JPH11168618A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

Info

Publication number
JPH11168618A
JPH11168618A JP9350204A JP35020497A JPH11168618A JP H11168618 A JPH11168618 A JP H11168618A JP 9350204 A JP9350204 A JP 9350204A JP 35020497 A JP35020497 A JP 35020497A JP H11168618 A JPH11168618 A JP H11168618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
document
setting
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9350204A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Honma
正之 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9350204A priority Critical patent/JPH11168618A/ja
Publication of JPH11168618A publication Critical patent/JPH11168618A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスク等のメモリに蓄積された各原
稿画像に対し、プリントモードの設定を個別に行う或い
は変更可能とすることで、従来の如く画像形成モードの
異なる原稿を分けてそれぞれプリントし、その後でそれ
らのプリント紙を手でマージするといった煩雑さを解消
すること等を可能とした画像形成装置及び画像形成方法
を提供する。 【解決手段】 スキャナ102と、プリンタ部204
と、画像記憶部304と、画像形成モードの部分変更を
設定するための詳細情報キー616と、画像記憶部30
4から原稿画像を少なくとも一つ選択するPBキー22
8と、画像形成モードが設定され選択された少なくとも
一つの原稿画像に対し、詳細情報キー616による設定
に基づき画像形成モードを部分変更して画像形成を行う
ように制御するCPU回路部205とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
画像形成方法に係り、更に詳しくは、電子ソート機能を
有するデジタル複写機等に適用する場合に好適な画像形
成装置及び画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コピーを行う全ての原稿の画像を
スキャナから読み取り、読み取った画像データをハード
ディスク等のメモリに一旦記憶し、該メモリから任意の
原稿の画像データを繰り返し読み出してプリントアウト
する電子ソート機能を有するデジタル複写機が知られて
いる。これにより、複数のビンをもつソータ装置を持た
なくても、コピー紙をソートした状態で排紙することが
可能である。
【0003】また、ホストコンピュータのアプリケーシ
ョンのPDL(ページ記述言語)のデータをネットワー
クを介してデジタル複写機が受け取り、PDLからビッ
トマップ画像に展開すると共に、同様にハードディスク
等のメモリに一旦記憶し、該メモリから任意の画像デー
タを繰り返し読み出してプリントアウトしソートするP
DL画像の電子ソート機能が知られている。
【0004】更に、デジタル複写機のハードディスクを
個人別に領域を分け、ホストコンピュータからPDLを
ビットマップに展開した画像を、自分の領域(パーソナ
ルボックス)に一旦格納し、該パーソナルボックスから
画像をプリントする場合、デジタル複写機の操作部から
自分の領域をアクセスするためのパスワードを入力し、
プリントする。これにより、他人に見られたくないPD
L画像をプリントする場合に有効となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては、スキャナから読み取った原稿画
像に対するプリントジョブ、或いはホストコンピュータ
から送られたPDLの展開画像に対するプリントジョブ
は、一般的にジョブが含む全ての原稿画像に対してのジ
ョブ内容であり、例えば縮小レイアウトをプリントジョ
ブとして指定した場合、全ての原稿に対して縮小レイア
ウトを施してしまう。即ち、ある原稿に対しては縮小レ
イアウトを行わず、ある原稿に対しては縮小レイアウト
を行う等の設定が不可能であるという問題があった。
【0006】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、ハードディスク等のメモリに蓄積された各原稿
画像に対し、プリントモードの設定を個別に行う或いは
変更可能とすることで、従来の如く画像形成モードの異
なる原稿を分けてそれぞれプリントし、その後でそれら
のプリント紙を手でマージするといった煩雑さを解消す
ること等を可能とした画像形成装置及び画像形成方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、原稿画像を入力する画像入力手
段と、原稿画像に基づき画像形成を行う画像形成手段と
を有する画像形成装置であって、原稿画像を記憶する記
憶手段と、画像形成モードを設定する設定手段と、前記
記憶手段から原稿画像を少なくとも一つ選択する選択手
段と、前記設定手段で画像形成モードが設定され前記選
択手段で選択された少なくとも一つの原稿画像に対し、
前記設定手段による再設定に基づき画像形成モードを変
更して画像形成を行うように制御する制御手段とを有す
ることを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、前記制御手段は、前記設定手段で画像形成モードが
再設定されたページに対してのみ画像形成モードを変更
して画像形成を行うように制御することを特徴とする。
【0009】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、原稿画像を入力する画像入力手段と、原稿画像に基
づき画像形成を行う画像形成手段とを有する画像形成装
置であって、原稿画像を記憶する記憶手段と、画像形成
モードを設定する設定手段と、前記記憶手段から原稿画
像を少なくとも一つ選択する選択手段と、前記選択手段
で選択された少なくとも一つの原稿画像に対し、前記設
定手段で設定された画像形成モードに基づき画像形成を
行うように制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、前記制御手段は、前記設定手段で設定された各ペー
ジ毎の画像形成モードに基づき画像形成を行うように制
御することを特徴とする。
【0011】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、前記画像入力手段は、スキャナであることを特徴と
する。
【0012】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、前記画像入力手段は、上位装置から送信されたペー
ジ記述言語データを画像データに展開することを特徴と
する。
【0013】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、前記記憶手段は、前記画像データを前記上位装置か
ら指定された番号に対応する領域に記憶することを特徴
とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、原稿画像を入力する画像入力ステップと、原稿画像
に基づき画像形成を行う画像形成ステップとを有する画
像形成方法であって、原稿画像を記憶する記憶ステップ
と、画像形成モードを設定する設定ステップと、前記記
憶ステップから原稿画像を少なくとも一つ選択する選択
ステップと、前記設定ステップで画像形成モードが設定
され前記選択ステップで選択された少なくとも一つの原
稿画像に対し、前記設定ステップによる再設定に基づき
画像形成モードを変更して画像形成を行うように制御す
る制御ステップとを有することを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、前記制御ステップでは、前記設定ステップで画像形
成モードが再設定されたページに対してのみ画像形成モ
ードを変更して画像形成を行うように制御することを特
徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、原稿画像を入力する画像入力ステップと、原稿画
像に基づき画像形成を行う画像形成ステップとを有する
画像形成方法であって、原稿画像を記憶する記憶ステッ
プと、画像形成モードを設定する設定ステップと、前記
記憶ステップから原稿画像を少なくとも一つ選択する選
択ステップと、前記選択ステップで選択された少なくと
も一つの原稿画像に対し、前記設定ステップで設定され
た画像形成モードに基づき画像形成を行うように制御す
る制御ステップとを有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、前記制御ステップでは、前記設定ステップで設定
された各ページ毎の画像形成モードに基づき画像形成を
行うように制御することを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、前記画像入力ステップでは、スキャナにより原稿
画像を入力することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、前記画像入力ステップでは、上位装置から送信さ
れたページ記述言語データを画像データに展開すること
を特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、前記記憶ステップでは、前記画像データを前記上
位装置から指定された番号に対応する領域に記憶するこ
