JP2007306166A - 絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置およびその方法 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置およびその方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サージ電圧の抑制およびターンオン損失の低減のみならず,短絡時の動作の安定性をも改善した絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置およびその方法を提供すること。
【解決手段】対象素子Q1のゲート電極への電圧の印加を,スイッチング素子M1,M6の2つの経路により行うこととした。そして,ターンオン開始から,ゲート電圧の微分値が所定値以下になるまではスイッチング素子M6をオフし,その後にスイッチング素子M6をオンすることとした。さらに,ゲート電圧がその飽和値に近い値に達したら再びスイッチング素子M6をオフすることとした。これにより,定常的なオン状態になってからのゲート抵抗を大きくし,確実な短絡保護動作を図った。スイッチング素子M6から対象素子Q1への配線にダイオードD1を配置して,ゲート電流の逆流を防止した。
【選択図】図1

Description

本発明は,電圧信号で駆動される絶縁ゲート型半導体素子の駆動に関する。さらに詳細には,ターンオン時のサージ電圧を抑制しつつ,オン損失の減少を図った絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置およびその方法に関するものである。
従来から,IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やMOSGTO(Metal Oxide Gate Turn-Off Thyristor)等の半導体素子が,電源やインバータ等に広く使用されている。これらの種類の半導体素子は,絶縁ゲートを有しており,そこに加えられる電圧で電流が制御される,電圧駆動型の半導体素子である。電圧駆動型の半導体素子は,電流駆動型の半導体素子と比較して,駆動に要する電力が小さいという長所を持つ。
このような絶縁ゲート型半導体素子におけるターンオン時には,出力電流が短時間に増加する。ここで,絶縁ゲートと駆動信号の印加源との間の抵抗(以下,ゲート抵抗という)の値が小さいと,ターンオン時の電流の時間変化率が過大となり,大きなサージ電圧が発生する。その一方,ゲート抵抗の値を大きくすると,いわゆるターンオン損失が大きくなる。ゲート電圧が定常値になるまでの時間が長くかかるからである。
このため,ターンオン開始後の適当な時点でゲート抵抗値を切り替えることが行われている。例えば特許文献1の技術では,ターンオンの開始時にはゲート抵抗値を高くしてサージ電圧を抑制している。そして一定時間経過後にゲート抵抗値を低くしてターンオン損失を低減させている。そのゲート抵抗値の切り替えを,遅延回路の遅延動作により行っている。
特許第3614519号公報
しかしながら前記した従来の技術には,次のような問題点があった。すなわち特許文献1の技術では,ターンオンの開始後所定時間が経過すると,その後はゲート抵抗値が低い状態に固定される。この状態で絶縁ゲート型半導体素子の負荷に短絡が生じると,過大な電流が流れてしまう。そのため,短絡が検出されたときに,ゲート電圧を低下させる措置が行われるのが一般的である。しかし,ゲート抵抗値が低い状態に固定されていることにより,その措置の実効性が低い。またそのための回路の設定も困難である。
本発明は,前記した従来の絶縁ゲート型半導体素子の駆動技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,サージ電圧の抑制およびターンオン損失の低減のみならず,短絡時の動作の安定性をも改善した絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置およびその方法を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置は,駆動対象素子のゲート電極に駆動信号を印加する装置であって,駆動対象素子のゲート電極への駆動信号を出力する並列に設けられた第1および第2駆動信号出力部と,駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧以上である場合に第2駆動信号出力部をオフさせる第1オフ制御部とを有している。
この絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置では,駆動対象素子のゲート電極に対し,2つの駆動信号出力部により駆動信号を印加する。これにより駆動対象素子をオンさせ,駆動対象素子から負荷に電流を供給させる。ここで,駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧以上である場合には,第1オフ制御部が第2駆動信号出力部をオフさせる。これにより,第1駆動信号出力部のみにより駆動対象素子をオンさせている状態とする。この状態はむろん,第1および第2駆動信号出力部の双方により駆動対象素子をオンさせている状態と比較して,駆動対象素子のゲート抵抗が大きい。このためこの状態では,万一負荷に短絡が生じた場合でもその対策動作が機能しやすい。
ここで第1基準電圧は,駆動対象素子をターンオンしたときにそのゲート電圧が落ち着く飽和値より少し低い電圧とするとよい。これにより,ターンオン動作中にはゲート抵抗が小さい状態としつつ,定常的なオン状態ではゲート抵抗を上げ,短絡発生に備えることができる。
本発明の絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置はさらに,駆動対象素子のゲート電極と第1駆動信号出力部との間に設けられた第1抵抗と,駆動対象素子のゲート電極と第2駆動信号出力部との間に設けられた第2抵抗とを有し,第1および第2抵抗から駆動対象素子のゲート電極への信号の合流点とゲート電極とが直に接続されているとよい。
こうすると,第1および第2駆動信号出力部の双方により駆動対象素子をオンさせている状態では,ゲート抵抗は第1抵抗と第2抵抗との単純な並列接続と見なすことができる。このためゲート抵抗値が小さい。よって,この状態でターンオン動作を行うことにより,ターンオン損失を著しく低減できるのである。なお,「合流点とゲート電極とが直に接続されている」とは,間にさらに抵抗器を介在させることなく接続されていることをいう。
この場合であって並列に配置された2以上の駆動対象素子を駆動するものである場合には,第2駆動信号出力部から各駆動対象素子における合流点への経路上にそれぞれ1方向導通素子を有することが望ましい。複数素子駆動であって合流点とゲート電極とが直に接続されている場合には,各駆動対象素子のゲート電極間の抵抗が著しく小さいことになる。そこで,このように1方向導通素子を配置することにより,ゲート電流の逆流を防止することが望ましい。
本発明の絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置はまた,駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧より低い第2基準電圧以下である場合に第2駆動信号出力部をオフさせる第2オフ制御部と,駆動対象素子のゲート電圧の時間微分値が基準微分値以上である場合に第2駆動信号出力部をオフさせる第3オフ制御部と,駆動対象素子の負荷における短絡が検知された場合に駆動対象素子のゲート電圧を低下させる短絡保護制御部とを有することが望ましい。
第2オフ制御部は,ターンオンの初期におけるゲート抵抗を上げる働きをする。これにより,ターンオン開始直後のサージを防止する。第3オフ制御部ターンオン後にゲート電圧が立ち上がってくる区間におけるゲート抵抗を上げる働きをする。これにより,ターンオン動作の前半区間におけるサージを防止する。短絡保護制御部は,短絡が発生した場合に駆動対象素子のゲート電圧を低下させ,駆動対象素子から負荷への電流供給を停止させる。ここで本発明では,短絡保護制御部が動作する際には,第1オフ制御部の制御により,ゲート抵抗が大きい状態にある。このため,短絡保護制御部による短絡保護制御が確実に行われる。
本発明は,絶縁ゲート型半導体素子のゲート電極に駆動信号を印加する絶縁ゲート型半導体素子の駆動方法であって,ターンオン動作開始後に,駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が大きい状態としてゲート電圧を上昇させ,駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧以上に達したら駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が小さい状態に切り替える方法にも及ぶ。
