JP2000151290A - 初段増幅回路 - Google Patents

初段増幅回路

Info

Publication number
JP2000151290A
JP2000151290A JP10314233A JP31423398A JP2000151290A JP 2000151290 A JP2000151290 A JP 2000151290A JP 10314233 A JP10314233 A JP 10314233A JP 31423398 A JP31423398 A JP 31423398A JP 2000151290 A JP2000151290 A JP 2000151290A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
feedback
output
input
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10314233A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ono
浩 大野
Masaaki Yokomizo
政明 横溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Telecom System Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Telecom System Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Telecom System Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP10314233A priority Critical patent/JP2000151290A/ja
Priority to US09/433,288 priority patent/US6246282B1/en
Publication of JP2000151290A publication Critical patent/JP2000151290A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/04Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only
    • H03F3/08Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light
    • H03F3/087Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements with semiconductor devices only controlled by light with IC amplifier blocks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G1/00Details of arrangements for controlling amplification
    • H03G1/0005Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal
    • H03G1/0088Circuits characterised by the type of controlling devices operated by a controlling current or voltage signal using discontinuously variable devices, e.g. switch-operated
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03GCONTROL OF AMPLIFICATION
    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3084Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in receivers or transmitters for electromagnetic waves other than radiowaves, e.g. lightwaves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置の広ダイナミックレンジ化を実現す
るとともに、バースト信号の受信時におけるような高速
応答を可能にして次世代通信網システムの受信装置に適
用することができる初段増幅回路を提供する。 【解決手段】 バースト信号に先立って受信されるプリ
アンブルビットを光信号34としてその“H”レベルを
受信し、反転増幅器21で増幅された出力電圧が反転入
力端子に接続されているコンパレータ30によって第1
の閾値Vth1と比較される。その判別結果がシフトレ
ジスタを形成する第1および第2のD−FF32、33
のクロック入力とする。各D−FFの出力端子は、第1
および第2のSW24、26に接続されており、プリア
ンブルビットの“H”レベルが受信されるたびに反転増
幅器21の出力電圧が第1の閾値Vth1を越えている
限り、順次これら帰還抵抗を接続して、反転増幅器21
からみた帰還抵抗の抵抗値を下げることで出力電圧を下
げて、出力信号が飽和しないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は初段増幅回路に係わ
り、詳細には広ダイナミックレンジの初段増幅回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理技術および光伝送技術の
発達にともない光伝送容量の増大化および光伝送距離の
長距離化により非常に高速な伝送速度が要求されてい
る。この大容量光伝送の一形態として種々の光伝送技術
が提案されているが、このような新しい光伝送技術の導
入にともない光受信装置にも高い光受信感度特性が要求
されている。しかし、光受信装置には局内伝送など短距
離伝送されてくる光信号や、光アンプを用いたシステム
等で自局の折り返し試験用の大信号も受信する場合があ
り、光受信装置に広範な適用範囲をもたせるために非常
に広いダイナミックレンジが必要とされている。特に、
このような光受信装置における初段増幅回路には広ダイ
ナミックレンジが要求される。
【0003】図6は従来提案された広ダイナミックレン
ジの初段増幅回路を適用した多段構成の前置増幅回路の
構成の概要を表わしたものである。この前置増幅回路
は、3段構成となっており、初段増幅回路101と、第
2の増幅回路102と、第3の増幅回路103とを有して
いる。初段増幅回路101の出力信号は第2の増幅回路
102に入力され、第2の増幅回路102の出力信号は第
3の増幅回路103に入力されている。第3の増幅回路
103の出力信号は出力(Output)端子11を介して外
部に出力されている。また第3の増幅回路103の出力
信号は、帰還抵抗12を介して初段増幅回路101の入
力端子に帰還されている。この初段増幅回路101の入
力端子には、電源電圧VCCにそのカソード端子を接続
することで逆バイアスされているフォトダイオード(Ph
oto Diode:以下、PDと略す。)13のアノード端子
が接続されている。このような構成により、光信号14
がPD13に入射されると、その光強度に応じて光電流
Iが発生し、これが初段増幅回路101に入力される。
初段増幅回路101の入出力端子間に並列に可変インピ
ーダンス回路14が接続されている。
【0004】初段増幅回路101の出力端子は、レベル
シフトアンプ15の入力端子が接続されている。レベル
シフトアンプ15の出力端子はピーク検出部16および
信号合成部17に接続されている。ピーク検出部16は
レベルシフトアンプ15によって増幅された出力信号の
ピーク値を検出するとともにこれを保持し、この保持し
ているピーク値を信号合成部17に通知することができ
るようになっている。信号合成部17は、レベルシフト
アンプ15によって増幅された出力信号と、ピーク検出
部16から通知されたピーク値とを合成し、可変インピ
ーダンス回路14に供給する。
【0005】このような構成の前置増幅回路では、たと
えばパルス状の入力光14がPD13に入射されると、
その光強度に応じた振幅の光電流Iがパルス状に発生
し、これが初段増幅回路101に入力される。入力のパ
ルス信号は、初段増幅回路101、第2の増幅回路102
および第3の増幅回路103でそれぞれ増幅されるが、
その際、可変インピーダンス回路14によりパルス信号
“1/0”の“0”レベル付近の増幅利得が高くなるの
が防止されるようになっている。すなわち、可変インピ
ーダンス回路14の出力信号と初段増幅回路101の出
力信号との和は、レベルシフトアンプ15によって微増
幅され、ピーク検出部16によってそのピーク値の検出
と保持が行われる。信号合成部17では、そのピーク値
とレベルシフトアンプによって微増幅された信号を合成
し、可変インピーダンス回路14に供給することによっ
て、入力が“0”レベルでも可変インピーダンス回路1
4の抵抗値の増大を抑圧するようにすることで、入力の
パルス信号“1/0”の“0”レベル付近の増幅利得が
高くなるのを抑える。このように、初段増幅回路101
を高ダイナミックレンジ化することによって、出力端子
11から出力されるパルス幅の変動を防止している。
【0006】このような前置増幅回路および初段増幅回
路に関する技術は、たとえば特開平7−38342号公