とを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0022】[1]第1の実施の形態 図2は本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
(複写機)の内部の構成例を示す説明図である。本発明
の第1の実施の形態に係る画像形成装置は、画像形成装
置本体(複写機本体)100に、循環式自動原稿送り装
置(RDF)189及びデッキ150を装備した構造と
なっている。
【0023】画像形成装置本体100には、プラテンガ
ラス101、スキャナ102、原稿照明ランプ103、
走査ミラー104〜106、レンズ108、CCDセン
サ(イメージセンサ部)109、感光体ドラム110、
1次帯電器112、前露光ランプ114、クリーニング
装置116、転写帯電器118、露光制御部120、現
像器121が配設されている。この場合、感光体ドラム
110、1次帯電器112、前露光ランプ114、クリ
ーニング装置116、転写帯電器118、現像器121
等が画像形成部126を構成している。
【0024】更に、画像形成装置本体100には、転写
ベルト130、上段カセット131、下段カセット13
2、ピックアップローラ133、134、給紙ローラ1
35、136、レジストローラ137、吸着帯電器13
8、定着前帯電器139、140、定着器141、排出
ローラ142、排紙フラッパ154、反転パス155、
再給紙トレイ156、多重フラッパ157、下搬送パス
158、給紙ローラ159、経路160、排出ローラ1
61、第1の送りローラ162、第2の送りローラ16
2a、反転ローラ163が配設されている。一方、デッ
キ150には、リフタ151、給紙ローラ152、マル
チ手差し153が配設されている。
【0025】上記各部の構成を動作と共に詳述すると、
プラテンガラス101は、原稿が載置される原稿載置台
である。スキャナ102は、原稿照明ランプ103、走
査ミラー104等で構成されており、モータ(図示略)
により所定方向に往復走査される。原稿の反射光107
は、走査ミラー104〜106を介してレンズ108を
透過し、CCDセンサ109に結像する。CCDセンサ
109は、光電変換を行う。露光制御部120は、レー
ザ、ポリゴンスキャナ等で構成されており、上記のCC
Dセンサ109で電気信号に変換され後述する所定の画
像処理が行われた画像信号に基づいて変調されたレーザ
光129を、感光体ドラム110に照射する。
【0026】感光体ドラム110の周囲には、1次帯電
器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が配設されてい
る。画像形成部126において、感光体ドラム110
は、モータ(図示略)により図中矢印方向に回転してお
り、1次帯電器112により所望の電位に帯電された
後、露光制御部120からのレーザ光129が照射さ
れ、静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に形
成された静電潜像は、現像器121により現像されてト
ナー像として可視化される。
【0027】一方、上段カセット131或いは下段カセ
ット132からピックアップローラ133、134によ
り給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136によ
り本体に送られ、レジストローラ137により転写ベル
ト130に給送され、可視化されたトナー像が転写帯電
器118により転写紙に転写される。転写後の感光体ド
ラム110は、クリーニング装置116により残留トナ
ーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消
去される。転写後の転写紙は、転写ベルト130から分
離された後、定着前帯電器139、140によりトナー
像が再帯電され、定着器141に送られて加圧、加熱に
より定着された後、排出ローラ142により画像形成装
置本体100の外部に排出される。
【0028】吸着帯電器138は、レジストローラ13
7から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させ
る。転写ベルトローラは、転写ベルト130の回転に用
いられると共に、吸着帯電器138と対になって転写ベ
ルト130に転写紙を吸着帯電させる。更に、画像形成
装置本体100に装備されたデッキ150は、例えば4
000枚の転写紙を収納可能となっている。デッキ15
0のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に
当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、デ
ッキ150のマルチ手差し153は、例えば100枚の
転写紙を収容可能となっている。
【0029】排紙フラッパ154は、両面記録側ないし
多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ1
42から送り出された転写紙は、該排紙フラッパ154
により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。
下搬送パス158は、排紙ローラ142から送り出され
た転写紙を反転パス155を介し、転写紙を裏返して再
給紙トレイ156に導く。多重フラッパ157は、両面
記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、該多重
フラッパ157を図中左方向に倒すことにより、転写紙
を反転パス155に介さず、直接、下搬送パス158に
導く。給紙ローラ159は、経路160を通じて転写紙
を感光体ドラム110側に給紙する。
【0030】排出ローラ161は、排紙フラッパ154
の近傍に配置されており、該排紙フラッパ154により
排出側に切り替えられた転写紙を装置外部に排出する。
両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上
方に上げて、多重フラッパ157を右に倒し、複写済み
の転写紙を反転パス155で介したあと、多重フラッパ
157を左に倒し、下搬送パス158を介して裏返した
状態で再給紙トレイ156に収納する。また多重記録
(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げ
て、多重フラッパ157を左に倒し、複写済みの転写紙
を搬送パス158で介したあと、再給紙トレイ156に
格納する。そして、再給紙トレイ156に格納されてい
る転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経
路160を介して本体のレジストローラ137に導かれ
る。
【0031】画像形成装置本体100から複写済みの転
写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を
上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、複写
済みの転写紙を反転パス155側へ搬送し、転写紙の後
端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ロー
ラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送
し、排出ローラ161によって転写紙を裏返して装置外
部へ排出する。
【0032】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。本
発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の制御系
は、画像読み取り部201と、電子ソータ部203と、
プリンタ部204と、CPU回路部205と、外部I/
F(インタフェース)処理部209とを備える構成とな
っている。
【0033】上記各部の構成を動作と共に詳述すると、
画像読み取り部201は、レンズ108、CCDセンサ
109、アナログ信号処理部202等から構成されてい
る。原稿200の反射光は、レンズ108を介してCC
Dセンサ109に原稿画像として結像される。CCDセ
ンサ109に結像された原稿画像は、該CCDセンサ1
09によりアナログ電気信号に変換される。アナログ電
気信号に変換された画像情報は、アナログ信号処理部2
02に入力され、サンプル&ホールド及びダークレベル
の補正等が行われた後、アナログ/デジタル(A/D)
変換される。
【0034】上記デジタル化された信号は、シェーディ
ング補正(原稿を読み取るセンサのばらつき及び原稿照
明ランプの配光特性の補正)及び変倍処理後、電子ソー
タ部203に出力される。電子ソータ部203では、γ
補正等の出力系で必要な補正処理、スムージング処理、
エッジ強調、その他の処理、加工等が行われ、プリンタ
部204に出力される。プリンタ部204は、上記図2
で説明したレーザ等からなる露光制御部120、画像形
成部120、転写紙の搬送制御部(図示略)等から構成
されており、入力された画像信号により転写紙上に画像
を記録する。
【0035】CPU回路部205は、CPU206、R
OM207、RAM208等から構成されている。CP
U206は、ROM207に格納された制御プログラム
に基づき、画像読み取り部201、電子ソータ部20
3、プリンタ部204等の動作を制御すると共に、画像
形成装置のシーケンスを統括的に制御するものであり、
操作者による後述の操作部の画面のキー操作に基づき、
該操作部の画面の表示を制御し、各種キーに対応した機
能の実行を制御する。ROM207は、制御プログラム
等を格納している。RAM208は、各種データの一時
記憶や作業領域として使用される。外部I/F処理部2
09は、外部のコンピュータから入力されたPDLをビ
ットマップ画像に展開し、画像データとして電子ソータ
部203に出力する。
【0036】図3は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の電子ソータ部203の詳細構成を示すブロ
