JPH1146291A - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JPH1146291A
JPH1146291A JP9212706A JP21270697A JPH1146291A JP H1146291 A JPH1146291 A JP H1146291A JP 9212706 A JP9212706 A JP 9212706A JP 21270697 A JP21270697 A JP 21270697A JP H1146291 A JPH1146291 A JP H1146291A
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JP
Japan
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image forming
image
storage area
forming apparatus
memory
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JP9212706A
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English (en)
Inventor
Masayuki Honma
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリフルが発生した場合においても、ユー
ザが希望する電子ソートコピージョブを実行することが
できる画像形成方法及び装置を提供する。 【解決手段】 複写機のHD(ハードディスク)304
bのテンポラリ記憶領域312が記憶容量満杯(メモリ
フル)になった場合、HD304bのフォーム記憶領域
311を一時的に使用して、残りの原稿画像を記憶す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿画像を処理す
る画像処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コピーを行う全ての原稿の画像を
読み取って、それらの画像データをハードディスク等の
メモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画像
データを繰り返し読み出してプリントアウトする電子ソ
ート機能を備えたデジタル複写機が公知である。これに
より、複数のソートビンを持つソータ装置を持たなくて
もコピー用紙をソートした状態で排紙することが可能で
ある。
【0003】ところが、画像データを蓄積するハードデ
ィスク等のメモリの記憶容量には限りがあり、そのため
記憶できる原稿の枚数も予め制限される。例えば、メモ
リがA4サイズで100枚分であり、原稿束がA4サイ
ズで102枚分である場合、100枚分の原稿はメモリ
に記憶できるが、2枚分の原稿は記憶できない状態とな
ってしまう。
【0004】一方、従来、スキャンしたフォーム画像を
ハードディスク等のメモリに蓄積し、電源オフ後でもバ
ックアップし、別にスキャンした画像と前記バックアッ
プしたフォーム画像とを合成してプリントするフォーム
合成機能が公知である。このフォーム合成機能によれ
ば、例えば、複数の人が共通で用いるファックス送信用
紙等の定型フォーマットの文書をフォーム画像として一
度だけ登録し、後は定型フォーマットと重ね合わせた
い、例えば、文書だけの原稿をスキャンし、OR合成を
とってプリントすることができる。
【0005】ところが、フォーム登録できるハードディ
スクの記憶領域の記憶容量には限りがあり、そのため、
記憶できる原稿の枚数も予め制限される。例えば、A4
サイズで20枚分しか登録できない場合、21枚目のフ
ォーム画像を登録しようとするとハードディスクの記憶
領域が満杯(メモリフル)となり、登録することができ
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述した従来
例にあっては、その記憶容量が満杯となるメモリフルが
発生した場合、このコピージョブをキャンセルしたり、
或いは記憶できた原稿に対してだけ電子ソートを行うし
かなく、ユーザーが希望する電子ソートコピージョブを
実行することができなかった。
【0007】また、フォーム画像を登録しようとしたと
き、メモリフルとなったら一旦登録作業を中断し、現在
登録済みで不要なフオーム画像を消去して、再度登録作
業を行わなければならないという問題点があった。
【0008】また、現状の電子ソートジョブ用のハード
ディスクの記憶領域の記憶容量、例えば、A4サイズで
100枚分の記憶領域と、フォーム画像登録用のハード
ディスクの記憶領域の記憶容量、例えば、A4サイズで
20枚分の記憶領域とを、例えば、サービスモード等に
入って記憶領域配分の設定を行わなければならないとい
う問題点があった。
【0009】更に、予め20枚登録されているフォーム
画像を消去せずに、どうしても21枚分のフォーム画像
を登録したい場合、サービスモード等に入ってフォーム
用の記憶領域を21枚分に拡大し、電子ソート用の記憶
領域を99枚分に縮小し、前記21枚目のフォーム登録
が可能となるが、いずれにしろ、メモリフルになったフ
ォーム登録ジョブを一旦中断し、このようにサービスモ
ード等に入って記憶領域配分の設定を行わなければなら
ないという問題点があった。
【0010】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、原稿画像をハードディスク(HD)等の
メモリに記憶中に、該メモリの例えば電子ソートコピー
記憶領域がメモリフルになった場合でも、前記メモリの
空いているフォーム記憶領域を一時的に使用して、ユー
ザが希望する電子ソートコピーを行うことができ、ま
た、例えばリモートホストからのPDL(ページ記述言
語)原稿をフォーム登録しようとしたとき、そのPDL
原稿の優先度が高い場合、メモリの例えばフォーム記憶
領域がメモリフルとなっても、電子ソートコピー記憶領
域とフォーム記憶領域の配分を変えるといった煩雑さを
回避することができ、更に、ID(識別子)入力によっ
て、認証されたユーザIDが予め登録されているIDと
一致した場合、メモリの例えばフォーム記憶領域がメモ
リフルとなっても、電子ソートコピー記憶領域とフォー
ム記憶領域の配分を変えるといった煩雑さを回避するこ
とができる画像形成方法及び装置を提供しようとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成方法は、原稿画像のメモリに
記憶する記憶工程と、前記記憶工程により前記メモリに
記憶された原稿画像を読み取り画像形成を行う画像形成
工程と、前記原稿画像の第1の属性情報に応じて前記メ
モリの第1の記憶領域或いは第2の記憶領域に格納する
ように制御する第1の制御工程と、前記原稿画像を格納
しようとした前記第1の記憶領域或いは第2の記憶領域
が満杯となったとき前記原稿画像の第1の属性情報に応
じて他の空いている記憶領域に前記原稿画像を一時的に
格納するように制御する第2の制御工程とを具備したこ
とを特徴とする。
【0012】また、上記目的を達成するために請求項2
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記第1の属性情報が、画像形成装置本体の操
