JP2001222190A - 画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置及びデータ処理方法、並びに記憶媒体 - Google Patents

画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置及びデータ処理方法、並びに記憶媒体

Info

Publication number
JP2001222190A
JP2001222190A JP2000313555A JP2000313555A JP2001222190A JP 2001222190 A JP2001222190 A JP 2001222190A JP 2000313555 A JP2000313555 A JP 2000313555A JP 2000313555 A JP2000313555 A JP 2000313555A JP 2001222190 A JP2001222190 A JP 2001222190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
forming apparatus
data
unit
operation mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000313555A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4551549B2 (ja
Inventor
Masayuki Honma
正之 本間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000313555A priority Critical patent/JP4551549B2/ja
Publication of JP2001222190A publication Critical patent/JP2001222190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4551549B2 publication Critical patent/JP4551549B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機等の画像形成装置が他人に使用されて
いたり、故障等があっても、他の装置で画像データをプ
リントできるようにする。 【解決手段】 画像形成装置であるデジタル複写機に、
外部のホスト装置(パーソナルコンピュータまたはワー
クステーション11)と通信を行うネットワークインタ
ーフェイス部7と、ここから受信した画像データと動作
モードデータを記憶するメモリを備え、その動作モード
に従って画像データをプリンタ部2にてプリントする。
また、他のデジタル複写機からの画像データと動作モー
ドデータも受信できるようにし、その画像データをプリ
ンタ部2にてプリントできるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他装置とデータ通
信可能な画像形成装置を有する画像形成システム等に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コピーを行うすべての原稿の
画像を読み取り、それらの画像データをハードディスク
などのメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿
の画像データを繰り返し読み出してプリントアウトする
電子ソート機能を備えたデジタル複写機等の画像形成装
置が知られている。このような複写機では、複数のビン
を持つソート装置を持たなくても、コピー紙をソートし
た状態で排紙することが可能である。
【0003】また、ホストコンピュータのアプリケーシ
ョンPDL(ページ記述言語)のデータをネットワーク
を介してデジタル複写機が受け取り、そのPDLからビ
ットマップ画像に展開し、同様にハードディスクなどの
メモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の画像を繰り
返し読み出してプリントし、ソートする、PDL画像の
電子ソート機能が知られている。
【0004】さらに、デジタル複写機のハードディスク
について個人的に領域を分け、ホスト装置からのPDL
をビットマップに展開した画像を自分の領域(パーソナ
ルボックス)に一旦格納し、そのパーソナルボックスか
ら画像をプリントする場合、複写機の操作部から自分の
領域をアクセスするためのパスワードを入力してプリン
ト可能にするシステム等が提案されつつある。このよう
なシステムは、他人に見られたくないデータをプリント
する場合に有効となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なシステムを考えた場合、例えばユーザがホストコンピ
ュータ等から画像データをデジタル複写機のパーソナル
ボックスに送信後、複写機の操作部からプリントする場
合において、もし他の人がその複写機でコピー動作を行
っていたら、そのコピー動作が終了するまでプリントを
待たされる等の不具合が生じる可能性が考えられる。ま
た、その複写機がトナー切れ、用紙切れ等のプリンタ故
障、あるいは他の理由でプリンタが使えない場合、故障
状態等が直るまでプリントできない等の不具合が生じる
可能性が考えられる。そこで、ユーザの所望のプリント
データを格納している装置の状況に関係なく、ユーザの
所望のデータを、ユーザが欲しいときに、ユーザの所望
の出力形態で、出力させることが望まれる。
【0006】本発明は、上述の問題を解決した、画像形
成システム及びその制御方法、画像形成装置及びデータ
処理方法、並びに記憶媒体、を提供することを目的とし
ている。
【0007】本発明は、ユーザの所望のプリントデータ
を格納している装置が、他人に使用されていたり、故障
等が発生していても、待たされることなく、ユーザの所
望のデータを、ユーザが欲しいときに、ユーザの所望の
出力形態で、出力可能にし、プロダクティビティを向上
させることができる、画像形成システム及びその制御方
法、画像形成装置及びデータ処理方法、並びに記憶媒
体、を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成シ
ステム及びその制御方法、画像形成装置及びデータ処理
方法、並びに記憶媒体は、次のように構成したものであ
る。
【0009】(1)プリント手段を備えた複数の画像形
成装置を有し、各画像形成装置は、ネットワーク通信手
段と、このネットワーク通信手段を介して受信した画像
データと動作モードデータを記憶する記憶手段とを備
え、且つ任意の画像形成装置に、他の画像形成装置に記
憶されている画像データと動作モードデータを前記ネッ
トワーク通信手段を介して取得するデータ取得手段と、
取得した動作モードデータに従って自動的にその動作モ
ードに変更する動作モード変更手段とを備えるようにし
た。
【0010】(2)上記(1)の構成において、動作モ
ード変更手段により動作モードを変更し、取得した画像
データをプリントした後に、取得した画像データと動作
モードデータを消去するようにした。
【0011】(3)プリント手段を備えた複数の画像形
成装置を有し、各画像形成装置は、ネットワーク通信手
段と、このネットワーク通信手段を介して受信した画像
データと動作モードデータを記憶する記憶手段とを備
え、且つ任意の画像形成装置に、他の画像形成装置に記
憶されている画像データと動作モードデータを前記ネッ
トワーク通信手段を介して取得するデータ取得手段と、
取得した動作モードデータに従って操作部の指示により
その動作モードに変更する動作モード変更手段とを備え
るようにした。
【0012】(4)上記(3)の構成において、動作モ
ード変更手段により動作モードを変更し、取得した画像
データをプリントした後に、取得した画像データと動作
モードデータを消去するようにした。
【0013】(5)プリント対象の一連の画像データを
保持可能な遠隔の画像形成装置と、データ通信媒体を介
して、データ通信可能な画像形成装置であって、前記遠
隔の画像形成装置に保持されている画像データに関する
情報の取得要求を示す第1の指示データを、前記データ
通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成装置に対して、
送信する送信手段と、前記遠隔の画像形成装置にてプリ
ントする為の前記遠隔の画像形成装置に保持されている
前記一連の画像データに対して予め設定された動作モー
ドデータを含む、前記遠隔の画像形成装置から前記第1
の指示データに応答すべく出力される、前記遠隔の画像
形成装置からのデータを、前記データ通信媒体を介し
て、取得する取得手段と、を有するようにした。
【0014】(6)上記(5)の構成において、前記取
得手段により取得した前記遠隔の画像形成装置からの動
作モードデータを、表示部に表示させる表示制御手段を
有するようにした。
【0015】(7)上記(5)の構成において、前記取
得手段は、前記遠隔の画像形成装置に保持している一連
の画像データを、前記動作モードと対応して、前記遠隔
の画像形成装置から、前記データ通信媒体を介して取得
するようにした。
【0016】(8)上記(7)の構成において、前記取
得手段により取得した前記遠隔の画像形成装置からの一
連の画像データを、前記一連の画像データと対応して前
記遠隔の画像形成装置から取得した前記動作モードデー
タに従い、プリントするプリント手段を有するようにし
た。
【0017】(9)上記(8)の構成において、前記プ
リント手段は、画像データを記憶する記憶手段を介し
て、前記遠隔の画像形成装置からの一連の画像データを
プリントするようにした。
【0018】(10)上記(9)の構成において、前記
プリント手段による前記遠隔の画像形成装置からの一連
の画像データのプリントが終了したことに応じて、前記
記憶手段内のプリント済みの前記遠隔の画像形成装置か
らの一連の画像データに対する消去処理を実行させる消
去制御手段を有するようにした。
【0019】(11)上記(8)の構成において、コー
ドを入力するコード入力手段と、前記プリント手段によ
る前記遠隔の画像形成装置からの前記一連の画像データ
のプリントの実行可否を、前記入力手段により入力され
たコードに応じて決定するプリント制御手段と、を有す
るようにした。
【0020】(12)上記(8)の構成において、前記
取得手段により取得した前記遠隔の画像形成装置から取
得した前記動作モードデータに従った処理を実行可能か
否かを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結
果に応じて、前記取得手段により取得した前記遠隔の画
像形成装置から取得した前記動作モードデータを自動的
に変更し、変更済みの動作モードに従ったプリント処理
を実行させる変更制御手段と、を有するようにした。
【0021】(13)上記(8)の構成において、ユー
ザからの指示に応じて、前記取得手段により取得した前
記遠隔の画像形成装置から取得した前記動作モードデー
タを変更し、変更済みの動作モードに従ったプリント処
理を実行させる変更制御手段を有するようにした。
【0022】(14)上記(5)の構成において、前記
送信手段は、前記取得手段により取得した前記遠隔の画
像形成装置からの前記動作モードデータに対応する前記
遠隔の画像形成装置に保持されている一連の画像データ
を消去するよう、消去処理要求を示す第2の指示データ
を、前記データ通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成
装置に対して送信するようにした。
【0023】(15)上記(5)の構成において、前記
送信手段は、前記取得手段により取得した前記遠隔の画
像形成装置からの前記動作モードデータの変更要求を示
す第3の指示データを、前記データ通信媒体を介して、
前記遠隔の画像形成装置に対して送信するようにした。
【0024】(16)上記(7)の構成において、前記
遠隔の画像形成装置は、複数の記憶領域を有す記憶手段
を有しており、プリント対象の画像データを、前記各領
域毎に夫々区別して保持しているようにした。
【0025】(17)上記(16)の構成において、前
記遠隔の画像形成装置が有する前記記憶手段の前記複数
の記憶領域のなかから所望の記憶領域を選択する記憶領
域選択手段を有し、前記取得手段は、前記複数の記憶領
域のうちの、前記記憶領域選択手段により選択された記
憶領域内の一連の画像データを、前記遠隔の画像形成装
置から、前記データ通信媒体を介して取得するようにし
た。
【0026】(18)上記(5)の構成において、デー
タ通信可能な遠隔の画像形成装置を検索する検索手段
と、前記検索手段による検索結果の候補のなかから所望
の画像形成装置を選択する画像形成装置選択手段と、を
有し、前記送信手段は、前記画像形成装置選択手段によ
り選択された遠隔の画像形成装置に、前記第1の指示デ
ータを、前記データ通信媒体を介して送信し、前記取得
手段は、前記画像形成装置選択手段により選択された遠
隔の画像形成装置からのデータを、前記データ通信媒体
を介して取得するようにした。
【0027】(19)上記(5)の構成において、前記
遠隔の画像形成装置は、ホストコンピュータからの一連
の画像データを保持可能であるようにした。
【0028】(20)上記(19)の構成において、前
記遠隔の画像形成装置は、前記ホストコンピュータから
の一連の画像データを、前記ホストコンピュータにて設
定された動作モードデータと対応付けて保持するように
した。
【0029】(21)上記(5)の構成において、前記
動作モードデータは、出力部数、出力サイズ、片面プリ
ント或いは両面プリント等の複数の設定項目データを含
んでいるようにした。
【0030】(22)プリント手段を備えた複数の画像
形成装置を有する画像形成システムの制御方法であっ
て、各画像形成装置は、ネットワーク通信手段と、この
ネットワーク通信手段を介して受信した画像データと動
作モードデータを記憶する記憶手段とを備え、前記任意
の画像形成装置に、他の画像形成装置に記憶されている
画像データと動作モードデータを前記ネットワーク通信
手段を介して取得する取得ステップと、取得した動作モ
ードデータに従って自動的にその動作モードに変更する
変更ステップと、を有するようにした。
【0031】(23)プリント手段を備えた複数の画像
形成装置を有する画像形成システムに以下のステップを
実行させる為のプログラムを記憶したコンピュータによ
り実行可能な記憶媒体であって、各画像形成装置は、ネ
ットワーク通信手段と、このネットワーク通信手段を介
して受信した画像データと動作モードデータを記憶する
記憶手段とを備え、任意の画像形成装置に、他の画像形
成装置に記憶されている画像データと動作モードデータ
を前記ネットワーク通信手段を介して取得する取得ステ
ップと、取得した動作モードデータに従って自動的にそ
の動作モードに変更する変更ステップと、を実行させる
為のプログラムを記憶した。
【0032】(24)プリント対象の一連の画像データ
を保持可能な遠隔の画像形成装置に保持されている画像
データに関する情報の取得要求を示す第1の指示データ
を、データ通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成装置
に対して、送信する送信ステップと、前記遠隔の画像形
成装置にてプリントする為の前記遠隔の画像形成装置に
保持されている前記一連の画像データに対して予め設定
された動作モードデータを含む、前記遠隔の画像形成装
置から前記第1の指示データに応答すべく出力される、
前記遠隔の画像形成装置からのデータを、前記データ通
信媒体を介して、取得する取得ステップと、を有するよ
うにした。
【0033】(25)プリント対象の一連の画像データ
を保持可能な遠隔の画像形成装置に保持されている画像
データに関する情報の取得要求を示す第1の指示データ
を、データ通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成装置
に対して、送信する送信ステップと、前記遠隔の画像形
成装置にてプリントする為の前記遠隔の画像形成装置に
保持されている前記一連の画像データに対して予め設定
された動作モードデータを含む、前記遠隔の画像形成装
置から前記第1の指示データに応答すべく出力される、
前記遠隔の画像形成装置からのデータを、前記データ通
信媒体を介して、取得する取得ステップと、を実行させ
る為のプログラムを記憶した。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面につ
いて説明する。
【0035】〔実施例1〕図1は本発明の実施例による
