JP5272021B2 - トランスインピーダンスアンプおよびponシステム - Google Patents

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Description

本発明は、OLT(Optical Line Termination:加入者収容装置)と複数のONU(Optical Network Unit:光加入者終端装置)とを有するPON(Passive Optical Network)システムに関し、特に、バースト信号受信機内のトランスインピーダンスアンプにおける利得切り替え技術に適用して有効な技術に関する。
PONシステムは、光ファイバ伝送路やOLTを複数のONUで共有する、高速/大容量の光アクセスシステムであり、1ユーザあたりのコストを抑制できる技術として注目を集めている。このPONシステムでは、OLTからONUへの光信号(下り信号)は連続信号であるが、ONUからOLTへの光信号(上り信号)は、衝突を防ぐためにOLTで送信制御が行われ、バースト信号となり、さらにONUとOLTの距離はユーザによって異なるため、OLTは、異なるレベルの光信号を受信することになる。従ってOLTは、高受信感度性をもち、広いダイナミックレンジを達成することが可能な受信機を有することが必要となる。
広いダイナミックレンジの実現方法として、バースト信号の入力レベルに応じて利得の切替を行うトランスインピーダンスアンプを用いる方法が広く用いられている。特許文献1では、出力電圧の瞬時値を閾値電圧と比較し、その結果に応じて利得切替回路を制御するトランスインピーダンスアンプについて開示されている。この方法によれば、利得切替判断回路にヒステリシス特性をもたせることにより、第1のヒステリシス特性によって比較判定した結果に基づき利得の切替動作を行った後、第1のヒステリシス特性よりも低い電圧検出レベルの第2のヒステリシス特性によって比較判定した結果に基づき利得切替動作を停止し、利得を固定する構成が示されている。
特開2006−311033号公報
しかし、上述した従来技術においては次のような問題点がある。PONシステムでは、様々な要因によりノイズが発生する。例えば、OLTが送信する下り信号の反射、他のONUからの漏れ光、OLT内のリセット信号などが挙げられる。従来技術において、これらのような原因で発生するノイズが利得切替閾値よりも大きいレベルで受信機に入力された場合、利得判断切替回路の動作によって、トランスインピーダンスアンプの利得は小さく設定される。この切替後に受信する、または受信中であるバースト信号が、実際は利得を小さくするべきでない、入力レベルの小さい信号であった場合、十分に増幅されず、結果として受信感度が低下してしまう。
したがって、PONシステムのOLTが有するバースト信号受信機における利得切替型トランスインピーダンスアンプにおいては、ノイズを受信した場合には利得の切替を行わず、バースト信号に対して適切な利得に切替える機能が必要である。
そこで本発明の目的は、PONシステムのOLTが有するバースト信号受信機における利得切替型トランスインピーダンスアンプにおいて、ノイズを受信した場合に発生する不必要な利得切替を防止し、入力レベルの大きいノイズを受信した後に入力レベルの小さいバースト信号を受信した場合に発生する感度低下を防ぐことができる技術を提供することである。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、光入力レベルの大きいバースト信号が入力された場合に利得を小さく切替えるトランスインピーダンスアンプにおいて、バースト信号が入力される前置増幅器と、前置増幅器の出力と第1の閾値電圧とを比較する平均検出開始判定部と、前置増幅器の出力が第1の閾値電圧を超えた時点から、一定時間の前置増幅器の出力の平均値を検出し出力する平均検出回路と、平均検出回路の出力に基づき、前置増幅器の利得を切り替えるか否かを決定する利得切替制御部とを備える。この構成により、前置増幅器からの出力電圧を第1の閾値電圧と比較し、出力電圧が第1の閾値電圧を超えていた場合に、一定時間の出力電圧の平均値を検出し、さらに平均値が第2の閾値電圧を超えていた場合に利得を小さくすることで、入力レベルの大きいバースト信号に対応し、適切な出力波形を得る。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、利得切替型トランスインピーダンスアンプにおいて、OLTが送信する下り信号の反射、他のONUからの漏れ光、OLT内のリセット信号などに起因するノイズを受信した場合に発生する不必要な利得切替を防止し、入力レベルの大きいノイズを受信した後に入力レベルの小さいバースト信号を受信した場合の感度低下を防ぐことができる。
