JP2000188333A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 等方性エッチングの自由度を増加させること
ができる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 SiH4およびH22をCVD法により
反応させることにより、第1のシリコン酸化膜42を形
成している。第1のシリコン酸化膜42の等方性エッチ
ングの速度は、第2のシリコン酸化膜44(キャップ
層)とそれと同じ又はほぼ同じである。このため、第1
のシリコン酸化膜も等方性エッチングをすることができ
る。よって、等方性エッチングの自由度を増加させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】半導体装
置の作製に使われる層間絶縁膜は、複数の膜から構成さ
れていることがある。このような層間絶縁膜は、特開平
4−218947号公報等に開示されている。例えば、
シリコン酸化膜からなるベース層と、ベース層上に位置
するSOG膜と、SOG膜上に位置するシリコン酸化膜
からなるキャップ層と、から構成される層間絶縁膜があ
る。この層間絶縁膜に形成されるスルーホールの内壁
が、テーパ部を有するようにされることがある。スルー
ホールに充填される導電膜のカバレッジを良好にするた
めである。
【0003】このような形状のスルーホールの形成方法
としては、まず、層間絶縁膜を選択的に等方性エッチン
グし、このエッチングを途中で止める。等方性エッチン
グなので、層間絶縁膜は縦方向の他、横方向も削られ
る。スルーホールの上面部にいくほど、横方向に削られ
る量が多くなる。よって、テーパ部を有する内壁とな
る。次に、異方性エッチングに切り替え、残りの層間絶
縁膜を選択的にエッチングする。以上の工程により、ス
ルーホールが完成する。
【0004】ところで、SOG膜のエッチング速度は、
キャップ層のそれよりかなり大きい。このため、SOG
膜まで等方性エッチングすると、SOG膜の横方向が過
剰にエッチングされる。これにより、スルーホールの内
壁に凹部ができる。
【0005】以上の理由により、等方性エッチングはキ
ャップ層で止めていた。このため、等方性エッチングの
自由度が低かった。したがって、例えば、アスペクト比
が大きいスルーホールの場合、スルーホールに導電膜が
埋め込まれないことが発生した。
【0006】本発明の目的は、等方性エッチングの自由
度が増加する半導体装置の製造方法及びその方法により
製造された半導体装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、主表面を有す
る半導体基板と、主表面上に位置し、スルーホールを有
する層間絶縁膜と、を備え、スルーホールは、上面部
と、下面部と、上面部と下面部とで挟まれた内壁と、を
含む、半導体装置の製造方法であって、以下の工程を含
む。
【0008】(a)シリコン化合物と過酸化水素とをC
VD法によって反応させて、層間絶縁膜を構成する第1
のシリコン酸化膜を形成する工程、(b)シリコン化合
物と、酸素および酸素を含む化合物の少なくとも1種
と、をCVD法によって反応させて、層間絶縁膜を構成
し、かつキャップ層となる多孔性の第2のシリコン酸化
膜を、第1のシリコン酸化膜上に形成する工程、(c)
第1のシリコン酸化膜及び第2のシリコン酸化膜を、選
択的に等方性エッチングし、上面部から下面部に向かう
につれて、スルーホールが小さくなるテーパ部を有する
内壁を含むスルーホールを形成する工程。
【0009】本発明の製造方法により作製される半導体
装置は、主表面を有する半導体基板と、主表面上に位置
する層間絶縁膜と、を備える。層間絶縁膜は、シリコン
化合物と過酸化水素との重縮合反応によって形成された
第1のシリコン酸化膜と、第1のシリコン酸化膜の上に
位置し、キャップ層を構成する第2のシリコン酸化膜
と、を含む。層間絶縁膜は、第1のシリコン酸化膜及び
第2のシリコン酸化膜に形成され、上面部と、下面部
と、上面部と下面部とで挟まれた内壁と、を有するスル
ーホールを含む。内壁は、上面部から下面部に向かうに
つれて、スルーホールが小さくなるテーパ部を有する。
【0010】本発明の製造方法は、SOG膜のかわり
に、工程(a)により第1のシリコン酸化膜を形成して
いる。第1のシリコン酸化膜の等方性エッチングの速度
は、第2のシリコン酸化膜の等方性エッチングの速度と
同じ又はほぼ同じであるということが分かった。このた
め、第1のシリコン酸化膜も等方性エッチングをするこ
とができる。よって、本発明の製造方法によれば、等方
性エッチングの自由度を増加させることができる。
【0011】第2のシリコン酸化膜の等方性エッチング
の速度は、第1のシリコン酸化膜の等方性エッチングの
速度と同じ又はほぼ同じである必要がある。このような
第2のシリコン酸化膜は、通常のCVD法、例えば、シ
ラン化合物の熱分解法、加水分解法により形成できる。
第2のシリコン酸化膜は、常圧CVD法、プラズマCV
D法又は減圧CVD法により形成できる。
【0012】多孔性である第2のシリコン酸化膜には、
リン、ボロンなどの不純物、好ましくはリンが添加され
るのがより好ましい。該膜を構成するシリコン酸化物の
Si−O分子間結合力を弱めることで該膜の応力を緩和
することができ、いわば適度に柔らかく更に割れにくい
層を構成できるからである。また、第2のシリコン酸化
膜の重要な役割として、該シリコン酸化膜に含まれるリ
ンなどの不純物がアルカリイオンなどの素子の信頼特性
に悪影響を及ぼす可動イオンのゲッターとしての機能が
ある。第2のシリコン酸化膜に含まれる不純物の濃度
は、前述したゲッタリング機能や膜の応力緩和の点を考
慮すると、好ましくは1〜6重量%である。
【0013】また、第2のシリコン酸化膜は、第1のシ
リコン酸化膜の吸湿を防止する機能も有する。さらに、
第2のシリコン酸化膜は、圧縮の内部応力を有する。し
たがって、層間絶縁膜を構成する他の膜が引っ張りの内
部応力を有する場合、それを緩和し、層間絶縁膜にクラ
ックが発生するのを防ぐことができる。
【0014】また、この第2のシリコン酸化膜を形成す
るときのプラズマCVD法は、300〜450℃の温度
条件下で、高周波によって行われることが望ましい。第
1のシリコン酸化膜中の水分の脱離効果があるからであ
る。
【0015】第2のシリコン酸化膜を形成するときに用
いられる酸素を含む化合物は、O2でもよいが、一酸化
二窒素(N2O)であることが望ましい。反応ガスとし
て一酸化二窒素を用いることにより、プラズマ状態の一
