JPH11308461A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JPH11308461A
JPH11308461A JP10115469A JP11546998A JPH11308461A JP H11308461 A JPH11308461 A JP H11308461A JP 10115469 A JP10115469 A JP 10115469A JP 11546998 A JP11546998 A JP 11546998A JP H11308461 A JPH11308461 A JP H11308461A
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JP10115469A
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Atsushi Matsumoto
敦 松本
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 孤立画素を含む2値画像データを入力画像の
濃度が保存された高解像度な画素パターンで置き換える
ことにより出力画像の画質を向上させた画像処理方法及
び装置を提供する。 【解決手段】 画像信号入力部301より入力された入
力画像データを2値化処理部302で2値化し、2値化
された画像データの孤立画素を、パターンマッチング部
304においてROM305に記憶されている複数のマ
ッチングパターンとパターンマッチング処理により検出
し、画素置換処理部306でその孤立画素を含む画像デ
ータを入力画像の濃度が保存された高解像度な画素パタ
ーンで置き換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誤差拡散などの擬
似中間調処理後の画像において、入力画像の解像度より
も少なくとも1方向の解像度を高く処理する画像処理方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドットを打つ、打たないの2値出
力が可能な画像出力装置においては、誤差拡散やディザ
マトリクスなど、多値画像を2値の擬似中間調処理によ
り自然画像などの中間調を再現している。ディザマトリ
クスによりドットを集中させて中間調を再現する場合、
規則的なドットの並びにより、テクスチャーは目障りに
ならないが、文字など細かい画像の表現に関して再現能
力が劣ってしまう。また、誤差拡散法などによりドット
を分散させ、細かい画像再現をした場合、分散されたド
ットの並びによるテクスチャーが目障りなものになると
いう問題もある。近年では、ブルーノイズを用いたマト
リクスや誤差拡散法を改良したものなど、テクスチャー
が目立たなくなるような擬似中間調処理が多く提案され
ている。これらは、ハイライト部の黒(オン)ドット若
しくはダーク部の白(オフ)ドットがなるべく均一にち
らばるようにドットを制御し、目障りなテクスチャーを
低減しようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、擬似中間調処理で得られた2値画像におい
て、テクスチャーを目障りでないように改善はできる
が、出力ドットが2値であるため、1つ1つのドットが
あまり小さくない場合、目についてしまい、同じ位の解
像度である多値出力に対してどうしても画質が低下する
という問題があった。この問題に対処するために、出力
解像度をより高解像度にするという方法があるが、高い
解像度になればなるほど多くの記憶容量が必要となり、
また装置の要求精度が上がるために技術的にも格段に困
難になってしまい、コストが増大するという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、孤立画素を含む2値画像データを入力画像
の濃度が保存された高解像度な画素パターンで置き換え
ることにより、出力画像の画質を向上させた画像処理方
法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置は、入力画像データを2値化
する2値化手段と、前記2値化手段により2値化された
画像データの孤立画素を検出する検出手段と、前記検出
手段での検出結果に応じて前記2値化された画像データ
を入力画像の濃度が保存された高解像度な画素パターン
で置き換える画素置換手段とを有することを特徴とす
る。
【0006】また、上記目的を達成するために、本発明
の画像処理方法は、入力画像データを2値化する2値化
工程と、前記2値化工程において2値化した画像データ
の孤立画素を検出する検出工程と、前記検出工程での検
