JP2000085181A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000085181A
JP2000085181A JP10260079A JP26007998A JP2000085181A JP 2000085181 A JP2000085181 A JP 2000085181A JP 10260079 A JP10260079 A JP 10260079A JP 26007998 A JP26007998 A JP 26007998A JP 2000085181 A JP2000085181 A JP 2000085181A
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  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、1ドットの黒ラインや白の1ドッ
トラインは再現性が落ち縦線と横線き再現性の違いがあ
るという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、発光データ生成手段30
が、注目画素とその周辺の複数画素のパターンが画像の
エッジ部分又は1ドットラインを示す複数の特定パター
ンのいずれかのパターンに一致したことを検出したとき
にそのパターンに応じた発光データを生成し、注目画素
とその周辺の複数画素のパターンが複数の特定パターン
のいずれのパターンとも一致しないときに複数ビットの
画像データの持つ濃度情報に応じた発光データを生成す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタル複写機、レ
ーザプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機、レーザプリンタ等の画
像形成装置においては、作像方式として、感光体上にお
ける原稿(画像データ)の黒の部分に対応した所にレー
ザ光を照射してそこに現像装置でトナーを載せることに
より画像を形成するネガ/ポジ(N/P)プロセスを行
う方式が一般的に用いられている。
【0003】レーザ光のビーム径は理論上の1ドットよ
りも通常大きいために、感光体上の画像部にレーザ光を
照射してその部分をトナーの付着で画像として形成する
N/Pプロセスでは、通常1ドットの黒ラインは太くし
っかりと再現されるので、線の途切れなどには強くな
る。しかし、1ドットの黒ラインは原稿の黒ラインより
も太めに再現されたり、白の1ドットラインは細くなっ
て再現性が落ちてしまったりする。特に、原稿画像を複
写した用紙を再度原稿として使用する、いわゆる孫コピ
ーでは、その現象が大きく現われる。
【0004】また、電子写真方式の画像形成装置では、
不具合として縦線と横線の再現性の違いがあり、一般的
に縦線の方が横線よりもしっかり太く再現されるため、
作像条件を決める際に作像条件を縦線に合わせれば横線
が原稿の横線よりも細くなりがちになり、また、逆に作
像条件を横線に合わせれば縦線が原稿の横線よりも太く
なりがちになるという不具合があり、作像条件を決める
難しさの一因となっている。
【0005】このような不具合を解決するために、特開
平5−75816号公報に記載された技術では、2値画
像データに対して注目画素とその前後の2画素以上の画
素を参照して注目画素の濃度を決定することにより、非
画像部が潰れることを防止し、1ドットラインの再現性
を向上させている。また、特開平6−89338号公報
に記載された技術では、多値画像に対して注目画素とそ
の隣接画素の関係から注目画素の記録開始位置を決定す
ることにより、注目画素をその隣接画素に寄せて記録し
て2画素以上に分割された細線、画像のエッジ部の再現
性を向上させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−758
16号公報に記載された技術は、2値画像データに対し
てのみ濃度を補正して1ドットラインの再現性を向上さ
せる技術であり、多値画像については適用できない。ま
た、上記特開平6−89338号公報に記載された技術
は、多値画像に対して注目画素をその隣接画素に寄せて
記録して2画素以上に分割された細線、画像のエッジ部
の再現性を向上させる技術であり、1画素の細線や、縦
線と横線の太さが異なる場合の線幅の補正については何
ら考慮されていない。
【0007】請求項1に係る発明は、複数画素にまたが
るラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりす
ぎることを防ぐことができ、縦線と横線の太さが異なる
ことを防ぐことができる画像形成装置を提供することを
目的とする。請求項2に係る発明は、複数画素にまたが
るラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりす
ぎることを防ぐことができ、縦線と横線の太さが異なる
ことを防ぐことができる画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0008】請求項3に係る発明は、ハードウェアの構
成を簡略化することができ、不必要な補正を行うことに
よる異常画像の発生を防ぐことができる画像形成装置を
提供することを目的とする。請求項4に係る発明は、複
数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ドットライ
ンが太くなりすぎることを防ぐことができ、縦線と横線
の太さが異なることを防ぐことができる画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0009】請求項5に係る発明は、複数画素にまたが
るラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりす
ぎたり逆に白の1ドットラインがつぶれたりすることを
防ぐことができ、縦線と横線の太さが異なることを防ぐ
ことができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。請求項6に係る発明は、複数画素にまたがるライン
のエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎたり逆
に白の1ドットラインがつぶれたりすることを防ぐこと
ができ、縦線と横線の太さが異なることを防ぐことがで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】請求項7に係る発明は、ハードウェアの構
成を簡略化することができ、不必要な補正を行うことに
よる異常画像の発生を防ぐことができる画像形成装置を
提供することを目的とする。請求項8に係る発明は、複
数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ドットライ
ンが太くなりすぎたり逆に白の1ドットラインがつぶれ
たりすることを防ぐことができ、縦線と横線の太さが異
なることを防ぐことができる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、入力された濃度情報のみを
示す複数ビットの画像データから該画像データのビット
数よりも多いビット数の発光データを生成する発光デー
タ生成手段と、この発光データ生成手段により生成され
た発光データに応じて書き込み用光源の発光時間及び/
又は発光パワー及び/又は発光時間及び発光パワーの両
方を変調し、前記書き込み用光源の発光タイミングとし
て少なくとも左右両方向からの制御を切り換える変調手
段とを備えた画像形成装置であって、前記発光データ生
成手段は、前記複数ビットの画像データの注目画素とそ
の周辺の複数画素のパターンが画像のエッジ部分又は1
ドットラインを示す複数の特定パターンのいずれかのパ
ターンに一致したことを検出したときにその一致したパ
ターンに応じたデータを発光データとして生成し、前記
複数ビットの画像データの注目画素とその周辺の複数画
素のパターンが前記複数の特定パターンのいずれのパタ
ーンとも一致しないときに前記複数ビットの画像データ
の持つ濃度情報に応じたデータを発光データとして生成
するものである。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記発光データ生成手段は、更に
前記複数ビットの画像データの注目画素とその周辺の複
数画素のパターンが画像のエッジ部分又は1ドットライ
ンを示す複数の特定パターンのいずれかのパターンに一