酸化二窒素は第1のシリコン酸化膜を構成するシリコン
化合物の水素ボンド(−H)と反応しやすいので、第2
のシリコン酸化膜を成膜中にも第1のシリコン酸化膜の
ガス化成分(水素、水)の脱離を促進することができ
る。
【0016】第2のシリコン酸化膜の形成は、プラズマ
CVD法の代わりに、300〜550℃の温度条件下で
常圧CVD法によって行われてもよい。この場合、第2
のシリコン酸化膜を形成するときに用いられる酸素を含
む化合物はオゾンであることが望ましい。
【0017】さらに、第2のシリコン酸化膜を成膜する
前に、第1のシリコン酸化膜をオゾン雰囲気にさらすこ
とが望ましい。この工程を経ることにより、オゾンが第
1のシリコン酸化膜を構成するシリコン化合物の水素ボ
ンド(−H)や水酸基(−OH)と反応しやすいので、
第1のシリコン酸化膜中の水素や水の脱離を促進するこ
とができる。
【0018】また、第2のシリコン酸化膜の膜厚は、平
坦性、クラックの防止及び層間絶縁膜の厚みの点を考慮
すると、好ましくは100nm以上である。
【0019】また、本発明の製造方法において、第1の
シリコン酸化膜を、シリコン化合物と過酸化水素とをC
VD法によって反応させて形成している。これにより、
平坦性の優れた層間絶縁膜を形成することができる。す
なわち、本発明の製造方法により形成される第1のシリ
コン酸化膜は、それ自体で高い流動性を有し、優れた自
己平坦化特性を有する。そのメカニズムは、シリコン化
合物と過酸化水素とをCVD法によって反応させると、
気相中においてシラノールが形成され、このシラノール
がウエハ表面に堆積することにより流動性のよい膜が形
成されることによると考えられる。
【0020】例えば、シリコン化合物としてモノシラン
を用いた場合には、下記式(1),(1)’などで示さ
れる反応でシラノールが形成される。
【0021】式(1) SiH4+2H22 → Si(OH)4+2H2 式(1)’ SiH4+3H22 → Si(OH)4+2H2O+H2 そして、式(1),(1)’で形成されたシラノール
は、下記式(2)で示される重縮合反応で水が脱離する
ことにより、シリコン酸化物となる。
【0022】式(2) Si(OH)4 → SiO2+2H2O 上記シリコン化合物としては、例えばモノシラン、ジシ
ラン、SiH2Cl2、SiF4などの無機シラン化合
物、およびCH3SiH3、ジメチルシラン、トリプロピ
ルシラン、テトラエトキシシランなどの有機シラン化合
物などを例示することができる。
【0023】また、工程(a)は、上記シリコン化合物
が無機シリコン化合物の場合には、0〜20℃の温度条
件下で、上記シリコン化合物が有機シリコン化合物の場
合には、0〜150℃の温度条件下で、減圧CVD法に
よって行われることが望ましい。この成膜工程で、温度
が上記上限値より高いと、上記式(2)の重縮合反応が
進みすぎることにより、第1のシリコン酸化膜の流動性
が低くなり、良好な平坦性が得られにくい。また、温度
が上記下限値より低いと、チャンバー内での分解水分の
吸着およびチャンバー外での結露が発生し、成膜装置の
コントロールが困難となる不都合がある。
【0024】本発明により形成される第1のシリコン酸
化膜は、下地の段差を十分にカバーできる程度の膜厚で
形成されることが望ましい。第1のシリコン酸化膜の膜
厚は、その下限値は下地の凹凸の高さに依存するが、好
ましくは300〜1500nmである。第1のシリコン
酸化膜の膜厚が上記上限値を超えると、膜自体のストレ
スでクラックを生ずることがある。
【0025】本発明の製造方法において、工程(b)と
工程(c)との間に、層間絶縁膜を350〜500℃で
アニールする工程を含むのが好ましい。
【0026】層間絶縁膜が第1のシリコン酸化膜の下に
位置する第3のシリコン酸化膜(ベース層)を含む構造
の場合、本発明の製造方法は、以下の態様が好ましい。
すなわち、工程(a)の前に、シリコン化合物と、酸素
及び酸素を含む化合物の少なくとも一種と、をCVD法
によって反応させて第3のシリコン酸化膜を形成する工
程を含むのが好ましい。
【0027】このベース層は、ベース層の下の層(ベー
ス層の下に層がない場合は、半導体基板の主表面)に第
1のシリコン酸化膜から水分や余分な不純物が移動しな
いパッシベーション機能、およびベース層の下の層(ベ
ース層の下に層がない場合は、半導体基板の主表面)と
第1のシリコン酸化膜との密着性を高める機能を有す
る。
【0028】また、アルカリイオンに対するゲッタリン
グ効果が必要な場合には、ベース層を構成する第3のシ
リコン酸化膜中にリンなどの不純物を1〜6重量%添加
する手段、あるいは第3のシリコン酸化膜と第1のシリ
コン酸化膜との間に、例えばリンを1〜6重量%含むP
SG膜を形成する手段を採用することができる。
【0029】本発明の製造方法において、工程(c)
は、第1のシリコン酸化膜及び第2のシリコン酸化膜
を、選択的に等方性エッチングし、テーパ部を含むスル
ーホールの上部を形成する工程と、上部の下に位置する
層間絶縁膜を、選択的に異方性エッチングし、スルーホ
ールの下部を形成する工程と、を含むのが好ましい。な
お、スルーホールの上部は、第3のシリコン酸化膜に到
達していてもよいし、していなくてもよい。すなわち、
スルーホールの上部と下部との境が第3のシリコン酸化
膜の形成位置にあってもよいし、第1のシリコン酸化膜
の形成位置にあってもよいという意味である。
【0030】本発明の製造方法により製造される半導体
装置の層間絶縁膜のスルーホールは、下部と、その上に
位置し、テーパ部を含む上部と、から構成されている。
【0031】本発明の製造方法において、工程(c)の
後に、スルーホールの表面及び層間絶縁膜の表面に、配
線の一部となるバリア層を形成する工程と、バリア層の
表面に配線の一部となる導電膜を形成する工程と、を含
むのが好ましい。
【0032】本発明の製造方法により製造される半導体
装置において、層間絶縁膜は、スルーホールを有する。
この半導体装置は、さらに、スルーホールの表面及び層
間絶縁膜の表面に形成され、配線の一部となるバリア層
と、バリア層の表面に形成され、配線の一部となる導電
膜と、を含む。
【0033】本発明の製造方法において、導電膜の形成
工程は、以下の工程が好ましい。上記スルーホール内
に、まず、200℃以下の温度で、アルミニウムあるい
はアルミニウムを主成分とする合金からなる第1のアル
ミニウム膜を形成し、その後、300℃以上の温度で、
アルミニウムあるいはアルミニウムを主成分とする合金
からなる第2のアルミニウム膜を形成する。