報「プリアンプ」に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】次世代通信網であるフ
ァイバ・ツー・ザ・ホーム(Fiber-To-The-Home:FT
TH)システムを構成する光ファイバによるネットワー
クの1つとして、たとえば受動型光ネットワーク(Pass
ive Optical Network:以下、PONと略す。)システ
ムがある。このPONシステムでは、バースト信号の送
受信が行われ、光カプラを用いて構成されたスター型ネ
ットワーク上の遠距離および近距離さまざまに位置する
子局からバースト信号を受信する。したがって、受信し
た信号が大信号あるいは小信号にかかわらず適正な受信
を行わなければならない受信装置に高ダイナミックレン
ジ化が要求される。さらに、送受されるバースト信号を
正確に通信するために、その受信装置にはバースト信号
に対応する高速応答が要求される。さらに、後段に接続
されるディジタルPLL(Phase Locked Loop)などを
用いたクロックリカバリに対して、高速引き込みや引き
込みエラーを無くすためにも受信データのデューティ比
の変動を抑える必要がある。
【0008】しかしながら従来の特開平7−38342
号公報に開示されているような広ダイナミックレンジの
初段増幅回路では、アナログ回路で構成された帰還型の
自動利得制御(Automatic Gain Control:AGC)によ
るものであるため、ループ時定数の制約で高速応答に限
界がある。したがって、高速なバースト信号に対応させ
ることができないという問題がある。
【0009】そこで本発明の目的は、受信装置の広ダイ
ナミックレンジ化を実現するとともに、バースト信号の
受信時におけるような高速応答を可能にして次世代通信
網システムの受信装置に適用することができる初段増幅
回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)入力電流を増幅する増幅回路と、(ロ)この
増幅回路の入出力端子間に接続されている帰還抵抗と、
(ハ)抵抗とこれに直列接続されたスイッチとからなり
帰還抵抗と並列接続された複数の帰還回路と、(ニ)増
幅回路によって増幅された出力信号が所定の閾値を超え
ているか否かを判別する判別回路と、(ホ)この判別回
路によって増幅回路で増幅された出力信号が所定の閾値
を越えていると判別されているときこの所定の閾値を越
えなくなるまで帰還抵抗と複数の帰還回路との合成され
た抵抗値を順次低下させるようにスイッチを開閉制御す
る帰還抵抗制御回路とを初段増幅回路に具備させる。
【0011】すなわち請求項1記載の発明では、入力電
流を増幅する増幅回路の入出力端子間に帰還抵抗を接続
し、さらにこの帰還抵抗と並列に複数の帰還回路を接続
する。各帰還回路は、抵抗とこれに直列接続されたスイ
ッチからなる。増幅回路によって増幅された出力信号は
判別回路で所定の閾値を超えているか否かが判別され、
所定の閾値を超えていると判別されるときにこの所定の
閾値を越えなくなるまで帰還抵抗制御回路で順次帰還回
路の各抵抗を帰還抵抗と並列接続させることによって帰
還抵抗と前記複数の帰還回路との合成された抵抗値を低
下させるようにようにスイッチの開閉制御を行うように
している。
【0012】請求項2記載の発明では、(イ)入力電流
を増幅する増幅回路と、(ロ)この増幅回路の入出力端
子間に接続されている帰還抵抗と、(ハ)抵抗とこれに
直列接続されたスイッチとからなり帰還抵抗と並列接続
された複数の帰還回路と、(ニ)増幅回路によって増幅
された出力信号が所定の閾値を超えているか否かを判別
する判別回路と、(ホ)帰還回路と同数の段数で、判別
回路の判別結果に同期した各段の出力信号に基づいて増
幅回路で増幅された出力信号が所定の閾値を超えなくな
るまで帰還抵抗と帰還回路との合成された抵抗値を順次
低下させるように帰還回路のスイッチの開閉を行わせる
シフトレジスタ回路と、(ヘ)増幅回路によって増幅さ
れた出力信号の受信完了を検出することによってこのシ
フトレジスタ回路の各段の出力信号を初期化する初期化
回路とを初段増幅回路に具備させる。
【0013】すなわち請求項2記載の発明では、入力電
流を増幅する増幅回路の入出力端子間に帰還抵抗を接続
し、さらにこの帰還抵抗と並列に複数の帰還回路を接続
する。各帰還回路は、抵抗とこれに直列接続されたスイ
ッチからなる。増幅回路によって増幅された出力信号は
判別回路で所定の閾値を超えているか否かが判別され、
帰還回路と同数の段数のシフトジレジスタ回路にはこの
判別結果に同期した各段の出力信号に基づいて帰還回路
のスイッチの開閉を行うことによって帰還回路の各抵抗
と帰還抵抗とを並列接続させるようにしている。また初
期化回路で増幅回路によって増幅された出力信号の受信
完了を検出することによってシフトレジスタ回路の各段
の出力信号を初期化させるようにしている。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の初段増幅回路で、受信される光信号をそ
の強度に応じた電流値の光電流に変換する光電変換素子
を備え、入力電流はこの光電変換素子によって変換され
た光電流であることを特徴としている。
【0015】すなわち請求項3記載の発明では、受信さ
れる光信号をその強度に応じた電流値の光電流に変換す
る光電変換素子を設け、増幅回路にはこの光電流を入力
するようにしている。これにより、光信号の受信を行う
光通信システムの光受信装置にもこの広ダイナミックレ
ンジで、高速応答が可能な初段増幅回路を適用すること
ができるようになる。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
初段増幅回路で、光電変換素子はバーストデータを受信
し、比較回路はこのバーストデータに先立って受信され
るプリアンブルビットの“H”レベルと所定の閾値とを
比較することを特徴としている。
【0017】すなわち請求項4記載の発明では、光電変
換素子はバーストデータを受信し、比較回路はこのバー
ストデータに先立って受信されるプリアンブルビットの
“H”レベルと所定の閾値とを比較するようにしている
ので、特別な付加装置あるいはプロトコルを設けること
なく、次世代通信網などで用いられるバースト信号に対
して適用することができるようになる。
【0018】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
初段増幅回路で、帰還抵抗および帰還回路の数Nに対し
てプリアンブルビットは少なくとも“2×(N−1)”
ビットであることを特徴としている。
【0019】すなわち請求項5記載の発明では、帰還抵
抗および帰還回路の数Nに対してプリアンブルビットは
少なくとも“2×(N−1)”ビットにすることによっ
て、最適なダイナミックレンジの設定を、できるだけ構
成を簡素化して装置の小型化に貢献できるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】
【0021】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例における初段増幅
回路の構成の概要を表わしたものである。この初段増幅
回路は、入射された光パワーに応じて光電流を発生させ
るPD20と、光通信用受信回路として一般的に用いら
れる反転増幅器21とを備えている。PD20のカソー
ド端子は電源電圧VCCに接続され、PD20のアノー
ド端子は反転増幅器21の入力端子に接続されている。
反転増幅器21の出力端子は、出力(Output)端子22
に接続されている。この反転増幅器21の入出力端子間
にはこの反転増幅器21と並列に第1の帰還抵抗23が
接続されている。したがって、出力端子22からPD2
0によって入射された光信号によって発生した光電流
は、電圧値に変換された出力信号として出力される。
【0023】第1の帰還抵抗23と並列に、第1のスイ
ッチ(SWitch:以下、SWと略す。)24と第2の帰還
抵抗25が直列に接続された帰還回路が接続されてい
る。第1のSW24を“オン”することによって、第2
の帰還抵抗25を介して反転増幅器21の入出力端子間
を接続することができ、第1のSW24を“オフ”する
ことによって第2の帰還抵抗25を介した反転増幅器2
1の入出力端子間の接続を切断することができるように
なっている。またさらに第2のSW26と第3の帰還抵
抗27が直列に接続された別の帰還回路が、第1の帰還
抵抗23と並列に接続されている。第2のSW26を
“オン”することによって、第3の帰還抵抗27を介し
て反転増幅器21の入出力端子間を接続することがで
き、第2のSW26を“オフ”することによって第3の
帰還抵抗27を介した反転増幅器21の入出力端子間の
接続を切断することができるようになっている。このよ
うに反転増幅器21からみると第1の帰還抵抗23の他
に、第1および第2のSW24、26によって適宜複数
の補助帰還抵抗が接続あるいは切断される。
【0024】反転増幅器21の出力端子には、第2およ
び第3の帰還抵抗25、27それぞれ直列に接続された
第1および第2のSW24、26を個別に“オン”およ
び“オフ”の制御を行う帰還抵抗制御回路28が接続さ
れいる。この帰還抵抗制御回路28には、リセット入力
(Reset)端子29を介して外部からリセット信号が入
力され、このリセット信号が入力されると、帰還抵抗制
御回路28が初期化されるようになっている。
【0025】帰還抵抗制御回路28は、オペアンプによ
って構成されているヒステリシス付きのコンパレータ3
0を備えている。コンパレータ30の反転入力端子は、
反転増幅器21の出力端子に接続されている。コンパレ
ータ30の非反転入力端子は、比較時における閾値を決