作部から入力されるコピージョブの内容であることを特
徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するために請求項3
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記第1の記憶領域が、画像形成装置本体の電
源オフ後に無効となることを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成するために請求項4
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記第2の記憶領域が、画像形成装置本体の電
源オフ後にバックアップされて有効となることを特徴と
する。
【0015】また、上記目的を達成するために請求項5
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記第1の制御工程が、コピージョブが通常コ
ピーの場合、前記原稿画像を前記第1の記憶領域に格納
し、且つフォーム登録の場合、前記原稿画像を前記第2
の記憶領域に格納するように制御することを特徴とす
る。
【0016】また、上記目的を達成するために請求項6
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記第1の制御工程が、通常コピージョブの場
合、前記原稿画像を前記第1の記憶領域に格納し、且つ
フォーム登録の場合、前記原稿画像を前記第2の記憶領
域に格納するように制御することを特徴とする。
【0017】また、上記目的を達成するために請求項7
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記メモリがハードディスクであることを特徴
とする。
【0018】また、上記目的を達成するために請求項8
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記メモリがRAM(ランダムアクセスメモ
リ)であることを特徴とする。
【0019】また、上記目的を達成するために請求項9
記載の画像形成方法は、請求項1記載の画像形成方法に
おいて、前記メモリは光磁気ディスクであることを特徴
とする。
【0020】また、上記目的を達成するために請求項1
0記載の画像形成方法は、原稿画像をメモリに記憶する
記憶工程と、前記記憶工程により前記メモリに記憶され
た原稿画像を読み取り画像形成を行う画像形成工程と、
前記原稿画像の第1の属性情報に応じて前記メモリの第
1の記憶領域或いは第2の記憶領域に格納するように制
御する第1の制御工程と、前記原稿画像を格納しようと
した前記第1の記憶領域或いは第2の記憶領域が満杯と
なったとき前記原稿画像の第2の属性情報に応じて前記
満杯となった記憶領域を少なくとも格納しようとした原
稿のデータが格納できる大きさだけずらすように制御す
る第3の制御工程とを具備したことを特徴とする。
【0021】また、上記目的を達成するために請求項1
1記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記第1の属性情報が、画像形成装置本体
の操作部から入力されるコピージョブの内容であること
を特徴とする。
【0022】また、上記目的を達成するために請求項1
2記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記第1の記憶領域が、画像形成装置本体
の電源オフ後に無効となることを特徴とする。
【0023】また、上記目的を達成するために請求項1
3記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記第2の記憶領域が、画像形成装置本体
の電源オフ後にバックアップされて有効となることを特
徴とする。
【0024】また、上記目的を達成するために請求項1
4記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記第2の属性情報が、ユーザID(識別
子)であることを特徴とする。
【0025】また、上記目的を達成するために請求項1
5記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記第2の属性情報が、ジョブの優先順位
であるであることを特徴とする。
【0026】また、上記目的を達成するために請求項1
6記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記メモリがハードディスクであることを
特徴とする。
【0027】また、上記目的を達成するために請求項1
7記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記メモリがRAM(ランダムアクセスメ
モリ)であることを特徴とする。
【0028】また、上記目的を達成するために請求項1
8記載の画像形成方法は、請求項10記載の画像形成方
法において、前記メモリが光磁気ディスクであることを
特徴とする。
【0029】また、上記目的を達成するために請求項1
9記載の画像形成装置は、原稿画像をメモリに記憶する
記憶手段と、前記記憶手段により前記メモリに記憶され
た原稿画像を読み取り画像形成を行う画像形成手段と、
前記原稿画像の第1の属性情報に応じて前記メモリの第
1の記憶領域或いは第2の記憶領域に格納するように制
御する第1の制御手段と、前記原稿画像を格納しようと
した前記第1の記憶領域或いは第2の記憶領域が満杯と
なったとき前記原稿画像の第1の属性情報に応じて他の
空いている記憶領域に前記原稿画像を一時的に格納する
ように制御する第2の制御手段とを具備したことを特徴
とする。
【0030】また、上記目的を達成するために請求項2
0記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記第1の属性情報が、画像形成装置本体
の操作部から入力されるコピージョブの内容であること
を特徴とする。
【0031】また、上記目的を達成するために請求項2
1記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記第1の記憶領域が、画像形成装置本体
の電源オフ後に無効となることを特徴とする。
【0032】また、上記目的を達成するために請求項2
2記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記第2の記憶領域が、画像形成装置本体
の電源オフ後にバックアップされて有効となることを特
徴とする。
【0033】また、上記目的を達成するために請求項2
3記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記第1の制御手段が、通常コピージョブ
の場合、前記原稿画像を前記第1の記憶領域に格納し、
且つフォーム登録の場合、前記原稿画像を前記第2の記
憶領域に格納するように制御することを特徴とする。
【0034】また、上記目的を達成するために請求項2
4記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記第1の制御手段が、通常コピージョブ
の場合、前記原稿画像を前記第1の記憶領域に格納し、
且つフォーム登録の場合、前記原稿画像を前記第2の記
憶領域に格納するように制御することを特徴とする。
【0035】また、上記目的を達成するために請求項2