【0034】上記アルミニウムを主成分とする合金とし
ては、銅、シリコン、ゲルマニウム、マグネシウム、コ
バルト、ベリリウムなどから選択される少なくとも1種
との、2元あるいは3元以上の合金を例示することがで
きる。
【0035】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態] {構造の説明}図1は、本発明の第1の実施の形態に係
る半導体装置の断面構造図である。第1の実施の形態に
係る半導体装置の構造を簡単に説明する。シリコン基板
11の主表面には、ゲート電極14を有するMOS電界
効果トランジスタが形成されている。MOS電界効果ト
ランジスタを覆うように、シリコン基板11の主表面上
に層間絶縁膜20が形成されている。
【0036】層間絶縁膜20上には、第1の金属配線層
38が形成されている。第1の金属配線層38を覆うよ
うに、層間絶縁膜20上に層間絶縁膜46が形成されて
いる。層間絶縁膜46は、三層構造である。
【0037】すなわち、ベース層である第3のシリコン
酸化膜40が最下層にある。第3のシリコン酸化膜40
上に第1のシリコン酸化膜42が位置している。第1の
シリコン酸化膜42は、シリコン化合物と過酸化水素と
の重縮合反応によって形成されている。第1のシリコン
酸化膜42上にキャップ層である第2のシリコン酸化膜
44が位置している。
【0038】層間絶縁膜46には、第1の金属配線層3
8に到達するスルーホール48が形成されている。スル
ーホール48は、下部51と、内壁がテーパ部である上
部49と、から構成されている。ここで言うテーパ部と
は、スルーホール48の内壁のうち、スルーホール48
の上面部から下面部に向かうにつれてスルーホール48
が小さくなる部分のことである。なお、下部51におい
ては、スルーホール48の大きさに変化はない。
【0039】層間絶縁膜46上には、第2の金属配線層
64が形成されている。第1の金属配線層38と第2の
金属配線層64とは、スルーホール48に充填されたア
ルミニウム膜を含む導電膜により電気的に接続されてい
る。
【0040】{製造方法の説明}次に、本発明の第1の
実施の形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。図
2〜図8は、これを工程順に説明するための断面構造図
である。
【0041】(素子の形成)図2に示すように、まず、
一般的に用いられる方法によって、シリコン基板11に
MOS電界効果トランジスタが形成される。具体的に
は、例えば、シリコン基板11上に選択酸化によってフ
ィールド絶縁膜12が形成され、アクティブ領域にゲー
ト酸化膜13が形成される。チャネル注入により、しき
い値電圧を調整した後、SiH4を熱分解して成長させ
たポリシリコン膜の上にタングステンシリサイドをスパ
ッタし、さらにシリコン酸化膜18を積層し、さらに所
定パターンにエッチングすることにより、ゲート電極1
4が形成される。
【0042】次いで、リンをイオン注入することにより
ソース領域あるいはドレイン領域の低濃度不純物層15
が形成される。次いで、ゲート電極14のサイドにシリ
コン酸化膜からなる側壁スペーサ17が形成された後、
ヒ素をイオン注入し、ハロゲンランプを用いたアニール
処理によって不純物の活性化を行うことにより、ソース
領域あるいはドレイン領域の高濃度不純物層16が形成
される。
【0043】次に、100nm以下のCVDシリコン酸
化膜を形成し、該膜をHFとNH4Fの混合水溶液で選
択的にエッチングすることにより、所定のシリコン基板
領域を露出させる。続いて、例えばチタンを30〜10
0nm程度の膜厚でスパッタし、酸素を50ppm以下
に制御した窒素雰囲気中において650〜750℃の温
度で数秒〜60秒程度の瞬間アニールを行うことによ
り、開口したシリコン基板の主表面にチタンのモノシリ
サイド層が、シリコン酸化膜18上にはチタンリッチの
チタンナイトライド(TiN)層が形成される。次い
で、NH4OHとH22の混合水溶液中に浸漬すると、
前記チタンナイトライド層はエッチング除去されてシリ
コン基板の主表面のみにチタンのモノシリサイド層が残
る。さらに、750〜850℃のランプアニールを行っ
て、前記モノシリサイド層をダイシリサイド化させて、
高濃度不純物層16の表面に自己整合的にチタンシリサ
イド層19が形成される。
【0044】なお、ゲート電極14をポリシリコンのみ
で形成して選択エッチングで露出させた場合には、ゲー
ト電極とソース,ドレイン領域の両者が側壁スペーサで
分離されたチタンサリサイド構造になる。
【0045】なお、サリサイド構造は、チタンシリサイ
ドの代わりに、タングステンシリサイド、モリブデンシ
リサイドから構成されていてもよい。
【0046】つぎに、図3に示すように、例えば、CV
D法により、シリコン酸化膜を含む層間絶縁膜20を形
成する。形成条件は、公知の条件を用いることができ
る。層間絶縁膜20は、一層構造でもよいし、多層構造
でもよい。
【0047】そして、層間絶縁膜20の上に、例えば、
スパッタリング法により、アルミニウム膜を含む第1の
金属配線層38を形成する。第1の金属配線層38は、
一層構造でもよいし、多層構造でもよい。
【0048】(層間絶縁膜46の形成) a.第3のシリコン酸化膜40の形成 まず、テトラエトキシラン(TEOS)と酸素とを30
0〜500℃でプラズマCVD法で反応させることによ
り、膜厚50〜200nmの第3のシリコン酸化膜40
が形成される。このシリコン酸化膜40は、第1の金属
配線層38の酸化やカスピングもなく、SiH4から成
長させた膜より絶縁性も高く、フッ化水素の水溶液に対
するエッチング速度も遅く、緻密な膜となる。
【0049】b.第1のシリコン酸化膜42の形成 次に、好ましくは2.5×102Pa以下、より好まし
くは0.3×102〜2.0×102Paの減圧下におい
て、窒素ガスをキャリアとして、SiH4およびH22
をCVD法により反応させることにより、第1のシリコ
ン酸化膜42を形成する。第1のシリコン酸化膜42
は、少なくとも、下層の第3のシリコン酸化膜40の段
差より大きい膜厚を有し、つまり該段差を十分にカバー
する膜厚で成膜される。また、第1のシリコン酸化膜4
2の膜厚の上限は、該膜中にクラックが生じない程度に
設定される。具体的には、第1のシリコン酸化膜42の
膜厚は、より良好な平坦性を得るために、下層の段差よ
り厚いことが望ましく、好ましくは300〜1500n
mに設定される。
【0050】第1のシリコン酸化膜42の成膜温度は、
