度低下が見ら
れるものの、その割合は比較例7および比較例8の画像
表示装置に比べて少なく、さらに長時間駆動することが
可能であった。
周囲に積層型非蒸発型ゲッターを配置するものである。
本実施例においては、工程−a〜工程−eまでは、実施
例8と同様の工程で実施した。
ン(日本ゲッターズ(株)製)の表面に、電子ビーム蒸
着法にてTiを成膜し、非蒸発型ゲッターとした。な
お、母材となるHS405リボンは、巾2ミリのニクロ
ム板に、アルゴンプラズマ溶射法にて、HS405パウ
ダーを成膜したものである。この非蒸発型ゲッターを、
工程−eまでで作製した電子源基板の、画像表示領域の
周囲に相当する部分に固定した。固定は、非蒸発型ゲッ
ター(リボン状)の両端に、スポット溶接により取り付
けたニクロム線を、支持枠に固定することで行なった。
固定に際しては、電子源基板の取り出し配線と接触しな
いようにし、また、画像表示領域にはみ出さないよう細
心の注意を払って行なった。
実施し、画像表示装置を完成した。
の周囲と、画像表示領域内部の双方に非蒸発型ゲッター
を配置するものである。本実施例は、画像表示領域が大
型化した場合に適用するものである。本実施例において
は、工程−a〜工程−eまでは、実施例8と同様の工程
で実施した。
非蒸発型ゲッターを成膜した。次いで、実施例9の工程
−fと同様に、画像表示領域の周囲に、非蒸発型ゲッタ
ー(リボン)を固定した。
実施し、画像表示装置を完成した。
を行った。評価は、単純マトリクス駆動を行い、画像表
示装置を連続全面点灯させ、輝度の経時変化を測定し
た。輝度は点灯を続けると徐々に低下するが、低下の割
合は、比較例7および比較例8の輝度低下の割合に比べ
て著しく低く、さらに長時間駆動することができた。
発型ゲッターが配置されているため、長時間外囲器の真
空を保つことができ、放出ガスの影響が小さくなって、
輝度低下を防いでいるものと考えられる。
比較例8の場合と比較して、長時間駆動後の輝度低下の
防止が認められた。
ゲッターを配置する場所、面積を変化させても、長時間
駆動後の輝度低下に対して十分満足できることが認めら
れ、画像表示装置の大きさに応じて非蒸発型ゲッターを
設置する場所を選べることがわかった。
る作製方法による非蒸発ゲッターを用いた場合を示す。
工程−a〜工程−eまでは、実施例8と同様の工程で実
施した。
用いて上配線上に非蒸発型ゲッターを形成するプロセス
図を示す。
ィスペンサー81を用いて非蒸発型ゲッターの粉末と接
着剤を含むペースト80を塗布した(図20(a))。
非蒸発型ゲッターは、50μmメッシュの篩いを通し
た、平均粒径20μmのZrを主成分とする非蒸発型ゲ
ッター:HS405粉末(日本ゲッターズ(株)製)を
用い、接着剤として、ラダー(梯子)型シリコン系オリ
ゴマー:GR650(米国OI-NEG TV Products,Inc.