5記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記メモリがハードディスクであることを
特徴とする。
【0036】また、上記目的を達成するために請求項2
6記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記メモリがRAM(ランダムアクセスメ
モリ)であることを特徴とする。
【0037】また、上記目的を達成するために請求項2
7記載の画像形成装置は、請求項19記載の画像形成装
置において、前記メモリが光磁気ディスクであることを
特徴とする。
【0038】また、上記目的を達成するために請求項2
8記載の画像形成装置は、原稿画像をメモリに記憶する
記憶手段と、前記記憶手段により前記メモリに記憶され
た原稿画像を読み取り画像形成を行う画像形成手段と、
前記原稿画像の第1の属性情報に応じて前記メモリの第
1の記憶領域或いは第2の記憶領域に格納するように制
御する第1の制御手段と、前記原稿画像を格納しようと
した前記第1の記憶領域或いは第2の記憶領域が満杯と
なったとき前記原稿画像の第2の属性情報に応じて前記
満杯となった記憶領域を少なくとも格納しようとした原
稿のデータが格納できる大きさだけずらすように制御す
る第3の制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0039】また、上記目的を達成するために請求項2
9記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記第1の属性情報が、画像形成装置本体
の操作部から入力されるコピージョブの内容であること
を特徴とする。
【0040】また、上記目的を達成するために請求項3
0記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記第1の記憶領域が、画像形成装置本体
の電源オフ後に無効となることを特徴とする。
【0041】また、上記目的を達成するために請求項3
1記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記第2の記憶領域が、画像形成装置本体
の電源オフ後にバックアップされて有効となることを特
徴とする。
【0042】また、上記目的を達成するために請求項3
2記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記第2の属性情報が、ユーザID(識別
子)であることを特徴とする。
【0043】また、上記目的を達成するために請求項3
3記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記第2の属性情報が、ジョブの優先順位
であるであることを特徴とする。
【0044】また、上記目的を達成するために請求項3
4記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記メモリがハードディスクであることを
特徴とする。
【0045】また、上記目的を達成するために請求項3
5記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記メモリがRAM(ランダムアクセスメ
モリ)であることを特徴とする。
【0046】また、上記目的を達成するために請求項3
6記載の画像形成装置は、請求項28記載の画像形成装
置において、前記メモリが光磁気ディスクであることを
特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0048】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置である複
写機の構成を示す縦断面図であり、同図中、100は複
写機本体、180は循環式自動原稿送り装置(RDF)
である。101は原稿載置台としてのプラテンガラス、
102はスキャナで、原稿照明ランプ103及び走査ミ
ラー104,105,106等で構成される。そして、
不図示のモータによりスキャナ102が所定方向に往復
走査されて原稿の反射光を、走査ミラー104〜106
を介してレンズ108を透過してCCDイメージセンサ
109に結像する。
【0049】107はレーザ及びポリゴンスキャナ等で
構成された露光制御部で、CCDイメージセンサ部10
9で電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行
われた画像信号に基づいて変調されたレーザ発光部12
0からのレーザ光129を感光体ドラム110に照射す
る。感光体ドラム110の周りには、1次帯電器11
2、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装
置116、前露光ランプ114が装備されている。
【0050】画像形成部126において、感光体ドラム
110は不図示のモータにより図に示す矢印方向に回転
しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電さ
れた後、露光制御部107からのレーザ光129が照射
され、静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に
形成された静電潜像は、現像器121により現像され
て、トナー像として可視化される。
【0051】一方、上段カセット131或いは下段カセ
ット132からピックアップローラ133,134によ
り給紙された転写紙は、給紙ローラ135,136によ
り複写機本体100に送られ、レジストローラ137に
より転写ベルト130に給送され、可視化されたトナー
像が転写帯電器118により転写紙に転写される。転写
後の感光体ドラム110は、クリーニング装置116に
より残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により
残留電荷が消去される。
【0052】転写後の転写紙は転写ベルト130から分
離され、定着前帯電器139,140によりトナー像が
再帯電され、定着器141に送られて加圧、加熱により
定着され、排紙ローラ142により複写機本体100の
外部へ排出される。
【0053】119は吸着帯電器で、レジストローラ1
37から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着帯電
させるものである。130a,130bは転写ベルトロ
ーラで、転写ベルト130の回転に用いられると同時
に、吸着帯電器119と対になって転写ベルト130に
転写紙を吸着帯電させるものである。
【0054】複写機本体100には、例えば4000枚
の転写紙を収容し得るデッキ150が装備されている。
このデッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152
に転写紙が常に当接するように、転写紙の量に応じて上
昇する。また、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手
差し153が装備されている。
【0055】更に、図1において、154は排紙フラッ
パで、両面記録側或いは多重記録側と排紙側の経路を切
り換えるものである。そして、排紙ローラ142から送
り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両
