JPH11168629A - 画像形成装置及び方法 - Google Patents

画像形成装置及び方法

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JPH11168629A
JPH11168629A JP9335988A JP33598897A JPH11168629A JP H11168629 A JPH11168629 A JP H11168629A JP 9335988 A JP9335988 A JP 9335988A JP 33598897 A JP33598897 A JP 33598897A JP H11168629 A JPH11168629 A JP H11168629A
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JP
Japan
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data
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image forming
time
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JP9335988A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Kobayashi
紀幸 小林
Yoshinori Abe
喜則 阿部
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を記憶してから長時間が経過した後にか
かる画像データを印刷出力する際に、印刷濃度特性が記
憶時の印刷濃度特性と異なっていても、その差を補正し
て印刷出力可能な装置を提供する。 【解決手段】 画像データの画像記憶部304への格納
時に、プリンタ部204を用いて予め定められた特定の
データを印刷出力させる。そして、印刷結果を画像読取
部201より読み取らせ、読み取りデータを基に画像記
憶時の印刷濃度特性(正規化データ)を算出して記憶し
ておく。実際の印刷出力時に、上記と同様にしてプリン
タ部204を用いて予め定められた特定のデータを印刷
出力させ、印刷結果を画像読取部201より読み取ら
せ、読み取りデータを基に印刷出力時の印刷濃度特性
(正規化データ)を算出する。画像データ格納時の当該
画像データの印刷濃度特性とこの印刷出力時の印刷濃度
特性との特性の差を求めて補正テーブルを作成し、画像
メモリ304より読み出した画像データをこの補正テー
ブルで補正して印刷出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置及び方
法に関し、例えば、メモリコピー機能やファイル機能を
備えた複写機等、複合複写機などに適用可能な画像形成
装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複合機として、スキャナ
から取り込まれた画像データをメモリに格納し、画像デ
ータの出力順や出力時期を任意に制御し、出力を行うメ
モリコピー機能を有する画像形成装置が提案されてい
た。
【0003】また、従来の複写機等においてプリント濃
度特性を随時補正し、一定のプリント濃度特性を保った
画像出力を実現する方法が提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像形
成装置や方法を用いた場合は、メモリに格納された時点
でのプリンタ濃度特性を保存していないため、メモリに
格納する前に画像データがγ変換された場合などにはそ
の情報がプリント出力時には残っていない。
【0005】一方、メモリに記憶された画像の出力時期
はユーザに委ねられるため、通常のコピーの出力時期と
異なり不確定である。
【0006】この結果、画像の記憶期間が非常に長いよ
うな場合、潜像系の耐久その他の原因で画像出力時のプ
リンタの濃度特性は、画像記憶時のプリンタの濃度特性
とは一致しなくなる事態も考えられる。その結果、従来
の画像形成装置では、ユーザがプリント出力する時に画
像記憶時に想定していた濃度で出力できなくなることが
十分考えられる。特に写真原稿のコピー等では階調を忠
実に表現する必要があるため、メモリに記憶した時とプ
リント出力される時でプリント濃度が変わってしまうこ
とによる画像劣化が問題となってしまっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決することを目的としてなされたもので、上述した
課題を解決する一手段として例えば以下の構成を備え
る。
【0008】即ち、画像データを記憶する記憶手段と、
入力される複数の画像データを、当該格納画像データの
画像形成特性とともに前記記憶手段に格納する格納手段
と、前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画
像形成を行う画像形成手段と、前記記憶手段より画像デ
ータを前記格納時の当該画像データの画像形成特性とと
もに読み出し、前記格納時の当該画像データの画像形成
特性と前記画像形成手段での画像形成特性との特性の差
に応じて読み出し画像データを補正して前記画像形成手
段に出力可能な補正手段とを備えることを特徴とする。
