JPH0890934A - 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置 - Google Patents
熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置Info
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- JPH0890934A JPH0890934A JP25465494A JP25465494A JPH0890934A JP H0890934 A JPH0890934 A JP H0890934A JP 25465494 A JP25465494 A JP 25465494A JP 25465494 A JP25465494 A JP 25465494A JP H0890934 A JPH0890934 A JP H0890934A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 サーマル印字手段で印字し、加熱により印字
を消去できる熱可逆性をもったリライトカードにつき、
繰り返し使用回数を増やし、印字鮮明化を早くして利用
者の不審感を解消する。 【構成】 リライトカードTCを、カード搬送路1の途
上に設けたプリヒート用ヒータユニット3によって所定
温度にて予備加熱した後、次段カード搬送路1に臨設し
たサーマル印字ユニット2により、リライトカードTC
の印字記録層に、加熱に伴う白濁による印字処理を施す
ことで、上記予備加熱と印字処理加熱時の加熱エネルギ
ーの総和が、リライトカードTCの適切な印字エネルギ
ーとなるようにする。次にリライトカードTCを放熱機
構4で強制冷却の後、利用者へ排出する。
を消去できる熱可逆性をもったリライトカードにつき、
繰り返し使用回数を増やし、印字鮮明化を早くして利用
者の不審感を解消する。 【構成】 リライトカードTCを、カード搬送路1の途
上に設けたプリヒート用ヒータユニット3によって所定
温度にて予備加熱した後、次段カード搬送路1に臨設し
たサーマル印字ユニット2により、リライトカードTC
の印字記録層に、加熱に伴う白濁による印字処理を施す
ことで、上記予備加熱と印字処理加熱時の加熱エネルギ
ーの総和が、リライトカードTCの適切な印字エネルギ
ーとなるようにする。次にリライトカードTCを放熱機
構4で強制冷却の後、利用者へ排出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーマル印字手段により
加熱することで、印字部分における印字記録層に白濁部
分を形成して印字処理することができ、しかも、加熱処
理することで当該印字部を透明化して消去してしまうこ
ともでき、これにより同一媒体を何度も印字と消去の繰
り返しで使用し続けるようにしたリライトカード(リサ
イクルカード)、リライト磁気カードに関し、当該リラ
イトカード等の特に印字鮮明度と長寿命化との兼備を図
ったり、排出直後でも印字を明視できる印字方法およ
び、その印字装置に係るものである。
加熱することで、印字部分における印字記録層に白濁部
分を形成して印字処理することができ、しかも、加熱処
理することで当該印字部を透明化して消去してしまうこ
ともでき、これにより同一媒体を何度も印字と消去の繰
り返しで使用し続けるようにしたリライトカード(リサ
イクルカード)、リライト磁気カードに関し、当該リラ
イトカード等の特に印字鮮明度と長寿命化との兼備を図
ったり、排出直後でも印字を明視できる印字方法およ
び、その印字装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】現用のリライトカードと呼ばれているも
のは、既知の如く熱可撓特性を持っており、図7(A)
に例示する通り印字記録層a(8〜9μm)と、その下
面側の光反射層b、そして上面側の保護層cとからな
り、リライトカード磁気カードは、さらに、その最下面
等に磁気層が形成されたものである。
のは、既知の如く熱可撓特性を持っており、図7(A)
に例示する通り印字記録層a(8〜9μm)と、その下
面側の光反射層b、そして上面側の保護層cとからな
り、リライトカード磁気カードは、さらに、その最下面
等に磁気層が形成されたものである。
【0003】上記印字記録層aは、合成樹脂a、中に粒
径1μm以下の有機低分子物質(高級脂肪酸)による粒
子a2 が分散されており、図7(B)の透過率特性図に
示されるように、そのラインLより左側の透明状態で
は、上記有機低分子物質の粒子a2 が比較的大きな単結
晶を形成しており、従って入射光dは当該単結晶の界面
を通る回数が少なくて、散乱されることなしに透過する
ことから、全体として透明に見えるのであり、この透明
状態から所定の加熱処理を加えると、受熱箇所における
有機低分子物質の粒子a2 がラインLの右側に示されて
いるように、多結晶を形成するようになる。
径1μm以下の有機低分子物質(高級脂肪酸)による粒
子a2 が分散されており、図7(B)の透過率特性図に
示されるように、そのラインLより左側の透明状態で
は、上記有機低分子物質の粒子a2 が比較的大きな単結
晶を形成しており、従って入射光dは当該単結晶の界面
を通る回数が少なくて、散乱されることなしに透過する
ことから、全体として透明に見えるのであり、この透明
状態から所定の加熱処理を加えると、受熱箇所における
有機低分子物質の粒子a2 がラインLの右側に示されて
いるように、多結晶を形成するようになる。
【0004】この結果、入射光eは当該多結晶の界面で
何度も屈折して、散乱するため白く見え、前記の白濁状
態となるのであるが、その熱可逆特性を示しているのが
図7である。すなわち、今室温T1 で最大透過率の透明
状態にあるA点におけるリライトカードを、印字用サー
マルヘッドと印字用プラテンローラとの間に圧接して、
当該リライトカードに印字(加熱)を行うと、破線で示
す如く温度が上昇しても、その透過率は殆ど変化しない
が加熱温度がT3 であるB点に達すると急激に、その透
過率が降下する。さらにT4 からT5 まで加熱して行く
と、最大透明状態(A点)と最大白濁状態(D点)との
中間状態(C点)となり、この状態からT1 以下の室温
まで冷却して行くと、最大白濁状態(D点)に達し、こ
れによりリライトカードへの印字が完了することとな
る。
何度も屈折して、散乱するため白く見え、前記の白濁状
態となるのであるが、その熱可逆特性を示しているのが
図7である。すなわち、今室温T1 で最大透過率の透明
状態にあるA点におけるリライトカードを、印字用サー
マルヘッドと印字用プラテンローラとの間に圧接して、
当該リライトカードに印字(加熱)を行うと、破線で示
す如く温度が上昇しても、その透過率は殆ど変化しない
が加熱温度がT3 であるB点に達すると急激に、その透
過率が降下する。さらにT4 からT5 まで加熱して行く
と、最大透明状態(A点)と最大白濁状態(D点)との
中間状態(C点)となり、この状態からT1 以下の室温
まで冷却して行くと、最大白濁状態(D点)に達し、こ
れによりリライトカードへの印字が完了することとな
る。
【0005】次に、D点におけるリライトカードを加熱
して行くと、加熱温度がT2 〜T3位までの間にあっ
て、急に白濁状態が消去されて透過率が最大透明状態に
近くなり(B点)、これを室温T1 まで冷却しても透明
状態は維持(A点)され、かくして、前記の如くして得
られたリライトカードの印字部は消去されるから、当該
リライトカードを引き続き繰り返し印字の用に供するこ
とができ、可成りのリサイクル数を確保することができ
る。
して行くと、加熱温度がT2 〜T3位までの間にあっ
て、急に白濁状態が消去されて透過率が最大透明状態に
近くなり(B点)、これを室温T1 まで冷却しても透明
状態は維持(A点)され、かくして、前記の如くして得
られたリライトカードの印字部は消去されるから、当該
リライトカードを引き続き繰り返し印字の用に供するこ
とができ、可成りのリサイクル数を確保することができ
る。
【0006】上記のようなリライトカードの熱可逆特性
を活用することにより、既知の如くリライト磁気カード
を用いたリライト磁気カードリーダ/ライタ/プリンタ
が実用化されており、これによって当該リライト磁気カ
ードに加熱による印字部を形成したり、当該印字部を前
記のように消去してしまい、さらに、このリライト磁気
カードを、リライト磁気カードリーダ/ライタ/プリン
タに再使用している。
を活用することにより、既知の如くリライト磁気カード
を用いたリライト磁気カードリーダ/ライタ/プリンタ
が実用化されており、これによって当該リライト磁気カ
ードに加熱による印字部を形成したり、当該印字部を前
記のように消去してしまい、さらに、このリライト磁気
カードを、リライト磁気カードリーダ/ライタ/プリン
タに再使用している。
【0007】ところが、上記のリライトカードやリライ
ト磁気カードを使用する場合、最も望まれることはリサ
イクル数を稼ぎ、何回でも再使用できるようにすること
であり、そのため、リライトカード自体の特性を向上す
ることが研究されているのはもちろんであるが、これを
使用する立場からすると、如何にして前記の有機低分子
物質を劣化させないようにして印字と消去を多数回繰り
返させるかが重要問題となる。
ト磁気カードを使用する場合、最も望まれることはリサ
イクル数を稼ぎ、何回でも再使用できるようにすること
であり、そのため、リライトカード自体の特性を向上す
ることが研究されているのはもちろんであるが、これを
使用する立場からすると、如何にして前記の有機低分子
物質を劣化させないようにして印字と消去を多数回繰り
返させるかが重要問題となる。
【0008】上記の問題を解決するため、既に提案され
実施されている手段としては、前記の如くリライトカー
ドに加熱による印字処理を行う際、当該印字エネルギー
