JP3125247B2 - リライトカードリーダーライタによるロイコ型リライトカードの印字方法 - Google Patents

リライトカードリーダーライタによるロイコ型リライトカードの印字方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リライトカードリ
ーダーライタを用いることによって、近時注目されるロ
イコ型リライトカードの印字部分における発色印字を消
色させた後、当該印字部分に新規の印字加熱処理を施
し、当該書き換えの完了したロイコ型リライトカード
を、リライトカードリーダーライタから排出する際の印
字方法に関し、特にリライトカードリーダーライタ内に
おけるロイコ型リライトカードの処理時間を短縮しよう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】既知の如く近年種々の方式により、シー
トにおける記録と保存が可能であり、かつ繰り返し使用
することのできる可逆記録材料が提案されているが、そ
のうち感熱記録方式によるものとしては、透明・白濁型
のものと、発色・消色型のものが用いられている。上記
後者の発色・消色型と指称されるもののうち保持型と呼
ばれるものは、カードなどの印字部分に用いられて、印
字加熱により長鎖アルキル基をもつフェノール誘導体
が、ロイコ染料と反応して発色する能力をもち、かつ消
色加熱によって、当該発色印字を消色させることも可能
な特性を有している。
【0003】すなわち、上記カードの印字部分を用いれ
ば、これにサーマルヘッドで印字することにより発色
し、これに熱スタンプ等を接触させることで、上記の印
字画像を消色することができるのである。そして、この
際上記の如き熱による発消色現象は、加熱後の冷却速度
に依存し、ロイコ染料と可逆顕色剤である前記のフェノ
ール誘導体を加熱溶融し、その後速やかに冷却すれば加
熱溶融時のロイコ染料による発色濃度が保持され、これ
に対し上記の加熱溶融後の冷却速度を遅くして徐冷の条
件を与えれば、消色されることが知られている。
【0004】つまり、加熱後急冷すると発色し、徐冷す
ると消色するわけで、図2が、当該加熱後の冷却速度と
発色濃度との関係を示しており、当該両者は図示の如く
正の直線関係を有している。ところで、既知のリライト
カードリーダーライタにあっては、上記の如き発色・消
色型のロイコ型リライトカードを採択し、これに発色に
よる印字を記録したり消色したりして、繰り返しの使用
に供されているのであるが、当該リライトカードリーダ
ーライタによるこの種の印字方法としては、以下の如き
処理工程において、ロイコ型リライトカードの消字処理
と、その後の印字処理が実施されている。
【0005】すなわち、リライトカードリーダーライタ
に、ロイコ型リライトカードを挿入すると、これがカー
ド搬送路によって搬送されて行き、その途上で既知の如
く磁気データの処理が先ず行われる。次に印字部分の印
字を消色するための加熱処理がなされ、当該消色加熱処
理のロイコ型リライトカードは、自然冷却による徐冷に
より当該発色印字を消し、その後、新規に印字加熱処理
を行って、これまた自然冷却による冷却により発色さ
せ、当該印字記録済のロイコ型リライトカードを、リラ
イトカードリーダーライタから排出させるようにしてい
る。
【0006】ところが、前記従来手段によるときは、印
字加熱処理がサーマルヘッドによる印字加熱であり、従
って当該印字部分における局部的な加熱となることか
ら、自然冷却によっても可成りの急冷状態となり、この
ため満足すべき印字の発色濃度が得られる。ところが、
消色加熱処理に関しては、ホットスタンプやイレーズバ
ー等によりロイコ型リライトカードの印字部分を全面的
に加熱しなければならないので、自然冷却に任せている
当該手段によるときは、実際上、当該自然冷却による消
色完了までの待ち時間が15秒程度もかかることにな
り、これよりも短時間に処理しようとすると、次工程で
ある印字加熱処理にあって、ロイコ型リライトカードが
熱いうちに印字加熱されることになり、その後の自然冷
却処理では急冷とならず、印字文字の発色不良が生ずる
ことになる。すなわち、上記の従来手段にあっては、消
色のため冷却速度を遅くして徐冷しなければならないと
いう要請から、自然冷却を採択し、この結果可成りの冷
却時間を要するのが不可避であるという既成観念に終始
しているのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の難点を解消するため、請求項1では前記の従来手段に
あって、自然冷却に任せる既成観念を排し、消色条件が
満足される範囲の冷却速度にて強制冷却を施すようにす
るのである。このことによって、15秒程度を要してい
た消色加熱後の待ち時間を、実際上2秒程度に短縮可能
とし、消色不良を生ずることなしに、リライトカードリ
ーダーライタにおけるロイコ型リライトカードの処理時
間を大幅に改善できるようにするのが、その目的であ
る。
【0008】次に請求項2にあっては、上記請求項1に
おける強制冷却をファンによる空気流の吹き付けか、熱
伝導冷却体への接触手段によって実現させ、これにより
請求項1の目的を確実に達成しようとしている。
【0009】さらに請求項3によるときは、リライトカ
ードリーダーライタにおけるロイコ型リライトカードの
搬送方向を適時変更すると共に、消色加熱処理後の強制
冷却を、熱伝導性冷却体に対するロイコ型リライトカー
ドの摺接によって行うようにし、これにより前記請求項
1における目的を容易にして高い信頼性をもって実現で
きるようにしている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1にあっては、ロイコ型リライト
カードを、リライトカードリーダーライタのカード搬送
路にて所定方向へ搬送し、当該ロイコ型リライトカード
における印字部分への全面的な消色加熱処理を施し、さ
らにこのロイコ型リライトカードに対して、その消色条
件が満足される範囲の冷却速度をもって強制冷却し、次
いでその印字部分に印字加熱処理を施した後、当該カー
ド搬送路から排出するようにしたことを特徴とするリラ
イトカードリーダーライタによるロイコ型リライトカー
ドの印字方法を提供しようとしている。
【0011】次に請求項2では、上記請求項1におい
て、ロイコ型リライトカードに対し、その消色条件が満
足される範囲の冷却速度をもって行う強制冷却が、当該
ロイコ型リライトカードにファンによる空気流を吹き付
けるか、熱伝導性冷却体との接触により実施されること
をその内容としている。
【0012】そして、請求項3にあっては、ロイコ型リ
ライトカードを、リライトカードリーダーライタの所要
箇所に設けた挿入口からカード搬送路へ差し入れて所定
正転方向へ搬送し、当該ロイコ型リライトカードを所定
位置に停止するか搬送させながら、その印字部分に対し
て、夫々ホットスタンプの押当か、イレズバーとの摺接
による全面的な消色加熱処理を施し、さらにこのロイコ
型リライトカードを、前掲カード搬送路により前同正転
方向へ搬送する途上にあって熱伝導性冷却体に摺接する
ことにより、消色条件が満足される範囲の冷却速度をも
って強制冷却し、次いで所定距離だけ、カード搬送路に
より逆転方向へ搬送した後、ロイコ型リライトカードを
所定正転方向へ搬送する途上にあって、その印字部分に
印字加熱処理を施した後、カード搬出路により逆転また
は正転方向へ搬送した当該ロイコ型リライトカードを、
夫々前記の挿入口側か、その反対側から排出するように
したことを特徴とするリライトカードリーダーライタに
よるロイコ型リライトカードの印字方法を提供するもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る印字方法を実施する
のに用いることのできるリライトカードリーダーライタ
Aについて先ず説示すると、当該図示例では図1と図3
によって理解される通り、ロイコ型リライトカードCの
挿入口1aを有するカード搬送路1に沿って、順次磁気
データ処理部2、消色加熱処理部3そしてサーマル印字
部4、さらに強制冷却部5とが具備されているが、もち
ろん磁気データ処理部2を設けなかったり、設けられて
いても、これが使用されない場合もある。そして上記磁
気データ処理部2は、既知の通り第1駆動モータ2aの
回転を、矢印2eのように伝達して駆動される入口側搬
送用ローラ2bと、出口側搬送用ローラ2cとの間にあ
って、磁気ヘッド2dがカード搬送路1に臨設されたも
のである。図中2fはカード搬送ベルトで、S1、S2
はロイコ型リライトカードCの位置検知センサを示して
いる。
【0014】次に前記消色加熱処理部3として使用され
ているのは、ホットプレートを採択した印字消色用イレ
ーザ3aと、これに圧接自在な圧接用ソレノイド3bと
が、同上カード搬送路1の上下に配設されたものであ
る。また、前記したサーマル印字部4は、これまた既知
の通り第2駆動モータ4aによって駆動される印字用プ
ラテンローラ4bと、これを駆動軸として回転される印
字用搬送ローラ4cそして、これに対し適度の圧力で押
さえつけて外接状態にある印字用搬送押さえローラ4d
を具有している。上記印字用プラテンローラ4bの上位
には、カード搬送路1を挟んで、サーマルヘッド用ソレ
ノイド4eを有する印字用サーマルヘッド4fが対設さ
れて、ロイコ型リライトカードCの印字部分Pに、加熱
による発色印字が記録されるようになっている。
【0015】ここで前掲の強制冷却部5につき説示する
と、熱伝導性冷却体5aはL字形状の金属製プレートに
より形成されており、そのカード搬送路1上に形成され
た横向板部5bと、金属製である取付基体6に固設した
支承片5cとの間に、熱伝導性冷却体用テンションスプ
リング5dが介装されている。さらに、前記サーマル印
字部4における印字用プラテンローラ4bの駆動軸によ
り回転駆動される搬送用ローラ5eが、カード搬送路1
の下位側に設けられ、これと上位側にあって外接する冷
却用押圧ローラ5fが装設され、しかも、冷却用押圧ロ
ーラテンションスプリング5gが、前記の取付基体6に
固設した係止ピン5hと、冷却用押圧ローラ5fの回転
軸との間にあって介装されている。
【0016】さらに図示の強制冷却部5は、前記の熱伝
導性冷却体5aの縦向板部5iにあって縦長孔5jが穿
設され、これに、取付基体6にあって取着されたガイド
ピン5kが挿通されることにより、熱伝導性冷却体5a
が昇降動自在なるよう構成されていると共に、冷却用押
圧ローラ5fには、搬送ローラ5eの駆動によって回転
が伝達されるよう外接状態となっている。そして、上記
した冷却用押圧ローラテンションスプリング5gによ
り、冷却用押圧ローラ5fに対する押下力が、熱伝導性
冷却体用テンションスプリング5dによる横向板部5b
への押上力よりも大きく設定されている。
【0017】従って、後に詳記するように熱伝導性冷却
体5aの横向板部5bと冷却用押圧ローラ5fとの間
に、ロイコ型リライトカードCが挿入されて来ると、熱
伝導性冷却体用テンションスプリング5dの弾力に抗し
て、熱伝導性冷却体5aが縦長孔5jによる遊びによっ
て下向きに、ロイコ型リライトカードCの厚みだけ降下
した状態下で、カード搬送路1を搬送されて行く。従っ
て、この冷却用押圧ローラ5fが、熱伝導性冷却体5a
から押し上げられてしまい、搬送ローラ5eから離れる
ことで搬送異常が生ずるといったことはなく、ロイコ型
リライトカードCの裏面が、横向板部5bの上面と充分
に圧接摺動の状態にて搬送されて行く。
【0018】以上説示のリライトカードリーダーライタ
Aを参照して、本発明に係る請求項1の印字方法につき
以下詳記すると、従来の方法と同様にして、リライトカ
ードリーダーライタAの挿入口1aより、ロイコ型リラ
イトカードCを挿入することで、カード搬送路1により
図1の矢印Dである所定の方向へ搬送され、先ず、当該
ロイコ型リライトカードCに、本実施態様では磁気デー
タ処理を施した後、次段に備えた消色加熱処理部3にお
いて、上記ロイコ型リライトカードCの印字部分Pに対
し全面的な消色加熱処理を行う。
【0019】上記の磁気データ処理を行う場合には、既
知の如く前記の磁気データ処理部2における位置検知セ
ンサS1、S2により、ロイコ型リライトカードCの位
置を検知し、これにより第1駆動モータ2aを制御して
適所で当該ロイコ型リライトカードCを停止そして発進
させることで、磁気ヘッド2dにより行われる。そして
カード搬送路1によるロイコ型リライトカードCの搬送
は、図1の場合第1駆動モータ2aにより駆動される入
口側搬送用ローラ2b、出口側搬送用ローラ2c、そし
てカード搬送ベルト2fによってなされることになる。
【0020】さらに、上記の消色加熱処理部3として例
示されているものは、ホットスタンプを用いており、従
ってカード搬送路1により搬送されて来たロイコ型リラ
イトカードCを、位置検知センサS3にて検知して、こ
れを図1のカード停止位置C1にて静止させた後、前記
の圧接用ソレノイド3bを励磁して、上位側の印字消色
用レーザ3aを吸引し、これにより当該両者3a、3b
間に挟圧することで印字消色用レーザ3aのヒータによ
る熱により、ロイコ型リライトカードCの印字部分Pに
対し、全面的な消色加熱処理が施されることになる。こ
こで、ホットスタンプでなくイレーズバーを用いた場合
には、ロイコ型リライトカードCを停止させることな
く、印字部分Pに対するイレーズバーの摺接により、消
色加熱処理がなされることとなる。
【0021】次いで、本発明ではロイコ型リライトカー
ドCが、強制冷却部5において消色条件が満足される範
囲の冷却速度をもって強制冷却されることになる。ここ
で、強制冷却の手段としては、請求項2によって明示さ
れるように、図示されていないファンにより空気流を
得、これを印字部分P側へ向けて吹き付けたり、図1に
より明示の如く熱伝導性冷却体5aとの接触を保持して
実施するのが最も望ましい。
【0022】そこで、熱伝導性冷却体5aによる場合に
つき、これを図1によって詳記するとカード停止位置C
1での消色処理が終了した後、当該ロイコ型リライトカ
ードCが右方向へ搬送され、その先端側が冷却用押圧ロ
ーラ5fと、これに外接の搬送ローラ5e間に到達する
ことで、熱伝導性冷却体5aが、前記の如くロイコ型リ
ライトカードCの厚さだけ、熱伝導性冷却体用テンショ
ンスプリング5dの弾力に抗して押下され、これにより
当該ロイコ型リライトカードCは、熱伝導性冷却体5a
に充分圧接されながら冷却用押圧ローラ5fと搬送ロー
ラ5eとによって右方へ搬送されて行く。従って、カー
ド位置C2から印字部分Pの冷却が開始され、カード位
置C3に達することで、印字部分Pの最終端まで強制冷
却が施される。そして、当該カード位置C3を位置検知
センサS5が検知することで、ロイコ型リライトカード
Cは、第2駆動モータ4aによる逆転搬送となり、カー
ドホーム位置C4まで搬送される。
【0023】上記のようにして強制冷却部5により、ロ
イコ型リライトカードCが強制冷却を受けることから、
もちろん従来手段の場合よりもその冷却速度は大となる
のであるが、この際印字部分Pは前記の如く、全面的に
消色加熱処理部3により加熱されているため、可成りの
熱量を有しているから、従来手段では15秒程度かけて
自然冷却していたのに対し、消色の条件を満足させる範
囲の冷却速度をもって強制冷却した本発明では、当該強
制冷却に要する時間を、2秒程度に短縮し得ることとな
った。
【0024】上記強制冷却後にあっては、従来技術と同
じく図1の場合には前掲カードホーム位置C4にあるロ
イコ型リライトカードCを正転駆動させ右方へ搬送して
行き、位置検知センサC4をトリガとして、カード位置
C5でロイコ型リライトカードCを停止させ、ここでサ
ーマル印字部4の印字用サーマルヘッド4fが動作さ
れ、これにより指定印字情報を、既知の通り印字部分に
印字熱処理により印字する。次いでロイコ型リライトカ
ードCはカード位置C6を経て、カード位置C7に達す
ることにより印字動作が完了し、これを位置検知センサ
S5が検知して図示例ではロイコ型リライトカードC
が、再び前記の如く逆転搬送されて挿入口1aから搬送
され、顧客はこれを受領し得ることになる。そして、も
ちろん上記の印字加熱処理では、印字部分Pのごく一部
が加熱されるだけであるから、従来方法と同じく強制冷
却によることなく、自然冷却によって充分な発色濃度が
得られるのである。ここで、もちろんロイコ型リライト
カードCは、上記の如く挿入口1aからでなく、その反
対側から排出するようにしてもよい。
【0025】次に請求項3の方法にあっては、既に図1
について説示した請求項1と請求項2に係る説明内容に
おいても触れられているように、ロイコ型リライトカー
ドCを、リライトカードリーダーライタAの挿入口1a
からカード搬送路1へ差し入れて、所定正転方向へ搬送
する第1工程と、所定位置に停止したロイコ型リライト
カードCの印字部分Pに、ホットスタンプまたはイレー
ズバーによる全面的な消色加熱処理を施し、さらにカー
ド搬送路1により搬送の途上でロイコ型リライトカード
Cを、熱伝導性冷却体5aに摺接することで、消色条件
が満足される範囲内で冷却速度を早くするための強制冷
却が施される第2工程とを具有している。
【0026】さらに、第3工程では所定距離だけカード
搬送路1によりロイコ型リライトカードCを逆転搬送し
た後、これを正転搬送して当該途上で印字部分Pへの印
字加熱処理を施した後、発色したロイコ型リライトカー
ドCを挿入口1aから逆転または正転搬送により排出さ
せることになる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のようにして実施できるも
のであるから、請求項1によるときは、従来手段にあっ
て実施されていない消色熱処理後の強制冷却工程を導入
し、しかも、この強制冷却にあっては、消色条件が満足
される範囲内で冷却速度が設定されるようにしたことか