【0009】そして例えば、前記入力される複数の画像
データは画像読み取り手段より読み取られた読み取り画
像であり、前記画像形成手段は記録媒体に画像データを
永久可視表示する印刷手段を含み、前記画像データの画
像形成特性は印刷濃度特性であることを特徴とする。
【0010】又例えば、前記格納手段による画像データ
格納時の印刷濃度特性は、前記記憶手段への格納時に前
記印刷手段を用いて特定のデータを出力して出力データ
を前記画像読取手段により読み取り、読み取りデータを
基に算出された印刷濃度特性であることを特徴とする。
あるいは、前記格納手段による画像データ格納時の印刷
濃度特性は、随時前記印刷手段を用いて特定のデータを
出力して出力データを前記画像読取手段より読み取り、
読み取りデータを基に算出された値のうち、最もデータ
格納時に近い時期に算出された値を基に算出された印刷
濃度特性であることを特徴とする。
【0011】更に例えば、前記画像形成手段での画像形
成特性は、読み出し時に前記印刷手段を用いて特定のデ
ータを出力し、出力データを前記画像読取手段より読み
取った読み取りデータを基に算出された印刷濃度特性で
あることを特徴とする。
【0012】更に又、例えば、前記画像形成手段での画
像形成特性は、随時、前記印刷手段によってある特定の
データを出力し、出力データを前記画像読取手段より読
み取った読み取りデータのうち最も画像データの印刷出
力時に近い時期に読み取られた読み取りデータを基に算
出された印刷濃度特性であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一発明の実施
の形態例を詳細に説明する。 [第1の実施の形態例] ・複写機の構成 図1は本発明に係る一発明の実施の形態例の複写機の一
例を説明する断面構成図である。図1において、100
は複写装置本体、180は原稿の自動給紙を行う自動原
稿送り装置である。自動原稿送り装置180は脱着可能
であり、本体側では装着されている装置がどのようなタ
イプであるか認識できるようになっている。
【0014】101は原稿載置台としての原稿台ガラ
ス、102は原稿照明ランプ103、走査ミラー104
等で構成されるスキャナ、不図示のモータによりスキャ
ナが所定方向に往復走査されて原稿の反射光を走査ミラ
ー104〜106を介してレンズ108を透過してCC
Dセンサ109に結像する。
【0015】107はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構
成された露光制御部であり、イメージセンサ部109で
電気信号に変換され後述する所定の画像処理が行われた
画像信号に基づいて変調されたレーザ光129を感光体
ドラム110に照射する。感光体ドラム110の回りに
は、1次帯電器112、現像機121、転写帯電器11
8、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装
備されている。
【0016】画像形成部126において、感光体ドラム
110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回
転されており、1次帯電器112により所望の電位に帯
電された後、露光制御部120からのレーザ光129が
照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110
上に形成された静電潜像は、現像器121により現像さ
れてトナー像として可視化される。
【0017】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133、134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136に
より本体に送られ、レジストローラ137により転写ベ
ルトに給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器1
18により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム
は、クリーナー装置116により残留トナーが清掃さ
れ、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。
【0018】転写後の転写紙は、転写ベルト130から
分離され、定着前帯電器139、140によりトナー画
像が再帯電され定着器141に送られ加圧、加熱により
定着され、排出ローラ142により本体100の外に排
出される。
【0019】138はレジストローラから送られた転写
紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器であり、
139は転写ベルト130の回転に用いられると同時に
吸着帯電器138と対になって転写ベルト130に転写
紙を吸着帯電させる転写ベルトローラである。
【0020】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。ま
た、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153
が装備されている。
【0021】さらに、図1において、154は排紙フラ
ッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排出側の経