面記録側或いは多重記録側に切り換えられる。また、1
58は下搬送パスで、排紙ローラ142から送り出され
た転写紙を反転パス155を介して転写紙を裏返して再
給紙トレイ156に導く。また、157は多重フラッパ
で、両面記録側と多重記録側の経路を切り換えるもので
あり、これを左方向に倒すことにより転写紙を反転パス
155を介さずに直接下搬送パス158に導く。159
は給紙ローラで、搬送経路160を通じて転写紙を感光
体ドラム110側に給紙するものである。
【0056】161は排紙フラッパ154の近傍に配置
された排出ローラで、この排紙フラッパ154により排
出側に切り換えられた転写紙を複写機本体100の外部
へ排出するものである。両面記録(両面複写)時や多重
記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に
上げて、複写済みの転写紙を反転パス155及び下搬送
パス158を介して裏返した状態で再給紙トレイ156
に格納する。このとき、両面記録時には、多重フラッパ
157を右方向へ倒し、また、多重記録時には、再給紙
トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ず
つ給紙ローラ159により搬送経路160を介して複写
機本体100のレジストローラ137に導かれる。
【0057】複写機本体100から転写紙を反転して排
出するときには、排紙フラッパ154を上方に上げて、
多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写済みの転写紙
を反転パス155側へ搬送し、転写紙の後端部が第1の
送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163に
よって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ロー
ラ161によって転写紙を裏返して複写機本体100の
外部へ排出される。
【0058】図2は、本実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示すブロック図である。同図において、201
は画像読取部で、CCDイメージセンサ109及びアナ
ログ信号処理部202等により構成され、レンズ108
を介してCCDイメージセンサ109に結像された原稿
画像は、CCDイメージセンサ109によりアナログ電
気信号に変換される。電気信号に変換された画像情報
は、アナログ信号処理部202に入力され、サンプル&
ホールド、ダークレベルの補正等が行われた後に、アナ
ログ・デジタル変換(A/D変換)される。デシタル化
された信号は、シェーディング補正(原稿を読み取るセ
ンサのばらつき及び原稿照明用ランプ103の配光特性
の補正)、変倍処理後、電子ソータ部203に入力され
る。
【0059】電子ソータ部203では、γ補正等の出力
系で必要な補正処理や、スムージング処理、エッジ処
理、加工等が行われ、プリンタ部204に出力される。
【0060】プリンタ部204は、図1の露光制御部1
20、画像形成部126、転写紙の搬送制御部等により
構成され、入力された画像信号により転写紙上に画像を
記録する。
【0061】また、CPU回路部205は、CPU(中
央演算処理装置)206、ROM(リードオンリーメモ
リ)207、RAM(ランダムアクセスメモリ)208
等により構成され、画像読取部201、電子ソータ部2
03及びプリンタ部204を制御し、本複写機のシーケ
ンスを統括的に制御する。
【0062】外部I/F(インターフェース)処理部2
09は、外部のホストコンピュータから入力されたPD
L(ページ記述言語)をビットマップ画像に展開し、画
像データとして電子ソータ部203に入力させる。
【0063】図3は、電子ソータ部203の詳細構成を
示すブロック図である。同図において、図2の画像読取
部201から送られた画像は、ブラックの輝度のデータ
として入力され、log変換部301に送られる。lo
g変換部301では、入力された輝度データを濃度デー
タに変換するためのLUT(ルックアップテーブル)が
格納されており、入力されたデータに対応するテーブル
値を出力することによって、輝度データを濃度データに
変換する。
【0064】その後、濃度データは2値化部302へ送
られる。2値化部302では多値の濃度データが2値化
され、濃度値が「0」或いは「225」となる。2値化
された8ビットの画像データは、「0」または「1」の
1ビットの画像データに変換価され、メモリに格納する
画像データ量は小さくなる。
【0065】しかし、画像を2値化すると、画像の階調
数は256階調から2階調になるため、写真画像のよう
な中間調の多い画像データは、2値化すると一般に画像
の劣化が著しい。そこで、2値データによる疑似的な中
間調表現を行う必要がある。ここでは、2値のデータで
疑似的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用い
る。この方法は、ある画像の濃度があるしきい値より大
きい場合は、「255」の濃度データであるとし、ある
しきい値以下である場合は「0」の濃度データであると
して2値化後、実際の濃度データと2値化されたデータ
の差分を誤差信号として、周りの画素に配分する方法で
ある。誤差の配分は、予め用意されているマトリクス上
の重み係数を2値化によって生じる誤差に対して掛け合
わせ、周りの画素に加算することによって行う。これに
よって、画像全体での濃度平均値が保存され、中間調を
疑似的に2値で表現することができる。
【0066】2値化された画像データは、制御部303
に送られる。また、外部I/F処理部209から入力さ
れるホストコンピュータからのPDLを展開したビット
マップ画像データは、外部I/F処理部209で2値画
像データとして処理されているため、そのまま制御部3
03に送られる。
【0067】制御部303では、複写機本体100から
の指令により、循環式自動原稿送り装置180から読み
取った原稿や、外部I/FからPDL処理部209を介
してPDLを展開したビットマップの画像を画像記憶部
304に一旦全て格納したり、画像記憶部304から画
像データを順次読み出して出力する。
【0068】画像記憶部304はSCSIコントローラ
304aとハードディスク(メモリ)304bを有し、
SCSIコントローラ304aからの指令に従い、ハー
ドディスク304bに画像データを書き込む。ハードデ
ィスク304bに格納された複数の画像データは、複写
機の操作部で指定された編集モードに応じた順序でプリ
ントされる。例えば、先頭ページから送られてくるPD
L画像を逆順プリント且つ電子ソートする場合、ホスト
コンピュータから送られてくる全てのページのPDLの
ビットマップ画像を一旦ハードディスク304bに格納
した後、最終ページから最初のページに向かって順に、
ハードディスク304bから画像を読み込み、プリント
する。そして、これをホストコンピュータから要求され
た部数分繰り返し、電子ソートを実現する。
【0069】画像記憶部304から呼び出された画像デ
ータ及び画像記憶部304に格納しない画像データは平
滑部305に送られる。平滑部305では、まず、1ビ
ットのデータを8ビットのデータに変換し、画像データ
の信号を「0」または「255」の状態にする。
【0070】前記変換された画像データは、予め決めら