ック図である。電子ソータ部203は、log変換部3
01と、二値化部302と、制御部303と、SCSI
(Small Computer SystemInterface)コントローラ
304a、ハードディスク(HD)304bを有する画
像記憶部304と、平滑化部305と、γ補正部306
とを備える構成となっている。
【0037】上記各部の構成を動作と共に詳述すると、
画像読み取り部201から送られてきた画像は、Bla
ckの輝度のデータとして電子ソータ部203へ入力さ
れ、log変換部301に送られる。log変換部30
1では、入力された輝度データを濃度データに変換する
ためのLUT(ルックアップテーブル)が格納されてお
り、入力されたデータに対応するテーブル値を出力する
ことによって、輝度データを濃度データに変換する。そ
の後、濃度データは二値化部302へ送られる。
【0038】二値化部302では、多値の濃度データが
二値化され、濃度値が「0」或いは「255」となる。
二値化された8bitの画像データは、「0」または
「1」の1bitの画像データに変換される。これによ
り、メモリに格納する画像データ量は小さくなる。しか
し、画像を二値化すると画像の階調数は256階調から
2階調になるため、写真画像のような中間調の多い画像
データは二値化すると一般に画像の劣化が著しい。そこ
で、二値データによる疑似的な中間調表現を行う必要が
ある。
【0039】例えば、二値のデータで疑似的に中間調表
現を行う手法として誤差拡散法を用いる。誤差拡散法
は、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合は「25
5」の濃度データであるとし、ある閾値以下である場合
は「0」の濃度データであるとして二値化した後、実際
の濃度データと二値化されたデータの差分を誤差信号と
して回りの画素に配分する方法である。誤差の配分は、
予め用意されているマトリクス上の重み係数を二値化に
よって生じる誤差に対して掛け合わせ、回りの画素に加
算することによって行う。これによって、画像全体での
濃度平均値が保存され、中間調を疑似的に二値で表現す
ることができる。
【0040】二値化された画像データは、制御部303
に送られる。また、外部I/F処理部209から入力さ
れるコンピュータからのPDLを展開したビットマップ
画像データは、外部I/F処理部209で二値画像デー
タとして処理されているため、そのまま制御部303に
送られる。制御部303では、本体からの指令により、
循環式原稿送り装置(RDF)189から読み取った原
稿画像や、外部I/F処理部209からのPDLを展開
したビットマップの画像を、画像記憶部304に一旦全
て格納したり、画像記憶部304から画像データを順次
読み出して出力する。
【0041】画像記憶部304は、SCSIコントロー
ラ304aとハードディスク(メモリ)304bを有
し、SCSIコントローラ304aからの指令に従い、
ハードディスク304bに画像データを書き込む。ハー
ドディスク304bに格納された複数の画像データは、
画像形成装置(複写機)の操作部で指定された編集モー
ドに応じた順序でプリントされる。
【0042】例えば、先頭ページから送られてくるPD
L画像を逆順プリント、且つ電子ソートする場合、ホス
トコンピュータから送られてくる全てのページのPDL
のビットマップ画像を一旦ハードディスク304bに格
納した後、最終ページから最初のページに向かって順に
ハードディスク304bからの画像を読み込み、プリン
トする。そして、これをホストコンピュータから要求さ
れた部数分繰り返し、電子ソートを実現する。
【0043】また、画像記憶部304は、「テンポラリ
領域」と「パーソナルボックス領域」に分けられる。
「テンポラリ領域」は、上記のように電子ソートを行う
ために画像データを一時的におき、ジョブ終了後にそれ
ら画像データを消去する領域である。「パーソナルボッ
クス領域」は、ホストコンピュータから受信したPDL
画像を展開した画像データを、ホストコンピュータから
指定されたパーソナルボックス番号に対応するハードデ
ィスク304bのパーソナルボックス領域に格納し、後
でユーザが操作部で、自分のパーソナルボックス番号の
パーソナルボックスに格納されPDL画像から展開され
た画像データをプリントするための領域である。
【0044】画像記憶部304から呼び出された画像デ
ータ及び画像記憶部304に格納しない画像データは、
平滑化部305に送られる。平滑化部304では、先ず
1bitのデータを8bitのデータに変換し、画像デ
ータの信号を「0」または「255」の状態にする。変
換された画像データは、予め決められたマトリクス上の
係数と近傍画素の濃度値をそれぞれ乗算したものの総和
で得られる重みづけされた平均値に置き換えられる。
【0045】これによって、二値のデータは近傍の画素
における濃度値に応じて多値のデータに変換され、読み
取られた画像により近い画質が再現できる。平滑化され
た画像データは、γ補正部306に入力される。γ補正
部306では、濃度データを出力する際に、プリンタ部
204の特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作
部で設定された濃度値に応じた出力の調整をい行う。
【0046】図4は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の操作部における表示部に表示される基本画
面を示す説明図である。尚、操作部における表示部の画
面は例えばタッチパネルとして構成されており、それぞ
れ表示される機能の枠内を触れることによりその機能が
実行される。コピーモードキー224は、複写動作を行
う場合に押下するキーである。該キー224が押下され
たときに図示のコピーモードの画面を表示する。拡張機
能キー201は、該キーを押下することによって両面複
写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等の
モードに入る。画像モードキー202は、複写画像に対
して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うた
めの設定モードに入る。
【0047】ユーザモードキー203は、モードメモリ
の登録、標準モード画面の設定が行える。応用ズームキ
ー204は、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモ
ード、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズ
ームプログラムのモードに入る。M1キー205、M2
キー206、M3キー207は、それぞれに登録された
モードメモリを呼び出す際に押下するキーである。オプ
ションキー209は、フィルムから直接複写するための
フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行う
キーである。ソータキー210は、メカソータを使用す
るか電子ソータを使用するかの設定、ソータのソート、
グループ等のモード設定を行うキーである。
【0048】原稿混載キー211は、原稿フィーダにA
4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズ
の原稿を一緒にセットする際に押下するキーである。等
倍キー212は、複写倍率を100%にする際に押下す
るキーである。縮小キー214、拡大キー215は、定
型の縮小、拡大を行う際に押下するキーである。用紙選
択キー213は、複写用紙の選択を行う際に押下するキ
ーである。濃度キー218は、該キー218を押下する
毎に濃く複写され、濃度キー220は、該キー220を
押下する毎に薄く複写される。濃度表示217は、濃度
キー218、220を押下すると表示が左右に変化す
る。
【0049】AEキー219は、新聞のように地肌の濃
い原稿を自動濃度調整複写するときに押下するキーであ
る。HiFiキー221は、写真原稿のように中間調の
濃度が多い原稿の複写の際に押下するキーである。文字
強調キー222は、文字原稿の複写で文字を際立たせた
い場合に押下するキーである。ガイドキー223は、あ
るキーの機能が分からないときに押下するキーであり、
当該キーの説明が表示される。ファックスキー225
は、ファックスを行うときに押下するキーであり、ファ
イルキー226は、ファイルデータを出力したいときに
押下するキーである。
【0050】プリンタキー227は、プリントの濃度を
変更したり、リモートのホストコンピュータからのPD
L画像のプリント出力結果を参照したい場合に押下する
キーである。PBキー228は、パーソナルボックスキ
ーであり、ホストコンピュータから受信したPDL画像
を展開した画像データを、ホストコンピュータから指定
されたパーソナルボックス番号に対応するハードディス
ク304bのパーソナルボックス領域に格納し、後でユ
ーザが該PBキー228を押下して、自分のパーソナル
ボックスに格納されているコピージョブを参照、指定
し、PDL画像から展開された画像データをプリントす
る。
【0051】次に、図5に基づきパーソナルボックスに
ついて説明する。図中304bは電子ソータ部203の
画像記憶部304のハードディスクであり、電子ソート
を行うために画像データを一時的におき、ジョブ終了後
にそれら画像データを消去する領域であるテンポラリ領
域600と、ホストコンピュータ1000から受信した
PDL画像を外部I/F処理部209で展開した画像デ
ータを、ホストコンピュータ1000から指定したパー
ソナルボックス番号に対応するハードディスクのパーソ
ナルボックス領域に格納し、後でユーザが操作部で自分
のパーソナルボックス番号のパーソナルボックスに格納
されPDL画像から展開された画像データをプリントす
るための領域であるパーソナルボックス領域601とに
分けられる。
【0052】例えば1GBのハードディスクの場合、3
00MBをテンポラリ領域、700MBをパーソナルボ
ックス領域と分けて使用する。また、図5に示す如くパ
ーソナルボックスの数が10であるとき、700MBを