ここにおいてさらに,ターンオン動作開始時には駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が小さい状態とし,駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧より低い第2基準電圧以上,かつ,ゲート電圧の時間微分値が基準微分値以下となったら駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が大きい状態に切り替えることが望ましい。その後,駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧以上に達して再びゲート抵抗が小さい状態に切り替えられることになる。
本発明によれば,サージ電圧の抑制およびターンオン損失の低減のみならず,短絡時の動作の安定性をも改善した絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置およびその方法が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態に係る絶縁ゲート型半導体素子の駆動回路は,図1に示すように構成されている。この回路図中,駆動対象たる絶縁ゲート型半導体素子は,並列に配置された2つのIGBTである。以下,これらのIGBTを対象素子Q1,Q2という。対象素子Q1,Q2は,図1の駆動回路により同様に駆動される。対象素子Q1,Q2はいずれも,センス用エミッタを備えたものである。図1の駆動回路は,駆動制御部分1と短絡保護制御部分2とに大別される。
駆動制御部分1は,対象素子Q1,Q2の基本的な駆動制御を行う部分である。このために駆動制御部分1は,駆動制御回路10と,スイッチング素子M1,M2,M6と,コンパレータCMP1,CMP2,CMP3,CMP7とを有している。スイッチング素子M1,M2,M6は,駆動制御回路10の制御により,対象素子Q1,Q2のゲート電極への電圧の印加を操作する素子である。コンパレータCMP1,CMP2,CMP3は,対象素子Q1,Q2の実際のゲート電圧に基づいて,駆動制御回路10へ情報を提供するものである。
スイッチング素子M1,M2は,相補的な動作により対象素子Q1,Q2のゲート電圧の基本操作を行う素子である。すなわち,スイッチング素子M1がオンであるときにはスイッチング素子M2はオフであり,対象素子Q1,Q2のゲート電極には電源電圧が印加される。これがオン状態である。一方,スイッチング素子M1がオフであるときにはスイッチング素子M2はオンであり,対象素子Q1,Q2のゲート電圧はグランドレベルに落とされる。これがオフ状態である。
スイッチング素子M1,M2から対象素子Q1,Q2に至る配線経路は途中,合流箇所K1で一旦合流し,そして分岐している。合流箇所K1とスイッチング素子M1,M2との間に,抵抗R1,R2が配置されている。また,合流箇所K1と対象素子Q1,Q2との間に,抵抗R3,R4が配置されている。抵抗R3,R4の抵抗値は同じである。スイッチング素子M1,M2は,ドライバDR1,DR2を介して駆動制御回路10から操作信号を受けるようになっている。
スイッチング素子M6は,オフ状態からオン状態へのターンオン時に一時的にゲート抵抗を低下させるためのものである。その動作タイミングの詳細は後述する。スイッチング素子M6から対象素子Q1,Q2に至る配線経路は途中,分岐点K2で分岐している。そして,抵抗R3と対象素子Q1との間のノードK3,および抵抗R4と対象素子Q2との間のノードK4に接続されている。ノードK3,K4と対象素子Q1,Q2との間は,さらに抵抗器を介することなく直に接続されている。
分岐点K2とノードK3との間に,抵抗R5とダイオードD1とが直列に配置されている。分岐点K2とノードK4との間にも,抵抗R6とダイオードD2とが直列に配置されている。ダイオードD1,D2はともに,スイッチング素子M6から対象素子Q1,Q2を充電する際の電流の向きに対して順方向である。スイッチング素子M6は,ドライバDR6を介して駆動制御回路10から操作信号を受けるようになっている。
コンパレータCMP1,CMP2は,ゲート電圧Vgeがしきい値Vth1,Vth2以上であるか否かの情報を駆動制御回路10に提供するものである。このためコンパレータCMP1,CMP2は,ノードK4(K3でもよい)の電圧をしきい値Vth1,Vth2と比較するようになっている。コンパレータCMP3は,ゲート電圧Vgeの時間変化率dVge/dtが所定値以上であるか否かの情報を駆動制御回路10に提供するものである。このため,合流箇所K1の電圧を時間微分する微分器11が設けられている。コンパレータCMP3は,微分器11の出力をしきい値Vth3と比較するようになっている。