画像形成装置1000の構成を示すブロック図であり、
ネットワーク通信機能及び電子ソート機能を備えたデジ
タル複写機の概略構成を示している。
【0036】リーダ部1は原稿の画像を読み取り、その
原稿画像に応じた画像データをプリンタ部2及び画像入
出力制御部3へ出力する。プリンタ部2はリーダ部1及
び画像入出力制御部3からの画像データに応じた画像を
記録紙上に記録する。画像入出力制御部3はリーダ部1
に接続されており、ファクシミリ部4、ファイル部5、
ネットワークインターフェイス部7、PDLの一種であ
るLIPSのフォーマッタ部、同じくPDLの一種であ
るポストスクリプトのフォーマッタ部9、コア部10な
どからなる。
【0037】ファクシミリ部4は電話回線を介して受信
した圧縮画像データを伸長し、伸長された画像データを
コア部10へ転送し、またコア部10から転送された画
像データを圧縮し、圧縮された圧縮画像データを電話回
線を介して送信する。ファイル部5には光磁気ディスク
ドライブユニット6が接続されており、ファイル部5は
コア部10から転送された画像データを圧縮し、その画
像データを検索するためのキーワードとともに光磁気デ
ィスクドライブユニット6にセットされた光磁気ディス
クに記憶させる。また、このファイル部5はコア部10
を介して転送されたキーワードに基づいて光磁気ディス
クに記憶されている圧縮画像データを検索し、検索され
た圧縮画像データを読み出して伸長し、伸長された画像
データをコア部10へ転送する。
【0038】ネットワークインターフェイス部7は、パ
ーソナルコンピュータまたはワークステーション(以下
PC/WSと記す)11とコア部10の間のインターフ
ェイスである。また、このネットワークインターフェイ
ス部7は、同様にネットワーク接続されている他の外部
装置、例えば、デジタル複写機13(尚、このデジタル
複写機13の構成は、本装置1000と同様な構成、機
能を有しているものとする。)と、コア部10間のイン
ターフェイスにもなっている。そして、本実施例に関わ
るホスト装置からのPDL画像を受信したり、他のデジ
タル複写機のハードディスクから原稿画像等を読み出す
場合、このネットワークインターフェイス部7を介して
行う。尚、図2では、本装置1000に、他の画像形成
装置としてデジタル複写機13が接続されている例を示
しているが、これに限らず、本装置1000に、ネット
ワークを介して複数の画像形成装置が接続されている場
合、自装置1000に接続されたこれら複数の画像形成
装置の夫々とデータの送受信が可能である。
【0039】12はネットワークサーバーであり、ネッ
トワーク制御の中枢である。フォーマッタ部8,9はP
C/WS11から転送されたPDLデータをプリンタ部
2で記録可能な画像データに展開する。コア部10につ
いては後述するが、このコア部10はリーダ部1、ファ
クシミリ部4、ファイル部5、ネットワークインターフ
ェイス部7、フォーマッタ部8,9のそれぞれの間のデ
ータの流れを制御する。
【0040】図2は上記構成の画像形成装置1000の
内部構成を示す断面図であり、100はデジタル複写機
の装置本体、189は循環式自動原稿送り装置(RD
F)である。図1におけるリーダ部1は、図2の101
〜109の本体上部の部分、プリンタ部2は図2の11
0〜163の本体内部の部分に対応する。
【0041】図2において、101は原稿載置台として
のプラテンガラス、102はスキャナで、原稿照明ラン
プ103、走査ミラー104等で構成されている。そし
て、不図示のモータによりスキャナ102が所定方向に
往復走査されることで、原稿の反射光107が走査ミラ
ー104〜106を介し、レンズ108を透過してイメ
ージセンサであるCCD109に結像する。
【0042】120はレーザ、ポリゴンスキャナ等で構
成された露光制御部で、CCDイメージセンサ109で
電気信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われ
た画像信号に基づいて変調されたレーザ光129を感光
体ドラム110に照射する。
【0043】感光体ドラム110の回りには、1次帯電
器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が装備されてい
る。そして、画像形成部126において、感光体ドラム
110は不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回
転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電
された後、露光制御部120からのレーザ光129が照
射され、静電潜像が形成される。この感光体ドラム11
0上に形成された静電潜像は、現像器121により現像
されて、トナー像として可視化される。
【0044】一方、上段カセット131あるいは下段カ
セット132からピックアップローラ133,134に
より給紙された転写紙は、給紙ローラ135,136に
より本体内上部に送られ、レジストローラ137により
転写ベルトに給送され、上記可視化されたトナー像が転
写帯電器118によりこの転写紙に転写される。転写後
の感光体ドラム110は、クリーニング装置116によ
り残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残
留電荷が消去される。
【0045】上記転写後の転写紙は、転写ベルト130
から分離され、定着前帯電器139,140によりトナ
ー像が再帯電され、定着器141に送られて加圧、加熱
により定着され、排出ローラ142により本体100の
外に排出される。
【0046】119はレジストローラ137から送られ
た転写紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器で
あり、転写ベルト130の回転に用いられると同時にこ
の吸着帯電器119と対になって転写ベルト130に転
写紙を吸着帯電させる転写ベルトローラ(図示せず)が
設けられている。
【0047】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。このデ
ッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写
紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。
また、100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し15
3が装備されている。
【0048】さらに、図2において、154は排紙フラ
ッパであり、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経
路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転
写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ない
し多重記録側に切り替えられる。また、157は両面記
録と多重記録の経路を切り替える多重フラッパであり、
これを図の左方向に倒すことにより、転写紙を反転パス
155に介さずに直接下搬送パス158に導くことがで
きる。
【0049】159は経路160を通じて転写紙を感光
体ドラム110側に給紙する給紙ローラである。161
は排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フ
ラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を機
外に排出する排出ローラである。
【0050】両面記録(両面複写)時には、排紙フラッ
パ154を上方に上げて、多重フラッパ157を右に倒
し、複写済みの転写紙を搬送パス155を介した後、多
重フラッパ157を左に倒し、搬送パス158を介し
て、裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。ま
た多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を
上方に上げて、多重フラッパ157を左に倒し、複写済
みの転写紙を搬送パス158を介した後、再給紙トレイ
156に格納する。この再給紙トレイ156に格納され
た転写紙は、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経
路160を介して本体100のレジストローラ137に
導かれる。
【0051】本体100から転写紙を反転して排出(裏
面排紙)する場合には、排紙フラッパ154を上方へ上
げ、フラッパ157を右方向へ倒し、複写済みの転写紙
を搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送
りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によ
って第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ
161によって、転写紙を裏返して機外へ排出する。
【0052】図3はリーダ部1の構成を示すブロック図
である。CCD209から出力された画像データは、A
/D・SH部210でアナログ/デジタル変換が行われ
るとともに、シェーディング補正が行われる。このA/
D・SH部210によって処理された画像データは、画
像処理部211を介してプリンタ部2へ転送されるとと
もに、インターフェイス(I/F)部213を介して画
像入出力制御部3のコア部10へ転送される。
【0053】CPU214は、図2の本体100の操作
部500で設定された設定内容に応じて画像処理部21
1及びインターフェイス部213を制御する。例えば、
操作部500でトリミング処理を行って複写を行う複写
モードが設定されている場合は、画像処理部211でト
リミング処理を行わせてプリンタ部2へ転送させる。ま
た、操作部500でファクシミリ送信モードが設定され
ている場合は、インターフェイス部213から画像デー
タと設定されたモードに応じた制御コマンドをコア部1
0へ転送させる。このようなCPU214の制御プログ
ラムはメモリ216に記憶されており、CPU214は
メモリ216を参照しながら制御を行う。また、メモリ
216はCPU214の作業領域としても使われる。
【0054】図4はコア部10の構成を示すブロック図
である。リーダ部1からの画像データはデータ処理部3
21へ転送され、リーダ部1からの制御コマンドはCP
U323へ転送される。データ処理部321は画像の回
転処理や変倍処理などの画像処理を行うものであり、リ
ーダ部1からデータ処理部321へ転送された画像デー
タは、リーダ部1から転送された制御コマンドに応じ
て、インターフェイス部320を介してファクシミリ部
4、ファイル部5、ネットワークインターフェイス部7
へ転送される。
【0055】また、ネットワークインターフェイス部7
を介して入力された画像を表すコードデータは、データ
処理部321に転送され、そのPDLがLIPSである
のかあるいはポストスクリプトであるのかが判定され、
しかるべきフォーマッタ部8または9へ転送されて画像
データに展開される。この画像データはデータ処理部3
21に転送された後、ファクシミリ部4やプリンタ部2
へ転送される。
【0056】ファクシミリ部4からの画像データは、デ
ータ処理部321へ転送された後、プリンタ部2やファ
イル部5、ネットワークインターフェイス部7へ転送さ
れる。また、ファイル部5からの画像データは、データ
処理部121へ転送された後、プリンタ部2やファクシ
ミリ部4、ネットワークインターフェイス部7へ転送さ
れる。
【0057】CPU323はメモリ324に記憶されて
いる制御プログラム(後述する図17、図19に示すフ
ローチャートの処理等を実行する為のプログラム等を含
む)、及びリーダ部1から転送された制御コマンドに従
ってこのような制御を行う。また、メモリ324はCP
U323の作業領域としても使われる。ネットワークイ
ンターフェイス部7にはMIB(Management
Information Base)と呼ばれるデー
タベースが構築されており、SNMPプロトコルを介し
てネットワーク上のコンピュータと通信することで、プ
リンタ部2の管理が可能になっている。
【0058】また、パーソナルボックスプリントにおい
て、例えばTCP/IPプロトコルで他のデジタル複写
機のネットワークインターフェイス部7と通信し、自装
置1000に遠隔の他のデジタル複写機で管理している
パーソナルボックス内の情報を、自装置1000の表示
装置にて、確認することができ、他のデジタル複写機の
コア部10を通じ、他のデジタル複写機のリーダ部1の
画像処理部211内における図5の画像記憶部255の
ハードディスク257内のパーソナルボックスにある原
稿画像データ及びそれに付随する情報等を読み出し、他
の複写機のコア部10、ネットワークインターフェイス
部7を介して、原稿画像をTCP/IPプロトコルで受
け取る。
【0059】上記他のデジタル複写機から受け取った原
稿画像は、ネットワークインターフェイス部7から受け
取り、コア部10、リーダ部1を経由してプリンタ部2
に転送し、プリントアウトする。
【0060】このように、コア部10を中心に原稿画像
の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保
存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複
合させた処理を行うことが可能となっている。
【0061】図5は画像処理部211の詳細構成を示す
ブロック図である。
【0062】A/D・SH部210によってA/D変換
され、シェーディング補正された画像は、Blackの
輝度のデータとして入力され、log変換部250に送
られる。log変換部250では、入力された輝度デー
タを濃度データに変換するためのLUTが格納されてお
り、入力されたデータに対応するテーブル値を出力する
ことによって、輝度データを濃度データに変換する。
【0063】その後、濃度データは2値化部251へ送
られる。2値化部251では、多値の濃度データが2値
化され、濃度値が「0」あるいは「255」となる。こ
の2値化された8bitの画像データは、「0」あるい
は「1」の1bitの画像データに変換されるので、メ
モリに格納する画像データ量は小さくなる。
【0064】しかし、上記のように画像を2値化する
と、画像の階調数は256階調から2階調になるため、
写真画像のような中間調の多い画像データは2値化によ
って一般に画像の劣化が著しい。そこで、2値データに
よる擬似的な中間調表現をする必要がある。例えば、2
値のデータで擬似的に中間調表現を行う手法として誤差
拡散法を行う。この方法は、ある画像の濃度があるしき
い値より大きい場合は「255」の濃度データであると
し、あるしきい値以下である場合は「0」の濃度データ
であるとして2値化した後、実際の濃度データと2値化
されたデータの差分を誤差信号として、回りの画素に配
分する方法である。誤差の配分は、あらかじめ用意され
ているマトリクス上の重み係数を2値化によって生じる
誤差に対して掛け合わせ、回りの画素に加算することに
よって行う。これによって、画像全体での濃度平均値が
保存され、中間調を擬似的に2値で表現することができ
る。
【0065】上記2値化された画像データは、制御部2
52に送られる。また、コンピュータからのPDLを展
開したビットマップ画像データは、コア部10から入力
され、このデータはすでにコア部10の前段のLIPS
フォーマッタ部8あるいはPSフォーマッタ部9で2値
画像データとして展開されているので、そのまま制御部
252に送られる。
【0066】制御部252では、本体100からの指令
により、RDF、プラテンガラス上から読み取った原稿
で、A/D・SH部210を経由した画像や、インター
フェイス部213からのPDLを展開したビットマップ
の画像を画像記憶部255に格納したり、画像記憶部2
55から画像データを順次読み出して出力する。
【0067】画像記憶部255は、SCSIコントロー
ラ256とハードディスク(メモリ)257を有し、S
CSIコントローラ256からの指令に従い、ハードデ
ィスク257に画像データを書き込む。そして、ハード
ディスク257に格納された複数の画像データは、操作
部500で指定された編集モードに応じた順序でプリン
トされる。例えば、先頭ページから送られてくるPDL
画像を逆順プリント、かつ電子ソートする場合、ホスト
装置から送られてくるすべてのページのPDLのビット
マップ画像を一旦ハードディスク257に格納した後、