定するための基準電圧である参照電圧Vrefの直流電
源31の正極側に接続されている。この直流電源31の
負極側は接地されている。コンパレータ30は、参照電
圧Vrefに基づいて、2つの閾値、すなわち反転増幅
器21の出力信号について、論理レベル“H”を判定す
るための第1の閾値Vth1と、論理レベル“L”を判
定するための第2の閾値Vth2とを生成することがで
きるようになっている。したがって、反転増幅器21の
出力電圧が論理レベル“H”であるか否かを判定すると
きには第1の閾値Vth1を超えたか否かで判別し、論
理レベル“L”であるか否かを判定するときには第2の
閾値Vth2を越えていないか否かで判別する。このよ
うに2つの閾値を有することで、論理レベル“H”から
“L”に遷移するときと、論理レベル“L”から“H”
に遷移するときにヒステリシスを有することになるの
で、反転増幅器21の出力信号にリンギングが生じて
も、コンパレータ30の出力にその影響を反映させるこ
となく誤動作を防止する。
【0026】コンパレター30の出力端子は、第1およ
び第2の遅延型フリップフロップ(Delayed-Flip Flo
p:以下、D−FFと略す。)32、33のクロック入
力(C)端子に接続されている。第1のD−FF32の
データ入力(D)端子は、電源電圧VCCに接続されて
おり、定常的に論理レベル“H”が入力されるようにな
っている。また出力(Q)端子は第2のD−FF33の
D端子に接続され、第1および第2のD−FF32、3
3のC端子にコンパレータ30から論理レベル“H”が
入力されたときには、第2のD−FF33のD端子に第
1のD−FF32のQ端子の論理レベルを入力する。す
なわち、第1および第2のD−FF32、33の2段構
成で、コンパレータ30の出力信号をクロック入力とす
るシフトレジスタを形成している。
【0027】第1のD−FF32のQ端子は、第1のS
W24にも接続されており、Q端子が論理レベル“H”
のときに第1のSW24を“オン”にし、第2の帰還抵
抗25を介して反転増幅器21の入出力端子間を接続さ
せることができる。一方、第1のD−FF32のQ端子
から出力される信号が論理レベル“L”のときには第1
のSW24を“オフ”にし、第2の帰還抵抗25を介し
た反転増幅器21の入出力端子間の電気的接続を切断す
ることができる。さらに、第2のD−FF33のQ端子
は、第2のSW26に接続されており、このQ端子が論
理レベル“H”のときに第3の帰還抵抗27を介して反
転増幅器21の入出力端子間を接続させることができ
る。一方、第2のD−FF33のQ端子から出力される
信号が論理レベル“L”のときには第2のSW26を
“オフ”にし、第3の帰還抵抗27を介した反転増幅器
21の入出力端子間の電気的接続を切断することができ
る。また、第1および第2のD−FF32、33のリセ
ット(R)端子はリセット入力端子29と接続され、外
部からのリセット信号により第1および第2のD−FF
32、33は強制的に初期化され、それぞれのQ端子を
論理レベル“L”に設定する。これにより、リセット信
号の入力により、第1および第2のSW24、26は
“オフ”となり、第2および第3の帰還抵抗を介した反
転増幅器21の入出力端子間の接続は切断される。
【0028】本実施例における初段増幅回路では、光信
号34がディジタル通信データで、かつバースト信号と
してPD20で受信される。このようなバースト信号
は、通常ディジタルデータをシリアルに伝達するために
本来の伝達情報であるバーストデータの一群を識別する
ために、バースト信号に先立ってプリアンブルビットが
付加されている。プリアンブルビットは、送受信装置間
でビットデータ“1”とビットデータ“0”とを予め決
められたビット数分だけ繰り返されて伝送され、主に互
いの同期をとるために用いられる。このようなプリアン
ブルビットの消失は、送受信間で同期をとることができ
れば許容することができる。
【0029】上述したような構成の初段増幅回路では、
まず外部からリセット入力端子を介してリセット信号が
入力されて帰還抵抗制御回路28が初期化される。第1
および第2のD−FF32、33のQ端子が論理レベル
“L”に設定されるため、第1および第2のSW24、
26は”オフ”となる。このリセット信号の入力により
反転増幅器21の帰還抵抗としては第1の帰還抵抗23
のみの状態になる。そして、PD20にパルス状の光信
号34が入射されるとその“H”レベルおよび“L”レ
ベルにおける受光パワーに応じた光電流I1が生成され
る。その際、第1の帰還抵抗23の抵抗値をRf1とす
ると、反転増幅器21の出力端子には“Rf1×I1”の
電圧降下を生じる。たとえば、第1の帰還抵抗21の抵
抗値Rf 1を“40キロオーム(KΩ)”、光電流I1
“5マイクロアンペア(μA)”とすると、“0.2
V”の電圧降下を生じることになる。
【0030】反転増幅器21の出力信号は、コンパレー
タ30に入力され、第1の閾値Vth1および第2の閾
値Vth2と比較される。上述したプリアンブルビット
によってパルス状に光信号34が入射されるため、その
パルスの“H”レベルに対応した反転増幅器21の出力
は反転され、かつコンパレータ30の反転入力端子に入
力されるためその出力電圧は第1の閾値Vth1と比較
され、これを超えたときには、コンパレータ30の出力
は論理レベル“H”になる。たとえばコンパレータ30
で参照電圧Vrefに基づいて第1の閾値Vth1を、
無信号入力時の反転増幅器21の出力電圧より“0.4
V”低い電圧として設定しておけば、第1の帰還抵抗2
3の抵抗値Rf1が“40キロオーム(KΩ)”とする
と、光電流I1は“10マイクロアンペア(μA)”を
越えた場合、反転増幅器21の出力電圧が第1の閾値V
th1を越えるため、コンパレータ30の出力が反転
し、これがシフトレジスタクロックとして第1のD−F
F32のC端子に入力され、そのQ端子を論理レベル
“L”から“H”に変化させる。
【0031】プリアンブルビットとして入射された光信
号34のパルスの“L”レベルに対応した反転増幅器2
1の出力は反転され、かつコンパレータ30の反転入力
端子に入力されるためその出力電圧は第2の閾値Vth
2と比較され、これを超えないときには、コンパレータ
30の出力は論理レベル“L”になる。このようなコン
パレータ30の出力は、プリアンブルビットに対応して
パルス状になり、シフトレジスタのクロック信号とし
て、第1および第2のD−FF32、33のC端子に入
力される。
【0032】まず最初のシフトレジスタクロックの
“H”レベルが第1のD−FF32のC端子に入力され
ると、D端子に電源電圧VCCが接続されているため、
Q端子は論理レベル“L”から“H”に変化し、第1の
SW24を“オフ”から“オン”にする。反転増幅器2
1の入出力端子間は、第1および第2の帰還抵抗23、
25が並列に接続されることなり、反転増幅器21にと
ってこれら帰還抵抗の合成抵抗値が小さくなったことに
なる。これにより、反転増幅器21の出力電圧も小さく
なる。次に、コンパレータ30で第2の閾値Vth2と
比較されてコンパレータ30からシフトレジスタクロッ
クの“L”レベルが第2のD−FF32のC端子に入力
されるが、このときはシフトレジスタは動作しない。
【0033】次のプリアンブルビットでは、反転増幅器
21の帰還抵抗が小さくなっているので、プリアンブル
ビットの“H”レベルに対応した出力電圧がコンパレー
タ30で、第1の閾値Vth1と比較される。ここで、
第1の閾値Vth1を越えたときには、再びシフトレジ
スタクロック入力となるので、第1のD−FF32のQ
端子のデータが第2のD−FF33のD端子に入力さ
れ、第2のSW26を“オフ”から“オン”にする。す
なわち、反転増幅器21の帰還抵抗は第1〜第3の帰還
抵抗23、25、27が並列接続された合成抵抗分とな
り、さらに反転増幅器21から見た帰還抵抗を下げて出
力電圧を下げるようにする。これに対して、コンパレー
タ30で第1の閾値Vth1を越えないときには、この
状態が最適な受信レンジであるとして、シフトレジスタ
クロック入力が行われず、そのまま第2のSW24を
“オン”、第3のSW26を“オフ”のまま、バースト
信号の受信を行う。なお、外部には図示しないリセット
信号生成部を有しており、出力端子22からバースト信
号の受信が完了したことを検出して、リセット入力端子
29に対して入力するリセット信号を生成することがで
きるようになっている。これにより、バースト信号を受
信するたびに最適な帰還抵抗の設定を行う。
【0034】このようにプリアンブルビットの論理レベ
ル“H”である光信号34によって生成された光電流I
1に応じて増幅された出力電圧をコンパレータ30で比
較して、反転増幅器21の帰還抵抗の接続および切断を
行うことによって、最適な利得が得られるようにしてい
る。これにより、広ダイナミックレンジ化を実現すると
ともに、高速応答による出力信号のデューティ比劣化を
回避している。
【0035】図2は本実施例における初段増幅回路の入
出力特性の概要を表わしたものである。この入出力特性
40は、横軸に光信号34の入射によってPD20で生
成された光電流I1を対数表示し、縦軸には出力端子2
2から出力される出力電圧を対数表示したものである。
また、図1に示した初段増幅回路の反転増幅器21の帰
還抵抗の大きさに応じて、入出力特性を示している。す
なわち、第1および第2のSW24、26がともに“オ
フ”のときは、第1の帰還抵抗23のみが反転増幅器2
1の入出力端子間を接続することになるので、反転増幅
器21にとっては帰還抵抗が最大となる。したがって、
特性線41に示すように、利得が最大となる。また、第
1のSW24が“オン”で、第2のSW26が“オフ”
