JPH11285238A - 絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路、電力変換装置 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路、電力変換装置

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JPH11285238A
JPH11285238A JP10085435A JP8543598A JPH11285238A JP H11285238 A JPH11285238 A JP H11285238A JP 10085435 A JP10085435 A JP 10085435A JP 8543598 A JP8543598 A JP 8543598A JP H11285238 A JPH11285238 A JP H11285238A
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建夫 小山
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仁嗣 松村
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    • H03K17/04123Modifications for accelerating switching without feedback from the output circuit to the control circuit by measures taken in the control circuit in field-effect transistor switches

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲート抵抗の抵抗値を小さくすることなく、ゲ
一卜信号を入れてからターンオフまでの時間を短縮する
ことが可能なゲート駆動回路を得る。 【解決手段】半導体素子1のゲート端子にゲート抵抗4
を介してターンオン信号を供給するための第1の直流電
圧源2Aおよび第1のスイッチ3A、並びに、該ゲート
端子に前記ゲート抵抗4を介してターンオフ信号を供給
するための第2の直流電圧源2Bおよび第2のスイッチ
3Bを備えた絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路
において、3Bと4の間に、ダイオード5とコンデンサ
6を並列に接続した回路を直列に接続し、該コンデンサ
6に、1のターンオフに必要なゲート電荷よりも少ない
電荷を充電するための第3の直流電圧源2Cを具備した
もの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IGBT(絶縁ゲ
ートバイポーラトランジスタ)などの絶縁ゲート型半導
体素子を駆動するゲート駆動回路及び電力変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電力用半導体素子(以下電力用素子と称
する)は、モータ駆動用インバータ、無停電電源装置、
周波数変換装置などの電力変換装置の主スイッチング素
子として使われている。電力用素子の中でもIGBT
は、大電流、絶縁ゲートという利点があるため、産業用
などに広く使われている。
【0003】図25は、IGBTのゲート駆動回路を示
したものである。同図において、1はIGBT等の半導
体素子であり、これはコレクタ端子C、エミッタ端子
E、ゲート端子Gを備え、端子G,Eには次に述べるゲ
ート駆動回路100(一点鎖線で囲まれた部分回路)が
接続されている。ゲート駆動回路100は、直流電圧源
(第1の直流電圧源)2A,直流電圧源(第2の直流電
圧源)2B、スイッチ3A(第1のスイッチ:正極性電
圧印加用スイッチ),3B(第2のスイッチ:負極性電
圧印加用スイッチ)、ゲート抵抗4からなり、半導体素
子1の端子Gと端子Eの間に、ゲート抵抗4、スイッチ
3A、直流電圧源2Aからなる直列回路が接続され、ま
た半導体素子1の端子Eと端子Eと直流電圧源2Aの負
極の接続点と、スイッチ3Aとゲート抵抗4の接続点間
に、直流電圧源2Bとスイッチ3Bの直列回路が接続さ
れ、さらに半導体素子1の端子C、端子Eは図示しない
電力変換装置の主回路に接続される。
【0004】半導体素子1は、端子G−E間に正極性電
圧を印加すると導通状態になり、負極性電圧を印加する
と阻止状態になる。図25およびこの動作は、コロナ社
発行パワーデバイス・パワ−ICハンドブック(電気学
会構成の高機能パワーデバイス・パワーIC調査専門委
員会編)の13.3.2節(1)ゲートドライブ回路の
図13、図14に記載されている。
【0005】図26に、図25の半導体素子1のターン
オフ時の動作波形を示す。スイッチ3Bをオン(閉路)
して、ゲート駆動電圧Vgに負極性電圧を印加する。す
ると、過渡的に、ゲート電圧Vgeはミラー電圧と呼ば
れる電圧で保持されるため、この期間でゲート電流Ig
は、ほぼ一定となる。ゲート電荷(ゲート電流Igの積
分)が一定の値に達すると、素子電流Icが減少し、半
導体素子1がターンオフする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図26に示すように、
スイッチ3Bをオンしてから半導体素子1がターンオフ
するまで遅れ時間がある。これは、半導体素子1のター
ンオフ過程において、ゲート端子Gとエミッタ端子E間
のストレイキャパシタンスの充電電荷を引き抜き完了ま
での間、ゲート端子Gとエミッタ端子E間の電圧は素子
固有のミラー効果によるミラー電圧が所定時間(ミラー
時間)が発生するからである。この遅れ時間は制御性を
悪くする。この遅れ時間を小さくする手段として、ゲー
ト抵抗4の抵抗値を小さくしてゲート電流を大きくする
方法がある。
【0007】しかし、ゲート抵抗4はスイッチング損失
などに影響を与えるため、簡単に変更できない。さら
に、半導体素子1を直列に接続しているとき、前述の遅
れ時間がばらついていると、半導体素子1にかかる電圧
のバランスが悪くなり、特定のIGBTにのみ、電圧が
集中することになる。このことは並列接続においても同
様である。
【0008】そこで、本発明の第1の目的は、ゲート抵
抗の抵抗値を小さくすることなく、ゲ一卜信号を入れて
からターンオフまでの時間を短縮することが可能であ
り、また、本発明の第2の目的は、サージ電圧の発生を
抑制できる絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路を
提供することにあり、本発明の第3の目的は、複数の絶
縁ゲート型半導体素子を同時に動作させることができる
電力変換装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を実現するた
め、請求項1に対応する発明は、コレクタ端子とエミッ
タ端子とゲート端子を有した絶縁ゲート型半導体素子を
備え、該ゲート端子にゲート抵抗を介してターンオン信
号を供給するための第1の直流電圧源および第1のスイ
ッチ、並びに、該ゲート端子に前記ゲート抵抗を介して
ターンオフ信号を供給するための第2の直流電圧源およ
び第2のスイッチを備えた絶縁ゲート型半導体素子のゲ
ート駆動回路において、前記第2のスイッチに対して、
ダイオードとコンデンサを並列に接続した回路を直列に