れたマトリクス上の係数と、近傍画素の濃度値をそれぞ
れ乗算したものの総和で得られる重み付けされた平均値
に置き換えられる。これによって、2値のデータは、近
傍画素の濃度値に応じて多値のデータに変換され、読み
取られた画像により近い画質が再現できる。平滑化され
た画像データは、γ補正部306に入力される。γ補正
部306では濃度データを出力する際に、プリンタの特
性を考慮したLUTによる変換を行い、操作部で設定さ
れた濃度値に応じた出力の調整を行う。
【0071】図4は、本実施の形態に係る画像処理装置
である複写機の表示部に表示される基本画面を説明する
ための図である。なお、この画面はタッチパネルとなっ
ており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることに
より、その機能が実行される。
【0072】図4において、201は拡張機能キーで、
これを押すことにより両面複写、多重複写、移動、綴じ
代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。202は画
像モードキーで、これを押すことにより複写画像に対し
て網掛け、影付け、トリミング、マスキング等を行うた
めの設定モードに入る。203はユーザーモードキー
で、これを押すことによりモードメモリの登録、標準モ
ード画面の設定等が行える。204は応用ズームキー
で、これを押すことにより原稿のX方向、Y方向を独立
に変倍するモード及び原稿サイズと複写サイズとから変
倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。
【0073】205,206,207はM1キー、M2
キー、M2キーで、それぞれに登録されたモードメモリ
を呼び出す際に押すキーである。208はコールキー
で、これを押すことにより、M1キー205、M2キー
206、M2キー207に登録されたモードメモリを呼
び出すことができる。209はオプションキーで、フィ
ルムから直接複写するためのフィルムプロジェクタ等の
オプション設定を行う際に押すキーである。210はソ
ータキーで、機械ソータを使用するか、電子ソータを使
用するかの設定及びソータのソート、グループ等のモー
ド設定を行う際に押すキーである。
【0074】211は原稿混載キーで、原稿フィーダ
に、例えばA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズ
とB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押すキーで
ある。212は等倍キーで、複写倍率を100%にする
際に押すキーである。213は用紙選択キーで、複写用
紙の選択を行う際に押すキーである。214,215は
縮小キー、拡大キーで、定型の縮小、拡大を行う際に押
すキーである。216はズームキーで、これを押すこと
によりズームモードに設定することができる。217は
濃度表示部で、後述する濃度キーを押すと表示が左右方
向に変化する。218,220は濃度キーで、一方の濃
度キー218を押すごとに濃く複写され、他方の濃度キ
ー220を押すごとに薄く複写される。219はAEキ
ーで、新聞のように地肌の原稿を自動濃度調整複写する
ときに押すキーである。
【0075】221はHiFiキーで、写真原稿のよう
に中間調の濃度が多い原稿を複写する際に押すキーであ
る。222は文字強調キーで、文字原稿の複写で文字を
際立たせたい場合に押すキーである。223はガイドキ
ーで、あるキーの機能が分からないときに押すキーであ
り、このガイドキー223を押すと前記機能の分からな
いキーの説明事項が表示される。224はコピーキー
で、複写を行うときに押すキーである。225はファッ
クスキーで、ファックスを行うときに押すキーである。
226はファイルキーで、ファイルデータを出力したい
場合に押すキーである。227はプリンタキーで、プリ
ントの濃度を変更したり、リモートホストンピュータか
らのPDL画像のプリント出力結果を参照したい場合に
押すキーである。228はIDキーで、ユーザの認証を
行うためのキーである。通常は、複写機は複写動作が行
えない状態になっており、IDキー228を押した後、
例えば6桁の数字の暗証番号を入力し、その後IDキー
228を押して、もし、前記入力した暗証番号が予め複
写機に登録されている番号と一致すれば、複写動作が可
能となる。そして、その暗証番号に対応した4桁の部門
番号を図4に示すディスプレイ4aのように表示する。
【0076】次に、フォーム合成について図5を用い説
明する。
【0077】図5中、304bはHD(ハードディス
ク)で、フォーム記憶領域311とテンポラリ記憶領域
312とを有している。フォーム記憶領域311は、フ
ォーム合成を行うためのフォーム画像を蓄積する領域で
ある。このフォーム記憶領域311は、複写機及び電子
ソータの電源がオフした後でもバックアップされる。ま
た、テンポラリ記憶領域312は、スキャナ102(図
1参照)から読み取った原稿画像或いはリモートホスト
コンピュータからのPDLを展開した原稿画像を一時的
に書き込み、電子ソートジョブを行うための領域であ
る。このテンポラリ記憶領域312は、ジョブが終了す
るたびに消去される。
【0078】また、図5中、313はフォーム画像で、
予めスキャナ102(図1参照)から読み取り、図3の
log変換部301、2値化部302、制御部303、
SCSIコントローラ304aを経由して、HD304
bのフォーム記憶領域311に格納されるものである。
例えば、FAX送信用紙等、複数の人が共通して使用で
きる画像を登録する。314はフォーム画像313と合
成しようとする、スキャナ102(図1参照)から読み
取った画像であり、図3のlog変換部301、2値化
部302を経由して、制御部303内のレイアウトメモ
リに310に一旦格納される。その後、前述したよう
に、予めフォーム記憶領域311に格納されたフォーム
画像313をHD304bからレイアウトメモリ310
に読み込む。そして、制御部303において、レイアウ
トメモリ310とレイアウトメモリ316とのOR合成
をとり、平滑部305、γ補正部306を通じて合成画
像315をプリンタ部204によりプリントする。
【0079】次に、本実施の形態に係る画像処理装置で
ある複写機の電子シートの制御手順を図6のフローチャ
ートに基づき説明する。なお、この図6に示す処理は、
図2に示すROM207に格納されているプログラムに
従って、CPU206により実行される。
【0080】まず、ステップS601で循環式自動原稿
送り装置180にセットされている原稿の内の1枚をプ
ラテンガラス101上に引き込み、その原稿をスキャナ
102でスキャンする。そして、図3で説明した経路で
原稿画像データを図5の電子ソータ203のレイアウト
メモリ310に置く。次に、ステップS602で前記レ
イアウトメモリ310に置かれた原稿画像データをHD
304bのテンポラリ記憶領域312に格納できるか否
か(テンポラリ記憶領域312がフルか否か)を判断す
る。そして、テンポラリ記憶領域312がフルでない場
合は、ステップS603でレイアウトメモリ310に置
かれた原稿画像データをHD304bのテンポラリ記憶
領域312に格納する。
【0081】次に、ステップS604で全ての原稿画像
データをHD304bのテンポラリ記憶領域312に格
