JP2000143073A - シート処理装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及びこれを備える画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート処理装置の処理トレイ上のシートの整
合を、ローレットベルトに影響されずに適正に行って、
シートの積載性を向上させる。 【解決手段】 排出ローラ7により排出される処理トレ
イ130上のシートPは、ローレットベルト190によ
り後端ストッパへ引き込み、整合部材141,142の
シート搬送方向と交差する方向への移動により整合す
る。整合部材のシート整合時に、ローレットベルトをシ
ートに接触する突出位置から、シートから離隔した退避
位置へ移動させる。これにより、ローレットベルトに影
響されずに、整合部材によるシートの整合をスムーズに
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート処理装置に
係り、詳細には、例えば、複写機やLBP等の画像形成
装置によってシート面に画像形成して排出されるシート
の整合処理や、綴じ処理等、特に、シート整合の処理操
作に際し、整合手段によるシートの集束を兼ねて、該集
束されたシート束の良好な整合処理を効果的に行わせ得
るように改良したシート処理装置及びこれを備える画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、シート処理装置を備える画像形
成装置として、画像形成されたシートを整合して集束
し、かつ必要に応じて該シート束の一部を針綴じする第
1の処理手段(以下「処理トレイ」という)と、整合さ
れたシート束、あるいは針綴じされたシート束を、束毎
に受け取って収容する第2の処理手段(以下「スタック
トレイ」という)とを組み合せた装置については、例え
ば、特開平2−144370号公報に開示された技術を
含めて、既に、数多くのものが提案されている。
【0003】従来の、この種のシート処理装置における
整合部の概要構成を、図34に示す。
【0004】図34において、従来例のシート処理装置
は、ソートパスからのシートPを搬出する下部搬出ロー
ラ701aと搬出コロ701bとからなる搬出ローラ対
701、搬出されるシートPを受け入れる処理トレイユ
ニット800、及び処理後に束排出されるシート束を積
載するスタックトレイ900を有して構成する。
【0005】搬出ローラ対701の下部搬出ローラ70
1aには、搬出コロ701bとの間の軸方向数か所に、
ローレットベルト702が巻き掛けられており、かつ各
ローレットベルト702間の適所に、各シートガイド7
03が配されている。
【0006】処理トレイユニット800は、シートPの
排出方向に対して下流側(図の左上方側)を上方に、上
流側(図の右下方側)を下方に位置させることで傾斜し
た処理トレイ801及び上流側端部の後端ストッパ部8
02と、シート幅方向左右1対の整合部材803と、処
理トレイ801での下流側に配された1組の下部及び上
部の各束排出ローラ804a,804bからなる束排出
ローラ対804と、先端部下面に上部束排出ローラ80
4bを有し、下部束排出ローラ804aに対して該上部
束排出ローラ804bを離接可能に支持する揺動ガイド
805と、中間部上方に配される引込みパドル806と
を有している。
【0007】この場合、束排出ローラ対804の下部及
び上部の各束排出ローラ804a,804bは、揺動ガ
イド805の揺動制御により、下部束排出ローラ804
aに対して上部束排出ローラ804bを離間させた開き
状態で、搬出ローラ対701からのシートPを処理トレ
イ801上に受け入れる。
【0008】また、シートPは、引込みパドル806の
回転駆動によって引き戻し作用が継続されると共に、各
整合部材803の作動で整合され、かつこれにローレッ
トベルト702の反時計方向回転によるシート端部の送
り込み作用も加えられて、該シートPが各シートガイド
703を経て後端ストッパ部802に突き当てられ、こ
のようにして整合操作が終了する。
【0009】引続き、処理トレイ801上で整合された
シート束は、該整合位置で綴じ処理等をなした後、さら
に、下部束排出ローラ804aに上部束排出ローラ80
4bを当接させ、かつ今度は該下部束排出ローラ704
aを反時計方向へ回転駆動させることにより、処理を終
えたシート束をスタックトレイ900上に束排出させる
ものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成においては、処理トレイ801に積載されるシー
トPの枚数が増加すると、ローレットベルト702によ
るシートPへの当接圧も増加する。従って後端ストッパ
部802への引き込み力は増加する一方、それと直交し
た整合部材803の整合方向への移動には逆に抵抗を増
していた。図35に示すようにローレットベルト702
は、はじめは整合部材803により移動するシートP1
に追従し、コロ701bとのニップを支点に撓んで傾く
が、それ以上のシートP1 の移動には、追従できず、両
者の間に滑りが生ずる。従って両者の摺動抵抗に、シー
トP1 のコシが負けるとシートP1 に膨らみ(最悪時は
座屈)が生じ、シートを基準位置803aまで移動でき
ずに整合不良に至る虞れがある。
【0011】本発明は、無端帯状の送り部材による積載
手段上のシートのストッパ部への引き込み動作と、整合
手段による整合動作との干渉、及び、これによるシート
の積載不良を防止したシート処理装置を提供することを
目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
シートを排出する排出手段と、該排出手段により排出さ
れるシートを積載可能で前記シートの端部を支持するス
トッパ部を有する積載手段と、前記排出手段により駆動
されて回転自在であって、前記積載手段上に排出された
シートに当接してシートを前記ストッパ部側に引き込み
動作する無端帯状の送り部材と、前記積載手段上のシー
トをシート搬送方向と交差する方向に移動させて整合す
る整合手段と、前記無端帯状の送り部材を、前記積載手
段上のシート面へ近づく突出位置と、前記シート面から
退避する退避位置と、に牽引して移動させる牽引手段
と、前記整合手段の整合動作に同期して、前記無端帯状
の送り部材を前記退避位置へ退避させるように制御する
制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】請求項2に係る発明は、前記無端帯状の送
り部材は、前記退避位置で前記積載トレイ上のシートに
接触しないように前記牽引手段で牽引されることを特徴
とする。
【0014】請求項3に係る発明は、前記無端帯状の送
り部材は、退避位置で積載トレイ上のシートに軽圧接触
するように前記牽引手段で牽引されることを特徴とす
る。
【0015】請求項4に係る発明は、前記整合手段は、
シートを整合位置まで押し移動する往動動作と、前記整
合位置から離隔する復動動作とが可能であり、前記整合
手段の押圧動作時に、前記無端帯状の送り部材を退避位
置へ移動させることを特徴とする。
【0016】請求項5に係る発明は、前記積載手段へ排
出されるシート枚数を計数する計数手段と、該計数手段
による計数された前記積載手段上のシート枚数が所定枚
数を超えたとき、前記制御手段を作動して前記無端帯状
の送り部材を退避位置へ移動させることを特徴とする。
【0017】[作用]以上構成に基づき、排出手段によ
り積載手段に排出されるシートは、無端帯状の送り部材
によりシート後端部側のストッパ部に引き込み移動さ
れ、さらに整合手段により、シート搬送方向と交差する
方向に移動されて整合される。この整合手段によるシー
トの整合動作時に、この整合動作に同期して無端帯状の