本発明を適用する実施の形態のPONシステムの構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの動作タイミング例を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの動作例を示すフロ−チャートである。 本発明の第1の実施例におけるトランスインピーダンスアンプにおいて、平均検出回路の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるトランスインピーダンスアンプにおいて、平均検出回路における積分回路の他の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施例におけるトランスインピーダンスアンプにおいて、平均検出回路の動作タイミング例を示す図である。 本発明の第2の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの動作タイミング例を示す図である。 本発明の第3の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの構成例を示す図である。 本発明の第3の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの動作タイミング例を示す図である。 本発明の第4の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの構成例を示す図である。 本発明の第4の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの動作タイミング例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態および実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態および実施例を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
〔本発明の実施の形態〕
本発明を適用する実施の形態のPONシステムの構成例のブロック図を図1に示す。図1に示すように、本実施の形態のPONシステム全体は、OLT1と、複数のONU2(図1では3つの例:2(a)、2(b)、2(c))と、それらの間に設置された光ファイバ3と光分岐器4を含む。OLT1の内部構成は、ONU2からの上り光信号の受信に係わる部分と、フレームを処理する部分からなる。
上り光信号の受信に係わる部分は、光信号を光電流に変換する受光素子100と、光電流を電圧信号に変換するトランスインピーダンスアンプ5と、前記電圧信号を一定振幅に増幅する後置増幅器600で構成される。また、フレームを処理する部分については、PONフレームを符号復号するPHY700と、MACフレームを処理して外部のネットワークと接続されるMACフレーム処理部800とで構成される。
ここで、本発明であるトランスインピーダンスアンプ5は、光電流を電圧信号に変換する前置増幅器200と、前記前置増幅器200の出力と第1の閾値電圧を比較する平均検出開始判定部300と、前記前置増幅器200の出力が前記第1の閾値電圧を超えた時点から、一定時間の前記前置増幅器200の出力の平均値を検出し出力する平均検出回路400と、前記平均検出回路400の出力に基づき、前記前置増幅器200の利得を切り替えるか否かを決定する利得切替制御部500によって構成される。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を挙げて詳細に説明する。
〔第1の実施例〕
まず、本発明の第1の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの構成について、図2を参照して以下に説明する。本実施例におけるトランスインピーダンスアンプ5は、受光素子100から送信される光電流10を電圧信号Vout20に変換する前置増幅器200と、前記前置増幅器200の出力電圧の平均検出の開始を判断し、平均検出信号30を送信する平均検出開始判定部300と、前記平均検出開始判定部300からの平均検出信号30に基づいて前記前置増幅器200の出力電圧の平均値Vave40を検出する平均検出回路400と、平均値Vave40に基づいて前記前置増幅器200の利得の切替えを行う利得切替制御部500によって構成される。
(前置増幅器200の説明)
前置増幅器200は、反転増幅器210と、前記反転増幅器210に並列接続される第1の帰還抵抗220と、さらに同様に並列接続される第2の帰還抵抗230と、前記第2の帰還抵抗230に直列に接続されるスイッチ240を備える。前置増幅器200に前記受光素子100より光電流10が入力されると、電圧信号に変換され、この電圧信号Vout20が出力される。
(帰還抵抗220、230の説明)
前置増幅器200の利得は、スイッチ240の開閉により制御される。初期状態は、反転増幅器210に第1の帰還抵抗220が並列接続された状態であり、スイッチ240が閉成されると、さらに第2の帰還抵抗230が並列接続され、利得が減少する。
(スイッチ240の説明)