のときには、第1および第2の帰還抵抗23、25が反
転増幅器21の入出力端子間を接続することになるの
で、反転増幅器21にとっては帰還抵抗が小さくなるこ
とから、出力電圧も低くすることができる(特性線4
2)。さらに、第1および第2のSW24、26が“オ
ン”のときには第1〜第3の帰還抵抗23、25、27
が反転増幅器21の入出力端子間を接続することになる
ので、反転増幅器21にとっての帰還抵抗は最小とな
り、出力電圧をさらに最も低く抑えることができる(特
性線43)。
【0036】したがって、PD20によって生成される
入力電流の電流値がI2を越えない範囲までは、第1お
よび第2のSW24、26は“オフ”のままでも反転増
幅器21の出力は飽和することがない。しかし、入力電
流の電流値がI2からI3までの範囲にあるときには、ま
ず入力電流がI2を越えたときには反転増幅器21の出
力は飽和してしまうものとして、一旦第1のSW24を
“オン”にする。これにより、反転増幅器21の出力電
圧が飽和する直前に、反転増幅器21の帰還抵抗を下げ
ることができるので特性線42に示すようにその出力電
圧を下げることができる。この範囲の入力電流であれ
ば、その後第1および第2のSW24、26を制御する
必要がない。さらに、入力電流がI3を越えているとき
には、まずそれより低い電流値I2を越えたときに,第
1のSW24を“オン”にし、特性線42に示すように
一旦出力電圧を下げる。しかし、それでも反転増幅器2
1の出力電圧が飽和することになるため、再び第2のS
W26を“オン”にし、特性線43に示すように再び出
力電圧を下げる。このように、受信レベルに応じて適切
に帰還抵抗を小さくすることによって、反転増幅器21
の出力電圧が飽和しないようにすることができ、利得を
最適に設定して広ダイナミックレンジ化を実現すること
ができる。
【0037】次に、本実施例における初段増幅回路の帰
還抵抗の制御を行う帰還抵抗制御回路28の各部の動作
を、光信号が“小レベル”、“中レベル”、“大レベ
ル”のときについて、それぞれ図3〜図5を参照しなが
ら説明する。図3では光信号が“小レベル”であるとし
て第1および第2のSW24、26を”オフ”にして、
第1の帰還抵抗23のみで反転増幅器21の帰還抵抗と
して利得を最大にする場合を示す。これに対して図4で
は、光信号が“中レベル”であるとして、第1のSW2
4のみを”オン”にして利得を下げて反転増幅器21の
出力電圧を下げるような光入力信号である場合を示す。
また図5では光信号が“大レベル”であるとして、第1
および第2のSW24、26を”オン”にして利得が最
小にすることで反転増幅器21の出力電圧をさらに下げ
る場合を示す。以下では、プリアンブルビットとして
“101010”の6ビットがバーストデータに先立っ
て付加されているものとする。
【0038】図3は光信号が“小レベル”のときの帰還
抵抗制御回路28の各部における動作波形の概要を表わ
しものである。すなわち同図(a)はリセット入力端子
29を介して外部から入力されるリセット信号のタイミ
ングチャートである。また、同図(b)はこの時間経過
に合わせてPD20によって生成された光電流を光入力
信号として縦軸に光電流の大きさを示したタイミングチ
ャートである。同図(c)は同様に時間経過に合わせて
コンパレータ30に入力される反転増幅器21の出力信
号の電圧値を縦軸に示したタイミングチャートである。
また、コンパレータ30の第1の閾値Vth1および第
2の閾値Vth2も示しており、この第1の閾値Vth
1と第2の閾値Vth2との差分領域(破線部)は、コ
ンパレータ30が有するヒステリシスとなる。同図
(d)はコンパレータ30の出力信号のタイミングチャ
ートである。同図(e)は第1のD−FF32のQ端子
から出力される第1のSW24の“オン”あるいは“オ
フ”を通知する第1のSW制御信号のタイミングチャー
トである。同図(f)は第2のD−FF33のQ端子か
ら出力される第2のSW26の“オン”あるいは“オ
フ”を通知する第2のSW制御信号のタイミングチャー
トである。
【0039】上述した図示しないリセット信号生成部か
らリセット入力端子29を介してリセット信号が入力さ
れると(波形50)、その立ち上がりに同期して第1お
よび第2のD−FF32、33のQ端子は不定データ5
1、512から論理レベル“L”に初期化される(波形
52、53)。プリアンブルビット54は、反転増幅器
21によって反転出力される(波形55)。ここで、P
D20で生成された光電流の電流値がIAであり、この
光電流が入力された反転増幅器21ではその出力電圧が
Aであるとする。この出力電圧VAは第1の閾値Vth
1を越えていないため、コンパレータ出力信号は“L”
のままである(波形56)。したがって、第1および第
2のD−FF32、33のC端子にも論理レベル“L”
が入力されるためシフトレジスタが動作せず、その出力
である第1および第2ののSW制御信号も“L”のまま
である(波形52、53)。光入力信号としてプリアン
ブルビット54に続いて入力されるバースト信号57
は、第1の帰還抵抗23のみが帰還抵抗とした反転増幅
器21によって増幅されて出力端子22から出力される
(出力信号58)。すなわち、最大ゲインで信号受信を
行う。バースト信号の受信が完了すると、図示しないリ
セット信号生成部によって生成されたリセット信号が入
力されて、帰還抵抗制御回路28は初期化される。
【0040】図4は光信号が“中レベル”のときの帰還
抵抗制御回路28の各部における動作波形の概要を表わ
しものである。図4(a)はリセット入力端子29を介
して外部から入力されるリセット信号のタイミングチャ
ートである。また、同図(b)はこの時間経過に合わせ
てPD20によって生成された光電流を光入力信号とし
て縦軸に光電流の大きさを示したタイミングチャートで
ある。同図(c)は同様に時間経過に合わせてコンパレ
ータ30に入力される反転増幅器21の出力信号の電圧
値を縦軸に示したタイミングチャートである。また、コ
ンパレータ30の第1の閾値Vth1および第2の閾値
Vth2も示しており、この第1の閾値Vth1と第2
の閾値Vth2との差分領域(破線部)は、コンパレー
タ30が有するヒステリシスとなる。同図(d)はコン
パレータ30の出力信号のタイミングチャートである。
同図(e)は第1のD−FF32のQ端子から出力され
る第1のSW24の“オン”あるいは“オフ”を通知す
る第1のSW制御信号のタイミングチャートである。同
図(f)は第2のD−FF33のQ端子から出力される
第2のSW26の“オン”あるいは“オフ”を通知する
第2のSW制御信号のタイミングチャートである。
【0041】図示しないリセット信号生成部からリセッ
ト入力端子29を介してリセット信号が入力されると
(波形60)、その立ち上がりに同期して第1および第
2のD−FF32、33のQ端子は不定データ511
512から論理レベル“L”に初期化される(波形6
1、62)。プリアンブルビット54は、反転増幅器2
1によって反転出力される(波形63)。ここで、PD
20で生成された光電流の電流値がIBであり、この光
電流が入力された反転増幅器21ではその出力電圧がV
B0であるとする。この出力電圧VB0は第1の閾値Vth
1を越えたため、コンパレータ出力信号は“H”となる
(波形64)。したがって、第1のD−FF32のC端
子にも論理レベル“H”が入力されるため、そのQ端子
には“H”レベルが出力される。そして、第1のSW制
御信号が“H”レベルとなって(波形61)、第1のS
W24を“オン”にする。これにより、反転増幅器21
の帰還抵抗は、第1の帰還抵抗23と第2の帰還抵抗2
5とが並列接続された合成抵抗となり、反転増幅器21
からみた帰還抵抗の抵抗値は小さくなる。したがって、
反転増幅器21の出力電圧も小さくなり、図4では出力
電圧VB1になったものとする(波形63)。
【0042】出力電圧がVB0からVB1に遷移する途中
で、論理レベル“L”を判定するための第2の閾値Vt
h2を越えなくなるため、コンパレータ30の出力信号
は“L”となる(波形64)。この第1のSW24のみ
が“オン”である状態の利得では、反転増幅器21の出
力が飽和することがなくなる。したがって、次のプリア
ンブルビットの論理レベル“H”のときでも第1および
第2のD−FF32、33のC端子にはクロック入力が
行われないため、シフトレジスタが動作せず、その出力
である第1のSW制御信号は“H”のまま(波形6
1)、第2のSW制御信号は“L”のままである(波形
62)。光入力信号としてプリアンブルビット54に続
いて入力されるバースト信号57は、第1および第2の
帰還抵抗23、25のみが帰還抵抗とした反転増幅器2
1によって増幅されて出力端子22から出力される(出
力信号58)。バースト信号の受信が完了すると、図示
しないリセット信号生成部によって生成されたリセット
信号が入力されて、帰還抵抗制御回路28は初期化され
る。
【0043】図5は光信号が“大レベル”のときの帰還
抵抗制御回路28の各部における動作波形の概要を表わ
しものである。図5(a)はリセット入力端子29を介
して外部から入力されるリセット信号のタイミングチャ
ートである。また、同図(b)はこの時間経過に合わせ
てPD20によって発生した光電流を光入力信号として
縦軸に光電流の大きさを示したタイミングチャートであ
る。同図(c)は同様に時間経過に合わせてコンパレー
タ30に入力される反転増幅器21の出力信号の電圧値
を縦軸に示したタイミングチャートである。また、コン
パレータ30の第1の閾値Vth1および第2の閾値V
th2も示しており、この第1の閾値Vth1と第2の
閾値Vth2との差分領域(破線部)は、コンパレータ