製)を有機溶媒シクロヘキサノールに溶かし液状にした
ものを用いた。この非蒸発型ゲッター粉末と接着剤を混
ぜ合わせてペースト状にした。重量比は非蒸発型ゲッタ
ー:GR650:シクロヘキサノール=10:1:10
とした。
-6Torr)以下の雰囲気で280℃で焼成し、シクロ
ヘキサノールを蒸発させ、接着剤のシリコン原子と酸素
原子の結合反応を促進して上配線上に非蒸発型ゲッター
を接着した(図17(f)、図20(b))。このシリ
コン系接着剤はガス放出がほとんどなく、非蒸発型ゲッ
ターの能力をほとんど劣化させなかった。
ターと配線の密着性が十分で脱落が無く、また非蒸発型
ゲッターの金属表面をシリコンが覆うことが無かった。
型ゲッターが接着された部位が開口されているメタルマ
スクをかぶせて、非蒸発型ゲッター上に電子ビーム蒸着
でTiを2μm成膜した(図20(c))。
ーストの塗布方法はディスペンサーに限らず、スクリー
ン法やオフセット法などの印刷法や、配線部分に開口を
持つメタルマスクをアライメントして電子源基板に密着
させその上から前記ペーストを塗布するという方法でも
形成できた。さらにこのメタルマスクを用いてTiを成
膜する際のパターニングにも用いられるため、メタルマ
スクのアライメントは一度でよい。
の工程で行い、本実施例の画像表示装置を作製した。
像形成装置の外囲器の分圧をQ-mass26で測定して、比
較例7のゲッターを配しない画像形成装置の外囲器の分
圧と比較した。その結果、外囲器内の主要な無機ガス
(マスナンバー:2、18、28、32、44)の分圧
は、実施例11の非蒸発型ゲッターを配置した画像形成
装置の方が、比較例7のゲッターを配置しない画像形成
装置に比べて、それぞれ1桁以上低い値を示した。
ナーで加熱して封じ切りした後の比較例7との画像表示
装置の比較評価を行なった。評価は単純マトリクス駆動
を行ない、画像表示装置を連続全面点灯し、輝度の経時
変化を観察した。駆動初期の輝度は、それぞれ異なって
いたが、連続点灯を長時間続けると、比較例7の画像表
示装置の輝度低下が明らかに目立つようになったが、実
施例11の画像表示装置は、輝度低下が見られるもの
の、その割合は比較例7の画像表示装置に比べて少な
く、さらに長時間駆動することが可能であった。以上よ
り、接着剤を用いて非蒸発型ゲッターを外囲器内に形成
し、外囲器内の真空度を低く維持でき、それにより輝度
の低下を抑制する効果が確認された。
い場合に比べ、Tiを形成したものは、外囲器内の主要
な無機ガス(マスナンバー:2、18、28、32、4
4)の分圧が低い場合が多く、画像表示装置の輝度低下
もより少なくなっていた。これによりTiの形成によっ
て、外囲器の形成プロセスによる非蒸発型ゲッターの吸
着能力の劣化を抑制していることがわかった。
型ゲッターにTiを成膜し、Tiの成膜された非蒸発型
ゲッターを配線上に形成したものであり、工程−a〜工
程−eまでは、実施例8と同様の工程で実施した。
Zrを主成分とする非蒸発型ゲッター:HS405粉末
(日本ゲッターズ(株)製)粉末と、接着剤として、ラ
ダー(梯子)型シリコン系オリゴマー:GR650(米
国OI-NEG TV Products,Inc.製)を有機溶媒シクロヘキ
サノールに溶かし液状にしたものを混ぜ、さらに二酸化
チタンのコロイド(日本アエロジル(株)二酸化チタン
P25 13463-67-7)を混ぜペースト状にした。この時
の重量比は、非蒸発型ゲッター:GR650:シクロヘ
キサノール:二酸化チタンコロイド=10:1:10:
0.1とした。このペーストを工程−dで作製した上配
線パターン上にディスペンサー81を用いて塗布し、
1.33×10-4Pa(1×10-6Torr)以下の雰
囲気で280℃で焼成し、シクロヘキサノールを蒸発さ
せ、接着剤のシリコン原子と酸素原子の結合反応を促進
して上配線上に非蒸発型ゲッターを接着した。
実施し、画像表示装置を完成した。
同様の輝度評価を行ったところ、実施例11と同様に、
