JP4569369B2 - 光受信器 - Google Patents

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Description

本発明は、光通信において光信号を受信する光受信器に関するものである。
近年の光通信においては、様々な伝送レートでのデータ伝送が行われているため、光受信器における感度特性を使用される伝送レートに対応させないと、伝送されたデータを正常に受信することが困難となる。そこで、下記特許文献1記載の光受信器では、受光素子からの入力電圧を増幅する反転増幅器に対して並列に接続された帰還抵抗を、反転増幅器の出力電圧の値に応じて変化させることにより、出力電圧の飽和を回避している。
特開平11−340745号公報
しかしながら、上述した光受信器においては、出力電圧の大きさに応じて入力電圧の利得が制御されるため、必ずしも伝送レートに対応した特性に設定されない場合がある。つまり、出力電圧の飽和は防止できても、伝送レートに対応した利得及び帯域特性に設定することは困難である。
このような問題に対処するために外部から伝送レート毎に光受信器の感度特性を制御するための制御信号を入力することも考えられる。しかしながら、その場合は、制御信号入力用のピンが光受信器のパッケージ上に必要となる結果、パッケージの大型化を招き、パッケージ内のICを小さくしない限り光受信器全体の小型化を図ることが困難となる。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、余分な部品を必要とせずに、使用される伝送レートに応じて感度特性を変更することが可能な光受信器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の光受信器は、入力光に対応した光電流を生成するフォトダイオードと、該フォトダイオードに印加されるバイアス信号が与えられる端子と、該フォトダイオードが生成した光電流を対応する電圧信号に変換する電流電圧変換器と、端子に接続され電流電圧変換器の電流電圧変換利得と帯域特性を切り替える制御信号を生成する切替制御部と、を有し、該切替制御部はバイアス信号に含まれる所定の信号を、所定電圧から小さくなってから所定電圧までに復帰するまでの区間で判別し制御信号を生成する。
このような光受信器によれば、バイアス信号が印加されたフォトダイオードにおいて入力光に対応する光電流が生成されて電流電圧変換器に入力され、電流電圧変換器によって光電流が電圧信号に変換される。この際、電流電圧変換器における光電流から電圧信号への変換利得及び帯域特性が、フォトダイオードにバイアス信号を印加するための端子に与えられる所定の信号に応じて変更されるので、パッケージに余分な端子を設けることなく、伝送レートに応じた変換利得及び帯域特性の切替が可能となる。
また、切替制御部は、バイアス信号に含まれる所定の信号を、所定電圧よりも小さい所定の基準電位と比較する比較部と、比較部の比較結果に応じて制御信号を生成する信号生成部とを有し、信号生成部は、バイアス信号が所定電圧よりも小さい所定のトリガー電位に達した後の所定時間後に所定の信号を判別し、該所定の信号を利用した比較部の比較結果に応じて制御信号を生成することが好ましい。かかる構成とすれば、電流電圧変換器における変換利得及び帯域特性の切替を、端子に与えられたバイアス信号がトリガー電位に達してから所定時間後にバイアス信号と基準電位とを比較することで行うので、電流電圧変換器の特性の切替時と信号光の受信時とでバイアス信号用の端子を共用する際に、電流電圧変換器の特性の切替をより円滑化することができる。
また、切替制御部は、バイアス信号に含まれる所定の信号を、所定の電圧よりも小さい基準電圧と比較することにより、パルス信号を検出する比較部と、パルス信号を計数して、パルス信号のカウント数に応じて制御信号を生成して電流電圧変換器に出力するカウンタ部とを有することも好ましい。この場合、多数の伝送レートに対応させる必要がある場合でも簡易に変換利得及び帯域特性を切り替えることができる。