短絡保護制御部分2は,短絡発生時に対象素子Q1,Q2を保護するための制御を行う部分である。このために短絡保護制御部分2は,スイッチング素子M3,M4と,短絡保護制御回路20と,コンパレータCMP4,CMP5,CMP6とを有している。
スイッチング素子M3,M4は,短絡保護制御回路20の制御により,短絡発生時に対象素子Q1,Q2のゲート電圧を低下させる素子である。このためにスイッチング素子M3,M4はそれぞれ,抵抗R8,R9を介して合流箇所K1に接続されている。
コンパレータCMP4,CMP5は,対象素子Q1,Q2のセンス用エミッタで測定されるコレクタ電圧Vceに基づいて,対象素子Q1,Q2の負荷における短絡の発生を検知して短絡保護制御回路20に報知するものである。コンパレータCMP4,CMP5の出力は,オア結合されて短絡保護制御回路20に入力されるようになっている。これにより,対象素子Q1,Q2のいずれか一方でも短絡状態になると,短絡保護動作が開始されるようになっている。
コンパレータCMP6は,短絡保護動作の開始後に,対象素子Q1,Q2のゲート電圧が所定の電圧(ここでは10Vとしている)まで低下したか否かの情報を短絡保護制御回路20に提供するものである。コンパレータCMP6は具体的には,ノードK4(K3でもよい)の電圧を定電圧と比較するようになっている。コンパレータCMP6の出力信号は,駆動制御部分1の駆動制御回路10にも提供されるようになっている。
この駆動回路中の主な抵抗器の抵抗値は,次のように設定されているものとする。
抵抗R1,R2 ともに10Ω
抵抗R3〜R6 いずれも5Ω
抵抗R7 1000Ω
抵抗R8 20Ω
抵抗R9 100Ω
以下,抵抗器の記号の「R」を「r」で置き換えることによりその抵抗値を示すものとする。
上記の構成を有する駆動回路の基本的な動作を説明する。この駆動回路は通常時は前述のように,駆動制御部分1のスイッチング素子M1,M2により対象素子Q1,Q2のゲート電圧を操作する。ここで,通常時には短絡が発生していないので,短絡保護制御部分2のスイッチング素子M3,M4はいずれもオフである。このため,対象素子Q1,Q2のゲート電圧がスイッチング素子M3,M4を通じて低下してしまうことはない。
短絡発生時には短絡保護制御部分2により,図2に示す制御が行われる。オン状態中に短絡が発生すると対象素子Q1,Q2のコレクタ電流Iceが増加する。それによるコレクタ電圧Vceの低下をコンパレータCMP4またはCMP5が検知すると(図2中のA),短絡保護動作が開始される。
まず,スイッチング素子M3がオンされる。この時点ではスイッチング素子M1,M2の状態はそのまま(M1がオン,M2がオフ)とする。これにより合流箇所K1を,抵抗R1(10Ω)を介して電源に接続された状態のまま,抵抗R8(20Ω)を介してグランドに接続するのである。こうして対象素子Q1,Q2のゲート電圧Vgeを,緩やかに低下させてコレクタ電流Iceの低下を図る。ここで,対象素子Q1,Q2のゲート電圧Vgeを急激には低下させない。その理由は,急激なターンオフによるサージを発生させないためである。
この状態ではゲート電圧Vgeは,電源電圧を抵抗R1,R8で分圧した電圧,すなわち10V程度までしか下がらない。そこで,ゲート電圧Vgeが10Vまで下がったことがコンパレータCMP6により検知されると(図2中のB),スイッチング素子M1をオフし,スイッチング素子M4をオンする。これにより合流箇所K1は電源から切り離される。よってその後,ゲート電圧Vgeはグランドレベルに落ち,コレクタ電流Iceは停止することとなる。これが,短絡保護制御の基本である。なお,図2中のAからBまでの区間において,スイッチング素子M3,M4の両方をオンにしてもよい。
本形態では以上の基本動作に加えて,駆動制御部分1のスイッチング素子M6を利用して次のような動作を行う。
第1に,ターンオン時の動作を説明する。ターンオン時には,図3に示す動作が行われる。図3のタイミングチャートは,ターンオン時における,スイッチング素子M1,M6のオンオフ状態と,そのことによる対象素子Q1,Q2の状況の変化を示している。対象素子Q1,Q2の状況として具体的には,ゲート電圧Vge,その時間変化率dVge/dt,コレクタ電流Ice,コレクタ電圧Vceの変化を示している。
