JP2017073969A - 電圧駆動型半導体素子の駆動回路 - Google Patents
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Abstract
Description
並列接続される。上アームと下アームのIGBTを交互にスイッチすることで、交流出力から負荷に電力を供給するものである。
図9において、外部より指令されるオンオフ信号に基づいたIGBT7のゲート・エミ
ッタ間電圧VGEは、オン時はオン用の正側電源1からターンオン用ゲート抵抗3とスイッチ素子4との直列回路とゲート抵抗9とを介して、オフ時はオフ用の負側電源2からスイッチ素子5とターンオフ用ゲート抵抗6とゲート抵抗9との直列回路を介して、各々ゲ
ートに供給される。電力変換回路においては、IGBT7のゲート・エミッタ間電圧は、オン時は順バイアスの電圧に、オフ時は逆バイアスの電圧とする駆動方式が一般的である。
ト抵抗6により調整できる。ターンオン用ゲート抵抗3及びターンオフ用ゲート抵抗6を増加させることにより、IGBT7のゲート入力容量とターンオン用ゲート抵抗3及びターンオフ用ゲート抵抗6から決まる充放電の時定数が長くなり、IGBT7のゲート・エ
ミッタ間電圧VGEの立ち上がりと立ち下がりを緩やかにすることができる。その結果、IGBT7は緩やかなスイッチングを行い、電流変化率(di/dt)や電圧変化率(dv/dt)が低減され、サージ電圧の抑制によりスイッチングノイズが低減される。充放電の時定数を長くする別の手段としては、ゲート容量を増加させることであり、IGBT7のゲート・エミッタ間にコンデンサを接続することに相当する。
そして、第1の抵抗に並列に接続されているコンデンサの容量値は、第1のスイッチ素子がオンして前記電圧駆動型半導体素子のゲート電圧が閾値電圧に達するときの前記電圧駆動型半導体素子の駆動電流値が極小となる値に設定されている。
この駆動回路において、駆動回路用電源は、第1の電源と第2の電源とを直列接続して構成されるとともに、その接続点が電圧駆動型半導体素子の低電位端子に接続される。第2のスイッチング回路は、第2の抵抗とこの第2の抵抗に直列に接続される第2のスイッチ素子とを含み、一端が第1スイッチング回路の他端に接続されるとともに、他端が駆動回路用電源の低電位端子に接続される。第3の抵抗は、第1のスイッチング回路と第2のスイッチング回路との接続点と電圧駆動型半導体素子のゲート端子との間に接続される。
この駆動回路において、駆動回路用電源は、第1の電源と第2の電源とを直列接続して構成されるとともに、その接続点が電圧駆動型半導体素子の低電位端子に接続される。第2のスイッチング回路は、第2の抵抗とこの第2の抵抗に直列に接続される第2のスイッチ素子とを含み、一端が第1スイッチング回路の他端に接続されるとともに、他端が駆動回路用電源の低電位端子に接続される。第4の抵抗は、第1のスイッチング回路内に備えられ、第1の抵抗とコンデンサとからなる並列回路に対して直列に接続される。
この駆動回路において、駆動回路用電源は、第1の電源と第2の電源とを直列接続して構成されるとともに、その接続点が電圧駆動型半導体素子の低電位端子に接続される。第1スイッチング回路は、一端に第1のスイッチ素子の一端が接続され、他端に並列回路の他端が接続されるとともに、第1のスイッチ素子の他端と並列回路の一端とが接続されて構成されている。第2のスイッチ素子は、第1のスイッチ素子の他端と駆動回路用電源の低電位端子との間に接続される。ダイオードは、アノードが並列回路の他端に接続されるとともに、カソードが第3の抵抗の一端に接続される。第3の抵抗の他端は、電圧駆動型半導体素子のゲート端子に接続される。第2の抵抗は、一端が並列回路の一端と接続され、他端がダイオードのカソードと接続される。
外部より指令されるオンオフ信号が入力されると、その信号はトランジスタ4及びトランジスタ5へ入力される。この信号がオン信号であるとオフ用トランジスタ5をオフさせ、同時にオン用トランジスタ4をオンさせる。オン用トランジスタ4がオンすることにより、IGBT7のゲートの電荷は主に充電用コンデンサ10を通して充電され、IGBT7のゲート・エミッタ間電圧VGEが増加し、VGEがIGBT7のゲート閾値電圧値VGEthに達するとIGBT7はターンオンを始める。ゲート・エミッタ間電圧VGEがIGBT7のゲート閾値電圧値に達してIGBT7がターンオンを始めた時のゲート電流値をIGthと定める。
の電圧がオフ用負側電源2の設定電圧値からオン用正側電源1での設定電圧値に達することに相当する。IGBT7のゲートには内蔵抵抗9が接続されており、IGBT7のゲートと接続されていない片方をゲート端子として構成されている。IGBT7におけるゲート・エミッタ間電圧VGEは、IGBT7のゲートと接続されていない片方の端子とエミッ
タとの間の電圧である。又、IGBT7におけるゲート・エミッタ間電圧VGEchipは、IGBT7(チップ)のゲートとエミッタとの間の電圧である。ステップ電源13の
正極と、オン用ゲート抵抗3とオン用ゲート抵抗3と並列に接続された充電用コンデンサ10からなる構成部品とIGBT7の内蔵抵抗9が直列接続され、IGBT7のゲートと接続される。
3の負極とは容量成分(Cies) を介した接続形態となる。図3(a)において、ステップ電圧源13がオンになった瞬間には、図3(b)で示すように充電用コンデンサ10は無電圧状態であり、IGBT7のゲート・エミッタ間VGEにはステップ電圧源13の設定電圧が印加される。その後、ターンオン用オン抵抗3、充電用コンデンサ10、内蔵抵抗9
を介して容量成分(Cies)を充電していく。この間には一旦、ステップ電圧源13の設定電圧、ターンオン用オン抵抗3、充電用コンデンサ10、内蔵抵抗9及び容量成分(Cies) の各値で決まる電圧値になり、その後に再度ステップ電圧源13の設定電圧になる。即ち、図3(a)の回路構成ではステップ電圧源がオンになった瞬間のIGBT7のゲート・エ