出結果に応じて前記2値化された画像データを入力画像
の濃度が保存された高解像度な画素パターンで置き換え
る画素置換工程とを有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
に係る実施の形態について詳細に説明する。尚、本実施
形態では、画像処理装置として複写機の画像処理部に適
用した場合を例に説明するが、本発明はこれに限るもの
ではなく、例えばファクシミリ装置の画像処理部や記録
装置のコントローラ部に適用することも可能である。
【0008】[装置概要説明]図1は、本実施形態にお
ける複写機の構造を示す断面図である。同図において、
100は原稿自動給送装置(以下、「DF」と称す)で
あり、複数枚の原稿を自動的に一枚ずつ給紙し、各原稿
の表面及び裏面を原稿台に順次セットすることができ
る。このDF100の具体的な構成は既に公知であるた
め、詳細な説明は省略する。このDF100上には、読
み取られるべき複数枚の原稿が置かれる。DF100に
セットされた原稿は、DF100によって1枚ずつ給紙
され原稿台101上に置かれる。102は、例えばハロ
ゲンランプから構成される原稿照明ランプで、原稿台ガ
ラス101に載置された原稿を露光する。103,10
4,105は走査ミラーであり、不図示の光学走査ユニ
ットに収容され、往復動しながら原稿からの反射光をC
CDユニット106に導く。
【0009】CCDユニット106は、CCDに原稿か
らの反射光を結像させる結像レンズ107、CCDで構
成される撮像素子108、撮像素子108を駆動するC
CDドライバ109等から構成されている。撮像素子1
08からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタル
データに変換された後、コントローラ部139に入力さ
れる。
【0010】一方、110は感光ドラムであり、112
の前露光ランプによって画像形成に備えて除電される。
113は帯電器であり、感光ドラム110を一様に帯電
させる。114は露光手段であり、例えば半導体レーザ
ー等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行うコン
トローラ部139で処理された画像データに基づいて感
光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。115
は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容されて
いる。119は転写前帯電器であり、感光ドラム110
上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧をか
ける。
【0011】120,122,124は給紙ユニットで
あり、各給紙ローラ121,123,125の駆動によ
り転写用紙が装置内へ給送され、126のレジストロー
ラの配設位置で一旦停止され、感光ドラム110に形成
された画像との書き出しタイミングが取られて再給送さ
れる。127は転写帯電器であり、感光ドラム110に
現像されたトナー像を給送された転写用紙に転写する。
128は分離帯電器であり、転写動作の終了した転写用
紙を感光ドラム110より分離する。111はクリーナ
ーであり、転写されずに感光ドラム110上に残ったト
ナーを回収する。129は搬送ベルトであり、転写プロ
セスの終了した転写用紙を定着器130に搬送し、例え
ば熱により定着される。
【0012】131はフラッパであり、定着プロセスの
終了した転写用紙の搬送パスを切り換え、コピー終了し
て機外に排紙するか、或いは中間トレイ137の配置方
向のいずれかに制御する。133〜136は給送ローラ
であり、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間ト
レイ137に反転(多重)、或いは非反転(両面)して
給送する。138は再給送ローラであり、中間トレイ1
37に載置された転写用紙を再度、レジストローラ13
6の配設位置まで搬送する。132はステープルソータ
であり、コピーされた用紙の丁合及びステープル綴じを
行う。139のコントローラ部には後述するマイクロコ
ンピュータ、画像処理部等を備えており、操作パネル1
90からの指示に従って前述の画像形成動作を行う。
【0013】[コントローラ部詳細説明]図2は、図1
に示したコントローラ部139の構成を示すブロック図
である。同図において、201はCPUであり、後述す
る制御プログラムに従って本装置全体を制御する。20
2はCPUバスであり、CPU201のアドレスバス及
びデータバスであり、各負荷に接続されている。203
はROMであり、本装置の制御手順(制御プログラム)
