JPH11341201A - 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、記憶媒体

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JPH11341201A
JPH11341201A JP10149642A JP14964298A JPH11341201A JP H11341201 A JPH11341201 A JP H11341201A JP 10149642 A JP10149642 A JP 10149642A JP 14964298 A JP14964298 A JP 14964298A JP H11341201 A JPH11341201 A JP H11341201A
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JP
Japan
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job
image
image forming
image data
forming apparatus
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Withdrawn
Application number
JP10149642A
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English (en)
Inventor
Tomofumi Nakayama
智文 中山
Hajime Kaji
一 鍜治
Yukio Yokoyama
幸生 横山
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指示した画像形成のジョブの状態を明確に知
ることができ、またそのジョブを速やかに実行できる、
画像形成装置,画像形成システム,画像形成方法,記憶
媒体を提供する。 【解決手段】 画像形成を要する画像データを全て、一
旦ハードディスクに記憶し、その後ハードディスクから
画像データを順次読み出して画像形成するモードを有す
る画像形成装置において、ジョブ1のプリント中にジョ
ブ2を指示し(S4,S5)、ハードディスクがフル状
態になったとき(S7)、ジョブ1の実行を中断して
“ジョブ2が待ち状態である”旨のメッセージを出力し
(S8)、ジョブ2の実行を再開し、ジョブ1の最終部
の1プリント終了毎に、終了にかかるハードディスクの
領域にジョブ2の画像データを書き込む(S10,S1
1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置,画
像形成システム,画像形成方法,記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、コピーを行う全ての原稿の画像を
読み取って、それらの画像データをハードディスクなど
のメモリに一旦記憶し、そのメモリから任意の原稿の画
像データを繰り返し読み出してプリントアウトする電子
ソート機能を備えたデジタル複写機が知られている。こ
れにより、複数のビンを持つソータ装置を持たなくて
も、コピー紙をソートした状態で排紙することが可能で
ある。
【0003】また、一旦メモリに記憶した画像データを
繰り返し読み出してプリントアウトしている間、並行し
て、他のジョブの原稿について、プリントアウトしてい
るメモリ部分以外の空き領域に読み込んで記憶し、先に
プリントアウトしている原稿についてのコピージョブが
終了したら、後から読み込みメモリに記憶した原稿につ
いてプリントアウトするといった手法がある。
【0004】この場合、後のジョブの原稿を読み込んで
記憶する時間が、先にプリントアウトしている間の時間
に行えるので、全体のコピージョブ時間の短縮が図れ
る。
【0005】また、同様に、外部のコンピュータから印
刷データを入力し、複写機でプリントアウトできる、コ
ンピュータのプリンタ機能を備えた複写機も知られてい
る。
【0006】例えば、自動原稿送り装置(DF)から原
稿を読み取り、一旦メモリに記憶した画像データを繰り
返し読み出してプリントアウトしている間、並行して、
外部のコンピュータから入力された印刷データを入力
し、その画像データを、プリントアウトしているメモリ
部分以外の空き領域に読み込んで記憶し、先にプリント
アウトしている原稿についてのコピージョブが終了した
ら、外部のコンピュータから入力された画像データをプ
リントアウトするといった手法がある。
【0007】この場合も、外部のコンピュータから入力
された画像を記憶する時間が、先にプリントアウトして
いる間の時間に行えるので、全体のジョブ時間の短縮が
図れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記憶で
きるハードディスクなどのメモリには限りがあり、例え