スイッチ240の開閉は、利得切替制御部500から送信される利得切替信号60に従う。スイッチ240は、MOSトランジスタなどのスイッチ機能を有する素子であればよく、リレー等が用いられてもよい。
(平均検出開始判定部300の説明)
平均検出開始判定部300は、コンパレータ310と平均検出信号送信回路320を備える。
(コンパレータ310の説明)
コンパレータ310の正側には閾値電圧1が入力され、負側には前記前置増幅器200からの出力の電圧信号Vout20が入力される。Vout20が閾値電圧1を超えた場合、前記コンパレータ310の出力がHighレベルとなり、平均検出信号送信回路320に入力される。
(平均検出信号送信回路320の説明)
平均検出信号送信回路320は、前記コンパレータ310からHighレベルの信号入力があった場合に、所定の時間Tの間、平均検出信号30を平均検出回路400に送信しつづける回路であり、例えばSR−FF(Set Reset−Flip Flop)を備えた回路などで実現することができる。
(平均検出回路400の説明)
平均検出回路400は、平均検出開始判定部300からの平均検出信号30を受信すると、その時点から時間Tにわたる、電圧信号Vout20の平均値Vave40を検出し、利得切替制御部500に一定時間出力する回路である。平均検出回路400の構成例は後で説明する。
(利得切替制御部500の説明)
利得切替制御部500は、コンパレータ510と、利得切替信号送信回路520を備える。
(コンパレータ510の説明)
コンパレータ510の正側には閾値電圧2が入力され、負側には前記平均検出回路400より平均値Vave40が入力される。Vave40が閾値電圧2を超えた場合、前記コンパレータ510の出力はHighレベルとなり、利得切替信号送信回路520に入力される。
(利得切替信号送信回路520の説明)
利得切替信号送信回路520は、前記コンパレータ510からHighレベルの信号が入力されると、利得切替信号60を送信することにより、前記前置増幅器200が備えるスイッチ240を閉成し、前記前置増幅器200の利得を小さくすることで、入力レベルの大きいバースト信号が入力された場合でも、適切な出力波形を得ることができる。また、前記平均検出回路400により、前記前置増幅器200の出力の平均値を利得の切替判断に使用することで、ノイズにより発生する不必要な利得の切替を防ぐことが可能となる。
(第1の実施例の動作説明)
ここで、第1の実施例における動作例を、図3の動作タイミング例に沿って説明する。図3における(A)〜(F)は、それぞれ図2中の同記号の信号に対応する。また、本動作例のフローチャートを図4に示す。
本実施例におけるトランスインピーダンスアンプ5は、初期状態(S1)においてスイッチ240は開放されており、利得は相対的に大きい状態となっている。まず、時刻T1において、受光素子100にONU2からの光信号が入力されると、バースト信号11として光電流10が出力される。この光電流10は前置増幅器200に入力され、Vout20が平均検出開始判定部300に出力される。そして、時刻T2に前記平均検出開始判定部300において、Vout20が閾値電圧1を超えたと判断されたとする(S2)。すると、前記平均検出開始判定部300が備える平均検出信号送信回路320より、平均検出信号30が、平均検出回路400に所定の時間T間(T3−T2)送信される。平均検出信号30を受信した平均検出回路400は、前記平均検出信号30を受信しているT間の、Vout20の平均値を検出し、結果としてVave40を一定時間出力する(S3)。Vave40は、時刻T3にて利得切替制御部500に入力され、コンパレータ510で閾値電圧2と比較される。この例では、平均値が検出されたT間において、常にレベルの大きい入力があったため、Vave40は閾値電圧2を超えたと判断され(S4)、コンパレータ510の出力がHighレベルとなり、利得切替信号送信回路520に入力される。すると、利得切替信号送信回路520は、利得切替信号60をHighレベルに設定することで、前置増幅器200のスイッチ240を閉成し、利得を小さくする(S5)。これによって、入力レベルの大きい信号に対し、歪の少ない適切な信号を出力することができる。また、この利得切替信号60は、例えばMAC層などからのバースト信号11の受信終了を知らせる外部リセット50の信号が、時刻T4に利得切替信号送信回路520に入力されるまで送信される(S6)。
(平均検出回路400の説明)
平均検出回路400は、平均検出信号30を受信した時点から、時間T間の平均値を検出し、結果として一定時間出力する回路である。図5により、平均検出回路400の構成例を説明する。本平均検出回路400は、前記平均検出開始判定部300から送信される平均検出信号30から、抵抗値切替タイミング信号Ssw411と、平均値出力タイミング信号Ssh412を生成するタイミング信号発生回路410と、前記抵抗値切替タイミング信号Ssw411に応じて時定数を変化させながら、前置増幅器200の出力Vout20を積分する積分回路420と、前記積分回路420の出力信号を、前記平均値出力タイミング信号Ssh412に同期して、平均値Vave40として標本化したのち、保持、出力するサンプルホールド回路430と、平均検出信号30がHighレベルの場合に閉成され、積分回路420にVout20を入力するスイッチ440を備える。
