JP2000132648A - リライタブルカードの処理方法およびその装置 - Google Patents

リライタブルカードの処理方法およびその装置

Info

Publication number
JP2000132648A
JP2000132648A JP30377798A JP30377798A JP2000132648A JP 2000132648 A JP2000132648 A JP 2000132648A JP 30377798 A JP30377798 A JP 30377798A JP 30377798 A JP30377798 A JP 30377798A JP 2000132648 A JP2000132648 A JP 2000132648A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
erasing
printing
card
processing
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30377798A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamitsu Ozawa
雅光 小澤
Yoshikazu Nishizawa
良和 西沢
Masaya Nakamura
方也 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP30377798A priority Critical patent/JP2000132648A/ja
Priority to EP99121156A priority patent/EP1004978A3/en
Priority to US09/427,318 priority patent/US6152620A/en
Publication of JP2000132648A publication Critical patent/JP2000132648A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/335Structure of thermal heads
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K1/00Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion
    • G06K1/12Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching
    • G06K1/121Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching by printing code marks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K1/00Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion
    • G06K1/12Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching
    • G06K1/125Methods or arrangements for marking the record carrier in digital fashion otherwise than by punching by magnetic means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/08Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes
    • G06K7/082Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors
    • G06K7/083Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors inductive
    • G06K7/084Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by means detecting the change of an electrostatic or magnetic field, e.g. by detecting change of capacitance between electrodes using inductive or magnetic sensors inductive sensing magnetic material by relative movement detecting flux changes without altering its magnetised state

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リライタブルカードの低温下における画像の
消し残りを防止して、消去特性の向上ならびに印字エリ
アの拡大を図る。 【解決手段】 環境温度センサ69をカード処理装置に
取り付け、該センサ69の測定温度に基づき、リライタ
ブルカードCの印字層1に対し、本消去の前に予備消去
による加熱処理を施すか、本消去のみの1回とするかを
選択する。基準温度を例えば15℃と定め、15℃未満
の場合には本消去に先立って予備消去を行い、15℃以
上の場合には本消去1回とし、低温下における画像の消
し残りを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定められた加熱/
冷却処理を施すことにより、文字や絵柄等の画像の消去
/印字を繰り返し行うことができる印字層を有するリラ
イタブルカードの処理方法およびその装置に係り、特
に、消去特性の向上を図ることができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、種々の磁気カードが広い分野で使
用されているが、それらの中には、カードを使用する都
度、流動的な可変情報を更新してカードに表示させる形
式のものがある。そのようなカードとしては、例えば、
金額の残高が表示されるテレフォンカードや鉄道カード
等のプリペイドカード、購入額に応じたポイントが加算
されて表示されるポイントカード、歯医者等において次
回の診察日時が表示される診察カード等が挙げられる。
可変情報である画像をカードに表示するには、従来、ド
ットインパクト式やサーマル式のプリンタによって画像
を印字する方式が一般的であった。ところがこのような
方式では、印字された画像は全て残り、その履歴が表示
されることになるので、必要な印字行数を確保するため
に印字画像を小さくしたり、印字エリアを広くする必要
が生じていた。そのため、印字画像が見にくくなった
り、模様や名前等の可変情報以外の固定的な画像を表示
するエリアが狭くなったりするといった不都合な面があ
った。
【0003】そこで、近年、前回の画像が消去されると
ともに、同一箇所に最新の画像のみが印字されるいわゆ
るリライタブルカードが提供されている。このリライタ
ブルカードは、樹脂製基材に印字層として積層された熱
可逆性記録材料に対し、同材料に定められた加熱/冷却
処理をカード処理装置のサーマルヘッドユニットによっ
て施すことにより、画像の消去/印字、すなわちリライ
トが繰り返し行われるように成されている。そのカード
処理装置は、一般に、リライタブルカードを、消去ヘッ
ドとプラテンローラとの間から印字ヘッドとプラテンロ
ーラとの間に順次挟み込んで搬送しながら、加熱された
各ヘッドが印字層に圧接して消去/印字を行うよう構成
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本発明者等
の検討によると、上記熱可逆性記録材料は、消去状態と
