JP2000228868A - 電圧駆動形スイッチング素子のゲート駆動回路 - Google Patents

電圧駆動形スイッチング素子のゲート駆動回路

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JP2000228868A JP11344209A JP34420999A JP2000228868A JP 2000228868 A JP2000228868 A JP 2000228868A JP 11344209 A JP11344209 A JP 11344209A JP 34420999 A JP34420999 A JP 34420999A JP 2000228868 A JP2000228868 A JP 2000228868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IGBTのスイッチング時間,損失の増加を抑
えながら、IGBTのスイッチング時のdi/dt,d
v/dtを抑制する。 【解決手段】IGBTを含む電圧駆動形スイッチングデ
バイスのスイッチング動作を制御する信号を増幅する駆
動手段と、前記IGBTのゲート電圧を検出する手段
と、前記駆動手段のオン(オフ)時の出力電圧を時間経
過に伴って徐々に降下(上昇)させる電圧降下(上昇)
手段と、前記出力電圧を徐々に上昇させる電圧上昇(降
下)手段とを設け、前記IGBTのゲート電圧の検出値
に応じて前記電圧下降(上昇)手段から前記電圧上昇
(降下)手段への切換えを行うことにより、IGBTのオン
(オフ)時のdi/dt,dv/dtを抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FETやIGBT
等の電圧駆動形スイッチング素子のゲート駆動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】図9に、IGBT(Insulated Gate Bipo
lar Transistor)を用いた電圧形インバータの一般的な
回路構成を示す。上下直列の3つのアームを構成するI
GBTを交互にオン,オフさせることにより、直流電源
Eから負荷のモータに交流電力を供給するものである。
同図においてLsは主回路配線の浮遊インダクタンスで
あるが、近年インバータの実装技術が進歩し、従来1μ
H近くにあったLsを150nH以下に小さくすること
が可能になってきている。その結果、浮遊インダクタン
スLsに蓄積されるエネルギが小さくなるので、スイッ
チング時の跳ね上がり電圧を抑制するためのスナバ回路
(例えば図10)が不要となり、主回路のシンプル化が
実現できるようになってきている。
【0003】しかしながら、主回路配線の遊遊インダク
タンスLsはターンオン時のdi/dtの抑制,スナバ
回路(例えば図10)はターンオフ時のdv/dtの抑
制の役割も果たしていたので、主回路のシンプル化によ
りIGBTのスイッチング時に高di/dt,高dv/
dtが発生するという新たな問題が発生するようになっ
てきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インバータ回路のスイ
ッチング動作の高di/dt化,高dv/dt化は、周
辺装置の誤動作の要因となるばかりでなく、負荷のモー
タにも悪影響を及ぼす。例えば、車両用のインバータで
は負荷のモータがインバータから離れたところに設置さ
れる場合が多い。モータ配線の中にはインダクタンスL
s′のほか、図9に破線で示すように浮遊容量Cs′が
含まれている。このためインバータのdv/dtが大き
くなるにしたがって、負荷のモータのインピーダンスが
大きく見えるようになるので、Ls′とCs′による共
振が発生する。このためモータにはインバータの出力電
圧の2倍に近い電圧が印加されるようになり、モータの
絶縁破壊等の故障原因となる場合がある。このようなこ
とからIGBTのスイッチング時のdi/dt,dv/
dtの抑制が重要な課題となっている。
【0005】電圧駆動形スイッチング素子であるIGB
Tのターンオン,ターンオフのスイッチング速度はその
ゲート駆動方法、例えばゲート抵抗を大きくして、IG