致したことを検出したときにその一致したパターンに応
じて前記変調手段における発光タイミングを制御する位
相データを生成するものである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記発光データ生成手段は、入力
された濃度情報のみを示す複数ビットの画像データを主
走査方向に遅延させる遅延手段と、この遅延手段から出
力される画像データから主走査方向の複数の画素のパタ
ーンが前記複数の特定パターンのいずれかのパターンに
一致するかどうかを検出するパターン検出手段と、この
パターン検出手段の検出結果に従って、設定された発光
データを出力する発光データ出力手段とを有し、前記パ
ターン検出手段は主走査方向の複数の画素のパターンが
注目画素の左右の画素が白又は黒の組合せで且つ注目画
素が中間調又は黒であるパターンに一致したときに該パ
ターンを濃度補正対象である画像のエッジ部分又は1ド
ットラインとして検出するものである。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項3記載の画
像形成装置において、前記発光データ生成手段は前記パ
ターン検出手段により画像のエッジ部分又は1ドットラ
インとして検出した画像データの発光データを通常より
も下げることにより縦線の細線化を行うものである。
【0015】請求項5に係る発明は、入力された濃度情
報のみを示す複数ビットの画像データから該画像データ
のビット数よりも多いビット数のコードデータを生成す
るコードデータ生成手段と、このコードデータ生成手段
により生成されたコードデータから発光データを生成す
る発光データ生成手段と、この発光データ生成手段によ
り生成された発光データに応じて書き込み用光源の発光
時間及び/又は発光パワー及び/又は発光時間及び発光
パワーの両方を変調し、前記書き込み用光源の発光タイ
ミングとして少なくとも左右両方向からの制御を切り換
える変調手段とを備えた画像形成装置であって、前記コ
ードデータ生成手段は、前記複数ビットの画像データの
注目画素とその周辺の複数画素のパターンが画像のエッ
ジ部分又は1ドットラインを示す複数の特定パターンの
いずれかのパターンに一致するかどうかを示す1乃至複
数のビットの信号を元々の前記複数ビットの画像データ
に付加することによりコードデータを生成するものであ
る。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、前記発光データ生成手段は、更に
前記複数ビットの画像データの注目画素とその周辺の複
数画素のパターンが画像のエッジ部分又は1ドットライ
ンを示す複数の特定パターンのいずれかのパターンに一
致したことを検出したときにその一致したパターンに応
じて前記変調手段における発光タイミングを制御する位
相データを生成するものである。
【0017】請求項7に係る発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、前記発光データ生成手段は、入力
された濃度情報のみを示す複数ビットの画像データを主
走査方向に遅延させる遅延手段と、この遅延手段から出
力される画像データから主走査方向の複数の画素のパタ
ーンが前記複数の特定パターンのいずれかのパターンに
一致するかどうかを検出するパターン検出手段と、この
パターン検出手段の検出結果に従って、設定された発光
データを出力する発光データ出力手段とを有し、前記パ
ターン検出手段は主走査方向の複数の画素のパターンが
注目画素の左右の画素が白又は黒の組合せで且つ注目画
素が中間調又は黒であるパターンに一致したときに該パ
ターンを濃度補正対象である画像のエッジ部分又は1ド
ットラインとして検出するものである。
【0018】請求項8に係る発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、前記発光データ生成手段は前記パ
ターン検出手段により画像のエッジ部分又は1ドットラ
インとして検出した画像データの発光データを通常より
も下げることにより縦線の細線化を行うものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図2は本発明の第1の実施形態を
示す。この第1の実施形態はN/Pプロセスを行う電子
写真方式のデジタル複写機からなる画像形成装置の一実
施形態である。このデジタル複写機1は、原稿を載置し
てその画像を読み取るための原稿台2、及び原稿台2上
の原稿を押えるための圧板3が上部に設けられ、原稿画
像読み取りのためのモード・複写倍率の設定、オペレー
タに対する表示などを行う操作部4が上部前面に設けら
れている。また、デジタル複写機1は、下側に給紙部5
が設けられ、左側に排紙部6が設けられている。
【0020】デジタル複写機1の内部は、画像読み取り
系、感光体、帯電系、書き込み系、現像系、給紙搬送
系、転写系、定着系、排紙系などのデジタル複写機の公
知の機構、制御装置が内臓されており、これらにより複
写機としての動作が実現される。つまり、原稿は原稿台
2の上に載置されて圧板3により原稿台2に密着され、
画像読み取り系は、原稿台2上の原稿を照明系により照
明してその反射光を結像光学系を介して読み取り素子と
してのCCDからなるラインセンサで光電変換するとと
もに、原稿台2上の原稿を照明系及び可動光学系の移動
により走査してラインセンサから画像信号を得る。この
画像信号は後述の回路により様々な補正が行われて書き
込み系に入力される。
【0021】感光体は、帯電系により一様に帯電されて
書き込み系により露光されることで静電潜像が形成され
る。書き込み系は、例えば記録用光源としての半導体レ
ーザ(レーザダイオード)を画像信号により駆動し、レ
ーザダイオードからの画像信号で変調されたレーザ光を
ポリゴンミラーなどの回転偏向器で偏向走査して感光体
に照射することにより感光体を露光して感光体上に画像
を書き込むことで静電潜像を形成する。
【0022】感光体上の静電潜像は現像系により現像さ
れてトナー像となり、また用紙が給紙部5から給紙搬送
系により給送される。この用紙は、転写系により感光体
上のトナー像が転写されて定着系によりトナー像が定着
され、排紙系により排紙部6へコピーとして排出され
る。感光体、帯電系、書き込み系、現像系、給紙部5、
給紙搬送系、転写系、定着系はN/Pプロセスを行う電
子写真方式の作像手段を構成している。
【0023】図1は、デジタル複写機1において画像信
号の処理を行う部分を示す。読み取り処理部10は、上
記ラインセンサにより600dpiで読み取った画像デ
ータをA/D変換後にシェーディング補正などの様々な
補正を行い、画像データDaとして1画素毎に8ビット
(256階調)で画像処理部20に出力する。画像処理
部20は、読み取り処理部10からの画像データDaを
MTF補正、変倍処理などを行って画質補正をした後
に、2ビット(4階調)の画像データDbに変換して書
き込み処理部30に出力する。
【0024】書き込み処理部30においては、画像処理
部20からの濃度情報のみを示す画像データDbを遅延
手段としてのデータ遅延部40にて主走査方向に遅延す
ることにより主走査方向3画素のデータ配列Dc1〜D
c3(注目画素及びその左右に隣接する画素)を作り、
この画像データDc1〜Dc3をパターン検出手段とし
てのパターン検出部50へ出力する。このパターン検出
部50は、データ遅延部40からの3画素配列の画像デ
ータDc1〜Dc3のパターンが画像のエッジ部や1ド
ットラインなどの複数の特定パターンのいずれかと一致
するかどうかを検出し、その検出結果Dd1〜Dd8を
出力する。
【0025】この検出結果Dd1〜Dd8は、画像デー
タDc1〜Dc3のパターンがどの特定パターンと一致
するかを示し、あるいは画像データDc1〜Dc3のパ
ターンが一致する特定パターンがなかった場合には注目
画素の濃度の値を示す。また、パターン検出部50は、
位相データ生成手段を兼ね、書き込み位置を右から書き
込みを行う位置とするか、左から書き込みを行う位置と
するかを示す位相データDsの生成も行う。
【0026】パターン検出部50からの検出結果Dd1
〜Dd8は発光データ出力手段としてのデータ変換部6
0により検出結果Dd1〜Dd8に応じて、設定された
8ビットの発光データDeに変換される。図示しない変
調手段としての変調部は、データ変換部60からの発光
データDe及びパターン検出部50からの位相データD
sに基づいて書き込み用光源としての上記レーザダイオ
ードの発光時間又は発光パワー又は発光時間及び発光パ
ワーの両方を変調することにより画像データ中のエッジ