や制御データを記憶した読み取り専用メモリである。2
04はRAMであり、入力データの記憶や作業用記憶領
域等として用いられる主記憶装置としてのランダムアク
セスメモリである。
【0014】205はI/Oインターフェースであり、
操作者がキー入力を行い、本装置の状態等を液晶、LE
Dを用いて表示する操作パネル216や、給紙系、搬送
系、光学系の駆動を行うモータ類207、クラッチ類2
08、ソレノイド類209、搬送される用紙を検知する
ための紙検知センサ類210等の装置の各負荷に接続さ
れる。また、現像器115には現像器内のトナー量を検
知する211のトナー残検センサが配置されており、そ
の出力信号がI/Oポート205に入力される。215
は高圧ユニットであり、CPU201の指示に従って、
上述した帯電器113、現像器115、転写前帯電器1
19、転写帯電器127、分離帯電器128へ高圧を出
力する。
【0015】206は画像処理部であり、CCDユニッ
ト106から出力された画像信号が入力され、後述する
画像処理を行い、画像データに従って114のレーザー
ユニットの制御信号となる画像データを出力する。レー
ザーユニット114から出力されるレーザー光は感光ド
ラム110を照射し、そのレーザー光が214のビーム
検知センサによって検知され、I/Oポート205に入
力される。
【0016】[画像処理部]図3は、図2に示す画像処
理部206の構成を示すブロック図である。同図におい
て、301は画像信号入力部、302は2値化処理部、
303は遅延回路、304はパターンマッチング部、3
05はROM、306は画素置換処理部、そして、30
7は画像信号出力部である。
【0017】但し、画像信号出力部307に出力される
画像信号の解像度は画像信号入力部301に入力された
画像信号よりも、少なくとも1方向が高い解像度とな
る。
【0018】上記構成において、まず画像信号入力部3
01が、CCDなどの固体撮像素子を用いて読み取られ
た原稿の輝度画像信号から人間の目の特性に合わせるた
めに濃度リニアな画像信号に変換された多値のデジタル
画像信号を入力する。一般に1画素は256階調(8b
it)を用いることが多い。2値化処理部302は、そ
の多値のデジタル画像信号を擬似的に階調を保ちながら
1画素のドットのON(1)又はOFF(0)の2値画
素データに変換する処理部で、一般的には誤差拡散処理
が広く用いられている。次に、2値化処理部302で2
値化された2値画素データは、遅延回路303によりパ
ターンマッチング処理に必要なだけ遅延される。そし
て、パターンマッチング部304において、遅延回路3
03で遅延された2値画素データと2値化処理部302
からの最新の2値画素データで予め定められたマトリク
スサイズのマトリクスを生成し、ROM305に記憶さ
れているマッチングパターンの全てとパターンマッチン
グを行い、後述する孤立画素を検出する。
【0019】このパターンマッチング処理の結果、2値
画素データとマッチングパターンの1つが合致した場
合、画素置換処理部306がROM305から合致した
マッチングパターンに対応した画素置換パターンを読み
出して画像信号出力部307に出力する。また、いずれ
のマッチングパターンにも合致しなかった場合は、2値
化した画素データのまま出力を行うことになるのだが、
出力画像信号が入力画像信号よりも少なくとも1方向は
高い解像度を持つことを考慮し、入力画像信号と同じ面
積分の画素データを同じ位置に出力する。
【0020】尚、本実施形態では、簡単のため、パター
ンマッチングのマトリクスサイズを3×4画素とし、入
力の解像度を300×300dpi、出力の解像度を6
00×300dpiとなるとして説明する。よって、入
力画像信号の画素を横に2つに分割した出力画像信号が
用いられることになり、出力解像度は入力の解像度に比
べ、水平方向に2倍解像度が高い。また、水平方向に高
い解像度となっているのは、複写機やプリンタで多く用
いられているレーザー走査光学系で、ドラム面に水平方
向の画素分割が比較的容易に実現できることを考慮した
ものである。
【0021】[第1の実施形態]図4は、第1の実施形
態によるパターンマッチング処理を説明する図である。
図4に示す(a)は、2値画像の例であり、その1部を
抜き出したものである。また、擬似階調処理が施された
画像で、8近傍が全て白ドットである、孤立した黒ドッ
トを表している。一方、図4に示す(b)及び(c)
は、ROM305に記憶されているマッチングパターン
の例である。ここで、図4に示す(b)及び(c)は、
3×4画素で形成され原画像と比較されるが、原画像の
白画素の位置とマッチングパターンの白画素の位置、原