路を切り替える。排出ローラ142から送り出された転
写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ない
し多重記録側に切り替えられる。
【0022】また、158は下搬送パスであり、排出ロ
ーラ142から送り出された転写紙を反転パス155を
介して転写紙を裏返して再給紙トレイ156に導く。ま
た、157は両面記録と多重記録の経路を切り替える多
重フラッパであり、これを左方向に倒すことにより転写
紙を反転パス155に介さず、直接下搬送パス158に
導く。159は経路160を通じて転写紙を感光体ドラ
ム126側に給紙する給紙ローラである。161は排紙
フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ
154により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排
出する排出ローラである。
【0023】両面記録(両面複写)や多重記録(多重複
写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、複写
済みの転写紙を搬送パス155、158を介して裏返し
た状態で再給紙トレイ156に格納する。このとき、両
面記録時には多重フラッパ157を右方向へ倒し、また
多重記録時にはこの多重フラッパ157を左方向へ倒し
ておく。次に行う裏面記録時や多重記録時には、再給紙
トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ず
つ給紙ローラ159により経路160を介して本体のレ
ジストローラ137に導かれる。
【0024】本体から転写紙を反転して排出する時に
は、排紙フラッパ154を上方へ上げ、フラッパ157
を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス155側
へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通
過した後に反転ローラ163によって第2の送りローラ
側へ搬送し、排出ローラ161によって、転写紙を裏返
して機外へ排出される。 ・画像形成部 次に図2を参照して図1に示す画像形成部の制御系の構
成を説明する。図2は本実施の形態例の画像形成部のブ
ロック図である。
【0025】図2において、画像読み取り部201は、
CCDセンサ109、データ処理部202等により構成
され、レンズ108を介しCCDセンサ109に結像さ
れた原稿画像は、CCDセンサ109により、アナログ
電気信号に変換される。変換された画像情報は、データ
処理部に入力され、サンプル&ホールド、ダークレベル
の補正等が行われた後にアナログ・デジタル変換(A/
D変換)される。デジタル化された信号はシェーデイン
グ補正(原稿を読み取るセンサのばらつき及び、原稿照
明用ランプの配光特性の補正)、変倍処理後、メモリコ
ピー部203に入力される。
【0026】メモリコピー部203では、γ補正等の出
力系で必要な補正処理や、2値化処理、スムージング等
が行われ、プリンタ部204に出力される。
【0027】プリンタ部204については図1の断面構
成図により詳細を説明したが、レーザ等からなる露光制
御部120、画像形成部126、転写紙の搬送制御部等
により構成され、入力された画像信号により転写紙上に
画像を記録する。
【0028】また、CPU回路部205は、CPU20
6、ROM207、RAM208等により構成され、画
像読み取り部201、メモリコピー部203、プリンタ
部204等を制御し、本装置のシーケンスを統括的に制
御する。 ・メモリコピー部 次に、本実施の形態例の主要部である図2に示すメモリ
コピー部203について説明する。図3はメモリコピー
部203の詳細構成を示すブロック図である。
【0029】画像読み取り部201から送られた画像は
黒(Black)の輝度データとして入力され、LUT
1変換部301に送られる。LUT1変換部301で
は、操作部でユーザが行うキー設定による文字/写真の
モード設定や濃度設定に応じてCPU回路部205で設
定されたテーブル値を返す事によって入力されたデータ
の変換をおこなう。
【0030】その後、濃度データは2値化部302へ送
られる。2値化部302では多値の濃度データが2値化
され、濃度値が「0」あるいは「255」に変換され符
号化される。
【0031】ここで、画像を2値化すると、画像の諧調
は256諧調から2諧調になるため、写真画像のような
中間調の多い画像データにおいては一般に画質の劣化が
著しい。そのため、本実施の形態例では2値データによ
る疑似的な中間調表現を行わせる。ここでは疑似的に中
間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。
【0032】誤差拡散法は、ある画素の濃度が固定しき
い値より大きい場合は「255」の濃度データであると
し、固定しきい値以下である場合には「0」の濃度デー
タであるとして2値化した後、実際の濃度データと2値
化されたデータの差分を誤差信号としてまわりの画素に
配分する方法である。
【0033】誤差の配分は、あらかじめ用意されている
マトリクス状の重み係数を2値化によって生じる誤差に
対して掛け合わせ、まわりの画素に加算することによっ