部や細線の部分についての書き込み濃度や書き込み開始
位置を変更し、256階調、600dpiで上記レーザ
ダイオードからのレーザ光による感光体への書き込みを
行う。
【0027】制御部70は、操作部4と接続されてお
り、操作部4に設定された、原稿を読み取る際のモード
設定等に基づき、読み取り処理部10、画像処理部20
及び書き込み処理部30を制御する。読み取り処理部1
0、画像処理部20及びパルス幅変調、パワー変調、書
き込み位置変調の方法は、公知の技術であり、詳細な説
明を省略する。
【0028】次に、図5を用いて画像の制御信号につい
て説明する。画像の制御信号には画像の主走査方向の同
期信号XLSYNC、主走査方向の画像有効期間を示す
信号XLGATE、副走査方向の画像有効期間を示す信
号XFGATE、画像データの同期を取るためのクロッ
クCLKがある。画像データDbは、XLSYNCによ
りライン毎の同期が取られ、XFGATE,XLGAT
Eが低(L)レベルの間は画素クロックCLKに同期し
て画像処理部20より出力される。
【0029】図3はデータ遅延部40の構成示し、図4
は本実施形態の動作を説明するためのタイミングチャー
トを示す。データ遅延部40は、画像処理部20で処理
された画像データDbをクロックCLKに同期して遅延
することにより、主走査方向に連続する3画素のデータ
配列Dc1〜Dc3を生成する。画像処理部20で様々
な処理を行った後に2ビット(4階調)の信号に変換さ
れた画像データDbは、フリップフロップ(F/F)4
1に入力され、クロックCLKによりF/F41にラッ
チされる。
【0030】F/F41の出力信号Dc1は画像処理部
20からの画像データDbを1クロック分遅延したデー
タとなり、このデータはさらにF/F42でクロックC
LKによりラッチされることでクロックCLKに同期し
て遅延される。同様に、F/F42の出力信号Dc2は
F/F41の出力信号Dc1を1クロック分遅延したデ
ータとなり、このデータはさらにF/F43でクロック
CLKによりラッチされることでクロックCLKに同期
して遅延される。
【0031】これらのF/F41〜F/F43からの画
像データDc1〜Dc3は、データ変換部50に出力さ
れ、データ変換部50で矢印↑の部分から画像のエッジ
部や1ドットラインの検出に使用される。このとき、画
像データDc2が注目画素のデータとなり、画像データ
Dc1,Dc3が注目画素の周辺画素(左右に隣接した
画素)のデータとなる。
【0032】画像処理部20で処理された画像データD
bは、2ビットのデータであるので、濃度としては4段
階を取ることができる。この画像データDbと実際の画
像との関係は図6(1)に示す通りである。つまり、画
像データDbの2ビットの組合せが(0、0)の時には
画像が白であり、画像データDbの2ビットの組合せが
(0、1)の時には画像が中間調1である。画像データ
Dbの2ビットの組合せが(1、0)の時には画像が中
間調1よりも濃度の高い中間調2であり、画像データD
bの2ビットの組合せが(1、1)の時には画像が黒で
ある。
【0033】従って、F/F41〜F/F43からの画
像データDc1〜Dc3の組合せとしては各ドット4つ
の状態を取り得るために4×4×4で64通りの状態を
持ち、この状態全てを認識してデータ変換部60で後述
のようにデータ変換して補正をかける場合には64×8
ビットの変換テーブルが必要となり、ハードウェアの規
模が大きくなってしまう。
【0034】そこで、この第1の実施形態では、周辺画
素のデータDc1,Dc3が白または黒で、かつ、注目
画素のデータDc2が中間調または黒となるパターンを
検出する。つまり、画像データDc1〜Dc3の図7に
示す上側の6つの特定パターン等を検出する。
【0035】ここで、これらの特定のパターンの意味に
ついて説明する。{Dc1、Dc2、Dc3}=(0、
0、1、1、0、0)、(0、0、1、0、0、0)の
各パターンは1ドットラインを示し、この両者の違いは
線の太さのみである。また、{Dc1、Dc2、Dc
3}=(1、1、1、1、0、0)、(0、0、1、
1、1、1)、(1、1、1、0、0、0)、(0、
0、1、0、1、1)の各パターンは、2画素以上に分
割された線の端部などに該当し、それぞれの画像の先端
か後端または端部に位置する線の太さによりパターンが
異なっている。
【0036】また、残りの4つのパターン、つまり、
{Dc1、Dc2、Dc3}=(×、×、0、0、×、
×)、(×、×、0、1、×、×)、(×、×、1、
0、×、×)、(×、×、1、1、×、×)の各パター
ンは、上記6つのパターンに該当しなかった場合で各々
注目画素の濃度により異なっている。そして、図7にお
いて、各パターンの右にある信号Dd1〜Dd8は画像
データDc1〜Dc3のパターンがその左の特定パター
ンに一致した際に1となる。なお、×は不定を示す。
【0037】更に、検出パターンについて説明すると、
本実施形態では、画像データは周辺画素のデータDc
1,Dc3が白または黒、注目画素のデータDc2が中
間調または黒の場合で、かつ、補正の必要な場合のみ補
正をかけるようにしている。つまり、注目画素が元々白
であればそれ以上データを減らすことができないので、
注目画素が中間調か黒の場合を補正の対象としている。
【0038】周辺画素が白か黒の場合に画像データを補
正するのは、入力される画像データとして位相情報がな
いデータを使用しているため、中間調の場合は本来はそ
のデータを右に寄せればよいのか、左に寄せればよいの
か不明である。従って、注目画素と、周辺画素の一方と
が共に中間調の時にその2つの中間調データを寄せて記
録すれば良いのか、離して記録すれば良いのかが不明で
あり、場合によっては補正をかけることによりかえって
不具合が生じてしまう。これに対して、画像データを補
正する場合の周辺画素を白又は黒に限定してしまえば、
位相情報は画像データの補正に無関係でフルデューティ
で記録するか、記録しないかであり、黒画素の隣りに中
間調画素が来るのは文字原稿を主体として考えた場合に
画像の先端・後端部分であることが多く、これを補正す
ることによって再現性が向上する。
【0039】このように画像データDc1〜Dc3から
特定のパターンのみを検出して検出結果Dd1〜Dd8
を得ることにより、データ変換部50の変換テーブルと
しては8通りの状態に対してのみ必要になり、何もしな
かった場合(画像データDc1〜Dc3から全てのパタ
ーンを検出する場合)と比べて変換テーブルが1/8の
量になる。
【0040】もし、もう少しハードウェアの規模が増え
ても良いならば、更に特定のパターンとして図8に示す
ようなパターンを追加しても良い。この追加しても良い
パターンにおいて、{Dc1、Dc2、Dc3}=
(0、0、0、1、0、0)は更に細かい1ドットライ
ンを示し、{Dc1、Dc2、Dc3}=(1、1、
0、1、0、0)、(0、0、0、1、1、1)のパタ
ーンは画像の端部を示し、{Dc1、Dc2、Dc3}
=(1、1、0、1、1、1)のパターンは白の1ドッ
トラインを示す。
【0041】同じコード(Dd1〜Dd8のうちの同じ
もの)を割り当てたパターンについては更に黒画素が右
にあるのか左にあるのかによって位相データDsを生成
する。この位相データDsは、通常は黒画素が左側で左
寄せ(注目画素を左側の黒画素に寄せるデータ0)にし
ておき、黒画素が右側にある時には右寄せ(注目画素を
右側の黒画素に寄せるデータ1)にすることにより、更
に画像の先端部、後端部で記録品質の良い画像が得られ
る。また、本実施形態では使用しないが、記録用光源と
してのレーザダイオードの発光タイミング制御でドット
を中央に選べる場合には、位相データDsは、1ドット
ラインを検出したときに中央(ドットを左右に寄せずに
中央とするデータ2)を生成することにより記録品質の
良い画像が得られる。図6(2)は位相データと書き込
み位置の関係を示す。
【0042】図9はパターン検出部50の一部を示す。
パターン検出部50は、データ遅延部40で主走査方向
に遅延して得られた3画素のデータ配列Dc1〜Dc3
が図7に示した特定のパターンに一致するかどうかを検
出し、また位相データを生成する。パターン検出部50
はデータ遅延部40からの画像データDc1〜Dc3
(Dc1(0)、Dc1(1)、Dc2(0)、Dc2
(1)、Dc3(0)、Dc3(1))に対して反転回
路、論理積ゲート(アンドゲート)、論理和ゲート(オ
アゲート)などのゲートの組み合わせで構成した各パタ
ーン検出部分で特定パターンとのパターンマッチングを
行う。