ばA4画像で100枚分記憶できる場合、先に開始して
いるジョブが、A4画像100枚分をハードディスクに
一旦記憶し、そこから画像データを読み出してプリント
アウトしているとき、後のジョブの画像の記憶は、ハー
ドディスクが一杯であるため、先行しているジョブの全
てのプリントが終了するまで待たなければならないとい
う不具合があり、更に、後のジョブを要求したユーザ
は、データをパソコンから転送した後長時間パソコンの
前に居ることは稀であり転送後別の場所に行った後、画
像出力を取りに行くことが多い。そのときに、自分のジ
ョブが出力されていない場合ユーザは混乱するといった
問題がある。
【0009】また、仮に先行するジョブがA4画像で8
0枚分をハードディスクに記憶しているとき、後の画像
がA4で20枚を超えるとき、同様に20枚を超える画
像については、先行しているジョブの全てのプリントが
終了するまで待たなければならない。このように、ユー
ザは混乱することが多々あることとなる。
【0010】本発明は、このような状況のもとでなされ
たもので、指示した画像形成のジョブの状態を明確に知
ることができ、またそのジョブを速やかに実行できる、
画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、記憶
媒体を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、画像形成装置をつぎの(1),(2)
のとおりに、画像形成システムをつぎの(3),(4)
のとおりに、画像形成方法をつぎの(5),(6)のと
おりに、そして記憶媒体をつぎの(7)のとおりに構成
する。
【0012】(1)画像形成を要する画像データを全
て、一旦記憶手段に記憶し、その後前記記憶手段から順
次画像データを読み出して画像形成するモードを有する
画像形成装置であって、前記記憶手段が画像データを格
納できないフル状態になったかどうかを判定する判定手
段と、画像形成のジョブの指示があった場合に、前記判
定手段がフル状態を判定するまでは、前記記憶手段にそ
のジョブの画像データを格納させ、フル状態を判定した
ときは、待ち状態となっている旨のメッセージを出力さ
せた後、先行するジョブの一部の画像形成終了毎に、前
記記憶手段におけるその終了にかかる領域に前記そのジ
ョブの画像データを格納させる制御手段とを備えた画像
形成装置。
【0013】(2)前記(1)項記載の画像形成装置に
おいて、前記モードは電子ソータモードである画像形成
装置。
【0014】(3)複数台の画像形成装置が回線を介し
て接続されている画像形成システムであって、前記複数
台の画像形成装置の少くとも1台は、画像形成を要する
画像データを全て、一旦記憶手段に記憶し、その後前記
記憶手段から順次画像データを読み出して画像形成する
モードを有する画像形成装置であり、この画像形成装置
は、前記記憶手段が画像データを格納できないフル状態
になったかどうか判定する判定手段と、画像形成のジョ
ブの指示があった場合に、前記判定手段がフル状態を判
定するまでは、前記記憶手段にそのジョブの画像データ
を記憶させ、フル状態を判定したときは、前記回線に接
続された他の画像形成装置で出力されている旨のメッセ
ージを出力させ、前記他の画像形成装置に前記そのジョ
ブの画像データを転送させる制御手段とを備えた画像形
成システム。
【0015】(4)前記(3)項記載の画像形成システ
ムにおいて、前記モードは電子ソータモードである画像
形成システム。
【0016】(5)画像形成を要する画像データを全
て、一旦記憶手段に記憶し、その後前記記憶手段から順
次画像データを読み出して画像形成するモードを有する
画像形成装置における画像形成方法であって、画像形成
のジョブの指定があった場合に、前記記憶手段にそのジ
ョブの画像データをフル状態まで格納する第1のステッ
プと、この第1のステップでフル状態になったとき、待
ち状態となっている旨のメッセージを出力する第2のス
テップと、この第2のステップ後に、先行するジョブの
一部の画像形成終了毎に、前記記憶手段におけるその終
了にかかる領域に前記そのジョブの画像データを格納す
る第3のステップとを備えた画像形成方法。
【0017】(6)複数台の画像形成装置が回線を介し
て接続されている画像形成システムにおける画像形成方
法であって、前記複数台の画像形成装置の少くとも1台
は、画像形成を要する画像データを全て、一旦記憶手段
に記憶し、その後前記記憶手段から順次画像データを読
み出して画像形成するモードを有する画像形成装置であ
り、この画像形成装置は、画像形成のジョブの指定があ
った場合に、前記記憶手段にそのジョブの画像データを
フル状態まで格納する第1のステップと、この第1のス
テップでフル状態になったとき、前記回線に接続されて
いる他の画像形成装置で出力されている旨のメッセージ
を出力する第2のステップと、前記他の画像形成装置に
前記そのジョブの画像データを転送する第3のステップ
とを備えた画像形成方法。