70MBずつに区切って使用する。また、各パーソナル
ボックスには番号が付されており、例えばボックス60
2、603、604、605は、それぞれボックス番号
0、1、2、9である。
【0053】例えば図示例の場合、田中用のボックスは
1であり、田中という名前のユーザがホストコンピュー
タ1000から自分のボックスにPDL文書を入れたい
場合、ホストコンピュータ1000でボックス番号1を
指定する。また、田中という名前のユーザがホストコン
ピュータ1000から他人のボックス、例えば加藤とい
うユーザに自分のPDL文書を入れたい場合、ホストコ
ンピュータ1000でボックス番号を、送りたい相手の
ボックス番号、つまりこの場合9を指定する。これによ
り、自分のPDL文書を他人のボックスにメールするこ
とが可能となる。
【0054】図6はホストコンピュータ1000におい
て、アプリケーションソフト上で文書データを印刷、或
いはパーソナルボックスを指定しようとしているウイン
ドウの様子を示す説明図である。501はアプリケーシ
ョンソフト上の印刷ウインドウであり、アプリケーショ
ンのメニューで印刷を指定したときに表示されるウイン
ドウである。502は現在設定されているプリンタ名、
例えば本実施の形態の場合、ネットワーク接続される画
像形成装置(デジタル複写機)名である。503は印刷
範囲の設定であり、文書全ページを印刷或いはパーソナ
ルボックスに入れるか、文書の何ページから何ページま
でを印刷或いはパーソナルボックスに入れるかを設定す
る。
【0055】全ページ指定か、ページ範囲指定かは、該
当する方の□マークにマウスをクリックし、チェックマ
ークを入れて選択する。505は部数の設定であり、何
部印刷するか、或いはパーソナルボックスに入れる文書
を後で印刷する場合、何部印刷するかを設定する。51
0はパーソナルボックス指定ボタンであり、□マークに
マウスをクリックし、チェックマークを入れた場合、文
書データを印刷するのでなく、後述するパーソナルボッ
クスウインドウで設定した内容で、文書データをパーソ
ナルボックスに入れる。□マークにチェックマークを入
れない場合は、通常印刷を行う。
【0056】506はパーソナルボックスの設定ボタン
であり、後述するパーソナルボックス番号の指定等を行
う。509は詳細ボタンであり、例えば印刷する解像度
等を設定する。507はOKボタンであり、設定が完了
し印刷を開始する、或いは指定したパーソナルボックス
番号へ文書の転送を開始する。508はキャンセルボタ
ンであり、印刷或いはパーソナルボックスの設定を無効
にし、印刷ウインドウ501を閉じる場合に押下する。
【0057】図7はホストコンピュータ1000におい
て、アプリケーションソフト上で文書データを印刷、或
いはパーソナルボックスを指定しようとしている印刷ウ
インドウ501で、パーソナルボックスボタン506を
押下したときに開くパーソナルボックスウインドウの様
子を示す説明図である。520はパーソナルボックスウ
インドウであり、アプリケーションソフト上の文書デー
タを、画像形成装置(デジタル複写機)の電子ソータ2
03のハードディスク304b上にあるパーソナルボッ
クスのどの番号に格納するかと、ユーザが後でデジタル
複写機の前でその文書を印刷する場合、どのように印刷
するかのコピーモードの設定を行う。
【0058】521は格納ボックス番号の指定であり、
例えば上記図6の例で、田中という名前のユーザが自分
のボックスにアプリケーションの文書データを格納した
い場合、自分のボックス番号である1を指定する。ま
た、田中という名前のユーザが加藤という名前のユーザ
にアプリケーションの文書データを渡したい場合、加藤
という名前のユーザのボックス番号である9を指定す
る。この場合は、通常の電子メールと同様、パスワード
の入力は必要としない。523は片面印刷設定であり、
□マークをマウスでクリックしてチェックマークを入れ
たとき、パーソナルボックスに格納した文書データのジ
ョブを後で印刷する場合、片面印刷するよう設定する。
【0059】524は両面印刷設定であり、□マークを
マウスでクリックしてチェックマークを入れたとき、パ
ーソナルボックスに格納した文書データのジョブを後で
印刷する場合、両面印刷するよう設定する。525はノ
ンソート設定であり、□マークをマウスでクリックして
チェックマークを入れたとき、パーソナルボックスに格
納した文書データのジョブを後で印刷する場合、ノンソ
ート印刷するよう設定する。526はソート設定であ
り、□マークをマウスでクリックしてチェックマークを
入れたとき、パーソナルボックスに格納した文書データ
のジョブを後で印刷する場合、電子ソート印刷するよう
設定する。527はグループ設定であり、パーソナルボ
ックスに格納した文書データのジョブを後で印刷する場
合、グループ印刷するよう設定する。
【0060】528は用紙設定であり、パーソナルボッ
クスに格納した文書データのジョブを後で印刷する場合
に、使用する用紙のサイズを設定する。例えば右の▼マ
ークをマウスでクリックすれば、A4、A5、B4等の
紙サイズの選択肢が表示され、選べるようになってい
る。529は給紙段設定であり、パーソナルボックスに
格納した文書データのジョブを後で印刷する場合に、使
用するカセット段を設定する。例えば右の▼マークをマ
ウスでクリックすれば、上段、下段等の選択肢が表示さ
れ、選べるようになっている。図示の如く「オート」の
場合は、指定された用紙サイズのコピー紙が格納されて
いるカセット段が自動的に給紙される。
【0061】532は詳細設定であり、例えば2in
1、4in1等の縮小レイアウトを行う場合、該ボタン
を押下する。530はOKボタンであり、パーソナルボ
ックスに関する設定が終了し、設定内容を有効にする場
合に押下する。押下した後は、上記図6の501のウイ
ンドウに戻り、507のOKボタンを押下することで、
アプリケーションの文書を画像形成装置(デジタル複写
機)の指定番号のパーソナルボックスに転送を開始す
る。531はキャンセルボタンであり、パーソナルボッ
クスに関する設定を無効にし、501のウインドウに戻
る場合に押下する。
【0062】図8は画像形成装置の操作部のパーソナル
ボックスのメイン画面を示す説明図である。601は画
像形成装置(デジタル複写機)の操作部のパーソナルボ
ックスのメイン画面であり、操作部のPBキーを押下し
たときに開くものである。図示の如くパーソナルボック
スの数は番号が00〜09の10個用意され、それぞれ
個人別にホストコンピュータからのPDLデータを電子
ソータ部203においてラスタイメージに展開された形
で、ハードディスク304bのパーソナルボックスに保
存されている。
【0063】また、図示しない操作部の画面でそれぞれ
のパーソナルボックスの番号に対して名前が付けられ
る。例えばボックス番号01の場合「田中のボックス」
という名前が付けられ、田中という名前の人が使用する
ボックスであることを明示できる。また、それぞれのボ
ックスの欄の一番右に表示されているパーセント表示
は、全体のパーソナルボックス領域のハードディスク容
量に対して、そのボックスが使用している割合を示す。
例えばボックス番号01は、パーソナルボックス領域の
ハードディスク容量が700MBであった場合、その2
%で約14MB使用しているということを示す。
【0064】602はボックス番号00に保存されてい
るジョブを見るためのボタンである。同様に、603、
604、605はボックス番号01、02、03に保存
されているジョブを見るためのボタンである。例えば上
記図6、図7で説明した如くホストコンピュータで田中
という名前の人が自分のボックス番号である1番にアプ
リケーションの文書データを保存するよう転送した場
合、後で操作部のパーソナルボックス画面601におい
て自分のボックス番号01のボタン603を押下してそ
の文書の印刷を開始することになる。
【0065】606、607は上下スクロールキーであ
り、これらを押下することにより画面をスクロールで
き、ボックス番号00〜09の名前や使用容量を見るこ
とができる。608は閉じるキーであり、これを押下す
ることで、上記図4のメイン画面に戻ることができる。
609はファックス状況キーであり、これを押下するこ
とで、ファックス送受信の状態を確認することができ
る。
【0066】図9は画像形成装置の操作部のパスワード
入力画面を示す説明図である。610はパーソナルボッ
クスのパスワード入力画面であり、上記図8において自
分のパーソナルボックスに対応するボックス番号602
〜605等を押下したときに、この画面が表示される。
そして、自分のパーソナルボックスの文書データを印刷
するために、自分のパスワード、例えば6桁の数値を入
力する。入力した数値は他人に見られないようにするた
め、611において、入力した桁を※マーク、未入力の
桁を・マークで示している。
【0067】例えば田中という名前の人が自分のボック
ス番号である1番にアプリケーションの文書データを保
存するよう転送した場合、後で操作部のパーソナルボッ
クス画面601において自分のボックス番号01のボタ
ン603を押下した後、この画面で自分のパスワードを
入力することで、その文書の印刷を開始できることにな
る。これにより、他人に見られたくないPDL文書を後
で自分が操作部の前に立ったときに印刷することがで
き、セキュリティが確保できることになる。また、それ
と同時に、上述した如く他人のパーソナルボックスへ自
分が作成したPDL文書を送り、他の人が他の人のパス
ワードでそのPDL文書を同様に印刷することができる
というメール機能が実現する。
【0068】612はOKキーであり、入力したパスワ
ードの照合を開始する場合に押下する。613は取り消
しキーであり、パスワードの入力をキャンセルし、60
1の画面に戻る場合に押下する。また、パーソナルボッ
クスの所有者である認証を取る方法として、パスワード
入力の代わりに、画像形成装置(複写機)の図示しない
カードリーダから読み取った各個人毎に持つ磁気カード
のコード入力で行ってもよい。
【0069】図10は画像形成装置の一つのパーソナル
ボックスに保存されているジョブを表示する画面を示す