【0043】図9は画像データDc1〜Dc3と{Dc
1、Dc2、Dc3}=(0、0、1、1、0、0)の
特定パターンとのパターンマッチングを行うパターン検
出部分を示す。画像データDc1の各ビットDc1
(0)、Dc1(1)及び画像データDc3の各ビット
Dc3(0)、Dc3(1)はそれぞれインバータ51
a〜51dで反転されることにより、画像データDc1
〜3のパターンが(0、0、1、1、0、0)の特定パ
ターンと一致する場合にはインバータ51a〜51dの
出力信号は1となる。したがって、インバータ51a〜
51dの出力信号及び画像データDc2の各ビットDc
2(0)、Dc2(1)が入力されるアンドゲート52
の出力信号Dd1は画像データDc1〜Dc3のパター
ンが(0、0、1、1、0、0)の特定パターンと一致
する場合に1となる。
【0044】このように、画像データDc1〜Dc3と
各特定パターン(図7に示す上側の6つの特定パター
ン)とのパターンマッチングを各パターン検出部分で行
う場合には、各パターン検出部分の出力信号Dd1〜D
d4のうち、画像データDc1〜Dc3のパターンとマ
ッチングした特定パターンに対応するパターン検出部分
の出力信号が1となる。
【0045】このとき、図10に示すように、2つのパ
ターンに対応する信号Dd3を出力する2つのパターン
検出部分、つまり、画像データDc1〜Dc3と(1、
1、1、1、0、0)、(0、0、1、1、1、1)の
各特定パターンとのパターンマッチングを行うパターン
検出部分53a、53bの出力信号Dd31、Dd32
はオアゲート54に入力され、画像データDc1〜Dc
3のパターンが(1、1、1、1、0、0)、(0、
0、1、1、1、1)の特定パターンのどちらかと一致
した時にオアゲート54の出力信号Dd3が1となる。
【0046】また、同様に、他の2つの特定パターンに
対応する信号Dd4を出力する2つのパターン検出部
分、つまり、画像データDc1〜Dc3と(1、1、
1、0、0、0)、(0、0、1、0、1、1)の各特
定パターンとのパターンマッチングを行うパターン検出
部分の出力信号はオアゲートに入力され、画像データD
c1〜Dc3と(1、1、1、0、0、0)、(0、
0、1、0、1、1)の特定パターンのどちらかが一致
した時にそのオアゲートの出力信号Dd4が1となる。
【0047】画像データDc1〜Dc3のパターンが図
7に示す上側の6つの特定パターンのいずれとも一致し
ない場合には、これらの特定パターンに対応する信号D
d1〜Dd4が全て0になる。これらの信号Dd1〜D
d4は図12に示すようにオアゲート57に入力され、
このオアゲート57の出力信号とデータ遅延部40から
の画像データDc2(0)、Dc2(1)とがオアゲー
ト58に入力されてオアゲート58の出力信号が反転回
路59で反転される。
【0048】従って、画像データDc1〜Dc3のパタ
ーンが図7に示す上側の6つの特定パターンのいずれと
も一致しなくて画像データDc2(0)、Dc2(1)
が(0、0)であるとき、つまり、画像データDc1〜
3のパターンが図7に示す上側から7番目の(×、×、
0、0、×、×)の特定パターンと一致するときに反転
回路59の出力信号Dd5が1になる。
【0049】この図12に示すパターン検出部分は画像
データDc1〜Dc3のパターンが(×、×、0、0、
×、×)の特定パターンと一致するかどうかを検出する
パターン検出部分であるが、他の各パターン検出部分は
同様にオアゲートや複数の反転回路を用いて構成されて
画像データDc1〜Dc3のパターンが(×、×、0、
1、×、×)、(×、×、1、0、×、×)、(×、
×、1、1、×、×)の各特定パターンと一致するかど
うかをそれぞれ検出する。
【0050】また、パターン検出部50の位相データ生
成手段としての位相データ生成部においては、図11に
示すように、データ遅延部40からの画像データDc1
〜Dc3が、位相データを1にして画像書き込み位置を
右寄せとすべき(0、0、1、1、1、1)、(0、
0、1、0、1、1)などの特定パターンと一致するか
どうかを検出するパターン検出部分55a、55b・・
・の出力信号Dd42、Dd32・・・をオアゲート5
6に入力することにより、位相データDsを生成する。
この位相データDsは、画像データDc1〜Dc3のパ
ターンが右寄せとすべき特定パターンに一致すれば1と
なり、画像データDc1〜Dc3のパターンが(1、
1、1、1、0、0)、(1、1、1、0、0、0)な
どで右寄せとすべき特定パターンに一致しなければ0と
なる。
【0051】図13は上記データ変換部60の構成を示
す。このデータ変換部60は、パターン検出部50で検
出したパターンに応じた信号Dd1〜Dd8を、実際に
変調を行うための発光データに変換する。データ変換部
60は、制御部70のデータバスに接続されたフリップ
フロップ61a〜61hと3ステートバッファ62a〜
62h、アドレスデコーダ63により構成されており、
制御部70によって変換したいデータを自由に設定でき
るようになっている。
【0052】つまり、フリップフロップ61a〜61h
はアドレスが割付けられており、制御部70のアドレス
バスからのアドレスデータがアドレスデコーダ63にて
デコードされて制御部70からのライト信号WRとアン
ドがとられることによりチップセレクト信号Cs1〜C
s8が生成され、フリップフロップ61a〜61hはア
ドレスデコーダ63からのチップセレクト信号Cs1〜
Cs8がクロックとして入力されることにより制御部7
0のデータバスからのデータが書き込まれてこれを保持
する。
【0053】この場合、アドレスデコーダ63からのチ
ップセレクト信号Cs1〜Cs8はフリップフロップ6
1a〜61hのうちデータが書き込まれるフリップフロ
ップに対応するチップセレクト信号が1となり、フリッ
プフロップ61a〜61hは制御部70で設定したデー
タが書き込まれる。3ステートバッファ62a〜62h
は、それぞれ、パターン検出部50からの各パターンに
応じた信号Dd1〜Dd8が出力イネーブル信号として
入力されることにより、フリップフロップ61a〜61
hに設定されたデータを発光データとして有効出力とす
る。
【0054】書き込み系の変調部は、データ変換部60
により各パターン毎に設定された発光データ及びパター
ン検出部50からの位相データDsに基づいて書き込み
用光源としての上記レーザダイオードをパルス幅(発光
時間)変調方式又は発光パワー変調方式又はこの両方の
変調方式を合わせた変調方式で変調することによりレー
ザダイオードの発光光量及び発光開始位置を制御する。
これにより、画像データ中のエッジ部や細線の部分につ
いての書き込み濃度が変更され、パターン検出部50か
らの位相データDsに基づいてレーザダイオードの発光
タイミングが制御されて書き込み位置が主走査ライン上
の左右方向(右寄り又は左寄り)に切り換えられて書き
込み開始位置が変更される。
【0055】次に、この第1の実施形態の効果を実際の
画像を用いて説明する。図14は、第1の実施形態の効
果を説明するための図であり、画像が1ドットの縦線、
横線からなる場合を示す。1ドットラインの場合は、図
14(a)に示すような画像読み取り系の入力画像を画
像処理部20で処理した結果を図14(b)とし、画像
データが黒(1、1)のとき発光データDeを8ビット
の最大値に設定したとすると、通常は、黒ベタ部がしっ
かり埋まるように上記レーザダイオードからのレーザビ
ームの径は1画素より大きくなる。
【0056】したがって、元々原稿上の線よりそのコピ
ー上の線が太くなりがちとなるが、更に発光データが同
じであっても電子写真方式の特性として縦線と横線とで
は実際にコピーとして出力した場合に縦線の方が太くな
りがちとなるので、縦線と横線は図14(c)に示すよ
うな出力画像となる。これに対してパターン検出部50
により1ドットラインのパターン(0、0、1、1、
0、0)または(0、0、1、0、0、0)に該当する
画素を検出し、データ変換部60で発光データとしてそ
の画素に対する発光データを200〜220程度に下げ
てパルス幅変調によりレーザダイオードを発光させるこ
とで、レーザダイオードからのレーザビームの径を通常
よりも縦長とするので、縦線を細くすることが可能とな
り、その結果コピーとして出力した画像が図14(d)
に示すように実際の原稿と同程度になって再現性が向上
し、しかも縦線以外の部分には影響を与えない。
【0057】画像の先端・後端の場合には、通常は、1
ドットラインと同様な問題点の他に図15(a)〜
(c)に示すように本来1つの線としてくっつけて再現