ておこなう。これによって、画像全体の濃度が保存さ
れ、2値の画像データによる擬似的な中間調表現が可能
となる。
【0034】2値化部302で2値化された画像データ
は制御部303に送られ、操作部で指定された出力モー
ドに応じて、画像データが画像記憶部304に格納され
る。記憶部304はSCSIコントローラとハードディ
スクを有し、SCSIコントローラからの指令に従い、
ハードディスクにデータを書き込む。メモリに格納され
た複数のデータは制御部303からの指令によりユーザ
が設定した編集モードに応じた順序で出力が行われる。
【0035】例えば、「電子ソータ」のモードが選択さ
れた場合、原稿が種分けされるような順に出力を制御す
ることで、いわゆる「ソータ」の役割を電気的に行うこ
とができる。また、「フォーム登録」のモードが選択さ
れた場合はハードディスクに書き込まれたデータはユー
ザによって名前を付けて管理し、長期保存する事がで
き、出力はユーザが任意の時におこなう事が可能にな
る。
【0036】画像記憶部304から呼び出された画像デ
ータは平滑化部305に送られる。平滑化部305画像
データはまず、1ビット(bit)のデータが8ビット
のデータに変換され、画像データの信号は「0」または
「255」の状態になる。
【0037】変換された画像データは、あらかじめ決め
られたマトリクス上の係数と、近傍画素の濃度値をそれ
ぞれ乗算したものの総和で得られる、重み付けされた平
均値に置き換えられる。これによって2値のデータは近
傍の画素における濃度値に応じて多値のデータに変換さ
れ、読み取られた画像により近い画質が再現できる。
【0038】平滑化部303で平滑化された画像データ
は、LUT2補正部305に送られる。LUT2補正部
306では、写真モードが選択された場合に後で述べる
補正方法によって画像記憶部304に記憶された時と同
じプリンタ濃度特性で出力することが可能になるように
CPU回路部205で算出された補正テーブル値を返
し、入力されたデータの変換をおこなう。
【0039】LUT2補正部306で変換された画像デ
ータはプリンタ部204に送られ、画像出力がおこなわ
れる。 ・モードによる処理の切り換え CPU回路部205では、文字モード、写真モードそれ
ぞれが選択された場合には、画像処理系の切り替えを図
4に示すように設定する。
【0040】1)文字モード 文字モードが選択された場合、γの特性は図5に示すよ
うにコントラストを強調するような急勾配のものをCP
U回路部205で設定する。また、文字のぼけを防止す
るために平滑化部305での平滑化処理はおこなわない
ように設定する。また、LUT2変換部306では何も
処理はおこなわなわずそのまま2値化されたデータがプ
リンタ部204に送られるように設定することになる。
【0041】2)写真モード 写真モードが選択された場合はCPU回路部205は出
力される画像が階調を忠実に表現する必要があるため、
γの特性は図6に示す様にリニアに近いものをCPU回
路部205で設定し、さらに平滑化部305では平滑化
処理をおこなうように設定する。
【0042】また、平滑化部305で平滑化処理が行わ
れた後のデータは多値データであるため、LUT2補正
部306でのプリンタ濃度特性の補正が可能になる。一
般に写真原稿のコピーは階調を忠実に表現する必要があ
り、画像記憶部304に記憶したときの画像とプリント
出力される時で濃度が変わってしまうことは極力避けら
れることが望ましい。そこで、本実施の形態例では以下
に述べる方法でLUT2補正部306による濃度補正を
可能にする。 ・階調補正テーブルの作成 ここでは本実施の形態例における特徴的な構成である階
調の補正テーブルの作成方法について説明する。
【0043】上記項目で説明した構成において、メモリ
コピー動作を行うような場合には、メモリに記憶された
画像の出力時期はユーザに委ねられるため、通常のコピ
ーの出力時期と異なり不確定である。従って、画像の記
憶期間が非常に長い場合、潜像系の耐久その他の原因で
画像出力時のプリンタ濃度特性は記憶時のプリンタ濃度
特性とは一致しなくなることが十分考えられる。
【0044】そのため、従来の画像形成装置ではユーザ
がプリント出力したい時期には画像記憶時に想定してい
た濃度で出力できなくなる。本実施の形態例ではこのよ
うな画像の記憶期間が非常に長い場合であっても、画像
記憶時に想定していた濃度で出力可能とするために、以
下に説明する階調補正を行う。
【0045】以下、本実施の形態例における階調補正テ
ーブルの作成を含む階調補正処理について説明する。
【0046】まず、ユーザは階調補正用のデータを登録
するために以下のような繰作を行う。
【0047】画像データの画像記憶部304への格納時
に、プリンタ部204の印刷濃度特性を調べる。具体的
には、画像記憶部304への格納時に、印刷手段である
プリンタ部204を用いて予め定められた特定のデータ
を印刷出力させる。そして、印刷結果を画像読取部20
1より読み取らせ、読み取りデータを基に画像記憶時の
印刷濃度特性を算出して画像データとともに記憶してお
く。
【0048】そして、更に実際の印刷出力時においても
上記と同様にしてプリンタ部204を用いて予め定めら
れた特定のデータを印刷出力させ、印刷結果を画像読取
部201より読み取らせ、読み取りデータを基に印刷出