納(記憶)したか否かを判断する。そして、循環式自動
原稿送り装置180にセットされている全ての原稿画像
データをHD304bのテンポラリ記憶領域312に格
納していない場合は、前記ステップS601へ戻る。ま
た、全ての原稿画像データをHD304bのテンポラリ
記憶領域312に格納した場合は、ステップS605へ
進む。
【0082】一方、前記ステップS602でテンポラリ
記憶領域312がフルの場合は、ステップS611へ進
み、前記レイアウトメモリ310に置かれた原稿画像デ
ータをフォーム記憶領域311に格納できるか否か(フ
ォーム記憶領域311がフルか否か)を判断する。そし
て、フォーム記憶領域311がフルでない場合は、ステ
ップS612でレイアウトメモリ310に置かれた原稿
画像データをHD304bのフォーム記憶領域311に
格納する。
【0083】次に、ステップS613で循環式自動原稿
送り装置180にセットされている全ての原稿画像デー
タをHD304bのフォーム記憶領域311に格納(記
憶)したか否かを判断する。そして、全ての原稿画像デ
ータをHD304bのフォーム記憶領域311に格納し
ていない場合は、ステップS610へ進んで、前記ステ
ップS601と同様に、循環式自動原稿送り装置180
にセットされている原稿の内の1枚をプラテンガラス1
01上に引き込み、その原稿をスキャナ102でスキャ
ンする。そして、図3で説明した経路で原稿画像データ
を図5の電子ソータ203のレイアウトメモリ310に
置く。
【0084】一方、前記ステップS611においてHD
304bのフォーム記憶領域311がフルの場合及び前
記ステップS613において循環式自動原稿送り装置1
80にセットされている全ての原稿画像データをHD3
04bのフォーム記憶領域311に格納した場合は、い
ずれもステップS605へ進む。
【0085】このステップS605では、HD304b
のフォーム記憶領域311及びテンポラリ記憶領域31
2に一時的に格納した原稿画像データを読み出し、図5
の電子ソータ203のレイアウトメモリ310に置く。
そして、ステップS606で図3の平滑部305、γ補
正部306を経由して、図2のプリンタ部204により
プリントアウトする。次に、ステップS607で全ての
原稿画像についてプリントアウトしたか否かを判断す
る。そして、全ての原稿画像についてプリントアウトし
ない場合は、前記ステップS605へ戻り、また、プリ
ントアウトした場合は、次のステップS608でユーザ
が複写機の操作部で設定した複写部数分プリントしたか
否かを判断する。そして、ユーザが複写機の操作部で設
定した複写部数分プリントしない場合は、前記ステップ
S605へ戻り、また、プリントした場合は、次のステ
ップS609でHD304bのフォーム記憶領域311
またはテンポラリ領域312に格納した電子ソートジョ
ブにおける原稿画像データを消去した後、本処理動作を
終了する。
【0086】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、図7を用いて説明する。なお、
本実施の形態に係る画像形成装置の構成は、上述した第
1の実施の形態における図1〜図5と同様であるから、
これら各図を流用して説明する。
【0087】図7は、本発明の第2の実施の形態に係る
画像形成装置のPDLによるフォーム登録の制御動作の
流れを示すフローチャートである。この図7に示す処理
は、図2におけるROM207に格納されたプログラム
に従ってCPU206により実行される。
【0088】まず、ステップS701でリモートホスト
コンピュータからPDLの画像データを複写機に送信
し、その画像データを指定するフォーム番号にフォーム
登録するように指示する。すると、図2の外部I/F処
理部209で、そのPDL画像データを2値のビットマ
ップデータに展開し、図3の制御部303のレイアウト
メモリ310に置く。次に、ステップS702でフォー
ム記憶領域311がフルか否かを判断する。即ち、レイ
アウトメモリ310に置かれた原稿画像データの大きさ
とフォーム記憶領域311の残りの記憶容量とを比較
し、レイアウトメモリ310に置かれた原稿画像データ
をフォーム記憶領域311に格納しようとした場合、格
納できるならば、ステップS707でフォーム記憶領域
311にレイアウトメモリ310に置かれた原稿画像デ
ータを格納する。
【0089】一方、前記ステップS702においてレイ
アウトメモリ310に置かれた原稿画像データをフォー
ム記憶領域311に格納できない場合、即ち、フォーム
記憶領域311がフルの場合は、ステップS703でP
DLのフォームジョブが複写のテンポラリコピージョブ
に比べて、優先順位が高いか否かを判断する。この優先
順位は、予めユーザが複写機の操作部から設定したもの
である。例えば、テンポラリ記憶領域312を用いるコ
ピージョブと、フォーム記憶領域311を用いるPDL
のフォーム登録等のジョブが同時に発生した場合、どち
らを優先して処理するかというものである。
【0090】そして、PDLのフォーム登録ジョブの方
がテンポラリコピージョブより優先度が低い場合は、何
も処理せずに本処理動作を終了する。また、PDLのフ
ォーム登録ジョブの方がテンポラリコピージョブより優
先度が高い場合は、ステップS704でテンポラリ記憶
領域312に空きがあるか否かを判断する。即ち、レイ
アウトメモリ310に置かれたフォーム画像が、テンポ
ラリ記憶領域312の空きを使用することによって登録
できるかの記憶容量の計算を行って、テンポラリ記憶領
域312に登録できる程度の空きがあるか否かを判断す
る。そして、テンポラリ記憶領域312に空きがない場
合は、何も処理せずに本処理動作を終了する。
【0091】また、テンポラリ記憶領域312に空きが
ある場合は、ステップS705でフォーム記憶領域31
1を、登録しようとしているレイアウトメモリ310に
置かれたフォーム画像容量と、フォーム記憶領域311
の使用中の記憶容量を加えた記憶容量まで拡大する。次
に、ステップS706でテンポラリ記憶領域312を前
記ステップS705において拡大した分の記憶容量だけ
縮小する。
【0092】次に、ステップS707でレイアウトメモ
リ310に置かれた原稿画像データを、前記ステップS
705において拡大したフォーム記憶領域311に格納
した後、本処理動作を終了する。
【0093】なお、前記ステップS701において、フ
ォーム登録を複写機の操作部から行ない、且つ前記ステ
ップS704において、ジョブの優先度に応じて記憶領
域を可変にするという判断処理ではなく、前記操作部か
ら入力されたユーザIDが、予め複写機に記憶された特
定のユーザIDであった場合にだけ、記憶領域を可変に
できるという判断処理にしてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像形成
方法及び装置によれば、電子ソートコピージョブにおい
て、画像形成装置のメモリに原稿画像を書き込んでいる
とき、そのメモリが記憶容量満杯(メモリフル)になっ
た場合、メモリの空いている記憶領域を一時的に使用し
て、ユーザが希望する電子ソートコピージョブを実現す
ることができるという効果を奏する。
【0095】また、リモートホストコンピュータからの
PDL原稿をフォーム登録しようとしたとき、そのPD
L原稿の優先度が高い場合、フォーム記憶領域がメモリ
フルとなっても、登録しようとした画像を確実に登録で
きるため、リモートホストコンピュータからわざわざ画