接続し、該コンデンサに、前記絶縁ゲー卜型半導体素子
のターンオフに必要なゲート電荷よりも少ない電荷を充
電するための第3の直流電圧源を具備した絶縁ゲート型
半導体素子のゲート駆動回路である。
【0010】請求項1に対応する発明によれば、絶縁ゲ
ート型半導体素子のタ一ンオフ時に、コンデンサに蓄え
られた電荷分だけ前記半導体素子のゲー卜に大きな電流
を流す。コンデンサに蓄えられた電荷は、前記半導体素
子がタ一ンオフする前に消滅するため、ターンオフ損失
には影響しない。つまり、ターンオフ信号から、実際に
前記半導体素子がターンオフするまでの遅れ時間を短縮
できる。これにより、制御性か向上する。
【0011】前記目的を実現するため、請求項2に対応
する発明は、前記第3の直流電圧源は、前記第2の直流
電圧電源で代用することを特徴とする請求項1記載の絶
縁ゲー卜型半導体素子のゲート駆動回路である。
【0012】請求項2に対応する発明によれば、電源の
数を増やすことなく、コンデンサに電荷を充電し、請求
項1と同様の作用効果が得られる。前記目的を実現する
ため、請求項3に対応する発明は、前記第3の直流電圧
源は、可変電圧源とすることを特徴とする請求項1記載
の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路である。
【0013】請求項3に対応する発明によれば、コンデ
ンサに充電する電荷の大きさを可変電圧源の電圧によっ
て制御でき、請求項1と同様に、ターンオフまでの遅れ
時間を短縮し、さらに、該遅れ時間を可変電圧源の電圧
によって可変にできる。
【0014】前記目的を実現するため、請求項4に対応
する発明は、前記コンデンサと前記第3の直流電圧源の
間に、該コンデンサの充電時間を制御する抵抗を設け、
該コンデンサに蓄える電荷の大きさを制御可能に構成し
たことを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導体
素子のゲート駆動回路である。
【0015】請求項4に対応する発明によれば、固定電
圧の電圧源でありながら、請求項3と同様に、前記コン
デンサに充電する電荷の大きさを制御でき、請求項3と
同様の効果が得られる。
【0016】前記目的を実現するため、請求項5に対応
する発明は、前記コンデンサを、前記第1または第2の
直流電圧源からのエネルギーを用いて充電することを特
徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲー
ト駆動回路である。
【0017】請求項5に対応する発明によれば、請求項
2と同様に電源を増やす必要が無く、さらに、チョッパ
回路のPWM制御により、コンデンサの充電電荷を制御
することにより、請求項3および請求項4と同様に、遅
れ時間を調整できる。
【0018】前記目的を実現するため、請求項6に対応
する発明は、コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端子
を有した絶縁ゲート型半導体素子を複数個接続し、主回
路を構成した電力変換装置において、前記半導体素子毎
に設けられ、該半導体素子に流れる電流を検出する電流
検出器と、前記半導体素子毎に設けられ、該半導体素子
のゲート端子にゲート信号を供給するゲート駆動回路
と、前記電流検出器で検出される検出信号を入力し、前
記ゲート駆動回路に制御信号を出力する設定器とを具備
し、前記設定器は前記電流検出器より前記各半導体素子
のターンオフタイミングを検出し、該タイミングが遅い
前記半導体素子に対応する前記ゲート駆動回路に対して
該ゲート駆動回路の充電電荷を増やすように設定するよ
うにしたことを特徴とする電力変換装置である。
【0019】請求項6に対応する発明によれば、絶縁ゲ
ート型半導体素子の動作時間にばらつきが発生しても、
ゲート動作駆動回路が遅れ時間を調整することにより各
絶縁ゲート型半導体素子の動作タイミングを一致させ
る。これにより、特定の絶縁ゲート型半導体素子に負担
が集中することを避ける。
【0020】前記目的を実現するため、請求項7に対応
する発明は、コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端子
を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端子
にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するための
第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該ゲ
ート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を供
給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁ゲ
ート型半導体素子のゲート駆動回路において、前記第2
の直流電圧源から流れるオフゲート電流は、前記第1の
直流電圧源から流れるオンゲート電流に比べて大きくな
るようにしたゲート駆動回路を構成した絶縁ゲート型半
導体素子のゲート駆動回路である。
【0021】請求項7に対応する発明によれば、絶縁ゲ
ート型半導体素子として良好なスイッチング特性が得ら
れる。前記目的を実現するため、請求項8に対応する発
明は、コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端子を有し
た絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端子にゲー
ト抵抗を介してターンオン信号を供給するための第1の
直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該ゲート端
子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を供給する
ための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁ゲート型
半導体素子のゲート駆動回路において、前記第2の直流
電圧源の電圧の絶対値は、前記第1の半導体素子を直流
電圧源の電圧の絶対値より大きく構成したことを特徴と
する絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路である。
【0022】前記目的を実現するため、請求項9に対応
する発明は、コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端子
を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端子
にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するための
第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該ゲ
ート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を供
給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁ゲ
ート型半導体素子のゲート駆動回路において、前記ゲー
ト抵抗に対して、前記半導体素子のオフゲート電流を流
す向きにダイオードを並列に接続したことを特徴とする
絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路である。