BTのゲート容量の充電時定数を長くすることにより抑
制できることが知られている。しかしこの方法だけでは
スイッチング時間が長くなること、IGBTでの損失が
大きくなり過ぎること等からIGBTのスイッチングの
タイミングに応じて、ゲート駆動回路のゲート抵抗を切
換える改良が提案されている(特開平1−183214号,特開
平3−93457号,特開平6−291631号,特開平8−322240
号,特開平10−150764号等)。しかしながら、ゲート抵
抗を切換える方法でdi/dt,dv/dtの可変範囲
を広くしようとすると、抵抗とそれを切換えるためのス
イッチが沢山必要となり、その切換えの制御も複雑化し
てくる。
【0006】本発明の課題は、IGBT等の電圧駆動形
スイッチング素子のスイッチング時間または損失の増加
を抑えながら、スイッチング時のdi/dt,dv/d
tを抑制することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、電圧
駆動形スイッチング素子のターンオン時においては、電
圧駆動形スイッチング素子のスイッチング動作を制御す
る信号を増幅する駆動手段と、電圧駆動形スイッチング
素子の動作状態(主電圧又は主電流又はゲート電圧)を
検出する手段と、駆動手段のターンオン時の出力電力を
時間経過に伴って徐々に降下させる電力下降手段と、出
力電力を徐々に上昇させる電力上昇手段とを設け、電圧
駆動形スイッチング素子の動作状態の検出値に応じて電
力下降手段から電力上昇手段への切換えを行うことによ
り、電圧駆動形スイッチング素子のターンオン時のdi
/dtの抑制量を可変できるようにしている。
【0008】また本発明においては、電圧駆動形スイッ
チング素子のターンオフ時においては、電圧駆動形スイ
ッチング素子のスイッチング動作を制御する信号を増幅
する駆動手段と、電圧駆動形スイッチング素子の動作状
態(主電圧又は主電流又はゲート電圧)を検出する手段
と、駆動手段のターンオフ時の出力電力を時間経過に伴
って徐々に上昇させる電力上昇手段と、出力電力を徐々
に降下させる電力降下手段を設け、電圧駆動形スイッチ
ング素子の動作状態の検出値に応じて電力下降手段から
電力上昇手段への切換えを行うことにより、電圧駆動形
スイッチング素子のターンオフ時のdi/dt,dv/
dtの抑制量を可変できるようにしている。
【0009】また本発明では、電圧駆動形スイッチング
素子のスイッチング動作を制御する信号を増幅する駆動
手段と、電圧駆動形スイッチング素子の動作状態(主電
圧又は主電流又はゲート電圧)を検出する手段と、駆動
手段のターンオン又はターンオフ時の出力電力を時間経
過に伴って徐々に降下又は上昇させる手段と、電圧駆動
形スイッチング素子の温度を検出する検出手段と、温度
検出量を電圧に変換する手段とを設け、電圧駆動形スイ
ッチング素子の動作状態(主電圧又は主電流又はゲート
電圧)の検出値と電圧駆動形スイッチング素子の温度検
出量に応じて、駆動手段の電力下降手段から電力上昇手
段、又は電力上昇手段から電力降下手段への切換えのタ
イミングを変えることにより、電圧駆動形スイッチング
素子のターンオン又はターンオフ時のdi/dt,dv
/dtの抑制量を可変できるようにしている。
【0010】さらに本発明では、電力上昇手段及び電力
下降手段を、抵抗とコンデンサ及びスイッチング素子の
並列又は直並列という簡単な構成で実現している。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を示すIG
BTのゲート駆動回路101の機能構成図である。ゲー
ト駆動回路101が接続されているIGBTモジュール
102は、例えば図9に示すような電力変換器を構成す
る1素子である。IGBTのオン,オフを制御する信号
を増幅する駆動手段107の出力がIGBTのゲートと
エミッタ間に接続され、その出力電力を過渡的に可変す
る電力上昇手段105と電力下降手段106が駆動手段
107と直列に接続されている。電力下降手段から電力
上昇手段への切換えは、IGBTの動作状態(コレクタ
電圧又はコレクタ電流又はゲート電圧)によって行う
が、この場合は基準電圧設定手段108によって設定さ