力時の印刷濃度特性を算出する。画像データ格納時の当
該画像データの印刷濃度特性とこの印刷出力時の印刷濃
度特性との特性の差を求め、画像メモリ304より読み
出した画像データを補正して印刷出力させる。
【0049】以下、以上の処理の詳細を図7のフローチ
ャートを参照して説明する。図7は本実施の形態例にお
ける階調補正方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【0050】先ずステップS1において階調補正用パタ
ーンのプリンタ部204よりの印刷出力を行う。図8は
本実施の形態例における階調補正用のパターン(上記予
め定められた特定のデータ)と、該パターンの画像読取
部201よりの読み取り値を正規化したデータの例を示
している。階調補正用のパターンは、ユーザが操作部上
でパターン出力ボタンを押すことにより、予め決められ
たデータ(本実施の形態例では0,17,34,…,2
38,255の16階調)がCPU206からプリンタ
部204に出力され、印刷出力される。
【0051】続いてステップS2において、このように
してプリンタ部204より印刷出力した階調補正用パタ
ーンの読み込み処理を行う。ユーザは、このパターンが
出力された用紙を画像読み取り部201の原稿台101
に載せる。操作部上で階調読み込みボタンを押すと、原
稿台101に載せられたプリンタ部204より出力され
た階調補正ようパターンの読み取りが行われる。
【0052】続いてステップS3において、読み値は、
輝度−濃度変換される。そしてステップS4において濃
度変換されたデータが0〜255の値に正規化される。
輝度濃度変換された後の濃度データを、値の小さい順に
それぞれd1,d2,…,d16とすると正規化データは様
な以下の式で表現される。
【0053】正規化データ: ti=255*(di−d
1)/(d16−d1) ただし i=1,2,…,16 以上のような操作をユーザが随時行うと算出された正規
化データは次のステップS5において読み込みを行った
日時と共にメモリに記憶される。このメモリに格納蓄積
された正規化データは、CPU206により階調補正用
のテーブル値を算出するための基礎データとして活用さ
れる。
【0054】このようにして階調補正用パターンの読み
込み、及び正規化データの登録が終了すると、ステップ
S6で原稿読み込み指示入力か否かを調べる。原稿入力
指示である場合にはステップS7に進み、原稿画像を画
像読み取り部201で読みとって読に取り日時と共に画
像記憶部304に記憶する。そしてステップS8に進
む。
【0055】ステップS6で原稿読み込み指示入力でな
い場合にもステップS8に進む。ステップS8では、画
像記録部304に記憶されている画像の印刷出力指示か
否かを調べる。印刷出力指示でなければステップS9に
進み、上述した階調補正用パターン出力指示(出力ボタ
ンの押下)か否かを調べる。出力ボタンの入力で階調補
正用パターン出力指示の場合にはステップS1に進む。
階調補正用パターン出力指示でない場合にはステップS
6に戻る。
【0056】一方、ステップS8で画像出力指示である
場合にはステップS10に進み、画像を画像記憶部30
4に記憶時の正規化データとして、画像の記憶を行った
時と最も近い時期に算出された正規化データが読み出さ
れる。また、続くステップS11において、画像出力時
の正規化データとして、画像の出力を行う時と最も近い
時期に算出された正規化データ(つまり、最後に記憶さ
れた正規化データ)が読み出される。
【0057】続いてステップS12において画像記憶時
の正規化データと画像出力時の正規化データをプロット
する。図9は画像記憶時の正規化データと画像出力時の
正規化データをプロットした例を示す図である。このよ
うに画像の記憶時と出力時の正規化データをプロットす
ることで、それぞれのプリント濃度の変化特性が得られ
る。
【0058】このため、ステップS13でこのデータを
もとに図10のようにして濃度変化特性を打ち消すよう
な変換テーブルを求め、プリント濃度特性の補正テーブ
ルを作成する。
【0059】例えば、画像記憶時の正規化データがn、
画像出力時の正規化データがtnの時、補正用データと
して(n,tn)の位置にプロットをおこなう。このデ
ータを補正に用いると画像記憶時の正規化データがtn
の場合にはデータがtn→nに変換され、このデータが
プリンタ部204に送り込まれる。画像記憶時のデータ
は出力時には濃度変化特性よりn→tnと変化するの
で、結局、画像記憶時における正規化データtn相当の
プリント濃度が得られることになる。
【0060】このようなプロットを全ての正規化データ
(16個)について行い、それらを線形補完することに
よって256個の補正テーブルデータが作成される。
【0061】このため、続くステップS14で印刷出力
が指定された画像データをステップS13で作成した補
正テーブルデータに基づいて補正し、プリンタ部204
より印刷出力させる。
【0062】又、以上の説明では、ユーザが適時階調補
正用パターンを出力して正規化データを求めて記憶させ
ていたが、本発明は以上の例に限定されるものではな
く、例えば、画像を記憶させる時には、必ずその直前に
階調補正用パターンを印刷出力して読み込ませ、正規化
データを併せて記憶させるように制御するようにしても
良い。
【0063】又、印刷出力しようとする場合に、その画