説明図である。630は或る個人のパーソナルボックス
に保存されているジョブを表示する画面であり、上記図
9においてOKキーを押下し、パスワードが照合した場
合に表示する。例えばボックス番号01番の所有者であ
る田中という名前の人が、自分だけしか知らないパスワ
ードを入力し照合することで、630の画面を見ること
ができる。623、624はホストコンピュータからこ
のパーソナルボックス番号を指定してPDL文書を入れ
たジョブを示す。
【0070】例えば623では、3月8日の11:30
に「A企画案」という文書をホストコンピュータからこ
のボックスに入れたことを示している。ここで、一番右
の「プリント済」とは、この文書をパーソナルボックス
に入れてから一度以上プリントを行ったことを示す。そ
の他、「NG」など、例えばハードディスクが一杯で、
文書を正しくボックスに入れることができなかったこと
を示すこともある。
【0071】624では、3月11日の21:14に
「B会議資料」という文書をホストコンピュータからこ
のボックスに入れたことを示している。ここで、一番右
の「プリント可」とは、この文書をパーソナルボックス
に入れてから未だプリントを行っておらず、プリントが
可能であることを示す。例えばこのラインをタッチする
ことにより、図示の如くこのジョブのラインが反転す
る。
【0072】616は本発明に関わる詳細情報キーであ
り、反転させたラインのジョブの詳細を表示するもので
ある。これは、ホストコンピュータのアプリケーション
の印刷ウインドウで設定した例えば「A4用紙で片面で
3部コピーする」等のジョブ情報が詳細に表示される。
この表示画面で、ユーザの都合により例えば部数を3部
から5部に変更するなど、ジョブ情報の変更も可能とな
る。また、ページを範囲指定し、例えばP.1〜P.6を
等倍コピー、P.7〜P.10を4in1コピーというよ
うにページ毎にジョブの変更が可能となる。
【0073】617はプリントキーであり、反転したラ
インのジョブのラスタイメージで保存されている印刷デ
ータをホストコンピュータからパーソナルボックスに転
送するときに、上記図6、図7で指定した印刷ジョブ設
定内容(616詳細情報で表示する)に応じてプリント
を開始する。618は消去キーであり、反転したライン
のジョブを消去するときに押下する。619、620は
上下スクロールキーであり、一画面では表示しきれない
多数のジョブを表示する場合に画面をスクロールする。
622はファックス状況キーであり、これを押下するこ
とでファックス送受信の状態を確認することができる。
621は閉じるキーであり、上記図8のパーソナルボッ
クス画面601に戻る場合に押下する。
【0074】図11は上記図10において詳細情報キー
616を押下したときの画像形成装置の操作部の画面を
示す説明図である。650は詳細情報画面であり、上記
図10において選択されたパーソナルボックス中のジョ
ブの詳細情報を示すものである。651は全体設定情報
表示であり、予めホストコンピュータのアプリケーショ
ンの印刷ウインドウで設定した例えば「A4用紙で片面
で3部コピーする」等のジョブ情報が詳細に表示され
る。これは、ホストコンピュータからパーソナルボック
スへの格納を指令されたPDL文書データと共に受信し
たデータである。この場合、A4用紙を使用し、等倍、
片面コピーで原稿10枚に対し3部回転ソートすること
を示している。
【0075】652は部分変更指定画面であり、651
で表示したプリントジョブ内容とは変えたいページ範囲
と、そのページ範囲についての変更分のプリントジョブ
内容を表示するものである。653、654は開始ペー
ジ指定キー、終了ページ指定キーであり、プリントジョ
ブ内容を変更するページ範囲を指定するために用いる。
それぞれのキーを押下すると□内部が反転し、テンキー
(図示略)を用いることにより□内の数値を変更するこ
とができる。この場合、ページ9からページ10だけは
2in1でプリントするよう変更されていることを示
す。
【0076】655は設定変更キーであり、例えばペー
ジ9からページ10についてプリントジョブ内容を変更
したい場合、上記のように653、654をそれぞれ押
下してページ範囲を決めた後、652を押下して表示を
反転させた後に、そのページ範囲のプリントジョブ内容
を変更するときに押下する。設定変更キー655を押下
した後は、別の画面(図示略)が開き、指定したページ
範囲について2in1を行うよう設定する。また、全体
設定651の表示内容を変更したい場合、651を押下
して表示を反転させ、同様に655を押下して別の画面
(図示略)を開き、設定内容を変更する。
【0077】656は変更追加キーであり、650の初
期画面では651の表示だけしかないが、これを押下す
ることにより652の表示が追加される。例えばページ
9からページ10のジョブ内容変更の他に、他のページ
範囲についてもジョブ内容の変更がある場合、これを押
下することにより652の表示の下部に652と同様な
表示が追加される。657はキャンセルキーであり、6
52のページ範囲の変更をキャンセルしたいときに押下
する。この場合は、先ずキャンセルしたいページ範囲の
表示652を押下し表示を反転させてから、657を押
下する。
【0078】658は下スクロールキーであり、652
の表示が沢山あって一画面に入りきらない場合に画面を
スクロールするものである。同様に、659は上スクロ
ールキーであり、画面を上スクロールするものである。
660は確定キーであり、全体設定、或いは指定したペ
ージ範囲に関するプリントジョブの変更が確定した場合
に押下する。押下した後は上記図10の画面に戻る。そ
の後、上記図10のプリントキー617を押下すること
により、図11の画面で、変更した設定内容でプリント
ジョブを実行することが可能となる。
【0079】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態によれば、画像形成装置は、原稿画像を入力する
スキャナ102と、原稿画像に基づき画像形成を行うプ
リンタ部204と、原稿画像を記憶する画像記憶部30
4と、ホストコンピュータからのPDLデータを画像デ
ータに展開する外部インターフェース処理部209と、
画像形成モードの部分変更を設定するための詳細情報キ
ー616と、画像記憶部304から原稿画像を少なくと
も一つ選択するPBキー228と、画像形成モードが設
定され且つ選択された少なくとも一つの原稿画像に対
し、詳細情報キー616による部分変更設定に基づき画
像形成モードを部分変更して画像形成を行うように制御
するCPU回路部205とを有するため、下記のような
効果を奏する。
【0080】画像形成装置内の画像記憶部304に蓄積
された原稿画像データに対して、一度、全ての原稿画像
データに対する画像形成モードが設定された後、画像形
成モードの変更が必要なページに対してだけ画像形成モ
ードの変更ができるので、従来の如く画像形成モードの
異なる原稿を分けてそれぞれプリントし、その後でそれ
らのプリント紙を手でマージするといった煩雑さを解消
できるという効果がある。
【0081】また、画像形成装置内の画像記憶部304
に原稿画像データを入力する入力手段としてスキャナ1
02を用いるので、画像形成モードのそれぞれ異なる原
稿をまとめて原稿束としてDFにセットでき、画像形成
モードの異なる原稿をそれぞれ分けてDFにセットし、
プリントしなければならないといった煩雑さを解消でき
るという効果がある。
【0082】更に、画像形成装置内の画像記憶部304
に原稿画像データを入力する入力手段として、ホストコ
ンピュータからのPDLデータを画像データに展開する
外部インターフェース処理部209を用いるので、ホス
トコンピュータ上の汎用プリンタドライバで原稿画像デ
ータ全体に対するプリントジョブ内容を設定し、そのジ
ョブ内容と共に原稿画像データを画像形成装置の画像記
憶部304に記憶し、後で画像形成装置の操作部から各
ページに対して画像形成モードを設定/変更できる。こ
れにより、従来の如くホストコンピュータ上で画像形成
モードの異なるPDL文書をそれぞれ分けてそれぞれプ
リントしなければならない煩雑さを解消できるという効
果がある。
【0083】更にまた、上述したホストコンピュータ上
の汎用のプリンタドライバを変更することなく、画像形
成装置側の操作だけで上記の仕様が実現できるという効
果がある。
【0084】[2]第2の実施の形態 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置は、上記
第1の実施の形態と同様に、画像形成装置本体100
に、循環式自動原稿送り装置(RDF)189及びデッ
キ150を装備した構造となっている(上記図2参
照)。
【0085】また、本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置の制御系は、上記第1の実施の形態と同様
に、レンズ108、CCDセンサ109、アナログ信号
処理部202等を有する画像読み取り部201と、電子
ソータ部203と、プリンタ部204と、CPU20
6、ROM207、RAM208等を有するCPU回路
部205と、外部I/F処理部209とを備える構成と
なっている(上記図1参照)。
【0086】また、本発明の第2の実施の形態に係る画
像形成装置の電子ソータ部203は、log変換部30
1と、二値化部302と、制御部303と、SCSIコ
ントローラ304a、ハードディスク304bを有する
画像記憶部304と、平滑化部305と、γ補正部30
6とを備える構成となっている(上記図3参照)。上記
図1乃至図3各部の構成及び動作については上記第1の
実施の形態で詳述したので説明を省略する。
【0087】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成
装置においては、ドキュメントフィーダ(DF)上に置
かれた原稿を一旦、電子ソータ部203のハードディス
ク304bに格納し、ページ範囲を指定しながらそれぞ
れのページ範囲でプリントジョブモードを設定する場合
を例に上げて説明する。
【0088】図12は本発明の第2の実施の形態に係る