比較例7に比べ輝度低下の割合が小さく、外囲器内の真
空度を低く維持でき、それにより輝度の低下を抑制する
効果が確認された。
て非蒸発型ゲッターの粒子にTiを形成したが、これに
限るものでなく、非蒸発型ゲッターの粒子に蒸着等の成
膜法により、予めTi形成し、これを接着剤で配線上に
形成しても同様の効果が得られる。
の周囲に非蒸発型ゲッターを配置するものであり、その
配置図を図21(a)に示す。本実施例においては、工
程−a〜工程−eまでは、実施例8と同様の工程で実施
した。
周辺の配線上に絶縁膜130を印刷し、400℃で焼成
して形成した。
ッターと接着剤のペースト80をディスペンサー81を
用いて上記絶縁層130上に塗布し、1.33×10-4
Pa(1×10-6Torr)以下の雰囲気で280℃で
焼成し、非蒸発型ゲッターを絶縁膜130上に接着し
た。
ゲッター上に、スパッタ法でTi成膜した。
実施し、画像表示装置を完成した。
同様の輝度評価を行ったところ、比較例7に比べ輝度低
下の割合が小さく、外囲器内の真空度を低く維持でき、
それにより輝度の低下を抑制する効果が確認された。
の周囲と、画像表示領域内部の双方に非蒸発型ゲッター
を配置するものであり、図21(b)にその配置図を示
す。本実施例は、画像表示領域が大型化した場合に適用
するものである。本実施例においては、工程−a〜工程
−eまでは、実施例8と同様の工程で実施した。
いて、図21(a)に示すように周辺の配線上に絶縁膜
130を印刷し、400℃で焼成して形成した。
発型ゲッターと接着剤のペースト80をディスペンサー
81を用いて上配線上、下配線上及び上記絶縁層上に塗
布し、1.33×10-4Pa(1×10-6Torr)以
下の雰囲気で280℃で焼成し、非蒸発型ゲッターを絶
縁膜上に接着した。
型ゲッター上にジェットプリントシステム法でTiを成
膜した。
実施し、画像表示装置を完成した。
12、13と同様の輝度評価を行った。比較例7、実施
例11、12に比べ輝度低下の割合は著しく小さく、さ
らに長時間駆動することができた。
が配置されているため、長時間外囲器内の真空を保つこ
とができ、放出ガスの影響が小さくなって、輝度低下を
防いでいるものと考えられる。また、接着剤を用いるこ
とにより真空成膜やフォトリソプロセスを用いずに非蒸
発型ゲッターを外囲器内に形成することができた。
発型ゲッターを配置する場所、面積を変化させても、長
時間駆動後の輝度低下に対して十分満足できることが認
められ、画像表示装置の大きさに応じて非蒸発型ゲッタ
ーを設置する場所を選べることがわかった。
は、図10に模式的に示された装置と同様の構成を有
し、印刷法で形成したX方向配線(下配線)、Y方向配
線(上配線)上に非蒸発型ゲッターが配置されている。
では、実施例8と同様の工程で実施した。
板を準備し、このニクロム基板にアルゴンプラズマによ
る真空プラズマ溶射法により、日本ゲッターズ社製の非
蒸発型ゲッターHS405パウダーを成膜し、非蒸発型
ゲッターの第1層とした。第1層の膜厚は約50μmで
ある。大気雰囲気を経由した後、続いて、電子ビーム蒸
着法により第2層としてTiを約2μm成膜した。こう
して、非蒸発型ゲッター10を作製し、ゲッター固定用
治具9を用いて支持枠3に取り付けた。
子源基板を形成した。
に作成した。ガラス基体6を洗剤、純水および有機溶剤
を用いて十分に洗浄した。この上に、印刷法により蛍光
膜7を塗布し、表面の平滑化処理(通常、「フィルミン
グ」と呼ばれる。)して、蛍光体部を形成した。なお、
蛍光膜7はストライプ状の蛍光体(R、G、B)14
と、黒色導電材(ブラックストライプ)15とが交互に
配列された図8(a)に示される蛍光膜とした(図8
(a)では、蛍光体は62、黒色導電材は61として示
されている。)。更に、蛍光膜7の上に、Al薄膜によ
るメタルバック8をスパッタリング法により0.1μm
の厚さに形成した。
た。
を補強板(不図示)に固定した後、非蒸発型ゲッター1