なり得る温度範囲(印字開始温度−消去開始温度)が環
境温度すなわちカードの温度により変化する特性を有し
ていることが判明し、特に、15℃未満といった比較的
低温の場合に、その温度範囲が大幅に狭くなる知見を得
た。これは、低温下ではカードの温度と消去温度の差が
大きくなることによって消去ヘッドから印字層に熱が伝
導する際のカード深さ方向への温度勾配が大きくなった
り、カードが硬化して消去ヘッドの密着性が低下したり
することに起因するものである。よって、カードの温度
が低温であればあるほど消し残りが生じるといった消去
特性の低下を招いていた。
【0005】また、リライタブルカードの主体を構成す
る樹脂製基材は、容易に撓むPET(ポリエチレンテレ
フタレート)製から、エンボス加工が好適に施されるP
VC(塩化ビニール)製まで、その硬さは様々であり、
通常、印字層は基材にプレス加工で一体成形されてい
る。このようなカードの印字層の表面は、微視的には幅
方向の中央部分が盛り上がったかまぼこ状を呈している
ものが多く、全面への消去ヘッドの密着性が低下して両
端部の画像が消去されない場合が生じていた。このよう
な密着性の低下は、低温下で、かつ硬質のカードに顕著
に生じるものであり、印字層の幅全体を有効に利用する
ことができず印字エリアの縮小を余儀なくされることに
もつながっている。したがって本発明は、低温下におい
ても消去特性の向上とともに印字エリアの拡大を図るこ
とができるリライタブルカードの処理方法およびその装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のリライタブルカ
ードの処理方法は、画像の消去/印字が繰り返し行われ
得る熱可逆性記録材料が積層された印字層を有するリラ
イタブルカードを、処理方向に搬送しながら、印字層に
印字された画像を消去手段により消去する消去処理と、
この消去処理に次いで、印字層に新たな画像を印字手段
により印字する印字処理を行うリライタブルカードの処
理方法において、消去処理に先立ち、印字層に加熱処理
を施すことを特徴としている。
【0007】本方法によれば、消去処理の前に印字層を
加熱することにより、消去処理の際においては消去手段
と印字層との温度差が小さくなっており、このため、印
字層の全面が消去温度まで速やかに昇温する。したがっ
て、低温下であったり、印字層に対する消去手段の密着
性が低かったりしても、画像が確実に消去される。ま
た、はじめの加熱処理によりカードの柔軟性が増すこと
から、消去処理の際には印字層への消去手段の密着性が
向上し、これによっても消去特性の向上が図られる。印
字層の全面が消去可能になるということは、印字エリア
の有効面積が拡大することになる。
【0008】上記方法では、消去処理に先立つ加熱処理
を必須としているが、画像の消し残りが低温下で発生す
ることを鑑みれば、低温である場合に限り、消去処理の
前に加熱処理を行えば、省エネルギー化および処理速度
の短縮化が図られて好ましい。よって本発明のリライタ
ブルカードの処理方法は、リライタブルカードの温度お
よび/または消去/印字処理を行う環境温度を測定し、
この測定温度が基準温度未満である場合に限り、消去処
理に先立って印字層に加熱処理を施すことを特徴とす
る。本方法で言う基準温度とは、消去処理では画像が完
全に消去されない低温度であり、リライタブルカードの
素材や消去手段の能力等で変わってくるが、概ね5〜2
5℃である。
【0009】本発明のリライタブルカードの処理装置
は、上記方法を実行するに好適な装置であり、次の構成
を特徴としている。すなわち、画像の消去/印字が繰り
返し行われ得る熱可逆性記録材料が積層された印字層を
有するリライタブルカードを、処理方向に搬送しなが
ら、印字層に印字された画像を消去し、次いで、新たな
画像を印字層に印字するリライタブルカードの処理装置
であって、印字層に対して消去/印字処理を行う消去/
印字手段と、印字層に対して加熱処理を施す加熱手段
と、消去/印字手段による消去/印字処理および加熱手
段による加熱処理を制御する制御手段とを備え、該制御
手段は、消去処理に先立ち、加熱手段によって印字層に
加熱処理を施す。
【0010】また、低温下に限り、消去処理の前に印字
層に加熱処理を施す装置として、上記装置において、リ
ライタブルカードの温度および/または当該装置がおか
れる環境温度を測定する温度測定手段と、該温度測定手
段の測定温度に基づき、消去/印字手段による消去/印
字処理および前記加熱手段による加熱処理を制御する制
御手段とを備え、該制御手段は、温度測定手段の測定温
度が基準温度以上である場合には消去手段による消去処
理を1回行わせ、測定温度が基準温度未満の場合には、
消去処理に先立ち、加熱手段により印字層に加熱処理を
施すことを特徴としている。本装置で言う基準温度と
は、上記方法と同様であって、5〜25℃である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。図1は、一実施形態に係るリライ
タブルカードの処理装置の右側面断面図、図2は図1の
II−II線矢視図である。これら図で左側が本装置の前
側、右側が後側であり、また、図2においては上側が本
装置の左側、下側が右側である。以下の説明で、前後左
右といった方向の表現は、このようなカード処理装置を
基にした方向と定義する。図3は、本装置の左側面図で
ある。当該カード処理装置は、図1に示すように、前端
部に設けられたカード挿入口10にリライタブルカード
(以下、単にカードと略称する)Cを挿入すると、ま
ず、後端部の待機位置までカードCを搬送する。この状
態から消去/印字の処理コマンドが発せられると、カー
ドCを前方に搬送しながら、カードCの表面に設けられ
た印字層に対し、画像の消去と印字をこの順で行う。係
るカード処理装置の構成を説明する前に、まずカードC
について説明する。
【0012】(1)リライタブルカードの構成 カードCは、例えば「JIS X 6303」で規定さ
れる長方形状のICカードであって、図2に示すよう
に、PVC(塩化ビニール)等の樹脂製基材の表面に、
熱可逆性記録材料が積層されてなる印字層1と、内蔵さ
れたICの外部端子2とが設けられ、裏面に磁気ストラ
イプ3が設けられている。印字層1は図2でカードCの
上側にカードCの全長にわたってストライプ状に積層さ
れ、この印字層1の下側であってカードCの右側の所定
位置に、外部端子2が積層されている。また、裏面の磁
気ストライプ3は、下方に積層されている。
【0013】印字層1を構成する熱可逆性記録材料は、
加熱することにより可逆で、簡便・安易に高解像度の画
像を繰り返し消去/印字する、すなわちリライトするこ
とができる記録材料である。その構成は、図4に示すよ
うに、透明ポリエステルフィルム5上に、樹脂6a中に
有機低分子物質6bが分散された記録層6と、保護層7
とがこの順で積層されたものであり、有機低分子物質6
bとしては、粒径1μm以下の高級脂肪酸が用いられ
る。図5を参照して熱可逆性の原理を説明すると、透明
状態では、記録層6中の有機低分子物質6bの粒子が比
較的大きな単結晶を形成している。このため、入射した
光が結晶の界面を通る回数が少なく、散乱されることな
く透過することにより、全体として透明に見える。一
方、白濁状態では、有機低分子物質6bの粒子は多結晶
を形成している。このため、入射した光は結晶の界面で
何度も屈折し、光が散乱されて白く見える。
【0014】熱可逆性記録材料の熱可逆特性を、図6を
参照して説明する。はじめに、室温(20〜30℃)で
白濁状態にあるとする(A)。これを加熱すると、実線
で示すように、約70℃から透過率が増加し始め、約7
5〜100℃で最大透明状態(B〜C)となる。これを
室温まで冷却しても透明状態は維持される(D)。次
に、破線で示すように、最大透明状態の当該材料を11
0℃以上に再加熱すると、最大透明状態と最大白濁状態
の中間状態となり(D→C→E)、これを室温まで冷却
すると元の白濁状態に戻る(E→A)。
【0015】(2)カード処理装置の構成 次に、カード処理装置の構成を説明する。図1〜図3の