画像形成装置の操作部の表示部に表示される基本画面を
示す説明図である。201〜208までは上記第1の実
施の形態における図4に示したものと同じである。第2
の実施の形態が上記第1の実施の形態と相異する点を以
下に示す。
【0089】即ち、203は読み込みキーであり、DF
上に置かれた原稿を一旦、電子ソータ部203のハード
ディスク304bへ読み込むことを開始するときに押下
する。通常は、基本画面でコピージョブをセットし、ス
タートキー(図示略)を押下することで、DF上に置か
れた原稿を電子ソータ部203のハードディスク304
bへ読み込むと共に、ハードディスク304bから原稿
画像を繰り返し拾い出して、基本画面で設定されたプリ
ントジョブでプリントし、電子ソートを行う。
【0090】これに対し、本発明の第2の実施の形態の
ように、ページ範囲毎にプリントジョブを変えてプリン
トしたい場合に、読み込みキー230を押下すること
で、DF上に置かれた原稿を一旦、電子ソータ部203
のハードディスク304bへ読み込み、一旦シーケンス
を停止させる。そして、例えば図12に示す如く読み込
んだ原稿の枚数が10枚であることを表示する。231
は詳細設定キーであり、この後、ページ範囲毎にプリン
トジョブの設定を行う場合に押下する。該キー213を
押下した後は図13の画面となる。
【0091】図13は画像形成装置におけるページ範囲
毎にプリントジョブの設定を行うための画面を示す説明
図である。680は詳細設定画面であり、上記図12に
おいて、詳細設定キー231を押下したときに開く画面
である。この画面で、ページ範囲毎にプリントジョブの
設定を行う。画面の上部では原稿が10枚読み込まれて
いることを示す。681はページ範囲設定画面であり、
この場合、ページ1からページ6までのプリントジョブ
を設定する画面となる。
【0092】682、683は開始ページ指定キー、終
了ページ指定キーであり、プリントジョブ内容を変更す
るページ範囲を指定するために用いる。それぞれのキー
を押下すると□内部が反転し、テンキー(図示略)を用
いることにより□内の数値を変更することができる。こ
の場合、ページ1からページ6は、A4用紙、等倍、片
面で、3部、回転ソートコピーすることを示している。
同様に、684もページ範囲設定画面であり、この場
合、ページ7からページ10までのプリントジョブを設
定する画面となる。
【0093】685、686は開始ページ指定キー、終
了ページ指定キーであり、プリントジョブ内容を変更す
るページ範囲を指定するために用いる。それぞれのキー
を押下すると□内部が反転し、テンキー(図示略)を用
いることにより□内の数値を変更することができる。こ
の場合、ページ7からページ10は、A4用紙、4in
1等倍、片面で、3部、回転ソートコピーすることを示
している。687は設定追加キーであり、ページ範囲を
指定してプリントジョブ内容を設定したい場合に押下す
る。
【0094】680の初期画面において681、684
は表示されていないので、例えば先ずページ1からペー
ジ6についてプリントジョブを設定したい場合、設定追
加キー687を押下して681の画面を表示させる。そ
して、682、683をそれぞれ押下してページ範囲を
決めた後、681を押下して表示を反転させた後に、設
定変更キー688を押下し、そのページ範囲のプリント
ジョブ内容を変更する。設定変更キー688を押下した
後は別の画面(図示略)が開き、指定したページ範囲に
ついてA4用紙、片面、等倍、3部、回転ソートを行う
よう設定する。また、ページ7からページ10について
のプリントジョブを設定する場合も、同様に687を押
下して684を表示させ、上記と同様な手順で設定を行
う。
【0095】689はキャンセルキーであり、681、
684のページ範囲のプリントジョブの設定をキャンセ
ルしたいときに押下する。この場合は、先ずキャンセル
したいページ範囲の表示681、684を押下し、表示
を反転させてから689を押下する。その後、指定した
表示681、684が消去される。690は下スクロー
ルキーであり、681、684の表示が沢山あって一画
面に入りきらない場合に、画面を下スクロールするもの
である。
【0096】同様に、691は上スクロールキーであ
り、画面を上スクロールするものである。692は確定
キーであり、それぞれ指定したページ範囲に関するプリ
ントジョブの設定が確定した場合に押下する。押下した
後は上記図12の画面に戻る。そして、スタートキー
(図示略)を押下することにより、図13で設定したそ
れぞれのページ範囲のプリントジョブ内容でプリントジ
ョブが実行される。
【0097】以上説明したように、第2の実施の形態に
よれば、画像形成装置は、原稿画像を入力するスキャナ
102と、原稿画像に基づき画像形成を行うプリンタ部
204と、原稿画像を記憶する画像記憶部304と、ホ
ストコンピュータからのPDLデータを画像データに展
開する外部インターフェース処理部209と、ページ範
囲毎にプリントジョブの設定を行うための詳細設定キー
231と、画像記憶部304から原稿画像を少なくとも
一つ選択するPBキー228と、PBキー228で選択
された少なくとも一つの原稿画像に対し、詳細設定キー
231による設定に基づき画像形成を行うように制御す
るCPU回路部205とを有するため、下記のような効
果を奏する。
【0098】画像形成装置内の画像記憶部304に蓄積
された原稿画像データに対して、各ページ毎に画像形成
モードが設定できるので、従来の如くそれぞれの画像形
成モード毎に原稿を分けてプリントし、その後でそれら
のプリント紙を手でマージするといった煩雑さを解消で
きるという効果がある。
【0099】また、画像形成装置内の画像記憶部304
に原稿画像データを入力する入力手段としてスキャナ1
02を用いるので、画像形成モードのそれぞれ異なる原
稿をまとめて原稿束としてDFにセットでき、画像形成
モードの異なる原稿をそれぞれ分けてDFにセットし、
プリントしなければならないといった煩雑さを解消でき
るという効果がある。
【0100】更に、画像形成装置内の画像記憶部304
に原稿画像データを入力する入力手段として、ホストコ
ンピュータからのPDLデータを画像データに展開する
外部インターフェース処理部209を用いるので、ホス
トコンピュータ上の汎用プリンタドライバで原稿画像デ
ータ全体に対するプリントジョブ内容を設定し、そのジ
ョブ内容と共に原稿画像データを画像形成装置の画像記
憶部304に記憶し、後で画像形成装置の操作部から各
ページに対して画像形成モードを設定/変更できる。こ
れにより、従来の如くホストコンピュータ上で画像形成
モードの異なるPDL文書をそれぞれ分けてそれぞれプ
リントしなければならない煩雑さを解消できるという効
果がある。
【0101】更にまた、上述したホストコンピュータ上
の汎用のプリンタドライバを変更することなく、画像形
成装置側の操作だけで上記の仕様が実現できるという効
果がある。
【0102】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0103】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0104】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0105】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0106】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、原稿画像を入力する画像入力手段と、原稿画像
に基づき画像形成を行う画像形成手段とを有する画像形
成装置であって、原稿画像を記憶する記憶手段と、画像
形成モードを設定する設定手段と、前記記憶手段から原
稿画像を少なくとも一つ選択する選択手段と、前記設定
手段で画像形成モードが設定され前記選択手段で選択さ
れた少なくとも一つの原稿画像に対し、前記設定手段に
よる再設定に基づき画像形成モードを変更して画像形成
を行うように制御する制御手段とを有する。これによ
り、画像形成装置内の記憶手段に蓄積された原稿画像デ
ータに対して、一度、全ての原稿画像データに対する画
像形成モードが設定された後、画像形成モードの変更が
必要な部分(例えばページ)に対してだけ画像形成モー
ドの変更ができるので、従来の如く画像形成モードの異
なる原稿を分けてそれぞれプリントし、その後でそれら
のプリント紙を手でマージするといった煩雑さを解消で
きるという効果がある。
【0108】請求項2の発明によれば、画像形成装置の
前記制御手段は、前記設定手段で画像形成モードが再設
定されたページに対してのみ画像形成モードを変更して
画像形成を行うように制御する。これにより、画像形成
装置内の記憶手段に蓄積された原稿画像データに対し
て、一度、全ての原稿画像データに対する画像形成モー
ドが設定された後、画像形成モードの変更が必要なペー
ジに対してだけ画像形成モードの変更ができるので、従
来の如く画像形成モードの異なる原稿を分けてそれぞれ
プリントし、その後でそれらのプリント紙を手でマージ
するといった煩雑さを解消できるという効果がある。
【0109】請求項3の発明によれば、原稿画像を入力
する画像入力手段と、原稿画像に基づき画像形成を行う
画像形成手段とを有する画像形成装置であって、原稿画
像を記憶する記憶手段と、画像形成モードを設定する設
定手段と、前記記憶手段から原稿画像を少なくとも一つ
選択する選択手段と、前記選択手段で選択された少なく
とも一つの原稿画像に対し、前記設定手段で設定された
画像形成モードに基づき画像形成を行うように制御する
制御手段とを有する。これにより、画像形成装置内の記
憶手段に蓄積された原稿画像データに対して、所定単位
毎(例えば各ページ毎)に画像形成モードが設定できる
ので、従来の如くそれぞれの画像形成モード毎に原稿を
分けてプリントし、その後でそれらのプリント紙を手で
マージするといった煩雑さを解消できるという効果があ
る。
【0110】請求項4の発明によれば、画像形成装置の
前記制御手段は、前記設定手段で設定された各ページ毎