該膜の成膜時の流動性に関与し、成膜温度が高いと膜の
流動性が低下して平坦性を損なうので、成膜時の温度は
好ましくは0〜20℃、より好ましくは0〜10℃に設
定される。
【0051】また、H22の流量は特に制限されない
が、例えば濃度は55〜65体積%で、SiH4の2倍
以上の流量であることが好ましく、膜の均一性並びにス
ループットの点から、例えばガス換算で100〜100
0SCCMの流量範囲に設定されることが望ましい。
【0052】この工程で形成される第1のシリコン酸化
膜42は、シラノールポリマーの状態にあり、流動性が
よく、高い自己平坦化特性を有する。また、第1のシリ
コン酸化膜42は、多くの水酸基(−OH)を含むため
に吸湿性も高い状態にある。
【0053】c.第2のシリコン酸化膜44の形成 次に、チャンバ内で減圧下で30〜120秒間放置し、
第1のシリコン酸化膜42中の水分を多少除去した後、
続けて、SiH4、PH3およびN2Oの存在下におい
て、温度300〜450℃で200〜600kHzの高
周波数でプラズマCVD法によってガスを反応させるこ
とにより、膜厚100〜600nmのPSG膜(第2の
シリコン酸化膜)44が形成される。この第2のシリコ
ン酸化膜44は、前記第1のシリコン酸化膜42の吸湿
性が高いことを考慮して、前記第1のシリコン酸化膜4
2の形成に続いて連続的に形成されるか、あるいは第1
のシリコン酸化膜42が水分を含まない雰囲気中で保存
された後に形成されることが望ましい。
【0054】また、第2のシリコン酸化膜44は、後に
行われるアニール処理によって前記第1のシリコン酸化
膜42中に含まれる水、水素などのガス化成分の脱離が
容易かつ十分に行われることを考慮して、ポーラス(多
孔性)であることが必要である。そのためには、第2の
シリコン酸化膜44は、例えば温度が好ましくは450
℃以下、より好ましくは300〜400℃、好ましくは
1MHz以下、より好ましくは200〜600kHzの
プラズマCVD法によって成膜され、かつリンなどの不
純物を含むことが望ましい。第2のシリコン酸化膜44
にこのような不純物が含まれることにより、第2のシリ
コン酸化膜44は、よりポーラスな状態となって膜に対
するストレスを緩和できるだけでなく、アルカリイオン
等に対するゲッタリング効果も持ち合わせることができ
る。このような不純物の濃度は、ゲッタリング効果、耐
ストレス性などの点を考慮して設定される。例えば、不
純物がリンの場合には、2〜6重量%の割合で含まれる
ことが望ましい。
【0055】また、プラズマCVDにおいて、酸素を含
む化合物としてN2Oを用いることにより、第1のシリ
コン酸化膜42中の水素ボンドの脱離が促進される。そ
の結果、第1のシリコン酸化膜42に含まれる水分およ
び水素などのガス化成分をより確実に除去することがで
きる。
【0056】この第2のシリコン酸化膜44の膜厚は、
必要とされる層間絶縁膜の厚みを調整する役割と、N2
Oプラズマが水素ボンドを脱離する機能を考慮して、好
ましくは100nm以上、より好ましくは200〜60
0nmに設定される。
【0057】d.アニール処理 次に、窒素雰囲気中で、温度350〜500℃でアニー
ル処理を行う。このアニール処理によって、前記第1の
シリコン酸化膜42および第2のシリコン酸化膜44は
より緻密化され、良好な絶縁性並びに耐水性を有する。
すなわち、アニール温度を350℃以上に設定すること
により、第1のシリコン酸化膜42でのシラノールの縮
重合反応がほぼ完全に行われ、該膜中に含まれる水およ
び水素が十分に放出されて緻密な膜を形成することがで
きる。また、アニール温度を500℃以下に設定するこ
とにより、第1の金属配線層38を構成するアルミニウ
ム膜に悪影響を与えることがない。アニール温度は許さ
れる限り、高い方が好ましい。なぜなら、(1)層間絶
縁膜の絶縁性の向上、(2)後工程における熱処理によ
り、層間絶縁膜が悪影響を受けにくい、からである。
【0058】アニール処理においては、第1のシリコン
酸化膜42に対する熱ひずみの影響を小さくするため
に、段階的にもしくは連続的にウエハの温度を上げる、
ランピングアニールを行うことがより望ましい。
【0059】なお、層間絶縁膜46が、シリコン基板1
1の主表面と第1の金属配線層38との間(層間絶縁膜
20の形成位置)にある場合、500℃以上でアニール
処理を行うことができる。アルミ配線が形成されていな
いからである。
【0060】(スルーホールの形成)図5に示すよう
に、層間絶縁膜46上にレジスト66を形成する。そし
て、レジスト66を選択露光し、現像して開口部68を
形成する。
【0061】図6に示すように、HFを含む水溶液を用
いて、層間絶縁膜46を選択的に等方性エッチングす
る。このエッチングを、第1のシリコン酸化膜42のエ
ッチングの途中で止める。これにより、スルーホールの
上部49が形成される。上部49の内壁はテーパ部とな
っている。条件としては、以下の(1)、(2)を例示
できる。
【0062】条件(1) エッチング液 HF:NH4F=1:6 エッチング液の温度 室温 層間絶縁膜46のアニール温度 450℃ この条件下で、第1のシリコン酸化膜42及び第2のシ
リコン酸化膜44のエッチング速度は、約4.3nm/
秒であった。
【0063】条件(2) エッチング液 HF:NH4F=1:20 エッチング液の温度 室温 層間絶縁膜46のアニール温度 450℃ この条件下で、第1のシリコン酸化膜42及び第2のシ
リコン酸化膜44のエッチング速度は、約1.1nm/
秒であった。
【0064】図7に示すように、上部49の下の層間絶
縁膜46を選択的に異方性エッチングする。このエッチ
ングにより、第1の金属配線層38の一部を露出させ
る。これにより、スルーホールの下部51が形成され
る。条件としては、以下を例示できる。
【0065】 エッチング装置 反応性イオンエッチング装置 エッチングガス CF4とCHF3(不活性ガスとしてAr、He又はNe) チャンバ内温度 室温〜100℃ チャンバ内圧力 0.02〜0.5torr 高周波パワー 300〜1000w この条件下で、第1のシリコン酸化膜42及び第3のシ
リコン酸化膜40のエッチング速度は、8〜11nm/
秒であった。
【0066】そして、レジスト66を除去した。
【0067】以上のような等方性エッチング及び異方性
エッチングにより、テーパ部を有するスルーホール48
が完成する。このような形状をしたスルーホール48で
は、後述するように、アルミニウム膜の良好な堆積が可
能である。
【0068】(脱ガス処理)まず、脱ガス工程を含む熱