されるべき2つのデータが位相情報を持たないデータに
変換されて感光体に書き込まれると、書き込み位置がレ
ーザダイオードの発光タイミングにより右あるいは左
(あるいは中央)に固定されてしまうので、書き込み位
置を左固定とした場合には画像の先端で、また書き込み
位置を右固定とした場合には画像の後端で線が分割され
てしまう。この線が分割された部分は中間調部分の濃度
が低くて間隔が広ければ分割された形で出力されるし、
中間調の濃度が高くて間隔が狭ければそこが埋まって太
い線となってしまい、いずれにせよ再現性を損なう原因
となることがあった。
【0058】しかし、第1の実施形態では、パターン検
出部50で画像の先端・後端を示すパターン(1、1、
1、1、0、0)、(0、0、1、1、1、1)、
(1、1、1、0、0、0)、(0、0、1、0、1、
1)に該当するような画素を検出し、データ変換部60
でその濃度補正を行って通常よりも濃度を下げるので、
原稿よりもコピーの線が太くなりがちになることや、縦
線・横線の太さの違いを補正することができ、更にパタ
ーン検出部50で生成した位相データに応じて画像の先
端に該当する画素は書き込み位置を右寄せとし、画像の
後端に該当する画素は書き込み位置を左寄せとして記録
するので、一層再現性を向上させることができる。な
お、書き込み処理部30は、外部から記録用光源の発光
タイミングを制御する位相データを含まない多値(2ビ
ット)の画像データDbが入力された場合にも、この画
像データDbを上述のように処理して変調部へ出力す
る。
【0059】このように、第1の実施形態は、請求項1
に係る発明の実施形態であり、入力された濃度情報のみ
を示す複数ビットの画像データDbから該画像データの
ビット数よりも多いビット数の発光データDeを生成す
る発光データ生成手段としての書き込み処理部30と、
この発光データ生成手段30により生成された発光デー
タに応じて書き込み用光源としてのレーザダイオードの
発光時間及び/又は発光パワー及び/又は発光時間及び
発光パワーの両方を変調し、前記書き込み用光源の発光
タイミングとして少なくとも左右両方向からの制御を切
り換える変調手段とを備えた画像形成装置であって、前
記発光データ生成手段30は、前記複数ビットの画像デ
ータの注目画素とその周辺の複数画素のパターンが画像
のエッジ部分又は1ドットラインを示す複数の特定パタ
ーンのいずれかのパターンに一致したことを検出したと
きにその一致したパターンに応じたデータを発光データ
として生成し、前記複数ビットの画像データの注目画素
とその周辺の複数画素のパターンが前記複数の特定パタ
ーンのいずれのパターンとも一致しないときに前記複数
ビットの画像データの持つ濃度情報に応じたデータを発
光データとして生成するので、複数画素にまたがるライ
ンのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎるこ
とを防ぐことができ、縦線と横線の太さが異なることを
防ぐことができ、再現性の良い画像を得ることが可能と
なる。
【0060】また、第1の実施形態は、請求項2に係る
発明の実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記発光データ生成手段30は、更に前記複数
ビットの画像データの注目画素とその周辺の複数画素の
パターンが画像のエッジ部分又は1ドットラインを示す
複数の特定パターンのいずれかのパターンに一致したこ
とを検出したときにその一致したパターンに応じて前記
変調手段における発光タイミングを制御する位相データ
を生成するので、この位相データにより変調手段で書き
込み位置を変更することで更に複数画素にまたがるライ
ンのエッジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎるこ
とを防ぎ、縦線と横線の太さが異なることを防ぐことが
でき、再現性の良い画像を得ることが可能となる。
【0061】また、第1の実施形態は、請求項3に係る
発明の実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記発光データ生成手段30は、入力された濃
度情報のみを示す複数ビットの画像データを主走査方向
に遅延させる遅延手段としてのデータ遅延部40と、こ
の遅延手段40から出力される画像データから主走査方
向の複数の画素のパターンが前記複数の特定パターンの
いずれかのパターンに一致するかどうかを検出するパタ
ーン検出手段としてのパターン検出部50と、このパタ
ーン検出手段50の検出結果に従って、設定された発光
データを出力する発光データ出力手段としてのデータ変
換部60とを有し、前記パターン検出手段50は主走査
方向の複数の画素のパターンが注目画素の左右の画素が
白又は黒の組合せで且つ注目画素が中間調又は黒である
パターンに一致したときに該パターンを濃度補正対象で
ある画像のエッジ部分又は1ドットラインとして検出す
るので、パターン検出手段の検出すべきパターン数を減
らしてハードウェアの構成を簡略化することができ、不
必要な補正を行うことによる異常画像の発生を防ぐこと
ができ、再現性の良い画像を得ることが可能となる。
【0062】また、第1の実施形態は、請求項4に係る
発明の実施形態であり、請求項3記載の画像形成装置に
おいて、前記発光データ生成手段30は前記パターン検
出手段50により画像のエッジ部分又は1ドットライン
として検出した画像データの発光データを通常よりも下
げることにより縦線の細線化を行うので、複数画素にま
たがるラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くな
りすぎることを防ぐことができ、縦線と横線の太さが異
なることを防ぐことができ、再現性の良い画像を得るこ
とが可能となる。
【0063】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この第2の実施形態では、上記第1の実施形態
において、図7に示すような特定パターンの代りに、周
辺画素のデータDc1,Dc3が白または黒で、かつ、
注目画素のデータDc2が中間調または黒となる図16
に示す上側の11個のパターンが用いられる。
【0064】ここで、これらの特定のパターンの意味に
ついて説明する。{Dc1、Dc2、Dc3}=(0、
0、1、1、0、0)、(0、0、1、0、0、0)、
(0、0、0、1、0、0)の各パターンは1ドットラ
インを示し、これらのパターンの違いは線の太さのみで
ある。また、{Dc1、Dc2、Dc3}=(1、1、
1、1、0、0)、(0、0、1、1、1、1)、
(1、1、1、0、0、0)、(0、0、1、0、1、
1)、(1、1、0、1、0、0)、(0、0、0、
1、1、1)の各パターンは、2画素以上に分割された
線の端部などに該当し、それぞれ画像の先端か後端また
は端部に位置する線の太さによりパターンが異なってい
る。
【0065】{Dc1、Dc2、Dc3}=(1、1、
1、0、1、1)、(1、1、0、1、1、1)の各パ
ターンは、白の1ドットラインに該当する。また、図1
6において残りの4つのパターン、つまり、{Dc1、
Dc2、Dc3}=(×、×、0、0、×、×)、
(×、×、0、1、×、×)、(×、×、1、0、×、
×)、(×、×、1、1、×、×)の各パターンは、上
記11個のパターンに該当しなかった場合で各々注目画
素の濃度により異なっている。そして、図16におい
て、各パターンの右にある信号Dp1〜Dp11は画像
データDc1〜Dc3のパターンがそのパターンに一致
した際に1となる。ここに、×は不定を示す。なお、図
16における下側の4つのパターンは、第2の実施形態
では用いない。
【0066】更に、検出パターンについて説明すると、
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、画像デ
ータは周辺画素のデータDc1,Dc3が白または黒で
あって、注目画素のデータDc2が中間調または黒とな
る場合で、かつ、補正の必要である場合、補正をかける
ようにしている。
【0067】パターン検出部50の出力信号Dd1〜D
d3としては、画像データDc1〜Dc3が特定のパタ
ーンに一致したかどうかを示す信号Dp1〜Dp11の
うちいずれかが1になった場合に画像データDc1〜D
c3が特定のパターンに一致したかどうかを示すビット
を1として注目画絵のデータに付加し、画像データDc
1〜Dc3が特定のパターンのいずれにも一致しない場
合には0を注目画絵のデータに付加することにより生成