れたゲート電圧の基準電圧を超えるところで行ってい
る。以下、IGBTの動作波形を用いながら本ゲート駆
動回路101の動作を具体的に説明する。図において1
03は比較回路、104はゲート電圧検出器である。
【0012】図2はIGBTのターンオン、図3はター
ンオフの動作波形例を示すものである。図2(A),図
3(A)は本発明による電力上昇手段,電力下降手段を
用いた場合、図2(B),図3(B)が単にゲート抵抗
を大きくしてdi/dt,dv/dtを抑制した従来例
である。制御装置からの信号により、駆動手段の出力電
圧が負から正、または正から負に転じることによりIG
BTのスイッチング動作が行われるが、ここではターン
オン動作の図2(A)を中心に説明する。また、図中に
はゲート駆動手段の出力能力という名称の波形を示して
いるが、これは以下の理由からである。
【0013】図8(A)〜(D)に、IGBTのゲート駆
動回路101と動作波形例を示す。R1はオン用のゲー
ト電流の制限抵抗、R2はオフ用のゲート電流の制限抵
抗である。ターンオン時はQ1がオン,Q2がオフ状態
で、E1がR1,Q1を介してIGBTのゲートとエミ
ッタ間に印加される。ターンオフ時はQ1がオフ,Q2
がオン状態で、E2がR2,Q2を介してIGBTのゲ
ートとエミッタ間に印加される。電圧形駆動素子のゲー
ト駆動手段の負荷は、図8(A)に破線で示すようにコ
レクタ帰還容量Cgc,ゲート容量Cgeを有する容量負荷
である。このため、IGBTのゲートとエミッタを接続
した状態で本発明のゲート駆動手段を説明すると、表現
方法で混乱しやすいと思われるところがある。例えば、
図8(C)はオン用のゲート抵抗R1が一定の場合、図
8(D)はゲート抵抗R1を時間的に可変した場合であ
る。両者のゲート電流Ioutとゲート電圧Voutか
らは、ゲート駆動手段の条件がどのように変わっている
かが分かりづらい。例えば、ゲート駆動手段の出力電力
が一定のところであってもゲート電流Ioutが連続的
に減少している期間がある。これは、ゲート駆動手段に
容量負荷が接続されているためである。そこで、図8
(B)に示すように負荷抵抗Rを接続し、負荷抵抗Rに
加わる電圧をゲート駆動手段の出力電力(出力能力)と
表現することにする。この場合の負荷抵抗Rの電圧は、
オン用の抵抗R1又はオフ用の抵抗R2との比率で決ま
る。従って負荷抵抗Rの値は限定されないが、R1又は
R2と同等の値を選ぶことにより、ゲート駆動手段の能
力変化がより分かりやすいものとなる。
【0014】図2(B)の従来例の場合は、正の一定電圧
が出力されているのに対して、図2(A)の本発明の場合
は、一旦正の電圧が出力された後出力電圧が時間と共に
徐々に降下し、再び上昇している点が異なっている。I
GBTのターンオン時のdi/dtは、ゲート電圧の上
昇速度に依存することが知られており、図2(B)の場合
はゲート抵抗を大きくしてゲート電圧の上昇速度を遅く
した場合に相当している。この場合、コレクタ電流の上
昇が抑えられる反面、ターンオン時間(T1)が長く、タ
ーンオン後のAの部分のコレクタ電圧の下がりが遅くな
るため、IGBTのスイッチング損失が大きくなるという欠
点がある。本発明の図2(A)の場合は、ターンオンの
最初に正の大きな電圧を出力し、時間と共に徐々に電圧
を降下させ、T2後再び時間と共に電圧を上昇させ、T
3後に最初の電圧に戻している。最初の大きな出力電圧
はIGBTのゲート電圧の上昇速度を速め、ターンオン
時間(T1)の短縮の役割を果たしている。IGBTの
ゲート電圧がしきい値になる頃には、出力電圧が低下
し、図2(B)の場合と同様にdi/dtが抑制され
る。さらに、IGBTのゲート電圧がしきい値を超えた
後、再び出力電圧を大きくすることによりゲート電圧の
上昇を速め、図2(A)のAの部分のコレクタ電圧の下
がりを速くして、スイッチング損失の低減を図ってい
る。
【0015】以上のように本発明の第1の特徴は、ター
ンオンの最初は正の大きな電圧を出力して時間と共に徐
々に電圧を低下させること、IGBTの動作状態(この
場合はゲート電圧)に応じて再び電圧を上昇させること
により、スイッチング時間の短縮とターンオン損失の低