処理ついて説明する。ランプチャンバで、1.5×10
-4Pa以下のベース圧力、150〜350℃、好ましく
は150〜250℃の温度で30〜60秒間のランプ加
熱(熱処理A)を施す。次いで、別のチャンバで1×1
-1〜15×10-1Paの圧力でアルゴンガスを導入
し、300〜500℃の温度で、30〜300秒間の熱
処理(脱ガス工程;熱処理B)を行うことによって、脱
ガス処理を行う。
【0069】この工程においては、まず、熱処理Aにお
いて、主として、ウエハの裏面および側面を含むウエハ
全体を加熱処理することにより、ウエハに付着している
水分などを除去できる。
【0070】さらに、熱処理Bにおいて、主として、層
間絶縁膜46を構成する第1のシリコン酸化膜42中の
ガス化成分(H,H2O)を除去することができる。そ
の結果、次工程のバリア層およびアルミニウム膜の形成
時に、層間絶縁膜46からのガス化成分の発生が防止で
きる。
【0071】本実施の形態においては、ウェッテング
層、例えばTi膜は数十原子%のガス化成分(O,H,
2O,N)を固溶することから、この膜を形成する前
に、層間絶縁膜46中のガス化成分を除去することが、
スルーホール48内でのアルミニウム膜の成膜を良好に
行う上で、極めて有効である。ウェッテング層の下位の
層間絶縁膜46中のガス化成分を十分に除去しておかな
いと、ウェッテング層の形成時の温度(通常、300℃
以上)で、層間絶縁膜46中のガス化成分が放出され、
このガスがウェッテング層中に取り込まれる。さらに、
このガスがアルミニウム膜の成膜時にウェッテング層か
ら離脱してウェッテング層とアルミニウム膜との界面に
出てくるため、アルミニウム膜の密着性や流動性に悪影
響を与える。
【0072】(ウェッテング層の成膜)図8に示すよう
に、スパッタ法により、ウェッテング層50を構成する
膜として、チタン膜を20〜70nmの膜厚で形成す
る。スパッタの温度は、膜厚に応じて、200〜450
℃の範囲で選択される。
【0073】(アルミニウム膜の成膜前の脱ガス処理お
よびウエハの冷却)図8に示すように、まず、ウエハの
冷却を行う前に、ランプチャンバ内において、1.5×
10-4Pa以下のベース圧力、150〜250℃の温度
で30〜60秒間の熱処理(熱処理C)を行い、基板に
付着した水などの物質を除去する。その後、アルミニウ
ム膜を成膜する前に、基板温度を100℃以下、好まし
くは常温〜50℃の温度に下げる。この冷却工程は、上
記熱処理Cにより上昇した基板温度を下げるために重要
なもので、例えば水冷機能を有するステージ上にウエハ
を載置して該ウエハ温度を所定温度まで下げる。
【0074】このようにウエハの冷却を行うことによ
り、第1のアルミニウム膜52を成膜する際に、層間絶
縁膜46およびウェッテング層50、さらにウエハ全面
から放出されるガス量を極力少なくすることができる。
その結果、ウェッテング層50と第1のアルミニウム膜
52との界面に吸着する、カバレッジ性や密着性に有害
なガスの影響を防ぐことができる。
【0075】(アルミニウム膜の成膜)図8に示すよう
に、まず、200℃以下、より好ましくは30〜100
℃の温度で、0.2〜1.0重量%の銅を含むアルミニ
ウムを膜厚150〜300nmでスパッタによって高速
度で成膜し、第1のアルミニウム膜52が形成される。
続いて、同一チャンバ内で基板温度420〜460℃に
加熱して、同様に銅を含むアルミニウムをスパッタによ
り低速度で成膜し、膜厚300〜600nmの第2のア
ルミニウム膜54が形成される。ここで、アルミニウム
膜の成膜において、「高速度」とは、成膜条件や製造さ
れるデバイスの設計事項によって一概に規定できない
が、おおよそ10nm/秒以上のスパッタ速度を意味
し、「低速度」とは、おおよそ3nm/秒以下のスパッ
タ速度を意味する。
【0076】図9に、第1および第2のアルミニウム膜
52,54を成膜するためのスパッタ装置の一例を示
す。このスパッタ装置は、チャンバ55内に、電極をか
ねるターゲット56およびステージをかねる電極57を
有する。電極57上には処理される基板(ウエハ)Wが
設置される。チャンバ55には、第1のガス供給路58
が接続され、電極57には、第2のガス供給路59が接
続されている。ガス供給路58,59からは、いずれも
アルゴンガスが供給される。そして、第2のガス供給路
59から供給されるガスによって、ウエハWの温度が制
御される。なお、チャンバ55内のガスを排出するため
の手段は図示しない。
【0077】このようなスパッタ装置を用いて基板温度
をコントロールした一例を図10に示す。図10におい
て、横軸は経過時間を示し、縦軸は基板(ウエハ)温度
を示す。また、図10において、符号aで示すラインは
スパッタ装置のステージ57の温度を350℃に設定し
たときの基板温度変化を示し、符号bで示すラインは第
2のガス供給路59を通して高温のアルゴンガスをチャ
ンバ内に供給することによってステージ57の温度を高
めていったときの基板温度の変化を示している。
【0078】例えば、基板の温度制御は以下のように行
われる。まず、ステージ57の温度は、予め、第2のア
ルミニウム膜を形成するための温度(350〜500
℃)に設定されている。第1のアルミニウム膜を形成す
る際には、第2のガス供給路59からのガスの供給はな
く、基板温度はステージ57による加熱によって、図1
0の符号aで示すように徐々に上昇する。第2のアルミ
ニウム膜を形成する際には、第2のガス供給路59を介
して加熱されたガスが供給されることによって図10の
符号bで示すように、基板温度は急激に上昇し、所定の
温度で一定になるように制御される。
【0079】図10に示す例では、ステージ温度が35
0℃に設定され、そして、基板温度が125〜150℃
に設定されている間に第1のアルミニウム膜52が成膜
され、その後すぐに第2のアルミニウム膜54の成膜が
行われる。
【0080】アルミニウム膜の成膜においては、成膜速
度および基板温度制御とともに、スパッタ装置に印加さ
れるパワーの制御も重要である。つまり、成膜速度とも
関連するが、第1のアルミニウム膜52の成膜は高いパ
ワーで行われ、第2のアルミニウム膜54は低いパワー
で行われ、さらに高いパワーから低いパワーに切り換え
る際にパワーをゼロにしないことが重要である。パワー
をゼロにすると、減圧下においても第1のアルミニウム
膜の表面に酸化膜が形成され、第1のアルミニウム膜に
対する第2のアルミニウム膜の濡れ性が低下し、両者の
密着性が悪くなる。言い換えれば、パワーを常に印加す
ることにより、成膜中のアルミニウム膜の表面に活性な