送り部材は、シートに当接する突出位置から、シートか
ら離隔する退避位置に移動して退避する。これにより、
シートの整合時において、無端帯状の送り部材によるシ
ートへの負荷が軽減できて、整合動作の安定化及びシー
トの積載性の向上が実現される。
【0018】また、整合手段の往動動作時に無端帯状の
送り部材を退避させることで、整合手段の復動動作時に
は、無端帯状の送り部材をシートに当接させてシートを
ストッパ部へ引き込みさせることができ、ストッパ部へ
のシートの整合性の向上が図られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシート処理装
置及びこれを備える画像形成装置の好ましい実施形態例
につき、図1ないし図33を参照して詳細に説明する。
【0020】先ず最初に、本発明に係る画像形成装置、
ここでは、シート処理装置を備える画像形成装置につい
て説明する。
【0021】原稿搬送装置(シート材搬送装置)である
ADF2は、上方に原稿トレイ4を有し、その下方に
は、駆動ローラ36及び他方のターンローラ37に巻回
された幅広ベルトが配置されている。原稿トレイ4上の
原稿(シート材)Pは、順次その最上紙から分離手段に
より分離・給送され、複写機本体の読取位置(画像読み
取り部)であるプラテンガラス(プラテン)3に搬送さ
れる。
【0022】幅広ベルトは、プラテン3上に正逆回転自
在に当接していて、上記原稿トレイ4から搬送されたシ
ート材原稿Pを、プラテン3の上の所定位置に載置した
り、プラテン3上のシート材原稿Pを排紙トレイ10上
に搬出する。なお、原稿Pは、上から順に1ページ(2
ページ)、3ページ(4ページ)・‥の順番で原稿トレ
イ4に載置される。
【0023】画像形成装置本体としての複写機本体1’
は、画像入力部200’(以下リーダ部という)と画像
出力部300(以下プリンタ部という)により構成され
ている。
【0024】リーダ部200’は、原稿Pに記録された
画像情報を光学的に読み取り、光電変換して画像データ
として入力するものであり、プラテン3と、ランプ20
2、ミラー203とを有するスキャナーユニット204
と、ミラー205、206、レンズ207、イメージセ
ンサ208等とを有している。プリンタ部300は、周
知の静電潜像画像形成を用いた画像形成手段である。
【0025】次に、画像出力部であるプリンター部30
0の説明をする。
【0026】800は上段カセットで、カセット内のシ
ート材は分離爪と給送ローラ801の作用によって1枚
ずつ分離給送されてレジストローラ806に導かれる。
802は下段カセットで、カセット内のシート材は分離
爪と給送ローラ803の作用によって1枚ずつ分離給送
されてレジストローラ806に導かれる。804は、手
差しガイドで、1枚ずつシート材がローラ805を介し
てレジストローラ806に導かれる。808はシート材
積載装置(デッキタイプ)で、モータ等により昇降する
中板808aを備え、中板上のシート材は、給送ローラ
809と分離爪の作用により1枚ずつ分離給送されて搬
送ローラ810に導かれる。
【0027】812は感光ドラム、813は読取光学
系、814は現像器、815は転写帯電器、816は分
離帯電器であり、画像形成部を構成する。
【0028】817は画像形成されたシート材を搬送す
る搬送ベルト、818は定着装置、819は搬送ロー
ラ、820はフラッパである。画像形成されたシート材
は、フラッパ820によって本体排出ローラ(本体排出
手段)821に導かれ、下流側のシート処理装置に排出
される。
【0029】プラテン上に配置された1枚の原稿に対し
て、設定されたコピー枚数に応じて、感光ドラム上に像
が形成され、コピー枚数分のシート材がカセット80
0、802、デッキ808のいずれかから、画像が感光
ドラムに形成される毎に給送される。感光ドラム上の像
とシート材の位置合わせは、レジストローラ806によ
って行われる。
【0030】必要枚数のコピーが形成されると、その原
稿はプラテン上から排出され、次の原稿がプラテン上に
位置決めされる。以下、同様である。
【0031】900は中間トレイであって、シート材の
両面に像を形成する場合、あるいはシート材の片面に重
ねて像を形成する(多重)場合に、一度、画像が形成さ
れたシート材をストックする。901は搬送ローラ、9
02は搬送ベルト、903はフラッパ、904は搬送ベ
ルト、905は搬送ローラである。両面コピーの場合に
はパス906を通って中間トレイ900にシート材を導
く。
【0032】シート材は画像面が上を向いている。多重
コピーの場合はパス907を通って中間トレイ900に
シート材を導く。シート材は画像面が下を向いている。
【0033】中間トレイ900に積載されたシート材
は、補助ローラ909、910、正逆転分離ローラ対9
11の作用によって下方から1枚ずつ分離されて再給送
される。再給送されたシート材は搬送ローラ913、9
14、815及びローラ810、レジストローラ806
を介して画像形成部へ導かれる。画像形成後は、前述と
同様に排出される。
【0034】プラテン上に配置された1枚の原稿に対し
て設定されたコピー枚数に応じて、先ず片面のコピーが
なされ、それらは中間トレイ900に積載される。その
後、プラテン上の原稿の表裏を反転させて再びプラテン
上に導き、この像をコピー枚数分だけ読み取る。読み取
られた像は読み取り毎に中間トレイ900から再給送さ
れるシート材に形成される。一方、原稿を原稿自動給送
装置によって1循する毎にコピーを1組だけ作成する方
法もある。この方法によれば、複数部のコピーを作成す
る場合でも、ページ順の揃ったコピー群が順に得られる
ので、ソーターが無くても必要な部数のコピーが区分け
して得られる。この方法で両面コピーをするときは、1
枚の原稿の両面を続けて読み取ってシート材の表裏に続
けてコピーして排出し、その後、次の原稿の両面につい
ても同様にして、このことを何度も繰り返せば、区分け
された両面コピー群が得られる。
【0035】複写機本体から排出される画像形成済みの
シートは、本体排出ローラ(本体排出手段)302によ
りシート処理装置(フィニッシャともいう)1に排出さ
れる。
【0036】複写機本体1’から搬入されたシートは、
ノンソートモードの場合には、バッファローラ5、フラ
ッパ11、ノンソートモードパス21を介し、排出ロー
ラ9によりサンプルトレイ201に排出される。また、
ソートモードの時には、バッファローラ5,フラッパ1
0、ソートモードパス22を介し、排出ローラ7により
中間トレイとしての処理トレイ130上に一時的に積載
される。処理トレイ130上のシート束は、不図示の整
合部材によりシート搬送方向と交差する方向の両側部が
整合され、また、必要に応じて、シート後端部がステイ
プラ100(101)により綴じ処理された後に、束排
出ローラ対180により、スタックトレイ200上に排
出される。
【0037】続いて、本発明に係るシート処理装置につ
いて説明する。
【0038】〈シート処理装置の全体の概要説明〉ま
ず、本シート処理装置の主要な各部構成について述べ
る。
【0039】図1は、本実施の形態によるシート処理装
置の概略構成を模式的に示す全体断面図である。
【0040】この図に示すシート処理装置(以下「フィ
ニッシャ」という)1の構成において、符号2は、前記
画像形成装置300の本体排出ローラ対302から排出
されてくるシートPを受け入れる入口ローラ対、3は、
受け入れたシートPを搬送する第1搬送ローラ対であっ
て、31は、該シートPの通過を検知する入口側でのシ
ート検知センサ(計数手段)である。また、50は、搬
送されてくるシートの後端部付近に穴あけをするパンチ
ユニットである。5は、搬送途上に配置される比較的大
径のローラ(以下「バッファローラ」という)であり、
外部周囲に配した各押付けコロ12,13,14でロー