最終ページから最初のページに向かって順にハードディ
スク257から画像を読み込み、プリントする。そし
て、この動作をホスト装置から要求された部数分繰り返
し、電子ソートを実現する。
【0068】また、画像記憶部255から呼び出された
画像データ及び画像記憶部255に格納しない画像デー
タは、平滑化部253に送られる。平滑化部253で
は、まず1bitのデータを8bitのデータに変換
し、画像データの信号を「0」または「255」の状態
にする。
【0069】変換された画像データは、あらかじめ決め
られたマトリクス上の係数と、近傍画素の濃度値をそれ
ぞれ乗算したものの総和で得られる、重みづけされた平
均値に置き換えられる。これによって、2値のデータは
近傍の画素における濃度値に応じて多値のデータに変換
され、読み取られた画像により近い画質が再現できる。
この平滑化された画像データは、γ補正部254に入力
される。γ補正部254では、濃度データを出力する際
にプリンタの特性を考慮したLUTによる変換を行い、
操作部500で設定された濃度値に応じた出力の調整を
行う。この結果、処理された画像はプリンタ部2へ転送
され、プリント出力が実行される。
【0070】図6は操作部500の液晶表示パネルの基
本画面を示す説明図である。
【0071】この画面はタッチパネルとなっており、そ
れぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その
機能が実行される。
【0072】拡張機能キー501は機能を拡張するため
のものであり、このキー501を押すことによって、ペ
ージ連写、両面複写、多重複写、移動、とじ代の設定、
枠消し等の設定モードに入る。画像モードキー502を
押すと、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミン
グ、マスキングを行うための設定モードに入る。ユーザ
モードキー503は、ユーザ使用環境の設定、例えばブ
ザーON,OFFの設定、カセットオート選択のON/
OFFの設定、自動濃度調整方式の設定等を行うためも
のである。応用ズームキー504を押すと、原稿のX方
向,Y方向を独立に変倍するモード、原稿サイズと複写
サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモード
に入る。
【0073】M1キー505,M2キー506,M3キ
ー507は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び
出す際に押すキーである。登録キー508は、それぞれ
のモードメモリに現在のコピーモードを登録する場合に
押すキーである。
【0074】オプションキー509は、フィルムから直
接複写するためのフィルムプロジェクタ等のオプション
機能の設定を行うキーである。さらに、お好みキーの設
定を行う場合にもこのキー509を押す。
【0075】ソータキー510は、メカソータを使用す
るか、電子ソータを使用するかの設定、ソータのソー
ト、グループ等のモード設定を行うキーである。原稿混
載キー511は、原稿フィーダにA4サイズとA3サイ
ズ、あるいはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセ
ットする際に押すキーである。
【0076】等倍キー512は、複写倍率を100%に
する際に押すキーである。縮小キー514,拡大キー5
15は、定型の縮小、拡大を行う際に押すキーである。
ズームキー516は、倍率を例えば25〜800%の間
で設定するためのキーである。用紙選択キー513は、
複写用紙の選択を行う際に押すキーである。濃度キー5
18,520は、キー518を押す毎に濃く複写され、
キー520を押す毎に薄く複写される。濃度表示部51
7は、濃度キー518,520を押すと表示が左右に変
化する。AEキー519は、新聞のように地肌の濃い原
稿を自動濃度調整複写するときに押すキーである。
【0077】HiFiキー521は、写真原稿のように
中間調の濃度が多い原稿の複写の際に押すキーである。
文字強調キー522は、文字原稿の複写で文字を際立た
せたい場合に押すキーである。
【0078】ガイドキー523は、あるキーの機能が分
からないときに押すキーであり、そのキーの説明が表示
される。
【0079】コピーキー524は、複写動作を行う場合
に押すキーであり、このキー524が押されたときに、
図6に示す基本画面が表示される。
【0080】ファックスキー55は、ファックスを行う
ときに押すキーである。ファイルキー526は、ファイ
ルデータを出力したいときに押すキーである。プリンタ
キー427は、プリントの濃度を変更したり、リモート
のホスト装置からのPDL画像のプリント出力結果を参
照したい場合に押すキーである。
【0081】フォーム登録キー540は、RDFにセッ
トされた原稿をフォーム画像としてハードディスク25
7のフォーム領域に記憶する場合に押すキーである。
【0082】フォーム合成キー541は、ハードディス
ク257のフォーム領域に記憶された複数のフォーム画
像を選択し、RDFにセットされた原稿とOR合成をと
り、プリントする場合に押すキーである。
【0083】図7はネットワークを通じて他の画像形成
装置のハードディスクのパーソナルボックスにある原稿
画像を読み出す手段を実行するために他の画像形成装置
を選択するときの操作部500の画面を示す図である。
画像形成装置を設置して、初めて使用する場合に、ユー
ザの管理者がこの操作部500の画面からパーソナルボ
ックス原稿画像の読み出しが可能な他の画像形成装置の
設定を行う。
【0084】この場合、不図示の管理者キーを押した
後、図示していないがテンキーにより管理者用パスワー
ドを入力し、あらかじめ画像形成装置のメモリ216に
登録されている管理者用パスワードと一致すれば、図示
しないが管理者画面を表示し、そこで「グループ機器取
得キー」を押すと、図7の画面に移行する。
【0085】640はアドレス指定キーであり、これを
押してキー表示を反転させてから、不図示のテンキーに
より、原稿画像の送受信を行うべき他の画像形成装置の
ネットワーク装置のIPアドレスを入力する。例えば、
ネットワーク上の他の画像形成装置のIPアドレスが1
50.61.65.9の場合、その数値を入力した後、
OKボタン645を押して、他の画像形成装置とTCP
/IPプロトコルで通信を開始する。その際、まず相手
が画像形成装置かを問い掛けるコマンドをそのIPアド
レスに対して送信し、相手が画像形成装置であれば、相
手の画像形成装置は自分の名称、機種名、ハードディス
クの残り容量、コピー中かどうか等の情報をレスポンス
として返すので、本装置1000はそれらの情報を受信し
て、データ通信可能な他の画像形成装置が存在するか否
かを確認し、存在する場合は、その装置の情報を獲得す
る。
【0086】641はサーチ範囲指定キーであり、これ
を押してキー表示を反転させてから、不図示のテンキー
により、原稿画像の送受信を行うべきネットワーク上の
他の画像形成装置を探すためのIPアドレスの範囲を指
定する。これは、他の画像形成装置のIPアドレスが直
接分からなかった場合、あるいはIPアドレスの範囲内
で複数の画像形成装置があった場合に、ユーザがそれら
の中から原稿画像の送受信を行うべき他の画像形成装置
を選択したい場合に有効となる。
【0087】643はサーチ範囲始点アドレス表示欄で
あり、ここから他の画像形成装置をネットワーク上で探
し始めるためのIPアドレスの始点を指定する。644
はサーチ範囲終点アドレス表示欄であり、表示欄643
で指定した始点IPアドレスから探し始めて、表示欄6
44で指定した終点IPアドレスまで、ネットワーク上
の他の画像形成装置を探す。
【0088】例えば、原稿画像の送受信を行いたいネッ
トワーク上の他の画像形成装置のIPアドレスのサーチ
の始点が150.61.65.000、終点が150.
61.65.255の場合、それらの数値をテンキーで
入力した後、OKボタン645を押して、まず150.
61.65.000のIPアドレスで、TCP/IPプ
ロトコルにより、相手が画像形成装置かを問い掛けるコ
マンドを通信する。
【0089】相手からレスポンスがあった場合や、ある
一定時間レスポンスがなかったら、同様に150.6
1.65.001、150.61.65.002と進
め、150.61.65.255の終点までサーチす
る。これらのIPアドレスそれぞれに対し、相手が画像
形成装置であれば、相手の画像形成装置は自分の名称、
機種名、ハードディスクの残り容量、コピー中かどうか
等の情報をレスポンスとして本装置1000に返すの
で、本装置1000はそれらの情報を受信して、データ
通信可能な他の画像形成装置が存在するか否かを確認
し、存在する場合は、その装置の情報を獲得する。
【0090】646は取り消しキーであり、ネットワー
ク接続可能な他の画像形成装置のサーチを中止する場合
に押す。
【0091】図8は、図7の画面を介して問い合わせた
内容に対する応答結果として、他の画像形成装置から取
得した、情報に基づいて操作部500に表示される、接
続先一覧表示を示す操作部500の画面であり、図7の
OKキー645を押した後、TCP/IPプロトコルに
より、通信相手先が画像形成装置であり、その機器の名
称、機種名、ハードディスクの残り容量情報をレスポン
スとして返してきた結果を示すものである。
【0092】650は名称表示欄であり、図7の画面で
アドレス指定してTCP/IPで通信し、もしくはアド
レスのサーチ範囲を指定して得られた相手の画像形成装
置のRAMにユーザにより登録されている名称が表示さ
れている。例えば図7の場合、サーチ範囲を指定してサ
ーチした結果、「営業1課GP」,「営業2課GP」と
いう機種名の、2台の複写機と通信が行えたことを示し
ている。
【0093】651は機種名表示欄であり、それぞれの
相手の画像形成装置のROMに登録されている機種の商
品名が表示されている。図8に示す例の場合、「営業1
課GP」という画像形成装置は、「GP215」という
機種名であり、「営業2課GP」という画像形成装置
は、「GP30」という機種名であることを示してい
る。
【0094】656はハードディスク情報表示欄であ
り、それぞれの相手の複写機のハードディスクの残り容
量が表示されている。例えば、「営業1課GP」という
名の画像形成装置が有すハードディスクの残り容量は8
0MBで、「営業2課GP」という名の画像形成装置が
有すハードディスクの残り容量は80MBであり、残り
容量があるのでOKという表示になっている(メモリフ
ルならNG等の表示となる)。
【0095】654は下スクロールキーであり、名称と
機種名の一覧の次の画面を表示するために押す。655
は上スクロールキーであり、名称と機種の一覧の前の画
面を表示するために押す。
【0096】653は削除キーであり、接続できた(デ
ータ通信可能な)機器のうち、原稿画像の送受信をあえ
て行いたくない機器(データの送受信を禁止する機器)
を選択して削除する場合に押す。例えば、営業1課GP
の複写機に対して原稿画像の送受信をしたくない場合、
その機器を表示している行をタッチして反転表示させ、
削除キー653を押すことにより、接続先一覧から表示
を取り除くと同時に、原稿画像の送受信を行う機器の対
象から外すことが出来る。
【0097】652はOKキーであり、これを押すこと
により、接続先一覧に表示されている複写機、図8の場
合は営業1課GPと営業2課GPに対して原稿画像の送
受信を許可することを確定させる。例えば、自分の複写
機である総務GPというデジタル複写機のパーソナルボ
ックスに格納したプリントデータを、操作部500から
の指示でプリントしようとしたとき、他人が使用してい
てプリントできなかった場合、他の複写機である営業1
課GPあるいは営業2課GPの操作部から、使用中の総
務GPのハードディスク内のパーソナルボックスの画像
をネットワーク経由で引き出し、営業1課GPあるいは
営業2課GPの複写機でプリントを行う制御を実行す
る。
【0098】次に、図9を用いて実施例のパーソナルボ
ックスについて説明する。
【0099】257は電子ソータの画像記憶部のハード
ディスクであり、電子ソートを行うために画像データを
一時的に格納し、ジョブ終了後にそれらの画像データを
消去する領域であるテンポラリ領域600と、ホスト装
置であるPC/WS11から受信したPDL画像を外部
I/F(インターフェイス)処理部で展開した画像デー
タをPC/WS11から指定したパーソナルボックス番
号に対応するハードディスクのパーソナルボックス領域
に格納し、後でユーザが操作部500で自分のパーソナ
ルボックス番号のパーソナルボックスに入っているPD
L画像から展開された画像をプリントするための領域で
あるパーソナルボックス領域601とに分けられてい
る。
【0100】例えば、1GBのハードディスクの場合、
300MBをテンポラリ領域、700MBをパーソナル
ボックス領域と分けて使用する。また、図9に示すよう
に、パーソナルボックスの数が10であるとき、700
MBの領域を70MBずつに区切って使用する。
【0101】また、各パーソナルボックスには番号が付
いており、例えばボックス602,603,604,6
05は、それぞれボックス番号0,1,2,9である。
そして、例えば図9の例の場合、田中用のボックスは1
であり、田中という名前のユーザがPC/WS11から
自分のボックスにPDL文書を入れたい場合、PC/W
S11のUI上でボックス番号1を指定して、画像デー
タを当該画像形成装置1000に送信する。
【0102】また、田中という名前のユーザがPC/W
S11から他人のボックス、例えば加藤というユーザの
ボックスに自分のPDL文書を入れたい場合、PC/W
S11のUI上でボックス番号を、送りたい相手のボッ
クス番号、つまりこの場合9に指定する。これにより、
自分のPDL文書を他人のボックスにメールすることが
可能となる。
【0103】図10はPC/WS11においてアプリケ
ーションソフト上で文書データを印刷、あるいはパーソ
ナルボックスを指定しようとするときのPC/WS11
の表示部上で表示されるウインドウの様子を示す図であ
る。
【0104】701はアプリケーションソフト上の印刷
ウインドウであり、アプリケーションのメニューで印刷
を指定したときに表示されるウインドウである。702
は現在設定されているプリンタ名、例えば本実施例の場
合はネットワーク接続されるデジタル複写機名である。
703は印刷範囲の設定欄であり、文書全ページを印刷
あるいはパーソナルボックスに入れるか、文書の何ペー
ジから何ページまでを印刷あるいはパーソナルボックス
に入れるかを設定する。全ページ指定かページ範囲指定
かは、該当する方の□マークにマウスをクリックしてチ
ェックマークを入れて選択する。
【0105】705は部数の設定欄であり、何部印刷す
るか、あるいはパーソナルボックスに入れる文書を後で
印刷する場合に何部印刷するかを設定する。710はパ
ーソナルボックス指定欄であり、□マークにマウスをク
リックしてチェックマークを入れた場合、文書データを
印刷するのでなく、後述するパーソナルボックスウイン
ドウで設定した内容で文書データをパーソナルボックス
に入れる。この□マークにマウスをクリックしてチェッ
クマークを入れた場合は、通常印刷を行う。
【0106】706はパーソナルボックスの設定ボタン
であり、後述するパーソナルボックス番号の指定等を行
う。709は詳細ボタンであり、当該ボタン709を押
下することにより、当該印刷ジョブに対する詳細な動作
モードを設定する為の不図示の画面に遷移し、当該不図
示の画面上で、例えば印刷する際の解像度、原稿サイ
ズ、ステイプルモード等のシート処理モードの実行可否
等を設定する。707はOKボタンであり、設定が完了
し、印刷を開始するかあるいは指定したパーソナルボッ
クス番号へ文書の転送を開始する。708はキャンセル
ボタンであり、印刷あるいはパーソナルボックスの設定
を無効にし、印刷ウインドウ701を閉じる場合に押
す。
【0107】図11はPC/WS11においてアプリケ
ーションソフト上で文書データを印刷、あるいはパーソ
ナルボックスを指定しようとするときの印刷ウインドウ
701において、パーソナルボックスの設定ボタン70
6を押したときに開くパーソナルボックスウインドウの
様子を示す図である。
【0108】720は上述のパーソナルボックスのウイ
ンドウであり、アプリケーションソフトの文書データを
デジタル複写機の電子ソータのハードディスク上にある
パーソナルボックスのどの番号に格納するか、またユー
ザが後でデジタル複写機の前でその文書データを印刷す
る場合にどのように印刷するのかのコピーモード(図の
例では、片面印刷か両面印刷かの設定及び、ノンソート
か、ソート、グループ等の仕分け処理に関する設定、及