減をはかりながら、IGBTのスイッチング速度のソフ
ト化を実現している点にあるが、従来技術に対して次の
ような特徴を有している。
【0016】IGBTのスイッチング速度をソフト化し
た場合のターンオン,ターンオフ時間の短縮,スイッチ
ング損失の低減方法として、ゲート抵抗を切換える方法
(特開平1−183214号,特開平3−93457号,特開平6−29
1631号等)が提案されている。ゲート抵抗を切換えた場
合の駆動手段の出力電圧は図2(A),図3(A)に破
線で示すようになり、本発明と一部同様な効果が得られ
るところもあるが、以下の理由により制御のしやすさや
効果,構成に大きな差異が生じることになる。IGBT
のスイッチング速度のソフト化は、本質的にはスイッチ
ング損失の増加を招くので、不要なスイッチング速度の
ソフト化はできるだけ避けたい。特開平6−291631号,
特開平8−322240号,特開平10−150764号等に記載のよ
うに、IGBTのdi/dt,dv/dtの通電時の電
源電圧や温度等によっても変わるが、ゲート抵抗を切換
える方法で制御するdi/dt,dv/dtを変えよう
とすると、多くのゲート抵抗とその切換え装置が必要と
なる。また、ゲート抵抗を切換える方法では、IGBT
のdi/dt,dv/dtを抑制した後、本発明の電圧
上昇期間T3(図2(A),図3(A)参照)の期間に
小さなゲート抵抗に切換えることになるが、そのタイミ
ングが早いとdi/dt,dv/dtが途中から急に大
きくなり、タイミングが遅すぎるとスイッチング損失が
大きくなるので、ゲート抵抗の切換えのタイミングの難
しさがある。
【0017】本発明では、ターンオンの最初に正の大き
な電圧を出力し、時間と共に変化する電力下降手段と電
力上昇手段を設けている。電圧を徐々に下降させる電力
下降手段は、ゲート抵抗を切換える方法に例えると、ゲ
ート抵抗を連続的に大きな抵抗に切換えていることに相
当している。また、電力下降手段の動作期間T2の後に
再び時間とともに電圧を上昇させる電力上昇手段は、ゲ
ート抵抗を連続的に小さな抵抗に切換えていることに相
当している。すなわち、電力下降手段の動作期間T2を
短く、電力上昇手段の動作期間T3を長くすることはゲ
ート抵抗を小さくすることに相当し、動作期間T2を長
く、電力上昇手段の動作期間T3を短くすることはゲー
ト抵抗を大きくすることに相当する。このように等価的
にゲート抵抗を連続的に可変する機能を持たせることに
より、電力下降手段から電力上昇手段へ切換えるタイミ
ングの制御により、急激なdi/dt,dv/dtの変
化を抑制できる。
【0018】例えば、今回我々が実験に用いた3.3k
V−1200A のIGBTの場合は、主回路のインダ
クタンス約100nHで電源電圧2kVからターンオン
させると、ゲート駆動手段の出力からIGBTの主電流
が流れ始めるまでのターンオン遅れ時間Tdが約1.5
μs 、主電流の立ち上がりdi/dtが約6000A
/μsであった。この場合、主電流1200Aに立ち上
がるまでの動作期間Tは T=定格電流(1200A)/抑制di/dt(6000
A/μs)=0.2μs である(T1=約1.7μs )。このような場合、電力
上昇手段の上昇期間T3を0.2μs より大きくしてお
くと、電力下降手段の下降期間T2=Td+T=1.5
μs+0.2μsから、T2=Td+T−T3の範囲で
di/dtの抑制が可能であることが分かる。ただし、
T3=Td+TはT2=0となり、電力下降手段が動作
しないことになるので、除かれる。実際にはゲート駆動
手段の出力からIGBTの主電流が流れ始めるまでのタ
ーンオン遅れ時間Tdに対して主電流の立ち上がり時間
Tが短いのでT2>T3の関係で抑制するのが有効であ
る。以上のように、本発明は連続的に下降する上記の電
力下降手段と連続的に上昇する上記の電力上昇手段を組
み合わせて下降から上昇への動作点T2を変えることに
よりdi/dtを変えることを可能としている。このこ
とはまた、切り換え動作点T2のわずかなずれによって
はdi/dtの抑制量が急激に変化しない効果も有する
ことを意味している。
【0019】以上のように本発明の最大の特徴は、前記
電力下降手段と前記電力上昇手段で等価的にゲート抵抗