の画像形成モードに基づき画像形成を行うように制御す
る。これにより、画像形成装置内の記憶手段に蓄積され
た原稿画像データに対して、各ページ毎に画像形成モー
ドが設定できるので、従来の如くそれぞれの画像形成モ
ード毎に原稿を分けてプリントし、その後でそれらのプ
リント紙を手でマージするといった煩雑さを解消できる
という効果がある。
【0111】請求項5の発明によれば、画像形成装置の
前記画像入力手段は、スキャナである。即ち、画像形成
装置内の記憶手段に原稿画像データを入力する画像入力
手段としてスキャナを用いるので、画像形成モードのそ
れぞれ異なる原稿をまとめて原稿束として原稿送り機構
にセットでき、従来の如く画像形成モードの異なる原稿
をそれぞれ分けて原稿送り機構にセットし、プリントし
なければならないといった煩雑さを解消できるという効
果がある。
【0112】請求項6の発明によれば、画像形成装置の
前記画像入力手段は、上位装置から送信されたページ記
述言語データを画像データに展開する。即ち、画像形成
装置内の記憶装置に原稿画像データを入力する画像入力
手段として、ホストコンピュータ等の上位装置からのペ
ージ記述言語データを画像データに展開する手段を用い
るので、上位装置上の汎用プリンタドライバで原稿画像
データ全体に対するプリントジョブ内容を設定し、その
ジョブ内容と共に原稿画像データを画像形成装置の記憶
装置に記憶し、後で画像形成装置の操作部から各ページ
に対して画像形成モードを設定/変更でき、これによ
り、従来の如く上位装置上で画像形成モードの異なるペ
ージ記述言語文書をそれぞれ分けてそれぞれプリントし
なければならない煩雑さを解消できるという効果があ
る。更に、汎用のプリンタドライバを変更することな
く、画像形成装置側の操作だけで上記の仕様が実現でき
るという効果がある。
【0113】請求項7の発明によれば、画像形成装置の
前記記憶手段は、前記画像データを前記上位装置から指
定された番号に対応する領域に記憶する。これにより、
上述した請求項1乃至6の発明の効果に加え、ホストコ
ンピュータ等の上位装置からユーザが画像形成装置の記
憶手段への文書の格納先を指定することが可能になると
いう効果がある。
【0114】請求項8の発明によれば、原稿画像を入力
する画像入力ステップと、原稿画像に基づき画像形成を
行う画像形成ステップとを有する画像形成方法であっ
て、原稿画像を記憶する記憶ステップと、画像形成モー
ドを設定する設定ステップと、前記記憶ステップから原
稿画像を少なくとも一つ選択する選択ステップと、前記
設定ステップで画像形成モードが設定され前記選択ステ
ップで選択された少なくとも一つの原稿画像に対し、前
記設定ステップによる再設定に基づき画像形成モードを
変更して画像形成を行うように制御する制御ステップと
を有する。これにより、本発明の画像形成方法が適用さ
れる画像形成装置内の記憶手段に蓄積された原稿画像デ
ータに対して、一度、全ての原稿画像データに対する画
像形成モードが設定された後、画像形成モードの変更が
必要な部分(例えばページ)に対してだけ画像形成モー
ドの変更ができるので、従来の如く画像形成モードの異
なる原稿を分けてそれぞれプリントし、その後でそれら
のプリント紙を手でマージするといった煩雑さを解消で
きるという効果がある。
【0115】請求項9の発明によれば、画像形成方法の
前記制御ステップでは、前記設定ステップで画像形成モ
ードが再設定されたページに対してのみ画像形成モード
を変更して画像形成を行うように制御する。これによ
り、本発明の画像形成方法が適用される画像形成装置内
の記憶手段に蓄積された原稿画像データに対して、一
度、全ての原稿画像データに対する画像形成モードが設
定された後、画像形成モードの変更が必要なページに対
してだけ画像形成モードの変更ができるので、従来の如
く画像形成モードの異なる原稿を分けてそれぞれプリン
トし、その後でそれらのプリント紙を手でマージすると
いった煩雑さを解消できるという効果がある。
【0116】請求項10の発明によれば、原稿画像を入
力する画像入力ステップと、原稿画像に基づき画像形成
を行う画像形成ステップとを有する画像形成方法であっ
て、原稿画像を記憶する記憶ステップと、画像形成モー
ドを設定する設定ステップと、前記記憶ステップから原
稿画像を少なくとも一つ選択する選択ステップと、前記
選択ステップで選択された少なくとも一つの原稿画像に
対し、前記設定ステップで設定された画像形成モードに
基づき画像形成を行うように制御する制御ステップとを
有する。これにより、本発明の画像形成方法が適用され
る画像形成装置内の記憶手段に蓄積された原稿画像デー
タに対して、所定単位毎(例えば各ページ毎)に画像形
成モードが設定できるので、従来の如くそれぞれの画像
形成モード毎に原稿を分けてプリントし、その後でそれ
らのプリント紙を手でマージするといった煩雑さを解消
できるという効果がある。
【0117】請求項11の発明によれば、画像形成方法
の前記制御ステップでは、前記設定ステップで設定され
た各ページ毎の画像形成モードに基づき画像形成を行う
ように制御する。これにより、本発明の画像形成方法が
適用される画像形成装置内の記憶手段に蓄積された原稿
画像データに対して、各ページ毎に画像形成モードが設
定できるので、従来の如くそれぞれの画像形成モード毎
に原稿を分けてプリントし、その後でそれらのプリント
紙を手でマージするといった煩雑さを解消できるという
効果がある。
【0118】請求項12の発明によれば、画像形成方法
の前記画像入力ステップでは、スキャナにより原稿画像
を入力する。即ち、本発明の画像形成方法が適用される
画像形成装置内の記憶手段に原稿画像データを入力する
画像入力ステップでスキャナを用いるので、画像形成モ
ードのそれぞれ異なる原稿をまとめて原稿束として原稿
送り機構にセットでき、従来の如く画像形成モードの異
なる原稿をそれぞれ分けて原稿送り機構にセットし、プ
リントしなければならないといった煩雑さを解消できる
という効果がある。
【0119】請求項13の発明によれば、画像形成方法
の前記画像入力ステップでは、上位装置から送信された
ページ記述言語データを画像データに展開する。即ち、
本発明の画像形成方法が適用される画像形成装置内の記
憶装置に原稿画像データを入力する画像入力手段とし
て、ホストコンピュータ等の上位装置からのページ記述
言語データを画像データに展開する手段を用いるので、
上位装置上の汎用プリンタドライバで原稿画像データ全
体に対するプリントジョブ内容を設定し、そのジョブ内
容と共に原稿画像データを画像形成装置の記憶装置に記
憶し、後で画像形成装置の操作部から各ページに対して
画像形成モードを設定/変更でき、これにより、従来の
如く上位装置上で画像形成モードの異なるページ記述言
語文書をそれぞれ分けてそれぞれプリントしなければな
らない煩雑さを解消できるという効果がある。更に、汎
用のプリンタドライバを変更することなく、画像形成装
置側の操作だけで上記の仕様が実現できるという効果が
ある。
【0120】請求項14の発明によれば、画像形成方法
の前記記憶ステップでは、前記画像データを前記上位装
置から指定された番号に対応する領域に記憶する。これ
により、上述した請求項8乃至13の発明の効果に加
え、ホストコンピュータ等の上位装置からユーザが本発
明の画像形成方法が適用される画像形成装置への文書の
格納先を指定することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の内部の構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第1及び第2の実施の形態に係る画像
形成装置の電子ソータ部の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の操作部に表示される基本画面を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
のパーソナルボックスの構造を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るホストコンピ
ュータのアプリケーションソフト上の印刷ウインドウを
示す説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るホストコンピ
ュータのアプリケーションソフト上のパーソナルボック
スウインドウを示す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の操作部のパーソナルボックスのメイン画面を示す説明
図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の操作部のパスワード入力画面を示す説明図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装
置の一つのパーソナルボックスに保存されているジョブ
を表示する画面を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装
置の詳細情報キーを押下したときの操作部の画面を示す
説明図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装
置の操作部の基本画面を示す説明図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装
置におけるページ範囲毎にプリントジョブの設定を行う
ための画面を示す説明図である。
【符号の説明】
102 スキャナ 201 画像読み取り部 203 電子ソータ部 204 プリンタ部 205 CPU回路部 209 外部I/F部 228 PBキー 231 詳細設定キー 304 画像記憶部 304a SCSIコントローラ 304b ハードディスク 600 テンポラリ領域 601 パーソナルボックス領域 616 詳細情報キー 1000 ホストコンピュータ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を入力する画像入力手段と、原
    稿画像に基づき画像形成を行う画像形成手段とを有する