30が有するヒステリシスとなる。同図(d)はコンパ
レータ30の出力信号のタイミングチャートである。同
図(e)は第1のD−FF32のQ端子から出力される
第1のSW24の“オン”あるいは“オフ”を通知する
第1のSW制御信号のタイミングチャートである。同図
(f)は第2のD−FF33のQ端子から出力される第
2のSW26の“オン”あるいは“オフ”を通知する第
2のSW制御信号のタイミングチャートである。
【0044】図示しないリセット信号生成部からリセッ
ト入力端子29を介してリセット信号が入力されると
(波形70)、その立ち上がりに同期して第1および第
2のD−FF32、33のQ端子は不定データ511
512から論理レベル“L”に初期化される(波形7
1、72)。プリアンブルビット54は、反転増幅器2
1によって反転出力される(波形73)。ここで、PD
20で生成された光電流の電流値がICであり、この光
電流が入力された反転増幅器21ではその出力電圧がV
C0であるとする。この出力電圧VC0は第1の閾値Vth
1を越えたため、コンパレータ出力信号は“H”となる
(波形74)。したがって、第1のD−FF32のC端
子にも論理レベル“H”が入力されるため、そのQ端子
には“H”レベルが出力される。そして、第1のSW制
御信号が“H”レベルとなって(波形71)、第1のS
W24を“オン”にする。これにより、反転増幅器21
の帰還抵抗は、第1の帰還抵抗23と第2の帰還抵抗2
5との合成抵抗となり、反転増幅器21からみた帰還抵
抗の抵抗値は小さくなる。したがって、反転増幅器21
の出力電圧も小さくなり、図5では出力電圧VC1になっ
たものとする(波形73)。
【0045】出力電圧がVC0からVC1に遷移する途中
で、論理レベル“H”を判定するための第1の閾値Vt
h1および論理レベル“L”を判定するための第2の閾
値Vth2を越えているため、コンパレータ30の出力
信号は“H”のままである(波形74)。この第1のS
W24のみが“オン”である状態の利得では、反転増幅
器21の出力が飽和することになるため、次のプリアン
ブルビットの論理レベル“H”のときに、第1および第
2のD−FF32、33のC端子にはクロック入力が行
われて、シフトレジスタが動作する。すなわち、第1お
よび第2のD−FF32、33のQ端子は、それぞれ
“H”となる。したがって、第1および第2の制御信号
は“H”レベルとなり、第1および第2のSW24、2
6を“オン”にする。これにより、反転増幅器21の帰
還抵抗は、第1の帰還抵抗23と第2の帰還抵抗25と
第3の帰還抵抗27との合成抵抗となり、反転増幅器2
1からみた帰還抵抗の抵抗値はさらに小さくなる。した
がって、反転増幅器21の出力電圧もさらに小さくな
り、図5では出力電圧VC2になったものとする(波形7
3)。
【0046】出力電圧がVC1からVC2に遷移する途中
で、論理レベル“L”を判定するための第2の閾値Vt
h2を越えなくなるため、コンパレータ30の出力信号
は“L”となる(波形74)。この第1および第2のS
W24、26が“オン”である状態の利得では、反転増
幅器21の出力が飽和することがなくなる。したがっ
て、次のプリアンブルビットの論理レベル“H”のとき
でも第1および第2のD−FF32、33のC端子には
クロック入力が行われないため、シフトレジスタが動作
せず、その出力である第1および第2のSW制御信号は
“H”のままである(波形71、72)。光入力信号と
してプリアンブルビット54に続いて入力されるバース
ト信号57は、第1〜第3の帰還抵抗23、25、27
が帰還抵抗とした反転増幅器21によって増幅されて出
力端子22から出力される(出力信号58)。すなわ
ち、最小ゲインで信号受信を行う。バースト信号の受信
が完了すると、図示しないリセット信号生成部によって
生成されたリセット信号が入力されて、帰還抵抗制御回
路28は初期化される。
【0047】これまで説明したように本実施例における
初段増幅回路は、バーストデータの先頭に付加されてい
るプリアンブルビットの振幅レベルをディジタル的に判
別して、並列に接続された複数の帰還抵抗を順次接続さ
せることで、最適なゲインを得るとともに高速応答の広
ダイナミックレンジの初段増幅回路を実現している。す
なわち、バースト信号に先立って受信されるプリアンブ
ルビットを光信号34としてその“H”レベルを受信
し、反転増幅器21で増幅された出力電圧が反転入力端
子に接続されているコンパレータ30によって第1の閾
値Vth1と比較される。反転増幅器21には、第1の
帰還抵抗23を介して入出力端子間が接続されており、
このとき利得が最大となる。さらに第1のSW24を介
して第2の帰還抵抗25が、第2のSW26を介して第
3の帰還抵抗27が、それぞれ第1の帰還抵抗23と並
列に接続されており、リセット時は各SWは”オフ”と
なっている。コンパレータ30によって第1の閾値Vt
h1を越えていると判別されたときには、その判別結果
が第1および第2のD−FF32、33によって形成さ
れたシフトレジスタのクロック入力となる。各D−FF
の出力端子は、第1および第2のSW24、26に接続
されており、プリアンブルビットの“H”レベルが受信
されるたびに反転増幅器21の出力電圧が第1の閾値V
th1を越えている限り、順次これら帰還抵抗を接続し
て、反転増幅器21からみた帰還抵抗の抵抗値を下げる
ことで出力電圧を下げて、出力信号が飽和しないように
している。このようにディジタル回路による制御回路を
構成することができるので、高速応答が可能で、かつ広
ダイナミックレンジで出力波形のデューティ比の劣化を
抑止する初段増幅回路を実現することができるようにな
る。
【0048】なお本実施例における初段増幅回路は、反
転増幅器により入力電流を反転出力して電圧値に変換す
るものとして説明しているが、これに限定されるもので
はない。
【0049】なお本実施例における初段増幅回路では、
帰還抵抗としての第1〜第3の帰還抵抗23、25、2
7の各抵抗値についてはその合成抵抗が問題となるた
め、それぞれを同一抵抗値としても良いが、これらをそ
れぞれ異なる抵抗値にすることによってよりダイナミッ
クレンジの拡大を図ることができる。
【0050】なお本実施例における初段増幅回路では、
帰還抵抗として第1の帰還抵抗23、第2の帰還抵抗2
5、第3の帰還抵抗27の3値として説明したが、これ
以外の2値あるいは4値以上でも同様にして実現するこ
とが可能である。たとえば、n値とすると、帰還抵抗制
御回路28では、(n−1)個のD−FFを設け、その
出力端子をそれぞれ各帰還抵抗ごとに直列に接続された
SWを制御させるようにすればよい。
【0051】なお本実施例における初段増幅回路では、
バーストデータの受信に先立って受信されるプリアンブ
ルビットを6ビットであるとして説明したが、帰還抵抗
の切り替えが3値の場合、4ビットであってもよい。す
なわち、n値の帰還抵抗を設けた初段増幅回路では、最
低“2×(n−1)”ビットで、本来はそれ以上のプリ
アンブルビットであることが望ましい。
【0052】なお本実施例における初段増幅回路では、
図2の入出力特性に示すような合成抵抗になるように第
1〜第3の帰還抵抗23、25、27を選択している
が、たとえば第1および第2の帰還抵抗23、25の合
成抵抗値があまりにも小さくなりすぎた場合、反転増幅
器21の出力電圧も小さくなりすぎてしまうことに注意
する必要がある。たとえば、電源電圧のノイズ許容範囲
を20mVとしている場合、出力電圧がこれを下回れば
ノイズによる受信エラーの多発が起こり得るという問題
が発生する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、増幅回路によって増幅された出力信号が所定
の閾値を超えていると判別される度に増幅回路の帰還抵
抗に並列に接続された各抵抗の並列接続を順次行わせる
ようにしたので、広ダイナミックレンジの初段増幅回路
を実現することができ、入力信号が大入力でもその出力
信号が飽和しないため出力信号のデューティ比劣化を抑
止することができるようになる。
【0054】また請求項2記載の発明によれば、増幅回
路によって増幅された出力信号が所定の閾値を超えてい
るか否かの判別結果に対応してその論理レベルを変化さ
せる判別信号をクロック入力としたシフトレジスタ回路
の各段の出力信号に基づいてに帰還回路のスイッチ素子
により増幅回路の帰還抵抗に並列に接続された各抵抗の
並列接続を行わせるようにしたので、広ダイナミックレ
ンジの初段増幅回路を実現することができ、入力信号が
大入力でもその出力信号が飽和しないため出力信号のデ
ューティ比劣化を抑止するとともに、ディジタル回路化
による高速応答を可能とすることができる。また初期化
回路で増幅回路によって増幅された出力信号の受信完了
を検出することによってシフトレジスタ回路の各段の出
力信号を初期化させるようにしているので、適宜最適な
ダイナミックレンジで信号の入力を受け付けることが可
能となる。
【0055】さらに請求項3記載の発明によれば、光信
号の受信を行う光通信システムの光受信装置にもこの広
ダイナミックレンジで、高速応答が可能な初段増幅回路
を適用することができるようになる。
【0056】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
特別な付加装置あるいはプロトコルを設けることなく、
次世代通信網などで用いられるバースト信号に対して適
用することができるようになる。
【0057】さらに請求項5記載の発明によれば、最適
なダイナミックレンジの設定を、できるだけ構成を簡素
化して装置の小型化に貢献できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における初段増幅回路の構成