画像の黒画素の位置とマッチングパターンの黒画素の位
置が一致した場合、マッチングパターンが合致したと判
定し、画素の置き換えが行われる。但し、マトリクスの
中の記号#で書かれた画素は、白であっても黒であって
もマッチングに影響を与えない画素である。
【0022】ここで、図4に示す(b)及び(c)の注
目画素は、いずれもb3であることが重要である。注目
画素を固定することにより、図4に示す(b)及び
(c)の2つのマッチングパターンを持つだけで、パタ
ーンマッチング処理を同じ方法で行える。また、図4に
示す(b)及び(c)は、白黒のパターンが平行移動し
てできたパターンである。これにより、図4に示す
(b)のパターンが検出されると、隣の画素で図4に示
す(c)の画素も必ず検出される。
【0023】図4に示す(d)及び(e)は、600×
300dpiの1画素で、300×300dpiの半画
素がオンドットとなっている。即ち、図4に示す(a)
のような孤立のオンドットがあった場合、図4に示す
(b)のマッチングパターンと一致し、図4に示す
(d)の画素置換パターンが出力される。また、隣の画
素で図4に示す(c)のマッチングパターンと一致し、
図4に示す(e)の画素置換パターンが出力される。
【0024】図4に示す(f)は、画素置換処理部30
6で置き換えられた画像を示すものである。図4に示す
(a)及び(f)を比較しても明らかなように、オンド
ットの総面積は保存されており、画像の濃度が保存され
ていることがわかる。また、300×300dpiのオ
ンドットが1画素孤立した図4に示す(a)に比べ、本
実施形態の置換処理が施された図4に示す(f)では、
600×300dpiのオンドット2つに置き換えられ
ている。これにより、人間の目の特性が細かい画像を理
解しにくいという点で、よりドットが目立ちにくくなる
ため、より画質が向上する。
【0025】本実施形態では、濃度が保存される例を説
明したが、電子写真方式などの出力デバイスを用いて紙
などの媒体に出力する際に、濃度が保存されるような画
素の置き換えを行うように、マッチングパターン及び画
素置換パターンを変更できることは言うまでもない。ま
た、本実施形態では、3×4画素の長方形のパターンを
用いてパターンマッチングを行っているが、パターンマ
ッチングのマトリクスサイズ、形状はそれぞれ3×4の
長方形に限らず、種々適用可能であることも言うまでも
ない。更にまた、本実施形態では、入力解像度、出力解
像度をそれぞれ300×300dpi,600×300
dpiとして説明を進めたが、出力の解像度の少なくと
も1方向が入力の解像度よりも高くなっていれば、この
解像度、及び解像度の比率に限るものではない。
【0026】[第2の実施形態]第1の実施形態では、
8近傍がオフドットであるオンドットをより高解像度の
ドットで置き換えるためのパターンマッチング及び置換
画素について述べたが、第2の実施形態では、8近傍が
オンドットである孤立オフドットをより高解像度のドッ
トで置き換える処理について述べる。
【0027】第2の実施形態では、簡単のため、パター
ンマッチングのマトリクスサイズを3×4画素とし、入
力画像信号の画素を横に2つに分割した出力画像信号を
用い、出力解像度は入力の解像度に比べ、水平方向に2
倍解像度が高い。また、水平方向に高い解像度とするの
は、複写機やプリンタで多く用いられているレーザー走
査光学系では、ドラム面に水平方向の画素分割が比較的
簡単に実現できることを考慮したものである。
【0028】図5は、第2の実施形態によるパターンマ
ッチング処理を説明する図である。図5に示す(a)
は、2値画像の例であり、その1部を抜き出したもので
ある。また、擬似階調処理が施された画像で、8近傍が
全て黒ドットである、孤立した白ドットを表している。
一方、図5に示す(b)及び(c)は、ROM305に
記憶されているマッチングパターンの例である。ここ
で、図5に示す(b)及び(c)は、3×4画素で形成
され原画像と比較されるが、原画像の白画素の位置とマ
ッチングパターンの白画素の位置、原画像の黒画素の位
置とマッチングパターンの黒画素の位置が一致した場
合、マッチングパターンが合致したと判定し、画素の置
き換えが行われる。但し、マトリクスの中の記号#で書
かれた画素は、白であっても黒であってもマッチングに
影響を与えない画素である。
【0029】ここで、図5に示す(b)及び(c)の注
目画素は、いずれもb3であることが重要である。注目
画素を固定することにより、図5に示す(b)及び
(c)の2つのマッチングパターンを持つだけで、パタ
ーンマッチング処理を同じ方法で行える。また、図5に
示す(b)及び(c)は、白黒のパターンが平行移動し
てできたパターンである。これにより、図5に示す