図3において,時刻t1以前はオフ状態であり,スイッチング素子M1,M6ともにオフである。このため,ゲート電圧Vgeおよびその時間変化率dVge/dtはともにゼロであり,コレクタ電流Iceもゼロである。コレクタ電圧Vceは最大である。
時刻t1がターンオンの開始時刻である。このとき駆動制御回路10に外部からターンオン信号が入力される。これにより,スイッチング素子M1がオンされる。ただしこの時点ではスイッチング素子M6はまだオンされない。スイッチング素子M1がオンされることにより,対象素子Q1のゲート抵抗値rは,
r = r1+r3
となる。時刻t1以降,対象素子Q1は,このゲート抵抗値rの状態で充電されていく。このことは,対象素子Q2についても,r3がr4で置き換えられること以外は同じである。いずれも,[0029]の設定より,ゲート抵抗値rは15Ωである。以下では,特に必要がない限り,代表して対象素子Q1についてのみ述べる。
時刻t1以降,対象素子Q1が充電されることにより,ゲート電圧Vgeが上昇していく。これによりゲート電圧Vgeが対象素子Q1のしきい値電圧Vthq に達すると,コレクタ電流Iceが流れ始める(時刻t3)。またコレクタ電圧Vceが下降し始める。その後ゲート電圧Vgeはさらに上昇し,コレクタ電流Iceも増加していく。そしてコレクタ電流Iceは,時刻t4でほぼ定常値に落ち着く。時刻t4でスイッチング素子M6がオンされる。スイッチング素子M1はそのままオンであり続ける。この,ターンオンの開始時刻t1から,コレクタ電流Iceが定常値に落ち着く時刻t4までを区間1という。
区間1において,コレクタ電流Iceの時間変化率dIce/dtが大きすぎると,サージが発生してしまう。そこで図1の駆動回路では,区間1にスイッチング素子M6をオンしないことにより,区間1におけるゲート抵抗値rを,15Ω(r1+r3)という大きな値としている。これにより,コレクタ電流Iceの時間変化率dIce/dtを抑制し,サージを防止している。
コレクタ電流Iceが定常値となる時刻t4以降は,対象素子Q1において,ゲート−コレクタ間の容量に充電される。このためゲート電圧Vgeはほぼ一定となる。コレクタ電圧Vceはさらに下降していく。コレクタ電圧Vceの低下が落ち着くと(時刻t5),その後ゲート電圧Vgeは再び緩やかに上昇する。この,時刻t4から時刻t5までを区間2という。
区間2では,スイッチング素子M1,M6がともにオンであるため,対象素子Q1のゲート抵抗値rは,
r = [(r1+r3)*r5]/(r1+r3+r5)
となる。なお,抵抗R1,R3の直列接続の全体を1つの抵抗R13と見なせば,この状態でのゲート抵抗は,抵抗R5と抵抗R13との並列接続であると考えることができる。抵抗R13の抵抗値r13は「r1+r3」に等しいので,
r = (r13*r5)/(r13+r5)
となる。これは,[0029]の設定より3.75Ωであり,前述の区間1におけるゲート抵抗値r(15Ω)より小さい。2つの抵抗の並列接続なので抵抗値が小さいのである。
すなわち区間2では,区間1と比べてゲート抵抗値rを小さくしている。これにより,対象素子Q1の充電に要する期間を短縮している。すなわち,区間2においてもゲート抵抗値rが大きいままだと,対象素子Q1の充電に長時間を要し,ターンオン損失が大きい。これに対し本形態では,区間2におけるゲート電圧を小さくすることで,ターンオン損失を低減させている。
ここで,抵抗値の小さい抵抗R5が,対象素子Q1のゲート電極の端子(ノードK3)に直接につながれている。このことにより,区間2におけるゲート抵抗値rが前述のように小さくなっている。このため,高速充電が可能なのである。もし,抵抗R5が合流箇所K1につながれていると,区間2におけるゲート抵抗値rは,
r = [(r1*r5)/(r1+r5)]+r3
で約8.33Ωとなる。区間1の15Ωよりは小さいが,充電時間の短縮効果はさほど大きくない。
なお,抵抗R5をノードK3に直接つないでおり,かつ,対象素子Q1,Q2が並列接続となっている。抵抗R5,R6が低抵抗であるため,もしダイオードD1,D2がないと,対象素子Q1,Q2のゲート電極導師が短絡されているに近い状況となってしまう。このことによるゲート電流の逆流のおそれは,ダイオードD1,D2により排除されている。対象素子が1つだけである場合にはこのようなダイオードは不要である。
図3に戻って,時刻t5以降を区間3という。区間3では,時刻t5の後,時刻t7にてゲート電圧Vgeが最終的に飽和する。そして時刻t5と時刻t7との間の時刻t6の時点で,スイッチング素子M6は再びオフにされる。時刻t7でゲート電圧Vgeが飽和すると,ターンオン動作は終了し,定常的なオン状態となる。