【0023】前記目的を実現するため、請求項10に対
応する発明は、前記ダイオードに、コンデンサと抵抗の
並列回路を、直列接続したことを特徴とする請求項9に
記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路であ
る。
【0024】請求項8〜請求項10のいずれかに対応す
る発明によれば、ゲート抵抗の抵抗値を小さくすること
なく、ゲ一卜信号を入れてからターンオフまでの時間を
短縮することが可能である。また、請求項10に対応す
る発明によれば、万一、絶縁ゲート型半導体素子が破損
して短絡状態になっても、コンデンサと抵抗の並列回路
があるので、スイッチング素子が壊れることはない。
【0025】前記目的を実現するため、請求項11に対
応する発明は、コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端
子を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端
子にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するため
の第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該
ゲート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を
供給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁
ゲート型半導体素子のゲート駆動回路において、前記半
導体素子のオンゲート電流は前記ゲート抵抗を介して流
し、前記半導体素子のオフゲート電流は前記第2のスイ
ッチの閉路動作により前記第2の直流電圧源から前記半
導体素子のゲート端子に前記ゲート抵抗を介さず電流を
流すように構成したことを特徴とする絶縁ゲート型半導
体素子のゲート駆動回路である。
【0026】請求項11に対応する発明によれば、立上
がりの速いオフゲート電流が絶縁ゲート型半導体素子に
流れる。前記目的を実現するため、請求項12に対応す
る発明は、コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端子を
有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端子に
ゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するための第
1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該ゲー
ト端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を供給
するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁ゲー
ト型半導体素子のゲート駆動回路において、前記半導体
素子のゲート端子とエミッタ端子の間に、抵抗と第3の
スイッチの直列回路を接続し、前記半導体素子をオンさ
せる時に同期して前記スイッチをオンさせ、前記半導体
素子をオフさせるときは、前記スイッチをオフさせるよ
うに構成したことを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子
のゲート駆動回路である。
【0027】請求項12に対応する発明によれば、立上
がりの速いオフゲート電流が絶縁ゲート型半導体素子に
流れる。前記目的を実現するため、請求項13に対応す
る発明は、前記半導体素子に流れる過電流を検出して該
過電流を前記半導体素子が遮断する際には、前記半導体
素子のオフゲート信号と前記過電流信号が共に存在した
とき、前記第3のスイッチを閉路動作させ、負バイアス
電圧を下げてソフトスイッチングさせてサージ電圧の発
生を抑制するようにしたことを特徴とする請求項12記
載の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路である。
【0028】前記目的を実現するため、請求項14に対
応する発明は、前記半導体素子のdV/dtが所定値を
超えたとき、該dV/dtと前記半導体素子のオフゲー
ト信号が共に存在したとき、前記第3のスイッチを閉路
動作させ、負バイアス電圧を下げてソフトスイッチング
させてサージ電圧の発生を抑制するようにしたことを特
徴とする請求項12記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲ
ート駆動回路である。請求項13または請求項14に対
応する発明によれば、サージ電圧の発生を抑制すること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。 <第1の実施形態(請求項1に対応)>図1は本発明の
第1の実施形態を説明するための回路図であり、図25
と異なる点は、ダイオード5と、コンデンサ6と、第3
のスイッチ3Cと、第3の直流電圧源2Cを以下のよう
に追加したものである。
【0030】すなわち、第2のスイッチ2Bとゲート抵
抗4の間に、ダイオード5とコンデンサ6を並列に接続
した回路を直列に接続し、第1のスイッチ3Aと第1の
直流電圧源2Aの接続点と、コンデンサ6とダイオード
5の接続点間に、半導体素子1のターンオフに必要なゲ
ート電荷よりも少ない電荷を充電するための第3の直流
電圧源2Cとスイッチ3Cの直列回路を接続したもので
ある。図中、一点鎖線て囲まれた回路は、ゲート駆動回
路101を示している。
【0031】以下このように構成された第1の実施形態
の作用効果について、図2を参照して説明する。スイッ
チ3Aおよびスイッチ3Bの動作は、図25(従来の技
術)と同様である。スイッチ3Cはスイッチ3Aと同じ
タイミングで、オン/オフする。つまり、スイッチ3
A、スイッチ3Cがオンしている状態では、コンデンサ
6に対して、直流電源2Cの電圧で充電される。半導体
素子1のターンオフ時、つまり、スイッチ3Aをオフ
し、スイッチ3Bをオンすると、駆動電圧Vgには直流
電源2Bの電圧とコンデンサ6の電圧の和が印加され
る。コンデンサ6の電荷が0になると、ダイオード5が
導通状態となり、駆動電圧Vgは直流電源2Bの電圧に
なる。
【0032】図2に示すように、過渡的にゲート電流I
gが多く流れることから、図26に示す遅れ時間(図2
では遅れと記載されている)を短縮できる。また、半導
体素子1のターンオフ時(素子電流ICが減少すると
き)には、コンデンサ6の電荷は消滅しているため、タ
ーンオフに対して、コンデンサ6を接続した影響は無
い。
【0033】<第2の実施形態>図3は、第2の実施形
態を説明するための回路図であり、図1と異なる点は、
直流電圧源2Bとスイッチ3Bとコンデンサ6の接続位
置を変更したものである。すなわち、図1では、直流電
圧源2Bより、スイッチ3B、コンデンサ6の順で接続
したが、ここでは図3の様にスイッチ3Bとコンデンサ
6を逆に接続し、スイッチ3Cに直列に接続されている
直流電圧源2Cの正極側端子を、直流電圧源2Bの負極
側端子に接続したものである。
【0034】このように構成された第2の実施形態も、
第1の実施形態と同様の作用効果が得られる。これはス
イッチ3Cの動作も含め、作用は図1と同じため説明は
省略する。
【0035】<第3の実施形態(請求項2に対応)>図