び、原稿サイズの設定、出力紙のサイズの設定等を含ん
でいる)の設定を行う。
【0109】721は格納ボックス番号の指定欄であ
り、例えば図10の例で田中という名前のユーザが自分
のボックスにアプリケーションの文書データを格納した
い場合、自分のボックス番号である1を指定する。ま
た、田中という名前のユーザが加藤という名前のユーザ
にアプリケーションの文書データを渡したい場合、加藤
という名前のユーザのボックス番号である9を指定す
る。この場合は、通常の電子メールと同様、パスワード
の入力は必要としない。
【0110】723は片面印刷設定欄であり、□マーク
をマウスでクリックしてチェックマークを入れたとき、
パーソナルボックスに格納した文書データのジョブを後
で印刷する場合に片面印刷するように設定する。724
は両面印刷設定欄であり、□マークをマウスでクリック
してチェックマークを入れたとき、パーソナルボックス
に格納した文書データのジョブを後で印刷する場合に両
面印刷するように設定する。
【0111】725はノンソート設定欄であり、□マー
クをマウスでクリックしてチェックマークを入れたと
き、パーソナルボックスに格納した文書データのジョブ
を後で印刷する場合にノンソート印刷するように設定す
る。726はソート設定欄であり、□マークをマウスで
クリックしてチェックマークを入れたとき、パーソナル
ボックスに格納した文書データのジョブを後で印刷する
場合に電子ソート印刷するように設定する。727はソ
ート設定欄であり、パーソナルボックスに格納した文書
データのジョブを後で印刷する場合に、グループ印刷す
るように設定する。
【0112】728は用紙設定欄であり、パーソナルボ
ックスに格納した文書データのジョブを後で印刷する場
合に、使用する用紙のサイズを設定する。例えば、右の
▽マークをマウスでクリックすれば、A4,A5,B4
等の紙サイズの選択肢が表示されて選べるようになって
いる。729は給紙段設定欄であり、パーソナルボック
スに格納した文書データのジョブを後で印刷する場合
に、使用するカセット段を設定する。例えば、右の▽マ
ークをマウスでクリックすれば、上段、下段などの選択
肢が表示されて選べるようになっている。図示のように
「オート」の場合は、指定された用紙サイズのコピー紙
が格納されているカセット段が自動的に給紙される。
【0113】732は詳細設定ボタンであり、例えば2
in1(1枚の記録紙の同一面上に、2ページ分の入力
原稿の縮小画像を並べてプリントするモード),4in
1(1枚の記録紙の同一面上に、4ページ分の入力原稿
の縮小画像を並べてプリントするモード)などの縮小レ
イアウトを行う場合、このボタン732を押す。530
はOKボタンであり、パーソナルボックスに関する設定
が終了し、設定内容を有効にする場合に押す。押した後
は、図10のウインドウ701に戻り、OKボタン70
7を押すことで、アプリケーションの文書をデジタル複
写機の指定番号のパーソナルボックスに転送開始する。
731はキャンセルボタンであり、パーソナルボックス
に関する設定を無効にし、上記のウインドウ701に戻
る場合に押す。
【0114】このように、本形態では、PC上におい
て、出力対象の画像データを、画像形成装置にて直ぐに
プリントさせるか、或いは、直ぐにプリントさせずに、
画像形成装置が具備するハードディスク内に格納させる
か選択可能に構成しており、画像形成装置のハードディ
スク内に印刷ジョブを格納させる場合には、画像形成装
置が有す複数のパーソナルボックスのうち、どのパーソ
ナルボックスに格納させるかを指定でき、尚且つ、パー
ソナルボックスに格納させる場合であっても、格納対象
の画像データの印刷設定に関わる動作モードを指定可能
に構成し、これを受け、画像形成装置側では、ユーザの
所望のパーソナルボックスに、ユーザの所望の画像デー
タ(ファイル)を、ユーザによりPC上で設定指示した
動作モードデータ(印刷ページの設定データ、印刷部数
の設定データ、片面印刷か両面印刷かの設定データ、仕
分け処理に関する設定データ、縮小レイアウトに関する
設定データ、原稿サイズの設定データ、出力紙のサイズ
設定データ等の各種の設定データを含む)と対応づけ
て、格納させることが出来る。
【0115】図12は操作部500のパーソナルボック
スのメイン画面を示す図である。
【0116】801はデジタル複写機1000の操作部
500のパーソナルボックスのメイン画面であり、操作
部500の不図示のPBキー(パーソナルボックスキ
ー)を押したときに開くものである。図の例では、パー
ソナルボックスの数は番号が00〜09の10個用意さ
れ、それぞれ個人別にホスト装置からのPDLデータが
電子ソータにてラスタイメージに展開された形(ビット
マップ化された状態)で、ハードディスク257内のパ
ーソナルボックスに保存されている。
【0117】また、図示しないが、操作部500の画面
で、それぞれのパーソナルボックスの番号に対して名前
が付けられる。例えば、ボックス番号01の場合「田中
のボックス」という名前が付けられ、田中という名前の
人が使用するボックスであることを明示できる。また、
それぞれのボックスの欄の一番右に表示されているパー
セント表示は、全体のパーソナルボックス領域のハード
ディスク容量に対して、そのボックスが使用している割
合を示す。例えば、ボックス番号01は、パーソナルボ
ックス領域のハードディスク容量が700MBであった
場合、その2%で、約14MB使用しているということ
を示す。
【0118】802はボックス番号00に保存されてい
るジョブ(ドキュメントファイル)を見るためのボタン
である。同様に、803,804は、ボックス番号0
1,02に保存されているジョブを見るためのボタンで
ある。例えば、図10,11で説明したように、ホスト
コンピュータで田中という名前の人が、自分のボックス
番号である1番にアプリケーションの文書データを保存
するよう転送した場合、後で操作部500のパーソナル
ボックスのメイン画面801において、自分のボックス
番号01のボタン803を押して、その文書の印刷を開
始することになる。
【0119】806,807は上,下スクロールキーで
あり、これらを押すことにより画面がスクロールでき、
ボックス番号00〜09の名前や使用容量を見ることが
できる。808は閉じるキーであり、これを押すこと
で、図6のメイン画面に戻ることができる。809はフ
ァックス状況キーであり、これを押すことで、ファック
ス送受信の状態を確認することができる。
【0120】805は他の機器キーであり、このキー
は、例えばホストコンピュータからPDLデータをパー
ソナルボックスに投入した複写機、例えば「総務課G
P」という名の画像形成装置において、例えば、他の人
により使用中や、故障中、紙無し、トナー切れ、メモリ
フル等の、ユーザがパーソナルボックス内のデータの出
力を希望しても、その要望に、その画像形成装置が直ぐ
に応えることが出来ない(例えば、「総務課GP」が管
理するパーソナルボックス内のデータを、当該「総務課
GP」にてプリントアウトすることが出来ない)状況が
発生している場合において、使用すると、大変便利なキ
ーであり、他の複写機例えば「営業1課GP」という名
の画像形成装置の操作部500からこのキー805を押
すことにより、他の人が使用中の「総務部GP」という
名の画像形成装置(即ち、自装置内部で管理しているパ
ーソナルボックス内のデータの出力を希望しても、その
要望に直ぐに応えることが出来ない状況の画像形成装
置)内に保持されているパーソナルボックスの内容を、
「営業1課GP」という名の画像形成装置の操作部500
から覗き、そのパーソナルボックス内の原稿画像データ
を、「総務部GP」という名の画像形成装置から、デー
タ通信線を介して、引き出し、「営業1課GP」という
名の画像形成装置にてプリントすることができる。そし
て、このキー805を押した後は、後述の図16の画面
に遷移する。
【0121】なお、総務課GP,営業1課GPともに、
あらかじめ図7,図8で説明したように、お互いを接続
先として通信可能なように設定されているものとする。
【0122】図13は操作部500のパスワード入力画
面を示す図である。
【0123】810はパーソナルボックスのパスワード
入力画面であり、図12の画面で、パーソナルボックス
に対応するボックス番号802〜804等のうちの、所
望するプリントデータを格納しているパーソナルボック
スに対応するボタンを押したときに、この画面801が
表示される。図13に示す画面は、図12(又は後述の
図16等)に示す、複数のパーソナルボックスのなかか
ら所望のパーソナルボックスを選択する為の画面、にお
いて選択したパーソナルボックス内に格納されているの
文書データを印刷する為の、パスワード入力画面であ
る。この画面において、選択したパーソナルボックスに
対応するパスワードを操作部500のテンキー等を用い
て入力する。例えば6桁の数値を入力する。入力した数
値は、他人に見られないようにするため、パスワード欄
811に入力した桁を※マーク、未入力の桁を・マーク
で示している。
【0124】尚、パーソナルボックス内のドキュメント
の確認、印刷する為の、当該画面にて要求されるパスワ
ードは、各パーソナルボックス毎に、区別して夫々管理
されており、1つのボックスに対して1つのパスワード
が用意されている。このパスワード情報は、自装置内部
のメモリに、各ボックス毎に夫々対応付けられ、例え
ば、テーブル形式で管理されている。
【0125】例えば、ホストコンピュータで田中という
名前の人が、自分のボックス番号である1番にアプリケ
ーションの文書データを保存するよう指示して画像デー
タを転送した場合、後で操作部500のパーソナルボッ
クスの入力画面801で自分のボックス番号01のボタ
ン803を押した後、この画面801で自分のパスワー
ド(即ち、ボックス番号1のボックスに対応するパスワ
ード)を入力することで、その文書の印刷を開始するこ
とができる(図14等を用いて後述する)。
【0126】これにより、他人に見られたくないPDL
文書を、後で自分が操作部500の前に立ったときに印
刷することができ、セキュリティが確保できることにな
る。また、それと同時に、前述したように、他人のパー
ソナルボックスへ自分が作成したPDL文書を送り、他
の人が他の人のパスワードでそのPDL文書を同様に印
刷することができるというメールが実現する。
【0127】812はOKキーであり、入力したパスワ
ードの照合を開始する場合に押す。813は取り消しキ
ーであり、パスワードの入力をキャンセルし、入力画面
801に戻る場合に押す。
【0128】また、パーソナルボックスの所有者である
認証を取る方法として、パスワード入力の代わりに、複
写機の不図示のカードリーダから読み取った各個人毎に
持っている磁気カードのコードを入力するようにしても
良い。
【0129】図14は一つのパーソナルボックスに保存
されているジョブの表示画面を示す図である。図14に
示す画面は、図12等のパーソナルボックス選択画面に
て選択されたボックスに対応するパスワードが、図13
に示す画面において、入力されたことに応じて、表示さ
れる画面である。
【0130】815はボックス番号01の内容を見るた
めのボタン、830はある個人のパーソナルボックスに
保存されているジョブの表示画面であり、図13の画面
でOKキー812を押し、パスワードが照合した場合に
表示される。例えば、ボックス番号01番の所有者であ
る田中という名前の人が、自分だけしか知らないパスワ
ードを入力して照合することで、この表示画面830が
見れることになる。
【0131】823,824はホスト装置からこのパー
ソナルボックス番号を指定してPDL文書を入れたジョ
ブを示す表示欄である。例えば、表示欄823では、3
月8日の11:30に、「A企画案」という文書を、ホ
スト装置からこのボックスに入れたことを示している。
この欄823で、一番右の「プリント済」とは、この文
書をパーソナルボックスに入れてから一度以上プリント
を行ったことを示す。その他、「NG」など、例えばハ
ードディスクが一杯で文書を正しくボックスに入れるこ
とができなかったことを示すこともある。
【0132】また、表示欄824では、3月11日の2
1:14に、「B会議資料」という文書を、ホストコン
ピュータ等の画像データ発生源からこのボックスに入れ
たことを示している。この欄で、一番右の「未プリン
ト」とは、この文書をパーソナルボックスに入れてから
まだ一度もプリントを行っておらず、プリントが可能で
あることを示す。そして、このラインをタッチすること
により、図示のように、このジョブのライン表示が反転
する。ユーザは、当該ジョブ表示欄上でタッチ操作を行
うことにより、パーソナルボックス内のなかから、プリ
ントすべきジョブを選択することが出来る。
【0133】816は詳細情報キーであり、上記反転さ
せたラインのジョブの詳細を表示するものである。この
キー816を押すと、ホスト装置のアプリケーションの
印刷ウインドウで設定した情報、例えば「A4用紙で片
面で3部コピーする」などのジョブ情報が詳細に表示さ
れる。この表示画面830で、ユーザの都合により、例
えば部数を3部から5部に変更するなど、ジョブ情報の
変更も可能となる。また、ページを範囲指定し、例え
ば、複数頁からなる1つの文書の、1頁目から6頁目迄
を、等倍コピーし、7頁目から10頁目迄を、4in1
コピーというように、ページ毎にジョブの変更が可能と
なっている(図18を用いて後述する)。
【0134】817はプリントキーであり、反転したラ
インのジョブのラスターイメージで保存されている印刷
データを、ホストコンピュータ等の当該印刷データの出
力元である装置の、図10、図11等のUIを介してユ
ーザにより指定された印刷ジョブの設定内容(詳細情報
キー816で表示確認可能)に従い、プリントを開始す
る。818は消去キーであり、反転したラインのジョブ
を消去するときに押す。819,820は上,下スクロ
ールキーであり、一画面では表示しきれない多数のジョ
ブを表示する場合に、画面をスクロールする。822は
ファックス状況キーであり、これを押すことで、ファッ
クス送受信の状態を確認することができる。821は閉
じるキーであり、図12のパーソナルボックスのメイン
画面801に戻る場合に押す。
【0135】図15は操作部500に表示される画面で
あり、図12のメイン画面801において、他の機器キ
ー805がユーザにより押下されたことにより表示され
る画面である。CPU323は、他の機器キー805が
ユーザにより押下されたことに応じて、自装置1000
とデータの送受信が可能な他の画像形成装置をサーチ
し、そのサーチ結果を、当該画面上に、一覧表示する。
他の機器キー805を押下したユーザは、図15の当該
画面を用いて、所望のジョブを格納しているパーソナル
ボックスを有す他の画像形成装置を選択し、選択した他
の機器のパーソナルボックスの内容を覗き、そこから所
望の原稿画像データを選択することにより、自装置10
00とデータ通信可能な図15にて選択した他の画像形
成装置から、自装置宛てに、上記原稿画像データを、ネ
ットワークを介して転送させ、自装置1000にて、プ
リントさせることが出来る。
【0136】自装置1000を「営業1課」という名の
画像形成装置であるとすると、図15の例では、自装置
1000とデータ通信可能な他の画像形成装置が、「総
務課GP」という名の画像形成装置と、「営業2課G
P」という名の画像形成装置であることを示しており、
この結果が、「営業1課」という名の画像形成装置10
00の操作部500に表示されている。
【0137】これにより、例えば、ユーザがホスト装置
からPDLデータを総務課GPのパーソナルボックス宛
てに投入したが、総務課GPが、他人により使用中の
為、所望のジョブを、総務課GPにてプリントできない
ような場合に、営業1課GPを用い、営業1課GPの操
作部500から、ネットワーク経由で、総務課GPのパ
ーソナルボックスを覗き、総務課GPのパーソナルボッ
クスに格納されている上記所望のジョブを、営業1課G
Pのプリンタにて、プリントさせる等の処理を実行する
ことが出来る。
【0138】950は名称表示欄であり、図8の画面で
アドレス指定してTCP/IP通信し、もしくはアドレ
スのサーチ範囲を指定してあらかじめ得られた相手の画
像形成装置のRAMにユーザにより登録されている名称
を表示している。図8の例は、総務課GPにおいて他を
サーチした結果であり、図15の例では、営業1課GP
から他をサーチした結果は総務課GPと営業2課GPと
なる。したがって、図15の画面においては、接続先と
して総務課GPと営業2課GPが表示されている。
【0139】951は機種名表示欄であり、それぞれの
相手の画像形成装置のROMに登録されている機種の商
品名を表示している。図15の画面では、営業1課GP