また、切替制御部は、バイアス信号が所定電圧よりも小さい所定のトリガー電位に達した後の所定の遅延時間後に、前記カウント数に応じて前記制御信号を生成することも好ましい。このような構成を採れば、バイアス信号の変化から切替制御部における検出処理のタイミングを決定することにより、切替処理の円滑化を図ることができる。
本発明の光受信器によれば、余分な部品を必要とせずに、使用される伝送レートに応じて感度特性を変更することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る光受信器の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態である光受信器の構成を示す図である。同図に示す光受信器1は、入力された信号光Oinに対応した出力信号Sout+,Sout−を外部に出力するための光通信モジュールであり、信号光Oinに対応した光電流Iを生成するPINフォトダイオード等のフォトダイオード2と回路(IC)3とが、パッケージP内に実装されて構成されている。回路3においては、フォトダイオード2のアノード電極(陽極)に接続され、光電流Iをその電流に対応する電圧信号Vに変換するプリアンプ(電流電圧変換器)4と、プリアンプ4の出力に接続され、プリアンプ4からの電圧信号Vを増幅し、その電圧信号Vに基づいて互いに位相が反対の2つの差動信号Sout+,Sout−を生成して外部に出力するメインアンプ5と、プリアンプ4の変換時の特性を切り替える切替制御部6とが備えられている。
このような光受信器1が外部との間で信号を送受するために、パッケージPには、5つのリードピン(端子)LP,LP,LP,LP,LPが設けられ、それぞれのリードピンは導体を介してパッケージP内の各素子と接続されている。具体的には、リードピンLPは、各素子に電源電圧VCCを供給するためのものであり、リードピンLP,LPは、それぞれ、メインアンプ5の出力に接続され、メインアンプ5からの出力信号Sout+,Sout−を外部に出力するためのものであり、リードピンLPは、各素子をグラウンド電位に接続するためのものである。また、リードピンLPは、フォトダイオード2のカソード電極(陰極)に接続され、フォトダイオード2にバイアス信号Vpdを印加するためのものである。さらに、リードピンLPは、切替制御部6にも接続され、切替制御部6に対してプリアンプ4の特性を切り替えるための制御信号Vを、バイアス信号Vpdに含めて与えるための端子として共用される。
以下、回路3におけるプリアンプ4及び切替制御部6の構成について詳細に説明する。
図2は、光受信器1におけるプリアンプ4及び切替制御部6の概略構成を示す図である。同図に示すように、プリアンプ4は、閉ループ回路を有する帰還増幅器として構成されており、この帰還増幅器にはフォトダイオード2から光電流Iが入力される。閉ループ回路を構成する帰還抵抗は、互いに並列に接続された3つの抵抗素子41,42,43からなり、このうち抵抗素子42,43には、それぞれ、直列にFET等の半導体スイッチ44,45が接続されている。また、この半導体スイッチ44,45のゲート電極は、パッケージP内の端子RS,RSを介して切替制御部6に接続され、切替制御部6によって半導体スイッチ44,45のオン−オフが制御される。プリアンプ4は、半導体スイッチ44,45をオン−オフして全体の帰還抵抗の抵抗値を変化させることで、光電流Iから電圧信号Vに対する変換利得及び周波数特性を切り替え可能とされている。すなわち、半導体スイッチ44,45がオンされたときは、プリアンプ4の帰還抵抗が小さくなり、光電流Iから電圧信号Vに変換する際の利得が小さくなり周波数帯域が広くなる。また、半導体スイッチ44,45がオフされたときは、プリアンプ4の帰還抵抗が大きくなり、光電流Iから電圧信号Vに変換する際の利得が大きくなり周波数帯域がより狭くなる。
切替制御部6は、リードピンLPから入力された制御信号Vを判別することによって、プリアンプ4の特性を制御する機能を有する。切替制御部6は、制御信号Vを基準電位Vr1,Vr2と比較する比較部61と、比較部61における比較結果に応じて、プリアンプ4の変換利得及び周波数特性を切り替えるための信号を生成する信号生成部62とを備えている。