ル面にシートPを押し付けて搬送する。
【0041】11は、第1切替えフラッパであって、ノ
ンソートパス21とソートパス22とを選択的に切り替
える。10は、第2切替えフラッパであって、ソートパ
ス22とシートPを一時的に蓄えるためのバッファパス
23との切り替えを行う。33は、ノンソートパス21
内のシートPを検知するセンサ、32は、バッファパス
23内のシートPを検知するセンサである。
【0042】6は、ソートパス22の第2搬送ローラ対
であり、129は、シートPを一時的に集積し、該集積
されるシートPを整合すると共に、ステイプルユニット
100(綴じ手段)のステイプラ101によってステイ
プル処理を行うために設けられる処理トレイ(積載手
段)130を含む処理トレイユニットである。処理トレ
イ130の排出端側には、束排出ローラ対(束移送手
段)を構成する一方の排出ローラ、ここでは、固定側と
しての下部排出ローラ180aが配されている。7は、
ソートパス22に配されてシートPを第1の積載トレイ
としての処理トレイ130上に排出させるための第1排
出ローラ対であり、また、9は、ノンソートパス21に
配されてシートPをサンプルトレイ201上に排出させ
るための第2排出ローラ対である。
【0043】180bは、揺動ガイド150に支持され
ていて、該揺動ガイド150が閉じ位置にきたときに、
前記下部排出ローラ180aに加圧的に当接されて処理
トレイ130上のシートPをスタックトレイ(第2の積
載トレイ)200上に束排出するための上部排出ローラ
である。40は、スタックトレイ200及びサンプルト
レイ201上に積載されるシート束の後端(束排出方向
に対して後端)縁を支持する束積載ガイドで、ここで
は、シート処理装置1の外装を兼ねている。
【0044】〈ステイプルユニットの詳細説明〉次に、
前記ステイプルユニット(綴じ手段)100につき、特
に、図2(主断面該当の側面図)、図3(図2のa矢視
方向平面図)及び図4(図2のb矢視方向背面図)を参
照して詳細に説明する。
【0045】ステイプラ(綴じ手段)101は、ホルダ
102を介して移動台103上に固定されている。
【0046】移動台103は、処理トレイ130上に積
載されるシートの後端縁に対して平行に固定された1組
のスタッド軸104,105を有し、各スタッド軸10
4,105には、それぞれに転動コロ106,107が
回動自在に組み付けられており、該各転動コロ106,
107は、固定台108に対して同様に平行状態で穿設
形成された一連の穴状ガイドレール108a,108
b,108c内に移動可能に係合してある。
【0047】各転動コロ106,107は、共に一連の
穴状ガイドレール108a,108b,108cの穴幅
よりも大径のフランジ106a,107aを有し、一
方、ステイプラ101を保持する移動台103の下面側
には、3ヵ所に支持コロ109が設けらており、該移動
台103は、一連の穴状ガイドレール108a,108
b,108cに沿って固定台108上を移動する。
【0048】ここで、前記一連の穴状ガイドレール10
8a,108b,108cは、図3から明らかなよう
に、主ガイドレール穴部分(108a)と、該部分の左
端部側から分岐して平行する左端ガイドレール穴部分
(108b)及び右端部側から分岐して平行する右端ガ
イドレール穴部分(108c)とからなる形状に形成さ
れている。従って、該各部のレール形状のために、ステ
イプラ101が左方端部側に位置するときには、転動コ
ロ106がレール穴部分108bの左端部内に、転動コ
ロ107がレール穴部分108aの左端部内にそれぞれ
移動されて、右方側に所定角度だけ傾斜された状態の右
傾姿勢に維持され、また、中間部に位置するときには、
各転動コロ106,107が共にレール穴部分108a
内にあって非傾斜状態の平行姿勢に維持され、さらに、
右方端部側に位置するときには、転動コロ107がレー
ル穴部分108cの右端部内に、転動コロ106がレー
ル穴部分108aの右端部内にそれぞれ移動されて、左
方側に所定角度だけ傾斜された状態の左傾姿勢に維持さ
れることになり、これらの姿勢変更の作用は不図示の作
動カムによって行われる。
【0049】なお、ステイプルユニット100には、ス
テイプラ101のホームポジションを検知する不図示の
位置センサが設けられており、通常の場合、ステイプラ
101は、左方端側のホームポジションで待機してい
る。
【0050】〈ステイプラ移動機構の詳細説明〉次に、
前記ステイプラ101の移動機構について詳細に説明す
る。
【0051】前記移動台103の一方の転動コロ106
には、フランジ106aの下方でピニオンギア106b
が一体に形成され、かつ上方にベルトプーリ106cが
一体化して設けられている。ピニオンギア106bは、
台面上の駆動モータM100の出力プーリとベルトプー
リ106cとの間に張架した駆動ベルトを介して連繋さ
れると共に、前記レール穴に添わせて固定台108に固
定したラックギア110に噛合させてあり、移動台10
3は、駆動モータM100の正逆回転に対応してステイ
プラ101と共々にシート幅方向へ移動可能にされる。
【0052】また、移動台103の下面から下方へ伸び
るスタッド軸111には、ストッパ倒しコロ112が設
けられており、該ストッパ倒しコロ112は、その詳細
については後述するが、前記処理トレイ130の後端ス
トッパ(ストッパ部)131とステイプラ101との衝
接を避けるために、該後端ストッパ131を回動させる
役割りを担っている。
【0053】〈後端ストッパ部の詳細説明〉次に、前記
処理トレイ130上でのシートPの後端縁を突き当て支
持する後端ストッパ部131について詳細に説明する。
【0054】後端ストッパ部131は、処理トレイ13
0の積載面に対して垂直に立ち上げて形成され、シート
Pの後端縁を突き当て支持する突当て支持面131aを
有しており、該突当て支持面131aは、処理トレイ1
30の下面側で枢支ピン131bを中心に矢印で示す下
方側へ揺回動可能にされている。また、前記ストッパ倒
しコロ112が当接して押圧作動されるカム面132a
を備えた主リンク132は、突当て板136に突き当て
て位置されると共に、不図示のフレーム等に固定した軸
134を中心に引っ張りばね135に抗して揺回動が可
能にされると共に、上端部のピン132bに対しては、
一端部を後端ストッパ部131にピン131cで枢支し
た連結リンク133の他端部での長孔に摺動可能に連繋
させてある。
【0055】従って、この場合、移動台103の移動に
伴い、ステイプラ101と干渉関係におかれる後端スト
ッパ部131については、該移動台103のストッパ倒
しコロ112が主リンク132のカム面132aを押圧
することで、図に2点鎖線で示す不干渉位置へ揺回動さ
れ、これによってステイプラ101との衝接が回避され
る。そして、後述するステイプル処理の終了後、移動台
103がホームポジション位置に復帰することで、後端
ストッパ部131もまた元の状態に復帰する。ここで、
ストッパ倒しコロ112については、ステイプラ101
の作動中、後端ストッパ部131を回避位置に保持させ
ておくために、移動台103の移動方向に複数個(ここ
では3個)が配設されている。
【0056】また、ステイプラ101を保持するホルダ
102の両側面には、後端ストッパ131の突き当て支
持面131aと同様な形状の支持面をもつステイプルス
トッパ(図2に2点鎖線で表示)113が付設されてお
り、後端ストッパ131が回避位置にあってもシート後
端縁の支持が可能にされている。
【0057】〈処理トレイユニットの概要説明〉次に、
前記処理トレイ130を含む処理トレイユニット129
につき、図5及び図6に基づいて詳細に説明する。
【0058】処理トレイユニット129は、処理トレイ
130、後端ストッパ部131、整合手段140、揺動