はGP40という機種、営業2課GPはGP30という
複写機の機種名であることを示している。954は下ス
クロールキーであり、名称と機種名の一覧の次の画面を
表示するために押す。955は上スクロールキーであ
り、名称と機種の一覧の前の画面を表示するために押
す。
【0140】952はOKキーであり、これを押すこと
により、接続先一覧に表示されている複写機、図15の
場合は総務課GPに対して、ネットワーク経由でパーソ
ナルボックスの内容を覗くことを確定させる。例えば、
総務課GPというデジタル複写機のパーソナルボックス
に格納したプリントデータを、総務課GPの操作部50
0からの指示でプリントしようとしたとき、他人が使用
していてプリントできなかった場合、他の複写機である
営業1課GPの操作部500を用いて、使用中の総務課
GPのハードディスク内のパーソナルボックスの画像
を、総務課GPから営業1課GPに、ネットワーク経由
で引き出し、営業1課GPの複写機でプリントを行う制
御を実行する。
【0141】図16は、図15の画面(「営業1課G
P」という名の画像形成装置の操作部500に表示され
る画面)でOKキー952を押してネットワーク経由で
他の複写機である総務課GPのパーソナルボックスを覗
いたときの、「営業1課GP」という名の画像形成装置
の操作部500に表示される、表示画面を示す図であ
る。
【0142】901はネットワーク経由で他の複写機で
ある総務課GPのパーソナルボックスを覗いたときのメ
イン画面であり、図15のOKキー952を押したとき
に開くものである。総務課GPの場合、パーソナルボッ
クスの数は番号が00,01の2個用意され、それぞれ
個人別にホスト装置からのPDLデータが電子ソータに
てラスタイメージに展開された形でハードディスクのパ
ーソナルボックスに保存されている。
【0143】また、図示しないが、操作部500の画面
でそれぞれのパーソナルボックスの番号に対して名前が
付けられる。例えば、ボックス番号00の場合「加藤の
ボックス」という名前が付けられ、加藤という名前の人
が使用するボックスであることが明示される。
【0144】また、それぞれのボックスの欄の一番右に
表示されているパーセント表示は、全体のパーソナルボ
ックス領域のハードディスク容量に対して、そのボック
スが使用している割合を示す。例えば、ボックス番号0
0は、パーソナルボックス領域のハードディスク容量が
700MBであった場合、その5%で約35MB使用し
ているということを示す。
【0145】902はボックス番号00に保存されてい
るジョブを見るためのボタンである。同様に、903は
ボックス番号01に保存されているジョブを見るための
ボタンである。例えば、図10,図11で説明したよう
に、ホストコンピュータで加藤という名前の人が総務課
GPの自分のボックス番号である0番にアプリケーショ
ンの文書データを保存するよう転送し、総務課GPでの
操作部500からプリントしようとしたときに、他人が
使用していた場合、他の複写機である営業1課GPにお
ける操作部500のパーソナルボックスのメイン画面8
01において、他の機器キー805を押して、図15の
総務課GPを選んでOKキー952を押し、図16の自
分のボックス番号00のボタン902を押してその文書
の印刷を開始することになる。
【0146】906,907は上,下スクロールキーで
あり、これらを押すことにより、画面がスクロールでき
る。908は閉じるキーであり、これを押すことで、図
12のメイン画面801に戻ることができる。909は
ファックス状況キーであり、これを押すことで、ファッ
クス送受信の状態を確認することができる。
【0147】また、ボックスを選んだ後は、図12、図
13、図14で説明した操作フローとなり(即ち、複数
のボックスの中から所望のボックスを選択し(図12参
照)、選択したボックスに対応するパスワードを入力し
(図13参照)、入力したパスワードが適正であること
に応じて表示される画面(図14参照)において、所望
の印刷ジョブを選択し、必要であるならば、そのジョブ
の詳細設定を含む動作モードの変更等を行い、プリント
指示を投入する、等の一連の手順を経る。この当該一連
の手順は、自装置が有すパーソナルボックスから所望の
ジョブをプリントさせる場合でも、他装置が有すパーソ
ナルボックスから所望のジョブをプリントさせる場合で
も、共通であり、これにより、特に複雑な操作を要求す
ることなく、使い勝手の良い操作環境をユーザに提供し
ている。)、ホストコンピュータから総務課GPのパー
ソナルボックスに対して投入したPDL展開データを、
営業1課GPの操作部500からプリントキー817を
押したタイミングで、総務課GPのパーソナルボックス
から、引き出し、営業1課GPのプリンタで、プリント
することができる。
【0148】次に、図18のフローチャートを用いて本
実施例による他機器のパーソナルボックスの参照と画像
引き出しの動作について説明する。このフローチャート
及び後述する図19のフローチャートに示す制御処理
は、コア部10のCPU323によりあらかじめメモリ
324に記憶されたプログラムに従って実行されるもの
である。
【0149】ここでは、ユーザがホストコンピュータか
らPDLデータを、「総務課GP」という名の両面印刷
ユニットを有す画像形成装置のパーソナルボックスに対
して、動作モードとして、両面プリントを設定して、投
入(格納)し、その後、「総務課GP」という名の画像
形成装置にて上記プリントデータを印刷しようとしたと
ころ、総務課GPでは他の人が当該画像形成装置を使用
していたので、「総務課GP」という名の画像形成装置
とは異なる、「営業1課GP」という名の画像形成装置
を用い、この、「営業1課GP」という名の画像形成装
置から、ネットワーク経由で、「総務課GP」のパーソ
ナルボックスを覗き、そこ(「総務課GP」という名の
画像形成装置のパーソナルボックス)に格納されたPD
L展開画像データを、「営業1課GP」という名の画像
形成装置に、ネットワーク経由で、引き出し、「営業1
課GP」という名の当該画像形成装置にて、プリントし
ようとする例を示す。
【0150】ステップS101では、「営業1課GP」
という名の画像形成装置の操作部500の表示パネルに
表示される図12に示す画面において、ユーザが他の機
器キー805を押したかどうかを判断する。ユーザによ
り上記キー805が押下されなかった場合は、ステップS
106に移行する。ユーザにより上記キー805が押下さ
れたと判断した場合は、ステップS102に移行し、自
装置(この場合、「営業1課GP」という名の画像形成
装置)と、データ通信可能な遠隔の他の画像形成装置が
有るか否かをチェックし、その確認結果を表示すべく、
図12に示す画面から図15に示す画面へと、上記操作
部500の表示内容を遷移させる。そして、図15の画
面において、所望の画像形成装置、ここでは、機器名称
として例えば「総務課GP」がユーザにより選択され、
OKキー952が押下されたこと応じて、ステップS1
03に進む。ステップS103では、そのGPに対し接
続が完了するまでループする。この接続は、例えばTC
P/IP等のプロトコルで、お互いのネットワークイン
ターフェイス部7の間で通信する。
【0151】通信が確立したら、ステップ104に移行
する。ステップS104では、ステップS102にて図
15の画面を介しユーザにより選択された他の機器が具
備するパーソナルボックスの情報、つまり、この例の場
合は「総務課GP」という名の画像形成装置のパーソナ
ルボックスの内容を、図16のように表示する(図15
に示す画面から図16に示す画面へと、上記操作部50
0の表示内容を遷移させる)。
【0152】上述のステップS104の処理を行うにあ
たり、まず、「営業1課GP」の画像形成装置が、ステ
ップS102にて選択され、接続が確立した、「総務課
GP」の画像形成装置に対して、「総務課GP」のハー
ドディスクに管理しているパーソナルボックスに関する
データ(例えば、その画像形成装置が有するボックスの
名称データや、そのボックスが使用するデータ量に関す
る情報等の、図16の表示画面を表示するにあたり必要
な情報、及び、後述する図14の表示画面を表示するに
あたり必要な、各ボックス毎のドキュメントに関する情
報、並びに、後述する図18の表示画面に表示するにあ
たり必要な、1つのボックス内の各ドキュメント毎の、
ドキュメントに対して設定された詳細な動作モードに関
する情報等を含む)を、取得する為のリクエストコマン
ドを、ネットワーク経由で送信する。そして、当該コマ
ンドを受信した「総務課GP」の画像形成装置が、「総
務課GP」のパーソナルボックスの画像情報が格納され
ている「総務課GP」の画像形成装置が有するハードデ
ィスク257から、パーソナルボックスに関する上記デ
ータを読み出して、「総務課GP」の画像形成装置が有
する制御部252,インターフェイス部213,インタ
ーフェイス部322,データ処理部321,インターフ
ェイス部320,ネットワークインターフェイス部7、
を経由し、ネットワークを通じて、「営業1課GP」と
いう名の画像形成装置に、上記データを送信する。そし
て、「営業1課GP」の画像形成装置は、「営業1課G
P」の画像形成装置が有するネットワークインターフェ
イス部7,インターフェイス部320,データ処理部3
21,インターフェイス部322,インターフェイス部
213,画像処理部211,CPU214,操作部50
0という経路で、「総務課GP」の画像形成装置が有す
るハードディスク257内のパーソナルボックスに関す
る上記データを、「総務課GP」から受信する。このよ
うな、一連のデータ授受を経て、例えば、ステップ10
4の処理で、図16の画面を、「営業1課GP」の画像
形成装置の操作部500にて表示する。
【0153】そして、ステップS105では、ステップ
S102にて選択されたデータ通信可能な他の機器が有
すパーソナルボックスのなかから、ユーザが所望のボッ
クスを、図16の画面を介して、ユーザにより選択させ
る。尚、図16において閉じるキー908がユーザによ
り押下された場合は、パーソナルボックスモードから抜
ける。
【0154】上記ステップS101にて上記他の機器キ
ー805を押さないでS106に移行した場合、つま
り、総務課GPの場合、図12の画面においてユーザに
より閉じるキー808を押下されたか否かを判断し、押
下された場合はパーソナルボックスモードから抜ける。
押下されなかった場合は、ステップS107で、自装置
が有すパーソナルボックスのなかからユーザの所望のボ
ックスの指定が図12の画面を介してユーザによりなさ
れる。そして、例えば、図12の画面にてボタン803
がユーザにより押下され、田中のボックスが指定された
場合、ステップS108で、図13のように、パスワー
ド入力要求画面を表示して、その人に対するパスワード
(選択されたボックスに対応するパスワード)を問い合
わせる。そして、ステップS109では、ステップS1
08で入力されたパスワードと、ユーザが先に選択した
ボックスの為のメモリに保持しているパスワードとの照
合を行い、パスワードが一致していない場合は、ステッ
プS108を繰り返し、一致した場合はステップS11
0に移行する。
【0155】また、ステップS101にて他の機器キー
805がユーザにより押下され、上述のようにステップ
S102、S103、S104を経て、ステップS10
5に移行した場合、つまり「営業1課GP」の場合、図
16の画面を用いて、自装置(ここでは、「営業1課G
P」)にてデータ通信可能なステップS102にて選択
された他の画像形成装置他(ここでは、「総務課G
P」)が有するパーソナルボックスの中から所望のボッ
クス(例えば佐藤のボックス)を、ユーザが指定した場
合、ステップS108で、図13のように、パスワード
入力要求画面を表示して、その人に対するパスワード
(選択されたボックスに対応するパスワード)を問い合
わせる。ステップS109では、ステップS108で入
力されたパスワードと、ユーザが先に選択したボックス
の為のパスワード(このパスワードは、他の機器のパー
ソナルボックスのパスワードであり、このパスワード情
報は、上述のように、予め自装置のメモリに、他の機器
情報として管理登録しておくような構成でも良いし、ス
テップS102にて選択された他の画像形成装置のパー
ソナルボックスの情報を、ステップS104にて自装置
の操作部500にて表示する為に、ステップS102に
て選択された他の画像形成装置装置から、ネットワーク
経由で取得するパーソナルボックスに関するデータのう
ちの1つとして、その装置が有する各パーソナルボック
ス毎のパスワード情報も入れておき、これもあわせて上
記他の装置からネットワーク経由で取得するような構成
でも良い。)との照合を行い、パスワードが一致してい
ない場合は、ステップS108を繰り返し、一致した場
合はステップS110に移行する。
【0156】ステップS110では、図13に示す画面
において入力されたパスワードが適正であることに応じ
て、そのボックス内にどのようなファイル(ドキュメン
ト)が格納されているか、そのボックスの中身に関する
情報を、例えば図14に示す例のように、リスト形式で
操作部500に表示して、ユーザにより所望のドキュメ
ントを選択させる。例えば、図12の田中のボックスを
選択した場合は、図14の画面が表示され、ドキュメン
トを選択する(ユーザのタッチ操作により反転表示され
たものが、選択されたドキュメント)。又、図16の画
面を用いて、他の画像形成装置のパーソナルボックスの
なかから所望のボックス(例えば、「佐藤のボック
ス」)が選択され、そのボックスに対応する適正なパス
ワードが図13の画面を介して入力された場合も同様
に、その、他の画像形成装置のパーソナルボックスのう
ちのユーザが選択した所望のボックスの中に、どのよう
なファイル(ドキュメント)が格納されているか、その
ボックスの中身に関する情報を、ステップS104の処
理を行う際に、該他の画像形成装置からネットワーク経
由で獲得した、該他の画像形成装置のパーソナルボック
スに関するデータに基づいて、図14に示す表示例のよ
うに、リスト形式で操作部500に表示して、ユーザに
より所望のドキュメントを選択させる。即ち、図12の
画面を介してボックスを選択しても、図16の画面を介
してボックスを選択しても、図14に示す画面のような
表示内容を、操作部500に表示する。
【0157】そして、例えば、図14の画面において、
「B会議資料」がユーザにより選択され、ステップS1
11でプリントキー817が押下されたと判断した場合
は、ステップS112に進み、ステップS110にて選
択されたドキュメントの為にホストコンピュータで予め
設定された動作モードで、当該ドキュメントをプリント
可能かどうかを判断する。可能ならS113に移行す
る。又、例えば、ホストコンピュータから画像データを
送信する際に、「総務課GP」にて印刷させようと、当
該画像データを、総務課GPが有する機能、例えば、両
面印刷モードを設定して、この動作モードに対応付け
て、総務課GPのパーソナルボックスに格納させたが、
「総務課GP」にて上記画像データをプリントできない
為、ユーザが「営業1課GP」を用いて、総務課GPの
パーソナルボックスを覗き、そこから所望の画像データ
をネットワーク経由で引き出してきて、「営業1課G
P」にてプリントさせようとした場合(即ち、上述のス
テップS101〜ステップ105を経てステップ11
0、S111に移行した場合の例に相当)に、実際にプ
リントを行う営業1課GPに両面ユニットが無い(両面
機能を有していない)か、あるいは両面ユニットが故障
中で使用不可等の、ステップS110にて選択されたド
キュメントの為にホストコンピュータで予め設定された
動作モードに従って自装置(ここでは営業1課GP)は
プリントできないと判断した場合は、ステップS112
での判断が否定判定になりステップ114に進む。そし
て、例えば、設定された動作モードを、「両面」から
「片面」に自動変更する等の、ステップS110にて選
択されたドキュメントの為にホストコンピュータで予め
設定された動作モードを、自装置にてプリント可能な動
作モードに、自動変更する。そして、ステップS113
に移行する。
【0158】そして、ステップS113でパーソナルボ
ックスのハードディスク275に格納されているB会議
資料の画像データを読み出し、制御部252,平滑化部
253,γ補正部254を経由して画像を取得し、設定
されたモード(ステップS114に移行した場合は、ス
テップS114で自動変更された動作モード)でプリン
タ部2でプリントアウトする。
【0159】ステップS115では、閉じるキー821
が押されたかを判断し、押していないならステップS1
10のドキュメント選択からの処理を繰り返す。押した