比較部61は、2つの比較器63及び比較器64を有し、比較器63の反転入力端子には、電源電圧Vccを抵抗分割することにより得られた第2基準電位Vr2が入力され、比較器63の反転入力端子には、電源電圧Vccを抵抗分割することにより得られた第1基準電位Vr1(Vr2>Vr1)が入力されている。これらの基準電位Vr1,Vr2は、ともにフォトダイオード2に印加されるバイアス信号Vpdよりも小さくなるように設定されている。また、比較器63,64の非反転入力端子には、リードピンLPから制御信号Vが入力される。これにより、比較器63は、制御信号Vが第2基準電位Vr2より高い場合は、論理値“1”を意味する信号を出力し、制御信号Vが第2基準電位Vr2より低い場合は、論理値“0”を意味する信号を出力する。同様に、比較器63は、制御信号Vの第1基準電位Vr1に対する高低に応じて論理値“1”または“0”を出力する。さらに、切替制御部6には、比較器68及び遅延回路65が直列に接続された比較遅延回路が備えられ、比較器68の反転入力端子には、リードピンLP4から制御信号Vが入力される。また、比較器68の非反転入力端子には、第3基準電位Vr3(VCC>Vr3>Vr2)が入力されている。これにより、この比較遅延回路は、制御信号Vが第3基準電位Vr3より高い場合は、論理値“0”を意味する信号を、制御信号Vが第3基準電位Vr3より低い場合は、論理値“1”を意味する信号を、それぞれ遅延時間τだけ遅延させて出力する。
信号生成部62は、2つのエッジトリガDフリップフロップ66,67から構成され、Dフリップフロップ66,67は、それぞれ、比較器63,64からの信号がD信号として入力され、遅延回路65からの信号がクロック信号(CLOCK)として入力される。Dフリップフロップ66,67は、それぞれ、比較器63,64の比較結果を保持(ラッチ)し、その結果を制御信号S,Sとして、半導体スイッチ45,44のゲート電極に出力する。具体的には、Dフリップフロップ66は、比較器63からの信号が論理値“1”の場合は、遅延回路65からの信号が立ち上がるタイミング、すなわち、制御信号Vが電位Vr3を負の方向に横切るタイミングから遅延時間τだけ遅延したタイミング、に合わせて、ハイレベルの制御信号Sを出力し、比較器63からの信号が論理値“0”の場合は、遅延回路65からの信号が立ち上がるタイミングに合わせて、ローレベルの制御信号Sを出力する。同様にして、Dフリップフロップ67は、比較器64からの信号に応じて、ハイレベルあるいはローレベルの2つの状態の制御信号Sを出力する。
次に、図3及び図4を参照して、光受信器1における制御信号Vに応じた動作について詳細に説明する。
図3において、(a)は、第2基準電位Vr2より高い制御信号Vが入力された場合のリードピンLPの電位変化、(b)は、第2基準電位Vr2より低く、第1基準電位Vr1より高い制御信号Vが入力された場合のリードピンLPの電位変化、(c)は、第1基準電位Vr1より低い制御信号Vが入力された場合のリードピンLPの電位変化、(d)は、比較器68の出力変化、(e)は、遅延回路65の出力変化、(f)は、(a)に示す制御信号Vが入力された場合の制御信号S,Sの出力変化の一例を示すグラフである。
図3(a)に示すように、まず、時刻t=tにおいて光受信器1の動作が開始され、リードピンLPを介してフォトダイオード2にバイアス信号Vpdが印加されることによって光電流Iが生成される。この状態では、Dフリップフロップ66,67のクロック信号が正方向に変化しないため、すなわち、比較器68の入力について基準電位Vr3を負方向に横切らないため、遅延回路65が何の信号(Dフリップフロップのクロック)も出力せず(図3(d)及び(e)参照)、半導体スイッチ44,45はオフのままであり、プリアンプ4における帰還抵抗は、抵抗素子41が単独で接続されたものと等価になる。詳細には、2つのDフリップフロップ66,67にはクロックが入力されていないので、その出力は初期状態、すなわちローレベルに設定される。