(積分回路420の説明)
積分回路420は、例えば抵抗回路421と、一端が接地されたキャパシタ422の他端が接続され、その接続点を出力とし、抵抗回路421の開放側を入力とする回路である。抵抗回路421は、抵抗値切替タイミング信号Ssw411のレベルに応じて抵抗値が大小2段階に切替えられるように構成された回路であり、Ssw411がLowレベルのときに抵抗値小、Ssw411がHighレベルのときに抵抗値大となる回路であればよい。このような抵抗回路421を用いることで、積分回路420の時定数を大小2段階に変化させる。この積分回路420には、図6に示すように、オペアンプ423を備えた積分回路を用いてもよい。
(平均検出回路400の動作説明)
ここで、図5に示した平均検出回路400の動作例を、図7に示した動作タイミング例に沿って説明する。図7における(I)〜(IV)は、それぞれ図5中の同記号の信号に対応する。
初期状態では、抵抗値切替タイミング信号Ssw411、平均値出力タイミング信号Ssh412はLowレベルとし、積分回路420の時定数を小さい値に固定しておく。時刻T1に平均検出信号30が平均検出回路400に入力されると、まずスイッチ440が閉成され、積分回路420に前記前置増幅器200の出力Vout20が入力される。また、タイミング信号発生回路410は平均検出信号30を検出した時点から、所定の時間(T2−T1)が経過した後にSsw411をHighレベルにし、積分回路420の時定数を大きくする。そして、時刻T3において平均検出信号30がLowレベルに戻ると、所定の時間(T4−T3)において、Ssh412がサンプルホールド回路430に出力されると同時に、Ssh412を受信した前記サンプルホールド回路430は、平均値Vave40を出力する。そして、Ssh412がLowレベルになるのと同時に、Ssw411をLowレベルにし、初期状態の時定数が小さい状態に戻す。このように、平均値の検出を開始してから、始めは積分回路420の時定数を小さくしておくことで、素早く平均値に達しさせることができ、Vout20が閾値電圧1を超えてから時間Tが経過した時点で時定数を大きくすることで、安定した出力を得ることが可能となる。ただし、このように安定した平均値を得ることが出来れば、他の回路構成であっても問題はない。
(第1の実施例の効果)
以上説明した第1の実施例によれば、前置増幅器200、平均検出開始判定部300、平均検出回路400、利得切替制御部500などを備え、前置増幅器200からの出力電圧信号Vout20を閾値電圧1と比較し、このVout20が閾値電圧1を超えていた場合に、一定時間のVout20の平均値Vave40を検出し、このVave40が閾値電圧2を超えていた場合に利得を小さくすることで、入力レベルの大きいバースト信号に対応し、適切な出力波形を得ることができる。この結果、トランスインピーダンスアンプ5において、OLT1が送信する下り信号の反射、他のONU2からの漏れ光、OLT1内のリセット信号などに起因するノイズを受信した場合に発生する不必要な利得切替を防止し、入力レベルの大きいノイズを受信した後に入力レベルの小さいバースト信号を受信した場合の感度低下を防ぐことができる。
〔第2の実施例〕
本発明の第2の実施例におけるトランスインピーダンスアンプを、上述した第1の実施例と異なる部分を主に説明する。
(第2の実施例の動作説明)
本発明の第2の実施例として、図2に示した第1の実施例と同等の回路において、ノイズを受信した場合の動作について図8の動作タイミング例に沿って説明する。図8における(A)〜(F)は、それぞれ図2中の同記号の信号に対応する。
まず、時刻T1において前記受光素子100にノイズが入力されると、ノイズ12として光電流10が発生する。そして、前記前置増幅器200の出力Vout20が、前記平均検出開始判定部300において、Vout20と閾値電圧1がコンパレータ310において比較され、時刻T2においてVout20が閾値電圧1を超えたと判断されたとする。すると、第1の実施例の場合と同様に、時間Tの間のVout20の平均値が検出されVave40が一定時間出力され、利得切替制御部500が備えるコンパレータ510で閾値電圧2と比較される。ここでVave40は、閾値電圧2を超えていないため、前置増幅器200の利得の切替は実行されず、利得に関しては初期状態が維持される。
このように、第2の実施例では、瞬間的には入力レベルの大きいノイズ12が入力された場合でも、前置増幅器200の出力の一定時間の平均値を利得切替の判断に用いることで、不必要な切替を回避することができる。
前記前置増幅器200がノイズ12を受信した後、時刻T4にバースト信号11を受信した場合は、第1の実施例の動作と同様に、入力レベルによって利得の切替が実行される。
〔第3の実施例〕