像形成装置の所まで行って、電子ソートコピー記憶領域
とフォーム記憶領域の記憶容量の配分を変えるといった
煩わしさを回避することができるという効果を奏する。
【0096】更に、ID入力によって、認証されたユー
ザIDが予め登録されているIDと一致した場合、フォ
ーム記憶領域がメモリフルとなっても、登録しようとし
た画像を確実に登録できるため、電子ソートコピー記憶
領域とフォーム記憶領域の記憶容量の配分を変えるとい
った煩わしさを回避することができ、また、このような
制御を許可できるユーザを限定できるので、電子ソート
コピー記憶領域を極端に狭めることを回避することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
における電子ソータ部の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の表示部に表示される基本画面を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
のフォームを合成を説明するための図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
における電子ソートの処理動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
におけるフォーム登録の処理動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
100 画像形成装置本体(複写機本体) 101 プラテンガラス 102 スキャナ 103 原稿照明ランプ 104 走査ミラー 105 走査ミラー 106 走査ミラー 107 露光制御部 108 レンズ 109 CCDイメージセンサ 110 感光ドラム 112 一次帯電器 114 前露光ランプ 116 クリーニング装置 118 転写帯電器 119 吸着帯電器 120 レーザ光発光部 121 現像器 126 画像形成部 129 レーザ光 130 転写ベルト 131 上段カセット 132 下段カセット 133 ピックアップローラ 134 ピックアップローラ 135 給紙ローラ 136 給紙ローラ 137 レジストローラ 139 定着前帯電器 140 定着前帯電器 141 定着器 142 排出ローラ 150 デッキ 151 リフタ 153 マルチ手差し 154 排紙フラッパ 155 反転パス 156 再給紙トレイ 157 多重フラッパ 158 下搬送パス 159 給紙ローラ 160 搬送経路 161 排出ローラ 162 第1の送りローラ 162a 第2の送りローラ 163 反転ローラ 201 画像読取部 202 アナログ信号処理部 203 電子ソータ部 204 プリンタ部 205 CPU回路部 206 CPU(中央演算処理装置) 207 ROM(リードオンリーメモリ) 208 RAM(ランダムアクセスメモリ) 209 外部I/F処理部 301 log変換部 302 2値化部 303 制御部 304 画像記憶部 304a HD用SCSIントローラ 304b HD(ハードディスク) 305 平滑部 306 γ補正部 310 外部用SCSIントローラ 311 外部機器 312 複写機通信部 401 拡張機能キー 402 画像モードキー 403 ユーザモードキー 404 応用ズームキー 405 M1キー 406 M2キー 407 M3キー 408 コールキー 409 オプションキー 410 ソータキー 411 原稿混載キー 412 等倍キー 413 用紙選択キー 414 縮小キー 415 拡大キー 416 ズームキー 417 濃度表示部 418 濃度キー 419 AEキー 420 濃度キー 421 HiFiキー 422 文字強調キー 423 ガイドキー 424 コピーキー 425 ファックスキー 426 ファイルキー 427 プリンタキー 428 IDキー

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像をメモリに記憶する記憶工程
    と、前記記憶工程により前記メモリに記憶された原稿画
    像を読み取り画像形成を行う画像形成工程と、前記原稿
    画像の第1の属性情報に応じて前記メモリの第1の記憶
    領域或いは第2の記憶領域に格納するように制御する第
    1の制御工程と、前記原稿画像を格納しようとした前記
    第1の記憶領域或いは第2の記憶領域が満杯となったと
    き前記原稿画像の第1の属性情報に応じて他の空いてい
    る記憶領域に前記原稿画像を一時的に格納するように制
    御する第2の制御工程とを具備したことを特徴とする画
    像形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の属性情報は、画像形成装置本
    体の操作部から入力されるコピージョブの内容であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の記憶領域は、画像形成装置本
    体の電源オフ後に無効となることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の記憶領域は、画像形成装置本
    体の電源オフ後にバックアップされて有効となることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の制御工程は、コピージョブが
    通常コピーの場合、前記原稿画像を前記第1の記憶領域
    に格納し、且つフォーム登録の場合、前記原稿画像を前
    記第2の記憶領域に格納するように制御することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の制御工程は、コピージョブが
    通常コピーの場合、前記原稿画像を前記第1の記憶領域
    に格納し、且つフォーム登録の場合、前記原稿画像を前
    記第2の記憶領域に格納するように制御することを特徴
    とする請求項1記載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 前記メモリはハードディスクであること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  8. 【請求項8】 前記メモリはRAM(ランダムアクセス
    メモリ)であることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成方法。
  9. 【請求項9】 前記メモリは光磁気ディスクであること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 原稿画像をメモリに記憶する記憶工程
    と、前記記憶工程により前記メモリに記憶された原稿画
    像を読み取り画像形成を行う画像形成工程と、前記原稿
    画像の第1の属性情報に応じて前記メモリの第1の記憶
    領域或いは第2の記憶領域に格納するように制御する第
    1の制御工程と、前記原稿画像を格納しようとした前記
    第1の記憶領域或いは第2の記憶領域が満杯となったと
    き前記原稿画像の第2の属性情報に応じて前記満杯とな
    った記憶領域を少なくとも格納しようとした原稿のデー
    タが格納できる大きさだけずらすように制御する第3の