その後、時刻t=tで、リードピンLPの制御信号Vがバイアス信号Vpdから電位Vc1(>Vr2>Vr1)に低下したとき、切替制御部6の比較器63,64からは、ともに論理値“1”が出力されている。このとき、遅延回路65については、比較器68に基準電位Vr3を負方向に横切る信号が入力されるので、Dフリップフロップ66,67には、遅延時間τだけ遅延して立ち上がるクロック信号が入力される(図3(d)及び(e)参照)。
時刻t=t=t+τになると、クロック信号が正方向に立ち上がることによって、Dフリップフロップ66,67の出力はハイレベルに設定され、対応する制御信号S,Sを、半導体スイッチ45,44に対して出力する(図3(f)参照)。その結果、半導体スイッチ44,45がオンされ、プリアンプ4における帰還抵抗は、抵抗素子41,42,43が互いに並列に接続されたものと等価になる。
その後、時刻t=t(>t)では、リードピンLPに印可されるバイアス信号Vpdが所定の値に復帰し、フォトダイオード2における光電流Iの生成が再開される。
一方、時刻tにおけるリードピンLPの制御信号Vの大きさが、第2基準電位Vr2と第1基準電位Vr1との間の電位Vc2に低下する場合は(図3(b)参照)、時刻t=tで、切替制御部6の比較器63,64からは、それぞれ、論理値“0”、論理値“1”が出力される。その後、時刻t=t=t+τになると、クロック信号が正方向に立ち上がることによって、Dフリップフロップ66,67は、それぞれ、ローレベルの制御信号S、ハイレベルの制御信号Sを、半導体スイッチ45,44に対して出力する。その結果、半導体スイッチ44がオン、半導体スイッチ45がオフされ、プリアンプ4における帰還抵抗は、抵抗素子41,42が互いに並列に接続されたものと等価になる。
他方、時刻t=tにおけるリードピンLPの制御信号Vの大きさが、第1基準電位Vr1より小さい電位Vc3に低下する場合は(図3(c)参照)、時刻t=tにおいて、切替制御部6の比較器63,64からは、ともに論理値“0”が出力される。その後、時刻t=t=t+τになると、クロック信号が正方向に立ち上がることによって、Dフリップフロップ66,67は、それぞれ、ローレベルの制御信号S,Sを、半導体スイッチ45,44に対して出力する。その結果、半導体スイッチ44,45はともにオフされ、プリアンプ4における帰還抵抗は、抵抗素子41が単独に接続されたものと等価になる。
また、光受信器1の切替制御部6は、図4に示すような制御信号Vの変化によってもプリアンプ4の特性を切り替えることができる(0<Vr3<Vr1)。図4(a)〜(c)に示すように、時刻t=t〜tの時間幅を有する負方向のパルス信号をリードピンLPに加えることによって、時刻t=t+τ(>t)を、半導体スイッチ44,45のオン−オフを切り替えるタイミングとすることができる。すなわち、時刻tにおいてDフリップフロップ66,67に入力されるクロック信号が立ち上がることによって、制御信号S,Sの電位レベルが遷移し、プリアンプ4の帰還抵抗値が変更される。図2の回路構成においては、Vr3>Vr2という条件が求められるが、図4のように制御信号Vに対してまずバイアス信号Vpdから0に向かうパルス信号を入力することで、比較遅延回路に対する基準電位Vr3を任意に設定できることになる。
以上説明した光受信器1によれば、バイアス信号が印加されたフォトダイオード2において入力光Oinに対応する光電流Iが生成されてプリアンプ4に入力され、プリアンプ4によって光電流Iが電圧信号Vに変換される。この際、プリアンプ4における光電流Iから電圧信号Vへの変換利得及び帯域特性の制御が、バイアス信号Vpdが印可されるリードピンと同一のリードピンを介して提供されるので、パッケージPに余分なリードピンを設けることなく、伝送レートに応じた変換利得及び帯域特性の切替が可能となる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、光受信器1は、以下に示す変形態様をとることも可能である。
図5は、本発明の変形例である光受信器101の構成を示す図、図6は、光受信器101におけるプリアンプ4及び切替制御部106の概略構成を示す図である。
図6に示すように、切替制御部106は、リードピンLPの制御信号Vの電位変化からパルス信号を検出する比較部161と、比較部161において検出されたパルス信号を計数するカウンタ部162とを備えている。