ガイド150、引込みパドル160、束排出ローラ対1
80と、それに、排出ローラ7a,排出コロ7bからな
る第1排出ローラ対7(排出手段)で回転駆動されるロ
ーレットベルト(無端帯状の送り部材)190とによっ
て構成されている。
【0059】この場合、前記処理トレイ130について
は、シート束の排出方向に対して下流側(図の左上方
側)を上方に、上流側(図の右下方側)を下方に位置さ
せることで傾斜した状態に設定しており、上流側である
下方端部には、シート幅方向の所定間隔毎に配置される
各シートガイド130cとローレットベルト(無端帯状
の送り部材)190、及び上述の後端ストッパ131が
配置され、かつ中間部には、シートPの左右両側に対応
する外部位置を占めて後述する引込みパドル160を含
んだ整合手段140が配置されている。また、下流側で
もある上部、詳しくは実質的に処理トレイユニット構成
の上方領域部分には、後述する引込みパドル160と束
排出ローラ対180とを含んだ揺動ガイド150が配置
される。
【0060】ここで、ローレットベルト190は、図6
に示されているように、外周全面に滑り止めローレット
を形成して所要径に賦形成形したもので、回転方向に変
形可能な柔軟性を有しており、第1排出ローラ対7間で
下部側、つまり、処理トレイ130側の排出ローラ7a
に巻き掛けられて回転可能にされると共に、該ローレッ
トベルト190の下方内周面に接して遊動回転する遊動
コロ191を設け、次に述べるパドル及び整合操作時、
特に、パドル操作に引き続いて行われる整合操作の開始
時にあって、該遊動コロ191を牽引用アクチエータ
(牽引手段)192で図の後方側、ひいては後端ストッ
パ131の支持面131a側に牽引作動させることによ
り、上方のシートガイド130cの内側に引き寄せられ
て変形(図に2点鎖線で表示)させ、支持面131aへ
のシートPの突き当てを阻害しないようになっている。
【0061】上記牽引用アクチエータ192の動作は、
制御装置(制御手段)310Aにより制御される。
【0062】ローレットベルト190が牽引作動されて
いない時は、ローレットベルト190の下部は、シート
ガイド130cから突出し、処理トレイ130面へ近接
した近接位置(突出位置)にある。
【0063】また、前記の如くローレットベルト190
が牽引作動された状態では、シートガイドの内側へ入り
込み、処理トレイ130上のシートに接触することはな
い退避位置にある。ローレットベルト190の通常状態
の位置は、近接位置となるように構成されている。
【0064】そして、前記第1排出ローラ対7から排出
されるシートPは、それ自身の自重、及び後述する引込
みパドル160の作用と、それにローレットベルト19
0の下面側での送り作用とで、該シートPの後端縁が各
シートガイド130cによって下方側へガイドされなが
ら後端ストッパ131の突き当て支持面131aに突き
当てられるまで、処理トレイ130上を滑走する。
【0065】さらに、処理トレイ130の上方端部に
は、先にも述べたように、束排出ローラ対180を構成
する一方の下部排出ローラ180aが配置され、かつ前
記揺動ガイド150の下面前端部には、該下部排出ロー
ラ180aに離接自在に当接される他方の上部排出ロー
ラ180bが配置されており、これらの各排出ローラ対
180a,180bは、駆動モータM180で正逆回転
可能にされている。
【0066】〈整合手段の詳細説明〉次に、本発明の主
要部の他方を構成する前記整合手段140につき、図
5、図6と、図5のc矢視図である図7及び図8に基づ
いて詳細に説明する。
【0067】整合手段140を構成する1組の整合部材
141,142は、前記処理トレイ130面上で図の下
方部と上方部(シートPの両側端に対応)とに独立して
対向配置されると共に、一方の下方側での第1の整合部
材141、及び他方の上方側での第2の整合部材142
は、それぞれにシート側端面を押圧して支持するため
の、処理トレイ130面に対して垂直な各整合面141
a,142aと、シート裏面を支持するためのラックギ
ア部141b,142bとを有しており、該各ラックギ
ア部141b,142bは、処理トレイ130面に開穿
した上下方向(シートPの幅方向に対応)に平行な1組
のガイド溝130a,130bを通して下面側に配置さ
れる。
【0068】すなわち、これを要約すると、処理トレイ
130に対して、その上面側に各整合面141a,14
2aが対向して配置され、かつその下面側に各ラックギ
ア部141b,142bが整合方向に移動可能なように
組み付けられている。
【0069】そして、各ラックギア部141b,142
bに対しては、それぞれの各駆動モータM141,M1
42によって正逆回転可能に駆動される個々のピニオン
ギア143,144が噛合されており、これによって第
1,第2の整合部材141,142がそれぞれに整合方
向へ移動可能にされることになる。ここで、第1,第2
の整合部材141,142に対しては、それぞれのホー
ムポジションを検知する不図示の位置センサが配置され
ており、通常の場合、第1の整合部材141が下方端
部、第2の整合部材142が上方端部に設定された各ホ
ームポジション位置に待機している。
【0070】〈揺動ガイドの詳細説明〉次に、前記揺動
ガイド150について詳細に説明する。
【0071】揺動ガイド150は、先に述べたように下
流側(図の左側)に対応する下面前端部にあって、前記
束排出ローラ対180の下部排出ローラ180aに当接
する上部排出ローラ180bを枢着すると共に、上流側
(図の右側)に対応する下面後端部の支持軸151で枢
支して揺動自在に支持されており、駆動モータM150
による回転カム152の制御駆動で揺動可能にされると
共に、ここでは、下部排出ローラ180aに上部排出ロ
ーラ180bを当接させた閉口状態がホームポジション
とされ、これを検知する不図示の位置センサが設けられ
る。
【0072】そして、通常の場合、個々の各シートPが
処理トレイ130上に排出される際には、開口状態(下
部排出ローラ180aに対して上部排出ローラ180b
が離間、揺動ガイド150の上方への揺動)に移行され
て、該シートPの排出と整合との各動作、ならびに次に
述べる引き込みパドル動作を支障なく行い得るように
し、また、処理トレイ130上での処理を終了したシー
ト束を前記スタックトレイ200上へ排出する際には、
閉口状態(下部排出ローラ180aに対して上部排出ロ
ーラ180bを当接、揺動ガイド150の下方への揺
動)に移行する。
【0073】〈引き込みパドルの詳細説明〉次に、前記
引き込みパドル160について詳細に説明する。
【0074】引き込みパドル160は、前記処理トレイ
130の上方にあって駆動軸161に固定され、駆動モ
ータM160によって適切なタイミングで図5における
反時計方向に回転駆動されるようになっており、各パド
ルの長さが処理トレイ130面までの間隔よりも若干長
めに設定されると共に、そのホームポジションは、前記
第1排出ローラ対7から処理トレイ130上へのシート
Pの排出の障害にならない位置(図5の実線表示位置)
に設定されている。
【0075】そして、この状態で処理トレイ130上へ
のシートPの排出がなされると、引き込みパドル160
が反時計方向に回転駆動されることで、該処理トレイ1
30上に排出されるシートP、ひいては該シートPの後
端縁が後端ストッパ131の突当て支持面131aに突
き当てられるまで引き込むのであり、その後、所定時間
を待って不図示の位置センサで検知される前記ホームポ
ジション位置にタイミングよく停止する。
【0076】〈スタックトレイ及びサンプルトレイの詳
細説明〉次に、前記スタックトレイ200及びサンプル
トレイ201につき、図8及び図9に基づいて詳細に説
明する。
【0077】スタックトレイ200及びサンプルトレイ