スイッチング素子M6のオンオフ制御についてさらに説明する。スイッチング素子M6の状態を決定する要因は,
(1)ゲート電圧Vgeの時間変化率dVge/dt
(2)ゲート電圧Vge
の2つである。
(1)については,ゲート電圧Vgeの時間変化率dVge/dt(以下,単に「時間変化率dVge/dt」という)が所定のしきい値V'th 以下であることが,スイッチング素子M6をオンにする条件である。この要因は,図3の区間1においてサージ防止の観点からゲート抵抗値rを大きくするための基本的な条件である。この条件による制御は,図1中のコンパレータCMP3の出力により実現される。
(2)については,ゲート電圧Vgeが所定の第1しきい値Vth1と第2しきい値Vth2(Vth1<Vth2)の間にあることが,スイッチング素子M6をオンにする条件である。この要因は,ターンオン開始直後およびターンオン動作終了後において,スイッチング素子M6のオンを禁止する特別な条件である。この条件による制御は,図1中のコンパレータCMP1(Vth1),CMP2(Vth2)の出力により実現される。
スイッチング素子M6は実際には,(1)と(2)の両方の要因でいずれもオンにされるべき場合に限りオンにされる。このため図1中の駆動制御回路10には,図4に示すように,コンパレータCMP1〜3の出力とCMP7の元信号とをアンド結合してドライバDR6への指示信号を切り替える多入力アンド回路が内蔵されている。このことによる動作を,図3に立ち返って説明する。図3中の「M6ON許可/禁止(1)」は,上記の(1)によりスイッチング素子M6のオンが許可されるか禁止されるかを示している。「M6ON許可/禁止(2)」は,上記の(2)によりスイッチング素子M6のオンが許可されるか禁止されるかを示している。
まず(1)について見ると,時刻t1のわずかに後の,時間変化率dVge/dtがしきい値V'thに達したときから,時間変化率dVge/dtがしきい値V'thを下回る時刻t4までが「禁止」である。時刻t4以降は「許可」である。次に(2)について見ると,ゲート電圧Vgeが第1しきい値Vth1 に達する時刻t2までは「禁止」である。時刻t2から,ゲート電圧Vgeが第2しきい値Vth2 に達する時刻t6までは「許可」である。時刻t6の後は再び「禁止」である。これにより,(1)と(2)がともに「許可」である時刻t4から時刻t6までの間のみで,スイッチング素子M6がオンされているのである。スイッチング素子M6がオンである期間は,区間2の全部と,区間3のうち始めの部分である。
このように(1)の条件に加えて(2)の条件を課していることにより,次の効果がある。
第1に,ターンオン動作のごく初期において,スイッチング素子M6がオンしてしまうことが防止される。すなわち,時間変化率dVge/dtは,ターンオン動作の開始(時刻t1)とともにゼロから立ち上がる。このため,時間変化率dVge/dtがしきい値V'thに達して(1)の条件が「禁止」になるまでの間にわずかながらタイムラグがある。
このため,(1)の条件のみでスイッチング素子M6を制御していると,この間にスイッチング素子M6がオンしてしまうことがある。これにより,ゲート抵抗値rが低い状態のままコレクタ電流Iceが急速に立ち上がってしまうことがある。このコレクタ電流Iceの立ち上がりはμ秒オーダーの急激な動きであり,スイッチング素子M6を制御する回路の応答速度より速い。このため,立ち上がりが検出されてからスイッチング素子M6をオフしていしたのでは間に合わない。これにより大きなリカバリーサージが発生するおそれがある。本形態では(2)の条件を加えることで,このような事態を防止しているのである。言い替えると,ターンオン動作のごく初期におけるゲート抵抗値rの高さを担保しているのである。
第2に,ターンオン動作終了後の定常的なオン状態において,万一短絡が発生した場合に備えた保護を行っている。短絡発生時には前述のように短絡保護制御部分2による保護動作が行われる。
しかしながらこのときにスイッチング素子M6がオンしていると,その際の図2中AからBまでの期間における等価回路は,図5に示される状態となる。図5では,対象素子Q1をコンデンサと見なしている。図5の状態では,スイッチング素子M6がオンであるため,対象素子Q1のゲート電極は抵抗R5を介して電源とつながっている。このためゲート抵抗値rが,[0041]で説明したように小さい(3.75Ω)。したがって,スイッチング素子M3をオンさせても,ゲート電圧Vgeはなかなか低下し難い。