0を取り付けた支持枠3、上記フェースプレート4を組
み合わせ、電子源基板1の下配線52及び上配線53を
行選択用端子及び信号入力端子と各々接続し、電子源基
板1とフェースプレート4の位置を厳密に調整し、封着
して外囲器5を形成した。封着の方法は、接合部にフリ
ットガラスを塗布し、Arガス中450℃、30分の熱
処理を行い接合した。なお、電子源基板1と補強板の固
定も同様の処理により行った。
2のように必要な機器を接続して次の工程を行なった。
し、電子源基板1上に配列された前述の複数の電子放出
部形成用の導電性膜に、電子放出部を形成するための以
下の処理(フォーミングと呼ぶ)を行った。
線してグランドに接続する。図22において、71は制
御装置で、パルス発生器72とライン選択装置74を制
御する。73は電流計である。ライン選択装置74によ
り、Y方向配線3から1ラインを選択し、これにパルス
電圧を印加する。フォーミング処理はY方向の素子行に
対し、1行(300素子)毎に行った。印加したパルス
の波形は三角波パルスで、波高値を徐々に上昇させた。
パルス幅T1=1msec、パルス間隔T2=10ms
ecとした。また、三角波パルスの間に、波高値0.1
Vの矩形波パルスを挿入し、電流を測ることにより各行
の抵抗値を測定した。抵抗値が3.3kΩ(1素子当た
り1MΩ)を越えたところで、その行のフォーミングを
終了し、次の行の処理に移った。これをすべての行につ
いて行い、すべての前記導電性膜(電子放出部形成用の
導電性膜)のフォーミングを完了し、各導電性膜に電子
放出部を形成して、複数の表面伝導型電子放出素子が、
単純マトリクスに配線された電子源基板1を作成した。
リルを導入し、圧力が1.3×10-3Paとなるように
調整し、素子電流Ifを測定しながら上記電子源にパル
スを印加して、各電子放出素子の活性化処理を行った。
パルス発生器72により生成したパルス波形は、矩形波
で、波高値は14V、パルス幅T1=100μsec、
パルス間隔は167μsecである。ライン選択装置7
4により、167μsec毎に選択ラインをDy1からD
y100まで順次切り替え、この結果、各素子行にはT1=
100μsec、T2=16.7msecの矩形波が行
毎に位相を少しずつシフトされて印加されることにな
る。
(電圧が14Vになっている時)での電流値の平均を検
知するモードで使用し、この値が600mA(1素子当
たり2mA)となったところで、活性化処理を終了し、
外囲器5内を排気した。
装置20及び真空容器22の全体を300℃に、10時
間保持した。この処理により、外囲器5及び真空容器2
2の内壁などに吸着されていたと思われるベンゾニトリ
ル及びその分解物が除去された。これはQ-mass26によ
る観察で確認された。
/排気保持により、内部からのガスの除去が行われるだ
けでなく、非蒸発型ゲッターの活性化処理も兼ねて行わ
れる。
ったが、これに限るものでなく、部材に悪影響が及ばな
い範囲の、より高温で実施しても同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。また、300℃以下の低温で
も、加熱時間を長くすることにより、ベンゾニトリルの
除去および非蒸発型ゲッターの活性化ともに同様の効果
が得られた。
から、排気管21をバーナーで加熱して封じ切る。
した。
示す画像形成装置を作製した。但し、本比較例において
は図10の画像形成装置と同様の構成であるが、実施例
15の非蒸発型ゲッターが配置されていない。本比較例
の画像形成装置を、実施例15と同様の構成、同様の方
法で作成した。
成装置を作成した。本比較例においては図10の画像形
成装置と同様の構成であるが、実施例15の非蒸発型ゲ
ッターの代わりに、市販の非蒸発型ゲッターを配置した
構成である。本比較例の画像形成装置を、実施例15と
同様の構成、同様の方法で作成した。
の画像形成装置を作製した。但し、本比較例においては