ミッタ間電圧VGEは、充電用コンデンサ10が無い従来の駆動回路の場合より高くなる。又、これにより、駆動電流の立ち上がり時間及び減衰時間が短くなることが実験的に確かめられている。
ミッタ間電圧VGEがIGBT7のゲート閾値電圧値VGEthに達し、IGBT7がターンオンする時の駆動電流の値を極小にする事が可能になる。この条件は、下記の条件式で説明される。
として、T1=Rgon・Csu、T2=Rgin・Ces、α=Rgon/Rgin とすると、
図3(a)のVGEは、下記のように求められる。
)
VGE(s)はラプラス変換式である。この逆変換式 VGE(t)は、
VGE(t)=E+E*(1/T1+1/T2+α/T1)*(ep*t-eq*t) /(p-q)・・・(2)
p=(-1/2)*((1/T1+1/T2+α/T1)-√((1/T1+1/T2+α/T1)2-4/T1/T2)
q=(-1/2)*((1/T1+1/T2+α/T1)+√((1/T1+1/T2+α/T1)2-4/T1/T2)
となり、VGE(0)=E、VGE(∞)=Eとなるので、ステップ電圧源13がオンになった瞬間には、IGBT7のゲート・エミッタ間にはステップ電圧源13の設定電圧が印加されることがわかる。
I(s)=Ces*(T1*s+1)*E/(T1*T2*s2+(T1+T2+αT2)*s+1)・・・(3)
I(s)はラプラス変換式である。この逆変換式 I(t)は、
I(t)=E*((p+1/T1)*ep*t-(q+1/T1)*eq*t) /Rgin/(p-q)・・・(4)
となる。
3、6、9、11、12、14、15・・・抵抗
4・・・スイッチ素子(NPNトランジスタ)
5・・・スイッチ素子(PNPトランジスタ)
7、T1〜T6・・・IGBT 8、16・・・ダイオード
10・・・コンデンサ DP・・・直流電源
GDU1、GDU2・・・ゲート駆動回路
Claims (4)
- 電圧駆動型半導体素子の駆動回路であって、
第1の抵抗とこの第1の抵抗に並列接続されるコンデンサとからなる並列回路および前記並列回路と直列に接続される第1のスイッチ素子を含み、一端が駆動回路用電源の高電位端子と接続され、他端が前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子と接続される第1スイッチング回路を備え、
前記コンデンサの容量値は、前記第1のスイッチ素子がオンして前記電圧駆動型半導体素子のゲート電圧が閾値電圧に達するときの駆動電流値が極小となる値に設定されていることを特徴とする電圧駆動型半導体素子の駆動回路。 - 請求項1に記載の電圧駆動型半導体素子の駆動回路であって、
前記駆動回路用電源は、第1の電源と第2の電源とを直列接続して構成されるとともに、その接続点が前記電圧駆動型半導体素子の低電位端子に接続されており、
第2の抵抗とこの第2の抵抗に直列に接続される第2のスイッチ素子とを含み、一端が前記第1スイッチング回路の他端に接続され、他端が前記駆動回路用電源の低電位端子に接続される第2のスイッチング回路と、
前記第1のスイッチング回路と前記第2のスイッチング回路との接続点と前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子との間に接続される第3の抵抗と、
を備えることを特徴とする電圧駆動型半導体素子の駆動回路。 - 請求項1に記載の電圧駆動型半導体素子の駆動回路であって、
前記駆動回路用電源は、第1の電源と第2の電源とを直列接続して構成されるとともに、その接続点が前記電圧駆動型半導体素子の低電位端子に接続されており、
第2の抵抗とこの第2の抵抗に直列に接続される第2のスイッチ素子とを含み、一端が前記第1スイッチング回路の他端に接続され、他端が前記駆動回路用電源の低電位端子に接続される第2のスイッチング回路と、
前記第1スイッチング回路内に備えられ、前記並列回路と直列に接続される第4の抵抗と、
を備えることを特徴とする電圧駆動型半導体素子の駆動回路。 - 請求項1に記載の電圧駆動型半導体素子の駆動回路であって、
前記駆動回路用電源は、第1の電源と第2の電源とを直列接続して構成されるとともに、その接続点が前記電圧駆動型半導体素子の低電位端子に接続されており、
前記第1スイッチング回路は、一端に前記第1のスイッチ素子の一端が接続され、他端に前記並列回路の他端が接続されるとともに、前記第1のスイッチ素子の他端と前記並列回路の一端とが接続されて構成されており、
前記第1のスイッチ素子の他端と前記駆動回路用電源の低電位端子との間に接続される第2のスイッチ素子と、
前記並列回路の他端にアノードが接続されるダイオードと、
一端が前記並列回路の一端と接続され、他端が前記ダイオードのカソードと接続される第2の抵抗と、
一端が前記ダイオードのカソードと接続され、他端が前記電圧駆動型半導体素子のゲート端子と接続される第3の抵抗と、
を備えることを特徴とする電圧駆動型半導体素子の駆動回路。
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WO2018186366A1 (ja) | 2017-04-03 | 2018-10-11 | 京都薬品工業株式会社 | 新規サイクリン依存性キナーゼ8及び/又は19阻害剤 |
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- 2016-11-24 JP JP2016227750A patent/JP6288220B2/ja active Active
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