を連続可変しているように機能させていることである
が、例えば電力下降手段の部分(T2)を従来のゲート
抵抗を切換える方法にして、本発明の電力上昇手段(T
3)を組み合わせた場合においても、両者間の切換えの
タイミング(期間T2に対応)が僅かにずれてもdi/
dt,dv/dtが急激に変化しないというメリットが
得られる。また、電力上昇手段の動作点を変えることに
よりdi/dt,dv/dtの制御が可能なので、通電
条件(電源電圧,コレクタ電流,温度等)が変わった場
合等のdi/dt,dv/dtの制御に活用できるとい
う特徴がある。
【0020】以上、本発明の実施の形態をIGBTのタ
ーンオン動作に代表して説明してきたが、図3(A)に
示されるようにターンオフ動作についてもターンオン動
作と同様に制御することができる。電圧駆動形素子の場
合はそのゲートしきい値を境にしてオン,オフ動作が行
われ、ゲート電圧が正の方向で制御されるが、負の方向
で制御されるかの違いである。ターンオフ動作の詳細説
明は省略するが、ターンオン動作で説明しなかった本発
明のもう一つの特徴をターンオフ動作で説明する。
【0021】図3(A)は本発明の実施例、図3(B)
は従来のゲート抵抗を大きくしてdv/dtを抑制した
時のIGBTの動作波形例である。両者のコレクタ電圧
波形を比較してみると、図3(A)の本発明の実施例で
は電圧が上昇する傾きがほぼ一定であるのに対して、図
3(B)の場合は最初の傾きが緩やかで徐々に急峻にな
っていることが分かる。これは図8(A)に破線で接続
しているIGBT内部の帰還容量Cgcの影響である。帰
還容量Cgcを介する電流は、ターンオフ時はコレクタ電
圧の上昇と共にゲートからエミッタ側に流れてゲート電
流の一部を打ち消すのでターンオフ動作を遅らせるよう
に働く。また、ターンオン時はコレクタ電圧の下降と共
にゲート電流の一部をコレクタ側に流してターンオンを
遅らせるように働く。帰還容量Cgcは、コレクタ電圧が
低いときに大きく、高くなるに従って2桁以上も小さく
なることが知られている。IGBTを大きなゲート電流
で動作させているときには帰還容量を介す電流の割合が
小さいが、dv/dtを抑制するためにゲート電流を小
さくした場合には帰還容量を介する電流の割合が大きく
なる。このため図3(B)の場合はコレクタ電圧の低い
ところでの電圧上昇が緩やかになっている。
【0022】一方本発明の図3(A)の場合は、これま
で述べてきたように前記電力下降手段により駆動能力を
連続的に可変しており、コレクタ電圧の低いところでは
高いところより大きなゲート電流が供給されるので、コ
レクタ電圧の上昇がほぼ均等化される。
【0023】図4は、本発明の他の実施例の形態を示す
IGBTのゲート駆動回路の機能構成図である。図1と
は温度を検出するセンサ402が追加されている点、セ
ンサの出力を電圧変換手段401により電圧変換して基
準電圧の制御に用いている点が異なっている。前述した
ようにIGBTモジュール102のIGBTのスイッチ
ング時のdi/dt,dv/dtは通電時の電源電圧,
電流及び温度等によって変わる。例えばIGBTの動作
温度によっては、ターンオフ時のdv/dtが図11の
ように変わる。温度に大きく依存しているので、温度の
低いところでゲート条件を設定すると、温度の高いとこ
ろではdv/dtが必要以上に抑制され、ターンオン損
失の増加を招くことになる。
【0024】本実施例では、温度センサの出力で基準電
圧を制御することにより、電力降下手段106の動作期
間T5から電力上昇手段105の動作期間T6への切換
えのタイミングを変えている。すなわち、温度が低いと
きは電力降下手段の動作期間T5を長くし、温度が高く
なるにしたがってその動作期間T5を短くしている。動
作温度が高くなった時のターンオフ損失の低減を、ター
ンオフ時のdv/dtを均等化することにより実現して
いる。なお、ここではdi/dt,dv/dtの温度依
存性を利用した例の実施例を示したが、di/dt,d
v/dtが依存する物理量(例えば電源電圧,コレクタ
電流)であれば同様の手法で制御が可能である。
【0025】図5は、本発明の他の実施例を示すIGB
Tのゲート駆動回路101の実施例である。IGBTを