図10の画像形成装置と同様の構成であるが、実施例1
5の非蒸発型ゲッターの代わりに、市販の蒸発型ゲッタ
ーを配置した構成である。本比較例においては、封止後
に蒸発型ゲッターを高周波加熱でフラッシュさせ、ゲッ
ター膜を形成する工程を行った。以上の点を除いて、本
比較例の画像形成装置を、実施例15と同様の構成、同
様の方法で作成した。
最も良く表す斜視図を示す。実施例15との相違はX方
向配線上およびY方向配線上に多層型非蒸発型ゲッター
を形成したことである。
りに、以下に説明する工程fを行った以外は実施例15
と共通である。
準備し、十分な位置合わせをした後、アルゴンプラズマ
による真空プラズマ溶射法により、日本ゲッターズ社製
の非蒸発型ゲッターHS405パウダーを成膜し、非蒸
発型ゲッターの第1層とした。第1層の膜厚は50μm
である。大気雰囲気を経由した後、続いて、電子ビーム
蒸着法により第2層としてTiを約2μm成膜した(図
17(f))。
した。
最も良く表す斜視図を示す。
画像表示領域の外側にも、また、画像表示領域内側のX
方向配線上およびY方向配線上にも本実施例の非蒸発型
ゲッターを形成したことである。
5の工程−fおよび、実施例16の工程fを並行して行
なった。
9〜11の画像形成装置の比較評価を行った。評価は単
純マトリクス駆動を行い、画像形成装置を連続全面発光
させ、輝度の経時変化を測定した。初期の輝度は実施例
によって異なるが、相対的に輝度は発光を続けると徐々
に低下する。その様子は、測定する画素の位置により異
なり、非蒸発型ゲッター10の配置されていない周辺の
画素の輝度の低下がはやく、輝度むらが大きかった。特
に、比較例9では、輝度の低下が顕著で、実施例15〜
17の場合はもちろん、比較例10、比較例11の場合
よりも明らかに劣っていた。比較例10および比較例1
1の各画像形成装置は、いずれも同様の劣化を示した
が、実施例15〜17の各画像形成装置は、比較例の画
像形成装置より明らかに劣化の度合いが少なく、どれも
長時間にわたり高品質な画像を表示できた。
に、Tiパウダー(フルウチ化学(株)300メッシ
ュ)をArプラズマを用いたプラズマ溶射法にて成膜し
た。成膜後の膜厚は約50μmである。成膜後の表面
は、粒径20〜40μmの粒子よりなる多孔質であっ
た。
程−aで作製したプラズマ溶射Tiパウダー上に、電子
ビーム蒸着法にてTiを約2.5μm成膜した。成膜後
の表面は、Tiパウダー粒子の周囲にTiが成長し、多
孔質状態を保っていた。なお、工程−aで作成したTi
プラズマ溶射Tiパウダーの算術表面粗さRaは、概ね
Ra=10前後を示し、工程−bでTiを成膜した後も
この値には大差がなかった。
法により金属Tiを成膜した。
程−aで作製した基板のTi面にブラスト処理を施し、
表面形状を凹凸とした。なお、算術表面粗さRaは、概
ねRa=10前後を示した。
i面に、電子ビーム蒸着法を用いて金属Tiを成膜し
た。成膜後の表面の算術平均粗さRaは、Ti成膜前と
大差無く、概ねRa=10前後であった。こうしてニク
ロム基板上に多層構造のゲッターを作製した。
し、表面形状を凹凸した。なお、算術表面粗さRaは、
概ねRa=10前後を示した。
の表面にスパッタリング法により金属Tiを成膜した。
程−bで作製した基板に、さらに、電子ビーム蒸着法を
用いて金属Tiを成膜した。成膜後の表面の算術平均粗
さRaは、成膜前と大差無く、概ねRa=10前後であ
った。こうしてニクロム基板上に多層構造のゲッターを
作製した。
し、これに大気雰囲気でブラスト処理を施し、表面形状
を凹凸した。なお、算術表面粗さRaは、概ねRa=1
0前後を示した。
蒸着法により金属Tiを成膜した。成膜後の表面の算術
平均粗さRaは、成膜前と大差無く、概ねRa=10前
後であった。こうして多層構造のゲッターを作製した。
ば、真空中で従来よりも長時間にわたり高真空を維持で
きる。また、大気中で加熱する工程を経ても、従来の非
蒸発型ゲッターに比較して特性の劣化が著しく少ない。