ら、従来のリライトカードリーダーライタにあって、ロ
イコ型リライトカードが処理されるに要する時間を、可
成り大幅に短縮することができ、しかも発色印字の消色
についても満足な結果が得られ、この種のリサイクルカ
ードにあって、そのユーザおよびこれを利用する顧客に
対し、多大な利益を供与し得ることになる。
【0028】そして、請求項2にあっては、上記の強制
冷却をファンによる空気流の吹き付けや熱伝導性冷却体
への印字部分の接触により行うようにしたので、リライ
トカードリーダーライタとしても、大形化することなし
に前記請求項1の効果を確実に発揮させることができ
る。さらに請求項3によるときは、これまでのリライト
カードリーダーライタにおける最終箇所にあって、強制
冷却部を付設し、ロイコ型リライトカードの正転搬送と
逆転搬送を適時実施させるよう制御することで、比較的
安価に改造することもでき、請求項1の効果を高い信頼
性をもって発揮させ得ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロイコ型リライトカードの印字方
法を実施するのに用い得るリライトカードリーダーライ
タとロイコ型リライトカードの搬送処理行程とを示す要
部側面説明図である。
【図2】ロイコ型リライトカードの特性である加熱後の
冷却速度と発色濃度との関係を示した図表である。
【図3】図1における消色加熱処理部と強制冷却部とを
示した平面略示図である。
【符号の説明】
1 カード搬送路 1a 挿入口 3a 印字消色用イレーザ 5a 熱伝導性冷却体 A リライトカードリーダーライタ C ロイコ型リライトカード P 印字部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−90934(JP,A) 特開 平8−324113(JP,A) 特開 平10−250230(JP,A) 特開 平5−262012(JP,A) 特開 平5−270103(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/32 B41M 5/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロイコ型リライトカードを、リライトカ
    ードリーダーライタのカード搬送路にて所定方向へ搬送
    し、当該ロイコ型リライトカードにおける印字部分への
    全面的な消色加熱処理を施し、さらにこのロイコ型リラ
    イトカードに対して、その消色条件が満足される範囲の
    冷却速度をもって強制冷却し、次いでその印字部分に印
    字加熱処理を施した後、当該カード搬送路から排出する
    ようにしたことを特徴とするリライトカードリーダーラ
    イタによるロイコ型リライトカードの印字方法。
  2. 【請求項2】 ロイコ型リライトカードに対し、その消
    色条件が満足される範囲の冷却速度をもって行う強制冷
    却が、当該ロイコ型リライトカードにファンによる空気
    流を吹き付けるか、熱伝導性冷却体との接触により実施
    される請求項1記載のリライトカードリーダーライタに
    よるロイコ型リライトカードの印字方法。
  3. 【請求項3】 ロイコ型リライトカードを、リライトカ
    ードリーダーライタの所要箇所に設けた挿入口からカー
    ド搬送路へ差し入れて所定正転方向へ搬送し、当該ロイ
    コ型リライトカードを所定位置に停止するか搬送させな
    がら、その印字部分に対して、夫々ホットスタンプの押
    当か、イレズバーとの摺接による全面的な消色加熱処理
    を施し、さらにこのロイコ型リライトカードを、前掲カ
    ード搬送路により前同正転方向へ搬送する途上にあって
    熱伝導性冷却体に摺接することにより、消色条件が満足
    される範囲の冷却速度をもって強制冷却し、次いで所定
    距離だけ、カード搬送路により逆転方向へ搬送した後、
    ロイコ型リライトカードを所定正転方向へ搬送する途上
    にあって、その印字部分に印字加熱処理を施した後、カ
    ード搬出路により逆転または正転方向へ搬送した当該ロ
    イコ型リライトカードを、夫々前記の挿入口側か、その
    反対側から排出するようにしたことを特徴とするリライ
    トカードリーダーライタによるロイコ型リライトカード
    の印字方法。
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