4は第3の実施形態を説明するための回路図であり、図
1と異なる点は、直流電圧源2Cを取り除き、かつこれ
を第2の直流電圧源2Bで代用し、また新たに第4のス
イッチ3Dを追加したものである。具体的には、ダイオ
ード5の陰極とコンデンサ6の接続点間に、スイッチ3
Dを接続し、スイッチ3Cの一端をコンデンサ6とスイ
ッチ3Dの接続点に接続し、スイッチ3Cの他端を直流
電圧源2A,2Bの接続点に接続したものである。これ
以外の構成は、図1と同一である。
【0036】この場合の作用効果は以下のようになる。
スイッチ3Aおよびスイッチ3Bの動作は、図25(従
来の技術)と同様である。スイッチ3Bがオンしている
任意のタイミングで、スイッチ3Cをオン、スイッチ3
Dをオフする。これにより、コンデンサ6は、直流電源
2Bの電圧で充電される。そのほかの作用は、第1の実
施形態と同様であり、また効果が第1の実施形態とほぼ
同じで、直流電圧源2Cを取り除いたので、その分直流
電圧源の数を少なくできる。
【0037】<第4の実施形態(請求項3に対応)>図
5は第4の実施形態を説明するための回路図であり、図
1の直流電圧源3Cの代りに可変直流電圧源7を設けた
点のみが異なる。
【0038】この場合のスイッチ3A〜3Cの動作は第
1の実施形態と同様である。可変直流電圧源7を備えて
いるので、コンデンサ6に蓄えられる電荷を任意に調整
できる。これにより、第1の実施形態と同様の効果が得
られるばかりでなく、さらに図2で示した遅れ時間を調
整できるようになる。
【0039】<第5の実施形態(請求項3に対応)>図
6は第5の実施形態を説明するための回路図であり、図
5と異なる点は直流電圧源2B、スイッチ3B、コンデ
ンサ6の接続位置を次のように変更したものである。図
5では、直流電圧源2Bより、スイッチ3B、コンデン
サ6の順で接続したが、図6の様にスイッチ3Bとコン
デンサ6を逆に接続し、可変直流電圧源7の陽極側端子
を、直流電圧源2Bの陰極側端子に接続したものであ
る。
【0040】この場合の作用効果は、第4の実施形態と
同様で、スイッチ3Cの動作も含め、同様であるので、
その説明は省略する。 <第6の実施形態(請求項4に対応)>図7は第6の実
施形態を説明するための回路図であり、図1の実施形態
に新たに、コンデンサ6の充電時間を制御する抵抗8
を、スイッチ3Cとダイオード5、コンデンサ6の接続
点に挿入したものであり、これ以外の構成は図1と同一
である。
【0041】この場合の作用効果は次のようになる。す
なわち、スイッチ3Aがオンしているタイミングでスイ
ッチ3Cをオンすると、抵抗8を介してコンデンサ6が
充電される。スイッチ3Cを任意のタイミングでオフす
ることにより、コンデンサ6に充電される電荷を調整す
る。そのほかの作用は、図5及び図6と同様である。
【0042】<第7の実施形態(請求項4に対応)>図
8は第7の実施形態を説明するための回路図であり、図
7の直流電圧源2B、スイッチ3B、コンデンサ6の接
続位置を以下のように変更した点のみが、図7とは異な
る。
【0043】すなわち、図7では、直流電圧源2Bよ
り、スイッチ3B、コンデンサ6の順で接続したが、図
8の様にスイッチ3Bとコンデンサ6を逆に接続し、直
流電圧源2Cの陽極側端子を直流電圧源2Bの陰極側端
子に接続したものである。この場合、スイッチ3Cの動
作も含め、作用効果は図7と同じであるため説明は省略
する。
【0044】<第8の実施形態(請求項5に対応)>図
9は第8の実施形態を説明するための回路図であり、図
4と異なる点は、直流電圧源2Cを取り除き、新たにリ
アクトル9と、ダイオード10を以下のように追加した
ものである。すなわち、コンデンサ6とダイオード5の
陰極との接続点と、スイッチ3Cの接続点にダイオード
10を図のような極性に挿入すると共に、ダイオード1
0とスイッチ3Cの接続点に、リアクトル9の一端を接
続し、リアクトル9の他端を直流電圧源2Aの陽極側端
子に接続したものである。
【0045】このように構成することにより、直流電圧
源2Aよりリアクトル9に対してエネルギが蓄えられ
る。リアクトル9に蓄えられるエネルギは、スイッチ3
Cのパルス幅に依存する。このようなことから、リアク
トル9とスイッチ3Cにより、チョッパ回路を構成して
いると扱える。
【0046】その後、スイッチ3Cをオフすると、リア
クトル9のエネルギはダイオード10を介してコンデン
サ6に移る。コンデンサ6に蓄えられる電荷は、リアク
トル9のエネルギに依存するため、スイッチ3Cのパル
ス幅またはパルス数を変化させることにより、コンデン
サ6に蓄えられる電荷を調整できる。そのほかの作用
は、図4の実施形態と同様である。
【0047】<第9の実施形態(請求項5に対応)>図
10は第9の実施形態を説明するための回路図であり、
図1と異なる点は、直流電圧源2Cを取り除き、新たに
リアクトル9と、ダイオード10を以下のように追加し
たものである。すなわち、ダイオード5の陰極とコンデ
ンサ6の接続点と、スイッチ3Cの接続点間に、ダイオ
ード10を図のような極性に接続し、スイッチ3Cの他
端を直流電圧源2Bの陰極とスイッチ3Bの接続点間に
接続し、またリアクトル9の一端をダイオード10とス
イッチ3Cの接続点に接続し、リアクトル9の他端を直
流電圧源2A,2Bの接続点に接続したものである。
【0048】このような構成のものにおいて、スイッチ
3Cをオンすると直流電圧源2Bよりリアクトル9に対
してエネルギが蓄えられる。リアクトル9に蓄えられる
エネルギは、スイッチ3Cのパルス幅に依存する。その
後、スイッチ3Cをオフすると、リアクトル9のエネル
ギはダイオード10を介してコンデンサ6に移る。コン
デンサ6に蓄えられる電荷は、リアクトル9のエネルギ
に依存するため、スイッチ3Cのパルス幅またはパルス
数を変化させることにより、コンデンサ6に蓄えられる
電荷を調整できる。そのほかの作用は、図4の実施形態
と同様である。
【0049】<第10の実施形態(請求項5に対応)>
図11は第10の実施形態を説明するための回路図であ
り、図10と異なる点は、直流電圧源2B、スイッチ3
B、コンデンサ6の接続位置を以下のようにした点であ
る。
【0050】すなわち、図10では、直流電圧源2Bよ
り、スイッチ3B、コンデンサ6の順で接続したが、図
11の様にスイッチ3Bとコンデンサ6を逆に接続して
も同様の効果が得られる。スイッチ3Cの動作も含め、
作用は図10と同じため説明は省略する。
【0051】<第1の実施形態(請求項6に対応)>図
12は本発明による電力変換装置の第1の実施形態を説
明するための回路図であり、絶縁ゲート型半導体素子1
を複数個並列に接続し、これを直流制御母線(正極性)
P、直流制御母線(負極性)Nに接続した電力変換装置
の例である。図12において、11は半導体素子1毎に
設けられ半導体素子1に流れる電流を検出する複数の電
流検出器、101は半導体素子1毎に設けられ半導体素
子1のゲート端子Gにゲート信号を供給する複数のゲー
ト駆動回路、102は各電流検出器11で検出した検出
信号をそれぞれ入力し、各ゲート駆動回路101に対し
て次に述べるような制御信号を出力する設定器である。
【0052】ここで、各ゲート駆動回路101は、いず
れも図5〜図11に示す実施形態のゲート駆動回路のい
ずれかと同一構成のものを使用する。設定器102は、
電流検出器11より、各半導体素子1のターンオフ(電
流が減少する)タイミングを検出し、該タイミングが遅