ば、ゲッター材料の粉末の使用の有無に関わらず、真空
中で従来よりも長時間にわたり高真空を維持できる。ま
た、大気中で加熱する工程を経ても、従来の非蒸発型ゲ
ッターに比較して特性の劣化が著しく少ない。
電気泳動を用いた米国特許第5,242,559号に比
べて、あらゆるプロセスに対応が可能である。その上、
米国特許第5,456,740号のような、繰り返し高
温での焼結が必要ないので、簡便に、あらゆる場所に特
性の改善された非蒸発型ゲッターを提供できる。
像形成装置によれば、高温かつ低真空のプロセスを経た
場合にも、画像形成装置を構成する外囲器の真空を従来
に比べて長時間維持でき、その結果として経時的な輝度
変化(輝度低下)および経時的な輝度バラツキの発生の
少ない画像形成装置を提供することができる。
内、あるいは、画像表示領域の周囲、あるいは、画像表
示領域内およびその周囲の双方に配置することにより、
外囲器内に発生したガスが速やかにゲッター材に吸着さ
れるので、電子放出素子の特性の劣化を抑制でき、結果
的に、長時間動作させた場合の輝度の低下を抑制するこ
とができる。
のように蒸着用の配線やコンテナを必要としない非蒸発
型ゲッターを、接着物を用いて、真空蒸着やフォトリソ
プロセスを用いずに、画像表示領域内、あるいは、画像
表示領域の周囲、あるいは、画像表示領域内およびその
周囲の双方に配置することができる。
内に発生したガスが速やかにゲッター材に吸着されるの
で、電子放出素子の特性の劣化を抑制でき、結果的に、
長時間動作させた場合の輝度の低下を抑制することがで
きる。
器形成プロセスによるゲッター能力の劣化を抑え、画像
表示時の外囲器内の真空度をより長時間保つことができ
る。
状態を経ても、その吸着能力の低下が少ないから、非蒸
発型ゲッターを配置することで、封着工程後に外囲器内
に発生したガスはゲッター材に速やかに吸着され、外囲
器内の真空度が良好に維持されるので、電子放出素子か
らの電子放出量が安定し、特性の劣化を抑制でき、結果
的に、長時間動作させた場合の輝度の低下、とりわけ、
画像表示領域の外側付近での輝度の低下、および輝度む
らを抑制することができる。
間に、制御電極などの電極構造体を有しない画像形成装
置において特に有効であるが、制御電極などを有する画
像形成装置に対して本発明を適用した場合にも、同様の
効果が当然期待される。
ば、好適なゲッターを実現できる。
地とし、その上にTiを積層した非蒸発型ゲッターの電
子顕微鏡写真の模式図である。
子顕微鏡写真の模式図である。
S405)上にTiを積層した非蒸発型ゲッター、HS
405単独、および市販の非蒸発型ゲッターSt−12
2の吸着特性を比較した図である。
S405)上にTiを積層した非蒸発型ゲッターを、
1.33Pa(1×10-2Torr)の雰囲気下で45
0℃に加熱したのち、吸着特性の違いをHS405単独
の場合と比較した図である。
t−707)あるいはZr単体粉末上に、それぞれTi
を積層した非蒸発型ゲッター合金の吸着特性を、それぞ
れ非蒸発型ゲッター合金あるいはZr単体粉末のみの場
合と比較した図である。
S405)上にTiを積層した非蒸発型ゲッター合金
を、大気圧下Arフロー雰囲気で450℃に昇温した
後、吸着特性の違いをHS405単独の場合と比較した
図である。
器の構造を示す、一部を破断した斜視図である。
子源を示す模式図である。
ッターのひとつの形態を示す図である。
ある。
図である。
の概要を示す模式図である。
像表示装置により、NTSC方式のテレビ信号に基づい
たテレビジョン表示を行なうための駆動回路の構成例を
示すブロック図である。
る。
ある。
を説明するための図である。
グ処理および活性化処理に用いる回路の構成を示す模式
図である。
られる電圧波形の例を示す図である。
接着剤を含むペーストを上配線上に塗布、形成、さらに
Tiを形成する模式図である。
図である。
の機器を接続した製造評価装置を説明するための模式図