像データが記憶させてから例えば一定時間以上経過して
いるような場合には、印刷制御に先立って必ずその直前
に階調補正用パターンを印刷出力して読み込ませ、正規
化データを求めて記憶させ補正テーブルを作成するよう
に制御しても良い。
【0064】このように、画像データを画像記憶部30
4に格納すると同時に、メモリ格納時の正規化データ
(プリント濃度特性)を格納し、画像データをプリント
出力する際の正規化データ(プリント濃度特性)を画像
格納時の正規化データ(プリント濃度特性)と比較し、
その特性の差より補正テーブルを作成し、この補正テー
ブルを用いて印刷出力濃度差を補正した後にプリント出
力することによって、画像を記憶させた時に予定したの
と同等なプリント濃度特性で画像出力することが可能と
なる。
【0065】以上説明したように本実施の形態例によれ
ば、画像データをプリント出力する際のプリント濃度特
性をメモリ格納時のプリント濃度特性と比較し、その特
性の差を補正手段によって補正した後にプリント出力す
ることによって、メモリ格納時と同等なプリント濃度特
性で画像出力することを可能にする。
【0066】これによって、画像の記憶期間が非常に長
い場合、潜像系の耐久その他の原因で画像出力時のプリ
ンタ濃度特性が変化しても補正後のデータをプリンタに
送り込むことによって、画像記憶時と同等のプリント濃
度が得られる。
【0067】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0068】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0069】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0070】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0071】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0072】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0073】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像データを形成する際に、画像データを記憶手段に記憶
した時に所望した特定の画像形成結果がえられる。
【0075】例えば、記憶手段に画像を記憶してから長
時間が経過した後にかかる画像データを画像鵜形成して
印刷出力するような場合においても、印刷出力する際の
印刷濃度特性が記憶手段への記憶時の印刷濃度特性と異
なっていても、その差を補正して画像形成でき、高い印
刷品質の画像形成ができる。
【0076】これによって、画像の記憶期間が非常に長
い場合、印刷手段が電子写真方式の装置であっても、潜
像系の耐久その他の原因で画像出力時の印刷濃度特性が
画像登録時の印刷濃度特性と変化しても補正後の画像デ
ータを印刷装置に送り込むことができ、画像記憶時と同
等の印刷濃度の画像形成結果をえることができる。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一発明の実施の形態例の複写機の
構成を示す断面構成図である。
【図2】図1に示す画像形成部の詳細構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図2に示すメモリコピー部の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【図4】本実施の形態例における、文字モード、写真モ
ードそれぞれが選択された場合の画像処理系の切り替え
を説明するための図である。
【図5】本実施の形態例における文字モード時における
γテーブルの例を示す図である。
【図6】本実施の形態例における写真モード時における
γテーブルの例を示す図である。
【図7】本実施の形態例における階調補正方法を説明す
るためのフローチャートである。
【図8】本実施の形態例における階調補正用のパターン
と当該パターンの読み取り値を正規化したデータを示す
図である。
【図9】本実施の形態例における画像記憶時の正規化デ
ータと画像出力時の正規化データをプロットした例を示
す図である。
【図10】本実施の形態例におけるプリント濃度特性の
補正テーブル作成方法を示す図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記憶する記憶手段と、 入力される複数の画像データを、当該格納画像データの
    画像形成特性とともに前記記憶手段に格納する格納手段
    と、 前記記憶手段に記憶された画像データに基づいて画像形
    成を行う画像形成手段と、 前記記憶手段より画像データを前記格納時の当該画像デ
    ータの画像形成特性とともに読み出し、前記格納時の当
    該画像データの画像形成特性と前記画像形成手段での画
    像形成特性との特性の差に応じて読み出し画像データを
    補正して前記画像形成手段に出力可能な補正手段とを備
    えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記入力される複数の画像データは画像
    読み取り手段より読み取られた読み取り画像であり、 前記画像形成手段は記録媒体に画像データを永久可視表
    示する印刷手段を含み、前記画像データの画像形成特性
    は印刷濃度特性であることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記格納手段による画像データ格納時の
    印刷濃度特性は、前記記憶手段への格納時に前記印刷手
    段を用いて特定のデータを出力して出力データを前記画
    像読取手段により読み取り、読み取りデータを基に算出
    された印刷濃度特性であることを特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記格納手段による画像データ格納時の
    印刷濃度特性は、随時前記印刷手段を用いて特定のデー
    タを出力して出力データを前記画像読取手段より読み取
    り、読み取りデータを基に算出された値のうち、最もデ
    ータ格納時に近い時期に算出された値を基に算出された
    印刷濃度特性であることを特徴とする請求項2記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像形成手段での画像形成特性は、
    読み出し時に前記印刷手段を用いて特定のデータを出力
    し、出力データを前記画像読取手段より読み取った読み
    取りデータを基に算出された印刷濃度特性であることを
    特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成手段での画像形成特性は、
    随時、前記印刷手段によってある特定のデータを出力
    し、出力データを前記画像読取手段より読み取った読み
    取りデータのうち最も画像データの印刷出力時に近い時
    期に読み取られた読み取りデータを基に算出された印刷
    濃度特性であることを特徴とする請求項2乃至請求項4
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 画像データを読み取る読取手段と、前記
    読取手段で読み取った画像データを記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段に記憶された画像データを印刷出力す
    る印刷手段とを備える画像処理装置における画像形成方
    法であって、 入力される複数の画像データを、当該画像データの印刷
    濃度特性とともに前記記憶手段に格納させ、 印刷出力時に前記記憶手段より画像データを前記格納時
    の当該画像データの画像形成特性とともに読み出し、前
    記格納時の当該画像データの印刷濃度特性と前記印刷手
    段での印刷出力時の印刷濃度特性との特性の差に応じて
    読み出し画像データを補正して印刷出力させることを特
    徴とする画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記画像データ格納時の印刷濃度特性
    は、前記記憶手段への格納時に前記印刷手段を用いて特
    定のデータを出力して出力データを前記画像読取手段に
    より読み取らせ、読み取りデータを基に算出された印刷
    濃度特性であることを特徴とする請求項7記載の画像形
    成方法。
  9. 【請求項9】 前記画像データ格納時の印刷濃度特性
    は、随時前記印刷手段を用いて特定のデータを出力して
    出力データを前記画像読取手段より読み取らせ、読み取
    りデータを基に算出された値のうち、最も記憶手段への
    格納時に近い時期に算出された値を基に算出された印刷
    濃度特性であることを特徴とする請求項7記載の画像形
    成方法。
  10. 【請求項10】 前記印刷出力時の印刷濃度特性は、随
    時前記印刷手段を用いて特定のデータを出力して出力デ
    ータを前記画像読取手段より読み取らせ、読み取りデー
    タを基に算出された値のうち、最も印刷出力時に近い時
    期に読み取られたデータを基に算出された値を基に算出
    された印刷濃度特性であることを特徴とする請求項7記
    載の画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記請求項1乃至請求項10のいずれ
    かの請求項に記載された機能を実現する制御手順を記憶
    することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記請求項1乃至請求項10のいずれ
    かの請求項に記載された機能を実現することを特徴とす
    るコンピュータプログラム列。
JP9335988A 1997-12-05 1997-12-05 画像形成装置及び方法 Withdrawn JPH11168629A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012203015A (ja) * 2011-03-23 2012-10-22 Sharp Corp 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、プログラムおよびその記録媒体

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