比較部161は、2つの比較器163及び比較器164を有し、比較器163の反転入力端子には、電源電圧を抵抗分割することにより得られた第2基準電位Vr2が入力され、比較器164の非反転入力端子には、電源電圧Vccを抵抗分割することにより得られた第1基準電位Vr1(Vr2>Vr1)が入力されている。これらの基準電位Vr1,Vr2は、ともにフォトダイオード2に対する所定のバイアス信号Vpdよりも低い値となるように設定されている。また、比較器163の非反転入力端子及び比較器164の反転入力端子には、リードピンLPから制御信号Vが入力される。これにより、比較器163は、制御信号Vが第2基準電位Vr2より高い場合は、論理値“1”を意味する信号を出力し、制御信号Vが第2基準電位Vr2より低い場合は、論理値“0”を意味する信号を出力する。一方、比較器164は、制御信号Vが第1基準電位Vr1より低い場合は、論理値“1”を意味する信号を出力し、制御信号Vが第1基準電位Vr1より高い場合は、論理値“0”を意味する信号を出力する。
カウンタ部162は、2つのTフリップフロップ166,167が直列に接続された4進カウンタとして構成され、Tフリップフロップ167には、比較器163からの信号がT信号として入力され、Tフリップフロップ167のQ出力がTフリップフロップ166のT信号として入力されている。また、比較器164からの出力信号がTフリップフロップ166,167にRESET信号として入力されている。Tリップフロップ166,167は、それぞれ、比較器163からの出力に基づいて制御信号Vにおけるパルス数を計数するとともに、その計数結果の第2ビット、及び第1ビットを基に、それぞれ、制御信号S及び制御信号Sを生成して、半導体スイッチ45,44のゲート電極に出力する。具体的には、Tフリップフロップ166,167は、パルス数の各ビットの論理値が“1”の場合は、ハイレベルの制御信号S,Sを出力し、パルス数の各ビットの論理値が“0”の場合は、ローレベルの制御信号S,Sを出力する。
図7は、光受信器101に入力される制御信号Vの電位変化の一例を示すグラフである。図7に示すように、まず、時刻t=tにおいて光受信器1の動作が開始され、リードピンLPを介してフォトダイオード2にバイアス信号Vpdが印加されることによって光電流Iが生成される。その後、時刻t=tで、リードピンLPの制御信号Vが所定のバイアス信号Vpdから電位0(<Vr1)に低下すると同時に、切替制御部106の比較器164から論理値“1”が出力される。これにより、Tフリップフロップ166,167のカウント状態がリセットされる。時刻t=tになると、制御信号Vにおいて第2基準電位Vr2とバイアス信号Vpdとの間の基準電位範囲に立ち上がるパルス信号が発生すると同時に、Tフリップフロップ166,167は、それぞれ、パルス数を計数することにより“0”、“1”とカウントする。そして、Tフリップフロップ166、及びTフリップフロップ167は、それぞれ、ローレベルの制御信号S及びハイレベルの制御信号Sを、半導体スイッチ45,44に対して出力する。その結果、半導体スイッチ44がオン、半導体スイッチ45がオフされ、プリアンプ4における帰還抵抗は、抵抗素子41,42が互いに並列に接続されたものと等価になる。
同様にして、時刻t=tでは、Tフリップフロップ166,167においてパルス信号が2個計数されることにより、半導体スイッチ44がオフ、半導体スイッチ45がオンされ、プリアンプ4における帰還抵抗は、抵抗素子41,43が互いに並列に接続されたものと等価になる。その後、時刻t=tにおいて、所定のバイアス信号Vpdに復帰し、フォトダイオード2における光電流Iの生成が再開される。
以上説明した光受信器101においては、多数の伝送レートに対応させる必要がある場合でも簡易な構成で変換利得及び帯域特性を切り替えることができる。特に、制御信号Vの判定において基準電位レベルを細分化する必要がないので、特性の切り替え時の誤動作を防止することができる。
また、切替制御部106は、切替制御部6と同様にリードピンLPの電位がトリガー電位に達した後の所定の遅延時間後に、制御信号Vを検出するように動作してもよい。この場合、バイアス信号Vpdの変化から切替制御部106における検出処理のタイミングを決定することにより、切替処理の円滑化を図ることができる。