アルミニウムを供給し続けることができ、酸化膜の形成
を抑制できる。なお、パワーの大きさは、スパッタ装置
や成膜条件などに依存し一概に規定できないが、例えば
図10に示す温度条件の場合、高パワーが5〜10k
W、低パワーが300W〜1kWに設定されることが望
ましい。
【0081】このように、同一チャンバ内で第1のアル
ミニウム膜52および第2のアルミニウム膜54を連続
的に成膜することにより、温度およびパワーの制御を厳
密に行うことができ、従来よりも低温でかつ安定したア
ルミニウム膜を効率よく形成することが可能となる。
【0082】前記第1のアルミニウム膜52の膜厚は、
良好なステップカバレッジで連続層を形成することがで
きること、並びに該アルミニウム膜52より下層のウェ
ッテング層50および層間絶縁膜46からのガス化成分
の放出を抑制できることなどを考慮して、適正な範囲が
選択されるが、例えば100〜300nmが望ましい。
また、第2のアルミニウム膜54は、スルーホール48
の大きさ並びにそのアスペクト比などによって決定され
るが、例えばアスペクト比が3程度で0.5μm以下の
ホールを埋めるためには、300〜800nmの膜厚が
必要である。
【0083】(反射防止膜の成膜)さらに、別のスパッ
タチャンバで、スパッタによりTiNを堆積することに
より、膜厚30〜80nmの反射防止膜62が形成され
る。
【0084】図1に示すように、その後、Cl2とBC
3のガスを主体とする異方性ドライエッチング装置で
前記ウェッテング層50、第1のアルミニウム膜52、
第2のアルミニウム膜54および反射防止膜62からな
る堆積層を選択的にエッチングして、第2の金属配線層
64のパターニングを行う。
【0085】このようにして形成された第2の金属配線
層64では、スルーホール48内において、ボイドを発
生させることなく良好なステップカバレッジでアルミニ
ウムが埋め込まれることが確認された。
【0086】{主な効果の説明} (1)第1の実施の形態によれば、SiH4およびH2
2をCVD法により反応させることにより、第1のシリ
コン酸化膜42を形成している。第1のシリコン酸化膜
42の等方性エッチングの速度は、第2のシリコン酸化
膜44(キャップ層)とそれと同じ又はほぼ同じであ
る。このため、第1のシリコン酸化膜も等方性エッチン
グをすることができる。よって、本発明の製造方法によ
れば、等方性エッチングの自由度を増加させることがで
きる。等方性エッチングの自由度が増加すると、スルー
ホール48の上部49(内壁がテーパ部)を深くでき
る。したがって、スルーホール48に、ボイドを発生さ
せることなく良好なステップカバレッジでアルミニウム
を埋め込むことができる。また、これにより、この上に
形成される層の平坦性を向上させることができる。
【0087】(2)第1の実施の形態によれば、SiH
4およびH22をCVD法による反応によって得られ
る、シラノールを含む第1のシリコン酸化膜42を形成
することにより、極めて良好な平坦性を有する層間絶縁
膜46を形成することができる。よって、配線層の加工
などを含めたプロセスマージンを増加させ、品質および
歩留まりを向上させることができる。
【0088】特に、層間絶縁膜46をシリコン基板11
の主表面と第1の金属配線層38との間(層間絶縁膜2
0の形成位置)に形成した場合、次のことが言える。層
間絶縁膜46は、従来のBPSG膜のリフロー温度に比
べ、かなり低温で平坦化された膜となるため、パンチス
ルーや接合リークなどの点で特性を改善することがで
き、したがって、素子の微細化および信頼性の高いコン
タクト構造を達成することができ、また製造プロセス上
も有利である。
【0089】(3)第1の実施の形態によれば、アルミ
ニウム膜のスパッタ前に少なくとも脱ガス工程と冷却工
程を含み、さらに好ましくは同一チャンバ内で連続的に
アルミニウム膜を成膜することにより、0.2μm程度
までのスルーホール48をアルミニウムあるいはアルミ
ニウム合金だけで埋め込むことが可能となり、信頼性お
よび歩留まりの点で向上がはかれた。また、コンタクト
部を構成するアルミニウム膜における銅等の偏析や結晶
粒の異常成長もなく、マイグレーション等を含めた信頼
性の点でも良好であることが確認された。
【0090】第1の実施の形態において、スルーホール
48に、第1および第2のアルミニウム膜52,54が
良好に埋め込まれた理由としては、上記したスルーホー
ル48の形状のほか、以下のことが考えられる。
【0091】(a)脱ガス工程を行うことにより、層間
絶縁膜46に含まれる水や窒素をガス化して充分に放出
することにより、その後の第1のアルミニウム膜52,
54の成膜において、層間絶縁膜46やウェッテング層
50からのガスの発生を防止することで、ウェッテング
層50と第1のアルミニウム膜52との密着性を高め、
良好なステップカバレッジの成膜が可能であったこと。
【0092】(b)第1のアルミニウム膜52の成膜に
おいて、基板温度を200℃以下の比較的低温に設定す
ることにより、層間絶縁膜46およびウェッテング層5
0に含まれる水分や窒素を放出させないようにして、前
記脱ガス工程の効果に加えて第1のアルミニウム膜52
の密着性を高めたこと。
【0093】(c)さらに、第1のアルミニウム膜52
自体が、基板温度が上がった場合に下層からのガスの発
生を抑制する役割を果たすため、次の第2のアルミニウ
ム膜54の成膜を比較的高い温度で行うことができ、第
2のアルミニウム膜の流動拡散を良好に行うことができ
ること。
【0094】[他の実施の形態]本発明は上記第1の実
施の形態に限定されず、その一部を以下の手段で置き換
えることができる。
【0095】{1}第1の実施の形態においては、第2
のシリコン酸化膜44のプラズマCVDによる成膜時
に、酸素を含む化合物として一酸化二窒素を用いたが、
その代わりにオゾンを用いることもできる。そして、第
2のシリコン酸化膜44を形成する前に、ウエハをオゾ
ン雰囲気にさらすことが望ましい。
【0096】例えば、図11に示すベルト炉を用い、ヒ
ーター82によって400〜500℃に加熱された搬送
ベルト80上にウエハWを載置して所定の速度で移動さ
せる。このとき、第1のガスヘッド86aからオゾンを
供給し、2〜8重量%のオゾン雰囲気中を前記ウエハW
を5分以上の時間をかけて通過させる。次いで、第2お
よび第3のガスヘッド86b,86cからオゾン、TE
OSおよびTMP(P(OCH33)をほぼ常圧で供給
し、リンの濃度が3〜6重量%のPSG膜(第4のシリ
コン酸化膜)44を、膜厚100〜600nmで成膜す