【0018】(7)前記(5)項または(6)項記載の
画像形成方法を実現するためのプログラムを格納した記
憶媒体。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を複写装
置,印刷システムの実施例により詳しく説明する。なお
本発明は、装置,システムに限らず、画像形成方法、こ
の画像形成方法を実現するためのプログラムを格納し
た、CD−ROM等の記憶媒体の形で同様に実施するこ
とができる。
【0020】
【実施例】(実施例1)図1は、実施例1である“複写
装置”の構成を示す断面図で、100は複写装置本体、
180は循環式自動原稿送り装置(RDF)である。
【0021】図1において、101は原稿載置台として
のプラテンガラスであり、102はスキャナで、原稿照
明ランプ103、走査ミラー104等で構成される。不
図示のモータによりスキャナ102が所定方向に往復走
査されて原稿の反射光を走査ミラー104〜106を介
してレンズ108を透過してCCDセンサ109に結像
する。
【0022】120はレーザ,ポリゴンスキャナ等で構
成された露光制御部で、イメージセンサ部109で電気
信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画
像信号にもとづいて変調されたレーザ光129を感光体
ドラム110に照射する。
【0023】感光体ドラム110の回りには、1次帯電
器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニ
ング装置116、前露光ランプ114が装備されてい
る。画像形成部126において、感光体ドラム110
は、不図示のモータにより図に示す矢印の方向に回転し
ており、1次帯電器112により所望の電位に帯電され
た後、露光制御部120からのレーザ光129が照射さ
れ、静電潜像が形成される。感光体ドラム110上に形
成された静電潜像は、現像器121により現像されて、
トナー像として可視化される。一方、上段カセット13
1あるいは下段カセット132からピックアップローラ
133,134により給紙された転写紙は、給紙ローラ
135,136により本体100に送られ、レジストロ
ーラ137により転写ベルトに給送され、可視化された
トナー像が転写帯電器118により転写紙に転写され
る。転写後の感光体ドラム110は、クリーニング装置
116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ11
4により残留電荷が消去される。
【0024】転写後の転写紙は、転写ベルト130から
分離され、定着前帯電器139,140によりトナー画
像が再帯電され、定着器141に送られ加圧,加熱によ
り定着され、排出ローラ142により本体100の外に
排出される。
【0025】119はレジストローラ137から送られ
た転写紙を転写ベルト130に吸着させる吸着帯電器で
あり、170は転写ベルト130の回転に用いられると
同時に、吸着帯電器119と対になって、転写ベルト1
30に転写紙を吸着帯電させる転写ベルトローラであ
る。
【0026】本体100には、例えば4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ
150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が
常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。ま
た、100枚の転写紙を収納し得る、マルチ手差し15
3が装備されている。
【0027】更に、図1において、154は排紙フラッ
パであり、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路
を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写
紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし
多重記録側に切り替えられる。また、158は下搬送パ
スであり、排紙ローラ142から送り出された転写紙を
反転パス155を介し、転写紙を裏返して再給紙トレイ
156に導く。また、157は両面記録と多重記録の経
路を切り替える多重フラッパであり、これを左方向に倒
すことにより、転写紙を反転パス155に介さず、直接
下搬送パス158に導く。159は経路160を通じて
転写紙を感光体ドラム110側に給紙する給紙ローラで
ある。161は排紙フラッパ154の近傍に配置され
て、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えら
れた転写紙を機外に排出する排出ローラである。両面記
録(両面複写)や多重記録(多重複写)時には、排紙フ
ラッパ154を上方に上げて、複写済みの転写紙を搬送
パス155,158を介して裏返した状態で再給紙トレ