201は、状況に応じてそれぞれに使い分けられるもの
で、下方に配されるスタックトレイ200が、コピー出
力、プリンタ出力等におけるシート束を受け取るときに
選択され、上方に配されるサンプルトレイ201が、サ
ンプル出力、割り込み出力、スタックトレイのオーバー
フロー時の出力、ファンクション出力、ジョブ混載時の
出力等でのシートを受け取るときに選択される。
【0078】そして、これらのスタックトレイ200及
びサンプルトレイ201は、それぞれにトレイベースプ
レート202,203に保持されると共に、該各ベース
プレート202,203に取付け枠板204,205を
介して固定したステッピングモータM200,M201
を用いることで、個々に独立して上下の昇降方向へ自走
可能にされており、この場合、双方共に、ほぼ同一の態
様に構成されることから、ここでは、主にスタックトレ
イ200側についてのみ述べる。
【0079】すなわち、前記シート処理装置1の両端部
には、1対のフレーム250,250が上下方向に設け
られると共に、該フレーム250,250に対してそれ
ぞれに上下方向のガイドレール部を兼ねるラックギア部
材251,251が取り付けられており、前記トレイベ
ースプレート202の一方(シート幅方向を基準にして
左端側に対応)から延長された後端部と、これに対向
(同様に右端側に対応)する取付け枠板204から延長
された後端部とにそれぞれ回転自在に設けられている1
対のガイドコロ206,207を用い、該各ガイドコロ
206,207を対応する各ガイドレール部内に嵌挿さ
せることで、前記スタックトレイ200を上下に昇降可
能に保持させ、かつ一方のフレーム250の折り返され
た端縁に規制部材208を係合させることで、シート幅
方向のガタつきを拘束して規制するようにしている。
【0080】一方、ステッピングモータM200の回転
出力は、タイミングベルト211を介して駆動軸213
のプーリ212に伝達される。そして、駆動軸213に
は、ばね216で付勢されて軸方向に摺動のみ可能にし
たラチエットホイール215が設けられており、該ラチ
エットホイール215は、軸上の駆動ギア214に一方
向係合させてある。また、駆動ギア214に対しては、
従動軸217上の両端部に配したアイドラギア218,
218の一方が噛合され、かつ該各アイドラギア21
8,218は、それぞれに昇降ギア219,219を介
して前記ラックギア部材251,251に噛合させる。
つまり、前記スタックトレイ200は、これらのギアト
レーンからなる駆動系を介して上下方向に昇降自在にさ
れる。
【0081】また、前記駆動軸213上の駆動ギア21
4に一方向付勢係合されるラチエットホイール215
は、前記スタックトレイ200の下降時にあって、例え
ば、異物等を挟んで駆動系が破損したりすることのない
ように設けられるもので、ここでは、ばね216に所要
程度の付勢力を付与しておき、該スタックトレイ200
の上昇時においてのみ、あらかじめ設定されている条件
対応にばね216の付勢力に抗し空回りすることで防護
するようになっており、この空回り状況、つまり異常が
発生した場合には、直ちにステッピングモータM200
の駆動を停止させるべく、アイドラギア218のフラン
ジ部に形成したクロックスリット等をセンサS201に
よって検出させるようになっている。なお、センサS2
01に関しては、通常動作時における脱調検知のために
も用いられる。
【0082】続いて、前記スタックトレイ200及びサ
ンプルトレイ201の昇降位置制御のための各センサ配
置について述べる。
【0083】センサS202は、サンプルトレイ201
の積載エリア検知のためのセンサであり、該サンプルト
レイ201の上昇限位置検知センサS203aから処理
トレイシート面検知センサS205までのエリアに属す
る範囲に位置していることを検知する。
【0084】センサS203bは、第2の排出ローラ対
9からサンプルトレイ201上に排出されるシートPが
所定枚数に達したことを検知のためのセンサであり、こ
こでは、ノンソートシート面検知センサS204からシ
ート積載枚数1000枚相当の位置に配置される。
【0085】センサS203cは、処理トレイ130か
らサンプルトレイ201上に排出されるシートPが所定
枚数に達したことを検知のためのセンサであり、同様
に、シート面検知センサS205からシート積載枚数2
000枚相当の位置に配置される。
【0086】センサS203dは、スタックトレイ20
0が処理トレイ130からシートPを受け取るときの積
載量の高さを制限するためのセンサであり、シート面検
知センサS205からシート積載枚数2000枚相当の
位置に配置される。
【0087】センサS203eは、スタックトレイ20
0の下降限位置を設定するセンサである。
【0088】また、スタックトレイ200及びサンプル
トレイ201には、それぞれにシート有無検知センサ2
06a,206bが配置されている。
【0089】そして、これらの各センサの内で、シート
面検知センサS204,S205のみが、シートPの一
方の側縁から他方の側縁への光透過によってその有無を
検知する光透過型に設定されており、ここでは、そのシ
ート面検知手法として、各シート面検知センサS20
4,S205の下方から、これを覆う位置まで各トレイ
200,201を上昇させた状態がイニシャルであり、
シート積載後にセンサ光軸が現れるまで下降させ、その
後、再びセンサ光軸を覆うまで上昇させることを繰り返
すのである。
【0090】〈パンチユニットの詳細説明〉次に、前記
パンチユニット50につき、図10ないし図14に基づ
いて詳細に説明する。
【0091】パンチユニット50は、穿孔手段60と横
レジ検知手段80とによって構成されている。
【0092】穿孔手段60には、所要組み数、ここでは
左右1対のパンチ部材61と、該各パンチ部材61に組
み合わされる各ダイス部材62とが左右方向(シートの
幅方向に対応)に所定のパンチ間隔でケーシング63内
に配置されると共に、その軸上の各連動ギア64,65
が相互に噛合されており、パンチングモータ66の駆動
で相互に矢印B,Cで示す方向に同期して回転可能に構
成され、常態では、図10のホームポジション位置に待
機する。
【0093】この状態で、前記シート検知センサ31
(図1及び図13,図14参照)が導入されるシートP
の後端を検知した後に、所定のタイミングでパンチング
モータ66を駆動させることにより、パンチ部材61の
パンチ突出片61aとダイス部材62のダイス穴部62
bとが噛み合い係合されてシートPの対応部分に所期通
りのパンチ穴を穿孔する。そして、この場合、パンチ部
材61とダイス部材62との回転速度を前記搬送ローラ
対3(図1参照)の回転速度、ひいては、シートPの矢
印A方向の搬送速度に一致させることで、搬送途上での
同時パンチングが可能である。
【0094】一方、これらのパンチ部材61及びダイス
部材62を抱持するパンチケーシング63は、上下位置
にあって支持軸69,69で回転自在に支持された各ガ
イドコロ68,68を有しており、該各ガイドコロ6
8,68をシートPの幅方向に平行なそれぞれの各ガイ
ドレール67,67に嵌挿させて該当方向への移動を可
能にすると共に、図13,図14に示すように、一方の
端部側面に形成したラックギア63aに対して、不図示
の穿孔手段移動モータで回転駆動されるピニオンギア7
0を噛合させ、さらに、該端面に受光部71aをもつ穿
孔手段イニシャル位置検知センサ71を配してある。
【0095】このため、穿孔手段60は、穿孔手段移動
モータの駆動でシートPの搬送方向Aに直交する矢印
D,E方向(シートPの幅方向)に移動され、該移動に
伴い穿孔手段イニシャル位置検知センサ71によって装
置本体側の穿孔手段イニシャル位置規定部52を検知し
得るもので、この場合、穿孔手段イニシャル位置は、シ