本発明の第3の実施例におけるトランスインピーダンスアンプを、上述した第1及び第2の実施例と異なる部分を主に説明する。
(回路構成の説明)
本発明の第3の実施例におけるトランスインピーダンスアンプについて、図9を参照して以下に説明する。第1及び第2の実施例における回路形態との違いは、前置増幅器200と、利得切替制御部500の構成である。
まず、前置増幅器200は、第1及び第2の実施例では、2つの帰還抵抗を並列に接続したが、本実施例では、4つの帰還抵抗を並列に接続している。具体的には、反転増幅器210と、これに並列接続された帰還抵抗220、230、250、270と、帰還抵抗230、250、270に直列に接続されたスイッチ240、260、280から構成される。また、利得切替制御部500は、第1及び第2の実施例では1つのコンパレータを備え、平均値Vave40と閾値電圧2の比較を行っていたが、本実施例では、3つのコンパレータ510、530、550を備え、3つの閾値電圧2、3、4と平均値Vave40の比較を行う。ここで、それぞれの閾値電圧の大小関係は、閾値電圧2<閾値電圧3<閾値電圧4であり、利得切替信号送信回路520、540、560は、それぞれ対応するコンパレータ510、530、550の出力がHighレベルになった場合に、利得切替信号60、70、80を前記前置増幅器200に送信し、スイッチ240、260、280を閉成する。これにより、初期状態と合わせて4つの利得値を使用することが可能となる。
(第3の実施例の動作説明)
ここで、図9及び図10を用いて、第3の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの動作について説明する。尚、図10の(A)〜(H)は、それぞれ図9中の同記号の信号に対応する。まず、時刻T1に、ノイズ12が前記前置増幅器200に入力された場合に関しては、第2の実施例と同様であり、Vave40が1つの閾値電圧も超えていないため、不必要な利得の切替が発生しない。
次に、時刻T4にバースト信号11が前記前置増幅器200に入力され、時刻T5に平均検出開始判定部300において、Vout20が閾値電圧1を超えたと判断されたとする。すると、第1及び第2の実施例における動作と同様に、時間T間のVout20の平均値が平均検出回路400にて検出され、Vave40として利得切替制御部500に出力される。ここでVave40は、前記利得切替制御部500が備えるコンパレータ510、530、550において、閾値電圧2、3、4とそれぞれ比較される。この例においては、Vave40は閾値電圧2と3を超え、4は超えていないため(閾値電圧2<閾値電圧3<Vave40<閾値電圧4)、コンパレータ510と530の出力がHighレベルとなる。それに従い、利得切替信号送信回路520及び540は、利得切替信号60及び70をHighレベルに設定し、前置増幅器200内のスイッチ240、260を閉成する。ここで、Vave40は閾値電圧4を超えていないため、利得切替信号80は送信されない。スイッチ240、260が閉成されたことにより、前置増幅器200は、帰還抵抗220、230、250が並列接続された状態となり、利得が小さくなる。時刻T7において、利得切替信号送信回路520及び540が外部リセット50の信号を受信すると、再びLowレベルに戻り、スイッチ240、260は開放される。
このように、第3の実施例では、平均値Vave40と比較する閾値電圧を3つ備えることで、設定可能な利得値を増やすことができ、ダイナミックレンジをより広く確保することが可能となる。
〔第4の実施例〕
本発明の第4の実施例におけるトランスインピーダンスアンプを、上述した第1から第3の実施例と異なる部分を主に説明する。
(回路構成の説明)
本発明の第4の実施例におけるトランスインピーダンスアンプについて、図11を参照して以下に説明する。本実施例は、前記第3の実施例と同様に前置増幅器200に4つの帰還抵抗を備えているが、利得切替制御部500の構成が異なる。本実施例における利得切替制御部500は、コンパレータ510と、利得切替信号送信回路580を備え、前記利得切替信号送信回路580には、コンパレータ510の出力がLowレベルからHighレベルへの立ち上がりを検知した回数分の利得切替信号を送信する回路を用いる。前記利得切替信号発生回路580は、例えばカウンタ回路などを利用することで実現することができる。また、本実施例における平均検出回路450は、平均値Vave40を出力する間、平均検出信号送信回路330にリセット信号90を送信し、前記平均検出信号送信回路330はその間平均検出信号30を送信しないようにする。このような構成をとることにより、入力レベルに応じて、4つの利得値を段階的に切替えることが可能となる。
(第4の実施例の動作説明)
ここで、図11及び図12を用いて、第4の実施例におけるトランスインピーダンスアンプの動作について説明する。尚、図12の(A)〜(I)は、それぞれ図11中の同記号の信号に対応する。まず、時刻T1に、ノイズ12が前記前置増幅器200に入力された場合に関しては、第2の実施例と同様であり、Vave40が1つの閾値電圧も超えていないため、不必要な利得の切替が発生しない。