場合はステップS106にジャンプし、図12のボック
ス選択の画面に移行する。
【0160】上記ステップS113において、営業1課
GPの操作部500から総務課GPのパーソナルボック
スを覗いて営業1課のGPにてプリントする場合(即
ち、上述のステップS101〜ステップ105を経てス
テップ110、S111に移行した場合の例に相当)
は、総務課GPのパーソナルボックスの画像データが格
納されている「総務課GP」の画像形成装置が有するハ
ードディスク257より所望の画像データを読み出し、
「総務課GP」の画像形成装置が有する、制御部25
2,インターフェイス部213,インターフェイス部3
22,データ処理部321,インターフェイス部32
0,ネットワークインターフェイス部7、を経由し、ネ
ットワークを通じて、「営業1課GP」の画像形成装置
が有する、ネットワークインターフェイス部7,インタ
ーフェイス部320,データ処理部321,インターフ
ェイス部322,インターフェイス部213,画像処理
部211,プリンタ部2という経路で、「総務課GP」
の画像形成装置からの画像データを、ステップS114
で自動変更された動作モード(ステップS112におけ
る判断が肯定判定の場合は、そのままの動作モード)に
従って、営業1課GPのプリンタでプリントする。尚、
この外部機器からネットワーク経由で取得した画像デー
タも、自装置にてプリントする為に、自装置のハードデ
ィスク257(例えば、テンポラリ領域600)に、そ
れに対応する動作モードデータと共に、一旦保持され
る。
【0161】そして、上記営業1課GPにおいて、プリ
ントアウトが正常に終了した場合、営業1課GPのCP
U214がそれを判断し、画像処理部211,インター
フェイス部213,インターフェイス322,CPU3
23,インターフェイス部320,ネットワークインタ
ーフェイス部7を通じて、総務課GPのネットワークイ
ンターフェイス部7に通信し、その旨を、画像データ引
出し元の総務課GPに通知すると共に、インターフェイ
ス部320,CPU323,インターフェイス部32
2,インターフェイス部213,画像処理部211,制
御部252経由で、プリントアウトが完了した原稿画像
データを、上記営業1課GPのメモリから消去するよう
に画像記憶部255に指令し、SCSIコントローラ2
56を経由で、上記営業1課GPのメモリが有するハー
ドディスク257内の、ステップS113にてプリント
済みの原稿画像データ(この例では、総務課GPから獲
得した画像データ)を、それに対応する動作モードデー
タと共に、上記メモリ257から消去する(これによ
り、ある画像形成装置(この例では、総務課GP)が有
するパーソナルボックスに格納されている画像データ
を、ネットワーク経由で、引き出して、別の画像形成装
置(この例では、営業1課GP)にてプリントした場合
における、該別の画像形成装置(この例では、営業1課
GP)における、上記データ(この例では、総務課GP
から獲得したデータ)の漏洩を防止し、セキュリティを
向上させる)。
【0162】又、営業1課GPにてプリントした上記総
務課GPからの画像データを、営業1課GP自身のメモ
リから消去しても良いが、総務課GPのパーソナルボッ
クスには、そのデータを保持しておく。尚、勿論、営業
1課GPにおけるプリントが終了したことに応じて、総
務課GPのパーソナルボックスから、営業1課GPにて
プリントした当該画像データを消去するような構成でも
良い。
【0163】又、ステップS102にて選択された他の
画像形成装置(この例では、総務課GP)のパーソナル
ボックスに格納されている、ステップS110にて選択
されたドキュメントを、図14に示す画面上のプリント
ボタン817を用いて、上述のように、自装置(この例
では、営業1課GP)にてプリントさせなくても、図1
4に示す画面のボタン818を用いて、自装置(この例
では、営業1課GP)から消去指示をネットワーク経由
で、上記他の画像形成装置(この例では、総務課GP)
に送信し、図14の画面にて選択した画像データを、上
記他の画像形成装置(この例では、総務課GP)のパー
ソナルボックスから消去するよう、上記他の画像形成装
置を動作させたり、又、図14に示す画面の詳細変更ボ
タン816を押下することにより移行する画面(後述の
図18参照)を介して入力された動作モードの変更指示
を、ネットワーク経由で、上記他の画像形成装置(この
例では、総務課GP)に送信し、該他の画像形成装置の
パーソナルボックスに格納されている、該当するドキュ
メントの動作モードを変更するべく、該他の画像形成装
置(この例では、総務課GP)内部のメモリ内のデータ
を書き換えるよう他の画像形成装置(この例では、総務
課GP)を動作させる、等の、自装置(この例では、営
業1課GP)の操作部500を用いて、自装置(この例
では、営業1課GP)にデータ通信可能な、他の画像形
成装置(この例では、総務課GP)が有するパーソナル
ボックスに対する、遠隔制御を可能に構成しても良い。
何れにしても、図14の画面は、図13に示すパスワー
ド要求画面において、適正なパスワードを入力しない限
り、表示しないよう制御しているので、このような、他
の画像形成装置のパーソナルボックス内のデータを、自
装置から、ネットワーク経由で、消去したり、変更した
りする等の構成においても、第三者による不正な処理を
防止しセキュリティを維持出来る。
【0164】〔実施例2〕本実施例における図1〜図1
6の構成は前述の実施例と同じであるので説明は省略す
る。尚、ここでは、「総務課GP」という名の画像形成
装置は両面ユニットを有しておらず、「営業1課GP」
という名の画像形成装置は両面ユニットを有しているも
のとする。
【0165】図18は図14において詳細情報キー81
6を押したときの操作部500の画面を示す図である。
【0166】ここでは、例えばユーザが両面ユニットが
ない総務課のGPに対し、図11のホストコンピュータ
の画面の設定欄723で片面プリント動作を指定し、P
DLデータを、総務課のGPのパーソナルボックス宛て
に、送信したものとする。そして、総務課GPが他人に
より使用中となっており、総務課GPにてプリントでき
ない為、両面ユニットがある営業1課GPのプリンタで
プリントアウトする場合について説明する。
【0167】850は詳細情報画面であり、図14にお
いて選択されたパーソナルボックス中のジョブの詳細情
報を示すものである。851は全体の設定情報表示画面
であり、あらかじめホストコンピュータのアプリケーシ
ョンの印刷ウインドウで設定した、例えば「A4用紙で
片面3部コピーする」などのジョブ情報が詳細に表示さ
れる。これは、ホストコンピュータからパーソナルボッ
クスへの格納を指令されたPDL文書データとともに受
信したデータである。この場合、A4用紙を使用し、等
倍、片面コピーで、原稿10枚に対し3部回転ソートす
ることを示している。
【0168】852は部分変更指定画面である。88
0,881は、片面,両面チェック欄であり、あらかじ
めホストコンピュータで設定された内容が片面プリント
であるため、チェック欄880の□にチェックマークが
入っている。例えば、プリントしようとする営業1課G
Pに両面ユニットがある場合、チェック欄881を押す
ことで□にチェックが入り、両面モードでプリントする
ことができる。
【0169】882,883,884はノンソート,ソ
ート,グループチェック欄であり、それぞれを押すこと
でそれぞれの動作モードに変更することができる。図1
9では、あらかじめホストコンピュータで設定された内
容がソートであるため、チェック欄883にチェックが
入っている。
【0170】885は用紙選択キーであり、あらかじめ
ホストコンピュータで設定された用紙サイズがA4であ
ることを示している。右の▽を押すことで、他の用紙サ
イズのメニューが開き、他の用紙サイズを選択、変更す
ることができる。886は給紙段選択キーであり、あら
かじめホスト装置で設定された給紙段がオートであるこ
とを示している。右の▽を押すことで、給紙段のメニュ
ーが開き、給紙段を選択、変更することができる。88
7は部数入力キーであり、ホスト装置で設定された部数
が3部であることを示している。ここを押してテンキー
で数字を入力することにより、部数を変更することがで
きる。尚、図18の例では不図示だが、ステイプルモー
ド等の各種の付加機能を自装置が有している場合は、自
装置が有する上記機能等も、当該印刷ジョブに対する設
定として、新たに追加することも出来る。
【0171】857はキャンセルキーであり、指定画面
852の変更をキャンセルしたいときに押す。858は
下スクロールキーであり、指定画面852の表示がたく
さんあって一画面に入りきれない場合に画面を下スクロ
ールするものである。同様に、859は上スクロールキ
ーであり、画面を上スクロールするものである。860
は確定キーであり、設定したプリントジョブの変更が確
定した場合に押す。押した後は、図14画面に戻る。
【0172】その後、図14のプリントキー817を押
すことにより、図18の画面で変更した設定内容(動作
モード)に従い、プリントジョブを実行することが可能
となる。
【0173】次に、図19のフローチャートを用いて本
実施例による他機器のパーソナルボックスの参照と画像
引き出しの動作について説明する。なお、図17と同一
ステップ(S)番号は、同一処理内容を示している。
【0174】ここでは、ユーザがホストコンピュータか
らPDLデータを両面ユニットなしの総務課GPのパー
ソナルボックスに対して片面プリントを投入した後、総
務課GPでは他の人が複写機を使用していたので、営業
1課GPからネットワーク経由で総務課GPのパーソナ
ルボックスを覗き、そこに格納されたPDL展開画像デ
ータを引き出し、営業1課GPの両面ユニット付きのプ
リンタで両面プリントする例を示す。
【0175】ステップS101では、「営業1課GP」
という名の画像形成装置の操作部500の表示パネルに
表示される図12に示す画面において、ユーザが他の機
器キー805を押したかどうかを判断する。ユーザによ
り上記キー805が押下されなかった場合は、ステップ
S106に移行する。ユーザにより上記キー805が押
下されたと判断した場合は、ステップS102に移行
し、自装置(この場合、「営業1課GP」という名の画
像形成装置)と、データ通信可能な遠隔の他の画像形成
装置が有るか否かをチェックし、その確認結果を表示す
べく、図12に示す画面から図15に示す画面へと、上
記操作部500の表示内容を遷移させる。そして、図1
5の画面において、所望の画像形成装置、ここでは、機
器名称として例えば「総務課GP」がユーザにより選択
され、OKキー952が押下されたこと応じて、ステッ
プS103に進む。ステップS103では、そのGPに
対し接続が完了するまでループする。この接続は、例え
ばTCP/IP等のプロトコルで、お互いのネットワー
クインターフェイス部7の間で通信する。
【0176】通信が確立したら、ステップ104に移行
する。ステップS104では、ステップS102にて図
15の画面を介しユーザにより選択された他の機器が具
備するパーソナルボックスの情報、つまり、この例の場
合は「総務課GP」という名の画像形成装置のパーソナ
ルボックスの内容を、図16のように表示する(図15
に示す画面から図16に示す画面へと、上記操作部50
0の表示内容を遷移させる)。
【0177】上述のステップS104の処理を行なうに
あたり、まず、「営業1課GP」の画像形成装置が、ス
テップS102にて選択され、接続が確立した、「総務
課GP」の画像形成装置に対して、「総務課GP」のハ
ードディスクに管理しているパーソナルボックスに関す
るデータ(例えば、その画像形成装置が有するボックス
の名称データや、そのボックスが使用するデータ量に関
する情報等の、図16の表示画面を表示するにあたり必
要な情報、及び、図14の表示画面を表示するにあたり
必要な、各ボックス毎のドキュメントに関する情報、並
びに、図18の表示画面に表示するにあたり必要な、1
つのボックス内の各ドキュメント毎の、ドキュメントに
対して設定された詳細な動作モードに関する情報等を含
む)を、取得する為のリクエストコマンドを、ネットワ
ーク経由で送信する。そして、当該コマンドを受信した
「総務課GP」の画像形成装置が、「総務課GP」のパ
ーソナルボックスの画像情報が格納されている「総務課
GP」の画像形成装置が有するハードディスク257か
ら、パーソナルボックスに関する上記データを読み出し
て、「総務課GP」の画像形成装置が有する制御部25
2,インターフェイス部213,インターフェイス部3
22,データ処理部321,インターフェイス部32
0,ネットワークインターフェイス部7、を経由し、ネ
ットワークを通じて、「営業1課GP」の画像形成装置
に、上記データを送信する。そして、「営業1課GP」
の画像形成装置は、「営業1課GP」の画像形成装置が
有するネットワークインターフェイス部7,インターフ
ェイス部320,データ処理部321,インターフェイ
ス部322,インターフェイス部213,画像処理部2
11,CPU214,操作部500という経路で、「総
務課GP」の画像形成装置が有するハードディスク25
7内のパーソナルボックスに関する上記データを、「総
務課GP」から受信する。このような、一連のデータ授
受を経て、例えば、ステップ104の処理で、図16の
画面を、「営業1課GP」の画像形成装置の操作部50
0にて表示する。
【0178】そして、ステップS105では、ステップ
S102にて選択されたデータ通信可能な他の機器が有
すパーソナルボックスのなかから、ユーザが所望のボッ
クスを、図16の画面を介して、ユーザにより選択させ
る。尚、図16において閉じるキー908がユーザによ
り押下された場合は、パーソナルボックスモードから抜
ける。
【0179】上記ステップS101にて上記他の機器キ
ー805を押さないでS106に移行した場合、つま
り、総務課GPの場合、図12の画面においてユーザに
より閉じるキー808を押下されたか否かを判断し、押
下された場合はパーソナルボックスモードから抜ける。
押下されなかった場合は、ステップS107で、自装置
が有すパーソナルボックスのなかからユーザの所望のボ
ックスの指定が図12の画面を介してユーザによりなさ
れる。そして、例えば、図12の画面にてボタン803
がユーザにより押下され、田中のボックスが指定された
場合、ステップS108で、図13のように、パスワー
ド入力要求画面を表示して、その人に対するパスワード
(選択されたボックスに対応するパスワード)を問い合
わせる。そして、ステップS109では、ステップS1
08で入力されたパスワードと、ユーザが先に選択した
ボックスの為のメモリに保持しているパスワードとの照
合を行い、パスワードが一致していない場合は、ステッ
プS108を繰り返し、一致した場合はステップS11
0に移行する。
【0180】また、ステップS101にて他の機器キー
805がユーザにより押下され、上述のようにステップ
S102、S103、S104を経て、ステップS10
5に移行した場合、つまり「営業1課GP」の場合、図
16の画面を用いて、自装置(ここでは、「営業1課G
P」)にてデータ通信可能なステップS102にて選択
された他の画像形成装置他(ここでは、「総務課G
P」)が有するパーソナルボックスの中から所望のボッ
クス(例えば佐藤のボックス)を、ユーザが指定した場
合、ステップS108で、図13のように、パスワード
入力要求画面を表示して、その人に対するパスワード
(選択されたボックスに対応するパスワード)を問い合
わせる。ステップS109では、ステップS108で入
力されたパスワードと、ユーザが先に選択したボックス
の為のパスワード(このパスワードは、他の機器のパー
ソナルボックスのパスワードであり、このパスワード情
報は、上述のように、予め自装置のメモリに、他の機器
情報として管理登録しておくような構成でも良いし、ス
テップS102にて選択された他の画像形成装置のパー
ソナルボックスの情報を、ステップS104にて自装置
の操作部500にて表示する為に、ステップS102に
て選択された他の画像形成装置装置から、ネットワーク
経由で取得するパーソナルボックスに関するデータのう
ちの1つとして、その装置が有する各パーソナルボック
ス毎のパスワード情報も入れておき、これもあわせて上
記他の装置からネットワーク経由で取得するような構成
でも良い。)との照合を行い、パスワードが一致してい
ない場合は、ステップS108を繰り返し、一致した場
合はステップS110に移行する。
【0181】ステップS110では、図13に示す画面
において入力されたパスワードが適正であることに応じ
て、そのボックス内にどのようなファイル(ドキュメン
ト)が格納されているか、そのボックスの中身に関する