また、光受信器1,101においては、バイアス信号Vpd自体を各伝送レートで異なる値を使用することによって、切替制御部6,106でバイアス信号Vpdの大きさを検出してプリアンプ4の特性を切り替えるように動作してもよい。
本発明の好適な一実施形態である光受信器の構成を示す図である。 図1の光受信器におけるプリアンプ及び切替制御部の概略構成を示す図である。 (a)は、第2基準電位より高い制御信号が入力された場合のリードピンの電位変化を示すグラフ、(b)は、第2基準電位より低く第1基準電位より高い制御信号が入力された場合のリードピンの電位変化を示すグラフ、(c)は、第1基準電位より低い制御信号が入力された場合のリードピンの電位変化を示すグラフ、(d)は、図2の比較器の出力変化を示すグラフ、(e)は、図2の遅延回路の出力変化を示すグラフ、(f)は、(a)に示す制御信号が入力された場合の図2のプリアンプ4に入力される制御信号の出力変化を示すグラフである。 (a)は、第2基準電位より高い制御信号が入力された場合のリードピンの電位変化を示すグラフ、(b)は、第2基準電位より低く第1基準電位より高い制御信号が入力された場合のリードピンの電位変化を示すグラフ、(c)は、第1基準電位より低い制御信号が入力された場合のリードピンの電位変化を示すグラフである。 本発明の変形例である光受信器の構成を示す図である。 図5の光受信器におけるプリアンプ及び切替制御部の概略構成を示す図である。 図5の光受信器に入力される制御信号の電位変化を示すグラフである。
符号の説明
1,101…光受信器、2…フォトダイオード、4…プリアンプ(電流電圧変換器)、6,106…切替制御部、61,161…比較部、62…信号生成部、162…カウンタ部(信号生成部)、I…光電流、LP…リードピン(入力端子)、Oin…入力光、P…パッケージ。

Claims (4)

  1. 入力光に対応した光電流を生成するフォトダイオードと、
    該フォトダイオードに印加されるバイアス信号が与えられる端子と、
    該フォトダイオードが生成した光電流を対応する電圧信号に変換する電流電圧変換器と、
    前記端子に接続され前記電流電圧変換器の電流電圧変換利得と帯域特性を切り替える制御信号を生成する切替制御部と、
    を有し、
    該切替制御部は前記バイアス信号に含まれる所定の信号を、所定電圧から小さくなってから前記所定電圧までに復帰するまでの区間で判別し前記制御信号を生成する、
    ことを特徴とする光受信器。
  2. 前記切替制御部は、
    前記バイアス信号に含まれる前記所定の信号を、前記所定電圧よりも小さい所定の基準電位と比較する比較部と、
    前記比較部の比較結果に応じて前記制御信号を生成する信号生成部とを有し、
    前記信号生成部は、前記バイアス信号が前記所定電圧よりも小さい所定のトリガー電位に達した後の所定時間後に前記所定の信号を判別し、該所定の信号を利用した前記比較部の比較結果に応じて前記制御信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1記載の光受信器。
  3. 前記切替制御部は、
    前記バイアス信号に含まれる前記所定の信号を、前記所定の電圧よりも小さい基準電圧と比較することにより、パルス信号を検出する比較部と、
    前記パルス信号を計数して、前記パルス信号のカウント数に応じて前記制御信号を生成して前記電流電圧変換器に出力するカウンタ部とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の光受信器。
  4. 前記切替制御部は、前記バイアス信号が前記所定電圧よりも小さい所定のトリガー電位に達した後の所定の遅延時間後に、前記カウント数に応じて前記制御信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の光受信器。
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