る。なお、図11において符号84は、カバーを示す。
【0097】このように一酸化二窒素の代わりにオゾン
を用いることにより、常圧CVDによってTEOSによ
るシリコン酸化膜を形成することができる。また、ベル
ト炉を用いることにより、成膜を連続的に効率よく行う
ことができる。
【0098】また、オゾン雰囲気中にウエハWをさらす
ことにより、熱脱離スペクトル(TDS)および赤外分
光法(FTIR)によって、第1のシリコン酸化膜42
は吸湿性や水分が十分少ないこと、反応ガスとして一酸
化二窒素を用いた場合と同様に層間絶縁膜46の平坦性
が良好であること、および第1のシリコン酸化膜42に
クラックが発生しないことが確認された。
【0099】{2}第1の実施の形態では、第3のシリ
コン酸化膜40として、プラズマCVDによるTEOS
を用いたシリコン酸化膜を用いたが、これに代わり他の
シリコン酸化膜を用いてもよい(特に、層間絶縁膜20
の形成位置にある場合)。例えば、このような第3のシ
リコン酸化膜として、モノシランと一酸化二窒素を用い
た高温減圧熱CVD法によって形成した膜でもよい。こ
のシリコン酸化膜は、下地の表面形状に忠実に成膜さ
れ、カバレッジ性がよいだけでなく、緻密であるのでパ
ッシベーション機能が高く、さらにアニール処理におい
て急激に昇温しても第1のシリコン酸化膜42にクラッ
クが発生しにくい。また、熱CVD法を用いるため、プ
ラズマダメージがない利点がある。ここでいう高温と
は、700〜850℃のことである。
【0100】{3}第1の実施の形態では、層間絶縁膜
46は、3層のシリコン酸化膜から構成されているが、
これに限らず他のシリコン酸化膜を加えてもよい。例え
ば、第3のシリコン酸化膜40と第1のシリコン酸化膜
42との間に、プラズマCVD法により形成された、膜
厚100〜300nmのPSG膜(リンの濃度;1〜6
重量%)を形成してもよい。このPSG膜を入れること
により、可動イオンのゲッタリング機能がさらに向上す
ることが確認された。また、このPSG膜を入れること
により、第1のシリコン酸化膜42に作用する第3のシ
リコン酸化膜40の内部応力を減少及び第3のシリコン
酸化膜40に作用する第1のシリコン酸化膜42の内部
応力を減少させることができる。
【0101】また、例えば、第2のシリコン酸化膜44
の平坦性が不十分な場合、次のようにすることができ
る。第2のシリコン酸化膜44の上に、厚いシリコン酸
化膜を形成し、これをさらにCMPによって平坦化する
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
断面構造図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の第1工程を示す断面構造図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の第2工程を示す断面構造図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の第3工程を示す断面構造図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の第4工程を示す断面構造図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の第5工程を示す断面構造図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の第6工程を示す断面構造図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
製造方法の第7工程を示す断面構造図である。
【図9】本発明に係る実施の形態に用いられるスパッタ
装置の一例を模式的に示す図である。
【図10】図9に示すスパッタ装置を用いて基板温度を
制御したときの、時間と基板温度との関係を示す図であ
る。
【図11】本発明に係る実施の形態に用いられるベルト
炉を模式的に示す図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 12 フィールド絶縁膜 13 ゲート酸化膜 14 ゲート電極 15 低濃度不純物層 16 高濃度不純物層 17 側壁スペーサ 18 シリコン酸化膜 19 チタンシリサイド層 20 層間絶縁膜 38 第1の金属配線層 40 第3のシリコン酸化膜 42 第1のシリコン酸化膜 44 第2のシリコン酸化膜 46 層間絶縁膜 48 スルーホール 49 上部 50 ウェッテング層 51 下部 52 第1のアルミニウム膜 54 第2のアルミニウム膜 62 反射防止膜 64 第2の金属配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH04 HH08 HH09 HH18 HH28 HH33 JJ01 JJ08 JJ09 JJ18 JJ28 KK08 MM07 MM08 NN32 PP15 PP18 QQ03 QQ08 QQ09 QQ10 QQ13 QQ16 QQ19 QQ22 QQ37 QQ73 QQ74 QQ82 QQ84 QQ85 QQ88 QQ98 RR04 RR14 SS01 SS02 SS03 SS04 SS12 SS13 SS15 TT02 WW03 WW10 XX01 XX02 XX13 XX19 5F058 BA04 BD02 BD04 BF04 BF07 BF23 BF24 BF25 BF27 BF29 BF32 BF33 BH01 BH20 BJ01 BJ02

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、前記主表
    面上に位置し、スルーホールを有する層間絶縁膜と、を
    備え、前記スルーホールは、上面部と、下面部と、前記
    上面部と前記下面部とで挟まれた内壁と、を含む、半導
    体装置の製造方法であって、以下の工程を含む。 (a)シリコン化合物と過酸化水素とをCVD法によっ
    て反応させて、前記層間絶縁膜を構成する第1のシリコ
    ン酸化膜を形成する工程、 (b)シリコン化合物と、酸素および酸素を含む化合物
    の少なくとも1種と、をCVD法によって反応させて、
    前記層間絶縁膜を構成し、かつキャップ層となる多孔性
    の第2のシリコン酸化膜を、前記第1のシリコン酸化膜
    上に形成する工程、 (c)前記第1のシリコン酸化膜及び前記第2のシリコ
    ン酸化膜を、選択的に等方性エッチングし、前記上面部