の概要を示すブロック図である。
【図2】本実施例における初段増幅回路の入出力特性の
概要を示す特性図である。
【図3】“小レベル”の光信号入力時の本実施例におけ
る帰還抵抗制御回路の各部の動作波形を示すタイミング
チャートである。
【図4】“中レベル”の光信号入力時の本実施例におけ
る帰還抵抗制御回路の各部の動作波形を示すタイミング
チャートである。
【図5】“大レベル”の光信号入力時の本実施例におけ
る帰還抵抗制御回路の各部の動作波形を示すタイミング
チャートである。
【図6】従来提案された初段増幅回路を適用した前値増
幅回路の構成の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 PD 21 反転増幅器 22 出力端子 23 第1の帰還抵抗 24 第1のSW 25 第2の帰還抵抗 26 第2のSW 27 第3の帰還抵抗 28 帰還抵抗制御回路 29 リセット入力端子 30 コンパレータ 31 直流電源 32 第1のD−FF 33 第2のD−FF 34 光信号
フロントページの続き (72)発明者 横溝 政明 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 地 日本電気テレコムシステム株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA51 AA56 CA25 CA32 CA85 CA92 DN02 FA17 FA18 GN06 GN08 HA25 HA38 HA44 HN07 HN15 KA00 KA04 KA17 KA36 MA13 MA20 MN02 NN01 NN11 SA13 TA01 5J092 AA01 AA51 AA56 CA25 CA32 CA85 CA92 FA17 FA18 HA25 HA38 HA44 KA00 KA04 KA17 KA36 MA13 MA20 SA13 TA01 UL02 5K002 AA03 CA03 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電流を増幅する増幅回路と、 この増幅回路の入出力端子間に接続されている帰還抵抗
    と、 抵抗とこれに直列接続されたスイッチとからなり前記帰
    還抵抗と並列接続された複数の帰還回路と、 前記増幅回路によって増幅された出力信号が所定の閾値
    を超えているか否かを判別する判別回路と、 この判別回路によって前記増幅回路で増幅された出力信
    号が所定の閾値を越えていると判別されているときこの
    所定の閾値を越えなくなるまで前記帰還抵抗と前記複数
    の帰還回路との合成された抵抗値を順次低下させるよう
    に前記スイッチを開閉制御する帰還抵抗制御回路とを具
    備することを特徴とする初段増幅回路。
  2. 【請求項2】 入力電流を増幅する増幅回路と、 この増幅回路の入出力端子間に接続されている帰還抵抗
    と、 抵抗とこれに直列接続されたスイッチとからなり前記帰
    還抵抗と並列接続された複数の帰還回路と、 前記増幅回路によって増幅された出力信号が所定の閾値
    を超えているか否かを判別する判別回路と、 前記帰還回路と同数の段数で、前記判別回路の判別結果
    に同期した各段の出力信号に基づいて前記増幅回路で増
    幅された出力信号が前記所定の閾値を超えなくなるまで
    前記帰還抵抗と前記帰還回路との合成された抵抗値を順
    次低下させるように前記帰還回路のスイッチの開閉を行
    わせるシフトレジスタ回路と、 前記増幅回路によって増幅された出力信号の受信完了を
    検出することによってこのシフトレジスタ回路の各段の
    出力信号を初期化する初期化回路とを具備することを特
    徴とする初段増幅回路。
  3. 【請求項3】 受信される光信号をその強度に応じた電
    流値の光電流に変換する光電変換素子を備え、前記入力
    電流はこの光電変換素子によって変換された光電流であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の初段
    増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記光電変換素子はバーストデータを受
    信し、前記比較回路はこのバーストデータに先立って受
    信されるプリアンブルビットの“H”レベルと前記所定
    の閾値とを比較することを特徴とする請求項3記載の初
    段増幅回路。
  5. 【請求項5】 前記帰還抵抗および帰還回路の数Nに対
    して前記プリアンブルビットは少なくとも“2×(N−
    1)”ビットであることを特徴とする請求項4記載の初
    段増幅回路。
JP10314233A 1998-11-05 1998-11-05 初段増幅回路 Pending JP2000151290A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10314233A JP2000151290A (ja) 1998-11-05 1998-11-05 初段増幅回路
US09/433,288 US6246282B1 (en) 1998-11-05 1999-11-03 First stage amplifier circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10314233A JP2000151290A (ja) 1998-11-05 1998-11-05 初段増幅回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000151290A true JP2000151290A (ja) 2000-05-30

Family

ID=18050896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10314233A Pending JP2000151290A (ja) 1998-11-05 1998-11-05 初段増幅回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6246282B1 (ja)
JP (1) JP2000151290A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006027965A1 (ja) * 2004-09-07 2006-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 受信回路及び光受信回路
JP2006080988A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 前置増幅器
WO2006046452A1 (en) * 2004-10-26 2006-05-04 Optoelectronics Co., Ltd. A preamplifier circuit having a variable feedback resistance
JP2006148651A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Asahi Kasei Microsystems Kk 増幅回路、および、光受信装置
JPWO2005013480A1 (ja) * 2003-07-30 2006-09-28 三菱電機株式会社 前置増幅器の利得切り替え回路
JP2006270969A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Avago Technologies General Ip (Singapore) Private Ltd 赤外線受信器のための自動利得制御回路
JP2006311130A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信器
JP2007036328A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランスインピーダンスアンプ
US7255283B2 (en) 2004-01-28 2007-08-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Reader-writer terminal device for contactless IC card, communication system and contactless data carrier
US7306154B2 (en) 2004-10-21 2007-12-11 Optoelectronics Co., Ltd. Barcode scanning system with a compensation circuit
JP2008506316A (ja) * 2004-07-07 2008-02-28 アルタセンズ インコーポレイテッド 列バッファ、cmos画像センサ及びデジタルビデオカメラ
US7354000B2 (en) 2005-05-05 2008-04-08 Optoelectronics Co., Ltd. Method and system for sensing a barcode
WO2008075430A1 (ja) 2006-12-21 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corporation 光受信器
JP2008211702A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Hitachi Ltd 前置増幅器およびそれを用いた光受信装置