(b)のパターンが検出されると、隣の画素で図5に示
す(c)の画素も必ず検出される。
【0030】図5に示す(d)及び(e)はそれぞれ図
5に示す(b)及び(c)のパターンが検出された場合
の画素置換パターンである。図5に示す(a)のような
孤立のオフドットがあった場合、図5に示す(b)のマ
ッチングパターンと一致し、図5に示す(d)の画素置
換パターンが出力され、隣の画素で図5に示す(c)の
マッチングパターンと一致し、図5に示す(e)の画素
置換パターンが出力される。
【0031】図5に示す(f)は、画素置換処理部30
6で置き換えられた画像を示すものである。図5に示す
(a)及び(f)を比較しても明らかなように、オフド
ットの総面積は保存されており、画像の濃度が保存され
ていることがわかる。また、300×300dpiのオ
フドットが1画素孤立した図5に示す(a)に比べ、本
実施形態の置換処理が施された図5に示す(f)では、
600×300dpiのオフドット2つに置き換えられ
ている。これにより、人間の目の特性が細かい画像を理
解しにくいという点で、よりドットが目立ちにくくなる
ため、より画質が向上する。
【0032】本実施形態では、濃度が保存される例を説
明したが、電子写真方式などの出力デバイスを用いて紙
などの媒体に出力する際に、濃度が保存されるような画
素の置き換えを行うように、マッチングパターン及び画
素置換パターンを変更できることは言うまでもない。ま
た、本実施形態では、3×4画素の長方形のパターンを
用いてパターンマッチングを行っているが、パターンマ
ッチングのマトリクスサイズ、形状はそれぞれ3×4の
長方形に限らず、種々適用可能であることも言うまでも
ない。更にまた、本実施形態では、入力解像度、出力解
像度をそれぞれ300×300dpi,600×300
dpiとして説明を進めたが、出力の解像度の少なくと
も1方向が入力の解像度よりも高くなっていれば、この
解像度、及び解像度の比率に限るものではない。
【0033】[第3の実施形態]第1の実施形態では、
8近傍がオフドットであるオンドットと隣の画素をパタ
ーンマッチングにより検出し、より高解像度のドットで
置き換えることにより、ドットを目立たなくしていた。
第3の実施形態では、斜めに画素分割することで第1の
実施形態よりも更にドットを目立たなくするためのマッ
チングパターンの例をあげる。
【0034】図6は、8近傍がオフドットであるオンド
ットと斜め下の画素を検出し、より高解像度な画素に置
き換えるためのマッチングパターンである。ここで、図
6に示す(a)及び(b)の注目画素は、いずれもc3
である。図4に示す(a)のような画像があった場合、
図6に示す(a)及び(b)のマッチングパターンと一
致し、図4に示す(c)及び(d)の画素置換パターン
に置き換えられ、結果として、図6に示す(c)のよう
になる。図4に示す(f)に比べ、斜めに画素分割され
るため、より目立ちにくく画質が良くなる。
【0035】尚、以上説明したマッチングパターンはこ
れに限るものではなく、種々の変形が可能である。ま
た、出力装置の特性によって画素分割されたものを1画
素よりも遠い画素に配置したり、置き換え画素を半画素
よりも大きい画素に、若しくは半画素よりも小さい画素
に変更することも可能であることは言うまでもない。
【0036】以上説明したように、実施形態によれば、
擬似中間調処理され、2値化された画像データに対し
て、孤立黒ドット又は孤立白ドットを入力解像度よりも
高い解像度で表現することで孤立ドットをより目立たな
くし、画質を向上させることができる。また、その際
に、濃度を保存するようなパターン&置き換え画素構成
にすることで画像のがさつきなどの弊害もでないように
することができる。
【0037】尚、本発明は複数の機器(例えば、ホスト
コンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機
器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置な
ど)に適用してもよい。
【0038】また、本発明の目的は前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシ
ステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、達成されることは言うまでも
ない。
【0039】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0040】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0041】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部