ートPの斜行や横レジのずれ量に相当するシート基準位
置の数mm手前側に設定する。
【0096】また、横レジ検知手段80には、前記穿孔
手段60の一端部側に併設されて、側縁のラックギア8
1aに不図示の横レジ移動モータで回転駆動されるピニ
オンギア82を噛合させることで、同様にシートPの搬
送方向Aに直交する矢印D,E方向(シートPの幅方
向)に移動可能なセンサアーム81を有しており、該セ
ンサアーム81のシートPに近付けた一端側には、該シ
ートPの一方の側縁を検知搬送方向Aに直交する矢印
D,E方向(シートPの幅方向)に移動可能なしてシー
トPの一方の側縁を検出する受光部83aをもつ横レジ
検知センサ83が設けられ、他端側には、受光部83a
に平行な受光部85aをもつ横レジイニシャル位置検知
センサ85が設けられている。
【0097】このため、横レジ検知手段80は、前記穿
孔手段60の場合と同様に、横レジ移動モータの駆動で
シートPの搬送方向Aに直交する矢印D,E方向(シー
トPの幅方向)に移動され、該移動に伴い横レジイニシ
ャル位置検知センサ85によってパンチケーシング63
の該当端面相当の横レジイニシャル位置規定部63bを
検知し得ると共に、この場合、選択されたシートサイズ
に対応する位置に横レジ検知センサ83をセットし得
る。
【0098】そして、シートPの側端縁を検知する際に
は、前記シート検知センサ31が該シートPの先端を検
知した後、所定のタイミングで穿孔手段移動モータを駆
動して穿孔手段60及び横レジ検知センサ83を移動さ
せ、該横レジ検知センサ83の受光部83aがシートP
の側端縁で遮られることにより、これを検知して停止す
る。すなわち、これによってシートPに対する穿孔位置
をシート端部に揃え得るのである。
【0099】次に、本シート処理装置におけるシートP
の流れについて説明する。
【0100】〈ノンソートモード時のシートPの流れ〉
ユーザが、画像形成装置の排紙モードの設定をノンソー
トに指定したときは、図15に示されているように、シ
ート処理装置1の第1切替えフラッパ11がノンソート
パス21側にシートPを受け入れるべく切り替えられて
おり、この状態で、入口ローラ対2、第1搬送ローラ対
3、及びバッファローラ5がそれぞれに回転駆動され、
画像形成装置300から排出されてくるシートPを装置
内に取り込んでノンソートパス21に向けて搬送する。
そして、ノンソートパスセンサ33によってシートPの
後端が検知されると、第2排出ローラ対9は、積載に適
した速度で回転駆動され、サンプルトレイ201上にシ
ートPを排出して積載させる。
【0101】〈ステイプルソートモード時のシートPの
流れ〉ユーザが、画像形成装置の排紙モードの設定をス
テイプルソートに指定したときは、図16に示されてい
るように、シート処理装置1の第1切替えフラッパ1
1、及び第2切替えフラッパ10がソートパス22側に
シートPを受け入れるべく切り替えられており、この状
態で、入口ローラ対2、第1搬送ローラ対3、及びバッ
ファローラ5がそれぞれに回転駆動され、画像形成装置
300から排出されてくるシートPを装置内に取り込ん
でソートパス22に向けて搬送する。そして、第1排出
ローラ対7を構成する排出ローラ7aのローレットベル
ト190及びコロ7bによって処理トレイ130上に排
出される。この場合、揺動ガイド150が上方に開くこ
とで束排出ローラ対180の下部排出ローラ180aに
対して上部排出ローラ108bが離間されており、かつ
出没トレイ170が突出位置に突き出されているので、
このように第1排出ローラ対7によってシートPを処理
トレイ130上に排出させても、シートPの先端部の垂
れ下がり、及び次に述べる戻り不良等を生じたりせず、
該処理トレイ130上でのシートPの整列性が良好に高
められる。
【0102】処理トレイ130上に排出されたシートP
は、自重によって後端ストッパ131側へ戻り始め、か
つホームポジションで停止していたパドル160の反時
計方向への回転、及び排出ローラ7aの排出方向(反時
計方向)への回転に伴って同一方向に回転するローレッ
トベルト190の引込み力が加わり、戻り作用が助長さ
れる。シートPの後端が、後端ストッパ131に突き当
てられて停止すると、パドル160の回転は停止される
が、排出ローラ7aはジョブ終了まで回転を継続するた
め、図17に示すように、ローレットベルト190は、
その間、引き込み方向に回転して、シート後端を後端ス
トッパ131に押し当てながら整列性を保持し続ける。
【0103】続いて 整合部材141及び142の一方
が、シートを搬送方向及び引き込み方向と交差する方向
に整合位置まで押し移動(往動動作)される。整合部材
の動きに関しては、後に詳細に説明する。この時、通常
状態の突出位置(図17)でシートに引き込み力を与え
ていたローレットベルト190は、前記整合部材141
(142)の往動動作に連動し、牽引用アクチュエータ
192により、図18に示すように、退避位置(図6の
鎖線位置)へと移動するため、整合方向へ移動している
シートへは、ローレットベルト190は接触することは
ない。
【0104】従って、ローレットベルト190の突出位
置においては、シートの枚数(厚み)に比例するローレ
ットベルト190の接触圧で、シートが整合方向に移動
する際の摺動抵抗が増加するが、実際は、前記の通りロ
ーレットベルト190は退避位置へ移動しており、整合
のために移動するシートへ負荷を加えることがないた
め、シートは整合位置までスムーズに移動できる(図1
8)。
【0105】整合部材141(142)の往動が終了す
ると、整合部材は、再び退避位置へ移動(復動動作)さ
れるが、その際には、ローレットベルト190を突出位
置へ移動し、再びシート後端を、後端ストッパ131に
押し当てて整列性を保つ。上記動作を、束の最終紙まで
繰り返した後、ステイプラ101によるステイプル動作
によるシート束の綴じ、揺動ガイド150を閉じた状態
での、束排出ローラ対180によるシート束の排出動作
によって、該シート束がスタックトレイ200上に積載
される。
【0106】なお、上記説明においては、ローレットベ
ルト190は、退避位置において、処理トレイ130上
のシートに接触しないように、牽引手段にて牽引されて
いたが、この退避位置は、整合移動の負荷にならぬ程度
の軽圧で、シート上に接触させても良い。この時、整合
部材141の整合移動中も、シートにストッパ方向への
押し付け力を加え続けることができるため、シートの整
合性が向上される。
【0107】更に、上記説明においては、処理トレイ1
30に1枚毎に排出されるシートの全てに対し、シート
の整合に同期してローレットベルト190を退避移動さ
せていたが、処理トレイ130に排出されたシートが、
所定数を超えた時、前記ローレットベルト190の退避
動作が加えられるようにしても良い。つまり、処理トレ
イ130に積載されるシート厚が低く、最上紙と突出位
置にあるローレットベルト190が接触しない枚数の時
は、整合の往復動時を含め、常時ローレットベルト19
0を突出位置に保つ。なお、処理トレイ130に積載さ
れるシートの枚数は、図1に示すシート検知センサ(計
数手段)31により計数される。
【0108】そして、両者が接触する枚数(所定枚数)
を超えた際、前記説明と同様に、整合部材141の整合
の往動動作に連動して、ローレットベルト190を退避
させるものである。
【0109】積載シートの所定枚数は、排出されるシー
トのカール量、ローレットベルト190と処理トレイ1
30との隙間等を考慮し、予め設定されている。この場
合、ローレットベルト190を退避移動する回数が減る
ため、ローレットベルト190の耐久性の向上、稼動音
の低減が可能となる。上記ローレットベルト190を退
避させる牽引用アクチエータ192の動作は、制御装置
310Aにより制御される。