    から前記下面部に向かうにつれて、前記スルーホールが
    小さくなるテーパ部を有する前記内壁を含む前記スルー
    ホールを形成する工程。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記工程(b)と前記工程(c)との間に、前記層間絶
    縁膜を350〜500℃でアニールする工程を含む、半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記層間絶縁膜は、前記第1のシリコン酸化膜下に位置
    し、ベース層となる第3のシリコン酸化膜を含み、 前記工程(a)の前に、 シリコン化合物と、酸素及び酸素を含む化合物の少なく
    とも一種と、をCVD法によって反応させて、前記第3
    のシリコン酸化膜を形成する工程を含む、半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3において、 前記スルーホールは、下部と、その上に位置し、前記テ
    ーパ部を含む上部と、から構成され、 前記工程(c)は、 前記第1のシリコン酸化膜及び前記第2のシリコン酸化
    膜を、選択的に等方性エッチングし、前記上部を形成す
    る工程と、 前記上部の下に位置する前記層間絶縁膜を、選択的に異
    方性エッチングし、前記下部を形成する工程と、 を含む、半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4において、 前記層間絶縁膜上には、配線が形成されており、 前記工程(c)の後に、 前記スルーホールの表面及び前記層間絶縁膜の表面に、
    前記配線の一部となるバリア層を形成する工程と、 前記バリア層の表面に前記配線の一部となる導電膜を形
    成する工程と、 を含む、半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記導電膜は、200℃以下の温度で、アルミニウムあ
    るいはアルミニウムを主成分とする合金からなる第1の
    アルミニウム膜を形成し、その後、300℃以上の温度
    で、アルミニウムあるいはアルミニウムを主成分とする
    合金からなる第2のアルミニウム膜を形成する、半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6におい
    て、 前記工程(a)で用いられる前記シリコン化合物は、モ
    ノシラン、ジシラン、SiH2Cl2、SiF4などの無
    機シラン化合物、およびCH3SiH3、ジメチルシラ
    ン、トリプロピルシラン、テトラエトキシシランなどの
    有機シラン化合物から選択される少なくとも1種であ
    る、半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記工程(a)は、前記シリコン化合物が無機シラン化
    合物であって、0〜20℃の温度条件下で減圧CVD法
    によって行われる、半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記工程(a)は、前記シリコン化合物が有機シラン化
    合物であって、0〜150℃の温度条件下で減圧CVD
    法によって行われる、半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9において、 前記工程(b)は、300〜450℃の温度条件下でプ
    ラズマCVD法によって行われる、半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記工程(b)で用いられる前記酸素を含む化合物は一
    酸化二窒素である、半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9において、前記工程(b)は、300〜550
    ℃の温度条件下で常圧CVD法によって行われる、半導
    体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12において、 前記工程(b)で用いられる前記酸素を含む化合物はオ
    ゾンである、半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12又は13において、 前記工程(b)で、前記第2のシリコン酸化膜を成膜す
    る前に、前記第1のシリコン酸化膜をオゾン雰囲気にさ
    らす、半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 主表面を有する半導体基板と、前記主
    表面上に位置する層間絶縁膜と、を備えた半導体装置で
    あって、 前記層間絶縁膜は、 シリコン化合物と過酸化水素との重縮合反応によって形
    成された第1のシリコン酸化膜と、 前記第1のシリコン酸化膜上に位置し、キャップ層を構
    成する第2のシリコン酸化膜と、を含み、 前記層間絶縁膜は、前記第1のシリコン酸化膜及び前記
    第2のシリコン酸化膜に形成され、上面部と、下面部
    と、前記上面部と前記下面部とで挟まれた内壁と、を有
    するスルーホールを含み、 前記内壁は、前記上面部から前記下面部に向かうにつれ
    て、前記スルーホールが小さくなるテーパ部を有する、
    半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記層間絶縁膜は、前記第1のシリコン酸化膜下に位置
    し、ベース層を構成する第3のシリコン酸化膜を含む、
    半導体装置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16において、 前記スルーホールは、下部と、その上に位置し、前記テ
    ーパ部を含む上部と、から構成される、半導体装置。
  18. 【請求項18】 請求項15、16又は17において、 前記層間絶縁膜上に形成された配線を含み、 前記配線は、 前記スルーホールの表面及び前記層間絶縁膜の表面に形
    成されたバリア層と、前記バリア層の表面に形成された
    導電膜と、 を含む、半導体装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 前記導電膜は、アルミニウム又はアルミニウムを主成分
    とする、半導体装置。
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