    画像形成装置であって、 原稿画像を記憶する記憶手段と、画像形成モードを設定
    する設定手段と、前記記憶手段から原稿画像を少なくと
    も一つ選択する選択手段と、前記設定手段で画像形成モ
    ードが設定され前記選択手段で選択された少なくとも一
    つの原稿画像に対し、前記設定手段による再設定に基づ
    き画像形成モードを変更して画像形成を行うように制御
    する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記設定手段で画像形
    成モードが再設定されたページに対してのみ画像形成モ
    ードを変更して画像形成を行うように制御することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 原稿画像を入力する画像入力手段と、原
    稿画像に基づき画像形成を行う画像形成手段とを有する
    画像形成装置であって、 原稿画像を記憶する記憶手段と、画像形成モードを設定
    する設定手段と、前記記憶手段から原稿画像を少なくと
    も一つ選択する選択手段と、前記選択手段で選択された
    少なくとも一つの原稿画像に対し、前記設定手段で設定
    された画像形成モードに基づき画像形成を行うように制
    御する制御手段とを有することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記設定手段で設定さ
    れた各ページ毎の画像形成モードに基づき画像形成を行
    うように制御することを特徴とする請求項3記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像入力手段は、スキャナであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像入力手段は、上位装置から送信
    されたページ記述言語データを画像データに展開するこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 前記記憶手段は、前記画像データを前記
    上位装置から指定された番号に対応する領域に記憶する
    ことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿画像を入力する画像入力ステップ
    と、原稿画像に基づき画像形成を行う画像形成ステップ
    とを有する画像形成方法であって、 原稿画像を記憶する記憶ステップと、画像形成モードを
    設定する設定ステップと、前記記憶ステップから原稿画
    像を少なくとも一つ選択する選択ステップと、前記設定
    ステップで画像形成モードが設定され前記選択ステップ
    で選択された少なくとも一つの原稿画像に対し、前記設
    定ステップによる再設定に基づき画像形成モードを変更
    して画像形成を行うように制御する制御ステップとを有
    することを特徴とする画像形成方法。
  9. 【請求項9】 前記制御ステップでは、前記設定ステッ
    プで画像形成モードが再設定されたページに対してのみ
    画像形成モードを変更して画像形成を行うように制御す
    ることを特徴とする請求項8記載の画像形成方法。
  10. 【請求項10】 原稿画像を入力する画像入力ステップ
    と、原稿画像に基づき画像形成を行う画像形成ステップ
    とを有する画像形成方法であって、 原稿画像を記憶する記憶ステップと、画像形成モードを
    設定する設定ステップと、前記記憶ステップから原稿画
    像を少なくとも一つ選択する選択ステップと、前記選択
    ステップで選択された少なくとも一つの原稿画像に対
    し、前記設定ステップで設定された画像形成モードに基
    づき画像形成を行うように制御する制御ステップとを有
    することを特徴とする画像形成方法。
  11. 【請求項11】 前記制御ステップでは、前記設定ステ
    ップで設定された各ページ毎の画像形成モードに基づき
    画像形成を行うように制御することを特徴とする請求項
    10記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】 前記画像入力ステップでは、スキャナ
    により原稿画像を入力することを特徴とする請求項8乃
    至11の何れかに記載の画像形成方法。
  13. 【請求項13】 前記画像入力ステップでは、上位装置
    から送信されたページ記述言語データを画像データに展
    開することを特徴とする請求項8乃至12の何れかに記
    載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】 前記記憶ステップでは、前記画像デー
    タを前記上位装置から指定された番号に対応する領域に
    記憶することを特徴とする請求項13記載の画像形成方
    法。
JP9350204A 1997-12-05 1997-12-05 画像形成装置及び画像形成方法 Pending JPH11168618A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9350204A JPH11168618A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 画像形成装置及び画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9350204A JPH11168618A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 画像形成装置及び画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11168618A true JPH11168618A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18408929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9350204A Pending JPH11168618A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 画像形成装置及び画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11168618A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011138532A (ja) * 2011-02-17 2011-07-14 Canon Inc 情報処理装置及びその方法とプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011138532A (ja) * 2011-02-17 2011-07-14 Canon Inc 情報処理装置及びその方法とプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5253553B2 (ja) 印刷システム、印刷システムの制御方法及び印刷装置
JP3862459B2 (ja) 周辺機器制御システム、情報処理装置及び方法
US6745334B1 (en) Image forming apparatus and method of controlling same
US6476933B1 (en) Image storing apparatus with image quality conversion feature
JP2005204031A (ja) 画像形成システム
JP3466853B2 (ja) 画像形成装置、画像処理装置および画像処理方法
US6034783A (en) Image forming apparatus and method and information processing system and method
US6678069B1 (en) Image formation apparatus, image processing apparatus, image synthesis method, image processing method and storage medium
JP4164138B2 (ja) 画像記憶装置
JP2001352419A (ja) 画像形成システム
JP3814513B2 (ja) デジタル複合機
JPH11225255A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法、記録媒体
JP4551549B2 (ja) 画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置並びに記憶媒体
JP4078186B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法、プログラム、記憶媒体
JP4564609B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、及び記憶媒体
JP2004012599A (ja) 画像処理システム
JP3466930B2 (ja) 画像形成装置
JPH11187226A (ja) 画像形成装置及びその方法
JPH11168618A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP3618866B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2003094777A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、ユーザ認証方法、及び記憶媒体
JP3495867B2 (ja) 画像形成装置及び情報出力装置及びそれらの方法
JP3459780B2 (ja) 画像形成装置
JPH11261784A (ja) 画像記憶装置
JP2003345548A (ja) 画像形成システム