情報を、例えば図14に示す例のように、リスト形式で
操作部500に表示して、ユーザにより所望のドキュメ
ントを選択させる。例えば、図12の田中のボックスを
選択した場合は、図14の画面が表示され、所望のドキ
ュメントを選択する(ユーザのタッチ操作により反転表
示されたものが、選択されたドキュメント)。又、図1
6の画面を用いて、他の画像形成装置のパーソナルボッ
クスのなかから所望のボックス(例えば、「佐藤のボッ
クス」)が選択され、そのボックスに対応する適正なパ
スワードが図13の画面を介して入力された場合も同様
に、その、他の画像形成装置のパーソナルボックスのう
ちのユーザが選択した所望のボックスの中に、どのよう
なファイル(ドキュメント)が格納されているか、その
ボックスの中身に関する情報を、ステップS104の処
理を行う際に、該他の画像形成装置からネットワーク経
由で獲得した、該他の画像形成装置のパーソナルボック
スに関するデータに基づいて、図14に示す表示例のよ
うに、リスト形式で操作部500に表示して、ユーザに
より所望のドキュメントを選択させる。即ち、図12の
画面を介してボックスを選択しても、図16の画面を介
してボックスを選択しても、図14に示す画面のような
表示内容を、操作部500に表示する。
【0182】次いで、ステップS116では、図14の
詳細情報キー816をユーザにより押下されたか否かを
チェックする。詳細情報キー816が押下されていない
と判断した場合は、ステップS111にジャンプする。
詳細情報キー816が押下されたと判断した場合は、ス
テップS117に移行し、ステップS110の段階で選
択されたドキュメント(図14の反転表示状態のドキュ
メント)に対してホストコンピュータで予め設定された
動作モードの確認及び変更を可能にする図18の設定変
更画面を、操作部500に表示する。ユーザはこの図1
8の画面にて、ホストコンピュータであらかじめ設定し
たプリントモードである「等倍(100%)、A4用
紙、片面モード、ソート、3部」という各モードに対
し、各設定項目毎の変更が出来る(動作モードの追加設
定も可能である)。図18で説明したように、該ステッ
プS117でユーザにより動作モードの変更がなされ、
図18の確定キー860が押下された場合、ステップS
118に移行し、操作部500の操作パネルの表示画面
を図14の画面に戻すと共に、ステップS110にて選
択されたドキュメントに対する設定内容(動作モード)
を、ステップS117にてユーザにより設定変更(又は
追加設定)なされた設定内容(動作モード)に変更(又
は更新)する。このとき、営業1課GPから総務課GP
のパーソナルボックスを覗いている場合、ステップS1
04の処理を行う際に、総務課GPからネットワーク経
由で獲得した、総務課GPのパーソナルボックスに関す
るデータに含まれる、営業1課のメモリに引き取った総
務課GPのパーソナルボックスの動作モード情報のうち
の、ステップS110の段階で選択されたドキュメント
の動作モードに対し、営業1課の操作部の図18の画面
を介してなされたユーザ操作に基づいた変更を加える
(営業1課のメモリに記憶した該動作モードデータの内
容を書き換える)。そして、ステップS111に移行す
る。
【0183】ステップS111の判断で、ユーザにより
図14の画面のプリントキー817が押下されたと判断
した場合は、S113でパーソナルボックスのハードデ
ィスク275に格納されている、ステップS110にて
ユーザにより選択されたドキュメント、例えば、B会議
資料の画像データを読み出し、制御部252,平滑化部
253,γ補正部254を経由してプリンタ部2でプリ
ントアウトする。このとき、S118でプリント設定内
容を変更たとえば、片面モードから両面モードへ変更し
ていれば、その内容に従ってプリントする。
【0184】ステップS115では、閉じるキー821
が押されたかを判断し、押していないならステップS1
10のドキュメント選択からの処理を繰り返す。押した
場合はS106にジャンプし、図12のボックス選択の
画面に移行する。
【0185】上記ステップS113において、営業1課
GPの操作部500から総務課GPのパーソナルボック
スを覗いて営業1課のGPにプリントする場合は、総務
課GPのパーソナルボックスの画像データ(ドキュメン
ト)が格納されているハードディスク257よりステッ
プS110にて選択された画像データを読み出し、営業
1課GPの画像形成装置に転送すべく、制御部252,
インターフェイス部213,インターフェイス部32
2,データ処理部321,インターフェイス部320,
ネットワークインターフェイス部7を経由し、ネットワ
ークを通じて営業1課GPのネットワークインターフェ
イス部7,インターフェイス部320,データ処理部3
21,インターフェイス部322,インターフェイス部
213,画像処理部211,プリンタ部2という経路
で、営業1課GPの画像形成装置は、総務課GPの画像
形成装置から所望の該画像データを受け取り、自装置の
ハードディスク257に、それに対応する動作モードデ
ータと対応して、一旦格納し、上記ステップS118で
変更された図18の画面を介して指示された変更内容に
従って、営業1課GPのプリンタでプリントする。
【0186】そして、上記営業1課GPにおいて、プリ
ントアウトが正常に終了した場合、営業1課GPのCP
U214がそれを判断し、画像処理部211,インター
フェイス部213,インターフェイス322,CPU3
23,インターフェイス部320,ネットワークインタ
ーフェイス部7を通じて、総務課GPのネットワークイ
ンターフェイス部7に通信し、その旨を、画像データ引
出し元の総務課GPに通知すると共に、インターフェイ
ス部320,CPU323,インターフェイス部32
2,インターフェイス部213,画像処理部211,制
御部252経由で、プリントアウトが完了した原稿画像
データを、上記営業1課GPのメモリから消去するよう
に画像記憶部255に指令し、SCSIコントローラ2
56を経由で、上記営業1課GPの画像形成装置が有す
るハードディスク257内の、ステップS113にてプ
リント済みの原稿画像データ(総務課GPからの画像デ
ータ)及びそれに対応する動作モードデータを当該メモ
リ257から消去する。(これにより、ある画像形成装
置が有するパーソナルボックスに格納されている画像デ
ータを、ネットワーク経由で、引き出して、別の画像形
成装置にてプリントした場合における、該別の画像形成
装置における、上記データの漏洩を防止し、セキュリテ
ィを向上させる)。
【0187】尚、上述した実施形態(実施例1乃至2)
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(特
に、図17や図19に示すフローチャートの処理や、図
12〜図16、図18等の画面を表示する為の表示制御
に関する処理等を実行する為のプログラムコード等)を
記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCP
UやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコード
を読出し実行することによっても、達成されることは言
うまでもない。
【0188】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0189】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0190】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0191】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0192】なお、実施形態では印刷機構部分にレーザ
ビームによる電子写真方式を採用した例を説明したが、
これに限らず如何なる印刷方式(例えばLEDプリン
タ、熱転写プリンタ、インクジェットプリンタ等)を採
用しても良いのは勿論である。
【0193】
【発明の効果】以上説明したように、本形態では、ユー
ザが外部から例えばデジタル複写機のパーソナルボック
スに対してPDLプリントジョブを投入し、デジタル複
写機の操作部でそのパーソナルボックスに格納されたP
DL展開原稿画像をプリントしようとしたとき、他人が
そのデジタル複写機を使用中であっても、そのデジタル
複写機と通信可能な他のデジタル複写機の操作部から使
用中のデジタル複写機のパーソナルボックス内の原稿画
像データを引き出し、プリントすることができる。ま
た、プリントしようとしたデジタル複写機がトナー切
れ、用紙切れ、プリンタ故障であっても、同様に、その
デジタル複写機と通信可能な他のデジタル複写機の操作
部からプリンタ異常状態のデジタル複写機のパーソナル
ボックス内の原稿画像データを引き出してプリントする
ことができる。
【0194】このため、他人がデジタル複写機を使い終
わるかあるいはデジタル複写機の異常状態が直るまで待
つということがなくなり、プロダクティビティが向上す
るという効果がある。
【0195】また、ユーザがパーソナルボックスに投入
したPDLジョブが両面モードであり、他のデジタル複
写機からパーソナルボックス内の原稿画像データを引き
出してプリントする場合、他のデジタル複写機に両面ユ
ニットがない場合あるいは故障していた場合、自動的に
片面コピーモードに変更できるので、プリントする機器
の状態に応じて煩雑な操作をする必要がないという利便
性を得ることができる。
【0196】さらに、他のデジタル複写機から原稿画像
データを引き出してプリントアウトした後、他のデジタ
ル複写機の対応するパーソナルボックスの原稿画像デー
タを自動的に消去するので、同様に、他人がデジタル複
写機を使い終わるまで待つということがなくなり、プロ
ダクティビティが向上するとともに、利便性も向上する
という効果がある。
【0197】またユーザがパーソナルボックスに投入し
たPDLジョブが片面モードであり、デジタル複写機が
両面ユニットがなかったとしても、他のデジタル複写機
からパーソナルボックス内の原稿画像データを引き出し
てプリントする場合、他のデジタル複写機に両面ユニッ
トがある場合に、ユーザが操作部から両面コピーモード
に変更できるので、プリントする機器が有する機能を十
分に使用することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例による画像形成装置の構成を
示すブロック図
【図2】 実施例の画像形成装置の内部構成を示す断面
【図3】 リーダ部の構成を示すブロック図
【図4】 コア部の構成を示すブロック図
【図5】 画像処理部の構成を示すブロック図
【図6】 操作部の液晶表示パネルの基本画面を示す説
明図
【図7】 操作部の他の画像形成装置を選択するときの
画面を示す図
【図8】 操作部の接続先一覧表示画面を示す図
【図9】 パーソナルボックスを示す説明図
【図10】 パーソナルボックスを指定するウインドウ
の様子を示す説明図
【図11】 パーソナルボックスウインドウの様子を示
す説明図
【図12】 パーソナルボックスのメイン画面を示す説
明図
【図13】 操作部のパスワード入力画面を示す説明図
【図14】 ジョブの表示画面を示す説明図
【図15】 他の機器の原稿画像データをプリントする
ための設定画面を示す説明図
【図16】 他の機器のパーソナルボックスを覗いたと
きの表示画面を示す説明図
【図17】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図18】 実施例2の操作部の画面を示す説明図
【図19】 実施例2の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 リーダ部(データ取得手段) 2 プリンタ部(プリント手段) 4 ファクシミリ部 5 ファイル部 7 ネットワークインターフェイス部(ネットワーク通
信手段) 8 LIPSフォーマッタ部(展開手段) 9 PSフォーマッタ部(展開手段) 11 パーソナルコンピュータまたはワークステーショ
ン 13 デジタル複写機 100 装置本体 211 画像処理部 216 メモリ 255 画像記憶部 256 SCSIコントローラ 257 ハードディスク 321 データ処理部 323 CPU(制御手段,モード変更手段) 324 メモリ(記憶手段) 500 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/12 G06F 3/12 D H04N 1/00 H04N 1/00 E Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 HJ08 HN05 HN21 HQ01 HQ17 HV13 HV14 HV48 2H027 EJ10 EJ15 FB19 ZA07 5B021 AA01 AA05 AA19 BB01 BB02 BB04 BB10 CC05 DD12 EE04 FF03 KK01 KK02 NN16 5C062 AA13 AA35 AB20 AB22 AB23 AB38 AB41 AB42 AC09 AC23 AF07 AF10

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント手段を備えた複数の画像形成装
    置を有し、各画像形成装置は、ネットワーク通信手段
    と、このネットワーク通信手段を介して受信した画像デ
    ータと動作モードデータを記憶する記憶手段とを備え、
    且つ任意の画像形成装置に、他の画像形成装置に記憶さ
    れている画像データと動作モードデータを前記ネットワ
    ーク通信手段を介して取得するデータ取得手段と、取得
    した動作モードデータに従って自動的にその動作モード
    に変更する動作モード変更手段とを備えたことを特徴と
    する画像形成システム。
  2. 【請求項2】 動作モード変更手段により動作モードを
    変更し、取得した画像データをプリントした後に、取得
    した画像データと動作モードデータを消去することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 プリント手段を備えた複数の画像形成装
    置を有し、各画像形成装置は、ネットワーク通信手段
    と、このネットワーク通信手段を介して受信した画像デ
    ータと動作モードデータを記憶する記憶手段とを備え、
    且つ任意の画像形成装置に、他の画像形成装置に記憶さ
    れている画像データと動作モードデータを前記ネットワ
    ーク通信手段を介して取得するデータ取得手段と、取得
    した動作モードデータに従って操作部の指示によりその
    動作モードに変更する動作モード変更手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成システム。
  4. 【請求項4】 動作モード変更手段により動作モードを
    変更し、取得した画像データをプリントした後に、取得
    した画像データと動作モードデータを消去することを特
    徴とする請求項3記載の画像形成システム。
  5. 【請求項5】 プリント対象の一連の画像データを保持
    可能な遠隔の画像形成装置と、データ通信媒体を介し
    て、データ通信可能な画像形成装置であって、 前記遠隔の画像形成装置に保持されている画像データに
    関する情報の取得要求を示す第1の指示データを、前記
    データ通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成装置に対
    して、送信する送信手段と、 前記遠隔の画像形成装置にてプリントする為の前記遠隔
    の画像形成装置に保持されている前記一連の画像データ
    に対して予め設定された動作モードデータを含む、前記
    遠隔の画像形成装置から前記第1の指示データに応答す
    べく出力される、前記遠隔の画像形成装置からのデータ
    を、前記データ通信媒体を介して、取得する取得手段
    と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記取得手段により取得した前記遠隔の
    画像形成装置からの動作モードデータを、表示部に表示
    させる表示制御手段を有することを特徴とする請求項5
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記取得手段は、前記遠隔の画像形成装
    置に保持している一連の画像データを、前記動作モード
    と対応して、前記遠隔の画像形成装置から、前記データ