である。
る。
ある。
関する部分の断面図である。
を積層した非蒸発型ゲッタ、およびブラスト処理で凹凸
とした基板上に成膜したZr上にTiを積層した非蒸発
型ゲッタ、およびブラスト処理にて表面を凹凸としたZ
r箔上にTiを積層した非蒸発型ゲッタと、それぞれZ
r表面をブラスト処理せずにTiを積層した非蒸発型ゲ
ッタの吸着特性を示す図である。
Claims (22)
- 【請求項1】 ZrもしくはTiの少なくともいずれか
を含む下地面上にゲッター層を有することを特徴とする
ゲッター。 - 【請求項2】 前記ゲッター層が非蒸発型のゲッター材
を少なくとも含む請求項1に記載のゲッター。 - 【請求項3】 前記ゲッター層がTiを少なくとも含む
請求項1もしくは2に記載のゲッター。 - 【請求項4】 前記ゲッター層は蒸発させた材料が積層
されたものである請求項1乃至3いずれかに記載のゲッ
ター。 - 【請求項5】 非蒸発型のゲッター材を含む下地面上に
ゲッター層を有することを特徴とするゲッター。 - 【請求項6】 前記下地面上はゲッター材としてZrも
しくはTiの少なくともいずれかを含む請求項5に記載
のゲッター。 - 【請求項7】 前記ゲッター層がTiを少なくとも含む
請求項5もしくは6に記載のゲッター。 - 【請求項8】 前記下地面は凹凸を有する請求項1乃至
7いずれかに記載のゲッター。 - 【請求項9】 前記下地面は多孔質である請求項1乃至
8いずれかに記載のゲッター。 - 【請求項10】 前記下地面は凹凸を有しており、前記
ゲッター層の層厚は前記下地面の凹凸の粗さよりも小さ
い請求項1乃至4いずれかに記載のゲッター。 - 【請求項11】 前記下地面は該下地面の組成物を溶射
することで形成されたものである請求項1乃至10いず
れかに記載のゲッター。 - 【請求項12】 前記下地面は該下地面の組成物の粉末
を接着物により基体に固定したものである請求項1乃至
10いずれかに記載のゲッター。 - 【請求項13】 前記接着物は、シリコン原子と酸素原
子の結合による硬化物である請求項12に記載のゲッタ
ー。 - 【請求項14】 前記接着物が液体状あるいはゲル状の
接着剤を固化したものである請求項12に記載のゲッタ
ー。 - 【請求項15】 大気圧以下の圧力に内部を保持する気
密容器であって、内部に請求項1乃至14いずれかに記
載のゲッターを有することを特徴とする気密容器。 - 【請求項16】 電子源と該電子源からの電子の照射に
より画像を形成する画像形成部材とを内部を大気圧以下
の圧力に保持する外囲器内に設けた画像形成装置であっ
て、 前記外囲器内に請求項1乃至14いずれかに記載のゲッ
ターを有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項17】 前記電子源は複数の電子放出素子を有
する請求項16に記載の画像形成装置。 - 【請求項18】 前記電子源と前記画像形成部材とはそ
れぞれ概略平面を構成しており、互いに対向している請
求項17に記載の画像形成装置。 - 【請求項19】 ZrもしくはTiの少なくともいずれ
かを含む下地面を形成する工程と、 前記下地面上にゲッター層を形成する工程とを有するこ
とを特徴とするゲッターの製造方法。 - 【請求項20】 非蒸発型のゲッター材を少なくとも含
む下地面を形成する工程と、 前記下地面上にゲッター層を形成する工程とを有するこ
とを特徴とするゲッターの製造方法。 - 【請求項21】 前記下地面上にゲッター層を形成する
工程の前に、前記下地面が吸着する物質を含む雰囲気に
前記下地面を暴露する請求項19もしくは20に記載の
ゲッターの製造方法。 - 【請求項22】 前記下地面上にゲッター層を形成する
工程は、該ゲッター層を形成する材料を蒸発させて積層
する工程である請求項19乃至21いずれかに記載のゲ
ッターの製造方法。
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