い半導体素子に対応するゲート駆動回路101に対し
て、ゲート駆動回路101内の図示しないコンデンサ6
の充電電荷を増やすように設定する。同様に、タイミン
グが速い半導体素子に対しては、コンデンサ6の充電電
荷を減らすように設定する。この様に、遅い半導体素子
に対して、遅れ時間を短くすることにより、各半導体素
子を同時にターンオフさせることができる。これによ
り、特定の半導体素子に負担が集中することを防止でき
る。
【0053】<第2の実施形態(請求項6に対応)>図
13は本発明による電力変換装置の第2の実施形態を説
明するための回路図であり、絶縁ゲート型半導体素子1
を複数個直列に接続し、これを直流制御母線(正極性)
P、直流制御母線(負極性)Nに接続した電力変換装置
の例である。同図に於いて、12は各半導体素子1に印
加される電圧を検出する複数の電圧検出器であり、これ
以外の構成は、図12と同一であるので、同一部分には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0054】このように構成された実施形態の作用は以
下のようになる。設定器102は、電圧検出器12よ
り、各半導体素子1の電圧が上昇するタイミングを検出
し、該タイミングが遅い半導体素子に対応するゲート駆
動回路101に対して、ゲート駆動回路101内の図示
しないコンデンサ6の充電電荷を増やすように設定す
る。同様に、タイミングが速い半導体素子に対しては、
コンデンサ6の充電電荷を減らすように設定する。この
様に、遅い半導体素子に対して、遅れ時間を短くするこ
とにより、各半導体素子1を同時にターンオフさせるこ
とができる。これにより、特定の半導体素子に負担が集
中することが防止できる。
【0055】<第11の実施形態(請求項7または請求
項8に対応)>図14は第11の実施形態を説明するた
めの回路図であり、これは概略第2の直流電圧源2Bか
ら流れるオフゲート電流は、第1の直流電圧源2Aから
流れるオンゲート電流に比べて大きくなるようにしたゲ
ート駆動回路である。
【0056】ゲート駆動回路の具体的構成は、図15の
波形図に示すように第2の直流電圧源2Bの電圧(例え
ば30V)の絶対値は、第1の直流電圧源2Aの電圧
(例えば15V)の絶対値より大きく構成したものであ
る。この場合、半導体素子1のゲート端子Gに接続され
たゲート抵抗4に、スイッチ例えばnpnトランジスタ
3Aとpnpトランジスタ3Bを図のように、直列接続
(トーテンポール接続)し、トランジスタ3A,3Bに
直列に、第1,第2の直流電圧源2A,2Bを接続し、
直流電圧源2Aと2Bの接続点と半導体素子1のエミッ
タ端子Eを接続し、またトランジスタ3A,3Bのベー
スにベース抵抗13を接続したものである。
【0057】このような構成のものにおいて、ベース抵
抗13に正のバイアス電流が供給されると、トランジス
タ3Aがオンし、半導体素子1がターンオンし、またベ
ース抵抗13に負のバイアス電流が供給されると、トラ
ンジスタ3Bがオンし、半導体素子1がターンオフす
る。半導体素子1のゲート端子Gとエミッタ端子Eの間
には、ストレイキャパシタンス14が存在している。
【0058】このように、直流電圧源2B,2Aを構成
することにより、ターンオフ時のゲート電流Igは、図
15のようにターンオン時のゲート電流Igに比べて大
きくなるので、絶縁ゲート型半導体素子1として良好な
スイッチング特性が得られる。
【0059】<第12の実施形態(請求項9に対応)>
図16は第12の実施形態を説明するための回路図であ
り、図14のゲート抵抗に対して、半導体素子1のオフ
ゲート電流を流す向きにダイオード5Aを並列に接続し
た点と、直流電圧源2A,2Bの電圧の絶対値が等し
い。
【0060】ゲート抵抗4とダイオード5Aの一端に、
例えばnpnトランジスタ3Cとpnpトランジスタ3
Dを図のように、直列接続(トーテンポール接続)し、
トランジスタ3C,3Dに直列に、第1,第2の直流電
圧源2A,2Bを接続し、直流電圧源2Aと2Bの接続
点と半導体素子1のエミッタ端子Eを接続したものであ
る。
【0061】このような構成のものにおいて、半導体素
子1をゲートオンするには、トランジスタ3Cをオン状
態にすれば、直流電圧源2A、トランジスタ3C、ゲー
ト抵抗4、ストレイキヤパシタンス14の電流経路で、
半導体素子1はゲートオンとなる。
【0062】また、半導体素子1をゲートオフするに
は、トランジスタ3Dをオン状態にすれば、直流電圧源
2B、ストレイキヤパシタンス14、ダイオード5A、
トランジスタ3Dの電流経路で、半導体素子1はゲート
オフとなる。
【0063】このように実施形態によれば、半導体素子
1のゲートオン時に形成される電流経路にはゲート抵抗
4が入り、またゲートオフ時に形成される電流経路には
ゲート抵抗4が入らないので、直流電圧源2A,2Bの
電圧の絶対値が等しくても、図17に示すようにゲート
電流Igがゲートオフ時には大きくなる。この結果、絶
縁ゲート型半導体素子として良好なスイッチング特性が
得られる。
【0064】<第13の実施形態(請求項10に対応)
>図18は、第13の実施形態を説明するための回路図
であり、図16のダイオード5Aに、コンデンサ6Aと
抵抗4Aの並列回路を、直列接続した点のみが、図16
とは異なる点である。この場合、コンデンサ6Aの容量
としては、半導体素子1のゲート端子Gとエミッタ端子
Eの間に形成されるストレイキャパシタンスの容量より
大きなものを使用し、また抵抗4Aの値は、ゲート抵抗
4の値より大きなものを選ぶ。
【0065】このような構成のものにおいて、半導体素
子1をゲートオンさせるには、トランジスタ3Cをオン
させれば、直流電圧源2A、トランジスタ3C、ゲート
抵抗4、半導体素子1の電流経路で直流電圧源2Aから
電流が流れる。この場合、ゲート抵抗4はゲートオンの
電流経路に直列に挿入されているので、ゲートオン電流
が小さい。
【0066】一方、半導体素子1をゲートオフさせるに
は、トランジスタ3Dをオンさせれば、直流電圧源2
B、半導体素子1、コンデンサ6A、抵抗4A、ダイオ
ード5A、トランジスタ3Dの電流経路で直流電圧源2
Bから電流が流れる。この場合、半導体素子1のG,E
間のストレイキャパシタンスの充電電荷が、コンデンサ
6Aに放電され、コンデンサ6Aが充電終了するまで
(具体的には、コンデンサ6Aと抵抗4Aで決まる時定
数)、電流は抵抗4A側にはほとんど流れず、大半はコ
ンデンサ6A側に流れることから、ゲートオフ電流が大
きくなる。なお、コンデンサ6Aが放電状態になると、
抵抗4A側に電流が流れるので、トランジスタ3Dがオ
ンした直後に比べて小さくなる。
【0067】また、万一、半導体素子1が破損して短絡
状態になっても、コンデンサ6Aと抵抗4Aの並列回路
があるので、トランジスタ3Dが壊れることはない。<
第14の実施形態(請求項11に対応)>図19は、第
14の実施形態を説明するための回路図であり、図16
のオフ用回路に挿入されているダイオード5Aを取り除
き、配線インダクタンスで決まる電流を流すようにした
ものである。
【0068】具体的な構成は、半導体素子1のゲート端
子Gとエミッタ端子Eの間に、ゲート抵抗4とトランジ
スタ3Cと第1の直流電圧源2Aの直列回路が接続さ
れ、この直列回路に並列に第2の直流電圧源2Bとコン
デンサ6Aの直列回路が接続され、ゲート抵抗4と半導
体素子1のゲート端子Gの接続点にトランジスタ3Dの
コレクタ端子が接続され、コンデンサ6Aと直流電圧源