イ156に格納する。このとき、両面記録時には、多重
フラッパ157を右方向へ倒し、また多重記録時には、
再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、下から
1枚ずつ給紙ローラ159により経路160を介して本
体のレジストローラ137に導かれる。
【0028】本体から転写紙を反転して排出するときに
は、排紙フラッパ154を上方へ上げ、フラッパ157
を右方向へ倒し、複写済みの転写紙を搬送パス155側
へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通
過した後に、反転ローラ163によって第2の送りロー
ラ側へ搬送し、排出ローラ161によって、転写紙を裏
返して機外へ排出される。
【0029】図2は、本実施例の構成を示すブロック図
である。
【0030】図2において、画像読取り部201は、C
CDセンサ109、アナログ信号処理部202等により
構成され、レンズ108を介しCCDセンサ109に結
像された原稿画像は、CCDセンサ109により、アナ
ログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、ア
ナログ信号処理部202に入力され、サンプル&ホール
ド,ダークレベルの補正等が行われた後に、アナログ・
デジタル変換(A/D変換)される。デジタル化された
信号は、シェーディング補正(原稿を読み取るセンサの
感度のばらつき、および原稿照明用ランプの配光特性の
補正),変倍処理後、電子ソータ部203に入力され
る。
【0031】外部I/F処理部209は、外部のコンピ
ュータから入力された画像情報を展開し、画像データと
して電子ソータ部203へ出力する。
【0032】電子ソータ部203では、γ補正等の出力
系で、必要な補正処理や、スムージング処理,エッジ強
調,その他の処理,加工等が行われ、プリンタ部204
に出力される。
【0033】プリンタ部204は、図1の断面構成図に
より説明した、レーザ等からなる露光制御部120,画
像形成部126,転写紙の搬送制御部等により構成さ
れ、入力された画像信号により転写紙上に画像を記録す
る。
【0034】また、CPU回路205は、CPU20
6,ROM207,RAM208等により構成され、画
像読取り部201,電子ソータ部203,プリンタ部2
04等を制御し、本実施例装置のシーケンスを統括的に
制御する。
【0035】図3は電子ソータ部203の詳細構成を示
すブロック図である。
【0036】画像読取り部201から送られた画像は、
ブラックの輝度のデータとして入力され、log変換部
301に送られる。log変換部301では、入力され
た輝度データを濃度データに変換するためのLUT(ル
ック・アップ・テーブル)が格納されており、入力され
たデータに対応するテーブル値を出力することによっ
て、輝度データを濃度データに変換する。
【0037】その後、濃度データは2値化部302へ送
られる。2値化部302では多値の濃度データが2値化
され、濃度値が「0」あるいは「255」となる。この
ようにして8bitの画像データは、「0」または
「1」の1bitの画像データに変換され、メモリに格
納する画像データ量は小さくなる。
【0038】しかし、画像を2値化すると、画像の階調
数は256階調から2階調になるため、写真画像のよう
な中間調の多い画像データは2値化すると一般に画像の
劣化が著しい。そこで、2値データによる擬似的な中間
調表現をする必要がある。ここでは、2値のデータで擬
似的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用い
る。この方法は、ある画像の濃度があるしきい値より大
きい場合は「255」の濃度データであるとし、あるし
きい値以下である場合は「0」の濃度データであるとし
て2値化した後、実際の濃度データと2値化されたデー
タの差分を誤差信号として、回りの画素に配分する方法
である。誤差の配分は、予め用意されているマトリクス
上の重み係数を2値化によって生じる誤差に対して掛け
合わせ、回りの画素に加算することによって行う。これ
によって、画像全体での濃度平均値が保存され、中間調
を擬似的に2値で表現することができる。
【0039】2値化された画像データは、制御部303
に送られる。また、外部I/F処理部209から入力さ
れる、コンピュータからの画像データは、外部I/F処
理部209で2値画像データとして処理されているた
め、そのまま制御部303に送られる。
【0040】制御部303では、本体からの指令によ
り、コピーを行う原稿の画像を画像記憶部304に一旦
全てを格納したり、画像記憶部304から画像データを
順次読み出して出力する。
【0041】画像記憶部304は、SCSIコントロー
ラとハードディスク(メモリ)を有し、SCSIコント
ローラからの指令に従い、ハードディスクに画像データ
を書き込む。ハードディスクに格納された複数の画像デ