を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0042】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
孤立画素を含む2値画像データを入力画像の濃度が保存
された高解像度な画素パターンで置き換えることによ
り、出力画像の画質を向上させることが可能となる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における複写機の構造を示す断面図
である。
【図2】図1に示したコントローラ部139の構成を示
すブロック図である。
【図3】本実施形態における画像処理部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】第1の実施形態のパターンマッチング及び画素
の置き換えを具体的に説明するための図である。
【図5】第2の実施形態のパターンマッチング及び画素
の置き換えを具体的に説明するための図である。
【図6】第3の実施形態のパターンマッチング及び画素
の置き換えを具体的に説明するための図である。
【符号の説明】
301 画像信号入力部 302 2値化処理部 303 遅延回路 304 パターンマッチング部 305 ROM 306 画素置換処理部 307 画像信号出力部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データを2値化する2値化手段
    と、 前記2値化手段により2値化された画像データの孤立画
    素を検出する検出手段と、 前記検出手段での検出結果に応じて前記2値化された画
    像データを入力画像の濃度が保存された高解像度な画素
    パターンで置き換える画素置換手段とを有することを特
    徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記2値化された画像
    データの孤立画素を複数のマッチングパターンを用いた
    パターンマッチング処理により検出することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のマッチングパターンは、所定
    の白黒のパターンと当該パターンを平行移動したパター
    ンとを含むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数のマッチングパターンは、所定
    の白黒のパターンと当該パターンを斜め移動したパター
    ンとを含むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 入力画像データを2値化する2値化工程
    と、 前記2値化工程において2値化した画像データの孤立画
    素を検出する検出工程と、 前記検出工程での検出結果に応じて前記2値化された画
    像データを入力画像の濃度が保存された高解像度な画素
    パターンで置き換える画素置換工程とを有することを特
    徴とする画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記検出工程は、前記2値化された画像
    データの孤立画素を複数のマッチングパターンを用いた
    パターンマッチング処理により検出することを特徴とす
    る請求項5記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記複数のマッチングパターンは、所定
    の白黒のパターンと当該パターンを平行移動したパター
    ンとを含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理方
    法。
  8. 【請求項8】 前記複数のマッチングパターンは、所定
    の白黒のパターンと当該パターンを斜め移動したパター
    ンとを含むことを特徴とする請求項6記載の画像処理方
    法。
  9. 【請求項9】 画像処理のプログラムコードが格納され
    たコンピュータ可読記憶媒体であって、 入力画像データを2値化する2値化工程のコードと、 2値化した画像データの孤立画素を検出する検出工程の
    コードと、 前記検出工程での検出結果に応じて、入力画像の濃度が
    保存された高解像度な画素で置き換える画素置換工程の
    コードとを有することを特徴とする記憶媒体。
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