符合9は、互いに離間して平行に対向配置された左右一
対の下側サイドフレームである。図1および図2に示す
ように、下側サイドフレーム9,9間の中央には、前側
から順に、第1〜第3の搬送ローラ対11,12,13
が配置されている。各ローラ対11,12,13は、い
ずれも下側の駆動ローラ14と上側の従動ローラ15と
で構成され、これら上下のローラ14,15間にカード
Cを挟み、駆動ローラ14の回転方向にしたがって、カ
ードCを、前方から後方あるいは後方から前方に搬送す
る。また、第2の搬送ローラ対12と第3の搬送ローラ
対13との間には、前側から、印字プラテンローラ16
および消去プラテンローラ17が配置され、さらに、印
字プラテンローラ16の上方には印字ヘッド(印字手
段)40が、消去プラテンローラ17の上方には消去ヘ
ッド(消去手段、加熱手段)50が、それぞれ配置され
ている。
【0016】下側サイドフレーム9,9間の後端部に
は、図1に示すように、カードCの外部接点2が接触し
てカードC内のICに対する情報の入出力を行うICユ
ニット18が配置されている。カードCの挿入口10と
ICユニット18の間に、第1〜第3のローラ対11,
12,13における上下のローラ14,15の間、印字
プラテンローラ16と印字ヘッド40との間、および消
去プラテンローラ17と消去ヘッド50との間を水平に
結ぶカードCの搬送路19が形成される。この搬送路1
9をカードCがスムーズに搬送されるように、下側サイ
ドフレーム9,9の内面には、溝状のカードガイド9a
が設けられている。カード挿入口10にカードCを挿入
すると、まず、後端部の待機位置までカードCを搬送す
ると前述したが、その待機位置は、ICユニット18内
である。
【0017】第1〜第3のローラ対11,12,13の
各駆動ローラ14および各プラテンローラ16,17
は、図1および図2に示すように、下側サイドフレーム
9,9に回転自在に支持された駆動軸20と一体に回転
する。これら駆動軸20は左側の下側サイドフレーム9
を貫通し、その突出端部には、駆動ギヤ21がそれぞれ
固定されている。下側サイドフレーム9,9の前端部で
あってカード挿入口10のやや後方には、メインモータ
22が固定されている。図3に示すように、左側の下側
サイドフレーム9の左側には、各駆動ギヤ21およびメ
インモータ22のピニオンギヤ22aを連結する複数の
中間ギヤ23が配列されている。メインモータ22が駆
動すると、各中間ギヤ23から各駆動ギヤ21に回転力
が伝達されて各駆動軸20が同一方向に回転し、第1〜
第3のローラ対11,12,13の各駆動ローラ14お
よび各プラテンローラ16,17が回転する。カードC
は、これら駆動ローラ14およびプラテンローラ16,
17の回転方向にしたがって、搬送路19を搬送され
る。図2に示すように、第2のローラ対12の駆動ロー
ラ14の右側には、カードCの磁気ストライプ3に対し
て磁気データの読取り/書込みを行うための磁気ヘッド
24が配置されている。
【0018】図2に示すように、搬送路19には、搬送
されるカードCを検出する第1〜第4のカードセンサ3
1,32,33,34が、前から順に設けられている。
この場合、第1のカードセンサ31は右側の下側サイド
フレーム9の前端部に取り付けられ、第2〜第4のカー
ドセンサ32,33,34は、左側の下側サイドフレー
ム9に取り付けられている。
【0019】図1および図7に示すように、下側サイド
フレーム9,9には、左右一対の上側サイドフレーム3
5が取り付けられている。上側サイドフレーム35,3
5は、その後端部が下側サイドフレーム9,9に対し上
下方向に揺動自在にピン結合され、一体に開閉するよう
になっている。前記印字ヘッド40および消去ヘッド5
0は、図1に示すように、上側サイドフレーム35,3
5に揺動可能に支持された前後方向に延びるアーム4
1,51に、それぞれ取り付けられている。
【0020】印字ヘッド40側のアーム41は、図1に
示すように、前後方向に延びる長尺部41aの前端部か
ら短尺部41bが下方に突出した側面視L字状で、長尺
部41aの後端部が、上側サイドフレーム35,35に
支持された揺動軸42の左側に揺動可能に支持されてい
る。印字ヘッド40は、アーム41の揺動端部である短
尺部41bの下面に取り付けられている。図7に示すよ
うに、印字ヘッド40および消去ヘッド50の上方に
は、天板36が配置されている。この天板36は、上側
サイドフレーム35,35に固定されており、天板36
とアーム41の揺動端部との間には、圧縮バネ43が左
右一対の状態で介装されている。これら圧縮バネ43に
より、印字ヘッド40は、アーム41を介して常に下方
に付勢されている。図1および7に示すように、アーム
41の右側面であって長尺部41aと短尺部41bとが
なす内隅部の近傍には、右側に突出するピン44が固定
されている。また、アーム41の右側には、アーム41
とほぼ平行に前後方向に延びるサブアーム45が配置さ
れている。このサブアーム45は、アーム41と同様に
揺動軸42に揺動可能に支持されており、その前端部の
アーム41側には凹部45aが形成されている。この凹
部45aには、前記ピン44が係合しており、これによ
り、サブアーム45はアーム41とほぼ一体的に揺動す
るようになっている。また、サブアーム45の前端部の
右側面には、ピン44と同軸的に右側に突出するカムピ
ン46が設けられている。
【0021】一方、消去ヘッド50側のアーム51は、
図1に示すように側面視変形T字状で、印字ヘッド40
側のアーム41の下方に配置されており、後端部が、上
側サイドフレーム35,35に支持された揺動軸52の
左側に揺動可能に支持されている。この揺動軸52は、
印字ヘッド40側の揺動軸42よりも下方で、かつ若干
後方に配置されている。アーム51は、印字ヘッド40
側のアーム41の内隅部の近傍まで延びており、その先
端部の下面に、消去ヘッド50が取り付けられている。
図8に示すように、この消去ヘッド50も印字ヘッド4
0と同様に、天板36とアーム51の揺動端部との間に
介装された左右一対の圧縮バネ53により、アーム51
を介して常に下方に付勢されている。また、アーム51
における消去ヘッド50よりも先端側の右側面には、右
側に突出するピン54が固定されている。さらに、アー
ム51の右側には、アーム51とほぼ平行に前後方向に
延び、アーム51と同様に揺動軸52に揺動可能に支持
されたサブアーム55が配置されており、その前端部の
アーム51側に形成された凹部55aに、前記ピン54
が係合している。これにより、サブアーム55はアーム
51とほぼ一体的に揺動するようになっている。また、
サブアーム55の前端部の右側面には、ピン54と同軸
的に右側に突出するカムピン56が設けられている。
【0022】図2、図7および図8に示すように、右側
の下側サイドフレーム9の外側(右側)には、印字ヘッ
ド40および消去ヘッド50を揺動させ、これらヘッド
40,50を、搬送中のカードCに対して離接させるカ
ムギヤ60が配置されている。このカムギヤ60は、カ
ムギヤ軸61を介して右側の下側サイドフレーム9に回
転自在に支持されており、図示せぬカムモータにより、
右側面から見て反時計方向に回転させられる。カムギヤ
60の内面には、印字ヘッド40を揺動させる印字ヘッ
ドカム64と、消去ヘッド50を揺動させる消去ヘッド
カム65とが、所定のカムプロフィールをもって同軸的
に形成されている。図7に示すように、印字ヘッドカム
64の周面には、印字ヘッド40と一体で下方に付勢さ
れているサブアーム45のカムピン46が常に上から摺
接する。一方、消去ヘッドカム65の周面には、図8に
示すように、消去ヘッド50と一体で下方に付勢されて
いるサブアーム55のカムピン56が常に上から摺接す
る。
【0023】印字ヘッド40と消去ヘッド50は、カム
ギヤ60の回転角に応じてカードCに対する離接状態が
定められ、カムギヤ60の回転角は、図9に示すよう
に、カムギヤ60の外側(図9では手前側)に配置され