そのため,図2で説明した短絡保護動作がうまく機能しない。すなわちこのような状況で短絡保護動作を機能させるためには,抵抗R8の抵抗値を,[0029]に示した設定よりずっと小さくしなければならない。しかしそうすると短絡保護動作時に,電源→抵抗R1,R3,R5→抵抗R8→グランドの経路自体が短絡しているに近い状況となってしまう。このため,抵抗R8の抵抗値の設定が非常に困難である。
そこで本形態では,図3中の時刻t6以降はスイッチング素子M6をオフにしている。このため,短絡発生時の図2中AからBまでの期間における等価回路は,図6に示される状態となる。図6の状態では,スイッチング素子M6がオフであるため,対象素子Q1のゲート電極は抵抗R1,R3の経路でのみ電源とつながっている。このためゲート抵抗値rが,[0037]で説明したように大きい(15Ω)。したがって,スイッチング素子M3をオンさせることにより,ゲート電圧Vgeは狙いどおり緩やかに低下する。そのため,図2で説明した短絡保護動作が有効に機能する。
一方,スイッチング素子M6の本来の役割は,ターンオン損失の低減のため,図3の区間2におけるゲート抵抗を下げることである。ターンオン動作終了後の定常的なオン状態では,ゲート抵抗が高い状態であっても何ら問題はない。このために本形態では,コンパレータCMP2を設けているのである。これにより,ゲート電圧Vgeが第2しきい値Vth2 を上回っている場合にはスイッチング素子M6をオフに固定する制御を追加している。こうして,短絡保護動作が安定的に行われるようにしている。また,抵抗R8の抵抗値の設定を容易にしている。
なお,図3を見ると,スイッチング素子M6がオフされてからゲート電圧Vgeが飽和するまでに若干のタイムラグ(時刻t6→t7)がある。厳密にいえばこのタイムラグの間にはターンオン損失が存在する。しかしながらこのタイムラグは短く,これによるターンオン損失はごく僅かでしかない。第2しきい値Vth2 を上げてゲート電圧Vgeの飽和値に近づけるほど,このタイムラグを短縮できる。その分ターンオン損失を減らせることになる。しかし,第2しきい値Vth2 がゲート電圧Vgeの飽和値を上回ってしまうと,定常的なオン状態でスイッチング素子M6がオンしたままとなってしまう。これでは前述の確実な短絡保護動作が実現されない。このことによる不利益の方が大きい。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,対象素子Q1のゲート端子(ノードK3)に低抵抗の抵抗R5を直接につないでいる。これによりゲート抵抗を下げ,ターンオン時に対象素子Q1が速やかに充電されるようにしている。こうして,ターンオン損失を低減させている。また,ゲート電圧Vgeが第1しきい値Vth1 に達するまでは,スイッチング素子M6をオフに固定している。これにより,ターンオン動作の開始直後におけるサージの発生を防止している。
また,ゲート電圧Vgeが飽和する前に第2しきい値Vth2 に達した時点でスイッチング素子M6をオフに固定している。これにより,定常的なオン状態におけるゲート抵抗値rを上げ,短絡があった場合の保護動作の確実を期している。特に,対象素子Q1,Q2がハイブリッドカーのインバータに使用するものである場合には,短絡発生時の対策が必須である。このため,本形態のように短絡保護動作の確実を期すことの意義が大きい。また,抵抗R5に直列にダイオードD1を設け,ゲート電流の逆流を防止している。
なお,本実施の形態は単なる例示であり,本発明を何ら拘束するものではない。したがって本発明は,その要旨を逸脱することなく種々の変形,改良が可能であることはいうまでもない。例えば,微分器11への入力を,コンパレータCMP1,CMP2,CMP6への入力と同じくノードK4からとるようにとてもよい。また,抵抗R5を,ダイオードD1とノードK3との間に置いてもよい。
実施の形態に係る絶縁ゲート型半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。 実施の形態に係る絶縁ゲート型半導体素子の駆動回路における短絡保護動作を示すタイミングチャートである。 実施の形態に係る絶縁ゲート型半導体素子の駆動回路におけるターンオン時の動作を示すタイミングチャートである。 駆動制御回路の一部分を示す回路図である。 スイッチング素子M6がオンしたまま短絡保護動作が行われた場合の等価回路図である。 スイッチング素子M6がオフされた状態で短絡保護動作が行われた場合の等価回路図である。
符号の説明