次に、時刻T4にバースト信号11が前記前置増幅器200に入力され、時刻T5に前記平均検出開始判定部300において、Vout20が閾値電圧1を超えたと判断されたとする。すると、第1〜第3の実施例における動作と同様に、時間T間のVout20の平均値が前記平均検出回路450にて検出され、Vave40として前記利得切替制御部500に出力される。ここでVave40は、前記利得切替制御部500が備えるコンパレータ510において、閾値電圧2と比較され、Vave40は閾値電圧2を超えたと判断されたため、前記コンパレータ510の出力がHighレベルとなる。すると、利得切替信号送信回路580は、前記コンパレータ510出力の1回目の立ち上がりを検知したことで、利得切替信号60をHighレベルに設定し前置増幅器200内のスイッチ240を閉成する。また、前記平均検出回路450はVave40を前記利得切替制御部500に出力する時刻T7までの間、リセット信号90を前記平均検出信号送信回路330に送信し、その間平均検出信号送信回路330が平均検出信号30を送信しないように制御する。
1回目の利得切替動作が終了し、前記平均検出回路450が出力するVave40及びリセット信号90がLowレベルに戻ると、時刻T7に、再び前記平均検出開始判定部300において、Vout20と閾値電圧1が比較された結果、Vout20が閾値電圧1を超えている場合、平均検出信号30が前記平均検出回路450に送信され、平均値の検出が行われる。ここで、再びVave40が閾値電圧2を超えた場合、前記利得切替信号送信回路580はコンパレータ510の出力の2回目の立ち上がりを検知し、利得切替信号70をHighレベルにすることでスイッチ260を閉成し、利得をさらに小さくする。
同様に、2回目の利得切替動作が終了し、時刻T9に再びVout20と閾値電圧1の比較の結果、平均値の検出が開始され、Vave40が閾値電圧2を上回っていた場合は、前記利得切替信号送信回路580がコンパレータ510の3回目の信号の立ち上がりを検知することによって、利得切替信号80が送信されることによりスイッチ280が閉成され、最も利得が小さい状態になる。バースト信号11の受信が終了し、時刻T11に前記利得切替信号送信回路580が外部リセット50の信号を受信すると、全ての利得切替信号はLowレベルに戻り、スイッチ240、260、280は開放される。
このような動作により、第4の実施例では、トランスインピーダンスアンプへの入力レベルに応じて段階的に利得を小さくすることが可能となる。
〔その他〕
なお、上述した各実施例は、本発明の好適な実施例であり、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、第3、第4の実施例においては、4つの帰還抵抗を接続していたが、帰還抵抗の数は3つまたは5つ以上であってもよい。
本発明は、OLTと複数のONUとを有するPONシステムに関し、特に、バースト信号受信機内のトランスインピーダンスアンプにおける利得切り替え技術に利用可能である。
1 OLT
2 ONU
3 光ファイバ
4 光分岐器
5 トランスインピーダンスアンプ
10 光電流
11 バースト信号
12 ノイズ
20 電圧信号Vout
30 平均検出信号
40 平均値Vave
50 外部リセット
60、70、80 利得切替信号
90 リセット信号
100 受光素子
200 前置増幅器
210 反転増幅器
220、230、250、270 帰還抵抗
240、260、280 スイッチ
300 平均検出開始判定部
310 コンパレータ
320、330 平均検出信号送信回路
400 平均検出回路
410 タイミング信号発生回路
411 抵抗値切替タイミング信号Ssw
412 平均値出力タイミング信号Ssh
420 積分回路
421 抵抗回路
422 キャパシタ
423 オペアンプ
430 サンプルホールド回路
440 スイッチ
450 平均検出回路
500 利得切替制御部
510、530、550 コンパレータ
520、540、560、580 利得切替信号送信回路
600 後置増幅器
700 PHY
800 MACフレーム処理部

Claims (20)

  1. PONシステムのOLTが有するバースト信号受信機における利得切替型トランスインピーダンスアンプであって、
    バースト信号が入力される前置増幅器と、
    前記前置増幅器の出力と第1の閾値電圧とを比較する平均検出開始判定部と、
    前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えた時点から、一定時間の前記前置増幅器の出力の平均値を検出し出力する平均検出回路と、