た2つのカムセンサ66a,66bにより制御される。
この2つのカムセンサ66a,66bは、カムギヤ60
の外面にカムギヤ60と同心円状に形成された2つの円
弧状リブ67a,67bの有無を検出するもので、その
検出信号はカムモータに出力される。カムセンサ66
a,66bの出力はCPU70に入力され、CPU70
は、その信号パターンに応じて、カムギヤ60を、待機
位置、消去位置、消去/印字位置、印字位置、の4位置
のいずれかにこの順で位置するようカムモータの回転を
制御する。
【0024】上記4位置を、カードCが各プラテンロー
ラ16,17上に存していると仮定し、図9を参照して
説明する。カムギヤ60が待機位置にあると、図9
(a)に示すように、印字ヘッドカム64と消去ヘッド
カム65が各カムピン46,56を介して各サブアーム
45,55および各アーム41,51を押し上げ、印字
ヘッド40と消去ヘッド50のいずれもがカードCから
離れた位置にある。図7および図8は、印字ヘッド40
および消去ヘッド50がカードCから離れた状態をそれ
ぞれ示している。
【0025】ここからカムギヤ60が矢印A方向に回転
して消去位置に達すると、図9(b)に示すように、消
去ヘッドカム65のカムトップエンドから消去ヘッド5
0側のサブアーム55のカムピン56が離脱し、圧縮バ
ネ53の力によりアーム51を介して消去ヘッド50の
みが下方に揺動してカードCに圧接する。図11は、消
去ヘッド50がカードCに圧接している状態を示してい
る。
【0026】次に、カムギヤ60が矢印A方向に回転し
て消去/印字位置に達すると、図9(c)に示すよう
に、消去ヘッド50はそのままで、さらに印字ヘッドカ
ム64のカムトップエンドから印字ヘッド40側のサブ
アーム45のカムピン46が離脱し、圧縮バネ43の力
によりアーム41を介して印字ヘッド40が下方に揺動
してカードCに圧接する。図10は、印字ヘッド40が
カードCに圧接している状態を示している。消去/印字
位置では、このように印字ヘッド40と消去ヘッド50
がともにカードCに圧接する。
【0027】ここから、さらにカムギヤ60が矢印A方
向に回転して印字位置に達すると、図9(d)に示すよ
うに、消去ヘッドカム65が消去ヘッド50側のカムピ
ン56を介してサブアーム55およびアーム51を押し
上げ、消去ヘッド50のみが上方に揺動してカードCか
ら離れ、印字ヘッド40はカードCに圧接している状態
が続く。次いで、カムギヤ60が矢印A方向に回転して
再び待機位置に戻ると、図9(a)で示した状態に戻
る。
【0028】図1に示すように、カード挿入口10の下
方には、環境温度センサ(温度測定手段)69が設けら
れている。この環境温度センサ69は、当該装置がおか
れる室内等の環境温度を測定する。環境温度センサ69
は、環境温度を正確に測定する上で、装置内部の温度上
昇の影響を最も受けにくい箇所に配置されていることが
望ましい。装置内部に収納する場合には、その近傍に装
置外部へ通じる開口を形成するとよい。
【0029】図12は、上記カード処理装置の制御ブロ
ック図である。CPU(制御手段)70は、シリアルI
O、パラレルIO、タイマ、ADコンバータ、ウォッチ
ドッグタイマ等の周辺機能を内蔵したマイクロコントロ
ーラである。このCPU70には、制御プログラムや固
定データを格納したROM71が接続され、CPU70
は、ROM70に格納されたプログラムにしたがって各
種制御を行う。また、CPU70には、印字データ、コ
マンドデータ、各種設定値および基準値等を必要に応じ
て格納することができるRAM72と、消去/印字コマ
ンド等を上位装置から受けてCPU70に発行するシリ
アルインターフェース73が接続されている。
【0030】CPU70には、第1〜第4のカードセン
サ31〜34の検出信号が供給され、これらカードセン
サ31〜34の検出信号に基づいて、CPU70はメイ
ンモータ制御回路74に制御信号を出力し、メインモー
タ22の回転速度、回転方向、起動/停止等の動作を制
御する。メインモータ22には、FG(回転信号発生
器)75が取り付けられており、FG75から出力され
るパルスのパルス幅を計測することにより、メインモー
タ22の回転速度を検出することが可能となっている。
また、CPU70は、第2〜第4のカードセンサ32〜
34の出力に基づき、カムモータ制御回路76を介して
カムモータ77(これまでの図面では図示略)に駆動/
停止信号を出力してカムギヤ60を前記4位置に制御す
る。磁気ヘッド24には、カードCの磁気ストライプ3
に書き込まれた磁気データを読み取る読取り回路78
と、磁気ストライプ3に磁気データを書き込む書込み回
路79とが接続されており、CPU70は、磁気ヘッド
24およびこれら回路78,79を介して磁気ストライ
プ3に対する磁気データの読取り/書込みを行う。
【0031】また、CPU70は画像(ビットマップ)
データを作成し、そのデータを、カードCの搬送距離と
同期しながら印字ヘッド制御回路80を経て印字ヘッド
40に転送する。これにより、任意の画像がカードCの
印字層1に印字される。さらに、CPU70は、消去ヘ
ッド制御回路81を介して消去ヘッド50を所定の消去
温度に加熱する。消去ヘッド50には、消去ヘッド50
の温度を検出する温度センサ82が内蔵されており、消
去ヘッド50の温度は、CPU70に内蔵されたA/D
コンバータによりデジタル値として検出可能である。C
PU70は、検出した消去ヘッド50の温度と、ROM
71またはRAM72に格納された設定値データに基づ
いて通電幅データを求め、通電幅に対応するパルス幅の
通電パルスを消去ヘッド制御回路81に出力する。この
ようにして、消去ヘッド50の温度は印字層1を形成す
る熱可逆性記録材料を透明にする所定の消去温度に制御
される。
【0032】さらに、CPU70には環境温度センサ6
9の検出信号が供給され、その検出信号は、CPU70
内のA/Dコンバータに入力されてデジタル値に変換さ
れる。CPU70は、環境温度センサ69の測定値に基
づき、消去/印字処理のプロセスならびに印字ヘッド4
0および消去ヘッド50の通電幅等を制御する。
【0033】(3)カード処理装置の動作 次に、上記構成のカード処理装置においてカードCの印
字層1に対する画像の消去/印字処理を行う場合の動作
につき、図13のフローチャートにしたがって説明す
る。当該動作は、本発明のカード処理方法の一実施形態
である。A.準備段階 図示されない上位装置からシリアルインターフェース7
3を介してCPU70に消去/印字コマンドが発行され
ると、CPU70は、ROM71に格納されたプログラ
ムにしたがって、印字コマンド処理サブルーチンS0を
呼び出す。印字コマンドサブルーチンS0は、ステップ
S1で、カードCがICユニット18内である待機位置
に待機しているか否かを、第3、第4のカードセンサ3
3,34からの信号を受けて判断する。カードCが待機
位置に存在していると判断したら、ステップS3にジャ
ンプする。
【0034】カードCが待機位置に存在していないと判
断するとステップS2に進む。ステップS2では、第1
のカードセンサ31がカードCの挿入を待つ状態とな
り、カードCの挿入が第1のカードセンサ31で検出さ
れたら、メインモータ制御回路74を介してメインモー
タ22が駆動し、カードCを高速(例えば、300mm
/s)で待機位置に搬送する。図1および図2は、カー
ドCが待機位置まで搬送された状態を示している。この
とき、印字ヘッド40および消去ヘッド50は、図1、
図7および図8に示すように、カムギヤ60が待機位置
にあって搬送路19からともに上方に離れている。次の
ステップS3では、CPU70が、印字コマンドで指定
された印字文字列をRAM72内に画像(ビットマッ
プ)展開する。次いで、ステップS4に進む。ステップ
S4では、環境温度センサ69の測定温度と、ROM7
1またはRAM72に格納されている基準温度とを比較
する。そして、基準温度以上と判定した場合はステップ
S8にジャンプし、基準温度未満と判定した場合はステ