2Bの負極側端子の接続点にトランジスタ3Dのエミッ
タ端子が接続されたものである。
【0069】このような構成のものにおいて、半導体素
子1のオンゲート電流Ionは、トランジスタ3Cをオン
させることにより、直流電圧源2Aから流れ、この場合
ゲート抵抗4を介して流れる。また、半導体素子1のオ
フゲート電流Ioff は、トランジスタ3Dをオンさせる
ことにより、直流電圧源2Bから流れ、この場合ゲート
抵抗4を介さず流れる。この結果、図16に比べてより
立上がりの速いオフゲート電流が半導体素子1に流れ
る。
【0070】図16のようにダイオード5Aがオフゲー
ト電流経路に挿入されていると、電流が0から立上がる
際に、過渡オン電圧が発生することがある。これは電流
の立上りが急激であれば、直流電圧源2Bの電圧とオフ
ゲート電流経路に存在する漏れインダクタンスから求め
られる電流が大きくなり、これに伴って過渡オン電圧が
大きくなる。この過渡オン電圧のため、実際に半導体素
子1に印加される電圧は、直流電圧源2Bの電圧から過
渡オン電圧を差し引いた値の電圧しか印加されされない
ことになる。この結果、立上がりの遅いオフゲート電流
が半導体素子1に流れる。逆に言えば、図19のように
ダイオード5Aを回路に挿入しないので、過渡オン電圧
は発生しないことから直流電圧源2Bの電圧が下がらな
いので、立上がりの速いオフゲート電流が半導体素子1
に流れる。
【0071】<第15の実施形態(請求項12に対応)
>図20は、第15の実施形態を説明するための回路図
であり、図14の回路に、新たにトランジスタ3Eと、
抵抗4A,13を追加接続したものである。ゲート抵抗
4に、並列に抵抗13とトランジスタ3Eのベース端子
とコレクタ端子を接続し、トランジスタ3Eのエミッタ
端子は抵抗4Aを介して半導体素子1のエミッタ端子E
に接続したものである。
【0072】このような構成のものにおいて、半導体素
子1をゲートオンさせるには、トランジスタ3Cと3E
を同時にオンさせればよい。すると、直流電圧源2Aの
電圧が半導体素子1に印加され、これにより電流が、直
流電圧源2A、トランジスタ3C、ゲート抵抗4、抵抗
13、トランジスタ3E、抵抗4A、半導体素子1の電
流経路で流れる。
【0073】また、半導体素子1をゲートオフさせるに
は、トランジスタ3Dをオンさせればよい。すると、直
流電圧源2Bの電圧が半導体素子1に印加され、これに
より電流が半導体素子1、ゲート抵抗4、トランジスタ
3D、直流電圧源2Bの電流経路で流れる。
【0074】このように、直流電圧源2Aの電圧と直流
電圧源2Bの電圧が共に等しくても、オンゲート時は、
(2Aの電圧×抵抗4A)÷(ゲート抵抗4+抵抗4
A)の直流電圧源2Aの電圧より低い電圧が印加され、
またゲートオフ時は、直流電圧源2B(=2A)の電圧
を印加して大きい負のゲート電流が流れる。
【0075】<第16の実施形態(請求項13に対応)
>図21は、第16の実施形態を説明するための回路図
であり、図20において、過電流が生じた時サージ過電
圧が発生することがあるので、これを防止できるよう
に、新たに電流検出器15、過電流判定回路16、ダイ
オード18a,18b、設定器17を、図20に追加し
た例である。
【0076】具体的な構成は、半導体素子1に流れる電
流を電流検出器15により検出し、これを過電流判定回
路16に入力し、ここで設定器17からの電流基準Ref
I と比較し、検出電流が電流基準RefI をこえたとき、
信号xを出力し、この信号xをダイオード18aと抵抗
13を介してトランジスタ3Eのベースに供給し、トラ
ンジスタ3Eをオンさせるように構成したものである。
なお、ダイオード18bは過電流判定回路16の出力信
号が、半導体素子1を駆動する側に逆流しないようにす
るためのものである。
【0077】このように構成することにより、図22に
示すように半導体素子1に流れる電流Icが過電流(電
流基準RefI を超えたとき)となった場合には、トラン
ジスタ3Eがオンするので、比較的小さい負のゲート電
流が半導体素子1に流れることから、サージ過電圧の発
生を抑制することができる。なお、これ以外に図20と
同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
【0078】<第17の実施形態(請求項14に対応)
>図23は、第17の実施形態を説明するための回路図
であり、図20において、dV/dtが所定値を超えた
ときサージ過電圧が発生することがあるので、これを防
止できるように、新たにdV/dt検出器20、過dV
/dt判定回路21、ダイオード18a,18b、設定
器22を、図20に追加した例である。
【0079】具体的な構成は、半導体素子1に加わるd
V/dtをdV/dt検出器20により検出し、これを
過dV/dt判定回路21に入力し、ここで設定器22
からの電圧基準RefV と比較し、dV/dtが電圧基準
RefV をこえたとき、信号xを出力し、この信号xをダ
イオード18aと抵抗13を介してトランジスタ3Eの
ベースに供給し、トランジスタ3Eをオンさせるように
構成したものである。なお、ダイオード18bは過dV
/dt判定回路21の出力信号が、半導体素子1を駆動
する側に逆流しないようにするためのものである。
【0080】このように構成することにより、図24に
示すように半導体素子1に印加される電流Vcが過電流
(電流基準RefV を超えたとき)となった場合には、ト
ランジスタ3Eがオンするので、比較的小さい負のゲー
ト電流が半導体素子1に流れることから、サージ過電圧
の発生を抑制することができる。なお、これ以外に図2
0と同様の作用効果が得られることは言うまでもない。
【0081】<変形例>本発明は、以上述べた実施形態
に限定されず、例えば以下のよう変形して実施できる。
図1、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図
10、図11、のスイッチ3A〜3Cは、機械的なスイ
ッチだけでなく、トランジスタ等の半導体スイッチで構
成してもよい。また、図14、図16、図18、図1
9、図20、図21、図23のスイッチの一例であるト
ランジスタ3C,3D,3Eは、トランジスタに限らず
他の半導体素子からなるスイッチまたは機械的なスイッ
チのいずれかで構成してもよい。さらに、図20、図2
1、図23の半導体素子のゲートとエミッタ間に設けた
スイッチ素子として、トランジスタ3Eを使用したが、
これに限らず、半導体素子を逆並列接続したもの、双方
向半導体素子または双方向機能を有するスイッチならば
何でもよい。また、絶縁ゲート型半導体素子としては、
IGBTに限らず他の素子であってもよい。
【0082】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、絶縁ゲート
型半導体素子のゲート抵抗の抵抗値を小さくすることな
く、ゲート信号を入れてからターンオフまでの遅れ時間
を短縮することができ、さらにサージ電圧の発生を抑制
できる絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路を提供
することができ、また複数の絶縁ゲート型半導体素子を
同時に動作させることができる電力変換装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第1の実施形態を説明するための回路図。
【図2】図1の動作を説明するための動作波形図。
【図3】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第2の実施形態を説明するための回路図。
【図4】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第3の実施形態を説明するための回路図。
【図5】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第4の実施形態を説明するための回路図。
【図6】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第5の実施形態を説明するための回路図。
【図7】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第6の実施形態を説明するための回路図。
【図8】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第7の実施形態を説明するための回路図。
【図9】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路の第8の実施形態を説明するための回路図。
【図10】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第9の実施形態を説明するための回路図。
【図11】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第10の実施形態を説明するための回路図。
【図12】本発明の電力変換装置の第1の実施形態を説
明するための回路図。
【図13】本発明の電力変換装置の第2の実施形態を説
明するための回路図。
【図14】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第11の実施形態を説明するための回路図。
【図15】図14の動作を説明するための動作波形図。
【図16】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第12の実施形態を説明するための回路図。
【図17】図16の動作を説明するための動作波形図。
【図18】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第13の実施形態を説明するための回路図。
【図19】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第14の実施形態を説明するための回路図。
【図20】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第15の実施形態を説明するための回路図。
【図21】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第16の実施形態を説明するための回路図。
【図22】図21の動作を説明するための動作波形図。
【図23】本発明の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
動回路の第17の実施形態を説明するための回路図。
【図24】図23の動作を説明するための動作波形図。
【図25】従来の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動
回路を説明するための回路図。
【図26】図25の動作を説明するための動作波形図。
【符号の説明】
1…IGBT等の半導体素子、2A〜2C…直流電圧
源、3A〜3D,3E…スイッチ、4…ゲート抵抗、
5,5A…ダイオード、6,6A…コンデンサ、7…可
変直流電圧源、8…抵抗、9…リアクトル、10…ダイ
オード、11…電流検出器、12…電圧検出器、13…
ベース抵抗、14…ストレイキャパシタンス、15…電
流検出器、16…判定回路、17…電流設定器、18…
ダイオード、20…dV/dt検出器、21…判定回
路、22…電圧設定器、100…ゲート駆動回路、10
1…ゲート駆動回路、102…設定器。
フロントページの続き (72)発明者 松村 仁嗣 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端
    子を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端
    子にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するため
    の第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該
    ゲート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を
    供給するための第2の直流電圧源および第2のスイッチ
    を備えた絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路にお
    いて、 前記第2のスイッチに対して、ダイオードとコンデンサ
    を並列に接続した回路を直列に接続し、該コンデンサ
    に、前記絶縁ゲー卜型半導体素子のターンオフに必要な
    ゲート電荷よりも少ない電荷を充電するための第3の直
    流電圧源を具備したことを特徴とする絶縁ゲート型半導
    体素子のゲート駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記第3の直流電圧源は、前記第2の直
    流電圧電源で代用することを特徴とする請求項1記載の
    絶縁ゲー卜型半導体素子のゲート駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記第3の直流電圧源は、可変電圧源と
    することを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導
    体素子のゲート駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサと前記第3の直流電圧源
    の間に、該コンデンサの充電時間を制御する抵抗を設
    け、該コンデンサに蓄える電荷の大きさを制御可能に構
    成したことを特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半
    導体素子のゲート駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記コンデンサを、前記第1または第2
    の直流電圧源からのエネルギーを用いて充電することを
    特徴とする請求項1記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲ
    ート駆動回路。
  6. 【請求項6】 コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端
    子を有した絶縁ゲート型半導体素子を複数個接続し、主
    回路を構成した電力変換装置において、前記半導体素子
    毎に設けられ、該半導体素子に流れる電流を検出する電
    流検出器と、 前記半導体素子毎に設けられ、該半導体素子のゲート端
    子にゲート信号を供給するゲート駆動回路と、 前記電流検出器で検出される検出信号を入力し、前記ゲ