含む電圧駆動形スイッチング素子のスイッチング動作を
制御する信号を増幅するコンプリメンタル接続されたQ
1,Q2とゲート抵抗R1,R2が直列に接続され、さ
らに2組の電圧上昇,下降手段501,502がそれに
直列に接続されている。電力上昇,下降手段501,5
02はそれぞれコンデンサ(C1,C2)と抵抗(R
3,R4)及びスイッチ(Q3,Q4)の並列接続で構
成されている。スイッチ(Q3,Q4)のゲートはゲー
ト電圧検出手段503の比較器1及び2の出力に接続さ
れており、比較器1及び2の動作は、それぞれ基準電圧
設定手段108−1,108−2からの基準電圧とゲー
ト電圧の比較によって制御されるようになっている。タ
ーンオン動作は次のように行われる。Q1,Q3がオフ
状態,Q2,Q4がオン状態において、Q1,Q3がオ
フ状態,Q1がオン状態に変わると、電源E1−(C
1,R3)−R1−Q1−IGBTのゲート−エミッタ
の経路でゲート電流が流れる。このときゲート電流はC
1とR3に並列に流れるが、最初はIGBTのゲート容
量がほぼ電源E2に逆充電されているので、電源E1と
電源E2及びR1で決まる大きなゲート電流がC1に流
れる。やがてコンデンサC1の充電さが進み電源E1と
R1,R3で決まる電流に絞られ、本発明の電力降下手
段の役割を果たす。
【0026】次に、ゲート電圧が上昇し、比較器1の基
準電圧を超えるとQ3がオンする。Q3がオンするとゲ
ート電流の経路は、電源E1−Q3−R1−Q1−IG
BTのゲート−エミッタに変わるので、ゲート電流を増
大してゲート電圧を急上昇させるように働く。しかし、
Q3がオンする直前のC1は図5に示す極性に充電され
ており、Q3がオンした直後はC1に蓄積されていた電
荷の放電が行われる。この場合の放電はC1の容量とQ
3のオン抵抗の時定数によって行われ、コンデンサC1
の放電にともなって本発明の電力上昇手段の役割を果た
す。ターンオフ時はターンオン時と反対であり説明は省
略するが、Q4,R4,C2がターンオフ時の電力下降
及び上昇手段の役割を果たし、本発明を簡単な回路構成
で実現している。
【0027】なお、コンデンサC1,C2はスイッチン
グ時間(T1,T4)の短縮の目的もかねている。ター
ンオン前はIGBTのゲート容量CgeはマイナスE2に
充電されているので、これをIGBTのゲートしきい値
電圧Vthまで充電する電荷は、 Qon=Cge×(E2+Vth) …(1) であり、ターンオフ時はE1からゲートしきい値電圧V
thまでの放電電荷は Qoff=Cge×(E1−Vth) …(2) である。オン時の電力下降期間(T2),オフ時の電力
下降期間(T5)にはC1,C2に蓄積される電荷がこ
のQon,Qoffの電荷とほとんど同等になるように
すると、スイッチング時間は大幅に短縮される。しか
し、ゲート電圧の下降又は上昇がゆるやかになり、IG
BTのスイッチング時のdi/dt,dv/dtの抑制
範囲が狭くなる。前述(1),(2)式に示すように、Qo
n,Qoff自体がゲート回路の電圧によって変わる
が、我々が実験に用いたIGBTの標準的と思われるゲ
ート回路条件(E1=15V,E2=10V)では、C
1,C2の容量をIGBTのゲート容量Cgeの1〜5倍
程度にすると、スイッチング時間短縮とdi/dt,d
v/dt抑制の両者に大きな効果が得られている。
【0028】図6は、本発明の実施の形態を示すIGB
Tのゲート駆動回路の他の実施例である。図5の電力上
昇,下降手段501,502と図6の電力上昇,下降手
段501,502の違いは、スイッチ(Q3,Q4)と
直列に抵抗(R5,R6)を設けている点である。スイ
ッチ(Q3,Q4)のオン抵抗は、そのベース入力によ
って可変することも可能であるが、この場合は抵抗(R
5,R6)を追加してC1の放電時定数を大きくして電
力上昇期間(T3)を変えた例である。
【0029】図13は、本発明の実施例の形態を示すI
GBTのゲート回路の他の実施例である。図6との違い
は、R3,C1に直列にR51が、R4とC2に直列に
R61が設けられている点である。スイッチ(Q3,Q
4)がオンした状態でのゲート抵抗は両者ともオン用が
R1+R5、オフ用がR2+R6である。R5,R6を