する。その結果、変換テーブルとしては8通りの状態に
対してのみ必要であるので、何もしなかった場合(画像
データDc1〜Dc3に対して全てのパターンを検出す
る場合)と比べて変換テーブルが1/8の量になる。ま
た、パターン検出部50は第1の実施形態と同様に位相
データを黒画素が右にあるのか左にあるのかによって生
成する。
【0068】パターン検出部50は、反転回路、論理積
ゲート、論理和ゲートなどのゲートの組み合わせで構成
した各パターン検出部分でデータ遅延部40からの画像
データDc1〜3(Dc1(0)、Dc1(1)、Dc
2(0)、Dc2(1)、Dc3(0)、Dc3
(1))に対して図16に示す上側11個の各特定パタ
ーンとのパターンマッチングを行う。画像データDc1
〜3と{Dc1、Dc2、Dc3}=(0、0、1、
1、0、0)の特定パターンとのパターンマッチングを
行うパターン検出部分は図9に示すものと同じである。
【0069】このように、画像データDc1〜3と各特
定パターン(図16に示す上側の11個の特定パター
ン)とのパターンマッチングを各パターン検出部分で行
う場合には、各パターン検出部分の出力信号Dp1〜D
p11のうち、画像データDc1〜Dc3のパターンと
マッチングした特定パターンに対応するパターン検出部
分の出力信号が1となる。
【0070】従って、画像データDc1〜3が特定パタ
ーンのいずれかに一致する場合は画像データDc1〜3
が各特定パターンに一致するかどうかを示す各パターン
検出部分の出力信号Dp1〜Dp11のいずれかが1に
なる。図17に示すように、各パターン検出部分の出力
信号Dp1〜Dp11はオアゲート53に入力され、こ
のオアゲート53の出力信号とF/F42からの2ビッ
トの注目画素データDc2(0)、Dc2(1)とがパ
ターン検出部50の出力信号(コードデータ)Dd1〜
Dd3として出力される。画像データDc1〜Dc3が
特定パターンのいずれかに一致する場合にはオアゲート
53の出力信号が1となり、逆に画像データDc1〜D
c3が特定パターンのいずれとも一致しない場合にはオ
アゲート53の出力信号が0となる。
【0071】また、パターン検出部50の位相データ生
成手段としての位相データ生成部においては、図18に
示すように、データ遅延部40からの画像データDc1
〜Dc3が、位相データを1にして画像書き込み位置を
右寄せとすべき(0、0、1、1、1、1)、(0、
0、1、0、1、1)、(0、0、0、1、1、1)な
どの特定パターンと一致するかどうかを検出するパター
ン検出部分55a、55b、55c・・・の出力信号D
p5、Dp7、Dp9・・・をオアゲート56に入力す
ることにより、位相データDsを生成する。この位相デ
ータDsは、画像データDc1〜Dc3のパターンが右
寄せとすべき特定パターンに一致すれば1となり、画像
データDc〜Dc3のパターンが(1、1、1、1、
0、0)、(1、1、1、0、0、0)、(1、1、
0、1、0、0)などで、右寄せとすべき特定パターン
に一致しなければ0となる。
【0072】図19は上記データ変換部60の構成を示
す。このデータ変換部60は、パターン検出部50で検
出したパターンに応じた信号Dd1〜Dd3を、実際に
変調を行うための発光データに変換する。データ変換部
60は、制御部70のデータバスに接続されたフリップ
フロップ61a〜61hと3ステートバッファ62a〜
62h、アドレスデコーダ63、64により構成されて
おり、制御部70によって変換したいデータを自由に設
定できるようになっている。
【0073】つまり、フリップフロップ61a〜61h
はアドレスが割付けられており、制御部70のアドレス
バスからのアドレスデータがアドレスデコーダ63にて
デコードされて制御部70からのライト信号WRとアン
ドがとられることによりチップセレクト信号Cs1〜C
s8が生成され、フリップフロップ61a〜61hはア
ドレスデコーダ63からのチップセレクト信号Cs1〜
Cs8がクロックとして入力されることにより制御部7
0のデータバスからのデータが書き込まれてこれを保持
する。
【0074】この場合、アドレスデコーダ63からのチ
ップセレクト信号Cs1〜Cs8はフリップフロップ6
1a〜61hのうちデータが書き込まれるフリップフロ
ップに対応するチップセレクト信号が1となり、フリッ
プフロップ61a〜61hは制御部70で設定したデー
タが書き込まれる。パターン検出部50の出力信号Dd
1〜Dd3がアドレスデコーダ64によりデコードさ
れ、3ステートバッファ62a〜62hは、それぞれ、
パターン検出部50からの各パターンに応じた信号Dq
1〜Dq8を出力イネーブル信号として出力することに
より、フリップフロップ61a〜61hに設定されたデ
ータを発光データとして有効出力とする。このため、画
像データDc〜Dc3のパターンが特定パターンに一致
するかどうか、注目画素の元々の濃度がどうかに応じて
発光データが切り換えられる。
【0075】書き込み系の変調部は、データ変換部60
により各パターン毎に設定された発光データ及びパター
ン検出部50からの位相データDsに基づいて書き込み
用光源としての上記レーザダイオードをパルス幅(発光
時間)変調方式又は発光パワー変調方式又はこの両方の
変調方式を合わせた変調方式で変調することによりレー
ザダイオードの発光光量及び発光開始位置を制御する。
これにより、画像データ中のエッジ部や細線の部分につ
いての書き込み濃度が変更され、パターン検出部50か
らの位相データDsに基づいてレーザダイオードの発光
タイミングが制御されて書き込み位置が主走査ライン上
の左右方向(右寄り又は左寄り)に切り換えられて書き
込み開始位置が変更される。
【0076】この第2の実施形態は第1の実施形態と同
様な効果を奏する。すなわち、1ドットラインの場合
は、図14(a)に示すような画像読み取り系の入力画
像を画像処理部20で処理した結果を図14(b)と
し、画像データが黒(1、1)のとき発光データDeを
8ビットの最大値に設定したとすると、通常は、黒ベタ
部がしっかり埋まるように上記レーザダイオードからの
レーザビームの径は1画素より大きくなる。
【0077】したがって、元々原稿上の線よりそのコピ
ー上の線が太くなりがちとなるが、更に発光データが同
じであっても電子写真方式の特性として縦線と横線とで
は実際にコピーとして出力した場合に縦線の方が太くな
りがちとなるので、縦線と横線は図14(c)に示すよ
うな出力画像となる。これに対してパターン検出部50
により1ドットラインのパターン(0、0、1、1、
0、0)、(0、0、1、0、0、0)または(0、
0、0、1、0、0)に該当する画素を検出し、データ
変換部60で発光データとしてその画素に対する発光デ
ータを200〜220程度に下げてパルス幅変調により
レーザダイオードを発光させることで、レーザダイオー
ドからのレーザビームの径を通常よりも縦長とするの
で、縦線を細くすることが可能となり、その結果コピー
として出力した画像が図14(d)に示すように実際の
原稿と同程度になって再現性が向上し、しかも縦線以外
の部分には影響を与えない。
【0078】1ドットの白ラインについては図14で白
と黒を入れ換えれば良く、パターン検出部50により1
ドットラインのパターン(1、1、1、0、1、1)、
(1、1、0、1、1、1)に該当する画素を検出し、
データ変換部60で発光データとしてその画素に対する
発光データを同様に画素の濃度が下がるようにして線を
太くすることにより、白の1ドットラインがつぶれるこ
とを防ぐ。
【0079】画像の先端・後端の場合には、通常は、1
ドットラインと同様な問題点の他に図15(a)〜
(c)に示すように本来1つの線としてくっつけて再現
されるべき2つのデータが位相情報を持たないデータに
変換されて感光体に書き込まれると、書き込み位置がレ
ーザダイオードの発光タイミングにより右あるいは左
(あるいは中央)に固定されてしまうので、書き込み位
置を左固定とした場合には画像の先端で、また書き込み
位置を右固定とした場合には画像の後端で線が分割され
てしまう。この線が分割された部分は中間調部分の濃度
が低くて間隔が広ければ分割された形で出力されるし、
中間調の濃度が高くて間隔が狭ければそこが埋まって太
い線となってしまい、いずれにせよ再現性を損なう原因
となることがあった。
【0080】しかし、第2の実施形態では、パターン検
出部50で画像の先端・後端を示すパターン(1、1、
1、1、0、0)、(0、0、1、1、1、1)、
(1、1、1、0、0、0)、(0、0、1、0、1、
1)、(1、1、0、1、0、0)、(0、0、0、