(熱エネルギー)を、当該リライトカードの特性に応じ
た最適な最小限度に、低く抑えることであり、このよう
にすれば確かにリライトカードへの印字寿命が延び、印
字/消去の繰り返し回数を増し、省資源に役立てること
ができる。そして、この際印字エネルギーを抑制し過ぎ
れば、印字濃度が充分に確保できず、印字が見にくくな
ってしまうことになる。
実施されている手段としては、前記の如くリライトカー
ドに加熱による印字処理を行う際、当該印字エネルギー
(熱エネルギー)を、当該リライトカードの特性に応じ
た最適な最小限度に、低く抑えることであり、このよう
にすれば確かにリライトカードへの印字寿命が延び、印
字/消去の繰り返し回数を増し、省資源に役立てること
ができる。そして、この際印字エネルギーを抑制し過ぎ
れば、印字濃度が充分に確保できず、印字が見にくくな
ってしまうことになる。
【0009】さらに、この種のリライトカードにあって
は、当該リライトカードの温度が常温であることを前提
として、これに如何なる印字エネルギーを与えるのが最
適であるかが示されている。このため、従来のリライト
磁気カードリーダ/ライタ/プリンタなどにあっては、
上記の指定された印字エネルギーを、当該リライトカー
ドに付与することで印字処理を行うようにしている。と
ころが、上記のリライトカードは、実際上体温によって
加温された状態から使用されたり、ストッカ中に保管さ
れることで、常温以上の温度となっている場合もあり、
従って、このような昇温条件下におけるリライトカード
に、上記の所定印字エネルギーを印加することとなる従
来のものにあっては、当該リライトカードのリサイクル
数を低下させてしまっていることになる。
は、当該リライトカードの温度が常温であることを前提
として、これに如何なる印字エネルギーを与えるのが最
適であるかが示されている。このため、従来のリライト
磁気カードリーダ/ライタ/プリンタなどにあっては、
上記の指定された印字エネルギーを、当該リライトカー
ドに付与することで印字処理を行うようにしている。と
ころが、上記のリライトカードは、実際上体温によって
加温された状態から使用されたり、ストッカ中に保管さ
れることで、常温以上の温度となっている場合もあり、
従って、このような昇温条件下におけるリライトカード
に、上記の所定印字エネルギーを印加することとなる従
来のものにあっては、当該リライトカードのリサイクル
数を低下させてしまっていることになる。
【0010】すなわち、上記の如く必要以上の印字エネ
ルギーで印字することになれば、リライトカードの印字
記録層の劣化は急激に加速されることとなり、従って、
上記の如く体温や保管による昇温、さらには消去直後の
リライトカードなどにあっては、特に印字エネルギーが
過多となってしまうこととなり、これを解消しようとす
れば、当該リライトカードにつき、その都度温度測定を
行い、当該検知温度に基づいて、印字エネルギーを適度
に制御すればよいこととなるが、実際上搬送されてくる
リライトカードにつき、その温度を検出することは、極
めて難事となる。
ルギーで印字することになれば、リライトカードの印字
記録層の劣化は急激に加速されることとなり、従って、
上記の如く体温や保管による昇温、さらには消去直後の
リライトカードなどにあっては、特に印字エネルギーが
過多となってしまうこととなり、これを解消しようとす
れば、当該リライトカードにつき、その都度温度測定を
行い、当該検知温度に基づいて、印字エネルギーを適度
に制御すればよいこととなるが、実際上搬送されてくる
リライトカードにつき、その温度を検出することは、極
めて難事となる。
【0011】そこで、上記従来の難点に鑑み、本願人は
既にリライトカード印字方法にあっては、リライトカー
ドが、カード搬送路を移送されて来ることで、臨設のサ
ーマル印字ユニットにおいて、既知の如く加熱による印
字処理が施される際、その前段において当該リライトカ
ードに対し、所定温度に設定されたプリヒート用ヒータ
ユニットによる予備加熱を行うようにし、ここで、当該
所定印字エネルギーの一部を付与することにより、リラ
イトカードに対して一度に急激に大きな印字エネルギー
を全部付与してしまうことで、印字記録層を疲労させ、
これにより、熱ストレスを受けて表面に傷が生じたり、
繰り返し寿命を短くしてしまわないようにし、しかも、
予め特定された予備加熱による熱エネルギーを与えてお
くことで、前記した適切な全印字エネルギーから、予備
加熱によって付与した熱エネルギーを差し引いた残余の
特定された印字エネルギーの付与により、印字処理を行
うことによって、印字エネルギーの過剰となることを防
止し、リライトカードの温度などを検出することなし
に、リライトカードのリサイクル数を向上しようとする
ことを提案(特願平5−348632号)した。
既にリライトカード印字方法にあっては、リライトカー
ドが、カード搬送路を移送されて来ることで、臨設のサ
ーマル印字ユニットにおいて、既知の如く加熱による印
字処理が施される際、その前段において当該リライトカ
ードに対し、所定温度に設定されたプリヒート用ヒータ
ユニットによる予備加熱を行うようにし、ここで、当該
所定印字エネルギーの一部を付与することにより、リラ
イトカードに対して一度に急激に大きな印字エネルギー
を全部付与してしまうことで、印字記録層を疲労させ、
これにより、熱ストレスを受けて表面に傷が生じたり、
繰り返し寿命を短くしてしまわないようにし、しかも、
予め特定された予備加熱による熱エネルギーを与えてお
くことで、前記した適切な全印字エネルギーから、予備
加熱によって付与した熱エネルギーを差し引いた残余の
特定された印字エネルギーの付与により、印字処理を行
うことによって、印字エネルギーの過剰となることを防
止し、リライトカードの温度などを検出することなし
に、リライトカードのリサイクル数を向上しようとする
ことを提案(特願平5−348632号)した。
【0012】さらに、上記提案にあっては、上記リライ
トカードの印字方法を実施するために供し得る印字装置
をも開示しており、これによるときは、これまでに使用
されているリライト磁気カードリーダ/ライタ/プリン
タにおける適所に、既に当該リライト磁気カードリーダ
/ライタ/プリンタによって形成された印字部を消去す
るため用いられている別個の印字消去ユニットを適切に
組み込むことにより、当該印字消去ユニットをプリヒー
ト用ヒータユニットとして活用し得るようにし、このこ
とで前記の印字方法を実施可能にすると共に、別途印字
消去ユニットを用いて印字部を消す必要もなく、一つの
装置にて効率のよい繰り返しの印字を行い得ることとな
る。
トカードの印字方法を実施するために供し得る印字装置
をも開示しており、これによるときは、これまでに使用
されているリライト磁気カードリーダ/ライタ/プリン
タにおける適所に、既に当該リライト磁気カードリーダ
/ライタ/プリンタによって形成された印字部を消去す
るため用いられている別個の印字消去ユニットを適切に
組み込むことにより、当該印字消去ユニットをプリヒー
ト用ヒータユニットとして活用し得るようにし、このこ
とで前記の印字方法を実施可能にすると共に、別途印字
消去ユニットを用いて印字部を消す必要もなく、一つの
装置にて効率のよい繰り返しの印字を行い得ることとな
る。
【0013】上記提案によるときは、確かに従来例の前
記問題点を解消し得ることになるのであるが、前記の如
くリライトカードは、プリヒート用ヒータユニットによ
り予備加熱した後、さらにサーマル印字ユニットにおい
て加熱されることから、当該両者による蓄熱量が可成り
大となり、これが室温まで降下するまでに、秒単位の時
間がかかることとなる。
記問題点を解消し得ることになるのであるが、前記の如
くリライトカードは、プリヒート用ヒータユニットによ
り予備加熱した後、さらにサーマル印字ユニットにおい
て加熱されることから、当該両者による蓄熱量が可成り
大となり、これが室温まで降下するまでに、秒単位の時
間がかかることとなる。
【0014】上記の現象につき、テストを行った結果、
図6に示されている通り、プリヒート用ヒータユニット
のヒータ温度TA にて、リライトカードのプリヒート
(消去)と印字を行った後、これが装置外へ排出されて
来た時の温度はt1 まで降下しているが、この際、当該
リライトカードの前説図8の如き透過率特性の関係上、
その白濁完了温度がTB であることから、排出直後には
当該白濁が完了せず、従って、利用者はリライトカード
の印字を、直ちに見ることができず、t2 −t1秒の
間、不安感を与えてしまうことになる。尚、同図中t3
は最長計測経時を示している。
図6に示されている通り、プリヒート用ヒータユニット
のヒータ温度TA にて、リライトカードのプリヒート
(消去)と印字を行った後、これが装置外へ排出されて
来た時の温度はt1 まで降下しているが、この際、当該
リライトカードの前説図8の如き透過率特性の関係上、
その白濁完了温度がTB であることから、排出直後には
当該白濁が完了せず、従って、利用者はリライトカード
の印字を、直ちに見ることができず、t2 −t1秒の
間、不安感を与えてしまうことになる。尚、同図中t3
は最長計測経時を示している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明にあっては、上
記の難点を解消するため、請求項1のリライトカード印
字方法にあっては、前記した提案済の発明と同じく、リ
ライトカードのサイクル数を飛躍的に向上さるだけでな
く、白濁による印字処理が施された後、当該リライトカ
ードを放熱機構に通すことで強制冷却するようにし、こ
のことで、このリライトカードが利用者へ排出されたと
きには、直ちに印字を明視し得るようにし、当該利用者
の印字に対する不審感を解消しようとするのが、その目
的である。
記の難点を解消するため、請求項1のリライトカード印