    ート駆動回路に制御信号を出力する設定器とを具備し、 前記設定器は前記電流検出器より前記各半導体素子のタ
    ーンオフタイミングを検出し、該タイミングが遅い前記
    半導体素子に対応する前記ゲート駆動回路に対して該ゲ
    ート駆動回路の充電電荷を増やすように設定するように
    したことを特徴とする電力変換装置。
  7. 【請求項7】 コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端
    子を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端
    子にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するため
    の第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該
    ゲート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を
    供給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁
    ゲート型半導体素子のゲート駆動回路において、 前記第2の直流電圧源から流れるオフゲート電流は、前
    記第1の直流電圧源から流れるオンゲート電流に比べて
    大きくなるようにしたゲート駆動回路を構成した絶縁ゲ
    ート型半導体素子のゲート駆動回路。
  8. 【請求項8】 コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端
    子を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端
    子にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するため
    の第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該
    ゲート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を
    供給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁
    ゲート型半導体素子のゲート駆動回路において、 前記第2の直流電圧源の電圧の絶対値は、前記第1の半
    導体素子を直流電圧源の電圧の絶対値より大きく構成し
    たことを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆
    動回路。
  9. 【請求項9】 コレクタ端子とエミッタ端子とゲート端
    子を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート端
    子にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するため
    の第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、該
    ゲート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号を
    供給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶縁
    ゲート型半導体素子のゲート駆動回路において、 前記ゲート抵抗に対して、前記半導体素子のオフゲート
    電流を流す向きにダイオードを並列に接続したことを特
    徴とする絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路。
  10. 【請求項10】 前記ダイオードに、コンデンサと抵抗
    の並列回路を、直列接続したことを特徴とする請求項9
    に記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路。
  11. 【請求項11】 コレクタ端子とエミッタ端子とゲート
    端子を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート
    端子にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するた
    めの第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、
    該ゲート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号
    を供給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶
    縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路において、 前記半導体素子のオンゲート電流は前記ゲート抵抗を介
    して流し、前記半導体素子のオフゲート電流は前記第2
    のスイッチの閉路動作により前記第2の直流電圧源から
    前記半導体素子のゲート端子に前記ゲート抵抗を介さず
    電流を流すように構成したことを特徴とする絶縁ゲート
    型半導体素子のゲート駆動回路。
  12. 【請求項12】 コレクタ端子とエミッタ端子とゲート
    端子を有した絶縁ゲート型半導体素子を備え、該ゲート
    端子にゲート抵抗を介してターンオン信号を供給するた
    めの第1の直流電圧源および第1のスイッチ、並びに、
    該ゲート端子に前記ゲート抵抗を介してターンオフ信号
    を供給するための直流電圧源およびスイッチを備えた絶
    縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路において、 前記半導体素子のゲート端子とエミッタ端子の間に、抵
    抗と第3のスイッチの直列回路を接続し、前記半導体素
    子をオンさせる時に同期して前記スイッチをオンさせ、
    前記半導体素子をオフさせるときは、前記スイッチをオ
    フさせるように構成したことを特徴とする絶縁ゲート型
    半導体素子のゲート駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記半導体素子に流れる過電流を検出
    して該過電流を前記半導体素子が遮断する際には、前記
    半導体素子のオフゲート信号と前記過電流信号が共に存
    在したとき、前記第3のスイッチを閉路動作させ、負バ
    イアス電圧を下げてソフトスイッチングさせてサージ電
    圧の発生を抑制するようにしたことを特徴とする請求項
    12記載の絶縁ゲート型半導体素子のゲート駆動回路。
  14. 【請求項14】 前記半導体素子のdV/dtが所定値
    を超えたとき、該dV/dtと前記半導体素子のオフゲ
    ート信号が共に存在したとき、前記第3のスイッチを閉
    路動作させ、負バイアス電圧を下げてソフトスイッチン
    グさせてサージ電圧の発生を抑制するようにしたことを
    特徴とする請求項12記載の絶縁ゲート型半導体素子の
    ゲート駆動回路。
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