1、1、1)に該当するような画素を検出し、データ変
換部60でその濃度補正を行って通常よりも濃度を下げ
るので、原稿よりもコピーの線が太くなりがちになるこ
とや、縦線・横線の太さの違いを補正することができ、
更にパターン検出部50で生成した位相データに応じて
画像の先端に該当する画素は書き込み位置を右寄せと
し、画像の後端に該当する画素は書き込み位置を左寄せ
として記録するので、一層再現性を向上させることがで
きる。なお、書き込み処理部30は、外部から記録用光
源の発光タイミングを制御する位相データを含まない多
値(2ビット)の画像データDbが入力された場合に
も、この画像データDbを上述のように処理して変調部
へ出力する。
【0081】このように、第2の実施形態は、請求項5
に係る発明の実施形態であり、入力された濃度情報のみ
を示す複数ビットの画像データから該画像データのビッ
ト数よりも多いビット数のコードデータDd1〜Dd3
を生成するコードデータ生成手段としてのパターン検出
部50と、このコードデータ生成手段により生成された
コードデータDd1〜Dd3から発光データDeを生成
する発光データ生成手段としてのデータ変換部60と、
この発光データ生成手段により生成された発光データに
応じて書き込み用光源の発光時間及び/又は発光パワー
及び/又は発光時間及び発光パワーの両方を変調し、前
記書き込み用光源の発光タイミングとして少なくとも左
右両方向からの制御を切り換える変調手段とを備えた画
像形成装置であって、前記コードデータ生成手段は、前
記複数ビットの画像データの注目画素とその周辺の複数
画素のパターンが画像のエッジ部分又は1ドットライン
を示す複数の特定パターンのいずれかのパターンに一致
するかどうかを示す1乃至複数のビットの信号Dp1〜
Dp8を元々の前記複数ビットの画像データDc2に付
加することによりコードデータを生成するので、複数画
素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ドットラインが
太くなりすぎたり逆に白の1ドットラインがつぶれたり
することを防ぐことができ、縦線と横線の太さが異なる
ことを防ぐことができ、再現性の良い画像を得ることが
可能となる。
【0082】また、第2の実施形態は、請求項6に係る
発明の実施形態であり、請求項5記載の画像形成装置に
おいて、前記発光データ生成手段は、更に前記複数ビッ
トの画像データの注目画素とその周辺の複数画素のパタ
ーンが画像のエッジ部分又は1ドットラインを示す複数
の特定パターンのいずれかのパターンに一致したことを
検出したときにその一致したパターンに応じて前記変調
手段における発光タイミングを制御する位相データを生
成するので、さらに複数画素にまたがるラインのエッジ
部や黒の1ドットラインが太くなりすぎたり逆に白の1
ドットラインがつぶれたりすることを防ぐことができ、
縦線と横線の太さが異なることを防ぐことができ、再現
性の良い画像を得ることが可能となる。
【0083】また、第2の実施形態は、請求項7に係る
発明の実施形態であり、請求項5記載の画像形成装置に
おいて、前記発光データ生成手段は、入力された濃度情
報のみを示す複数ビットの画像データを主走査方向に遅
延させる遅延手段としてのデータ遅延部40と、この遅
延手段40から出力される画像データから主走査方向の
複数の画素のパターンが前記複数の特定パターンのいず
れかのパターンに一致するかどうかを検出するパターン
検出手段としてのパターン検出部50と、このパターン
検出手段50の検出結果に従って、設定された発光デー
タを出力する発光データ出力手段としてのデータ変換部
60とを有し、前記パターン検出手段50は主走査方向
の複数の画素のパターンが注目画素の左右の画素が白又
は黒の組合せで且つ注目画素が中間調又は黒であるパタ
ーンに一致したときに該パターンを濃度補正対象である
画像のエッジ部分又は1ドットラインとして検出するの
で、検出すべきパターンの数を減らしてハードウェアの
構成を簡略化することができ、不必要な補正を行うこと
による異常画像の発生を防ぐことができ、再現性の良い
画像を得ることが可能となる。
【0084】また、第2の実施形態は、請求項8に係る
発明の実施形態であり、請求項7記載の画像形成装置に
おいて、前記発光データ生成手段60は前記パターン検
出手段50により画像のエッジ部分又は1ドットライン
として検出した画像データの発光データを通常よりも下
げることにより縦線の細線化を行うので、複数画素にま
たがるラインのエッジ部や黒の1ドットラインが太くな
りすぎたり逆に白の1ドットラインがつぶれたりするこ
とを防ぐことができ、縦線と横線の太さが異なることを
防ぐことができ、再現性の良い画像を得ることが可能と
なる。なお、本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、例えばレーザプリンタ等の画像形成装置に適
用することができる。
【0085】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、複数画素にまたがるラインのエッ
ジ部や黒の1ドットラインが太くなりすぎることを防ぐ
ことができ、縦線と横線の太さが異なることを防ぐこと
ができ、再現性の良い画像を得ることが可能となる。
【0086】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、複数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ド
ットラインが太くなりすぎることを防ぐことができ、縦
線と横線の太さが異なることを防ぐことができ、再現性
の良い画像を得ることが可能となる。
【0087】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、ハードウェアの構成を簡略化することができ、不
必要な補正を行うことによる異常画像の発生を防ぐこと
ができ、再現性の良い画像を得ることが可能となる。
【0088】請求項4に係る発明によれば、上記構成に
より、複数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ド
ットラインが太くなりすぎることを防ぐことができ、縦
線と横線の太さが異なることを防ぐことができ、再現性
の良い画像を得ることが可能となる。
【0089】請求項5に係る発明によれば、上記構成に
より、複数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ド
ットラインが太くなりすぎたり逆に白の1ドットライン
がつぶれたりすることを防ぐことができ、縦線と横線の
太さが異なることを防ぐことができ、再現性の良い画像
を得ることが可能となる。
【0090】請求項6に係る発明によれば、上記構成に
より、複数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ド
ットラインが太くなりすぎたり逆に白の1ドットライン
がつぶれたりすることを防ぐことができ、縦線と横線の
太さが異なることを防ぐことができ、再現性の良い画像
を得ることが可能となる。
【0091】請求項7に係る発明によれば、上記構成に
より、ハードウェアの構成を簡略化することができ、不
必要な補正を行うことによる異常画像の発生を防ぐこと
ができ、再現性の良い画像を得ることが可能となる。
【0092】請求項8に係る発明によれば、上記構成に
より、複数画素にまたがるラインのエッジ部や黒の1ド
ットラインが太くなりすぎたり逆に白の1ドットライン
がつぶれたりすることを防ぐことができ、縦線と横線の
太さが異なることを防ぐことができ、再現性の良い画像
を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において画像信号の処
理を行う部分を示すブロック図である。
【図2】同第1の実施形態を示す斜視図である。
【図3】同第1の実施形態におけるデータ遅延部40の
構成示すブロック図である。
【図4】同第1の実施形態の動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図5】同第1の実施形態における画像の制御信号を説
明するための図である。
【図6】同第1の実施形態における画像データと実際の
画像との関係を説明するための図である。
【図7】同第1の実施形態における検出すべき特定パタ
ーンを示す図である。
【図8】同第1の実施形態における検出すべき特定パタ
ーンの追加してもよい特定のパターンの例を示す図であ
る。