ータは、複写装置の操作部で指定された編集モードに応
じた順序で出力される。例えば、電子ソートの場合、D
Fから原稿束の最終ページから最初のページに向かって
順に読み込み、一旦ハードディスクに格納する。そし
て、最終ページから最初のページに向かって順番にハー
ドディスクから一旦格納された原稿の画像データを読み
出し、これを複数回繰り返して出力する。これにより、
ビンが複数あるソータと同等の役割を果たすことができ
る。
【0042】画像記憶部304から呼び出された画像デ
ータは平滑化部305に送られる。平滑化部305で
は、まず1bitのデータを8bitのデータに変換
し、画像データの信号を「0」〜「255」の状態にす
る。
【0043】変換された画像データは、予め決められた
マトリクス上の係数と、近傍画素の濃度値をそれぞれ乗
算したものの総和で得られる、重みづけされた平均値に
置き換えられる。これによって2値のデータは近傍の画
素における濃度値に応じて多値のデータに変換され、読
み取られた画像により近い画質が再現できる。平滑化さ
れた画像データは、γ補正部306に入力される。γ補
正部306では濃度データを出力する際に、プリンタの
特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作部で設定
された濃度値に応じた出力の調整を行う。
【0044】つぎに図4を用いて、複写機の制御フロー
を説明する。
【0045】なお、電子ソータのためのハードディスク
の記憶容量は、A4原稿で100枚と仮定する。
【0046】ステップ1では、例えば、A4で80枚の
原稿をDF180にセットし、2部ソートコピーするよ
う、複写機の操作部からセットした後、コピースタート
キーを押してコピージョブ1を開始する。
【0047】ステップ2では、DF180から原稿を1
枚ずつプラテンガラス上に引き込み、スキャンしてその
画像データを電子ソータのハードディスクに記憶してい
く。ステップ3では、全ての原稿80枚をDF180か
ら読み込んで記憶したかを判定し、全て読み込むまで、
ステップ2を続ける。記憶し終えたら、ステップ4に進
む。
【0048】このとき、ハードディスクの残り容量はA
4原稿で20枚分となる。
【0049】ステップ4では、HDに記憶された原稿8
0枚の最終ページから順次読み込み、最初のページに向
かって順次プリントし、これを2回繰り返すことによ
り、ソートプリントを行う。
【0050】ステップ5では、DF180にジョブ1と
は別の原稿束、例えば25枚のA4原稿をDF180に
セットし、例えば、3部ソートしてコピーするよう、複
写機の操作部からセットした後、コピースタートキーを
押して、コピージョブ2をコピージョブ1と並行する形
で開始させたかを判定し、開始させたなら、ステップ7
に進む。
【0051】ステップ5で、ジョブ2のスタートがない
場合、ステップ6でジョブ1のプリントが終了したかを
判定し、終了したらこの制御フローから抜ける。終了し
ない場合は、ジョブ1のプリントが終了するまで、ステ
ップ4に戻る。
【0052】ステップ7では、ジョブ2の原稿の読込み
と記憶により、ハードディスクがフル状態になったかを
判定する。ハードディスクがフル状態になったとき、ス
テップ8でハードディスク内に予めセットされているメ
ッセージを出力するため、ジョブ1を一時中断しメッセ
ージを出力(プリントアウト)し、ジョブ1を再開させ
る。ステップ9で、ジョブ1が最終部をプリントしてい
るかを判定する。最終部をプリントしているなら、ステ
ップ11で、ジョブ1(先行するジョブ)の最終部の画
像をプリントし終えるごとに、ハードディスクのプリン
トし終えた画像の画像領域を空き領域として解放する。
最終部をプリントしていないなら、最終部となるまで待
つ。
【0053】ステップ7で、ハードディスクがフル状態
でないときは、ステップ11に進む。
【0054】ステップ11で、DF180にセットされ
ているジョブ2の原稿25枚について1枚ずつプラテン
ガラス101上に引き込み、スキャンして、その画像デ
ータを電子ソータのハードディスクに記憶していく。
【0055】この例の場合、ジョブ2の原稿を20枚読
み込んで記憶した時点で、ハードディスクがフル状態と
なってしまい、残り原稿5枚について、ステップ8,
9,10を通ることになる。
【0056】ステップ12では、ジョブ2に原稿25枚
について全て読み込んで記憶したかを判定し、記憶し終
えるまで、ステップ7に戻る。記憶し終わったら、ステ
ップ13で、ジョブ1のプリントが全て終了するまで待
ち、ステップ14でジョブ2についてプリント処理を行
い、本制御フローを終了する。
【0057】図5にステップ8で出力するメッセージを
示す。
【0058】なお本実施例では、ジョブ1,ジョブ2の
画像データを画像読取り部201(DF)から取り込ん
でいるが、これに限らず、1部または全部のジョブを外
部I/F処理部209から取り込む形で同様に実施する
ことができる。
【0059】以上説明したように、本実施例によれば、
第1のコピージョブでハードディスクに記憶された画像
データを読み出してプリントしている場合に、ハードデ
ィスクの空き容量が少なく、第2のコピージョブでディ
スク容量が一杯になったときは、第2のジョブを要求し
たユーザに対し、現在第2のジョブは待ち状態であるこ
とを示すメッセージを、ユーザが指定した複写装置,プ
リンタでプリントアウトしユーザに知らせることが可能
になる。これにより、直接複写装置,プリンタに出力画
像を取りに行ったユーザにどうして出力されていないか
を明確に知らせることができる。また、第1のジョブの
1プリント終了毎にその終了領域に第2のジョブの画像
データを記憶させるので、第2のジョブを速やかに実行
することができる。
【0060】(実施例2)図7は実施例2である“印刷
システム”の構成を示す図である。図7において、70
1,702は、コンピュータであり、ネットワーク回線
707によって接続されている。703は複写装置、7
04はプリンタ、705,706は2次記憶装置である
(ハードディスク,光磁気ディスク,テープでも構わな
い)。図7に示すように、全ての機器はネットワーク回
線707によって接続されている。なお複写装置703
のハードウエア構成は実施例1と同様であり説明を省略
する。
【0061】本実施例における複写装置703の制御フ
ローを図6に示す。一部に図4で説明したものと同じ部
位があるため、同じ部位の説明は省略する。ジョブ2
が、外部のコンピュータ701からの画像で、同様に2
5枚の画像データを3部ソートコピーするよう、コンピ
ュータ701から複写装置703に指令したとすると、
図6のステップ60で、「外部コンピュータから画像デ
ータの出力の指令があったか」を判定することになる。
あった場合ステップ7でメモリーフルの判定を行い、フ
ル状態でなければ、ステップ11に進み、“外部コンピ
ュータから画像データを入力し、HDに記憶する”。他
方フル状態であった場合、ステップ61に進み、ネット
ワーク回線707に接続されている他のプリンタデバイ
スで空いているものを探す。本実施例では、プリンタ7
04を選んだものとする。ステップ62では、予め電子
ソータ内にあるメッセージを出力する。図8にこのメッ
セージの内容を示す。ステップ63ではジョブ2のデー
タをプリンタ704に転送を行う。ステップ64ではジ
ョブ2のデータ受け取りが終了かを判定し終了していな
ければ終了するまでステップ63とループする。終了す
るとステップ65に進みジョブ1のプリントアウト終了
を待ち、本制御フローを終了することとなる。なお、本
実施例では、ジョブ1の画像データを画像読取り部(D
F)から取り込み、ジョブ2の画像データを外部コンピ
ュータから外部I/F処理部を介して取り込むことを想
定しているが、これに限らず、全てのジョブを画像読取
り部から取り込む、あるいは全てのジョブを外部I/F
処理部を介して取り込む形で同様に実施することができ
る。
【0062】以上説明したように、本実施例によれば、
第1のコピージョブでハードディスクに記憶された画像
データを読み出してプリントしている場合に、ハードデ
ィスクの空き容量が少なく、第2のジョブでディスク容
量が一杯になったときは、第2のジョブを要求したユー
ザに対し、出力先の複写装置,プリンタを変更し出力し
たというメッセージが、ユーザの指定した複写装置,プ
リンタから出力されているため、ユーザを混乱させるこ
となく、かつ出力先の複写装置,プリンタを変更するこ
とによりジョブ2を速やかに出力することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指示した画像形成のジョブの状態を明確に知ることがで
き、またそのジョブを速やかに実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の全体構成を示す断面図
【図2】 実施例1の構成を示すブロック図
【図3】 電子リーダ部の詳細構成を示すブロック図
【図4】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図5】 メッセージ例を示す図
【図6】 実施例2の動作を示すフローチャート
【図7】 実施例2の全体構成を示す図
【図8】 メッセージ例を示す図
【符号の説明】
201 画像読取り部 203 電子ソータ部 204 プリンタ部 205 CPU回路 209 外部I/F処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 21/00 396 G03G 21/00 396 G06F 3/12 G06F 3/12 M H04N 1/21 H04N 1/21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成を要する画像データを全て、一
    旦記憶手段に記憶し、その後前記記憶手段から順次画像
    データを読み出して画像形成するモードを有する画像形
    成装置であって、前記記憶手段が画像データを格納でき
    ないフル状態になったかどうかを判定する判定手段と、
    画像形成のジョブの指示があった場合に、前記判定手段
    がフル状態を判定するまでは、前記記憶手段にそのジョ
    ブの画像データを格納させ、フル状態を判定したとき
    は、待ち状態となっている旨のメッセージを出力させた
    後、先行するジョブの一部の画像形成終了毎に、前記記
    憶手段におけるその終了にかかる領域に前記そのジョブ
    の画像データを格納させる制御手段とを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記モードは電子ソータモードであることを特徴とする
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数台の画像形成装置が回線を介して接
    続されている画像形成システムであって、前記複数台の
    画像形成装置の少くとも1台は、画像形成を要する画像
    データを全て、一旦記憶手段に記憶し、その後前記記憶
    手段から順次画像データを読み出して画像形成するモー
    ドを有する画像形成装置であり、この画像形成装置は、
    前記記憶手段が画像データを格納できないフル状態にな
    ったかどうか判定する判定手段と、画像形成のジョブの
    指示があった場合に、前記判定手段がフル状態を判定す
    るまでは、前記記憶手段にそのジョブの画像データを記
    憶させ、フル状態を判定したときは、前記回線に接続さ
    れた他の画像形成装置で出力されている旨のメッセージ
    を出力させ、前記他の画像形成装置に前記そのジョブの
    画像データを転送させる制御手段とを備えたことを特徴
    とする画像形成システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成システムにおい
    て、前記モードは電子ソータモードであることを特徴と
    する画像形成システム。
  5. 【請求項5】 画像形成を要する画像データを全て、一
    旦記憶手段に記憶し、その後前記記憶手段から順次画像
    データを読み出して画像形成するモードを有する画像形
    成装置における画像形成方法であって、画像形成のジョ
    ブの指定があった場合に、前記記憶手段にそのジョブの
    画像データをフル状態まで格納する第1のステップと、
    この第1のステップでフル状態になったとき、待ち状態
    となっている旨のメッセージを出力する第2のステップ
    と、この第2のステップ後に、先行するジョブの一部の
    画像形成終了毎に、前記記憶手段におけるその終了にか
    かる領域に前記そのジョブの画像データを格納する第3
    のステップとを備えたことを特徴とする画像形成方法。
  6. 【請求項6】 複数台の画像形成装置が回線を介して接
    続されている画像形成システムにおける画像形成方法で
    あって、前記複数台の画像形成装置の少くとも1台は、
    画像形成を要する画像データを全て、一旦記憶手段に記
    憶し、その後前記記憶手段から順次画像データを読み出
    して画像形成するモードを有する画像形成装置であり、
    この画像形成装置は、画像形成のジョブの指定があった
    場合に、前記記憶手段にそのジョブの画像データをフル
    状態まで格納する第1のステップと、この第1のステッ
    プでフル状態になったとき、前記回線に接続されている
    他の画像形成装置で出力されている旨のメッセージを出
    力する第2のステップと、前記他の画像形成装置に前記
    そのジョブの画像データを転送する第3のステップとを
    備えたことを特徴とする画像形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6記載の画像形成
    方法を実現するためのプログラムを格納したことを特徴
    とする記憶媒体。
JP10149642A 1998-05-29 1998-05-29 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法、記憶媒体 Withdrawn JPH11341201A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8035842B2 (en) 2006-07-10 2011-10-11 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method for changing storage methods of image data based on available storage capacity

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