    通信媒体を介して取得することを特徴とする請求項5記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記取得手段により取得した前記遠隔の
    画像形成装置からの一連の画像データを、前記一連の画
    像データと対応して前記遠隔の画像形成装置から取得し
    た前記動作モードデータに従い、プリントするプリント
    手段を有することを特徴とする請求項7記載の画像形成
    装置。
  9. 【請求項9】 前記プリント手段は、画像データを記憶
    する記憶手段を介して、前記遠隔の画像形成装置からの
    一連の画像データをプリントすることを特徴とする請求
    項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記プリント手段による前記遠隔の画
    像形成装置からの一連の画像データのプリントが終了し
    たことに応じて、前記記憶手段内のプリント済みの前記
    遠隔の画像形成装置からの一連の画像データに対する消
    去処理を実行させる消去制御手段を有することを特徴と
    する請求項9記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 コードを入力するコード入力手段と、 前記プリント手段による前記遠隔の画像形成装置からの
    前記一連の画像データのプリントの実行可否を、前記入
    力手段により入力されたコードに応じて決定するプリン
    ト制御手段と、を有することを特徴とする請求項8記載
    の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記取得手段により取得した前記遠隔
    の画像形成装置から取得した前記動作モードデータに従
    った処理を実行可能か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に応じて、前記取得手段に
    より取得した前記遠隔の画像形成装置から取得した前記
    動作モードデータを自動的に変更し、変更済みの動作モ
    ードに従ったプリント処理を実行させる変更制御手段
    と、を有することを特徴とする請求項8記載の画像形成
    装置。
  13. 【請求項13】 ユーザからの指示に応じて、前記取得
    手段により取得した前記遠隔の画像形成装置から取得し
    た前記動作モードデータを変更し、変更済みの動作モー
    ドに従ったプリント処理を実行させる変更制御手段を有
    することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記送信手段は、前記取得手段により
    取得した前記遠隔の画像形成装置からの前記動作モード
    データに対応する前記遠隔の画像形成装置に保持されて
    いる一連の画像データを消去するよう、消去処理要求を
    示す第2の指示データを、前記データ通信媒体を介し
    て、前記遠隔の画像形成装置に対して送信することを特
    徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記送信手段は、前記取得手段により
    取得した前記遠隔の画像形成装置からの前記動作モード
    データの変更要求を示す第3の指示データを、前記デー
    タ通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成装置に対して
    送信することを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置。
  16. 【請求項16】 前記遠隔の画像形成装置は、複数の記
    憶領域を有す記憶手段を有しており、プリント対象の画
    像データを、前記各領域毎に夫々区別して保持している
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記遠隔の画像形成装置が有する前記
    記憶手段の前記複数の記憶領域のなかから所望の記憶領
    域を選択する記憶領域選択手段を有し、 前記取得手段は、前記複数の記憶領域のうちの、前記記
    憶領域選択手段により選択された記憶領域内の一連の画
    像データを、前記遠隔の画像形成装置から、前記データ
    通信媒体を介して取得することを特徴とする請求項16
    記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 データ通信可能な遠隔の画像形成装置
    を検索する検索手段と、 前記検索手段による検索結果の候補のなかから所望の画
    像形成装置を選択する画像形成装置選択手段と、を有
    し、 前記送信手段は、前記画像形成装置選択手段により選択
    された遠隔の画像形成装置に、前記第1の指示データ
    を、前記データ通信媒体を介して送信し、 前記取得手段は、前記画像形成装置選択手段により選択
    された遠隔の画像形成装置からのデータを、前記データ
    通信媒体を介して取得することを特徴とする請求項5記
    載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記遠隔の画像形成装置は、ホストコ
    ンピュータからの一連の画像データを保持可能であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記遠隔の画像形成装置は、前記ホス
    トコンピュータからの一連の画像データを、前記ホスト
    コンピュータにて設定された動作モードデータと対応付
    けて保持することを特徴とする請求項19記載の画像形
    成装置。
  21. 【請求項21】 前記動作モードデータは、出力部数、
    出力サイズ、片面プリント或いは両面プリント等の複数
    の設定項目データを含んでいることを特徴とする請求項
    5記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 プリント手段を備えた複数の画像形成
    装置を有する画像形成システムの制御方法であって、 各画像形成装置は、ネットワーク通信手段と、このネッ
    トワーク通信手段を介して受信した画像データと動作モ
    ードデータを記憶する記憶手段とを備え、 前記任意の画像形成装置に、他の画像形成装置に記憶さ
    れている画像データと動作モードデータを前記ネットワ
    ーク通信手段を介して取得する取得ステップと、 取得した動作モードデータに従って自動的にその動作モ
    ードに変更する変更ステップと、を有することを特徴と
    する画像形成システムの制御方法。
  23. 【請求項23】 プリント手段を備えた複数の画像形成
    装置を有する画像形成システムに以下のステップを実行
    させる為のプログラムを記憶したコンピュータにより実
    行可能な記憶媒体であって、 各画像形成装置は、ネットワーク通信手段と、このネッ
    トワーク通信手段を介して受信した画像データと動作モ
    ードデータを記憶する記憶手段とを備え、 任意の画像形成装置に、他の画像形成装置に記憶されて
    いる画像データと動作モードデータを前記ネットワーク
    通信手段を介して取得する取得ステップと、 取得した動作モードデータに従って自動的にその動作モ
    ードに変更する変更ステップと、を実行させる為のプロ
    グラムを記憶したことを特徴とするコンピュータにより
    実行可能な記憶媒体。
  24. 【請求項24】 プリント対象の一連の画像データを保
    持可能な遠隔の画像形成装置に保持されている画像デー
    タに関する情報の取得要求を示す第1の指示データを、
    データ通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成装置に対
    して、送信する送信ステップと、 前記遠隔の画像形成装置にてプリントする為の前記遠隔
    の画像形成装置に保持されている前記一連の画像データ
    に対して予め設定された動作モードデータを含む、前記
    遠隔の画像形成装置から前記第1の指示データに応答す
    べく出力される、前記遠隔の画像形成装置からのデータ
    を、前記データ通信媒体を介して、取得する取得ステッ
    プと、を有することを特徴とするデータ処理方法。
  25. 【請求項25】 プリント対象の一連の画像データを保
    持可能な遠隔の画像形成装置に保持されている画像デー
    タに関する情報の取得要求を示す第1の指示データを、
    データ通信媒体を介して、前記遠隔の画像形成装置に対
    して、送信する送信ステップと、 前記遠隔の画像形成装置にてプリントする為の前記遠隔
    の画像形成装置に保持されている前記一連の画像データ
    に対して予め設定された動作モードデータを含む、前記
    遠隔の画像形成装置から前記第1の指示データに応答す
    べく出力される、前記遠隔の画像形成装置からのデータ
    を、前記データ通信媒体を介して、取得する取得ステッ
    プと、 を実行させる為のプログラムを記憶したことを特徴とす
    るコンピュータにより実行可能な記憶媒体。
JP2000313555A 1999-12-03 2000-10-13 画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置並びに記憶媒体 Expired - Fee Related JP4551549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000313555A JP4551549B2 (ja) 1999-12-03 2000-10-13 画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置並びに記憶媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34432799 1999-12-03
JP11-344327 1999-12-03
JP2000313555A JP4551549B2 (ja) 1999-12-03 2000-10-13 画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置並びに記憶媒体

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009252112A Division JP4909398B2 (ja) 1999-12-03 2009-11-02 印刷システム、印刷システムの制御方法、及び印刷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001222190A true JP2001222190A (ja) 2001-08-17
JP4551549B2 JP4551549B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=26577744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000313555A Expired - Fee Related JP4551549B2 (ja) 1999-12-03 2000-10-13 画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置並びに記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4551549B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004086765A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Canon Inc 画像処理システム及びその認証方法
WO2004077814A1 (ja) * 2003-02-25 2004-09-10 Sharp Kabushiki Kaisha 画像処理装置
CN112519431A (zh) * 2020-11-05 2021-03-19 宁波云设雕刻技术有限公司 一种基于工业数采的报工及条码打印系统及其操作方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150745A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Canon Inc 画像処理装置および方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150745A (ja) * 1999-11-30 2001-06-05 Canon Inc 画像処理装置および方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004086765A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Canon Inc 画像処理システム及びその認証方法
US7694137B2 (en) 2002-08-28 2010-04-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing system and authentication method of the same
WO2004077814A1 (ja) * 2003-02-25 2004-09-10 Sharp Kabushiki Kaisha 画像処理装置
CN112519431A (zh) * 2020-11-05 2021-03-19 宁波云设雕刻技术有限公司 一种基于工业数采的报工及条码打印系统及其操作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4551549B2 (ja) 2010-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5253553B2 (ja) 印刷システム、印刷システムの制御方法及び印刷装置
JP3862459B2 (ja) 周辺機器制御システム、情報処理装置及び方法
JPH11321040A (ja) 画像形成装置、使用環境制御方法及び記憶媒体
JP2005204031A (ja) 画像形成システム
JPH11242544A (ja) 多機能ユーザインターフェースのための入出力モデル
JP4551549B2 (ja) 画像形成システム及びその制御方法、画像形成装置並びに記憶媒体
JP2007067534A (ja) 携帯情報端末
JP2001352419A (ja) 画像形成システム
JP4796272B2 (ja) 画像形成装置
JP4164138B2 (ja) 画像記憶装置
JPH11225255A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法、記録媒体
JP2004012599A (ja) 画像処理システム
JP4078186B2 (ja) データ処理装置、データ処理方法、プログラム、記憶媒体
JP3814513B2 (ja) デジタル複合機
JP2007249546A (ja) データ処理装置、データ処理方法、プログラム、記憶媒体
JP3870055B2 (ja) 画像処理システムおよび画像形成装置、並びに、それらの制御方法
JP2003094777A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、ユーザ認証方法、及び記憶媒体
JPH11187226A (ja) 画像形成装置及びその方法
JP3495867B2 (ja) 画像形成装置及び情報出力装置及びそれらの方法
JP3459780B2 (ja) 画像形成装置
JP2003345548A (ja) 画像形成システム
JPH11125996A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2003125141A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及び画像処理システム
US6999189B2 (en) Work station having a reduction/enlargement fine tuning feature
JP2000174947A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4551549

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees