JP2005123350A - 平均パワー検出回路、レーザーダイオード駆動回路及び光送信モジュール - Google Patents

平均パワー検出回路、レーザーダイオード駆動回路及び光送信モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】 低速信号用の部品で構成でき、バースト信号が高速で短くても正確な平均光パワー検出ができる平均パワー検出回路を与える。
【解決手段】 積分回路30をキャパシタ60と複数の抵抗50、52〜55、57とスイッチ回路51、56で構成する。抵抗を直列接続する場合は、直列接続される抵抗の1つと並列にスイッチ回路を接続し、抵抗を並列接続する場合は、並列接続される抵抗の1つと直列にスイッチ回路を接続する。バースト信号の開始から所定の時間が経過した時点でスイッチ回路をONからOFFに切り換えて、時定数を小から大へと切り換えるので、素早く平均値に達する上、安定した平均値を出力できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光通信において光ファイバに光信号を送出するレーザーダイオードを駆動する回路に関し、特に、レーザーダイオード駆動回路においてレーザー出力光パワーや消光比などの制御に用いられる平均パワー検出回路並びに、これを用いたレーザーダイオード駆動回路及び光送信モジュールに関する。
レーザーダイオード駆動回路では、通常、レーザーダイオード(以下、LDと記す)の出力光をLDの近傍に配置されたフォトダイオードで受信して得た帰還信号を基に、LDの駆動電流のフィードバック制御が行われる。この制御の過程で、LD出力光パワーのバースト(間欠的に短時間だけ発生するデータ)ごとの平均値を用いるため、バーストごとに帰還信号の平均値を求める回路が必要となる。
平均値の検出方法は2つに大別される。1つは、入力信号(この場合、フォトダイオードからの帰還信号)の最大値と最小値を検出し、これらの値の平均値(すなわち、和の1/2)を計算する方法である(例えば、下記の特許文献1参照)。ただし、この方法では、バーストのマーク率(そのバーストを構成するデータの0と1との合計に対する1の割合)が1/2であると仮定している。もう1つは、入力信号(=帰還信号)をバーストごとに積分器を用いて積分して得た値を平均値とする方法である(例えば、下記の特許文献2、3参照)。
特開平6−85363号公報(段落0017〜0018、図2) 特開2001−94202号公報(段落0042、図2、3) 特許第2932100号公報(段落0042、図2、3)
しかしながら、従来の平均パワー検出方法には次のような問題がある。
まず、第1の方法では、送信データの速度が高速になると最大値検出及び最小値検出を行う回路も同様の速度で動作しなければならないので、高速動作に耐える高価な部品が必要になり、高速信号を扱うための制限の多い実装が必要になる。
また、第2の方法では、バースト信号が存在する短い時間に平均値を得ようとして小さい時定数を選択するとバースト信号のパターンに依存して積分器の出力が安定しなくなる。図7(A)は、積分器の時定数を小さくしたときの積分器の入力信号(帰還バースト信号)及び出力信号(Pave)の波形例を示す図である。図7(B)は、見やすくするために図7(A)から帰還バースト信号を除いた図である。積分器の出力(Pave)は早い時点で理論上の平均値に近づくが、その後も信号パターンによって上下してしまう。
この問題を回避するために大きい時定数を選択した場合の積分器の入力信号(帰還バースト信号)及び出力信号の波形の例を図8(A)に示す。図8(B)は、見やすくするために図8(A)から帰還バースト信号を除いた図である。この場合、積分器の出力(Pave)は滑らかであるが理論上の平均値に達するまで時間がかかりすぎて、短いバースト信号に対して正しい平均パワーを得ることができない。
したがって、持続期間が短くかつ高速なバースト信号に対しても平均パワーを正確に検出でき、低速信号用の部品で実現できる平均パワー検出回路が必要である。
請求項1に記載の発明は、積分回路を含み、前記積分回路の入力端子に間欠的に与えられるバースト信号の平均値を出力する平均パワー検出回路であり、前記積分回路が、その積分時定数の決定に関与する所定の電気抵抗を与える抵抗手段と、所定の静電容量を与える容量手段とを含み、前記抵抗手段が、複数の抵抗素子と、前記複数の抵抗素子中の特定の抵抗素子と直列又は並列に接続された開閉スイッチ回路を備え、前記バースト信号の開始から所定の時間経過した時点で変化する開閉制御信号に応じて、前記開閉スイッチ回路が、前記時点でONからOFFへと変化するように構成される。この構成により、バースト信号が高速で短くても正確な平均光パワー検出ができる平均パワー検出回路を低速信号用の部品で実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の平均パワー検出回路において、前記積分回路の出力端子に接続され、前記時点から第2の所定の時間が経過した第2の時点で変化するサンプル制御信号に応じて、前記積分回路の出力信号を標本化し、標本化した値を前記平均値として保持するサンプルホールド回路を更に備えた。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の平均パワー検出回路において、前記バースト信号の開始を検出して前記開閉制御信号を出力する開閉制御手段を更に備えたものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の平均パワー検出回路において、前記バースト信号の開始を検出して前記開閉制御信号を出力する開閉制御手段と、前記サンプル制御信号を出力するサンプル制御手段との少なくとも一方を更に備えたものである。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の平均パワー検出回路において、前記サンプル制御手段が、前記サンプル制御信号として、前記第2の時点で始まるパルス信号を出力する手段からなり、前記開閉制御手段が、前記パルス信号の終了時に、前記開閉スイッチ回路の開閉状態が前記第1の時点の前の状態に戻るように、前記開閉制御信号を変化させる手段を含むものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1つに記載の平均パワー検出回路のおいて、前記積分回路が更に能動素子を含むものである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の平均パワー検出回路において、前記能動素子が、演算増幅器であり、前記演算増幅器の出力端子と反転入力端子を接続する経路が、前記抵抗手段と前記容量手段の並列接続を含むものである。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の平均パワー検出回路において、前記能動素子が、演算増幅器であり、前記演算増幅器の出力端子と反転入力端子との間に前記容量手段が挿入され、前記抵抗手段の一端が前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、前記抵抗手段の他端が前記積分回路の入力端子として使用される。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1つに記載の平均パワー検出回路において、前記特定の抵抗素子と、第2及び第3の抵抗素子がすべて直列に接続され、前記開閉スイッチ回路が前記特定の抵抗素子と並列に接続され、前記第2の抵抗素子に第2の開閉スイッチ回路が並列に接続され、前記開閉スイッチ回路及び第2の開閉スイッチ回路が、前記バースト信号の開始前は共にOFFであり、前記バースト信号の開始後、時間をずらして順にONとなることにより、所望の積分特性を実現するようにしたものである。
請求項10の発明は、レーザーダイオードの近傍に配置されたモニタ用フォトダイオードに流れる電流又は前記電流に相当する電圧を入力とする請求項1から9のいずれか1つに記載の平均パワー検出回路と、前記平均パワー検出回路から出力される前記平均値と基準電圧との比較に基づいて前記レーザーダイオードに流す駆動電流のバイアス電流成分を制御するバイアス制御信号を出力するバイアス制御手段と、前記電流又は電圧を用いて前記駆動電流の変調電流成分を制御する変調制御信号を出力する変調制御手段と、前記バイアス制御信号、前記変調制御信号及び外部から与えられる送信バースト信号に基づいて前記レーザーダイオードを駆動する手段とを備えたレーザーダイオード駆動回路である。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のレーザーダイオード駆動回路と、前記レーザーダイオードと、前記モニタ用フォトダイオードとを一体化した光送信モジュールである。
本発明によれば、積分回路の時定数を決定する抵抗手段の抵抗値を開閉スイッチ回路により変化させることにより、バースト信号が高速で短くても正確な平均光パワー検出ができる平均パワー検出回路を低速信号用の部品で構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面により詳細に説明する。なお、複数の図面に同じ要素を示す場合には同一の参照符号を付ける。図1(A)は本発明の一実施の形態による光送信モジュールの概要を示す略ブロック図である。図1(A)において、光送信モジュール100は、レーザーダイオード(LD)とモニタ用フォトダイオード(PD)を収容したLDモジュール2、及びLDを駆動するとともに、LDの出力光によりPDに流れる電流(帰還バースト電流)を用いてLDの駆動電流の制御を行うレーザーダイオード駆動装置1から構成される。
レーザーダイオード駆動装置1は、カソードが電源に接続されたPDのアノードと接地との間に挿入され、PDに流れる帰還バースト電流を電圧(帰還バースト電圧又は信号)に変換する抵抗素子3と、帰還バースト信号に基づいてLDに流す電流のバイアス成分の値Ibと変調(又はパルス)成分の振幅Imを制御する駆動電流制御部4と、外部(光送受信モジュールを用いる上位のシステム)から与えられる送信バースト信号に応じて駆動電流制御部4の制御出力Ib及びImにより決定される駆動電流をLDに供給するLD電流源6から成る。駆動電流制御部4は、帰還バースト信号の平均値Paveを出力する平均パワー検出回路10を含み、平均値Paveと基準電圧との比較に基づいて電流成分の制御値を出力する。
以上の説明から明らかなように、本発明は、送信バースト信号が流れるLDの出力光によりPDに流れる帰還バースト電流又はこの電流に相当する電圧の平均値を用いてLD駆動電流の制御を行うレーザーダイオード駆動装置であれば、何にでも適用することができる。換言すれば、本発明は、このようなレーザーダイオード駆動装置において帰還バースト電流又はこの電流に相当する電圧の平均値を出力する平均パワー検出回路に適用することができる。
次に、レーザーダイオード駆動装置1の動作を説明する。送信バースト信号Si(iは、バーストにおけるビット番号である)は、論理0又は1を表す2値信号である。また、当業者には周知のように、レーザーダイオード駆動装置1には、送信バースト信号Si線にバースト信号が送出されているか否かを示すための信号(例えば、Bias_on)も供給される。Bias_on信号は、例えば、Si信号線にバースト信号が送出されていない時は論理「0」であり、Si信号線にバースト信号が送出されている時は論理「1」である。
したがって、バースト信号がなくBias_on信号が論理「0」の時は、LD電流源6の出力、すなわち、レーザーダイオード電流は、ゼロとなる。Bias_on信号が論理「1」となり、送信バースト信号Siが発生すると、LD電流源6は、Siの値(0又は1)に応じて振幅がImだけ変化する変調電流成分とバイアス電流成分Ibとの和Im・Si+Ibに等しい電流をLDに流す。PDには、LDの光パワーに応じた帰還バースト電流が発生し、この電流は抵抗素子3によって帰還バースト電圧に変換される。
駆動電流制御部4の平均パワー検出回路10は、帰還バースト信号が発生する度に、その帰還バースト信号の平均値Paveを与える。
図1(B)は、本発明の一実施の形態による平均パワー検出回路10の構成を示すブロック図である。図1(B)において、平均パワー検出回路10は、Bias_on信号から制御用のタイミング信号Csw、Csh(後述する)を生成するタイミング信号発生回路20、タイミング信号発生回路20からのタイミング信号Cswに応じて時定数を変化させながら帰還バースト信号を積分する積分回路30、及び積分回路30の出力信号をタイミング信号発生回路20からのタイミング信号Cshに同期して、平均値Paveとして標本化したのち、次の信号Cshまで保持するサンプルホールド回路40から成る。なお、タイミング信号発生回路20に対する入力信号としては、後述のように、Bias_on信号の代わりに、送信バースト信号Si又は帰還バースト信号を用いてもよい。
さらに、積分回路30は、例えば、抵抗回路50と一端が接地されたキャパシタ60の他端とが接続され、抵抗回路50とキャパシタ60とのノードを出力端子とし、抵抗回路50の開放側の端子を入力端子とする回路である。抵抗回路50は、タイミング信号Cswのレベルに応じて抵抗値が変えられるように構成された回路であり、いくつかの具体例を図2に示す。
例えば、図2(A)の抵抗回路50aは、抵抗53、抵抗53に並列に接続されたスイッチ回路51、及び抵抗53とスイッチ回路51に直列に接続された抵抗52から成る。以降、抵抗素子55の抵抗値をR55と表すことにすると、抵抗回路50aの抵抗値は、信号Cswが論理0(又はLOWレベル)でスイッチ51が閉じている場合、R52であるが、信号Cswが論理1(又はHIGHレベル)になりスイッチ51が開くとR52+R53となり、増大する。このように、スイッチ51の開閉により積分回路30の時定数を2段階に調節することができる。
図3(A)は、本発明のレーザーダイオード駆動装置1の平均パワー検出回路10中の積分回路30の入力信号と出力信号の波形の一例を示す図であり、図3(B)は、積分回路30の出力と、タイミング信号Csw及びCshの波形を示す図である。図3の例は、バースト信号のビット速度が1.25Gbit/sであり、R52=2.2kΩ、R53=10kΩ、キャパシタ60の容量が10pFであり、かつ積分回路30の時定数(すなわち、抵抗回路50aの抵抗値)をバースト信号の開始から250ns後に切り換えた場合の一例である。
ここで、図1(B)、2(A)及び3(B)を参照しながら、平均パワー検出回路10の動作を説明する。タイミング信号発生回路20は、バースト信号を受信していない期間は、タイミング信号Csw及びCshを共に、例えばLOWレベルに維持し、Bias_on信号のレベルによりバースト信号が発生したかどうかを検出するように構成される。タイミング信号発生回路20は、Bias_on信号からバースト信号の開始を検出して、開始の時点から所定の時間T1経過すると、信号CswをHIGHにし、さらに所定の時間T2が経過すると、例えば、所定の持続期間の正のパルスを信号Cshとして出力する。そして、タイミング信号発生回路20は、その所定の持続期間が経過しパルス信号Cshが終了するときパルスの立ち下がりエッジで信号CswをLOWに戻して、現在のバースト信号に対する処理を終了し、次のバースト信号を検出するモードに入る。
以上のようなタイミング信号発生回路20の動作により、図3(B)の下部に示すようなタイミング信号Csw及びCshが生成される。ここで、図2(A)に示したスイッチ回路51が、信号CswがLOWのときONとなり、信号CswがHIGHのときOFFとなるように構成されているものとする。この場合、帰還バースト信号は、最初は、抵抗52の抵抗値R52とキャパシタ60のキャパシタンスC60(以下同様に表す)の時定数R52・C60(この例では、0.022である)で積分されるので、積分回路30出力の立ち上がりは速いが高周波成分が含まれる。バースト信号の開始からT1(図3の例では250ns)経過すると、時定数が(R52+R53)・C60(この例では、0.122)に切り換えられるので、T1経過後は積分回路30は安定した平均値を出力する。さらに、期間T2経過した時点(図3の例では、バースト信号の開始後400ns)で、サンプルホールド回路40が、安定した積分回路30の出力を標本化し平均値Paveとして出力端子に保持する。したがって、平均値Paveをデジタル値に変換するために窓時間が100nsあるような低速のAD変換器を用いたとしても約500ns以上のバースト信号であれば問題なく動作することがわかる。
<抵抗回路50の変形>
なお、抵抗回路50の具体例は図2(A)のものだけでなく、図2(B)の構成も考えられる。図2(B)において、抵抗回路50bは、抵抗54、抵抗54に直列に接続されたスイッチ回路51、及び抵抗54とスイッチ回路51との直列回路に並列に接続された抵抗55から成る。抵抗回路50aの抵抗値は、スイッチ51が閉じている場合、抵抗54と抵抗55は並列に接続されるので、(R54+R55)/(R54・R55)となるが、スイッチ51が開くとR55となり、やはり抵抗値は増大する。
以上の例では時定数を2段階に切り換えたが、より多くの段階に切り換えることも考えられる。その場合の具体例を図2(C)に示す。図2(C)において、抵抗回路50cは、直列に接続された抵抗52、53及び57、抵抗53に並列接続されたスイッチ回路51、並びに抵抗57に並列接続されたスイッチ回路56から成る。スイッチ回路51と56は同じ構造のものである。抵抗回路50cの抵抗値は、両スイッチ51、56がONの状態から順に1つずつOFFになると、R52にR53、更にR57と順に加算されていく。このように、抵抗回路50cを用いることにより、積分回路30の特性を設計者が望む特性に一層近づけることが可能となる。
<積分回路30の変形>
なお、上述の実施の形態では、積分回路30は、抵抗要素と容量要素のみから成る受動回路であるが、本発明は、積分回路30が能動要素を含むものでも適用することができる。図4は、能動要素として演算増幅器を含む積分回路に本発明を適用した例を2つ示す図である。図4(A)(B)は、PDの電流を電圧の変換をせずに直に増幅する例である。図4(A)の積分回路30aは、PDのアノードに反転入力端子が接続され、非反転入力端子が接地された演算増幅器70、演算増幅器70の出力端子と反転入力端子に並列接続された抵抗回路50及びキャパシタ60から成る。図4(B)の積分回路30bは、PDのアノードに一端が接続された抵抗回路50、抵抗回路50の他端に反転入力端子が接続され、非反転入力端子が接地された演算増幅器70、演算増幅器70の出力端子と反転入力端子に並列接続されたキャパシタ60から成る。積分回路30a、30bの抵抗回路50には、図2(A)〜(C)のいずれの構成を用いてもよい。
以上から、本発明の一実施の形態では、積分回路をキャパシタと複数の抵抗とスイッチ回路で構成するが、抵抗を直列接続する場合は、直列接続される抵抗の1つと並列にスイッチ回路を接続し、抵抗を並列接続する場合は、並列接続される抵抗の1つと直列にスイッチ回路を挿入する。通常はスイッチ回路をONに保ち、バースト信号の開始から所定の時間T1が経過した時点でスイッチ回路をOFFに切り換えるように制御すればよい。
<その他の変形>
以上は、本発明の説明のために実施の形態の例を挙げたに過ぎない。したがって、種々の変更、修正または追加を行うことは、当業者には容易である。
例えば、上述の実施の形態では、スイッチ回路51は、タイミング信号CswがLOWのときONで、CswがHIGHのときOFFであると仮定したが、逆の特性を有するものでもよい。後者の場合、タイミング信号発生回路20は、図3(B)に示したCswの波形を反転させた波形を出力すればよい。
また、以上の説明では、スイッチ回路51は、制御信号として与えられる信号Cswのレベルに応じて開閉状態を変化させるものであると仮定したが、制御信号として所定範囲の持続期間を有するパルスを使用するタイプのものでもよい。すなわち、スイッチ回路51は、パルスを受信するたびに開閉状態を反転させるものでもよい。この場合、タイミング信号発生回路20は、図3(B)に示したCswの波形の立ち上がりエッジと、信号Cshの立ち下がりエッジでそれぞれ1つずつパルスをCsw端子から出力すればよい。
なお、上述の実施の形態では、タイミング信号発生回路20は、バースト信号の発生期間を示すBias_on信号を用いたが、図5に示すように、送信バースト信号又は帰還バースト信号を用いてバースト信号の発生を検出することにより、信号Csw及びCshを生成してもよい。
さらに、送信データを生成する回路(図示せず)におけるタイミング信号生成回路がタイミング信号発生回路20aの機能を併せ持つようにすることも考えられる。すなわち、図6に示すように、見かけ上は平均パワー検出回路10bがタイミング信号発生回路20を持たず、送信データを生成する回路(図示せず)のタイミング信号発生回路(図示せず)からタイミング信号Csw及びCshを出力させるという方法も可能である。
本発明によれば、積分回路の時定数を決定する抵抗値をスイッチ回路により変化させることにより、バースト信号が高速で短くても正確な平均光パワー検出ができる平均パワー検出回路を低速信号用の部品で構成することができるので、本発明は光通信システムなどに利用可能である。
(A)本発明の一実施の形態による光送信モジュールの概要を示す略ブロック図 (B)本発明の一実施の形態による平均パワー検出回路の構成を示すブロック図 (A)〜(C)図1(B)の抵抗回路の具体例を示す回路図 (A)図1(B)の積分回路の入力信号(帰還バースト信号)及び出力信号の波形を示す図 (B)積分回路の出力信号と、タイミング信号発生回路のタイミング信号Csw及びCshの信号波形を示す図 (A)本発明の他の実施の形態により演算増幅器を用いた積分回路の一例を示す図 (B)本発明の更に他の実施の形態により演算増幅器を用いた積分回路の一例を示す図 図1(B)の平均パワー検出回路の変形例を示す略ブロック図 図1(B)の平均パワー検出回路の別の変形例を示す略ブロック図 (A)従来の積分器の時定数を小さくしたときの積分器の入力信号(帰還バースト信号)及び出力信号の波形例を示す図 (B)見やすくするために、図7(A)から帰還バースト信号を除いた図 (A)従来の積分器の時定数を大きくしたときの積分器の入力信号(帰還バースト信号)及び出力信号の波形例を示す図 (B)見やすくするために、図8(A)から帰還バースト信号を除いた図
符号の説明
1 レーザーダイオード駆動装置
2 LDモジュール
3、52〜55、57 抵抗素子(抵抗)
4 駆動電流制御部
5 変調制御部
6 LD電流源
7 基準電圧発生回路
8 比較制御部
10、10a、10b 平均パワー検出回路
20、20a タイミング信号発生回路
30、30a、30b 積分回路
40 サンプルホールド回路
50、50a、50b、50c 抵抗回路
51、56 スイッチ回路(スイッチ)
60 キャパシタ
70 演算増幅器
100 光送信モジュール

Claims (11)

  1. 積分回路を含み、前記積分回路の入力端子に間欠的に与えられるバースト信号の平均値を出力する平均パワー検出回路であり、
    前記積分回路が、その積分時定数の決定に関与する所定の電気抵抗を与える抵抗手段と、所定の静電容量を与える容量手段とを含み、
    前記抵抗手段が、複数の抵抗素子と、前記複数の抵抗素子中の特定の抵抗素子と直列又は並列に接続された開閉スイッチ回路を備え、
    前記バースト信号の開始から所定の時間経過した時点で変化する開閉制御信号に応じて、前記開閉スイッチ回路が、前記時点でONからOFFへと変化するように構成された平均パワー検出回路。
  2. 前記積分回路の出力端子に接続され、前記時点から第2の所定の時間が経過した第2の時点で変化するサンプル制御信号に応じて、前記積分回路の出力信号を標本化し、標本化した値を前記平均値として保持するサンプルホールド回路を更に備えた請求項1に記載の平均パワー検出回路。
  3. 前記バースト信号の開始を検出して前記開閉制御信号を出力する開閉制御手段を更に備えた請求項1又は2に記載の平均パワー検出回路。
  4. 前記バースト信号の開始を検出して前記開閉制御信号を出力する開閉制御手段と、
    前記サンプル制御信号を出力するサンプル制御手段との少なくとも一方を更に備えた請求項2に記載の平均パワー検出回路。
  5. 前記サンプル制御手段が、前記サンプル制御信号として、前記第2の時点で始まるパルス信号を出力する手段からなり、
    前記開閉制御手段が、前記パルス信号の終了時に、前記開閉スイッチ回路の開閉状態が前記第1の時点の前の状態に戻るように、前記開閉制御信号を変化させる手段を含む請求項4に記載の平均パワー検出回路。
  6. 前記積分回路が更に能動素子を含む請求項1から5のいずれか1つに記載の平均パワー検出回路。
  7. 前記能動素子が、演算増幅器であり、
    前記演算増幅器の出力端子と反転入力端子を接続する経路が、前記抵抗手段と前記容量手段の並列接続を含む請求項6に記載の平均パワー検出回路。
  8. 前記能動素子が、演算増幅器であり、
    前記演算増幅器の出力端子と反転入力端子との間に前記容量手段が挿入され、
    前記抵抗手段の一端が前記演算増幅器の反転入力端子に接続され、
    前記抵抗手段の他端が前記積分回路の入力端子として使用される請求項6に記載の平均パワー検出回路。
  9. 前記特定の抵抗素子と、第2及び第3の抵抗素子がすべて直列に接続され、
    前記開閉スイッチ回路が前記特定の抵抗素子と並列に接続され、前記第2の抵抗素子に第2の開閉スイッチ回路が並列に接続され、
    前記開閉スイッチ回路及び第2の開閉スイッチ回路が、前記バースト信号の開始前は共にOFFであり、前記バースト信号の開始後、時間をずらして順にONとなることにより、所望の積分特性を実現するようにした請求項1から8のいずれか1つに記載の平均パワー検出回路。
  10. レーザーダイオードの近傍に配置されたモニタ用フォトダイオードに流れる電流又は前記電流に相当する電圧を入力とする請求項1から9のいずれか1つに記載の平均パワー検出回路と、
    前記平均パワー検出回路から出力される前記平均値と基準電圧との比較に基づいて前記レーザーダイオードに流す駆動電流のバイアス電流成分を制御するバイアス制御信号を出力するバイアス制御手段と、
    前記電流又は電圧を用いて前記駆動電流の変調電流成分を制御する変調制御信号を出力する変調制御手段と、
    前記バイアス制御信号、前記変調制御信号及び外部から与えられる送信バースト信号に基づいて前記レーザーダイオードを駆動する手段とを備えたレーザーダイオード駆動回路。
  11. 請求項10に記載のレーザーダイオード駆動回路と、
    前記レーザーダイオードと、
    前記モニタ用フォトダイオードとを一体化した光送信モジュール。
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