ップS5に進む。ここで言う基準温度とは、消去ヘッド
による画像の消去が1回で完全になされるか否かの温度
に基づき、例えば、15℃と設定される。
【0035】ステップS5では、消去ヘッドの予熱を行
う。消去ヘッド50の予熱は、消去ヘッド50に内蔵さ
れた温度センサ82で検出された温度TESと、ROM
71またはRAM72に格納された予熱温度設定値TE
Rを用い、消去ヘッド通電パルスのデューティ値をEP
Dとしたとき、次の EPD=(TER−TES)×GAIN(ただし最大値は100%)…(A) の関係式で通電されることにより行われる。ここで、E
PDは1回で決定されず、通電周期(例えば、10m
S)が経過するたびに、再計算を行うフィードバック制
御が行われる。
【0036】ところで、消去ヘッド50を予熱温度に加
熱する際に消去ヘッド50を急速に加熱すると、消去ヘ
ッド50に内蔵された温度センサ82の時定数や、発熱
体から温度センサ82までの熱伝導時間等により、消去
ヘッド50の表面温度と温度センサ82の検出値との間
に大きな差が生じる場合がある。したがって、消去ヘッ
ド50は徐々に加熱されることが望ましく、上記(A)
式のGAIN値は1〜2程度が適当である。
【0037】B.予備消去 消去ヘッド50の予熱が終了するとステップS6に進
み、カードCの印字層1に対する消去処理が行われる。
消去処理は、待機位置にあるカードCを、搬送距離を測
定しながら低速で前方に搬送し、図14および図15に
示すように、カードCの前端が消去ヘッド50の位置に
達すると、カムモータ制御回路76を介してカムモータ
77が駆動されることによりカムギヤ60が消去位置ま
で回転し、消去ヘッド50がカードCの印字層1に圧接
する。印字層1は消去ヘッド50により所定の消去温度
に加熱され、引き続きカードCが前方に搬送されること
により、印字層1の画像が予備消去される。
【0038】ここで、消去ヘッド50がカードCの印字
層1に圧接すると、消去ヘッド50の表面温度は、カー
ドCに熱を奪われるため低下し、消去ヘッド50の温度
センサ82の検出温度との間に大きな差が生じる。そこ
で、消去ヘッド50の通電デューティ値EPDを、 EPD=K (ただしKは100%未満の値)…(B) の関係式で決定される値とする。ここで、Kは、消去ヘ
ッド50の発熱体の抵抗値、環境温度、消去開始からの
搬送量、搬送速度、カードCの素材上の特性等で決定さ
れる値であり、実際には、30〜50%が適当である。
【0039】カードCの後端が消去ヘッド50の位置に
達したら、消去ヘッド50への通電を中止するととも
に、カムギヤ60を待機位置まで回転させて消去ヘッド
50を上方に離し、予備消去を終える。次のステップS
7で、メインモータ22を逆転させてカードCを元の待
機位置に高速で搬送し、この後、ステップS8に進み、
上記と同様にして消去ヘッド50の予熱を開始する。
【0040】C.消去/印字 消去のみ 消去ヘッド50が予熱されたらステップS9に進み、カ
ードCに対する消去(本消去)/印字処理が行われる。
消去/印字処理は、待機位置にあるカードCを、搬送距
離を測定しながら低速で前方に搬送し、図14および図
15に示すように、カードCの前端が消去ヘッド50の
位置に達すると、カムモータ制御回路76を介してカム
モータ77が駆動されることによりカムギヤ60が消去
位置まで回転し、消去ヘッド50がカードCの印字層1
に圧接する。印字層1は消去ヘッド50により所定の消
去温度に加熱され、引き続きカードCが前方に搬送され
ることにより、印字層1の画像が本消去される。
【0041】消去/印字 次いで、図16および図17に示すように、カードCの
前端が印字ヘッド40の位置に達すると、カムモータ制
御回路76を介してカムモータ77が駆動されることに
よりカムギヤ60が消去/印字位置まで回転し、印字ヘ
ッド40が、画像が消去された印字層1に圧接する。印
字ヘッド40が印字層1に圧接すると、規定された搬送
量(例えば、約0.1mm)搬送するたびに、RAM7
2に格納されている印字データが印字ヘッド40に順次
転送される。印字ヘッド40に対して1ラインの印字デ
ータの転送が終了すると、CPU70に内蔵されたタイ
マを利用して得られたパルス幅の印字ヘッド通電パルス
が印字ヘッド制御回路80を介して印字ヘッド40に出
力されるに伴い、印字データにより選択された印字ヘッ
ド40の発熱体に通電され、印字層1に画像がサーマル
印字される。このように、カードCの搬送に伴って消去
ヘッド50による画像消去と印字ヘッド40による新た
な画像の印字が平行して行われる。
【0042】印字のみ 次いで、図18および図19に示すように、カードCの
後端が消去ヘッド50の位置に達すると、カムモータ制
御回路76を介してカムモータ77が駆動されることに
よりカムギヤ60が印字位置まで回転し、消去ヘッド5
0がカードCから上方に離れ、そこから先は印字のみが
行われる。全ての画像データの印字が終了すると、カム
モータ制御回路76を介してカムモータ77が駆動され
ることによりカムギヤ60が待機位置に戻り、印字ヘッ
ド40と消去ヘッド50はともにカードCから上方に離
れ、消去/印字処理が完了し、ステップS10のカード
排出に進む。
【0043】ステップS10では、第2のカードセンサ
32を通過して前端がカード挿入口10から出る状態ま
で、カードCを高速で前方に搬送し、この後、メインモ
ータ22が停止する。
【0044】(4)一実施形態の作用効果 上記一実施形態に係るカード処理装置による消去/印字
処理方法によれば、環境温度が基準温度未満の低温の場
合には本消去に先立ち予備消去を行い、基準温度以上の
場合には予備消去を省略して本消去1回とし、引き続き
印字処理に移行する。低温下にあって本消去の前に予備
消去を行うと、予備消去の段階で印字層1は予熱され
る。このため、消去ヘッド50と印字層1との温度差が
小さくなり、続いて行う本消去の際には印字層1の全面
が消去温度まで速やかに昇温し、よって低温下において
も画像が確実に消去される。また、予備消去時の加熱に
よりカードCの柔軟性が増すことにより、本消去の際に
は印字層1への消去ヘッド40の密着性が向上し、これ
によっても消去特性の向上が図られる。印字層1の全面
が消去可能になるということは、印字エリアの有効面積
が拡大することになる。基準温度以上にあっては、低温
であるが故の消し残りは生じないので、1回の消去で画
像は確実に消去され、よって、省エネルギー化および処
理速度の短縮化が図られる。
【0045】また、本消去を行うにあたっては、消去ヘ
ッド50の接触によるカードCの昇温速度が比較的速い
ので、カードCの搬送速度を速めて処理速度を向上させ
ることができる。
【0046】なお、上記カード処理装置および処理方法
は本発明の一実施形態であり、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、環境温度ではなく、カードそ
のものの温度に基づいて予備消去の有無を選択するよう
にしてもよい。さらには、カードの温度および環境温度
をそれぞれ測定し、双方の測定温度に基づいて予備消去
の有無を選択するようにしてもよい。
【0047】また、上記一実施形態では、予備消去の後
の本消去を行う際には、カードを一旦待機位置に戻して
改めて消去ヘッドにより行っているが、印字ヘッドの加
熱作用を利用して、予備消去の後に、引き続きカードを
搬送しながら、印字ヘッドにより本消去と印字とを同時
に行わせることも可能である。さらに、予備消去を環境
温度に基づいて選択的に行わず、必ず行うようにしても
よい。
【0048】また、本発明は、消去処理に先立って印字
層を加熱することをポイントとするものであり、上記一
実施形態における本消去の前の予備消去は、本発明の消
去前の加熱処理の一例に過ぎない。したがって、例え
ば、画像を消去することとは関係なく印字層を消去温度
以上あるいは消去温度以下に加熱したり、その加熱を消
去ヘッドではなく別個の加熱手段で行ったりするなど、
様々な他の形態が考えられる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リライタブルカードにおける画像の消去処理を行う際
に、その消去処理に先立ち印字層に加熱処理を施すの
で、低温下においても画像が確実に消去されて消去特性
の向上を図ることができるとともに、印字エリアの有効
面積が拡大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るカード処理装置の
右側断面図である。
【図2】 図1のII−II線矢視図である。
【図3】 本発明の一実施形態に係るカード処理装置の
左側面図である。
【図4】 本発明の一実施形態に係るリライタブルカー
ドの印字層を構成する熱可逆性記録材料を模式的に示す
断面図である。
【図5】 熱可逆性記録材料の原理を説明する図であ
る。
【図6】 熱可逆性記録材料の加熱に伴う透明/白濁の
変化を示す線図である。
【図7】 図1のVII−VII線矢視図である。
【図8】 図1のVIII−VIII線矢視図である。
【図9】 カムギヤの回転角の変化に伴う印字ヘッドお
よび消去ヘッドの位置を示す側面図であって、(a)は
待機位置、(b)は消去位置、(c)は消去/印字位
置、(d)は印字位置である。
【図10】 図16のX−X線矢視図である。
【図11】 図14のXI−XI線矢視図である。
【図12】 本発明の一実施形態に係るカード処理装置
の制御ブロック図である。
【図13】 本発明の一実施形態に係るカード処理装置
の動作を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の一実施形態に係るカード処理装置
の消去処理状態を示す右側断面図である。
【図15】 図14のXV−XV線矢視図である。
【図16】 本発明の一実施形態に係るカード処理装置
の消去/印字処理状態を示す右側断面図である。
【図17】 図16のXVII−XVII線矢視図である。
【図18】 本発明の一実施形態に係るカード処理装置
の印字処理状態を示す右側断面図である。
【図19】 図18のXIX−XIX線矢視図である。
【符号の説明】
1…印字層 40…印字ヘッド(印字手段) 50…消去ヘッド(消去手段、加熱手段) 69…環境温度センサ(温度測定手段) 70…CPU(制御手段) C…リライタブルカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 方也 静岡県静岡市中吉田20番10号 スター精密 株式会社内 Fターム(参考) 2C061 AP10 AQ04 AS02 AS12 AS15 BB25 GG03 GG05 GG17 GG26 GG40 2H111 HA07 HA18 HA23 HA34 HA35 5B058 CA02 KA02 KA05 KA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の消去/印字が繰り返し行われ得る
    熱可逆性記録材料が積層された印字層を有するリライタ
    ブルカードを、処理方向に搬送しながら、印字層に印字
    された画像を消去手段により消去する消去処理と、この
    消去処理に次いで、印字層に新たな画像を印字手段によ
    り印字する印字処理とを行うリライタブルカードの処理
    方法において、 前記消去処理に先立ち、前記印字層に加熱処理を施すこ
    とを特徴とするリライタブルカードの処理方法。
  2. 【請求項2】 画像の消去/印字が繰り返し行われ得る
    熱可逆性記録材料が積層された印字層を有するリライタ
    ブルカードを、処理方向に搬送しながら、印字層に印字
    された画像を消去手段により消去する消去処理と、この
    消去処理に次いで、印字層に新たな画像を印字手段によ
    り印字する印字処理とを行うリライタブルカードの処理
    方法において、 前記リライタブルカードの温度および/または消去/印
    字処理を行う環境温度を測定し、この測定温度が基準温
    度未満である場合に限り、前記消去処理に先立ち、前記
    印字層に加熱処理を施すことを特徴とするリライタブル
    カードの処理方法。
  3. 【請求項3】 前記基準温度は、5〜25℃であること
    を特徴とする請求項2に記載のリライタブルカードの処
    理方法。
  4. 【請求項4】 画像の消去/印字が繰り返し行われ得る
    熱可逆性記録材料が積層された印字層を有するリライタ
    ブルカードを、処理方向に搬送しながら、印字層に印字
    された画像を消去し、次いで、新たな画像を印字層に印
    字するリライタブルカードの処理装置であって、 前記印字層に対して消去/印字処理を行う消去/印字手
    段と、 前記印字層に対して加熱処理を施す加熱手段と、 前記消去/印字手段による消去/印字処理および前記加
    熱手段による加熱処理を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記消去処理に先立ち、前記加熱手段に
    よって前記印字層に加熱処理を施すことを特徴とするリ
    ライタブルカードの処理装置。
  5. 【請求項5】 画像の消去/印字が繰り返し行われ得る
    熱可逆性記録材料が積層された印字層を有するリライタ
    ブルカードを、処理方向に搬送しながら、印字層に印字
    された画像を消去し、次いで、新たな画像を印字層に印
    字するリライタブルカードの処理装置であって、 前記印字層に対して消去/印字処理を行う消去/印字手
    段と、 前記印字層に対して加熱処理を施す加熱手段と、 前記リライタブルカードの温度および/または当該装置
    がおかれる環境温度を測定する温度測定手段と、 該温度測定手段の測定温度に基づき、前記消去/印字手
    段による消去/印字処理および前記加熱手段による加熱
    処理を制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記測定温度が基準温度以上である場合
    には、前記消去手段による消去処理を1回行わせ、 前記測定温度が基準温度未満の場合には、前記消去処理
    に先立ち、前記加熱手段により前記印字層に加熱処理を
    施すことを特徴とするリライタブルカードの処理装置。
  6. 【請求項6】 前記基準温度は、5〜25℃であること
    を特徴とする請求項5に記載のリライタブルカードの処
    理装置。
JP30377798A 1998-10-26 1998-10-26 リライタブルカードの処理方法およびその装置 Pending JP2000132648A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30377798A JP2000132648A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 リライタブルカードの処理方法およびその装置
EP99121156A EP1004978A3 (en) 1998-10-26 1999-10-22 Processing method for rewritable card and processing apparatus for the same
US09/427,318 US6152620A (en) 1998-10-26 1999-10-26 Processing method for rewritable card and processing apparatus for the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30377798A JP2000132648A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 リライタブルカードの処理方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000132648A true JP2000132648A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17925170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30377798A Pending JP2000132648A (ja) 1998-10-26 1998-10-26 リライタブルカードの処理方法およびその装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6152620A (ja)