    前記平均検出回路の出力に基づき、前記前置増幅器の利得を切り替えるか否かを決定する利得切替制御部とを備えることを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  2. 請求項1に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記前置増幅器は、反転増幅器と、前記反転増幅器に並列に接続される帰還抵抗と、前記帰還抵抗に並列に接続される帰還回路とを備え、
    前記帰還回路は、抵抗とスイッチとを備え、
    前記スイッチの開閉によって利得が制御されることを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  3. 請求項1または2に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記平均検出開始判定部は、前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えた場合に、平均検出信号を所定の時間送信することを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記平均検出回路は、前記平均検出開始判定部が出力する平均検出信号を受信している間における、前記前置増幅器の出力の平均値を検出し、一定時間出力することを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記利得切替制御部は、第2の閾値電圧と前記平均検出回路の出力とを比較し、利得切替信号を前記前置増幅器の帰還回路に送信することで前記帰還回路のスイッチを閉成して利得を制御し、外部リセット信号を受信するまで前記利得切替信号を送信し続けることを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  6. 請求項1に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記前置増幅器は、反転増幅器と、前記反転増幅器に並列に接続される帰還抵抗と、前記帰還抵抗に並列に接続されるm個(mは1以上)の帰還回路とを備え、
    前記帰還回路は、抵抗とスイッチとを備え、
    前記スイッチの開閉によって利得が制御されることを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  7. 請求項1、3、4、6のいずれか1項に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記利得切替制御部は、前記前置増幅器の帰還回路に1対1で対応したそれぞれ値の異なる第2〜第(m+1)の閾値電圧と前記平均検出回路の出力とを比較し、前記第2〜第(m+1)の閾値電圧に対応した利得切替信号を前記帰還回路に送信することで前記帰還回路のスイッチを閉成して利得を制御し、外部リセット信号を受信するまで前記利得切替信号を送信し続けることを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  8. 請求項1または6に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記平均検出開始判定部は、前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えた場合に、平均検出信号を所定の時間送信し、前記平均検出回路からリセット信号を受信している間は、前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えている場合でも、前記平均検出信号を送信しないことを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  9. 請求項1、6、8のいずれか1項に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記平均検出回路は、前記平均検出開始判定部が出力する平均検出信号を受信している所定の時間における前記前置増幅器の出力の平均値を検出し、前記平均値を前記利得切替制御部に一定時間出力し、同時に前記平均検出開始判定部にリセット信号を一定時間出力し、前記平均検出信号が送信されることを抑止することを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  10. 請求項1、6、8、9のいずれか1項に記載のトランスインピーダンスアンプにおいて、
    前記利得切替制御部は、外部リセット信号を受信した後、前記平均検出回路の出力が第2の閾値電圧を超えたことをn回(n≦m)検出すると、前記前置増幅器の帰還回路に1対1で対応した利得切替信号のうち、第nの利得切替信号を送信することで前記帰還回路のスイッチを閉成して利得を制御し、前記外部リセット信号を受信するまで前記利得切替信号を送信し続けることを特徴とするトランスインピーダンスアンプ。
  11. OLTと複数のONUとを有し、前記OLTと前記複数のONUとが光ファイバを介して接続されたPONシステムであって、
    前記OLTは、
    バースト信号が入力される前置増幅器と、