    制御工程とを具備したことを特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記第1の属性情報は、画像形成装置
    本体の操作部から入力されるコピージョブの内容である
    ことを特徴とする請求項10記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の記憶領域は、画像形成装置
    本体の電源オフ後に無効となることを特徴とする請求項
    10記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の記憶領域は、画像形成装置
    本体の電源オフ後にバックアップされて有効となること
    を特徴とする請求項10記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記第2の属性情報は、ユーザID
    (識別子)であることを特徴とする請求項10記載の画
    像形成方法。
  15. 【請求項15】 前記第2の属性情報は、ジョブの優先
    順位であるであることを特徴とする請求項10記載の画
    像形成方法。
  16. 【請求項16】 前記メモリはハードディスクであるこ
    とを特徴とする請求項10記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 前記メモリはRAM(ランダムアクセ
    スメモリ)であることを特徴とする請求項10記載の画
    像形成方法。
  18. 【請求項18】 前記メモリは光磁気ディスクであるこ
    とを特徴とする請求項10記載の画像形成方法。
  19. 【請求項19】 原稿画像をメモリに記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段により前記メモリに記憶された原稿画
    像を読み取り画像形成を行う画像形成手段と、前記原稿
    画像の第1の属性情報に応じて前記メモリの第1の記憶
    領域或いは第2の記憶領域に格納するように制御する第
    1の制御手段と、前記原稿画像を格納しようとした前記
    第1の記憶領域或いは第2の記憶領域が満杯となったと
    き前記原稿画像の第1の属性情報に応じて他の空いてい
    る記憶領域に前記原稿画像を一時的に格納するように制
    御する第2の制御手段とを具備したことを特徴とする画
    像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の属性情報は、画像形成装置
    本体の操作部から入力されるコピージョブの内容である
    ことを特徴とする請求項19記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記第1の記憶領域は、画像形成装置
    本体の電源オフ後に無効となることを特徴とする請求項
    19載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記第2の記憶領域は、画像形成装置
    本体の電源オフ後にバックアップされて有効となること
    を特徴とする請求項19記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記第1の制御手段は、コピージョブ
    が通常コピーの場合、前記原稿画像を前記第1の記憶領
    域に格納し、且つフォーム登録の場合、前記原稿画像を
    前記第2の記憶領域に格納するように制御することを特
    徴とする請求項19記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の制御手段は、コピージョブ
    が通常コピーの場合、前記原稿画像を前記第1の記憶領
    域に格納し、且つフォーム登録の場合、前記原稿画像を
    前記第2の記憶領域に格納するように制御することを特
    徴とする請求項19記載の画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記メモリはハードディスクであるこ
    とを特徴とする請求項19記載の画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記メモリはRAM(ランダムアクセ
    スメモリ)であることを特徴とする請求項19記載の画
    像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記メモリは光磁気ディスクであるこ
    とを特徴とする請求項19記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 原稿画像をメモリに記憶する記憶手段
    と、前記記憶手段により前記メモリに記憶された原稿画
    像を読み取り画像形成を行う画像形成手段と、前記原稿
    画像の第1の属性情報に応じて前記メモリの第1の記憶
    領域或いは第2の記憶領域に格納するように制御する第
    1の制御手段と、前記原稿画像を格納しようとした前記
    第1の記憶領域或いは第2の記憶領域が満杯となったと
    き前記原稿画像の第2の属性情報に応じて前記満杯とな
    った記憶領域を少なくとも格納しようとした原稿のデー
    タが格納できる大きさだけずらすように制御する第3の
    制御手段とを具備したことを特徴とする画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記第1の属性情報は、画像形成装置
    本体の操作部から入力されるコピージョブの内容である
    ことを特徴とする請求項28記載の画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記第1の記憶領域は、画像形成装置
    本体の電源オフ後に無効となることを特徴とする請求項
    28記載の画像形成装置。
  31. 【請求項31】 前記第2の記憶領域は、画像形成装置
    本体の電源オフ後にバックアップされて有効となること
    を特徴とする請求項28記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 前記第2の属性情報は、ユーザID
    (識別子)であることを特徴とする請求項28記載の画
    像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記第2の属性情報は、ジョブの優先
    順位であるであることを特徴とする請求項28記載の画
    像形成装置。
  34. 【請求項34】 前記メモリはハードディスクであるこ
    とを特徴とする請求項28記載の画像形成装置。
  35. 【請求項35】 前記メモリはRAM(ランダムアクセ
    スメモリ)であることを特徴とする請求項28記載の画
    像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記メモリは光磁気ディスクであるこ
    とを特徴とする請求項28記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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