【0110】一方、その間に、画像形成装置300から
排出されて来るシートPは、図19に示すように、第2
切換えフラッパ10の切り換え動作で、バッファローラ
5に巻き付けられ、バッファパスセンサ32から所定距
離だけ進んだところ、該バッファローラ5の停止で待機
している。次のシートPの先端が、入口センサ31から
所定距離だけ進んだ地点で、図20に示すように、バッ
ファローラ5の回転に伴い、1枚目のシートP1 よりも
2枚目のシートP2 の方が、所定長さだけ先行して重ね
あわされた状態で、図21に示すように、再びバッファ
ローラ5に巻き付けるもので、さらに、図22に示すよ
うに、3枚目のシートP3 についても同様にバッファロ
ーラ5に巻き付けるのであり、その後、第2切替えフラ
ッパ10を再切り替えして、このように先端を所定長さ
づつずらせて重ねあわせた3枚のシートP1 ,P2 ,P
3 をソートパス22に搬送させる。
【0111】この時点で、前記シート束の束排出動作は
終了しており、ここでは、図23に示すように、揺動ガ
イド150が閉じられたまま、排出方向に正転している
束排出ローラ対180a,180bが前記搬送されてく
る3枚のシートP1 ,P2 ,P3 を一旦、受け取る。そ
して、図24に示すように、3枚のシートPの終端が第
1排出ローラ対7a,7bを抜けて処理トレイ130面
上に接した時点において、束排出ローラ対180a,1
80bが逆転して迎え入れた3枚のシートPを戻すよう
にすると共に、該3枚のシートPの終端が後端ストッパ
131面に突き当てられる以前、例えば、図25(b) に
示すように、相互にずれ間隔b,bをもつ3枚のシート
Pの終端と後端ストッパ131面との間に間隔aを残し
て接近した時点で、図25(b) に示すように、揺動ガイ
ド150を開いて束排出ローラ対180a,180b間
を離間させる。そして、4枚目以降のシートPは、1部
目の動作と同様にソートパス22を通って処理トレイ1
30上に排出される。3部目以降は、2部目と同じ動作
を繰り返し、設定部数分相当にスタックトレイ200上
に積載して処理を終了する。
【0112】先に述べたように、前記複数枚の重ね搬送
において、各シートPは、搬送方向にオフセットされて
いる。つまり、シートP1 に対してシートP2 が下流側
にオフセットされ、シートP2 に対してシートP3 が下
流側にオフセットされる。ここで、シートPの相互間の
オフセット量と揺動ガイド150のローラ対離間(上
昇)開始タイミングは、束排出ローラ対180a,18
0b間の戻し速度によるシートPの整定時間にかかわっ
ている。すなわち、画像形成装置300の処理能力によ
って決まるもので、本実施の形態では、シートPの搬送
速度750mm/s、オフセット量b=20mm程度、束排出
ローラ戻し速度500mm/sにおいて、束排出ローラの離
間開始位置は、シートP1 の終端が後端ストッパ131
面に突き当てられる40mm程度(間隔aの値)手前に達
した時点にタイミングを設定している。
【0113】〈ソートモードの説明〉ユーザが、画像形
成装置300の原稿読取り部400に原稿をセットした
後、不図示の操作部上でソートモードを指定し、かつ不
図示のスタートキーをオンする。これによって、入口ロ
ーラ対2及び第1搬送ローラ対3は、図26に示すよう
に、ステイプルソートモードの場合と同様にシートPを
搬送して処理トレイ130上に積載する。整合手段14
0は、該処理トレイ130上のシート束を整合しなが
ら、処理トレイ130上で少数枚を積載した後、図27
に示すように、揺動ガイド150が閉じ方向に降りてき
て、該少数枚のシート束を束搬送する。
【0114】次に、搬送されてくるシートPは、ここで
も、ステイプルソートモードの場合と同様にバッファロ
ーラ5に巻き付けられ、束排出終了後の処理トレイ13
0上に排出される。ここで、該束排出される少数枚束の
枚数としては、実験結果によって20枚以下であること
が望ましい。この枚数については、 原稿枚数≧束排出する枚数≦20枚 を満足する枚数になるように設定する。
【0115】よって、プログラムを組むときに束排出す
る枚数を5枚に設定したならば、原稿枚数が4枚のとき
は4枚づつ束排出する。また、原稿枚数が5枚以上の場
合、例えば、14枚であったならば、5枚+5枚+4枚
に分けて、それぞれに整合しかつ束排出する。
【0116】1部目の束排出が全て終了したならば、左
方側の整合部材141は、右方側の整合部材142と共
に移動し、2部目の整合位置を一部目の整合位置に対し
てオフセットさせる(この動作の詳細については後述す
る)。2部目は、オフセットした位置で整合され、かつ
1部目と同様に少数枚づつ束排出される。2部目が終了
したならば、各整合部材141,142は、先の1部目
を整合した位置に戻って3部目を整合する。このように
して、図28に示すように、シート束の相互をずらせな
がら全ての設定部数を終了させる。なお、ローレットベ
ルト190の牽引動作、パドルの回転動作、整合動作は
ステイプルソートモードの場合と同じである。
【0117】〈整合及びステイプル動作の説明〉先ず、
処理トレイ130上にシートPが1枚も無い場合、つま
り、そのジョブの最初のシートP(3枚)が排出される
際には、図29に示すように、ホームポジションで待機
していた左方、右方の各整合部材141,142は、事
前にそれぞれ排出されるシートPの幅に対して若干外側
に逃げた位置PS11,PS21に移動させておく。
【0118】上述の如く、3枚のシートPは、後端が後
端ストッパ131、下面が各整合部材141,142の
支持面141c,142cでそれぞれに支持されると、
図30に示すように、各整合部材141,142は、位
置PS12,PS22に移動して、シートPを第1整合
位置190に移動かつ整合させる。その後、一方の整合
部材141は、続いて排出されるシートPに備えて位置
PS11に戻って待機し、シート排出がなされると、再
び位置PS12に移動して、該排出されたシートPを第
1整合位置190に移動かつ整合させる。
【0119】このとき、他方の整合部材142は、位置
PS22で停止し続けることで、基準位置としての役割
りを果す。以上の動作が、その束の最終シートPに至る
まで続けられる。従って、このように整合動作がなされ
るために、例えば、図31に示すような移動中のシート
Pの端部が、支持面142cの端部等に衝接して座屈を
生じたりすることはない。
【0120】整合が完了した1部目のシート束は、必要
に応じてステイプルされ、かつ束排出されてスタックト
レイ200に移送かつ積載される。
【0121】続いて、2部目のシートP(3枚)が処理
トレイ130に排出されるが、このとき、各整合部材1
41,142は、1部目と同様に位置PS11,PS2
1で待機してはいても、その整合位置は第2整合位置1
91に移る。この第2整合位置191は、図32に示す
ように、第1整合位置190に対して所定量Lだけ右方
に位置する。
【0122】すなわち、これ以降、シート束毎に整合位
置を変えながらスタックトレイ200上に束積載が行わ
れて、オフセット量Lによる仕分け積載が可能になるの
である。
【0123】ここで、前記オフセット量Lについては、
ソートモードとステイプルモードとで変化させてもよ
い。例えば、ステイプルモード時には、束積載後に隣接
する束の綴じ針同士の重なりを防げる量L1 (約15m
m)とし、ソートモードでは、束識別の視認性が向上さ
れる量L2 (約20〜30mm)とすることにより、ステ
イプルモード時の整合移動距離が短縮されて処理速度の
向上を図り得る。
【0124】次に、ステイプルモード時にあって、ステ
イプラ101は、整合されるシート束に対する所望のク
リンチ位置にあらかじめ待機しており、束の最終シート
Pの排出とその整合が完了した時点でステイプルするも