EP (1) EP1004978A3 (ja)
JP (1) JP2000132648A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1260375A1 (en) 2001-05-16 2002-11-27 Ricoh Company, Ltd. Apparatus for printing, erasing, and rewriting visible images on thermochromic recording material
JP2010069632A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像処理方法
JP2010069631A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像処理方法及び画像処理装置

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE29824520U1 (de) * 1998-09-10 2001-06-28 Skidata Ag Kartenförmiger Datenträger
AT413777B (de) * 2001-03-21 2006-05-15 Clearjet Gmbh Vorrichtung zur bearbeitung blattförmiger informationsträger
US7128482B2 (en) * 2002-09-12 2006-10-31 Futurelogic, Inc. Multi-media gaming printer
US20050057633A1 (en) * 2003-09-02 2005-03-17 Eric Meyerhofer Rewritable card printer for a gaming machine
US7192208B2 (en) 2003-09-02 2007-03-20 Futurelogic, Inc. Rewritable card printer
US7213992B2 (en) * 2003-09-02 2007-05-08 Futurelogic, Inc. Rewritable card printer
US8057296B2 (en) 2003-09-12 2011-11-15 Igt Gaming device including a card processing assembly having vertically-stacked card holders operable with thermally-printable data cards and portable card changeover machines
US7494414B2 (en) * 2003-09-12 2009-02-24 Igt Gaming device having a card management system for the management of circulating data cards
DE602005013593D1 (de) 2004-02-18 2009-05-14 Hideo Taniguchi Thermokopf zum Löschen eines gedruckten Bildes auf wiederbeschreibbaren Medien
US8529341B2 (en) 2004-07-27 2013-09-10 Igt Optically sensitive display for a gaming apparatus
US8079904B2 (en) * 2004-08-20 2011-12-20 Igt Gaming access card with display
US7329186B2 (en) * 2004-08-20 2008-02-12 Igt Gaming system with rewritable display card and LCD input display for reading same
US7490547B2 (en) * 2004-12-30 2009-02-17 Asml Netherlands B.V. Imprint lithography
US8480484B2 (en) 2005-11-09 2013-07-09 Igt Secure identification devices and methods for detecting and monitoring access thereof
JP5223211B2 (ja) * 2006-03-15 2013-06-26 株式会社リコー 画像処理方法及び画像処理装置
WO2007133717A2 (en) * 2006-05-11 2007-11-22 Futurelogic, Inc. Multi-media gaming printer
US8197334B2 (en) 2007-10-29 2012-06-12 Igt Circulating data card apparatus and management system
US9367998B2 (en) * 2008-02-21 2016-06-14 Bally Gaming, Inc. Gaming system having displays with integrated image capture capabilities
JP2011056915A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Toshiba Tec Corp プリンタ、画像消去方法及び画像記録消去方法
US20110065574A1 (en) * 2009-09-15 2011-03-17 Kabushiki Kaisha Toshiba Image decoloring apparatus, image decoloring method, and sheet transfer apparatus
JP5101646B2 (ja) * 2010-03-04 2012-12-19 東芝テック株式会社 プリンタ及び発熱体圧接解除方法
US8405696B2 (en) * 2010-03-09 2013-03-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Printing sheet reusability determination device, erasing device, image forming device, and printing sheet reusability determination method
US8350878B2 (en) * 2010-03-29 2013-01-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Image erasing apparatus, and method of determining foreign matter attached to recording medium supplied to image erasing apparatus
CN102830606B (zh) * 2011-06-14 2015-06-17 株式会社东芝 图像形成装置及其控制方法
US8670012B2 (en) * 2011-06-28 2014-03-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Erasing apparatus and erasing method
WO2014019156A1 (en) * 2012-08-01 2014-02-06 Datacard Corporation Variable erase for thermally rewritable cards
JP6426575B2 (ja) * 2015-08-07 2018-11-21 日本電産サンキョー株式会社 磁気記録媒体処理装置
CN107924474A (zh) 2015-08-07 2018-04-17 日本电产三协株式会社 读卡器
CN114537010B (zh) * 2022-02-28 2023-05-23 得实打印机(江门)有限公司 直印机打印方法、系统、电子设备及计算机可读存储介质

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4003792A1 (de) * 1989-06-30 1991-01-03 Telefonbau & Normalzeit Gmbh Tragbarer datentraeger mit einem optischen anzeigebereich
JPH03160067A (ja) * 1989-11-17 1991-07-10 Omron Corp カード処理装置
EP0461606B1 (en) * 1990-06-14 1997-12-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Rewriteable recording/display apparatus and method of erasing record
JPH0532007A (ja) * 1991-07-03 1993-02-09 Toshiba Corp 記録装置
JPH0533401A (ja) * 1991-07-25 1993-02-09 Matsushita Electric Works Ltd 外壁の通気構造
JPH05301368A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Tokyo Electric Co Ltd サーマルプリンタ
JPH05330199A (ja) * 1992-05-28 1993-12-14 Toshiba Corp 記録装置
JPH0647990A (ja) * 1992-07-29 1994-02-22 Alps Electric Co Ltd 画像消去用加熱装置の制御方法
JPH0655809A (ja) * 1992-08-06 1994-03-01 Nippon Signal Co Ltd:The 感熱印字装置
US5424764A (en) * 1992-08-24 1995-06-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Thermal recording apparatus for recording and erasing an image on and from a recording medium
JPH0691987A (ja) * 1992-09-09 1994-04-05 Ricoh Co Ltd 感熱記録体の記録装置における消去装置
JP3322931B2 (ja) * 1993-02-18 2002-09-09 株式会社東芝 記録装置
US5538822A (en) * 1994-09-27 1996-07-23 Ricoh Company, Ltd. Image erasing method
US5634319A (en) * 1995-03-27 1997-06-03 Tee-Lok Corporation Truss plate bundle identification system
JPH09131912A (ja) * 1995-11-10 1997-05-20 Ricoh Co Ltd 感熱ヘッドの温度制御方法及び温度制御装置
US5786838A (en) * 1996-04-01 1998-07-28 Watlow Electric Manufacturing Company Self-erasing thermochromic writing board and system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1260375A1 (en) 2001-05-16 2002-11-27 Ricoh Company, Ltd. Apparatus for printing, erasing, and rewriting visible images on thermochromic recording material
EP1386746A1 (en) 2001-05-16 2004-02-04 Ricoh Company Apparatus for printing, erasing, and rewriting visible images on thermochromic recording material
JP2010069632A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像処理方法
JP2010069631A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像処理方法及び画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6152620A (en) 2000-11-28
EP1004978A3 (en) 2002-10-02
EP1004978A2 (en) 2000-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000132648A (ja) リライタブルカードの処理方法およびその装置
JPH0250897A (ja) プリペイドカードへの情報記録方法
JP3340076B2 (ja) 可視表示カードおよびカード処理システム
JP3476830B2 (ja) 印刷可能なカード状のデータ記憶媒体の読み取り及び像付加装置
JP2006243835A (ja) カード処理装置
JP2000123125A (ja) リライタブルカードの処理方法およびその装置
JP5059209B2 (ja) プリンタ
JPH03160067A (ja) カード処理装置
JP2000218844A (ja) サーマルヘッドの温度制御方法およびサーマル処理装置
JPH0310393A (ja) カードおよびそのカードの処理装置
JP2004306305A (ja) カードリーダ
JP4714984B2 (ja) カードリーダ
JP2000148920A (ja) リライタブルカードの処理装置
JP2580204Y2 (ja) リサイクルカードのリフレッシュ装置
JP2004310180A (ja) カードリーダ
JP4151283B2 (ja) カードリーダ
JP2004192249A (ja) 複合表示カード及びその処理装置
JP2000207500A (ja) リライタブルカ―ドの処理装置
JPH1086419A (ja) 熱記録カードの印字・消去装置
JP3065718B2 (ja) 記録装置
JPH0890934A (ja) 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置
JP2001130037A (ja) 画像記録装置
JPH07186553A (ja) 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置
JP2000211169A (ja) サ―マルヘッドの温度制御方法およびサ―マル処理装置
JPH058508A (ja) 記録媒体処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050805