【図9】同第1の実施形態におけるパターン検出部の一
部を示すブロック図である。
【図10】同第1の実施形態におけるパターン検出部の
他の一部を示すブロック図である。
【図11】同第1の実施形態におけるパターン検出部の
他の一部を示すブロック図である。
【図12】同第1の実施形態におけるパターン検出部の
他の一部を示すブロック図である。
【図13】同第1の実施形態におけるデータ変換部の構
成を示すブロック図である。
【図14】同第1の実施形態の効果を説明するための図
である。
【図15】同第1の実施形態の効果を説明するための図
である。
【図16】本発明の第2の実施形態で検出すべき特定パ
ターン及び追加してもよい特定パターンを示す図であ
る。
【図17】同第2の実施形態におけるパターン検出部の
一部を示すブロック図である。
【図18】同第2の実施形態におけるパターン検出部の
位相データ生成部を示すブロック図である。
【図19】同第2の実施形態におけるデータ変換部の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
30 書き込み処理部 40 データ遅延部 50 パターン検出部 60 データ変換部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/14 G03G 21/00 372 5C077 H04N 1/23 103 H04N 1/40 101D 1/409 Fターム(参考) 2C262 AA05 AA17 AA24 AA26 AB07 BB10 BB15 BB20 DA01 2C362 AA37 CA08 CA09 CA10 CA11 CB24 CB28 2H027 EB01 ED06 2H076 AB05 AB12 AB66 AB76 DA17 DA19 5C074 AA02 BB03 BB17 BB22 CC26 DD03 DD14 EE02 EE08 FF05 FF13 GG13 HH02 5C077 LL09 LL19 MM03 MP01 MP06 NN02 NN09 NN19 PP03 PP15 PP55 PQ08 PQ12 PQ23 RR01 RR15 SS02 TT03 TT06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された濃度情報のみを示す複数ビット
    の画像データから該画像データのビット数よりも多いビ
    ット数の発光データを生成する発光データ生成手段と、
    この発光データ生成手段により生成された発光データに
    応じて書き込み用光源の発光時間及び/又は発光パワー
    及び/又は発光時間及び発光パワーの両方を変調し、前
    記書き込み用光源の発光タイミングとして少なくとも左
    右両方向からの制御を切り換える変調手段とを備えた画
    像形成装置であって、前記発光データ生成手段は、前記
    複数ビットの画像データの注目画素とその周辺の複数画
    素のパターンが画像のエッジ部分又は1ドットラインを
    示す複数の特定パターンのいずれかのパターンに一致し
    たことを検出したときにその一致したパターンに応じた
    データを発光データとして生成し、前記複数ビットの画
    像データの注目画素とその周辺の複数画素のパターンが
    前記複数の特定パターンのいずれのパターンとも一致し
    ないときに前記複数ビットの画像データの持つ濃度情報
    に応じたデータを発光データとして生成することを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記発光データ生成手段は、更に前記複数ビットの画像デ
    ータの注目画素とその周辺の複数画素のパターンが画像
    のエッジ部分又は1ドットラインを示す複数の特定パタ
    ーンのいずれかのパターンに一致したことを検出したと
    きにその一致したパターンに応じて前記変調手段におけ
    る発光タイミングを制御する位相データを生成すること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記発光データ生成手段は、入力された濃度情報のみを示
    す複数ビットの画像データを主走査方向に遅延させる遅
    延手段と、この遅延手段から出力される画像データから
    主走査方向の複数の画素のパターンが前記複数の特定パ
    ターンのいずれかのパターンに一致するかどうかを検出
    するパターン検出手段と、このパターン検出手段の検出
    結果に従って、設定された発光データを出力する発光デ
    ータ出力手段とを有し、前記パターン検出手段は主走査
    方向の複数の画素のパターンが注目画素の左右の画素が
    白又は黒の組合せで且つ注目画素が中間調又は黒である
    パターンに一致したときに該パターンを濃度補正対象で
    ある画像のエッジ部分又は1ドットラインとして検出す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像形成装置において、前
    記発光データ生成手段は前記パターン検出手段により画
    像のエッジ部分又は1ドットラインとして検出した画像
    データの発光データを通常よりも下げることにより縦線
    の細線化を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】入力された濃度情報のみを示す複数ビット
    の画像データから該画像データのビット数よりも多いビ
    ット数のコードデータを生成するコードデータ生成手段
    と、このコードデータ生成手段により生成されたコード
    データから発光データを生成する発光データ生成手段
    と、この発光データ生成手段により生成された発光デー
    タに応じて書き込み用光源の発光時間及び/又は発光パ
    ワー及び/又は発光時間及び発光パワーの両方を変調
    し、前記書き込み用光源の発光タイミングとして少なく
    とも左右両方向からの制御を切り換える変調手段とを備
    えた画像形成装置であって、前記コードデータ生成手段
    は、前記複数ビットの画像データの注目画素とその周辺
    の複数画素のパターンが画像のエッジ部分又は1ドット
    ラインを示す複数の特定パターンのいずれかのパターン
    に一致するかどうかを示す1乃至複数のビットの信号を
    元々の前記複数ビットの画像データに付加することによ
    りコードデータを生成することを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の画像形成装置において、前
    記発光データ生成手段は、更に前記複数ビットの画像デ
    ータの注目画素とその周辺の複数画素のパターンが画像
    のエッジ部分又は1ドットラインを示す複数の特定パタ
    ーンのいずれかのパターンに一致したことを検出したと
    きにその一致したパターンに応じて前記変調手段におけ
    る発光タイミングを制御する位相データを生成すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の画像形成装置において、前
    記発光データ生成手段は、入力された濃度情報のみを示
    す複数ビットの画像データを主走査方向に遅延させる遅
    延手段と、この遅延手段から出力される画像データから
    主走査方向の複数の画素のパターンが前記複数の特定パ
    ターンのいずれかのパターンに一致するかどうかを検出
    するパターン検出手段と、このパターン検出手段の検出
    結果に従って、設定された発光データを出力する発光デ
    ータ出力手段とを有し、前記パターン検出手段は主走査
    方向の複数の画素のパターンが注目画素の左右の画素が
    白又は黒の組合せで且つ注目画素が中間調又は黒である
    パターンに一致したときに該パターンを濃度補正対象で
    ある画像のエッジ部分又は1ドットラインとして検出す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の画像形成装置において、前
    記発光データ生成手段は前記パターン検出手段により画
    像のエッジ部分又は1ドットラインとして検出した画像
    データの発光データを通常よりも下げることにより縦線
    の細線化を行うことを特徴とする画像形成装置。
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