US7526130B2 (en) 2005-10-18 2009-04-28 Optoelectronics Co., Ltd. Signal processing in barcode reading with a wavelet transformation
JP2009518933A (ja) * 2005-12-05 2009-05-07 韓國電子通信研究院 バーストモード光受信器におけるデジタル自動利得制御装置および方法
WO2009066690A1 (ja) * 2007-11-19 2009-05-28 Fujikura Ltd. 光バースト信号受信装置
US7620317B2 (en) 2004-12-30 2009-11-17 Finisar Corporation Programmable loss of signal detect hardware and method
US7676152B2 (en) 2006-06-30 2010-03-09 Fujitsu Limited Optical power monitor for PON telecommunication
WO2010082585A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 株式会社日立製作所 トランスインピーダンスアンプおよびponシステム
JP2014103499A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 利得可変差動増幅器
WO2020225892A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 日本電信電話株式会社 トランスインピーダンスアンプ

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6400221B2 (en) * 2000-06-29 2002-06-04 Peavey Electronics Corporation Audio amplifier system with discrete digital frequency selective damping factor controls
US6396351B1 (en) * 2001-02-05 2002-05-28 Em (Us) Design, Inc Preamplifier circuit for a photodetector
DE10160378A1 (de) * 2001-12-10 2003-06-18 Thomson Brandt Gmbh Wiedergabe- oder Aufzeichnungsgerät für unterschiedliche optische Aufzeichnungsträger
US6948079B2 (en) * 2001-12-26 2005-09-20 Intel Corporation Method and apparatus for providing supply voltages for a processor
US20030122429A1 (en) * 2001-12-28 2003-07-03 Zhang Kevin X. Method and apparatus for providing multiple supply voltages for a processor
JP4169985B2 (ja) * 2002-02-19 2008-10-22 三菱電機株式会社 前置増幅器の利得切り替え回路
US6933786B1 (en) * 2002-05-15 2005-08-23 Cypress Semiconductor Corporation Amplifier circuit and method
US20050046482A1 (en) * 2003-08-27 2005-03-03 Karl Schrodinger Receiver circuit
US7102409B2 (en) * 2004-05-18 2006-09-05 Winbond Electronics Corp. DC level wandering cancellation circuit
KR100890293B1 (ko) 2004-08-18 2009-03-26 로무 가부시키가이샤 게인 조정 회로, 신호 처리 회로, 및 전기 기기
KR100619361B1 (ko) * 2005-01-29 2006-09-11 삼성전기주식회사 멀티 게인을 갖는 pdic
KR100946487B1 (ko) * 2006-03-03 2010-03-10 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 광 수신기
US7659776B2 (en) * 2006-10-17 2010-02-09 Cypress Semiconductor Corporation Offset voltage correction for high gain amplifier
US7547889B2 (en) * 2007-03-16 2009-06-16 Csem Centre Suisse D'electronique Et De Microtechnique Sa Photon detection device
US7692486B2 (en) * 2007-10-05 2010-04-06 Qualcomm, Incorporated Configurable feedback for an amplifier
KR100972033B1 (ko) * 2008-08-13 2010-07-23 한국전자통신연구원 전치 증폭기와 후치 증폭기가 단일로 집적된 기가비트 수동형 광 네트워크용 버스트 모드 수신기
JP5340979B2 (ja) * 2010-02-09 2013-11-13 株式会社オーディオテクニカ ステレオマイクロホン
US8274335B1 (en) * 2011-03-29 2012-09-25 Sony Corporation System and method for effectively implementing a front end core
CN102195583B (zh) * 2011-05-24 2016-01-20 中兴通讯股份有限公司 一种铌酸锂调制器跨阻放大器增益控制装置及方法
CN103873026A (zh) * 2012-12-07 2014-06-18 核芯科技股份有限公司 感测电路
JP6262066B2 (ja) * 2014-04-24 2018-01-17 株式会社東芝 受信回路及び通信システム
GB2523854B (en) * 2014-05-23 2016-06-08 Hilight Semiconductor Ltd Circuitry
CN104508977B (zh) * 2014-10-22 2017-06-06 索尔思光电(成都)有限公司 具有增大动态范围的跨阻放大器(tia)及其光器件
US10778170B2 (en) 2018-11-10 2020-09-15 Semtech Corporation Automatic gain control for passive optical network

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3049999B2 (ja) 1993-07-23 2000-06-05 富士通株式会社 プリアンプ
JP3451850B2 (ja) * 1996-09-30 2003-09-29 ヤマハ株式会社 ミキサ回路
US5952883A (en) * 1996-10-25 1999-09-14 Nec Corporation Circuit arrangement for amplifying an electrical signal converted from an optical signal
JPH10242773A (ja) * 1997-02-27 1998-09-11 Oki Electric Ind Co Ltd 帰還増幅回路
JPH10290127A (ja) * 1997-04-17 1998-10-27 Rohm Co Ltd 電流/電圧変換ic及び光電気変換ic
US6084478A (en) * 1998-08-20 2000-07-04 Vitesse Semiconductor Corp. Transimpedance amplifier with automatic gain control

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4593467B2 (ja) * 2003-07-30 2010-12-08 三菱電機株式会社 前置増幅器の利得切り替え回路
JPWO2005013480A1 (ja) * 2003-07-30 2006-09-28 三菱電機株式会社 前置増幅器の利得切り替え回路
CN100359522C (zh) * 2004-01-28 2008-01-02 株式会社东芝 非接触式ic卡的读写器终端装置、通信系统及非接触式数据载体
US7255283B2 (en) 2004-01-28 2007-08-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Reader-writer terminal device for contactless IC card, communication system and contactless data carrier