大きくする時はその分R1,R2を小さくするが、図6
の場合はR1,R2を小さくすると、R3とC1及びR
4とC2に流れる電流が連鎖的に変わるので回路設計が
複雑となる。図13の実施例では、R5及びR6と等価
な抵抗(R51,R61)をR3,C1及びR4,C2
に直列に接続して、R3とC1及びR4とC2に流れる
電流が変わらないようにしている。
【0030】図12は、本発明の実施の形態を示すIG
BTのゲート駆動回路の他の実施例である。図6の電力
上昇手段及び電力下降手段との違いは、スイッチ(Q
3,Q4)のベース電流の変化を利用している点であ
る。スイッチQ1がターンオンすると、電源電圧E1が
R3−R1−IGBTのゲートの経路で印加される。す
るとR3に印加される電圧により、Q3のエミッタから
ベース、さらにはC3−R5の経路でQ3のベース電流
ib1が流れQ3がオンする。しかしQ3がオンすると
Q3に印加されていた電圧が低下してベース電流ib1
が流れなくなるので、結局はC3の充電電流とQ3のh
feで決まる電流が流れて、電力下降手段の役割を果た
す。次にR7を介してベース電流が流れQ3がオンする
と、C3を電源としてib2が流れるので、その間はR
1に流れる電流が低減し電力上昇手段の役割を果たす。
この場合の電力下降期間T2及び電力上昇期間T3はC
3,R5によって変えられることは明白である。また、
図5で示したようにQ3に並列にコンデンサC1を設け
ることを併用することも可能である。
【0031】図7は、本発明の実施例を示すIGBTの
ゲート駆動回路の他の実施例の機能構成図である。図1
の実施例では電力上昇手段105及び電力下降手段10
6が駆動手段107と直列に接続されているが、この実
施例では電力上昇、下降手段501,502が駆動手段
107に並列に接続する。電力上昇、下降手段501,
502で駆動手段からの出力をバイパスすることによ
り、出力電力の下降及び上昇を実現している。動作は図
1の場合と同様であり、説明は省略する。
【0032】以上、本発明はIGBTやFET等の電圧
駆動形スイッチング素子のスイッチング時のdi/d
t,dv/dtの抑制という観点から説明してきたが、
本発明のゲート駆動回路は電力変換器の負荷短絡やアー
ム短絡などで発生する過電流からの保護にも有効であ
る。すなわちセンサの出力で基準電圧を制御する機能を
持たせており、温度センサと過電流センサを並列にし
て、基準電圧の増加減を制御することが容易にできるか
らである。例えば、ターンオン時に過電流を検知した場
合は、比較器の基準電圧を上昇させ、ゲート電圧の下降
手段から上昇手段への切換えをさせないようにして、電
力変換器の負荷短絡やアーム短絡などで発生する過電流
をそれ以上大きくさせないようにすることへの応用が可
能である。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から分かるように、本発明は
電圧駆動形スイッチングデバイスを用いたインバータの
回路動作の高di/dt化,高dv/dt化からくる、
周辺装置の誤動作の要因ばかりでなく、負荷のモータの
絶縁破壊等の問題を解消することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電圧駆動素子のゲート
駆動回路の機能構成図である。
【図2】本発明の実施例の動作を説明するためのターン
オン動作波形である。
【図3】本発明の実施例の動作を説明するためのターン
オフ動作波形である。
【図4】本発明の他の実施例を示す電圧駆動素子のゲー
ト駆動回路の機能構成図である。
【図5】図1の実施例の具体的回路構成図である。
【図6】図5の具体的回路の変形例である。
【図7】本発明の他の実施例を示す電圧駆動素子のゲー
ト駆動回路の機能構成図である。
【図8】電圧駆動素子のゲート駆動回路の出力能力を説
明するための回路及び動作波形である。
【図9】本発明対象であるIGBTを用いた電圧形イン
バータの一般的な回路図である。
【図10】跳ね上がり電圧を抑制するスナバ回路例であ
る。
【図11】IGBTのdv/dtの温度依存。
【図12】図5の実施例の変形例である。
【図13】図6に示す具体的回路の変形例である。