    前記前置増幅器の出力と第1の閾値電圧とを比較する平均検出開始判定部と、
    前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えた時点から、一定時間の前記前置増幅器の出力の平均値を検出し出力する平均検出回路と、
    前記平均検出回路の出力に基づき、前記前置増幅器の利得を切り替えるか否かを決定する利得切替制御部と、によって構成される光受信回路を備えることを特徴とするPONシステム。
  12. 請求項11に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記前置増幅器は、反転増幅器と、前記反転増幅器に並列に接続される帰還抵抗と、前記帰還抵抗に並列に接続される帰還回路とを備え、
    前記帰還回路は、抵抗とスイッチとを備え、
    前記スイッチの開閉によって利得が制御されることを特徴とするPONシステム。
  13. 請求項11または12に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記平均検出開始判定部は、前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えた場合に、平均検出信号を所定の時間送信することを特徴とするPONシステム。
  14. 請求項11〜13のいずれか1項に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記平均検出回路は、前記平均検出開始判定部が出力する平均検出信号を受信している間における、前記前置増幅器の出力の平均値を検出し、一定時間出力することを特徴とするPONシステム。
  15. 請求項11〜14のいずれか1項に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記利得切替制御部は、第2の閾値電圧と前記平均検出回路の出力とを比較し、利得切替信号を前記前置増幅器の帰還回路に送信することで前記帰還回路のスイッチを閉成して利得を制御し、外部リセット信号を受信するまで前記利得切替信号を送信し続けることを特徴とするPONシステム。
  16. 請求項11に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記前置増幅器は、反転増幅器と、前記反転増幅器に並列に接続される帰還抵抗と、前記帰還抵抗に並列に接続されるm個(mは1以上)の帰還回路とを備え、
    前記帰還回路は、抵抗とスイッチとを備え、
    前記スイッチの開閉によって利得が制御されることを特徴とするPONシステム。
  17. 請求項11、13、14、16のいずれか1項に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記利得切替制御部は、前記前置増幅器の帰還回路に1対1で対応したそれぞれ値の異なる第2〜第(m+1)の閾値電圧と前記平均検出回路の出力とを比較し、前記第2〜第(m+1)の閾値電圧に対応した利得切替信号を前記帰還回路に送信することで前記帰還回路のスイッチを閉成して利得を制御し、外部リセット信号を受信するまで前記利得切替信号を送信し続けることを特徴とするPONシステム。
  18. 請求項11または16に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記平均検出開始判定部は、前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えた場合に、平均検出信号を所定の時間送信し、前記平均検出回路からリセット信号を受信している間は、前記前置増幅器の出力が前記第1の閾値電圧を超えている場合でも、前記平均検出信号を送信しないことを特徴とするPONシステム。
  19. 請求項11、16、18のいずれか1項に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記平均検出回路は、前記平均検出開始判定部が出力する平均検出信号を受信している所定の時間における前記前置増幅器の出力の平均値を検出し、前記平均値を前記利得切替制御部に一定時間出力し、同時に前記平均検出開始判定部にリセット信号を一定時間出力し、前記平均検出信号が送信されることを抑止することを特徴とするPONシステム。
  20. 請求項11、16、18、19のいずれか1項に記載のPONシステムにおいて、
    前記OLTが備える前記利得切替制御部は、外部リセット信号を受信した後、前記平均検出回路の出力が第2の閾値電圧を超えたことをn回(n≦m)検出すると、前記前置増幅器の帰還回路に1対1で対応した利得切替信号のうち、第nの利得切替信号を送信することで前記帰還回路のスイッチを閉成して利得を制御し、前記外部リセット信号を受信するまで前記利得切替信号を送信し続けることを特徴とするPONシステム。
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