JP2008506316A (ja) * 2004-07-07 2008-02-28 アルタセンズ インコーポレイテッド 列バッファ、cmos画像センサ及びデジタルビデオカメラ
JP4682142B2 (ja) * 2004-09-07 2011-05-11 パナソニック株式会社 受信回路及び光受信回路
US7809285B2 (en) 2004-09-07 2010-10-05 Panasonic Corporation Receiving circuit and optical signal receiving circuit
WO2006027965A1 (ja) * 2004-09-07 2006-03-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 受信回路及び光受信回路
JPWO2006027965A1 (ja) * 2004-09-07 2008-05-08 松下電器産業株式会社 受信回路及び光受信回路
JP2006080988A (ja) * 2004-09-10 2006-03-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 前置増幅器
US7306154B2 (en) 2004-10-21 2007-12-11 Optoelectronics Co., Ltd. Barcode scanning system with a compensation circuit
WO2006046452A1 (en) * 2004-10-26 2006-05-04 Optoelectronics Co., Ltd. A preamplifier circuit having a variable feedback resistance
JP2006148651A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Asahi Kasei Microsystems Kk 増幅回路、および、光受信装置
JP4726470B2 (ja) * 2004-11-22 2011-07-20 旭化成エレクトロニクス株式会社 増幅回路、および、光受信装置
US7620317B2 (en) 2004-12-30 2009-11-17 Finisar Corporation Programmable loss of signal detect hardware and method
JP2006270969A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Avago Technologies General Ip (Singapore) Private Ltd 赤外線受信器のための自動利得制御回路
JP4569369B2 (ja) * 2005-04-27 2010-10-27 住友電気工業株式会社 光受信器
JP2006311130A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 光受信器
US7917043B2 (en) 2005-04-27 2011-03-29 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical receiver applicable to multiple transmission speed
US7354000B2 (en) 2005-05-05 2008-04-08 Optoelectronics Co., Ltd. Method and system for sensing a barcode
JP2007036328A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> トランスインピーダンスアンプ
JP4546348B2 (ja) * 2005-07-22 2010-09-15 日本電信電話株式会社 トランスインピーダンスアンプ
US7526130B2 (en) 2005-10-18 2009-04-28 Optoelectronics Co., Ltd. Signal processing in barcode reading with a wavelet transformation
JP4763799B2 (ja) * 2005-12-05 2011-08-31 韓國電子通信研究院 バーストモード光受信器におけるデジタル自動利得制御装置および方法
JP2009518933A (ja) * 2005-12-05 2009-05-07 韓國電子通信研究院 バーストモード光受信器におけるデジタル自動利得制御装置および方法
US8660439B2 (en) 2005-12-05 2014-02-25 Electronics And Telecommunications Research Institute Digital automatic gain control apparatus and method in burst mode optical receiver
US7676152B2 (en) 2006-06-30 2010-03-09 Fujitsu Limited Optical power monitor for PON telecommunication
WO2008075430A1 (ja) 2006-12-21 2008-06-26 Mitsubishi Electric Corporation 光受信器
JP2008211702A (ja) * 2007-02-28 2008-09-11 Hitachi Ltd 前置増幅器およびそれを用いた光受信装置
WO2009066690A1 (ja) * 2007-11-19 2009-05-28 Fujikura Ltd. 光バースト信号受信装置
WO2010082585A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 株式会社日立製作所 トランスインピーダンスアンプおよびponシステム
JP5272021B2 (ja) * 2009-01-19 2013-08-28 株式会社日立製作所 トランスインピーダンスアンプおよびponシステム
US8653433B2 (en) 2009-01-19 2014-02-18 Hitachi, Ltd. Transimpedance amplifier and PON system
JP2014103499A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Sumitomo Electric Ind Ltd 利得可変差動増幅器
WO2020225892A1 (ja) * 2019-05-08 2020-11-12 日本電信電話株式会社 トランスインピーダンスアンプ

Also Published As

Publication number Publication date
US6246282B1 (en) 2001-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000151290A (ja) 初段増幅回路
US8165478B2 (en) Optical receiver
JP2656734B2 (ja) 光受信回路
US6151150A (en) Method and apparatus for level decision and optical receiver using same
US7809285B2 (en) Receiving circuit and optical signal receiving circuit
US5822104A (en) Digital optical receiving apparatus
US20080309407A1 (en) Transimpedance Amplifier
US6760552B1 (en) Optical receiving circuit and optical communication device
JP3259707B2 (ja) Agc付きバーストモード光受信回路
EP1971094B1 (en) Light receiver
JP3514993B2 (ja) 光受信回路及び当該回路を用いた光モジュール
US8144813B2 (en) Receiving method and receiving circuit
JP2008236455A (ja) トランスインピーダンスアンプ及びトランスインピーダンスアンプの制御方法
US6989717B2 (en) Circuit and method for switching gains of preamplifier
US6963696B1 (en) AC-coupled burst mode receiver with wide dynamic range
JP2962218B2 (ja) ディジタル光受信回路
US6442378B1 (en) Power level determination device in an RF booster for wireless communications
JP2723874B2 (ja) バーストディジタル光受信器
JP3532633B2 (ja) 光受信装置
JPH06334609A (ja) バーストモードディジタル受信器
JP2001211040A (ja) デジタル信号増幅回路及び光受信回路
US20240056194A1 (en) Optical receivers
JP4592857B2 (ja) Atc機能付受信装置
US20030053182A1 (en) Decision system for modulated electrical signals