【符号の説明】
101…ゲート駆動回路、102…IGBTモジュー
ル、103…比較回路、104…ゲート電圧検出、10
5…電力上昇手段、106…電力下降手段、107…駆動
手段、108…基準電圧設定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲荷田 聡 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸事業所内 (72)発明者 宮崎 英樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 鈴木 勝徳 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧駆動形スイッチング素子のスイッチン
    グ動作を制御する信号を増幅する駆動手段と、前記電圧
    駆動形スイッチング素子の動作状態を検出する手段と、
    前記駆動手段のターンオン及びターンオフ時の出力電力
    を時間経過に伴って徐々に降下させる電力下降手段と、
    前記出力電力を時間経過に伴って徐々に上昇させる電力
    上昇手段とを有することを特徴とする電圧駆動形スイッ
    チング素子のゲート駆動回路。
  2. 【請求項2】電圧駆動形スイッチング素子のスイッチン
    グ動作を制御する信号を増幅する駆動手段と、前記電圧
    駆動形スイッチング素子の動作状態を検出する手段と、
    前記駆動手段のターンオン及びターンオフ時の出力電力
    を時間経過に伴って徐々に降下させる電力可変手段と、
    前記出力電力を時間経過に伴って徐々に上昇させる電圧
    上昇手段とを有することを特徴とする電圧駆動形スイッ
    チング素子のゲート駆動回路。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記電力
    下降手段の電力下降動作時間が前記電力上昇手段の電力
    上昇動作時間より大きいことを特徴とする電圧駆動形ス
    イッチング素子のゲート駆動回路。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項において、前
    記電圧駆動形スイッチング素子の温度を検出する手段
    と、前記検出量を電圧に変換する手段とを有し、前記駆
    動手段の出力電力を時間経過に伴って降下させる電力下
    降手段から、前記電力上昇手段切換えを、前記温度検出
    量に応じて行うことを特徴とする電圧駆動形スイッチン
    グ素子のゲート駆動回路。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項において、前
    記駆動手段の出力電力を時間経過に伴って降下,上昇さ
    せる電力下降手段,前記電力上昇手段の何れか又は両者
    が、コンデンサとスイッチングデバイスの並列によって
    構成されていることを特徴とする電圧駆動形スイッチン
    グ素子のゲート駆動回路。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか1項において、前
    記駆動手段の出力電力を時間経過に伴って降下,上昇さ
    せる電力下降手段、前記電力上昇手段の何れか又は両者
    が、抵抗とコンデンサ、及びスイッチングデバイスの並
    列又は直並列によって構成されていることを特徴とする
    電圧駆動形スイッチング素子のゲート駆動回路。
  7. 【請求項7】請求項5又は請求項6において、前記電力
    下降手段又は前記電力上昇手段に用いるコンデンサ容量
    が、電圧駆動形スイッチング素子のゲート容量の1〜5
    倍であることを特徴とする電圧駆動形スイッチング素子
    のゲート駆動回路。
  8. 【請求項8】請求項1または請求項2に記載されるゲー
    ト駆動回路により駆動される電圧駆動形スイッチング素
    子を複数個用いて構成されることを特徴とするインバー
    タ。
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