CMP1 コンパレータ(第2オフ制御部)
CMP2 コンパレータ(第1オフ制御部)
CMP3 コンパレータ(第3オフ制御部)
D1,D2 ダイオード
K3 ノード(合流点)
M1 スイッチング素子(第1駆動信号出力部)
M6 スイッチング素子(第2駆動信号出力部)
Q1,Q2 対象素子
R1,R3,R4 抵抗(第1抵抗)
R5,R6 抵抗(第2抵抗)
20 短絡保護制御回路

Claims (6)

  1. 絶縁ゲート型半導体素子のゲート電極に駆動信号を印加する絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置において,
    駆動対象素子のゲート電極への駆動信号を出力する並列に設けられた第1および第2駆動信号出力部と,
    駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧以上である場合に前記第2駆動信号出力部をオフさせる第1オフ制御部とを有することを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置。
  2. 請求項1に記載の絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置において,
    駆動対象素子のゲート電極と前記第1駆動信号出力部との間に設けられた第1抵抗と, 駆動対象素子のゲート電極と前記第2駆動信号出力部との間に設けられた第2抵抗とを有し,
    前記第1および第2抵抗から駆動対象素子のゲート電極への信号の合流点と前記ゲート電極とが直に接続されていることを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置。
  3. 請求項2に記載の絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置において,
    並列に配置された2以上の駆動対象素子のゲート電極に駆動信号を印加するものであり,
    前記第2駆動信号出力部から各駆動対象素子における前記合流点への経路上にそれぞれ1方向導通素子を有することを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置。
  4. 請求項1に記載の絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置において,
    駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧より低い第2基準電圧以下である場合に前記第2駆動信号出力部をオフさせる第2オフ制御部と,
    駆動対象素子のゲート電圧の時間微分値が基準微分値以上である場合に前記第2駆動信号出力部をオフさせる第3オフ制御部と,
    駆動対象素子の負荷における短絡が検知された場合に駆動対象素子のゲート電圧を低下させる短絡保護制御部とを有することを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子の駆動装置。
  5. 絶縁ゲート型半導体素子のゲート電極に駆動信号を印加する絶縁ゲート型半導体素子の駆動方法において,
    ターンオン動作開始後に,駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が大きい状態としてゲート電圧を上昇させ,
    駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧以上に達したら駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が小さい状態に切り替えることを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子の駆動方法。
  6. 請求項5に記載の絶縁ゲート型半導体素子の駆動方法において,
    ターンオン動作開始時には駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が小さい状態とし,
    駆動対象素子のゲート電圧が第1基準電圧より低い第2基準電圧以上,かつ,ゲート電圧の時間微分値が基準微分値以下となったら駆動対象素子のゲート電極へのゲート抵抗が大きい状態に切り替えることを特徴とする絶縁ゲート型半導体素子の駆動方法。
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