字方法にあっては、前記した提案済の発明と同じく、リ
ライトカードのサイクル数を飛躍的に向上さるだけでな
く、白濁による印字処理が施された後、当該リライトカ
ードを放熱機構に通すことで強制冷却するようにし、こ
のことで、このリライトカードが利用者へ排出されたと
きには、直ちに印字を明視し得るようにし、当該利用者
の印字に対する不審感を解消しようとするのが、その目
的である。
【0016】次に、請求項2に係るリライトカード印字
方法にあっては、上記の請求項1と同じく印字処理後の
リライトカードを放熱機関により強制冷却するのである
が、当該冷却が終了した後、リライトカードを逆送し
て、もう一度放熱機関を通し、当該往復行程における強
制冷却を行うことによって、印字明視までの時間を、よ
り一層確実に短縮化しようとしている。
方法にあっては、上記の請求項1と同じく印字処理後の
リライトカードを放熱機関により強制冷却するのである
が、当該冷却が終了した後、リライトカードを逆送し
て、もう一度放熱機関を通し、当該往復行程における強
制冷却を行うことによって、印字明視までの時間を、よ
り一層確実に短縮化しようとしている。
【0017】請求項3に係る印字装置にあっては、上記
した放熱機構につき、サーマル印字から搬入されて来た
リライト磁気カードにおける印字記録層を有する印字部
分が、冷却プレートに摺接することで冷却効果を充分発
揮でき、これにより請求項1、請求項2に係る印字方法
を支障なく実施できるようにしており、さらに請求項4
にあっては、請求項3における印字装置の放熱機構に関
し、スプリング力を受ける冷却プレートと、スプリング
力を受ける冷却用ローラでリライト磁気カードを圧接状
態とし、この冷却用ローラに回転力を伝達することによ
り、リライト磁気カードと冷却プレートとの充分な摺接
状態を確保し、簡易な構成により冷却効果を発揮させよ
うとしている。
した放熱機構につき、サーマル印字から搬入されて来た
リライト磁気カードにおける印字記録層を有する印字部
分が、冷却プレートに摺接することで冷却効果を充分発
揮でき、これにより請求項1、請求項2に係る印字方法
を支障なく実施できるようにしており、さらに請求項4
にあっては、請求項3における印字装置の放熱機構に関
し、スプリング力を受ける冷却プレートと、スプリング
力を受ける冷却用ローラでリライト磁気カードを圧接状
態とし、この冷却用ローラに回転力を伝達することによ
り、リライト磁気カードと冷却プレートとの充分な摺接
状態を確保し、簡易な構成により冷却効果を発揮させよ
うとしている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、請求項1にあって、所定の印字エネルギー
が規定されたリライトカードを、カード搬送路にて所定
方向へ移送し、当該リライトカードをカード搬送路途上
に設けたプリヒート用ヒータユニットにより、前記印字
エネルギーの所定一部のエネルギーにより予備加熱した
後、次段のカード搬送路に臨設したサーマル印字ユニッ
トにより、当該リライトカードの印字記録層に、残余の
エネルギーによる加熱によって、白濁による印字処理が
施されるようにし、その後、後段のカード搬送路に臨設
した放熱機構により、当該印字処理済のリライトカード
における印字記録層が強制冷却されるようにしたことを
特徴とする熱可逆特性を有するリライトカードの印字方
法を提供しようとしている。
成するため、請求項1にあって、所定の印字エネルギー
が規定されたリライトカードを、カード搬送路にて所定
方向へ移送し、当該リライトカードをカード搬送路途上
に設けたプリヒート用ヒータユニットにより、前記印字
エネルギーの所定一部のエネルギーにより予備加熱した
後、次段のカード搬送路に臨設したサーマル印字ユニッ
トにより、当該リライトカードの印字記録層に、残余の
エネルギーによる加熱によって、白濁による印字処理が
施されるようにし、その後、後段のカード搬送路に臨設
した放熱機構により、当該印字処理済のリライトカード
における印字記録層が強制冷却されるようにしたことを
特徴とする熱可逆特性を有するリライトカードの印字方
法を提供しようとしている。
【0019】さらに、請求項2に係る印字方法にあって
は、上記請求項1において後段のカード搬送路に臨設し
た放熱機構により、当該印字処理済のリライトカードに
おける印字記録層を強制冷却し、さらに、このリライト
カードを、上記カード搬送路への逆送によって再度上記
の放熱機構により、その印字記録層を強制冷却した後、
これが当該カード搬送路から排出されるようにしたこと
を、その内容としている。
は、上記請求項1において後段のカード搬送路に臨設し
た放熱機構により、当該印字処理済のリライトカードに
おける印字記録層を強制冷却し、さらに、このリライト
カードを、上記カード搬送路への逆送によって再度上記
の放熱機構により、その印字記録層を強制冷却した後、
これが当該カード搬送路から排出されるようにしたこと
を、その内容としている。
【0020】次に、請求項3では、第1駆動モータによ
って駆動されるリライト磁気カードの入口側搬送用ロー
ラと、出口側搬送用ローラとの間に、磁気ヘッドが臨設
されているリライト磁気カードデータ読み取り書き込み
部と、第2駆動モータによって駆動される上記リライト
磁気カードの印字用搬送ローラと、サーマルヘッド駆動
用ソレノイドを有する印字用サーマルヘッドと印字用プ
ラテンローラを付設して、当該リライト磁気カードの印
字記録層に、加熱に伴う白濁により印字処理を施すサー
マル印字部とからなるリライト磁気カードリーダ/ライ
タ/プリンタにおいて、上記のリライト磁気カードデー
タ読み取り書き込み部とサーマル印字部との間には、印
字部消去用イレーザと圧接用ソレノイドとの間にて、前
記リライト磁気カードを所定経時挟圧することで、その
印字部を加熱により透明状態として消去するようにした
プリヒート兼印字消去ユニットが臨装されていると共
に、上記サーマル印字部の次段には、これにより搬入さ
れるリライト磁気カードが搬送されて、その印字記録層
を有する印字部分が摺接する冷却プレートを具備した放
熱機構が臨設されていることを特徴とする熱可逆特性を
有するリライトカードの印字装置を提供しようとしてい
る。
って駆動されるリライト磁気カードの入口側搬送用ロー
ラと、出口側搬送用ローラとの間に、磁気ヘッドが臨設
されているリライト磁気カードデータ読み取り書き込み
部と、第2駆動モータによって駆動される上記リライト
磁気カードの印字用搬送ローラと、サーマルヘッド駆動
用ソレノイドを有する印字用サーマルヘッドと印字用プ
ラテンローラを付設して、当該リライト磁気カードの印
字記録層に、加熱に伴う白濁により印字処理を施すサー
マル印字部とからなるリライト磁気カードリーダ/ライ
タ/プリンタにおいて、上記のリライト磁気カードデー
タ読み取り書き込み部とサーマル印字部との間には、印
字部消去用イレーザと圧接用ソレノイドとの間にて、前
記リライト磁気カードを所定経時挟圧することで、その
印字部を加熱により透明状態として消去するようにした
プリヒート兼印字消去ユニットが臨装されていると共
に、上記サーマル印字部の次段には、これにより搬入さ
れるリライト磁気カードが搬送されて、その印字記録層
を有する印字部分が摺接する冷却プレートを具備した放
熱機構が臨設されていることを特徴とする熱可逆特性を
有するリライトカードの印字装置を提供しようとしてい
る。
【0021】そして、請求項4では、上記請求項3の印
字装置につき、サーマル印字部からリライト磁気カード
が搬入される放熱機構が、下位側の最終段搬送ローラ、
これに当接して回転力を伝達され、かつ下向きのスプリ
ング力を受けている冷却用ローラとからなる駆動機構
と、上向きのスプリング力を受けて上下動自在なるよう
設けられた冷却プレートが、上記冷却用ローラに下位側
から圧接し、上記搬入のリライト磁気カードが、冷却用
ローラと冷却プレートとの間にあって、当該冷却プレー
トと摺接状態にて搬送自在であることを、その内容とし
ている。
字装置につき、サーマル印字部からリライト磁気カード
が搬入される放熱機構が、下位側の最終段搬送ローラ、
これに当接して回転力を伝達され、かつ下向きのスプリ
ング力を受けている冷却用ローラとからなる駆動機構
と、上向きのスプリング力を受けて上下動自在なるよう
設けられた冷却プレートが、上記冷却用ローラに下位側
から圧接し、上記搬入のリライト磁気カードが、冷却用
ローラと冷却プレートとの間にあって、当該冷却プレー
トと摺接状態にて搬送自在であることを、その内容とし
ている。
【0022】
【作用】請求項1の印字方法によるときは、先ず、これ
までのようにカード搬送路により移行して来たリライト
カードを、サーマル印字ユニットにより一度に加熱し
て、当該リライトカードの温度が高いときでも、必要以
上の大きな印字エネルギーを与え、そこに白濁状態の印
字部を形成してしまうのではなく、その前段におけるプ
リヒート用ユニットにあって、リライトカードの温度を
所定の均一温度に予備加熱しておき、その直後にサーマ
ル印字ユニットにて最適印字エネルギーで印字すること
になるから、印字に際しての急激にして、かつ必要以上
の印字エネルギーは付与されず、この結果、印字濃度は
充分で見易い印字が確保され、リライトカード表面側で
ある印字記録層に熱ストレスを与えることが抑制され、
サイクル数を大巾に大きくすることができる。
までのようにカード搬送路により移行して来たリライト
カードを、サーマル印字ユニットにより一度に加熱し
て、当該リライトカードの温度が高いときでも、必要以
上の大きな印字エネルギーを与え、そこに白濁状態の印
字部を形成してしまうのではなく、その前段におけるプ
リヒート用ユニットにあって、リライトカードの温度を
所定の均一温度に予備加熱しておき、その直後にサーマ
ル印字ユニットにて最適印字エネルギーで印字すること
になるから、印字に際しての急激にして、かつ必要以上
の印字エネルギーは付与されず、この結果、印字濃度は
充分で見易い印字が確保され、リライトカード表面側で
ある印字記録層に熱ストレスを与えることが抑制され、
サイクル数を大巾に大きくすることができる。
【0023】さらに、同上請求項1にあっては、上記サ
ーマル印字ユニットによって印字された後、当該リライ
トカードが放熱機構を通過させることとなり、ここで、
当該リライトカードの印字記録層が強制冷却を受けるこ
ととなるから、自然放冷の場合に比し、当該印字は急激
に、その透明度を失って明視され得るようになり、利用
者はこれを手にした際、直ちに鮮明な印字を確認でき、
また、速やかな降温化は、リライトカードのサイクル数
を増す上にも利することとなる。
ーマル印字ユニットによって印字された後、当該リライ
トカードが放熱機構を通過させることとなり、ここで、
当該リライトカードの印字記録層が強制冷却を受けるこ
ととなるから、自然放冷の場合に比し、当該印字は急激
に、その透明度を失って明視され得るようになり、利用
者はこれを手にした際、直ちに鮮明な印字を確認でき、
また、速やかな降温化は、リライトカードのサイクル数
を増す上にも利することとなる。
【0024】請求項2に係る印字方法にあっては、上記
の放熱機構を一回でなく往復計2回にわたり通過するこ
ととなるから、リライトカードの印字の早期における鮮
明化が、より確実に保証されることとなり、リライトカ
ードを挿入した口から、これを排出する印字装置の場合
には、特に採択し易い印字方法となる。
の放熱機構を一回でなく往復計2回にわたり通過するこ
ととなるから、リライトカードの印字の早期における鮮
明化が、より確実に保証されることとなり、リライトカ
ードを挿入した口から、これを排出する印字装置の場合
には、特に採択し易い印字方法となる。
【0025】請求項3の印字装置にあっては、先ずリラ
イト磁気カードが、リライト磁気カードデータ読み取り
書き込み部を通過した後、次段のプリヒート兼印字消去
ユニットにあって加熱され、ここで当該リライト磁気カ
ードに前回印字されている印字が消去されてしまうと共
に予熱されることとなり、当該予熱による昇温が実質的
に降下しないうちに、最終段におけるサーマル印字部
に、同上リライト磁気カードが導入されることとなる。
従って、リライト磁気カードは、サーマル印字部にあっ
て常温から急に高い温度により加熱されることなく、予
め常温よりも高い印字消去の所定温度まで加熱されてい
ることから、サーマル印字部における印字に際しては、
大きな印字エネルギを受けず、この結果リライト磁気カ
ードの印字記録層に対する熱ストレスが低減されるだけ
でなく、過剰な印字エネルギーが総和的に印加されてし
まうこともないから、印字寿命を長くすることができ、
しかも、上記の如くプリヒート兼印字消去ユニットの配
設により、別途印字消去用ヒータを用意し、これを用い
て印字部の消去をしなくともよい。
イト磁気カードが、リライト磁気カードデータ読み取り
書き込み部を通過した後、次段のプリヒート兼印字消去
ユニットにあって加熱され、ここで当該リライト磁気カ
ードに前回印字されている印字が消去されてしまうと共
に予熱されることとなり、当該予熱による昇温が実質的
に降下しないうちに、最終段におけるサーマル印字部
に、同上リライト磁気カードが導入されることとなる。
従って、リライト磁気カードは、サーマル印字部にあっ
て常温から急に高い温度により加熱されることなく、予
め常温よりも高い印字消去の所定温度まで加熱されてい
ることから、サーマル印字部における印字に際しては、
大きな印字エネルギを受けず、この結果リライト磁気カ
ードの印字記録層に対する熱ストレスが低減されるだけ
でなく、過剰な印字エネルギーが総和的に印加されてし
まうこともないから、印字寿命を長くすることができ、
しかも、上記の如くプリヒート兼印字消去ユニットの配
設により、別途印字消去用ヒータを用意し、これを用い
て印字部の消去をしなくともよい。
【0026】
【実施例】本願の請求項1に係るリライトカードの印字
方法につき説示すると、図1に示す如く熱可逆特性を有
するリライトカードTC(Thermo Chromi
c)は、カード搬送路1によって直線的に矢印X方向へ
断続的に移送されるようにする。ここで、図示のカード
搬送路1は、駆動ローラ1aを有する一対の前段側搬送
ローラ1bに係回された搬送ベルト1c、1dを具備す
る前段搬送部1eと、印字用駆動ローラ1fを有する一
対の後段側搬送ローラ1gとを具備している後段搬送部
1hとからなっており、さらに、この後段側搬送部1h
と、その後段に臨設された印字用サーマルヘッド2aお
よび印字用プラテンローラ2bとによって、サーマル印
字ユニット2が構成されている。
方法につき説示すると、図1に示す如く熱可逆特性を有
するリライトカードTC(Thermo Chromi
c)は、カード搬送路1によって直線的に矢印X方向へ
断続的に移送されるようにする。ここで、図示のカード
搬送路1は、駆動ローラ1aを有する一対の前段側搬送
ローラ1bに係回された搬送ベルト1c、1dを具備す
る前段搬送部1eと、印字用駆動ローラ1fを有する一
対の後段側搬送ローラ1gとを具備している後段搬送部
1hとからなっており、さらに、この後段側搬送部1h
と、その後段に臨設された印字用サーマルヘッド2aお
よび印字用プラテンローラ2bとによって、サーマル印
字ユニット2が構成されている。
【0027】上記の前段搬送部1eとサーマル印字ユニ
ット2との間にあっては、プリヒート用ヒータユニット
3が介設されていて、前段搬送部1eから送り出されて
来たリライトカードTCを、この移送行程にあって当該
プリヒート用ヒータユニット3により加熱できるよう構
成しておく。ここで、プリヒート用ヒータユニット3と
しては、各種の熱源を利用することができるが、図示例
にあっては、それ自体既知である印字消去用ヒータユニ
ットが採択されており、これはカード搬送路1の上位側
に配設したヒータ部3aと、下位側に対向して配設した
消去用ソレノイド3bとからなっている。
ット2との間にあっては、プリヒート用ヒータユニット
3が介設されていて、前段搬送部1eから送り出されて
来たリライトカードTCを、この移送行程にあって当該
プリヒート用ヒータユニット3により加熱できるよう構
成しておく。ここで、プリヒート用ヒータユニット3と
しては、各種の熱源を利用することができるが、図示例
にあっては、それ自体既知である印字消去用ヒータユニ
ットが採択されており、これはカード搬送路1の上位側
に配設したヒータ部3aと、下位側に対向して配設した
消去用ソレノイド3bとからなっている。
【0028】上記ヒータ部3aとしては、図2に示され
ているようにリード線3cからの電流供給によりヒート
プレート等による発熱体3dが加熱され、これによりシ
リコンゴム層3eなどを介して均熱プレート3fが加温
されるようになっており、当該均熱プレート3fに対し
て、消去用ソレノイド3bの作動にて、リライトカード
TCが押当されることで加熱処理が行われる。ここで、
上記の発熱体3dには、図示しない温度センサを内蔵し
ておき、当該検知結果によりリード線3cへの供給電流
を制御することで、発熱体3dの温度を恒温化すること
が望ましい。
ているようにリード線3cからの電流供給によりヒート
プレート等による発熱体3dが加熱され、これによりシ
リコンゴム層3eなどを介して均熱プレート3fが加温
されるようになっており、当該均熱プレート3fに対し
て、消去用ソレノイド3bの作動にて、リライトカード
TCが押当されることで加熱処理が行われる。ここで、
上記の発熱体3dには、図示しない温度センサを内蔵し
ておき、当該検知結果によりリード線3cへの供給電流
を制御することで、発熱体3dの温度を恒温化すること
が望ましい。
【0029】従って、本発明に係る印字方法によるとき
は、前段搬送部1eから送り出されたリライトカードT
Cが、プリヒート用ヒータユニット3におけるヒータ部
3aと消去用ソレノイド3bとの間に挿入されると、こ
のとき図示しない検知センサなどによって消去用ソレノ
イド3bを動作させ、これによりリライトカードTCの
印字された部分を、前記ヒータ部3aの均熱プレート3
fに押し当てるのである。この際ヒータ部3aは常に加
熱されており、これによって図8により前記した印字の
消去に充分な所定の温度となるように実際上1秒間程度
の加熱を行うのである。
は、前段搬送部1eから送り出されたリライトカードT
Cが、プリヒート用ヒータユニット3におけるヒータ部
3aと消去用ソレノイド3bとの間に挿入されると、こ
のとき図示しない検知センサなどによって消去用ソレノ
イド3bを動作させ、これによりリライトカードTCの
印字された部分を、前記ヒータ部3aの均熱プレート3
fに押し当てるのである。この際ヒータ部3aは常に加
熱されており、これによって図8により前記した印字の
消去に充分な所定の温度となるように実際上1秒間程度
の加熱を行うのである。
【0030】続いて、上記リライトカードTCは後段搬
送部1hの始動によって、最終前段に設置されたサーマ
ル印字ユニット2における既知の印字用サーマルヘッド
2aと印字用プラテンローラ2bとの間に移送され、こ
の際、印字用サーマルヘッド2aに備えられている図示
しない駆動ソレノイドの稼動により、当該印字用サーマ
ルヘッド2aの先端に設けられた発熱体がリライトカー
ドTCに圧接して、複数のドットにより文字を構成し、
印字記録層に対する印字処理が行われることになる。そ
して、この際印字処理において、リライトカードTCに
付与された印字エネルギーと、前記プリヒート用ヒータ
ユニット3による加熱エネルギーの総和が、当該リライ
トカードTCの最適印字エネルギーと同等または近似と
なるようにするのである。
送部1hの始動によって、最終前段に設置されたサーマ
ル印字ユニット2における既知の印字用サーマルヘッド
2aと印字用プラテンローラ2bとの間に移送され、こ
の際、印字用サーマルヘッド2aに備えられている図示
しない駆動ソレノイドの稼動により、当該印字用サーマ
ルヘッド2aの先端に設けられた発熱体がリライトカー
ドTCに圧接して、複数のドットにより文字を構成し、
印字記録層に対する印字処理が行われることになる。そ
して、この際印字処理において、リライトカードTCに
付与された印字エネルギーと、前記プリヒート用ヒータ
ユニット3による加熱エネルギーの総和が、当該リライ
トカードTCの最適印字エネルギーと同等または近似と
なるようにするのである。
【0031】さらに、前記のサーマル印字ユニット2の
後側である最終段に放熱機構4を設置しておき、最終前
段で印字処理されたリライトカードTCを、カード搬送
路1に臨設された当該放熱機構4に搬入し、ここで、そ
の印字記録層aから熱を奪って強制冷却を行うようにす
るのであり、このことで前記した図8の透過率特性から
理解される通り、印字記録層aを急速に降温させること
で、印字処理により形成された印字が透明状態から、速
やかに不透明状態となり、これが明視できる状態とする
のである。
後側である最終段に放熱機構4を設置しておき、最終前
段で印字処理されたリライトカードTCを、カード搬送
路1に臨設された当該放熱機構4に搬入し、ここで、そ
の印字記録層aから熱を奪って強制冷却を行うようにす
るのであり、このことで前記した図8の透過率特性から
理解される通り、印字記録層aを急速に降温させること
で、印字処理により形成された印字が透明状態から、速
やかに不透明状態となり、これが明視できる状態とする
のである。
【0032】すなわち、図1にあって略示されている上
記放熱機構4にあっては、冷却プレート4aが下位のテ
ンションスプリング4bによって上向きに付勢されてお
り、当該冷却プレート4aの上面には、上位のテンショ
ンスプリング4bによって下向きに付勢されている冷却
用ローラ4dが、外接状態にて押当されており、この冷
却プレート4aは、その縦向板部4eが、案内溝4fに
昇降動自在なるよう縦装され、上記の冷却用ローラ4d
は、最終段搬送ローラ4gによって回転駆動されるよう
になっている。尚、実際上、印字用駆動ローラ1fによ
り、図示の如く後段搬送部1hを稼働させるだけでなく
他の印字用プラテンローラ2bと最終段搬送ローラ4g
にも動力を伝達するのがよく、また印字用駆動ローラ1
fによって、先ず印字用プラテンローラ2bを回動させ
るようにしてもよい。
記放熱機構4にあっては、冷却プレート4aが下位のテ
ンションスプリング4bによって上向きに付勢されてお
り、当該冷却プレート4aの上面には、上位のテンショ
ンスプリング4bによって下向きに付勢されている冷却
用ローラ4dが、外接状態にて押当されており、この冷
却プレート4aは、その縦向板部4eが、案内溝4fに
昇降動自在なるよう縦装され、上記の冷却用ローラ4d
は、最終段搬送ローラ4gによって回転駆動されるよう
になっている。尚、実際上、印字用駆動ローラ1fによ
り、図示の如く後段搬送部1hを稼働させるだけでなく
他の印字用プラテンローラ2bと最終段搬送ローラ4g
にも動力を伝達するのがよく、また印字用駆動ローラ1
fによって、先ず印字用プラテンローラ2bを回動させ
るようにしてもよい。
【0033】ここで、上記の冷却プレート4aは、熱伝
導性のよい金属等を用い、これは金属製である印字装置
本体と接触させるようにして、放熱効果を充分発揮でき
るようにしておくのがよく、これに対し、冷却用ローラ
4dには、合成樹脂とかゴム系のものを使用するのが望
ましく、前段のサーマル印字ユニット2から搬送のリラ
イトカードTCが、冷却用ローラ4dと冷却プレート4
aとの間に進入し、最終段搬送ローラ4gの駆動により
冷却用ローラ4dが矢印R方向へ回転することで、冷却
プレート4aは、リライトカードTCの厚さだけ下方へ
変動しリライトカードTCは、充分に冷却プレート4a
に当接された状態にて移送されることになる。
導性のよい金属等を用い、これは金属製である印字装置
本体と接触させるようにして、放熱効果を充分発揮でき
るようにしておくのがよく、これに対し、冷却用ローラ
4dには、合成樹脂とかゴム系のものを使用するのが望
ましく、前段のサーマル印字ユニット2から搬送のリラ
イトカードTCが、冷却用ローラ4dと冷却プレート4
aとの間に進入し、最終段搬送ローラ4gの駆動により
冷却用ローラ4dが矢印R方向へ回転することで、冷却
プレート4aは、リライトカードTCの厚さだけ下方へ
変動しリライトカードTCは、充分に冷却プレート4a
に当接された状態にて移送されることになる。
【0034】次に、請求項2に係る印字方向にあって
は、上記の請求項1と同じ行程でリライトカードTCが
進行し、最終段における放熱機構4中を、矢印X方向へ
搬送され、これによるリライトカードTCの強制冷却が
終わったならば、図1には示されていない位置検出セン
サなどにより、適時前記の冷却用ローラ4dを逆回転さ
せることにより、再度当該リライトカードTCを放熱機
構4へ送り返し、ここでの再強制冷却を行うのであり、
この場合、当該強制冷却が終ったならば、これを、その
後は高速にて逆送し、リライトカードTCを、最初挿入
した図3に示すカード挿入口5g等から利用者へ排出す
るようにする。
は、上記の請求項1と同じ行程でリライトカードTCが
進行し、最終段における放熱機構4中を、矢印X方向へ
搬送され、これによるリライトカードTCの強制冷却が
終わったならば、図1には示されていない位置検出セン
サなどにより、適時前記の冷却用ローラ4dを逆回転さ
せることにより、再度当該リライトカードTCを放熱機
構4へ送り返し、ここでの再強制冷却を行うのであり、
この場合、当該強制冷却が終ったならば、これを、その
後は高速にて逆送し、リライトカードTCを、最初挿入
した図3に示すカード挿入口5g等から利用者へ排出す
るようにする。
【0035】ここで、上記請求項2の印字方法につい
て、印字処理済のリライトカードTCが上記2回にわた
る強制冷却によって、どのような挙動を示したかにつき
テストしたところ、図6に示す如く、前掲図5によって
説示した消去用のヒータ部3aにおける温度TA は、プ
リヒート用ヒータユニット3からサーマル印字ユニット
2におけるリライトカードTCの通過時間t1 を経過し
た後、2回にわたる放熱機構4の強制冷却処理時間t1'
−t1 にあって、充分冷却されて降温し、当該t1'−t
1 の冷却動作中における時刻t2'にあって、白濁完了温
度TB に達し、これより、リライトカードTCは排出時
にあって確実に当該印字を明脂できることを確認した。
すなわち、搬送速度を可成り早くしても、利用者に対す
る印字不明といった不審感を与えなくてすむことにな
る。
て、印字処理済のリライトカードTCが上記2回にわた
る強制冷却によって、どのような挙動を示したかにつき
テストしたところ、図6に示す如く、前掲図5によって
説示した消去用のヒータ部3aにおける温度TA は、プ
リヒート用ヒータユニット3からサーマル印字ユニット
2におけるリライトカードTCの通過時間t1 を経過し
た後、2回にわたる放熱機構4の強制冷却処理時間t1'
−t1 にあって、充分冷却されて降温し、当該t1'−t
1 の冷却動作中における時刻t2'にあって、白濁完了温
度TB に達し、これより、リライトカードTCは排出時
にあって確実に当該印字を明脂できることを確認した。
すなわち、搬送速度を可成り早くしても、利用者に対す
る印字不明といった不審感を与えなくてすむことにな
る。
【0036】請求項3に係る印字装置につき、以下詳記
すると、図3および図4によって示されている通り、そ
の主要構成は、既知のリライト磁気カードリーダ/ライ
タ/プリンタと同じであり、相違している点は、前記し
たプリヒート用ヒータユニット3に相当するプリヒート
兼印字消去ユニット3Aが、その中間位置にあって介設
されていること、そして、前記の如く最終段にあって放
熱機構4が付設されていることであり、その前段に設け
られているサーマル印字部6は、前記のサーマル印字ユ
ニット2と実質的に同じである。
すると、図3および図4によって示されている通り、そ
の主要構成は、既知のリライト磁気カードリーダ/ライ
タ/プリンタと同じであり、相違している点は、前記し
たプリヒート用ヒータユニット3に相当するプリヒート
兼印字消去ユニット3Aが、その中間位置にあって介設
されていること、そして、前記の如く最終段にあって放
熱機構4が付設されていることであり、その前段に設け
られているサーマル印字部6は、前記のサーマル印字ユ
ニット2と実質的に同じである。
【0037】図3によって、さらに詳記すると、リライ
ト磁気カードリーダ/ライタ/プリンタとして既知であ
る構成、すなわちリライト磁気カードデータ読み取り書
き込み部5と、サーマル印字部6とを有し、当該両者の
間に、前記のプリヒート兼印字消去ユニット3Aを介設
したもので、上記のリライト磁気カードデータ読み取り
書き込み部5は、第1駆動モータ5aによって駆動され
るリライト磁気カードTCM(リライトカードの下面に
磁気層が形成されている場合を示す)の入口側搬送用ロ
ーラ5bと、出口側搬送用ローラ5cとの間に、磁気ヘ
ッド5dがカード搬送路1に臨設されたもので、図中5
e、5fは入口側搬送ベルトと出口側搬送ベルトを、ま
たS1 、S2 はリライト磁気カードTCMの位置検知セ
ンサを示している。
ト磁気カードリーダ/ライタ/プリンタとして既知であ
る構成、すなわちリライト磁気カードデータ読み取り書
き込み部5と、サーマル印字部6とを有し、当該両者の
間に、前記のプリヒート兼印字消去ユニット3Aを介設
したもので、上記のリライト磁気カードデータ読み取り
書き込み部5は、第1駆動モータ5aによって駆動され
るリライト磁気カードTCM(リライトカードの下面に
磁気層が形成されている場合を示す)の入口側搬送用ロ
ーラ5bと、出口側搬送用ローラ5cとの間に、磁気ヘ
ッド5dがカード搬送路1に臨設されたもので、図中5
e、5fは入口側搬送ベルトと出口側搬送ベルトを、ま
たS1 、S2 はリライト磁気カードTCMの位置検知セ
ンサを示している。
【0038】また、前掲サーマル印字部6は、既知のよ
うに、第2駆動モータ6aによって駆動されるリライト
磁気カードTCMの印字用搬送ローラ6bと、サーマル
ヘッド駆動用ソレノイド6cを有する印字用サーマルヘ
ッド6dと、印字用プラテンローラ6eとを対設して、
当該リライト磁気カードTCMの印字部分Pにあって、
図7に示した印字記録層aに、加熱に伴う白濁により印
字処理が施し得るよう構成されており、S3 、S4 、S
5 は、これまたリライト磁気カードTCMの位置検知セ
ンサを、6fは印字用搬送ベルトを示している。そし
て、上記のプリヒート兼印字消去ユニット3Aは、前記
の図1に示したプリヒート用ヒータユニット3と同様に
して、印字部消去用イレーザ3Aaと、これに圧接自在
な圧接用ソレノイド3Abとによって構成されている。
また、図1によって説示した如く、第2駆動モータ6a
により印字用搬送ベルト6f' を介して印字用プラテン
ローラ6eを駆動し、これにより印字用搬送ローラ6b
や最終段搬送ローラ4gを駆動するようにしてもよい。
うに、第2駆動モータ6aによって駆動されるリライト
磁気カードTCMの印字用搬送ローラ6bと、サーマル
ヘッド駆動用ソレノイド6cを有する印字用サーマルヘ
ッド6dと、印字用プラテンローラ6eとを対設して、
当該リライト磁気カードTCMの印字部分Pにあって、
図7に示した印字記録層aに、加熱に伴う白濁により印
字処理が施し得るよう構成されており、S3 、S4 、S
5 は、これまたリライト磁気カードTCMの位置検知セ
ンサを、6fは印字用搬送ベルトを示している。そし
て、上記のプリヒート兼印字消去ユニット3Aは、前記
の図1に示したプリヒート用ヒータユニット3と同様に
して、印字部消去用イレーザ3Aaと、これに圧接自在
な圧接用ソレノイド3Abとによって構成されている。
また、図1によって説示した如く、第2駆動モータ6a
により印字用搬送ベルト6f' を介して印字用プラテン
ローラ6eを駆動し、これにより印字用搬送ローラ6b
や最終段搬送ローラ4gを駆動するようにしてもよい。
【0039】さらに、図3における放熱機構4も、前記
図1におけるそれと実質的に大差はなく、冷却プレート
4aはL字形状に形成され、その横向板部4hと、金属
製である印字装置本体7に固設した支承片4iとの間
に、前記のテンションスプリング4bが介装されてお
り、また、前記のテンションスプリング4cは、印字装
置本体7に固設した係止ピン4jと冷却用ローラ4dの
回転軸との間に介設されている。そして、冷却プレート
4aの縦向板部4eには、縦長孔4kが穿設され、これ
に印字装置本体7に取着されたガイドピン4mが挿通さ
れることによって、冷却プレート4aの前記の如き上下
動が、可能となっている。
図1におけるそれと実質的に大差はなく、冷却プレート
4aはL字形状に形成され、その横向板部4hと、金属
製である印字装置本体7に固設した支承片4iとの間
に、前記のテンションスプリング4bが介装されてお
り、また、前記のテンションスプリング4cは、印字装
置本体7に固設した係止ピン4jと冷却用ローラ4dの
回転軸との間に介設されている。そして、冷却プレート
4aの縦向板部4eには、縦長孔4kが穿設され、これ
に印字装置本体7に取着されたガイドピン4mが挿通さ
れることによって、冷却プレート4aの前記の如き上下
動が、可能となっている。
【0040】上記の印字装置を用いて、前記請求項1お
よび請求項2に係る印字方法を実施することができる
が、当該装置の動作につき以下図3によって説示する
と、既知の如く先ず、リライト磁気カードリーダ/ライ
タ/プリンタの動作として、リライト磁気カードデータ
読み取り書き込み部5にあって、次のような第1動作と
しての「磁気データの読み込み」を行うこととなる。す
なわち、リライト磁気カードTCMを差込口5gより入
口側搬送用ローラ5bへ向けて差し入れると、これを位
置検知センサS1 が検知することで、既知の電気的制御
装置により第1駆動モータ5aが起動される。
よび請求項2に係る印字方法を実施することができる
が、当該装置の動作につき以下図3によって説示する
と、既知の如く先ず、リライト磁気カードリーダ/ライ
タ/プリンタの動作として、リライト磁気カードデータ
読み取り書き込み部5にあって、次のような第1動作と
しての「磁気データの読み込み」を行うこととなる。す
なわち、リライト磁気カードTCMを差込口5gより入
口側搬送用ローラ5bへ向けて差し入れると、これを位
置検知センサS1 が検知することで、既知の電気的制御
装置により第1駆動モータ5aが起動される。
【0041】これにより、当該リライト磁気カードTC
Mは、カード搬送路1を図面にあって右方へ移送され、
この際磁気ヘッド5dを介して磁気データが読み込まれ
て行き、当該リライト磁気カードTCMが磁気ヘッド5
dを通過すると直ちに停止し、この際、読み込まれた上
記の磁気データは記憶される。
Mは、カード搬送路1を図面にあって右方へ移送され、
この際磁気ヘッド5dを介して磁気データが読み込まれ
て行き、当該リライト磁気カードTCMが磁気ヘッド5
dを通過すると直ちに停止し、この際、読み込まれた上
記の磁気データは記憶される。
【0042】次に、既知の如く第2動作である「リライ
ト磁気カードTCMへの書き込み」を行うことになる
が、このため上記第1動作の終了後、第1駆動モータ5
aが逆転され、このリライト磁気カードTCMを位置検
知センサS2 が検知することで、前記の電気的制御装置
により、書き込みデータを当該リライト磁気カードTC
Mに書き込んで行くことになり、かくして、リライト磁
気カードTCMの終端まで規定の手段による書き込みが
続けられる。
ト磁気カードTCMへの書き込み」を行うことになる
が、このため上記第1動作の終了後、第1駆動モータ5
aが逆転され、このリライト磁気カードTCMを位置検
知センサS2 が検知することで、前記の電気的制御装置
により、書き込みデータを当該リライト磁気カードTC
Mに書き込んで行くことになり、かくして、リライト磁
気カードTCMの終端まで規定の手段による書き込みが
続けられる。
【0043】引き続き第3動作である「ベリファイ動
作」に移行することとなるが、第2動作が完了すると再
び第1駆動モータ5aによる正転が開始され、これによ
ってリライト磁気カードTCMは、磁気ヘッド5dを通
過することで磁気データが読み込まれ、当該全データの
読み込みが終わると、この値と前記第2動作において書
き込んだデータを比較照合する。ここで読み込みデータ
と書き込みデータが合致すれば正常、合致しなければ異
常(ベリファイエラ)であり、後者の異常が検知された
ときは、例えば、第1駆動モータ5aの逆転によって、
リライト磁気カードTCMを、差込口5gから排出す
る。
作」に移行することとなるが、第2動作が完了すると再
び第1駆動モータ5aによる正転が開始され、これによ
ってリライト磁気カードTCMは、磁気ヘッド5dを通
過することで磁気データが読み込まれ、当該全データの
読み込みが終わると、この値と前記第2動作において書
き込んだデータを比較照合する。ここで読み込みデータ
と書き込みデータが合致すれば正常、合致しなければ異
常(ベリファイエラ)であり、後者の異常が検知された
ときは、例えば、第1駆動モータ5aの逆転によって、
リライト磁気カードTCMを、差込口5gから排出す
る。
【0044】上記の正常が検知されたときには、新規で
ある第4動作としての「印字消去動作」が行われること
となる。すなわち、前記第1駆動モータ5aによって、
さらに右方へ移動したリライト磁気カードTCMの先端
が、位置検知センサS3 に達したことで、上記第1駆動
モータ5aが停止し、圧接用ソレノイド3Abが作動
し、当該リライト磁気カードTCMの印字部分Pを印字
部消去用イレーザ3Aaに押圧挟持する。この際、印字
部消去用イレーザ3Aaは予め適切な温度に保持されて
いて、実際上約1秒程度の押圧挟持時間によって、当該
リライト磁気カードTCMは、その印字が消去されると
共に、印字部分Pにおける印字記録層が加温状態とな
る。
ある第4動作としての「印字消去動作」が行われること
となる。すなわち、前記第1駆動モータ5aによって、
さらに右方へ移動したリライト磁気カードTCMの先端
が、位置検知センサS3 に達したことで、上記第1駆動
モータ5aが停止し、圧接用ソレノイド3Abが作動
し、当該リライト磁気カードTCMの印字部分Pを印字
部消去用イレーザ3Aaに押圧挟持する。この際、印字
部消去用イレーザ3Aaは予め適切な温度に保持されて
いて、実際上約1秒程度の押圧挟持時間によって、当該
リライト磁気カードTCMは、その印字が消去されると
共に、印字部分Pにおける印字記録層が加温状態とな
る。
【0045】上記印字部消去のリライト磁気カードTC
Mは、その後第5動作としての「印字処理動作」に移行
して行くが、先ず、第2駆動モータ6aの始動により、
印字用搬送ローラ6bによって右方へ搬送され、位置検
知センサS4 がこれを検出することで、印字用サーマル
ヘッド6dに出力が生ずる。これと共に、サーマルヘッ
ド駆動用ソレノイド6cが駆動され、このことで印字用
プラテンローラ6eとサーマルヘッド駆動用ソレノイド
6cにおける先端の所定温度である発熱体との間で、リ
ライト磁気カードTCMの印字部分Pが押圧され、前記
の如く複数のドッドにより構成された文字が印字され
る。
Mは、その後第5動作としての「印字処理動作」に移行
して行くが、先ず、第2駆動モータ6aの始動により、
印字用搬送ローラ6bによって右方へ搬送され、位置検
知センサS4 がこれを検出することで、印字用サーマル
ヘッド6dに出力が生ずる。これと共に、サーマルヘッ
ド駆動用ソレノイド6cが駆動され、このことで印字用
プラテンローラ6eとサーマルヘッド駆動用ソレノイド
6cにおける先端の所定温度である発熱体との間で、リ
ライト磁気カードTCMの印字部分Pが押圧され、前記
の如く複数のドッドにより構成された文字が印字され
る。
【0046】このようにして印字処理動作が完了する
と、印字用サーマルヘッド6dを原位置に復帰させ、さ
らに、リライト磁気カードTCMが右方向へ等速搬送を
続け、次段の放熱機構4へと進入して行き、冷却用ロー
ラ4dと冷却プレート4aとの間に圧接されながらリラ
イト磁気カードTCMの蓄熱は、冷却プレート4a、そ
して、さらに印字装置本体7へと放熱されることで、当
該印字部分Pにおける印字記録層aが強制冷却されるこ
ととなり、図3に示す如く、位置検知センサS5によっ
て、リライト磁気カードTCMは、その印字部分Pの最
終端が冷却用ローラ4dの中心線Yの位置に達したこと
により停止する。もちろん請求項1の印字方法にあって
は、当該リライト磁気カードTCMを、放熱機構4から
排出して利用者へ供与するのであるが、請求項2の印字
方法を実施する場合には、上記のリライト磁気カードT
CMを冷却用ローラ4dの逆転によって逆方向へ搬送す
るのである。
と、印字用サーマルヘッド6dを原位置に復帰させ、さ
らに、リライト磁気カードTCMが右方向へ等速搬送を
続け、次段の放熱機構4へと進入して行き、冷却用ロー
ラ4dと冷却プレート4aとの間に圧接されながらリラ
イト磁気カードTCMの蓄熱は、冷却プレート4a、そ
して、さらに印字装置本体7へと放熱されることで、当
該印字部分Pにおける印字記録層aが強制冷却されるこ
ととなり、図3に示す如く、位置検知センサS5によっ
て、リライト磁気カードTCMは、その印字部分Pの最
終端が冷却用ローラ4dの中心線Yの位置に達したこと
により停止する。もちろん請求項1の印字方法にあって
は、当該リライト磁気カードTCMを、放熱機構4から
排出して利用者へ供与するのであるが、請求項2の印字
方法を実施する場合には、上記のリライト磁気カードT
CMを冷却用ローラ4dの逆転によって逆方向へ搬送す
るのである。
【0047】上記の如く逆送されたリライト磁気カード
TCMは冷却用ローラ4dと冷却プレート4aとの間を
通って、再度冷却され、当該強制冷却が終れば、カード
搬送路1を高速で逆送し、カード挿入口5gから、当該
リライト磁気カードTCMが、利用者側へ排出されるこ
ととなる。
TCMは冷却用ローラ4dと冷却プレート4aとの間を
通って、再度冷却され、当該強制冷却が終れば、カード
搬送路1を高速で逆送し、カード挿入口5gから、当該
リライト磁気カードTCMが、利用者側へ排出されるこ
ととなる。
【0048】ここで、上記の冷却機構4にあって、冷却
プレート4aはテンションスプリング4bによって、比
較的弱い力で冷却用ローラ4dに圧接しており、この冷
却プレート4aと冷却用ローラ4dとの間に、リライト
磁気カードTCMが挿入されると、テンションスプリン
グ4bの弾力に抗して、冷却プレート4aは、前記の縦
長孔4kとガイドピン4mとのギャップを利用して、当
該リライト磁気カードTCMの厚さだけ下方へ移行し、
かくして、印字部分Pと冷却用ローラ4dとの圧接を保
って放熱機構を果たすことになる。すなわち、冷却用ロ
ーラ4dのテンションスプリング4cによる押し下げ力
をW1 、冷却プレート4aのテンションスプリング4b
による押し上げ力をW2 とすれば、W2 <W1 であり、
しかも冷却用ローラ4dは、その押し下げ力W1 によ
り、最終段搬送ローラ4gに圧接し、当該リライト磁気
カードTCMを、W=W1 −W2 の力で押圧することに
より搬送可能に構成されている。
プレート4aはテンションスプリング4bによって、比
較的弱い力で冷却用ローラ4dに圧接しており、この冷
却プレート4aと冷却用ローラ4dとの間に、リライト
磁気カードTCMが挿入されると、テンションスプリン
グ4bの弾力に抗して、冷却プレート4aは、前記の縦
長孔4kとガイドピン4mとのギャップを利用して、当
該リライト磁気カードTCMの厚さだけ下方へ移行し、
かくして、印字部分Pと冷却用ローラ4dとの圧接を保
って放熱機構を果たすことになる。すなわち、冷却用ロ
ーラ4dのテンションスプリング4cによる押し下げ力
をW1 、冷却プレート4aのテンションスプリング4b
による押し上げ力をW2 とすれば、W2 <W1 であり、
しかも冷却用ローラ4dは、その押し下げ力W1 によ
り、最終段搬送ローラ4gに圧接し、当該リライト磁気
カードTCMを、W=W1 −W2 の力で押圧することに
より搬送可能に構成されている。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上のようにして実施されるも
のであるから、請求項1にあっては、第1にプリヒート
の処理によって、印字に際しての一度に大きな印字用熱
エネルギの印加がなくなり、しかも、リライトカード等
の測温なしで、常に当該リライトカード等の最適印字エ
ネルギーを付与でき、過剰の熱エネルギーを印加してし
まうことがないから、印字の鮮明度を損うことなしに、
そのリサイクル数を大巾に改善でき、省資源に資すると
ころ大となる。さらに、本発明では最終段にあって、印
字処理されたリライトカード等をカード搬送路上にあっ
て、放熱機構により強制冷却するようにしたので、印字
処理によってプリペイドカードにあっては残額、ポイン
トカードでは累積ポイント数の各印字を、速やかに明視
化することができ、リライトカード等を手にした利用者
が、印字不明による不審感をもつといった支障を解消す
ることができる。
のであるから、請求項1にあっては、第1にプリヒート
の処理によって、印字に際しての一度に大きな印字用熱
エネルギの印加がなくなり、しかも、リライトカード等
の測温なしで、常に当該リライトカード等の最適印字エ
ネルギーを付与でき、過剰の熱エネルギーを印加してし
まうことがないから、印字の鮮明度を損うことなしに、
そのリサイクル数を大巾に改善でき、省資源に資すると
ころ大となる。さらに、本発明では最終段にあって、印
字処理されたリライトカード等をカード搬送路上にあっ
て、放熱機構により強制冷却するようにしたので、印字
処理によってプリペイドカードにあっては残額、ポイン
トカードでは累積ポイント数の各印字を、速やかに明視
化することができ、リライトカード等を手にした利用者
が、印字不明による不審感をもつといった支障を解消す
ることができる。
【0050】請求項2の印字方向によるときは、上記放
熱機構を往復させることでリライトカード等を充分に強
制冷却できるようにしたので、どうのような特性のリラ
イトカードにあっても、印字不明のままで利用者へ排出
することなく、その信頼性を高めることができる。
熱機構を往復させることでリライトカード等を充分に強
制冷却できるようにしたので、どうのような特性のリラ
イトカードにあっても、印字不明のままで利用者へ排出
することなく、その信頼性を高めることができる。
【0051】また、請求項3によるときは、上記請求項
1乃至請求項2に係る方法を実施できるだけでなく、こ
れまでリライト磁気カードリーダ/ライタ/プリンタの
ように、これにより印字したリライト磁気カードの印字
部を消すために、別途用意した印字消去ユニットを用意
し、これにリライト磁気カードを通して印字部を消去す
るといった手間をかけることなく、本発明に係る印字装
置だけを用意すれば、これにて印字部の消去をも行うこ
とができ、当該消去時におけるリライト磁気カードの所
定温度による予熱により、印字をも労せずして鮮明に、
しかも繰り返し使用の回数をも大とすることが可能とな
る。しかも、最終段に放熱機構を付設すればよいので、
製作し易く、かつ冷却プレートにリライト磁気カードを
摺接するようにして強制冷却を行うようにしたので、こ
の種装置のカード搬送路の延長上において放熱処理を行
うことが可能となる。
1乃至請求項2に係る方法を実施できるだけでなく、こ
れまでリライト磁気カードリーダ/ライタ/プリンタの
ように、これにより印字したリライト磁気カードの印字
部を消すために、別途用意した印字消去ユニットを用意
し、これにリライト磁気カードを通して印字部を消去す
るといった手間をかけることなく、本発明に係る印字装
置だけを用意すれば、これにて印字部の消去をも行うこ
とができ、当該消去時におけるリライト磁気カードの所
定温度による予熱により、印字をも労せずして鮮明に、
しかも繰り返し使用の回数をも大とすることが可能とな
る。しかも、最終段に放熱機構を付設すればよいので、
製作し易く、かつ冷却プレートにリライト磁気カードを
摺接するようにして強制冷却を行うようにしたので、こ
の種装置のカード搬送路の延長上において放熱処理を行
うことが可能となる。
【図1】本発明の請求項1乃至請求項2に係る印字方法
を実施するのに用い得る装置例の要部側面説明図であ
る。
を実施するのに用い得る装置例の要部側面説明図であ
る。
【図2】図1におけるプリヒート用ヒータユニットのヒ
ータ部を示し、(A)はその平面図で、(B)は(A)
の縦断右側面図である。
ータ部を示し、(A)はその平面図で、(B)は(A)
の縦断右側面図である。
【図3】本発明に係る請求項3の印字装置を示した一実
施例の側面説明図とリライト磁気カードの移送行程との
相対位置関係を示した関連略示図である。
施例の側面説明図とリライト磁気カードの移送行程との
相対位置関係を示した関連略示図である。
【図4】図3の印字装置における放熱機構の近傍を、一
部除去して示した平面略示図である。
部除去して示した平面略示図である。
【図5】本発明の請求項2に係る印字方法にあって、プ
リヒート用ヒータユニットによる予備加熱以降のリライ
トカードにおける印字記録層の時間に対する降温変化を
示した図表である。
リヒート用ヒータユニットによる予備加熱以降のリライ
トカードにおける印字記録層の時間に対する降温変化を
示した図表である。
【図6】従前の放熱機構を用いないリライトカードの印
字方法にあって、プリヒート用ヒータユニットによる予
備加熱以降のリライトカードにおける印字記録層の時間
に対する降温変化を示した図表である。
字方法にあって、プリヒート用ヒータユニットによる予
備加熱以降のリライトカードにおける印字記録層の時間
に対する降温変化を示した図表である。
【図7】(A)は熱可逆特性を有するリライトカードの
部分縦断正面略示図で、(B)は(A)のリライトカー
ド加熱状態と非加熱状態における透明度の変化を示した
印字用記録層の縦断正面図である。
部分縦断正面略示図で、(B)は(A)のリライトカー
ド加熱状態と非加熱状態における透明度の変化を示した
印字用記録層の縦断正面図である。
【図8】リライトカードの熱可逆特性を示した温度変化
に対する透過率特性図である。
に対する透過率特性図である。
1 カード搬送路 2 サーマル印字ユニット 3 プリヒート用ヒータユニット 3A プリヒート兼印字消去ユニット 3Aa 印字部消去用イレーザ 3Ab 圧接用ソレノイド 4 放熱機構 4a 冷却プレート 4d 冷却用ローラ 4g 最終段搬送ローラ 5 リライト磁気カードデータ読み取り書き込み部 5a 第1駆動モータ 5b 入口側搬送用ローラ 5c 出口側搬送用ローラ 5d 磁気ヘッド 6 サーマル印字部 6a 第2駆動モータ 6b 印字用搬送ローラ 6c サーマルヘッド駆動用ソレノイド 6d 印字用サーマルヘッド 6e 印字用プラテンローラ a 印字記録層 P 印字部分 TC リライトカード TCM リライト磁気カード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B42D 15/10 551 A
Claims (4)
- 【請求項1】 所定の印字エネルギーが規定されたリラ
イトカードを、カード搬送路にて所定方向へ移送し、当
該リライトカードをカード搬送路途上に設けたプリヒー
ト用ヒータユニットにより、前記印字エネルギーの所定
一部のエネルギーにより予備加熱した後、次段のカード
搬送路に臨設したサーマル印字ユニットにより、当該リ
ライトカードの印字記録層に、残余のエネルギーによる
加熱によって、白濁による印字処理が施されるように
し、その後、後段のカード搬送路に臨設した放熱機構に
より、当該印字処理済のリライトカードにおける印字記
録層が強制冷却されるようにしたことを特徴とする熱可
逆特性を有するリライトカードの印字方法。 - 【請求項2】 所定の印字エネルギーが規定されたリラ
イトカードを、カード搬送路にて所定方向へ移送し、当
該リライトカードをカード搬送路途上に設けたプリヒー
ト用ヒータユニットにより、前記印字エネルギーの所定
一部のエネルギーにより予備加熱した後、次段のカード
搬送路に臨設したサーマル印字ユニットにより、当該リ
ライトカードの印字記録層に、残余のエネルギーによる
加熱によって、白濁による印字処理が施されるように
し、その後、後段のカード搬送路に臨設した放熱機構に
より、当該印字処理済のリライトカードにおける印字記
録層を強制冷却し、さらに、このリライトカードを、上
記カード搬送路への逆送によって再度上記の放熱機構に
より、その印字記録層を強制冷却した後、これが当該カ
ード搬送路から排出されるようにしたことを特徴とする
熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法。 - 【請求項3】 第1駆動モータによって駆動されるリラ
イト磁気カードの入口側搬送用ローラと、出口側搬送用
ローラとの間に、磁気ヘッドが臨設されているリライト
磁気カードデータ読み取り書き込み部と、第2駆動モー
タによって駆動される上記リライト磁気カードの印字用
搬送ローラと、サーマルヘッド駆動用ソレノイドを有す
る印字用サーマルヘッドと印字用プラテンローラを付設
して、当該リライト磁気カードの印字記録層に、加熱に
伴う白濁により印字処理を施すサーマル印字部とからな
るリライト磁気カードリーダ/ライタ/プリンタにおい
て、上記のリライト磁気カードデータ読み取り書き込み
部とサーマル印字部との間には、印字部消去用イレーザ
と圧接用ソレノイドとの間にて、前記リライト磁気カー
ドを所定経時挟圧することで、その印字部を加熱により
透明状態として消去するようにしたプリヒート兼印字消
去ユニットが臨装されていると共に、上記サーマル印字
部の次段には、これにより搬入されるリライト磁気カー
ドが搬送されて、その印字記録層を有する印字部分が摺
接する冷却プレートを具備した放熱機構が臨設されてい
ることを特徴とする熱可逆特性を有するリライトカード
の印字装置。 - 【請求項4】 サーマル印字部からリライト磁気カード
が搬入される放熱機構が、下位側の最終段搬送ローラ、
これに当接して回転力を伝達され、かつ下向きのスプリ
ング力を受けている冷却用ローラとからなる駆動機構
と、上向きのスプリング力を受けて上下動自在なるよう
設けられた冷却プレートが、上記冷却用ローラに下位側
から圧接し、上記搬入のリライト磁気カードが、冷却用
ローラと冷却プレートとの間にあって、当該冷却プレー
トと摺接状態にて搬送自在である請求項3記載の熱可逆
特性を有するリライトカードの印字装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25465494A JPH0890934A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25465494A JPH0890934A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0890934A true JPH0890934A (ja) | 1996-04-09 |
Family
ID=17268017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25465494A Pending JPH0890934A (ja) | 1994-09-22 | 1994-09-22 | 熱可逆特性を有するリライトカードの印字方法と印字装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0890934A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2773107A1 (fr) * | 1997-12-27 | 1999-07-02 | Ricoh Kk | Procede et appareil d'enregistrement thermique reversible |
EP0943443A2 (de) * | 1998-03-17 | 1999-09-22 | Protechno Card GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Bedrucken von Thermochromic-Schichten |
CN100412723C (zh) * | 2003-12-08 | 2008-08-20 | 株式会社东芝 | 图像删除装置和图像删除方法 |
KR101322508B1 (ko) * | 2012-07-02 | 2013-10-28 | 양 서문 | 핫멜트 필름을 이용한 앨범 속지 제조장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499651A (ja) * | 1990-08-17 | 1992-03-31 | Niyuuron:Kk | カードプリンタ装置 |
-
1994
- 1994-09-22 JP JP25465494A patent/JPH0890934A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0499651A (ja) * | 1990-08-17 | 1992-03-31 | Niyuuron:Kk | カードプリンタ装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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FR2773107A1 (fr) * | 1997-12-27 | 1999-07-02 | Ricoh Kk | Procede et appareil d'enregistrement thermique reversible |
EP0943443A2 (de) * | 1998-03-17 | 1999-09-22 | Protechno Card GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Bedrucken von Thermochromic-Schichten |
EP0943443A3 (de) * | 1998-03-17 | 2000-04-05 | Protechno Card GmbH | Verfahren und Vorrichtung zum Bedrucken von Thermochromic-Schichten |
CN100412723C (zh) * | 2003-12-08 | 2008-08-20 | 株式会社东芝 | 图像删除装置和图像删除方法 |
KR101322508B1 (ko) * | 2012-07-02 | 2013-10-28 | 양 서문 | 핫멜트 필름을 이용한 앨범 속지 제조장치 |
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