のである。なお、前記のようにシート束の整合位置は、
束毎にオフセット量L対応に変化するが、これに応じて
ステイプラ101も移動する。
【0125】また、ステイプラ101が、綴じモード
(左方側端部の斜め綴じ、右方側端部の斜め綴じ、2ヶ
所綴じ)に対応して向き替え移動する構成については、
先に述べた通りである。しかし、該構成では、同一のス
テイプル姿勢(水平及び各傾斜状態)を維持できる範囲
にも限りがあり、更には、ステイプルを行うシート幅は
多数存在し、異なる綴じモードに対して、同一の整合位
置ではステイプルできない場合があるため、各綴じモー
ドに対応して前記第1、第2の各整合位置190,19
1を変えてもよい。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排出手段により積載手段に排出されるシートは、無端帯
状の送り部材によりシート端部側のストッパ部に引き込
み移動され、さらに整合手段により、シート搬送方向と
交差する方向に移動されて整合される。
【0127】この整合手段により、シートをシート搬送
方向と交差する方向に整合させる時、この整合手段の整
合動作に同期して、シートをストッパ部へ引き込んむ無
端帯状の送り部材を、シートに当接する突出位置から、
シートから離隔する退避位置に移動して退避させたの
で、シートの整合時における無端帯状の送り部材による
シートへの負荷が軽減できて、シートはスムーズに整合
位置へ移動できて、整合動作の安定化及びシートの積載
性の向上を実現することができる。
【0128】また、整合手段のシート整合方向への往動
動作時に、無端帯状の送り部材を退避させることで、整
合手段の復動動作時には、無端帯状の送り部材をシート
に当接させてシートをストッパ部へ引き込みさせること
ができ、ストッパ部へのシートの整合性の向上を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート処理装置の全体構成を示す縦断
正面図。
【図2】同じく、ステイプルユニットの側面図。
【図3】同じく、図2a矢視方向からみたステイプラの
背面図。
【図4】同じく、図2b矢視方向からみたステイプラの
背面図。
【図5】同じく、揺動ガイドと処理トレイの縦断側面
図。
【図6】同じく、ローレットベルトとベルト移動機構を
示す側面図。
【図7】同じく、処理トレイと整合部材移動機構の平面
図。
【図8】同じく、スタックトレイ移動機構の平面図。
【図9】同じく、スタックトレイまわりセンサ配置図。
【図10】同じく、パンチユニットの側面図。
【図11】同じく、パンチユニットの作動状態側面図。
【図12】同じく、パンチユニットの側面図。
【図13】同じく、パンチユニットの横レジセンサ移動
機構図。
【図14】同じく、パンチユニット横レジセンサ移動機
構図。
【図15】同じく、ノンソートモード時のシート処理装
置部分の動作図。
【図16】同じく、ステイプルソートモード時のシート
処理装置部分の動作図。
【図17】同じく、ローレットベルトの動作図で、
(a)図は正面図、(b)図は側面図。
【図18】同じく、ローレットベルトの退避動作図で、
(a)図は正面図、(b)図は側面図。
【図19】同じく、ステイプルモード時のシート処理装
置部分の動作図。
【図20】同じく、ステイプルモード時のシート処理装
置部分の動作図。
【図21】同じく、ステイプルモード時のシート処理装
置部分の動作図。
【図22】同じく、ステイプルモード時のシート処理装
置部分の動作図。
【図23】同じく、ステイプルモード時のシート処理装
置部分の動作図。
【図24】同じく、ソートモード上のシート処理装置部
分の動作図。
【図25】同じく、ソートモード上のシート処理装置部
分の動作図。
【図26】同じく、ソートモード時のシート処理装置部
分の動作図。
【図27】同じく、ソートモード時のシート処理装置部
分の動作図。
【図28】同じく、ソートモード時のシート処理装置部
分の動作図。
【図29】同じく、シート束の整合動作を示す処理トレ
イの平面図。
【図30】同じく、シート束の整合動作を示す処理トレ
イの平面図。
【図31】同じく、シート束の整合動作を示す処理トレ
イの平面図。
【図32】同じく、シート束の整合動作を示す処理トレ
イの平面図。
【図33】本発明に係るシート処理装置を備える画像形
成装置の縦断正面図。
【図34】従来のシート処理装置のシート整合部の概略
構成を示す縦断正面図。
【図35】同じく、シート整合部の正面図。
【符号の説明】
P シート(シート束) 1 シート処理装置 1’ 画像形成装置本体 7 第1排出ローラ対(排出手段) 31 シート検知センサ(計数手段) 130 中間トレイ(処理トレイ、第1の積
載トレイ) 131 後端ストッパ(ストッパ部) 140 整合手段 141,142 整合部材(整合手段) 190 ローレットベルト(無端帯状の送り
部材) 192 牽引用アクチエータ(牽引手段) 300 画像形成装置本体の画像出力部 302 本体排出ローラ対(本体排出手段) 310A シート処理装置の制御装置(制御手
段) 600 画像形成部(画像形成手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを排出する排出手段と、 該排出手段により排出されるシートを積載可能で前記シ
    ートの端部を支持するストッパ部を有する積載手段と、 前記排出手段により駆動されて回転自在であって、前記
    積載手段上に排出されたシートに当接してシートを前記
    ストッパ部側に引き込み動作する無端帯状の送り部材
    と、 前記積載手段上のシートをシート搬送方向と交差する方
    向に移動させて整合する整合手段と、 前記無端帯状の送り部材を、前記積載手段上のシート面
    へ近づく突出位置と、前記シート面から退避する退避位
    置と、に牽引して移動させる牽引手段と、 前記整合手段の整合動作に同期して、前記無端帯状の送
    り部材を前記退避位置へ退避させるように制御する制御
    手段と、 を備えることを特徴とするシート処理装置。
  2. 【請求項2】 前記無端帯状の送り部材は、前記退避位
    置で前記積載トレイ上のシートに接触しないように前記
    牽引手段で牽引されることを特徴とする請求項1記載の
    シート処理装置。
  3. 【請求項3】 前記無端帯状の送り部材は、退避位置で
    積載トレイ上のシートに軽圧接触するように前記牽引手
    段で牽引されることを特徴とする請求項1記載のシート
    処理装置。
  4. 【請求項4】 前記整合手段は、シートを整合位置まで
    押し移動する往動動作と、前記整合位置から離隔する復
    動動作とが可能であり、前記整合手段の押圧動作時に、
    前記無端帯状の送り部材を退避位置へ移動させることを
    特徴とすることを特徴とする請求項1ないし3記載のシ
    ート処理装置。
  5. 【請求項5】 前記積載手段へ排出されるシート枚数を
    計数する計数手段と、該計数手段による計数された前記
    積載手段上のシート枚数が所定枚数を超えたとき、前記
    制御手段を作動して前記無端帯状の送り部材を退避位置
    へ移動させることを特徴とする請求項1ないし4記載の
    シート処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5記載のシート処理装置
    と、シートに画像を形成する画像形成手段と、該画像形
    成手段により画像形成されたシートを前記シート処理装
    置に排出する本体排出手段と、を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
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